JP2009206984A - 放送用システムおよび放送用システムの表示制御方法 - Google Patents

放送用システムおよび放送用システムの表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】緊急時における操作性の向上を図る。
【解決手段】エフェクトスイッチャによる運用中であるか、緊急用切り替え手段による運用中であるかに応じてディスプレイ画面の表示内容を変更する。ルータの最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャの出力を選択している状態から緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、ディスプレイコントローラは、ディスプレイの画面に、エフェクトスイッチャの出力による画像(画像名称がEff_Swである画像)と、最終出力切り替え手段の出力による画像(画像名称がEMG_PGMである画像)との両方を配置する。煩雑な操作を必要とせず、限られた大きさの表示画面を有効に活用して、操作者が希望する画像を表示できる。
【選択図】図10

Description

この発明は、放送用システムおよび放送用システムの表示制御方法に関する。詳しくは、この発明は、システムの操作者が見る表示画面を有効に活用するようにした放送用システムおよび放送用システムの表示制御方法に係るものである。
番組制作時や放送時には、エフェクトスイッチャと呼ばれる画像特殊効果装置を用いて、画像を切り替えること、キーイングにより、画像に字幕を重畳すること、あるいは、画面の一部に別の子画面を配置することが広く行われている。
例えば、特許文献1には、エフェクトスイッチャの故障時に運用するエマージェンシービデオスイッチャ(緊急用切り替え手段)の一例が示されている。
また、例えば、特許文献2には、画面をマトリクス状に分割して複数の画像を同時に表示する単一の表示装置を用いた制作現場用表示装置が示されている。この場合、表示装置の画面に表示された1つまたは複数の画像に対して、それぞれに隣接した位置に、その画像に関する情報が、従来のUMDを用いた場合と同様に表示され、複数の画像の管理、選択における作業性の向上が図られている。
特開2001−144705号公報 特開2001−268438号公報
上述の特許文献1には、緊急用切り替え手段の一例が示されているが、エフェクトスイッチャの故障時に、画像出力を確認する方法が示されていない。一般に、エフェクトスイッチャの故障時には、緊急用切り替え手段によって出力を切り替えて運用する。そして、その間にエフェクトスイッチャの電源を一度切り、一部の修理が必要ならば修理を行い、再度電源投入してエフェクトスイッチャが正常に動作すれば、緊急用切り替え手段による運用から、エフェクトスイッチャによる運用に戻す。
このような運用を考えると、エフェクトスイッチャの故障時には、エフェクトスイッチャの出力画像と、緊急用切り替え手段による出力画像(すなわち最終出力画像)の両方を監視確認(モニタ)出来ることが望ましい。一方で、通常の運用中は、エフェクトスイッチャの出力画像が最終出力画像となるので、両方を監視する必要はない。
また、上述の特許文献2では、単一の表示装置の画面に複数の画像を表示できる。しかし、上述のような状況の変化に応じた画像表示を行うことはできなかった。このため、従来は、多数の画像を多数の小さなモニタに表示するか、あるいは、分割した画面中に小さなサイズで表示していた。
この発明の目的は、運用の状況に合わせて操作者が希望するような表示を実現することにある。
この発明の概念は、
複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
表示手段と、
前記エフェクトスイッチャおよび前記最終出力切り替え手段の出力を含む複数の画像信号が入力され、該複数の画像信号に基づいて上記表示手段における画面表示を制御する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択している状態から前記緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面に、前記エフェクトスイッチャの出力による画像と前記最終出力切り替え手段の出力による画像との両方を配置する
ことを特徴とする放送用システムにある。
この発明において、表示手段における画面表示は、表示制御手段により制御される。最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャの出力を選択している状態から緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、表示制御手段により、表示手段の画面に、エフェクトスイッチャの出力による画像と最終出力切り替え手段の出力による画像との両方が配置される。
そして、例えば、最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択している状態からエフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、表示制御手段により、表示手段の画面から、エフェクトスイッチャの出力による画像または緊急用切り替え手段の出力による画像が削除される。この場合、エフェクトスイッチャの出力による画像と緊急用切り替え手段の出力による画像とは同じものとなる。
このように、この発明においては、エフェクトスイッチャによる運用中であるか、緊急用切り替え手段による運用中であるかに応じて表示内容が変更されるので、煩雑な操作を必要とせず、限られた大きさの表示画面を有効に活用して、操作者が希望する画像を表示できる。
この発明において、例えば、表示制御手段は、表示手段の画面中の、エフェクトスイッチャの出力による画像の表示領域の近傍に、文字または図形による識別子を表示する、ようにされてもよい。また、この発明において、例えば、表示制御手段は、表示手段の画面中の、緊急用切り替え手段の出力による画像の表示領域の近傍に、文字または図形による識別子を表示する、ようにされてもよい。この場合、操作者は画像の識別を容易に行うことができ、画像の管理が容易となる。
また、この発明において、例えば、表示制御手段は、エフェクトスイッチャから動作状態に関する情報を取得し、表示手段の画面中に、当該情報を表示する、ようにされてもよい。例えば、この情報は、最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択しているときに表示される。そして、例えば、この情報は、最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択している状態からエフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、表示手段の画面から削除される。
また、例えば、この情報は、当該情報が異常な動作を示すように変化するときに表示される。そして、例えば、この情報は、当該情報が異常な動作を示す状態から正常な動作を示すように変化するとき、表示手段の画面から削除される。また、例えば、この情報は、エフェクトスイッチャを操作する操作手段に設けられた押しボタンの一つが規定時間内に規定回数以上だけ連続して押し下げられ、表示制御手段で動作情報表示要求が受信されたときに表示される。
このように、表示手段の画面中に、エフェクトスイッチャから動作状態に関する情報が表示されることで、操作者は、エフェクトスイッチャの動作状況を容易に把握でき、操作性を向上できる。
また、この発明において、手動操作によって前記エフェクトスイッチャに再起動の指示を送信する再起動操作手段をさらに備え、再起動操作手段の機能は、最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャの出力を選択していない場合に有効とされる、ようにされてもよい。この場合、放送用出力に影響を与えることなく、不具合が発生したエフェクトスイッチャを再起動させて不具合の解消を図ることができる。
また、この発明の概念は、
複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
表示手段と、
前記エフェクトスイッチャおよび前記最終出力切り替え手段の出力を含む複数の画像信号が入力され、該複数の画像信号に基づいて上記表示手段における画面表示を制御する表示制御手段と、
前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択しているときの前記表示手段の画面構成を記憶する通常配置記憶手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記通常配置記憶手段に記憶されている前記表示手段の画面構成に基づいて、前記表示手段の画面表示を、前記エフェクトスイッチャの出力を選択しているときの前記表示手段の画面構成に復旧する
ことを特徴とする放送用システムにある。
この発明において、表示手段における画面表示は、表示制御手段により制御される。最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択している状態からエフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、表示制御手段により、通常配置記憶手段に記憶されている表示手段の画面構成に基づいて、表示手段の画面表示が、エフェクトスイッチャの出力を選択しているときの表示手段の画面構成に復旧される。
このように、この発明においては、エフェクトスイッチャの不具合が解消し、緊急用切り替え手段による運用からエフェクトスイッチャによる運用に戻る場合、表示手段の画面構成を、直ちに、エフェクトスイッチャによる運用状態に移行させることができる。
また、この発明において、最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択しているときの表示手段の画面構成を記憶する緊急時配置記憶手段をさらに備え、表示制御手段は、最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャの出力を選択している状態から緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、緊急時配置記憶手段に記憶されている表示手段の画面構成に基づいて、表示手段の画面表示を制御する、ようにされてもよい。この場合、エフェクトスイッチャに不具合が発生し、エフェクトスイッチャによる運用から緊急用切り替え手段による運用に変える場合、表示手段の画面構成を、直ちに、緊急用切り替え手段による運用状態に移行させることができる。
この発明によれば、エフェクトスイッチャによる運用中であるか、緊急用切り替え手段による運用中であるかに応じて表示内容を変更するものであり、煩雑な操作を必要とせず、限られた大きさの表示画面を有効に活用して、操作者が希望する画像を表示でき、緊急時における操作性を向上できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての放送用システム100の構成例を示している。この放送用システム100は、ルータ101と、エフェクトスイッチャ102と、コントロールパネル103と、エマージェンシーパネル(Emergency Panel)105と、ディスプレイ106と、ディスプレイコントローラ107と、ディスプレイプロセッサ108と、ディスプレイコンフィグレーションPC109と、ビデオペリフェラルプロセッサ(Video Peripheral Processor)110と、稼働管理コンピュータ111とを有している。
ルータ(ルーティングスイッチャ)101は、マトリクススイッチにより複数の画像信号の入出力を切り替える。このルータ101は、緊急用切り替え手段および最終出力切り替え手段を構成している。図2は、ルータ101の構成例を示している。ルータ101は、分配器101aと、マトリクススイッチ(クロスポイント)101bとを有している。分配器101aは、入力される複数の画像信号をエフェクトスイッチャ102およびマトリックススイッチ101bに分配する。マトリクススイッチ101bは、エフェクトスイッチャ102からの画像信号および分配器101aからの複数の画像信号等を入力とし、いずれかの画像信号を放送用出力(オンエア出力)とする。
マトリクススイッチ101bは、図示した接続の他、エフェクトスイッチャ102からの図示していない複数の出力をディスプレイプロセッサ108に送ったり、放送局内の別のシステムへ送ったりなど、放送用システム内における様々な画像信号の伝送切り替えを行うものである。
マトリクススイッチ101bにおいて、上から入ってくる縦の線が入力ラインであり、右へ出て行く横の線が出力ライン(バス)である。一番下の出力ラインは、通常運用時は、エフェクトスイッチャ102からくる一番左の入力を取って放送用出力とする。一番上の出力ラインは、ビデオペリフェラルプロセッサ110に接続されており、エフェクトスイッチャ102以外の入力からいずれか一つを選ぶことで、緊急用切り替え手段として機能する。
ビデオペリフェラルプロセッサ110の出力は一番右の入力ライン(9番)に入ってくるので、一番下の出力ラインがこの入力ライン(9番)を取ると、緊急用切り替え手段の出力を選んだことになる。すなわち、一番下の出力ラインは、1番か9番かいずれかを選ぶことで、最終出力切り替え手段として機能する。
緊急用切り替え手段の出力はビデオペリフェラルプロセッサ110を経由するが、この理由は、特に位相調整が必要なためである。最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャ102の出力と緊急用切り替え手段の出力との間で切り替えを行う際に、位相差があると出力画像に乱れが生じる。エフェクトスイッチャ102は複雑な画像処理を行うため、緊急用切り替え手段と比べて遅延が大きい。このため、ビデオペリフェラルプロセッサ110で位相調整を行い、両者を揃えることで、切り替え時の画乱れを防止する。
なお、エフェクトスイッチャ102の出力と緊急用切り替え手段の出力との間の位相差が小さい場合や、画乱れが気にならない場合は、ルータ101を、例えば、図3に示すような簡易的な構成とすることもできる。すなわち、図3のルータ101では、マトリクススイッチ101bの緊急用切り替え手段からビデオペリフェラルプロセッサ110を経由せずに出力する例である。
一番下の出力ラインは、通常運用時は、エフェクトスイッチャ102からくる一番左の入力を取り出して放送用出力とする。同時に、一番下の出力ラインは、エフェクトスイッチャ102以外の入力からいずれか一つを選ぶことで、緊急用切り替え手段として機能する。この一番下の出力ラインが、最終出力切り替え手段と緊急用切り替え手段とを兼ねていることになる。
図1に戻って、エフェクトスイッチャ102は、複数の画像信号を入力し、画像信号の選択および合成を行う。放送番組を生放送する場合、通常は、エフェクトスイッチャ102を使って入力(スタジオのカメラ、外部のカメラ中継、VTR再生)を選択し、それらの間でワイプを使って切り替えたり、字幕やピクチャー・イン・ピクチャーによる画像を重ねたりする。コントロールパネル(操作卓)103は、エフェクトスイッチャ102を操作する操作手段を構成している。
図4は、エフェクトスイッチャ102およびコントロールパネル103の構成例を示している。エフェクトスイッチャ102とコントローラパネル103は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)のような通信路18で接続されている。
エフェクトスイッチャ102には、それぞれビデオカメラやVTR等から画像信号を入力するための入力ライン14と、2組のミックス/エフェクトバンク(以下、単に、「MEバンク」と呼ぶ)1,7と、MEバンク1,7を制御するマイクロコンピュータ13とが設けられている。
MEバンク1は、入力選択部4と、キープロセッサ(キー加工回路)5と、ミキサ(画像合成回路)6とからなっている。入力選択部4は、入力ライン14のそれぞれをキーソースバス3a、キーフィルバス3b、背景Aバス3cおよび背景Bバス3dのいずれかに接続させる。
入力ライン14のそれぞれとキーソースバス3aとの間に、入力ライン14の複数の画像信号からキーソース信号を選択するためのキーソース選択スイッチ2aが設けられている。また、入力ライン14のそれぞれとキーフィルバス3bとの間に、入力ライン14の複数の画像信号からキーソフィル信号を選択するためのキーフィル選択スイッチ2bが設けられている。
キーソース選択スイッチ2aで選択されてキーソースバス3aに取り出されたキーソース信号はキープロセッサ5に送られる。また、キーフィル選択スイッチ2bで選択されてキーフィルバス3bに取り出されたキーフィル信号はキープロセッサ5に送られる。なお、キーフィル信号は、背景画像に前景として重ねる画像の信号であり、キーソース信号は、キーフィル信号を重ねる領域、背景画像を切り抜く形状、背景画像に対するキーフィル信号の濃度等を指定する信号である。
入力ライン14のそれぞれと背景Aバス3cとの間に、入力ライン14の複数の画像信号から背景A信号を選択するための背景A選択スイッチ2cが設けられている。また、入力ライン14のそれぞれと背景Bバス3dとの間に、入力ライン14の複数の画像信号から背景B信号を選択するための背景B選択スイッチ2dが設けられている。
背景A選択スイッチ2cで選択されて背景Aバス3cに取り出された背景A信号はミキサ6に送られる。また、背景B選択スイッチ2dで選択されて背景Bバス3dに取り出された背景B信号はミキサ6に送られる。選択スイッチ2a〜2dの動作は、選択スイッチ制御線15を通じて、マイクロコンピュータ13により制御される。
キープロセッサ5は、キーフィル信号およびキーソース信号を、キーイングを行うための各種のパラメータであるキー調整値(例えば、背景画像に対するキーフィル信号の濃度を調整する値、キーソース信号として判別すべき画像の信号レベルの閾値を調整する値、キーソース信号の位置を調整する値、キーフィル信号の縮小率を調整する値、背景画像との境界線に関する調整値等)に基づき、キーイングに適するように調整・加工する回路である。このキープロセッサ5によって調整・加工されたキーフィル信号およびキーソース信号は、ミキサ6に送られる。
ミキサ6は、キープロセッサ5からのキーフィル信号およびキーソース信号を用いて、キーイングによって背景画像に前景画像を重畳する回路である。このミキサ6の出力画像信号は、MEバンク7に入力される。キープロセッサ5およびミキサ6の動作は、ME制御線16を通じて、マイクロコンピュータ13により制御される。
MEバンク7は、入力選択部10と、キープロセッサ(キー加工回路)11と、ミキサ(画像合成回路)12とからなっている。入力選択部10は、入力ライン14のそれぞれ、およびバンク1のミキサ6の出力ラインをキーソースバス9a、キーフィルバス9b、背景Aバス9cおよび背景Bバス9dのいずれかに接続させる。
入力ライン14のそれぞれおよびミキサ6の出力ラインとキーソースバス9aとの間に、入力ライン14の複数の画像信号およびミキサ6の出力画像信号からキーソース信号を選択するためのキーソース選択スイッチ8aが設けられている。また、入力ライン14のそれぞれおよびミキサ6の出力ラインとキーフィルバス9bとの間に、入力ライン14の複数の画像信号およびミキサ6の出力画像信号からキーソフィル信号を選択するためのキーフィル選択スイッチ8bが設けられている。
キーソース選択スイッチ8aで選択されてキーソースバス9aに取り出されたキーソース信号はキープロセッサ11に送られる。また、キーフィル選択スイッチ8bで選択されてキーフィルバス9bに取り出されたキーフィル信号はキープロセッサ11に送られる。このキープロセッサ11は、上述したキープロセッサ5と同様に、キーフィル信号およびキーソース信号を、キーイングを行うための各種のパラメータであるキー調整値に基づき、キーイングに適するように調整・加工する回路である。このキープロセッサ11によって調整・加工されたキーフィル信号およびキーソース信号は、ミキサ12に送られる。
入力ライン14のそれぞれおよびミキサ6の出力ラインと背景Aバス9cとの間に、入力ライン14の複数の画像信号およびミキサ6の出力画像信号から背景A信号を選択するための背景A選択スイッチ8cが設けられている。また、入力ライン14のそれぞれおよびミキサ6の出力ラインと背景Bバス9dとの間に、入力ライン14の複数の画像信号およびミキサ6の出力画像信号から背景B信号を選択するための背景B選択スイッチ8dが設けられている。
背景A選択スイッチ8cで選択されて背景Aバス9cに取り出された背景A信号はミキサ12に送られる。また、背景B選択スイッチ8dで選択されて背景Bバス9dに取り出された背景B信号はミキサ12に送られる。ミキサ12は、上述したミキサ6と同様に、キープロセッサ11からのキーフィル信号およびキーソース信号を用いて、キーイングによって背景画像に前景画像を重畳する回路である。このミキサ12から、プログラム出力ライン17を通じてプログラム(PGM)出力が外部に出力されると共に、プレビュー出力ライン19を通じてプレビュー出力が外部に出力される。
選択スイッチ8a〜8dの動作は、上述した選択スイッチ2a〜2dと同様に、選択スイッチ制御線15を通じて、マイクロコンピュータ13により制御される。また、キープロセッサ11およびミキサ12の動作は、上述したキープロセッサ5およびミキサ6と同様に、ME制御線16を通じて、マイクロコンピュータ13により制御される。
コントロールパネル103は、オペレータが操作するためのボタン配置部21およびパラメータ入力操作部22がパネル面上に設けられるとともに、マイクロコンピュータ23が設けられている。ボタン配置部21には、エフェクトスイッチャ102のバンク1,7のキー画像選択スイッチ(キーソース選択スイッチ2a,8a、キーフィル選択スイッチ2b,8b)を制御するためのキー選択部と、エフェクトスイッチャ102のバンク1,7の背景画像選択スイッチ(背景A選択スイッチ2c,8c、背景B選択スイッチ2d,8d)を制御するための背景選択部とが配置されている。
図5は、コントロールパネル103の外観の一例を示している。コントロールパネル103には、大別して、ボタン配置部21と、進行状態操作部24とが設けられている。ボタン配置部21には、キーソースバス、キーフィルバスに取り出す画像信号を選択するキー選択部21aと、背景Aバスに取り出す画像信号を選択する背景A選択部21bと、背景Bバスに取り出す画像信号を選択する背景B選択部21cとが設けられている。各選択部は、入力ライン14のそれぞれと各バスとの接続を選択する択一式のボタンスイッチにより構成されており、選択されたボタンスイッチは点灯する。また、各ボタンスイッチの上方に設けられた文字表示部21dには、入力ライン14のそれぞれへの入力画像を識別するための名称が表示される。
なお、キー選択部21aでは、1つのボタンスイッチの押下によりキーソースバス、キーフィルバスの両方の接続が切り換えられるが、このときに各バスに対して入力ラインの同じラインが選択されるか、あるいは異なるラインが選択されるかは予め設定されるものとする。例えば、ボタンスイッチ「1」が選択されるとき、キーソースバスに対しては入力ライン「1」が接続され、キーフィルバスに対しては隣の入力ライン「2」が接続される、というような設定が行われる。
進行状態操作部24には、フェーダレバー24aが設けられている。このフェーダレバー24aをスライド範囲の一端から他端までスライドさせることにより、ミキサでの処理の進行状態を変化させることが可能となる。また、進行状態操作部24の上部には、フェーダレバー24aの操作によって遷移させる対象をキー信号とするか、あるいは背景画像信号とするかについてボタンスイッチにより選択する遷移対象選択部24bと、遷移の方向をボタンスイッチにより設定する方向設定部24cがさらに設けられている。
図4に戻って、パラメータ入力操作部22は、キーイングを行うための各種のパラメータであるキー調整値等の画像処理の調整値を、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)や回転ダイヤル等によって入力するための操作部である。
マイクロコンピュータ23は、ボタン配置部21やパラメータ入力操作部22の操作に応じて、ボタン配置部21やパラメータ入力操作部22の制御(例えば、操作された押しボタンに内蔵されているLEDを点灯させる制御等)を行うとともに、操作内容を示す信号をコントロールパネル103から通信路18を介してエフェクトスイッチャ102のマイクロコンピュータ13に送る。
図1に戻り、エマージェンシーパネル(緊急用パネル)105は、上述したルータ101の緊急用切り替え手段および最終出力切り替え手段を操作するためのものである(図2、図3参照)。このエマージェンシーパネル105は、例えば、コントロールパネル103の設置台の手前側に設置され、当該設置台に半ば埋め込まれた状態とされ、通常は、誤操作を防止するためにカバー板で覆われて操作ができない状態に置かれる。
図6は、エマージェンシーパネル105の外観の一例を示している。このエマージェンシーパネル105には、ルータ101のマトリクススイッチ(クロスポイント)101bを切り替えるルータクロスポイントボタン105aが設けられており、そのうちの一つはエフェクトスイッチャ102の最終出力を選択するエフェクトスイッチャ選択ボタン105bである。
通常の運用時は、エフェクトスイッチャ102の最終出力を選択した状態になっている。エフェクトスイッチャ102の故障時、すなわち緊急時には、操作者はそれ以外のボタンを押下して、画像を選択する。入力ラベル105cは、ルータクロスポイントボタン105aの選択対象を表記するものであり、例えば、紙のラベルに手書きされている。
また、エマージェンシーパネル105には、リセットボタン105dが設けられている。このリセットボタン105dは、エマージェンシーパネル105からエフェクトスイッチャ102にリセット(再起動)を指示するための機構である。このリセットボタン105dは不用意に押されないように、安全カバー105eで覆われている。このリセットボタン102は、再起動操作手段を構成している。
図1に戻って、ディスプレイ106は、例えば、液晶パネル等の大型表示器により構成されている。このディスプレイ106は、表示手段を構成している。ディスプレイプロセッサ108は、複数の画像信号の入力を受け、合成し、ディスプレイ106に画像信号を供給する。ディスプレイコントローラ107は、マイクロコンピュータを内蔵し、ディスプレイプロセッサ108を制御して、指定された、画面中の配置となるように、画像信号を合成させる。ここで、ディスプレイプロセッサ108およびディスプレイコントローラ107は、表示制御手段を構成している。
ディスプレイコンフィグレーションPC109は、パーソナルコンピュータ(PC)に専用のソフトウェアを搭載したものであり、ディスプレイコントローラ107に、画面中の画像配置の指示を与える。ビデオペリフェラルプロセッサ110は、画像信号に各種処理を施す機器である。このビデオペリフェラルプロセッサ110は、入力画像信号に対して、位相調整(遅延を加えて、関係する機器とフレームのタイミング同期を取る)、信号のフォーマットの変換、等の処理を施して、出力画像信号を生成する。
図1の放送用システム100において、各機器をつなぐ制御線は、例えばイーサネットを使ったLAN(Local Area Network)でもよいし、機器間毎にRS−422のような信号線で接続してもよい。通知系統・通信路112は、コントロールパネル103からディスプレイコントローラ107へ通信するための通信路である。コントロールパネル103は、エフェクトスイッチャ102の動作状態の情報を得ているので、その中で選択した情報をディスプレイコントローラ107へ送ることができる。なお、「イーサネット」は登録商標である。
稼働管理コンピュータ111は、放送用システム100内の各機器から各種情報を取得し、遠隔管理センター200の遠隔管理コンピュータ201に情報を送る。稼働管理コンピュータ111は、放送用システム100内の各機器と制御線で接続されているが、図が煩雑となることから、図1において当該制御線の図示は省略されている。なお、遠隔管理コンピュータ201を含む遠隔管理センターは、遠隔地で放送用システムの点検、修理等のサービスを行う設備(機器群)である。
なお、この発明の実施の形態としては、図1の放送用システム100の代わりに、図7の放送用システム100Aであってもよい。この図7において、図1と対応する部分には同一符号を付して示している。
図7に示す放送用システム100Aにおいては、エフェクトスイッチャ102からディスプレイコントローラ107に通知系統・通信路112が設けられている。この場合、エフェクトスイッチャ102は、自身の動作状態の情報をディスプレイコントローラ107に直接送ることができる。なお、LANで各機器を接続した場合は、これら図示の接続線は、ネットワーク上での通信接続を抽象的に示すものと解釈すればよい。
稼働履歴記録部113は、稼働管理コンピュータ111が集めた情報を記録する手段であり、例えばハードディスクドライブで構成される。図7に示す放送用システム100Aにおいては、稼働管理コンピュータ111が集めた情報は遠隔地に送信されず、その場で稼働履歴記録部113に蓄積され、故障など問題が発生した際には、サービスマンが到着後、稼働履歴記録部113に残されている情報を解析して、問題の解明を行う。
図8は、上述の放送用システム100,100Aの通常運用時と、緊急操作時の信号経路を示している。入力される複数の画像信号は、分配器101bにより、エフェクトスイッチャ102と、緊急用切り替え手段に供給される。通常運用時には、エフェクトスイッチャ102の出力が最終出力切り替え手段を経て、放送用出力(オンエア出力)となる。一方、緊急操作時には、エフェクトスイッチャ102が機能を失っているため、緊急用切り替え手段の出力が、ビデオペリフェラルプロセッサ110および最終出力切り替え手段(図3の場合には、最終出力切り替え手段だけ)を経て、放送用出力となる。
図9は、通常運用時におけるディスプレイ106の画面表示の一例を示している。この例は、エフェクトスイッチャ102が4ME構成(ME1,ME2,ME3およびPPで構成)である場合を示している。左上領域のPGM画(プログラム画)は、ルータ101の最終出力(放送用出力)の画であり、この画はエフェクトスイッチャ102のプログラム出力画である。右上領域のPST画(プリセット画)は、エフェクトスイッチャ102のPP列のプレビュー出力画であり、次の操作でPGM画となる画である。右下領域の3つの画は、それぞれエフェクトスイッチャ102のME1列、ME2列、ME3列の出力画である。
図9の画面表示例では、PP列のプレビュー出力としてME2列の出力を取っているので、PST画はME2列の出力画と同じである。PGM画は、ME3列の出力画の上に、「特集」と「5/5月曜日」の二つの文字列を、PP列で重ねた画となっている。
図9に示すように、各画像の下側には、PGM,PST,ME1等の画像名称(エフェクトスイッチャ102の画像名称)が、文字列で表示されている。この画像名称については、後述する「入力源記憶手段」に記憶されている。
図10は緊急操作時におけるディスプレイ106の画面表示の一例を示している。左上領域には緊急用切り替え手段の出力(現在の最終出力)の画が表示され、右上領域にはエフェクトスイッチャ102の出力の画が表示され、中下領域には予め設定してある入力の画が表示され、右下領域にはエフェクトスイッチャ102の動作状態が文字で表示されている。このように、エフェクトスイッチャ102の動作状態は、緊急操作時にはディスプレイ106の画面に表示されるが、通常運用時には図9に示すようにディスプレイ106の画面から削除される。
図10に示すように、各画像の下側には、EMG_PGM (Emergency Program)、CAM1 (Camera 1)、Eff_Sw (Effect Switcher)等の画像名称(ルータ101の出力信号名)が文字列で表示されている。この画像名称については、後述する「入力源記憶手段」に記憶されている。Eff_Sw は、エフェクトスイッチャ102のプログラム出力(主な出力)である。図10の画面表示例では、エフェクトスイッチャ102の出力画は、ノイズが載った状態とされている。
緊急操作時とは、エフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生した場合に、当該エフェクトスイッチャ102を迂回してルータ101のみで放送画像の選択を行う状況のことである。エフェクトスイッチャ102の動作不具合としては、エフェクトスイッチャ102の制御機能が停止(操作不能)、エフェクトスイッチャ102の画にノイズが載る、電源の問題によりエフェクトスイッチャ102を運用できない、などがある。
このようにエフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生した場合、放送を続けるために、エマージェンシーパネル105を用いて、ルータ101のマトリクススイッチ101bの緊急用切り替え手段を作動させ(図2、図3参照)、放送する画像を切り替えて運用する。緊急用切り替え手段では、複雑な画像加工はできないが、その分、装置が単純であるなどのために、異常を起こす可能性が低い。そのため、緊急用切り替え手段による運用がバックアップとして行われる。
エフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生した場合のエマージェンシーパネル105の操作と、その操作によるルータ101の動作を、図2、図6を参照して説明する。
操作者は、エマージェンシーパネル105(図6参照)の、エフェクトスイッチャ選択ボタン105bを除く、ルータクロスポイントボタン105aを押す。そうすると、ルータ101(図2参照)のマトリクススイッチ101bにおいて、放送用出力のバス(図の一番下の出力バス:最終出力切り替え手段として機能する)は、それまで入力1(エフェクトスイッチャ102の出力)を取っていた状態から、入力9(ビデオペリフェラルプロセッサ110の出力)を取る状態となる。同時に、ビデオペリフェラルプロセッサ110へ送るバス(図の一番上の出力バス)は、押されたルータクロスポイントボタンに対応する入力を選択する。
以上の動作の結果として、画像信号の流れは、以下のようになる。すなわち、外部からの入力が一番上のバスで選択され、ビデオペリフェラルプロセッサ110に送られ、入力9に戻り、一番下の出力バスから放送用出力(オンエア出力)として出力される。その後、エマージェンシーパネル105のルータクロスポイントボタン105aが押されると、それに応じて、ルータ101のマトリクススイッチ101bの一番上のバスのクロスポイント選択のみが切り替わり、ビデオペリフェラルプロセッサ110経由で出力される。
次に、再びエフェクトスイッチャ102を経由させた運用に戻す場合には、操作者はエマージェンシーパネル105(図6参照)のエフェクトスイッチャ選択ボタン105bを押す。そうすると、ルータ101(図2参照)のマトリクススイッチ101bにおいて、一番下の出力バスのクロスポイントが、入力1(Effect Switcher 出力)を取るように切り替えられ、エフェクトスイッチャ102の出力をそのまま放送用出力(オンエア出力)として出力するようになる。
エフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生した場合、上述したようにエマージェンシーパネル105を操作して運用するが、不具合が発生したエフェクトスイッチャ102については、修理する場合も、一旦電源を断って作業するのが普通である。修理が必要な場合は、その放送中に修理を終えることは通常困難であるが、単に、一旦電源を断って、再度電源を入れるだけで、不具合が解消されることもある。これは、不具合の原因が、制御ソフトウェアの問題などの場合に起こりうる。
そのため、不具合発生時の運用手順(対処手順)としては、例えば、以下の(1)〜(7)ようになる。
(1)緊急用切り替え手段により、放送を続ける。
(2)エフェクトスイッチャ102の電源を切る。
(3)症状に応じて、原因箇所が分かれば、エフェクトスイッチャ102の構成要素を交換する。
(4)エフェクトスイッチャ102の電源を入れる。
(5)緊急用切り替え手段により運用を続けたまま、エフェクトスイッチャ102を操作してその出力画を見てチェックし、動作を確認する。
(6)完動しない場合は、どの部分が機能するかを調べ、使えない機能を特定する。
(7)エフェクトスイッチャ102による運用に戻す。つまり、エマージェンシーパネル105のエフェクトスイッチャ選択ボタン105bを押す。そして、使えない機能がある場合には、それを避けて運用する。
上述した図9のディスプレイ106の画面表示例は、エフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生する前の表示例である。このエフェクトスイッチャ102の動作に不具合が発生し、操作者が、エマージェンシーパネル105の、エフェクトスイッチャ選択ボタン105b以外のルータクロスポイントボタン105を押すと、ディスプレイコントローラ107は、例えば、内部のメモリに設けた緊急時配置記憶手段の記憶内容に従って、ディスプレイ106の画面構成を、図10のように変更する。
緊急時配置記憶手段の内容は、デフォルトでは、エフェクトスイッチャ102の出力の画像と最終出力切り替え手段の出力の画像との2つの画像を、ディスプレイ106の画面に配置するようになっている。操作者は、最終出力切り替え手段の出力画像を見ながら運用を続け、その一方で、再起動するエフェクトスイッチャ102が正常な画を出力できるかどうか、エフェクトスイッチャ102の出力画像を見て確認する。
操作者は、ディスプレイコンフィグレーションPC109を使用して、緊急時配置記憶手段の記憶内容(緊急時の画面構成の設定)を変更できる。図11に示す表は、緊急時配置記憶手段の記憶内容の一例を示している。ここで、入力番号101は特殊な値であり、外部から入力される画像ではなく、エフェクトスイッチャ102の動作状態を文字表示する機能による表示画像(窓)を示す。
ディスプレイコンフィグレーションPC109による緊急時配置記憶手段の記憶編集は、図11に示す表の緊急時配置記憶手段の記憶内容を編集する操作となる。表自体を編集する操作法を提供することも考えられる。より使いやすい操作法としては、例えば、既知のGUI技術(ウィンドウ操作方法)により、ディスプレイコンフィグレーションPC109自身の画面に表示された、実際の画面と同じ画面配置を見ながら画像(窓)の配置を決定できるようにし、その上で、「現在の画面配置を記憶する」という指示を与えて、現在の画面配置の情報を、緊急時配置記憶手段に書き込む、ということが考えられる。
エフェクトスイッチャ102による通常運用に戻す際には、操作者は、エマージェンシーパネル105(図6参照)のエフェクトスイッチャ選択ボタン105bを押す。そうすると、ルータ101(図2参照)において、エフェクトスイッチャ102の出力が最終出力となり、ディスプレイコントローラ107は、例えば、内部のメモリに設けた通常配置記憶手段の記憶内容に従って、ディスプレイ106の画面構成を、図9のように変更する。
通常配置記憶手段の内容は、デフォルトでは、エフェクトスイッチャ102の各MEの出力と、ルータ101の最終出力(放送用出力)の画であるPGM画のみを配置するようになっている。通常配置記憶手段の記憶内容は、上述した緊急時配置記憶手段の記憶内容と同様の形式となる(図11参照)。また、通常配置記憶手段の記憶編集は、上述の緊急時配置記憶手段の記憶編集と同様に行うことができる。
ただし、通常配置記憶手段の場合は、画面上のエラー表示領域も対象となるため、エラー表示領域の設定も含む。図9の画面表示例の場合は、エラー表示領域は各画像の領域の右上と決まっているため、各画像の配置だけを決めれば、エラー表示領域は自動的に決まる。
異なる例として、エラー表示領域が各画像に対して固定的にならない場合、例えば、図12のようにエラー表示領域を決める場合は、各入力画像と同様に、各エラー表示領域についても配置を決める必要がある。各入力番号に対するエラーを、その番号に1000加算した番号で表現すると、エラー表示領域の配置情報は、例えば、図13に示すような内容となる。
ここで、ディスプレイコントローラ107における通常表示状態から緊急表示状態への遷移動作を説明する。
最初に、図14のフローチャートを用いて、緊急時配置記憶手段の記憶内容を使用しない場合の遷移動作を説明する。ディスプレイコントローラ107は、ステップST1において、エマージェンシーパネル105から、最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択したという情報を受信すると、ステップST2において、エフェクトスイッチャ102の出力画像と、最終出力切り替え手段の出力画像の両方を、ディスプレイ106の画面に配置し、緊急表示状態に遷移する。
次に、図15のフローチャートを用いて、緊急時配置記憶手段の記憶内容を使用する場合の遷移動作を説明する。ディスプレイコントローラ107は、ステップST11において、エマージェンシーパネル105から、最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択したという情報を受信すると、ステップST12において、緊急時配置記憶手段の記憶内容に従って、ディスプレイ106の画面構成を変更し、緊急表示状態に遷移する。
また、ここで、ディスプレイコントローラ107における緊急表示状態から通常表示状態への遷移動作を説明する。
最初に、図16のフローチャートを用いて、通常配置記憶手段の記憶内容を使用しない場合の遷移動作を説明する。ディスプレイコントローラ107は、ステップST21において、エマージェンシーパネル105から、最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャ102の出力を選択したという情報を受信すると、ステップST22において、エフェクトスイッチャ102の出力画像と最終出力切り替え手段の出力画像のうち、いずれか一方を、ディスプレイ106の画面から除去し、通常表示状態に遷移する。
次に、図17のフローチャートを用いて、通常配置記憶手段の記憶内容を使用する場合の遷移動作を説明する。ディスプレイコントローラ107は、ステップST31において、エマージェンシーパネル105から、最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャ102の出力を選択したという情報を受信すると、ステップST32において、通常配置記憶手段の記憶内容に従って、ディスプレイ106の画面構成を変更し、通常表示状態に遷移する。
上述の図11の記憶内容で入力番号101として記憶されたように、ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイ106の画面の一部に、例えば、図10の右下領域のように、エフェクトスイッチャ102の動作状態を文字表示することができる。
図1に示す放送用システム100の場合、エフェクトスイッチャ102の動作状態の情報は、当該エフェクトスイッチャ102からコントロールパネル103に送られ、そこからディスプレイコントローラ107へ送られる。また、図7に示す放送用システム100Aの場合、エフェクトスイッチャ102の動作状態の情報は、当該エフェクトスイッチャ102から直接ディスプレイコントローラ107へ送られる。
例えば、表示同様のテキストデータをエフェクトスイッチャ102で作成し、このテキストデータをディスプレイコントローラ107に送ることが考えられる。この場合、ディスプレイコントローラ107は、送られてくるテキストデータに基づいて、ディスプレイ106に文字表示を行う。
また、例えば、各種状態・エラーを表現するプロトコルを決めておき、エフェクトスイッチャ102からディスプレイコントローラ107に、当該プロトコルに基づく各種状態・エラーを表現するデータを送ることが考えられる。この場合、ディスプレイコントローラ107は、送られてくるデータを対応するテキストデータに変換し、ディスプレイ106に文字表示を行う。例えば、排熱ファンの状態を表現するプロトコルでは、「1」は正常を表現し、「0」は停止を表現し、「−1」はチェック不可を表現するものとされる。
ディスプレイコントローラ107は、エマージェンシーパネル105と接続されており、その動作状態(どのように操作されたか)を受信している。ディスプレイコントローラ107は、次の条件により、エフェクトスイッチャ102の動作状態を表示する。
すなわち、ディスプレイコントローラ107は、ルータ101の最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択しているとき、エフェクトスイッチャ102の動作状態を、ディスプレイ106の画面中に表示する。この場合、通常運用ではなく、エマージェンシーパネル105による緊急運用中であり、エフェクトスイッチャ102に異常が起きている可能性が高いので、操作者は、エフェクトスイッチャ102の動作状態が表示されることで、状況把握の助けになる。
このように、緊急運用中に、ディスプレイコントローラ107がエフェクトスイッチャ102の動作状態をディスプレイ106の画面中に表示するということは、緊急時配置記憶手段に、デフォルトで動作状態を表示することを含めておくことでも、実現できる。
その後、エフェクトスイッチャ102が正常な動作に戻った場合は、動作状態の表示は不要となり、当該動作状態の表示はディスプレイ106の画面上で余分なスペースを占めることになる。操作者は通常運用に戻すので、その際に動作状態の表示は画面から除去される。
すなわち、ディスプレイコントローラ107は、ルータ101の最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から、エフェクトスイッチャ102の出力を選択している状態に遷移した際に、ディスプレイ106の画面中から、エフェクトスイッチャ102の動作状態の表示を削除する。このように、通常運用に戻したとき、ディスプレイコントローラ107がエフェクトスイッチャ102の動作状態をディスプレイ106の画面中から削除するということは、通常配置記憶手段に、デフォルトで動作状態を表示することを含めないことでも、実現できる。
なお、上述したように、各種状態・エラーを表現するプロトコルを決めておき、エフェクトスイッチャ102からディスプレイコントローラ107に、当該プロトコルに基づく各種状態・エラーを表現するデータを送るものにあっては、ディスプレイコントローラ107は、当該データにより、エフェクトスイッチャ102が全てのエラーがなくなり、正常な動作状態になったことを認識可能となる。
ディスプレイコントローラ107は、エフェクトスイッチャ102が異常な動作状態であり、つまりエラーがあって、エフェクトスイッチャ102の動作状態を表示している状態から、全てのエラーがない状態、つまり正常な動作状態に遷移した際に、ディスプレイ106の画面中から、エフェクトスイッチャ102の動作状態の表示を削除するようにしてもよい。これにより、余分な表示を消し、操作者が気を取られないようにできる。また、画面に空いたスペースができるので、そこに新しい画像(信号)を配置する操作も楽にできる。
また、エフェクトスイッチャ102の動作不具合の発生に対して操作者が一旦電源を切り、再起動を行った場合、再起動が正常に完了すると、問題は消えている。このような動作に対しては、ディスプレイコントローラ107は、再起動の完了を受信したならば、ディスプレイ106の画面中から、エフェクトスイッチャ102の動作状態の表示を削除するのが好ましい。なお、ディスプレイコントローラ107は、エフェクトスイッチャ102の動作状態の表示を削除する代わりに、動作状態の表示を簡単な記号表示だけにするようにしてもよい。また、ディスプレイコントローラ107は、エフェクトスイッチャ102の起動の途中では、その起動途中の状態を、ディスプレイ106の画面中に表示するのが好ましい。
操作者は、エフェクトスイッチャ102が操作したとおりの動作をしないと感じると、人間の習慣として、押下したボタンを連打して、動くようにならないか、試みることが多い。この実施の形態では、この習慣を利用し、ボタンが既定の基準を超えて連打されるとき、ディスプレイコントローラ107は、エフェクトスイッチャ102の動作状態を、ディスプレイ106の画面中に表示する。これにより、操作者に、エフェクトスイッチャ102に異常があるのか、あるいは操作に誤りがあるのかという、直接の情報あるいは手がかりを示すことができる。もし、エフェクトスイッチャ102に深刻な異常があることが判明すれば、エマージェンシーパネル105の操作による緊急運用に移行することになる。
連打の判断基準は、同一ボタンが規定時間内に規定回数以上(例えば、2秒以内に3回以上)の押下をされた場合、とされる。この連打の検知はコントロールパネル103に内蔵されたマイクロコンピュータ23(図4参照)が行い、連打が検知されたとき、コントロールパネル103は、ディスプレイコントローラ107に、エフェクトスイッチャ102の動作状態を表示するように、指示(動作状態表示要求)を送る。マイクロコンピュータ103は監視手段を構成している。
検知の対象とするボタンは、ボタンの種類に応じて、あらかじめ決めておく。あるいは、検知の対象とするボタンを設定できるようにしてもよい。ボタン毎の規定時間および規定回数についても、ボタンの種類に応じて決め、さらには設定可能としてもよい。
上述のエマージェンシーパネル105(図6参照)に設けられているリセットボタン105dは、エフェクトスイッチャ102の再起動を指示するボタンである。操作者がこのリセットボタン105dを押下すると、エフェクトスイッチャ102は、一度電源を断って再度投入したのと同様の動作を行う。通常運用の最中にエフェクトスイッチャ102を再起動すると、一時的に出力画がなくなり、放送に支障をきたす。エフェクトスイッチャ102に異常が発生した場合は、ルータ101の緊急用切り替え手段による運用に移行し、その間にエフェクトスイッチャ102を再起動し、復旧を図るようにされる。
リセットボタンによる具体的な動作機構の例としては、エフェクトスイッチャ102の電源系統に対して、リレーによる電源の断と再投入を制御する機構が考えられる。あるいは、エフェクトスイッチャ102のマイクロコンピュータ13に対して、リセットを指示する方式でも、同様の結果が得られる。
この実施の形態において、エマージェンシーパネル105は、ルータクロスポイントボタン105aによりエフェクトスイッチャ102以外が選択されている場合のみ、リセットボタン105dの押下を受け付けて再起動の指示を送ることが可能とされる。つまり、エマージェンシーパネル105のリセットボタン105dの機能は、エフェクトスイッチャ102が選択されていない場合のみ有効とされ、エフェクトスイッチャ102が選択されている場合には無効とされる。
ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイ106に表示される表示面全体の画像を、非可逆データ圧縮して、データ量の少ない圧縮画像データを作成する。これは、表示面全体の画像は、そのままではデータ量が多すぎて、記録や伝送には扱いにくいためである。また、ディスプレイコントローラ107は、上述のエフェクトスイッチャ102の動作状態の情報、各表示画像に付加されている識別子文字列などの非画像情報を用意する。そして、ディスプレイコントローラ107は、圧縮画像データと非画像情報を、稼働管理コンピュータ111に提供する。この場合、ディスプレイコントローラ107は、監視データ作成手段として機能する。
図1に示す放送用システム100においては、稼働管理コンピュータ111は、圧縮画像データと非画像情報を遠隔管理コンピュータ201に送る。送るトリガとしては、例えば、以下の2つがある。いずれも、遠隔管理コンピュータ201を操作している、サポート担当者がシステムに起きた問題を解析するために、データが使用される。
(1)システム内のいずれかの機器で、エラー(操作エラー・機器の異常)が発生したとき
(2)遠隔管理コンピュータから、要求されたとき
ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイ106の表示面全体の画像の圧縮画像データと非画像情報に加えて、入力画像のうち予め設定された一つの画像を、指定画像データとして、圧縮画像データと非画像情報に付加する。これは、ディスプレイ106に入力される複数の画像の中で、最も重要な画像(例えばPGM:プログラム画像:放送出力する画像)について、表示面全体の画像を圧縮して粗くなったデータだけではなく、精細な画像データを得て、動作(稼働)状態の解析に使うためである。
また、遠隔管理コンピュータ201の操作者が表示面全体の圧縮画像データを見て、必要と判断した一つの画像を選択し、その画像をディスプレイコントローラ107で取得して稼働管理コンピュータ111から遠隔管理コンピュータ201へ送るようにしてもよい。これにより、画像信号の一つに問題が出た場合に、それを詳しく調べることができる。
図7に示す放送システム100Aの場合、稼働履歴記録部113は、稼働管理コンピュータ111が集めた情報を記録する。すなわち、この稼働履歴記録部113には、システム内のいずれかの機器で、エラー(操作エラー・機器の異常)が発生したとき、圧縮画像データと非画像情報が記録される。この場合は、サポート担当者がシステムの設置場所に到着してから、記録されているデータを使って、問題を解析する。
圧縮画像データは、圧縮率を高めるため非可逆圧縮されており、元の表示画像を完全に再生することはできないが、動作状態や識別子文字列は、非画像情報として記録されているため、正確に内容を読み取ることができる。非画像情報は、最低限それぞれのテキスト文字列と表示位置の座標であるが、それぞれのテキスト文字列、フォント、表示位置、など、例えばメタファイルなどの形式による表現とすれば好ましい。また、表示画像情報に、対応する入力番号を付けて、調査の助けになるようにしてもよい。なお、対応する入力番号は、後述する「入力源記憶手段」および緊急時配置記憶手段/通常配置記憶手段から得られる。
図18は、図9の表示例に対応した非画像情報の一例を示している。また、図19は、図10の表示例に対応した非画像情報の一例を示している。最後の文字列データの格納方法は、表示のとおり、各行の文字列を改行コードでつなぐか、複数の文字列を格納するデータ構造とする、等のいずれでもよい。
図9は、上述したように、通常運用時のディスプレイ106の画面表示例である。
PGM画像の右上と、ME3画像の右上には三角「△」の記号が表示されている。これは、それぞれの画像に関連して、エフェクトスイッチャ102で操作エラーが発生したことを示している。
ディスプレイコントローラ107は、エラー情報を受信すると表示し、通常の操作エラーの場合は、一定時間後、例えば30秒後に消す。また、ディスプレイコントローラ107は、別の操作エラーを受信した場合は、同じ表示箇所になる場合は、古い表示を消し、新しいエラー表示にする。なお、操作エラーの別の消し方としては、ディスプレイコントローラ107は、操作エラーが発生したのと同一の機能ブロックに対して、次の操作が施された際に消す、ということも考えられる。
ディスプレイコントローラ107は、操作エラー、あるいは、操作の情報を、エフェクトスイッチャ102、あるいはコントロールパネル103から受信する。操作エラーとしては、例えばエフェクトスイッチャ102の状態によって無効になっている操作子(ボタン/レバー)が操作された場合がある。また、操作エラーとしては、特殊効果装置を使用しようとして、存在しなかった場合(オプションで設置される装置が未設置だった場合)等がある。
ディスプレイコントローラ107は、より深刻なエラーが発生した場合は、通常の操作エラーと異なり、ディスプレイ106の画面に原因がなくなるまで、エラー発生表示を続ける。ディスプレイコントローラ107は、場合によっては、エフェクトスイッチャ102が電源を一旦落として再投入されるまで、表示を続ける。なお、再度起動しても、エラーが発生したままであればエラー発生表示はその後も続けられる。
図1の放送用システム100および図7の放送用システム100Aにおいて、エフェクトスイッチャ102から、ディスプレイコントローラ107に、情報が送信される。図1の放送用システム100の場合は、エフェクトスイッチャ102からコントロールパネル103へ情報を送信し、コントロールパネル103はその情報をディスプレイコントローラ107へ送信する。図7の放送用システム100Aの場合は、エフェクトスイッチャ102からコントローラパネル103とディスプレイコントローラ107の両方に情報を送信する。
エフェクトスイッチャ102から送信される情報は、後述する経由情報と、エフェクトスイッチャ102で操作エラーが発生した際のエラー情報である。ディスプレイプロセッサ108は、エフェクトスイッチャ102から複数の画像信号を受け取っている。ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイプロセッサ108で受け取っている複数の画像信号について、エフェクトスイッチャ102内のどの部分を通過してきたか、を経由情報と入力源情報によって知ることができる。
ここで、経由情報について説明する。この経由情報は、例えば、エフェクトスイッチャ102の出力のそれぞれに関して、エフェクトスイッチャ102内およびオプションで設置される装置の各機能ブロックのそれぞれに対応して設けられたビットデータであって、ゼロならばその機能ブロックを通過していない、1ならばその機能ブロックを通過しているというビット列のデータである。このような経由情報は、エフェクトスイッチャ102で作成される。
以下は、エフェクトスイッチャ102内の機能ブロック(図4には図示せず)の一例を示している。MEを4つ有するエフェクトスイッチャに対応できる様式の例である。
--------------------
Primary 1 (エフェクトスイッチャの入力(番号))
Primary 2
Primary 3
...
Primary 80
Black
White
Color Bkgd1 (内蔵信号発生回路)
Color Bkgd2
FrameMemory 1 (内蔵画像メモリ)
FrameMemory 2
FrameMemory 3
FrameMemory 4
FrameMemory 5
FrameMemory 6
FrameMemory 7
FrameMemory 8
ColorCorrection 1 (色補正回路)
ColorCorrection 2
DMEMonitor Video (デジタル特殊効果のモニタ出力)
DMEMonitor Key
M/E-1 Out1
M/E-1 Out2
M/E-1 Out3
M/E-1 Out4
M/E-1 Out5
M/E-1 Out6
M/E-1 ProcVideo (キーヤー用にキープロセスされた信号)
M/E-1 ProcKey
M/E-2 Out1
M/E-2 Out2
M/E-2 Out3
M/E-2 Out4
M/E-2 Out5
M/E-2 Out6
M/E-2 ProcVideo
M/E-2 ProcKey
M/E-3 Out1
M/E-3 Out2
M/E-3 Out3
M/E-3 Out4
M/E-3 Out5
M/E-3 Out6
M/E-3 ProcVideo
M/E-3 ProcKey
P/P Out 1
P/P Out 2
P/P Out 3
P/P Out 4
P/P Out 5
P/P Out 6
P/P ProcVideo
P/P ProcKey
DME1 (デジタル特殊効果)
DME2
DME3
DME4
DME5
DME6
DME7
DME8
--------------------
また、エフェクトスイッチャ102からディスプレイコントローラ107に送られるエラー情報は、例えば、符号コードで表される。以下は、M/E-1に関係するエラー情報の一例を示しており、{M/E, 操作コマンド, エラーコード}の符号コードから構成されている。以下の例は、いずれも、M/E-1でエラーが発生し、M/E-1の出力画像の操作と関連があるエラーであることが分かる。
(1) 1, 17, 64 : M/E-1 Bkgd Transition DME Error, Not enough DME ch
(2) 1, 0, 82 : M/E-1 Xpt A-Bus, Reentry error
以下は、エラーコードの一覧を示している。
-------------------------------------------------------------------
InvalidRegisterId = 4, /* メモリ機能など、指定番号のエラー */
NoEffect = 17, /* 画に影響が出ない */
Inhibited = 18, /* 操作不可能 */
VFormat = 19, /* ビデオフォーマットに or の不適合 */
SysModel = 20, /* 機種が違うためエラー */
Internal = 21, /* 故障など内部エラーで処理できず */
Busy =22, /* 処理中のため、受け付けできず*/
XptWrongReentry = 81, /* 不正なリエントリ指示を無視(非ループ) */
XptLoop = 82, /* ループになるXpt指示を無視した */
XptLimitedMe = 83, /* 遅延が1H超過のためXpt指示を無視した */

NotEnoughFreeDmeCh = 64, DME CH 不足
InvalidDmeChCombination = 65, DME CH 組み合わせが不正
NotEnoughFreeSendBus = 66, DME への送り回路に空きがない
InvalidDmeCh =67, DME CH 指定が不正
DmeTransNextTransItems = 68, Next Transition Item との不整合
DmeTransInvalidPattern = 69, パターン番号が不正
DmeKeyTransLocalCommon = 70, /* 同じKeyをCommonとLocalでDmeWipe */
DmeKeyTransProcK = 71, /* 同じKeyをDmeWipeとProcK指示 */
NotEnoughFreeDmeUtilBus = 72, DME 用バスの不足
-------------------------------------------------------------------
ディスプレイコントローラ107は、内部のメモリに入力源情報を記憶する入力源記憶手段を設けている。ここで、入力源情報は、ディスプレイプロセッサ108の入力とエフェクトスイッチャ102の出力の対応関係を示す情報である。以下は、入力源情報の一例を示している。この例で、入力番号はディスプレイプロセッサ108の入力番号であり、出力番号はエフェクトスイッチャ102の出力番号である。
--------+-------------+--------------------+------------
入力番号 出力番号 説明 画像名称
--------+-------------+--------------------+------------
1 97 "M/E-1 Out1" "ME1"
2 98 "M/E-1 Out2" "ME1 PVW"
3 105 "M/E-2 Out1" "ME2"
4 121 "P/P Out1" "PGM"
5 (None) "Emergency Program" "EMG_PGM"
6 (None) "Camera1" "CAM1"
7 (None) "Camera2" "CAM2"
8 113 "M/E-3 Out1" "ME3"
9 122 "P/P Out 2" "PST"
...
--------+-------------+--------------------+------------
なお、エフェクトスイッチャ102の出力番号は、物理的な出力端子の番号そのままでなく、論理的に付けた番号でもよい。また、エフェクトスイッチャ102の出力の出力端子への割り当ては、番号通りでなく設定されることも有り得る。
「説明」は、画像信号の意味・名称であるが、エフェクトスイッチャ102からの場合は、その出力番号に対して決まる。ディスプレイコントローラ107は、出力番号と説明の対応を、ディスプレイコンフィグレーションPC109から入力する。あるいは、ディスプレイコントローラ107は、この出力番号と説明の対応を、エフェクトスイッチャ102から通信で受け取る構成としてもよい。
エフェクトスイッチャ102の出力の名称には、さらに画像名称を付けることができる。この画像名称は、エフェクトスイッチャ102の操作上、意識するものであるが、ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイコンフィグレーションPC109から入力する。あるいは、ディスプレイコントローラ107は、この画像名称を、エフェクトスイッチャ102から通信で受け取る構成としてもよい。
ディスプレイコントローラ107は、受信した経由情報を、内部メモリに設定した経由情報記憶手段に書く。すなわち、経由情報記憶手段は。ディスプレイプロセッサ108の入力毎に、経由情報を記憶する。以下は、経由情報記憶手段に記憶される経由情報の構成を示している。
--------+-------------+-
入力 | 経由情報
------+---------------
1 | (ビット列)
2 | (ビット列)
3 | (ビット列)

4 | (ビット列)
5 | (ビット列)
6 | (ビット列)
7 | (ビット列)
8 | (ビット列)
...
------+---------------
図20のフローチャートは、経由情報を受信したディスプレイコントローラ107の処理を示している。ディスプレイコントローラ107は、ステップST41において、エフェクトスイッチャ102の出力Yの経由情報Zを受信すると、ステップST42において、入力源記憶手段を参照して、出力Yに対応する入力Xを得る。そして、ディスプレイコントローラ107は、ステップST43において、経由情報記憶手段の入力Xの領域に経由情報Zを記億する。
上述の図9の表示例では、エラー情報を表示する領域は、各画像の右上に付いた領域であり、エラーが発生していない場合でも、領域は常に画面上に表示されている。この規則でエラー情報を画面に表示する場合は、画面上の画像の配置を決定した際に、エラー情報を表示する領域も必然的に決まる。図9の表示例では、エラーが発生したことのみの表示であるが、より詳細な情報を表示することも可能である。例えば、図12に示すように、エラーの内容が記号(アイコン)および文字列で表示されてもよい。
ここで、ディスプレイコントローラ107が、エラー情報を受信した際に、関連する入力画像が複数ある場合、表示画面中の、どの画像の近傍領域に表示すべきか、選択する一つの方法を説明する。近傍領域とは接する領域の他に、接していなくても関連付けされた領域であればよい。因みに、図9の表示例では近傍領域は接する領域であり、図12の表示例では近傍領域は接していないがラインで関連付けされた領域である。
エフェクトスイッチャ102において、エラーの発生箇所は、いずれかのM/Eあるいは他のバンク(機能ブロックのまとまり単位)であり、エフェクトスイッチャ102内の機能ブロックが上述例のようであるき、次のいずれかとなる。
M/E-1
M/E-2
M/E-3
P/P
FMn (n=1,2,...,8)
CCRn (n=1,2)
ディスプレイプロセッサ108の入力の画像名称の中に、直接、上述のエラー発生箇所に対応するものがある。以下は、エラー発生箇所と画像名称との対応を示している。これらの対応する画像は、各エラー発生箇所に対して第1優先度の関連づけとなる。
------+----------
エラー
発生個所 画像名称
------+----------
M/E-1 "ME1"
M/E-2 "ME2"
M/E-3 "ME3"
P/P "PGM"
FMn (なし)
CCRn (なし)
------+----------
次に、各入力の経由情報を参照し、ある入力がエラー発生箇所を経由している(その入力の経由情報において、そのエラー発生箇所に対応するデータビットが「1」となっている)場合には、その入力がエラー発生箇所に関連づけられる。あるエラー発生箇所に、複数の入力が関連づけられた場合、それらの入力のうち、経由情報で経由箇所が少ないもの
(「1」の数が少ないもの)ほど、高い優先度とされる。
例えば、経由情報で、図21(a)に示す各機能ブロックに対応したデータビットが「1」である入力(PGM)と、図21(b)に示す各機能ブロックに対応したデータビットが「1」である入力(ME2)とがあり、エラー情報に M/E-2 が含まれる場合、入力(ME2)の方が、経由箇所が少ないことから、エラー発生個所に関連づける優先度が高い、とされる。
また、図21(a)、(b)の経由情報で、エラー情報にColor Correction 1 (CCR1)が含まれる場合も、入力(ME2)の方が、経由箇所が少ないことから、エラー発生個所に関連づける優先度が高い、とされる。
ディスプレイコントローラ107は、以上のようにして関連づけとその優先順位を決め、ディスプレイ106の画面に表示されている画像の中から優先順位の高いものを選んで、それに関連づけたエラー表示を行う。
図22のフローチャートは、エラー情報を受信したディスプレイコントローラ107の処理例を示している。なお、この処理例は、上述した優先度を考慮せずに、エラー発生個所を経由情報に含む全ての入力の画像の近傍領域に、エラー情報を表示する例である。
ディスプレイコントローラ107は、ステップST51において、エラー情報をEとし、エラー発生個所をLとし、ステップST52において、i=1とし、その後に、ステップST53の処理に移る。
このステップST53において、ディスプレイコントローラ107は、iがディスプレイプロセッサ108の入力数以下であるか否かを判定する。入力数以下であるとき、ディスプレイコントローラ107は、ステップST54の処理に移る。このステップST54において、ディスプレイコントローラ107は、入力iの経由情報がエラー発生個所Lを含むか否かを判定する。
入力iの経由情報がエラー発生個所Lを含むとき、ディスプレイコントローラ107は、ステップST55において、入力iの画像の近傍領域に、エラー情報Eを追加表示する。なお、この場合、ディスプレイ106に入力iの画像が表示されていないときは、エラー情報Eが追加表示されないことは勿論である。そして、ディスプレイコントローラ107は、ステップST55の処理の後に、ステップST56において、iをインクリメントし、ステップST53の処理に戻る。
上述のステップST54で入力iの経由情報がエラー発生個所Lを含んでいないとき、ディスプレイコントローラ107は、直ちに、ステップST56において、iをインクリメントし、ステップST53の処理に戻る。この場合、入力iの画像の近傍領域にエラー情報Eは追加表示されない。
また、上述のステップST53でiが入力数より大きくなったとき、ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイプロセッサ108の全ての入力に対する処理が終了したと判断し、処理を終了する。
上述した経由情報は、経由した箇所(機能ブロック)を示すが、信号が経由した順序の情報を持たない。経由情報をより複雑な形にして、順序を含むようにすれば、優先付けにも、その順序を使える。上述した経由情報は、0/1で非経由/経由を示したが、順序を含むためには、機能ブロック毎に数値を持てるデータ形式にして、数値により経由の順序を示せばよい。
例えば、エフェクトスイッチャ102内の信号の経路が以下の例を考える。この例では、P/P で2つの流れの信号が合成されている。
Primary 2 → ColorCorrection 1 → M/E-2 Out 1 →P/P OUT 1
Primary 7 → FrameMemory 4 → DME5 → P/P Out 1
この場合、出力信号(P/P Out 1)の順序付き経由情報は、以下のように表現できる。なお、経由していない機能ブロックに関しては、順序の値は0とされる。
----------------------+----------
機能ブロック 順序
----------------------+----------
Primary2 1
Primary7 1
Frame Memory 4 2
Color Correction 1 2
M/E-2Out 1 3
P/P Out1 4
DME5 3
(P/POut 1 で2つの流れを合成している)
----------------------+----------
ここで、図23(a)、(b)に示す2つの表示されている画像信号の経由情報があり、M/E-1 で発生したエラー情報を扱う場合についての優先順位について考えてみる。経由した機能ブロックの数は同じであるが、M/E-1 が出力に近いのは、図23(b)に示す経由情報である。したがって、この場合、図23(b)に示す経由情報を持つ入力の方を優先度が高いとし、ディスプレイコントローラ107は、その入力の画像のエラー表示領域に、M/E-1 で発生したエラーの情報を表示する。
ここで、エフェクトスイッチャ102の画像の切り換え機能を説明する。ライブ放送などで使用される代表的な装置では、図4のように、ミキサ(画像合成手段)に2本の入力バスを接続し、各入力バスで取る画像信号は、複数の入力画像信号から、押しボタン(図5参照)で選択する。そして、ミキサは、フェーダレバー(図5参照)からの進行比率に従って、ミックス、ワイプなどにより、出力画像を徐々に切り換える。
2本の入力バスをA,Bとすれば、最初はAバスの画像信号をそのまま出力とし、切り換え遷移中は進行比率(フェーダレバーの位置)に応じて、AバスとBバスの画像信号を合成して出力し、フェーダレバーを振り切ると、切り換え終了してBバスの画像信号をそのまま出力とする。
コントロールパネル103で、入力を選択する押しボタンとフェーダレバー24aは、図5のように配置される。背景A選択部21bの押しボタンの列はAバスの信号を選択するもので、背景B選択部21cの押しボタンの列はBバスの信号を選択するものである。各バスの押しボタンは、選択されているものが点灯して、操作者は現在の選択を認識できる。操作者がフェーダレバー24aの位置と画像合成切り換えの関係を把握しやすくするため、フェーダレバー24aが図面上方端にあればAバスの信号がそのまま出力され、フェーダレバー24bが図面下方端にあればBバスの信号がそのまま出力される(バストグルなしモード)。
場合によって、操作者の好みにより、合成なしに出力されている信号のバスを、常に、図面上方に配置したい場合がある。この場合、フェーダレバー24aにより切り換えが終了すると、Aバス側が現在の信号選択となる。フェーダレバー24aが端にある場合は、それがどちらの端でも、Aバスの信号がそのまま出力される。フェーダレバー24aを動かすとBバスの信号に徐々に変わり、反対側の端まで到着するとAバスとBバスの信号選択が入れ替わる。この結果、切り換えを行っても常にAバス側が出力信号となる(バストグル有りモード)。
バストグルなしモードの場合、コントロールパネル103から手動操作をしている限りは、フェーダレバー24aの位置と信号を出力しているバスは必ず一致する。しかし、次のような場合は一致しなくなる。
(1)複数のコントロールパネルから操作している場合に、別のコントロールパネルから操作された場合
(2)メモリ機能により、ミキサ(画像合成手段)の状態をメモリ内容に復元(呼び出し)した場合
(3)フェーダレバーによる手動操作ではなく、ボタン押下などによる自動操作(トリガ入力により、フェーダー値を自動的に変化させる)が実行された場合
これらの操作の後は、フェーダレバー24aの位置と信号を出力しているバスが一致しなくなる。この不一致は、フェーダレバー24aを一回逆側まで振ることで解消される。このために、操作者は一回、空振りすることになる。
もし放送運用中に、この不一致状態になった場合、操作者は、次のフェーダレバー操作が空振りになるのか、画を制御できるのか(切り替え遷移できるか)認識する必要がある。そうでないと、画を切り替えるべきタイミングで空振り操作してしまい、希望と違う放送運用になってしまう。
従来の装置では、コントロールパネル上の発光ダイオード点灯などにより、不一致状態(ノンシンク)であることを示していた。しかし、操作者は通常モニタ画面を注視しながらコントロールパネルを操作するため、コントロールパネル上のみの表示では、見逃す可能性が高い。
そのため、この実施の形態においては、エフェクトスイッチャ102からディスプレイコントローラ107にエラー情報を送信し、ディスプレイ106に当該エラー情報を表示するのと同様の仕組みで、コントロールパネル103は不一致状態となったことをディスプレイコントローラ107に送信し、ディスプレイ106の画面上に当該不一致状態を表示する。これにより、操作者の操作性が向上し、誤操作を減らすことができる
図24は、不一致状態(ノンシンク)の表示例を示している。この表示例では、例えば、該当する画像の右上の領域の一部に、三角形2つの組み合わせ図形を表示することで。フェーダレバーの不一致状態を示している。なお、当該表示図形を点滅させ、操作者が気づきやすくしてもよい。また、不一致状態(ノンシンク)の表示は、図24に示す例に限定されるものではなく、エラー情報の表示と同様に、文字表示でもよいし、画像の枠の色の変化で示すなどもよい。
なお、上述はバストグルなしモードでの不一致状態であったが、他に、バストグル有りモードでも、フェーダレバーによる操作が無効になる場合がある。例えば、フェーダレバーを真ん中付近(50%付近)まで動かしてそのままとし、そこでメモリ機能による復元(呼び出し)を行い、フェーダー値が0%の状態(フェーダレバーが端でメモリ記憶した内容)となった場合、フェーダレバーの位置と状態が一致しなくなる。フェーダレバーを振り切るまでは、操作しても無効の状態となるので、上述のバストグルなしモードと同様に、ディスプレイ106の画面上にその旨を表示する。
上述したエラー表示、あるいは不一致状態(ノンシンク)の表示のほかに、手動操作(コントロールパネルの操作)をすべきでない場合に、同様の表示を行うと、操作者の誤操作を防止する効果がある。例えば、タイムライン動作と呼ばれる自動制御がある。これは、あらかじめ時間軸に沿ったエフェクトスイッチャの動作を設定(プログラム)しておき、実行(ラン)させることで、既定の時間に渡ってエフェクトスイッチャの状態(信号の流れ、効果等)が変化していく。この間は、手動操作をしないことが好ましいので、ディスプレイ106の画面の該当画像に対応させて自動実行中の表示、例えば文字で「RUN」の表示とか、VTRのPlay表示状の表示である横向きの三角図形の表示などを行い、操作者が認識しやすくしてもよい。
図25のフローチャートは、コントロールパネル103の操作子Aが操作された場合において、当該操作子Aが無効か否かの判断を行う、エフェクトスイッチャ102の動作例を示している。
エフェクトスイッチャ102は、ステップST60において、操作子Aが操作されると、ステップST61の処理に移る。このステップST61において、エフェクトスイッチャ102は、操作子Aは有効であるか否かを判定する。操作子Aが有効であるとき、エフェクトスイッチャ102は、ステップST62において、操作指示の処理を行う。
次に、エフェクトスイッチャ102は、ステップST63において、処理後の内部パラメータで、操作子Aは有効か否かを判定する。操作子Aが有効であるとき、エフェクトスイッチャ102は、ステップST64において、操作子Aを有効状態とし、その後にステップST65の処理に移る。一方、操作子Aが有効でないとき、エフェクトスイッチャ102は、ステップST66において、操作子Aを無効状態とし、その後にステップST65の処理に移る。
ステップST65において、エフェクトスイッチャ102は、コントロールパネル103等に、状態、有効無効を通知する。エフェクトスイッチャ102は、ステップST65の処理の後に、ステップST67において、操作信号の受信待ちの状態となる。また、上述のステップST61で、操作子Aが有効でないとき、エフェクトスイッチャ102は、直ちに、ステップST67に進み、操作信号の受信待ちの状態となる。
また、図26のフローチャートは、コントロールパネル103の操作子A以外の操作等があった場合において、操作子Aが無効か否かの判断を行う、エフェクトスイッチャ102の動作例を示している。
エフェクトスイッチャ102は、ステップST70において、操作子A以外の操作等があると、ステップST71において、操作等の指示の処理を行う。エフェクトスイッチャ102は、このステップST71の処理の後に、ステップST72の処理に移る。
このステップST72において、エフェクトスイッチャ102は、処理後の内部パラメータで、操作子Aは有効か否かを判定する。操作子Aが有効であるとき、エフェクトスイッチャ102は、ステップST73において、操作子Aを有効状態とし、その後にステップST74の処理に移る。一方、操作子Aが有効でないとき、エフェクトスイッチャ102は、ステップST75において、操作子Aを無効状態とし、その後にステップST74の処理に移る。
ステップST74において、エフェクトスイッチャ102は、コントロールパネル103、ディスプレイコントローラ107等に、状態、有効無効を通知する。エフェクトスイッチャ102は、ステップST74の処理の後に、ステップST76において、操作信号の受信待ちの状態となる。
図27(a)〜(g)は、画像名称の表示、エラー情報の表示、不一致状態(ノンシンク)の表示、自動実行中の表示等の表示例を示している。これらの表示領域は、必ずしも画像に隣接した領域である必要はなく、画像上に重ねて表示すること、あるいは、画像から離れた領域であってもよい。ただし、これらの表示領域は、対応する画像に関連した領域であることが必要である。
上述したように、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、エフェクトスイッチャ102による運用中であるか、ルータ101の緊急用切り替え手段による運用中であるかに応じて表示内容が変更されるものであり(図9、図10参照)、煩雑な操作を必要とせず、限られた大きさの表示画面を有効に活用して、操作者が希望する画像を表示できる。
また、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイ106の画面中の、エフェクトスイッチャ102の出力による画像の表示領域の近傍、およびルータ101の緊急用切り替え手段の出力による画像の表示領域の近傍に、文字または図形による識別子を表示するものであり、操作者は画像の識別を容易に行うことができ、画像の管理が容易となる。
また、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、ディスプレイコントローラ107は、ディスプレイ106の画面中に、エフェクトスイッチャ102からの動作状態に関する情報を表示するものであり、操作者は、エフェクトスイッチャの動作状況を容易に把握でき、操作性を向上できる。
また、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、エマージェンシーパネル105のエフェクトスイッチャ102に再起動を指示するリセットボタン105dは、ルータ101の最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャ102の出力を選択していない場合に有効とされるものであり、誤って放送用出力に影響を与えることなく、不具合が発生したエフェクトスイッチャ102を再起動させて不具合の解消を図ることができる。
また、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、ルータ101の最終出力切り替え手段が緊急用切り替え手段の出力を選択している状態からエフェクトスイッチャ102の出力を選択した状態に遷移したとき、ディスプレイコントローラ107は、通常配置記憶手段に記憶されている画面構成に基づいて、ディスプレイ106の画面構成を制御するものであり、エフェクトスイッチャ102の不具合が解消し、緊急用切り替え手段による運用からエフェクトスイッチャ102による運用に戻る場合、ディスプレイ106の画面構成を、直ちに、エフェクトスイッチャ102による運用に適した状態に移行させることができる。
また、図1に示す放送用システム100および図7に示す放送用システム100Aにおいては、ルータ101の最終出力切り替え手段がエフェクトスイッチャ102の出力を選択している状態から緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、ディスプレイコントローラ107は、緊急時配置記憶手段に記憶されている画面構成に基づいて、ディスプレイ106の画面構成を変更するものであり、表示手段の画面表示を制御するものであり、エフェクトスイッチャ102に不具合が発生し、エフェクトスイッチャ102による運用から緊急用切り替え手段による運用に戻る場合、ディスプレイ106の画面構成を、直ちに、緊急用切り替え手段による運用状態に移行させることができる。
この発明は、緊急用切り替え手段による運用中であるかに応じて表示内容を変更し、緊急時における操作性の向上を図ったものであり、エフェクトスイッチャ、緊急用切り替え手段等からなる放送局や中継車両に設定される放送用システムに適用できる。
この発明の実施の形態としての放送用システムの構成例を示すブロック図である。 放送用システム内のルータ(ルーティングスイッチャ)の構成例を示す図である。 放送用システム内のルータの他の構成例を示す図である。 放送用システム内のエフェクトスイッチャおよびコントロールパネルの構成例を示す図である。 放送用システム内のコントロールパネルの外観の一例を示す図である。 放送用システム内のエマージェンシーパネルの外観の一例を示す図である。 この発明の実施の形態としての放送用システムの他の構成例を示すブロック図である。 放送用システムの通常運用時と、緊急操作時の信号経路を説明するための図である。 通常運用時におけるディスプレイの画面表示の一例を示す図である。 緊急操作時におけるディスプレイの画面表示の一例を示す図である。 緊急時の画面構成を示す緊急時配置記憶手段の記憶内容の一例を示す図である。 通常運用時におけるディスプレイの画面表示の一例を示す図である。 ディスプレイの画面上におけるエラー表示領域の配置情報の一例を示す図である。 緊急時配置記憶手段の記憶内容を使用しない場合の遷移動作を説明するためのフローチャートである。 緊急時配置記憶手段の記憶内容を使用する場合の遷移動作を説明するためのフローチャートである。 通常配置記憶手段の記憶内容を使用しない場合の遷移動作を説明するためのフローチャートである。 通常配置記憶手段の記憶内容を使用する場合の遷移動作を説明するためのフローチャートである。 動作状態や識別子文字列等の非画像情報の一例を示す図である。 動作状態や識別子文字列等の非画像情報の他の例を示す図である。 経由情報を受信したディスプレイコントローラの処理を示すフローチャートである。 エラー発生個所に関連づける優先度の判断を説明するための経由情報の例を示す図である。 エラー情報を受信したディスプレイコントローラの処理例を示すフローチャートである。 M/E-1 で発生したエラー情報を扱う場合についての優先順位を説明するための図である。 通常運用時におけるディスプレイの画面表示の一例を示す図である。 コントロールパネルの操作子Aが操作された場合において、当該操作子Aが無効か否かの判断を行う、エフェクトスイッチャの動作例を示すフローチャートである。 コントロールパネルの操作子A以外の操作等があった場合において、操作子Aが無効か否かの判断を行う、エフェクトスイッチャの動作例を示すフローチャートである。 画像名称の表示、エラー情報の表示、不一致状態(ノンシンク)の表示、自動実行中の表示等の表示例を示す図である。
符号の説明
100,100A・・・放送用システム、101・・・ルータ、101a・・・分配器、101b・・・マトリクススイッチ、102・・・エフェクトスイッチャ、103・・・コントロールパネル、105・・・エマージェンシーパネル、106・・・ディスプレイ、107・・・ディスプレイコントローラ、108・・・ディスプレイプロセッサ、109・・・ディスプレイコンフィグレーションPC、110・・・ビデオペリフェラルプロセッサ、111・・・稼働管理コンピュータ、112・・・通知系統・通信路、113・・・稼働履歴記録部、200・・・遠隔管理センター、201・・・遠隔管理コンピュータ

Claims (22)

  1. 複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
    前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
    前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
    前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
    表示手段と、
    前記エフェクトスイッチャおよび前記最終出力切り替え手段の出力を含む複数の画像信号が入力され、該複数の画像信号に基づいて上記表示手段における画面表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択している状態から前記緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面に、前記エフェクトスイッチャの出力による画像と前記最終出力切り替え手段の出力による画像との両方を配置する
    ことを特徴とする放送用システム。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面から、前記エフェクトスイッチャの出力による画像または前記緊急用切り替え手段の出力による画像を削除する
    ことを特徴とする請求項1記載の放送用システム。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記表示手段の画面中の、前記エフェクトスイッチャの出力による画像の表示領域の近傍に、文字または図形による識別子を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送用システム。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記表示手段の画面中の、前記緊急用切り替え手段の出力による画像の表示領域の近傍に、文字または図形による識別子を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送用システム。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記エフェクトスイッチャから動作状態に関する情報を取得し、前記表示手段の画面中に、該情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送用システム。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択しているとき、前記表示手段の画面中に前記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の放送用システム。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面から、前記情報の表示を削除する
    ことを特徴とする請求項6に記載の放送用システム。
  8. 前記表示制御手段は、
    前記情報が異常な動作を示すように変化するとき、前記表示手段の画面中に前記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の放送用システム。
  9. 前記表示制御手段は、
    前記情報が異常な動作を示す状態から正常な動作を示すように変化するとき、前記表示手段の画面から、前記情報の表示を削除する
    ことを特徴とする請求項8に記載の放送用システム。
  10. 前記操作手段に設けられた押しボタンの一つが規定時間内に規定回数以上だけ連続して押し下げられたとき、動作情報表示要求を前記表示制御手段に送信する監視手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、上記監視手段から前記動作情報表示要求を受信するとき、前記表示手段の画面に上記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の放送用システム。
  11. 手動操作によって前記エフェクトスイッチャに再起動の指示を送信する再起動操作手段をさらに備え、
    前記再起動操作手段の機能は、前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択していない場合に有効とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の放送用システム。
  12. 複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
    前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
    前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
    前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
    表示手段とを備える放送用システムの表示制御方法であって、
    前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択している状態から前記緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面に、前記エフェクトスイッチャの出力による画像と上記最終出力切り替え手段の出力による画像との両方が配置されるように制御する
    ことを特徴とする放送用システムの表示制御方法。
  13. 複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
    前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
    前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
    前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
    表示手段と、
    前記エフェクトスイッチャおよび前記最終出力切り替え手段の出力を含む複数の画像信号が入力され、該複数の画像信号に基づいて上記表示手段における画面表示を制御する表示制御手段と、
    前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択しているときの前記表示手段の画面構成を記憶する通常配置記憶手段とを備え、
    前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記通常配置記憶手段に記憶されている前記表示手段の画面構成に基づいて、前記表示手段の画面表示を制御する
    ことを特徴とする放送用システム。
  14. 前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択しているときの前記表示手段の画面構成を記憶する緊急時配置記憶手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択している状態から前記緊急用切り替え手段の出力を選択した状態に遷移したとき、前記緊急時配置記憶手段に記憶されている前記表示手段の画面構成に基づいて、前記表示手段の画面表示を制御する
    ことを特徴とする請求項13に記載の放送用システム。
  15. 前記表示制御手段は、
    前記エフェクトスイッチャから動作状態に関する情報を取得し、前記表示手段の画面中に、該情報を表示する
    ことを特徴とする請求項13に記載の放送用システム。
  16. 前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択しているとき、前記表示手段の画面中に前記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項15に記載の放送用システム。
  17. 前記表示制御手段は、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記表示手段の画面から、前記情報の表示を削除する
    ことを特徴とする請求項16に記載の放送用システム。
  18. 前記表示制御手段は、
    前記情報が異常な動作を示すように変化するとき、前記表示手段の画面中に前記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項15に記載の放送用システム。
  19. 前記表示制御手段は、
    前記情報が異常な動作を示す状態から正常な動作を示すように変化するとき、前記表示手段の画面から、前記情報の表示を削除する
    ことを特徴とする請求項18に記載の放送用システム。
  20. 前記操作手段に設けられた押しボタンの一つが規定時間内に規定回数以上だけ連続して押し下げられたとき、動作情報表示要求を前記表示制御手段に送信する監視手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、上記監視手段から前記動作情報表示要求を受信するとき、前記表示手段の画面に上記情報を表示する
    ことを特徴とする請求項15に記載の放送用システム。
  21. 手動操作によって前記エフェクトスイッチャに再起動の指示を送信する再起動操作手段をさらに備え、
    前記再起動操作手段の機能は、前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択していない場合に有効とされる
    ことを特徴とする請求項13に記載の放送用システム。
  22. 複数の画像信号が入力され、画像信号の選択および合成を行うエフェクトスイッチャと、
    前記エフェクトスイッチャを操作する操作手段と、
    前記複数の画像信号が入力され、いずれかの画像信号を選択する緊急用切り替え手段と、
    前記エフェクトスイッチャの出力または前記緊急用切り替え手段の出力を選択する最終出力切り替え手段と、
    表示手段と、
    前記最終出力切り替え手段が前記エフェクトスイッチャの出力を選択しているときの前記表示手段の画面構成を記憶する通常配置記憶手段とを備える放送用システムの表示制御方法であって、
    前記最終出力切り替え手段が前記緊急用切り替え手段の出力を選択している状態から前記エフェクトスイッチャの出力を選択した状態に遷移したとき、前記通常配置記憶手段に記憶されている前記表示手段の画面構成に基づいて、前記表示手段の画面表示を制御する
    ことを特徴とする放送用システムの表示制御方法。
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