JP4345727B2 - 信号加工装置及びその操作手段の機能の実行方法 - Google Patents

信号加工装置及びその操作手段の機能の実行方法 Download PDF

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Description

本発明は、信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させる操作手段と、別の機能を有する操作手段とを有する信号加工装置に関し、特に、操作性の向上や操作ミスの軽減を図ったものに関する。
テレビジョン放送等において映像を編集するために使用される業務用の装置の一つに、スイッチャと呼ばれる画像信号加工装置が存在する。スイッチャは、複数チャンネルの入力映像信号(ビデオカメラやVTR等からの映像信号)の中から映像信号を選択して出力したり、出力する映像信号を或る映像信号から別の映像信号に遷移させる効果(トランジション効果)を施す装置である。
スイッチャは、一般に、スイッチャ本体とコントロールパネルとで構成されている。コントロールパネルには、操作手段として、フェーダーが設けられるとともに、複数の押し釦が設けられている。
フェーダーは、前述のトランジション効果を施す際に、スライド式のレバーを一方の端部からもう一方の端部にまで移動させることにより、2つの映像信号の出力割合を示すパラメータを手動で連続的(シーケンシャル)に変化させるための操作手段である。
押し釦には、スイッチャ本体の制御(入力信号の選択や、字幕の表示等)を行う機能や、外部の機器(VTR等)を制御する機能等が割り付けられている。
スイッチャを使用して映像を編集する際には、このフェーダーの操作と連動して、2つの映像信号が或る特定の出力割合になったタイミングで、別の機能を実行させなければならない場合が多い。例えば、2つの映像信号が或る特定の出力割合になったタイミングで、VTRを制御し、2つの映像信号の間に挟んで表示する別の映像信号をVTRで再生させる場合がこれに該当する。また、2つの映像信号が或る特定の出力割合になったタイミングで、2つの映像信号のうちの一方に対応して字幕を表示する場合もこれに該当する。
従来、このようにフェーダーの操作と連動して別の機能を実行させるためには、一人のオペレータが片方の手でフェーダーを操作しながらもう片方の手でタイミングを見計らって押し釦を操作するか、あるいは、押し釦の操作を別のオペレータが担当し、二人のオペレータが互いにタイミングを合わせて操作を行うようにしていた。
なお、フェーダーを有する画像信号加工装置としては、フェーダーのレバーを端部にまで移動させたときに、切り換え後の映像信号への遷移が完了するのではなく、この遷移の途中の状態になるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、そうした画像信号加工装置においても、フェーダーの操作と連動して別の機能を実行させるためにはフェーダーと押し釦との両方を操作しなければならないことには変りはない。
特開2004−173074号公報(段落番号0054〜0058、図5)
しかし、フェーダーと押し釦とをタイミングを合わせて操作することは、集中を要する作業であり、オペレータの負担が大きい。また、フェーダーの操作と押し釦の操作とのタイミングがずれたり、押し釦を操作し忘れることにより、編集ミスが生じることがある。
特に、フェーダーの操作と連動して、 複雑な手順で一連の機能を実行したり、別の多数の機能を一度に実行する必要がある場合には、押し釦を複雑な手順で操作したり、一度に多数の押し釦を操作しなければならなくなるので、編集ミスが生じる可能性が大きくなる。
本発明は、上述の点に鑑み、このスイッチャのように、信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるパラメータ調整手段と、別の機能を有する操作手段とを有する信号加工装置において、このパラメータ調整手段の操作に連動して、容易且つ正確にこの別の機能を実行させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、供給される信号に対して所定の加工処理を施す信号加工部と、この信号加工部によって信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるためのパラメータ調整手段と、このパラメータ調整手段とは別の機能を有する1つ以上の操作手段とを有する信号加工装置において、このパラメータの値といずれかのこの操作手段とを対応させたデータの作成を指示する操作を行う指示手段と、この指示手段が操作されたことに基づき、この指示手段が操作された時点でのこのパラメータ調整手段の操作によるパラメータの値とこのいずれかの操作手段とを対応させたデータを作成する作成手段と、このパラメータ調整手段の操作によりこの信号加工部が信号を加工している現在のパラメータの値が、このデータ内のパラメータの値に到達したことを検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づき、このデータ内においてこのパラメータの値と対応している操作手段の機能を直ちに実行する機能実行手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、供給される信号に対して所定の加工処理を施す信号加工部と、この信号加工部によって信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるためのパラメータ調整手段と、このパラメータ調整手段とは別の機能を有する1つ以上の操作手段と、このパラメータの値といずれかのこの操作手段とを対応させたデータの作成を指示する操作を行う指示手段と、このパラメータ調整手段,操作手段の機能を実行するための制御手段とを有する信号加工装置におけるこの操作手段の機能の実行方法において、この制御手段が、この指示手段が操作されたことに基づき、この指示手段が操作された時点でのこのパラメータ調整手段の操作によるパラメータの値とこのいずれかの操作手段とを対応させたデータを作成するステップと、この制御手段が、このパラメータ調整手段の操作によりこの信号加工部が信号を加工している現在のパラメータの値が、このデータ内のパラメータの値に到達したことを検出するステップと、この制御手段が、この検出の結果に基づき、このデータ内においてこのパラメータの値と対応している操作手段の機能を直ちに実行するステップとを有することを特徴とする。
本発明では、指示手段の操作に基づき、指示手段が操作された時点でのパラメータ調整手段の操作によるパラメータ値と、パラメータ調整手段とは別の機能を有する操作手段とを対応させたデータが作成される。
そして、パラメータ調整手段を操作することによってこのパラメータが連続的に変化しながら信号加工部が信号を加工し信号を加工している現在のパラメータの値がこのデータ内のパラメータの値に到達すると、そのことが検出されて、このデータ内においてこのパラメータの値と対応している操作手段の機能が直ちに自動的に実行される。
このように、パラメータ調整手段を操作するだけで、信号加工部が信号を加工しているパラメータが或る特定の値になったタイミングで、別の操作手段の機能が自動的に実行される。これにより、パラメータ調整手段の操作に連動して、容易且つ正確に別の機能を実行させることができる。
また、指示手段の操作時にはパラメータ調整手段でパラメータを任意の値に決定することができるので、任意のタイミングでこの別の機能を実行させることができる。
本発明によれば、供給される信号に対して所定の加工処理を施す信号加工部と、この信号加工部によって信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるパラメータ調整手段と、別の機能を有する操作手段とを有する信号加工装置において、パラメータ調整手段を操作するだけで、信号加工部が信号を加工しているパラメータが或る特定の値になったタイミングで、別の操作手段の機能が自動的に実行されるので、このパラメータ調整手段の操作に連動して、任意のタイミングで、容易且つ正確にこの別の機能を実行させることができるという効果が得られる。
以下、スイッチャに本発明を適用した例について、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を適用したスイッチャの全体構成を示す図である。このスイッチャは、コントロールパネル1と、スイッチャ本体2とで構成されている。コントロールパネル1とスイッチャ本体2とは、ネットワーク(LAN)3で接続されている。
スイッチャ本体2には、複数台のVTR4や、図示しないビデオカメラから映像信号が入力される。スイッチャ本体2の出力映像信号は、モニター5や、図示しない番組送出用の機器や映像記録装置等に送られる。
図2は、スイッチャ本体2の構成例を示す図である。スイッチャ本体2には、複数の画像加工部41(図にはそのうちの2つの画像加工部41a,41bを示している)と、制御部50とが設けられている。各画像加工部41は、入力選択部42と、合成処理部45と、キー処理46と、キー信号選択部47とを有している。
入力選択部42は、入力バス43a,43bをそれぞれ入力ライン44a〜44h(図1のVTR4やビデオカメラからの映像信号や、スイッチャ内部で発生した信号が入力されるライン)のうちのいずれかに接続するマトリクス状のスイッチ群を有しており、入力バス43a,43bでそれぞれいずれか1つの入力ラインからの入力信号を選択できる。入力選択部42で選択された信号は、合成処理部45に供給される。
合成処理部45は、出力する映像信号を或る映像信号から別の映像信号に遷移させる効果(トランジション効果)を施す回路である。このトランジション効果の種類には、或る映像信号から徐々に別の映像信号に切り換わるワイプ,DMEワイプや、或る映像信号の表示領域の一部に別の映像信号を合成するキーイング合成や、NAM等が存在する。合成処理部45の出力信号は、キー処理部46に供給される。
キー信号選択部47は、入力バス48を入力ライン49a〜49d(字幕等の文字列を表すキー信号が入力されるライン)のうちのいずれかに接続するスイッチ群を有しており、いずれか1つの入力ラインからの入力信号を選択できる。キー信号選択部47で選択されたキー信号は、キー処理部46に供給される。
キー処理部46は、合成処理部45の出力信号に、キー信号選択部47で選択されたキー信号を合成する回路である。キー処理部46の出力信号は、スイッチャ本体2の外部に出力され、図1に示したようにモニター6等に送られる。
また、画像加工部41aのキー処理部46の出力信号は、画像加工部41bの入力選択部42に入力ライン44hから再入力される。したがって、画像加工部41aと画像加工部41bとを直列に接続した状態で使用して、画像加工部41aでトランジション効果やキー処理を施した映像信号に対して、画像加工部41bでさらにトランジション効果やキー処理を施すことも可能である。
制御部50は、マイクロコンピュータやネットワーク用の通信インタフェースを用いて構成されており、図1のコントロールパネル1からLAN3経由で送信されるコマンドに基づいて各画像加工部41を制御する。
コントロールパネル1は、スイッチャ本体2の制御や、VTR4の制御を行うためのパネルである。図3は、コントロールパネル1の構成を示す図である。コントロールパネル1には、操作卓11と、制御部12と、表示部13(例えば液晶ディスプレイ)とで構成されている。
制御部12は、マイクロコンピュータやネットワーク用の通信インタフェースやシリアル通信用の通信インタフェースを用いて構成されており、操作卓11の操作内容に応じたコマンドを、LAN3経由でスイッチャ本体2内の制御部50(図2)に送信したり、シリアル通信によってVTR4(図1)に送信する。
また、制御部12は、操作卓11の操作内容や、スイッチャ本体2内の制御部50から受信した情報等に応じて、表示部13の表示内容を制御する。さらに、制御部12は、後で図8や図10を用いて説明するような、本発明に特有の処理を行う。
操作卓11には、スイッチャ本体2の操作や、VTR4の操作や、スイッチャのセットアップ等を行うための各種の操作手段が配置されている。図4は、これらの操作手段のうち、本発明に関連する部分を示す図である。操作卓11には、下記のような操作手段が配置されている。
(1)二組のフェーダー21(21a,21b)
(2)二組のオートトランジション釦24(24a,24b)
(3)二組の入力選択用の押し釦群25(25a,25b)
(4)キー信号選択用の押し釦群26
(5)二組のキーオン/オフ切り換え釦27(27a,27b)
(6)VTR制御用の押し釦群28
(7)マクロレジスタ呼出し釦29
(8)テンキー30
(9)マクロ設定・実行用の押し釦群31
(10)二組のアタッチメント位置設定用釦32(32a,32b)
二組のフェーダー21のうち、フェーダー21aは、スイッチャ本体2内の画像加工部41a(図2)のほうの合成処理部45を操作するためのものであり、フェーダー21bは、画像加工部41bのほうの合成処理部45を操作するためのものである。
各フェーダー21には、スライド式のレバー22と、インジケータ23とが設けられている。フェーダー21は、スイッチャ本体2内の合成処理部45によってトランジション効果を施す際に、レバー22を一方の端部からもう一方の端部にまで移動させることにより、2つの映像信号(切り換え前の映像信号と切り換え後の映像信号)の出力割合を示すパラメータを手動で連続的に変化させるための操作手段である。インジケータ23は、レバー22の位置をLED(発光ダイオード)によって表示する役割を有する。
フェーダー21からは、一定のサンプリング周期で、レバー22の現在の位置を示す情報が制御部12(図3)に送られる。制御部12は、この情報によって示されるレバー22の位置が変化する毎に、前述の2つの映像信号の出力割合を示すパラメータとして、現在のレバー22の位置に対応した値のパラメータを算出する。そして、そのパラメータをスイッチャ本体2内の制御部50(図2)に送信する。
スイッチャ本体2内の制御部50では、このパラメータにより、合成処理部45における2つの映像信号の出力割合を制御する。
図5は、このフェーダー21のレバー22の位置と合成処理部45からの2つの映像信号の出力割合との関係を例示する図である。図5の上段左側に示すように、レバー22を上端Pから下端Rに向けて移動させる場合、制御部12は、下記の式によって、レバー22の現在の位置QにおけるパラメータA,B(パラメータAは、2つの映像信号のうちの切り換え前の映像信号の出力割合を示し、パラメータBは、切り換え後の映像信号の出力割合を示す)。
A=m
B=(1−m) (但し、0≦m≦1}
したがって、レバー23を上端Pから下端Rにまで移動させる場合、このパラメータA,Bは、図5の上段右側に示すように、AB座標空間内の線分P’−R’を点P’から点R’にまで移動する点Q’の座標値(A,B)として表される。このことは、パラメータAが100%である状態から、パラメータBが100%である状態に徐々に遷移することを意味する。
図5の下段には、トランジション効果としてワイプを施す場合の、位置Qにおける合成処理部45からの2つの映像信号の出力割合を示している。レバー22が上端Pに位置するときには、パラメータAが100%なので、切り換え前の映像信号のみが出力される。その後、図5の下段に示すように切り換え後の映像信号の出力割合が増えていき、レバー22が下端Rに到達すると、切り換え後の映像信号のみが出力されるようになる。
図4の二組のオートトランジション釦24のうち、オートトランジション釦24aは、スイッチャ本体2内の画像加工部41aのほうの合成処理部45に対応しており、オートトランジション釦24bは、画像加工部41bのほうの合成処理部45に対応している。オートトランジション釦24は、対応する合成処理部45によってトランジション効果を施す際の2つの映像信号の出力割合を、一定速度で自動的に変化させるための押し釦である。
オートトランジション釦24が操作されると、コントロールパネル1内の制御部12(図3)は、オートトランジションを指示するコマンドをスイッチャ本体2内の制御部50(図2)に送信する。制御部50は、このコマンドに基づき、上述のパラメータA,Bを、パラメータAが100%である状態から、パラメータBが100%である状態に、一定の時間をかけて一定速度で変化させる。
また、制御部50は、そのオートトランジション釦24に対応するフェーダー21のインジケータ23に現在の出力割合に一致するレバー22の位置を表示させるためのタリー情報を、コントロールパネル1内の制御部12に送信する。制御部12は、このタリー情報に基づき、そのオートトランジション釦24に対応するフェーダー21のインジケータ23の表示を制御する。
図4の二組の押し釦群25のうち、押し釦群25aは、スイッチャ本体2内の画像加工部41aのほうの入力選択部42で入力信号を選択するためのものであり、押し釦群25bは、画像加工部41bのほうの入力選択部42で入力信号を選択するためのものである。各押し釦群25には押し釦が二列に配列されており、上側の列は入力バス43aで入力信号を選択するためのものであり、下側の列は入力バス43bで入力信号を選択するためのものである。
キー信号選択用の押し釦群26は、スイッチャ本体2内の画像加工部41a,41bのうちのいずれかのキー信号選択部47を指定するとともに、指定したキー信号選択部47でキー信号を選択するためのものである。
二組のキーオン/オフ切り換え釦27のうち、釦27aは、画像加工部41a内において、キー信号選択部47で選択したキー信号をキー処理部46によって合成するか否かを切り換えるためのものであり、釦27bは、画像加工部41b内において、キー信号選択部47で選択したキー信号をキー処理部46によって合成するか否かを切り換えるための押し釦である。
押し釦群28は、図1の任意の一台のVTR4を選択し、そのVTR4を制御して映像信号を再生させたり再生を停止させるためのものである。
マクロレジスタ呼出し釦29及び押し釦群31は、マクロ機能のための押し釦である。次に、マクロ機能について説明する。マクロ機能とは、オペレータが操作卓11上で行った操作の手順を、データとして制御部12(図3)内のメモリに登録しておき、必要に応じてこのデータを呼び出して、同じ手順を自動的に再現する機能である。このデータを登録するためのメモリ領域を、マクロレジスタと呼ぶ。
このマクロ機能により、オペレータは、複雑な手順は事前にマクロレジスタに登録して実行させることで操作の手数を減らしたり、ある操作によって実行される機能に連動するように設定することでオペレーションミスを防いだりすることができる。
マクロレジスタに登録することができる操作卓11上での操作をマクロイベントと呼び、これをデータ化したものをイベントデータと呼ぶ。 各イベントデータは、各操作手段の操作毎に、その操作を表すシンボルと、その操作を再現させるために必要となる下記のパラメータの集合とで構成される。
(1)スイッチャ本体2内の画像加工部41aと画像加工部41bとを識別するパラメータ“ME”
(2)入力バス43aと入力バス43bとを識別するパラメータ“MEBus”
(3)入力ラインを識別するパラメータ“Xpt”
(4)選択する入力信号が映像信号であるかキーイング合成用の信号(別の映像信号を合成すべき表示領域を指定する信号)であるかを識別するパラメータ“VideoKey”
図6は、一例として、スイッチャ本体2内の画像加工部41aの入力選択部42の入力バス43aで、入力ライン44aからの入力信号を選択する操作を行った場合のイベントデータを示す。
パラメータ“ME”の設定値“ME1”は画像加工部41aを表しており、パラメータ“MEBus”の設定値“A”は入力バス43aを表している。
パラメータ“Xpt”の設定値“1”は入力ライン44aを表しており、パラメータ“VideoKey”の設定値“Video”は映像信号を表している。
1つのマクロレジスタには、上記のようなイベントデータが、各操作手段の操作手順に従って順次登録される。そして、そのマクロレジスタを呼び出すことにより、その手順が自動的に再現される。マクロレジスタは、例えばレジスタ番号が1番から99番までの99個のものが用意されている。図4のマクロレジスタ呼出し釦29は、マクロの登録時や実行時に、テンキー30で任意のレジスタ番号を入力し、そのレジスタ番号のレジスタを呼出すための押し釦である。
操作卓11上に配置された押し釦には、これらのマクロレジスタのうちの任意のレジスタ番号のマクロレジスタを割り付け、その押し釦本来の機能の実行とマクロ機能の実行とを連動させることができる。この割り付けのことをマクロアタッチメントと呼び、マクロアタッチメントの内容を示すデータをマクロアタッチメントデータと呼ぶ。このマクロアタッチメントデータも、制御部12内のメモリに登録される。マクロアタッチメントデータを登録するためのメモリ領域を、マクロアタッチレジスタと呼ぶ。
マクロアタッチメントデータは、下記のパラメータの集合と、マクロアタッチメントの設定時におけるその押し釦の操作をデータ化したイベントデータとで構成される。イベントデータについては、既に図6を用いて説明した通りである。
(1)マクロアタッチメントの対象となるモジュール(操作卓11上の、共通する機能を有する複数の押し釦の集合)を識別するパラメータ“Module”
(2)そのモジュール内でマクロアタッチメントの対象となる押し釦を識別するパラメータ“Button”
(3)その押し釦に割り付けられるマクロレジスタのレジスタ番号を識別するパラメータ“MacroReg”
(4)マクロアタッチメントのモードを識別するパラメータ“MacroMode”
パラメータ“MacroMode”が表すモードには、その押し釦本来の機能をマクロ機能よりも先に実行するプリモードや、その押し釦本来の機能をマクロ機能の後に実行するポストモードや、その押し釦本来の機能をマクロ機能と並行して実行するノーアサインモードが存在する。図4の押し釦群31には、このモードを選択するための押し釦が含まれている。
これらのパラメータにより、操作卓11上のどの押し釦にどのレジスタ番号のマクロレジスタが割り付けられたかを判別することができる。また、操作卓11上の押し釦の機能はセットアップによって変更されることがあるが、イベントデータにより、その押し釦がマクロアタッチメントの設定時にどの機能を有していたかを特定することができる。
図7は、一例として、図4の押し釦群25aのうちの上側の列の左端の押し釦に、レジスタ番号1のマクロレジスタが割り付けられた場合のマクロアタッチメントデータのパラメータを示す。
パラメータ“Module”の設定値“ME1Xpt”は押し釦群25aを表しており、パラメータ“Button”の設定値“ABus1”は上側の列の左端の押し釦を表している。
パラメータ“MacroReg”の設定値“1”はレジスタ番号1を表しており、パラメータ“MacroMode”の設定値“Pre”は前述のプリモードを表している。
或る押し釦にマクロアタッチメントを設定するためには、その押し釦に割り付けるマクロレジスタを呼び出した状態で、マクロアタッチメントの設定可能モードにおいて、その押し釦を操作する。これにより、制御部12が、その押し釦についてのマクロアタッチメントデータを作成してマクロアタッチレジスタに登録する。図4の押し釦群31には、この設定可能モードをオン/オフに切り換えるための押し釦が含まれている。
また、すでにマクロアタッチメントが設定されている押し釦に対して同様の操作を行った場合には、制御部12は、マクロアタッチレジスタに登録されているその押し釦についてのマクロアタッチメントデータを削除することにより、その押し釦についてのマクロアタッチメントの設定を解除する。
制御部12は、設定可能モードがオンのときには、マクロアタッチメントが設定されている押し釦に付属しているLEDを点滅動作させる。これにより、コントロールパネル1を操作するオペレータは、その押し釦にマクロアタッチメントが設定されていることを確認することができる。
マクロアタッチメントの実行可能モードにおいて、マクロアタッチメントが設定された押し釦を操作すると、その操作をトリガとして、その押し釦に割り付けられたレジスタ番号のマクロレジスタが自動的に呼び出され、そのマクロレジスタに登録されているイベントデータが順次実行される。これにより、その押し釦本来の機能と連動して、マクロ機能が実行される。図4の押し釦群31には、この実行可能モードをオン/オフに切り換えるための押し釦も含まれている。
本発明の特徴として、コントロールパネル1は、押し釦だけではなく、フェーダー21(図4)にもこのマクロアタッチメントを設定して、フェーダー21やオートトランジション釦24の操作によるトランジション効果と連動してマクロ機能を実行させることが可能になっている。図4のアタッチメント位置設定用釦32a,32bは、それぞれフェーダー21a,21bにマクロアタッチメントを設定するトリガを与えるための押し釦である。
図8は、コントロールパネル1内の制御部12(図3)が、フェーダー21にマクロアタッチメントを設定するための処理を示すフローチャートである。この処理では、フェーダー21a,21bから送られるレバー22の位置情報を取得しながら(ステップS1)、アタッチメント位置設定用釦32a,32bのうちのいずれかが押されるまで待機する(ステップS2)。
そして、アタッチメント位置設定用釦32a,32bのうちのいずれかが押されると、押し釦群31(図4)によってマクロアタッチメントの設定可能モードがオンにされているか否かを判断する(ステップS3)。ノーであれば、そのまま処理を終了する。他方イエスであれば、押し釦29及びテンキー30(図4)によっていずれかのレジスタ番号のマクロレジスタが呼び出されているか否かを判断する(ステップS4)。
ノーであれば、そのまま処理を終了する。他方イエスであれば、押されたアタッチメント位置設定用釦32に対応するフェーダー21(アタッチメント位置設定用釦32aが押された場合にはフェーダー21a、アタッチメント位置設定用釦32bが押された場合にはフェーダー21b)について、マクロアタッチメントが未設定である(マクロアタッチレジスタにマクロアタッチメントデータが未登録である)か否かを判断する(ステップS5)。
イエスであれば、そのフェーダーについて、現在のレバー22の位置(ステップS1で最後に取得した位置情報によって示される位置)を示すパラメータをイベントデータ中に含んだマクロアタッチメントデータを作成し、そのマクロアタッチメントデータをマクロアタッチレジスタに登録する(ステップS6)。そして処理を終了する。
ステップS5でノーであれば、マクロアタッチレジスタに登録されているそのフェーダーについてのマクロアタッチメントデータを削除することにより、そのフェーダーについてのマクロアタッチメントの設定を解除する(ステップS7)。そして処理を終了する。
図8のステップS6で作成されるマクロアタッチメントデータは、図7に例示したようなマクロアタッチメントデータのパラメータの集合と、フェーダー用のイベントデータとで構成される。フェーダー用のイベントデータには、フェーダーの操作を表すシンボルと、その操作を再現させるために必要となる下記のパラメータの集合とで構成される。
(1)スイッチャ本体2内の画像加工部41aと画像加工部41bとを識別するパラメータ“ME”
(2)マクロアタッチメントの設定時のレバー22の位置(図8のステップS1で最後に取得した位置情報によって示される位置)を示すパラメータ“FaderValue”
図9は、一例として、フェーダー21bのレバー22が上端と下端との真中の位置にあるときにアタッチメント位置設定用釦32bが押された場合に作成されるマクロアタッチメントデータを示す。図10には、レバー22がこの真中の位置Qにある状態を、前出の図5と同様に合成処理部45からの2つの映像信号の出力割合と関連させて示している。
図9において、はパラメータ“Module”の設定値“PPStandardTransition”はフェーダー21bを含んだモジュールを表しており、パラメータ“Button”の設定値“MainFader”はフェーダー21bを表している。
パラメータ“MacroReg”の設定値“1”はレジスタ番号1を表しており、パラメータ“MacroMode”の設定値“NoAssign”は前述のノーアサインモード(フェーダー本来の機能をマクロ機能と並行して実行するモード)を表している。
イベントデータ中のパラメータ“ME”の設定値“PP”は、画像加工部41bを表している。
イベントデータ中のパラメータ“FaderValue”の設定値“50”は、レバー22の移動範囲mを0≦m≦100とした場合の現在の位置の値であり、上端と下端との真中の位置であることを表している。
この図8の処理により、コントロールパネル1を操作するオペレータは、フェーダー21のレバー22を任意の位置に移動させ、そのレバー22の位置に対してマクロレジスタを割り付けることができる。
なお、制御部12は、設定可能モードがオンのときには、マクロアタッチメントが設定された時点でのレバー22の位置を、インジケータ23で表示させる。これにより、オペレータは、レバー22がどの位置にある状態でフェーダー21にマクロアタッチメントが設定されたかを確認することができる。
図11は、制御部12が、マクロアタッチメントが設定されているフェーダー21が操作されたときにマクロ機能を実行するための処理を示すフローチャートである。この処理では、そのフェーダー21から送られるレバー22の位置情報を取得すると(ステップS11)、レバー22の現在の位置が、マクロアタッチレジスタに登録されているそのフェーダー21についてのマクロアタッチメントデータ中のパラメータ“FaderValue”(図9参照)が示す位置に到達したか否かを判断する(ステップS12)。
ノーであれば、ステップS11に戻ってステップS11及びS12を繰り返す。そして、ステップS12でイエスになると、押し釦群31(図4)によってマクロアタッチメントの実行可能モードがオンにされているか否かを判断する(ステップS13)。
ノーであれば、そのまま処理を終了する。他方イエスであれば、上記マクロアタッチメントデータ中のパラメータ“MacroReg”(図9参照)が示すレジスタ番号のマクロレジスタに、イベントデータが1つでも登録されているか否かを判断する(ステップS14)。
ノーであれば、そのまま処理を終了する。他方イエスであれば、上記マクロアタッチメントデータ中のパラメータ“MacroMode”(図9参照)が示すモードで、マクロ機能を実行(そのマクロレジスタ内のイベントデータによって示される操作の手順を再現)する(ステップS15)。そして処理を終了する。
この図11の処理により、オペレータがフェーダー21を操作するだけで、レバー22が特定の位置(マクロアタッチメントの設定時にオペレータが任意に決定した位置)に到達したタイミングで、マクロレジスタに登録されている別の押し釦の機能が自動的に実行される。
図12は、制御部12が、マクロアタッチメントが設定されているフェーダー21と同じ画像加工部41に対応するオートトランジション釦24(フェーダー21aについてはオートトランジション釦24a、フェーダー21bについてはオートトランジション釦24b)が操作されたときにマクロ機能を実行するための処理を示すフローチャートである。
この処理では、そのフェーダー21のインジケータ23での表示用にスイッチャ本体2内の制御部50(図2)から送信される前述のタリー情報に基づいて、スイッチャ本体2内の合成処理部45における2つの映像信号の現在の出力割合に一致するレバー22の位置を確認する(ステップS21)。
そして、そのレバー22の位置が、マクロアタッチレジスタに登録されているそのフェーダー21についてのマクロアタッチメントデータ中のパラメータ“FaderValue”(図9参照)が示す位置に到達したか否かを判断する(ステップS22)。
ノーであれば、ステップS21に戻ってステップS21及びS22を繰り返す。そして、ステップS22でイエスになると、ステップS23に進む。このステップS23以降の処理は、図11のステップS13以降の処理と同じであるので、説明を省略する。
この図12の処理により、オペレータがオートトランジション釦24を操作したときにも、レバー22の特定の位置に対応する出力割合に到達したタイミングで、マクロレジスタに登録されている別の押し釦の機能が自動的に実行される。
なお、制御部12は、図11や図12の処理によってマクロ機能を実行した時点(ステップS15,S25の時点)で、インジケータ23の表示状態を変化させる(例えば、点灯状態から点滅状態に変化させたり、表示色を変化させる)。これにより、オペレータは、マクロ機能が実行されたことを確認することができる。
以上のように、このスイッチャでは、フェーダー21またはオートトランジション釦24を操作するだけで、 スイッチャ本体2内の合成処理部45における2つの映像信号の出力割合を示すパラメータが或る特定の値になったタイミングで、別の押し釦の機能が自動的に実行される。これにより、フェーダー21やオートトランジション釦24の操作に連動して、容易且つ正確に別の機能を実行させることができる。
また、マクロアタッチメントの設定時にはフェーダー21のレバー22の位置を任意の位置に決定することができるので、任意のタイミングでこの別の押し釦の機能を実行させることができる。
さらに、複数のイベントデータを登録したマクロレジスタにフェーダー21を割り付けることにより、複数の押し釦の操作手順が、フェーダー21やオートトランジション釦24の操作と連動して自動的に再現される。したがって、フェーダー21やオートトランジション釦24の操作と連動して、複雑な手順で一連の機能を実行したり、別の多数の機能を一度に実行する必要がある場合にも、それらの機能を正確に実行させることができる。
最後に、フェーダー21やオートトランジション釦24の操作に連動させる機能の具体例を紹介する。
図13は、トランジション効果としてワイプを施す際に、VTR4(図1)の制御を連動させる例を示す。シーンチェンジのためにワイプやDMEワイプを利用する場合には、切り換え前の映像と切り換え後の映像との境界がある位置に達したところから、境界付近に別の映像(VTRからの映像信号や、キーフレームデータや、アニメーションデータ)を表示することで、シーンチェンジをよりダイナミックなものにすることができる。
図13には、ワイプ時のこの境界がある位置に達した(左端の1−A)ところで、境界部分が幅を持ち(中央の1−B)、その中をVTRからの映像信号(“SONY”というロゴ)が上から下に流れながら、切り換え後の映像の出力割合が増大していく(右端の1−C)ような映像効果を図示している。
このような場合、フェーダー21へのマクロアタッチメントの設定時に、VTR制御用の押し釦群28(図4)の操作によるイベントデータを登録したマクロレジスタを割り付けておけば、フェーダー21またはオートトランジション釦24を操作するだけで、ワイプ時の境界がこの位置を通過すると同時にVTR4からこのロゴが自動的に再生されて、目的とする画像効果を得ることができる。
図4にはキーフレームやアニメーション用の押し釦は示していないが、それらの押し釦群の操作によるイベントデータを登録したマクロレジスタを割り付けることにより、キーフレームデータやアニメーションデータを同様にして自動的に再生させることができるのはもちろんである。
図14は、トランジション効果としてキーイング合成を施す際に、スイッチャ本体2内のキー処理部46やキー信号選択部47(図2)の制御を連動させる例を示す。図14の上段に示すように、背景画像BKGDが表示されている画面(左端の2−A)の一部の領域別の画像PinPが挿入され(中央の2−B)、一定時間の後、その画像PinPが画面外に消失する(右端の2−C)ような画像変化は、報道番組やスポーツ番組で多用されている。
このとき、画像PinPの挿入操作にタイミングを合わせて、タイトルやロゴ等の字幕(キー信号)を合成する場合が多い。このような場合、フェーダー21へのマクロアタッチメントの設定時に、キー信号選択用の押し釦群26やキーオン/オフ切り換え釦27(図4)の操作によるイベントデータを登録したマクロレジスタを割り付けておけば、フェーダー21を操作するだけで、図14の下段に示すように、画像PinPの挿入操作を行うのと同時に自動的に字幕を合成させ(中央の2−E)、画像PinPの挿入を解除する操作と同時に自動的に字幕を消去させることができる。
以上のように、報道編集やスポーツ番組制作において、映像効果として比較的よく利用されるような出力画像を、操作上のミスや送出ミスなしに手軽に作成することができるようになる。
なお、以上の例では、1つのフェーダー21に対しては1つのマクロアタッチメントデータだけを登録できるようになっている(図8のステップS5〜S7)。しかし、別の例として、1つのフェーダー21に対して、レバー22の位置が異なる毎にそれぞれマクロアタッチメントデータを登録できるようにしてもよい。それにより、レバー22を一方の端部からもう一方の端部にまで移動させる間に、複数のマクロ機能を順次自動的に実行させることができるようになる。
また、以上の例では、図8に示したように、フェーダー21自体の操作によってフェーダー21にマクロアタッチメントを設定している。しかし、コントロールパネル1の制御部12が、2つの映像信号の出力割合を示すパラメータを、コントロールパネル1の外部からの制御信号(例えばGPI信号)に基づいて算出してスイッチャ本体2内の制御部50に送信する処理を実行可能である場合には、その算出したパラメータが任意の値になったタイミングでアタッチメント位置設定用釦32を操作することにより、フェーダー21にマクロアタッチメントを設定できるようにしてもよい。
また、以上の例では、トランジション効果を施す際の2つの映像信号の出力割合を示すパラメータが或る特定の値になったタイミングで、マクロ機能が自動的に実行されるようにしている。しかし、別の例として、映像信号に対して各種の加工処理(輝度調整や、モザイク処理のようなデジタル加工)を施す画像信号加工装置に本発明を適用し、その加工を行うためのパラメータが或る特定の値になったタイミングでマクロ機能が自動的に実行されるようにしてもよい。
また、以上の例では、コントロールパネル1を一台設けたスイッチャに本発明を適用している。しかし、別の例として、一台のスイッチャ本体に対して複数台のコントロールパネルを設けたスイッチャにも本発明を適用してよい。その場合には、例えば、いずれか一台のコントロールパネルでフェーダーにマクロアタッチメントを設定することにより、全てのコントロールパネルでフェーダーの操作に連動してマクロ機能が実行されるようにすることが好適である。
また、以上の例では、画像信号加工装置の一種であるスイッチャに本発明を適用している。しかし、別の例として、音声信号に対して合成等の加工処理を施す装置に本発明を適用し、その加工を行うためのパラメータが或る特定の値になったタイミングでマクロ機能が自動的に実行されるようにしてもよい。
本発明を適用したスイッチャの全体構成を示す図である。 スイッチャ本体の構成例を示す図である。 コントロールパネルの構成を示す図である。 コントロールパネルの操作卓上の操作手段を示す図である。 フェーダーのレバーの位置と2つの映像信号の出力割合との関係を例示する図である。 イベントデータを例示する図である。 マクロアタッチメントデータ中のパラメータを例示する図である。 フェーダーへのマクロアタッチメントの設定のための処理を示すフローチャートである。 フェーダーについてのマクロアタッチメントデータを例示する図である。 フェーダーのレバーが真中の位置にある状態を示す図である。 フェーダーの操作時にマクロ機能を実行するための処理を示すフローチャートである。 オートトランジション釦の操作時にマクロ機能を実行するための処理を示すフローチャートである。 トランジション効果と連動してVTRを制御する例を示す図である。 トランジション効果と連動して字幕を合成する例を示す図である。
符号の説明
1 コントロールパネル、 2 スイッチャ本体、 3 LAN、 4 VTR、 5 モニター、 11 操作卓、 12 制御部、 21a,21b フェーダー、 22 レバー、 23 インジケータ、 24a,24b オートトランジション釦、 25a,25b 入力選択用の押し釦群、 26 キー信号選択用の押し釦群、 27a,27b キーオン/オフ切り換え釦、 28 VTR制御用の押し釦群、 29 マクロレジスタ呼出し釦、 30 テンキー、 31 マクロ設定・実行用の押し釦群、 32a,32b アタッチメント位置設定用釦、 41a,41b 画像加工部、 42 入力選択部、 45 合成処理部、 46 キー処理部、 47 キー信号選択部、 50 制御部

Claims (13)

  1. 供給される信号に対して所定の加工処理を施す信号加工部と、
    前記信号加工部によって信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるためのパラメータ調整手段と、
    前記パラメータ調整手段とは別の機能を有する1つ以上の操作手段と
    を有する信号加工装置において、
    前記パラメータの値といずれかの前記操作手段とを対応させたデータの作成を指示する操作を行う指示手段と、
    前記指示手段が操作されたことに基づき、前記指示手段が操作された時点での前記パラメータ調整手段の操作によるパラメータの値と前記いずれかの前記操作手段とを対応させたデータを作成する作成手段と、
    前記パラメータ調整手段の操作により前記信号加工部が信号を加工している現在のパラメータの値が、前記データ内のパラメータの値に到達したことを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき、前記データ内において前記パラメータの値と対応している操作手段の機能を直ちに実行する機能実行手段とを備え
    信号加工装置。
  2. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記データは、前記パラメータの値と2つ以上の前記操作手段の操作の手順とを対応させたものであり、
    前記機能実行手段は、前記検出手段の検出結果に基づき、前記データ内において前記パラメータの値と対応している前記操作手段の機能を前記手順に従って直ちに実行す
    信号加工装置。
  3. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記信号加工部は、出力する映像信号を或る映像信号から別の映像信号に遷移させる効果を施す回路であり、
    前記パラメータ調整手段は、前記効果を施す際に、2つの前記映像信号の出力割合を示すパラメータを手動で連続的に変化させるための操作手段であ
    信号加工装置。
  4. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記パラメータ調整手段は、スライド式のレバーを移動させることによって前記パラメータを変化させるフェーダーであ
    信号加工装置。
  5. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記パラメータ調整手段を複数有しており、
    前記データは、前記複数のパラメータ調整手段のうちのいずれか1つのパラメータ調整手段を特定する情報と、前記パラメータの値と、いずれかの前記操作手段とを対応させたものであ
    信号加工装置。
  6. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記パラメータを自動的に変化させるパラメータ自動調整手段
    をさらに備え、
    前記機能実行手段は、前記パラメータ自動調整手段によって前記パラメータが調整される場合、前記パラメータ自動調整手段から供給される現在のパラメータ値の情報に基づき、現在のパラメータの値が前記データ内のパラメータの値に到達したことを判断して、前記データ内において前記パラメータの値と対応している操作手段の機能を直ちに実行す
    信号加工装置。
  7. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記機能実行手段の動作をオン/オフに切り換えるための操作手段をさらに備え
    信号加工装置。
  8. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記パラメータ調整手段は、スライド式のレバーを移動させることによって前記パラメータを変化させるフェーダーであり、
    前記作成手段は、前記フェーダーの前記レバーの位置情報を取得しながら、前記指示手段が操作されるまで待機し、前記指示手段が操作された時点での前記レバーの位置情報を用いて前記データを作成する
    信号加工装置。
  9. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    複数チャンネルの入力信号の中から、前記信号加工部に供給する信号を選択する入力選択部
    を有しており、
    前記操作手段は、前記入力選択部での入力信号の選択を指示するための操作手段を含
    信号加工装置。
  10. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    外部の機器を制御する制御手段
    を有しており、
    前記操作手段は、前記外部の機器の制御を指示するための操作手段を含
    信号加工装置。
  11. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    前記パラメータの現在の値を示す表示手段と、
    前記機能実行手段が動作しているときの前記表示手段の表示状態を、前記機能実行手段が動作していないときの表示状態とは異ならせる制御手段とを更に備え
    信号加工装置。
  12. 請求項1に記載の信号加工装置において、
    2つ以上の前記操作手段が操作された手順を示すデータであるイベントデータが、互いに異なる記憶領域に1つずつ記憶される記憶手段と、
    前記記憶手段の任意の前記記憶領域を呼出す操作を行う呼出し手段とを更に備え、
    前記作成手段は、前記指示手段が操作されたことに基づき、前記指示手段が操作された時点での前記パラメータ調整手段の操作によるパラメータの値と前記呼出し手段で呼出された前記記憶領域とを対応させたデータを作成し、
    前記機能実行手段は、前記検出手段の検出結果に基づき、前記作成手段によって作成されたデータ内において前記パラメータの値と対応している前記記憶領域内の前記イベントデータによって示される前記2つ以上の前記操作手段の操作の手順を直ちに再現する
    信号加工装置。
  13. 供給される信号に対して所定の加工処理を施す信号加工部と、
    前記信号加工部によって信号を加工する際のパラメータを手動で連続的に変化させるためのパラメータ調整手段と、
    前記パラメータ調整手段とは別の機能を有する1つ以上の操作手段と、
    前記パラメータの値といずれかの前記操作手段とを対応させたデータの作成を指示する操作を行う指示手段と、
    前記パラメータ調整手段,前記操作手段の機能を実行するための制御手段と
    を有する信号加工装置における前記操作手段の機能の実行方法において、
    前記制御手段が、前記指示手段が操作されたことに基づき、前記指示手段が操作された時点での前記パラメータ調整手段の操作によるパラメータの値と前記いずれかの前記操作手段とを対応させたデータを作成するステップと、
    前記制御手段が、前記パラメータ調整手段の操作により前記信号加工部が信号を加工している現在のパラメータの値が、前記データ内のパラメータの値に到達したことを検出するステップと、
    前記制御手段が、前記検出の結果に基づき、前記データ内において前記パラメータの値と対応している操作手段の機能を直ちに実行するステップとを有する
    信号加工装置の操作手段の機能の実行方法。
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