JPH11275580A - 画像データ処理装置、画像データ復号装置及び画像データ符号化装置並びにそれらの方法 - Google Patents

画像データ処理装置、画像データ復号装置及び画像データ符号化装置並びにそれらの方法

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JPH11275580A
JPH11275580A JP7595398A JP7595398A JPH11275580A JP H11275580 A JPH11275580 A JP H11275580A JP 7595398 A JP7595398 A JP 7595398A JP 7595398 A JP7595398 A JP 7595398A JP H11275580 A JPH11275580 A JP H11275580A
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JP7595398A
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Motoki Kato
元樹 加藤
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Sony Corp
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    • H04N19/40Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using video transcoding, i.e. partial or full decoding of a coded input stream followed by re-encoding of the decoded output stream
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    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力される符号化データを遅延なく確実に復号
及び再符号化する。 【解決手段】表示順の原画像データを所定のデータ単位
ごとに所定の符号化タイプI、P、Bで所定の符号化順
に符号化することにより生成される符号化順の符号化デ
ータD1を符号化順に復号し、当該復号されてなる復号
画像データD110を復号順に出力し、当該復号された
復号画像データD110を復号順に符号化し、当該符号
化されてなる再符号化データを符号化順に出力すること
により、入力される符号化データD1を遅延なく確実に
復号及び再符号化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図5及び図6) 発明が解決しようとする課題(図7〜図11) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ処理装
置、画像データ復号装置及び画像データ符号化装置並び
にそれらの方法に関し、例えばMPEG(Moving Pictur
e Experts Group)規格で符号化された画像データを復号
及び再符号化する際に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、例えばMPEG(Moving Picture
Experts Group)規格に基づいて動画像を符号化する画像
データ符号化装置においては、例えば15フレームの動
画像データをGOP(Group Of Pictures)と呼ばれる1
つの処理単位として符号化(エンコード)するようにな
されている。
【0005】1つのGOPには、Iピクチヤ(Intra-Pic
ture:フレーム内符号化画像)、Pピクチヤ(Predictiv
e-Picture:フレーム間順方向予測符号化画像)及びBピ
クチヤ(Bidirectionally Predictive-Picture:双方向予
測符号化画像)と呼ばれるフレーム単位の符号化タイプ
がある。
【0006】すなわち図5に示すように、Iピクチヤ
(ピクチヤI0)は、GOPの独立性を保つためのもの
であり、その画面全体が符号化されるものである。Pピ
クチヤ(ピクチヤP3、P6)は、Iピクチヤ又はPピ
クチヤから順方向に予測符号化されるものである。因み
に、Iピクチヤ及びPピクチヤは、原画像と同じ順序で
符号化される。
【0007】また、Bピクチヤ(ピクチヤB1、B2、
B3、B4)は、Iピクチヤ又はPピクチヤから双方向
に予測符号化される。従つて、圧縮符号化された画像デ
ータを復号(デコード)する場合、Iピクチヤは単独で
デコードされるが、Pピクチヤ及びBピクチヤはそれ自
信の画像データのみではデコードされない。
【0008】ここで、図6(A)は、符号化装置(エン
コーダ)への動画像信号の入力順(すなわち動画像信号
の表示順)を示し、第1のフレーム画像信号(ピクチヤ
I0)はIピクチヤとして符号化される符号化前の画像
信号であり、これに続く第2のフレーム画像信号(ピク
チヤB1)はBピクチヤとして符号化される符号化前の
画像信号である。因みに、各ピクチヤタイプ(I、P、
B)に付加される数字は表示順を表す。
【0009】このようにして符号化装置に順次入力され
た動画像信号は、各ピクチヤタイプに応じた符号化が行
われる。この場合、Bピクチヤ(ピクチヤB1及びB
2)は、それぞれIピクチヤ(ピクチヤI0)及びPピ
クチヤ(ピクチヤP3)を参照して生成されることによ
り、Bピクチヤ(ピクチヤB1及びB2)は参照先とな
るPピクチヤ(ピクチヤP3)が符号化されるまでフレ
ームメモリに保存される。
【0010】このように、符号化装置においては、Iピ
クチヤ(又はPピクチヤ)及びPピクチヤ間に挟まれた
Bピクチヤの枚数に応じたフレームメモリを設ける必要
がある。因みに図6の場合、Iピクチヤ(又はPピクチ
ヤ)とPピクチヤとの間の間隔は3ピクチヤ分あり、こ
れをM=3と表すと、Iピクチヤ(又はPピクチヤ)と
Pピクチヤとに挟まれたBピクチヤの枚数はM−1とな
る。
【0011】また符号化装置において各ピクチヤタイプ
ごとに符号化が行われると、図6(B)に示すような順
序で各ピクチヤが出力される。この場合、Bピクチヤ
(ピクチヤB1及びB2)を符号化する前にこれらを一
旦フレームメモリに保持し、先にPピクチヤ(ピクチヤ
P3)を符号化するようになされていることにより、入
力画像信号(図6(A))のピクチヤI0からピクチヤ
P3までの3フレーム分だけ画像信号の入力に対して遅
延したタイミングで符号化データ(ビツトストリーム)
が出力される。
【0012】かくして符号化装置では、入力された動画
像信号のフレーム順(表示順)が符号化処理によつて符
号化順に並べ換えられた状態で出力される。
【0013】このようにして符号化されたビツトストリ
ーム(図6(B))は、所定の伝送路を介して復号装置
(デコーダ)に入力され復号(デコード)される。この
場合、図6(C)に示すように、各ピクチヤは図6
(B)について上述した符号化装置からの出力順に入力
される。
【0014】復号装置では、入力されるビツトストリー
ムを表示順に並び換えることにより図6(D)に示す動
画像信号を得、これを復号画像信号として出力する。こ
の場合、復号装置では、入力されたビツトストリーム
(図6(C))が表示順ではないことにより、当該入力
されたビツトストリームを表示順に並び換える処理が必
要である。従つて復号装置においては、ビツトストリー
ムを入力した後これを復号画像信号として出力するまで
に1フレーム分の遅延時間が生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一旦符号化
されたビツトストリームのビツトレートを変える場合等
においては、符号化されたビツトストリームを一旦復号
し、当該復号された復号画像信号を異なるビツトレート
で再符号化する必要がある。このように復号された復号
画像信号を再符号化する方法として、図7に示すような
構成の復号及び符号化装置1が考えられる。
【0016】すなわち図7において、復号及び符号化装
置1は符号化されたビツトストリームD1をデコーダ2
によつて一旦復号し、当該復号されてなる復号画像信号
D10を再びエンコーダ20によつて再符号化し、ビツ
トストリームD34を得るようになされている。
【0017】このデコーダ2は図8に示すように、入力
されるビツトストリームD1をバツフア3を介して可変
長復号部4に入力する。可変長復号部4はビツトストリ
ームD1を可変長復号し、これを逆量子化部5に供給す
る。逆量子化部5は可変長復号部4の出力を逆量子化す
ることによりDCT(Discrete Cosine Transform)係数
列D5を復元し、これを逆DCT部6において逆DCT
処理する。かくして逆DCT部6からはピクチヤタイプ
に応じた差分データが演算部7に出力される。
【0018】ここで、ビツトストリームD1として始め
に入力されるIピクチヤを復号する場合には、当該Iピ
クチヤがフレーム内符号化されたデータであることか
ら、1フレーム分の画像データが逆DCT部6から出力
される。この画像データは復号画像データD7として続
くピクチヤ順序並び換え部10に供給されるとともに、
フレームメモリ8に参照画像データとして格納される。
【0019】動き補償部9は、フレームメモリ8に格納
された参照画像データを、エンコーダからビツトストリ
ームD1と共に伝送される動きベクトル情報(図示せ
ず)によつて動き補償し、これを予測画像データD9と
して演算部7に供給する。
【0020】演算部7は逆DCT部6から出力される差
分データD6と、予測画像データD9とを加算すること
により、新たなフレーム(ピクチヤ)の復号画像データ
D7を得る。この復号画像データD7はピクチヤ順序並
び換え部10に供給されると共に、参照画像データとし
てフレームメモリ8に格納され、続くフレーム(ピクチ
ヤ)に対する参照画像となる。
【0021】因みに、図9(A)に示すビツトストリー
ムD1がデコーダ2に入力された場合、ピクチヤP3は
これより前に復号されたピクチヤI0を参照画像として
復元され、ピクチヤB1及びB2はこれより前に復号さ
れたピクチヤI0及びP3を参照画像として復元され
る。
【0022】かくしてビツトストリームD1を構成する
各ピクチヤは復号された後ピクチヤ並び換え部10にお
いて表示順に並び換えられることにより、図9(B)に
示す復号画像信号D10が得られる。この復号画像信号
D10はデコーダ2のピクチヤ並び換え部10から出力
され、エンコーダ20(図7)に供給される。
【0023】因みに、デコーダ2の可変長復号部4にお
いては入力されるビツトストリームD1を構成する各ピ
クチヤのピクチヤタイプ(Iピクチヤ、Pピクチヤ、B
ピクチヤ)を各ピクチヤに対応するヘツダ情報から読み
出し、これをピクチヤコーデイングタイプ情報D40と
してエンコーダ20(図7)に供給する。エンコーダ2
0は当該ピクチヤコーデイングタイプ情報D40に基づ
いて、復号画像信号D10をビツトストリームD1にお
いて符号化されていたピクチヤタイプと同じピクチヤタ
イプに符号化する。
【0024】すなわち、図10はエンコーダ20の構成
を示し、デコーダ2(図8)から出力された復号画像信
号D10は、エンコーダ20のフレームメモリ21に格
納される。動き予測部22はフレームメモリ21に格納
された2つのフレーム(ピクチヤ)間の動きベクトル情
報D21を検出し、これを動き補償部31に供給する。
【0025】動き補償部31はこのときフレームメモリ
30に格納されている参照画像に対して動きベクトル情
報D21を用いた動き補償処理を施すことにより予測画
像データD31を生成し、これを演算部24に供給す
る。
【0026】これに対して、動きベクトルが検出された
復号画像信号D10の各ピクチヤの画像データは、ピク
チヤ順序並び換え部23に供給される。ピクチヤ順序並
び換え部23は、図9(C)に示す復号画像信号D10
の各ピクチヤを並び換えることにより、例えばBピクチ
ヤ(ピクチヤB1及びB2)の前にこれらの参照先とな
るIピクチヤ(ピクチヤI0)及びPピクチヤ(ピクチ
ヤP3)を符号化し得るような順序のピクチヤ列を構成
する。
【0027】このようにピクチヤが並び換えられた復号
画像信号D23は演算部24に供給され、動き補償部3
1から供給される予測画像データD31との差分が算出
される。この差分データD24はDCT部25に供給さ
れDCT(離散コサイン変換)処理が施される。かくし
てDCT部25は当該DCT処理によつてDCT係数列
D25を生成し、これを量子化部26に供給する。量子
化部26はDCT係数列D25を量子化することにより
量子化データD26を生成し、これを可変長符号化部3
3及び逆量子化部27にそれぞれ供給する。
【0028】逆量子化部27は量子化データD26を逆
量子化処理することによりDCT係数列D27を復元す
る。DCT係数列D27は、さらに逆DCT部28に供
給され逆DCT処理が施される。かくして逆DCT部2
8はピクチヤタイプに応じた差分データD28を復元
し、これを演算部29に出力する。
【0029】演算部29は差分データD28に対して動
き補償部31から出力される予測画像データD31を加
算演算することにより、参照画像データD29を生成し
これをフレームメモリ30に格納する。
【0030】かくしてDCT部25及び量子化部26を
介して量子化された差分データは、逆量子化部27及び
逆DCT部28によつて差分データD28として復元さ
れ、演算部29において予測画像データD31と加算さ
れることにより参照画像データD29となる。これによ
り続くフレーム(ピクチヤ)に対する参照画像がフレー
ムメモリ30に用意されることになる。
【0031】ここで、エンコーダ20はデコーダ2(図
8)からピクチヤコーデイングタイプ情報D40を入力
し、当該ピクチヤコーデイングタイプ情報D40によつ
て指定される各ピクチヤタイプに応じて、復号画像信号
D10の各フレーム(ピクチヤ)を符号化する。すなわ
ち、デコーダ2から出力される復号画像信号D10の各
フレームはデコーダ2において復号される前にそれぞれ
Iピクチヤ、Pピクチヤ又はBピクチヤのいずれかのピ
クチヤタイプで符号化されている。このピクチヤタイプ
はデコーダ2における復号処理の際に対応するフレーム
番号と共にピクチヤコーデイングタイプ情報D40とし
てエンコーダ20に入力される。
【0032】かくしてエンコーダ20は入力される復号
画像信号D10のフレームに対応したピクチヤタイプ情
報を得ることにより、当該ピクチヤタイプに応じた符号
化を行う。例えば、入力される復号画像信号D10のフ
レームに対して指定されるピクチヤタイプがIピクチヤ
である場合、エンコーダ20の制御部(図示せず)は当
該復号画像信号D10のフレームを構成する各マクロブ
ロツクをイントラモードで符号化処理する。
【0033】すなわちイントラモードにおいて、演算部
24はピクチヤ並び換え部23から出力される復号画像
信号D23をそのままDCT部25に送出する。従つ
て、DCT部25、量子化部26、逆量子化部27及び
逆DCT部28を介して出力される差分データD28は
1フレーム(ピクチヤ)分の画像データとなり、動き補
償部31から供給される予測画像データD31に加算処
理されてフレームメモリ30に参照画像データとして格
納される。
【0034】このとき、量子化部26から出力されるI
ピクチヤの量子化データD26は、可変長符号化部33
に供給される。可変長符号化部33は量子化データD2
6に対して所定の変換テーブルを用いた可変長符号化処
理を施すことにより可変長符号化データD33を生成
し、これをバツフア34に供給する。バツフア34は可
変長符号化データD33を所定のビツトレートで出力す
る。
【0035】かくしてエンコーダ20から所定ビツトレ
ートのビツトストリームD34が出力される。この結
果、エンコーダ20に入力される復号画像信号D10は
当該エンコーダ20の前に設けられたデコーダ2におい
て復号される以前のピクチヤタイプ(Iピクチヤ)に再
符号化されて出力される。
【0036】これに対してエンコーダ20に入力される
復号画像信号D10に対して指定されるピクチヤタイプ
がPピクチヤである場合、エンコーダ20の制御部(図
示せず)は当該復号画像信号D10のフレームを構成す
る各マクロブロツクを順方向予測モードで符号化処理す
る。
【0037】すなわち順方向予測モードにおいて、演算
部24はピクチヤ並び換え部23から出力される復号画
像信号D23に対して、動き補償部31から供給される
順方向の予測画像データD31を用いて減算処理する。
順方向の予測画像データD31は、フレームメモリ30
に記憶されているIピクチヤ又はPピクチヤからなる参
照画像データを、動きベクトル情報D21に応じて動き
補償することにより算出される。かくして演算部24
は、フレームメモリ30に格納されているIピクチヤ
(又はPピクチヤ)を基に生成される順方向の予測画像
データD31と復号画像信号D23との差分を演算する
ことによりPピクチヤを構成する差分データを生成し、
これをDCT部25に送出する。
【0038】かくしてこのとき量子化部26から出力さ
れるPピクチヤの量子化データD26は可変長符号化部
33及びバツフア34を介してビツトストリームD34
として出力されることにより、エンコーダ20に入力さ
れる復号画像信号D10は当該エンコーダ20の前に設
けられたデコーダ2において復号される以前のピクチヤ
タイプ(Pピクチヤ)に再符号化されて出力される。
【0039】これに対してエンコーダ20に入力される
復号画像信号D10に対して指定されるピクチヤタイプ
がBピクチヤである場合、エンコーダ20の制御部(図
示せず)は当該復号画像信号D10のフレームを構成す
る各マクロブロツクを双方向予測モードで符号化処理す
る。
【0040】すなわち双方向予測モードにおいて、演算
部24はピクチヤ並び換え部23から出力される復号画
像信号D23に対して、動き補償部31から供給される
双方向の予測画像データD31を用いて減算処理する。
双方向の予測画像データD31は、このとき符号化しよ
うとするフレームに対して過去及び未来の各ピクチヤ
(Iピクチヤ又はPピクチヤ)を参照画像とし、フレー
ムメモリ30に記憶されている当該各参照画像データ
を、動きベクトル情報D21に応じて動き補償すること
によりそれぞれ算出される。かくして演算部24は、フ
レームメモリ31に格納されている過去のIピクチヤ又
はPピクチヤと、未来のIピクチヤ又はPピクチヤとを
基に生成される順方向及び逆方向の各予測画像データの
平均値を減算し予測残差としての差分データD24を
得、これをDCT部25に送出する。
【0041】かくしてこのとき量子化部26から出力さ
れるBピクチヤの量子化データD26は可変長符号化部
33及びバツフア34を介してビツトストリームD34
として出力されることにより、エンコーダ20に入力さ
れる復号画像信号D10は当該エンコーダ20の前に設
けられたデコーダ2において復号される以前のピクチヤ
タイプ(Bピクチヤ)に再符号化されて出力される。
【0042】このようにして、ビツトストリームD1
(図8)を構成する各ピクチヤは、デコーダ2において
一旦復号された後、エンコーダ20において再符号化さ
れても同じピクチヤタイプとなり、再符号化による画質
の劣化を回避することができる。
【0043】ところで、図7に示す復号及び符号化装置
1において、例えば図9(A)に示すようなビツトスト
リームD1がデコーダ2に入力された場合、このビツト
ストリームD1のIピクチヤ(又はPピクチヤ)及びP
ピクチヤの表示順の間隔はすべてM=3に統一されてい
ることにより、当該ビツトストリームD1を復号してな
る表示順の復号画像信号D10は、図9(B)に示すよ
うに、ピクチヤI0及びピクチヤP3の間に2枚のBピ
クチヤ(ピクチヤB1及びB2)が挿入された構成とな
る。
【0044】このような構成の復号画像信号D10が、
図9(C)に示すようにエンコーダ3に入力されると、
当該エンコーダ3はこれを符号化することにより、図9
(D)に示すように、M=3に基づいて3フレーム分だ
け遅延したビツトストリームD34を出力する。このビ
ツトストスリームD34は、ピクチヤコーデイングタイ
プ情報D40に基づいて符号化されることにより、デコ
ーダ2に入力されるビツトストリームD1と同じピクチ
ヤ構造を持つことになる。
【0045】これに対して、図7に示す復号及び符号化
装置1のデコーダ2に入力されるビツトストリームD1
として、例えば編集によつてGOP構造が変えられた
り、又はGOP構造の異なる2つのビツトストリームが
繋がれたものが入力された場合、当該入力されたビツト
ストリームD1のIピクチヤ(又はPピクチヤ)とPピ
クチヤとの間隔(すなわちMの値)が途中で変化するこ
とがある。
【0046】すなわち、図11(A)に示すような編集
済のビツトストリームD1がデコーダ2に入力される
と、当該デコーダ2は図11(B)に示す復号画像信号
D10を出力する。この復号画像信号D10は、デコー
ダ2に入力される前に所定の編集作業によつて、表示順
に並ぶ各ピクチヤのうちIピクチヤ(又はPピクチヤ)
とPピクチヤとの間隔(すなわちMの値)が途中でM=
3からM=5に変化している。
【0047】このような復号画像信号D10をエンコー
ダ20(図10)に入力すると(図11(C))、図8
及び図10において上述したように、エンコーダ20は
デコーダ2から供給されるピクチヤコーデイングタイプ
情報D40に基づいて復号画像信号D10の各ピクチヤ
をIピクチヤ、Pピクチヤ又はBピクチヤのいずれかの
タイプに応じた符号化を行う。
【0048】この結果、エンコーダ20からは図11
(D)に示すビツトストリームD34が入力信号(復号
画像信号D10)に対して3フレーム遅延したタイミン
グで出力される。このとき、M=3のGOP構造を持つ
画像信号を符号化するようになされたエンコーダ20に
おいては、画像信号のGOP構造がM=5に変化した際
に、Bピクチヤを記憶するためのメモリ(ピクチヤ順序
並び換え部23)の容量が不足する問題があつた。
【0049】すなわち図11(D)の場合、エンコーダ
20は入力された復号画像信号D10に対して、2つの
Bピクチヤ(ピクチヤB1及びB2)の次にPピクチヤ
(ピクチヤP8)が並ぶように各ピクチヤを並び換え、
M=5における4つのBピクチヤ(ピクチヤB4、B
5、B6及びB7)の参照先となる当該Pピクチヤ(ピ
クチヤP8)をこれら4つのBピクチヤ(ピクチヤB
4、B5、B6及びB7)の前に符号化し、参照画像と
してフレームメモリ30(図10)に格納する必要があ
る。
【0050】このように4つのBピクチヤ(ピクチヤB
4、B5、B6及びB7)の前にPピクチヤ(ピクチヤ
P8)を移動させるような並び換えを行う場合、当該4
つのBピクチヤを格納するに十分なメモリを持たないピ
クチヤ並び換え部23が破綻することになる。
【0051】かかる問題点を解決するための一つの方法
として、ピクチヤ並び換え部23のメモリ容量を大きく
する方法が考えられるが、この場合、復号画像信号D1
0(図11(C))のGOPの先頭がM=3であつて途
中でM=5に変化する場合、エンコーダ20は当該GO
P構造の変化を予測し得ないことにより、復号画像信号
D10の入力から3フレーム遅延した状態でビツトスト
リームD34(図11(D))を出力開始することにな
る。ところがエンコーダ20は、デコーダ2から供給さ
れるピクチヤコーデイングタイプ情報D40(図10)
に基づいて、ピクチヤB2の出力に続いてピクチヤP8
を出力しようとしても、このとき既に3フレーム遅延で
ビツトストリームD34の出力が開始されていることに
より、未だピクチヤP8が符号化されず、当該ピクチヤ
P8を出力し得ない問題があつた。
【0052】また、図8及び図10について上述した再
符号化方法によると、デコーダ2における遅延時間(1
フレーム遅延)と、エンコーダ20における遅延時間
(M=3の場合3フレーム遅延)とを合計した遅延時間
が生じることにより、再符号化による遅延時間が大きく
なる問題があつた。
【0053】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ビツトストリームを一旦復号しさらに再符号化する
際に、ビツトストリームの構造に関わらず、遅延なく確
実に再符号化し得る画像データ処理装置、画像データ復
号装置及び画像データ符号化装置並びにそれらの方法を
提案しようとするものである。
【0054】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、復号手段は復号画像データを表示
順に並び換えずに、復号した順序で復号画像データを出
力し符号化手段に送出する。符号化手段は、入力された
復号画像データを入力順に符号化する。
【0055】これにより、復号手段及び符号化手段から
なる画像データ処理装置に入力される符号化データを遅
延なく確実に復号及び再符号化することができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0057】図1において、画像データ処理装置として
の復号及び符号化装置100は、MPEG(Moving Pict
ure Experts Group)規格で圧縮符号化されたビツトスト
リームD1をデコーダ102によつて一旦復号し、当該
復号されてなる復号画像信号D110を再びエンコーダ
120によつて符号化し、ビツトストリームD134を
得るようになされている。
【0058】ここで図8との対応部分に同一符号を付し
て示す図2は、復号手段としてのデコーダ102の構成
を示し、デコーダ102は入力されるビツトストリーム
D1をバツフア3を介して可変長復号部4に入力する。
可変長復号部4はビツトストリームD1を可変長復号
し、これを逆量子化部5に供給する。逆量子化部5は可
変長復号部4の出力を逆量子化することによりDCT(D
iscrete Cosine Transform)係数列D5を復元し、これ
を逆DCT部6において逆DCT処理する。かくして逆
DCT部6からはピクチヤタイプに応じた差分データが
演算部7に出力される。
【0059】ここで、ビツトストリームD1として始め
に入力されるIピクチヤを復号する場合には、当該Iピ
クチヤがフレーム内符号化されたデータであることか
ら、1フレーム分の画像データが逆DCT部6から出力
される。この画像データは復号画像データD7として続
くピクチヤ順序並び換え部10に供給されるとともに、
フレームメモリ8に参照画像データとして格納される。
【0060】動き補償部9は、フレームメモリ8に格納
された参照画像データを、エンコーダからビツトストリ
ームD1と共に伝送される動きベクトル情報(図示せ
ず)によつて動き補償し、これを予測画像データD9と
して演算部7に供給する。
【0061】演算部7は逆DCT部6から出力される差
分データD6と、予測画像データD9とを加算すること
により、新たなフレーム(ピクチヤ)の復号画像データ
D7を得る。この復号画像データD7は参照画像データ
としてフレームメモリ8に格納され、続くフレーム(ピ
クチヤ)に対する参照画像となる。
【0062】因みに、図3(A)に示すビツトストリー
ムD1がデコーダ102に入力された場合、ピクチヤP
3はこれより前に復号されたピクチヤI0を参照画像と
して復元され、ピクチヤB1及びB2はこれより前に復
号されたピクチヤI0及びP3を参照画像として復元さ
れる。ここで図3において、各ピクチヤタイプ(I、
P、B)に付加される数字は表示順を表す。
【0063】このようにしてビツトストリームD1を構
成する各ピクチヤは復号画像データD7として復号され
た後、フレームメモリ8に格納されると共にピクチヤ並
び換え部10を通さずに復号順のまま復号画像信号D1
10(図3(B))としてエンコーダ120(図1)に
供給される。因みに、復号順のまま並び換えられない復
号画像信号D110は表示順ではないことによりモニタ
等において画像表示し得ない。従つて、当該デコーダ1
02において復号された画像をモニタ等において画像表
示する場合、デコーダ102は演算部7から出力される
復号画像データD7をピクチヤ並び換え部10に供給
し、これを表示順に並び換えることにより、図3(C)
に示すような1フレーム遅延した復号画像信号D10を
得る。ピクチヤ並び換え部10は当該復号画像信号D1
0をモニタ(図示せず)に供給することにより、これを
画像表示する。
【0064】ここで、デコーダ102の可変長復号部4
は、入力されるビツトストリームD1に付加されている
情報のうち、MPEG2規格で定められているシーケン
ス層のヘツダ情報、ピクチヤ層のヘツダ情報、動きベク
トル情報、DCTタイプ、量子化スケール等の情報を符
号化パラメータ情報D140としてエンコーダ120
(図1)に供給する。特にピクチヤ層のヘツダ情報とし
ては、各ピクチヤのピクチヤコーデイングタイプ(Iピ
クチヤ、Pピクチヤ、Bピクチヤ)がエンコーダ120
に供給される。エンコーダ120は当該ピクチヤコーデ
イングタイプに基づいて、復号画像信号D110をビツ
トストリームD1において符号化されていたピクチヤタ
イプと同じピクチヤタイプに符号化する。
【0065】すなわち、図4は符号化手段としてのエン
コーダ120の構成を示し、デコーダ102(図2)か
ら出力された復号画像信号D110は、エンコーダ12
0の切換回路SW1に入力される。切換回路SW1は、
デコーダ102から供給される復号画像信号D110又
は外部から供給される外部入力画像信号D111のいず
れかを、コントローラ150から供給される制御信号C
ONT10によつて選択するようになされている。因み
に、復号画像信号D110は図3(D)に示すようにデ
コーダ102において復号された順にピクチヤが並んで
いるのに対して、外部から供給される外部入力画像信号
D111は図3(F)に示すように表示順に各フレーム
(ピクチヤ)が並んでいる。
【0066】コントローラ150は切換回路SW1を切
換制御することにより復号画像信号D110を選択した
とき、これに応じた切換回路SW2及びSW3をそれぞ
れ第1の入力端a側に切換え制御する。これにより復号
順にピクチヤが並んだ復号画像信号D110は、フレー
ムメモリ21、動き予測部22及びピクチヤ並び換え部
23を介さずに直接演算部24に供給される。
【0067】このとき、エンコーダ120の動き補償部
31は、デコーダ102から供給される符号化パラメー
タ情報D140を入力し、当該符号化パラメータ情報D
140に含まれる動きベクトル情報を用いて、フレーム
メモリ30に格納されている参照画像に動き補償処理を
施す。この動き補償処理の結果得られる予測画像データ
D131は演算部24に供給される。
【0068】演算部24は、復号画像データD110と
動き補償部31から供給される予測画像データD131
との差分を算出する。この差分データD124はDCT
部25に供給されDCT(離散コサイン変換)処理が施
される。かくしてDCT部25は当該DCT処理によつ
てDCT係数列D125を生成し、これを量子化部26
に供給する。量子化部26はDCT係数列D125を量
子化することにより量子化データD126を生成し、こ
れを可変長符号化部33及び逆量子化部27にそれぞれ
供給する。
【0069】逆量子化部27は量子化データD126を
逆量子化処理することによりDCT係数列D127を復
元する。DCT係数列D127は、さらに逆DCT部2
8に供給され逆DCT処理が施される。かくして逆DC
T部28はピクチヤタイプに応じた差分データD128
を復元し、これを演算部29に出力する。
【0070】演算部29は差分データD128に対して
動き補償部31から出力される予測画像データD131
を加算演算することにより、参照画像データD129を
生成しこれをフレームメモリ30に格納する。
【0071】かくしてDCT部25及び量子化部26を
介して量子化された差分データは、逆量子化部27及び
逆DCT部28によつて差分データD128として復元
され、演算部29において予測画像データD131と加
算されることにより参照画像データD129となる。こ
れにより続くフレーム(ピクチヤ)に対する参照画像が
フレームメモリ30に用意されることになる。
【0072】ここで、エンコーダ120はデコーダ10
2(図2)から供給される符号化パラメータ情報D14
0のピクチヤ層ヘツダ情報に含まれるピクチヤコーデイ
ングタイプ情報によつて、このとき入力される復号画像
信号D110のピクチヤについて符号化すべきピクチヤ
タイプを検出し、当該ピクチヤタイプに応じて、復号画
像信号D110の対応するフレーム(ピクチヤ)を符号
化する。
【0073】すなわち、デコーダ102から出力される
復号画像信号D110の各フレームはデコーダ102に
おいて復号される前にそれぞれIピクチヤ、Pピクチヤ
又はBピクチヤのいずれかのピクチヤタイプで符号化さ
れている。このピクチヤタイプはデコーダ102におけ
る復号処理の際に対応するフレーム番号と共にピクチヤ
コーデイングタイプ情報として符号化パラメータ情報D
140に含まれてエンコーダ120に入力される。
【0074】かくしてエンコーダ120は入力される復
号画像信号D110の各フレームに対応したピクチヤタ
イプ情報を得ることにより、当該ピクチヤタイプに応じ
た符号化を行う。例えば、入力される復号画像信号D1
10のフレームに対して指定されるピクチヤタイプがI
ピクチヤである場合、エンコーダ120の制御部(図示
せず)は当該復号画像信号D110のフレームを構成す
る各マクロブロツクをイントラモードで符号化処理す
る。
【0075】すなわちイントラモードにおいて、演算部
24は切換回路SW1、SW2及びSW3を介して直接
入力される復号画像信号D110をそのままDCT部2
5に送出する。従つて、DCT部25、量子化部26、
逆量子化部27及び逆DCT部28を介して出力される
差分データD128は1フレーム(ピクチヤ)分の画像
データとなり、動き補償部31から供給される予測画像
データD131に加算処理されてフレームメモリ30に
参照画像データとして格納される。
【0076】このとき、量子化部26から出力されるI
ピクチヤの量子化データD126は、可変長符号化部3
3に供給される。可変長符号化部33は量子化データD
126に対して所定の変換テーブルを用いた可変長符号
化処理を施すことにより可変長符号化データD133を
生成し、これをバツフア34に供給する。バツフア34
は可変長符号化データD133を所定のビツトレートで
出力する。
【0077】かくしてエンコーダ120から所定ビツト
レートのビツトストリームD134が出力される。この
結果、エンコーダ120に入力される復号画像信号D1
10は当該エンコーダ120の前に設けられたデコーダ
102において復号される以前のピクチヤタイプ(Iピ
クチヤ)に再符号化されて出力される。
【0078】これに対してエンコーダ120に入力され
る復号画像信号D110に対して指定されるピクチヤタ
イプがPピクチヤである場合、エンコーダ120の制御
部(図示せず)は当該復号画像信号D110のフレーム
を構成する各マクロブロツクを順方向予測モードで符号
化処理する。
【0079】すなわち順方向予測モードにおいて、演算
部24は切換回路SW1、SW2及びSW3を介して直
接入力される復号画像信号D110に対して、動き補償
部31から供給される順方向の予測画像データD131
を用いて減算処理する。順方向の予測画像データD13
1は、フレームメモリ30に記憶されているIピクチヤ
又はPピクチヤからなる参照画像データを、符号化パラ
メータ情報D140に含まれるピクチヤタイプ情報に応
じて動き補償することにより算出される。かくして演算
部24は、フレームメモリ30に格納されているIピク
チヤ(又はPピクチヤ)を基に生成される順方向の予測
画像データD131と復号画像信号D110との差分を
演算することによりPピクチヤを構成する差分データを
生成し、これをDCT部25に送出する。
【0080】かくしてこのとき量子化部26から出力さ
れるPピクチヤの量子化データD126は可変長符号化
部33及びバツフア34を介してビツトストリームD1
34として出力されることにより、エンコーダ120に
入力される復号画像信号D110は当該エンコーダ12
0の前に設けられたデコーダ102において復号される
以前のピクチヤタイプ(Pピクチヤ)に再符号化されて
出力される。
【0081】これに対してエンコーダ120に入力され
る復号画像信号D110に対して指定されるピクチヤタ
イプがBピクチヤである場合、エンコーダ120の制御
部(図示せず)は当該復号画像信号D110のフレーム
を構成する各マクロブロツクを双方向予測モードで符号
化処理する。
【0082】すなわち双方向予測モードにおいて、演算
部24は切換回路SW1、SW2及びSW3を介して直
接入力される復号画像信号D110に対して、動き補償
部31から供給される双方向の予測画像データD131
を用いて減算処理する。双方向の予測画像データD13
1は、このとき符号化しようとするフレームに対して過
去及び未来の各ピクチヤ(Iピクチヤ又はPピクチヤ)
を参照画像とし、フレームメモリ30に記憶されている
当該各参照画像データを、符号化パラメータ情報D14
0に含まれるピクチヤタイプ情報に応じて動き補償する
ことによりそれぞれ算出される。かくして演算部24
は、フレームメモリ31に格納されている過去のIピク
チヤ又はPピクチヤと、未来のIピクチヤ又はPピクチ
ヤとを基に生成される順方向及び逆方向の各予測画像デ
ータの平均値を減算し予測残差としての差分データD1
24を得、これをDCT部25に送出する。
【0083】かくしてこのとき量子化部26から出力さ
れるBピクチヤの量子化データD126は可変長符号化
部33及びバツフア34を介してビツトストリームD1
34として出力されることにより、エンコーダ120に
入力される復号画像信号D110は当該エンコーダ12
0の前に設けられたデコーダ102において復号される
以前のピクチヤタイプ(Bピクチヤ)に再符号化されて
出力される。
【0084】かくして、デコーダ102からエンコーダ
120に供給される復号画像信号D110(図3
(D))は、図3(E)に示すように、符号化パラメー
タ情報D140のピクチヤタイプ情報に応じたピクチヤ
タイプに符号化され、ビツトストリームD134として
出力される。従つて、図2について上述したデコーダ1
02に入力されるビツトストリームD1を構成する各ピ
クチヤは、デコーダ102において一旦復号された後、
エンコーダ120において再符号化されても同じピクチ
ヤタイプとなり、再符号化による画質の劣化を回避する
ことができる。
【0085】この場合、デコーダ102からエンコーダ
120に供給される復号画像信号D110は、デコーダ
102において復号順のままエンコーダ120に入力さ
れることにより、当該エンコーダ120では復号画像信
号D110のピクチヤ順序を並び換える必要がなく、当
該ピクチヤの並び換えによつて生じる遅延を発生させず
に復号画像信号D110をビツトストリームD134と
して出力することができる。
【0086】因みに、エンコーダ120に対して外部か
ら入力される外部入力画像信号D111は、図3(F)
について上述したように、各フレーム(ピクチヤ)が表
示順に並んでいる。従つて、コントローラ150は切換
回路SW1を切換制御することにより外部入力画像信号
D111を選択したとき、これに応じて切換回路SW2
及びSW3をそれぞれ第2の入力端b側に切換え制御す
る。これにより、表示順にフレーム(ピクチヤ)が並ん
だ外部入力画像信号D111は、一旦フレームメモリ2
1に格納される。動き予測部22はフレームメモリ21
に格納された2つのフレーム(ピクチヤ)間の動きベク
トル情報D121を検出し、これを動き補償部31に供
給する。
【0087】動き補償部31はこのときフレームメモリ
30に格納されている参照画像に対して動きベクトル情
報D121を用いた動き補償処理を施すことにより予測
画像データD131を生成し、これを演算部24に供給
する。
【0088】また、動き予測部22において動きベクト
ルが検出された外部入力画像信号D111の各ピクチヤ
の画像データは、ピクチヤ順序並び換え部23に供給さ
れる。ピクチヤ順序並び換え部23は、外部入力画像信
号D111の各ピクチヤを並び換えることにより、例え
ばBピクチヤ(ピクチヤB1及びB2)の前にこれらの
参照先となるIピクチヤ(ピクチヤI0)及びPピクチ
ヤ(ピクチヤP3)を符号化し得るような符号化順序の
ピクチヤ列を構成する。
【0089】因みに、図3(G)は外部入力画像信号D
111(図3(F))をピクチヤ並び換え部23におい
て符号化順に並び換えた結果(画像信号D123)を示
す。この画像信号D123にはピクチヤ並び換え部23
においてピクチヤを並び換える際に必要となる遅延時間
(3フレーム分)が生じる。
【0090】このようにしてピクチヤが並び換えられた
画像信号D123は、演算部24、DCT部25、量子
化部26、逆量子化部27、逆DCT部28、演算部2
9、フレームメモリ30及び動き補償部31においてピ
クチヤタイプに応じた予測符号化が行われ、この結果得
られる画像データが可変長符号化部33及びバツフア3
4を介して出力される。
【0091】以上の構成において、デコーダ102に入
力されたビツトストリームD1(図3(A))は、ピク
チヤの順序が並び換えられることなく、復号順のまま復
号画像信号D110(図3(B))として出力される。
従つて当該デコーダ102においてはピクチヤの並び換
えを行わない分、復号画像信号D110に遅延を生じさ
せることなく、これをエンコーダ120に出力する。
【0092】ここでデコーダ102におけるピクチヤの
復号順は、これに続くエンコーダ120におけるピクチ
ヤの符号化順に等しいことにより、復号順のままエンコ
ーダ120に入力される復号画像信号D110(図3
(D))は、当該エンコーダ120においてピクチヤの
並び換えを行う必要がなくなる。従つて、エンコーダ1
20は入力された復号画像信号D110に対して、ピク
チヤの並び換えを行うことなく、これを各ピクチヤタイ
プに応じて符号化する。
【0093】従つて当該エンコーダ120においても、
ピクチヤの並び換えを行わない分、復号画像信号D11
0に遅延を生じさせることなく、これを符号化して出力
することができる。
【0094】かくして、デコーダ102及びエンコーダ
120によつて構成される復号及び符号化装置1(図
1)において、ビツトストリームD1を復号した後再符
号化する際に、ピクチヤの並び換えによつて生じる遅延
を回避することができる。
【0095】また、エンコーダ120は復号画像信号D
110のピクチヤの並び換えを行わないことにより、当
該ピクチヤの並び換えの際に必要となるピクチヤの記憶
保持を行わない。従つて、例えば復号画像信号D110
のGOP構造として、Iピクチヤ(又はPピクチヤ)と
Pピクチヤとの間隔Mが、途中でM=3からM=5に変
化するような場合においても、従来のようにピクチヤの
並び換え時に記憶保持するデータ量が多くなるといつた
不都合を回避し得る。
【0096】また、ピクチヤの並び換えを行わないこと
により、Iピクチヤ(又はPピクチヤ)とPピクチヤと
の間隙Mに関わらず遅延のない同じタイミングでビツト
ストリームD134を出力することができ、これにより
Mが変化しても確実にビツトストリームD134を出力
し続けることができる。
【0097】かくしてエンコーダ120は、符号化しよ
うとする復号画像信号D110のデータ構造に関わらず
これを確実に符号化することができる。
【0098】従つて以上の構成によれば、復号及び符号
化装置100は、ビツトストリームD1に対して遅延な
く確実に復号及び再符号化を行うことができる。
【0099】なお上述の実施の形態においては、デコー
ダ102からエンコーダ120に対して供給される復号
画像信号D110のデータ構造が途中でM=3からM=
5に変化する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、種々のデータ構造の変化に対応することができ
る。
【0100】また上述の実施の形態においては、MPE
G方式で復号及び符号化する装置について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は所定のデータ単位ごとに並び
換えを行つて符号化されたビツストリームを復号及び再
符号化する際に、データ単位を復元することなく復号及
び再符号化するようにすれば良く、種々の符号化方式に
本発明を適用することができる。
【0101】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、表示順の
原画像データを所定のデータ単位ごとに所定の符号化タ
イプで所定の符号化順に符号化することにより生成され
る符号化順の符号化データを符号化順に復号し、当該復
号されてなる復号画像データを復号順に出力し、当該復
号された復号画像データを復号順に符号化し、当該符号
化されてなる再符号化データを符号化順に出力すること
により、入力される符号化データを遅延なく確実に復号
及び再符号化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像データ処理装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図2】本発明による画像データ復号装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図3】本発明による画像データ復号装置及び画像デー
タ符号化装置の入出力データの構成を示す略線図であ
る。
【図4】本発明による画像データ符号化装置の構成を示
すブロツク図である。
【図5】GOPのピクチヤ構成を示す略線図である。
【図6】画像データ符号化装置及び画像データ復号装置
のピクチヤの入出力状態を示す略線図である。
【図7】復号及び符号化装置の全体構成を示すブロツク
図である。
【図8】従来の画像データ復号装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図9】画像データ符号化装置及び画像データ復号装置
のピクチヤの入出力状態を示す略線図である。
【図10】従来の画像データ符号化装置の構成を示すブ
ロツク図である。
【図11】GOP構造の変化に伴う問題点の説明に供す
る略線図である。
【符号の説明】
1、100……復号及び符号化装置(画像データ処理装
置)、2、102……デコーダ(画像データ復号装
置)、10、23……ピクチヤ並び換え部、20、12
0……エンコーダ(画像データ符号化装置)、D10、
D110……復号画像データ、D140……符号化パラ
メータ情報(符号化タイプ情報)、SW1、SW2、S
W3……切換回路。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示順の原画像データを所定のデータ単位
    ごとに所定の符号化タイプで所定の符号化順に符号化す
    ることにより生成される上記符号化順の符号化データを
    上記符号化順に復号し、当該復号されてなる復号画像デ
    ータを復号順に出力する復号手段と、 上記復号手段から出力される上記復号画像データを上記
    復号順に再符号化し、 当該再符号化されてなる再符号化データを再符号化順に
    出力する符号化手段とを具えることを特徴とする画像デ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】上記復号手段は、 上記復号画像データの上記復号前の上記データ単位ごと
    の上記符号化タイプを表す符号化タイプ情報を上記符号
    化手段に供給し、 上記符号化手段は、 上記復号手段から供給された上記符号化タイプ情報に基
    づいて当該符号化タイプ情報に対応する上記データ単位
    を上記符号化タイプで再符号化することを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】上記所定のデータ単位は、 上記原画像データの各フレームごとの画像データであ
    り、 上記符号化タイプは、 上記フレーム内の画像データに基づいて符号化される第
    1の符号化タイプと、過去のフレームの画像データに基
    づいて予測符号化される第2の符号化タイプと、過去及
    び未来のフレームの画像データに基づいて予測符号化さ
    れる第3の符号化タイプとからなることを特徴とする請
    求項1に記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】表示順の原画像データを所定のデータ単位
    ごとに所定の符号化タイプで所定の符号化順に符号化す
    ることにより生成される上記符号化順の符号化データを
    上記符号化順に復号し、当該復号されてなる復号画像デ
    ータを復号順に出力する復号ステツプと、 上記復号画像データを上記復号順に再符号化し、当該再
    符号化されてなる再符号化データを再符号化順に出力す
    る符号化ステツプとを具えることを特徴とする画像デー
    タ処理方法。
  5. 【請求項5】上記復号ステツプは、 上記復号画像データの上記復号前の上記データ単位ごと
    の上記符号化タイプを表す符号化タイプ情報を上記符号
    化手段に供給し、 上記符号化ステツプは、 上記復号手段から供給された上記符号化タイプ情報に基
    づいて当該符号化タイプ情報に対応する上記データ単位
    を上記符号化タイプで再符号化することを特徴とする請
    求項4に記載の画像データ処理方法。
  6. 【請求項6】上記所定のデータ単位は、 上記原画像データの各フレームごとの画像データであ
    り、 上記符号化タイプは、 上記フレーム内の画像データに基づいて符号化される第
    1の符号化タイプと、過去のフレームの画像データに基
    づいて予測符号化される第2の符号化タイプと、過去及
    び未来のフレームの画像データに基づいて予測符号化さ
    れる第3の符号化タイプとからなることを特徴とする請
    求項4に記載の画像データ処理方法。
  7. 【請求項7】表示順の原画像データを所定のデータ単位
    ごとに所定の符号化タイプで所定の符号化順に符号化す
    ることにより生成される上記符号化順の符号化データを
    復号する画像データ復号装置において、 上記符号化データを上記符号化順に復号し、当該復号さ
    れてなる復号画像データを復号順に出力する復号手段を
    具えることを特徴とする画像データ復号装置。
  8. 【請求項8】上記復号手段は、 上記復号画像データの上記復号前の上記データ単位ごと
    の上記符号化タイプを表す符号化タイプ情報を上記復号
    画像データと共に出力することを特徴とする請求項7に
    記載の画像データ復号装置。
  9. 【請求項9】表示順の原画像データを所定のデータ単位
    ごとに所定の符号化タイプで所定の符号化順に符号化す
    ることにより生成される上記符号化順の符号化データを
    復号する画像データ復号方法において、 上記符号化データを上記符号化順に復号し、当該復号さ
    れてなる復号画像データを復号順に出力することを特徴
    とする画像データ復号方法。
  10. 【請求項10】上記画像データ復号方法は、 上記復号画像データの上記復号前の上記データ単位ごと
    の上記符号化タイプを表す符号化タイプ情報を上記復号
    画像データと共に出力することを特徴とする請求項9に
    記載の画像データ復号方法。
  11. 【請求項11】入力画像データを符号化する画像データ
    符号化装置において、 所定のデータ単位ごとに入力される上記入力画像データ
    を上記入力順に符号化し、当該符号化されてなる符号化
    データを符号化順に出力する符号化手段を具えることを
    特徴とする画像データ符号化装置。
  12. 【請求項12】上記符号化手段は、 上記入力画像データと共に入力される上記データ単位ご
    との符号化タイプ情報に基づいて当該符号化タイプ情報
    に対応する上記データ単位を上記符号化タイプで符号化
    することを特徴とする請求項11に記載の画像データ符
    号化装置。
  13. 【請求項13】上記所定のデータ単位は、 上記入力画像データの各フレームごとの画像データであ
    り、 上記符号化タイプは、 上記フレーム内の画像データに基づいて符号化される第
    1の符号化タイプと、過去のフレームの画像データに基
    づいて予測符号化される第2の符号化タイプと、過去及
    び未来のフレームの画像データに基づいて予測符号化さ
    れる第3の符号化タイプとからなることを特徴とする請
    求項12に記載の画像データ符号化装置。
  14. 【請求項14】入力画像データを符号化する画像データ
    符号化方法において、 所定のデータ単位ごとに入力される上記入力画像データ
    を上記入力順に符号化し、当該符号化されてなる符号化
    データを符号化順に出力することを特徴とする画像デー
    タ符号化方法。
  15. 【請求項15】上記画像データ符号化方法は、 上記入力画像データと共に入力される上記データ単位ご
    との符号化タイプ情報に基づいて当該符号化タイプ情報
    に対応する上記データ単位を上記符号化タイプで符号化
    することを特徴とする請求項14に記載の画像データ符
    号化方法。
  16. 【請求項16】上記所定のデータ単位は、 上記入力画像データの各フレームごとの画像データであ
    り、 上記符号化タイプは、 上記フレーム内の画像データに基づいて符号化される第
    1の符号化タイプと、過去のフレームの画像データに基
    づいて予測符号化される第2の符号化タイプと、過去及
    び未来のフレームの画像データに基づいて予測符号化さ
    れる第3の符号化タイプとからなることを特徴とする請
    求項15に記載の画像データ符号化方法。
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