JPH11275142A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH11275142A
JPH11275142A JP7098998A JP7098998A JPH11275142A JP H11275142 A JPH11275142 A JP H11275142A JP 7098998 A JP7098998 A JP 7098998A JP 7098998 A JP7098998 A JP 7098998A JP H11275142 A JPH11275142 A JP H11275142A
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series data
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Kunihiro Minojima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側ノードに備えられているデータ再生装
置から再生された時系列データ又はそのサンプリングク
ロックに異常が生じている場合には、受信側ノードにお
いてこの異常を検知して異音発生等の各種の不具合に備
えることが出来るデータ伝送システムを提供することを
目的とする。 【解決手段】 送信ノードは、データ再生装置から再生
された時系列データ又はそのサンプリングクロックに異
常が生じている場合には所定形態を有するデータパケッ
トを伝送バス上に送出し、受信ノードは、この伝送バス
を介して上記所定形態を有するデータパケットを受信し
た場合には上記時系列データ又はそのサンプリングクロ
ックに異常が生じていると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データ又は映
像データ等の如き時系列データを時分割伝送するデータ
伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の情報機器間において情報デ
ータの伝送を為すインターフェースとして、IEEE
(Institute of Electrical and Electronics Engineer
s)1394−1995規格に基づく高速シリアルデー
タ転送インターフェースが注目されている。
【0003】かかるIEEE1394−1995規格で
は、複数の情報機器(以下、ノードと称する)間をシリ
アルバスにて接続し、複数系統のノード間での情報伝送
を時分割にて実施する。図1は、DVD( Digital vid
eo disc 又は Digital versatile disc )、CD( Com
pact disc )、DAT( Digital audio tape )等から
オーディオ・ビデオデータ(以下、AVデータと称す
る)の再生を行うAVデータ再生装置を備えたノードの
構成を示す図である。
【0004】図1において、AVデータ再生装置10
は、上記DVD、CD、DAT等の記録ディスクから記
録情報の再生を行い、これを例えばIEC(Internatio
nal Engineering Consortium)958規格のディジタル
AV信号に変換して出力する。DIR(ディジタルオー
ディオインターフェースレシーバ)11は、かかるディ
ジタルAV信号から、各サンプリング周期毎のAVサン
プルデータDAVを抽出すると共に、このAVサンプルデ
ータDAVに位相同期したサンプリング周波数のサンプリ
ングクロック信号CLKを生成する。D/A変換器12
は、かかるサンプリングクロック信号CLKに応じて上
記AVサンプルデータDAVをアナログのAV信号に変換
してこれを出力する。
【0005】IEEE1394バスインターフェース回
路20は、時系列データとしての上記AVサンプルデー
タDAVを所定数毎にパケット化したデータパケットを生
成すると共に、データパケット内の各AVサンプルデー
タDAVを再生すべき時間(受信側において)を指定する
再生時間情報SYTを上記サンプリングクロック信号C
LKに基づいて生成する。IEEE1394バスインタ
ーフェース回路20は、かかる再生時間情報SYTを上
記データパケットのヘッダ部に付加したものをデータパ
ケットDPとしてIEEE−1394バス上に送出す
る。
【0006】受信側のノードでは、先ず、かかるIEE
E−1394バスを介して受信した上記データパケット
P中から再生時間情報SYTを抽出する。次に、この
再生時間情報SYTに示される時間に従ってデータパケ
ットDP中の各AVサンプルデータを連結してD/A変
換を行い、これを音響出力(映像表示)させるのであ
る。
【0007】ところが、上記DIR11にて生成された
サンプリングクロック信号CLKに異常が生じている
と、IEEE1394バスインターフェース回路20で
は、正確な再生時間情報SYTを生成することが出来な
くなる。又、AVデータ再生装置10から再生出力され
たAVデータのサンプリング周波数が切り替わった場合
も、上記サンプリングクロック信号CLKが新たなサン
プリング周波数に収束するまで不安定な状態となるの
で、この間、IEEE1394バスインターフェース回
路20では誤った再生時間情報SYTを生成する可能性
がでてくる。
【0008】よって、受信側のノードでは、この誤った
再生時間情報SYTに基づいて、データパケットDP
の各AVサンプルデータを連結して音響出力(映像表
示)することになるので、異音(表示の乱れ)発生の恐
れがある。又、上記記録ディスクの記録面上に付着した
ゴミ又は傷等の影響により、AVデータ再生装置10に
て再生された再生データ自体にも誤りが生じている可能
性がある。
【0009】従って、受信側のノードでは、この誤った
再生データを受信した場合においても異音(表示の乱
れ)発生の恐れが出てくるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、送
信側ノードに備えられているデータ再生装置から再生さ
れた時系列データ又はそのサンプリングクロックに異常
が生じている場合には、受信側ノードにおいてこの異常
を検知して異音発生等の各種の不具合に備えることが出
来るデータ伝送システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ伝送
システムは、データ再生装置から再生された再生信号か
ら時系列データ及び前記時系列データに位相同期したサ
ンプリングクロックを夫々生成し前記サンプリングクロ
ックに基づいて前記時系列データを所定数毎にパケット
化したデータパケットを伝送バス上に送出する送信ノー
ドと、前記伝送バスを介して受信した前記データパケッ
トから前記時系列データを復元する受信ノードと、から
なるデータ伝送システムであって、前記送信ノードは、
前記サンプリングクロック又は前記時系列データに異常
が生じている場合には所定形態を有するデータパケット
を伝送バス上に送出し、前記受信ノードは、前記伝送バ
スを介して前記所定形態を有するデータパケットを受信
した場合に前記サンプリングクロック又は前記時系列デ
ータに異常が生じていると判断する。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明によるデータ伝送
システムにおける送信側ノードの内部構成を示す図であ
る。図2において、AVデータ再生装置10は、DV
D、CD、DAT等の記録媒体から記録情報の再生を行
い、これを例えばIEC958規格のディジタルAV信
号に変換して出力する。
【0013】DIR(ディジタルオーディオ・インター
フェース・レシーバ)30は、かかるディジタルAV信
号から、各サンプリング周期毎のAVサンプルデータD
AVを抽出すると共に、この時系列データとしてのAVサ
ンプルデータDAVに位相同期した周波数を有するサンプ
リングクロック信号CLKを生成する。D/A変換器1
2は、DIR30から供給されたサンプリングクロック
信号CLKに応じて上記AVサンプルデータDAVをアナ
ログのAV信号に変換してこれを出力する。
【0014】更に、上記DIR30は、上記AVサンプ
ルデータDAV及びサンプリングクロック信号CLK各々
のエラー状態を示す例えば、図3に示されるが如エラー
コードERCを生成する。尚、図3に示される一例にお
いて、DIR30は、上記AVサンプルデータD AV及び
サンプリングクロック信号CLKが共に正常である場合
には"00"なるエラーコードERCを生成し、これをI
EEE1394バスインターフェース回路40に供給す
る。又、サンプリングクロック信号CLKが正常である
もののAVサンプルデータDAVが異常である場合には、
DIR30は、"01"なるエラーコードERCを生成
し、これをIEEE1394バスインターフェース回路
40に供給する。又、サンプリングクロック信号CLK
が異常である場合、すなわち、サンプリングクロック信
号CLKの周波数が不安定であるか、又はその信号レベ
ルが所定レベルに満たないような場合には、DIR30
は、"10"なるエラーコードERCを生成し、これをI
EEE1394バスインターフェース回路40に供給す
る。
【0015】これらDIR30及びIEEE1394バ
スインターフェース回路40にて、IEEE1394−
1995規格に基づくデータ転送インターフェースを形
成する。IEEE1394バスインターフェース回路4
0は、上記エラーコードERCの内容に応じた伝送形態
にて上記AVサンプルデータDAVをデータパケット化
し、これをデータパケットDPとしてデータ伝送バス上
に送出する。
【0016】図4(a)〜図4(c)各々は、エラーコ
ードERCの各内容に応じて為される伝送形態を示す図
である。尚、IEEE1394規格に基づくデータ伝送
では、所定周期(例えば125μs)毎に、ルートノー
ドからサイクルスタートパケットCSがデータ伝送バス
上に送出され、その後、同期データ伝送用のアイソクロ
ナス伝送と、非同期データ伝送用のアシンクロナス伝送
とが実施される。この際、図4においては、アシンクロ
ナス伝送部はその記載を省略し、アイソクロナス伝送の
みを示している。
【0017】図4(a)は、エラーコードERCが"0
0"、すなわちサンプリングクロック信号CLK及び上
記AVサンプルデータDAVが共に正常である場合におけ
る伝送形態を示す図である。この際、IEEE1394
バスインターフェース回路40は、上記AVサンプルデ
ータDAVを所定数毎にパケット化したデータ部と、この
データ部の各AVサンプルデータDAVを再生すべき時間
を指定する再生時間情報SYT、及びそのサンプリング
周波数を示すサンプリング周波数情報SFCを含むヘッ
ダ部と、からなるデータパケットDPをデータ伝送バス
上に送出する。
【0018】又、図4(b)は、エラーコードERC
が"01"、すなわちサンプリングクロック信号CLKは
正常であるもののAVサンプルデータDAVに異常が生じ
ている場合における伝送形態を示す図である。この際、
IEEE1394バスインターフェース回路40は、上
記AVサンプルデータDAVに代わり"0"データが連続す
る系列をパケット化したデータ部と、上述した如き再生
時間情報SYT及びサンプリング周波数情報SFCを含
むヘッダ部と、からなるデータパケットDPをデータ伝
送バス上に送出する。
【0019】又、図4(c)は、エラーコードERC
が"10"、すなわちサンプリングクロック信号CLKに
異常が生じている場合における伝送形態を示す図であ
る。この際、IEEE1394バスインターフェース回
路40は、AVデータ再生装置10から供給されてくる
各AVサンプルデータDAV及びサンプリングクロック信
号CLKに基づいて生成した再生時間情報SYTと、サ
ンプリング周波数情報SFCとを含むヘッダ部のみを所
定周期(例えば125μs)毎にデータ伝送バス上に送
出する。尚、IEEE1394バスインターフェース回
路40は、かかるヘッダ部に設けられているデータサイ
ズ情報、つまり、データパケットDPの時間長を示す情
報として"0"を記述しておく。
【0020】すなわち、IEEE1394バスインター
フェース回路40は、サンプリングクロック信号CLK
に異常が生じている場合には、AVサンプルデータDAV
が存在しない空のデータパケットをデータ伝送バス上に
送出するのである。次に、IEEE1394規格に従っ
たデータ受信を行う受信側ノードについて説明する。
【0021】図5は、本発明によるデータ伝送システム
における受信側ノードの内部構成を示す図である。図5
において、データパケット抽出回路51は、上記データ
伝送バスを介して受信した受信データ信号中から上記デ
ータパケットDPを抽出する。受信バッファ52は、例
えばFIFO(first in first out)メモリ等からな
り、上記データパケット抽出回路51にて抽出されたデ
ータパケットDP中の各AVサンプルデータDAVを順次
記憶して行く。
【0022】SYT抽出回路53は、上記データパケッ
トDPのヘッダ部から再生指定時間情報SYTの抽出を
行いこれを順次記憶しつつ一致検出回路54に供給す
る。サイクルスタートパケット抽出回路55は、上記デ
ータ伝送バスを介して受信した受信データ信号中から上
述した如きサイクルスタートパケットCSを抽出してこ
れをサイクルタイマ56に供給する。サイクルタイマ5
6は、固定供給されるシステムクロック信号SCKのパ
ルス数をカウントし、そのカウント値をバスサイクル時
間TCとして一致検出回路54に供給する。又、サイク
ルタイマ56は、上記サイクルスタートパケット抽出回
路55からサイクルスタートパケットCSが供給される
度に、上記バスサイクル時間TCを、このサイクルスタ
ートパケットCSにて示される基準バスサイクル時間に
合わせ込む。
【0023】一致検出回路54は、上記バスサイクル時
間TCと、上記再生指定時間情報SYTとが一致した場
合に基準クロックパルスCRを発生してこれを選択回路
57に供給する。ダミー基準クロックパルス生成回路5
8は、後述するエラー待避制御回路60から供給された
サンプリング周波数情報SFCにて示される周波数のク
ロック信号を発生し、これをダミー基準クロックパルス
DRとして選択回路57に供給する。
【0024】選択回路57は、上記基準クロックパルス
R及びダミー基準クロックパルスCDRの内から、エラ
ー待避制御回路60から供給された選択信号SELに応
じた方を択一的に選択し、これをPLL(phase locked
loop)回路59に供給する。PLL回路59は、上記選
択回路57から供給された基準クロックパルスCR又は
ダミー基準クロックパルスCDRに位相同期した周波数の
再生クロックを発生してこれを受信バッファ52及びD
/A変換器70の各々に供給する。
【0025】受信バッファ52は、前述の如く記憶した
AVサンプルデータの各々を、記憶した順にかつ上記再
生クロックのタイミング毎に読み出す。D/A変換器7
0は、かかる受信バッファ52から順次読み出されてく
るAVサンプルデータ系列を、上記再生クロックに応じ
てアナログのAV信号に変換する。ミューティング回路
71は、上記エラー待避制御回路60からミューティン
グ指令信号MTが供給された場合に限り、上記D/A変
換器70から供給されてくるアナログのAV信号に対し
てミューティングを掛けて出力し、その他の場合は、か
かるアナログのAV信号をそのまま出力する。ミューテ
ィング回路71から出力されたAV信号は、アンプ72
で所望に増幅されてからスピーカ73によって音響出力
される。
【0026】エラー待避制御回路60は、上記データパ
ケット抽出回路51から供給されたデータパケットDP
のヘッダ部からサンプリング周波数情報SFCを抽出
し、これを上述した如くダミー基準クロックパルス生成
回路58に供給する。この際、例えば、かかるサンプリ
ング周波数情報SFCが48[KHz]を示す情報である場
合には、ダミー基準クロックパルス生成回路58は、6
[KHz]のダミー基準クロックパルスCDRを出力する。
【0027】更に、エラー待避制御回路60は、上記デ
ータパケット抽出回路51から供給されたデータパケッ
トDP中に、図4(b)に示されるが如き"0"データの
連続を検出した場合にはこれをデータ異常と判断し、こ
の際、ミューティング指令信号MTをミューティング回
路71に供給する。更に、エラー待避制御回路60は、
上記データパケット抽出回路51から空のデータパケッ
トDP、すなわち、図4(c)に示されるが如きヘッダ
部のみ(データ部が存在しない)のデータパケットを検
出した場合には、これをクロック異常と判断する。
【0028】この際、エラー待避制御回路60は、ミュ
ーティング指令信号MTをミューティング回路71に供
給すると共に、上記基準クロックパルスCR及びダミー
基準クロックパルスCDRの内からダミー基準クロックパ
ルスCDRを選択すべき選択信号SELを選択回路57に
供給する。一方、クロック異常ではない場合、エラー待
避制御回路60は、上記基準クロックパルスCR及びダ
ミー基準クロックパルスCDRの内から基準クロックパル
スCRを選択すべき選択信号SELを選択回路57に供
給する。
【0029】尚、図4(b)に示されるが如き"0"デー
タと、図4(c)に示されるが如き空データとの区別
は、ヘッダ部に記述されているデータサイズ情報、又は
データ伝送バス上の信号波形によって行う。例えば、ヘ
ッダ部に記述されているデータサイズ情報が0である場
合には、図4(b)に示されるが如き"0"データではな
く、空データであると判断出来るのである。又、空デー
タに対応したデータ伝送バス上の信号波形は、"0"デー
タに対応した信号波形とは根本的に異なるので、これを
検出することにより両者の区別をつけるのである。
【0030】次に、図2のAVデータ再生装置10によ
って再生されたAVデータを送信し(送信側ノード)、
これを受信して音響出力する(受信側ノード)までの動
作を、AVデータ再生装置10から再生されたAVサン
プルデータDAV及びサンプリングクロックCLKのエラ
ー状態別(〜)に説明する。 再生されたAVサンプルデータDAV及びサンプリン
グクロックCLKが共に正常な場合 この際、図2に示される送信側ノードのIEEE139
4バスインターフェース回路40は、図4(a)に示さ
れる形態にてAVサンプルデータDAVをパケット化した
データパケットDPを送信する。かかるデータパケット
Pを受信すると、図5に示される受信側ノードのエラ
ー待避制御回路60は、一致検出回路54から供給され
た基準クロックパルスCRと、ダミー基準クロックパル
ス生成回路58から供給されたダミー基準クロックパル
スCDRの内から、基準クロックパルスCRを選択すべき
選択信号SELを選択回路57に供給する。これによ
り、受信バッファ52は、受信したデータパケットDP
のヘッダ部に記述されている再生時間情報SYTと、上
記バスサイクル時間TCとが一致する度に発生する基準
クロックパルスCRに応じたタイミングにて各AVサン
プルデータDAVを連結して読み出し、これをD/A変換
器70に供給する。D/A変換器70は、上記基準クロ
ックパルスCRに応じたタイミングにて各AVサンプル
データDAVをアナログのAV信号に変換し、これをミュ
ーティング回路71、アンプ72、及びスピーカ73を
介して音響出力させる。この際、ミューティング回路7
1は、D/A変換器70から供給されたAV信号をミュ
ートせずにそのままアンプ72に供給する。
【0031】 再生されたAVサンプルデータDAV
みに異常が生じている場合 この際、図2に示される送信側ノードのIEEE139
4バスインターフェース回路40は、図4(b)に示さ
れる形態にて"0"データをパケット化したデータパケッ
トDPを送信する。かかるデータパケットDPを受信する
と、図5に示される受信側ノードのエラー待避制御回路
60は、このデータパケットDPから抽出されたAVサ
ンプルデータDAVにデータ異常が生じていると判断し
て、ミューティング回路71にミューティング指令信号
MTを供給する。更に、エラー待避制御回路60は、一
致検出回路54から供給された基準クロックパルスCR
と、ダミー基準クロックパルス生成回路58から供給さ
れたダミー基準クロックパルスCDRの内から、基準クロ
ックパルスCRを選択すべき選択信号SELを選択回路
57に供給する。これにより、受信バッファ52は、受
信したデータパケットDPのヘッダ部に記述されている
再生時間情報SYTと、上記バスサイクル時間TCとが
一致する度に発生する基準クロックパルスCRに応じた
タイミングにて図4(b)に示されるが如き"0"データ
を連結して読み出し、これをD/A変換器70に供給す
る。D/A変換器70は、上記基準クロックパルスCR
に応じたタイミングにて上記"0"データの系列をアナロ
グのAV信号に変換し、これをミューティング回路7
1、アンプ72、及びスピーカ73を介して音響出力さ
せる。この際、ミューティング回路71にはミューティ
ング指令信号MTが供給されているので、上記D/A変
換器70から供給された"0"データに対応したAV信号
はミュートされて音響出力される。
【0032】すなわち、送信側ノードのAVデータ再生
装置10によって再生されたAVサンプルデータDAV
異常が生じている場合には、このAVサンプルデータD
AVに代わり"0"データを送信する。受信側ノードでは、
かかる"0"データの受信により、送信側ノードのAVデ
ータ再生装置10にて再生されたAVサンプルデータD
AVに異常が生じていると判断し、この際、強制的にミュ
ートを掛けて異音の発生を防止するのである。
【0033】 再生されたサンプリングクロックCL
Kに異常が生じている場合 この際、図2に示される送信側ノードのIEEE139
4バスインターフェース回路40は、図4(c)に示さ
れるが如きヘッダ部のみの空のデータパケットDPを送
信する。かかる空のデータパケットDPを受信すると、
図5に示されるエラー待避制御回路60は、サンプリン
グクロックCLKに異常が生じていると判断して、ミュ
ーティング回路71にミューティング指令信号MTを供
給する。更に、エラー待避制御回路60は、一致検出回
路54から供給された基準クロックパルスCRと、ダミ
ー基準クロックパルス生成回路58から供給されたダミ
ー基準クロックパルスCDRの内から、ダミー基準クロッ
クパルスCDRを選択すべき選択信号SELを選択回路5
7に供給する。更に、エラー待避制御回路60は、受信
した空のデータパケットDPのヘッダ部に記述されてい
るサンプリング周波数情報SFCを抽出し、これをダミ
ー基準クロックパルス生成回路58に供給する。これに
より、ダミー基準クロックパルス生成回路58は、かか
るサンプリング周波数情報SFCに応じた一定周波数の
ダミー基準クロックパルスCDRを発生する。この際、上
記基準クロックパルスCRに代わりダミー基準クロック
パルスCD RがPLL回路59に供給されて、このダミー
基準クロックパルスCDRに基づく位相ロック動作が開始
されるが、これによって生成された再生クロックは受信
バッファ52及びD/A変換器70には送出しない。
尚、この再生クロックを送出してしまうと、サンプリン
グクロックCLKの周波数が急に切り替わった場合に、
受信バッファ52に取り込まれていたAVサンプルデー
タが切り替え前の古い周波数を有するダミー基準クロッ
クパルスCDRにて読み出されてしまうという不具合が生
じてしまうのである。かかる不具合を解決する他の手段
として、上述した如きクロック異常の判断に応じて、受
信バッファ52に書き込まれた内容を全て"0"データに
書き換える0データ書き込み回路を図5に示される構成
に設けるようにしても良い。
【0034】以上の如く、AVデータ再生装置10によ
って再生されたサンプリングクロック信号CLKに異常
が生じている場合には、図2のIEEE1394バスイ
ンターフェース回路40ではデータのパケット化は行わ
ず、図4(c)に示されるが如きヘッダ部のみから構成
される空のデータパケットDPを送信する。受信側ノー
ドでは、かかる空のデータパケットDPを受信したこと
により、送信側ノードのAVデータ再生装置10で再生
されたサンプリングクロック信号CLKに異常が生じて
いると判断する。この際、PLL回路59に供給すべき
基準クロックパルスを、基準クロックパルスCRからダ
ミー基準クロックパルスCDRに切り替えることにより、
誤った基準クロックパルスCRによるPLL回路59の
暴走を阻止する。尚、ダミー基準クロックパルスC
DRは、図4(c)に示されるが如き空のデータパケット
Pのヘッダ部に記述されていたサンプリング周波数情
報SFCに基づいて逐次生成しておくので、サンプリン
グクロック信号CLKが正常に戻ると、速やかにこのサ
ンプリングクロック信号CLKに位相ロックさせられる
のである。
【0035】又、この際、ミューティング回路71には
ミューティング指令信号MTが供給されているので、ス
ピーカ73から異音が発生することはない。以上の如
く、図2及び図5に示されるデータ伝送システムでは、
送信ノードに備えられているデータ再生装置によって再
生された時系列データ又はサンプリングクロックに異常
が生じている場合には、上記時系列データに代わり図4
(b)又は図4(c)に示されるが如き所定データ系列
をパケット化したデータパケットをデータ伝送バス上に
送出する。従って、受信ノードでは、このデータ伝送バ
スを介して受信したデータパケットから上記所定データ
系列が復元された場合には、データ異常又はクロック異
常が発生したと判別出来るので、その異常状態に対応し
たエラー待避動作に移行することが可能となる。
【0036】よって、受信側ノードにおいて、かかるエ
ラー待避動作としてミューティングを掛けておけば異音
発生を防止できるのである。又、データ異常又はクロッ
ク異常が発生した旨を、表示あるいは音声等を用いてユ
ーザに警告するようにし、上記ミュート動作をユーザに
よる手動操作に委ねるようにしても良い。又、ミュート
を行うのではなく、アンプ72のゲインを0、あるいは
アンプ72及びスピーカ73間の接続を遮断制御するこ
とにより、強制的に音声出力を停止させるようにしても
良い。
【0037】尚、上記受信側ノードが記録装置の場合に
は、その記録動作を停止又はポーズするようにする。更
に、上記サンプリングクロックが異常状態にある期間中
は、受信したデータパケットのヘッダ部に記述されてい
るサンプリング周波数情報に基づいて生成したダミー基
準クロックパルスをPLL回路に供給しておく構成とし
ている。
【0038】よって、サンプリングクロックが異常状態
から正常状態に戻った場合には、速やかにこのサンプリ
ングクロックに同期したタイミングにて時系列データの
復元動作に移行することが出来るようになるのである。
尚、図5に示される上記エラー待避制御回路60では、
図4(a)〜図4(c)に示されるが如きデータパケッ
トDPの形態に基づいて、上記〜なるエラー状態を
判断するようにしているが、かかる構成に限定されるも
のではない。
【0039】例えば、図2に示される送信側ノードのI
EEE1394バスインターフェース回路40におい
て、DIR30から供給されたエラーコードERCに基
づくエラーステータス情報をデータパケットDP内に重
畳してデータ伝送バスに送出するようにしても良い。こ
の際、エラー待避制御回路60は、データパケットDP
からこのエラーステータス情報を抽出し、その情報内容
に応じて上記〜なるエラー状態を判断するのであ
る。
【0040】又、図5に示されるダミー基準クロックパ
ルス生成回路58においては、伝送されてきたデータパ
ケットDPのヘッダ部に記述されているサンプリング周
波数情報SFCに基づいてダミー基準クロックパルスC
DRの周波数を設定するようにしているが、かかる構成に
限定されるものではない。例えば、エラー待避制御回路
60によって、サンプリングクロックCLKが正常であ
ると判断、すなわち、上記又はの状態にあると判断
されている期間中に、予め、一致検出回路54から出力
された基準クロックパルスCRの周波数を測定してお
く。ここで、上記サンプリングクロックCLKが異常、
すなわち、上記の状態にあると判断されたら、ダミー
基準クロックパルス生成回路58は、上述した如く測定
しておいた周波数を有するクロック信号を生成し、これ
を上記ダミー基準クロックパルスCDRとするのである。
【0041】かかる構成によれば、例えサンプリングク
ロックCLKが異常な状態にあってもPLL回路59が
不安定な状態に陥ることはない。この際、サンプリング
クロックCLKが正常な状態に戻った際に、PLL回路
59が直ちにこのCLKに位相ロックできるように、上
記ヘッダ部に記述されているサンプリング周波数情報S
FCを監視するようにしている。
【0042】例えば、サンプリングクロックCLKが3
2[KHz]から48[KHz]に切り替わった場合、この切り
替え直後はクロック異常となるが、その後48[KHz]に
収束する前に予め6[KHz]のダミー基準クロックパルス
DRをPLL回路59に供給しておけば、48[KHz]の
データを迅速に処理できるようになるのである。又、図
5に示される実施例においては、データ伝送バスを介し
て受信した音声情報をD/A変換器70にてアナログ化
して出力するようにしているが、このアナログ出力の他
にディジタル出力を設けるようにしても良い。
【0043】この際、受信バッファ52から順次読み出
されるサンプルデータ系列を、例えばをIEC958規
格に基づくデコーダを介してディジタル信号に変換し、
これを外部出力するのである。又、図2に示される構成
においては、AVデータ再生装置10と、DIR30と
を分割しているが、かかるDIR30の機能をAVデー
タ再生装置10内のデコーダにて実施する構成としても
構わない。
【0044】又、上記実施例においては、IEEE13
94−1995規格を用いたデータ伝送システムを例に
とって説明したが、これに限定されるものではない。要
するに、本発明は、送信側で生じたエラー状態を受信側
に知らせる為の形態が規格化されていない伝送システム
に用いて有効となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格に基づくインターフェー
スを有する送信側ノードの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明によるデータ伝送システムにおける送信
側ノードの内部構成の一例を示す図である。
【図3】エラーコードERCと、そのエラー内容との対
応関係を示す図である。
【図4】本発明のデータ伝送システムにおける伝送形態
を示す図である。
【図5】本発明によるデータ伝送システムにおける受信
側ノードの内部構成の一例を示す図である。
【符号の簡単な説明】
10 AVデータ再生装置 30 DIR 40 IEEE1394バスインターフェース回路 57 選択回路 58 ダミー基準クロックパルス生成回路 59 PLL回路 60 エラー待避制御回路 71 ミューティング回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ再生装置から再生された再生信号
    から時系列データ及び前記時系列データに位相同期した
    サンプリングクロックを夫々生成し前記サンプリングク
    ロックに基づいて前記時系列データを所定数毎にパケッ
    ト化したデータパケットを伝送バス上に送出する送信ノ
    ードと、前記伝送バスを介して受信した前記データパケ
    ットから前記時系列データを復元する受信ノードと、か
    らなるデータ伝送システムであって、 前記送信ノードは、前記サンプリングクロック又は前記
    時系列データに異常が生じている場合には所定形態を有
    するデータパケットを伝送バス上に送出し、 前記受信ノードは、前記伝送バスを介して前記所定形態
    を有するデータパケットを受信した場合に前記サンプリ
    ングクロック又は前記時系列データに異常が生じている
    と判断することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記所定形態とは、前記時系列データに
    異常が生じている場合にはヘッダ部と"0"データの連続
    するデータ部とからなる第1形態であり、前記サンプリ
    ングクロックに異常が生じている場合には前記ヘッダ部
    のみが連続する第2形態であり、 前記受信ノードは、前記伝送バスを介して受信した前記
    データパケットが前記第1形態である場合には前記時系
    列データに異常が生じていると判断する一方、前記第2
    形態である場合には前記サンプリングクロックに異常が
    生じていると判断することを特徴とする請求項1記載の
    データ伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記送信ノードは、前記ヘッダ部に前記
    時系列データのサンプリング周波数を示すサンプリング
    周波数情報、並びに前記時系列データを受信側において
    再生すべき時間を指定する再生時間情報を記述すること
    を特徴とする請求項1及び2記載のデータ伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記受信ノードは、前記データパケット
    から前記時系列データを復元するタイミングを生成する
    PLL回路を備え、 前記サンプリングクロックに異常が生じていない場合に
    は受信した前記データパケットの前記ヘッダ部に記述さ
    れている前記再生時間情報に基づいて生成した基準クロ
    ックパルスを前記PLL回路に供給する一方、 前記サンプリングクロックに異常が生じていると判断し
    た場合には前記ヘッダ部から抽出した前記サンプリング
    周波数情報に基づく周波数のダミー基準クロックパルス
    を生成しこれを前記PLL回路に供給することを特徴と
    する請求項1、2及び3記載のデータ伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記受信ノードは、前記サンプリングク
    ロック又は前記時系列データに異常が生じていると判断
    した場合に、前記データパケットから復元した前記時系
    列データに対してミューティングを掛けることを特徴と
    する請求項1記載のデータ伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001223588A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Sony Corp 送受信装置
JP2014053908A (ja) * 2005-08-24 2014-03-20 Qualcomm Incorporated 物理層パケットにおける多重化プロトコルデータユニットの送信

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