JPH11274298A - 集積回路とその製造方法 - Google Patents

集積回路とその製造方法

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JPH11274298A
JPH11274298A JP10079145A JP7914598A JPH11274298A JP H11274298 A JPH11274298 A JP H11274298A JP 10079145 A JP10079145 A JP 10079145A JP 7914598 A JP7914598 A JP 7914598A JP H11274298 A JPH11274298 A JP H11274298A
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wiring
layer
contact electrode
integrated circuit
contact
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JP10079145A
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Hideaki Numata
秀昭 沼田
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NEC Corp
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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気コンタクト不良、断線、層間ショートな
どの不良が生じない多層配線構造を得る。 【解決手段】 基板11上に、同一真空中において、第
1の配線材料12と、良導体からなる薄いエッチング停
止層13と、コンタクト電極材料14を順次成膜する工
程(a)と、前記停止層13が露出するまで、コンタク
ト電極層14をエッチングし、コンタクト電極15を所
望の位置、形状に形成する工程(b)と、第1の配線1
2を所望の形状に加工する工程(c)と、層間絶縁膜1
7を成膜する工程(d)と、前記層間絶縁膜17を平坦
化し前記コンタクト電極15の表面を露出させる工程
(d)と、前記コンタクト電極上に、該電極と電気的に
接続される第2の配線16を成膜、形成する工程(e)
と、を有する集積回路の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線構造を有
する集積回路、特に配線材料に超伝導体を用いた多層配
線構造を有する超伝導集積回路とその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路の高集積化にともない、パター
ンの微細化、配線の多層化が、必須となっている。
【0003】図6は、従来技術による多層配線構造を有
する集積回路の断面図である。この図において、61は
基板、62、63、64はそれぞれ第1、第2、第3の
配線層を、65、66はそれぞれ第2、第3の層間絶縁
層を、67は第1と第2の配線層間の電気コンタクトを
示している。
【0004】第1の配線層62と第1の配線層63は、
その間の第1の層間絶縁層65の所定の場所に規定の大
きさのコンタクトホールを設け、その穴を介して電気コ
ンタクト67をとっている。第2の配線層63と第3の
配線層64は、その間の第2の層間絶縁層66により絶
縁されている。こうして、図6に示したような例えば3
層配線を有する集積回路が作製される。
【0005】また、特開平1−108783号公報に
は、「常電導量子効果素子」として、その第1図に導電
体Aと導電体Bとが、マイクロブリッジ部導電体4で接
続された多層配線構造が開示されている。
【0006】また、特公平5−56030号には、「ジ
ョセフソン接合素子の製造方法」として、その第1図
に、下部配線と上部配線とが、平坦化層、下部電極、ト
ンネル障壁層、上部電極で電気的に接続された多層配線
構造が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したような従
来デバイス構造のまま、集積回路の微細化、多層配線化
を推し進めると、数多くの課題が生じる。すなわち、各
層間の電気接触を得るためのコンタクトホールは縮小さ
れ、アスペクト比は大きくなる。微細かつアスペクト比
の大きなコンタクトホールは、第1に、そのエッチング
自体が困難である。また、その上に設けられる配線材料
のホール内への充填も不十分なものになり、図6のAで
示した部分での接触抵抗が大きくなる。
【0008】接触抵抗を減少させようとして、上層の配
線材料を成膜する際に、Arスパッタクリーニングを用
いると、絶縁膜材料がホールの側壁からスパッタされ、
コンタクト部に再付着する。そのため、ホールのアスペ
クト比が大きくなるにつれて、低圧低加速Arクリーニ
ングなどの特別なクリーニング法が必要になる。
【0009】さらに、図6のBで示した部分では、第2
の配線層63の段切れ、あるいは、配線膜厚の減少によ
る抵抗値の増大が起こる。
【0010】これが超伝導集積回路である場合には、A
およびBの部分での超伝導臨界電流値が減少し、回路動
作上必要十分な超伝導電流を流すことができない。コン
タクトホールの形成により生じた段差は、層間絶縁膜の
充填も不完全にする。その結果、図6のCの部分では、
第1と第2の配線層間のショートもしくは電流リークが
生じる。
【0011】図6のDの部分では、Bと同様に第3の配
線層の段切れ、あるいは、配線膜厚の減少による抵抗値
の増大、もしくは、超伝導臨界電流値の減少が生じる。
このように、従来のデバイス構造を用いて、集積回路の
微細化、多層配線化を推し進めるには数多くの課題があ
る。
【0012】これらのBからDの部分での課題は、層間
絶縁膜の平坦化と、コンタクトホールへの配線材料の埋
め込みにより解決することが可能である。層間絶縁膜の
平坦化は、エッチバック法、研磨法など、多種多様の平
坦化技術が開発され、ほとんどの場合に対応できる。し
かし、配線材料の埋め込み法は、Alなど比較的低融点
材料のリフローによる埋め込み、Wの選択CVD法によ
る埋め込みなど、限られた材料においてのみ可能であ
る。
【0013】特にニオブ、窒化ニオブ系あるいは、酸化
物の超伝導材料の融点は非常に高く、さらに、能動的な
超伝導素子として、もっとも一般的なNb/Al−Al
Ox/Nbジョセフソン接合は、250℃の熱処理で特
性が劣化してしまう。したがって、リフローのように融
点近くまで加熱するプロセスは適用できない。
【0014】また、超伝導材料に対して、選択CVDな
どの選択性を有する成膜方法は、開発されていない。つ
まり、従来技術を用いた配線材料の埋め込み技術は、配
線材料の融点がデバイスの耐熱温度以下であるとき、あ
るいは、適当な選択成膜法があるときなど、限られた場
合にのみ適用可能なプロセスであり、超伝導デバイスな
ど多種のデバイスに広く適用できるものではない。
【0015】特開平4−186627号公報には、多種
のデバイスに適用できそうな電気コンタクトについての
記載がある。この従来例については、図7に示した。こ
のデバイス構造の特徴は、第1アルミ配線72を厚さt
だけ途中までエッチングし、凸部を作製し、第2酸化膜
76を平坦化し、電気コンタクト77を得ることにあ
る。
【0016】このデバイス構造の問題点は、第2酸化膜
76の膜厚tが不正確になることにある。電気コンタク
ト77の凸部は、第1アルミ配線72を途中までエッチ
ングすることにより形成される。その上の第2酸化膜7
6は平坦化されているので、第2酸化膜の厚さは、第1
アルミ配線72の電気コンタクト77の凸部の高さに等
しい。ところが、この第1アルミ配線72の電気コンタ
クト77の凸部を形成する際に、エッチングの停止層、
終点検出層などは一切準備されておらず、電気コンタク
ト77の凸部の高さは第1アルミ配線72のエッチング
速度と時間に依存する。したがって、正確な第2酸化膜
76の膜厚tを得ることはできない。配線のインダクタ
ンスは、絶縁膜の厚さにほぼ比例する。インダクタンス
を重要な回路パラメータとする超伝導素子や、磁性素子
にとって、インダクタンスが不正確であることは、安定
なデバイス動作の上で重大な欠陥となる。
【0017】また、超伝導集積回路の高密度化には、ジ
ョセフソン接合の微細化と、インダクタンスの小型化が
必要である。微細なジョセフソン接合に対して良好な超
伝導コンタクトを得るには、層間絶縁膜を平坦化し、接
合上部電極を露出させ、セルフアライン法で上層の配線
を接続する方法が適している。この時、層間絶縁膜の厚
さは、接合上部電極の高さで決められる。インダクタン
スの小型化のためには、ある程度の厚さの層間絶縁膜が
必要である。前述の方法を用いて、ジョセフソン接合の
微細化とインダクタンスの小型化を両立させるには、微
細かつ高い上部電極が必要になる。ところが、1993
年にコロラド州で開催された4th Internat
ional Superconductive Ele
ctronics Conference(ISEC9
3)のアブストラクト280‐281項には、上部電極
のエッチングによる加工形状が、接合電気特性に大きく
影響することが記載されている。良好な接合特性を有し
つつ、微細かつ高い上部電極を加工するこは、技術的に
大変困難である。
【0018】また、高密度な超伝導集積回路を実現する
には、インダクタンスの小型化のために厚くした層間絶
縁膜を通して、各配線層間を電気的に接続する微細な超
伝導コンタクトが不可欠である。微細なコンタクトホー
ルにおける課題は前述したとおりである。
【0019】特公平3−22712号に、微細なジョセ
フソン接合の上部電極に対して、超伝導コンタクトを得
る方法が記載されているが、この方法は、配線層間の超
伝導コンタクトの微細化には対応していない。
【0020】集積回路において、素子の高速化は、高密
度化と同様に重要である。特に超伝導回路では、回路の
負荷インダクタンスの低減が、回路の高速動作上の大き
な課題である。このような回路では、回路内にグランド
面が設けられているが、このグランド面に近い配線ほど
インダクタンスが小さく、高速の信号伝播が可能にな
る。回路の高速動作の観点からは、グランド面の上下に
信号配線が形成されている形が望ましい。
【0021】しかしながら、グランド面を挟んだ配線間
で電気コンタクトを形成するのは非常に困難であるとと
もに、配線の段差の上に広い面積のグランド面を形成し
た場合に十分な層間絶縁性を得ることは困難であった。
従来技術でこれを実現しようとすれば、いたずらに回路
面積を増大させたり、層間絶縁膜厚を増大させ、効率的
ではなかった。したがって、通常、グランド面は基板直
上に設けられ、配線は層を重ねる毎にグランド面から離
れていき、インダクタンスが増大し、多層配線化による
集積化では高速化と両立させることは不可能であった。
【0022】また、従来例に前述した、特開平1−10
8783号公報の「常電導量子効果素子」、及び特公平
5−56030号の「ジョセフソン接合素子の製造方
法」にも、エッチング終点を正確に行なうことにより正
確な絶縁膜厚を得ることに関しては、明確な記載がな
い。
【0023】[発明の目的]本発明は、電気コンタクト
不良、断線、層間ショートなどの不良が生じない多層配
線構造を有し、かつ層間絶縁膜の膜厚が正確である微細
な集積回路と、その製造方法を得ることを目的とする。
また、本発明は特に超伝導集積回路において、ジョセフ
ソン接合の微細化とインダクタンスの小型化を容易に両
立し、かつ、微細な超伝導コンタクトを有する超伝導集
積回路を実現することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の集積回路の製造
方法は、基板上に同一真空中において、第1の配線材料
と、良導体からなる薄いエッチング停止層と、コンタク
ト電極材料を順次成膜する工程と、コンタクト電極を所
望の位置、形状に加工して形成する工程と、エッチング
停止層の不要な部分を除去する工程と、第1の配線を所
望の形状に加工する工程と、層間絶縁層を成膜する工程
と、前記層間絶縁層を平坦化し前記コンタクト電極の表
面を露出させる工程と、前記コンタクト電極と電気的に
接続する第2の配線を成膜、形成する工程と、から構成
されることを特徴とする。
【0025】本集積回路の製造方法において、第2層以
降の配線層上にもコンタクト電極を設け、さらに多層構
造の集積回路を製造することも可能である。
【0026】また、本発明において、十分なエッチング
選択比を有する良好なエッチング停止層が存在しない場
合には、終点検出層をこれに変えることができる。コン
タクト電極加工時に、プラズマ分光分析、質量分析など
を用いることで、エッチングの終点を容易に検出するこ
とが可能であり、その効果は、エッチング停止層を用い
たときと、まったく同等である。
【0027】本発明の集積回路では、基板上に設けられ
た第1の配線と、前記第1の配線上の所望の位置に設け
られた良導体からなる薄いエッチング停止層と、前記エ
ッチング停止層上に設けられたコンタクト電極と、前記
第1の配線と前記コンタクト電極を埋め込み、平坦化さ
れた層間絶縁層と、前記コンタクト電極を介して、第1
の配線と電気的に接続された第2の配線層から構成され
ることを特徴とする。
【0028】尚、本発明において、第2あるいは第3の
配線層上にもコンタクト電極を設け、さらに多層構造に
することも可能である。
【0029】また、本発明において、十分なエッチング
選択比を有する良好なエッチング停止層が存在しない場
合には、終点検出層をこれに変えることができる。コン
タクト電極加工時に、プラズマ分光分析、質量分析など
を用いることで、エッチングの終点を容易に検出するこ
とが可能であり、その効果は、エッチング停止層を用い
たときと、まったく同等である。
【0030】また、本発明による積層型のジョセフソン
接合を有する超伝導集積回路では、基板上に設けられた
第1の超伝導配線と、前記第1の配線上の所望の位置に
設けられた良導体からなる薄いエッチング停止層と、前
記エッチング停止層上に設けられたコンタクト電極およ
びジョセフソン接合下部電極と、前記下部電極と、その
上に設けられた障壁層と上部電極から成るジョセフソン
接合と、前記第1の配線と前記コンタクト電極および前
記ジョセフソン接合を埋め込み、平坦化された層間絶縁
膜と、前記コンタクト電極上に形成された浅いコンタク
トホールと、前記コンタクト電極とコンタクトホールを
介して、あるいは、前記ジョセフソン接合を介して第1
の配線と電気的に接続された第2の配線から構成される
ことを特徴とする。
【0031】また、本発明において、十分なエッチング
選択比を有する良好なエッチング停止層が存在しない場
合には、終点検出層をこれに変えることができる。コン
タクト電極加工時に、プラズマ分光分析、質量分析など
を用いることで、エッチングの終点を容易に検出するこ
とが可能であり、その効果は、エッチング停止層を用い
たときと、まったく同等である。
【0032】さらに、本発明による、1つ以上のグラン
ド面を有する集積回路では、基板上に設けられた第1の
配線と、この第1の配線上の所望の位置に設けられた良
導体からなる薄いエッチング停止層あるいはエッチング
終点検出層と、このエッチング停止層上に設けられたコ
ンタクト電極と、前記第1の配線と前記コンタクト電極
と電気的に絶縁されたグランド面と、前記第1の配線と
前記コンタクト電極および、前記グランド面を埋め込
み、表面が平坦化された層間絶縁膜と、前記コンタクト
電極を介して、第1の配線と電気的に接続され、かつ、
前記グランド面とは絶縁された第2の配線から構成され
ることを特徴とする。
【0033】
【作用】本発明によれば、微細な電気コンタクトを形成
する際に、微細かつアスペクト比の大きなコンタクトホ
ールを形成するかわりに、コンタクト電極を形成する。
一般に大きさおよびアスペクト比がともに等しい場合、
ホールの形成に比べて、電極の形成の方が技術的に容易
である。したがって、より微細な電気コンタクトの形成
が可能になり、集積回路の微細化が可能になる。
【0034】また、本発明によれば、配線材料の種類と
形成方法、絶縁材料の種類と形成方法、平坦化方法によ
らず、微細かつ平坦な構造を有する電気コンタクトを容
易に作製することができる。それぞれの集積回路に応じ
た材料と方法を用いて微細かつ平坦な構造を有する電気
コンタクトを形成でき、段切れ、層間リークとショート
などが無い電気的に優れた多層配線構造が得られる。ま
た、特別なクリーニング法を用いること無く、コンタク
ト部の接触抵抗の増大を防ぐことができる。
【0035】この結果、集積回路の高密度化を達成する
ことができる。本発明では、コンタクト電極の高さは、
配線層上に設けられた良導体からなるエッチング停止層
あるいは検出層で規定される。これにより、配線層間の
絶縁膜の厚さが正確に決められ、したがって、配線のイ
ンダクタンスも正確である。
【0036】この結果、インダクタンスが重要な回路パ
ラメータとなる超伝導回路、磁性素子の動作安定性が向
上する。配線層上に設けられたエッチング停止層あるい
は検出層は良導体であるので、素子の電気特性上何ら悪
影響を及ぼさない。
【0037】更にまた、本発明によれば、積層型のジョ
セフソン接合を有する超伝導回路において、ジョセフソ
ン接合の微細化とインダクタンスの小型化を容易に両立
させることができる。インダクタンスの小型化のために
は、厚い層間絶縁膜が必要である。本発明では、上部電
極の下にコンタクト電極を設けることで、アスペクト比
の小さい微細な上部電極に対してセルフアライン法で電
気コンタクトを形成でき、接合の品質を犠牲にすること
無く、接合上部電極の微細加工が非常に容易になる。ま
た、配線層間の電気接触をとるコンタクトホールの高さ
も低くなり、微細なコンタクトホールの形成が非常に容
易になる。これらの結果、超伝導集積回路の高密度化が
容易に達成される。
【0038】さらに、本発明をグランド面を有する集積
回路に用いると、微細化と高速化を両立させることが可
能である。グランド面の上下に配線を設けることがで
き、グランド面を挟んだ2つの配線層間の電気コンタク
トを、小さい領域で容易に形成することができる。さら
に、配線層とグランド面の層間絶縁性も優れており、多
層配線化による集積化と、負荷インダクタンスの低減に
よる高速化が両立できる。
【0039】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0040】[実施例1]図1は本発明の集積回路の製
造方法の一例を説明するための製造工程断面図である。
図1(a)に示すように、例えば、表面を熱酸化したS
i基板11上に、同一真空中で、例えば、Nbの第1の
金属層12、例えばAlのエッチング停止層13、例え
ばNbの第2の金属層14を順次成膜する。
【0041】次に、図1(b)に示すように例えばCF
4 ガスを用いた反応性イオンエッチング法で、第2の金
属層13を加工し、所望の位置に所望の形でコンタクト
電極15を形成する。この際、Alのエッチング停止層
13は、Nbに対して非常にエッチングされにくく、非
常に薄いAl膜であっても、十分、エッチングの停止層
として機能する。
【0042】次に、図1(c)のように、Alのエッチ
ング停止層13、とNbの第2の金属層14を所望の形
状に加工し、第1の配線16を形成する。
【0043】次に、前面に例えば、SiO2 からなる層
間絶縁層を例えばスパッタ法で成膜し、表面を例えば研
磨法で平坦化する。図1(d)に示したように、素子上
の段差が無くなり、かつ、コンタクト電極15の表面が
層間絶縁層17の表面から露出した時点を研磨平坦化の
終点とする。最後に図1(e)に示したように、配線材
料を成膜、加工し、第2の配線18を形成する。
【0044】本発明により、技術的に困難度の高い微細
コンタクトホール形成技術、選択成長などの特殊な成膜
技術などを用いずに、配線材料の種類と形成方法、絶縁
材料の種類と形成方法、平坦化方法によらず、微細な電
気コンタクトの形成が可能になり、段切れ、層間リーク
とショートなどが無い電気的に優れた多層配線構造が得
られ、集積回路の微細化が可能になった。また、特別な
クリーニング法を用いること無く、コンタクト部の接触
抵抗の増大を防ぐことができ、集積回路の高密度化にお
ける信頼性が向上した。
【0045】一般に、デバイスの製造において、スルー
プットを決定付けるのは、成膜時の真空排気時間である
が、本発明の、エッチング停止層13、とコンタクト電
極となる第2の金属層14は、配線層となる第1の金属
層12に連続して成膜されるので、成膜工程でのスルー
プットの低下は小さい。
【0046】したがって、実質的に増加する工程は、リ
ソグラフィー、エッチング、洗浄がそれぞれ1回ずつと
わずかである。本発明では、困難度の高い技術を導入す
る代わりに、最小の工程の増加で集積回路の高密度化に
対応できる。
【0047】また、本発明では、コンタクト電極の高さ
は、配線層上に設けられた良導体からなるエッチング停
止層で規定される。これにより、配線層間の絶縁膜の厚
さが正確に決められ、したがって、配線のインダクタン
スも正確である。この結果、インダクタンスが重要な回
路パラメータとなる超伝導回路、磁性素子の動作安定性
が向上する。配線層上に設けられたエッチング停止層あ
るいは検出層は良導体であるので、素子の電気特性上何
ら悪影響を及ぼさない。
【0048】尚、有効なエッチング停止層が選られない
場合にはエッチング終点検出層を用いることができる。
第2の金属層14をエッチングしてコンタクト電極15
を形成する際に、質量分析器あるいは発光スペクトル分
析器などで測定することにより、容易にエッチングの終
点が観察され、その効果は、エッチング停止層と同等で
ある。
【0049】[実施例2]図2は、本発明の第2の実施
例を説明するための集積回路の断面図である。本実施例
では、実施例1で用いたエッチング停止層の代わりにエ
ッチング終点検出層を用いた点が異なっている。
【0050】このエッチング終点検出層としては、例え
ば金、Mo、Wなどを用いることができ、例えば四重極
質量分析器を用いてエッチング中の真空容器内の雰囲気
を観測することにより、エッチングの終点を正確に検出
することができる。
【0051】図2に示すように、表面を熱酸化したSi
基板21上に、例えばNbの第1の配線層22が設置さ
れ、その上には、例えば,金のエッチング終点検出層2
3が設けられている。さらにその上には、所望の位置
に、所望の形状でコンタクト電極24が設けられてい
る。金のエッチング終点検出層23は、コンタクト電極
24と同一のパターンで加工、形成された。第1の配線
層22、エッチング終点検出層23、コンタクト電極2
4は、層間絶縁膜25中に埋め込まれ、層間絶縁膜25
の表面は平坦化されて、コンタクト電極24の表面のみ
が露出している。層間絶縁膜25の上には、例えばNb
の第2の配線層26が設置され、露出したコンタクト電
極24の表面と接触し、第1の配線層22と電気的に接
続されている。
【0052】本発明により、配線材料の種類と形成方
法、絶縁材料の種類と形成方法、平坦化方法によらず、
微細な電気コンタクトの形成が可能になり、集積回路の
微細化が可能になった。また、段切れ、層間リークとシ
ョートなどが無い電気的に優れた多層配線構造が得られ
る。さらに、特別なクリーニング法を用いること無く、
コンタクト部の接触抵抗の増大を防ぐことができる。こ
の結果、集積回路の高密度化における信頼性が向上し
た。
【0053】本発明では、コンタクト電極の高さは、配
線層上に設けられた良導体からなるエッチング終点検出
層で規定される。これにより、配線層間の絶縁膜の厚さ
が正確に決められ、したがって、配線のインダクタンス
も正確である。この結果、インダクタンスが重要な回路
パラメータとなる超伝導回路、磁性素子の動作安定性が
向上する。配線層上に設けられたエッチング検出層は良
導体であるので、素子の電気特性上何ら悪影響を及ぼさ
ない。
【0054】[実施例3]図3は本発明の第3の実施例
を説明するための集積回路の断面図である。例えば、表
面を熱酸化したSi基板31上に、例えばNbの第1の
配線層32が設置され、その上には、例えばAlの第1
のエッチング停止層33が設けられている。さらにその
上には、所望の位置に、所望の形状で第1のコンタクト
電極34が設けられている。第1の配線層32、第1の
エッチング停止層33、第1のコンタクト電極34は、
第1の層間絶縁膜35中に埋め込まれ、第1の層間絶縁
膜35の表面は平坦化されて、第1のコンタクト電極3
4の表面のみが露出している。第1の層間絶縁膜35の
上には、例えばNbの第2の配線層36が設置され、露
出した第1のコンタクト電極34の表面と接触し、第1
の配線層32と電気的に接続されている。さらにNbの
第2の配線層36の上には、例えばAlの第2のエッチ
ング停止層37、さらにその上には、第2のコンタクト
電極38が設けられている。第2の配線層36、第2の
エッチング停止層37、第2のコンタクト電極38は、
表面が平坦化された第2の層間絶縁膜39中に埋め込ま
れ、第2のコンタクト電極38の表面のみが露出してい
る。第2の層間絶縁膜39の上には、例えばNbの第3
の配線層40が設置され、露出した第2のコンタクト電
極38の表面と接触し、第2の配線層36と電気的に接
続されている。
【0055】本発明により、配線材料の種類と形成方
法、絶縁材料の種類と形成方法、平坦化方法によらず、
微細な電気コンタクトの形成が可能になり、集積回路の
微細化が可能になった。また、段切れ、層間リークとシ
ョートなどが無い電気的に優れた多層配線構造が得られ
る。さらに、特別なクリーニング法を用いること無く、
コンタクト部の接触抵抗の増大を防ぐことができる。こ
の結果、集積回路の高密度化における信頼性が向上し
た。
【0056】尚、本実施例では、エッチング停止層を用
いているが、良好なエッチング停止層が得られない場合
には、エッチング終点検出層を用いても効果は同様であ
る。
【0057】本発明では、コンタクト電極の高さは、配
線層上に設けられた良導体からなるエッチング停止層ま
たは終点検出層で規定される。これにより、配線層間の
絶縁膜の厚さが正確に決められ、したがって、配線のイ
ンダクタンスも正確である。この結果、インダクタンス
が重要な回路パラメータとなる超伝導回路、磁性素子の
動作安定性が向上する。配線層上に設けられたエッチン
グ停止層あるいは検出層は良導体であるので、素子の電
気特性上何ら悪影響を及ぼさない。
【0058】[実施例4]図4は本発明の第4の実施例
を説明するための集積回路の断面図である。例えば、表
面を熱酸化したSi基板41上に、例えばNbの第1の
配線層42が設置され、その上には、例えばAlのエッ
チング停止層43が設けられている。さらにその上に
は、所望の位置に、所望の形状でコンタクト電極44
と、例えばNbの接合下部電極47が設けられている。
接合下部電極47の上には、接合障壁層48と接合上部
電極49が設けられ、積層型のジョセフソン接合を形成
している。第1の配線層42、エッチング停止層43、
コンタクト電極44、接合下部電極47、接合障壁層4
8、接合上部電極49は、層間絶縁膜45中に埋め込ま
れている。層間絶縁膜45の表面は平坦化されて、接合
上部電極49の表面のみが露出している。さらに、コン
タクト電極44の上には、微細かつ浅いコンタクトホー
ル50が形成されている。層間絶縁膜45の上には、例
えばNbの第2の配線層46が設置され、露出した接合
上部電極49の表面と接触し、かつ、微細かつ浅いコン
タクトホール50とコンタクト電極44を通じて第1の
配線層12と電気的に接続されている。
【0059】本発明によれば、積層型のジョセフソン接
合を有する超伝導回路において、ジョセフソン接合の微
細化とインダクタンスの小型化を容易に両立させること
ができた。インダクタンスの小型化のためには、厚い層
間絶縁膜が必要である。
【0060】また、微細な上部電極に対しては、より微
細なコンタクトホールを目合わせ精度良く設けるのは非
常に困難であるので、セルフアライン法で電気コンタク
トを得る必要がある。そのためには微細かつ高アスペク
ト比の接合上部電極が必要であるが、接合の品質を維持
しつつ、このような微細加工を達成することは非常に困
難であった。本発明では、上部電極の下にコンタクト電
極を設けることで、アスペクト比の小さい微細な上部電
極に対してセルフアライン法で電気コンタクトを形成で
き、接合の品質を犠牲にすること無く、接合上部電極の
微細加工が非常に容易になる。また、配線層間の電気接
触をとるコンタクトホールの高さも低くなり、微細なコ
ンタクトホールの形成が非常に容易になる。これらの結
果、超伝導集積回路の高密度化が容易に達成される。
【0061】また、本発明では、ほぼ完全な平坦なデバ
イス構造が得られ、超伝導集積回路の多層配線の信頼性
も向上した。また、このデバイス構造では、回路の動作
上重要なパラメータであるインダクタンスは、接合下部
電極47と接合障壁層48、接合上部電極49で決めら
れ、非常に正確であり、回路動作が安定している。
【0062】尚、本実施例では、エッチング停止層を用
いているが、良好なエッチング停止層が得られない場合
には、エッチング終点検出層を用いても効果は同様であ
る。
【0063】[実施例5]図5は本発明の第5の実施例
を説明するための集積回路の断面図である。例えば、表
面を熱酸化したSi基板51上に、例えばNbの第1の
配線層52が設置され、その上には、例えばAlのエッ
チング停止層53が設けられている。さらにその上に
は、所望の位置に、所望の形状でコンタクト電極54が
設けられている。第1の配線層52の上には、層間絶縁
膜を介して、グランド面57が形成されている。グラン
ド面には開口部が設けられ、その中を前記コンタクト電
極54がグランド面57に接触すること無く、貫いてい
る。第1の配線層52、エッチング停止層53、コンタ
クト電極54、グランド面57は、層間絶縁膜55中に
埋め込まれ、層間絶縁膜55の表面は平坦化されて、コ
ンタクト電極54の表面のみが露出している。層間絶縁
膜55の上には、例えばNbの第2の配線層56が設置
され、露出したコンタクト電極54の表面と接触し、第
1の配線層52と電気的に接続されている。
【0064】本発明により、高速化と微細化を両立させ
ることができた。グランド面の上下の近い位置に2層の
配線を設けることができ、負荷インダクタンスの低減に
よる高速化ができた。なおかつ、グランド面を挟んだ2
つの配線層間の電気コンタクトを、小さい領域で容易に
形成することができ、このような構造で問題となってい
た微細化も実現できた。さらに、デバイス構造が平坦化
されているため、配線層とグランド面の層間絶縁性も優
れており、信頼性が高い。
【0065】本発明では、コンタクト電極の高さは、配
線層上に設けられた良導体からなるエッチング停止層ま
たは終点検出層で規定される。これにより、配線層間の
絶縁膜の厚さが正確に決められ、したがって、配線のイ
ンダクタンスも正確である。この結果、インダクタンス
が重要な回路パラメータとなる超伝導回路、磁性素子の
動作安定性が向上する。配線層上に設けられたエッチン
グ停止層あるいは検出層は良導体であるので、素子の電
気特性上何ら悪影響を及ぼさない。
【0066】尚、本実施例では、エッチング停止層を用
いているが、良好なエッチング停止層が得られない場合
には、エッチング終点検出層を用いても効果は同様であ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、微細な電気コンタクト
を形成する際に、微細かつアスペクト比の大きなコンタ
クトホール形成するかわりに、コンタクト電極を形成す
る。一般に大きさおよびアスペクト比がともに等しい場
合、ホールの形成に比べて、電極の形成の方が技術的に
容易である。したがって、より微細な電気コンタクトの
形成が可能になり、集積回路の微細化が可能になる。
【0068】また、本発明によれば、配線材料の種類と
形成方法、絶縁材料の種類と形成方法、平坦化方法によ
らず、微細かつ平坦な構造を有する電気コンタクトを容
易に作製することができる。それぞれの集積回路に応じ
た材料と方法を用いて微細かつ平坦な構造を有する電気
コンタクトを形成でき、段切れ、層間リークとショート
などが無い電気的に優れた多層配線構造が得られる。
【0069】また、特別なクリーニング法を用いること
無く、コンタクト部の接触抵抗の増大を防ぐことができ
る。この結果、集積回路の高密度化を達成することがで
きる。
【0070】また、本発明では、コンタクト電極の高さ
は、配線層上に設けられた良導体からなるエッチング停
止層あるいは検出層で規定される。これにより、配線層
間の絶縁膜の厚さが正確に決められ、したがって、配線
のインダクタンスも正確である。この結果、インダクタ
ンスが重要な回路パラメータとなる超伝導回路、磁性素
子の動作安定性が向上する。配線層上に設けられたエッ
チング停止層あるいは検出層は良導体であるので、素子
の電気特性上何ら悪影響を及ぼさない。
【0071】本発明によれば、積層型のジョセフソン接
合を有する超伝導回路において、ジョセフソン接合の微
細化とインダクタンスの小型化を容易に両立させること
ができる。インダクタンスの小型化のためには、厚い層
間絶縁膜が必要である。本発明では、上部電極の下にコ
ンタクト電極を設けることで、アスペクト比の小さい微
細な上部電極に対してセルフアライン法で電気コンタク
トを形成でき、接合の品質を犠牲にすること無く、接合
上部電極の微細加工が非常に容易になる。
【0072】また、配線層間の電気接触をとるコンタク
トホールの高さも低くなり、微細なコンタクトホールの
形成が非常に容易になる。これらの結果、超伝導集積回
路の高密度化が容易に達成される。
【0073】さらに、本発明をグランド面を有する集積
回路に用いると、微細化と高速化を両立させることが可
能である。グランド面の上下に配線を設けることがで
き、グランド面を挟んだ2つの配線層間の電気コンタク
トを、小さい領域で容易に形成することができる。
【0074】さらに、配線層とグランド面の層間絶縁性
も優れており、多層配線化による集積化と、負荷インダ
クタンスの低減による高速化が両立できる。
【0075】この様に、本発明によれば、最小限の製造
工程の増加で、集積回路の微細化、多層配線化による集
積化、高速化を実現でき、これらが、高度で困難な製造
技術を用いずとも、比較的簡単な製造技術で達成できる
ので、信頼性の高い集積回路を、高い歩留まりで製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集積回路の製造方法の一例を説明する
ための製造工程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す集積回路の断面図
である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す集積回路の断面図
である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す集積回路の断面図
である。
【図5】本発明の第5の実施例を示す集積回路の断面図
である。
【図6】従来技術による多層配線構造を有する集積回路
の断面図である。
【図7】特開平4−186627号公報に記載の従来技
術による集積回路の断面図である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61 基板 71 シリコン基板 16,22,32,42,52,62 第1の配線層 12 第1の金属層 72 第1アルミ配線 18,26,36,46,56,63 第2の配線層 73 第2アルミ配線 40,64 第3の配線層 13,43,53 エッチング停止層 23 エッチング終点検出層 33 第1のエッチング停止層 37 第2のエッチング停止層 15,24,44,54 コンタクト電極 14 第2の金属層 34 第1のコンタクト電極 38 第2のコンタクト電極 50 コンタクトホール 67,77 電気コンタクト 17,25,45,55 層間絶縁膜 35,65 第1の層間絶縁膜 39,66 第2の層間絶縁膜 75 第1酸化膜 76 第2酸化膜 47 接合下部電極 48 接合障壁層 49 接合上部電極 57 グランド面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層配線構造を有する集積回路の製造方
    法において、 基板上に、同一真空中において、第1の配線材料と、良
    導体からなる薄いエッチング停止層あるいはエッチング
    終点検出層と、コンタクト電極材料を順次成膜する工程
    と、 前記エッチング停止層あるいはエッチング終点検出層が
    露出するまで、コンタクト電極層をエッチングし、コン
    タクト電極を所望の位置、形状に形成する工程と、 前記エッチング停止層の不要な部分を除去する工程と、 前記第1の配線を所望の形状に加工する工程と、 層間絶縁膜を成膜する工程と、 前記層間絶縁膜を平坦化し前記コンタクト電極の表面を
    露出させる工程と、 前記コンタクト電極と電気的に接続される第2の配線を
    成膜、形成する工程と、から構成されることを特徴とす
    る集積回路の製造方法。
  2. 【請求項2】 一連の上記工程を繰り返し行なうことに
    より、複数層の配線層を形成することを特徴とする請求
    項1記載の集積回路の製造方法。
  3. 【請求項3】 多層配線構造を有する集積回路におい
    て、 基板上に設けられた第1の配線と、 この第1の配線上の所望の位置に設けられた良導体から
    なる薄いエッチング停止層あるいはエッチング終点検出
    層と、 このエッチング停止層あるいはエッチング終点検出層上
    に設けられたコンタクト電極と、 前記第1の配線と前記コンタクト電極を埋め込み、表面
    が平坦化された層間絶縁膜と、 前記コンタクト電極を介して、第1の配線と電気的に接
    続された第2の配線と、から構成されることを特徴とす
    る集積回路。
  4. 【請求項4】 積層型のジョセフソン接合を有する超伝
    導集積回路において、 基板上に設けられた第1の超伝導配線と、 前記第1の配線上の所望の位置に設けられた良導体から
    なる薄いエッチング停止層あるいはエッチング終点検出
    層と、 前記エッチング停止層あるいはエッチング終点検出層上
    に設けられたコンタクト電極およびジョセフソン接合下
    部電極と、 前記下部電極と、その上に設けられた障壁層と上部電極
    から成るジョセフソン接合と、 前記第1の配線と前記コンタクト電極および前記ジョセ
    フソン接合を埋め込み、平坦化された層間絶縁膜と、 前記コンタクト電極上に形成された浅いコンタクトホー
    ルと、 前記コンタクト電極とコンタクトホールを介して、ある
    いは、前記ジョセフソン接合を介して第1の配線と電気
    的に接続された第2の配線と、から構成されることを特
    徴とする超伝導集積回路。
  5. 【請求項5】 1つ以上のグランド面を有する集積回路
    において、 基板上に設けられた第1の配線と、 この第1の配線上の所望の位置に設けられた良導体から
    なる薄いエッチング停止層あるいはエッチング終点検出
    層と、 このエッチング停止層あるいはエッチング終点検出層上
    に設けられたコンタクト電極と、 前記第1の配線と前記コンタクト電極と電気的に絶縁さ
    れたグランド面と、 前記第1の配線と前記コンタクト電極および、前記グラ
    ンド面を埋め込み、表面が平坦化された層間絶縁膜と、 前記コンタクト電極を介して、第1の配線と電気的に接
    続され、かつ、前記グランド面とは絶縁された第2の配
    線と、から構成されることを特徴とする集積回路。
  6. 【請求項6】 一連の上記構成を複数段有することを特
    徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の集積回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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