JPH11274115A - ガスポリッシング方法及びポリッシング装置 - Google Patents

ガスポリッシング方法及びポリッシング装置

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JPH11274115A
JPH11274115A JP10089360A JP8936098A JPH11274115A JP H11274115 A JPH11274115 A JP H11274115A JP 10089360 A JP10089360 A JP 10089360A JP 8936098 A JP8936098 A JP 8936098A JP H11274115 A JPH11274115 A JP H11274115A
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gas injection
polished
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Kaori Miyoshi
かおり 三好
Akira Fukunaga
明 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリッシング対象物の微細な凹凸を局所的に
精度良くポリッシングできるガスポリッシング方法及び
ガスポリッシング装置を提供すること。 【解決手段】 ガス噴射ノズル17、電磁弁18及びマ
ニホールド19等からなりガス噴射ノズル17にポリッ
シングガスを供給するガス供給手段、該ガス供給手段を
制御してガス噴射ノズル17からパルス状に高速で反応
性のポリッシング用ガスを噴射させるガス噴射制御部1
0を具備し、ポリッシング対象物16のポリッシング部
位にガス噴射ノズル17から反応性のポリッシング用ガ
スを高速で且つパルス状に照射してポリッシングするガ
スポリッシング方法及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウエハ等のポ
リッシング対象物のポリッシング部位に反応性のポリッ
シング用ガスを照射して該ポリッシング対象物のポリッ
シング面をポリッシングするガスポリッシング方法及び
ポリッシング装置に関するものである。ここで言うガス
ポリッシングとは、ポリッシング対象物に反応性ガスを
噴射又は照射し、該対象物面を平坦化することのみでは
なく、対象物面に凹凸を形成したり、該対象物面の所定
部位を除去加工すること等も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】ガスによりSiウエハ等のポリッシング
対象物をポリッシングするにはプラズマ等によりポリッ
シングガスを活性化すると同時に、該活性化したガスの
流れを電極、磁力などにより制御するのが一般的であ
る。しかし、反応性のポリッシングガスだけでSiウエ
ハやPoly−Si膜、SiO2膜をポリッシングする
こともある。反応性のポリッシングガスだけでポリッシ
ングする場合は、マスフローコントローラーにより、流
量が制御されたポリッシングガスをガス噴射ノズルを通
して、ポリッシング対象物に10秒〜1000秒間程度
連続して照射してポリッシングを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリッ
シングガスを上記のように連続的に照射してポリッシン
グする方法では、目的とするポリッシング部位のみだけ
でなくそれ以外の部分もポリッシングされるため、半導
体ウエハ等のポリッシング対象物の面に存在する1〜2
サイクル程度の数千Å程度のうねりや、数μm〜数十m
mの径で数百〜数千Å程度の凹凸を局所的に精度良くポ
リッシングすることは困難であった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ポリッシング対象物の微細な凹凸を局所的に精度良
くポリッシングできるガスポリッシング方法及びガスポ
リッシング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、ポリッシング対象物のポリッ
シング部位にガス噴射ノズルから、反応性のポリッシン
グガスを高速で且つパルス状に噴射して照射し、該ポリ
ッシング部位をポリッシングすることを特徴とするガス
ポリッシング方法にある。ここで高速とはノズルから噴
射されるガスの流速が音速と同一の速度から音速の1/
5程度の速度であり、従来のポリッシングでは、ガスを
このような高速でポリッシング対象物に噴射することは
ない。
【0006】また、請求項1に記載のガスポリッシング
方法において、ポリッシング対象物へのポリッシングガ
スの照射は真空雰囲気中で行うことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のガスポリッシング方法において、パルス状のポ
リッシングガスの噴射回数を制御してポリッシング深さ
を制御することを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、ポリッシ
ングガスを噴射するガス噴射ノズル、該ガス噴射ノズル
にポリッシングガスを供給するガス供給手段、該ガス供
給手段を制御してガス噴射ノズルからパルス状に高速で
反応性のポリッシング用ガスを噴射させるガス噴射制御
手段を具備し、ポリッシング対象物のポリッシング部位
にガス噴射ノズルから反応性のポリッシング用ガスを高
速で且つパルス状に照射してポリッシングすることを特
徴とするガスポリッシング装置にある。
【0009】また、請求項3に記載のガスポリッシング
装置において、ガス噴射ノズル及びポリッシング対象物
は真空チャンバー内に配置されていることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載のガスポリッシング装置において、ガス供給手段
はガス噴射ノズルの上流側にポリッシングガスを所定の
圧力で貯留するガスだまりを具備し、該ガスだまりから
ガス噴射制御手段の制御によりポリッシング用ガスをガ
ス噴射ノズルからパルス状に噴射することを特徴とす
る。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
又は4のいずれか1に記載のガスポリッシング装置にお
いて、ガス噴射制御手段はガス噴射ノズルのガス噴射穴
を開閉する回転式ノズル板又は電磁弁からなる開閉手段
を具備し、該開閉手段の開閉制御によりパルス状にポリ
ッシングガスを噴射することを特徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
乃至5のいずれか1に記載のガスポリッシング装置にお
いて、ガス噴射制御手段はパルス状に噴射するポリッシ
ングガスのパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を
具備し、該設定手段によりポリッシング量を設定できる
ことを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載の発明は、ポリッシ
ング対象物のポリッシング面にポリッシングガスを噴射
してガスポリッシングを行う請求項4乃至6のいずれか
1に記載のガスポリッシング装置と、該ガスポリッシン
グ装置でポリッシングした面を更に化学的及び/又は機
械的にポリッシングする化学機械ポリッシング(CM
P)装置を具備することを特徴とするポリッシング装置
にある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明のガスポリッシン
グ方法を実施するためのガスポリッシング装置の構成例
を示す図である。図1において、11はポリッシング室
であり、該ポリッシング室11はポリッシング対象物を
搬入搬出するためのゲート12が設けられている。ポリ
ッシング室11内にはポリッシング対象物16をX−Y
方向移動させるためのX−Yテーブル13が配置され、
該X−Yテーブル13に上にヒータ14を内蔵する載置
台15が配置され、該載置台15上にポリッシング対象
物16を載置するようになっている。
【0015】また、ポリッシング室11にはポリッシン
グ対象物16に対向するように、ガス噴射ノズル17が
配置され、該ガス噴射ノズル17は、電磁弁18、マニ
ホールド19、バルブ20、フィルタ21及びバルブ2
2を通してポリッシングガス(例えば、ClF3ガス)
源23に接続されている。また、ポリッシング室11に
はバルブ25を介して、ターボ分子ポンプ26、ルーツ
ポンプ27及び除害装置28が接続されている。また、
ポリッシング室11にはバルブ29及びフィルタ30を
介して窒素(N2)ガス源31が接続されている。
【0016】なお、10は電磁弁の開閉を制御してガス
噴射ノズル17にパルス状にポリッシングガスを供給す
るガス噴射制御部、32はマニホールド19内のポリッ
シングガスのガス圧を測定する圧力計、33はヒータ1
4に電流を送るヒータ電源である。
【0017】ポリッシング対象物16のポリッシングは
下記のようにして行う。先ずゲート12を開放して、ポ
リッシング対象物16を載置台15の上に載置し、ゲー
ト12を閉じる。バルブ25を開放し、ルーツポンプ2
7を起動し、ポリッシング室11内を10-1〜10-2
orrの真空度にする。バルブ22、フィルタ21、バ
ルブ20を通してポリッシングガス源23からマニホー
ルド19内にポリッシングガスを供給する。該マニホー
ルド19内のガス圧は2280〜400Torrとす
る。なお、ターボ分子ポンプ26はポリッシング条件に
よっては必ずしも必要なものではない。
【0018】ガス噴射制御部10の制御により電磁弁1
8を0.1〜10秒程度瞬時に開けて、マニホールド1
9内のポリッシングガスをガス噴射ノズル17に送り、
該ガス噴射ノズル17からポリッシングガスを高速(例
えば、音速)でパルス状に噴射し、ポリッシング対象物
16のポリッシング部位に照射する。この場合、ポリッ
シング室11内の真空度を10-1〜10-2Torrに維
持し、排気速度を速くしている。これにより、ポリッシ
ング部位は図2に示す正規分布のポリッシングプロファ
イルでポリッシングすることが可能となる。
【0019】ポリッシング深さを深くする場合は、ガス
噴射制御部10により、電磁弁18を開ける回数を増や
し、即ちパルス状のガス噴射回数を増やすことによりポ
リッシング深さを深くすることができる。ガス噴射制御
部10は図3に示すように、ポリッシング部位のポリッ
シング深さPdに応じて、電磁弁18の開放時間及び開
放回数、即ちパルス幅及びパルス回数を設定する設定部
10aを設け、該設定部10aで設定したパルス幅及び
パルス回数で電磁弁駆動部10bを制御して電磁弁18
を開閉することにより、ポリッシング深さPdに応じた
ポリッシングが実現できる。
【0020】一つのポリッシング部位のポリッシングが
終了してたら、X−Yテーブル13を移動させながら、
次のポリッシング部位をガス噴射ノズル17の真下に位
置させ、上記操作でポリッシングを行う。このポリッシ
ング操作をポリッシング面の全域ポリッシング部位につ
いて行う。全域のポリッシング終了後は、ポリッシング
室11のポリッシングガスを十分に排気した後、バルブ
25を閉じ、バルブ29を開放し、ポリッシング室11
内に窒素ガス源31からフィルタ30を通して窒素ガス
を導入し、該ポリッシング室11内を大気圧としてゲー
ト12を開放してガスポリッシングの終了したポリッシ
ング対象物16を搬出する。なお、上記例ではポリッシ
ング部位の移動をX−Yテーブル13の移動でポリッシ
ング対象物16を移動したが、ポリッシング対象物16
を移動せずガス噴射ノズル17を移動するようにしても
よい。また、両者を移動するようにしてもよい。
【0021】図4はポリッシング条件の一例を示す図で
ある。ここではポリッシング対象物としてPoly−S
iを用い、ポリッシングガスにはClF3ガスとArガ
スを混合比1:2で混合したものを用いている。ポリッ
シング時間(パルス幅)0.6secの間のガス流量を
90ccとし、ノズル先端とポリッシング対象物の間隔
1mm、ノズル径1/4インチ、ポリッシング対象物の
温度50℃、排気速度約1000l/minとした場
合、1回のポリッシングガスの照射でポリッシング深さ
約1000Åとなる。
【0022】図5はうねりを有するウエハ表面のPol
y−Siを上記のようにパルス状にポリッシングガスを
照射して、平坦化した例を示す図である。図5(a)に
示すように、400Å〜千数百Åのうねりを図5(b)
に示すように、400Åの前後に平坦化することが可能
となる。
【0023】図6は本発明のガスポリッシング装置の構
成例を示す図である。ポリッシング室11にはポリッシ
ング対象物16を搬入搬出するためのゲート12が設け
られ、ポリッシング室11内にはX−Yテーブル13、
ヒータ14を内蔵する載置台15、ポリッシング対象物
16が配置され、ポリッシング対象物16に対向してガ
ス噴射ノズル40が配置されている。該ガス噴射ノズル
40は駆動制御部48によりZ方向(上下方向)に移動
できるようになっている。
【0024】また、ガス噴射ノズル40はノズル41を
具備し、該ノズル41の下端部には後述するように所定
の間隔で開口を設けた回転式ノズル板42が配置されて
いる。この回転式ノズル板42はモータ43により回転
するようになっている。ポリッシング室11内のノズル
41の近傍上流側にはガスだまり44が設けられ、該ガ
スだまり44はマスフローコントローラ46、バルブ4
5及びフレキシブルチューブ65を通してポリッシング
ガス源47よりポリッシングガス(例えば、ClF3
ス)が所定の圧力(2280〜400Torr)で供給
されており、回転式ノズル板42をモータ43で回転す
ることにより、回転式ノズル板42の開口とノズル41
のガス噴射穴が一致するごとに、ガスだまり44のポリ
ッシングガスがノズル41を通ってパルス状に噴射され
る。
【0025】図6において、55はモータ43の回転制
御を行いノズル41からパルス状に噴射されるポリッシ
ングガスのガスの周期等を制御するガス噴射制御部、5
6はX−Yテーブル13の駆動制御部である。ガス噴射
制御部55によりモータ43は回転制御され、ポリッシ
ングガスは制御された所定の周期でノズル41を通って
高速で且つパルス状に噴射される。
【0026】図1に示すように、電磁弁18をポリッシ
ング室11の外に設け、電磁弁18の開放によりガス供
給配管を通して、ガス噴射ノズル17にポリッシングガ
スを供給する場合は、電磁弁18からガス噴射ノズル1
7の先端までがデットスペースとなり、このデットスペ
ースをポリッシングガスが流れるのに時間がかかり、ガ
ス噴射が不均一となるという問題がある。特に、半導体
ウエハ等のポリッシング対象物の面に存在する1〜2サ
イクル程度の数千Å程度のうねりや、数μm〜数十mm
の径で数百〜数千Å程度の凹凸を局所的に精度良くポリ
ッシングするにはポリッシングガスがガス噴射ノズル1
7の先端まで到達する時間が短い方が微小な凹凸を局所
的に精度良くポリッシングするためには好ましい。
【0027】図6に示す構成のガスポリッシング装置で
はガス噴射ノズル40のノズル41の先端に回転式ノズ
ル板42を設け、回転式ノズル板42の開口とノズル4
1のガス噴射穴が一致するごとにノズル41の近傍に設
けたガスだまり44からポリッシングガスを噴射するよ
うにしたため、上記のようなノズル41の先端までのデ
ットスペースが殆どなく、回転式ノズル板42の開口と
ノズル41のガス噴射穴が一致するごとに直ちにガスが
噴射される。従って、ポリッシングガスの噴射が均一と
なり、ポリッシング対象物の微小な凹凸を局所的に精度
良くポリッシングすることが可能となる。
【0028】図7はガス噴射ノズルにポリッシングガス
を供給する電磁弁がガス噴射ノズルより離れたポリッシ
ング室外に設けられている場合と、図7に示すようにノ
ズルの先端に回転式ノズル板を配置する場合のガス流量
応答性を示す図である。図において、Aはノズルの先端
に回転式ノズル板を設けた場合、Bは電磁弁をポリッシ
ング室外に設けた場合を示す。電磁弁をガス噴射ノズル
より離れたポリッシング室外に設けた場合は、デットタ
イムDTが発生するのに対して、ノズルの先端に回転式
ノズル板を設けた場合はデットタイムは殆ど発生しな
い。
【0029】図8はガス噴射ノズル40の詳細構造を示
す図で、図8(a)は断面図、図8(b)は回転式ノズ
ル板42の平面図である。回転式ノズル板42は円板状
で周方向に等間隔で複数の開口42aが設けられてい
る。該回転式ノズル板42はガス噴射ノズル40の枠体
40aの下面にベアリング40bを介在させ、中心部に
設けられた回転軸42bを中心にモータ43により回転
するようになっている。枠体40aの所定位置にはノズ
ル41が設けられており、回転式ノズル板42が回転す
ることにより、開口42aとノズル41のガス噴出口4
1aが一致し、ガスだまり44のポリッシングガスがノ
ズル41を通って噴射される。なお、40cは回転軸4
2bを支持するベアリング、40dは回転式ノズル板4
2とノズル41の間をシールするOリングである。
【0030】図9は本発明のガスポリッシング装置の構
成例を示す図である。本ガスポリッシング装置が図6の
ガスポリッシング装置と異なる点は、ガス噴射ノズル6
0が図6のガス噴射ノズル40と異なる点であり、他は
略同一である。即ち、ガス噴射ノズル60は、ノズル6
1に電磁弁62を取り付けた構造である。そしてこの電
磁弁62の付いたノズル61の近傍上流側にガスだまり
44を設けている。ガス噴射制御部63の制御により、
電磁弁62を開閉することにより、ノズル61よりパル
ス状にポリッシングガスが噴射される。
【0031】このように、ノズル61にそのガス噴射穴
を開閉する電磁弁62を設けることにより、ガスだまり
44からノズル61の先端までガスが流れるデットスペ
ースが殆どなく、図6のガスポリッシング装置と同様、
ポリッシングガスの噴射が均一となり、ポリッシング対
象物の微小な凹凸を局所的に精度良くポリッシングする
ことが可能となる。また、ガス噴射ノズル60には反応
余剰ガスを吸引する吸引ノズル64を設けることによ
り、ポリッシング部位以外のポリッシングを阻止でき、
精度の良いポリッシングが可能となる。
【0032】図10は請求項7に記載のポリッシング装
置の構成例を示す図である。図示するように、本ポリッ
シング装置はガスポリッシング装置71とCMP装置7
2、ロボット室73及びポリッシング対象物搬入室74
を具備し、ポリッシング対象物搬入室74とロボット室
73をゲート75で接続し、ロボット室73とガスポリ
ッシング装置71をゲート76で接続し、CMP装置7
2とロボット室73をゲート77で接続した構成であ
る。
【0033】ロボット室73のロボット79でポリッシ
ング対象物搬入室74に搬入されたポリッシング対象物
78をピックアップし、ゲート75、ロボット室73及
びゲート76を経由してガスポリッシング装置71に搬
入し、ガスポリッシングを行った後、ロボット79でガ
スポリッシングの終了したポリッシング対象物78をピ
ックアップし、ゲート76、ロボット室73及びゲート
77を経由してCMP装置72に搬入し、化学機械的ポ
リッシングを行った後、ロボット79で化学機械的ポリ
ッシングの終了したポリッシング対象物78をピックア
ップし、ゲート77、ロボット室73及びゲート75を
経由してポリッシング対象物搬入室74に搬入する。
【0034】上記構成のポリッシング装置によれば、ガ
スポリッシングから化学機械的ポリッシングを連続して
実施でき、従来のポリッシング装置では得られない精度
のよいポリッシングが実現できる。ガスポリッシング又
は化学機械的ポリッシングの終了後洗浄や乾燥等の処理
を行うが、その洗浄装置や乾燥装置の図示を省略してい
る。ガスポリッシング装置71としては、上記請求項3
乃至6に記載のいずれかのガスポリッシング装置を用い
る。
【0035】なお、ポリッシング対象物のポリッシング
は、上記のようなガスポリッシング装置に隣接してCM
P装置を配置するのに限定されるものではなく、ガスポ
リッシング装置とCMP装置を離して設置し、ガスポリ
ッシング装置でガスポリッシングをした多数のポリッシ
ング対象物をCMP装置に搬入し、該CMP装置で化学
機械的ポリッシングを行うようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3に
記載の発明によれば、反応性のポリッシング用ガスをポ
リッシング対象物のポリッシング部位に高速で且つパル
ス状に照射してポリッシングするので、ポリッシング部
位が正規分布のプロファイルでポリッシングされ、精度
の良いポリッシングができるガスポリッシング方法及び
ガスポリッシング装置を提供できる。
【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、ガ
ス噴射ノズル近傍の上流側のガスだまりからのポリッシ
ング用ガスをガス噴射ノズルからパルス状に噴射するの
で、噴射されるポリッシングガスの流速及び流量が均一
となり、さらに精度のよいガスポリッシングが可能とな
る。
【0038】また、請求項5に記載の発明によれば、ガ
ス噴射制御手段はガス噴射ノズルのガス噴射穴を開閉す
る回転式ノズル板又は電磁弁からなる開閉手段を具備す
るので、開閉手段によりガス噴射穴の開閉とノズル先端
からのポリッシングガスの噴射停止の間に時間遅れがな
く、噴射されるポリッシングガスの流速及び流量が均一
となり、さらに精度のよいガスポリッシングが可能とな
る。
【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、ガ
ス噴射制御手段はパルス状に噴射するポリッシングガス
のパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を具備する
ので、ポリッシング量に応じた精度のよいポリッシング
が可能となる。
【0040】また、請求項7に記載の発明によれば、ガ
スポリッシング装置の他にガスポリッシングした面を更
に化学的及び/又は機械的にポリッシングするCMP装
置を具備するので、更に精度のよいポリッシングが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスポリッシング方法を実施するため
のガスポリッシング装置の構成例を示す図である。
【図2】ポリッシングプロファイル例を示す図である。
【図3】ガス噴射制御部の構成例を示す図である。
【図4】ポリッシング条件の一例を示す図である。
【図5】ウエハ表面のPoly−Si膜のポリッシング
例を示す図である。
【図6】本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す
図である。
【図7】ポリッシングガスのガス流量応答性を示す図で
ある。
【図8】ガス噴射ノズル40の詳細構造を示す図で、図
8(a)は断面図、図8(b)は回転式ノズル板の平面
図である。
【図9】本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す
図である。
【図10】本発明のポリッシング装置の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
10 ガス噴射制御部 11 ポリッシング室 12 ゲート 13 X−Yテーブル 14 ヒータ 15 載置台 16 ポリッシング対象物 17 ガス噴射ノズル 18 電磁弁 19 マニホールド 20 バルブ 21 フィルタ 22 バルブ 23 ポリッシングガス源 25 バルブ 26 ターボ分子ポンプ 27 ルーツポンプ 28 除害装置 29 バルブ 30 フィルタ 31 窒素ガス源 32 圧力計 33 ヒータ電源 40 ガス噴射ノズル 41 ノズル 42 回転式ノズル板 43 モータ 44 ガスだまり 45 バルブ 46 マスフローコントローラ 47 ポリッシングガス源 48 駆動制御部 49 バルブ 50 真空ポンプ 51 除害装置 52 バルブ 53 フィルタ 54 窒素ガス源 55 ガス噴射制御部 56 駆動制御部 60 ガス噴射ノズル 61 ノズル 62 電磁弁 63 ガス噴射制御部 64 吸引ノズル 71 ガスポリッシング装置 72 CMP装置 73 ロボット室 74 ポリッシング対象物搬入室 75〜77 ゲート 78 ポリッシング対象物 79 ロボット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリッシング対象物のポリッシング部位
    にガス噴射ノズルから、反応性のポリッシングガスを高
    速且つパルス状に噴射して照射し、該ポリッシング部位
    をポリッシングすることを特徴とするガスポリッシング
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスポリッシング方法
    において、 前記パルス状のポリッシングガスの噴射回数を制御して
    ポリッシング深さを制御することを特徴とするガスポリ
    ッシング方法。
  3. 【請求項3】 ポリッシングガスを噴射するガス噴射ノ
    ズル、該ガス噴射ノズルにポリッシングガスを供給する
    ガス供給手段、該ガス供給手段を制御してガス噴射ノズ
    ルからパルス状に高速のポリッシング用ガスを噴射させ
    るガス噴射制御手段を具備し、ポリッシング対象物のポ
    リッシング部位に前記ガス噴射ノズルから反応性のポリ
    ッシングガスを高速で且つパルス状に照射してポリッシ
    ングすることを特徴とするガスポリッシング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のガスポリッシング装置
    において、 前記ガス供給手段は前記ガス噴射ノズルの上流側にポリ
    ッシングガスを所定の圧力で貯留するガスだまりを具備
    し、該ガスだまりから前記ガス噴射制御手段の制御によ
    りポリッシング用ガスを前記ガス噴射ノズルからパルス
    状に噴射することを特徴とするガスポリッシング装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4のいずれか1に記載のガ
    スポリッシング装置において、 前記ガス噴射制御手段は前記ガス噴射ノズルのガス噴射
    穴を開閉する回転式ノズル板又は電磁弁からなる開閉手
    段を具備し、該開閉手段の開閉制御によりパルス状に前
    記ポリッシングガスを噴射することを特徴とするガスポ
    リッシング装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか1に記載のガ
    スポリッシング装置において、 前記ガス噴射制御手段はパルス状に噴射するポリッシン
    グガスのパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を具
    備し、該設定手段によりポリッシング量を設定できるこ
    とを特徴とするガスポリッシング装置。
  7. 【請求項7】 ポリッシング対象物のポリッシング面に
    ポリッシングガスを噴射してガスポリッシングを行う請
    求項4乃至6のいずれか1に記載のガスポリッシング装
    置と、該ガスポリッシング装置でポリッシングした面を
    更に化学的及び/又は機械的にポリッシングする化学機
    械ポリッシング(CMP)装置を具備することを特徴と
    するポリッシング装置。
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