JP3606422B2 - ガスポリッシング方法及びポリッシング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体ウエハ等のポリッシング対象物のポリッシング部位に反応性のポリッシング用ガスを照射して該ポリッシング対象物のポリッシング面をポリッシングするガスポリッシング方法及びポリッシング装置に関するものである。ここで言うガスポリッシングとは、ポリッシング対象物に反応性ガスを噴射又は照射し、該対象物面を平坦化することのみではなく、対象物面に凹凸を形成したり、該対象物面の所定部位を除去加工すること等も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】
ガスによりSiウエハ等のポリッシング対象物をポリッシングするにはプラズマ等によりポリッシングガスを活性化すると同時に、該活性化したガスの流れを電極、磁力などにより制御するのが一般的である。しかし、反応性のポリッシングガスだけでSiウエハやPoly−Si膜、SiO膜をポリッシングすることもある。反応性のポリッシングガスだけでポリッシングする場合は、マスフローコントローラーにより、流量が制御されたポリッシングガスをガス噴射ノズルを通して、ポリッシング対象物に10秒〜1000秒間程度連続して照射してポリッシングを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ポリッシングガスを上記のように連続的に照射してポリッシングする方法では、目的とするポリッシング部位のみだけでなくそれ以外の部分もポリッシングされるため、半導体ウエハ等のポリッシング対象物の面に存在する1〜2サイクル程度の数千Å程度のうねりや、数μm〜数十mmの径で数百〜数千Å程度の凹凸を局所的に精度良くポリッシングすることは困難であった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ポリッシング対象物の微細な凹凸を局所的に精度良くポリッシングできるガスポリッシング方法及びガスポリッシング装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため請求項1に記載の発明は、先端にガス噴射穴が設けられ後端にガスだまりが接続されたガス噴射ノズルと、該ガス噴射ノズルのガス噴射穴を開閉するガス噴射穴開閉手段を備え、ガス噴射ノズルのガス噴射穴をポリッシング対象物のポリッシング部位に対向して配置し、ガスだまりに反応性のポリッシングガスを所定圧力で供給し、ガス噴射ノズルのガス噴射穴をガス噴射穴開閉手段で所定のタイミング開閉することにより、該ガス噴射穴から所定のタイミングで反応性のポリッシングガスを高速且つパルス状に噴射してポリッシング対象物のポリッシング部位に照射し、該ポリッシング部位をポリッシングすることを特徴とするガスポリッシング方法にある。ここで高速とはノズルから噴射されるガスの流速が音速と同一の速度から音速の1/5程度の速度であり、従来のポリッシングでは、ガスをこのような高速でポリッシング対象物に噴射することはない。
【0006】
また、請求項1に記載のガスポリッシング方法において、ポリッシング対象物へのポリッシングガスの照射は真空雰囲気中で行うことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスポリッシング方法において、パルス状のポリッシングガスの噴射回数を制御してポリッシング深さを制御することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、先端にガス噴射穴が設けられ後端にガスだまりが接続されたガス噴射ノズルと、ガスだまりに反応性ポリッシングガスを所定圧力で供給するガス供給手段と、ガス噴射ノズルのガス噴射穴を開閉するガス噴射穴開閉手段と、該ガス噴射穴開閉手段を制御してガス噴射ノズルのガス噴射穴から所定のタイミングで高速のポリッシング用ガスをパルス状に噴射させるガス噴射制御手段を具備し、該パルス状の高速ポリッシング用ガスをポリッシング対象物のポリッシング部位に照射してポリッシングすることを特徴とするガスポリッシング装置にある。
【0009】
また、請求項3に記載のガスポリッシング装置において、ガス噴射ノズル及びポリッシング対象物は真空チャンバー内に配置されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載のガスポリッシング装置において、ガス噴射穴開閉手段は開口が形成された回転式ノズル板を具備し、該回転式ノズル板の開口とガス噴射ノズルのガス噴射穴が連通したときポリッシングガスが噴射されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載のガスポリッシング装置において、ガス噴射制御手段は、回転式ノズル板の回転数を制御してパルス状に噴射するポリッシングガスのパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を具備し、該設定手段によりポリッシング量を設定できることを特徴とする。
【0013】
また、請求項に記載の発明は、ポリッシング対象物のポリッシング面にポリッシングガスを噴射してガスポリッシングを行う請求項乃至のいずれか1に記載のガスポリッシング装置と、該ガスポリッシング装置でポリッシングした面を更に化学的及び/又は機械的にポリッシングする化学機械ポリッシング(CMP)装置を具備することを特徴とするポリッシング装置にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のガスポリッシング方法を実施するためのガスポリッシング装置の構成例を示す図である。図1において、11はポリッシング室であり、該ポリッシング室11はポリッシング対象物を搬入搬出するためのゲート12が設けられている。ポリッシング室11内にはポリッシング対象物16をX−Y方向移動させるためのX−Yテーブル13が配置され、該X−Yテーブル13に上にヒータ14を内蔵する載置台15が配置され、該載置台15上にポリッシング対象物16を載置するようになっている。
【0015】
また、ポリッシング室11にはポリッシング対象物16に対向するように、ガス噴射ノズル17が配置され、該ガス噴射ノズル17は、電磁弁18、マニホールド19、バルブ20、フィルタ21及びバルブ22を通してポリッシングガス(例えば、ClFガス)源23に接続されている。また、ポリッシング室11にはバルブ25を介して、ターボ分子ポンプ26、ルーツポンプ27及び除害装置28が接続されている。また、ポリッシング室11にはバルブ29及びフィルタ30を介して窒素(N)ガス源31が接続されている。
【0016】
なお、10は電磁弁の開閉を制御してガス噴射ノズル17にパルス状にポリッシングガスを供給するガス噴射制御部、32はマニホールド19内のポリッシングガスのガス圧を測定する圧力計、33はヒータ14に電流を送るヒータ電源である。
【0017】
ポリッシング対象物16のポリッシングは下記のようにして行う。先ずゲート12を開放して、ポリッシング対象物16を載置台15の上に載置し、ゲート12を閉じる。バルブ25を開放し、ルーツポンプ27を起動し、ポリッシング室11内を10−1〜10−2Torrの真空度にする。バルブ22、フィルタ21、バルブ20を通してポリッシングガス源23からマニホールド19内にポリッシングガスを供給する。該マニホールド19内のガス圧は2280〜400Torrとする。なお、ターボ分子ポンプ26はポリッシング条件によっては必ずしも必要なものではない。
【0018】
ガス噴射制御部10の制御により電磁弁18を0.1〜10秒程度瞬時に開けて、マニホールド19内のポリッシングガスをガス噴射ノズル17に送り、該ガス噴射ノズル17からポリッシングガスを高速(例えば、音速)でパルス状に噴射し、ポリッシング対象物16のポリッシング部位に照射する。この場合、ポリッシング室11内の真空度を10−1〜10−2Torrに維持し、排気速度を速くしている。これにより、ポリッシング部位は図2に示す正規分布のポリッシングプロファイルでポリッシングすることが可能となる。
【0019】
ポリッシング深さを深くする場合は、ガス噴射制御部10により、電磁弁18を開ける回数を増やし、即ちパルス状のガス噴射回数を増やすことによりポリッシング深さを深くすることができる。ガス噴射制御部10は図3に示すように、ポリッシング部位のポリッシング深さPdに応じて、電磁弁18の開放時間及び開放回数、即ちパルス幅及びパルス回数を設定する設定部10aを設け、該設定部10aで設定したパルス幅及びパルス回数で電磁弁駆動部10bを制御して電磁弁18を開閉することにより、ポリッシング深さPdに応じたポリッシングが実現できる。
【0020】
一つのポリッシング部位のポリッシングが終了してたら、X−Yテーブル13を移動させながら、次のポリッシング部位をガス噴射ノズル17の真下に位置させ、上記操作でポリッシングを行う。このポリッシング操作をポリッシング面の全域ポリッシング部位について行う。全域のポリッシング終了後は、ポリッシング室11のポリッシングガスを十分に排気した後、バルブ25を閉じ、バルブ29を開放し、ポリッシング室11内に窒素ガス源31からフィルタ30を通して窒素ガスを導入し、該ポリッシング室11内を大気圧としてゲート12を開放してガスポリッシングの終了したポリッシング対象物16を搬出する。なお、上記例ではポリッシング部位の移動をX−Yテーブル13の移動でポリッシング対象物16を移動したが、ポリッシング対象物16を移動せずガス噴射ノズル17を移動するようにしてもよい。また、両者を移動するようにしてもよい。
【0021】
図4はポリッシング条件の一例を示す図である。ここではポリッシング対象物としてPoly−Siを用い、ポリッシングガスにはClFガスとArガスを混合比1:2で混合したものを用いている。ポリッシング時間(パルス幅)0.6secの間のガス流量を90ccとし、ノズル先端とポリッシング対象物の間隔1mm、ノズル径1/4インチ、ポリッシング対象物の温度50℃、排気速度約1000l/minとした場合、1回のポリッシングガスの照射でポリッシング深さ約1000Åとなる。
【0022】
図5はうねりを有するウエハ表面のPoly−Siを上記のようにパルス状にポリッシングガスを照射して、平坦化した例を示す図である。図5(a)に示すように、400Å〜千数百Åのうねりを図5(b)に示すように、400Åの前後に平坦化することが可能となる。
【0023】
図6は本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す図である。ポリッシング室11にはポリッシング対象物16を搬入搬出するためのゲート12が設けられ、ポリッシング室11内にはX−Yテーブル13、ヒータ14を内蔵する載置台15、ポリッシング対象物16が配置され、ポリッシング対象物16に対向してガス噴射ノズル40が配置されている。該ガス噴射ノズル40は駆動制御部48によりZ方向(上下方向)に移動できるようになっている。
【0024】
また、ガス噴射ノズル40はノズル41を具備し、該ノズル41の下端部には後述するように所定の間隔で開口を設けた回転式ノズル板42が配置されている。この回転式ノズル板42はモータ43により回転するようになっている。ポリッシング室11内のノズル41の近傍上流側にはガスだまり44が設けられ、該ガスだまり44はマスフローコントローラ46、バルブ45及びフレキシブルチューブ65を通してポリッシングガス源47よりポリッシングガス(例えば、ClFガス)が所定の圧力(2280〜400Torr)で供給されており、回転式ノズル板42をモータ43で回転することにより、回転式ノズル板42の開口とノズル41のガス噴射穴が一致するごとに、ガスだまり44のポリッシングガスがノズル41を通ってパルス状に噴射される。
【0025】
図6において、55はモータ43の回転制御を行いノズル41からパルス状に噴射されるポリッシングガスのガスの周期等を制御するガス噴射制御部、56はX−Yテーブル13の駆動制御部である。ガス噴射制御部55によりモータ43は回転制御され、ポリッシングガスは制御された所定の周期でノズル41を通って高速で且つパルス状に噴射される。
【0026】
図1に示すように、電磁弁18をポリッシング室11の外に設け、電磁弁18の開放によりガス供給配管を通して、ガス噴射ノズル17にポリッシングガスを供給する場合は、電磁弁18からガス噴射ノズル17の先端までがデットスペースとなり、このデットスペースをポリッシングガスが流れるのに時間がかかり、ガス噴射が不均一となるという問題がある。特に、半導体ウエハ等のポリッシング対象物の面に存在する1〜2サイクル程度の数千Å程度のうねりや、数μm〜数十mmの径で数百〜数千Å程度の凹凸を局所的に精度良くポリッシングするにはポリッシングガスがガス噴射ノズル17の先端まで到達する時間が短い方が微小な凹凸を局所的に精度良くポリッシングするためには好ましい。
【0027】
図6に示す構成のガスポリッシング装置ではガス噴射ノズル40のノズル41の先端に回転式ノズル板42を設け、回転式ノズル板42の開口とノズル41のガス噴射穴が一致するごとにノズル41の近傍に設けたガスだまり44からポリッシングガスを噴射するようにしたため、上記のようなノズル41の先端までのデットスペースが殆どなく、回転式ノズル板42の開口とノズル41のガス噴射穴が一致するごとに直ちにガスが噴射される。従って、ポリッシングガスの噴射が均一となり、ポリッシング対象物の微小な凹凸を局所的に精度良くポリッシングすることが可能となる。
【0028】
図7はガス噴射ノズルにポリッシングガスを供給する電磁弁がガス噴射ノズルより離れたポリッシング室外に設けられている場合と、図7に示すようにノズルの先端に回転式ノズル板を配置する場合のガス流量応答性を示す図である。図において、Aはノズルの先端に回転式ノズル板を設けた場合、Bは電磁弁をポリッシング室外に設けた場合を示す。電磁弁をガス噴射ノズルより離れたポリッシング室外に設けた場合は、デットタイムDTが発生するのに対して、ノズルの先端に回転式ノズル板を設けた場合はデットタイムは殆ど発生しない。
【0029】
図8はガス噴射ノズル40の詳細構造を示す図で、図8(a)は断面図、図8(b)は回転式ノズル板42の平面図である。回転式ノズル板42は円板状で周方向に等間隔で複数の開口42aが設けられている。該回転式ノズル板42はガス噴射ノズル40の枠体40aの下面にベアリング40bを介在させ、中心部に設けられた回転軸42bを中心にモータ43により回転するようになっている。枠体40aの所定位置にはノズル41が設けられており、回転式ノズル板42が回転することにより、開口42aとノズル41のガス噴出口41aが一致し、ガスだまり44のポリッシングガスがノズル41を通って噴射される。なお、40cは回転軸42bを支持するベアリング、40dは回転式ノズル板42とノズル41の間をシールするOリングである。
【0030】
図9は本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す図である。本ガスポリッシング装置が図6のガスポリッシング装置と異なる点は、ガス噴射ノズル60が図6のガス噴射ノズル40と異なる点であり、他は略同一である。即ち、ガス噴射ノズル60は、ノズル61に電磁弁62を取り付けた構造である。そしてこの電磁弁62の付いたノズル61の近傍上流側にガスだまり44を設けている。ガス噴射制御部63の制御により、電磁弁62を開閉することにより、ノズル61よりパルス状にポリッシングガスが噴射される。
【0031】
このように、ノズル61にそのガス噴射穴を開閉する電磁弁62を設けることにより、ガスだまり44からノズル61の先端までガスが流れるデットスペースが殆どなく、図6のガスポリッシング装置と同様、ポリッシングガスの噴射が均一となり、ポリッシング対象物の微小な凹凸を局所的に精度良くポリッシングすることが可能となる。また、ガス噴射ノズル60には反応余剰ガスを吸引する吸引ノズル64を設けることにより、ポリッシング部位以外のポリッシングを阻止でき、精度の良いポリッシングが可能となる。
【0032】
図10は請求項7に記載のポリッシング装置の構成例を示す図である。図示するように、本ポリッシング装置はガスポリッシング装置71とCMP装置72、ロボット室73及びポリッシング対象物搬入室74を具備し、ポリッシング対象物搬入室74とロボット室73をゲート75で接続し、ロボット室73とガスポリッシング装置71をゲート76で接続し、CMP装置72とロボット室73をゲート77で接続した構成である。
【0033】
ロボット室73のロボット79でポリッシング対象物搬入室74に搬入されたポリッシング対象物78をピックアップし、ゲート75、ロボット室73及びゲート76を経由してガスポリッシング装置71に搬入し、ガスポリッシングを行った後、ロボット79でガスポリッシングの終了したポリッシング対象物78をピックアップし、ゲート76、ロボット室73及びゲート77を経由してCMP装置72に搬入し、化学機械的ポリッシングを行った後、ロボット79で化学機械的ポリッシングの終了したポリッシング対象物78をピックアップし、ゲート77、ロボット室73及びゲート75を経由してポリッシング対象物搬入室74に搬入する。
【0034】
上記構成のポリッシング装置によれば、ガスポリッシングから化学機械的ポリッシングを連続して実施でき、従来のポリッシング装置では得られない精度のよいポリッシングが実現できる。ガスポリッシング又は化学機械的ポリッシングの終了後洗浄や乾燥等の処理を行うが、その洗浄装置や乾燥装置の図示を省略している。ガスポリッシング装置71としては、上記請求項3乃至6に記載のいずれかのガスポリッシング装置を用いる。
【0035】
なお、ポリッシング対象物のポリッシングは、上記のようなガスポリッシング装置に隣接してCMP装置を配置するのに限定されるものではなく、ガスポリッシング装置とCMP装置を離して設置し、ガスポリッシング装置でガスポリッシングをした多数のポリッシング対象物をCMP装置に搬入し、該CMP装置で化学機械的ポリッシングを行うようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び2に記載の発明によれば、ガスだまりに反応性のポリッシングガスを所定圧力で供給し、ガス噴射ノズルのガス噴射穴をガス噴射穴開閉手段で所定のタイミング開閉することにより、該ガス噴射穴から所定のタイミングで反応性のポリッシングガスを高速且つパルス状に噴射してポリッシング対象物のポリッシング部位に照射し、該ポリッシング部位をポリッシングするので、ポリッシングガスの噴射停止の間に時間遅れなく、噴射されるポリッシングガスの流速及び流量が均一となり、ポリッシング部位が正規分布のプロファイルでポリッシングされ、精度の良いポリッシング方法を提供できる。
【0038】
また、請求項に記載の発明によれば、回転式ノズル板の開口とガス噴射ノズルのガス噴射穴が連通したときポリッシングガスを噴射するので、ガス噴射穴の開閉とノズル先端からのポリッシングガスの噴射停止の間に時間遅れがなく、噴射されるポリッシングガスの流速及び流量が均一となり、さらに精度のよいガスポリッシングが可能となる。
【0039】
また、請求項に記載の発明によれば、回転式ノズル板の回転数を制御してパルス状に噴射するポリッシングガスのパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を具備するので、ポリッシング量に応じた精度のよいポリッシングが可能となる。
【0040】
また、請求項に記載の発明によれば、請求項3乃至5のいずれか1に記載のガスポリッシング装置の他にガスポリッシングした面を更に化学的及び/又は機械的にポリッシングするCMP装置を具備するので、更に精度のよいポリッシングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスポリッシング方法を実施するためのガスポリッシング装置の構成例を示す図である。
【図2】ポリッシングプロファイル例を示す図である。
【図3】ガス噴射制御部の構成例を示す図である。
【図4】ポリッシング条件の一例を示す図である。
【図5】ウエハ表面のPoly−Si膜のポリッシング例を示す図である。
【図6】本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す図である。
【図7】ポリッシングガスのガス流量応答性を示す図である。
【図8】ガス噴射ノズル40の詳細構造を示す図で、図8(a)は断面図、図8(b)は回転式ノズル板の平面図である。
【図9】本発明のガスポリッシング装置の構成例を示す図である。
【図10】本発明のポリッシング装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 ガス噴射制御部
11 ポリッシング室
12 ゲート
13 X−Yテーブル
14 ヒータ
15 載置台
16 ポリッシング対象物
17 ガス噴射ノズル
18 電磁弁
19 マニホールド
20 バルブ
21 フィルタ
22 バルブ
23 ポリッシングガス源
25 バルブ
26 ターボ分子ポンプ
27 ルーツポンプ
28 除害装置
29 バルブ
30 フィルタ
31 窒素ガス源
32 圧力計
33 ヒータ電源
40 ガス噴射ノズル
41 ノズル
42 回転式ノズル板
43 モータ
44 ガスだまり
45 バルブ
46 マスフローコントローラ
47 ポリッシングガス源
48 駆動制御部
49 バルブ
50 真空ポンプ
51 除害装置
52 バルブ
53 フィルタ
54 窒素ガス源
55 ガス噴射制御部
56 駆動制御部
60 ガス噴射ノズル
61 ノズル
62 電磁弁
63 ガス噴射制御部
64 吸引ノズル
71 ガスポリッシング装置
72 CMP装置
73 ロボット室
74 ポリッシング対象物搬入室
75〜77 ゲート
78 ポリッシング対象物
79 ロボット

Claims (6)

  1. 先端にガス噴射穴が設けられ後端にガスだまりが接続されたガス噴射ノズルと、該ガス噴射ノズルのガス噴射穴を開閉するガス噴射穴開閉手段を備え、前記ガス噴射ノズルのガス噴射穴をポリッシング対象物のポリッシング部位に対向して配置し、前記ガスだまりに反応性のポリッシングガスを所定圧力で供給し、前記ガス噴射ノズルのガス噴射穴を前記ガス噴射穴開閉手段で所定のタイミング開閉することにより、該ガス噴射穴から所定のタイミングで反応性のポリッシングガスを高速且つパルス状に噴射して前記ポリッシング対象物のポリッシング部位に照射し、該ポリッシング部位をポリッシングすることを特徴とするガスポリッシング方法。
  2. 請求項1に記載のガスポリッシング方法において、
    前記パルス状のポリッシングガスの噴射回数を制御してポッシング深さを制御することを特徴とするガスポリッシング方法。
  3. 先端にガス噴射穴が設けられ後端にガスだまりが接続されたガス噴射ノズルと、前記ガスだまりに反応性ポリッシングガスを所定圧力で供給するガス供給手段と、前記ガス噴射ノズルのガス噴射穴を開閉するガス噴射穴開閉手段と、該ガス噴射穴開閉手段を制御して前記ガス噴射ノズルのガス噴射穴から所定のタイミングで高速のポリッシング用ガスをパルス状に噴射させるガス噴射制御手段を具備し、該パルス状の高速ポリッシング用ガスをポリッシング対象物のポリッシング部位に照射してポリッシングすることを特徴とするガスポリッシング装置。
  4. 請求項3に記載のガスポリッシング装置において、
    前記ガス噴射穴開閉手段は開口が形成された回転式ノズル板を具備し、該回転式ノズル板の開口と前記ガス噴射ノズルのガス噴射穴が連通したとき前記ポリッシングガスが噴射されることを特徴とするガスポリッシング装置。
  5. 請求項に記載のガスポリッシング装置において、
    前記ガス噴射制御手段は、前記回転式ノズル板の回転数を制御して前記パルス状に噴射するポリッシングガスのパルス幅及び噴射回数を設定する設定手段を具備し、該設定手段によりポリッシング量を設定できることを特徴とするガスポリッシング装置。
  6. ポリッシング対象物のポリッシング面にポリッシングガスを噴射してガスポリッシングを行う請求項乃至のいずれか1に記載のガスポリッシング装置と、該ガスポリッシング装置でポリッシングした面を更に化学的及び/又は機械的にポリッシングする化学機械ポリッシング(CMP)装置を具備することを特徴とするポリッシング装置。
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