JPH11273837A - セラミックヒータの製造方法 - Google Patents

セラミックヒータの製造方法

Info

Publication number
JPH11273837A
JPH11273837A JP7450198A JP7450198A JPH11273837A JP H11273837 A JPH11273837 A JP H11273837A JP 7450198 A JP7450198 A JP 7450198A JP 7450198 A JP7450198 A JP 7450198A JP H11273837 A JPH11273837 A JP H11273837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
green sheet
pattern
ceramic
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7450198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Suematsu
義朗 末松
Yoshiro Noda
芳朗 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP7450198A priority Critical patent/JPH11273837A/ja
Publication of JPH11273837A publication Critical patent/JPH11273837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータ抵抗値のばらつきを低減できるセラミ
ックヒータの製造方法を提供すること。 【解決手段】 ドクターブレード法により、搬送テープ
上にグリーンシートを作製し、該グリーンシート上にヒ
ータパターンを印刷し、その後焼成するセラミックヒー
タの製造方法において、第1グリーンシート13の両側
の面のうち、搬送テープ32側の面(規制面)13a
に、ヒータパターン15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用酸
素センサ、グローシステム、半導体加熱用、石油ファン
ヒータ等に使用されるセラミックヒータの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば酸素センサには、その
検出素子の加熱のために、平板状や円筒状のセラミック
ヒータが使用されている。例えば円筒状のセラミックヒ
ータは、例えばアルミナからなる円筒状のセラミック基
材(セラミック碍管)の表面に、ヒータパターンが形成
されたグリーンシートが巻きつけられて、一体焼成され
たものである。
【0003】この種のセラミックヒータは、通常、下記
〜の手順にて製造される(特開平1−225087
号公報及び特開平4−329291号公報参照)。 まず、ドクターブレード法により、例えばアルミナを
主成分とするスラリーを原料として、帯状のグリーンシ
ートを連続して形成する。
【0004】次に、このグリーンシートを所定寸法に
カットした後に、グリーンシート上に、例えばタングス
テン等の高融点金属を有するペーストを用いて、スクリ
ーン印刷等のペースト印刷法により、ヒータパターンを
厚膜印刷して形成する。 次に、ヒータパターンを形成したグリーンシートを、
セラミック基材の表面に積層し、一体焼成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
法でセラミックヒータを製造する場合に、ヒータパター
ンをグリーンシート上にペースト印刷により形成すると
きには、ヒータパターンの印刷厚みがばらつくことがあ
った。その結果、焼成後のヒータ抵抗値が目標値からず
れてしまい、ヒータ抵抗値がばらつくという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、ヒータ抵抗値のばらつきを低減できるセラ
ミックヒータの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明では、ドクターブレード法により、搬
送テープ上にグリーンシートを作製し、グリーンシート
上にヒータパターンを印刷し、その後焼成するセラミッ
クヒータの製造方法において、グリーンシートの両側の
面のうち、搬送テープ側の面に、ヒータパターンを形成
することを特徴とするセラミックヒータの製造方法を要
旨とする。
【0008】本発明では、グリーンシートの両側の面の
うち、搬送テープ側の面に、ヒータパターンを形成す
る。このグリーンシートの搬送テープ側の面とは、ドク
ターブレード法によりグリーンシートを作製する際に、
原料のスラリーが直接に搬送テープに接し、その後乾燥
によりシート状となる面であるので、搬送テープ側の面
の表面粗さは、搬送テープ表面と同様に、非常に小さな
ものとなる。
【0009】そのため、グリーンシートの搬送テープ側
の面に、印刷(ペースト印刷)によりヒータパターンを
形成する場合には、印刷厚みを均一化することができ
る。その結果、焼成後のヒータ抵抗値を容易に目標値に
近づけることができるので、ヒータ抵抗値のばらつきを
低減することができる。
【0010】請求項2の発明は、グリーンシートにおけ
る搬送テープ側の面の表面粗さが2.0μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載のセラミックヒータの
製造方法を要旨とする。本発明では、グリーンシートに
おける搬送テープ側の表面粗さを規定している。つま
り、この表面粗さ以下の場合には、グリーンシートの表
面が十分に滑めらかであるので、一層印刷厚みを均一化
でき、それによって、ヒータ抵抗値をより目標値に近づ
けて、ヒータ抵抗値のばらつきを一層低減できる。
【0011】請求項3の発明は、グリーンシートを作製
し、グリーンシート上にヒータパターンを印刷し、その
後焼成するセラミックヒータの製造方法において、グリ
ーンシートの両側の面のうち、表面粗さが4.0μm以
下である面に、ヒータパターンを形成することを特徴と
するセラミックヒータの製造方法を要旨とする。
【0012】本発明では、グリーンシートの両側の面の
うち、表面粗さが4.0μm以下である面に、ヒータパ
ターンを形成する。つまり、グリーンシートの表面粗さ
が4.0μm以下の面にヒータパターンを形成すること
により、印刷厚みを均一化でき、それによって、ヒータ
抵抗値を目標値に近づけて、ヒータ抵抗値のばらつきを
低減できる。
【0013】請求項4の発明は、ドクターブレード法に
より、グリーンシートを搬送テープ上に形成することを
特徴とする請求項3に記載のセラミックヒータの製造方
法を要旨とする。本発明は、前記請求項3の発明におい
て、グリーンシートの形成方法を例示したものである。
本発明では、ドクターブレード法により、搬送テープ上
にグリーンシートを形成するので、その搬送テープ側の
表面粗さを低減できる。それにより、印刷厚みを均一化
できるので、ヒータ抵抗値を目標値に近づけて、ヒータ
抵抗値のばらつきを低減できる。
【0014】ここで、前記表面粗さとは、JIS B0
601 (1994)にて規定されるRa(算術平均粗
さ)である。尚、カットオフ値及び評価長さは、JIS
の標準値である。また、前記ヒータパターンとしては、
主として発熱を行う発熱パターンと発熱パターンに通電
するリードパターン及び端子パターンとからなるものが
挙げられるが、ヒータ抵抗値に大きな影響を与えるもの
は、発熱パターンであるので、発熱パターンが、前記請
求項1〜4に示す面(即ち搬送テープ側の面や所定の表
面粗さ以下の面)に形成されることが重要である。
【0015】前記グリーンシートとしては、アルミナ
(Al23)を主成分とする材料からなるものが挙げら
れる。前記ヒータパターンの材料として、高融点材料で
ある、白金(Pt)、白金−ロジウム(Rh)、モリブ
デン(Mn)、タングステン(W)等が挙げられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミックヒータ
の製造方法の例(実施例)を説明する。 (実施例) (1)まず、本実施例の方法によって製造されるセラミ
ックヒータの構造について説明する。
【0017】図1に示す様に、本実施例のセラミックヒ
ータ1は、丸棒状であり、円筒状のセラミック基材(ア
ルミナ碍管)2の周囲に、アルミナを主成分とする第1
セラミック層3及び第2セラミック層4が積層されてお
り、この第1セラミック層3及び第2セラミック層4の
間に、タングステンを主成分とするヒータ部5が配置さ
れている。
【0018】このヒータ部5は、図2に分解して示す様
に、セラミックヒータ1の先端側で何度も蛇行する発熱
部6と、セラミックヒータの後端側に配置されて電源側
と接続される陽極側端子部7a及び陰極側端子部7b
と、発熱部6及び端子部7を接続する一対のリード部8
a,8bとから構成されている。
【0019】また、第1セラミック層3には、各リード
部8a,8bと対応して導通部9a,9bが形成されて
いる。この導通部9a,9bとは、第1セラミック層3
のスルーホールの内表面に導電層が形成されたものであ
る。更に、導通部9a,9bのヒータ部5と反対側に
は、各導通部9a,9bにより各端子部7a,7bに各
々接続される陽極側端末10a及び陰極側端末10bが
形成されている。
【0020】(2)次に、セラミックヒータの製造方法
について説明する。尚、前記第1セラミック層3、第2
セラミック層4、ヒータ部5、発熱部6、陽極側端子部
7a、陰極側端子部7b、リード部8a,8b、陽極側
端末10a、陰極側端末10bは、各々、第1グリーン
シート13、第2グリーンシート14、ヒータパターン
15、発熱パターン16、陽極側端子パターン17a、
陰極側端子パターン17b、リードパターン18a,1
8b、陽極側端末パターン20a、陰極側端末パターン
20bが焼成されて形成されたものであるので、以下の
説明では前記図2を用いて説明する。
【0021】a)グリーンシートの作製 まず、Al23粉末(純度99.9%、平均粒径1.8
μm)と、焼結助剤であるSiO2粉末(純度99.9
%、平均粒径1.4μm)と、CaOとなるCaCO3
粉末(純度99.9%、平均粒径3.2μm)と、Mg
OとなるMgCO3粉末(純度99.9%、平均粒径
3.2μm)と、必要に応じて添加されるY23等の微
量粉末とを、所定割合(例えばAl23粉末90重量
部、SiO2粉末5重量部、CaCO3粉末3重量部、M
gCO3粉末2重量部)で配合して、配合物を調製し
た。
【0022】そして、この配合物100重量部に対し、
ポリブチルビニラール8重量部、ジブチルフタレート4
重量部、メチルエチルケトン及びトルエン70重量部を
添加し、ボールミルで混合してスラリー状とした。その
後、減圧脱泡して、ドクターブレード法により、厚さ
0.3mmの第1グリーンシート13と、厚さ0.20
mmの第2グリーンシート14を作製した。
【0023】・ここで、ドクターブレード法について説
明する。 ドクターブレード法とは、図3(a)に示す様に、容器
31から合成樹脂製のフィルムである搬送テープ32上
にスラリー33を流して供給する際に、円柱の一部が軸
方向に切り欠かれた形状のブレード34にて、スラリー
33の層の厚さを調節するものである。
【0024】この搬送テープ32上に配置されたスラリ
ー33は、搬送テープ32の移動とともに図示しない乾
燥装置によりメチルエチルケトン及びトルエンが適度に
蒸発させられ、帯状のグリーンシート35となる。この
グリーンシート35は、搬送テープ32から分離されて
リブ36により巻取られる。
【0025】その後、帯状のグリーンシート35は、リ
ブ36から引き出され、所定形状にカットされる。具体
的には、図3(b)に示す様に、複数のヒータパターン
15を形成できる様に、略正方形に切断されるととも
に、各端子パターン17a,17bが形成される位置
に、各々スルーホール21a,21bが形成される。
【0026】その後、前記略正方形のグリーンシート上
に、一度の複数のヒータパターン15を形成し、更に、
各ヒータパターン15に対応した第1グリーンシート1
3にカットするのであるが、以下では、説明を明瞭にす
るために、第1グリーンシート13単体にヒータパター
ン15を印刷する場合を例に挙げて説明する。
【0027】尚、第2グリーンシート14も、厚さが異
なる点及びスルーホール21a,21bがない点などを
除き、ほぼ同様なドクターブレード法により作成され
る。 b)タングステンペーストの作製 W粉末(平均粒径1.5μm)、また必要に応じてAl
23粉末(平均粒径1.5μm)、及びRe粉末(平均
粒径1.5μm)を、所定の割合(例えばW粉末90重
量部、Al23粉末10重量部)で配合された配合物1
00に対して、ポリビニルブチラール5重量部、ブチル
カルビドールアセテート20重量部、アセトン70重量
部を添加し、ボールミルで混合し、スラリー状とした。
その後。アセトンを乾燥して除去し、所定割合のタング
ステンペーストを得た。
【0028】c)発熱パターンの印刷 前記ドクターブレード法にて第1グリーンシート13を
形成する際に、搬送テープ側であった面(以下規制面1
3aとも記す;図2では裏側となっている)に、前記
b)にて作製されたタングステンペーストを用いて、ペ
ースト印刷を行った。それにより、厚さ25μmのヒー
タパターン15を形成した。
【0029】即ち、第1グリーンシート13の規制面1
3aを上にして(但し図2では圧着時に下方の面とな
る)、その規制面13a上に、発熱パターン16、陽極
側端子パターン17a、陰極側端子パターン17b、リ
ードパターン18a,18bからなるヒータパターン1
5を、ヒータパターン15の形状に透孔が設けられた金
属製のマスク(図示せず)を使用して、厚膜印刷(スク
リーン印刷)した。
【0030】ここで、前記第1グリーンシート13の規
制面13aの表面粗さは約0.6〜1.5μmであっ
た。また、他表面(以下自由面13bとも記す;図2で
は上面となっている)の表面粗さは約4.1〜5.4μ
mであった。 d)セラミック成形体の作製 次に、第1グリーンシート13の自由面13bの所定位
置、即ちスルーホール21a,21bに対応する位置
に、前記と同様のタングステンペーストを使用してスク
リーン印刷を行い、陽極側端末パターン20a及び陰極
側端末パターン20bを厚膜印刷した。
【0031】その後、この第1グリーンシート13のヒ
ータパターン15が印刷された表面に、第2グリーンシ
ート14を積層して圧着した。次いで、この第2グリー
ンシート14の他表面(図2の下方の面)に、アルミナ
ペ−スト(共素地)を塗布し、この塗布面をアルミナ製
碍管2に向けて、第2グリーンシート14をアルミナ碍
管2に巻き付け、外周を押圧して、セラミックヒータ成
形体を得た。
【0032】e)セラミックヒータ成形体の焼成 上記の様にして得られたセラミックヒータ成形体を、2
50℃で樹脂抜きし、その後、水素炉中で、1550℃
で1時間30分間保持して焼成し、第1及び第2セラミ
ック層3,4、発熱部5、両端末部20a,20b、ア
ルミナ碍管2が一体化した、前記図1に示すセラミック
ヒータ1を得た。 (実験例)次に、本実施例の効果を確認するために行っ
た実験例について説明する。
【0033】まず、上述した実施例の製造方法にて、
第1グリーンシートを作成し、その規制面の表面粗さを
測定した。また、第1グリーンシートの規制面にヒータ
パターンを印刷し、その印刷厚みを測定した。更に、焼
成後、セラミックヒータのヒータ抵抗値を測定した。そ
して、印刷厚み及びヒータ抵抗値のばらつき(最大値と
最小値との差)を調べた。その結果を、下記表1に記す
(実施例の試料No.1〜3)。
【0034】・前記規制面の表面粗さ及び印刷厚みは、
「小坂研究所製、表面粗さ測定器サーフコーダSE−2
300」にて測定した。尚、印刷厚みの目標値は、24
μmである。 ・ヒータ抵抗値は、抵抗測定器を用い、両端末間の抵抗
を測定した。尚、ヒータ抵抗値の目標値は、4.5Ωで
ある。
【0035】同様にして、第1グリーンシートを作成
し、その自由面の表面粗さを測定した。また、第1グリ
ーンシートの自由面にヒータパターンを印刷し、その印
刷厚みを測定した。更に、焼成後、セラミックヒータの
ヒータ抵抗値を測定した。そして、印刷厚み及びヒータ
抵抗値のばらつきを求めた。その結果を、同じく下記表
1に記す(比較例の試料No.4〜6)。
【0036】
【表1】
【0037】この表1から明かなように、本発明の範囲
の実施例の製造方法の場合(試料No.1〜3)は、第1
グリーンシートの規制面の表面粗さが小さく、印刷厚み
及びヒータ抵抗値のばらつきが小さいので好適である。
また、実施例の場合は、印刷厚み及びヒータ抵抗値と
も、その平均は目標値と一致し、その点からも好ましい
方法である。
【0038】それに対して、比較例の場合(試料No.4
〜6)は、第1グリーンシートの自由面の表面粗さが大
きく、印刷厚み及びヒータ抵抗値のばらつきが大きいの
で好ましくない。また、比較例の場合は、印刷厚みの平
均は、目標値をかなり上回り、そのため、ヒータ抵抗値
の平均は、目標値をかなり下回るので好ましくない。
尚、印刷厚みの平均が、目標値よりかなり大きい理由
は、自由面における表面粗さが大きいからであると考え
られる。
【0039】この様に、本実施例のセラミックヒータの
製造方法では、第1グリーンシートの規制面、即ち表面
粗さの小さい面にヒータパターンを形成するので、目標
値に近い印刷厚み及びヒータ抵抗値が得られる。それに
より、印刷厚みのばらつきが低減でき、ヒータ抵抗値の
ばらつきを低減できるという顕著な効果を奏する。
【0040】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。 (1)例えば、前記実施例では、セラミックヒータの形
状として、円筒状のものを形成したが、板状のセラミッ
クヒータとしてもよい。
【0041】(2)また、セラミック基材としては、両
端に通じる孔の開いた筒状(例えば円筒状)のもの、一
端が閉塞された筒状(例えば円筒状)のもの、あるいは
孔の開いていない柱状(例えば円柱状)のもの等を採用
できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した様に、請求項1,2の発明
では、グリーンシートの両側の面のうち、搬送テープ側
の面に、ヒータパターンを形成するので、印刷厚みを均
一化することができる。それにより、焼成後のヒータ抵
抗値を目標値に近づけて、ヒータ抵抗値のばらつきを低
減することができる。
【0043】請求項3,4の発明では、グリーンシート
の両側の面のうち、表面粗さが4.0μm以下である面
に、ヒータパターンを形成するので、印刷厚みを均一化
することができる。それにより、焼成後のヒータ抵抗値
を目標値に近づけて、ヒータ抵抗値のばらつきを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 セラミックヒータの一部を破断して示す斜視
図である。
【図2】 セラミックヒータを分解して示す斜視図であ
る。
【図3】 セラミックヒータの製造方法を示し、(a)
はドクターブレード法の説明図、(b)はグリーンシー
トのカット方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…セラミックヒータ 3…第1セラミック層 4…第2セラミック層 5…ヒータ部 6…発熱部 13…第1グリーンシート 14…第2グリーンシート 15…ヒータパターン 16…発熱パターン 32…搬送テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドクターブレード法により、搬送テープ
    上にグリーンシートを作製し、該グリーンシート上にヒ
    ータパターンを印刷し、その後焼成するセラミックヒー
    タの製造方法において、 前記グリーンシートの両側の面のうち、前記搬送テープ
    側の面に、前記ヒータパターンを形成することを特徴と
    するセラミックヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記グリーンシートにおける前記搬送テ
    ープ側の面の表面粗さが2.0μm以下であることを特
    徴とする前記請求項1に記載のセラミックヒータの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 グリーンシートを作製し、該グリーンシ
    ート上にヒータパターンを印刷し、その後焼成するセラ
    ミックヒータの製造方法において、 前記グリーンシートの両側の面のうち、表面粗さが4.
    0μm以下である面に、前記ヒータパターンを形成する
    ことを特徴とするセラミックヒータの製造方法。
  4. 【請求項4】 ドクターブレード法により、前記グリー
    ンシートを搬送テープ上に形成することを特徴とする前
    記請求項3に記載のセラミックヒータの製造方法。
JP7450198A 1998-03-23 1998-03-23 セラミックヒータの製造方法 Pending JPH11273837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7450198A JPH11273837A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 セラミックヒータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7450198A JPH11273837A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 セラミックヒータの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11273837A true JPH11273837A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13549137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7450198A Pending JPH11273837A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 セラミックヒータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11273837A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091458A1 (fr) * 2000-03-15 2002-11-14 Ibiden Co., Ltd. Procede relatif a l'elaboration de mandrins electrostatiques et procede relatif a l'elaboration d'elements chauffants en ceramique
JP2003289027A (ja) * 2002-11-26 2003-10-10 Ibiden Co Ltd セラミック基板
US6753601B2 (en) 2000-04-24 2004-06-22 Ibiden Co., Ltd. Ceramic substrate for semiconductor fabricating device
CN1309008C (zh) * 2002-10-03 2007-04-04 株式会社Orc制作所 受激准分子灯
CN104185317A (zh) * 2014-08-14 2014-12-03 厦门格睿伟业电子科技有限公司 一种双层包压陶瓷发热管
US9706604B2 (en) 2012-12-21 2017-07-11 Kyocera Corporation Heater

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091458A1 (fr) * 2000-03-15 2002-11-14 Ibiden Co., Ltd. Procede relatif a l'elaboration de mandrins electrostatiques et procede relatif a l'elaboration d'elements chauffants en ceramique
US6753601B2 (en) 2000-04-24 2004-06-22 Ibiden Co., Ltd. Ceramic substrate for semiconductor fabricating device
CN1309008C (zh) * 2002-10-03 2007-04-04 株式会社Orc制作所 受激准分子灯
JP2003289027A (ja) * 2002-11-26 2003-10-10 Ibiden Co Ltd セラミック基板
US9706604B2 (en) 2012-12-21 2017-07-11 Kyocera Corporation Heater
CN104185317A (zh) * 2014-08-14 2014-12-03 厦门格睿伟业电子科技有限公司 一种双层包压陶瓷发热管

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6169275B1 (en) Ceramic heater and oxygen sensor using the same
JP4695002B2 (ja) 絶縁セラミックとそれを用いたセラミックヒータおよびヒータ一体型素子。
JPWO2003047312A1 (ja) セラミックヒータ
EP0408342A2 (en) Thin high temperature heater and method for manufacturing the same
JPH11273837A (ja) セラミックヒータの製造方法
JP2007042615A (ja) セラミックヒータおよびその製造方法、並びにガスセンサ素子
JPH0445953B2 (ja)
US6073340A (en) Method of producing lamination type ceramic heater
JPH11273839A (ja) セラミックヒータの製造方法
JPH04329289A (ja) セラミックスヒータ
JP4629356B2 (ja) セラミックヒータの製造方法
JP3182639B2 (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP3813685B2 (ja) セラミックヒータ
JPH01203964A (ja) 酸素濃度センサ用電極の形成方法
JP4416427B2 (ja) セラミックヒータおよびその製造方法
JP2005005057A (ja) セラミックヒータ、並びにセラミックヒータ構造体
JP2005108690A (ja) セラミックヒータおよびセラミックヒータ構造体
JP3366546B2 (ja) セラミックヒータ
JP3616245B2 (ja) セラミックヒータの製造方法
JPH04329291A (ja) セラミックスヒータ及びその製造方法
JPH11354255A (ja) セラミックヒータの製造方法
JPS6396884A (ja) セラミツクヒ−タ−
JP2000221158A (ja) セラミックヒータ及びこれを用いた酸素センサ
JP2005340050A (ja) セラミックヒーター素子とその製造方法およびガスセンサ
KR100242792B1 (ko) 센싱 특성이 안정화된 반도체식 가스 센서 및 그의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060110