JPH11273221A - トラック内ピンの昇降システム - Google Patents

トラック内ピンの昇降システム

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JPH11273221A
JPH11273221A JP11014392A JP1439299A JPH11273221A JP H11273221 A JPH11273221 A JP H11273221A JP 11014392 A JP11014392 A JP 11014392A JP 1439299 A JP1439299 A JP 1439299A JP H11273221 A JPH11273221 A JP H11273221A
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めシステムにおいて、カートリッジ・
アクセス装置をカートリッジの配列を横断して移動さ
せ、位置決め精度を上げてカートリッジ・アクセス装置
の整列不良による誤差を減らすこと。 【解決手段】 往復台16を昇降させるための昇降シス
テム10において、第1および第2傾斜分岐40,42
を有する少なくとも1つの位置指示トラック38、およ
び位置指示トラック38に係合する少なくとも1つの案
内ピン36を含む、往復台16に関連するトラック内ピ
ン位置指示装置20と、案内ピン36に位置指示トラッ
ク38の第1および第2傾斜分岐40,42をたどらせ
るために、トラック内ピン位置指示装置20に関連する
切替え装置22と、トラック内ピン位置指示装置20を
作動して往復台16を昇降させるために、トラック内ピ
ン位置指示装置20に関連して動作するアクチュエータ
24とを備えていることを特徴とする昇降システム1
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、光ディス
クまたは磁気テープ・カートリッジのような、データ・
カートリッジを処理しつつ保管するシステムに関し、更
に詳細には、カートリッジ・アクセス装置をデータ・カ
ートリッジの配列に沿って移動させる位置決めシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】異なった多数の形式のデータの保存・ハ
ンドリング・システムが存在し、これは、データ・カー
トリッジを既知の場所に保管して、データをデータ・カ
ートリッジに書込み、あるいはそこから読出すことがで
きるように所要カートリッジを取り出すのに使用されて
いる。このようなデータ保存・ハンドリング・システム
はしばしば、特に多数の個別データ・カートリッジを収
容できる場合には、「ジュークボックス」データ保存シ
ステムと言われる。
【0003】データ・カートリッジを広範で多様などん
な構成にしても、データ保存システム内に設置してよい
が、多数のジュークボックス・データ保存システムは、
データ・カートリッジが1つ以上の垂直スタックまたは
配列を成して保管されるように設計されている。そのよ
うな場合には、データ保存システムは通常、カートリッ
ジ・アクセス装置が配列内に保管されている所定のデー
タ・カートリッジにアクセスできるように、カートリッ
ジ・アクセス装置をカートリッジの配列の上下に移動さ
せる位置決め装置を備えている。特定のシステムにもよ
るが、カートリッジ・アクセス装置は、所定のデータ・
カートリッジに係合し、それを配列から引き出し、それ
をシステム内のどこかに設置されているカートリッジ読
み書き装置まで移動させるようにすることができるカー
トリッジ係合組立体すなわち「ピッカー」を備えてい
る。読み書き装置は、データをカートリッジから読出し
するか、またはデータをカートリッジに書込むのに使用
することができる。読み書き動作が完了すると、カート
リッジ係合組立体すなわちピッカーは、データ・カート
リッジを読み書き装置から引き出し、これを適切な保管
場所に戻すことができる。別の形式のシステムでは、カ
ートリッジ・アクセス装置は、読み書き装置自身を備え
ることができ、この場合には、データ・カートリッジを
別の読み書き装置まで移動させる必要なしにデータ・カ
ートリッジに対して読み書きすることができる。
【0004】データ保存システムが利用しているカート
リッジ・アクセス装置の特定の形式に関係なく、位置決
めシステムは、所要カートリッジにアクセスできるよう
に、配列を成して保管されているカートリッジに沿って
カートリッジ・アクセス装置を移動させることができな
ければならない。位置決めシステムの1つの形式は、し
ばしば「送りねじ」システムと言われるが、カートリッ
ジ・アクセス装置を送りねじに取付け、送りねじは、回
転すると、カートリッジ・アクセス装置をカートリッジ
の配列に沿って上下に移動させる。このような送りねじ
位置決めシステムが使用されているが、それらには問題
がない。例えば、このようなシステムでは、カートリッ
ジ・アクセス装置はしばしば、送りねじに片持ち梁式に
取付けられている。このような片持ち梁式取付け装置
は、カートリッジ・アクセス装置に余分な横断または回
転移動をさせる傾向があり、これは、位置精度を下げ、
カートリッジ・アクセス装置が所要データ・カートリッ
ジに係合するのを困難にする。
【0005】部分的にも前述の問題を解決しようとし
て、カートリッジ・アクセス装置をカートリッジの配列
を横断して案内するのに別々の案内レールまたはトラッ
クを利用する位置決めシステムが開発されている。カー
トリッジ・アクセス装置は、別々の案内レールまたはト
ラックに取付けられ、送りねじはこのときカートリッジ
・アクセス装置を所要位置に移動するだけに使用され
る。このようなシステムは一般に、片持ち梁式送りねじ
位置決めシステムより良い位置決め精度を与えるが、そ
れらにはやはりそれらの短所がある。例えば、案内レー
ルまたはトラック組立体は、通常精密加工構成要素であ
り、データ保存システムの全体としてのコストを増大さ
せる。その上、案内レールまたはトラック組立体は、し
ばしば整列させるのが困難であり、カートリッジ・ハン
ドリング装置のその後の輸送または移動の期間中に整列
不良を起こすことがある。整列不良が重大であれば、デ
ータ保存システムを動作させる前に位置決めシステムを
再整列および再校正する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、位置決め
システムにおいては、カートリッジ・アクセス装置をカ
ートリッジの配列を横断して移動させ、位置決め精度を
上げてカートリッジ・アクセス装置の整列不良による誤
差を減らす必要性が存在する。このような位置決め精度
の上昇は、最少数の構成要素を用いて確実性を極大に
し、しかも高価な精密加工構成要素および案内レールの
使用を必要とせずに達成されるべきである。別の長所
は、生産中に組立体を整列させ校正するのに必要な時間
の量を減らすことにより、および輸送中または粗雑な取
り扱いから生ずることのあるような、以後の整列不良の
可能性を減らすことにより、実現することができる。理
想的には、位置決めシステムを、データ保存システム内
部の比較的小さい空間に取付けることができるように、
可能な限り小さく作るべきである。
【0007】
【課題を解決するための手段】カートリッジ・アクセス
装置を昇降させるための昇降システムは、第1および第
2傾斜分岐のある位置指示トラックと、当該位置指示ト
ラックに係合するための少なくとも1つの案内ピンを有
するトラック内ピン位置指示装置とを備えている。案内
ピンをカートリッジに取付けることができる。トラック
内ピン位置指示装置に関連する切替え装置が案内ピンに
位置指示トラックの第1傾斜分岐および第2傾斜分岐を
たどらせる。トラック内ピン位置指示装置に関連して動
作するアクチュエータがトラック内ピン位置指示装置を
作動させて、カートリッジを昇降させる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を付図に
図示してある。
【0009】図1〜図3に示されるのは昇降システム1
0であり、これは1つ以上のデータ・カートリッジ14
(図1には図示してないが図2および図3に図示してあ
る)に記録されたデータを保存し、かつこれにアクセス
するのに使用される形式のジュークボックス・データ保
存システム12に使用する。特に、昇降システム10
は、媒体アクセス装置16がカートリッジ保管配列18
に設置された所定のデータ・カートリッジ14にアクセ
スできるように、媒体アクセス装置16を昇降させるの
に使用される(このことについては、図2および図3を
参照する。)。
【0010】昇降システム10は、図1で最も良く観察
可能な、トラック内ピン位置指示装置20と、少なくと
も1つの切替え装置22と、アクチュエータ・システム
24とを備えている。好適な一実施形態では、トラック
内ピン位置指示装置20は、左側固定板26と、左側滑
り板28と、右側固定板30と、右側滑り板32とを備
えている。左側固定板26は、媒体アクセス装置16に
取付けられた左側ピン36を受ける大きさの細長い溝穴
34を備えている。左側滑り板28は、第1傾斜分岐部
すなわち下部傾斜分岐部40および第2傾斜分岐部すな
わち上部傾斜分岐部42を有する位置指示トラック38
を備え、2つの傾斜分岐部40,42は共に、左側ピン
36を滑動可能に受ける大きさになっている。切替え装
置22は、位置指示トラック38の第1傾斜分岐部40
および第2傾斜分岐部42の交差部の傍に設置され、以
下に説明するような仕方で、左側ピン36を第1傾斜分
岐部40および第2傾斜分岐部42の間に導く。
【0011】右側固定板30および右側滑り板32は、
右側固定板30が、図3に示される媒体アクセス装置1
6に取付けられた一対の右側ピン48および50を滑動
可能に受ける大きさの2つの細長い溝穴44,46を備
えていることを除き、左側固定板26および右側滑り板
28と同じである。同様に、右側滑り板32は、一対の
位置指示トラック52,54を備え、これらの各々は、
図5で最も明らかなように、それぞれ第1傾斜分岐部5
6,60および第2傾斜分岐部58,62を備えてい
る。位置指示トラック52,54もそれぞれの右側ピン
48,50を滑動可能に受ける大きさになっている。第
1傾斜分岐部56,60および第2傾斜分岐部58,6
2の交差部分の各々に設置された切替え装置22は、右
側ピン48,50を、それぞれの位置指示トラック5
2,54の下部傾斜分岐部56,60と上部傾斜分岐部
58,62との間に導く。
【0012】それぞれの位置指示トラック38,52,
54の第1および第2傾斜分岐部40,42,56,5
8,60,62の各々は、複数の水平部すなわちドエル
(dwell)部64を備えている。各水平部すなわち
ドエル部64は、媒体アクセス装置16がカートリッジ
保管配列18の内部に設置されたデータ・カートリッジ
14と、図8に示された整列する特定の垂直位置88に
対応する。したがって、左側ピン36および右側ピン4
8,50が、対応するドエル部64に位置決めされる
と、媒体アクセス装置16は、図2に示されるカートリ
ッジ保管配列18の中で対応する位置に保管されている
データ・カートリッジ14にアクセスできるように位置
決めされることになる。
【0013】媒体アクセス装置16は、滑り板28,3
2、固定板26,30、およびそれぞれの左側ピン36
および右側ピン48,50の協働動作により様々な垂直
位置88に昇降する。更に詳細に述べれば、アクチュエ
ータ・システム24は、左側滑り板28および右側滑り
板32をそれぞれの左側固定板28および右側滑り板3
2に対して移動させる。この相対移動は、左側ピン36
および右側ピン48,50が滑り板28,32の位置指
示トラック38,52,54に沿って走行するにつれ
て、左側ピン36および右側ピン48,50を固定板2
6,30のそれぞれの溝穴34,44,46の上下に移
動させる。左側ピン36および右側ピン48,50が所
要の高さすなわち図4の垂直位置88に対応するドエル
部64に位置決めされると、アクチュエータ・システム
24を動作させて滑り板28,32の運動を止めるよう
にすることができる。
【0014】好適な一実施形態では、アクチュエータ・
システム24は、固定板30に取付けることができるモ
ータ68を備えている。モータ68の出力シャフトに取
付けられた駆動ピニオン70は、右側滑り板32に取付
けられたラック72に噛み合う。ラック72は駆動ピニ
オン70の回転運動を滑り板32の直線運動または滑り
運動に変換する。クランク軸76周りに回転するために
取付けられたクランク組立体74は、右側滑り板32を
左側滑り板28に接続して2つの板32,28の滑り運
動を同期させるようにする。アクチュエータ・システム
24は、左側滑り板28および右側滑り板32が反対方
向に移動するように機械的に構成されている。すなわ
ち、モータ68が右側滑り板32を矢印67の方向に移
動させると、左側滑り板28は、矢印66の方向(すな
わち、反対方向に)移動する。
【0015】上述したように、昇降システム10を使用
して媒体アクセス装置16を昇降させ、媒体アクセス装
置16がカートリッジ保管配列18に保存されている様
々なデータ・カートリッジ14にアクセスできるように
することができる。カートリッジ保管配列18のすべて
の保管位置にアクセスするためにはアクチュエータ・シ
ステム24が媒体アクセス装置16を、図4に示された
低い範囲71にある垂直位置88(すなわち、左側ピン
36および右側ピン48,50がそれぞれの位置指示ト
ラック38,52,54の第1傾斜分岐部すなわち下部
傾斜分岐部40,56,60に位置決めされたときに限
り到達できる位置88)から高い範囲73にある垂直位
置88(すなわち、左側ピン36および右側ピン48,
50がそれぞれの位置指示トラック38,52,54の
第2傾斜分岐部42,58,62に位置決めされたとき
に限り到達できる位置88)まで移動させる必要があ
り、その逆も同様である。左側滑り板28および右側滑
り板32に取付けられた切替え装置22は、これが発生
できるように下部傾斜分岐部40,56,60と上部傾
斜分岐部42,58,62との間に左側ピン36および
右側ピン48,50を導く。
【0016】例えば、媒体アクセス装置16が低い範囲
71の最下垂直位置88に設置されており(すなわち、
左側ピン36および右側ピン48,50が位置指示トラ
ック38,52,54の最下ドエル部64に位置決めさ
れており)、媒体アクセス装置16を高い範囲73に設
置された垂直位置88(すなわち、上部傾斜分岐部4
2,58,62に位置決めされるドエル部64に対応す
る位置)に上昇させたい図1に示す動作情況を考える。
下記の説明は、その詳細が図1に更に完全に図示されて
いるから左側板/ピン組立体について述べている。そし
て、右側板/ピン組立体に関して同一事象および機能が
同時に生じている。
【0017】前述の上昇を行なうのに、アクチュエータ
・システム24は、左側滑り板28を矢印66の方向に
移動させ始める。左側滑り板28が矢印66の方向に移
動するにつれて、左側ピン36は、位置指示トラック3
8の第1傾斜分岐部すなわち下部傾斜分岐部40の傾斜
溝穴の中の左側ピン36の協働動作により左側固定板2
6の溝穴34の中で上方に移動する。同じ動作が右側ピ
ン48および50に関して生ずるが、右側滑り板32は
矢印67の方向に移動するという点で異なる。すなわ
ち、右側ピン48,50は、右側滑り板32のそれぞれ
の下部傾斜分岐部56,60の傾斜溝穴の中の右側ピン
38,40の協働動作によりそれぞれの溝穴44,46
の中を上方に移動する。
【0018】左側ピン36が切替え装置22に達する
と、アクチュエータ・システム24は、滑り板28,3
2の移動の方向を逆にする。すなわち、アクチュエータ
・システム24は今度は、右側滑り板32を矢印66の
方向に、左側滑り板28を矢印67の方向に移動させ
る。この時点で、切替え装置22は、左側ピン36を第
2傾斜分岐部すなわち上部傾斜分岐部42に導く。右側
滑り板32にある切替え装置22は、右側ピン48,5
0に関して同じことを行なう。左側滑り板28が矢印6
7の方向に移動し続けるにつれて、上部傾斜分岐部42
の傾斜溝穴にある左側ピン36の協働動作は、左側ピン
36を溝穴34の中で登らせ続け、これにより媒体アク
セス装置16の左側が上昇する。図5を参照すれば明ら
かなように、右側ピン48,50(したがって媒体アク
セス装置16の右側)は、それぞれの上部傾斜分岐部5
8,62の傾斜溝穴の中の右側ピン48,50の協働動
作により、同じように上昇する。その後、アクチュエー
タ・システム24は、それぞれのピン36,48,50
が媒体アクセス装置16の所要垂直位置88に対応する
ドエル部64にあるとき、滑り板28,32の運動を止
めることができる。
【0019】媒体アクセス装置16を上部分岐42から
下部分岐40にある位置に移動させたければ、アクチュ
エータ・システム24は、左側滑り板28を矢印66の
方向に移動させるが、これにより左側ピン36が固定板
26の溝穴34に沿って下がり、したがって媒体アクセ
ス装置16の左側が下がる。ピン36が切替え装置22
に達すると、アクチュエータ・システム24は、図12
に示される左側滑り板28を矢印66の方向に切替え作
動位置まで移動させ続け、これにより切替え装置22が
一定状態に置かれるので、アクチュエータ・システム2
4がその滑り板を矢印67の方向に移動させ続けると
き、左側ピン36が下部傾斜分岐部40に導かれるよう
になる。同じ事象が右側ピン48,50に関して生ずる
が、右側滑り板32が反対方向に移動する点で異なる。
【0020】本発明による昇降システム10に関連する
長所は、昇降システム10がカートリッジアクセス装置
のような、物体を垂直軸に沿って正確かつ精密に移動さ
せる比較的単純な手段を与えることである。他の長所
は、切替え装置22が滑り板の位置指示トラック(例え
ば、トラック38)を2つ以上の傾斜分岐部に「折り曲
げ」、これにより垂直昇降量を増大し、同時に当該滑り
板の幅を減らすと共に板の滑り運動に適応するのに必要
な空間の量を減らすということである。切替え装置22
に関連する更に他の長所は、切替え装置22がピン(例
えば、ピン36)により作動され、それにより別のアク
チュエータが切替え装置にピンを位置指示トラックの上
部および下部傾斜分岐部の間に導く必要性を回避すると
いうことである。
【0021】更に他の長所は、アクチュエータ・システ
ム24と関連している。例えば、アクチュエータ・シス
テム24は、両滑り板28,32を移動させるのに1つ
の作動装置(例えば、モータ68)だけを必要とするこ
とである。更に、滑り板28,32の運動はクランク組
立体74により調整されるので、アクチュエータ・シス
テム24は滑り板28,32の両者の調整移動を位置フ
ィードバック機構または他の類似装置の必要なしに確保
して2つの滑り板28,32を確実に同期して移動させ
る。
【0022】昇降システム10の他に、更に重要な特徴
および長所を簡潔に説明してきたが、本発明による昇降
システム10を次に詳細に説明する。しかし、詳細な説
明に進む前に、昇降システム10をここではそれをジュ
ークボックス・データ保存システム12に関連する媒体
アクセス装置16を昇降させるのに使用できるとして説
明しているが、昇降システム10は、物体を2つ以上の
規定垂直位置の間で昇降させる必要のある広範囲の他の
装置および用途のどれにも使用できるということを述べ
ておく。したがって、昇降システム10をここに図示し
説明した特定の用途に限定されるとみなすべきではな
い。
【0023】再び図1〜図3を参照する。基本的には、
ジュークボックス・データ保存システム12は、昇降シ
ステム10の様々な構成要素を収容するためのハウジン
グすなわちシャーシ組立体78の他、媒体アクセス装置
16、カートリッジ保管配列18、および複数のデータ
・カートリッジ14を備えることができる。シャーシ組
立体78はこのようなジュークボックス・データ保存シ
ステム12に共通に関連する電源、電子式制御システム
およびデータ処理システムなど(図示せず)のような様
々な補助的装置を収容することもできる。
【0024】好適な一実施形態では、媒体アクセス装置
16は、データ・カートリッジ14をカートリッジ保管
配列18から掴んでこれを媒体アクセス装置16に引き
入れ、それに対して読み書きできるようにするための適
切な機構(図示せず)を有する読み書き装置を備えてい
る。変る実施形態では、媒体アクセス装置16は、デー
タ・カートリッジ14を掴み、これを別の読み書き装置
(図示せず)まで移動させるカートリッジ係合組立体を
備えることができる。いずれにしても、特定の形式の媒
体アクセス装置、データ・カートリッジ、およびカート
リッジ保管配列は、昇降システム10の理解には不必要
であるから、一実施形態に使用されている特定の媒体ア
クセス装置16、データ・カートリッジ14、およびカ
ートリッジ保管配列18をこれ以上詳細には説明しない
ことにする。
【0025】なおも主として図1〜図3を参照する。本
発明の好適な一実施形態による昇降システム10は、ト
ラック内ピン位置指示装置20と、1つ以上の切替え装
置22と、アクチュエータ・システム24とを備えるこ
とができる。昇降システム10は、媒体アクセス装置1
6を図4に示された特定の垂直位置88まで昇降させ
て、媒体アクセス装置16がカートリッジ保管配列18
に保管されているデータ・カートリッジ14にアクセス
できるように使用される。例えば、ここに図示し説明し
た実施形態では、トラック内ピン位置指示装置20は、
媒体アクセス装置16を、各々が各位置指示トラック3
8,52,54のドエル部64に対応する6つの規定垂
直位置88に位置決めすることができる。しかし、昇降
システム10は、対応する数のドエル部64を有する様
々な位置指示トラックを設けることにより更に多いか、
または更に少ない規定垂直位置を与えることができる。
したがって、本発明をここに図示し説明した六つの垂直
位置88に限定されるとみなすべきではない。
【0026】トラック内ピン位置指示装置20は、2組
の板およびピン、すなわち左側の組および右側の組、を
備えている。左側の組を最初に説明し、つづいて右側の
組を説明する。本質的に、左側の組の板およびピンは、
左側のピン36、左側の固定板26、および左側の滑り
板28から構成されている。左側のピン36は、昇降さ
せるべき物体(例えば、媒体アクセス装置16)に取付
けられている。好適な一実施形態では、左側のピン36
は、左側の取付けブラケット82に取付けられている。
左側の取付けブラケット82を次に媒体アクセス装置1
6(または媒体アクセス装置16を運ぶための、図示さ
れていない往復台組立体)に小ねじ84によるような、
何らかの便宜の締め付けシステムにより固定することが
できる。図2を参照する。代りに、左側のピン36を媒
体アクセス装置16に直接取付けることもできる。
【0027】左側固定板26に媒体アクセス装置16の
ために行なわれる垂直走行の全長に沿って延長する細長
い垂直溝穴34が設けられている。細長い垂直溝穴34
は、左側ピン36を滑動可能に受ける大きさになってい
る。左側の固定板26の下端には滑り板28の脚部90
に適合する切欠き部98を設けることができる。左側の
固定板26の上端および下端を、図示されていない小ね
じによるような、便宜の締め付け装置によりシャーシ7
8に締め付けることが可能な複数のタブ80などの便宜
の手段によりジュークボックス・データ保存システム1
2のシャーシ78に取付けることができる。
【0028】左側滑り板28は、左側の固定板26に沿
って矢印66および67で示した方向に前後に自由に滑
るように、固定板26の盤外に設置されている。好適な
一実施形態では、クランク組立体74を左側滑り板28
へ接続させる脚部90が、左側滑り板28に設けられて
いる。左側滑り板28は左側ピン36を滑動可能に受け
る大きさの位置指示トラック38をその中に備えてい
る。図1および図4を参照。好適な一実施形態では、位
置指示トラック38は、第1傾斜分岐部すなわち下部傾
斜分岐部40および第2傾斜分岐部すなわち上部傾斜分
岐部42を備えている。2つの傾斜分岐部40,42
は、図4に最も良く見えるように、水平交差分岐部86
により接合されている。各傾斜分岐部40,42は、所
要垂直位置88に対応するように傾斜分岐部40,42
に沿って設置されている1つ以上の水平ドエル部64を
も備えている。ここに図示し説明した好適な実施形態で
は、各垂直位置88は、カートリッジ保管配列18内の
カートリッジ保管場所に対応している。
【0029】切替え装置22は、上部および下部傾斜分
岐40,42の交差部の傍で左側滑り板28に取付けら
れ、左側ピン36を適切な分岐部に導く。切替え装置2
2を下に更に詳細に説明することにする。
【0030】トラック内ピン位置指示装置20の右側部
分は、今説明したばかりの左側部分と同様であるが、右
側部分が固定板30および滑り板32にあって溝穴およ
びトラックに係合する一対のピン48,50を備えてい
る点が異なる。左側ピン36の場合のように、右側ピン
48,50は、昇降させるべき物体、例えば、媒体アク
セス装置16の右側に取付けられている。好適な一実施
形態では、右側ピン48,50は、左側ブラケット82
を媒体アクセス装置16の左側に取付けるのに使用され
ると同様の仕方で、右側取付けブラケット83に取付け
られている。右側取付けブラケット83は、図示されて
いない小ねじによるような、便宜の締め付け装置により
媒体アクセス装置16に締付けることができる。代り
に、右側ピン48,50を媒体アクセス装置16に直接
取付けてもよい。
【0031】右側固定板30に一対の細長い溝穴44,
46が設けられ、その各々は、媒体アクセス装置16の
ために行なわれる垂直走行の全長に沿って延長してい
る。各細長い溝穴44,46は、対応する右側ピン4
8,50を滑動可能に受ける大きさになっている。右側
固定板30の下端は、滑り板32のトラック72および
脚部96に適合する切欠き部94を備えている。右側固
定板を図示されていない小ねじのような、便宜の装置に
よりシャーシ78に取付けることができる複数のタブ9
2によりシャーシ78に取付けることができる。
【0032】右側滑り板32は、固定板30に沿って矢
印66および矢印67により示された方向に前後に自由
に滑るように、盤外に設置されている。次に図5を参照
すると、滑り板32は、その各々がそれぞれの右側ピン
48,50を滑動可能に受ける大きさになっている一対
の位置指示トラック52,54をも備えている。各位置
指示トラック52,54は、それぞれの第1傾斜分岐部
すなわち下部傾斜分岐部56,60および第2傾斜分岐
部すなわち上部傾斜分岐部58,62を備えている。位
置指示トラック52の2つの分岐部56,58は、水平
交差分岐部85により接合されている。同様に、位置指
示トラック54の2つの分岐部60,62は、水平交差
分岐部87により接合されている。また、各傾斜分岐部
56,58,60,62は、それらが左側滑り板28の
ドエル部64に、したがって垂直位置88に対応するよ
うに、設置された1つ以上の水平ドエル部64を備えて
いる。図4をも参照のこと。一対の切替え装置22が、
各位置指示トラック52,54の上部傾斜分岐部56,
58および下部傾斜分岐部60,62の交差部の傍で右
側滑り板32に取付けられている。切替え装置22は、
右側ピン48,50を下に説明する仕方でそれぞれの位
置指示トラック52,54の適切な分岐部に導く。
【0033】左側および右側の固定板26,30および
滑り板28,32を金属またはプラスチックのような、
その用途に応じて適切な広範囲の材料のどれからでも製
作することができる。したがって、本発明をある特定の
材料から製作される板に限定されるとみなすべきではな
い。例を挙げれば、好適な一実施形態では、固定板2
6,30および滑り板28,32は共に、金属シートか
ら製作されている。溝穴34,44,46およびトラッ
ク38,52,54を低摩擦材料(例えば、テフロン)
で被覆し、左側ピン36および48,50に対して低摩
擦支持面を与えることは好ましいが、必要なことではな
い。代りに、溝穴34,44,46およびトラック3
8,52,54を低摩擦材料、例えば、デルリンから作
ったインサートにより形成することができる。左側およ
び右側取付けブラケット82,83を金属シートから製
作してよいが、別の材料をも使用することができる。左
側ピン36および右側ピン48,50は、各々が約4m
mの直径を有する鋼ピンから構成することができるが、
他の材料および直径をも使用することができる。左側ピ
ン36および右側ピン48,50の直径が約4mmであ
る実施形態では、溝穴34,44,46および位置指示
トラック38,52,54は、約4.1mmの幅を持つ
ことができ、これにより低摩擦滑り嵌合と良好な位置精
度とが釣り合う。
【0034】これまでの実施形態は、対応する細長い垂
直溝穴34,44,46および位置指示トラック38,
52,54に乗っている3個のピンを有する昇降システ
ム10を目指しているが、更に多数のピンを使用でき
る。例えば、1つの代りの実施形態は、4個のピン、す
なわち左側に2個および右側に2個、を利用することが
できる。更に他の変形実施形態では、更に多数のピンさ
え使用できる。したがって、本発明をここに図示し説明
した3ピン構成に限定されると見做すべきではない。
【0035】アクチュエータ・システム24は、左側滑
り板28および右側滑り板32を、それらのそれぞれの
固定板26,30に隣接して矢印66および67により
示した方向に前後に移動させ、媒体アクセス装置16を
昇降させる。更に詳細に記せば、アクチュエータ・シス
テム24は、右側固定板30に取付けることができるモ
ータ68を備えることができる。代りに、モータ68を
シャーシ78に直接取付けることができる。モータ68
の出力シャフトに取付けられた駆動ピニオン70は、右
側滑り板32に取付けられたラック組立体72に噛み合
う。ラック組立体72は駆動ピニオン70の回転運動を
滑り板32の直線運動に変換する。したがって、モータ
68を動作させると、駆動ピニオン70はラック組立体
72を、したがって右側滑り板32を矢印66,67の
方向に前後に移動させる。好適な一実施形態では、モー
タ68に接続された図示されていない電子式モータ制御
システムを使用してモータ68を作動させ、滑り板28
および滑り板32を、媒体アクセス装置16を所要垂直
位置88まで昇降させるのに必要な量だけ移動させる。
しかし、このような電子式モータ制御システムは当業者
に周知であり、当業者が本発明に精通してからは容易に
準備することができるから、好適な一実施形態に使用さ
れている特定の電子式モータ制御システムをこれ以上詳
細には説明しないことにする。
【0036】左側滑り板28は、クランク組立体74に
より右側滑り板32に接続されている。クランク組立体
74は、クランク軸76の周りを自由に回転するよう
に、シャーシ78に旋回可能に取付けられている。クラ
ンク組立体74の各端は、各それぞれの滑り板28,3
2の脚部90,96に取付けられているので、クランク
組立体74は、各滑り板28,32を共に(ただし反対
方向に)同期して移動させる。すなわち、モータ68が
右側滑り板32を矢印67の方向に移動させれば、クラ
ンク組立体74は、左側滑り板28を矢印66の方向に
移動させる。好適な一実施形態では、クランク組立体7
4の各端は、各それぞれの滑り板28,32の脚部9
0,96にあるピン95に被覆嵌合する大きさの細長い
溝穴57を備えている。代りに、他の取付け構成をも使
用することができる。
【0037】次に図6および図7〜図13を参照して、
各切替え装置22は、ゲート部材89、切替え部材9
1、第1止め部材93、および第2止め部材99を備え
ている。ゲート部材および切替え部材89および91の
両者は、それぞれの軸95,97の周りを自由に旋回す
るように、滑り板(例えば、左側滑り板28)に取付け
られている。第1および第2止め部材93および99を
図示した位置で滑り板(例えば、板28)に固定して取
付けることができる。
【0038】ゲート部材89は、細長いゲート部21を
備え、そこからピン23が突出している。ゲート部材8
9は、滑り板(例えば、板28)に旋回可能に取付けら
れているので、ゲート軸95の周りを、図6に示される
第1位置から図8および図13に示される第2位置まで
自由に旋回する。ゲート部材89を、図示されていない
バネのような広範囲の適切な装置のどれによってでも第
1位置の方に片寄せることができる。代りに、重力の作
用を利用してゲート部材89を第1位置の方に片寄せる
こともできる。
【0039】切替え部材91は、ゲート部21のピン2
3に係合するようになっている細長いパドル部25を備
えている。切替え部材91は、滑り板(例えば、板2
8)に旋回可能に取付けられているので、切替え軸97
の周りを、図6に示される第1位置から図9および図1
1に示される第2位置または図13に示される第3位置
まで自由に旋回する。切替え部材91を、図示されてい
ないバネのような広範囲の適切な装置のどれによってで
も第1位置の方に片寄せることができる。代りに、重力
の作用を利用して切替え部材91を第1位置の方に片寄
せることができる。
【0040】切替え装置22の様々な構成要素(例え
ば、ゲート部材89、切替え部材91、第1止め部材9
3、および第2止め部材99)を目的とする用途に適切
な広範囲の材料(例えば、金属またはプラスチック)の
どれからでも作ることができる。したがって、切替え装
置22をある特定の材料に限定されているとみなすべき
ではない。例を挙げれば、好適な一実施形態では、ゲー
ト部材89は、重量で約5%の炭素および摩擦緩和剤と
して付加された重量で約5%のテフロンを有するポリカ
ーボネート・プラスチック材料から作られている。切替
え部材91を重量で約5%の炭素および付加された重量
で約5%のテフロンを有するナイロンから作ることがで
きる。ゲート部材89および切替え部材91を別々の材
料から製作すると、2つの構成要素間の摩擦係数を修正
することにより切替え装置22の動作を改善する傾向が
ある。代りに、ゲート部材89をナイロン複合材料か
ら、切替え部材91をポリカーボネート複合材料から製
作することができる。切替え装置22の構成要素(例え
ば、第1止め部材93および第2止め部材99)の釣り
合いをナイロンまたはポリカーボネート材料から、また
は目的とする用途に適切な他の材料から製作することが
できる。
【0041】様々な切替え装置22がピン(例えば、ピ
ン36)により作動され、このピンを位置指示トラック
(例えば、トラック38)の下部傾斜分岐部と上部傾斜
分岐部(例えば、傾斜分岐部40,傾斜分岐部42)と
の間に導く。したがって、切替え装置22は、動作する
のに別の作動装置を必要としない。切替え装置22の下
記の動作説明を左側滑り板28に向ける。しかし、切替
え装置22の動作は、それが左側滑り板28に設置され
ていようと右側滑り板32に設置されていようと同一で
ある。
【0042】切替え装置22の詳細な説明に進む前に、
様々なピン(例えば、ピン36,ピン48、およびピン
50)が垂直にだけ移動し、水平には移動しないことを
想起すべきである。すなわち、様々なピン36,48,
50は、左側固定板26および右側固定板30にあるそ
れぞれの細長い溝穴34,44,46により水平方向の
移動を阻止されている。したがって、ピンの「水平移
動」という観念はすべて実際には様々なピンに対する滑
り板28,32の水平移動の結果であって、滑り板2
8,32に対するピンの水平移動の結果ではない。しか
し、以下の説明において、水平に移動するのは滑り板で
あって、ピンではないとしても、ピンを滑り板に対して
水平方向に移動するとして記述するのが、時として一層
便利なことがある。いずれにしても、ピン(例えば、ピ
ン36,48,50)と滑り板(例えば、滑り板28,
32)との間の水平移動は、様々なピン(例えば、ピン
36、ピン48およびピン50)に対する滑り板(例え
ば、滑り板28および滑り板32)の水平運動の結果で
あり、ピンが滑り板に対して水平に移動する結果ではな
いことを想起すべきである。
【0043】次に図7〜図9を参照すると、切替え装置
22を使用して左側ピン36を位置指示トラック38の
第1傾斜分岐部すなわち下部傾斜分岐部40から第2傾
斜分岐部すなわち上部傾斜分岐部42まで導くことがで
きる。例えば、左側ピン36が下部傾斜分岐部40のド
エル部64にある最初の状態を考える。左側ピン36を
上部傾斜分岐部42まで移動させるために、アクチュエ
ータ・システム24は、左側滑り板28を矢印66の方
向に移動させ始める。(図1も参照する)。ピン36が
下部傾斜分岐部40を上昇させるにつれて(すなわち、
左側滑り板28が水平に静止している左側ピン36に対
して移動する結果)、左側ピン36は結局ゲート部材8
9のゲート部21に接触し、これを第2位置の方に回転
させ、図8に示されるように、最終的にゲート部21を
第1止め部材93に接触させる。滑り板28が矢印66
の方向に移動し続けるにつれて、ゲート部材89のゲー
ト部21は、左側ピン36を水平交差分岐部86に導
く。左側ピン36は、分岐部86に入り、最終的に切替
え部材91のパドル部25に接触し、これを第2位置の
方に回転させる。水平分岐部86がピン36に対して移
動し続けるにつれて、ピン36は、最終的にゲート部材
89のゲート部21を通過し、これにより図9に示され
るように、ゲート部材89が第1位置に、すなわち、第
2止め部材99に衝突して戻ることができる。
【0044】ゲート部材89が第1位置に戻ってしまう
と、切替え装置22は、ピン36を上部傾斜分岐部42
に導く状態にある。これは、アクチュエータ・システム
24が左側滑り板28の方向を反転するとき行なわれ
る。すなわち、図1および図9を参照すれば明らかなよ
うに、アクチュエータ・システム24は、滑り板28が
矢印66の方向に移動するのを止め、板28を逆方向に
(すなわち、矢印67の方向に)移動させ始める。滑り
板28が矢印67の方向に移動するにつれて、ゲート部
材89のゲート部21は、ピン36が下部傾斜分岐部4
0に入らないようにし、代りにピン36を上部傾斜分岐
部42に導く。この状態を図10に示してある。その
後、図4に示されるように、アクチュエータ・システム
24は、ピン36が所要垂直位置88に対応する上部傾
斜分岐部42の所要ドエル部64に到達したとき滑り板
28の運動を止めることができる。
【0045】切替え装置22を使用して、図10〜図1
3を参照すれば明らかなように、ピン36を上部傾斜分
岐部42から下部傾斜分岐部40に導くこともできる。
例えば、左側ピン36が上部傾斜分岐部42にあり、左
側滑り板28が矢印66の方向に移動している図10に
示した状態である。矢印66の方向の滑り板28の移動
は、ピン36を上部傾斜分岐部42を下降させる。ピン
36が水平交差分岐86の位置で上部傾斜分岐部42と
下部傾斜分岐部40との交差部に到達すると、ゲート部
材89のゲート部21は、ピン36を水平交差分岐86
に導く。滑り板28が矢印66の方向に移動するにつれ
て、ピン36は、水平交差分岐86に沿って移動し、最
終的に切替え部材91のパドル部25に接触し、図11
に示されるように、これを第2位置の方に回転させる。
滑り板28が矢印66の方向に移動し続けると、ピン3
6がパドル部25の先端27を通過するまで、すなわ
ち、ピン36が水平交差分岐部86の端63に近付くま
で、ピン36を水平交差分岐部86に沿って移動させ続
ける。ピン36がパドル部25の先端27を通過するや
否や、切替え部材91は、図12に示す第1位置に戻
る。
【0046】この時点で、アクチュエータ・システム2
4は、滑り板28の運動の方向を反転し、滑り板28が
矢印67の方向に移動し始めるようにする。ピン36が
水平交差分岐部86に沿って移動するにつれて、ピン3
6は再び切替え部材91のパドル部25に接触するが、
今度はそれを図13に示す第3位置の方に回転させる。
ピン36が切替え部材91を第3位置の方に回転させる
につれて、パドル部25の先端27はゲート部材89の
ピン23に接触し、ゲート部材89を第2位置の方に回
転させる。結局、ゲート部材89のゲート部21は、第
1止め部材93に接触する。ゲート部材89のゲート部
21は、その後、滑り板28が矢印67の方向に移動し
続けるにつれてピン36を下部傾斜分岐部40に導く。
アクチュエータ・システム24は、それに続いて、ピン
36が下部傾斜分岐部40の適切なドエル部64に到達
したとき、滑り板28の移動を止めることができる。
【0047】切替え装置22のこれまでの説明を、左側
の滑り板28およびピン36に向けてきたが、右側滑り
板32に関する切替え装置22の動作は、右側切替え板
36が反対方向に移動しているとしても、本質的に同一
である。
【0048】上述したように、本発明による昇降システ
ム10は、更に大きい垂直移動範囲を可能とするのに、
または垂直位置の数を増大させるのに、どんな数の分岐
およびドエル部をも備えることができる。しかも、これ
を固定板および滑り板26,30,28,32を変えて
更に長い溝穴34,44,46およびトラック38,5
2,54を設けるだけで達成することができる。そし
て、アクチュエータ・システム24は、本質的に同一の
ままである。
【0049】今度は図14および図15を参照する。本
発明による昇降システム10は、垂直昇降が増大してい
るトラック内ピン位置指示装置120を備えることがで
きる。位置指示装置120は、全部で9箇所の垂直位置
188を与える3つの傾斜分岐部140,142,14
3のある位置指示トラック128を有する左側滑り板1
28を備えることができる一対の切替え装置122が、
傾斜分岐部140,142,143の傍にあって左側ピ
ンを今説明した仕方で適切な分岐に導いている。
【0050】右側滑り板132は、各々が3つの傾斜分
岐部を備えた一対の位置指示トラック152,154を
備えている他は、左側滑り板128と同様である。すな
わち、位置指示トラック152は、第1分岐部156、
第2分岐部158、および第3分岐部159を備えてい
るが、位置指示トラック154は、第1分岐部160、
第2分岐部162、および第3分岐部163を備えてい
る。各位置指示トラック152,154は、右側ピンを
適切な分岐に導く一対の切替え装置122を備えてい
る。
【0051】図14および図15に示した、滑り板12
8,132は、滑り板28,32と比較して増大した垂
直昇降量および増加した数の垂直位置188を与える。
同じアクチュエータ・システム24を使用することがで
きるが、別の反転シーケンスを与えてピンを第2傾斜分
岐と第3傾斜分岐との間で移動させることが異なってい
る。このような別の反転シーケンスを、図示していない
電子式モータ制御システムをプログラムし直して別の反
転シーケンスに適合させることにより容易に達成するこ
とができる。
【0052】ここに説明した本発明の概念を様々に別に
具体化することが考えられており、付記した特許請求の
範囲は従来技術により限定されているものを除き本発明
の代りの実施形態を包含するものであると解釈するつも
りである。
【0053】以下に、本発明の実施形態を要約列挙す
る。
【0054】<1> 往復台16を昇降させるための昇
降システム10において、第1傾斜分岐40および第2
傾斜分岐42を有する少なくとも1つの位置指示トラッ
ク38、および位置指示トラック38に係合する少なく
とも1つの案内ピン36を含む、往復台16に関連する
トラック内ピン位置指示装置20と、案内ピン36に位
置指示トラック38の第1傾斜分岐40および第2傾斜
分岐42をたどらせるために、トラック内ピン位置指示
装置20に関連する切替え装置22と、トラック内ピン
位置指示装置20を作動して往復台16を昇降させるた
めに、トラック内ピン位置指示装置20に関連して動作
するアクチュエータ24とを備えている昇降システム1
0。
【0055】<2> トラック内ピン位置指示装置20
が、往復台16の走行の方向に延長している細長い溝穴
34を有する固定板26と、位置指示トラック38を有
する滑り板28であって、案内ピン36が固定板26の
細長い溝穴34および滑り板28の位置指示トラックの
両者に係合するように案内ピン36が往復台16に取付
けられている滑り板28とを備えている、前記<1>に
記載の昇降システム10。
【0056】<3> 固定板26が、滑り板28と往復
台16との間に設置されている、前記<2>に記載の昇
降システム10。
【0057】<4> 滑り板28が、固定板26と往復
台16との間に設置されている、前記<2>に記載の昇
降システム10。
【0058】<5> アクチュエータ24が、滑り板2
8を固定板26に対して全般的に走行の方向を横断する
方向に移動させる直線移動装置を備えている、前記<2
>に記載の昇降システム10。
【0059】<6> 切替え装置22が、滑り板28に
取付けられ、第1位置と第2位置との間を移動できるゲ
ート部材89と、 滑り板28に取付けられ、ゲート部
材89を第1位置から第2位置まで移動させる切替え部
材91とを備えている、前記<5>に記載の昇降システ
ム10。
【0060】<7> 切替え部材91が案内ピン36に
よって動かされる、前記<6>に記載の昇降システム1
0。
【0061】<8> ゲート部材89は、位置指示トラ
ック38の第1傾斜分岐40および第2傾斜分岐42の
交差部の傍で前記滑り板28に旋回可能に取付けられて
おり、切り替え部材91は、ゲート部材89に隣接する
位置で滑り板28に旋回可能に取付けられている、前記
<7>に記載の昇降システム10。
【0062】<9> ゲート部材89は、前記ゲート部
材89が第1位置にあるときには、位置指示トラック3
8の第1傾斜分岐40を横断し、そして、ゲート部材8
9が第2位置にあるときには、位置指示トラック38の
第2傾斜分岐42を横断する細長いゲート部21を備え
ている、前記<8>に記載の昇降システム10。
【0063】<10> 前記切り替え部材91は、前記
ゲート部材89の細長いゲート部21に係合して前記ゲ
ート部材89を第1位置から第2位置まで移動させる細
長いパドル部25を備えている、前記<9>に記載の昇
降システム10。
【0064】<11> 往復台16を昇降させるための
昇降システム10において、第1傾斜分岐40および第
2傾斜分岐42を有する少なくとも1つの位置指示トラ
ック38、および位置指示トラック38に係合すると共
に往復台16に設置される少なくとも1つの案内ピン3
6を含む、往復台16に関連するトラック内ピン位置指
示装置20と、 案内ピン36に位置指示トラック38
の第1傾斜分岐40および第2傾斜分岐42をたどらせ
るために、トラック内ピン位置指示装置20に関連する
切替え装置22と、トラック内ピン位置指示装置20を
作動して往復台16を昇降させるために、トラック内ピ
ン位置指示装置20に関連して動作するアクチュエータ
24とを備えている昇降システム10。
【0065】<12> トラック内ピン位置指示装置2
0が、往復台16の走行の方向に延長している細長い溝
穴34を有する固定板26と、位置指示トラック38を
有する滑り板28であって、案内ピン36が固定板26
の細長い溝穴34および滑り板28の位置指示トラック
の両者に係合するように案内ピン36が往復台16に取
付けられている滑り板28とを備えている、前記<11
>に記載の昇降システム10。
【0066】<13> アクチュエータ24が、滑り板
28を固定板26に対して全般的に走行の方向を横断す
る方向に移動させる直線移動装置を備えている、前記<
12>に記載の昇降システム10。
【0067】<14> 切替え装置22が、滑り板28
に取付けられ、第1位置と第2位置との間を移動できる
ゲート部材89と、 滑り板28に取付けられ、ゲート
部材89を第1位置から第2位置まで移動させる切替え
部材91とを備えている、前記<13>に記載の昇降シ
ステム10。
【0068】<15> 切替え部材91が案内ピン36
によって動かされる、前記<14>に記載の昇降システ
ム10。
【0069】<16> ゲート部材89は、位置指示ト
ラック38の第1傾斜分岐40および第2傾斜分岐42
の交差部の傍で前記滑り板28に旋回可能に取付けられ
ており、切り替え部材91は、ゲート部材89に隣接す
る位置で滑り板28に旋回可能に取付けられている、前
記<15>に記載の昇降システム10。
【0070】<17> ゲート部材89は、前記ゲート
部材89が第1位置にあるときには、位置指示トラック
38の第1傾斜分岐40を横断し、そして、ゲート部材
89が第2位置にあるときには、位置指示トラック38
の第2傾斜分岐42を横断する細長いゲート部21を備
えている、前記<16>に記載の昇降システム10。
【0071】<18>前記切り替え部材91は、前記ゲ
ート部材89の細長いゲート部21に係合して前記ゲー
ト部材89を第1位置から第2位置まで移動させる細長
いパドル部25を備えている、前記<17>に記載の昇
降システム10。
【0072】<19> 物体を昇降させるための昇降シ
ステム10において、第1側面および第2側面を有し、
昇降すべき物体を支持する往復台16と、往復台16の
第1側面に取付けられ、そこから外向きに突出している
第1案内ピン36と、往復台16の第2側面に取付けら
れ、そこから外向きに突出している第2案内ピン48
と、往復台16の第2側面に取付けられ、そこから外向
きに突出し、第2案内ピン48から間を隔てて設置され
ている第3案内ピン50と、第1細長い溝穴34を有
し、往復台16の第1側面に隣接して設置され、第1ピ
ン36が細長い溝穴34に係合するようにされた第1固
定板26と、第2の細長い溝穴44および第3細長い溝
穴46を有し、往復台16の第2側面に隣接して設置さ
れ、第2ピン48および第3ピン50がそれぞれの第2
の細長い溝穴44および第3細長い溝穴46に係合する
ようにされた第2固定板30と、第1傾斜分岐40およ
び第2傾斜分岐42を有する第1位置指示トラック38
を有し、第1固定板26に隣接して設置され、第1位置
指示トラック38の第1傾斜分岐40および第2傾斜分
岐42が、第1固定板26の第1細長い溝穴34に対し
て全般に傾くようにされ、第1ピン36が第1位置指示
トラック38に係合するようにされた第1滑り板28
と、第1滑り板28に関連し、第1ピン36を第1傾斜
分岐40から第2傾斜分岐42まで、逆も同様であるよ
うに、案内する第1切替え装置22と、それぞれの第1
傾斜分岐56,60および第2傾斜分岐58,62を有
する第2位置指示トラック52および第3位置指示トラ
ック54を有し、第2固定板30に隣接して設置され、
第2位置指示トラック52および第3位置指示トラック
54の第1および第2傾斜分岐56,58,60,62
が、第2固定板30の第2および第3細長い溝穴44,
46に対して全般に傾くようにされ、第2ピン48およ
び第3ピン50が、それぞれ、第2位置指示トラック5
2および第3位置指示トラック54に係合するようにさ
れた第2滑り板32と、第2滑り板32に関連し、第2
ピン48を第2位置指示トラック52の第1傾斜分岐5
6から第2傾斜分岐58まで、その逆も同様に、案内す
る第2切替え装置22と、第2滑り板32に関連し、第
3ピン50を第3位置指示トラック54の第1傾斜分岐
60から第2傾斜分岐62まで、その逆も同様に、案内
する第3切替え装置22と、第1滑り板28および第2
滑り板28に関連して動作し、第1滑り板28および第
2滑り板32を第1固定板26の第1細長い溝穴34に
対して垂直な方向に直線移動させるアクチュエータ24
であって、第1滑り板28および第2滑り板32の直線
移動が第1ピン36、第2ピン48、および第3ピン5
0をそれぞれ第1位置指示トラック38、第2位置指示
トラック52、および第3位置指示トラック54に沿っ
て移動させ、往復台16を昇降させるアクチュエータ2
4とを備えている昇降システム10。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明は、第1傾斜分岐お
よび第2傾斜分岐を有する少なくとも1つの位置指示ト
ラック、および当該位置指示トラックに係合する少なく
とも1つの案内ピンを含み、往復台に関連するトラック
内ピン位置指示装置と、案内ピンに前記位置指示トラッ
クの前記第1傾斜分岐および前記第2傾斜分岐をたどら
せるために、前記トラック内ピン位置指示装置に関連す
る切替え装置と、前記トラック内ピン位置指示装置を作
動して前記往復台を昇降させるために、前記トラック内
ピン位置指示装置に関連して動作するアクチュエータと
を備えていることを構成的特徴とする。したがって、位
置決めシステムにとってカートリッジ・アクセス装置を
カートリッジの配列を横断して移動させ、位置決め精度
を上げて当該カートリッジ・アクセス装置の整列不良に
よる誤差を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジュークボックス・データ保存システムに使用
して媒体アクセス装置を昇降させるのに使用できる、本
発明による昇降システムの斜視図である。
【図2】図1に示すジュークボックス・データ保存シス
テムの立面図による左側面図であり、左側の滑り板およ
び固定板を除去して滑り板アクチュエータ・システムを
一層明瞭に示してある。
【図3】ジュークボックス・データ保存システムの平面
図である。
【図4】左側滑り板の立面図による左側面図である。
【図5】右側滑り板の立面図による右側面図である。
【図6】左側滑り板にある切替え装置の斜視図である。
【図7】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分岐
部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立面
図である。
【図8】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分岐
部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立面
図である。
【図9】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分岐
部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立面
図である。
【図10】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分
岐部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立
面図である。
【図11】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分
岐部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立
面図である。
【図12】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分
岐部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立
面図である。
【図13】切替え装置が位置指示トラックの上部傾斜分
岐部と下部傾斜分岐部との間でピンを導く仕方を示す立
面図である。
【図14】3つの傾斜分岐部および2つの切替え装置を
備えて昇降量を増大する左側滑り板の代りの実施形態の
立面図による左側面図である。
【図15】図14に示す左側滑り板と共に使用できる右
側滑り板の代りの実施形態の立面図による右側面図であ
る。
【符号の説明】
10 昇降システム 16 往復台 20 トラック内ピン位置指示装置20 22 切替え装置 24 アクチュエータ 25 パドル部 26 固定板 28 滑り板 34 溝穴 36 案内ピン 38 位置指示トラック 40 第1傾斜分岐 42 第2傾斜分岐 44 溝穴 46 溝穴 48 案内ピン 50 案内ピン 52 位置指示トラック 54 位置指示トラック 56 第1傾斜分岐部 58 第2傾斜分岐部 60 第1傾斜分岐部 62 第2傾斜分岐部 89 ゲート部材 91 切替え部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復台(16)を昇降させるための昇降
    システムにおいて、 第1傾斜分岐(40)および第2傾斜分岐(42)を有
    する少なくとも1つの位置指示トラック(38)、およ
    び位置指示トラック(38)に係合する少なくとも1つ
    の案内ピン(36)を含む、往復台(16)に関連する
    トラック内ピン位置指示装置(20)と、 案内ピン
    (36)に位置指示トラック(38)の第1傾斜分岐
    (40)および第2傾斜分岐(42)をたどらせるため
    に、トラック内ピン位置指示装置(20)に関連する切
    替え装置(22)と、 トラック内ピン位置指示装置(20)を作動して往復台
    (16)を昇降させるために、トラック内ピン位置指示
    装置(20)に関連して動作するアクチュエータ(2
    4)とを備えていることを特徴とする昇降システム。
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