JPH11273023A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH11273023A
JPH11273023A JP7040198A JP7040198A JPH11273023A JP H11273023 A JPH11273023 A JP H11273023A JP 7040198 A JP7040198 A JP 7040198A JP 7040198 A JP7040198 A JP 7040198A JP H11273023 A JPH11273023 A JP H11273023A
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track
magnetic tape
magnetic
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JP7040198A
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Hiromi Matsushige
博実 松重
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なるフォーマットの磁気テープデータの記
録再生を1つの磁気ヘッドで行うこと。 【解決手段】 磁気テープの走行方向に対して間隔をも
って配置した記録用の電磁変換素子6a…及び8a…
と、該電磁変換素子6a…及び8a…間に配置した再生
用の電磁変換素子7a…とを設け、前記記録用電磁変換
素子6a…の磁気変換幅をトラック幅WTとし、再生用
電磁変換素子8a…及び記録用電磁変換素子6a…の磁
気変換幅をトラック幅WT/2と構成し、磁気テープの
走行方向によって記録再生変換素子を切り替えることに
より、複数のテープ記録フォーマットの異なる記録デー
タ情報を1つの磁気テープ装置で容易に実現し得る磁気
ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを媒体
とする磁気記録データの記録再生を行う磁気ヘッドに係
り、特にトラックフォーマットの異なる磁気テープのデ
ータ記録再生を行うことができる磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に情報を記録再生する磁気テープ記
憶装置は、記憶容量の増大の要求により高記録密度化が
進み、磁気テープ上の記録トラック数が増加する傾向に
ある。これら磁気テープ装置は、従来フォーマットと互
換を持たせることが要求されるため、磁気テープ装置の
大容量化は、高密度記録化より比較的記録容量の増大が
可能なトラック幅を狭くした高密度トラック化により大
容量化が図られてきている。
【0003】この互換性確保のため情報交換用磁気テー
プカートリッジ情報記録様式(トラックフォーマット)
は規格化されており、リニアトラックのパラレル記録方
式の磁気テープ装置では、欧州規格ECMA/TC17/19/20と
して、例えば、磁気テープ幅12.7mm/18トラックの
記録トラック/データ密度1491cpmm/各記録トラックの
幅0.540mmが規格されている。この後継機では、米国規
格マメリカンナシナルスタンダードX3B/91―305とし
て、磁気テープ幅12.65mm/36トラックの記録トラッ
ク/データ密度が1491cpmm/各トラック幅、0.285mmが規
格されている。
【0004】一方リニヤトラックをサーペンタイン上に
記録・再生を行う磁気テープ装置では、欧州規格ECM
A−231(1994)及び国際標準規格ISO/IEC DIS 14833とし
て、磁気テープ幅12.7mm/128トラックの記録トラッ
ク/データ記録密度1230cpmm/各記録トラック幅0.076
2mmと規格され、欧州規格ECMA-259(1997)及び国際標準
規格ISO/IEC DIS15896では、磁気テープ幅12.7mm/20
8トラックの記録トラック/データ記録密度1230cpmm/
各記録トラック幅0.043 18mmと規格化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による異
なる記録フォーマット、例えば18/36トラックフォ
ーマットで記録された二種類の磁気テープを1つの磁気
テープ装置で再生しようとすると、少なくとも36トラ
ックの対応した電磁変換系を有する再生ヘッドを持つ装
置が必要である。この再生ヘッドの電磁変換素子と規格
に準拠して記録されたテープ上の記録トラックの関係
は、図3に示す様に、磁気テープ1の18トラックフォ
ーマット上のトラック幅WTのトラック幅に対して2列
に配置された複数の再生用電磁変換素子7a,7b〜7
nと、磁気テープ1を順方向(矢印4方向)搬送時に3
6トラック幅データの記録を行う順方向用記録電磁変換
素子10a,10b〜10nと、磁気テープ1を矢印5
方向の逆方向搬送時に36トラック幅データの記録を行
う順方向用記録電磁変換素子8a,8b〜8nとを設
け、18トラックデータを2つの再生用ヘッド7a、7
bのいずれか片方の電磁変換素子で再生する様に構成さ
れていることにより、18トラック記録テープとのリー
ド互換が保証されている。尚、36トラック磁気テープ
媒体の順方向用記録電磁変換素子10a〜10n及び逆
方向用記録電磁変換素子8a〜8nのトラック幅は、3
6トラックの記録トラックに対応しているため、18ト
ラック用記録電磁変換素子の記録トラック幅の1/
2(:幅WT/2)である。
【0006】しかしながら、図3に示した構成の磁気ヘ
ッド構成では36トラックフォーマットの磁気テープデ
ータを18トラックフォーマットで書き込むことはでき
ないものであった。これは、図3に示す様に、36トラ
ック磁気テープ媒体の順方向用記録電磁変換素子10
a,10b〜10n及び逆方向用記録電磁変換素子8
a,8b〜8nのトラック幅が36トラックの記録トラ
ックに対応してWTの半分の幅のため、該36トラック
用記録電磁変換素子で記録トラック幅が36トラックの
2倍に相当する18トラックの記録トラック幅WTのデ
ータを記録することができないためである。
【0007】従って、従来技術において18トラックフ
ォーマットの磁気テープデータを36トラックフォーマ
ットの磁気テープに記録するためには18及び36トラ
ックの両磁気テープ装置を準備しなければならないと言
う不具合があった。即ち、従来技術においては、18ト
ラック用磁気テープ装置と36トラック磁気テープ装置
を混在で使用しているサイトや、18トラック磁気テー
プ装置しかないサイトへのデータ受け渡しのためには、
36トラック用磁気テープ装置と、18トラック用磁気
テープ装置の2種類の磁気テープ装置を常に用意し、3
6トラックのデータ受け渡しが必要な場合は36トラッ
クの磁気テープ装置で、18トラックでデータの受け渡
しが必要な場合は18トラックの磁気テープ装置と磁気
テープフォーマットにより装置の使い分けを行わなけれ
ばならないと言う不具合があった。 本発明の目的は、
前記従来技術による不具合を除去することであり、記録
トラックの幅が異なる複数種類の磁気記録媒体を同じ装
置で記録再生することが出来る磁気ヘッドを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、磁気テープを走行しながら該磁気テープの複
数トラックにトラック幅WT及びまたはトラック幅WT
/2のデータの記録再生を行う磁気ヘッドにおいて、前
記磁気テープの走行方向に対して間隔をもって配置した
第1及び第2の電磁変換素子と、該第1及び第2の電磁
変換素子間に配置した第3の電磁変換素子とを備え、前
記第1及び第2の電磁変換素子の一方がトラック幅WT
の磁気変換幅を持ち、他方がトラック幅WT/2の磁気
変換幅を持つことを第1の特徴とする。
【0009】また本発明は、該第1の特徴の磁気ヘッド
において、前記第1及び第2の電磁変換素子がトラック
幅WT/2の磁気変換幅を持つ電磁変換素子であり、第
3の電磁変換素子がトラック幅WTの電磁変換素子であ
ることを第2の特徴とする。
【0010】更に本発明は、該第2の特徴の磁気ヘッド
において、前記第1又は第2の電磁変換素子が、磁気テ
ープ走行方向に応じた切り替えによりデータの記録を行
うことを第3の特徴とする。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明による磁気ヘッドの
一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
実施形態による磁気ヘッドの電磁変換素子の配置関係を
説明するための図、図2は図1に示したヘッド素子構成
に対応したトラックフォーマットを説明するための図で
あり、図2(a)は磁気テープ媒体を順方向走行(矢印
4方向)に記録ヘッド素子6a,6b〜6nで記録した
18トラックの記録フォーマットを示し、図2(b)は
磁気テープ媒体を逆方向走行(矢印5方向)に記録ヘッ
ド素子8a、8b…8nで記録トラック幅WTを1/2
幅の下側を重ね書きした36トラックの記録フォーマッ
トを示す図である。
【0012】図1に示す磁気ヘッド9は、磁気テープの
走行方向に対して間隔をもって配置した記録用電磁変換
素子6a,6b…6n及び記録用電磁変換素子8a,8b…8
nと、該電磁変換素子6a,6b…6n及び8a,8b…8n
間に配置した再生用電磁変換素子7a,7b…7nとを備
える。前記記録用電磁変換素子6a,6b…6nは、18
トラック幅(幅WT)の磁気変換幅を持ち、磁気テープ
の順方向(矢印4)走行時にデータを記録する素子であ
り、記録用電磁変換素子8a,8b…8nは、36トラッ
ク幅(幅WT/2)の磁気変換幅を持ち、磁気テープの
逆方向(矢印5)走行時にデータを記録する素子であ
り、電磁変換素子7a,7b…7nは、36トラック幅の
磁気変換幅を持つデータ再生用の電磁変換素子である。
即ち、前記再生用電磁変換素子7a,7b…7n個々及び
記録用電磁変換素子8a,8b…8n個々の磁気的に記録
又は再生が可能な磁気変換幅は、36トラック幅(WT
の1/2幅)であり、記録用電磁変換素子6a,6b…6
nの1/2幅である。該再生用電磁変換素子7a,7b…
7nは、記録用電磁変換素子6a,6b…6nのトラック
幅の対して実質的に1/2のトラック幅を有し、図1の磁
気テープ媒体の順/逆走行方向4又は5からみた時に互
いに重ならないような位置関係に配置され、記録用電磁
変換素子6a,6b…6nは、逆方向走行で記録を行う記
録用電磁変換素子8a,8b…8nに対しトラック幅に対
し実質的に2倍のトラック幅を有する様に構成してい
る。このデータの記録再生を行う磁気ヘッド9は、複数
トラックに対しデータをパラレルに記録・再生を行う構
成である。
【0013】この磁気ヘッド9は、18トラックフォー
マットのデータ記録を行う場合、磁気テープを矢印4方
向の順方向搬送した状態で記録用電磁変換素子6a,6b
…6nを用いて図2(a)に示す如く記録トラック幅W
Tのトラック2a〜2nのデータ記録を行い且つ電磁変
換素子7a等により再生してリードアフターライトチェ
ックを行い、18トラックフォーマットのデータ再生を
行う場合は、磁気テープを順又は逆方向に搬送した状態
で再生用電磁変換素子7a,7b…7nを用いてデータ再
生を行う。このリードアフターライト及びデータ再生時
に使用される再生用電磁変換素子7a,7b…7nは、W
T幅の1トラックに対してどちらか一方の素子を使用
し、例えば図1の素子7a及び7bが位置づけられたト
ラックデータの再生は素子7a又は7bの一方を用いて
行う。この様に本実施形態による磁気ヘッド9は、前記
トラック2a〜2nのデータ再生を該トラック幅の1/
2幅の素子7a等を用いて再生するものであり、これは
磁気ヘッド素子が該当トラックの一部に当接してればデ
ータを再生できる磁気特性を利用している。
【0014】また本磁気ヘッド9は、36トラックフォ
ーマット(幅WT/2)のデータ記録を行う場合、まず
磁気テープを順方向(矢印4)に移動しながら18トラ
ック幅の記録用電磁変換素子6a,6b…6nを用いて記
録トラック幅WTのデータ記録を行い、磁気テープが終
端に達してから磁気テープを逆方向に回転して記録用電
磁変換素子8a,8b…8nを用いて36トラック幅のデ
ータ記録を行う。この磁気テープ逆方向搬送時のデータ
記録は、順方向搬送時に記録したトラック幅WTの半分
を上書き(オーバーライト)して行う。即ち、本実施形
態による磁気ヘッド9の36トラックデータ記録は、図
3(b)に示す如く順方向搬送時にトラック幅WT、例
えばトラック3a及び3bにまたがったデータ記録を行
い、逆方向走行時にトラック幅WTの1/2幅のトラッ
ク3b,3d〜3nのデータ上書きを行うことにより、
正逆方向の36トラックフォーマットのデータ記録を行
う。
【0015】この様に本実施形態による磁気ヘッドは、
18及び36トラックフォーマットの磁気テープデータ
の記録再生を行うことができる。
【0016】図4は、前記磁気ヘッドを用いた磁気テー
プ装置の概略回路構成を示すブロック図である。本磁気
テープ装置は、磁気テープ1へのデータの書き込み及び
読み取り動作を行うドライブ制御部11と、該ドライブ
制御部11の制御及び上位装置13とのコマンドやデー
タの受渡しを制御するシステム制御部12とを備える。
該ドライブ制御部11は、磁気テープ1をリールモータ
14により矢印4又は5方向に磁気テープ1を走行させ
る。この磁気テープ媒体1の走行経路には、データ記録
再生を行う前記実施形態による記録・再生ヘッド9が配
置されており、磁気テープ媒体1の矢印向4(順方向)
に対して記録用電磁変換素子6a等を用いて18トラッ
クフォーマットのトラック幅でデータを磁気テープ媒体
1に記録し、再生ヘッド素子7a又7bを用いて再生エ
ラーチェックを行う。
【0017】本装置は、前述した様に磁気テープ媒体の
逆方向走行(矢印5)に対して記録用電磁変換素子6a
他を用いて記録したトラック幅に対し約1/2幅ギャッ
プ幅の記録用電磁変換素子8a他を配置しており、磁気
テープの順方向走行で記録された各々の記録トラックに
対し1/2のトラック幅をオーバーライトすることによ
り36トラックフォーマットの記録データを磁気テープ
1上に記録するものである。本回路は、前記磁気テープ
上に記録したデータを再生ヘッド素子7a、7bを用い
て読取りスイッチ15を介していずれか一方の再生磁気
変換素子からの読み取り信号を再生信号増幅回路16に
入力し、該再生信号増幅回路16を用いて入力した読み
出し信号の増幅を行ない、システム制御部12に増幅し
た信号を送る。尚、前記スイッチ15及びリールモータ
14は、線19及び20を介してドライブを制御するプ
ロセッサ18により制御される。
【0018】更に本回路は、システム制御部12が上位
装置13から送られてきた記録情報をデータ変調回路2
5に転送し、データ変調回路25を用いて記録情報は作
業メモリを用いて誤り訂正符号を付加した後、ドライブ
制御11の記録増幅回路17に送信し、プロセッサ18
により磁気テープ媒体が順方向走行時、プロセッサー1
8により選択されたスイッチ15のa端子を介して、記
録ヘッド6により磁気テープ媒体1に上位装置13から
送られてきた記録情報を記録する。
【0019】また本回路は、プロセッサー18により磁
気テープが逆方向走行時、プロセッサー18により選択
されたスイッチ15のb端子を介して、記録ヘッド素子
8a他により磁気テープ1に上位装置13から送られた
きた記録情報を記録する。更に本回路は、ドライブ制御
部11の再生増幅回路16により増幅されて送られてき
た信号をデータ弁別回路22とテープフォーマット検出
回路24に送り、データ弁別回路22を用いたデータ弁
別後に復調回路23にて復調回路で復調し且つエラーを
チェックし、正常に読み出されたデータを上位装置13
に転送する。このときデータフォーマット検出回路24
は、磁気テープ媒体上に記録されたDENSITY ID MARK、I
D SEPARATOR MARK, IBG等のフォーマット信号を検出
し、線26を介してこれらフォーマット信号をプロセッ
サー27に報告する。プロセッサ27は、フォーマット
検出信号及び上位装置13からのデータ書き込み/読み
出し指示をドライブ制御部のプロセッサー18に指示す
る。
【0020】該プロセッサー18は、テープの巻き半径
信号21及びプロセッサー27の指示により、スイッチ
回路15への磁気ヘッドの記録・再生ヘッドの選択する
制御し且つリールモータ14へ磁気テープ1の走行を制
御する。
【0021】前記磁気テープの先頭部分には、図5
(a)に示す様に18トラックフォーマットで記録され
た磁気テープ媒体か/36トラックフォーマットで記録
された磁気テープ媒体かを示す”DENSIT ID MARK”に続
き”ID SEP”,”IBG”及び、ユーザデータである”BLOC
K”が配置されている。このためプロセッサー27は、
磁気テープ装置に磁気テープ1がロードされ、上位装置
13から情報記録命令をプロセッサ27が受け取るとプ
ロセッサー18に線20を通してリールモータ14は磁
気テープ媒体1を順方向に走行させ、線19通してスイ
ッチ回路15により選択された再生用電磁変換素子7a
を用いて磁気テープ上に記録された”DENSITID MARK等
のフォーマット情報を読み出し、読み出されたフォーマ
ット情報によりシステム制御部12のフォーマット検出
回路24がDENSIT ID MARK領域に記録したグループ単位
のパターン信号(例えば、18トラックフォーマットで
はA Zone=T,B Zone=1,C Zone=1,D Zone=T,E Zone=T,F Z
one=1:T=Tone Pattern,1=ALLs1Pttern)により記録フォ
ーマットを判定し、判定結果を線26を通してプロセッ
サ27に報告する。該プロセッサ27は、判定結果が1
8トラックフォーマットであれば、上位装置13から送ら
れてきた情報を磁気テープ1の物理的に終了位置を表す
EoT(End Tape Mark)付近まで上位装置13から送ら
れてきた情報を磁気テープ1に記録する。このテープ1
の終了位置までテープが巻かれた場合、プロセッサー1
8が該終端をリールモータ14のリールの磁気テープ巻
き半径値信号を線21を介して検出し、検値した結果か
らリール半径を算出し、磁気テープ媒体フルー近くまで
記録された場合、システム制御部12のプロセッサ27
へ報告する。プロセッサー27は磁気テープがEOT付
近である情報を受け取ると、磁気テープ上のデータの終
了位置を表すダブルテープマークTMを記録後、磁気テ
ープ1の巻き戻し指示をプロセッサ18に指示して概磁
気テープ1へのデータ記録作業を終了する。
【0022】上記フォーマット検出回路24の判定結果
が36トラックフォーマットあることを指示されるとプ
ロセッサ18は、半径計測によりプロセッサが物理EO
T付近まで記録情報が磁気テープ1上に記録されたこと
を認識すると、磁気テープ1の物理的なEOT付近に図5
(b)に示すように磁気テープの折り返し位置を示すラ
ップマークを3個所(WRAP1,WRAP2,WRAP3)記録し、プ
ロセッサー18がリールモータ14及び、スイッチ回路
15は端子b側に選択指示し、磁気テープ媒体を逆方向
に切り替え36トラックをフォーマットを記録する。
【0023】従って、磁気テープ上に記録されたDENSTY
ID MARk情報により18トラックフォーマットは磁気テ
ープ1の順方向走行側に設けられた幅広ヘッドギャップ
の記録用ヘッドで18トラックフォーマットを記録し、
DENSTY ID MARk情報により36トラックフォーマット
は、幅狭ヘッドギャップの記録用ヘッドで18トラック
ファーマッドの記録トラックに対して磁気テープ媒体の
逆方向走行で1/2をオーバーライトすることにより36
トラックフォーマットテープを作成する事が出来る。こ
のため、本実施形態を適用した装置によれば、複数種類
の磁気テープ媒体を同じ磁気記憶装置で記録・再生で
き、具体的には18トラックフォーマットによる磁気テ
ープカートリッジと36トラックフォーマットによるカ
ートリッジもデータを記録再生でき、複数の磁気記憶装
置を保持する必要がなくなる。
【0024】この様に本実施形態による磁気テープ装置
は、テープ記録媒体の順/逆方向走行記録により記録・
再生を行うため、外側に離れた平行2つの記録電磁変換
素子と、2つの記録電磁変換素子の間に設けられた再生
電磁変換素子を有し、磁気テープ媒体を順方向走行で記
録する記録電磁変換素子のトラック幅を逆方向走行で記
録を行う記録電磁変換素子のトラック幅より広くした磁
気電磁変換素子構成にした記録用電磁変換素子により、
18トラックフォーマットの順方向走行の記録に対して
は、幅広電磁変換素子で記録することにより18トラッ
クフォーマットテープを作成し、36トラックフォーマ
ット記録時は、磁気テープ媒体を順方向側の18トラッ
クの記録トラックに対応したトラック幅で記録後、18
トラックファーマットの各トラック上にそれぞれ割り当
てられた2つの電磁変換素子の内の一方の電磁変換素子
を一組の再生電磁変換素子でエラーチェックを行い、3
6トラック独自の逆方向記録では18トラックフォーマ
ットの1/2トラック幅に相当する逆方向走行の記録電磁
変換素子に切替え、18トラックフォーマットの1/2ト
ラックを上書き記録後、18トラックファーマットの各
トラック上にそれぞれ割り当てられた2つの電磁変換素
子の内の上記記録に平行は位置された再生電磁変換素子
でエラーチェックを行いう様に構成したことにより、順
方向走行による18トラックフォーマットと、順/逆方
向走行による36トラック幅のデータを記録・再生を出
来るようにした磁気ヘッド構成及び、電磁変換素子の切
替え手段により異なる情報記録様式での情報データを1
つの磁気記憶装置で記録再生することができる。
【0025】次に本発明の他の実施形態による磁気ヘッ
ドを図6及び図7を参照して説明する。図6は、本実施
形態による複数のトラックを単数又は複数の記録・再生
を行う磁気ヘッド用いて、一トラック或は複数トラック
単位でトラックを記録するサーペンタイン記録再生を行
う記録再生ヘッド表面の配置構成の一例を示す図であ
る。図7は、図6の単数ヘッドに対応し、磁気ヘッドを
磁気テープの走行方向(矢印4又は5)に対し磁気ヘッ
ドを垂直方向21にトラック幅TW単位で動かし従来フ
ォーマットのトラック幅を記録した記録トラックを図7
(a)に、図6の磁気ヘッドを磁気テープ媒体の走行方
向(矢印4又は5)に対して磁気ヘッドを従来フォーマ
ットのトラック幅TWに対して1/2幅で矢印21方向
に動かしながら従来フォーマットの倍のトラック密度を
記録した記録トラックを図7(b)に示す。
【0026】図6に示した磁気ヘッドと図1の磁気ヘッ
ドとの相違点は、図1構成が磁気テープ走行方向に対し
て間隔をもって配置された平行な2つの記録用電磁変換
素子及び該素子間に配置した再生用電磁変換素子7の代
わり、テープ順方向に沿って幅WT/2の再生用電磁変
換素子7,幅WTの記録用電磁変換素子6,幅WT/2
の再生用電磁変換素子8を順に配置し、該磁気ヘッドを
磁気テープ走行と直行方向(図中の上下方向)に移動自
在に構成し、データの記録再生に際して該磁気ヘッドを
該上下方向に移動することである。
【0027】即ち図6に示した磁気ヘッドは、磁気テー
プ1の順方向走行(矢印4方向)で1トラック(幅T
W)ずつ記録を行う記録電磁変換素子6と、該変換素子
6の記録トラック幅TWに対して実質的に1/2のトラ
ック幅(幅TW/2)の再生電磁変換素子7と、同様の
トラック幅TW/2で磁気テープ1の逆方向走行(矢印
5方向)時に1トラックずつデータの再生を行う再生電
磁変換素子8とを備える。該記録電磁変換素子6に対応
する再生電磁変換素子8は記録トラック幅TWに対して
実質的に1/2のトラックを有しする構成となってお
り、例えば、図7(a)示す18トラックフォーマット
の記録トラック幅WTに対しては、磁気テープ順走行方
向(矢印4)で電磁変換素子6が記録トラック2aを記
録し、該記録電磁変換素子に対応する再生電磁変換素子
7でエラーチックを行い、磁気テープ逆走行方向(矢印
5)で磁気ヘッドを図6上で磁気テープ走行方向と直角
方向にトラック幅WTだけ磁気ヘッド(図6)を移動す
ることにより記録トラック2bを記録し、記録電磁変換
素子6素子に対応する再生電磁変換素子8を用いてエラ
ーチェックすることにより従来フォーマットの記録・再
生を行うことができる。36トラックフォーマットは、
磁気テープ1の順走行方向(矢印4)で18トラックフ
ォーマッドで記録し、磁気テープ媒体の逆方向走行方向
(矢印5)で磁気ヘッド図6をテープのトラックWTの
1/2だけ磁気テープ走行方向と直角方向に磁気ヘッド
を移動することにより、18トラックフォーマッドTW
を1/2幅の下側を重ね書きすることにより、36トラ
ックフォーマット記録・再生を行う。尚18or 36フォ
ーマットをサーペンタインで記録する為の磁気ヘッドの
位置制御は、磁気テープ上に記録されたサーボトラッキ
ング信号とを用いて容易に制御することが出来る。尚、
前述の各実施形態においては18/36トラック対応の
磁気ヘッド等について説明したが、本発明は、18/3
6トラックのテープフォーマットに限定されるみとがな
く各種各々のトラックの組み合わせに適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0028】また本発明は、次に述べる実施形態とても
表すことができる。 <実施形態1> 磁気ヘッドであつて、外側に離れてい
る平行な二つの電磁変換素子と平行な二つの第1及び第
2の電磁変換素子の間に設けられた第3の電磁変換素子
を有し、外側の二つの電磁変換素子幅のうち一方を他方
の電磁変換素子トラック幅より広くした磁気ヘッド又
は、外側の電磁変換素子トラック幅に対して中間の電磁
変換素子トラック幅を広くしたことを特徴とする磁気ヘ
ッド。
【0029】<実施形態2> 磁気テープ媒体上に複数
電磁変換素子によって、複数の記録トラックを同時に、
記録・再生を行う磁気記録再生装置において、第1及
び、第2が記録用電磁変換素子であり、第3が再生用電
磁変換素子から構成される前記電磁変換素子が、前記記
録トラックの走行方向において重なり合わない位置に設
置され、前記トラックの走行方向により、第1または、
第2の記録用電磁変換素子及び、第3の再生用電磁変換
素子を切り替えてデータを記録・再生することを特徴と
する磁気記録データ再生装置。
【0030】<実施形態3> 媒体上の一トラックに対
応する前記再生用電磁変換素子が、複数の再生ヘッドに
配置されていることを特徴とする実施態様2記載のデー
タ記録再生装置。 <実施形態4> 前記電磁変換素子の切替えが、前記複
数記録・再生ヘッドを切り替えることを特徴とする実施
態様2記載のデータ記録再生装置。 <実施形態5> 磁気テープ媒体上に設けられた複数の
記録トラックに対して、複数又は、単数の電磁変換素子
によってデータ記録・再生を行う磁気記録再生装置にお
いて、第1及び、第2が再生用電磁変換素子であり、第
3が記録用電磁変換素子から構成される請求項1の電磁
変換素子が、前記トラックの走行方向により、第1また
は、第2の再生用電磁変換素子を切り替えてデータを記
録・再生することを特徴とする磁気記録データ再生装
置。
【0031】<実施形態6> 記録テープ媒体上に設け
られた複数の記録トラックに対して、単体又は、複数の
電磁変換素子を記録テープに対して垂直方向に上下移動
し、複数のトラックの記録・再生を行うサーペンタイン
方式を用いた磁気テープ装置において、現行及び、従来
トラック密度での記録再生を行うに当たって、前記単体
又は、複数の電磁変換素子の上下移動量を記録フォーマ
ットにより切り替えを行うことを特徴とする磁気記録デ
ータ記録・再生方式。
【0032】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、磁気テープの
走行方向に対して間隔をもって配置した第1及び第2の
記録用の電磁変換素子と、該第1及び第2の電磁変換素
子間に配置した第3の再生用の電磁変換素子とを設け、
前記第1及び第2の電磁変換素子の一方がトラック幅W
Tの磁気変換幅を持ち、他方がトラック幅WT/2の磁
気変換幅を持つ様に構成し、磁気テープの走行方向によ
って記録再生変換素子を切り替えることにより、記録ト
ラックの幅が異なる複数種類の磁気記録媒体を同じ装置
で記録再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による磁気ヘッドを説明す
るための図。
【図2】本実施形態による磁気ヘッドのトラックフォー
マットを示し、(a)は18トラックフォーマットの記
録トラックを示す図、(b)は36トラックフォーマッ
トの記録トラック図を示す図。
【図3】従来技術による磁気ヘッドを説明するための
図。
【図4】本発明による磁気ヘッドに好適な磁気テープ装
置の概略構成を示す図。
【図5】磁気テープ上のBOT付近及びEOT付近に記
録されたテープフォーマット識別マーク信号を説明する
ための図。
【図6】本発明の他の実施形態によるサーペンタイン用
磁気ヘッドを説明するための図。
【図7】サーペンタイン記録におけるフォーマットを示
し、(a)は18トラックフォーマットの記録トラック
を示す図、(b)は36トラックフォーマットの記録ト
ラックを示す図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを走行しながら該磁気テープ
    の複数トラックにトラック幅WT及びまたはトラック幅
    WT/2のデータの記録再生を行う磁気ヘッドにおい
    て、前記磁気テープの走行方向に対して間隔をもって配
    置した第1及び第2の電磁変換素子と、該第1及び第2
    の電磁変換素子間に配置した第3の電磁変換素子とを備
    え、前記第1及び第2の電磁変換素子の一方がトラック
    幅WTの磁気変換幅を持ち、他方がトラック幅WT/2
    の磁気変換幅を持つことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の電磁変換素子がトラ
    ック幅WT/2の磁気変換幅を持つ記録用電磁変換素子
    であり、第3の電磁変換素子がトラック幅WTの電磁変
    換素子であることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記第1又は第2の電磁変換素子が、磁
    気テープ走行方向に応じた切り替えによりデータの記録
    を行うことを特徴とする請求項2記載の磁気ヘッド。
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