JPH11272948A - 商品収納搬出装置 - Google Patents

商品収納搬出装置

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JPH11272948A
JPH11272948A JP7571998A JP7571998A JPH11272948A JP H11272948 A JPH11272948 A JP H11272948A JP 7571998 A JP7571998 A JP 7571998A JP 7571998 A JP7571998 A JP 7571998A JP H11272948 A JPH11272948 A JP H11272948A
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JP
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product
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unloading
storage
merchandise
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JP7571998A
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Inventor
Shuichi Yajima
秀一 矢嶋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の収納効率およびディスプレイ効果の向
上と、商品購入時の操作性および運転効率の向上とを両
立させることができる商品収納搬出装置を提供する。 【解決手段】 商品収納搬出装置1は、複数種の商品S
を内部に収納する装置本体2と、この装置本体2の前面
に取り付けられた透明パネル3と、搬出口3bと、装置
本体3の外部に設けられ、複数種の商品Sから1つの商
品Sを選択可能であると共に、選択された1つの商品S
を示す選択信号を出力する商品選択手段4と、選択信号
に応じて、選択された1つの商品Sを搬出口3bに搬出
する搬出手段11と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人店舗用の自動
販売機や、有人のコンビニエンスストア用のショーケー
スなどの、商品購入者が実際に販売される商品を前方か
ら視認しながら購入することができる商品収納搬出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無人店舗用の自動販売機は、販売
機本体と、この販売機本体の前面を開閉するメインドア
と、を備えている。販売機本体内には、多数の商品が収
納されており、これらの商品は、商品販売時に搬出機構
によってメインドアの搬出口に搬出される。メインドア
には、実際に販売される商品を視認するための大きな表
面積の透明窓と、コントロールパネルとが設けられてい
る。コントロールパネルには、販売機本体内に収納され
た商品を選択するための選択ボタンや、現金を処理する
ための現金処理部などが取り付けられており、これらの
選択ボタンや現金処理部などの機構部分は、メインドア
の内部側に突出している。商品購入者は、透明窓を介し
て内部の販売される実際の商品を視認し、現金を現金処
理部に投入してから選択ボタンを押すことによって、商
品を購入している。
【0003】また、従来のショーケースは、ケース本体
と、このケース本体の前面を開閉する片開き式または観
音開き式のメインドアと、ケース本体の背面を開閉する
背面扉とを備えている。ケース本体内には、多数の商品
が前後方向に並べて冷却状態や加温状態で収納されてお
り、これらの商品の補充作業は、背面扉を開放すること
によって行われている。メインドアは、大きな表面積の
透明窓を有しており、商品購入者は、この透明窓を介し
て内部の冷却商品(または加温商品)を視認し、メイン
ドアを開放して、購入する商品を取り出す。この後、レ
ジにて支払いを行って商品を購入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無人店舗におい
ては、販売商品の品目数が多いほど販売上、有利である
ため、商品収納量の大きい、言い換えれば収納効率の高
い自動販売機が望まれている。しかしながら、上記従来
の無人店舗用の自動販売機では、コントロールパネルの
機構部分がメインドアから販売機本体の内部に突出して
いるので、これらの分だけデッドスペースを生じ、商品
収納量が低下してしまう。特に、無人店舗では、多数の
自動販売機が配置されるのが通常であるため、自動販売
機1台当りの商品収納量の低下が、全体として大幅な収
納量の低下を招いてしまう。さらに、自動販売機の場
合、コントロールパネルの商品選択ボタンや現金処理部
などがメインドアに配置されているので、この部分を展
示スペースとして活用できないと共に、ショーケースと
比べてデザイン的に劣っている。このため、ディスプレ
イ効果が低いという問題点がある。
【0005】一方、上記従来のショーケースによれば、
商品購入時に、メインドアを開放しないと商品を取り出
すことができないので、商品販売量の増加に伴いメイン
ドアの開放時間が長くなることによって、商品の冷却
(または加温)効率が低下し、運転効率が低下するとい
う問題がある。また、商品購入者にとっては、多品目の
商品を購入する場合に、何度もメインドアを開閉しなけ
ればならず、この開閉動作が煩わしいという問題があ
る。さらに、商品は、手前側のものから順に取り出され
るので、商品販売の進行に伴い、販売可能な商品がショ
ーケースのより奥側に並ぶことになり、商品の取り出し
が難しくなるという問題もある。このような商品購入時
の操作性や運転効率を向上させる方法として、ショーケ
ースの自動化、すなわち上記自動販売機のように、搬出
機構やコントロールパネルをショーケースに取り付ける
ことも考えられるが、上述したようなデッドスペースの
発生による商品収納量の低下やディスプレイ効果の低下
を招いてしまう。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、商品の収納効率およびディスプレイ効果の
向上と、商品購入時の操作性および運転効率の向上とを
両立させることができる商品収納搬出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の商品収納搬出
装置は、複数種の商品を内部に収納する装置本体と、こ
の装置本体の前面に取り付けられた透明パネルと、搬出
口と、装置本体の外部に設けられ、複数種の商品から1
つの商品を選択可能であると共に、選択された1つの商
品を示す選択信号を出力する商品選択手段と、選択信号
に応じて、選択された1つの商品を搬出口に搬出する搬
出手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】この商品収納搬出装置によれば、商品選択
手段が、装置本体とは別個に装置本体の外部に設けられ
ているので、従来のものとは異なり、装置本体内にデッ
ドスペースを生じることがなくなる。これによって、こ
の商品収納搬出装置を従来の自動販売機に適用した場合
には、自動販売機の商品購入時の操作性および運転効率
の良さを損なうことなく、商品の収納効率を向上させる
ことができる。また、透明パネルの全体を商品展示部と
して利用できることで、デザイン的にショーケースに近
づけることができ、ディスプレイ効果を向上させること
ができる。また、透明パネルを手で開放し商品を取り出
さなくても、商品選択手段によって商品を選択すること
により、選択した商品を搬出口まで搬出することができ
るので、この商品収納搬出装置を従来のショーケースに
適用した場合には、ショーケースの商品の収納効率およ
びディスプレイ効果の良さを損なうことなく、商品購入
時の操作性および運転効率を向上させることができる。
したがって、商品の収納効率およびディスプレイ効果の
向上と、商品購入時の操作性や運転効率の向上とを両立
させることができる
【0009】上記において、商品選択手段は、透明パネ
ルより前側に配置されていることが好ましい。
【0010】この商品収納搬出装置によれば、商品選択
手段自体の操作が容易になると共に、透明パネルを介し
て商品を視認する際に、商品選択手段の背後の商品も、
商品選択手段の斜め前方から視認でき、商品選択手段が
商品視認時の障害にはならない。したがって、商品を視
認しながら商品を選択する操作が容易になる。
【0011】また、上記において、商品収納搬出装置
は、他の商品収納搬出装置と連結可能に構成されてお
り、他の商品収納搬出装置は、複数種の商品を内部に収
納すると共に、商品収納搬出装置の装置本体に横方向に
並べて連結可能な装置本体と、装置本体の前面に取り付
けられた透明パネルと、搬出口と、を備え、商品選択手
段は、他の商品収納搬出装置の装置本体に収納された複
数種の商品から1つの商品を選択可能であると共に、選
択された1つの商品を示す他の選択信号を出力し、他の
商品収納搬出装置は、他の選択信号に応じて、選択され
た1つの商品を搬出口に搬出する搬出手段と、商品選択
手段と他の商品収納搬出装置の搬出手段を接続し、他の
選択信号を商品選択手段から他の商品収納搬出装置の搬
出手段に送るコネクタと、をさらに備えることが好まし
い。
【0012】この商品収納搬出装置によれば、1台の商
品収納搬出装置にもう1台を連結できるので、収納する
商品の増減に応じて装置自体を増減することができる。
また、連結した2台の商品収納搬出装置において、1つ
の商品選択手段を操作することにより、2つの装置本体
内の商品が、2つの搬出手段によって2つの搬出口まで
それぞれ搬出される。したがって、1つの商品選択手段
を2台の商品収納搬出装置で兼用でき、製造コストを削
減することができる。
【0013】さらに、上記において、商品選択手段は、
装置本体の両側端より内側の位置と、装置本体とこれに
連結される他の商品収納搬出装置の装置本体とにまたが
る位置とに、装置本体に取り付け可能に構成されている
ことが好ましい。
【0014】この商品収納搬出装置によれば、商品収納
搬出装置が1台の場合には、例えば、商品選択手段を装
置本体の両側端より内側の位置に取り付けることによっ
て、商品選択手段が装置本体の両側端からはみ出すこと
がない。また、2台の商品収納搬出装置を連結した場合
に、商品選択手段を2つの装置本体にまたがる位置に取
り付けることによって、商品選択手段が2台の商品収納
搬出装置のほぼ中央部に位置することになる。これによ
って、2台の商品収納搬出装置内の商品を一望でき、そ
の視認および選択が容易になると共に、連結した2台の
商品収納搬出装置の意匠性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の第1実施形態に係る商品収納搬出装置について
説明する。図1は、本発明を適用した自動販売機を示し
ており、同図に示すように、自動販売機(商品収納搬出
装置)1は、缶ジュースやペットボトルタイプの飲料な
どの実際に販売する商品Sが外部から視認可能な、いわ
ゆるシースルータイプのものである。自動販売機1は、
販売機本体(装置本体)2と、この販売機本体2の前面
を開閉するメインドア(透明パネル)3と、を備えてい
る。メインドア3は、その向かって左側端が販売機本体
2にヒンジ連結された左ヒンジ式のものであり、透明な
断熱ガラス3aを備えている。商品購入者は、商品購入
時に、断熱ガラス3aを介して、自動販売機1内に収納
された商品Sを視認する。メインドア3の前面下部に
は、商品Sを販売するための販売口(搬出口)3bが配
置され、販売口3bの右横には、メインドア3を施錠す
るためのロック機構3cが配置されている。
【0016】図1および図2に示すように、メインドア
3の前面の中央の右端部には、コントロールパネル(商
品選択手段)4が前方に突出した状態で取り付けられて
いる。このコントロールパネル4は、メインドア3とは
別体に製作され、その前面に後付けされている。図1
(a)に示すように、コントロールパネル4の幅は、メ
インドア3の背面側の商品Sを左斜め前方から視認でき
るような適切なものに設定されている。コントロールパ
ネル4は、図示しないボルトおよびナットを介してメイ
ンドア3に固定されており、その固定位置は、コントロ
ールパネル4の右側端がメインドア3の右側端とほぼ面
一になる位置(図1参照)と、コントロールパネル4の
ほぼ右半分がメインドア3の右側端からはみ出す位置
(図3参照)とに変更可能である。
【0017】コントロールパネル4は、その前面上部に
斜め前下がりの斜面部を有しており、この斜面部には、
商品選択部4a、硬貨投入部4bおよびLCD表示器4
cが取り付けられている。この斜面部に取り付けられて
いることによって、商品選択部4aおよび硬貨投入部4
bは、操作が容易であり、LCD表示器4cは、表示内
容の視認が容易である。商品選択部4aには、多数のテ
ンキー式の商品選択ボタンが配置されており、この商品
選択ボタンによって後述する各商品ラック9内に収納さ
れた商品Sを選択できるようになっている。コントロー
ルパネル4の正面部には、紙幣を投入するための紙幣投
入部4dが取り付けられ、さらにコントロールパネル4
内には、図示はしないが、コインセレクタ、ビルバリデ
ータおよび制御回路などが内蔵されている。
【0018】硬貨投入部4bは、上記コインセレクタに
つながっており、コインセレクタは、投入硬貨の金額な
どを検出する。紙幣投入部4dは、上記ビルバリデータ
につながっており、ビルバリデータは、投入紙幣の金額
などを検出する。制御回路は、上記商品選択部4a、コ
インセレクタ、ビルバリデータおよびLCD表示器4c
に電気的にそれぞれ接続されており、商品選択部4aの
商品選択ボタンが押された際に、商品Sが選択されたこ
とを示す選択信号を、後述する払出機構9aおよびエレ
ベータ11などにそれぞれ所定のタイミングで出力す
る。また、制御回路は、コインセレクタおよびビルバリ
データからの投入硬貨および投入紙幣の金額を示す金額
検出信号に応じて、LCD表示器4cを駆動し、投入金
額を表示する。
【0019】図1および図2に示すように、販売機本体
2内には、断熱性を備えた収納庫5が形成されており、
この収納庫5は、断熱性を備えた仕切板6によって上下
2つの収納室5a,5bに仕切られている。仕切板6の
下面前端部には、仕切板6の前端と断熱ガラス3aの間
の間隙を開閉可能なシャッタ6aが取り付けられてい
る。このシャッタ6aは、前後方向に移動可能で、商品
Sの販売時には、必要に応じて間隙を開放し、販売待機
時には、間隙を常時、閉鎖する。上収納室5aは、加温
専用の加温室であり、上収納室5aの天井の後部付近に
は、商品Sを加温するための加温機構7が配置されてい
る。下収納室5bは、冷却および加温兼用の兼用室であ
り、必要に応じて冷却室と加温室に切り換えて使用され
る。この下収納室5bの下側には、商品Sを冷却・加温
するための冷却加温機構8が配置されている。
【0020】図1および図2に示すように、上収納室5
a内には、左右に並んだ4個を1段として上下方向に3
段、合計12個の商品ラック9が収容されている。下収
納室5b内には、左右に並んだ4個を1段として上下方
向に4段、合計16個の商品ラック9が収容されてい
る。各商品ラック9は、前後方向に延びる2列の商品通
路を備えており、これらの商品通路内には、多数の商品
Sが前後方向に収納されている。これらの商品Sのロー
ディング作業は、上記メインドア3を開放して行われ
る。商品通路の前端には、払出口(商品通路の出口)を
開閉する払出機構9aが設けられており、この払出機構
9aは、上記コントロールパネル4内の制御回路に電気
的に接続されている。
【0021】商品Sの販売時には、上記商品選択部4a
の商品選択ボタンが押された際に、この払出機構9aに
よって商品通路内の最前位置の商品(販売商品)Sが1
つ前方に払い出されると共に、販売商品Sの後方の商品
Sが商品通路内の最前位置まで移動し、次回の販売動作
時に販売される販売商品Sとして商品ラック9内に保持
される。このように、商品ラック9内の商品Sは、これ
が空になるまで全て販売可能である。図1に示すよう
に、払出機構9aは、透明な開閉板9b,9bを備えて
おり、商品購入者は、これらの開閉板9b,9bおよび
断熱ガラス3aを介して、商品ラック9内に収納した商
品Sのうちの最前位置の商品Sを前方から視認できる。
【0022】各商品ラック9の前端と断熱ガラス3aの
間には、搬出路10が形成されており、この搬出路10
は、前述した仕切板6の前端と断熱ガラス3aとの間の
間隙を通って上下方向に延びている。図2に示すよう
に、搬出路10内には、エレベータ(搬出手段)11が
配置されており、このエレベータ11は、商品ラック9
から払い出された商品Sを受け止め可能な載置台11a
を備えている。この載置台11は、最上位置の商品ラッ
ク9の付近と販売口3bの付近との間を昇降自在であ
り、商品販売時に、販売すべき商品Sを収納する商品ラ
ック9の付近まで移動し、払い出された商品Sを受け取
り、販売口3bまで搬送する。また、エレベータ11
は、前述したコントロールパネル4の制御回路とケーブ
ル12(図3参照)を介して電気的に接続されている。
【0023】本実施形態の自動販売機1の商品販売時の
動作について説明する。まず、商品購入者は、断熱ガラ
ス3aおよび開閉板9bを介して、商品ラック9の販売
商品Sを視認し、例えば、硬貨を硬貨投入部4bに投入
した後、希望する販売商品Sに対応する商品選択部4a
の商品選択ボタンを押す。これによって、制御回路は、
商品選択信号をケーブル12を介して払出機構9aおよ
びエレベータ11などに送る。エレベータ11は、搬出
路10内を昇降することによって、商品Sを払い出す商
品ラック9の付近まで移動する。次に、払出機構9aが
起動され、商品Sは、エレベータ11の載置台11a上
に払い出され、受け止められる。この後、載置台11a
は、搬出路10内を下降し、商品Sを販売口3bまで搬
送する。これによって、商品Sが販売口3bに販売さ
れ、販売動作が終了する。
【0024】以上のように構成された自動販売機1によ
れば、コントロールパネル4がメインドア3の前面の中
央の右端部に後付けされ、従来の自動販売機と異なり、
販売機本体2の内部に突出する機構部分などがないの
で、販売機本体2内の商品Sの収納効率を向上させるこ
とができる。また、この取付位置に加えて、コントロー
ルパネル4の幅が、背面側の商品Sを左斜め前方から視
認できるような適切なものに設定されているので、メイ
ンドア3のほぼ全体を商品展示部として利用できること
によって、デザイン的にショーケースに近づけることが
でき、ディスプレイ効果を向上させることができる。
【0025】なお、上記第1実施形態においては、払出
機構9aおよびエレベータ11とコントロールパネル4
とをケーブル12で電気的に接続したが、ケーブル12
に代えて、発光素子および受光素子を組み合わせたり光
ケーブルを用いたりすることによって、商品選択信号を
光伝送できるように光学的に接続してもよい。また、コ
ントロールパネル4をメインドア3に取り付ける場合
に、ステーなどを介してメインドア3の前面から浮かせ
た状態で取り付けてもよい。このようにすれば、コント
ロールパネル4の背後の商品Sの視認動作がさらに容易
になる。さらに、商品選択部4aの商品選択ボタンを押
すことによって、販売する商品Sを選択する構成とした
が、これに限らず、商品Sを選択可能な構成であればよ
い。
【0026】次に、本発明の第2実施形態に係る商品収
納搬出装置について説明する。本実施形態は、図3およ
び図4に示すように、前記第1実施形態の自動販売機1
に、別の自動販売機1xを連結したものである。自動販
売機1xは、図示はしないが、自動販売機1とほぼ同様
の構造を有しているので、異なる点についてのみ説明す
る。別の自動販売機1xが自動販売機1と異なる点は、
メインドア3が右ヒンジ式であり、コントロールパネル
4を備えていないことと、メインドア3のロック部が、
図3に示すコントロールパネル4の背後に隠れる位置に
取り付けられていることである。自動販売機1xのロッ
ク部は、コントロールパネル4の背後に隠れる位置に取
り付けられていることにより、自動販売機1のロック部
3cよりも簡易かつ安価な構造になっている。
【0027】図4(b)に示すように、2台の自動販売
機1,1xは、スペーサ13、ボルト14およびナット
15を介して連結されている。スペーサ13は、連結時
に自動販売機1,1x間が所定の間隔となるような厚み
を有する金属製のプレートであり、自動販売機1の販売
機本体2の右側板2aと、自動販売機1xの販売機本体
2の左側板2bとの間に挟み込まれている。ボルト14
は、そのネジ部が右側板2a、スペーサ13および左側
板2bを貫通し、ナット15に螺合することによって、
2台の自動販売機1,1xを堅固に固定している。
【0028】コントロールパネル4は、2台の自動販売
機1,1xのメインドア3,3にほぼ均等にまたがった
状態で自動販売機1のメインドア3にのみ固定されてお
り、これによって、メインドア3,3は、観音開きでき
るようになっている。コントロールパネル4は、2台の
自動販売機1,1xに配置されていることによって、図
4(a)に示すように、コントロールパネル4の背後の
商品Sを、前記第1実施形態の自動販売機1よりも容易
に視認できる。また、連結した自動販売機1,1x全体
の幅は、商品購入者がコントロールパネル4を操作する
際に、左右両端の商品Sを容易に確認できる範囲内の所
定の幅(例えば、1800mm程度)に設定されてい
る。
【0029】コントロールパネル4の制御回路は、自動
販売機1x内の払出機構9aおよびエレベータ(図示せ
ず)にケーブル(コネクタ)12を介して電気的に接続
されており、商品選択部4aの商品選択ボタンはテンキ
ー式で、2台の自動販売機1,1x内の各商品ラック9
の商品Sを選択できる。商品選択ボタンが押された場合
には、前述した第1実施形態と同様に商品Sの販売動作
が行われる。例えば、自動販売機1xの商品Sが選択さ
れた場合には、商品選択信号が自動販売機1xの払出機
構9aおよびエレベータに送られ、商品Sが販売口3b
に販売される。
【0030】以上詳述したように、本実施形態の商品収
納搬出装置1によれば、自動販売機1に自動販売機1x
を連結することによって、商品Sの収納量の増加に適切
に対応することができる。また、2台の自動販売機1,
1xで1つのコントロールパネル4を兼用できるので、
製造コストを削減することができる。さらに、コントロ
ールパネル4を2台の自動販売機1,1xのほぼ真ん中
に配置したので、自動販売機1,1x内の商品Sを一望
でき、その視認および選択が容易になると共に、連結し
た2台の自動販売機1,1xの意匠性が向上する。
【0031】なお、上記第2実施形態においては、1台
の自動販売機1に、別の自動販売機1xを連結するよう
にしたが、これに限らず、例えば、図5に示すように、
連結した自動販売機1,1xに、もう1台の自動販売機
1をさらに連結してもよく、何台もの自動販売機1と自
動販売機1xを連結してもよい。このようにすれば、自
動販売機1と自動販売機1xの連結数を増減することに
よって、商品の収納量の増減により一層、適切に対応す
ることができる。さらに、図6に示すように、コントロ
ールパネル4の形状を幅の狭い縦長のものにしてもよ
い。このようにすれば、商品Sの視認がより一層、容易
になると共に、商品Sの展示部を意匠的にショーケース
により一層、近づけることができる。
【0032】次に、第3実施形態に係る商品収納搬出装
置について説明する。図7は、本発明を適用した自動シ
ョーケース1sを示している。自動ショーケース1s
は、コンビニエンスストアなどの有人店舗で用いられる
ものであり、同図に示すように、3台の自動ショーケー
ス1sが一体に連結されている。自動ショーケース1s
は、前記第2実施形態の自動販売機1,1xとほぼ同様
の構造を備えており、コントロールパネル4の構造のみ
が自動販売機1,1xと異なっている。すなわち、自動
ショーケース1sでは、金銭を取り扱うことがなく、こ
のため、コントロールパネル4の金銭処理に関連する構
造(硬貨投入部、紙幣投入部、コインセレクタおよびビ
ルバリデータなど)が省略されている。これにより、コ
ントロールパネル4は、前述した商品選択部4aやLC
D表示部4cを備えるとともに、全体として小型化され
ている。
【0033】自動ショーケース1sでは、商品選択部4
aの商品選択ボタンが押された場合、前記第2実施形態
の自動販売機1,1xと同様に、商品Sは、商品ラック
9から図示しないエレベータによって販売口3bまで搬
出される。この後、商品購入者は、販売口3bから商品
Sを取り出し、レジなどで支払いを行うことによって、
商品Sを購入している。
【0034】以上のように構成された自動ショーケース
1sによれば、比較的、小型のコントロールパネル4が
メインドア3の前面に取り付けられているだけなので、
従来のショーケースと同様に、商品Sの収納効率および
ディスプレイ効果の良さを損なうことがない。また、商
品選択部4aの商品選択ボタンを押すことによって、自
動ショーケース1s内の商品Sがエレベータにより販売
口3bまで搬出されるので、従来のショーケースとは異
なり、商品購入者はメインドア3を開放することなく、
商品Sを手にすることができる。これによって、自動シ
ョーケース1sの運転効率、例えば、冷却効率や加温効
率などを向上させることができる。さらに、商品購入時
にメインドア3の開放がなくなることに加えて、商品S
が販売口3bまで搬出されるので、従来のショーケース
と異なり、自動ショーケース1s内部の奥側から商品S
を取り出す必要がなくなることによって、商品S購入時
の操作性が向上する。
【0035】なお、上記第3実施形態においては、コン
トロールパネル4がメインドア3に取り付けられている
ものについて説明したが、これに限らず、コントロール
パネル4が自動ショーケース1sに電気的に接続された
状態で、自動ショーケース1sとは別の場所(または物
体)に取り付けられるようにしてもよい。さらに、コン
トロールパネル4側に赤外線などの光線を発射する発光
素子を設け、自動ショーケース1s側に受光素子を設け
ることによって、コントロールパネル4を自動ショーケ
ース1sから完全に取り外せるようにし、取り外したコ
ントロールパネル4から商品選択信号を光信号として自
動ショーケース1s側に送り、これによって商品Sの販
売動作を遠隔操作するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の商品収納搬出装
置によれば、商品の収納効率およびディスプレイ効果の
向上と、商品購入時の操作性および運転効率の向上とを
両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る商品収納搬出装置
を適用した自動販売機を示す(a)横断面図と、(b)
正面図である。
【図2】自動販売機の側面図である。
【図3】第2実施形態に係る商品収納搬出装置を適用し
た自動販売機を示し、2台の自動販売機を連結した状態
を示す正面図である。
【図4】図3の自動販売機の(a)横断面図と、(b)
その連結部の要部詳細図である。
【図5】3台の自動販売機を連結した状態を示す正面図
である。
【図6】コントロールパネルの形状が異なる自動販売機
を示し、(a)自動販売機単独の状態、(b)2台を連
結した状態、(c)3台を連結した状態をそれぞれ示す
正面図である。
【図7】第3実施形態に係る商品収納搬出装置を適用し
た自動ショーケースを、3台連結した状態を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 自動販売機(商品収納搬出装置) 1x 自動販売機(他の商品収納搬出装置) 1s 自動ショーケース(商品収納搬出装置) 2 販売機本体(装置本体) 3 メインドア(透明パネル) 3b 販売口(搬出口) 4 コントロールパネル(商品選択手段) 11 エレベータ(搬出手段) 12 ケーブル(コネクタ) S 商品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の商品を内部に収納する装置本体
    と、 この装置本体の前面に取り付けられた透明パネルと、 搬出口と、 前記装置本体の外部に設けられ、前記複数種の商品から
    1つの商品を選択可能であると共に、選択された前記1
    つの商品を示す選択信号を出力する商品選択手段と、 前記選択信号に応じて、選択された前記1つの商品を前
    記搬出口に搬出する搬出手段と、 を備えることを特徴とする商品収納搬出装置。
  2. 【請求項2】 前記商品選択手段は、前記透明パネルよ
    り前側に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の商品収納搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記商品収納搬出装置は、他の当該商品
    収納搬出装置と連結可能に構成されており、 当該他の商品収納搬出装置は、 複数種の商品を内部に収納すると共に、前記商品収納搬
    出装置の前記装置本体に横方向に並べて連結可能な装置
    本体と、 当該装置本体の前面に取り付けられた透明パネルと、 搬出口と、を備え、 前記商品選択手段は、前記他の商品収納搬出装置の前記
    装置本体に収納された前記複数種の商品から1つの商品
    を選択可能であると共に、選択された前記1つの商品を
    示す他の選択信号を出力し、 前記他の商品収納搬出装置は、 前記他の選択信号に応じて、選択された前記1つの商品
    を前記搬出口に搬出する搬出手段と、 前記商品選択手段と前記他の商品収納搬出装置の前記搬
    出手段を接続し、前記他の選択信号を前記商品選択手段
    から前記他の商品収納搬出装置の前記搬出手段に送るコ
    ネクタと、 をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の商品収納搬出装置。
  4. 【請求項4】 前記商品選択手段は、前記装置本体の両
    側端より内側の位置と、前記装置本体とこれに連結され
    る前記他の商品収納搬出装置の前記装置本体とにまたが
    る位置とに、前記装置本体に取り付け可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の商品収納搬出装
    置。
JP7571998A 1998-03-24 1998-03-24 商品収納搬出装置 Withdrawn JPH11272948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062105A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 中野冷機株式会社 ショーケース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062105A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 中野冷機株式会社 ショーケース

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