JP2001188946A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機において、商品見本を展示してい
る意匠部や、コイン等を投入する操作部の修理、組立、
交換を迅速容易にできるようにする。 【解決手段】 自動販売機１０の意匠部３４は意匠ユニ
ットボックス４８に、操作部３８は操作ユニットボック
ス４０に、それぞれ収納され、これらのユニットボック
ス前の配線はユニットボックス外側のコネクタジョイン
ト４４、５２に接続され、該コネクタジョイント４４、
５２を電源側と着脱自在とすることによって、各ユニッ
トボックスをドアカバー３２から着脱自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、缶入り、あるい
は瓶入りの清涼飲料水、タバコ等を販売するための自動
販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】缶ジュース等を販売するための自動販売
機は、通常、商品を上下方向に重ねて収納する棚を幅方
向に複数列備えてなるラックユニットと、このラックユ
ニットの下側に配置され、該ラックユニットの下端から
投出される商品を受け止めて斜め方向に案内するデリバ
リシュートと、前面が開口され、内部に前記ラックユニ
ット及びデリバリシュートを収納するラック収納スペー
スを備えた収納箱と、この収納箱の内側の、前記ラック
収納スペースの下側に設けられた冷加温機械室と、この
冷加温機械室に設けられた、商品の冷加温のための冷加
温機械と、前記収納箱のラック収納スペースの前面開口
を開閉するように該前面に取り付けられた中扉と、この
中扉及び前記冷加温機械室の前面側を覆うようにして、
前記収納箱に開閉自在に取り付けられたドアカバーと、
このドアカバーの内側面に取り付けられ、透明の展示窓
を介して商品見本等を表示すると共に、商品選択スイッ
チを備えた意匠部と、前記ドアカバーの下側部に取り付
けられ、前記デリバリシュートを経て投出された商品を
ドアカバー前面側から取り出すための商品取出部と、前
記ドアカバーに取り付けられ、商品購入時に、商品の対
価を投入するための操作部と、を備えて構成されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動販売機においては、販売する商品を変更する都度、意
匠部の商品見本を交換する必要があり、又、紙幣や硬貨
選別装置、返却レバー、コイン投入口等を含む操作部は
頻繁に使用することによって故障が発生し易い。

【０００４】上記交換や修理の場合、通常は、ドアカバ
ーを開き、その背面側から前記意匠部における商品見本
を取り換えたり、あるいは、操作部を分解してその場で
修理したりする必要があり、修理が長時間に及ぶ場合
は、自動販売機による販売停止時間が長引いて販売機会
を喪失するという問題点がある。

【０００５】又、通常、前記意匠部の下側に、操作部に
隣接して販促パネルやその照明装置を含む販促部が設け
られているが、これも、広告の内容を変更する都度、ド
アカバーを開いて取り換え工事をしなければならないと
いう問題点がある。

【０００６】更に、上記の操作部は、電子機器や精密機
械が用いられているために、現場での故障箇所の発見、
およびその修理が手間取り、自動販売機の販売停止時間
を更に長くしてしまうという問題点がある。

【０００７】更に又、前記ラックユニットは、自動販売
機の収納箱上面の裏面、即ち天井面に吊り下げて支持さ
れるものであり、これを収納箱から取り出したとき、自
立状態で支持することが困難であるので、ラックユニッ
トの故障・破損時における交換作業が手間取るという問
題点がある。

【０００８】同様に、冷加温機械室に収納されているモ
ータ、コンプレッサ、ヒータ、エバポレータ等の冷加温
機械を修理したり交換したりする場合も、これらが、収
納箱下部に強固に取り付けられているので、その作業に
多大の時間を要してしまうという問題点がある。

【０００９】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、修理や交換が容易で、且つ、作業
性の良い自動販売機を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明は、商品を上下
方向に重ねて収納する棚を幅方向に複数列備えてなるラ
ックユニットと、このラックユニットの下側に配置さ
れ、該ラックユニットの下端から投出される商品を受け
止めて斜め方向に案内するデリバリシュートと、前面が
開口され、内部に前記ラックユニット及びデリバリシュ
ートを収納するラック収納スペースを備えた収納箱と、
この収納箱の内側の、前記ラック収納スペースの下側に
設けられた冷加温機械室と、この冷加温機械室に設けら
れた、商品の冷加温のための冷加温機械と、前記収納箱
のラック収納スペースの前面開口を開閉するように該前
面に取り付けられた中扉と、この中扉及び前記冷加温機
械室の前面側を覆うようにして、前記収納箱に開閉自在
に取り付けられたドアカバーと、このドアカバーの内側
面に取り付けられ、透明の展示窓を介して商品見本等を
表示すると共に、商品選択スイッチを備えた意匠部と、
前記ドアカバーの下側部に取り付けられ、前記デリバリ
シュートを経て投出された商品をドアカバー前面側から
取り出すための商品取出部と、前記ドアカバーに取り付
けられ、商品購入時に、商品の対価を投入するための操
作部と、を有してなる自動販売機において、前記意匠部
を、前記ドアカバーの上部に設けられた展示窓用開口の
内側から着脱自在に取り付けられ、該ドアカバーと前記
中扉との隙間よりも薄い意匠ユニットボックスに収納す
ると共に、該意匠部への配線をまとめて、該意匠ユニッ
トボックスの外側に取り出してコネクタジョイントに接
続し、該意匠ユニットボックスの前面を、前記展示窓用
開口に、これを内側から塞ぐようにして取り付けられる
透明板部材としたことを特徴とする自動販売機により、
上記目的を達成するものである。

【００１１】又、前記操作部を、前記ドアカバーの裏面
に着脱自在に取り付けられ、該ドアカバーと前記中扉と
の隙間よりも薄い操作ユニットボックスに収納すると共
に、前記操作部への配線をまとめて、該操作ユニットボ
ックスの側面に取り出してコネクタジョイントに接続し
た構成としてもよい。

【００１２】更に、前記ドアカバーには、広告等が表示
される販促パネルが取り付けられる販促パネル用開口が
設けられ、この販促パネルを背面から照明する照明装置
を、前記ドアカバーと前記中扉との隙間よりも薄い販促
ユニットボックスに収納すると共に、前記照明装置への
配線をまとめて、該販促ユニットボックスの側面に取り
出してコネクタジョイントに接続し、前記販促ユニット
ボックスは、その前面が前記販促パネルとされ、且つ、
前記ドアカバーの裏面に、前記前面が販促パネル用開口
を塞ぐようにして着脱自在に取り付けてもよい。

【００１３】更に又、前記ラックユニットを、前記ラッ
ク収納スペースに、前面から出入れ自在のラックユニッ
トボックスに収納してなり、該ラックユニットボックス
は、前記収納箱の内側の左右側面に設けられたレールに
より前後方向に移動可能に支持するようにしてもよい。

【００１４】又、前記ラックユニットボックスは、左右
方向に分離可能な複数の小ユニットボックスを一体的に
連結してなり、各小ユニットボックス間は断熱材層を介
して隣接されるようにしてもよい。

【００１５】更に又、前記冷加温機械を、前記冷加温機
械室に、前面から出入れ自在の冷加温ユニットボックス
に収納してなり、該冷加温ユニットボックスの上面に冷
暖気吹出口及び循環空気吸入口を、又、前後面に排熱用
空気出入口をそれぞれ備えると共に、該冷加温機械用配
線をまとめて後面に取り出してコネクタジョイントに接
続してもよい。

【００１６】この発明においては、意匠部が、ドアカバ
ーの裏面に着脱自在の意匠ユニットボックスに収納さ
れ、必要な配線はボックスの側面に取り出してコネクタ
ジョイントに接続しているので、修理や交換時には、意
匠ユニットボックスを、ドアカバーから取り外すと共に
コネクタジョイントも取り外して、新しい意匠ユニット
ボックスを取り付けることによって、交換及び修理のた
めの自動販売機停止時間を極めて短くすることができ
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。

【００１８】図１に示されるように、この実施の形態の
例に係る自動販売機１０は、商品（図示省略）を上下方
向に重ねて収納する棚１２を幅方向に複数列備えてなる
ラックユニット１４と、このラックユニット１４の下側
に配置され、該ラックユニット１４の下端から投出され
る商品を受け止めて斜め方向に案内するデリバリシュー
ト１６と、前面が開口され、内部に前記ラックユニット
１４及びデリバリシュート１６を収納するラック収納ス
ペース２２を備えた収納箱２０と、この収納箱２０の内
側の、前記ラック収納スペース２２の下側に設けられた
冷加温機械室２４と、この冷加温機械室２４に設けられ
た、商品の冷加温のための冷加温機械２６（図４参照）
と、前記収納箱２０のラック収納スペース２２の前面の
開口２８を開閉するように、該前面に取り付けられた中
扉３０と、この中扉３０及び前記冷加温機械室２４の前
面側を覆うようにして、前記収納箱２０に開閉自在に取
り付けられたドアカバー３２と、このドアカバー３２の
内側面に取り付けられ、透明の展示窓を介して商品見本
等を表示すると共に、商品選択スイッチ３３（図２参
照）を備えた意匠部３４と、前記ドアカバー３２の下側
部に取り付けられ、前記デリバリシュート１６を経て投
出された商品をドアカバー３２の前面側から取り出すた
めの商品取出部３６と、前記ドアカバー３２に取り付け
られ、商品購入時に、商品の対価を投入するための操作
部３８と、を有して構成されている。

【００１９】又、前記意匠部３４は、意匠ユニットボッ
クス４８に収納されている。この意匠ユニットボックス
４８は、前記ドアカバー３２と前記中扉３０との隙間よ
りも薄い厚さであって、前記ドアカバー３２の上部に設
けられた展示窓用開口４６の内側から該ドアカバー３２
に着脱自在に取り付けられている。

【００２０】この意匠ユニットボックス４８において
は、例えば、図２に示されるように、商品見本３５を含
むステージユニット３４Ａを照明する蛍光灯３４Ｂ及び
商品選択スイッチ３３への配線５０がまとめられ、ユニ
ットボックス４８の側面の外側でコネクタジョイント５
２に接続されている。

【００２１】前記意匠ユニットボックス４８は、開閉自
在の裏蓋４９Ａが設けられ、該裏蓋４９Ａを開いた状態
で、前記ステージユニット３４Ａ、蛍光灯３４Ｂの清掃
や交換をすることができるようにされている。

【００２２】又、意匠ユニットボックス４８の前面は、
例えばアクリル樹脂製の透明パネルからなる展示窓４９
Ｂとされ、外部から、ステージユニット３４Ａや、裏蓋
４９Ａの前面である電照パネル４９Ｃを視認できるよう
にされている。

【００２３】前記操作部３８は、前記ドアカバー３２の
裏面に着脱自在であって、前記意匠ユニットボックス４
８と同様の厚さの操作ユニットボックス４０に収納さ
れ、又、操作部３８への配線４２はまとめられて、該操
作ユニットボックス４０の側面に取り出してコネクタジ
ョイント４４に接続されている。

【００２４】この操作ユニットボックス４０の裏面は、
前記意匠ユニットボックス４８と同様に開閉自在の裏蓋
４１Ａが設けられ、該裏蓋４１Ａを開いた状態で、操作
部３８を構成する紙幣選別装置３８Ａ、硬貨選別装置３
８Ｂ、の修理を行えるようにされている。

【００２５】又、図３に示される返却レバー３８Ｃ、コ
イン投入口３８Ｄ、紙幣投入口３８Ｅは、予めドアカバ
ー３２側に設けられ、これらが操作ユニットボックス４
０の表面４１Ｂの裏側に取り付けられた硬貨選別装置３
８Ｂや紙幣選別装置３８Ａに連動できるようにされてい
る。

【００２６】図１、図２の符号５４は前記操作ユニット
ボックス４０における硬貨選別装置３８の下端出口の下
方に配置されたコインボックスを示す。

【００２７】更に、この自動販売機１０においては、前
記展示窓用開口４６の下側且つ操作ユニットボックス４
０の横側に隣接して販促ユニットボックス５６が設けら
れている。

【００２８】この販促ユニットボックス５６は、前記意
匠ユニットボックス４８と同様の厚さの箱体であって、
前記ドアカバー３２に設けられた販促パネル用開口５８
に、ドアカバー３２の内側から着脱自在に取り付けられ
ている。

【００２９】この販促ユニットボックス５６の裏面は、
図２に示されるように開閉自在の裏蓋５６Ａとされ、
又、表側面は、販促パネル用開口５８位置で、外部から
視認される広告面となる販促パネル５６Ｂとされてい
る。この販促パネル５６Ｂは表側面に印刷フィルム、紙
が貼られた不透明光透過性樹脂、透明樹脂等から形成さ
れている。

【００３０】又、販促ユニットボックス５６内には、販
促パネル５６Ｂを裏側から照明するための照明装置５６
Ｃが設けられ、この照明装置５６Ｃのための配線５６Ｄ
は、前記裏蓋５６Ａ側に設けられたコネクタジョイント
５６Ｅに接続されている。

【００３１】更に、前記ラックユニット１４は、図４に
も示されるように、前記ラック収納スペース２２に、前
面から出入自在のラックユニットボックス６０に収納さ
れていて、該ラックユニットボックス６０は、前記収納
箱２０における両側面内側に設けられたガイドレールユ
ニット６０Ａによって前後方向に移動可能に支持されて
いる。この場合、ラックユニットボックス６０はガイド
レールユニット６０Ａによる支持力が不十分な場合、図
５に示されるように、収納箱２０の天井面にガイドレー
ルユニット６０Ｂを介して支持するようにしてもよい。
ここで、前記ラックユニットボックス６０の前面は、棚
１２に商品を補給できるように開口され、又ラックユニ
ットボックス６０内には、ラックユニット１４の下側に
連続して前記デリバリシュート１６が配置されている。

【００３２】なお、図４において、デリバリシュート１
６の前面は投出口１６Ａとされ、該投出口１６Ａは、閉
扉状態の前記中扉３０に、上端において水平軸により揺
動自在に支持された断熱揺動扉３０Ａにより覆われてい
て、商品が投出されたとき、該商品が断熱揺動扉１６Ａ
を内側から押し開けて前方の取出口ユニット６２（図１
参照）に投出されるようになっている。

【００３３】又、前記デリバリシュート１６の下側にお
けるラックユニットボックス６０の底面には、冷加温ユ
ニットボックス６４の上端に接続される開口（図示省
略）が形成されていて、温風あるいは冷風が、デリバリ
シュート１６の裏側からラックユニットボックス６０内
に供給され、且つ循環されるようになっている。

【００３４】前記冷加温ユニットボックス６４内には、
前記冷加温機械２６が収納され、且つ、該冷加温ユニッ
トボックス６４は、その左右両側に配置されたガイドレ
ールユニット６４Ａにより前記冷加温機械室２４に前面
から前後方向移動自在に収納されている。

【００３５】この冷加温ユニットボックス６４の前後面
には、排熱用空気出入口６４Ｂが形成され、又、冷加温
機械２６への配線は収納箱２０の背面に設けられた、前
記コネクタジョイント４４、５２と同様のコネクタジョ
イント（図示省略）に接続されている。

【００３６】又、前記取出口ユニット６２も、前記販促
パネル用開口５８の下側位置で、前記ドアカバー３２に
その裏面から取り付けられ、前面の取出口６２Ａから商
品を取出すことができるようにされている。

【００３７】この実施の形態の例に係る自動販売機１０
において、意匠部３４は意匠ユニットボックス４８に、
操作部３８は操作ユニットボックス４０に、又販促パネ
ル５６Ｂ、照明装置５６Ｃは販促ユニットボックス５６
にそれぞれ収納され、且つこれらの必要な配線は各ユニ
ットボックスの側面あるいは裏面に突出しているコネク
タジョイント４４、５２、５６Ｅに接続されているの
で、これらの意匠部３４、操作部３８、販促パネル５６
Ｂ、照明装置５６Ｃ等の交換や修理の際に、ユニットボ
ックスごと取り外して、新しいユニットボックスを取り
付けることによって、自動販売機１０の運転時間を大幅
に中断することなく、迅速に作業を終了することができ
る。

【００３８】又、各ユニットボックス内の部品の修理
は、別途工場等で行うことができるので、自動販売機１
０の設置場所における修理作業は不要である。

【００３９】更に、前記操作部ユニットボックス４０を
堅牢、且つ、鍵付構造としておけば、いわゆる自販機荒
らし等の不法行為による破損を防止することができる。

【００４０】更に、前記意匠ユニットボックス４８にお
いて、展示窓用開口４６に取り付けられる透明パネルか
らなる展示窓４９Ｂは、意匠ユニットボックス４８の前
面部分であり、従って、意匠ユニットボックス４８を交
換することによって、展示窓を容易に変更することがで
きる。

【００４１】同様に、販促パネル用開口５８に取り付け
られた販促パネル５６Ｂも、販促ユニットボックス５６
の前面パネルを兼ねているので、その交換が容易であ
る。又、この自動販売機１０において、組立時には、予
め各ユニットボックスに部品を収納セットしておくこと
によって、組立時間、組立工数を大幅に低減させること
ができる。

【００４２】又、同様に、ラックユニット１４、冷加温
機械２６の組付けも容易に、且つ確実に行うことができ
る。

【００４３】特に、ラックユニット１４は、ラックユニ
ットボックス６０に予め収納してあるので、収納箱２０
に取り付ける前の状態で自立させることができ、組付作
業や、修理作業を大幅に改善することができる。

【００４４】更に、ラックユニット１４は、その棚１２
に清涼飲料水入りの缶や瓶を収納するので、全体として
非常に大きい重量となり、従来はこの重量を、収納箱２
０の天井面において支持していたが、本発明において
は、収納箱２０の左右の両側面においてガイドレールユ
ニット６０Ａ、又必要であれば天井面のガイドレールユ
ニット６０Ｂにより支持しているので、収納箱２０での
支持荷重の分散ができ、収納箱２０の歪みあるいはその
板厚を低減させることができる。

【００４５】更に、この自動販売機１０におけるラック
ユニットボックス６０及び冷加温ユニットボックス６４
は、収納箱２０に代えて、予め壁面に形成されている凹
部内にも容易に取り付けることができるので、いわゆる
ウォールイン自動販売機を構成することができる。

【００４６】なお、上記実施の形態の例において、ラッ
クユニット１４は、図４に示されるように、自販機１０
の前面から見て左側から右側に、左棚１４Ａ、中棚１４
Ｂ、右棚１４Ｃに、断熱仕切壁１５によって仕切られて
いるが、これらは一体的に前記ラックユニットボックス
６０に収納されている。

【００４７】これに対して、例えば図６に示されるよう
に、ラックユニット１４を左右に分割して、左棚１４Ａ
を分割ラックユニットボックス６１Ａ、右側の中棚１４
Ｂ、右棚１４Ｃを分割ラックユニットボックス６１Ｂに
それぞれ収納して、これらを出入自在に連結した状態
で、収納箱２０に収納するようにしてもよい。

【００４８】このようにしておけば、収納箱２０の幅に
合わせて適宜数の棚を分割ラックユニットボックスに収
納した状態で取り付けることができる。

【００４９】

【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、自
動販売機の組立、修理、部品の交換等を迅速に、確実に
実行して、自動販売機の運転停止時間を大幅に低減させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の例に係る自動販売機を示
す分解斜視図

【図２】同自動販売機の外観を示す斜視図

【図３】同自動販売機における各ユニットボックスの裏
蓋を開けた状態を示す分解斜視図

【図４】同自動販売機におけるラックユニットボックス
及び冷加温ユニットボックス部分を示す斜視図

【図５】同ラックユニットボックスの支持構造の他の態
様の要部を示す正面図

【図６】ラックユニットボックスの他の実施の形態を示
す斜視図

【符号の説明】

１０…自動販売機 １２…棚 １４…ラックユニット １５…断熱仕切壁 １６…デリバリシュート ２０…収納箱 ２２…ラック収納スペース ２４…冷加温機械室 ２６…冷加温機械 ２８…開口 ３０…中扉 ３２…ドアカバー ３３…商品選択スイッチ ３４…意匠部 ３４Ａ…ステージユニット ３６…商品取出部 ３８…操作部 ４０…操作ユニットボックス ４１Ａ、４９Ａ、５６Ａ…裏蓋 ４１Ｂ…表面 ４２、５０、５６Ｄ…配線 ４４、５２、５６Ｅ…コネクタジョイント ４６…展示窓用開口 ４８…意匠ユニットボックス ４９Ｂ…透明パネル ５６…販促ユニットボックス ５６Ｂ…販促パネル ５６Ｃ…照明装置 ６０…ラックユニットボックス ６０Ａ、６０Ｂ、６４Ａ…ガイドレールユニット ６１Ａ、６１Ｂ…分割ラックユニットボックス ６２…取出口ユニット ６４…冷加温ユニットボックス ６４Ｂ…排熱用空気出入口

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品を上下方向に重ねて収納する棚を幅方
   向に複数列備えてなるラックユニットと、このラックユ
   ニットの下側に配置され、該ラックユニットの下端から
   投出される商品を受け止めて斜め方向に案内するデリバ
   リシュートと、前面が開口され、内部に前記ラックユニ
   ット及びデリバリシュートを収納するラック収納スペー
   スを備えた収納箱と、この収納箱の内側の、前記ラック
   収納スペースの下側に設けられた冷加温機械室と、この
   冷加温機械室に設けられた、商品の冷加温のための冷加
   温機械と、前記収納箱のラック収納スペースの前面開口
   を開閉するように該前面に取り付けられた中扉と、この
   中扉及び前記冷加温機械室の前面側を覆うようにして、
   前記収納箱に開閉自在に取り付けられたドアカバーと、
   このドアカバーの内側面に取り付けられ、透明の展示窓
   を介して商品見本等を表示すると共に、商品選択スイッ
   チを備えた意匠部と、前記ドアカバーの下側部に取り付
   けられ、前記デリバリシュートを経て投出された商品を
   ドアカバー前面側から取り出すための商品取出部と、前
   記ドアカバーに取り付けられ、商品購入時に、商品の対
   価を投入するための操作部と、を有してなる自動販売機
   において、 前記意匠部を、前記ドアカバーの上部に設けられた展示
   窓用開口の内側から着脱自在に取り付けられ、該ドアカ
   バーと前記中扉との隙間よりも薄い意匠ユニットボック
   スに収納すると共に、該意匠部への配線をまとめて、意
   匠ユニットボックスの外側に取り出してコネクタジョイ
   ントに接続し、該意匠ユニットボックスの前面を、前記
   展示窓用開口に、これを内側から塞ぐようにして取り付
   けられる透明板部材としたことを特徴とする自動販売
   機。
2. 【請求項２】請求項１において、前記操作部を、前記ド
   アカバーの裏面に着脱自在に取り付けられ、該ドアカバ
   ーと前記中扉との隙間よりも薄い操作ユニットボックス
   に収納すると共に、前記操作部への配線をまとめて、該
   操作ユニットボックスの側面に取り出してコネクタジョ
   イントに接続したことを特徴とする自動販売機。
3. 【請求項３】請求項１又は２において、前記ドアカバー
   には、広告等が表示される販促パネルが取り付けられる
   販促パネル用開口が設けられ、この販促パネルを背面か
   ら照明する照明装置を、前記ドアカバーと前記中扉との
   隙間よりも薄い販促ユニットボックスに収納すると共
   に、前記照明装置への配線をまとめて、該販促ユニット
   ボックスの側面に取り出してコネクタジョイントに接続
   し、前記販促ユニットボックスは、その前面が前記販促
   パネルとされ、且つ、前記ドアカバーの裏面に、前記前
   面が販促パネル用開口を塞ぐようにして着脱自在に取り
   付けられたことを特徴とする自動販売機。
4. 【請求項４】請求項１、２又は３において、前記ラック
   ユニットを、前記ラック収納スペースに、前面から出入
   れ自在のラックユニットボックスに収納してなり、該ラ
   ックユニットボックスは、前記収納箱の内側の左右側面
   に設けられたレールにより前後方向に移動可能に支持さ
   れることを特徴とする自動販売機。
5. 【請求項５】請求項４において、前記ラックユニットボ
   ックスは、左右方向に分離可能な複数の小ユニットボッ
   クスを一体的に連結してなり、各小ユニットボックス間
   は断熱材層を介して隣接されたことを特徴とする自動販
   売機。
6. 【請求項６】請求項１乃至５のいずれかにおいて、前記
   冷加温機械を、前記冷加温機械室に、前面から出入れ自
   在の冷加温ユニットボックスに収納してなり、該冷加温
   ユニットボックスの上面に冷暖気吹出口及び循環空気吸
   入口を、又、前後面に排熱用空気出入口をそれぞれ備え
   ると共に、該冷加温機械用配線をまとめて後面に取り出
   してコネクタジョイントに接続したことを特徴とする自
   動販売機。