JPH11272846A - 図形表示装置 - Google Patents

図形表示装置

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JPH11272846A
JPH11272846A JP10074336A JP7433698A JPH11272846A JP H11272846 A JPH11272846 A JP H11272846A JP 10074336 A JP10074336 A JP 10074336A JP 7433698 A JP7433698 A JP 7433698A JP H11272846 A JPH11272846 A JP H11272846A
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JP
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memory
overlay
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pixel
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JP10074336A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kato
義幸 加藤
Masatoshi Kameyama
正俊 亀山
Ryosuke Fujii
亮介 藤井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルファメモリによるオーバレイ表示アンチ
エイリアシング方式を実現する。 【解決手段】 グラフィックスコントローラ2でCPU
1による図形描画指示データに応じピクセル集合に展開
した色情報の値をオーバレイ/スクリーンメモリ3/5
の該当アドレスに書き込むと同時に、当該メモリ3/5
上描画図形間の境界に当たるピクセルごとに算出するオ
ーバレイ画像のα値(透明度相当値)をアルファメモリ
4の該当アドレスに書き込む。ピクセルクロック発生手
段6によるピクセルクロックで読み出す同じピクセル位
置の当該メモリ3/5による色情報に対し、ブレンダ7
でアルファメモリ4によるα値に従い混合をし、当該混
合色情報に対しD/A変換を施すD/A変換器8経由表
示部9に表示をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオーバレイ表示を
するときにオーバレイ画像の境界で発生するエイリアシ
ング(ギザギザとして視認される量子化誤差に起因する
ノイズ)を低減する図形表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば一般に示す従来の図形表示装置
は、スクリーンメモリ上の描画図形間で面積法などによ
るアンチエイリアシング(エイリアシング低減技術)を
適用する方式を採る。図8(a)に示すピクセル位置
(100、100)と(50、200)と(200、1
50)を頂点とする3角形表示で、ピクセル位置(10
0、100)から(50、200)へ向かう一辺を辿る
とき、一般に線分の表示として許容できるが、図8
(c)に示すように101個のピクセル集合{(10
0、100)、(99、101)、(99、102)、
(98、103)、(98、104)、(97、10
5)、(97、106)、(96、107)、(96、
108)、・・・、(51、197)、(51、19
8)、(50、199)、(50、200)}として展
開すると、(100、100)と(99、101)間、
(99、102)と(98、103)間、(98、10
4)と(97、105)間等で量子間跳躍のため発生す
る1ピクセル分の多くの段差が図8(b)に示すギザギ
ザ(jag)すなわちエイリアシングの原因になる。こ
のエイリアシングを低減する技術(アンチエイリアシン
グ)としての面積法は、表示図形の境界におけるギザギ
ザのピクセルで、100%の背景ではなくある割合で前
景を含む陥没部分を強調し、逆に100%の前景ではな
くある割合で背景を含む突出部分を抑止するように、ピ
クセル領域内で前景と背景の混在割合を面積比で近似
し、視覚上十分な精度でエイリアシングを低減する。た
とえば図8(c)に示すx−y座標でピクセル位置の各
中心(100、100)と(100、101)がx−y
座標の各格子点(100、100)と(100、10
1)と一致するように設定するとき、3角形の一辺とピ
クセルの境界を乗せる各直線を数式で規定し、それらの
交点と各分割領域の面積比を求め、3角形の一辺を乗せ
る直線y=−2x+300とピクセルの境界を乗せる直
線y=100.5、x=100.5およびy=101.
5との図9(a)に示す交点(99.75、100.
5)、(99.5、101)および(99.25、10
1.5)と、ピクセル(100、101)に対する3角
形の外部と内部に分割する図9(b)に示す領域の面積
比1:15とにより、当該ピクセル(100、101)
には6%(1/16)の背景と94%(15/16)の
前景が反映されるべきであることが判る。同様に図9
(c)に示すように各ピクセルの背景/前景色(ピクセ
ル値)を決定していくことによりギザギザの陥没部分は
強調され、突出部部分は抑止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の図
形表示装置では、スクリーンメモリ上の描画図形間でア
ンチエイリアシングを適用する方式を採るから、オーバ
レイ表示をするときは、オーバレイ画像の境界で実行す
るアンチエイリアシング結果を内容が互いに独立である
ことが必要とされるオーバレイメモリ(オーバレイ画像
を置くためのスクリーンメモリ以外の別メモリであり、
マウスカーソル表示でカーソル移動に伴う隠蔽部分の復
元を容易にし、また、スーパーインポーズ(ビデオ画像
の重畳表示)画像に動きを与えたり取り消す場合に有効
である)にもスクリーンメモリにも書き込むことができ
ず、面積法などによるアンチエイリアシングが適用でき
ない問題点があった。
【0004】この発明が解決しようとする課題は、図形
表示装置で上記問題点を解消するように、アルファメモ
リを用いオーバレイメモリとスクリーンメモリ上の描画
図形間で内容を互いに変更することなくオーバレイ画像
の境界でアンチエイリアシングを適用する方式(アルフ
ァメモリによるオーバレイ表示アンチエイリアシング方
式)を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の図形表示装置
は、上記課題を解決するためつぎの手段を設け、アルフ
ァメモリによるオーバレイ表示アンチエイリアシング方
式を採ることを特徴とする。
【0006】グラフィックコントローラは、別途設ける
CPUによる図形描画指示データに応じピクセル集合に
展開し、当該色情報の値を別途設けるオーバレイメモリ
とスクリーンメモリの該当アドレスに書き込むと同時
に、当該オーバレイメモリとスクリーンメモリ上描画図
形間の境界に当るピクセルごとに算出するオーバレイ画
像の色情報α値(透明度相当値)を別途設けるアルファ
メモリの該当アドレスに書き込む。またはオーバレイメ
モリとアルファメモリとスクリーンメモリは、グラフィ
ックコントローラによる色情報に対し、一方を表示用と
して描画完了時まで書き込みを禁止し、他方を描画用と
して書き込み完了後に描画を始め、垂直帰線期間内に切
り替える各ダブルバッファ構成とする。
【0007】ブレンダは、別途入力ピクセルクロックで
読み出す。スクリーンメモリによるあるピクセル位置の
色情報とオーバレイメモリによる同じピクセル位置の色
情報との各値に対し、アルファメモリによる色情報α値
に従い混合をする。または当該オーバレイメモリとアル
ファメモリとスクリーンメモリによる色情報の各値Ov
とαとSに対する混合色情報の値Cとして、数式C=α
・Ov+(1−α)・SまたはC=(1−α)・Ov+
α・Sに従うように結合する乗算器と減算器と加算器と
を別途設ける。またはダブルバッファ構成のオーバレイ
メモリとアルファメモリとスクリーンメモリにおけるウ
インドウごとの有無を示し、当該内容を別途入力垂直帰
線期間信号オン時にコピーするフロント/アクティブウ
インドウIDルックアップテーブルと、当該オーバレイ
メモリとスクリーンメモリの各ピクセルが属するウイン
ドウだけを書き込むウインドウIDメモリとを別途設
け、当該IDウインドウIDメモリからの垂直帰線期間
信号オフ時の通知により当該アクティブウインドウID
ルックアップテーブルの内容に応じた切替信号に従い対
応ピクセル値を有効とし、別途設けるマルチプレクサ経
由当該有効となったピクセル位置のオーバレイメモリと
アルファメモリとによる色情報の混合比率で混合をす
る。
【0008】表示部は、ブレンダによる混合色情報に対
しD/A変換を施し表示をする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を示す図
形表示装置は図1のように、グラフィックコントローラ
2は、CPU1による三角形などの図形描画指示データ
に応じピクセル集合に展開し、当該色情報の値をオーバ
レイメモリ3とスクリーンメモリ5の該当アドレスに書
き込む。同時にオーバレイメモリ3とスクリーンメモリ
5上描画図形間の境界に当るピクセルごとに算出するオ
ーバレイ画像の色情報α値(透明度相当値)としての前
景占有率をアルファメモリ4の該当アドレスに書き込
む。ブレンダ7は、ピクセルクロック発生手段6による
ピクセルクロックで読み出す、スクリーンメモリ5によ
るあるピクセル位置の色情報とオーバレイメモリ3によ
る同じピクセル位置の色情報との各値に対し、アルファ
メモリ4による色情報α値に従い混合をする。表示部9
は、ブレンダ7による混合色情報に対し、アナログ同期
信号、輝度電圧信号などに変換をするD/A変換器8経
由表示をする。画像境界部分ピクセル内での指定比率で
オーバレイ画像の前景色とスクリーンメモリ画像の背景
色とを混合しアンチエイリアシングを実行することによ
り、オーバレイ表示時の美感と視認性を向上できる。
【0010】上記実施の形態の図形表示装置は、アルフ
ァメモリ4を用いオーバレイメモリ3とスクリーンメモ
リ5上の描画図形間で内容を互いに変更することなくオ
ーバレイ画像の境界でアンチエイリアシングを適用する
方式(アルファメモリによるオーバレイ表示アンチエイ
リアシング方式)を採る。
【0011】アルファメモリ4は、アルファプレーンと
もいい、各ピクセルごとにα値(透明度相当値)を記録
するように設置されたメモリプレーンである。アルファ
ブレンディング手法(たとえばある程度透明な色付きア
クリル板製構造物模型で手前にある板に遮られていても
奥の物が見えるように、構造物表現方法としてのコンピ
ュータグラフィックスによる半透明表示方法)で半透明
物体の色をある割合で背景と混ぜて表示するときは、半
透明物体の色(ピクセル値)に加えて透明度又は透明度
相当値(α値)(透明でない度合い(色彩影響力)を表
す値など)が必要である(ピクセル値の一部としてα値
を3原色成分と対等の第4成分とみなすときはα値をα
成分ということもある)。たとえばある程度透明な赤い
ガラス瓶の向こうにある青い三角形の物体が透き通って
見えるシーン(視界)で、背景にある青い三角形の物体
よりも先に手前にある赤いガラス瓶を描画する必要が出
るときがある。通常ガラス瓶を描画するには、ガラス瓶
を投影する面の各ピクセルに書き込む当該ピクセル値の
うちα成分として、各ピクセルへの投影部分のα値を書
き込む。α値(0〜1間の小数)がガラス瓶の赤色混合
比率を表すとき、α=0(1)で完全透明(不透明)と
なり、背景にある青い3角形の物体は画面にそのまま表
示され(全く表示されず)、手前にある赤いガラス瓶は
画面に全く表示されない(そのまま表示される)。また
たとえば青い三角形の物体を赤い四角形の物体が覆って
いるシーンで、α=0.3の半透明で先に書き込まれて
いる赤い四角形の物体の向こうにある青い三角形の物体
を描画する場合、RGBα=(1.0、0.0、0.
0、0.3)の赤い四角形領域とRGBα=(0.0、
0.0、0.0、0.0)のそれ以外の領域とに青い三
角形の物体を書き込むとき、重なる部分ではRGB=
(1.0×0.3+0.0×(1−0.3)、0.0×
0.3+0.0×(1−0.3)、0.0×0.3+
1.0×(1−0.3))=(0.3、0.0、0.
7)の少し褪せた青色に赤色が重なった色となり、意図
どおりの半透明表示となる。
【0012】なお上記図1に示す発明の実施の形態でブ
レンダ7は図2(a)または(b)のように、オーバレ
イメモリ3とアルファメモリ4とスクリーンメモリ5に
よる各色情報の値OvとαとSとに対する混合色情報の
値Cとして、C=α・Ov+(1−α)・SまたはC=
(1−α)・Ov+α・Sの数式に従うように結合する
乗算器71と減算器72と加算器73とを別途設けても
よい。2乗算1加算と減算または補数計算1回以下の構
成による簡単な演算手段でブレンダ7を構成することに
より、オーバレイ画像の境界で低コストのアンチエイリ
アシングを実行できるほか、上記図1と同じ効果を得
る。
【0013】また上記図1または図2に示す発明の実施
の形態でオーバレイメモリ3はスクリーンメモリ5と同
容量でなく深さをより浅くとった構成でも、図3のよう
にルックアップテーブル10を別途設け、たとえばオー
バレイメモリ3の深さを1ビットとする形態で単色オー
バレイ画像を表示するときは、白や赤や茶色であれ所望
の単色RGB値をルックアップテーブル10に登録し、
オーバレイメモリ3からの読み出し時にルックアップテ
ーブル10を参照してスクリーンメモリ5と同じ深さの
3原色(RGB)情報に変換し、上記と同じにアンチエ
イリアシングを実行してもよい。たとえば特にオーバレ
イ画像がスクリーンメモリ5の色解像度以下の画像に制
限できる用途で、オーバレイメモリ3の内容が実装量削
減のためブレンダ7での混合に適した形でなくても、ル
ックアップテーブル10で適した形に変換することによ
り、低コストのアンチエイリアシングを実行できるほ
か、上記図1と同じ効果を得る。
【0014】また上記図1、図2または図3に示す発明
の実施の形態でオーバレイメモリ3とアルファメモリ4
とスクリーンメモリ5は図4のように、グラフィックコ
ントローラ2による色情報に対し一方を表示用として描
画完了時まで書き込みを禁止し、他方を描画用として書
き込み完了後に描画を始め、垂直帰線期間内に切り替え
る各ダブルバッファ構成のOV0 /OV1 オーバレイメ
モリ3a/3bとA0/A1 アルファメモリ4a/4b
とSM0 /SM1 スクリーンメモリ5a/5bとして設
け、フロントウインドウ/アクティブウインドウIDル
ックアップテーブル11/12とウインドウIDメモリ
13とMUX1 /MUX2 マルチプレクサ14/15と
V−Sync発生手段16を別途設けてもよい。描画中
画面を非表示とし、描画完了画面だけを表示することに
より、複雑な画像を自然に表現できる。たとえば複数の
3次元物体を配置する幾何学シーンを微小3角形に分割
して視点を少しずつ変えながら描画を繰り返すフライト
シミュレーションの場合、1画面前後の画像がよく似て
いても前の描画結果を無視し新たに計算するほうが簡単
なため、1画面の描画開始前に毎回一度画面をクリアし
てから微小3角形を描画することが多いから、描画がフ
レームレートより長くかかるようでは、クリアしてから
1画面分の画像描画完了までの描画途中の画像が表示さ
れてしまい、所望の動きを実現できなくなることを回避
できる。また表示に影響しない期間を表す信号に同期し
てかつウインドウ単位でスクリーン画像とオーバレイ画
像との混合比率を制御することにより、ウインドウ単位
にディゾルブ(画像を滑らかに切り替える(じわっと替
える)技術)処理ができるほか、上記図1と同じ効果を
得る。上記図4に示すウインドウIDメモリ付きダブル
バッファシステムを構成する実施の形態は、各ウインド
ウでダブルバッファを適用しオーバレイメモリ3とスク
リーンメモリ5上の画像間でアンチエイリアシングを実
行する。まずあるウインドウだけは複雑な動きを要求さ
れるがそれ以外では全く更新する必要がない状況になる
ことが多いウインドウ表示をする場合、たとえば画面上
の対角2頂点が(100、80)と(200、160)
となる矩形領域に配置するWID=3なるウインドウの
上に対角2頂点が(20、140)と(120、22
0)となる矩形領域に配置するWID=6なるウインド
ウがあるとき、まずV−Sync発生手段16による垂
直帰線期間信号(V−Sync)のオン時に、オーバレ
イメモリ3a/3bとアルファメモリ4a/4bとスク
リーンメモリ5a/5bにおけるウインドウごとの有無
を示すフロントウインドウIDルックアップテーブル1
1の内容(図5参照)をアクティブウインドウIDルッ
クアップテーブル12にコピーし、オーバレイメモリ3
a/3bとスクリーンメモリ5a/5bの各ピクセルが
それぞれの時点で属することが明らかなウインドウだけ
をウインドウIDメモリ13に書き込む。つぎにウイン
ドウIDメモリ13からのV−Syncオフ時の通知に
よりアクティブウインドウIDルックアップテーブル1
2の内容に応じた切替信号に従い、MUX1とMUX2
マルチプレクサ14と15でたとえばD/A変換対象ピ
クセルがWID=3またはWID=6ウインドウに入る
と、オーバレイメモリ3aまたは3bとスクリーンメモ
リ5aまたは5bとによる対応ピクセル値を有効とし、
ブレンダ7で当該有効となったピクセル位置のオーバレ
イメモリ3aまたは3bとアルファメモリ4aまたは4
bとによる色情報の混合比率で混合をし、D/A変換器
8に渡す。全ピクセル位置にわたり(1、0)、(2、
0)、・・・、(0、1)、(1、1)、・・・、
(0、2)・・・のように順次D/A変換をしながら表
示をする。CPU1とグラフィックコントローラ2によ
るフロントウインドウIDルックアップテーブル11と
ウインドウIDメモリ13経由の変更指示に対し、V−
Sync発生手段16による垂直帰線期間信号(V−S
ync)に同期してアクティブウインドウIDルックア
ップテーブル12の表示内容を変更できるから、WID
=3ウインドウで次フレームからオーバレイメモリ3a
の表示を止めて3bの表示をするように指示できる。ま
た上記図4に示す実施の形態でのディゾルブ処理(ディ
ゾルブ処理中は、ディゾルブ始点画像(ディゾルブ処理
前の画像)が次第に薄れるにつれてディゾルブ終点画像
(ディゾルブ処理後の画像)に代わり、「フェイドアウ
ト」はディゾルブ終点画像を黒1色の画面とした場合に
当り、ディゾルブ処理の1種と看做せる)は、上記図
1、図2または図3に示す実施の形態でもアルファメモ
リ4aと4bを次第に変化させて実現できるが、さらに
ウインドウ単位に垂直帰線期間信号V−Syncに同期
してダブルバッファ切替ができる。たとえばディゾルブ
対象ウインドウ(WID=3)領域wa1だけでディゾ
ルブ処理をするとき、まずオーバレイメモリ3aと3b
中ディゾルブ対象ウインドウ領域wa1にディゾルブ終
点画像を格納する。つぎに図6(a)に示す状況(領域
wa1での表/裏バッファは、SM1(5b)とOV0
(3a)とA0(4a)/SM0(5a)とOV1(3
b)とA1(4b)であり、領域wa1での表示は、A
0(4a)の各ピクセル値が0、フロントウインドウI
Dルックアップテーブル11中WID=3の行がOV=
0とSM=1である状態)を仮定し、ディゾルブ対象ウ
インドウ領域wa1にはSM1(5b)の画像(ディゾ
ルブ処理前の画像)が表示されているとすると、図6
(b)に示すようにA1(4b)中領域wa1でのα値
を少し増やした値に書き換えて0.1とし、フロントウ
インドウIDルックアップテーブル11中WID=3の
行をOV=1とSM=0に書き換えてV−Syncを待
つ。さらにV−SyncでフロントウインドウIDルッ
クアップメモリ11からアクティブウインドウIDメモ
リ12へのコピー(ダブルバッファ交代に相当する)が
起こり、wa1での表示とその後のグラフィックコント
ローラ2は図6(c)に示すように動いてV−Sync
を待つ。さらにまたV−Syncで上記と同様のコピー
が起こり、wa1では図6(d)に示すように表示の切
り替えとグラフィックコントローラ2の動作が起こる。
引き続いて図6(e)と図7(a)に示すように同様に
SM0(5a)とSM1(5b)の記録画像からOV0
(3a)とOV1(3b)の記録画像に滑らかに(ジワ
ッと)切り替えられ、ほとんどディゾルブ終点画像にな
った後、再びV−Syncを待って図7(b)に示すよ
うにディゾルブ終点画像となってディゾルブ処理を完了
する。上記のように、領域wa1でのスクリーンメモリ
5a/5bの画像やオーバレイメモリ3a/3bの画像
でのディゾルブ処理を領域wa1以外の表示とは無関係
に実行できる。
【0015】
【発明の効果】上記のようなこの発明の図形表示装置で
は、アルファメモリを用いオーバレイメモリとスクリー
ンメモリ上の描画図形間で内容を互いに変更することな
くオーバレイ画像の境界でアンチエイリアシングを適用
する方式を採るから、従来のようにスクリーンメモリ上
の描画図形間でアンチエイリアシングを適用する方式に
比べ、画像境界部分ピクセル内での指定比率でオーバレ
イ画像の前景色とスクリーンメモリ画像の背景色とを混
合しアンチエイリアシングを実行することにより、オー
バレイ表示時の美感と視認性を向上できるほか発明ごと
に、ブレンダの簡単な構成/オーバレイメモリの小容量
構成による低コストのアンチエイリアシングを実行で
き、またフライトシミュレーションなどで所望の動きを
実現でき、ウインドウ単位にディゾルブ処理ができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態を示す図形表示装置
のブロック構成図。
【図2】 図1に示すブレンダの他の二形態を説明する
ブロック構成図。
【図3】 この発明の実施の他の一形態を示す構成ブロ
ック図。
【図4】 この発明の実施の他の一形態を示す構成ブロ
ック図。
【図5】 図4に示すフロントウインドウIDルックア
ップテーブルの内容を説明する図。
【図6】 図4に示す実施の形態におけるディゾルブ処
理の動作を説明する図。
【図7】 図4に示す実施の形態におけるディゾルブ処
理の動作を説明する図。
【図8】 従来の技術を示す図形表示装置の面積法によ
るアンチエイリアシング方式を説明する図。
【図9】 従来の技術を示す図形表示装置の面積法によ
るアンチエイリアシング方式を説明する図。
【符号の説明】
1 CPU、2 グラフィックコントローラ、3 オー
バレイメモリ、3a、3b OV0、OV1オーバレイ
メモリ、4 アルファメモリ、4a、4b A0 、A1
アルファメモリ、5 スクリーンメモリ、5a、5b
SM0、SM1スクリーンメモリ、6 ピクセルクロッ
ク発生手段、7 ブレンダ、8 D/A変換器、9 表
示部、10 ルックアップテーブル、11 フロントウ
インドウIDルックアップテーブル、12 アクティブ
ウインドウIDルックアップテーブル、13 ウインド
ウIDメモリ、14 MUX1マルチプレクサ、15
MUX2マルチプレクサ、16 V−Sync発生手
段、71 乗算器、72 減算器、73 加算器。なお
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/36 520 G06F 15/72 D 310

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別途設けるCPUによる図形描画指示デ
    ータに応じピクセル集合に展開し、当該色情報の値を別
    途設けるオーバレイメモリとスクリーンメモリの該当ア
    ドレスに書き込むと同時に、当該オーバレイメモリとス
    クリーンメモリ上描画図形間の境界に当たるピクセルご
    とに算出するオーバレイ画像の色情報α値(透明度相当
    値)を別途設けるアルファメモリの該当アドレスに書き
    込むグラフィックコントローラと、別途入力ピクセルク
    ロックで読み出す前記スクリーンメモリによるあるピク
    セル位置の色情報と前記オーバレイメモリによる同じピ
    クセル位置の色情報とに対し、前記アルファメモリによ
    る色情報α値に従い混合をするブレンダと、該ブレンダ
    による混合色情報に対しD/A変換を施し表示をする表
    示部とを備える図形表示装置。
  2. 【請求項2】 ブレンダで当該オーバレイメモリとアル
    ファメモリとスクリーンメモリによる色情報の各値Ov
    とαとSに対する混合色情報の値Cとして、数式C=α
    ・Ov+(1−α)・SまたはC=(1−α)・Ov+
    α・Sに従うように結合する乗算器と減算器と加算器と
    を別途設けることを特徴とする請求項1記載の図形表示
    装置。
  3. 【請求項3】 オーバレイメモリで当該読み出し時に参
    照をし、スクリーンメモリと同じ深さの3原色情報に変
    換するためのルックアップテーブルを別途設けることを
    特徴とする請求項1または2記載の図形表示装置。
  4. 【請求項4】 オーバレイメモリとアルファメモリとス
    クリーンメモリでグラフィックコントローラによる色情
    報に対し一方を表示用として描画完了時まで書き込みを
    禁止し、他方を描画用として書き込み完了後に描画を始
    め、垂直帰線期間内に切り替える各ダブルバッファ構成
    とし、ブレンダで当該ダブルバッファ構成各メモリにお
    けるウインドウごとの有無を示し、当該内容を別途入力
    垂直帰線期間信号オン時にコピーするフロント/アクテ
    ィブウインドウIDルックアップテーブルと、前記ダブ
    ルバッファ構成オーバレイメモリとスクリーンメモリの
    各ピクセルが属するウインドウだけを書き込むウインド
    ウIDメモリとを別途設け、当該ウインドウIDメモリ
    からの前記垂直帰線期間信号オフ時の通知により前記ア
    クティブウインドウIDルックアップテーブルの内容に
    応じた切替信号に従い対応ピクセル値を有効とし、別途
    設けるマルチプレクサ経由当該有効となったピクセル位
    置の前記オーバレイメモリとアルファメモリとによる色
    情報の混合比率で混合をすることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の図形表示装置。
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