JPH11272830A - カード型メモリパッケージおよびこのメモリパッケージを用いたメモリ装置 - Google Patents
カード型メモリパッケージおよびこのメモリパッケージを用いたメモリ装置Info
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- JPH11272830A JPH11272830A JP10070806A JP7080698A JPH11272830A JP H11272830 A JPH11272830 A JP H11272830A JP 10070806 A JP10070806 A JP 10070806A JP 7080698 A JP7080698 A JP 7080698A JP H11272830 A JPH11272830 A JP H11272830A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ベースカードの大きさに制約される
ことなく、種々な形態の機器の記憶媒体として活用する
ことができ、しかも、これまでのメモリパッケージとの
互換性も確保できるカード型メモリパッケージを得るこ
とにある。 【解決手段】カード型メモリパッケージ2 は、規格で定
められた大きさを有するベースカード4 と;ベースカー
ドの外方に露出される複数の接触端子24と、接触端子に
電気的に接続されたICチップ22とを有し、これら接触
端子およびICチップを一体的にモールドすることによ
りパッケージ化されたメモリモジュール5と;を備えて
いる。メモリモジュールは、ベースカードに取り外し可
能に支持されている。
ことなく、種々な形態の機器の記憶媒体として活用する
ことができ、しかも、これまでのメモリパッケージとの
互換性も確保できるカード型メモリパッケージを得るこ
とにある。 【解決手段】カード型メモリパッケージ2 は、規格で定
められた大きさを有するベースカード4 と;ベースカー
ドの外方に露出される複数の接触端子24と、接触端子に
電気的に接続されたICチップ22とを有し、これら接触
端子およびICチップを一体的にモールドすることによ
りパッケージ化されたメモリモジュール5と;を備えて
いる。メモリモジュールは、ベースカードに取り外し可
能に支持されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップを有す
るカード型のメモリパッケージおよびこのメモリパッケ
ージを収容するカードアダプタを備えたメモリ装置に関
する。
るカード型のメモリパッケージおよびこのメモリパッケ
ージを収容するカードアダプタを備えたメモリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスティルカメラあるいは携帯電
話のような移動体情報機器は、携帯性が重要視されるた
めに、機器の外郭となる筐体がスーツのポケットに収容
し得るような大きさを目安として設計されている。
話のような移動体情報機器は、携帯性が重要視されるた
めに、機器の外郭となる筐体がスーツのポケットに収容
し得るような大きさを目安として設計されている。
【0003】この種の情報機器は、記憶容量を十分に確
保するため、取り外し可能なカード型の記憶媒体を装備
している。この記憶媒体は、ソリッドステートフロッピ
ーディスクカード(以下SSFDCと称する)として知
られており、このSSFDCは、従来一般的なメモリカ
ードに比べて非常に薄く、かつコンパクトに形成されて
いる。
保するため、取り外し可能なカード型の記憶媒体を装備
している。この記憶媒体は、ソリッドステートフロッピ
ーディスクカード(以下SSFDCと称する)として知
られており、このSSFDCは、従来一般的なメモリカ
ードに比べて非常に薄く、かつコンパクトに形成されて
いる。
【0004】ところで、従来のSSFDCは、合成樹脂
製のベースカードに一括消去型のEEPROM、いわゆ
るフラッシュメモリを一体的に埋め込むことで構成され
ている。ベースカードは、幅37mm、長さ45mm、厚さ
0.8又は1.4mmのハーフカードサイズに規定されて
いる。このベースカードは、フラッシュメモリが埋め込
まれた前半部と、この前半部に連なる後半部とを有して
いる。ベースカードの前半部には、フラッシュメモリか
ら情報を読み出したり、このメモリに情報を書き込むた
めの複数の接触端子が配置されている。接触端子は、前
半部の表面に露出されており、これら接触端子によって
前半部の表面の大部分が占有されている。
製のベースカードに一括消去型のEEPROM、いわゆ
るフラッシュメモリを一体的に埋め込むことで構成され
ている。ベースカードは、幅37mm、長さ45mm、厚さ
0.8又は1.4mmのハーフカードサイズに規定されて
いる。このベースカードは、フラッシュメモリが埋め込
まれた前半部と、この前半部に連なる後半部とを有して
いる。ベースカードの前半部には、フラッシュメモリか
ら情報を読み出したり、このメモリに情報を書き込むた
めの複数の接触端子が配置されている。接触端子は、前
半部の表面に露出されており、これら接触端子によって
前半部の表面の大部分が占有されている。
【0005】ベースカードの後半部は、SSFDCを筐
体のカード収容部に挿入したり、ここから取り出す際に
指先で摘むためのもので、前半部と略同じ大きさを有し
ている。そのため、ベースカードの略半分は、指先で摘
む部分として機能しており、この部分にはSSFDCに
記憶された内容を記載するラベルが貼り付けられるよう
になっている。
体のカード収容部に挿入したり、ここから取り出す際に
指先で摘むためのもので、前半部と略同じ大きさを有し
ている。そのため、ベースカードの略半分は、指先で摘
む部分として機能しており、この部分にはSSFDCに
記憶された内容を記載するラベルが貼り付けられるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のSSFDCは、
ベースカードにフラッシュメモリや接触端子が一体的に
組み込まれており、このSSFDC自体が一つのモジュ
ールとして機能するようにユニット化されている。その
ため、SSFDCをより小型の情報機器に適用しようと
した場合に、ベースカードの大きさが制約となって情報
機器への適用が不可能となることがあり得る。
ベースカードにフラッシュメモリや接触端子が一体的に
組み込まれており、このSSFDC自体が一つのモジュ
ールとして機能するようにユニット化されている。その
ため、SSFDCをより小型の情報機器に適用しようと
した場合に、ベースカードの大きさが制約となって情報
機器への適用が不可能となることがあり得る。
【0007】すなわち、携帯電話のような情報機器は、
近年携帯性を高めるため、筐体のさらなる小型化が推し
進められており、筐体の内部スペースがより一層狭くな
る傾向にある。そのため、ベースカードが大きすぎて筐
体の内部にSSFDCを格納するスペースを確保するこ
とが困難となり、このSSFDCの組み込みが妨げられ
るといった問題がある。
近年携帯性を高めるため、筐体のさらなる小型化が推し
進められており、筐体の内部スペースがより一層狭くな
る傾向にある。そのため、ベースカードが大きすぎて筐
体の内部にSSFDCを格納するスペースを確保するこ
とが困難となり、このSSFDCの組み込みが妨げられ
るといった問題がある。
【0008】また、特にポケットベルのような手のひら
サイズの超小型の情報機器では、この機器全体の大きさ
に対してSSFDCが占める割合が極めて大きくなり、
これが原因で情報機器の小型化が妨げられたり、情報機
器を設計する上での自由度が失われるといった不具合が
生じてくる。
サイズの超小型の情報機器では、この機器全体の大きさ
に対してSSFDCが占める割合が極めて大きくなり、
これが原因で情報機器の小型化が妨げられたり、情報機
器を設計する上での自由度が失われるといった不具合が
生じてくる。
【0009】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、ベースカードの大きさに制約されること
なく、種々な形態の機器の記憶媒体として活用すること
ができ、しかも、これまでのメモリパッケージとの互換
性も確保できるカード型メモリパッケージおよびこのメ
モリパッケージを用いたメモリ装置を得ることにある。
されたもので、ベースカードの大きさに制約されること
なく、種々な形態の機器の記憶媒体として活用すること
ができ、しかも、これまでのメモリパッケージとの互換
性も確保できるカード型メモリパッケージおよびこのメ
モリパッケージを用いたメモリ装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載されたカード型メモリパッケージ
は、規格で定められた大きさを有するベースカードと;
このベースカードの外方に露出される複数の接触端子
と、これら接触端子に電気的に接続されたICチップと
を有し、これら接触端子およびICチップを一体的にモ
ールドすることによりパッケージ化されたメモリモジュ
ールと;を備えており、このメモリモジュールは、上記
ベースカードに取り外し可能に支持されていることを特
徴としている。
め、請求項1に記載されたカード型メモリパッケージ
は、規格で定められた大きさを有するベースカードと;
このベースカードの外方に露出される複数の接触端子
と、これら接触端子に電気的に接続されたICチップと
を有し、これら接触端子およびICチップを一体的にモ
ールドすることによりパッケージ化されたメモリモジュ
ールと;を備えており、このメモリモジュールは、上記
ベースカードに取り外し可能に支持されていることを特
徴としている。
【0011】また、上記目的を達成するため、請求項1
3に記載されたメモリ装置は、規格で定められた大きさ
を有するカード型のメモリパッケージと;このメモリパ
ッケージが取り外し可能に挿入されるカード収容部を有
するカードアダプタと;を備えている。そして、上記メ
モリパッケージは、外方に露出される複数の接触端子
と、これら接触端子に電気的に接続されたICチップと
を有し、これら接触端子およびICチップを一体的にモ
ールドすることによりパッケージ化されたメモリモジュ
ールと;このメモリモジュールを取り外し可能に支持す
るベースカードと;で構成されていることを特徴として
いる。
3に記載されたメモリ装置は、規格で定められた大きさ
を有するカード型のメモリパッケージと;このメモリパ
ッケージが取り外し可能に挿入されるカード収容部を有
するカードアダプタと;を備えている。そして、上記メ
モリパッケージは、外方に露出される複数の接触端子
と、これら接触端子に電気的に接続されたICチップと
を有し、これら接触端子およびICチップを一体的にモ
ールドすることによりパッケージ化されたメモリモジュ
ールと;このメモリモジュールを取り外し可能に支持す
るベースカードと;で構成されていることを特徴として
いる。
【0012】このような構成によれば、情報を書き込ん
だり読み出すためのメモリモジュールがベースカードに
対して分離可能であるから、メモリモジュールをベース
カードから取り外して機器側に組み込んだり、あるいは
メモリモジュールをベースカードに取り付けた状態で機
器側に組み込むことができ、このメモリモジュールの使
用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択
することができる。そのため、メモリパッケージをポー
タブルコンピュータのような電子機器から携帯電話のよ
うな移動体情報機器のような様々な機器の記憶媒体とし
て無理なく活用することができる。
だり読み出すためのメモリモジュールがベースカードに
対して分離可能であるから、メモリモジュールをベース
カードから取り外して機器側に組み込んだり、あるいは
メモリモジュールをベースカードに取り付けた状態で機
器側に組み込むことができ、このメモリモジュールの使
用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択
することができる。そのため、メモリパッケージをポー
タブルコンピュータのような電子機器から携帯電話のよ
うな移動体情報機器のような様々な機器の記憶媒体とし
て無理なく活用することができる。
【0013】しかも、メモリモジュールを単体でベース
カードから取り出せるので、メモリパッケージを装着す
べき機器側にあっては、ベースカードよりも小さなメモ
リモジュールを格納し得るスペースを確保すれば良く、
この機器の小型化を妨げない。
カードから取り出せるので、メモリパッケージを装着す
べき機器側にあっては、ベースカードよりも小さなメモ
リモジュールを格納し得るスペースを確保すれば良く、
この機器の小型化を妨げない。
【0014】それとともに、ベースカードは、規格で定
められた大きさを有するため、このベースカードにメモ
リモジュールを取り付ければ、これまでの規格化された
メモリパッケージと同一の形態となり、従来のメモリパ
ッケージとの互換性を得ることができる。
められた大きさを有するため、このベースカードにメモ
リモジュールを取り付ければ、これまでの規格化された
メモリパッケージと同一の形態となり、従来のメモリパ
ッケージとの互換性を得ることができる。
【0015】また、メモリパッケージを請求項13のカ
ードアダプタに挿入した状態で、このカードアダプタを
ポータブルコンピュータのカードスロットに挿入すれ
ば、メモリパッケージをポータブルコンピュータに接続
することができる。これにより、機器側で格納した情報
をポータブルコンピュータを用いて編集するといった作
業が可能となり、使い勝手が良好となる。
ードアダプタに挿入した状態で、このカードアダプタを
ポータブルコンピュータのカードスロットに挿入すれ
ば、メモリパッケージをポータブルコンピュータに接続
することができる。これにより、機器側で格納した情報
をポータブルコンピュータを用いて編集するといった作
業が可能となり、使い勝手が良好となる。
【0016】上記目的を達成するため、請求項4に記載
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;このベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップと、これら接触端子および
ICチップが一体的にモールドされた合成樹脂製のフレ
ームとを含み、上記ベースカードに取り外し可能に支持
されたメモリモジュールと;を備えている。そして、上
記メモリモジュールのフレームは、接触端子を取り囲む
外周縁部を有し、また、上記ベースカードは、上記フレ
ームの外周縁部が取り外し可能に嵌まり込む嵌合部を有
し、上記フレームの外周縁部の一箇所又は複数箇所に係
合部を形成するとともに、上記ベースカードの嵌合部に
上記係合部が取り外し可能に係合される係合ガイド部を
形成したことを特徴としている。
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;このベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップと、これら接触端子および
ICチップが一体的にモールドされた合成樹脂製のフレ
ームとを含み、上記ベースカードに取り外し可能に支持
されたメモリモジュールと;を備えている。そして、上
記メモリモジュールのフレームは、接触端子を取り囲む
外周縁部を有し、また、上記ベースカードは、上記フレ
ームの外周縁部が取り外し可能に嵌まり込む嵌合部を有
し、上記フレームの外周縁部の一箇所又は複数箇所に係
合部を形成するとともに、上記ベースカードの嵌合部に
上記係合部が取り外し可能に係合される係合ガイド部を
形成したことを特徴としている。
【0017】このような構成によると、上記請求項1と
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、接触端子を取り囲むよ
うな外周縁部を有するので、ベースカードから取り外し
たメモリモジュールを把持する際に、フレームの外周縁
部を指先で掴むようにすれば、接触端子に指先が触れる
のを回避できる。そのため、指紋や油分が接触端子に付
着し難くなり、接触不良等を未然に防止できる。
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、接触端子を取り囲むよ
うな外周縁部を有するので、ベースカードから取り外し
たメモリモジュールを把持する際に、フレームの外周縁
部を指先で掴むようにすれば、接触端子に指先が触れる
のを回避できる。そのため、指紋や油分が接触端子に付
着し難くなり、接触不良等を未然に防止できる。
【0018】また、メモリモジュールをベースカードに
嵌合させる際には、係合部と係合ガイド部とを互いに合
致させる必要があるので、ベースカードに対するメモリ
モジュールの向きを指定できるとともに、ベースカード
とメモリモジュールとの位置合わせを精度良く行うこと
ができる。そのため、メモリモジュールを正しい姿勢で
確実にベースカードに取り付けることができ、動作異常
の原因となるようなメモリモジュールの逆差しを防止で
きる。
嵌合させる際には、係合部と係合ガイド部とを互いに合
致させる必要があるので、ベースカードに対するメモリ
モジュールの向きを指定できるとともに、ベースカード
とメモリモジュールとの位置合わせを精度良く行うこと
ができる。そのため、メモリモジュールを正しい姿勢で
確実にベースカードに取り付けることができ、動作異常
の原因となるようなメモリモジュールの逆差しを防止で
きる。
【0019】上記目的を達成するため、請求項6に記載
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;上記ベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップとを有し、これら接触端子
およびICチップを一体的にモールドすることでパッケ
ージ化されたメモリモジュールと;を備えている。そし
て、上記メモリモジュールは、剥離可能で、しかも繰り
返し使用可能な粘着部材を介して上記ベースカードに貼
り付けられていることを特徴としている。
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;上記ベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップとを有し、これら接触端子
およびICチップを一体的にモールドすることでパッケ
ージ化されたメモリモジュールと;を備えている。そし
て、上記メモリモジュールは、剥離可能で、しかも繰り
返し使用可能な粘着部材を介して上記ベースカードに貼
り付けられていることを特徴としている。
【0020】このような構成によると、上記請求項1と
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、繰り返し使用可能な粘
着部材を介してベースカードに剥離可能に貼り付けられ
ているので、ベースカードにメモリモジュールを機械的
に支える格別な支持部を形成する必要はない。このた
め、ベースカードの構造を簡略化することができ、メモ
リパッケージのコストを削減できる。
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、繰り返し使用可能な粘
着部材を介してベースカードに剥離可能に貼り付けられ
ているので、ベースカードにメモリモジュールを機械的
に支える格別な支持部を形成する必要はない。このた
め、ベースカードの構造を簡略化することができ、メモ
リパッケージのコストを削減できる。
【0021】上記目的を達成するため、請求項9に記載
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;このベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップと、を有し、これら接触端
子およびICチップを一体的にモールドすることにより
パッケージ化されたメモリモジュールと;を備えてい
る。そして、上記ベースカードは、第1のプレート部
と、この第1のプレート部に接離可能に重ね合わされる
ように折り曲げられた第2のプレート部とを有し、これ
ら第1および第2のプレート部の間で上記メモリモジュ
ールを取り外し可能に挟み込んで固定するとともに、こ
のメモリモジュールの接触端子と向かい合ういずれかの
プレート部は、接触端子をベースカードの外方に露出さ
せる開口部を有していることを特徴としている。
されたカード型メモリパッケージは、規格で定められた
大きさを有するベースカードと;このベースカードの外
方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に電
気的に接続されたICチップと、を有し、これら接触端
子およびICチップを一体的にモールドすることにより
パッケージ化されたメモリモジュールと;を備えてい
る。そして、上記ベースカードは、第1のプレート部
と、この第1のプレート部に接離可能に重ね合わされる
ように折り曲げられた第2のプレート部とを有し、これ
ら第1および第2のプレート部の間で上記メモリモジュ
ールを取り外し可能に挟み込んで固定するとともに、こ
のメモリモジュールの接触端子と向かい合ういずれかの
プレート部は、接触端子をベースカードの外方に露出さ
せる開口部を有していることを特徴としている。
【0022】このような構成によれば、上記請求項1と
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、ベースカードの第1お
よび第2のプレート部を互いに重なり合うように折り曲
げることで、これらプレート部の間で挟み込まれて固定
されるので、ベースカードにメモリモジュールを機械的
に支える格別な支持部を形成する必要はない。そのた
め、ベースカードの構造を簡略化することができ、メモ
リパッケージのコストを低減できる。
同様の作用に加えて次のような新たな作用が得られる。
すなわち、メモリモジュールは、ベースカードの第1お
よび第2のプレート部を互いに重なり合うように折り曲
げることで、これらプレート部の間で挟み込まれて固定
されるので、ベースカードにメモリモジュールを機械的
に支える格別な支持部を形成する必要はない。そのた
め、ベースカードの構造を簡略化することができ、メモ
リパッケージのコストを低減できる。
【0023】しかも、メモリモジュールをベースカード
に取り付ける際には、単に第1および第2のプレート部
を折り曲げるだけで良いので、このメモリモジュールの
取り付けおよび取り外し作業を簡単に行うことができ、
メモリパッケージの取り扱いが容易となる。
に取り付ける際には、単に第1および第2のプレート部
を折り曲げるだけで良いので、このメモリモジュールの
取り付けおよび取り外し作業を簡単に行うことができ、
メモリパッケージの取り扱いが容易となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、図1ないし図4にもとづいて説明する。図1は、ポ
ータブルコンピュータのような電子機器に接続して使用
するメモリ装置1を示している。メモリ装置1は、一般
にソリッドステートフロッピーディスクカード(SSF
DC)と称するカード型のメモリパッケージ2と、ポー
タブルコンピュータのカードスロットに取り外し可能に
挿入されるカードアダプタ3とで構成されている。
を、図1ないし図4にもとづいて説明する。図1は、ポ
ータブルコンピュータのような電子機器に接続して使用
するメモリ装置1を示している。メモリ装置1は、一般
にソリッドステートフロッピーディスクカード(SSF
DC)と称するカード型のメモリパッケージ2と、ポー
タブルコンピュータのカードスロットに取り外し可能に
挿入されるカードアダプタ3とで構成されている。
【0025】図2および図3に示すように、メモリパッ
ケージ2は、合成樹脂製のベースカード4と、このベー
スカード4に取り外し可能に支持されたメモリモジュー
ル5とを備えている。ベースカード4は、例えば幅37
mm、長さ45mm、厚さ0.8又は1.4mmのハーフカー
ドサイズの大きさを有し、このベースカード4の大きさ
は、規格によって定められている。このベースカード4
の表面4aおよび裏面4bは、夫々平滑に形成されてい
る。
ケージ2は、合成樹脂製のベースカード4と、このベー
スカード4に取り外し可能に支持されたメモリモジュー
ル5とを備えている。ベースカード4は、例えば幅37
mm、長さ45mm、厚さ0.8又は1.4mmのハーフカー
ドサイズの大きさを有し、このベースカード4の大きさ
は、規格によって定められている。このベースカード4
の表面4aおよび裏面4bは、夫々平滑に形成されてい
る。
【0026】ベースカード4は、前半部7aと後半部7
bとを有している。ベースカード4の前半部7aには、
嵌合部としての嵌合孔8が開口されている。嵌合孔8
は、ベースカード4の長さ方向に離間して配置された第
1および第2の開口縁部9a,9bと、ベースカード4
の幅方向に離間して配置された第3および第4の開口縁
部9c,9dとを含んでいる。嵌合孔8は、平面的に見
て矩形の開口形状を有し、この嵌合孔8は、ベースカー
ド4の前半部7aの略大部分を占有している。
bとを有している。ベースカード4の前半部7aには、
嵌合部としての嵌合孔8が開口されている。嵌合孔8
は、ベースカード4の長さ方向に離間して配置された第
1および第2の開口縁部9a,9bと、ベースカード4
の幅方向に離間して配置された第3および第4の開口縁
部9c,9dとを含んでいる。嵌合孔8は、平面的に見
て矩形の開口形状を有し、この嵌合孔8は、ベースカー
ド4の前半部7aの略大部分を占有している。
【0027】嵌合孔8の第1の開口縁部9aの三箇所に
は、係合部としての第1ないし第3の係合片11a,1
1b,11cが形成されている。これら係合片11a,
11b,11cは、ベースカード4の幅方向に互いに間
隔を存して配置されており、夫々ベースカード4の幅方
向に延びる先端縁部を有している。第1および第3の係
合片11a,11cの先端縁部のうち、ベースカード4
の裏面4b側に位置された部分には、テーパ状のカット
部12が形成されている。カット部12は、図4の
(B)に示すように、嵌合孔8に近づくに従い係合片1
1a,11cの厚みを減じる方向に傾斜されており、こ
のカット部12の存在により、係合片11a,11cの
先端縁部は先細り状に尖っている。
は、係合部としての第1ないし第3の係合片11a,1
1b,11cが形成されている。これら係合片11a,
11b,11cは、ベースカード4の幅方向に互いに間
隔を存して配置されており、夫々ベースカード4の幅方
向に延びる先端縁部を有している。第1および第3の係
合片11a,11cの先端縁部のうち、ベースカード4
の裏面4b側に位置された部分には、テーパ状のカット
部12が形成されている。カット部12は、図4の
(B)に示すように、嵌合孔8に近づくに従い係合片1
1a,11cの厚みを減じる方向に傾斜されており、こ
のカット部12の存在により、係合片11a,11cの
先端縁部は先細り状に尖っている。
【0028】第2の係合片11bは、第1および第3の
係合片11a,11cの間に位置されている。この第2
の係合片11bの先端縁部のうち、ベースカード4の表
面4a側に位置された部分には、テーパ状のカット部1
3が形成されている。カット部13は、図4の(A)に
示すように、嵌合孔8に近づくに従い係合片11bの厚
みを減じる方向に傾斜されており、このカット部13の
傾斜方向は、上記カット部12の傾斜方向とは逆向きと
なっている。そのため、第2の係合片11bの先端縁部
は、上記第1および第3の係合片11a,11cと同様
に先細り状に尖っている。
係合片11a,11cの間に位置されている。この第2
の係合片11bの先端縁部のうち、ベースカード4の表
面4a側に位置された部分には、テーパ状のカット部1
3が形成されている。カット部13は、図4の(A)に
示すように、嵌合孔8に近づくに従い係合片11bの厚
みを減じる方向に傾斜されており、このカット部13の
傾斜方向は、上記カット部12の傾斜方向とは逆向きと
なっている。そのため、第2の係合片11bの先端縁部
は、上記第1および第3の係合片11a,11cと同様
に先細り状に尖っている。
【0029】ベースカード4の後半部7bには、一対の
スリット15a,15bが形成されている。スリット1
5a,15bは、後半部7bの中央部から嵌合孔8に向
けて延びているとともに、このベースカード4の幅方向
に離間して互いに平行に配置されている。そして、スリ
ット15a,15bの先端は、嵌合孔8の第2の開口縁
部9bに開口されている。
スリット15a,15bが形成されている。スリット1
5a,15bは、後半部7bの中央部から嵌合孔8に向
けて延びているとともに、このベースカード4の幅方向
に離間して互いに平行に配置されている。そして、スリ
ット15a,15bの先端は、嵌合孔8の第2の開口縁
部9bに開口されている。
【0030】この結果、後半部7bにおけるスリット1
5a,15bで挟まれた部分は、ベースカード4の厚み
方向に弾性変形が可能な第4の係合片16をなしてい
る。この第4の係合片16の先端縁部は、ベースカード
4の幅方向に延びるとともに、第1の開口縁部9aの第
2の係合片11bと向かい合っている。この第4の係合
片16の先端縁部のうち、ベースカード4の裏面4b側
に位置された部分には、テーパ状のカット部17が形成
されている。カット部17は、図4の(C)に示すよう
に、嵌合孔8に近づくに従い係合片16の厚みを減じる
方向に傾斜されており、このカット部17の存在によ
り、第4の係合片16の先端縁部は、上記第1ないし第
3の係合片11a〜11cと同様に先細り状に尖ってい
る。
5a,15bで挟まれた部分は、ベースカード4の厚み
方向に弾性変形が可能な第4の係合片16をなしてい
る。この第4の係合片16の先端縁部は、ベースカード
4の幅方向に延びるとともに、第1の開口縁部9aの第
2の係合片11bと向かい合っている。この第4の係合
片16の先端縁部のうち、ベースカード4の裏面4b側
に位置された部分には、テーパ状のカット部17が形成
されている。カット部17は、図4の(C)に示すよう
に、嵌合孔8に近づくに従い係合片16の厚みを減じる
方向に傾斜されており、このカット部17の存在によ
り、第4の係合片16の先端縁部は、上記第1ないし第
3の係合片11a〜11cと同様に先細り状に尖ってい
る。
【0031】また、嵌合孔8の第2ないし第4の開口縁
部9b,9c,9dのうち、ベースカード4の表面4a
に連なる部分には、テーパ状をなす嵌合面18が形成さ
れている。嵌合面18は、上記第2のガイド片11bの
カット部13と同様に、嵌合孔8に近づくに従いベース
カード4の厚みを減じる方向に傾斜されており、この嵌
合面18の存在により、第2ないし第4の開口縁部9
b,9c,9dは先細り状をなすように尖っている。
部9b,9c,9dのうち、ベースカード4の表面4a
に連なる部分には、テーパ状をなす嵌合面18が形成さ
れている。嵌合面18は、上記第2のガイド片11bの
カット部13と同様に、嵌合孔8に近づくに従いベース
カード4の厚みを減じる方向に傾斜されており、この嵌
合面18の存在により、第2ないし第4の開口縁部9
b,9c,9dは先細り状をなすように尖っている。
【0032】ベースカード4の後半部7bは、SSFD
Cの取り扱い時に指先で摘むためのもので、前半部7a
と略同じ大きさを有している。この後半部7bには、ラ
ベル貼り付け部19が形成されており、このラベル貼り
付け部19にSSFDCに記憶された情報内容を記載す
るラベル(図示せず)が貼り付けられるようになってい
る。
Cの取り扱い時に指先で摘むためのもので、前半部7a
と略同じ大きさを有している。この後半部7bには、ラ
ベル貼り付け部19が形成されており、このラベル貼り
付け部19にSSFDCに記憶された情報内容を記載す
るラベル(図示せず)が貼り付けられるようになってい
る。
【0033】図4に示すように、上記メモリモジュール
5は、印刷配線基板21と、一括消去型のEEPRO
M、いわゆるフラッシュメモリからなるICチップ22
とを備えている。ICチップ22は、印刷配線基板21
の裏面に実装されている。ICチップ22および印刷配
線基板21は、合成樹脂製のフレーム23に一体的にモ
ールドされており、このモールドにより一つのモジュー
ルとしてパッケージ化されている。フレーム23は、ベ
ースカード4の嵌合孔8に合致するような矩形状をなし
ている。
5は、印刷配線基板21と、一括消去型のEEPRO
M、いわゆるフラッシュメモリからなるICチップ22
とを備えている。ICチップ22は、印刷配線基板21
の裏面に実装されている。ICチップ22および印刷配
線基板21は、合成樹脂製のフレーム23に一体的にモ
ールドされており、このモールドにより一つのモジュー
ルとしてパッケージ化されている。フレーム23は、ベ
ースカード4の嵌合孔8に合致するような矩形状をなし
ている。
【0034】印刷配線基板21は、フレーム23の外方
に露出された表面を有している。印刷配線基板21の表
面には、例えば22個の接触端子24が形成されてお
り、これら接触端子24は、ICチップ22に電気的に
接続されている。そして、接触端子24は、同一平面上
に並べて配置されているとともに、フレーム23の外方
に露出されている。
に露出された表面を有している。印刷配線基板21の表
面には、例えば22個の接触端子24が形成されてお
り、これら接触端子24は、ICチップ22に電気的に
接続されている。そして、接触端子24は、同一平面上
に並べて配置されているとともに、フレーム23の外方
に露出されている。
【0035】フレーム23は、接触端子24を取り囲む
外周縁部26を有している。この外周縁部26は、指先
で摘めるような数mmの幅寸法を有している。フレーム2
3の外周縁部26は、接触端子24に連なる表面26a
と、この表面26aとは反対側に位置された裏面26b
とを有している。このフレーム23の外周縁部26は、
ベースカード4の嵌合孔8に取り外し可能に嵌合される
ようになっており、この外周縁部26の裏面26bに
は、テーパ状のガイド面27が形成されている。ガイド
面27は、嵌合孔8の嵌合面18および第2の係合片1
1bのカット部13に沿うように傾斜されている。
外周縁部26を有している。この外周縁部26は、指先
で摘めるような数mmの幅寸法を有している。フレーム2
3の外周縁部26は、接触端子24に連なる表面26a
と、この表面26aとは反対側に位置された裏面26b
とを有している。このフレーム23の外周縁部26は、
ベースカード4の嵌合孔8に取り外し可能に嵌合される
ようになっており、この外周縁部26の裏面26bに
は、テーパ状のガイド面27が形成されている。ガイド
面27は、嵌合孔8の嵌合面18および第2の係合片1
1bのカット部13に沿うように傾斜されている。
【0036】そのため、メモリモジュール5のフレーム
23を嵌合孔8に嵌合させた際には、ガイド面27が嵌
合面18および第2の係合片11bのカット部13に接
触し、嵌合孔23に対するフレーム23の位置合わせが
なされるとともに、フレーム23の外周縁部26の表面
26aとベースカード4の表面4aとが同一平面上に位
置されるようになっている。
23を嵌合孔8に嵌合させた際には、ガイド面27が嵌
合面18および第2の係合片11bのカット部13に接
触し、嵌合孔23に対するフレーム23の位置合わせが
なされるとともに、フレーム23の外周縁部26の表面
26aとベースカード4の表面4aとが同一平面上に位
置されるようになっている。
【0037】フレーム23の外周縁部26の表面26a
には、係合ガイド部としての第1ないし第3の係合凹部
30a,30b,30cが形成されている。第1および
第2の係合凹部30a,30bは、上記第1および第3
の係合片11a,11cに対応するものであり、これら
係合凹部30a,30bの底面は、上記カット部12に
沿うように傾斜されている。第3の係合凹部30cは、
第1および第2の係合凹部30a,30bとは接触端子
24を挟んだ反対側に位置されている。第3の係合凹部
30cは、上記第4の係合片16に対応するものであ
り、この第3の係合凹部30の底面は、上記カット部1
7に沿うように傾斜されている。
には、係合ガイド部としての第1ないし第3の係合凹部
30a,30b,30cが形成されている。第1および
第2の係合凹部30a,30bは、上記第1および第3
の係合片11a,11cに対応するものであり、これら
係合凹部30a,30bの底面は、上記カット部12に
沿うように傾斜されている。第3の係合凹部30cは、
第1および第2の係合凹部30a,30bとは接触端子
24を挟んだ反対側に位置されている。第3の係合凹部
30cは、上記第4の係合片16に対応するものであ
り、この第3の係合凹部30の底面は、上記カット部1
7に沿うように傾斜されている。
【0038】メモリモジュール5をベースカード4に取
り付けるには、フレーム23の外周縁部26を指先で摘
むことでこのメモリモジュール5を把持し、まず、フレ
ーム23の外周縁部26のガイド面27をベースカード
4の嵌合面18に重ね合わせるとともに、外周縁部26
の第3の係合凹部30cをベースカード4の第4の係合
片16に引っ掛ける。
り付けるには、フレーム23の外周縁部26を指先で摘
むことでこのメモリモジュール5を把持し、まず、フレ
ーム23の外周縁部26のガイド面27をベースカード
4の嵌合面18に重ね合わせるとともに、外周縁部26
の第3の係合凹部30cをベースカード4の第4の係合
片16に引っ掛ける。
【0039】次に、フレーム23の外周縁部26をスリ
ット15a,15bに沿って押し込み、第4の係合片1
6を弾性的に変形させる。この変形により、メモリモジ
ュール5が嵌合孔8内でスライドし、フレーム23の外
周縁部26がベースカード4の第1ないし第3の係合片
11a〜11cと向かい合う。この状態で、フレーム2
3を第1ないし第3の係合片11a〜11cの方向にス
ライドさせ、第1および第2の係合凹部30a,30b
を第1および第3の係合片11a,11cに引っ掛け
る。
ット15a,15bに沿って押し込み、第4の係合片1
6を弾性的に変形させる。この変形により、メモリモジ
ュール5が嵌合孔8内でスライドし、フレーム23の外
周縁部26がベースカード4の第1ないし第3の係合片
11a〜11cと向かい合う。この状態で、フレーム2
3を第1ないし第3の係合片11a〜11cの方向にス
ライドさせ、第1および第2の係合凹部30a,30b
を第1および第3の係合片11a,11cに引っ掛け
る。
【0040】このことにより、フレーム23のガイド面
27がベースカード4の嵌合面18および第2の係合片
11bに接するとともに、フレーム23の第1ないし第
3の係合凹部30a〜30cとベースカード4の第1、
第3および第4の係合片11a,11c,16とが互い
に嵌まり合う。この結果、メモリモジュール5のガイド
面27が第1、第3および第4の係合片11a,11
c,16を介して嵌合面18および第2の係合片11b
に押し付けられ、メモリモジュール5がベースカード4
の嵌合孔8に取り外し可能に保持される。
27がベースカード4の嵌合面18および第2の係合片
11bに接するとともに、フレーム23の第1ないし第
3の係合凹部30a〜30cとベースカード4の第1、
第3および第4の係合片11a,11c,16とが互い
に嵌まり合う。この結果、メモリモジュール5のガイド
面27が第1、第3および第4の係合片11a,11
c,16を介して嵌合面18および第2の係合片11b
に押し付けられ、メモリモジュール5がベースカード4
の嵌合孔8に取り外し可能に保持される。
【0041】パッケージ化されたメモリモジュール5
は、その動作電圧が3.3Vと5Vの二種類が存在す
る。そのため、ベースカード4は、その嵌合孔8に取り
付けるべきメモリモジュール5の動作電圧を表示するた
めのキー32を有している。このキー32は、ベースカ
ード4の前半部7aの角部を面取りすることで構成され
ている。具体的には、動作電圧が5Vのメモリモジュー
ル5を取り付けるベースカード4は、図2に示すよう
に、その前半部7aの一対の角部に面取りされたキー3
2を有し、動作電圧が3.3Vのメモリモジュール5を
取り付けるべきベースカード4は、一方の角部にのみ面
取りされたキー32を有するようになっている。
は、その動作電圧が3.3Vと5Vの二種類が存在す
る。そのため、ベースカード4は、その嵌合孔8に取り
付けるべきメモリモジュール5の動作電圧を表示するた
めのキー32を有している。このキー32は、ベースカ
ード4の前半部7aの角部を面取りすることで構成され
ている。具体的には、動作電圧が5Vのメモリモジュー
ル5を取り付けるベースカード4は、図2に示すよう
に、その前半部7aの一対の角部に面取りされたキー3
2を有し、動作電圧が3.3Vのメモリモジュール5を
取り付けるべきベースカード4は、一方の角部にのみ面
取りされたキー32を有するようになっている。
【0042】そのため、5V用のベースカード4と3.
3V用のベースカード4とでは、その前半部7aの形状
が互いに相違しており、この前半部7aの形状を見るこ
とで、動作電圧の異なるメモリモジュール5の使い分け
が可能となる。したがって、動作電圧の相違に伴うIC
チップ22の破損を防止できるとともに、ベースカード
4に対するメモリモジュール5の誤装着を防止できる。
3V用のベースカード4とでは、その前半部7aの形状
が互いに相違しており、この前半部7aの形状を見るこ
とで、動作電圧の異なるメモリモジュール5の使い分け
が可能となる。したがって、動作電圧の相違に伴うIC
チップ22の破損を防止できるとともに、ベースカード
4に対するメモリモジュール5の誤装着を防止できる。
【0043】一方、上記カードアダプタ3は、上記構成
のメモリパッケージ2をポータブルコンピュータのよう
な電子機器に接続する際に用いるものである。図1に示
すように、カードアダプタ3は、PCMCIA規格のカ
ード形に形成されたハウジング36を有し、このハウジ
ング36は、ポータブルコンピュータのカードスロット
に取り外し可能に挿入されるようになっている。
のメモリパッケージ2をポータブルコンピュータのよう
な電子機器に接続する際に用いるものである。図1に示
すように、カードアダプタ3は、PCMCIA規格のカ
ード形に形成されたハウジング36を有し、このハウジ
ング36は、ポータブルコンピュータのカードスロット
に取り外し可能に挿入されるようになっている。
【0044】ハウジング36の内部には、メモリパッケ
ージ2を収容するカード収容部37が形成されている。
カード収容部37は、ハウジング36の後端面に開口さ
れたカード挿入口38を有し、このカード挿入口38を
通じてメモリパッケージ2が出し入れされるようになっ
ている。そして、この場合、メモリパッケージ2は、キ
ー32を有するベースカード4の前半部7aを先頭にし
た向きでカード収容部37に挿入されるようになってお
り、このカード収容部37の終端部には、キー32の有
無に基づいてメモリモジュール5の動作電圧を検出する
手段が配置されている。
ージ2を収容するカード収容部37が形成されている。
カード収容部37は、ハウジング36の後端面に開口さ
れたカード挿入口38を有し、このカード挿入口38を
通じてメモリパッケージ2が出し入れされるようになっ
ている。そして、この場合、メモリパッケージ2は、キ
ー32を有するベースカード4の前半部7aを先頭にし
た向きでカード収容部37に挿入されるようになってお
り、このカード収容部37の終端部には、キー32の有
無に基づいてメモリモジュール5の動作電圧を検出する
手段が配置されている。
【0045】ハウジング36の内部には、メモリパッケ
ージ2をカード収容部37から排出するイジェクト機構
(図示せず)が配置されており、このイジェクト機構に
連動する操作ボタン39がカード挿入口38に隣接して
配置されている。また、ハウジング36の内部には、カ
ード収容部37にメモリパッケージ2を収容した時に、
このメモリパッケージ2の接触端子24に接する図示し
ないピン端子が収容されている。これらピン端子は、書
き込み・読み出し回路に電気的に接続されている。その
ため、メモリモジュール5への情報の書き込み・読み出
しは、接触端子24を通じて行われるようになってい
る。
ージ2をカード収容部37から排出するイジェクト機構
(図示せず)が配置されており、このイジェクト機構に
連動する操作ボタン39がカード挿入口38に隣接して
配置されている。また、ハウジング36の内部には、カ
ード収容部37にメモリパッケージ2を収容した時に、
このメモリパッケージ2の接触端子24に接する図示し
ないピン端子が収容されている。これらピン端子は、書
き込み・読み出し回路に電気的に接続されている。その
ため、メモリモジュール5への情報の書き込み・読み出
しは、接触端子24を通じて行われるようになってい
る。
【0046】以上のように構成されたメモリ装置1によ
れば、情報を書き込んだり読み出すためのメモリモジュ
ール5が、ベースカード4とは独立した一つのパッケー
ジとして組み立てられ、このメモリモジュール5がベー
スカード4の嵌合孔8に第1ないし第4の係合片11a
〜11c,16を介して取り外し可能に支持されてい
る。このため、メモリモジュール5をベースカード4か
ら取り外してデジタルスティルカメラや携帯電話のよう
な機器側に組み込んだり、あるいはメモリモジュール5
をベースカード4に取り付けた状態で機器側に組み込む
ことが可能となり、このメモリモジュール5の使用形態
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができる。
れば、情報を書き込んだり読み出すためのメモリモジュ
ール5が、ベースカード4とは独立した一つのパッケー
ジとして組み立てられ、このメモリモジュール5がベー
スカード4の嵌合孔8に第1ないし第4の係合片11a
〜11c,16を介して取り外し可能に支持されてい
る。このため、メモリモジュール5をベースカード4か
ら取り外してデジタルスティルカメラや携帯電話のよう
な機器側に組み込んだり、あるいはメモリモジュール5
をベースカード4に取り付けた状態で機器側に組み込む
ことが可能となり、このメモリモジュール5の使用形態
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができる。
【0047】したがって、従来のSSFDCでは大きす
ぎて組み込むことができないような小型の機器において
も、メモリモジュール5をベースカード4から取り出す
ことで対処することができ、このメモリモジュール5を
制御プログラム格納用メモリあるいはデータ格納用メモ
リとして無理なく利用することができる。
ぎて組み込むことができないような小型の機器において
も、メモリモジュール5をベースカード4から取り出す
ことで対処することができ、このメモリモジュール5を
制御プログラム格納用メモリあるいはデータ格納用メモ
リとして無理なく利用することができる。
【0048】しかも、このメモリモジュール5を装着す
べき機器側にあっては、規格されたネースカード4より
も小さなメモリモジュール5のみを格納し得るスペース
を確保すれば良いことになり、この機器の小型化を妨げ
ないとともに、機器を設計する上での自由度が増大す
る。
べき機器側にあっては、規格されたネースカード4より
も小さなメモリモジュール5のみを格納し得るスペース
を確保すれば良いことになり、この機器の小型化を妨げ
ないとともに、機器を設計する上での自由度が増大す
る。
【0049】それとともに、ベースカード4は、規格に
よって定められた大きさを有するため、このベースカー
ド4にメモリモジュール5を取り付ければ、メモリパッ
ケージ2自体が規格化されたSSFDCと同一の形状と
なり、これまでのSSFDCとの互換性が得られる。そ
して、この場合、ポータブルコンピュータのカードスロ
ットにカードアダプタ3を挿入し、さらにこのカードア
ダプタ3のカード挿入口38を通じてメモリパッケージ
2をカード収容部37に挿入すれば、メモリパッケージ
2をポータブルコンピュータに接続することができる。
このため、例えばデジタルスティルカメラあるいは携帯
電話のような機器で格納した情報を、ポータブルコンピ
ュータを用いて編集するといった作業が可能となる。
よって定められた大きさを有するため、このベースカー
ド4にメモリモジュール5を取り付ければ、メモリパッ
ケージ2自体が規格化されたSSFDCと同一の形状と
なり、これまでのSSFDCとの互換性が得られる。そ
して、この場合、ポータブルコンピュータのカードスロ
ットにカードアダプタ3を挿入し、さらにこのカードア
ダプタ3のカード挿入口38を通じてメモリパッケージ
2をカード収容部37に挿入すれば、メモリパッケージ
2をポータブルコンピュータに接続することができる。
このため、例えばデジタルスティルカメラあるいは携帯
電話のような機器で格納した情報を、ポータブルコンピ
ュータを用いて編集するといった作業が可能となる。
【0050】また、上記構成によれば、メモリモジュー
ル5のフレーム23は、接触端子24を取り囲むように
配置された外周縁部26を有するので、ベースカード4
から取り外したメモリモジュール5を把持する際に、フ
レーム23の外周縁部26を指先で掴むようにすれば、
接触端子24に指先が触れるのを回避することができ
る。そのため、指紋や指先の油分が接触端子24に付着
し難くなり、接触不良に基づくメモリモジュール5の誤
動作を未然に防止することができる。
ル5のフレーム23は、接触端子24を取り囲むように
配置された外周縁部26を有するので、ベースカード4
から取り外したメモリモジュール5を把持する際に、フ
レーム23の外周縁部26を指先で掴むようにすれば、
接触端子24に指先が触れるのを回避することができ
る。そのため、指紋や指先の油分が接触端子24に付着
し難くなり、接触不良に基づくメモリモジュール5の誤
動作を未然に防止することができる。
【0051】その上、上記構成のメモリパッケージ2に
あっては、ベースカード4の嵌合孔8の第1の開口縁部
9aに第1ないし第3の係合片11a〜11cが、第2
の開口縁部9bに第4の係合片16が夫々形成されてい
るとともに、この嵌合孔8に嵌合されるメモリモジュー
ル5の外周縁部26には、第1ないし第3の係合凹部3
0a〜30cが形成され、これら第1ないし第3の係合
凹部30a〜30cに第1、第3および第4の係合片1
1a,11c,16が夫々係合されるようになってい
る。
あっては、ベースカード4の嵌合孔8の第1の開口縁部
9aに第1ないし第3の係合片11a〜11cが、第2
の開口縁部9bに第4の係合片16が夫々形成されてい
るとともに、この嵌合孔8に嵌合されるメモリモジュー
ル5の外周縁部26には、第1ないし第3の係合凹部3
0a〜30cが形成され、これら第1ないし第3の係合
凹部30a〜30cに第1、第3および第4の係合片1
1a,11c,16が夫々係合されるようになってい
る。
【0052】そのため、メモリモジュール5を嵌合孔8
に嵌合させるには、必ず上記複数の係合凹部30a〜3
0cと係合片11a,11c,16とを合致させる必要
があり、それにより嵌合孔8に対するメモリモジュール
5の向きを指定できるとともに、これら嵌合孔8とメモ
リモジュール5との位置合わせを精度良く行うことがで
きる。したがって、メモリモジュール5を正しい姿勢で
確実にベースカード4に取り付けることができ、動作異
常の原因となるようなメモリモジュール5の逆差しを防
止することができる。
に嵌合させるには、必ず上記複数の係合凹部30a〜3
0cと係合片11a,11c,16とを合致させる必要
があり、それにより嵌合孔8に対するメモリモジュール
5の向きを指定できるとともに、これら嵌合孔8とメモ
リモジュール5との位置合わせを精度良く行うことがで
きる。したがって、メモリモジュール5を正しい姿勢で
確実にベースカード4に取り付けることができ、動作異
常の原因となるようなメモリモジュール5の逆差しを防
止することができる。
【0053】なお、上記第1の実施の形態では、嵌合孔
の開口縁部をテーパ状に傾斜させ、それに伴いメモリモ
ジュールの外周縁部の裏面もテーパ状に傾斜させたが、
本発明はこれに限らず、嵌合孔の開口縁部をベースカー
ドの表面および裏面に対し直角な面に形成するととも
に、メモリモジュールの外周縁部の裏面も平坦な面に形
成しても良い。
の開口縁部をテーパ状に傾斜させ、それに伴いメモリモ
ジュールの外周縁部の裏面もテーパ状に傾斜させたが、
本発明はこれに限らず、嵌合孔の開口縁部をベースカー
ドの表面および裏面に対し直角な面に形成するととも
に、メモリモジュールの外周縁部の裏面も平坦な面に形
成しても良い。
【0054】また、本発明は上記第1の実施の形態に特
定されるものではなく、図5および図6に本発明の第2
の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は、主にベ
ースカード4にメモリモジュール5を固定するための構
成が上記第1の実施の形態と相違しており、これらベー
スカード4およびメモリモジュール5の基本的な構成
は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第
2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構
成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略す
る。
定されるものではなく、図5および図6に本発明の第2
の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は、主にベ
ースカード4にメモリモジュール5を固定するための構
成が上記第1の実施の形態と相違しており、これらベー
スカード4およびメモリモジュール5の基本的な構成
は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、第
2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構
成部分には同一の参照符号を付して、その説明を省略す
る。
【0055】図5に示すように、ベースカード4は、そ
の前半部7aの表面4aに凹部41を有している。凹部
41は、メモリモジュール5の外周縁部26がきっちり
と嵌まり込むような大きさに形成され、この凹部41の
外周部には、テーパ状をなす嵌合面42が形成されてい
る。嵌合面42は、凹部41の底面41aに進むに従い
凹部41の内側に張り出す方向に傾斜されており、この
嵌合面42にメモリモジュール5のガイド面27が接す
るようになっている。
の前半部7aの表面4aに凹部41を有している。凹部
41は、メモリモジュール5の外周縁部26がきっちり
と嵌まり込むような大きさに形成され、この凹部41の
外周部には、テーパ状をなす嵌合面42が形成されてい
る。嵌合面42は、凹部41の底面41aに進むに従い
凹部41の内側に張り出す方向に傾斜されており、この
嵌合面42にメモリモジュール5のガイド面27が接す
るようになっている。
【0056】凹部41の底面41aの中央部には、粘着
部材としての両面接着テープ43が貼り付けられてい
る。両面接着テープ43は、ベースカード4の表面4a
の方向に露出されたメモリ接着面44を有し、このメモ
リ接着面44は、剥離可能で、しかも繰り返し使用可能
な粘着剤で覆われている。両面接着テープ43のメモリ
接着面44は、メモリモジュール5の裏面となるフレー
ム23に接している。そのため、メモリモジュール5
は、両面接着テープ43を介して凹部41の底面41a
に取り外し可能に貼り付けられている。
部材としての両面接着テープ43が貼り付けられてい
る。両面接着テープ43は、ベースカード4の表面4a
の方向に露出されたメモリ接着面44を有し、このメモ
リ接着面44は、剥離可能で、しかも繰り返し使用可能
な粘着剤で覆われている。両面接着テープ43のメモリ
接着面44は、メモリモジュール5の裏面となるフレー
ム23に接している。そのため、メモリモジュール5
は、両面接着テープ43を介して凹部41の底面41a
に取り外し可能に貼り付けられている。
【0057】また、凹部41の底面41aには、一対の
貫通孔45a,45bが開口されている。貫通孔45
a,45bは、べースカード4の幅方向に互いに離間し
て配置されており、これら貫通孔45a,45bの開口
部分の大部分は、両面接着テープ43から外れている。
貫通孔45a,45bが開口されている。貫通孔45
a,45bは、べースカード4の幅方向に互いに離間し
て配置されており、これら貫通孔45a,45bの開口
部分の大部分は、両面接着テープ43から外れている。
【0058】そのため、貫通孔45a,45bは、メモ
リモジュール5の裏面と向かい合っており、これら貫通
孔45a,45bにベースカード4の裏面4bの方向か
らペン先等を挿入し、このペン先でメモリモジュール5
の裏面を押圧すれば、メモリモジュール5を凹部41か
ら取り出せるようになっている。
リモジュール5の裏面と向かい合っており、これら貫通
孔45a,45bにベースカード4の裏面4bの方向か
らペン先等を挿入し、このペン先でメモリモジュール5
の裏面を押圧すれば、メモリモジュール5を凹部41か
ら取り出せるようになっている。
【0059】このような構成によれば、メモリモジュー
ル5は、繰り返し使用可能な両面接着テープ43を介し
てベースカード4の凹部41の底面41aに剥離可能に
貼り付けられているので、メモリモジュール5を凹部4
1から剥がして情報を格納しようとする機器側に組み込
んだり、あるいはメモリモジュール5を凹部41に貼り
付けた状態で機器側に組み込むことが可能となる。
ル5は、繰り返し使用可能な両面接着テープ43を介し
てベースカード4の凹部41の底面41aに剥離可能に
貼り付けられているので、メモリモジュール5を凹部4
1から剥がして情報を格納しようとする機器側に組み込
んだり、あるいはメモリモジュール5を凹部41に貼り
付けた状態で機器側に組み込むことが可能となる。
【0060】そのため、メモリモジュール5の使用形態
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができ、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。それとともに、メモリモジュール5は、両面接着テ
ープ43を介してベースカード4に剥離可能に貼り付け
られているので、ベースカード4にメモリモジュール5
を機械的に支える格別な支持部を形成する必要はなく、
その分、ベースカード4の構造を簡略化して、メモリパ
ッケージ2のコストを削減することができる。
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができ、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。それとともに、メモリモジュール5は、両面接着テ
ープ43を介してベースカード4に剥離可能に貼り付け
られているので、ベースカード4にメモリモジュール5
を機械的に支える格別な支持部を形成する必要はなく、
その分、ベースカード4の構造を簡略化して、メモリパ
ッケージ2のコストを削減することができる。
【0061】また、凹部41からメモリモジュール5を
取り外す際には、上記のように貫通孔45a,45bに
ペン先を挿入し、このペン先でメモリモジュール5の裏
面を押し上げれば良い。そのため、凹部41とメモリモ
ジュール5の外周縁部26との境界部分に指先を差し込
んで、この指先でメモリモジュール5を引き起こすとい
った面倒な作業が不要となり、メモリモジュール5の取
り外し作業も容易に行うことができる。
取り外す際には、上記のように貫通孔45a,45bに
ペン先を挿入し、このペン先でメモリモジュール5の裏
面を押し上げれば良い。そのため、凹部41とメモリモ
ジュール5の外周縁部26との境界部分に指先を差し込
んで、この指先でメモリモジュール5を引き起こすとい
った面倒な作業が不要となり、メモリモジュール5の取
り外し作業も容易に行うことができる。
【0062】なお、上記第2の実施の形態において、凹
部の外周部は必ずしもテーパ状に傾斜させる必要はな
く、凹部の底面に対し直角な面としても良い。図7は本
発明の第3の実施の形態を開示している。
部の外周部は必ずしもテーパ状に傾斜させる必要はな
く、凹部の底面に対し直角な面としても良い。図7は本
発明の第3の実施の形態を開示している。
【0063】この第3の実施の形態は、メモリモジュー
ル5を支持するベースカード4の構成が上記第1の実施
の形態と相違しており、それ以外の構成は第1の実施の
形態と同様である。
ル5を支持するベースカード4の構成が上記第1の実施
の形態と相違しており、それ以外の構成は第1の実施の
形態と同様である。
【0064】図7に示すように、ベースカード4は、フ
ィルム状をなす一枚の合成樹脂製ベースシート51をそ
の長手方向に沿う中央で二つに折り曲げることで構成さ
れている。すなわち、ベースシート51は、折り曲げ位
置を境として区分けされた第1のプレート部52と第2
のプレート部53とを有している。第1および第2のプ
レート部52,53は、互いに接離可能に重ね合わされ
るようになっており、これらプレート部52,53を重
ね合わせることで規格化された大きさのベースカード4
が構成される。
ィルム状をなす一枚の合成樹脂製ベースシート51をそ
の長手方向に沿う中央で二つに折り曲げることで構成さ
れている。すなわち、ベースシート51は、折り曲げ位
置を境として区分けされた第1のプレート部52と第2
のプレート部53とを有している。第1および第2のプ
レート部52,53は、互いに接離可能に重ね合わされ
るようになっており、これらプレート部52,53を重
ね合わせることで規格化された大きさのベースカード4
が構成される。
【0065】第1および第2のプレート部52,53
は、メモリモジュール5を挟み込んで保持する前半部5
4と、この前半部54に連なる後半部55とを有してい
る。前半部54は、ベースシート51の折り曲げ部分を
介して互いに連なっており、これらプレート部52,5
3の前半部54には、夫々矩形状の開口部56,57が
形成されている。開口部56,57は、メモリモジュー
ル5に対応した大きさを有し、この第1のプレート部5
2の開口部56を通じてメモリモジュール5の接触端子
24がベースカード4の外方に露出されるようになって
いる。
は、メモリモジュール5を挟み込んで保持する前半部5
4と、この前半部54に連なる後半部55とを有してい
る。前半部54は、ベースシート51の折り曲げ部分を
介して互いに連なっており、これらプレート部52,5
3の前半部54には、夫々矩形状の開口部56,57が
形成されている。開口部56,57は、メモリモジュー
ル5に対応した大きさを有し、この第1のプレート部5
2の開口部56を通じてメモリモジュール5の接触端子
24がベースカード4の外方に露出されるようになって
いる。
【0066】第1および第2のプレート部52,53の
後半部55は、剥離可能で、しかも繰り返し使用可能な
粘着剤が塗布された接着テープ59を介して接合されて
いる。そのため、第1および第2のプレート部52,5
3は、互いに重ね合わされた状態を維持し得るようにな
っている。
後半部55は、剥離可能で、しかも繰り返し使用可能な
粘着剤が塗布された接着テープ59を介して接合されて
いる。そのため、第1および第2のプレート部52,5
3は、互いに重ね合わされた状態を維持し得るようにな
っている。
【0067】メモリモジュール5のフレーム23は、接
触端子24を取り囲むフランジ部62を有している。フ
ランジ部62は、開口部56,57の開口縁部に引っ掛
かるとともに、第1および第2のプレート部52,53
の前半部54の間で取り外し可能に挟み込まれるように
なっており、このことにより、メモリモジュール5がベ
ースカード4に保持される。
触端子24を取り囲むフランジ部62を有している。フ
ランジ部62は、開口部56,57の開口縁部に引っ掛
かるとともに、第1および第2のプレート部52,53
の前半部54の間で取り外し可能に挟み込まれるように
なっており、このことにより、メモリモジュール5がベ
ースカード4に保持される。
【0068】このような構成によれば、メモリモジュー
ル5は、ベースカード4の第1および第2のプレート部
52,53によって取り外し可能に挟み込まれているの
で、メモリモジュール5を第1および第2のプレート部
52,53の間から取り出して情報を格納しようとする
機器側に組み込んだり、あるいはメモリモジュール5を
第1および第2のプレート部52,53で挟み込んだ状
態で機器側に組み込むことが可能となる。
ル5は、ベースカード4の第1および第2のプレート部
52,53によって取り外し可能に挟み込まれているの
で、メモリモジュール5を第1および第2のプレート部
52,53の間から取り出して情報を格納しようとする
機器側に組み込んだり、あるいはメモリモジュール5を
第1および第2のプレート部52,53で挟み込んだ状
態で機器側に組み込むことが可能となる。
【0069】そのため、メモリモジュール5の使用形態
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができ、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。しかも、メモリモジュール5は、第1および第2の
プレート部52,53を互いに重なり合うように折り曲
げることで、これらプレート部52,53の間で挟み込
まれるので、ベースカード4にメモリモジュール5を機
械的に支えるための格別な支持部を形成する必要はな
い。そのため、ベースカード4の構造を簡略化すること
ができ、その分、メモリパッケージ2のコストを抑えて
安価に提供することができる。
を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選択するこ
とができ、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。しかも、メモリモジュール5は、第1および第2の
プレート部52,53を互いに重なり合うように折り曲
げることで、これらプレート部52,53の間で挟み込
まれるので、ベースカード4にメモリモジュール5を機
械的に支えるための格別な支持部を形成する必要はな
い。そのため、ベースカード4の構造を簡略化すること
ができ、その分、メモリパッケージ2のコストを抑えて
安価に提供することができる。
【0070】図8は、本発明の第4の実施の形態を開示
している。この第4の実施の形態は、メモリモジュール
5の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ
以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
している。この第4の実施の形態は、メモリモジュール
5の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ
以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0071】図8に示すように、メモリモジュール5
は、第1および第2の印刷配線基板71,72を有して
いる。第1および第2の印刷配線基板71,72は、厚
み方向に重ねて配置されており、これら印刷配線基板7
1,72の互いに向かい合う面に夫々ICチップ22が
実装されている。ICチップ22および第1および第2
の印刷配線基板71,72は、合成樹脂製のフレーム2
3に一体的にモールドされており、このモールドにより
一つのモジュールとしてパッケージ化されている。
は、第1および第2の印刷配線基板71,72を有して
いる。第1および第2の印刷配線基板71,72は、厚
み方向に重ねて配置されており、これら印刷配線基板7
1,72の互いに向かい合う面に夫々ICチップ22が
実装されている。ICチップ22および第1および第2
の印刷配線基板71,72は、合成樹脂製のフレーム2
3に一体的にモールドされており、このモールドにより
一つのモジュールとしてパッケージ化されている。
【0072】第1および第2の印刷配線基板71,72
は、夫々フレーム23の外方に露出された表面71a,
72aを有している。印刷配線基板71,72の表面7
1a,72aは、メモリモジュール5をベースカード4
の嵌合孔8に嵌め込んだ時に、このベースカード4の表
面4aおよび裏面4bと略同一平面上に位置されてい
る。これら表面71a,72aには、第1の実施の形態
と同様に22個の接触端子(図示せず)が形成されてお
り、これら接触端子は、フレーム23の外方に露出され
ている。
は、夫々フレーム23の外方に露出された表面71a,
72aを有している。印刷配線基板71,72の表面7
1a,72aは、メモリモジュール5をベースカード4
の嵌合孔8に嵌め込んだ時に、このベースカード4の表
面4aおよび裏面4bと略同一平面上に位置されてい
る。これら表面71a,72aには、第1の実施の形態
と同様に22個の接触端子(図示せず)が形成されてお
り、これら接触端子は、フレーム23の外方に露出され
ている。
【0073】このような構成によれば、ベースカード4
の表面4aおよび裏面4bに夫々接触端子が配置され、
これら接触端子は複数のICチップ22に電気的に接続
されているので、メモリモジュール4に容量を無理なく
倍増することができる。
の表面4aおよび裏面4bに夫々接触端子が配置され、
これら接触端子は複数のICチップ22に電気的に接続
されているので、メモリモジュール4に容量を無理なく
倍増することができる。
【0074】そして、この場合においても、メモリモジ
ュール5は、ベースカード4の嵌合孔8から取り出して
情報を格納しようとする機器側に組み込んだり、あるい
はメモリモジュール5を嵌合孔8に嵌め込んだ状態で機
器側に組み込むことが可能であり、メモリモジュール5
の使用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に
選択することができる。
ュール5は、ベースカード4の嵌合孔8から取り出して
情報を格納しようとする機器側に組み込んだり、あるい
はメモリモジュール5を嵌合孔8に嵌め込んだ状態で機
器側に組み込むことが可能であり、メモリモジュール5
の使用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に
選択することができる。
【0075】なお、上記各実施の形態においては、メモ
リモジュールを支持するベースカードを合成樹脂製とし
たが、本発明はこれに制約されるものではなく、ベース
カードを厚紙のようなある程度の剛性を有する紙で構成
しても良い。この構成によれば、ベースカードの単価を
より低く抑えることができ、経済的にあるとともに、紙
はリサイクルが可能であるから、地球環境的な面におい
ても好都合となる。
リモジュールを支持するベースカードを合成樹脂製とし
たが、本発明はこれに制約されるものではなく、ベース
カードを厚紙のようなある程度の剛性を有する紙で構成
しても良い。この構成によれば、ベースカードの単価を
より低く抑えることができ、経済的にあるとともに、紙
はリサイクルが可能であるから、地球環境的な面におい
ても好都合となる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、メモリモ
ジュールをベースカードから取り外してデジタルスティ
ルカメラや携帯電話のような機器に組み込んだり、ある
いはメモリモジュールをベースカードに取り付けた状態
で機器に組み込むことができ、このメモリモジュールの
使用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選
択できる。したがって、従来のメモリパッケージでは大
きすぎて組み込みが不可能な小型の機器においても、メ
モリモジュールをベースカードから取り出すことで無理
なく対処することができ、汎用性が向上する。
ジュールをベースカードから取り外してデジタルスティ
ルカメラや携帯電話のような機器に組み込んだり、ある
いはメモリモジュールをベースカードに取り付けた状態
で機器に組み込むことができ、このメモリモジュールの
使用形態を装着すべき機器側の大きさに応じて自由に選
択できる。したがって、従来のメモリパッケージでは大
きすぎて組み込みが不可能な小型の機器においても、メ
モリモジュールをベースカードから取り出すことで無理
なく対処することができ、汎用性が向上する。
【0077】しかも、メモリパッケージを装着すべき機
器側にあっては、規格されたベースカードよりも小さな
メモリモジュールのみを格納し得るスペースを確保すれ
ば良いので、この機器の小型化を妨げないとともに、機
器を設計する上での自由度が増大する。
器側にあっては、規格されたベースカードよりも小さな
メモリモジュールのみを格納し得るスペースを確保すれ
ば良いので、この機器の小型化を妨げないとともに、機
器を設計する上での自由度が増大する。
【0078】また、ベースカードにメモリモジュールを
取り付ければ、規格化されたこれまでのメモリパッケー
ジと同一の形状となり、このメモリパッケージとの互換
性が得られる。そして、この場合、ポータブルコンピュ
ータのような電子機器のカードスロットにカードアダプ
タを挿入し、さらにこのカードアダプタのカード収容部
にメモリパッケージを挿入すれば、このメモリパッケー
ジをポータブルコンピュータに接続することができる。
このため、例えばデジタルスティルカメラあるいは携帯
電話のような機器で格納した情報を、ポータブルコンピ
ュータを利用して編集するといった作業が可能となり、
使い勝手が向上するといった利点がある。
取り付ければ、規格化されたこれまでのメモリパッケー
ジと同一の形状となり、このメモリパッケージとの互換
性が得られる。そして、この場合、ポータブルコンピュ
ータのような電子機器のカードスロットにカードアダプ
タを挿入し、さらにこのカードアダプタのカード収容部
にメモリパッケージを挿入すれば、このメモリパッケー
ジをポータブルコンピュータに接続することができる。
このため、例えばデジタルスティルカメラあるいは携帯
電話のような機器で格納した情報を、ポータブルコンピ
ュータを利用して編集するといった作業が可能となり、
使い勝手が向上するといった利点がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るメモリ装置の
斜視図。
斜視図。
【図2】メモリモジュールをベースカードの嵌合孔から
取り外した状態をベースカードの表面側から見たメモリ
パッケージの斜視図。
取り外した状態をベースカードの表面側から見たメモリ
パッケージの斜視図。
【図3】メモリモジュールをベースカードの嵌合孔から
取り外した状態をベースカードの裏面側から見たメモリ
パッケージの斜視図。
取り外した状態をベースカードの裏面側から見たメモリ
パッケージの斜視図。
【図4】(A)は、図1のA−A線に沿うメモリパッケ
ージの断面図。(B)は、図1のB−B線に沿うメモリ
パッケージの断面図。(C)は、図1のC−C線に沿う
メモリパッケージの断面図。
ージの断面図。(B)は、図1のB−B線に沿うメモリ
パッケージの断面図。(C)は、図1のC−C線に沿う
メモリパッケージの断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るメモリパッケ
ージの斜視図。
ージの斜視図。
【図6】ベースカードの凹部にメモリモジュールを貼り
付けた状態を示すメモリパッケージの断面図。
付けた状態を示すメモリパッケージの断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るメモリパッケ
ージの斜視図。
ージの斜視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るメモリパッケ
ージの断面図。
ージの断面図。
1…メモリ装置 2…メモリパッケージ 3…カードアダプタ 4…ベースカード 5…メモリモジュール 11a,11b,16…係合部(第1ないし第4の係合
片) 22…ICチップ 23…フレーム 24…接触端子 26…外周縁部 30a〜30c…係合ガイド部(第1ないし第3の係合
凹部) 43…粘着部材(両面接着テープ) 52…第1のプレート部 53…第2のプレート部 56…開口部
片) 22…ICチップ 23…フレーム 24…接触端子 26…外周縁部 30a〜30c…係合ガイド部(第1ないし第3の係合
凹部) 43…粘着部材(両面接着テープ) 52…第1のプレート部 53…第2のプレート部 56…開口部
Claims (14)
- 【請求項1】 規格で定められた大きさを有するベース
カードと;このベースカードの外方に露出される複数の
接触端子と、これら接触端子に電気的に接続されたIC
チップとを有し、これら接触端子およびICチップを一
体的にモールドすることによりパッケージ化されたメモ
リモジュールと;を備えており、 上記メモリモジュールは、上記ベースカードに取り外し
可能に支持されていることを特徴とするカード型メモリ
パッケージ。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記ベースカ
ードは、上記メモリモジュールが取り外し可能に嵌まり
込む嵌合孔を有する前半部と、指先で掴める大きさに形
成された後半部と、を含んでいることを特徴とするカー
ド型メモリパッケージ。 - 【請求項3】 請求項2の記載において、上記メモリモ
ジュールは、複数の接触端子が同一面上に並べて配置さ
れた表面と、この表面とは反対側に位置された裏面とを
有し、この裏面の外周部にテーパ状に傾斜されたガイド
面を形成するとともに、上記嵌合孔の開口縁部にガイド
面に沿うように傾斜された嵌合面を形成し、これらガイ
ド面および嵌合面は、互いに接していることを特徴とす
るカード型メモリパッケージ。 - 【請求項4】 規格で定められた大きさを有するベース
カードと;このベースカードの外方に露出される複数の
接触端子と、これら接触端子に電気的に接続されたIC
チップと、これら接触端子およびICチップが一体的に
モールドされた合成樹脂製のフレームとを含み、上記ベ
ースカードに取り外し可能に支持されたメモリモジュー
ルと;を備え、 上記メモリモジュールのフレームは、接触端子を取り囲
む外周縁部を有し、また、上記ベースカードは、上記フ
レームの外周縁部が取り外し可能に嵌まり込む嵌合部を
有し、上記フレームの外周縁部の一箇所又は複数箇所に
係合部を形成するとともに、上記ベースカードの嵌合部
に上記係合部が取り外し可能に係合される係合ガイド部
を形成したことを特徴とするカード型メモリパッケー
ジ。 - 【請求項5】 請求項4の記載において、上記フレーム
の外周縁部は、テーパ状に傾斜されたガイド面を有し、
上記ベースカードの嵌合部は、上記ガイド面に沿うよう
に傾斜された嵌合面を有し、これらガイド面および嵌合
面は、互いに接していることを特徴とするカード型メモ
リパッケージ。 - 【請求項6】 規格で定められた大きさを有するベース
カードと;上記ベースカードの外方に露出される複数の
接触端子と、これら接触端子に電気的に接続されたIC
チップとを有し、これら接触端子およびICチップを一
体的にモールドすることでパッケージ化されたメモリモ
ジュールと;を備えており、 上記メモリモジュールは、剥離可能で、しかも繰り返し
使用可能な粘着部材を介して上記ベースカードに貼り付
けられていることを特徴とするカード型メモリパッケー
ジ。 - 【請求項7】 請求項6の記載において、上記ベースカ
ードは、メモリモジュールが取り出し可能に収容される
凹部を有し、この凹部の底面に上記粘着部材を介してメ
モリモジュールが貼り付けられていることを特徴とする
カード型メモリパッケージ。 - 【請求項8】 請求項7の記載において、上記メモリパ
ッケージは、複数の接触端子が同一面上に並べて配置さ
れた表面と、上記凹部の底面に粘着部材を介して貼り付
けられる裏面とを有し、上記凹部の底面は、粘着部材を
外れた位置に上記メモリモジュールの裏面と向かい合う
少なくとも一つの貫通孔を有していることを特徴とする
カード型メモリパッケージ。 - 【請求項9】 規格で定められた大きさを有するベース
カードと;このベースカードの外方に露出される複数の
接触端子と、これら接触端子に電気的に接続されたIC
チップと、を有し、これら接触端子およびICチップを
一体的にモールドすることによりパッケージ化されたメ
モリモジュールと;を備えており、 上記ベースカードは、第1のプレート部と、この第1の
プレート部に接離可能に重ね合わされるように折り曲げ
られた第2のプレート部とを有し、これら第1および第
2のプレート部の間で上記メモリモジュールを取り外し
可能に挟み込んで固定するとともに、このメモリモジュ
ールの接触端子と向かい合ういずれかのプレート部は、
接触端子をベースカードの外方に露出させる開口部を有
していることを特徴とするカード型メモリパッケージ。 - 【請求項10】 請求項9の記載において、上記第1の
プレート部および第2のプレート部は、剥離可能で、し
かも繰り返し使用可能な粘着部材を介して互いに貼り付
けられていることを特徴とするカード型メモリパッケー
ジ。 - 【請求項11】 請求項1、6および9のいずれかの記
載において、上記ベースカードは、剛性を有する紙製で
あることを特徴とするカード型メモリパッケージ。 - 【請求項12】 請求項1、6、9および11のいずれ
かの記載において、上記メモリモジュールは、動作電圧
が異なる複数の種類を有し、また、上記ベースカード
は、このベースカードに取り付けるべきメモリモジュー
ルの動作電圧を表示するキーを備えていることを特徴と
するカード型メモリパッケージ。 - 【請求項13】 規格で定められた大きさを有するカー
ド型のメモリパッケージと;このメモリパッケージが取
り外し可能に挿入されるカード収容部を有するカードア
ダプタと;を備えているメモリ装置において、 上記メモリパッケージは、 外方に露出される複数の接触端子と、これら接触端子に
電気的に接続されたICチップとを有し、これら接触端
子およびICチップを一体的にモールドすることにより
パッケージ化されたメモリモジュールと;このメモリモ
ジュールを取り外し可能に支持するベースカードと;を
備えていることを特徴するメモリ装置。 - 【請求項14】 請求項13の記載において、上記メモ
リモジュールは、動作電圧が異なる複数の種類を有し、
また、上記ベースカードは、上記カード収容部に臨む挿
入先端部にベースカードに取り付けるべきメモリモジュ
ールの動作電圧を表示するキーを有していることを特徴
とするメモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070806A JPH11272830A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カード型メモリパッケージおよびこのメモリパッケージを用いたメモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070806A JPH11272830A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カード型メモリパッケージおよびこのメモリパッケージを用いたメモリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11272830A true JPH11272830A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13442182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10070806A Pending JPH11272830A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カード型メモリパッケージおよびこのメモリパッケージを用いたメモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH11272830A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100335716B1 (ko) * | 2000-05-23 | 2002-05-08 | 윤종용 | 메모리 카드 |
JP2004348363A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Integrated Business:Kk | Icモジュール、icモジュール板、及び通信システム |
KR100599341B1 (ko) | 2004-07-30 | 2006-08-14 | (주)테라빛 | 실장효율이 높은 메모리 카드를 제조하는 방법 |
JP2009023670A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂製パレット |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070806A patent/JPH11272830A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100335716B1 (ko) * | 2000-05-23 | 2002-05-08 | 윤종용 | 메모리 카드 |
JP2004348363A (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-09 | Integrated Business:Kk | Icモジュール、icモジュール板、及び通信システム |
KR100599341B1 (ko) | 2004-07-30 | 2006-08-14 | (주)테라빛 | 실장효율이 높은 메모리 카드를 제조하는 방법 |
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