JPH1097466A - メモリパッケージの書き込み禁止シールとその貼着方法 - Google Patents

メモリパッケージの書き込み禁止シールとその貼着方法

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JPH1097466A
JPH1097466A JP8248328A JP24832896A JPH1097466A JP H1097466 A JPH1097466 A JP H1097466A JP 8248328 A JP8248328 A JP 8248328A JP 24832896 A JP24832896 A JP 24832896A JP H1097466 A JPH1097466 A JP H1097466A
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JP
Japan
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write
seal
seal piece
memory package
cover film
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JP8248328A
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Inventor
Kenji Yamasato
健司 山里
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、書き込み禁止シール片をメモリパッ
ケージのシール貼着部に貼り付ける作業を容易に行うこ
とができるメモリパッケージの書き込み禁止シールとそ
の貼着方法を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】台紙15上に貼着されたW/Pシール片1
6の上に、その表面積よりも大きい面積のカバーフィル
ム18を着脱可能に装着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード型のメモリ
パッケージ内の半導体メモリに対して情報の書き込みを
禁止するメモリパッケージの書き込み禁止シールとその
貼着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から既存のJEIDA/PCMCI
Aタイプのメモリカードに代わる小型で低価格な半導体
メモリ装置として、ソリッドステートフロッピーディス
クシステム(以下SSFDシステムと称する)が開発さ
れている。このSSFDシステムは、記憶媒体としてソ
リッドステートフロッピーディスクカード(以下SSF
DCと称する)である超薄型メモリカード(カード型F
LASHメモリパッケージ)を用いている。
【0003】SSFDCのメモリパッケージは、厚さ約
0.76mmと非常に薄くかつ、小型のプラスチックの
ベースカードに一括消去型EEPROM、いわゆるフラ
ッシュメモリメディア(半導体メモリ)を埋め込んで構
成されたものである。
【0004】また、SSFDシステムを種々の機器と組
み合わせて用いるために、非常に薄型のSSFDCのメ
モリパッケージに誤消去防止機能、つまり、書き込み禁
止機能を設けることが必要になる。そして、この書き込
み禁止機能を得るための手段として、SSFDCのベー
スカードの表面に窪み状のシール貼着部を設け、このシ
ール貼着部に書き込み禁止(ライトプロテクト)シール
(以下W/Pシールと称する)を貼着することにより、
半導体メモリへの書き込みを禁止する構成が考えられて
いる。
【0005】ここで、従来のW/Pシールは図10およ
び図11に示すように台紙(離型紙)1上に接着剤2を
介してW/Pシール片3が剥離可能に貼着された状態で
提供されている。なお、このW/Pシール片3は光を反
射する導電性材料で作られている。
【0006】また、SSFDCのメモリパッケージが着
脱可能に装着される情報処理装置にはSSFDCのメモ
リパッケージに内蔵された半導体メモリの記憶データの
読み出しおよび書き込みを行う読み出し/書き込み手段
と、メモリパッケージのシール貼着部へのW/Pシール
の貼着状態を検出し、W/Pシールの貼着時には半導体
メモリへの書き込みを禁止する書き込み禁止手段とが設
けられている。この書き込み禁止手段としては導電性の
W/Pシール片3を介して2極のコンタクトが接触する
事による電気的な導通を利用して書き込み禁止機能を実
現する第1の書き込みを禁止機構や、フォトインタラク
タ等のオプティカルデバイスを使用し、W/Pシール片
3からの光の反射による2次側の電気的導通を利用して
書き込み禁止機能を実現する第2の書き込みを禁止機構
が開発されている。
【0007】そして、メモリパッケージのシール貼着部
にW/Pシール片3が貼着されていない場合にはメモリ
パッケージに内蔵された半導体メモリへの書き込みが可
能な状態で保持するようになっている。また、W/Pシ
ール片3が台紙1から剥離されてシール貼着部に貼着さ
れた場合には半導体メモリへの書き込みを禁止するよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のメモリパッケージのW/PシールにあってはW
/Pシール片3を台紙1から剥離させたのち、SSFD
Cのメモリパッケージのシール貼着部に正確に貼り付け
る作業を行うためには次の3点についての注意が必要で
あった。
【0009】(1)W/Pシール片3の変形:第1の書
き込みを禁止機構ではW/Pシール片3には、電気的導
通を検知すべく2本以上のコンタクトが接触するので、
W/Pシール片3の表面(導電材料)はフラットな形状
である事が望ましい。ここで、W/Pシール片3の折れ
・たわみ等の変形がある場合には、コンタクト不良(電
気的遮断)・コンタクト破壊・W/Pシール片3の剥が
れ等の不具合が発生する要因となる。
【0010】また、フォトインタラプタ等のオプティカ
ルデバイスを使用する第2の書き込み禁止機構の場合で
も、W/Pシール片3の変形による光の乱反射で検知不
良が発生するおそれがある。
【0011】(2)W/Pシール片3の貼り付け位置:
W/Pシール片3をSSFDCのメモリパッケージの窪
み状のシール貼着部に貼り付ける場合にはシール貼着部
の窪みの範囲内に正確にW/Pシール片3を貼る必要が
ある。ここで、シール貼着部の窪みの部分をはみ出して
W/Pシール片3を貼り付けた場合には、W/Pシール
片3に段差部が形成されるので、上記(1)項の様な不
具合が生じるおそれがある。
【0012】また、W/Pシール片3は例えば直径が8
mm程度の非常に小さい円板形状に形成されているの
で、W/Pシール片3を使用者が指先で摘み、メモリパ
ッケージの窪み状のシール貼着部に正確に位置決めを行
う作業は難しく、非常に高度な技能を必要とする問題が
ある。そして、W/Pシール片3をメモリパッケージの
窪み状のシール貼着部に正確に貼り付けるためにはピン
セット等の特殊な道具が必要となる問題もある。
【0013】(3)W/Pシール片3の接着面への異物
付着:W/Pシール片3の裏面には接着剤2が塗布して
あるので、その接着剤2に使用者の爪や指が触れた場合
には皮脂や、ゴミが付着し、W/Pシール片3の接着力
が低下したり、シール片3の表面が凸状に変形する原因
となり、上記(1)項の様な不具合が生じるおそれがあ
る。
【0014】また、既存のW/Pシールは図10および
図11に示すように台紙1上に接着剤2が塗布された複
数のW/Pシール片3を並べただけであり、上述した注
意点を守りながらW/Pシール片3をSSFDCのメモ
リパッケージのシール貼着部に貼り付ける作業時には、
W/Pシール片3を高精度に位置決めする等の特殊な技
能や、ピンセット等の道具が必要となるので、ユーザに
とってSSFDCのメモリパッケージの使い勝手の面で
問題となっている。
【0015】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、書き込み禁止シール片をメモリパッケ
ージのシール貼着部に貼り付ける作業時に書き込み禁止
シール片を高精度に位置決めする等の特殊な技能や、道
具を必要とせず、しかも容易に貼り付け作業を行うこと
ができるメモリパッケージの書き込み禁止シールとその
貼着方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、記憶
データの書き換えが可能な半導体メモリが内蔵されたベ
ースカードと、このベースカードの表面に露出された複
数の接触端子と、上記ベースカードに設けられたシール
貼着部と、台紙上に剥離可能に貼着され、上記台紙から
剥離されて上記シール貼着部に貼着可能な書き込み禁止
シール片とを備えたメモリパッケージと、上記メモリパ
ッケージが着脱可能に装着される情報処理装置と、この
情報処理装置に設けられ、上記半導体メモリの記憶デー
タの読み出しおよび書き込みを行う読み出し/書き込み
手段と、上記シール貼着部への上記書き込み禁止シール
片の貼着状態を検出し、上記書き込み禁止シール片の貼
着時には上記半導体メモリへの書き込みを禁止する書き
込み禁止手段とを備えたメモリ装置で使用され、上記台
紙上に貼着された書き込み禁止シール片の上に、その表
面積よりも大きい面積のカバーフィルムを着脱可能に装
着したことを特徴とするメモリパッケージの書き込み禁
止シールである。上記構成により、書き込み禁止シール
片をメモリパッケージのシール貼着部に貼り付ける作業
時には使用者が手指でカバーフィルムを把持した状態
で、その作業を行うことにより、使用者が手指、または
ピンセット等の道具によって直接的に書き込み禁止シー
ル片に触る事を無くし、書き込み禁止シール片を変形さ
せる事を無くすとともに、書き込み禁止シール片に皮脂
や、ゴミを付着させる事を無くすようにしたものであ
る。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載のメモ
リパッケージの書き込み禁止シールの上記カバーフィル
ムは透光性の材料によって形成されたものであることを
特徴とするものである。上記構成により、書き込み禁止
シール片をメモリパッケージのシール貼着部に貼り付け
る作業時には使用者に透光性のカバーフィルムを透過し
てメモリパッケージのシール貼着部を目視させ、書き込
み禁止シール片の位置決め作業を容易に行うとともに、
ピンセット等の特殊な道具を不要にしたものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1に記載のメモ
リパッケージの書き込み禁止シールの上記カバーフィル
ムは湿気等による腐食や、異物との接触による損傷から
上記書き込み禁止シール片を保護する耐環境性に優れた
材料によって形成されたものであることを特徴とするも
のである。上記構成により、未使用の書き込み禁止シー
ル片を保管する上で、台紙上に貼着された書き込み禁止
シール片に装着されたカバーフィルムによって湿気等に
よる腐食や、異物との接触による損傷から書き込み禁止
シール片を保護することにより、未使用の書き込み禁止
シール片の保管場所に注意を払う必要性を無くすように
したものである。
【0019】請求項4の発明は、記憶データの書き換え
が可能な半導体メモリが内蔵されたベースカードと、こ
のベースカードの表面に露出された複数の接触端子と、
上記ベースカードに設けられたシール貼着部と、台紙上
に剥離可能に貼着され、上記台紙から剥離されて上記シ
ール貼着部に貼着可能な書き込み禁止シール片と、上記
台紙上に貼着された書き込み禁止シール片の上に着脱可
能に装着され、上記書き込み禁止シール片の表面積より
も大きい面積のカバーフィルムとを備えたメモリパッケ
ージと、上記メモリパッケージが着脱可能に装着される
情報処理装置と、この情報処理装置に設けられ、上記半
導体メモリの記憶データの読み出しおよび書き込みを行
う読み出し/書き込み手段と、上記シール貼着部への上
記書き込み禁止シール片の貼着状態を検出し、上記書き
込み禁止シール片の貼着時には上記半導体メモリへの書
き込みを禁止する書き込み禁止手段とを備えたメモリ装
置で使用され、上記書き込み禁止シール片を上記メモリ
パッケージのシール貼着部に貼着する際に、上記カバー
フィルムと上記書き込み禁止シール片とを一体的に上記
台紙上から剥離する台紙剥離工程と、上記カバーフィル
ムとともに上記書き込み禁止シール片を上記シール貼着
部に貼着する書き込み禁止シール片貼着工程と、上記シ
ール貼着部上の上記書き込み禁止シール片から上記カバ
ーフィルムを剥離するカバーフィルム剥離工程とを具備
したことを特徴とする書き込み禁止シールの貼着方法で
ある。上記方法により、書き込み禁止シール片をメモリ
パッケージのシール貼着部に貼り付ける作業時には使用
者が手指でカバーフィルムを把持した状態で、その作業
を行うことにより、使用者が手指、またはピンセット等
の道具によって直接的に書き込み禁止シール片に触る事
を無くし、書き込み禁止シール片を変形させる事を無く
すとともに、書き込み禁止シール片に皮脂や、ゴミを付
着させる事を無くすようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図8を参照して説明する。図1は例えば、PCM
CIA規格のカード状に形成され、図示しないパーソナ
ルコンピュータのカードスロットに装着可能に構成され
た本実施の形態のメモリ装置11全体の概略構成を示す
ものである。
【0021】本実施の形態のメモリ装置11にはPCM
CIA規格のカード状に形成されたアダプタ(情報処理
装置)10と、このアダプタ10内に着脱可能に装着さ
れるカード型の超薄型メモリパッケージ20とが設けら
れている。
【0022】図1に示すように、アダプタ10内にはメ
モリパッケージ20を脱着自在に収容するカード収容部
12が形成されている。このカード収容部12の挿入口
12aはアダプタ10の後端面に開口している。
【0023】また、アダプタ10内には、収容したメモ
リパッケージ20を取り出すための図示しないイジェク
ト機構が設けられている。このイジェクト機構のイジェ
クトボタン14はアダプタ10の後端面に挿入口12a
に隣接して設けられている。このイジェクトボタン14
はアダプタ10内に突没可能に装着されている。そし
て、アダプタ10のカード収容部12にメモリパッケー
ジ20が挿入されてセットされるとイジェクトボタン1
4が外部側に突出した状態で保持され、このイジェクト
ボタン14を押込み操作することにより、カード収容部
12内のメモリパッケージ20がアダプタ10の外部側
にイジェクトされるようになっている。
【0024】また、カード状のメモリパッケージ20に
は、図2および図3に示すように、合成樹脂によって形
成された偏平な矩形状のベースカード22が設けられて
いる。このベースカード22は、アダプタ10のカード
収容部12へ収容可能な大きさに形成され、例えば、幅
37mm、長さ45mm、厚さ0.76mmに形成され
ている。
【0025】また、図3に示すように、ベースカード2
2の一面側の前半部には矩形状の凹所24が形成されて
いる。この凹所24内には、半導体メモリとして、一括
消去型のEEPROM、いわゆるフラッシュメモリ26
が収納されている。このフラッシュメモリ26には、情
報を読み出しおよび書き込みするための複数、例えば2
2個の接触端子28が設けられている。これらの接触端
子28は、ベースカード22の表面に露出され、かつ、
この表面とほぼ面一に延在されている。
【0026】また、ベースカード22の後半部には、任
意の情報を記載可能なラベル30が貼られている。さら
に、接触端子28が露出されている側のベースカード2
2の表面には、円形の凹所32からなるシール貼着部が
形成されている。この円形凹所32は接触端子28とラ
ベル30との間に配置されている。
【0027】そして、シール貼着部の円形凹所32に
は、書き込み禁止機能を有するW/Pシール(書き込み
禁止シール)34を貼着可能となっている。このW/P
シール34はメモリパッケージ20とは別体の状態で提
供されるものである。本実施の形態のW/Pシール34
には図4(A),(B)に示すように1枚の台紙(離型
紙)15上に1つ、または複数の未使用の導電性のW/
Pシール片16が接着剤層17を介して剥離可能に貼着
されている。
【0028】ここで、各W/Pシール片16には、図3
に示すようにシール貼着部の円形凹所32よりも僅かに
小径な例えば、銅製の円形のベースフィルム16aが設
けられている。このベースフィルム16aの表面上には
例えば、ニッケルメッキ等が施されて光を反射する反射
層16bが形成されている。さらに、ベースフィルム1
6aの裏面にはW/Pシール片16をメモリパッケージ
20の円形凹所32に貼着するための上記接着剤層17
が形成されている。なお、各W/Pシール片16の厚さ
tとメモリパッケージ20の円形凹所32の深さdとの
間はt≦dの関係に設定され、各W/Pシール片16の
厚さtは円形凹所32の深さdと略等しくなるように設
定されている。
【0029】また、台紙15上に貼着されたW/Pシー
ル片16の上には、その表面積よりも大きい面積のカバ
ーフィルム18が着脱可能に装着されている。このカバ
ーフィルム18は柔軟性を有し、湿気等による腐食や、
異物との接触による損傷からW/Pシール片16を保護
する耐環境性に優れた透光性の材料、例えば透明な合成
樹脂フィルムによって形成されている。さらに、カバー
フィルム18の裏面には接着剤19がこのカバーフィル
ム18の裏面全面に亙り塗布されている。
【0030】そして、本実施の形態ではW/Pシール3
4のW/Pシール片16をメモリパッケージ20の円形
凹所32に貼着する際には、カバーフィルム18とW/
Pシール片16とを一体的に台紙15上から剥離したの
ち、W/Pシール片16をメモリパッケージ20の円形
凹所32に貼着し、最後に、メモリパッケージ20の円
形凹所32上のW/Pシール片16からカバーフィルム
18を剥離することにより、メモリパッケージ20の円
形凹所32上にはW/Pシール片16のみが貼着された
状態で残されるようになっている。
【0031】また、アダプタ10内には、図5に示すよ
うに、メモリパッケージ20内のフラッシュメモリ26
の記憶データの読み出しおよび書き込みを行う読み出し
/書き込み回路(読み出し/書き込み手段)37と、シ
ール貼着部の円形凹所32へのW/Pシール片16の貼
着状態を検出し、W/Pシール片16の貼着時にはフラ
ッシュメモリ26への書き込みを禁止する書き込み禁止
回路(書き込み禁止手段)40とが設けられている。
【0032】ここで、読み出し/書き込み回路37には
複数の接触ピン36が接続されている。これらの接触ピ
ン36はカード収容部12内に突設されている。そし
て、カード収容部12にメモリパッケージ20が収容さ
れた際に、これらの接触ピン36がメモリパッケージ2
0の接触端子28に接触するようになっている。
【0033】また、書き込み禁止回路40は書き込み・
読み出し回路37に接続されたアンドゲート42を有
し、このアンドゲート42の第1の入力端は、抵抗Rを
介して正電源電圧Vccにプルアップしている。また、ア
ンドゲート42の第2の入力端には、パーソナルコンピ
ュータ側からの書き込み信号WRが入力される。
【0034】更に、書き込み禁止回路40は、カード収
容部12に装着されたメモリパッケージ20の円形凹所
32に隣接対向する一対の短絡ピン38a、38bを備
えている。一方の短絡ピン38aはアンドゲート42の
第1の入力端に接続され、他方の短絡ピン38bはグラ
ンドに導通している。
【0035】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のメモリ装置11を用いて情報処理を行う
場合には、まず、メモリパッケージ20をアダプタ10
の挿入口12aを通してカード収容部12内へ挿入す
る。続いて、アダプタ10をパーソナルコンピュータの
カードスロットに挿入する。
【0036】ここで、メモリパッケージ20に対して情
報の書き込み処理を行う場合には、メモリパッケージ2
0のシール貼着部の円形凹所32にW/Pシール片16
が貼られていないことを確認の上、メモリパッケージ2
0を装填する。この状態で、メモリパッケージ20がカ
ード収容部12に装着されると、図8に示すように、接
触ピン36がフラッシュメモリ26の接触端子28にそ
れぞれ接触し、フラッシュメモリ26に電気的に接続さ
れる。
【0037】この場合、メモリパッケージ20の円形凹
所32にはW/Pシール片16が貼られていないため、
アンドゲート42の第1の入力端は、抵抗Rを介してV
ccにプルアップしてハイレベルにあり、アンドゲート4
2が開いた状態となっている。従って、パーソナルコン
ピュータ側からアダプタ10を介して入力された書き込
み信号WRは、アンドゲート42を通過して書き込み回
路37へ送られ、更に、接触ピン36および接触端子2
8を介してフラッシュメモリ26に書き込まれる。
【0038】一方、メモリパッケージ20の円形凹所3
2にW/Pシール片16を貼り付けた場合には、メモリ
パッケージ20をアダプタ10のカード収容部12へ装
填した際に、2本の短絡ピン38a、38bがW/Pシ
ール片16に接触し、このW/Pシール片16を通して
短絡する。
【0039】このように短絡ピン38a、38bが短絡
すると、アンドゲート42の第1の入力端はローレベル
となる。これにより、アンドゲート42が閉じて、パー
ソナルコンピュータから書き込み回路37への書き込み
信号の通過を禁止し、その結果、メモリパッケージ20
内のフラッシュメモリ26への情報の書き込みが禁止さ
れ、メモリパッケージ20に格納された情報の誤消去を
防止することができる。
【0040】また、本実施の形態のW/Pシール34で
はW/Pシール片16をメモリパッケージ20の円形凹
所32に貼着する際には、次の貼着方法でその作業が行
われる。まず、図6に示すようにカバーフィルム18と
W/Pシール片16とを一体的に台紙15上から剥離す
る(台紙剥離工程)。
【0041】次に、カバーフィルム18を把持した状態
で、カバーフィルム18とW/Pシール片16との組付
け体をメモリパッケージ20側に搬送する。そして、図
7に示すようにW/Pシール片16をメモリパッケージ
20の円形凹所32に貼着する(書き込み禁止シール片
貼着工程)。このとき、カバーフィルム18はメモリパ
ッケージ20の円形凹所32の周縁部位に貼着される。
なお、W/Pシール片16をメモリパッケージ20の円
形凹所32に貼着する作業時には使用者に透光性のカバ
ーフィルム18を透過してメモリパッケージ20の円形
凹所32を目視させることにより、W/Pシール片16
の位置決め作業を容易に行うことができる。
【0042】そして、最後に、図8に示すようにメモリ
パッケージ20の円形凹所32上のW/Pシール片16
からカバーフィルム18を剥離する(カバーフィルム剥
離工程)。これにより、メモリパッケージ20の円形凹
所32上にはW/Pシール片16のみが貼着された状態
で残される。
【0043】そこで、上記構成の本実施の形態のW/P
シール34では次の効果を奏する。すなわち、台紙15
上に貼着されたW/Pシール片16の上に、その表面積
よりも大きい面積のカバーフィルム18を着脱可能に装
着したので、W/Pシール片16をメモリパッケージ2
0のシール貼着部の円形凹所32に貼り付ける作業時に
は使用者が手指でカバーフィルム18を把持した状態
で、その作業を行うことができる。そのため、使用者が
手指、またはピンセット等の道具によって直接的にW/
Pシール片16に触る事を無くすことができるので、W
/Pシール片16を変形させる事を無くすことができる
とともに、W/Pシール片16に皮脂や、ゴミを付着さ
せる事を無くすことができる。さらに、W/Pシール片
16をメモリパッケージ20の円形凹所32に貼り付け
る作業時にピンセット等の特殊な道具の使用を不要にす
ることもできる。
【0044】また、カバーフィルム18を透明な合成樹
脂フィルムによって形成したので、W/Pシール片16
をメモリパッケージ20のシール貼着部の円形凹所32
に貼り付ける作業時には使用者に透光性のカバーフィル
ム18を透過してメモリパッケージ20の円形凹所32
を目視させることができる。そのため、W/Pシール片
16をメモリパッケージ20の円形凹所32に位置決め
する作業を容易に行うことができる。
【0045】また、未使用のW/Pシール34を保管す
る上で、台紙15上に貼着された未使用のW/Pシール
片16をカバーフィルム18によって保護することがで
きるので、湿気等による腐食や、異物との接触による損
傷からW/Pシール片16を保護することができる。そ
のため、未使用のW/Pシール片16の保管場所に格別
に注意を払う必要が無く、未使用のW/Pシール34を
安全に保管することができる。
【0046】なお、本実施の形態のW/Pシール34の
各W/Pシール片16に「書き込み禁止」等の文字ある
いは記号等を印刷しておくことにより視認性が一層向上
し、確実な書き込み禁止を図る上で有効である。
【0047】また、図9はアダプタ10における書き込
み禁止回路40の他の実施の形態を示している。この実
施の形態では、短絡ピン36に代わり、W/Pシール片
16を検出する光学的検出手段としてのフォトカプラ5
0が設けられている。
【0048】すなわち、書き込み禁止回路40は、書き
込み・読み出し回路37に接続されたアンドゲート42
を有し、このアンドゲートの第1の入力端は、抵抗Rを
介して正電源電圧Vccにプルアップしている。また、ア
ンドゲート42の第2の入力端には、パーソナルコンピ
ュータ側からの書き込み信号WRが入力される。
【0049】フォトカプラ50は、装填されたメモリパ
ッケージ20のシール貼着部の円形凹所32と対向する
位置に配設されている。このフォトカプラ50は、正電
源電圧Vcc、グランド間に接続されシール貼着部の円形
凹所32に向けて検出光を照射する発光ダイオード52
と、反射光を検出するフォトトランジスタ54とを備え
ている。フォトトランジスタ54のエミッタはグランド
に、また、コレクタはアンドゲート42の第1の入力端
にそれぞれ接続されている。
【0050】上記のように構成されたアダプタ10では
メモリパッケージ20がこのアダプタ10の挿入口12
aを通してカード収容部12内へ挿入されると、フォト
カプラ50の発光ダイオード52からシール貼着部の円
形凹所32に検出光が照射される。
【0051】ここで、メモリパッケージ20の円形凹所
32にW/Pシール片16が貼られていない場合には、
発光ダイオード52からの検出光はシール貼着部の円形
凹所32で反射せず、フォトトランジスタ54にも入射
しない。そのため、フォトトランジスタ54は非導通状
態にあり、アンドゲート42の第1の入力端は、抵抗R
を介してVccにプルアップしてハイレベルにあり、アン
ドゲート42が開いた状態となっている。従って、パー
ソナルコンピュータ側からアダプタ10を介して入力さ
れた書き込み信号WRは、アンドゲート42を通過して
書き込み回路37へ送られ、更に、接触ピン36および
接触端子28を介してフラッシュメモリ26に書き込ま
れる。
【0052】一方、メモリパッケージ20の円形凹所3
2にW/Pシール片16が貼られている場合には発光ダ
イオード52から照射された検出光は、W/Pシール片
16の表面の反射層16bで反射しフォトトランジスタ
54に入射する。それにより、フォトトランジスタ54
が導通状態となり、アンドゲート42の第1の入力端は
ローレベルとなる。従って、アンドゲート42が閉じ
て、パーソナルコンピュータから書き込み回路37への
書き込み信号の通過を禁止し、その結果、メモリパッケ
ージ20内のフラッシュメモリ26への情報の書き込み
が禁止される。
【0053】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。例えば、W/Pシー
ル34の各W/Pシール片16の形状は円形に限らず必
要に応じて種々変形可能である。また、シール貼着部の
円形凹所32は、ベースカード22の内、フラッシュメ
モリ26の接触端子28と反対側の面に設けられていて
もよい。更に、シール貼着部の円形凹所32は、短絡ピ
ン36に対応するW/Pシール片16の貼着位置を示せ
るものであればよく、凹所に限定されることはない。
【0054】また、メモリ装置11は、パーソナルコン
ピュータに装着可能なカード状のものを示したが、これ
に限らず、パーソナルコンピュータ、携帯端末、デジタ
ルスティスカメラ等の電子機器内に直接内蔵されていて
もよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、書き込み禁止シール片
をメモリパッケージのシール貼着部に貼り付ける作業時
に書き込み禁止シール片を高精度に位置決めする等の特
殊な技能や、道具を必要とせず、しかも容易に書き込み
禁止シール片の貼り付け作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるメモリパッケー
ジおよびメモリ装置を示す斜視図。
【図2】同実施の形態のメモリパッケージの平面図。
【図3】同実施の形態のメモリパッケージの縦断面図。
【図4】(A)は同実施の形態のカバーフィルム付きの
書き込み禁止シールを示す斜視図、(B)は同縦断面
図。
【図5】同実施の形態のメモリ装置の書き込み禁止回路
の概略構成図。
【図6】同実施の形態の書き込み禁止シール片をカバー
フィルムと一体的に台紙上から剥離した状態を示す要部
の縦断面図。
【図7】同実施の形態の書き込み禁止シール片をカバー
フィルムと一体的にメモリパッケージのシール貼着部に
貼り付ける作業状態を示す要部の縦断面図。
【図8】同実施の形態の書き込み禁止シール片からカバ
ーフィルムを剥離する作業状態を示す要部の縦断面図。
【図9】メモリ装置の書き込み禁止回路の他の実施の形
態を示す概略構成図。
【図10】従来の書き込み禁止シールの斜視図。
【図11】従来の書き込み禁止シールの要部の縦断面
図。
【符号の説明】
10 アダプタ(情報処理装置) 11 メモリ装置 15 台紙 16 W/Pシール片(書き込み禁止シール片) 18 カバーフィルム 20 メモリパッケージ 22 ベースカード 26 フラッシュメモリ(半導体メモリ) 28 接触端子 32 円形凹所(シール貼着部) 36 接触ピン 37 読み出し/書き込み回路(読み出し/書き込み
手段) 38a、38b 短絡ピン 40 書き込み禁止回路(書き込み禁止手段) 50 フォトカプラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶データの書き換えが可能な半導体メ
    モリが内蔵されたベースカードと、このベースカードの
    表面に露出された複数の接触端子と、上記ベースカード
    に設けられたシール貼着部と、台紙上に剥離可能に貼着
    され、上記台紙から剥離されて上記シール貼着部に貼着
    可能な書き込み禁止シール片とを備えたメモリパッケー
    ジと、 上記メモリパッケージが着脱可能に装着される情報処理
    装置と、 この情報処理装置に設けられ、上記半導体メモリの記憶
    データの読み出しおよび書き込みを行う読み出し/書き
    込み手段と、 上記シール貼着部への上記書き込み禁止シール片の貼着
    状態を検出し、上記書き込み禁止シール片の貼着時には
    上記半導体メモリへの書き込みを禁止する書き込み禁止
    手段とを備えたメモリ装置で使用され、 上記台紙上に貼着された書き込み禁止シール片の上に、
    その表面積よりも大きい面積のカバーフィルムを着脱可
    能に装着したことを特徴とするメモリパッケージの書き
    込み禁止シール。
  2. 【請求項2】 上記カバーフィルムは透光性の材料によ
    って形成されたものであることを特徴とする請求項1に
    記載のメモリパッケージの書き込み禁止シール。
  3. 【請求項3】 上記カバーフィルムは湿気等による腐食
    や、異物との接触による損傷から上記書き込み禁止シー
    ル片を保護する耐環境性に優れた材料によって形成され
    たものであることを特徴とする請求項1に記載のメモリ
    パッケージの書き込み禁止シール。
  4. 【請求項4】 記憶データの書き換えが可能な半導体メ
    モリが内蔵されたベースカードと、このベースカードの
    表面に露出された複数の接触端子と、上記ベースカード
    に設けられたシール貼着部と、台紙上に剥離可能に貼着
    され、上記台紙から剥離されて上記シール貼着部に貼着
    可能な書き込み禁止シール片と、上記台紙上に貼着され
    た書き込み禁止シール片の上に着脱可能に装着され、上
    記書き込み禁止シール片の表面積よりも大きい面積のカ
    バーフィルムとを備えたメモリパッケージと、 上記メモリパッケージが着脱可能に装着される情報処理
    装置と、 この情報処理装置に設けられ、上記半導体メモリの記憶
    データの読み出しおよび書き込みを行う読み出し/書き
    込み手段と、 上記シール貼着部への上記書き込み禁止シール片の貼着
    状態を検出し、上記書き込み禁止シール片の貼着時には
    上記半導体メモリへの書き込みを禁止する書き込み禁止
    手段とを備えたメモリ装置で使用され、 上記書き込み禁止シール片を上記メモリパッケージのシ
    ール貼着部に貼着する際に、 上記カバーフィルムと上記書き込み禁止シール片とを一
    体的に上記台紙上から剥離する台紙剥離工程と、 上記カバーフィルムとともに上記書き込み禁止シール片
    を上記シール貼着部に貼着する書き込み禁止シール片貼
    着工程と、 上記シール貼着部上の上記書き込み禁止シール片から上
    記カバーフィルムを剥離するカバーフィルム剥離工程と
    を具備したことを特徴とする書き込み禁止シールの貼着
    方法。
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