JPH11272707A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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Publication number
JPH11272707A
JPH11272707A JP10078717A JP7871798A JPH11272707A JP H11272707 A JPH11272707 A JP H11272707A JP 10078717 A JP10078717 A JP 10078717A JP 7871798 A JP7871798 A JP 7871798A JP H11272707 A JPH11272707 A JP H11272707A
Authority
JP
Japan
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keyword
character string
image data
image
candidate
Prior art date
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Pending
Application number
JP10078717A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshimura
斉 吉村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH11272707A publication Critical patent/JPH11272707A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに適切なキーワードを簡単な操作
で付けて、ファイリングすることができる情報処理シス
テムを提供する。 【解決手段】 キーワード付け作業が開始されると、端
末装置であるタブレット付き表示装置のキーワード抽出
画面64に、キーワードを付ける画像データが表示され
る。画面上で、キーワードとなる文字列の輪郭をペンで
なぞると、文字認識対象領域64bが設定される。文字
認識対象領域64bの中の画像データが文字認識され、
文字列64cが抽出される。文字列64cに基づいて、
キーワード候補データベースからキーワードの候補文字
列が抽出され、文字列64cとともにキーワード候補文
字列65aとして、キーワード候補表示領域65に表示
される。画像データに付されるキーワードが、キーワー
ド候補文字列65a…から選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス内のクラ
イアントサーバーシステムにおいて、電子ファイリン
グ、電子メール、ならびにファクシミリデータ交換など
の画像ファイリングを対象にした情報処理システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子ファイリングシステムにおいては、
画像入力装置で読み取った画像情報を記憶装置に保存す
る際、後で検索が可能となるように検索用キーワードを
付与する必要がある。従来、このキーワード入力作業は
オペレータが入力原稿を見ながら、キーワードを抽出し
て、キーボードを介して入力していた。したがって、画
像情報に適切なキーワードを付けて、ファイリングする
ことは、多大な人件費を必要とする作業であった。
【0003】そこで、電子ファイリングシステムにおい
て、キーワード入力作業を効率化するための技術とし
て、次のようなものが知られている。
【0004】例えば、特開平5−274367号公報に
は、入力された画像から、キーワードとなるタイトルな
どの部分を射影処理で切り出し、マウスなどを用いて選
択することによって、文字認識を行い、キーワードとし
て登録する技術が開示されている。
【0005】特開平6−89330号公報には、入力さ
れた画像の方向を識別し、文字認識を行い、キーワード
入力のための事前準備を行う技術が開示されている。
【0006】特開平6−149888号公報には、定型
フォーマットを使ってキーワードを抽出する技術が開示
されている。
【0007】特開平6−4579号公報には、名刺入力
を対象にし、イメージデータの中から特徴とする文字列
を切り出し、イメージデータの特徴とされる文字列を抽
出し、キーワードとして登録する技術が開示されてい
る。
【0008】特開平2−41566号公報には、電子画
像ファイル装置における文書中の図形、写真の一定のま
とまりのある種類を識別し、その属性をキーワードとし
て登録する技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−274367号公報、特開平6−89330号公
報、特開平6−4579号公報に開示された技術では、
文字認識された文字だけしかキーワードの対象にならな
かった。したがって、文字認識された文字列の類似語や
連想語を、キーワードとして登録することができなかっ
た。
【0010】特開平6−149888号公報に開示され
た技術では、定型フォーマットを使わなければ、キーワ
ード抽出ができなかった。
【0011】特開平2−41566号公報に開示された
技術では、キーワードの対象が図形や写真などの一定の
まとまりのある種類の属性に限られていた。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、画像データに適切なキー
ワードを簡単な操作で付けて、ファイリングすることが
できる情報処理システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の情報処理シス
テムは、上記の課題を解決するために、画像データにキ
ーワードを付してファイリングする情報処理システムに
おいて、上記画像データに付すキーワードの候補文字列
を収録したキーワード候補データベースと、該画像デー
タに付すキーワードの候補である第一候補文字列に基づ
いて、該キーワード候補データベースからキーワードの
候補である第二候補文字列を抽出するキーワード候補抽
出手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】上記の構成により、画像データに付すキー
ワードの候補として、第一候補文字列に加えて、第二候
補文字列を第一候補文字列に基づいてキーワード候補デ
ータベースから抽出することができる。ここで、第二候
補文字列として、第一候補文字列の類似語や連想語を抽
出することができる。
【0015】これにより、画像データに付すキーワード
を、第一候補文字列と第二候補文字列とから選択できる
ため、キーワードの選択肢が増え、キーワード付けの自
由度が高くなる。
【0016】請求項2の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項1の構成に加えて、上記第
一候補文字列は、上記画像データから文字列を切り出
し、文字認識を行う文字列切出認識手段によって、該画
像データから抽出されることを特徴としている。
【0017】上記の構成により、請求項1の構成による
作用に加えて、文字列切出認識手段によって、第一候補
文字列を切り出し、文字認識を行って、画像入力で入力
された画像データから抽出することができる。そして、
第一候補文字列に基づいて、請求項1に記載の上記第二
候補文字列を抽出することができる。
【0018】これにより、画像データに含まれる文字列
である第一候補文字列だけでなく、第一候補文字列の類
似語や連想語などを第二候補文字列として、キーワード
の候補文字列とすることできる。
【0019】よって、画像データを検索する際に、画像
データに含まれる文字列だけでなく、その文字列に関連
する類似語や連想語などに基づいても、画像データを読
み出すことができる。
【0020】請求項3の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項2の構成に加えて、上記第
一候補文字列は、上記画像データの表示画面上での該第
一候補文字列のおおよその輪郭に基づいて、文字列切出
認識手段によって抽出されることを特徴としている。
【0021】上記の構成により、請求項2の構成による
作用に加えて、第一候補文字列は、画像データの表示画
面上でのおおよその輪郭を指定するだけで、文字列切出
認識手段によって抽出することができる。
【0022】これにより、画像データに含まれる第一候
補文字列を厳密に指定する必要がなく、作業が容易にな
る。
【0023】したがって、端末装置のペンやマウスなど
のポインティングデバイスの操作や、入力画面のフォー
マットに慣れていない人でも、手軽にキーワード入力を
行うことができる。
【0024】請求項4の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項1から3の何れかの構成に
加えて、上記キーワード候補データベースは、操作者に
応じて変更されることを特徴としている。
【0025】上記の構成により、請求項1から3の何れ
かの構成による作用に加えて、操作者に応じてキーワー
ド候補データベースを変更することができる。
【0026】これにより、第一候補文字列に基づいて抽
出される第二候補文字列を、操作者に応じて変更するこ
とができる。よって、操作者によって所望するキーワー
ドの候補文字列が異なる場合、各操作者に必要かつ十分
な情報のみを与えることができる。したがって、操作者
に不必要な情報を与えないことにより、作業効率が向上
する。
【0027】また、キーワード候補データベースを操作
者ごとに作成することができるため、専門性の高いもの
とすることができる。よって、キーワード候補データベ
ースから抽出される第二候補文字列の質が高くなるとと
もに、キーワード候補データベースの管理運用が容易と
なる。
【0028】請求項5の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項1から4の何れかの構成に
加えて、操作者のログイン情報に基づいて、該操作者の
個人情報をキーワードとすることを特徴としている。
【0029】上記の構成により、請求項1から4の何れ
かの構成による作用に加えて、操作者のログイン情報に
基づく個人情報を、画像データのキーワードとして追加
登録することができる。
【0030】これにより、画像データにキーワードを付
けて保存した操作者の氏名、所属、担当業務、住所、電
話番号などの個人情報に基づいて、画像データをデータ
ベースより抽出することができる。
【0031】請求項6の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項1から5の何れかの構成に
加えて、キーワード入力の操作は、複数の端末装置から
行われることを特徴としている。
【0032】上記の構成により、請求項1から5の何れ
かの構成による作用に加えて、複数の端末装置から、同
時に同じデータベースにアクセスして、キーワード入力
を行うことができる。
【0033】これにより、キーワード入力と文字認識を
複数の端末装置で分業して、キーワード抽出作業を行う
ことができる。
【0034】よって、複数の端末装置から同時に作業が
できるため、キーワード入力の作業効率が向上する。ま
た、LANなどを介して、操作者が個別に作業を行うこ
とができため、運用が柔軟になる。
【0035】請求項7の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、請求項1から6の何れかの構成に
加えて、操作者の入力がペンによって行われることを特
徴としている。
【0036】上記の構成により、請求項1から6の何れ
かの構成による作用に加えて、操作者がペンによって端
末装置に入力することができる。
【0037】これにより、端末装置の入力操作が容易に
なる。例えば、キーワード候補文字列をペンにより選択
することができる。また、第一候補文字列の画像データ
の表示画面上でのおおよその輪郭をペンでなぞるだけ、
第一候補文字列を指定することができる。さらに、文字
の誤認識などにより文字列の誤っていた場合、ペンによ
り手書きで容易に修正することができる。
【0038】よって、端末装置の操作、特にポインティ
ングデバイスに慣れていない操作者でも、手軽にキーワ
ード入力を行うことができる。
【0039】請求項8の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、画像データにキーワードを付して
ファイリングする情報処理システムにおいて、上記画像
データに付すキーワードの候補文字列を収録したキーワ
ード候補データベースと、該画像データに含まれる文字
列を、該画像データから切り出し、文字認識して、該画
像データから抽出する文字列切出認識手段と、該画像デ
ータから抽出された該文字列と、該キーワード候補デー
タベースに収録されているキーワードの候補文字列とを
比較し、一致した文字列を該画像データのキーワードと
する文字列比較手段とを備えたことを特徴としている。
【0040】上記の構成により、キーワード入力の作業
過程において、操作者による入力を不要にすることがで
きる。すなわち、文字列切出認識手段によって、入力さ
れた画像データに含まれるすべての文字列を、画像デー
タから切り出し、文字認識して、画像データから抽出す
る。そして、文字列比較手段によって、画像データから
抽出された文字列と、キーワード候補データベースに収
録されているキーワードの候補文字列とを比較し、一致
したすべての文字列を画像データのキーワードとして、
画像データとともに保存する。
【0041】これにより、キーワード入力の作業過程に
おいて、操作者による入力操作が不要であるため、キー
ワード入力作業を完全に自動化することできる。
【0042】したがって、画像データの入力と、自動に
よるキーワード付けと、画像データおよびキーワードの
保存を、一連の作業工程として連続して行うことによ
り、キーワード入力の作業効率が大幅に向上する。
【0043】請求項9の情報処理システムは、上記の課
題を解決するために、画像データにキーワードを付して
ファイリングする情報処理システムにおいて、上記画像
データにピラミッド処理を施して作成された抽象化画像
を文字列の形式で表現した画像表現文字列を、該画像デ
ータのキーワードとすることを特徴としている。
【0044】上記の構成により、画像データに、画像デ
ータ全体の特徴を表現した画像表現文字列をキーワード
として付すことができる。
【0045】これにより、キーワードとして適当な文字
列を含まない画像データにも、文字列のキーワードを容
易に付すことができる。そして、そのような画像データ
も、キーワード検索することが可能になる。
【0046】したがって、キーワードとして適当な文字
列を含まない画像データを含めて、すべての画像データ
にキーワードを自動的に付すことができる。
【0047】請求項10の情報処理システムは、上記の
課題を解決するために、請求項9の構成に加えて、上記
抽象化画像と、上記画像表現文字列とが対応付けられて
収録されているキーワード候補データベースを備えたこ
とを特徴としている。
【0048】上記の構成により、請求項9の構成による
作用に加えて、キーワード候補データベースから、画像
データの抽象化画像に基づいて、対応する画像表現文字
列を抽出することができる。
【0049】これにより、画像データにキーワードとし
て付ける画像表現文字列を、容易に得ることができる。
【0050】よって、画像データに画像表現文字列をキ
ーワードとして付けて保存する作業効率が向上する。
【0051】請求項11の情報処理システムは、上記の
課題を解決するために、請求項9または10の構成に加
えて、各種のアプリケーションプログラムで作成された
アプリケーションファイルを、該アプリケーションファ
イルが、その画像データの上記画像表現文字列と、作成
したアプリケーションプログラムを指定するアプリケー
ション指定文字列とに対応付けられて収録されたデータ
ベースから、アプリケーションファイルの画像データの
画像表現文字列に基づいて検索するとともに、上記アプ
リケーション指定文字列の指定するアプリケーションプ
ログラムによって読み出す他アプリケーションファイル
検索手段を備えたことを特徴としている。
【0052】上記の構成により、請求項9または10の
構成による作用に加えて、他アプリケーションファイル
検索手段によって、各種のアプリケーションプログラム
で作成されたアプリケーションファイルを、該アプリケ
ーションファイルが、その画像データの画像表現文字列
と、作成したアプリケーションプログラムを指定するア
プリケーション指定文字列とに対応付けられて収録され
たデータベースから、アプリケーションファイルの画像
データの画像表現文字列に基づいて検索され、、アプリ
ケーション指定文字列の指定するアプリケーションプロ
グラムによって読み出すことができる。
【0053】これにより、各種のアプリケーションプロ
グラムによって作成され、登録されたアプリケーション
ファイルを、アプリケーションファイルの画像データか
ら検索し、該アプリケーションプログラムによって読み
出すことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1から図14に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0055】図2に示すように、本実施の形態にかかる
情報処理システム1は、中央処理装置2と、タブレット
付き表示装置(端末装置)3と、補助記憶装置4とを備
えて構成されている。そして、上記情報処理システム1
は、入力された画像データにキーワードを付して、ファ
イリングする。
【0056】上記中央処理装置2は、情報処理システム
1の制御を行う制御手段である。
【0057】上記タブレット付き表示装置3は、後述す
る画像データの表示ならびにペンによる入力を行うため
の表示入力手段であり、基本的に中央処理装置2で制御
される。
【0058】上記補助記憶装置4は、記憶手段であり、
処理された画像データがキーワードとともに記憶され
る。また、上記補助記憶装置4には、各種の補助データ
ベースが登録されている。本実施の形態では、補助デー
タベースとして、漢字辞書データベース4aと、キーワ
ードデータベース4bと、類似語辞書データベース4c
と、連想語辞書データベース4dと、専門用語辞書デー
タベース4eと、イメージデータベース4fと、アプリ
ケーションデータベース4gとが少なくとも登録されて
いる。
【0059】なお、上記の漢字辞書データベース4a
と、キーワードデータベース4bと、類似語辞書データ
ベース4cと、連想語辞書データベース4dと、専門用
語辞書データベース4eとは、キーワードの候補文字列
を収録したキーワード候補データベースである。
【0060】そして、上記情報処理システム1は、オプ
ションとして、画像データを入力するための画像入力手
段であるイメージスキャナ5や、画像データの印刷を行
うための画像出力手段である印刷装置6などを接続する
ことができる。さらに、上記情報処理システム1は、ロ
ーカルエリアネットワーク(LAN)7aを通じて、他
の中央制御装置付きタブレット付き表示装置(以下、
「端末装置」と記す)8や、電話回線7bを通じてファ
クシミリ9と接続することができる。
【0061】図3に示すように、前記中央処理装置2
は、基本処理を行うためのCPU11と、処理中のソフ
トウェアやデータを記憶するための主記憶回路12と、
タブレット付き表示装置3に表示情報を送信するための
表示制御回路13と、ペン入力データを受け取るための
入力制御回路14と、電話回線7bを通じてファクシミ
リ9との送受信を行うためのFAX制御回路15と、L
AN7aなどを介して端末装置8などとの通信を行うた
めの通信制御回路16と、印刷装置6へ印刷データを送
信するための印刷制御回路17と、イメージスキャナ5
から画像データの入力を行うためのスキャナ制御回路1
8と、補助記憶装置4のデータの読み出し、登録を行う
ための補助記憶制御回路19とが、システムバス20に
より相互通信可能に接続されて構成されている。
【0062】なお、上記中央処理装置2で実行される画
像ファイリング処理のプログラムは、補助記憶装置4あ
るいは他の記録媒体にコンピュータで読み取り可能に記
録されている。そして、これを上記主記憶回路12に読
み込み、CPU11によって演算処理される。
【0063】図4に示すように、前記タブレット付き表
示装置3は、表示入力部3aと、ペン3bとを備えて構
成されている。上記タブレット付き表示装置3は、表示
入力部3aに画像データを表示するとともに、表示入力
部3aの表面に沿って移動したペン3bの動きをストロ
ーク情報として検出するポインティングデバイスであ
る。
【0064】上記表示入力部3aは、中央処理装置2の
表示制御回路13から出力された画像データなどの表示
情報を表示する。また、上記ペン3bは、上記表示入力
部3a上で、先端部を移動させることにより、その軌跡
をストローク情報として入力することができる。上記ペ
ン3bのストローク情報は、入力信号として入力制御回
路14を介して中央処理装置2に入力される。
【0065】図5に示すように、前記中央処理装置2で
処理されるソフトウェアは、ドライバソフト37と、基
本ソフトウェア39と、内部処理プログラム43と、ユ
ーザインターフェイス処理プログラム45とからなる4
層のプログラム群により構成されている。なお、これら
のプログラム群は、補助記憶装置4に記録されており、
主記憶回路12に読み出されて実行される。
【0066】上記ドライバソフト37は、中央処理装置
2に接続された各装置とのインターフェイス処理を行
う。上記ドライバソフト37は、つぎのような各種ドラ
イバソフトにより構成されている。FAX制御ドライバ
31は、電話回線7bを介して、ファクシミリ9との通
信処理を行う。通信制御ドライバ32は、LAN7aな
どを介して、端末装置8との通信処理を行う。タブレッ
ト付き表示装置ドライバ33は、タブレット付き表示装
置3の表示入力部3aへの表示処理と、ペン3bからの
ストローク情報の入力処理を行う。イメージスキャナド
ライバ34は、イメージスキャナ5からの画像データの
入力処理を行う。補助記憶ドライバ35は、補助記憶装
置4への書き込みおよび呼び出し処理を行う。印刷ドラ
イバ36は、印刷装置6に対する出力処理を行う。
【0067】上記基本ソフトウェア39は、オペレーデ
ィング・システム(以下、「OS」と記す)を含む一群
の基本ソフトウェアである。上記基本ソフトウェア39
は、内部処理プログラム43の内部処理として、ドライ
バソフト37を制御する。
【0068】上記内部処理プログラム43は、基本ソフ
トウェア39上で実行されるアプリケーションソフトウ
ェアである。上記内部処理プログラム43は、インデッ
クス付け処理プログラム40と、自動登録処理プログラ
ム41と、検索処理プログラム42とを少なくとも備え
て構成されている。
【0069】上記ユーザインターフェイス処理プログラ
ム45は、本実施の形態にかかるイメージファイリング
処理プログラム44である。上記ユーザインターフェイ
ス処理プログラム45は、操作者とのインターフェイス
を処理し、イメージファイリング処理を行う。
【0070】図6に示すように、前記イメージファイリ
ング処理プログラム44は、各処理プログラム、すなわ
ち、ファイル処理51と、編集処理52と、表示処理5
3と、イメージ入力処理54と、インデックス処理55
と、FAX入力処理56と、図形処理57と、検索処理
58とを備えて構成されている。なお、各処理プログラ
ムは、内部処理プログラム43を適宜利用することによ
り実行される。
【0071】上記の各処理プログラムは、それぞれ以下
のような機能を具備して構成されている。そして、上記
の各処理プログラムは、その機能をサブメニュー51a
〜58aのように示すことができる。
【0072】上記ファイル処理51は、サブメニュー5
1aを備えており、ファイルに関する基本的な機能を有
する。例えば、新規ファイルの作成(新規作成)、既存
ファイルの読み込み(開く)、編集済ファイルの上書き
保存(上書き保存)、ファイルの印刷(印刷)、ファイ
ル編集の終了処理(終了)などを行う。
【0073】上記編集処理52は、サブメニュー52a
を備えており、画像データの基本的な編集を行うための
機能を有する。例えば、画像データの切り取り(切り取
り)、画像データの貼り付け(貼り付け)、画像データ
のコピー(コピー)、画像データの検索(検索)などを
行う。
【0074】上記表示処理53は、サブメニュー53a
を備えており、画像データの表示を行うための機能を有
する。例えば、画像データのタイトル設定(タイト
ル)、画像データのイメージ設定(イメージ)、画像デ
ータの拡大および縮小(拡大縮小)などを行う。
【0075】上記イメージ入力処理54は、サブメニュ
ー54aを備えており、イメージスキャナ5などから画
像データを入力するためモードを設定する機能を有す
る。例えば、画像データを自動で入力するモードへの設
定(自動入力)、画像データを手動で入力するモードへ
の設定(手動入力)、画像データを補助記憶装置4から
呼び出すモードへの設定(呼び出し)などを行う。
【0076】上記インデックス処理55は、サブメニュ
ー55aを備えており、キーワードを付けるための機能
を有する。例えば、自動によるキーワード付け(自
動)、手動によるキーワード付け(手動)、キーワード
の追加(追加)、キーワードの抽出(キーワード抽出)
などを行う。
【0077】上記FAX入力処理56は、サブメニュー
56aを備えており、受信されたファクシミリデータを
利用するための機能を有する。例えば、受信後の自動キ
ーワード付け(自動)、受信された画像データへの手動
によるキーワード付け(呼び出し)などを行う。
【0078】上記図形処理57は、サブメニュー57a
を備えており、図形データを処理するための機能を有す
る。例えば、図形データの画像データの入力(図形入
力)、画像データからのキーワードの抽出(キーワード
抽出)、画像データからの直接検索(検索)などを行
う。
【0079】上記検索処理58は、サブメニュー58a
を備えており、画像データの高度な検索を行うための機
能を有する。例えば、登録されている画像データのキー
ワードの直接検索(キーワード)、他のアプリケーショ
ンによる検索(アプリ)などを行う。
【0080】ここで、前記インデックス処理55の概略
について、図7および図1を用いて説明する。なお、イ
ンデックス処理55の内部処理はインデックス付け処理
プログラム40によって行われる。
【0081】図7に示すように、本実施の形態にかかる
イメージファイリング処理プログラム44のアプリケー
ション画面は、アプリケーションタイトル61の下に、
前記した各処理プログラム(ファイル処理51、編集処
理52、表示処理53、イメージ入力処理54、インデ
ックス処理55、FAX入力処理56、図形処理57、
検索処理58)の処理メニュー62が表示され、さらに
その下に、編集領域63が表示される。
【0082】なお、図7はインデックス処理55の中の
キーワード抽出処理における表示画面例である。したが
って、編集領域63にはキーワード抽出画面64が表示
されている。
【0083】以下では、キーワード抽出画面64からキ
ーワードとして「ペンPC」を抽出する場合について説
明する。
【0084】上記インデックス処理55が開始される
と、キーワード抽出画面64にキーワード付けしたい画
像データが表示される。ここで、操作者が、表示されて
いる画像データの中の文字列のうち、その画像データに
キーワード付けしたい文字列(図中の例では「ペンP
C」)を、そのおおよその輪郭をタブレット付き表示装
置3の表示入力部3a上でペン3bによってそなぞるこ
とにより指定する。
【0085】このとき、ペン3bの軌跡64aがストロ
ーク情報として検出される。そして、このストローク情
報に基づいて、画像データの中で文字認識する領域(文
字認識対象領域64b)が設定される。その後、文字認
識対象領域64b内の画像データが文字認識され、キー
ワード付けしたい文字列(「ペンPC」)がテキストデ
ータに変換される。なお、以上の処理は文字列切出認識
手段であるCPU11が、処理プログラムを実行するこ
とにより行われる。
【0086】つづいて、図1に示すように、キーワード
抽出画面64には、ペン3bによるストローク情報に基
づいて抽出された文字認識対象領域64bと、文字認識
された文字列(第一候補文字列)64c(「ペンP
C」)とが強調表示される。加えて、文字認識された文
字列64cに基づいてキーワード候補文字列(第二候補
文字列)65a…が、キーワード候補表示領域65に表
示される。
【0087】なお、本実施の形態では、文字認識対象領
域64bおよび文字列64cを反転することにより強調
表示している。ただし、図面では斜線を施して、強調表
示を表現している。このことは以下の説明でも同様であ
る。
【0088】ここで、上記キーワード候補文字列65a
は、キーワードとして文字列64cに関連する文字列で
ある。図1のキーワード候補表示領域65には、画像デ
ータにキーワード付けしたい文字列として指定された文
字列(第一候補文字列)64cが、一番上に表示されて
いる。そしてその下には、文字列64cに基づいて、キ
ーワードデータベース4b(図2)から検索された文字
列が、キーワード候補文字列(第二候補文字列)65a
…として表示されている。なお、以上の処理は、キーワ
ード候補抽出手段であるCPU11が処理プログラムを
実行することにより行われる。
【0089】そして、ペン3bなどによって、キーワー
ド候補表示領域65に表示されているキーワード候補文
字列65a…からキーワードを選択することにより、キ
ーワード抽出画面64に表示されている画像データに、
キーワードが付される。なお、キーワードとして選択す
る文字列の数は限定されない。
【0090】つぎに、上記インデックス処理55による
キーワード抽出処理の手順を、図8に示すフローチャー
トに従って、各ステップごとに説明する。
【0091】ステップS11において、インデックス処
理55のサブメニュー55aから、「キーワード抽出」
が選択されることにより、キーワード抽出処理が開始さ
れる。このとき、キーワード抽出画面64には、イメー
ジスキャナ5やファクシミリ9などから入力された画像
データが表示される。
【0092】ステップS12において、操作者が、表示
されている画像データの中のキーワードとなるべき文字
列を、ペン3bによっておおよその輪郭をなぞる。
【0093】ステップS13において、ペン3bの軌跡
64aが検出され、検出されたストローク情報に基づい
て、文字認識対象領域64bが選択される。
【0094】ステップS14において、文字認識対象領
域64b中の文字列の画像データが切り出される。
【0095】ステップS15において、切り出された画
像データの文字列が、文字認識されて、テキストデータ
の文字列64cに変換される。
【0096】ステップS16において、補助記憶装置4
に登録されているキーワードデータベース4bの中か
ら、文字列64cに基づいて、キーワード候補文字列6
5a…が検索される。なお、キーワードデータベース4
bの検索に関しては、後述する。
【0097】ステップS17において、キーワードデー
タベース4bの検索結果が判断される。キーワード候補
文字列65aがキーワードデータベース4bから検索さ
れなかった場合(NO)、ステップS18へ進み、キー
ワードデータベース4bの検索を終了するかが判断され
る。ここで、ステップS18において、キーワードデー
タベース4bの検索が継続される場合(NO)、ステッ
プS19へ進み、文字認識対象領域64bが拡張され、
上記のステップS13からステップS17までの処理が
繰り返えされる。
【0098】一方、ステップS17において、キーワー
ド候補文字列65aがキーワードデータベース4bから
検索された場合(YES)、および、ステップS18に
おいて、キーワードデータベース4bの検索を終了する
と判断された場合(YES)、ステップS20に進む。
【0099】ステップS20では、得られたキーワード
候補文字列65aが必要に応じて修正される。なお、こ
のキーワード修正入力処理の具体的な内容は後述する。
【0100】最後に、ステップS21において、得られ
たキーワード候補文字列65aが、文字認識対象領域6
4bの近傍のキーワード候補表示領域65に表示され
て、キーワード抽出処理が終了する。
【0101】つづいて、上記キーワードデータベース検
索処理(図8、ステップS16)の具体的な内容を、図
9に示すフローチャートに従って、各ステップごとに説
明する。
【0102】ステップS31において、文字認識対象領
域64b中の文字列の画像データが切り出され、文字認
識され、文字列64cが得られると、キーワードデータ
ベース検索処理が開始される。
【0103】ステップS32において、文字列64cが
補助記憶装置4に設けられた漢字辞書データベース4a
(図2)で検索される。
【0104】ステップS33において、漢字辞書データ
ベース4aの検索の結果をもとに、既に登録されている
キーワードが補助記憶装置4に設けられたキーワードデ
ータベース4b(図2)で検索される。
【0105】ステップS34において、キーワードデー
タベース4bの検索の結果をもとに、キーワードの類似
語が補助記憶装置4に設けられた類似語辞書データベー
ス4c(図2)で検索される。
【0106】ステップS35において、類似語辞書デー
タベース4cの検索の結果をもとに、キーワードの連想
語が補助記憶装置4に設けられた連想語辞書データベー
ス4d(図2)で検索される。なお、連想語辞書データ
ベース4dは、意味ベクトルなどを利用して連想語をデ
ータベース化したものである。
【0107】ステップS36において、キーワードデー
タベース検索処理が終了する。なお、以上のように、類
似語、連想語を検索することにより、キーワードの候補
を広げることができる。また、各ステップの後処理(ス
テップS37a〜S37d)として、システムが持つ終
了判定が行われる。このステップS37a〜S37d
で、終了が判定されれば、キーワードデータベース検索
処理は終了処理(ステップS36)に移り、終了する。
【0108】また、上記キーワード修正入力処理(図
8、ステップS20)の具体的な内容を、図10に示す
フローチャートに従って、各ステップごとに説明する。
【0109】ステップS22において、キーワードデー
タベース4bからキーワード候補文字列65aが検索さ
れた結果により(図8、ステップS16)、必要に応じ
てキーワード修正入力処理が開始される。
【0110】ステップS23において、キーワード候補
文字列65aがあるかどうかが判断される。キーワード
候補文字列65aがある場合(YES)、ステップS2
4に進み、キーワード候補文字列65aから修正する文
字列を選択する必要があるかどうかが判断される。修正
する文字列を選択する必要がある場合(YES)、ステ
ップS25において、候補の文字列が選択指定される。
図1では、キーワード候補文字列65aが、キーワード
候補表示部65に表示されており、この中から修正する
文字列が選択されることになる。
【0111】一方、ステップS23において、キーワー
ド候補の文字列がない場合(NO)、および、ステップ
S24において、修正する文字列を選択する必要がない
場合(NO)は、ステップS26に進む。
【0112】ステップS26において、文字修正の必要
があるかが判断される。文字修正の必要がある場合(Y
ES)、ステップS27に進み、文字修正処理が行われ
る。一方、文字修正の必要がない場合(NO)は、ステ
ップS28へ進む。
【0113】ステップS28において、文字修正の終了
が判断される。ここで、文字修正が終了していない場合
(NO)、ステップS26からの処理が繰り返される。
一方、文字修正が終了している場合(YES)、ステッ
プS29へ進む。
【0114】ステップS29において、修正済みの文字
列がキーワード文字列として表示されるとともに、キー
ワードデータベース4bに追加される。以上の手順によ
って、キーワード修正入力の処理が終了する。
【0115】つづいて、上記文字修正入力処理(図1
0、ステップS27)の具体的な内容を、図11を用い
て説明する。
【0116】キーワード候補表示領域65(図1)に表
示されたキーワード候補文字列65a…の中にキーワー
ドとなるべき文字列が発見できない場合、ペン3bを用
いて手書きによるキーワードの文字修正を行うことがで
きる。
【0117】図11に示すように、インデックス処理5
5のサブメニュー55aから、「手動」が選択されるこ
とにより、文字修正入力処理が開始される。このとき、
キーワード抽出画面64上にキーワード修正領域66が
表示される。
【0118】上記キーワード修正領域66には、ペン3
bによって文字入力を行うための文字入力枠66a…が
設けられている。そして、上記文字入力枠66a内で動
かされたペン3bのストローク情報は、検出されてペン
の軌跡66bが文字入力枠66a内に表示されるととも
に、テキストデータに変換される。なお、図11は、四
つの文字入力枠66aに、ペン3bによって「パソコ
ン」と手書きで入力された状態を示している。また、修
正の対象であるキーワードを含む文字認識対象領域64
bが強調表示されている。
【0119】つぎに、上記インデックス処理55による
自動キーワード入力処理の手順を、図12および図13
に基づいて説明する。なお、自動キーワード入力処理と
は、キーワード抽出画面64に表示されている画像デー
タのイメージ全体に対するキーワードを、自動的に入力
する処理のことである。
【0120】まず、自動キーワード入力処理の手順を、
図12に示すフローチャートに従って、各ステップごと
に説明する。なお、自動キーワード入力処理の内部処理
は、自動登録処理プログラム41によって行われる。
【0121】ステップS41において、インデックス処
理55のサブメニュー55aから、「自動」が選択され
ることにより、自動キーワード入力処理が開始される。
【0122】ステップS42において、入力された画像
データの全文に対して、文字認識対象領域64bが設定
され、全文の文字列がすべて切り出さる。
【0123】ステップS43において、設定されたすべ
ての文字認識対象領域64b…の画像データの文字列
を、文字認識して、テキストデータである文字列64c
…に変換する。なお、以上の処理は、文字列切出認識手
段であるCPU11が処理プログラムを実行することに
より行われる。
【0124】ステップS44において、文字認識された
すべての文字列64c…をキーに、補助記憶装置4に備
えられたデータベースに登録されているキーワードの文
字列と、マッチング処理が行われる。なお、この処理
は、文字列比較手段であるCPU11が処理プログラム
を実行することにより行われる。
【0125】ステップS45において、文字列64c
が、登録されているキーワード文字列とマッチングした
場合(YES)、ステップS46に進み、キーワードと
して追加入力される。
【0126】一方、ステップS45において、文字列6
4cが、登録されているキーワード文字列とマッチング
しない場合(NO)、および、ステップS46を終了し
た場合は、ステップS47に進む。
【0127】ステップS47において、すべての画像デ
ータが処理されたかが判定される。終了していない場合
(NO)、ステップS42からの処理が繰り返される。
一方、すべての画像データが処理されている場合(YE
S)、ステップS48へ進む。
【0128】ステップS48に達すると、自動キーワー
ド入力処理は終了する。
【0129】なお、イメージスキャナ5や、ファクシミ
リ9などからの入力データに対して、自動キーワード入
力処理を指定した場合でも、イメージ入力処理54のサ
ブメニュー54aから「自動入力」を選択してモード設
定を行うことにより、自動キーワード入力処理を行うこ
とができる。
【0130】ここで、図13に、自動キーワード入力後
の画面表示例を示す。なお、図13は、自動キーワード
入力後、画像データの検索または呼び出しを行った後の
状態である。
【0131】まず、画像データの全文に対して文字列が
すべて切り出され、文字認識された結果、自動キーワー
ド抽出画面67には、文字列67a(「商品紹介」、
「概要」、「仕様」、「システム図」、「比較表」、
「OS」、「CPU」)および文字列67b(「ペンP
C」)が表示されている(S42,S43)。
【0132】つぎに、得られたすべての文字列をキー
に、補助記憶装置4に備えられたデータベースに登録さ
れているキーワードの文字列とマッチング処理が行われ
た結果、文字列67a…はマッチングしたため、そのま
まキーワード抽出の第1候補とされ、画像データが反転
されて強調表示されている(S45,S46)。
【0133】一方、文字列67b(「ペンPC」)は、
キーワードデータベース4bに登録されていなかった文
字列であるため、類似語である文字列67c(「ペンコ
ンピュータ」)が自動的に表示されている(S45)。
【0134】このように、本実施の形態にかかる情報処
理システム1では、一つの画像データに、複数のキーワ
ード(文字列67b…)を付けることができる。これに
より、複数のキーワードからの検索が可能であり、自由
度の高い検索を行うことができる。加えて、既にキーワ
ードが付けられて保存された画像データに対して、キー
ワードを追加することが可能であり、データベースの管
理運用を柔軟に行うことができる。
【0135】また、前記インデックス処理55におい
て、自動的にキーワードを抽出できなかった場合や、キ
ーワード検索ができなかった場合には、新たにキーワー
ドを追加して付けることができる。
【0136】以下では、キーワード追加入力処理の手順
を、図14に示すフローチャートに従って、各ステップ
ごとに説明する。
【0137】図14に示すように、ステップS51にお
いて、インデックス処理55のサブメニュー55aか
ら、「追加」が選択されることにより、キーワード追加
入力処理が開始される。このとき、キーワード抽出画面
64には、キーワードを付ける画像データが表示され
る。
【0138】ステップS52において、既にキーワード
が付けられて、補助記憶装置4に登録されている画像デ
ータから必要なファイルが呼び出される。
【0139】ステップS53において、上述したキーワ
ード抽出処理(図8)と同等の処理によって、キーワー
ドが抽出される。
【0140】ステップS54において、ステップS53
で抽出されたキーワードが追加入力される。
【0141】ステップS55において、キーワード追加
入力処理の終了が判定される。キーワード追加入力処理
の終了が指定されない場合(NO)、ステップS53に
戻り、処理が繰り返される。
【0142】一方、ステップS55でキーワード追加入
力処理の終了が指定された場合(YES)、ステップS
56へ進み、キーワード追加入力処理が終了する。
【0143】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図15から図17に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
【0144】なお、説明の便宜上、実施の形態1におい
て示した構成と同一の部材には、同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0145】本実施の形態にかかる情報処理システム1
00は、複数台の情報処理システムが接続されており、
キーワード抽出処理と文字認識処理とを2台以上の情報
処理システムで分業して行う。
【0146】図15に示すように、分散によるキーワー
ド入力を行う上記情報システム100は、入力専用端末
装置(端末装置)101と、第一端末装置(端末装置)
111と、第二端末装置(端末装置)121とを備えて
構成されている。そして、入力専用端末装置101と、
第一端末装置111と、第二端末装置121とは、LA
N7aを介して、相互通信可能に接続されている。
【0147】上記入力専用端末101は、前記情報処理
システム1と同様、中央処理装置2と、タブレット付き
表示装置3と、補助記憶装置4とを備えて構成されてい
る。さらに、上記入力専用端末101は、イメージスキ
ャナ5および印刷装置6と接続されるとともに、電話回
線7bを介して、ファクシミリ9と接続されている。そ
して、上記入力専用端末装置101は、イメージスキャ
ナ5またはファクシミリ9から入力された画像データ
を、補助記憶装置4に保存するために主に使用される。
【0148】上記第一端末装置111は、中央処理装置
の機能を有するタブレット付き表示装置より構成されて
いる。なお、以下では、上記第一端末装置111をハー
ド専任技術者用の端末装置とし、入力された画像データ
のうち、ハードウェアに関するものだけを呼び出して、
キーワード抽出処理(図8)を行うものとする。
【0149】同様に、上記第二端末装置121は、中央
処理装置の機能を有するタブレット付き表示装置より構
成されている。なお、以下では、上記第二端末装置12
1をソフト専任技術者用の端末装置とし、入力された画
像データのうち、ソフトウェアに関するものだけを呼び
出して、キーワード抽出処理(図8)を行うものとす
る。
【0150】つぎに、上記情報処理システム100にお
ける分散によるキーワード入力処理について、図16お
よび図17を用いて説明する。なお、キーワード抽出処
理の具体的な内容および手順は、実施の形態1において
上述したものと同様である(図8など)。
【0151】まず、図16に示すように、上記第一端末
装置111の表示入力部3a(図4)には、ハード専任
技術者のための画面が表示される。
【0152】上記第一端末装置111において、分散に
よるキーワード入力処理が開始されると、その編集領域
63に、ハードウェアに関する画像データが呼び出され
て表示される。そして、ハード専任技術者によって、ハ
ードウェアとして必要なキーワードの文字列が、ペン3
bなどにより選択されると、ハードウェアに関するキー
ワード候補が、ハードウェアに関するキーワード候補表
示領域114に表示される。
【0153】このとき、第一端末装置111では、連想
語辞書データベース4dや、専門用語辞書データベース
4eのうちハードウェアに関する専門用語辞書(ハード
ウェア専門用語辞書)を使って、キーワード候補が検索
される。
【0154】図16中では、文字列113a(「CP
U」)が選択されているため、反転されて強調表示され
ている。また、文字列113aに対するハードウェアに
関するキーワード候補が、ハードウェアに関するキーワ
ード候補表示領域114に表示されている。これに対し
て、連想語辞書およびハードウェア専門用語辞書のデー
タベースに登録されていない文字列113b(「O
S」)は、第一端末装置111におけるインデックス処
理55の自動抽出処理では、抽出されない。したがっ
て、表示は強調されていない。
【0155】一方、図17に示すように、上記第二端末
装置121の表示入力部3a(図4)には、ソフト専任
技術者のための画面が表示される。
【0156】上記第二端末装置121において、分散に
よるキーワード入力処理が開始されると、その編集領域
63に、ソフトウェアに関する画像データが呼び出され
て表示される。そして、ソフト専任技術者によって、ソ
フトウェアとして必要なキーワードの文字列が、ペン3
bなどにより選択されると、ソフトウェアに関するキー
ワード候補が、ソフトウェアに関するキーワード候補表
示領域124に表示される。
【0157】このとき、第二端末装置121では、連想
語辞書データベース4dや、専門用語辞書データベース
4eのうちソフトウェアに関する専門用語辞書(ソフト
ウェア専門用語辞書)を使って、キーワード候補が検索
される。
【0158】図17中では、文字列123b(「O
S」)が選択されているため、反転されて強調表示され
ている。また、文字列123bに対するソフトウェアに
関するキーワード候補が、ソフトウェアに関するキーワ
ード候補表示領域124に表示されている。これに対し
て、連想語辞書およびソフトウェア専門用語辞書のデー
タベースに登録されていない文字列123a(「CP
U」)は、第二端末装置121におけるインデックス処
理55の自動抽出処理では、抽出されない。したがっ
て、表示は強調されていない。
【0159】以上のように、本実施の形態にかかる情報
処理システム100は、複数台の情報処理システムが接
続されており、キーワード抽出と文字認識とを2台以上
の情報処理システムで分業できる。これにより、複数の
人が同時に同じデータベースにアクセスし、キーワード
入力を行うことができる。
【0160】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図18から図26に基づいて説明すれ
ば、以下のとおりである。
【0161】なお、説明の便宜上、実施の形態1および
実施の形態2において示した構成と同一の部材には、同
一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0162】本実施の形態では、情報処理システム1あ
るいは情報処理システム100において行われる各種の
処理、すなわち画像特徴抽出処理、画像キーワード検索
処理、PIM情報キーワード入力処理、他アプリケーシ
ョンファイル検索処理(以下では、「他アプリファイル
検索処理」と記す。)について説明する。
【0163】第一に、入力された画像データ全体の特徴
を抽出し、この特徴に基づいて画像データにキーワード
を付ける画像特徴抽出処理について、図18から図20
を用いて説明する。
【0164】まず、画像特徴抽出処理の手順を、図18
に示すフローチャートに従って、各ステップごとに説明
する。
【0165】ステップS61において、図形処理57の
サブメニュー57aから、「キーワード抽出」が選択さ
れることにより、画像特徴抽出処理が開始される。
【0166】ステップS62において、画像データがイ
メージスキャナ5やファクシミリ9などから入力され
る。
【0167】ステップS63において、後述する画像抽
象化処理によって、画像データ全体が抽象化され、画像
データの抽象化画像である特徴パターンが作成される。
【0168】ステップS64において、ステップS63
で得られた画像データの特徴パターンと、キーワードデ
ータベース4bに登録されている抽象化画像とのパター
ンマッチングが行われ、意味情報の候補が抽出される。
【0169】ステップS65において、処理モードが判
定される。ここで、処理モードが自動モードである場合
(YES)、ステップS67に進み、パターンマッチン
グで抽出されたいくつかの意味情報の候補から入力画像
の意味情報が構成される。一方、処理モードが手動修正
モードである場合(NO)、ステップS66に進み、手
動修正モードに移行して、表示入力部3aでペン3bに
より上記特徴パターンが手動により修正処理された後、
ステップS67へ進む。
【0170】ステップS68において、ステップS67
で構成された入力画像の意味情報がキーワードとして、
入力画像とともに補助記憶装置4のキーワードデータベ
ース4bへ登録される。
【0171】ステップS69に達して、画像特徴抽出処
理が終了する。
【0172】ここで、上記画像特徴抽出処理で行う画像
抽象化処理(図18、ステップS63)について、図1
9を用いて簡単に説明する。
【0173】なお、以下に説明する画像データのピラミ
ッド処理などによる抽象化技術に関しては、従来技術と
して各種存在する。例えば、特開昭63−293636
号公報、特開昭63−293687号公報、特開昭63
−298486号公報、特開昭63−293487号公
報には、大域分割を行い、画像データに含まれる文字情
報、図形情報などの構成情報を理解するための技術とし
て記載されている。また、特開平5−314244号公
報、特開平8−279048号公報には、3次元物体を
抽象化し、認識する技術として記載されている。
【0174】図19に示すように、イメージスキャナ5
やファクシミリ9などによって入力されたディジタル画
像が、画像データの原画像P1である。そして、この原
画像P1が画像データの特徴パターンPEにまで抽象化
されている。
【0175】ここで、本実施の形態にかかる情報処理シ
ステム1で行う画像抽象化処理は、例えば2×2ドット
のパターンが1ドットに抽象化されることを基本として
いる。これにより、原画像P1の領域(A1,B1)が
抽象化されて、抽象化画像P2の領域(A2,B2)に
なり、さらに抽象化されて抽象化画像P3の領域(A
3,B3)になり、最終的に特徴パターンPEの1ドッ
トの点(AE,BE)にまで抽象化される。
【0176】このような領域ごとの抽象化を画像データ
全体について行うことにより、原画像P1から第1段階
の抽象化画像P2が得られ、この抽象化画像P2から第
2段階の抽象化画像P3が得られ、最後に最終段階の抽
象化画像である特徴パターンPEが得られることにな
る。
【0177】また、画像抽象化処理の過程において、入
力された画像データのノイズを消去するためのノイズリ
ダクション処理、境界線を認識するためのエッジディテ
クション処理などが、ピラミッド処理によって行われ
る。
【0178】なお、上記画像抽象化処理は、画像特徴抽
出処理において行われるだけでなく、後述する画像キー
ワード検索処理においても行われる。
【0179】ここで、上記画像特徴抽出処理の具体例に
ついて、図20を用いて説明する。
【0180】画像特徴抽出処理が開始されると、画像特
徴抽出を行う画像データである入力画像71は、上述し
た画像抽象化処理が施されて、特徴パターン72aに抽
象化される(図18、ステップS62,S63)。
【0181】図20では、入力画像71は、正方形の画
像領域の左上角から右下角を結ぶ対角線と、左辺と、下
辺とで囲まれる領域が塗り潰されている図形である。そ
して、画像抽象化の結果、特徴パターン72aが、正方
形状に配置された四点のうち、左下の点のみが塗り潰さ
れている図形として得られている。
【0182】つぎに、キーワードデータベース4bの抽
象化画像データ群77に登録されている抽象化画像と、
特徴パターン72aとのパターンマッチングが行われ、
意味情報が検索される(図18、ステップS64,S6
7)。
【0183】図20では、四つの抽象化画像73a,7
4a,75a,76aが、抽象化画像データ群77とし
てキーワードデータベース4bに登録されている。さら
に、それぞれの抽象化画像73a,74a,75a,7
6aに対応して、意味情報73b,74b,75b,7
6bが、意味情報データ群78としてキーワードデータ
ベース4bに登録されている。
【0184】そして、パターンマッチングの結果、上記
入力画像71から抽象化された特徴パターン72aと一
致するのは、抽象化画像74aのみである。よって、こ
れに対応付けられている意味情報74bが検索される。
これにより、入力画像71に対応付けられる意味情報7
2bは、意味情報74bと同一の内容に構成される。な
お、意味情報72bは四つの要素(画像表現文字列)と
して、「斜め」・「三角」・「角」・「山」を有してい
る。
【0185】最後に、入力画像71は、抽象化画像とし
ての特徴パターン72aに基づいて構成された意味情報
72bがキーワードとして付されて、キーワードデータ
ベース4bに登録される(図18、ステップS68)。
【0186】以上のように、画像データ全体を抽象化し
て特徴パターンを抽出し、これに基づいて意味情報を構
成し、キーワードとして、画像データとともに登録する
ことにより、画像データを文字情報によって検索するこ
とができる。
【0187】第二に、入力された画像データからキーワ
ードを抽出し、このキーワードによりイメージデータベ
ース4fに登録されている画像データを検索する画像キ
ーワード検索処理について、図21および図22を用い
て説明する。
【0188】まず、画像キーワード検索処理の手順を、
図21に示すフローチャートに従って、各ステップごと
に説明する。
【0189】ステップS71において、図形処理57の
サブメニュー57aから、「検索」が選択されることに
より、画像キーワード検索処理が開始される。
【0190】ステップS72において、画像キーワード
検索される画像データである入力画像71が、イメージ
スキャナ5やファクシミリ9などから入力される。
【0191】ステップS73において、上述した画像抽
象化処理によって、入力画像71の画像データ全体が抽
象化され、抽象化画像である特徴パターン72aが作成
される。
【0192】ステップS74において、ステップS73
で得られた入力画像71の特徴パターン72aと、キー
ワードデータベース4bに抽象化画像データ群77とし
て登録されている抽象化画像とのパターンマッチングが
行われ、意味情報72bが入力画像71の意味情報の候
補として抽出される(図20参照)。
【0193】なお、ステップS72,S73,S74
は、それぞれ図18のステップS62,S63,S64
と同一の処理内容である。
【0194】つづいて、ステップS75において、抽出
された意味情報の候補(意味情報72b)に基づいて、
キーワードが構成される。
【0195】ステップS76において、処理モードの判
定が行われる。ここで、自動モードである場合(YE
S)、ステップS78に進み、イメージデータベース4
fで、意味情報に基づいて構成されたキーワードによ
り、画像データが検索される。一方、手動修正モードで
ある場合(NO)、ステップS77に進み、手動修正モ
ードに移行して、表示入力部3aでペン3bにより上記
の意味情報に基づいて構成されたキーワードが手動によ
り修正処理された後、ステップS78に進み、画像キー
ワード検索が行われる。
【0196】ステップS79において、イメージデータ
ベース4fから検索された画像データが表示または印刷
される。
【0197】ステップS80に達して、画像キーワード
検索処理が終了する。
【0198】ここで、上記画像キーワード検索処理の具
体例について、図22および図20を用いて説明する。
【0199】画像キーワード検索処理が開始されると、
画像キーワード検索を行う画像データである入力画像7
1は、上述した画像抽象化処理が施されて、特徴パター
ン72aに抽象化される(図21、ステップS72,S
73)。
【0200】つぎに、キーワードデータベース4bの抽
象化画像データ群77に登録されている抽象化画像と、
抽象化画像である特徴パターン72aとのパターンマッ
チングが行われ、意味情報の候補(意味情報72b)が
検索される(図21、ステップS74)。
【0201】図22では、図20を用いて上述したよう
に、パターンマッチングの結果、特徴パターン72aと
一致するのは、抽象化画像74aのみであるため、これ
に対応付けられている意味情報74bが検索される。こ
れにより、意味情報の候補である意味情報72bは、意
味情報74bと同一の内容に構成される。なお、意味情
報72bは四つの要素として、「斜め」・「三角」・
「角」・「山」を有している。
【0202】つづいて、得られた意味情報72bを構成
する四つの要素をそれぞれキーワードとして、イメージ
データベース4fのキーワードデータ群81に登録され
ているキーワードを検索する。そして、画像データ群8
2中の画像データの中から、検索されたキーワードに対
応付けられている画像データを抽出し、出力する(図2
1、ステップS75,S78,S79)。
【0203】ここでは、意味情報72bは、キーワード
(画像表現文字列)83a(「山」),84a(「斜
め」),85a(「角」),86a(「三角」)の四つ
の要素から構成されている。よって、キーワード83a
に対応付けられている画像データ83bが抽出される。
同様に、キーワード84a,85a,86aに対応付け
られている画像データ84b,85b,86bがそれぞ
れ抽出される。最後に、抽出された画像データ83b,
84b,85b,86bが表示あるいは印刷される。
【0204】第三に、端末装置を操作している操作者の
PIM情報(名前、所属、担当業務、住所、電話番号な
ど)を画像データのキーワードとして入力するPIM情
報キーワード入力処理について、図23および図24を
用いて説明する。
【0205】まず、PIM情報キーワード入力処理の手
順を、図23に示すフローチャートに従って、各ステッ
プごとに説明する。
【0206】まず、ステップS81において、操作者が
ユーザログインを入力することにより、PIM情報キー
ワード入力処理が開始される。
【0207】ステップS82において、キーワード付け
を行う画像データが、イメージスキャナ5やファクシミ
リ9などから入力される。
【0208】ステップS83において、上述した画像抽
象化処理によって、画像データ全体を抽象化して、画像
データの抽象化画像である特徴パターンを作成し、得ら
れた画像データの特徴パターンと、キーワードデータベ
ース4bに登録されている抽象化画像とのパターンマッ
チングを行うことにより、意味情報の候補が抽出され
る。
【0209】なお、ステップS82,S83の処理は、
上述した画像特徴抽出処理(図18、ステップS62,
S63,S64)と同一の処理内容である。
【0210】つづいて、ステップS84において、ファ
イル処理51の上書き保存などにより、キーワード付け
された画像データの登録処理が行われる。
【0211】ステップS85において、処理モードの判
定が行われる。ここで、自動モードである場合(YE
S)、ステップS86に進み、ログイン情報に基づくP
IM情報がそのままキーワードとして付加される。一
方、手動修正モードである場合(NO)、ステップS8
7に進み、手動修正モードに移行して、表示入力部3a
でペン3bによりPIM情報の手動による修正処理が行
われた後、キーワードとして付加される。
【0212】ステップS88において、画像データとと
もに、キーワードとして付加されたPIM情報がキーワ
ードデータベース4bに登録される。
【0213】ステップS89に達して、PIM情報キー
ワード入力処理が終了する。
【0214】ここで、PIM情報キーワード入力処理の
具体例について、図24を用いて説明する。
【0215】図24に示すように、情報処理システム1
00の第二端末装置121(図15)にソフト専任技術
者がユーザログインすることにより、キーワード抽出画
面64に表示されたソフトウェアに関する画像データ上
にキーワード候補表示領域124とともに、キーワード
候補表示領域131が表示される(図23、ステップS
82,S83)。
【0216】上記キーワード候補表示領域131には、
操作者のPIM情報(個人情報)から抽出されたキーワ
ード候補文字列131a…が列挙されている。このキー
ワード候補文字列131aは修正することができる。
【0217】ここでは、キーワード候補文字列131a
…として、「名前(早川一郎)」、「会社名(XXX株
式会社)」、「所属(情報システム事業部)」、「担当
業務(ソフト担当)」、「住所(奈良県)」が列挙され
ている。
【0218】そして、画像データがキーワード付けされ
た後、ファイル処理51の上書き保存などが実行される
と、画像データの登録処理と同時に、操作者のPIM情
報がキーワードとして一緒に登録される(図23、ステ
ップS84,S88)。
【0219】第四に、画像データから抽出したキーワー
ドにより、他のアプリケーションプログラム(以下、
「アプリ」と略すことがある。)のファイルの拡張子を
キーワード検索し、検索された拡張子に基づいて、他の
アプリケーションプログラムを起動し、ファイルを呼び
出す他アプリファイル検索処理について、図25および
図26を用いて説明する。
【0220】まず、他アプリファイル検索処理の手順
を、図25に示すフローチャートに従って、各ステップ
ごとに説明する。なお、他アプリファイル検索処理は、
他アプリケーションファイル検索手段であるCPU11
が処理プログラムを実行することにより行われる。この
とき、他アプリファイル検索処理の内部処理は、検索処
理プログラム42によって行われる。
【0221】ステップS91において、検索処理58の
サブメニュー58aから、「アプリ」が選択されること
により、他アプリファイル検索処理が開始される。
【0222】ステップS92において、他アプリファイ
ル検索を行う画像データが入力される。
【0223】ステップS93において、上述した画像抽
象化処理によって、画像データ全体が抽象化され、画像
データの抽象化画像である特徴パターンが作成される。
【0224】ステップS94において、ステップS93
で得られた画像データの特徴パターンと、キーワードデ
ータベース4bに登録されている抽象化画像とのパター
ンマッチングを行うことにより、意味情報の候補が抽出
される。
【0225】なお、ステップS92,S93,S94
は、それぞれ図18のステップS62,S63,S64
と同一の処理内容である。
【0226】つづいて、ステップS95において、ステ
ップS94で得られた意味情報の候補からキーワードが
構成される。なお、ステップS95は、図21のステッ
プS75と同一の処理内容である。
【0227】ステップS96において、処理モードの判
定が行われる。ここで、自動モードである場合(YE
S)、ステップS98に進み、アプリケーションデータ
ベース4gで、他のアプリケーションのファイルの拡張
子がキーワード検索される。一方、手動修正モードであ
る場合(NO)、ステップS97に進み、手動修正モー
ドに移行して、表示入力部3aでペン3bにより他のア
プリケーションのファイルの拡張子が手動により修正処
理された後、キーワード検索される。
【0228】ステップS99において、検索されたファ
イルの拡張子に基づいて、他のアプリケーションが起動
され、ファイルが呼び出される。
【0229】ステップS100に達して、他アプリファ
イル検索処理が終了する。
【0230】ここで、上記他アプリファイル検索処理の
具体例について、図26を用いて説明する。
【0231】他アプリファイル検索処理が開始される
と、他アプリファイル検索する画像データである入力画
像71が入力され、上述した画像抽象化処理が施され
て、特徴パターン72aに抽象化される。そして、キー
ワードデータベース4bの抽象化画像とのパターンマッ
チングの結果、入力画像71に対応付けられる意味情報
72bが構成される(図25、ステップS92,S9
3,S94)。
【0232】図26では、図20を用いて上述したよう
に、パターンマッチングの結果、意味情報の候補である
意味情報72bは、四つの要素として、「斜め」・「三
角」・「角」・「山」を有している。
【0233】つづいて、得られた意味情報72bを構成
している要素であるキーワードを、アプリケーションデ
ータベース4gに登録されているキーワードデータ群9
1より検索し、それぞれのキーワードに対応するアプリ
ケーションデータをアプリケーションデータ群92より
抽出する。
【0234】なお、上記アプリケーションデータベース
4gには、キーワードデータ群91の各キーワードに対
応して、各アプリケーションのファイルおよび拡張子
が、それぞれアプリケーションファイル群93および拡
張子群94のデータとして、アプリケーションデータ群
92に登録されている。
【0235】ここでは、意味情報72bは、キーワード
(画像表現文字列)95a(「山」),96a(「斜
め」),97a(「角」),98a(「三角」)の四つ
のキーワードを要素として構成されている。よって、キ
ーワード95aに基づいて、これに対応付けられている
アプリケーションファイル95bおよび拡張子(アプリ
ケーション指定文字列)95c(「Draw」)が抽出され
る。そして、拡張子95c(「Draw」)に対応したアプ
リケーションが起動されると同時に、アプリケーション
ファイル95bが読み出され、検索結果として表示され
る。同様に、キーワード96a(「斜め」),97a
(「角」),98a(「三角」)をそれぞれキーワード
とするアプリケーションファイル96b,97b,98
bおよび拡張子96c(「Draw」),97c(「Paint
」),98c(「Word」)が抽出される。そして、そ
れぞれアプリケーションファイルが、対応するアプリケ
ーションプログラムによって読み出されて、検索結果と
して表示される。
【0236】以上のように、アプリケーションファイル
を、その画像データの抽象化画像に基づいて得られるキ
ーワード、およびアプリケーションプログラムの拡張子
とともにアプリケーションデータベース4gに保存して
おく。これにより、アプリケーションファイルの画像デ
ータのみから、アプリケーションプログラムを起動し、
そのアプリケーションファイルを読み出すことができ
る。
【0237】なお、以上の各実施の形態は本発明の範囲
を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更
が可能である。
【0238】例えば、表示入力部3aとペン3bとを備
えたタブレット付き表示装置3を用いたが、これに限定
するものではなく、表示入力部3aはCRTでもよく、
ペン3bはマウスやキーなどのポインティングが可能な
デバイスであればよい。また、情報処理システム100
では、端末装置の台数や端末装置の分業の方法などは、
上記の説明に限定されない。
【0239】また、図面に示した表示入力部3aの画面
構成も一例であり、強調表示も反転表示(図面では斜線
が施されている)のほか、下線表示や点滅表示など種々
の表示方法を適宜選択することが可能である。
【0240】さらに、補助記憶装置4に登録されている
各種の補助データベースの種類やデータ構造は説明中の
ものに限定されず、データベースを適宜選択してキーワ
ード検索に利用することができる。また、意味情報72
b,…を構成するキーワードの数も4個に限定されな
い。加えて、アプリケーションデータベース4gにアプ
リケーションの拡張子を保存するが、アプリケーション
を特定できる指標であれば、これに限定するものではな
い。
【0241】
【発明の効果】請求項1の発明の情報処理システムは、
以上のように、画像データにキーワードを付してファイ
リングする情報処理システムにおいて、上記画像データ
に付すキーワードの候補文字列を収録したキーワード候
補データベースと、該画像データに付すキーワードの候
補である第一候補文字列に基づいて、該キーワード候補
データベースからキーワードの候補である第二候補文字
列を抽出するキーワード候補抽出手段とを備えた構成で
ある。
【0242】それゆえ、画像データに付すキーワード
を、第一候補文字列と第二候補文字列とから選択できる
ため、キーワードの選択肢が増え、キーワード付けの自
由度が高くなるという効果を奏する。
【0243】請求項2の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項1の構成に加えて、上記第一候補文
字列は、上記画像データから文字列を切り出し、文字認
識を行う文字列切出認識手段によって、該画像データか
ら抽出される構成である。
【0244】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、画像データに含まれる文字列である第一候補文字
列だけでなく、第一候補文字列の類似語や連想語などを
第二候補文字列として、キーワードの候補文字列とする
ことできる。
【0245】よって、画像データを検索する際に、画像
データに含まれる文字列だけでなく、その文字列に関連
する類似語や連想語などに基づいても、画像データを読
み出すことができるという効果を奏する。
【0246】請求項3の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項2の構成に加えて、上記第一候補文
字列は、上記画像データの表示画面上での該第一候補文
字列のおおよその輪郭に基づいて、文字列切出認識手段
によって抽出される構成である。
【0247】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、画像データに含まれる第一候補文字列を厳密に指
定する必要がなく、作業が容易になる。
【0248】したがって、端末装置のペンやマウスなど
のポインティングデバイスの操作や、入力画面のフォー
マットに慣れていない人でも、手軽にキーワード入力を
行うことができるという効果を奏する。
【0249】請求項4の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項1から3の何れかの構成に加えて、
上記キーワード候補データベースは、操作者に応じて変
更される構成である。
【0250】それゆえ、請求項1から3の何れかの構成
による効果に加えて、第一候補文字列に基づいて抽出さ
れる第二候補文字列を、操作者に応じて変更することが
できる。よって、操作者によって所望するキーワードの
候補文字列が異なる場合には、各操作者に必要かつ十分
な情報のみを与えることができる。したがって、操作者
に不必要な情報を与えないことにより、作業効率が向上
するという効果を奏する。
【0251】また、キーワード候補データベースを操作
者ごとに作成することができるため、専門性の高いもの
とすることができる。よって、キーワード候補データベ
ースから抽出される第二候補文字列の質が高くなるとと
もに、キーワード候補データベースの管理運用が容易と
なるという効果を奏する。
【0252】請求項5の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項1から4の何れかの構成に加えて、
操作者のログイン情報に基づいて、該操作者の個人情報
をキーワードとする構成である。
【0253】それゆえ、請求項1から4の何れかの構成
による効果に加えて、画像データにキーワードを付けて
保存した操作者の氏名、所属、担当業務、住所、電話番
号などの個人情報に基づいて、画像データをデータベー
スより抽出することができるという効果を奏する。
【0254】請求項6の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項1から5の何れかの構成に加えて、
キーワード入力の操作は、複数の端末装置から行われる
構成である。
【0255】それゆえ、請求項1から5の何れかの構成
による効果に加えて、キーワード入力と文字認識を複数
の端末装置で分業して、キーワード抽出作業を行うこと
ができる。
【0256】よって、複数の端末装置から同時に作業が
できるため、キーワード入力の作業効率が向上するとい
う効果を奏する。また、LANなどを介して、操作者が
個別に作業を行うことができため、運用が柔軟になると
いう効果を奏する。
【0257】請求項7の発明の情報処理システムは、以
上のように、請求項1から6の何れかの構成に加えて、
操作者の入力がペンによって行われる構成である。
【0258】それゆえ、請求項1から6の何れかの構成
による効果に加えて、端末装置の入力操作が容易にな
る。例えば、キーワード候補文字列をペンにより選択す
ることができる。また、第一候補文字列の画像データの
表示画面上でのおおよその輪郭をペンでなぞるだけ、第
一候補文字列を指定することができる。さらに、文字の
誤認識などにより文字列の誤っていた場合、ペンにより
手書きで容易に修正することができる。
【0259】よって、端末装置の操作、特にポインティ
ングデバイスに慣れていない操作者でも、手軽にキーワ
ード入力を行うことができるという効果を奏する。
【0260】請求項8の発明の情報処理システムは、以
上のように、画像データにキーワードを付してファイリ
ングする情報処理システムにおいて、上記画像データに
付すキーワードの候補文字列を収録したキーワード候補
データベースと、該画像データに含まれる文字列を、該
画像データから切り出し、文字認識して、該画像データ
から抽出する文字列切出認識手段と、該画像データから
抽出された該文字列と、該キーワード候補データベース
に収録されているキーワードの候補文字列とを比較し、
一致した文字列を該画像データのキーワードとする文字
列比較手段とを備えた構成である。
【0261】それゆえ、キーワード入力の作業過程にお
いて、操作者による入力操作が不要であるため、キーワ
ード入力作業を完全に自動化することできる。
【0262】したがって、画像データの入力と、自動に
よるキーワード付けと、画像データおよびキーワードの
保存を、一連の作業工程として連続して行うことによ
り、キーワード入力の作業効率が大幅に向上するという
効果を奏する。
【0263】請求項9の発明の情報処理システムは、以
上のように、画像データにキーワードを付してファイリ
ングする情報処理システムにおいて、上記画像データに
ピラミッド処理を施して作成された抽象化画像を文字列
の形式で表現した画像表現文字列を、該画像データのキ
ーワードとする構成である。
【0264】それゆえ、キーワードとして適当な文字列
を含まない画像データにも、文字列のキーワードを容易
に付すことができる。そして、そのような画像データ
も、キーワード検索することが可能になる。
【0265】したがって、キーワードとして適当な文字
列を含まない画像データを含めて、すべての画像データ
にキーワードを自動的に付すことができるという効果を
奏する。
【0266】請求項10の発明の情報処理システムは、
以上のように、請求項9の構成に加えて、上記抽象化画
像と、上記画像表現文字列とが対応付けられて収録され
ているキーワード候補データベースを備えた構成であ
る。
【0267】それゆえ、請求項9の構成による効果に加
えて、画像データにキーワードとして付ける画像表現文
字列を、容易に得ることができる。
【0268】よって、画像データに画像表現文字列をキ
ーワードとして付けて保存する作業効率が向上するとい
う効果を奏する。
【0269】請求項11の発明の情報処理システムは、
以上のように、請求項9または10の構成に加えて、各
種のアプリケーションプログラムで作成されたアプリケ
ーションファイルを、該アプリケーションファイルが、
その画像データの上記画像表現文字列と、作成したアプ
リケーションプログラムを指定するアプリケーション指
定文字列とに対応付けられて収録されたデータベースか
ら、アプリケーションファイルの画像データの画像表現
文字列に基づいて検索するとともに、上記アプリケーシ
ョン指定文字列の指定するアプリケーションプログラム
によって読み出す他アプリケーションファイル検索手段
を備えた構成である。
【0270】それゆえ、請求項9または10の構成によ
る効果に加えて、各種のアプリケーションプログラムに
よって作成され、登録されたアプリケーションファイル
を、アプリケーションファイルの画像データから検索
し、該アプリケーションプログラムによって読み出すこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す、本発明の一実施の形態にかかる情
報処理システムで行われる画像ファイリング処理を構成
するキーワード抽出処理における表示画面の説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態にかかる情報処理システ
ムの構成の概略を示す説明図である。
【図3】図2に示した情報処理システムのハードウェア
の構成の概略を示す説明図である。
【図4】図2に示した情報処理システムに供されるタブ
レット付き表示装置の概略を示す説明図である。
【図5】図2に示した情報処理システムのソフトウェア
の構成の概略を示す説明図である。
【図6】図2に示した情報処理システムで行われる画像
ファイリング処理の概要を示す説明図である。
【図7】図2に示した情報処理システムで行われる画像
ファイリング処理を構成するインデックス付け処理にお
ける表示画面の説明図である。
【図8】図2に示した情報処理システムで行われる画像
ファイリング処理を構成するキーワード抽出処理の手順
の概略を示すフローチャートである。
【図9】図2に示した情報処理システムで行われる画像
ファイリング処理を構成するキーワードデータベース検
索処理の手順の概略を示すフローチャートである。
【図10】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成するキーワード修正入力処理
の手順の概略を示すフローチャートである。
【図11】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成するキーワード修正入力処理
における表示画面の説明図である。
【図12】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する自動キーワード入力処理
の手順の概略を示すフローチャートである。
【図13】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する自動キーワード入力処理
における表示画面の説明図である。
【図14】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成するキーワード追加入力処理
の手順の概略を示すフローチャートである。
【図15】本発明の他の実施の形態にかかる情報処理シ
ステムの構成の概略を示す説明図である。
【図16】図15に示した情報処理システムで行われる
画像ファイリング処理を構成する分散によるキーワード
入力処理における表示画面の説明図である。
【図17】図15に示した情報処理システムで行われる
画像ファイリング処理を構成する分散によるキーワード
入力処理における表示画面の説明図である。
【図18】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する画像特徴抽出処理の手順
の概略を示すフローチャートである。
【図19】図18に示した画像特徴抽出処理の過程で行
われる画像抽象化処理の概略を示す説明図である。
【図20】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する画像特徴抽出処理の概略
を示す説明図である。
【図21】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する画像キーワード検索処理
の手順の概略を示すフローチャートである。
【図22】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する画像キーワード検索処理
の概略を示す説明図である。
【図23】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成するPIM情報キーワード入
力処理の手順の概略を示すフローチャートである。
【図24】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成するPIM情報キーワード入
力処理における表示画面の説明図である。
【図25】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する他アプリファイル検索処
理の手順の概略を示すフローチャートである。
【図26】図2に示した情報処理システムで行われる画
像ファイリング処理を構成する他アプリファイル検索処
理の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 情報処理システム 3 タブレット付き表示装置(端末装置) 3b ペン 4a 漢字辞書データベース(キーワード候補データベ
ース) 4b キーワードデータベース(キーワード候補データ
ベース) 4c 類似語辞書データベース(キーワード候補データ
ベース) 4d 連想語辞書データベース(キーワード候補データ
ベース) 4e 専門用語辞書データベース(キーワード候補デー
タベース) 8 中央制御装置付きタブレット付き表示装置(端末
装置) 11 CPU(キーワード候補抽出手段,文字列切出
認識手段,文字列比較手段,他アプリケーションファイ
ル検索手段) 64c 文字列(第一候補文字列) 65a キーワード候補文字列(第二候補文字列) 71 入力画像(画像データ) 72b,73b,74b,75b,76b 意味情報
(画像表現文字列) 83a,84a,85a,86a,95a,96a,9
7a,98aキーワード(画像表現文字列) 95b,96b,97b,98b アプリケーションフ
ァイル 95c,96c,97c,98c 拡張子(アプリケー
ション指定文字列) 100 情報処理システム 101 入力専用端末装置(端末装置) 111 第一端末装置(端末装置) 121 第二端末装置(端末装置) 131a キーワード候補文字列(操作者の個人情報)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データにキーワードを付してファイリ
    ングする情報処理システムにおいて、 上記画像データに付すキーワードの候補文字列を収録し
    たキーワード候補データベースと、 該画像データに付すキーワードの候補である第一候補文
    字列に基づいて、該キーワード候補データベースからキ
    ーワードの候補である第二候補文字列を抽出するキーワ
    ード候補抽出手段とを備えたことを特徴とする情報処理
    システム。
  2. 【請求項2】上記第一候補文字列は、 上記画像データから文字列を切り出し、文字認識を行う
    文字列切出認識手段によって、該画像データから抽出さ
    れることを特徴とする請求項1記載の情報処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】上記第一候補文字列は、上記画像データの
    表示画面上での該第一候補文字列のおおよその輪郭に基
    づいて、文字列切出認識手段によって抽出されることを
    特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
  4. 【請求項4】上記キーワード候補データベースは、操作
    者に応じて変更されることを特徴とする請求項1から3
    の何れかに記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】操作者のログイン情報に基づいて、該操作
    者の個人情報をキーワードとすることを特徴とする請求
    項1から4の何れかに記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】キーワード入力の操作は、複数の端末装置
    から行われることを特徴とする請求項1から5の何れか
    に記載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】操作者の入力がペンによって行われること
    を特徴とする請求項1から6の何れかに記載の情報処理
    システム。
  8. 【請求項8】画像データにキーワードを付してファイリ
    ングする情報処理システムにおいて、 上記画像データに付すキーワードの候補文字列を収録し
    たキーワード候補データベースと、 該画像データに含まれる文字列を、該画像データから切
    り出し、文字認識して、該画像データから抽出する文字
    列切出認識手段と、 該画像データから抽出された該文字列と、該キーワード
    候補データベースに収録されているキーワードの候補文
    字列とを比較し、一致した文字列を該画像データのキー
    ワードとする文字列比較手段とを備えたことを特徴とす
    る情報処理システム。
  9. 【請求項9】画像データにキーワードを付してファイリ
    ングする情報処理システムにおいて、 上記画像データにピラミッド処理を施して作成された抽
    象化画像を文字列の形式で表現した画像表現文字列を、
    該画像データのキーワードとすることを特徴とする情報
    処理システム。
  10. 【請求項10】上記抽象化画像と、上記画像表現文字列
    とが対応付けられて収録されているキーワード候補デー
    タベースを備えたことを特徴とする請求項9記載の情報
    処理システム。
  11. 【請求項11】各種のアプリケーションプログラムで作
    成されたアプリケーションファイルを、 該アプリケーションファイルが、その画像データの上記
    画像表現文字列と、作成したアプリケーションプログラ
    ムを指定するアプリケーション指定文字列とに対応付け
    られて収録されたデータベースから、 アプリケーションファイルの画像データの画像表現文字
    列に基づいて検索するとともに、 上記アプリケーション指定文字列の指定するアプリケー
    ションプログラムによって読み出す他アプリケーション
    ファイル検索手段を備えたことを特徴とする請求項9ま
    たは10記載の情報処理システム。
JP10078717A 1998-03-26 1998-03-26 情報処理システム Pending JPH11272707A (ja)

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