JPH11272489A - 情報処理システムの縮退方式 - Google Patents
情報処理システムの縮退方式Info
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- JPH11272489A JPH11272489A JP10092407A JP9240798A JPH11272489A JP H11272489 A JPH11272489 A JP H11272489A JP 10092407 A JP10092407 A JP 10092407A JP 9240798 A JP9240798 A JP 9240798A JP H11272489 A JPH11272489 A JP H11272489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置障害発生時に情報処理システムの運用を
続けるか情報処理システムを停止するかを実際の使用形
態に合わせて選択できるようにする。 【解決手段】 縮退情報設定手段43は、コンソール5
から中央処理装置群1,主記憶装置群2および入出力制
御装置群3のそれぞれについて縮退処理を行うか否かの
情報を受け取って装置種別縮退情報格納エリア44に縮
退可否フラグを設定する。障害検出手段41は、中央処
理装置群1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3
の各装置で障害が発生したかどうかを検出する。障害処
理手段42は、障害検出手段41により障害が検出され
ると、障害が検出された装置の装置種別に対応する装置
種別縮退情報格納エリア44の縮退可否フラグを参照し
て縮退可となっていれば該装置を切り離して情報処理シ
ステムの運用を継続させ、縮退不可となっていれば情報
処理システムを停止させる。
続けるか情報処理システムを停止するかを実際の使用形
態に合わせて選択できるようにする。 【解決手段】 縮退情報設定手段43は、コンソール5
から中央処理装置群1,主記憶装置群2および入出力制
御装置群3のそれぞれについて縮退処理を行うか否かの
情報を受け取って装置種別縮退情報格納エリア44に縮
退可否フラグを設定する。障害検出手段41は、中央処
理装置群1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3
の各装置で障害が発生したかどうかを検出する。障害処
理手段42は、障害検出手段41により障害が検出され
ると、障害が検出された装置の装置種別に対応する装置
種別縮退情報格納エリア44の縮退可否フラグを参照し
て縮退可となっていれば該装置を切り離して情報処理シ
ステムの運用を継続させ、縮退不可となっていれば情報
処理システムを停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システムの
縮退方式に関し、特に障害処理装置を備える情報処理シ
ステムの縮退方式に関する。
縮退方式に関し、特に障害処理装置を備える情報処理シ
ステムの縮退方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理システム(以下、適宜、
システムと略記する)では、システムを構成する装置に
障害が発生した場合でも、システムをできるだけ運用さ
せるために、障害が発生した装置を装置種別に関係なく
システムから切り離してシステムを縮退して運用を行っ
ている。
システムと略記する)では、システムを構成する装置に
障害が発生した場合でも、システムをできるだけ運用さ
せるために、障害が発生した装置を装置種別に関係なく
システムから切り離してシステムを縮退して運用を行っ
ている。
【0003】例えば、特開平08−030516号公報
には、情報処理装置において、あるメモリモジュールに
故障が発生した場合でも、他のメモリモジュールを有効
に使用でき、システムダウンすることなく縮退運転する
ことができるようにした技術が開示されている。
には、情報処理装置において、あるメモリモジュールに
故障が発生した場合でも、他のメモリモジュールを有効
に使用でき、システムダウンすることなく縮退運転する
ことができるようにした技術が開示されている。
【0004】なお、特開平08−016533号公報に
は、フォールトトレラントコンピュータにおいて、オン
ライン業務中にプロセッサモジュールの処理能力を拡張
できるようにした技術が開示されている。
は、フォールトトレラントコンピュータにおいて、オン
ライン業務中にプロセッサモジュールの処理能力を拡張
できるようにした技術が開示されている。
【0005】また、特開平09−016426号公報に
は、2ポートコンソールを持つフォールトトレラントコ
ンピュータにおいて、コンソール装置を用いて、2つの
データ処理ブロックに個別に各種の指令を入力できるよ
うにした技術が開示されている。
は、2ポートコンソールを持つフォールトトレラントコ
ンピュータにおいて、コンソール装置を用いて、2つの
データ処理ブロックに個別に各種の指令を入力できるよ
うにした技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の情報処理システムの縮退方式では、システムを構成す
る装置に障害が発生した時に、システムを縮退して運用
を継続することはできるが、実際の使用形態に合わなく
なり、処理を継続または実行できない事態が生じること
である。その理由は、システムを構成する装置に障害が
発生した場合には、システムの使用形態を考慮せずに、
一律に障害が発生した装置をシステムから切り離して縮
退運用を行っていたからである。
の情報処理システムの縮退方式では、システムを構成す
る装置に障害が発生した時に、システムを縮退して運用
を継続することはできるが、実際の使用形態に合わなく
なり、処理を継続または実行できない事態が生じること
である。その理由は、システムを構成する装置に障害が
発生した場合には、システムの使用形態を考慮せずに、
一律に障害が発生した装置をシステムから切り離して縮
退運用を行っていたからである。
【0007】第2の問題点は、障害発生時の保守契機が
遅くなる場合が生じることである。その理由は、縮退し
てもシステムとしては運用状態にあるので、実際の使用
形態に合わなくなっていることに気付くのが遅れるから
である。
遅くなる場合が生じることである。その理由は、縮退し
てもシステムとしては運用状態にあるので、実際の使用
形態に合わなくなっていることに気付くのが遅れるから
である。
【0008】本発明の目的は、複数の装置種別の装置か
ら構成され、各装置種別の装置が複数台存在する情報処
理システムにおいて、予め装置種別毎に装置障害時に装
置の縮退を行うか否かの設定を行っておき、装置障害発
生時に前記設定に基づいて障害が発生した装置を縮退し
てシステムの運用を続けるかシステムを停止するかを実
際の使用形態に合わせて選択できるようにした情報処理
システムの縮退方式を提供することにある。
ら構成され、各装置種別の装置が複数台存在する情報処
理システムにおいて、予め装置種別毎に装置障害時に装
置の縮退を行うか否かの設定を行っておき、装置障害発
生時に前記設定に基づいて障害が発生した装置を縮退し
てシステムの運用を続けるかシステムを停止するかを実
際の使用形態に合わせて選択できるようにした情報処理
システムの縮退方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムの縮退方式は、複数の装置種別の装置群から構成さ
れ、各装置種別の装置群が複数台の装置からなる情報処
理システムにおいて、複数の装置種別の装置群のそれぞ
れの装置種別対応にその装置種別の装置が縮退可である
か縮退不可であるかを示す縮退可否フラグを格納する装
置種別縮退情報格納エリアと、複数の装置種別の装置群
の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害検出
手段と、この障害検出手段により障害が検出された装置
の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリア
の縮退可否フラグを参照して縮退可となっていれば該装
置を切り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮
退不可となっていれば情報処理システムを停止させる障
害処理手段とを有することを特徴とする。
ムの縮退方式は、複数の装置種別の装置群から構成さ
れ、各装置種別の装置群が複数台の装置からなる情報処
理システムにおいて、複数の装置種別の装置群のそれぞ
れの装置種別対応にその装置種別の装置が縮退可である
か縮退不可であるかを示す縮退可否フラグを格納する装
置種別縮退情報格納エリアと、複数の装置種別の装置群
の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害検出
手段と、この障害検出手段により障害が検出された装置
の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリア
の縮退可否フラグを参照して縮退可となっていれば該装
置を切り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮
退不可となっていれば情報処理システムを停止させる障
害処理手段とを有することを特徴とする。
【0010】また、本発明の情報処理システムの縮退方
式は、複数の装置種別の装置群から構成され、各装置種
別の装置群が複数台の装置からなる情報処理システムに
おいて、複数の装置種別の装置群のそれぞれの装置種別
対応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可で
あるかを示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退
情報格納エリアと、複数の装置種別の装置群のそれぞれ
について縮退処理を行うか否かの情報を外部から受け取
って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラグ
を設定する縮退情報設定手段と、複数の装置種別の装置
群の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害検
出手段と、この障害検出手段により障害が検出された装
置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリ
アの縮退可否フラグが縮退可となっていれば該装置を切
り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可
となっていれば情報処理システムを停止させる障害処理
手段とを有することを特徴とする。
式は、複数の装置種別の装置群から構成され、各装置種
別の装置群が複数台の装置からなる情報処理システムに
おいて、複数の装置種別の装置群のそれぞれの装置種別
対応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可で
あるかを示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退
情報格納エリアと、複数の装置種別の装置群のそれぞれ
について縮退処理を行うか否かの情報を外部から受け取
って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラグ
を設定する縮退情報設定手段と、複数の装置種別の装置
群の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害検
出手段と、この障害検出手段により障害が検出された装
置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリ
アの縮退可否フラグが縮退可となっていれば該装置を切
り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可
となっていれば情報処理システムを停止させる障害処理
手段とを有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の情報処理システムの縮退
方式は、中央処理装置群,主記憶装置群,入出力制御装
置群および障害処理装置を含む情報処理システムにおい
て、前記障害処理装置が、中央処理装置群,主記憶装置
群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別対応に
その装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であるか
を示す縮退可否フラグを格納する装置種別縮退情報格納
エリアと、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力
制御装置群の各装置で障害が発生したかどうかを検出す
る障害検出手段と、この障害検出手段により障害が検出
された装置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報
格納エリアの縮退可否フラグを参照して縮退可となって
いれば該装置を切り離して情報処理システムの運用を継
続させ、縮退不可となっていれば情報処理システムを停
止させる障害処理手段とを有することを特徴とする。
方式は、中央処理装置群,主記憶装置群,入出力制御装
置群および障害処理装置を含む情報処理システムにおい
て、前記障害処理装置が、中央処理装置群,主記憶装置
群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別対応に
その装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であるか
を示す縮退可否フラグを格納する装置種別縮退情報格納
エリアと、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力
制御装置群の各装置で障害が発生したかどうかを検出す
る障害検出手段と、この障害検出手段により障害が検出
された装置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報
格納エリアの縮退可否フラグを参照して縮退可となって
いれば該装置を切り離して情報処理システムの運用を継
続させ、縮退不可となっていれば情報処理システムを停
止させる障害処理手段とを有することを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明の情報処理システムの
縮退方式は、中央処理装置群,主記憶装置群,入出力制
御装置群および障害処理装置を含む情報処理システムに
おいて、前記障害処理装置が、中央処理装置群,主記憶
装置群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別対
応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であ
るかを示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退情
報格納エリアと、中央処理装置群,主記憶装置群および
入出力制御装置群のそれぞれについて縮退処理を行うか
否かの情報を外部から受け取って前記装置種別縮退情報
格納エリアに縮退可否フラグを設定する縮退情報設定手
段と、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御
装置群の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障
害検出手段と、この障害検出手段により障害が検出され
た装置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納
エリアの縮退可否フラグを参照して縮退可となっていれ
ば該装置を切り離して情報処理システムの運用を継続さ
せ、縮退不可となっていれば情報処理システムを停止さ
せる障害処理手段とを有することを特徴とする。
縮退方式は、中央処理装置群,主記憶装置群,入出力制
御装置群および障害処理装置を含む情報処理システムに
おいて、前記障害処理装置が、中央処理装置群,主記憶
装置群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別対
応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であ
るかを示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退情
報格納エリアと、中央処理装置群,主記憶装置群および
入出力制御装置群のそれぞれについて縮退処理を行うか
否かの情報を外部から受け取って前記装置種別縮退情報
格納エリアに縮退可否フラグを設定する縮退情報設定手
段と、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御
装置群の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障
害検出手段と、この障害検出手段により障害が検出され
た装置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納
エリアの縮退可否フラグを参照して縮退可となっていれ
ば該装置を切り離して情報処理システムの運用を継続さ
せ、縮退不可となっていれば情報処理システムを停止さ
せる障害処理手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、本発明の情報処理システムの縮退方
式は、前記障害処理装置とオペレータとのインタフェー
スをつかさどるコンソールを備え、中央処理装置群,主
記憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれについて
縮退処理を行うか否かの情報を前記コンソールから受け
取って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラ
グを設定することを特徴とする。
式は、前記障害処理装置とオペレータとのインタフェー
スをつかさどるコンソールを備え、中央処理装置群,主
記憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれについて
縮退処理を行うか否かの情報を前記コンソールから受け
取って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラ
グを設定することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の情報処理システムの縮退
方法は、複数の装置種別の装置群から構成され、各装置
種別の装置群が複数台の装置からなる情報処理システム
において、予め装置種別毎に障害時に装置の縮退を行う
か否かの設定を行っておき、装置障害発生時に前記設定
に基づいて障害が発生した装置を切り離して情報処理シ
ステムの運用を続けるか情報処理システムを停止するか
を決定することを特徴とする。
方法は、複数の装置種別の装置群から構成され、各装置
種別の装置群が複数台の装置からなる情報処理システム
において、予め装置種別毎に障害時に装置の縮退を行う
か否かの設定を行っておき、装置障害発生時に前記設定
に基づいて障害が発生した装置を切り離して情報処理シ
ステムの運用を続けるか情報処理システムを停止するか
を決定することを特徴とする。
【0015】一方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装
置群のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が
縮退可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグ
を格納する装置種別縮退情報格納エリア,中央処理装置
群,主記憶装置群および入出力制御装置群の各装置で障
害が発生したかどうかを検出する障害検出手段,ならび
にこの障害検出手段により障害が検出された装置の装置
種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退
可否フラグを参照して縮退可となっていれば該装置を切
り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可
となっていれば情報処理システムを停止させる障害処理
手段として機能させるためのプログラムを記録する。
を、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装
置群のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が
縮退可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグ
を格納する装置種別縮退情報格納エリア,中央処理装置
群,主記憶装置群および入出力制御装置群の各装置で障
害が発生したかどうかを検出する障害検出手段,ならび
にこの障害検出手段により障害が検出された装置の装置
種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退
可否フラグを参照して縮退可となっていれば該装置を切
り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可
となっていれば情報処理システムを停止させる障害処理
手段として機能させるためのプログラムを記録する。
【0016】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装
置群のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が
縮退可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグ
が設定される装置種別縮退情報格納エリア,中央処理装
置群,主記憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれ
について縮退処理を行うか否かの情報を外部から受け取
って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラグ
を設定する縮退情報設定手段,中央処理装置群,主記憶
装置群および入出力制御装置群の各装置で障害が発生し
たかどうかを検出する障害検出手段,ならびにこの障害
検出手段により障害が検出された装置の装置種別に対応
する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退可否フラグ
を参照して縮退可となっていれば該装置を切り離して情
報処理システムの運用を継続させ、縮退不可となってい
れば情報処理システムを停止させる障害処理手段として
機能させるためのプログラムを記録する。
を、中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装
置群のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が
縮退可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグ
が設定される装置種別縮退情報格納エリア,中央処理装
置群,主記憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれ
について縮退処理を行うか否かの情報を外部から受け取
って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退可否フラグ
を設定する縮退情報設定手段,中央処理装置群,主記憶
装置群および入出力制御装置群の各装置で障害が発生し
たかどうかを検出する障害検出手段,ならびにこの障害
検出手段により障害が検出された装置の装置種別に対応
する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退可否フラグ
を参照して縮退可となっていれば該装置を切り離して情
報処理システムの運用を継続させ、縮退不可となってい
れば情報処理システムを停止させる障害処理手段として
機能させるためのプログラムを記録する。
【0017】本発明の情報処理システムの縮退方式で
は、縮退情報設定手段は、コンソールから入力された各
装置種別に対応する縮退の可否を表す情報に基づいて装
置種別縮退情報格納エリアに障害が発生した場合に縮退
を行うか否かを示す縮退可否フラグを設定する。障害検
出手段によって装置の障害が検出されると、障害処理手
段は、障害が発生した装置の装置種別に対応する装置種
別縮退情報格納エリアの縮退可否フラグを参照して、縮
退可と設定されていれば該装置の縮退を行って情報処理
システムの運用を継続し、縮退不可と設定されていれば
情報処理システムを停止する。
は、縮退情報設定手段は、コンソールから入力された各
装置種別に対応する縮退の可否を表す情報に基づいて装
置種別縮退情報格納エリアに障害が発生した場合に縮退
を行うか否かを示す縮退可否フラグを設定する。障害検
出手段によって装置の障害が検出されると、障害処理手
段は、障害が発生した装置の装置種別に対応する装置種
別縮退情報格納エリアの縮退可否フラグを参照して、縮
退可と設定されていれば該装置の縮退を行って情報処理
システムの運用を継続し、縮退不可と設定されていれば
情報処理システムを停止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
情報処理システムの縮退方式の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態に係る情報処理システムの縮退方式
は、プログラム制御を行う中央処理装置群1と、情報を
記憶する主記憶装置群2と、周辺装置(図示せず)との
データのやり取りを行う入出力制御装置群3と、中央処
理装置群1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3
の障害処理を行う障害処理装置4と、障害処理装置4と
オペレータとのインタフェースをつかさどるコンソール
5とを含んで構成されている。
情報処理システムの縮退方式の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態に係る情報処理システムの縮退方式
は、プログラム制御を行う中央処理装置群1と、情報を
記憶する主記憶装置群2と、周辺装置(図示せず)との
データのやり取りを行う入出力制御装置群3と、中央処
理装置群1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3
の障害処理を行う障害処理装置4と、障害処理装置4と
オペレータとのインタフェースをつかさどるコンソール
5とを含んで構成されている。
【0020】中央処理装置群1は、複数の中央処理装置
11〜1m(mは任意の正整数)を備えている。
11〜1m(mは任意の正整数)を備えている。
【0021】主記憶装置群2は、複数の主記憶装置21
〜2n(nは任意の正整数)を備えている。
〜2n(nは任意の正整数)を備えている。
【0022】入出力制御装置群3は、複数の入力出制御
装置31〜3p(pは任意の正整数)を備えている。
装置31〜3p(pは任意の正整数)を備えている。
【0023】障害処理装置4は、障害検出手段41と、
障害処理手段42と、縮退情報設定手段43と、装置種
別縮退情報格納エリア44とを備えている。
障害処理手段42と、縮退情報設定手段43と、装置種
別縮退情報格納エリア44とを備えている。
【0024】障害検出手段41は、中央処理装置11〜
1m,主記憶装置21〜2nおよび入出力制御装置31
〜3pの各装置で、障害が発生したかどうかを検出す
る。
1m,主記憶装置21〜2nおよび入出力制御装置31
〜3pの各装置で、障害が発生したかどうかを検出す
る。
【0025】障害処理手段42は、障害検出手段41に
より装置の障害が検出されたときに、障害が検出された
装置の装置種別に対応する装置種別縮退情報格納エリア
44の縮退可否フラグを参照して、縮退可となっていれ
ば障害が検出された装置を切り離してシステムの運用を
継続させ、縮退不可となっていればシステムを停止させ
る。
より装置の障害が検出されたときに、障害が検出された
装置の装置種別に対応する装置種別縮退情報格納エリア
44の縮退可否フラグを参照して、縮退可となっていれ
ば障害が検出された装置を切り離してシステムの運用を
継続させ、縮退不可となっていればシステムを停止させ
る。
【0026】縮退情報設定手段43は、中央処理装置群
1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3のそれぞ
れについて、縮退処理を行うか否かの情報をコンソール
5から受け取り、装置種別縮退情報格納エリア44に装
置種別対応に縮退可否フラグを格納する。
1,主記憶装置群2および入出力制御装置群3のそれぞ
れについて、縮退処理を行うか否かの情報をコンソール
5から受け取り、装置種別縮退情報格納エリア44に装
置種別対応に縮退可否フラグを格納する。
【0027】図2を参照すると、障害処理装置4の処理
は、装置障害検出ステップA1と、縮退可否フラグ取り
出しステップA2と、縮退可否判定ステップA3と、障
害装置切り離しステップA4と、システム運転継続ステ
ップA5と、システム停止ステップA6とからなる。
は、装置障害検出ステップA1と、縮退可否フラグ取り
出しステップA2と、縮退可否判定ステップA3と、障
害装置切り離しステップA4と、システム運転継続ステ
ップA5と、システム停止ステップA6とからなる。
【0028】図3および図4を参照すると、装置種別縮
退情報格納エリア44には、中央処理装置群1,主記憶
装置群2および入出力制御装置群3のそれぞれについて
の装置種別と、その装置種別の装置が縮退可であるか縮
退不可であるかを示す縮退可否フラグとが設定されてい
る。
退情報格納エリア44には、中央処理装置群1,主記憶
装置群2および入出力制御装置群3のそれぞれについて
の装置種別と、その装置種別の装置が縮退可であるか縮
退不可であるかを示す縮退可否フラグとが設定されてい
る。
【0029】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る情報処理システムの縮退方式の動作につい
て、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
形態に係る情報処理システムの縮退方式の動作につい
て、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
【0030】(1) まず、システムの使用形態が、処
理を行うために大容量の主記憶装置が必要であり、それ
以外の装置は少なくてよい場合、つまり、主記憶装置群
2の主記憶装置21〜2nは縮退不可、中央処理装置群
1の中央処理装置11〜1mおよび入出力制御装置群3
の入出力制御装置31〜3pは縮退可の場合について説
明する。
理を行うために大容量の主記憶装置が必要であり、それ
以外の装置は少なくてよい場合、つまり、主記憶装置群
2の主記憶装置21〜2nは縮退不可、中央処理装置群
1の中央処理装置11〜1mおよび入出力制御装置群3
の入出力制御装置31〜3pは縮退可の場合について説
明する。
【0031】この場合には、システムの運用開始前に、
オペレータは、コンソール5から中央処理装置,主記憶
装置および入出力制御装置毎に縮退可または不可の情報
を投入する。
オペレータは、コンソール5から中央処理装置,主記憶
装置および入出力制御装置毎に縮退可または不可の情報
を投入する。
【0032】すると、障害処理装置4では、縮退情報設
定手段43が、コンソール5から中央処理装置,主記憶
装置および入出力制御装置毎の縮退可または不可の情報
を受け取り、装置種別縮退情報格納エリア44に装置種
別対応に縮退可否フラグを設定する。この場合、中央処
理装置については縮退可、主記憶装置については縮退不
可、入出力制御装置については縮退可の縮退可否フラグ
がそれぞれ設定される(図3参照)。
定手段43が、コンソール5から中央処理装置,主記憶
装置および入出力制御装置毎の縮退可または不可の情報
を受け取り、装置種別縮退情報格納エリア44に装置種
別対応に縮退可否フラグを設定する。この場合、中央処
理装置については縮退可、主記憶装置については縮退不
可、入出力制御装置については縮退可の縮退可否フラグ
がそれぞれ設定される(図3参照)。
【0033】装置種別縮退情報格納エリア44への縮退
可否フラグの設定が終了すると、オペレータは、システ
ムの運用を開始する。
可否フラグの設定が終了すると、オペレータは、システ
ムの運用を開始する。
【0034】システムの運用中に、例えば中央処理装置
11が障害を起こしたとすると、障害処理装置4では、
障害検出手段41が中央処理装置11の障害を検出する
(ステップA1)。
11が障害を起こしたとすると、障害処理装置4では、
障害検出手段41が中央処理装置11の障害を検出する
(ステップA1)。
【0035】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から中央処理装置11の装置種別に対
応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取
り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるか
どうかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から中央処理装置11の装置種別に対
応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取
り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるか
どうかを判定する(ステップA3)。
【0036】いま、縮退可否フラグが縮退可であるの
で、障害処理手段42は、中央処理装置11をシステム
から切り離し(ステップA4)、残った装置でシステム
の運転を継続する(ステップA5)。
で、障害処理手段42は、中央処理装置11をシステム
から切り離し(ステップA4)、残った装置でシステム
の運転を継続する(ステップA5)。
【0037】また、システムの運用中に、例えば主記憶
装置21が障害を起こしたとすると、障害処理装置4で
は、障害検出手段41が主記憶装置21の障害を検出す
る(ステップA1)。
装置21が障害を起こしたとすると、障害処理装置4で
は、障害検出手段41が主記憶装置21の障害を検出す
る(ステップA1)。
【0038】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から主記憶装置21の装置種別に対応
する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取り
出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるかど
うかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から主記憶装置21の装置種別に対応
する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取り
出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるかど
うかを判定する(ステップA3)。
【0039】いま、縮退可否フラグが縮退不可となって
いるので、障害処理手段42は、システムを停止させる
(ステップA6)。
いるので、障害処理手段42は、システムを停止させる
(ステップA6)。
【0040】さらに、システムの運用中に、例えば入出
力制御装置31が障害を起こしたとすると、障害処理装
置4では、障害検出手段41が入出力制御装置31の障
害を検出する(ステップA1)。
力制御装置31が障害を起こしたとすると、障害処理装
置4では、障害検出手段41が入出力制御装置31の障
害を検出する(ステップA1)。
【0041】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から入出力制御装置31の装置種別に
対応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、
取り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能である
かどうかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から入出力制御装置31の装置種別に
対応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、
取り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能である
かどうかを判定する(ステップA3)。
【0042】いま、縮退可否フラグが縮退可であるの
で、障害処理手段42は、入出力制御装置31をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
で、障害処理手段42は、入出力制御装置31をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
【0043】以上が、システムの使用形態が、処理を行
うために大容量の主記憶装置が必要であり、それ以外の
装置は少なくてよい場合についての動作である。
うために大容量の主記憶装置が必要であり、それ以外の
装置は少なくてよい場合についての動作である。
【0044】(2) 次に、システムの使用形態が、高
速に処理するために多数の中央処理装置が必要で、主記
憶装置および入出力制御装置については少数でもよい場
合について説明する。
速に処理するために多数の中央処理装置が必要で、主記
憶装置および入出力制御装置については少数でもよい場
合について説明する。
【0045】この場合は、システムの運用開始前に、オ
ペレータは、コンソール5から中央処理装置については
縮退不可、主記憶装置については縮退可、入出力制御装
置については縮退可の情報を投入する。
ペレータは、コンソール5から中央処理装置については
縮退不可、主記憶装置については縮退可、入出力制御装
置については縮退可の情報を投入する。
【0046】すると、障害処理装置4では、縮退情報設
定手段43が、コンソール5から中央処理装置群1,主
記憶装置群2および入出力制御装置群3毎の縮退可また
は不可の情報を受け取り、装置種別縮退情報格納エリア
44に装置種別対応に縮退可否フラグを設定する。この
場合、中央処理装置については縮退不可、主記憶装置に
ついては縮退可、入出力制御装置については縮退可の縮
退可否フラグがそれぞれ設定される(図4参照)。
定手段43が、コンソール5から中央処理装置群1,主
記憶装置群2および入出力制御装置群3毎の縮退可また
は不可の情報を受け取り、装置種別縮退情報格納エリア
44に装置種別対応に縮退可否フラグを設定する。この
場合、中央処理装置については縮退不可、主記憶装置に
ついては縮退可、入出力制御装置については縮退可の縮
退可否フラグがそれぞれ設定される(図4参照)。
【0047】装置種別縮退情報格納エリア44への縮退
可否フラグの設定が終了すると、オペレータは、システ
ムの運用を開始する。
可否フラグの設定が終了すると、オペレータは、システ
ムの運用を開始する。
【0048】システムの運用中に、例えば中央処理装置
11が障害を起こしたとすると、障害処理装置4では、
障害検出手段41が中央処理装置11の障害を検出する
(ステップA1)。
11が障害を起こしたとすると、障害処理装置4では、
障害検出手段41が中央処理装置11の障害を検出する
(ステップA1)。
【0049】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から中央処理装置11の装置種別に対
応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取
り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるか
どうかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から中央処理装置11の装置種別に対
応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取
り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるか
どうかを判定する(ステップA3)。
【0050】いま、縮退可否フラグが縮退不可であるの
で、障害処理手段42は、システムを停止する(ステッ
プA6)。
で、障害処理手段42は、システムを停止する(ステッ
プA6)。
【0051】また、システムの運用中に、例えば主記憶
装置21が障害を起こしたとすると、障害処理装置4で
は、障害検出手段41が主記憶装置21の障害を検出す
る(ステップA1)。
装置21が障害を起こしたとすると、障害処理装置4で
は、障害検出手段41が主記憶装置21の障害を検出す
る(ステップA1)。
【0052】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から主記憶装置21の装置種別に対応
する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取り
出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるかど
うかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から主記憶装置21の装置種別に対応
する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、取り
出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能であるかど
うかを判定する(ステップA3)。
【0053】いま、縮退可否フラグが縮退可となってい
るので、障害処理手段42は、主記憶装置21をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
るので、障害処理手段42は、主記憶装置21をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
【0054】さらに、システムの運用中に、例えば入出
力制御装置31が障害を起こしたとすると、障害処理装
置4では、障害検出手段41が入出力制御装置31の障
害を検出する(ステップA1)。
力制御装置31が障害を起こしたとすると、障害処理装
置4では、障害検出手段41が入出力制御装置31の障
害を検出する(ステップA1)。
【0055】すると、障害処理手段42は、装置種別縮
退情報エリア44から入出力制御装置31の装置種別に
対応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、
取り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能である
かどうかを判定する(ステップA3)。
退情報エリア44から入出力制御装置31の装置種別に
対応する縮退可否フラグを取り出し(ステップA2)、
取り出した縮退可否フラグに基づいて縮退が可能である
かどうかを判定する(ステップA3)。
【0056】いま、縮退可否フラグが縮退可であるの
で、障害処理手段42は、入出力制御装置31をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
で、障害処理手段42は、入出力制御装置31をシステ
ムから切り離し(ステップA4)、残った装置でシステ
ムの運転を継続する(ステップA5)。
【0057】以上が、システムの使用形態が、処理を行
うために多くの中央処理装置が必要であり、それ以外の
装置は少なくてよい場合についての動作である。
うために多くの中央処理装置が必要であり、それ以外の
装置は少なくてよい場合についての動作である。
【0058】上述したようにして、システムの使用形態
が変わると、使用形態に合わせて縮退情報設定手段43
で装置種別縮退情報格納エリア44に縮退可否フラグを
設定し直して、システムの運用を開始することで、使用
形態に応じた装置の障害処理を行うことができる。
が変わると、使用形態に合わせて縮退情報設定手段43
で装置種別縮退情報格納エリア44に縮退可否フラグを
設定し直して、システムの運用を開始することで、使用
形態に応じた装置の障害処理を行うことができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0060】図5を参照すると、本発明の第2の実施の
形態に係る情報処理システムの縮退方式は、図1に示し
た第1の実施の形態に係る情報処理システムの縮退方式
に対して、障害処理プログラムを記録した記録媒体6を
障害処理装置4に備える点が異なっている。この記録媒
体6は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒
体であってよい。
形態に係る情報処理システムの縮退方式は、図1に示し
た第1の実施の形態に係る情報処理システムの縮退方式
に対して、障害処理プログラムを記録した記録媒体6を
障害処理装置4に備える点が異なっている。この記録媒
体6は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒
体であってよい。
【0061】障害処理プログラムは、記録媒体6からコ
ンピュータでなる障害処理装置4に読み込まれ、障害処
理装置4の動作を障害検出手段41,障害処理手段4
2,縮退情報設定手段43および装置種別縮退情報格納
エリア44として制御する。障害処理プログラムの制御
による障害処理装置4の動作は、第1の実施の形態にお
ける障害処理装置4の動作と全く同様になるので、その
詳しい説明を割愛する。
ンピュータでなる障害処理装置4に読み込まれ、障害処
理装置4の動作を障害検出手段41,障害処理手段4
2,縮退情報設定手段43および装置種別縮退情報格納
エリア44として制御する。障害処理プログラムの制御
による障害処理装置4の動作は、第1の実施の形態にお
ける障害処理装置4の動作と全く同様になるので、その
詳しい説明を割愛する。
【0062】なお、上記各実施の形態では、システムを
構成する装置群が、中央処理装置群1,主記憶装置群
2,入出力制御装置群3および障害処理装置4からなる
場合を例にとって説明したが、障害処理装置4が中央処
理装置群1の中央処理装置の1つによって兼用されてい
てもよいことはいうまでもない。
構成する装置群が、中央処理装置群1,主記憶装置群
2,入出力制御装置群3および障害処理装置4からなる
場合を例にとって説明したが、障害処理装置4が中央処
理装置群1の中央処理装置の1つによって兼用されてい
てもよいことはいうまでもない。
【0063】また、情報処理システムを構成する複数の
装置種別の装置群を、中央処理装置群1,主記憶装置群
2および入出力制御装置群3の3群としたが、そのうち
の任意の2群のみに本願発明を適用することもできる
し、さらにその他の縮退が可能な複数の装置からなる装
置群が含まれている情報処理システムに本願発明を適用
することもできる。
装置種別の装置群を、中央処理装置群1,主記憶装置群
2および入出力制御装置群3の3群としたが、そのうち
の任意の2群のみに本願発明を適用することもできる
し、さらにその他の縮退が可能な複数の装置からなる装
置群が含まれている情報処理システムに本願発明を適用
することもできる。
【0064】さらに、コンソール5から入力された情報
に基づいて縮退情報設定手段43が装置種別縮退情報格
納エリア44に縮退可否フラグを設定するようにした
が、装置種別縮退情報格納エリア44に縮退可否フラグ
を格納する方法がこのような方法に限られないことはい
うまでもない。
に基づいて縮退情報設定手段43が装置種別縮退情報格
納エリア44に縮退可否フラグを設定するようにした
が、装置種別縮退情報格納エリア44に縮退可否フラグ
を格納する方法がこのような方法に限られないことはい
うまでもない。
【0064】
【発明の効果】第1の効果は、システムの使用形態を考
慮した上での障害処理を行うことができることである。
その理由は、装置種別毎に縮退の可否を設定しておき、
障害が発生した装置の装置種別に応じて、縮退してシス
テム運転を継続するか、システムを停止するかを変える
ことができるからである。これにより、例えば計算速度
は遅くなってもよいが、処理するために大容量の主記憶
装置が必要である場合や、主記憶装置は少量しか使用し
ないが、高速に処理するために多くの中央処理装置が必
要である場合というようなシステムの運用形態に合わせ
て、障害処理が選択できるという利点がある。
慮した上での障害処理を行うことができることである。
その理由は、装置種別毎に縮退の可否を設定しておき、
障害が発生した装置の装置種別に応じて、縮退してシス
テム運転を継続するか、システムを停止するかを変える
ことができるからである。これにより、例えば計算速度
は遅くなってもよいが、処理するために大容量の主記憶
装置が必要である場合や、主記憶装置は少量しか使用し
ないが、高速に処理するために多くの中央処理装置が必
要である場合というようなシステムの運用形態に合わせ
て、障害処理が選択できるという利点がある。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムの縮退方式の構成を示すブロック図である。
テムの縮退方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の障害処理装置の処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】図1中の装置種別縮退情報格納エリアの内容の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図4】図1中の装置種別縮退情報格納エリアの内容の
他の例を示す図である。
他の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理シス
テムの縮退方式の構成を示すブロック図である。
テムの縮退方式の構成を示すブロック図である。
1 中央処理装置群 2 主記憶装置群 3 入出力制御装置群 4 障害処理装置 5 コンソール 6 記録媒体 11〜1m 中央処理装置 21〜2n 主記憶装置 31〜3p 入力出制御装置 41 障害検出手段 42 障害処理手段 43 縮退情報設定手段 44 装置種別縮退情報格納エリア
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の装置種別の装置群から構成され、
各装置種別の装置群が複数台の装置からなる情報処理シ
ステムにおいて、 複数の装置種別の装置群のそれぞれの装置種別対応にそ
の装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であるかを
示す縮退可否フラグを格納する装置種別縮退情報格納エ
リアと、 複数の装置種別の装置群の各装置で障害が発生したかど
うかを検出する障害検出手段と、 この障害検出手段により障害が検出された装置の装置種
別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退可
否フラグを参照して縮退可となっていれば該装置を切り
離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可と
なっていれば情報処理システムを停止させる障害処理手
段とを有することを特徴とする情報処理システムの縮退
方式。 - 【請求項2】 複数の装置種別の装置群から構成され、
各装置種別の装置群が複数台の装置からなる情報処理シ
ステムにおいて、 複数の装置種別の装置群のそれぞれの装置種別対応にそ
の装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可であるかを
示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退情報格納
エリアと、 複数の装置種別の装置群のそれぞれについて縮退処理を
行うか否かの情報を外部から受け取って前記装置種別縮
退情報格納エリアに縮退可否フラグを設定する縮退情報
設定手段と、 複数の装置種別の装置群の各装置で障害が発生したかど
うかを検出する障害検出手段と、 この障害検出手段により障害が検出された装置の装置種
別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退可
否フラグが縮退可となっていれば該装置を切り離して情
報処理システムの運用を継続させ、縮退不可となってい
れば情報処理システムを停止させる障害処理手段とを有
することを特徴とする情報処理システムの縮退方式。 - 【請求項3】 中央処理装置群,主記憶装置群,入出力
制御装置群および障害処理装置を含む情報処理システム
において、 前記障害処理装置が、 中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装置群
のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が縮退
可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグを格
納する装置種別縮退情報格納エリアと、 中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装置群
の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害検出
手段と、この障害検出手段により障害が検出された装置
の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリア
の縮退可否フラグを参照して縮退可となっていれば該装
置を切り離して情報処理システムの運用を継続させ、縮
退不可となっていれば情報処理システムを停止させる障
害処理手段とを有することを特徴とする情報処理システ
ムの縮退方式。 - 【請求項4】 中央処理装置群,主記憶装置群,入出力
制御装置群および障害処理装置を含む情報処理システム
において、 前記障害処理装置が、 中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装置群
のそれぞれの装置種別対応にその装置種別の装置が縮退
可であるか縮退不可であるかを示す縮退可否フラグが設
定される装置種別縮退情報格納エリアと、 中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装置群
のそれぞれについて縮退処理を行うか否かの情報を外部
から受け取って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退
可否フラグを設定する縮退情報設定手段と、中央処理装
置群,主記憶装置群および入出力制御装置群の各装置で
障害が発生したかどうかを検出する障害検出手段と、 この障害検出手段により障害が検出された装置の装置種
別に対応する前記装置種別縮退情報格納エリアの縮退可
否フラグを参照して縮退可となっていれば該装置を切り
離して情報処理システムの運用を継続させ、縮退不可と
なっていれば情報処理システムを停止させる障害処理手
段とを有することを特徴とする情報処理システムの縮退
方式。 - 【請求項5】 前記障害処理装置とオペレータとのイン
タフェースをつかさどるコンソールを備え、中央処理装
置群,主記憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれ
について縮退処理を行うか否かの情報を前記コンソール
から受け取って前記装置種別縮退情報格納エリアに縮退
可否フラグを設定することを特徴とする請求項4記載の
情報処理システムの縮退方式。 - 【請求項6】 複数の装置種別の装置群から構成され、
各装置種別の装置群が複数台の装置からなる情報処理シ
ステムにおいて、 予め装置種別毎に障害時に装置の縮退を行うか否かの設
定を行っておき、装置障害発生時に前記設定に基づいて
障害が発生した装置を切り離して情報処理システムの運
用を続けるか情報処理システムを停止するかを決定する
ことを特徴とする情報処理システムの縮退方法。 - 【請求項7】 コンピュータを、中央処理装置群,主記
憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別
対応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可で
あるかを示す縮退可否フラグを格納する装置種別縮退情
報格納エリア,中央処理装置群,主記憶装置群および入
出力制御装置群の各装置で障害が発生したかどうかを検
出する障害検出手段,ならびにこの障害検出手段により
障害が検出された装置の装置種別に対応する前記装置種
別縮退情報格納エリアの縮退可否フラグを参照して縮退
可となっていれば該装置を切り離して情報処理システム
の運用を継続させ、縮退不可となっていれば情報処理シ
ステムを停止させる障害処理手段として機能させるため
のプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項8】 コンピュータを、中央処理装置群,主記
憶装置群および入出力制御装置群のそれぞれの装置種別
対応にその装置種別の装置が縮退可であるか縮退不可で
あるかを示す縮退可否フラグが設定される装置種別縮退
情報格納エリア,中央処理装置群,主記憶装置群および
入出力制御装置群のそれぞれについて縮退処理を行うか
否かの情報を外部から受け取って前記装置種別縮退情報
格納エリアに縮退可否フラグを設定する縮退情報設定手
段,中央処理装置群,主記憶装置群および入出力制御装
置群の各装置で障害が発生したかどうかを検出する障害
検出手段,ならびにこの障害検出手段により障害が検出
された装置の装置種別に対応する前記装置種別縮退情報
格納エリアの縮退可否フラグを参照して縮退可となって
いれば該装置を切り離して情報処理システムの運用を継
続させ、縮退不可となっていれば情報処理システムを停
止させる障害処理手段として機能させるためのプログラ
ムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092407A JPH11272489A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 情報処理システムの縮退方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092407A JPH11272489A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 情報処理システムの縮退方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11272489A true JPH11272489A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=14053573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10092407A Pending JPH11272489A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 情報処理システムの縮退方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11272489A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117397B1 (en) | 1999-12-15 | 2006-10-03 | Fujitsu Limited | Apparatus and method for preventing an erroneous operation at the time of detection of a system failure |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10092407A patent/JPH11272489A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117397B1 (en) | 1999-12-15 | 2006-10-03 | Fujitsu Limited | Apparatus and method for preventing an erroneous operation at the time of detection of a system failure |
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