JPH10320129A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH10320129A
JPH10320129A JP9129725A JP12972597A JPH10320129A JP H10320129 A JPH10320129 A JP H10320129A JP 9129725 A JP9129725 A JP 9129725A JP 12972597 A JP12972597 A JP 12972597A JP H10320129 A JPH10320129 A JP H10320129A
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JP
Japan
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disk
controller
spare
drive
disk array
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JP9129725A
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Masato Hirano
正人 平野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御系の多重障害によるデータ喪失、および
スペアドライブの接続による性能低下等を防止する。 【解決手段】 ディスクアレイコントローラ100内に
設けられた複数のディスクコントローラ110〜11m
の各々の下位パス110b〜11mbに、複数のディス
クドライブ200〜20n、ディスクドライブ2m0〜
2mnを系列的に接続し、スペアコントローラ400お
よびスペアドライブ300と、下位パス110b〜11
mbおよびスペアコントローラ400の下位パス400
bに対応した入出力バッファ120〜12m,130を
備えた切替スイッチング回路140を設け、ディスクコ
ントローラ110〜11mやディスクドライブ200〜
2mnの障害時に対応する入出力バッファ120〜12
m,130を選択的にイネーブルにして、スペアコント
ローラ400やスペアドライブ300を障害系列に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアレイ技
術に関し、特に、複数のディスクコントローラによって
複数のディスクドライブを制御する構成にてRAID
(Redundant Arraysof Inexpensive Disks)システムを
実現するディスクアレイ装置等に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、情報処理システムの分野で
は、外部記憶装置として、冗長構成の比較的安価な小形
ディスクドライブ群にて一つの記憶システムを構築する
RAID(ディスクアレイ)技術が知られている。この
ディスクアレイ技術では、書込データを幾つかに分割
し、さらに分割された書込データから冗長データを生成
し、これらの分割された書込データおよび冗長データの
グループを個別のディスクドライブに分散して並列転送
することにより、見かけ上の入出力速度の向上を図ると
ともに、データ障害時には、健全な残りのデータと冗長
データとから障害データの復元を行うことでデータの信
頼性の確保を実現している。
【0003】このようなディスクアレイ技術について
は、たとえば、特開平7−114445号公報に開示さ
れた技術が知られている。この技術では、複数のディス
クアダプタ(ディスクコントローラ)の各々に独立に設
けられた複数のポート(パス)の各々に複数のディスク
ユニット(ドライブ)を系列的に接続し、分割された複
数のデータブロックおよび当該データブロック群から生
成された冗長データとしてのパリティを各ディスクアダ
プタに属するディスクユニットの系列を横断する方向に
分散して格納するディスクアレイの構成が示されてい
る。また、ホスト計算機から与えられる論理アドレスか
ら、ディスクアレイ装置におけるディスクドライブ群の
構成を意識した物理アドレスへの変換の一手法が述べら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のディスク
アレイでは、下記のような技術的課題があった。
【0005】第1に、ディスクコントローラに障害が発
生した場合は、そのディスクコントローラのポートに接
続されているディスクドライブが使用不可能な状態、す
なわちディスクドライブの冗長度がない縮退状態にな
る。縮退状態になると読み出し時には障害ディスクドラ
イブのデータを他のディスクドライブのデータから生成
させるため、ドライブアクセスの処理時間が大幅に増大
してしまう。
【0006】第2に、ディスクコントローラ障害の状態
で次のディスクコントローラに障害が発生した場合には
データが失われてしまう。
【0007】第3に、個々のディスクドライブの障害に
備えて、たとえばスペアドライブを1つのディスクコン
トローラに固定的に接続した場合、ディスクドライブに
障害が発生すると、縮退状態を回避するため障害ディス
クドライブのデータをスペアドライブに復旧させるが、
スペアドライブが接続されているディスクコントローラ
の系列以外のディスクドライブに障害が発生した場合、
スペアドライブが接続されたディスクコントローラはデ
ィスクドライブが1台多く接続された状態となり、当該
ディスクコントローラに余分な負荷がかかってしまい、
データ復旧の処理時間が増大してしまう。
【0008】第4に、上述の第3の項におけるデータ復
旧の処理後の通常の稼働時においても、スペアドライブ
に接続されたディスクコントローラはディスクドライブ
が1台多く接続された状態となり、コントローラに負荷
がかかってしまい、ドライブアクセスの処理時間が顕著
に増大してしまう。
【0009】本発明の目的は、ディスクコントローラの
障害に起因する縮退運転の発生を回避して、縮退運転に
起因するデータ転送速度の低下を防止することが可能な
ディスクアレイ技術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、ディスクコントロー
ラの多重障害に起因するデータ喪失を防止することが可
能なディスクアレイ技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、スペアドライブの接
続に起因する特定のディスクコントローラへの負荷の偏
りを回避してディスクドライブの障害に起因するデータ
復旧の所要時間を短縮することが可能なディスクアレイ
技術を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、スペアドライブの接
続に起因する特定のディスクコントローラへの負荷の偏
りを回避して、稼働時のデータ転送速度を向上させるこ
とが可能なディスクアレイ技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のディス
クコントローラと、ディスクコントローラの各々に個別
に接続される複数のパスと、複数のパスのいずれかを介
してディスクコントローラに接続される複数のディスク
ドライブとを含む構成のディスクアレイにおいて、少な
くとも一つのスペアドライブと、このスペアドライブを
障害発生時等の任意の契機にて、複数のパスの任意の一
つに選択的に接続するスイッチ手段を備えたものであ
る。
【0014】また、本発明は、複数のディスクコントロ
ーラと、前記ディスクコントローラの各々に個別に接続
される複数のパスと、複数の前記パスのいずれかを介し
て前記ディスクコントローラに接続される複数のディス
クドライブとを含む構成のディスクアレイにおいて、少
なくとも一つのスペアコントローラと、このスペアコン
トローラを任意の契機にて複数の前記パスの任意の一つ
に選択的に接続するスイッチ手段を備えるようにしたも
のである。
【0015】また、本発明は、複数のディスクコントロ
ーラと、ディスクコントローラの各々に個別に接続され
る複数のパスと、複数のパスのいずれかを介してディス
クコントローラに接続される複数のディスクドライブと
を含む構成のディスクアレイにおいて、少なくとも一つ
のスペアドライブ、および少なくとも一つのスペアコン
トローラと、このスペアドライブおよびスペアコントロ
ーラの各々を任意の契機にて複数のパスの任意の一つに
選択的に接続するスイッチ手段を備えるようにしたもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態であるディス
クアレイ装置の構成の一例を示す概念図である。
【0018】本実施の形態のディスクアレイ装置は、た
とえば、共通のデータバス102に上位パス110a〜
11maを介して接続された複数のディスクコントロー
ラ110〜11mを含むディスクアレイコントローラ1
00と、複数のディスクコントローラ110〜11mの
各々に接続される下位パス110b〜11mbの各々に
系列的に接続されている複数のディスクドライブ200
〜20n、ディスクドライブ210〜21n、・・・デ
ィスクドライブ2m0〜2mnと、を含む構成となって
いる。
【0019】複数のディスクドライブ200〜2mnと
ディスクアレイコントローラ100とが、たとえばSC
SI規格等のインターフェイスにて接続される場合、デ
ィスクコントローラ110〜11mはSCSIコントロ
ーラにて構成され、下位パス110b〜11mbはSC
SIバスで構成される。
【0020】本実施の形態の場合、ディスクアレイコン
トローラ100は、たとえば図示しない上位装置から受
領したデータを、系列数m個に分割するとともに当該分
割データ群からパリティ等の冗長データを生成してパリ
ティグループを構成し、このパリティグループを構成す
るm+1個のデータを、ディスクコントローラ110〜
11mの配下のm+1台の、たとえばディスクドライブ
200、210、・・・2m0に並列に転送して格納す
る動作を行う。また、パリティグループ内の分割データ
のリード時にエラーが発生した場合には、当該パリティ
グループ内の他の分割データと冗長データとから障害の
分割データの復元処理を行う。
【0021】本実施の形態の場合、ディスクアレイコン
トローラ100には、上位パス400aを介して、他の
ディスクコントローラ110〜11mと等価にデータバ
ス102に接続されるスペアコントローラ400が設け
られている。
【0022】さらに、本実施の形態の場合には、複数の
ディスクドライブ200〜2mnの他にスペアドライブ
300が設けられており、このスペアドライブ300
は、切替スイッチング回路140を介して、ディスクコ
ントローラ110〜11mの下位パス110b〜11m
bのいずれか一つに、任意の契機にて選択的に接続可能
な構成となっている。同様に、スペアコントローラ40
0の下位パス400bは、ディスクコントローラ110
〜11mの下位パス110b〜11mbのいずれか一つ
に、任意の契機にて接続可能になっている。
【0023】すなわち、切替スイッチング回路140で
は各ディスクコントローラ110〜11m、およびスペ
アコントローラ400の接続部分に入出力バッファ12
0〜12m、および入出力バッファ130が設けられて
おり、これらの入出力バッファ120〜12m、および
入出力バッファ130は、スイッチング回路内部パス1
40aを介して相互に共通に接続されているとともに、
スペアドライブ300に対しても共通に接続されてい
る。
【0024】個々の入出力バッファ120〜12m、お
よび入出力バッファ130は、制御線120a〜12m
aおよび制御線130aによってイネーブル/ディセー
ブルが制御され、イネーブルの状態では、対応する下位
パス110b〜11mbおよび下位パス400bと、ス
イッチング回路内部パス140aとが接続され、ディセ
ーブルでは遮断される。
【0025】すなわち、入出力バッファ120〜12m
のどれか一つをイネーブルにすることにより、対応する
下位パス110b〜11mb(ディスクコントローラ1
10〜11m)の一つが選択的にスペアドライブ300
に接続される状態となる。
【0026】また、入出力バッファ130と、入出力バ
ッファ120〜12mのどれか一つを同時にイネーブル
にすることによって、スペアコントローラ400と、下
位パス110b〜11mbのいずか一つとが接続された
状態となる。
【0027】本実施の形態の場合、制御線120a〜1
2maおよび制御線130aは、ディスクアレイコント
ローラ100の内部に設けられた制御回路101に接続
されりており、この制御回路101から入出力バッファ
120〜12mおよび入出力バッファ130に与えられ
るイネーブル制御信号によって個々の入出力バッファ1
20〜12mおよび入出力バッファ130のイネーブル
/ディセーブルが制御される構成となっている。
【0028】すなわち、各ディスクコントローラ110
〜11m、およびスペアコントローラ400は制御回路
101へ割込み信号を送信し、制御回路101からのイ
ネーブル制御信号の選択的な発行を促すことにより、切
替スイッチング回路140における下位パス110b〜
11mbおよび下位パス400bの各々の接続の有無の
制御を行う。
【0029】以下、本実施の形態のディスクアレイ装置
における障害発生時の作用の一例について説明する。
【0030】任意のディスクドライブ(たとえばディ
スクドライブ210)に障害が発生した場合の本実施の
形態のディスクアレイ装置の状態の一例を図2に、その
時の動作のフローチャートの一例を図6に示す。ディス
クコントローラ111は、その下位パス111bに接続
されている系列下のディスクドライブ210から正常な
応答がない(例えばデータエラー、タイムアウト等)場
合は、ディスクアレイコントローラ100内の制御回路
101に割込み信号を送る。
【0031】この割込みを受け、ディスクアレイコント
ローラ100はディスクコントローラ111のステータ
スを読み取り、ディスクドライブ障害であることを検出
する。ディスクドライブ障害を検出すると、制御回路1
01は障害のディスクドライブ210が接続されている
下位パス111bの入出力バッファ121のみを選択的
にイネーブルにしてスペアドライブ300を障害のディ
スクドライブと同じ系列の下位パス111bに接続させ
る。スペアドライブ300には、同じパリティグループ
内の他の正常なディスクドライブ200、220〜2m
0のデータから障害のディスクドライブ210のデータ
を復元してコピー(データ復旧)を行うが、スペアドラ
イブ300には障害のディスクドライブ210の接続さ
れていたディスクコントローラ111が接続されるた
め、各ディスクコントローラ110〜11mは同じパリ
ティグループ内ではそれぞれ1台のディスクドライブが
接続されることになり、たとえば特定の系列にスペアド
ライブを固定的に接続する従来の場合等に比較して、特
定のディスクコントローラに負荷が偏ることはない。従
って、スペアドライブ300に対する迅速な障害データ
の復旧処理を行うことが可能になるとともに、データ復
旧後の通常の稼働時においても、障害に前後におけるデ
ータの並列転送の状態に変化はなく、スペアドライブ3
00の接続に起因する性能低下の発生もない。
【0032】なお、複数のスペアドライブ300〜30
2を接続させた場合の構成の一例を図3に、障害時の動
作のフローチャートを図9に例示する。この場合、複数
のスペアドライブ300〜302の各々は、入出力バッ
ファ150〜152を介して、スイッチング回路内部パ
ス140aに接続されている。この入出力バッファ15
0〜152は、制御線150a〜152aを介して制御
回路101にてイネーブル/ディセーブルが制御され
る。
【0033】この図3の構成例では、上記手順によるデ
ータ復旧中にスペアドライブ300に障害が発生した場
合でも、図9のフローチャートに例示されるように、現
在のスペアドライブ300のパス(入出力バッファ15
0)を切り離し、別のスペアドライブ301〜302の
パス(入出力バッファ151〜152)をイネーブルに
することでドライブ閉塞状態になることを防止でき、デ
ィスクアレイ装置の信頼性がより向上する。
【0034】任意のディスクコントローラ(たとえば
ディスクコントローラ11m)に障害が発生した場合
の、本実施の形態のディスクアレイ装置の状態の一例を
図4に、その時の動作の一例のフローチャートを図7に
示す。ディスクアレイコントローラ100はそのディス
クコントローラ11mから正常な応答がない場合にディ
スクコントローラ障害であることを検出する。ディスク
コントローラ障害を検出すると、制御回路101はスペ
アコントローラ400が接続されている下位パス400
bに対応した入出力バッファ130、および障害の発生
したディスクコントローラ11mが接続されている下位
パス11mbの入出力バッファ12mをイネーブルにし
て、スペアコントローラ400を障害のディスクコント
ローラ11mと同じ下位パス11mbに接続させる。そ
してディスクアレイコントローラ100は、障害のディ
スクコントローラ11mにおける制御情報等の設定をス
ペアコントローラ400に反映させる。スペアコントロ
ーラ400は接続された下位パス11mbの系列のディ
スクドライブ2m0〜2mnを制御する。この場合、ス
ペアドライブ300へのアクセスはスペアコントローラ
400のみになる。
【0035】ディスクアレイコントローラ100の内
部で、データバス102とディスクコントローラ110
〜11mとの間の上位パス110a〜11maに障害
(断線、接触不良等)が発生した場合の本実施の形態の
ディスクアレイ装置の状態の一例を図5に、また、制御
動作の一例を図8のフローチャートに示す。この図5に
例では、ディスクコントローラ110の上位パス110
aに障害が発生した場合が例示されている。ディスクア
レイコントローラ100はデータバス102のパリティ
チェック等によりバス障害であることを検出する。この
時、制御回路101はスペアコントローラ400が接続
されている下位パス400bの入出力バッファ130、
および障害が発生した上位パス110a(ディスクコン
トローラ110)に対応した下位パス110bの入出力
バッファ120をイネーブルにしてスペアコントローラ
400を障害の発生した上位パス110aと同系列の下
位パス110bと接続させる。
【0036】これにより、下位パス110bの系列のデ
ィスクドライブ200〜20nは、スペアコントローラ
400によって正常に制御される。この時、ディスクコ
ントローラ110が持つ構成情報等をスペアコントロー
ラ400に与えることは前記の場合と同様である。ま
たの場合と同様に、スペアドライブ300へのアクセ
スはスペアコントローラ400のみになる。
【0037】このように、本実施の形態のディスクアレ
イ装置においては、のディスクコントローラ110〜
11mのいずれかに障害が発生した場合や、の上位パ
ス110a〜11maのいずれかに障害が発生した場合
には、スペアコントローラ400に切り換えることによ
り、縮退状態に陥ることがなく可用性や信頼性が向上す
るとともに、データ転送速度等の性能のそのまま維持で
きる、という利点がある。また、スペアコントローラ4
00の使用中に、さらにディスクコントローラ110〜
11mや上位パス110a〜11ma等に障害が発生し
ても縮退状態に移行するだけであり、データの喪失は発
生せず、信頼性の維持向上を実現することができる。
【0038】なお、特に図示しないが、スペアコントロ
ーラ400を複数設けることも本発明に含まれる。この
場合には、対応する下位パスおよび入出力バッファを増
やせばよく、上述のと同様の制御にて耐故障性能がよ
り向上する。
【0039】図10は、本実施の形態のディスクアレイ
装置における上述の各障害時の動作を含む作用の一例を
示すフローチャートである。
【0040】すなわち、データ入出力処理(ステップ5
01)を、エラーの有無を監視しつつ(ステップ50
2)継続し、エラー検出の場合には、要因を切りわけ
(ステップ503、ステップ504、ステップ50
5)、ドライブ起因の場合には、空きのスペアドライブ
の有無を判別し(ステップ507)、有りの場合には、
上述の図6または9の処理を実行し(ステップ50
8)、無い場合には縮退処理を実行して(ステップ50
9)、ステップ501に戻って稼働を継続する。
【0041】同様に、ディスクコントローラや、ディス
クアレイコントローラ100内部のパスの障害の場合に
は、空きのスペアコントローラの有無を判別し(ステッ
プ510)、空きのスペアコントローラがある場合には
前述の図7または図8の処理を実行し(ステップ51
1)、無い場合には縮退処理を実行して(ステップ51
2)、ステップ501に戻って稼働を継続する。
【0042】上記以外の障害の場合には、対応する所定
の処理を行い(ステップ506)、ステップ501に戻
って稼働を継続する。
【0043】以上の動作により、本実施の形態のディス
クアレイ装置によれば、上述のようなスペアドライブの
接続における性能低下の防止やコントローラ系の多重障
害における性能低下およびデータ喪失の防止等の優れた
効果を得ることができる。
【0044】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0045】たとえば、ディスクコントローラとディス
クドライブとの接続インターフェイスとしては、上述の
実施の形態に例示したSCSIに限らず、一般のインタ
ーフェイスを使用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明のディスクアレイ装置によれば、
ディスクコントローラの障害に起因する縮退運転の発生
を回避して、縮退運転に起因するデータ転送速度の低下
を防止することができる、という効果が得られる。
【0047】また、本発明のディスクアレイ装置によれ
ば、ディスクコントローラの多重障害に起因するデータ
喪失を防止することができる、という効果が得られる。
【0048】また、本発明のディスクアレイ装置によれ
ば、スペアドライブの接続に起因する特定のディスクコ
ントローラへの負荷の偏りを回避してディスクドライブ
の障害に起因するデータ復旧の所要時間を短縮すること
ができる、という効果が得られる。
【0049】また、本発明のディスクアレイ装置によれ
ば、スペアドライブの接続に起因する特定のディスクコ
ントローラへの負荷の偏りを回避して、稼働時のデータ
転送速度を向上させることができる、という効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
の構成の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるドライブ障害時の状態の一例を示す概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
において複数のスペアドライブを設けた場合のドライブ
障害時の状態の一例を示す概念図である。
【図4】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるディスクコントローラ障害時の状態の一例を示
す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるパス障害時の状態の一例を示す概念図である。
【図6】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるドライブ障害時の作用の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるディスクコントローラ障害時の作用の一例を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
におけるパス障害時の作用の一例を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の実施の形態であるディスクアレイ装置
において複数のスペアドライブを設けた場合のドライブ
障害時の作用の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態であるディスクアレイ
装置における各種障害時の動作を含む作用の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100…ディスクアレイコントローラ、101…制御回
路、102…データバス、110〜11m…ディスクコ
ントローラ、110a〜11ma…上位パス、110b
〜11mb…下位パス、120〜12m…入出力バッフ
ァ、120a〜12ma…制御線、130…入出力バッ
ファ、130a…制御線、140…切替スイッチング回
路(スイッチ手段)、140a…スイッチング回路内部
パス、150〜152…入出力バッファ、150a〜1
52a…制御線、200〜2mn…ディスクドライブ、
300〜302…スペアドライブ、400…スペアコン
トローラ、400a…上位パス、400b…下位パス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクコントローラと、前記デ
    ィスクコントローラの各々に個別に接続される複数のパ
    スと、複数の前記パスのいずれかを介して前記ディスク
    コントローラに接続される複数のディスクドライブと、
    少なくとも一つのスペアドライブと、任意の契機にて前
    記スペアドライブを複数の前記パスの任意の一つに選択
    的に接続するスイッチ手段と、を含むことを特徴とする
    ディスクアレイ装置。
  2. 【請求項2】 複数のディスクコントローラと、前記デ
    ィスクコントローラの各々に個別に接続される複数のパ
    スと、複数の前記パスのいずれかを介して前記ディスク
    コントローラに接続される複数のディスクドライブと、
    少なくとも一つのスペアコントローラと、任意の契機に
    て前記スペアコントローラを複数の前記パスの任意の一
    つに選択的に接続するスイッチ手段と、を含むことを特
    徴とするディスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】 複数のディスクコントローラと、前記デ
    ィスクコントローラの各々に個別に接続される複数のパ
    スと、複数の前記パスのいずれかを介して前記ディスク
    コントローラに接続される複数のディスクドライブと、
    少なくとも一つのスペアドライブと、少なくとも一つの
    スペアコントローラと、任意の契機にて前記スペアドラ
    イブおよび前記スペアコントローラの各々を複数の前記
    パスの任意の一つに選択的に接続するスイッチ手段と、
    を含むことを特徴とするディスクアレイ装置。
JP9129725A 1997-05-20 1997-05-20 ディスクアレイ装置 Pending JPH10320129A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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