JPH112723A - 偏光変換光学系及び偏光変換素子及び偏光変換素子アレイ及びこれらのいずれかを用いた投射型表示装置 - Google Patents
偏光変換光学系及び偏光変換素子及び偏光変換素子アレイ及びこれらのいずれかを用いた投射型表示装置Info
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- JPH112723A JPH112723A JP9316893A JP31689397A JPH112723A JP H112723 A JPH112723 A JP H112723A JP 9316893 A JP9316893 A JP 9316893A JP 31689397 A JP31689397 A JP 31689397A JP H112723 A JPH112723 A JP H112723A
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Abstract
方向の直線偏光に変換することができ、かつシンプルな
構成で小型化が可能である偏光変換光学系または偏光変
換素子または偏光変換素子アレイと、これらのいずれか
を用いた投射光学装置を提供する。 【解決手段】 偏光分離光学素子1は、入射した自然光
を、その光軸と、その光軸が交わる偏光分離面の法線と
を含む面に対し共に45度傾き、かつ互いに直交する2
つの直線偏光に分離する。分離された直線偏光のうちの
1方は、第1及び第2のミラー2,3で反射して、その
偏光方向が90度回転することにより、もう一方の直線
方向の偏光方向と一致する。このような分離機能によ
り、シンプルで小型の偏光変換光学系を得ることができ
る。上記のような特性をもつ偏光分離光学素子は、制御
された屈折率異方性を有するポリマーフィルムを積層し
てなるポリマーフィルム積層体を用いることにより得る
ことができる。
Description
然光を、1方向の偏光方向を持つ直線偏光に変換する光
学素子及び該光学素子を用いた投射型表示装置に関す
る。
光学系或いは光学素子は、例えば、液晶プロジェクター
などへ利用できることが知られている。従来の液晶プロ
ジェクターにおいては、自然光を発する光源から出射し
た光は、液晶パネルの入射側に設けられた偏光板のため
に、実際には50%が吸収されてしまい、明るさの損失
となる。また、偏光板に吸収された光は熱になるため、
偏光板の温度上昇も生じる。このような問題を避けるた
めに、偏光ビームスプリッターやコレステリック液晶な
どを用いて、自然光を2つの偏光成分に分離し、偏光状
態と光の進行方向を合わせた後、再度合成する偏光変換
光学系や偏光変換光学素子が考えられている。偏光ビー
ムスプリッターを用いた従来例としては、特公平5−5
8899号公報や実公平5−26561号公報に示され
るような光学系や特開平5−181135号公報に示さ
れる光学素子などがあげられる。また、コレステリック
液晶を用いた従来例としては、特開平3−45906号
公報に示されるような光学系や光学素子が考えられてい
る。
は、以下のような問題があった。偏光ビームスプリッタ
ーを使用する特公平5−58899号公報や実公平5−
26561号公報に示される光学系や特開平5−181
135号公報に示される光学素子を用いた場合、偏光ビ
ームスプリッターが非常に高価な上、2つに分離された
偏光光の偏光方向は、光の進行方向と偏光ビームスプリ
ッターの偏光分離を行なう面の法線とを含む平面に対
し、垂直な偏光方向と平行な偏光方向を持つ直線偏光に
分離される。従って、2つの偏光方向を揃えるために
は、特公平5−58899号公報や特開平5−1811
35号公報のように、一方の偏光を1/2波長板のよう
な位相差板に通して偏光方向を変換するか、或いは、実
公平5−26561号公報のように、ミラーなどによる
3次元的な反射を用いることによって偏光方向の変換を
行なうことが必要であった。しかし、位相差板を用いた
場合は、位相差板の性能が大きく作用し、例えば、波長
ごとに偏光変換の機能にばらつきがあるときは、変換さ
れた光が波長ごとに異なる偏光状態となってしまい、最
終的に偏光板などを通過したとき、白色だった入射光が
色づくといった問題が生じてしまう。また、ミラーなど
を立体的に配置した反射を用いて偏光変換を行なった場
合には、2つの光束の合成が困難であるということや、
その構成の複雑さから現実的には、システムおよび機器
の大型化を伴うといった問題が生じてしまう。
において入射した自然光のうちある回転方向の円偏光を
選択反射する特性があるが、この特性は、コレステリッ
ク液晶に対して垂直入射時に最も顕著に現われるもの
で、大きな角度のついた入射光には必ずしもその特性は
完全に発揮されない。従って、コレステリック液晶を用
いた従来例でも、特開平3−45906号公報のうちの
請求項6のように、光束がコレステリック液晶に対して
大きな角度で入射している場合には、コレステリック液
晶の特性が十分引き出せなくなり、偏光の変換による利
用効率はそれほど大きくならない。また、同じく特開平
3−45906号公報の請求項2〜5にあるような、光
束を分離したあと一旦ランプに帰還させる光学系では、
光束はコレステリック液晶にほぼ垂直に入射するため、
コレステリック液晶の特性を有効に扱えるが、現実には
ランプに大きさがあることから、帰還する光束にはラン
プ自身による反射などによる損失が起こり、再利用する
ことは難しい。
光方向の例を説明するための図で、本発明によるものを
図15(A)に、従来例によるものを図15(B)に示
す。図中、1及び80は偏光分離光学素子である。特開
平3−192319号公報においては、偏光分離手段で
分離した光の一方を2回反射させて偏光方向を回転さ
せ、分離したもう一方の光の偏光方向に合わせるように
した投射型表示装置が開示されている。この公報に述べ
られている偏光回転手段は、ミラーの入射面(入射光の
光軸と、この光軸に交る偏光回転手段のミラー面の法線
とを含む面)を、偏光ビームスプリッターで分離した直
線偏光の偏光方向に対して45度傾けて配置し、2回の
反射を行なうことで偏光方向の回転を行なうものであ
る。しかしながら、従来の偏光分離手段で分離する直線
偏光の偏光方向は、図15(B)に示すごとく、紙面に
対して垂直,水平であり、従って、直線偏光の偏光方向
を上記入射面に対し45度傾けてミラーを配置させなけ
ればならず、すると、必然的に主光線の光路が3次元的
になってしまう。特開平3−192319号公報の図で
は、光路が2次元的に配置されているように描かれてい
るが、実際には、分離した2つの光線は同一紙面上には
表示できない。
き実情に鑑みてなされたもので、入射自然光を高い光の
利用効率と変換精度をもって単一の偏光方向の直線偏光
に変換することができ、かつ、シンプルな構成で小型化
が可能である偏光変換光学系または偏光変換素子または
偏光変換素子アレイと、これらのいずれかを用いて明る
い画像が得られる投射光学装置を提供することをその解
決すベき課題とする。
分離面を有し、自然光を該自然光の主光線進行方向と、
該主光線進行方向と前記偏光分離面との交点における該
偏光分離面の法線とを含む面に対し、45度傾いた偏光
方向を持つ2つの直交した直線偏光に分離する偏光分離
光学素子と、前記2つに分離された直線偏光のいずれか
一方を2回反射させて偏光方向を90度回転させる偏光
回転手段を有することを特徴とし、入射自然光を高い光
利用効率と変換精度をもって単一の偏光方向の直線偏光
の光に変換することができ、かつ、シンプルな構成で小
型化が可能である偏光変換光学系が得られるようにした
ものである。
然光を該自然光の主光線進行方向と、該主光線進行方向
と前記偏光分離面との交点における該偏光分離面の法線
とを含む面に対し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの
直交した直線偏光に分離する偏光分離光学素子と、前記
2つに分離された直線偏光のいずれか一方を全反射する
ことにより、前記いずれか一方の直線偏光を、前記分離
された他方の直線偏光の偏光方向に平行な楕円長軸をも
つ楕円偏光に変換させる全反射手段を有することを特徴
とし、入射自然光を2つの直線偏光に分離し、一方を全
反射させることにより、偏光方向が揃った直線偏光と楕
円偏光を得ることができ、従来損失光としていた一方の
分離光を利用できるため、高い光利用効率をもった偏光
変換光学系が得られるようにしたものである。
て、前記全反射手段を出射した楕円偏光を直線偏光に変
換する位相板を有することを特徴とし、位相板を配する
ことにより、全反射させることにより得られた楕円偏光
をさらに直線偏光に変換することができ、高偏光度の偏
光変換光学系が得られるようにしたものである。
れか1の発明において、前記偏光分離光学素子として、
屈折率異方性を有する複数の延伸ポリマーフィルムをす
べての前記延伸ポリマーフィルムの延伸方向が一致する
ように積層してなるポリマーフィルム積層体であって、
隣接する該延伸ポリマーフィルムにおける延伸方向の屈
折率が互いに異なリ、かつ、該延伸ポリマーフィルムの
面方向で該延伸方向に直交する方向の屈折率が互いに同
一となるように前記複数の延伸ポリマーフィルムを配置
したポリマーフィルム積層体を用いることを特徴とし、
偏光変換光学系をシンプルな構成で小型化するための偏
光分離光学素子の具体的な構成が与えられるようにした
ものである。
然光を該自然光の主光線進行方向と、該主光線進行方向
と前記偏光分離面との交点における該偏光分離面の法線
とを含む面に対し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの
直交した直線偏光に分離する偏光分離光学要素と、前記
2つに分離された直線偏光のいずれか一方を2回反射さ
せて偏光方向を90度回転させる偏光回転要素を有する
ことを特徴とし、入射自然光を高い利用効率と変換精度
をもって単一の偏光方向の光に変換することができ、か
つ、シンプルな構成で小型化が可能である偏光変換素子
が得られるようにしたものである。
然光を該自然光の主光線進行方向と、該主光線進行方向
と前記偏光分離面との交点における該偏光分離面の法線
とを含む面に対し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの
直交した直線偏光に分離する偏光分離光学要素と、前記
2つに分離された直線偏光のいずれか一方を全反射する
ことにより、前記いずれか一方の直線偏光を、前記分離
された他方の直線偏光の偏光方向に平行な楕円長軸をも
つ楕円偏光に変換させる全反射要素を有することを特徴
とし、入射自然光を2つの直線偏光に分離し、一方を全
反射させることにより、偏光方向が揃った直線偏光と楕
円偏光を得ることができ、従来損失光としていた一方の
分離光を利用できるため、高い光利用効率をもった偏光
変換素子が得られるようにしたものである。
て、前記全反射要素を出射した楕円偏光を直線偏光に変
換する位相板を有することを特徴とし、位相板を配する
ことにより、全反射させることにより得られた楕円偏光
をさらに直線偏光に変換することができ、高偏光度の偏
光変換素子が得られるようにしたものである。
れか1の発明において、前記偏光分離光学要素として、
屈折率異方性を有する複数の延伸ポリマーフィルムをす
べての前記延伸ポリマーフィルムの延伸方向が一致する
ように積層してなるポリマーフィルム積層体であって、
隣接する該延伸ポリマーフィルムにおける延伸方向の屈
折率が互いに異なリ、かつ、該延伸ポリマーフィルムの
面方向で該延伸方向に直交する方向の屈折率が互いに同
一となるように前記複数の延伸ポリマーフィルムを配置
したポリマーフィルム積層体を用いることを特徴とし、
偏光変換素子をシンプルな構成で小型化するための偏光
分離光学要素の具体的な構成が与えられるようにしたも
のである。
れか1記載の偏光変換素子を複数アレイ状に配列してな
ることを特徴とし、入射自然光を高い利用効率と変換精
度をもって偏光方向が揃った光に変換することができ、
シンプルな構成で小型かつ薄型の低コストな偏光変換素
子アレイが得られるようにしたものである。
ずれか1記載の偏光変換光学系,または請求項5ないし
8いずれか1記載の偏光変換素子,または請求項9記載
の偏光変換素子アレイのいずれかと、光源と、光を変調
する透過型ライトバルブと、投射光学手段とを有するこ
とを特徴とし、光源光を効率良く利用でき、明るい画像
を投影できる投射型表示装置が得られるようにしたもの
である。
光軸と、その光軸と偏光分離面の交点における法線とを
含む入射面に対し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの
直交した直線偏光光に分離する偏光分離光学素子または
光学要素と、2つに分離された直線偏光の偏光方向を揃
えるためにどちらか一方の偏光光を2回反射させて偏光
方向を90度回転させる偏光回転手段とを有し、自然光
を同一の偏光方向を持つ直線偏光に変換する機能を有す
るものである。なお、以下の説明において、偏光分離光
学素子(または偏光分離光学要素)が有する偏光分離面
または光学素子の反射面に入射する光の光軸と、その光
軸に交わる偏光分離面または反射面の法線とを含む面を
入射面として定義して用いることとし、その繰り返しの
説明は省略するものとする。
素)に入射した自然光は、偏光の分離が行なわれる際
に、その入射面に対して、45度傾いた偏光方向の互い
に直交した偏光光に分離される。この効果は光学薄膜を
用いた偏光ビームスプリッターでは実現できないが、複
屈折性を用いた偏光分離光学素子などで実現可能であ
る。
体的には次のようなものが考えられる。有機系ポリマー
フィルムをある一方向で延伸したとき、延伸方向の屈折
率だけが変化し複屈折性(物質の屈折率が方向によって
異なる特性)を生じるということが一般に知られてい
る。2種類のフィルムを重ねて1方向に延伸したとき、
2つのフィルム間において延伸方向の屈折率には差が生
じるが、延伸方向と直交した方向の屈折率には差が生じ
ないように2種類のフィルムを選択したとする。このよ
うなフィルムに自然光(偏光していない光)をフィルム
面に対して垂直に入射させたとすると、フィルムの境界
面において、延伸軸に直交した方向の直線偏光は反射さ
れないが、延伸軸方向に偏光した直線偏光は、
n1=1.4、n2=1.6であるとき、2フィルムの境界
面における延伸軸方向の直線偏光の反射率は、R=0.
44%となる。従って、n1,n2,n1,…の組み合わ
せで繰り返しの多層構造にすれば、延伸軸方向の反射率
が大きくなって、自然光を2つの直交した直線偏光に分
離する機能を有することになる。
光ビームスプリッターは、p,s偏光の斜め入射による
反射率特性の違いを利用しているため、入射面に対して
垂直なs偏光と平行なp偏光にしか分離できない。これ
に対し、この複屈折性多層構造フィルムでは、その延伸
軸方向を入射面に対して任意に設定できるので、入射面
に対して任意の角度を持ち、それぞれが直交した直線偏
光に分離することができる。
45度傾いた偏光方向の直線偏光は、2回反射を行なう
ことによって、その偏光方向が90度反転し、元の偏光
方向に直交した直線偏光に変換することができる。従っ
て、上記の手段によって分離された、入射面に対して4
5度傾いた2つの直交する直線偏光のうち、一方を2回
反射させることによって2つの直線偏光の偏光方向を揃
えることができる。
換することができ、また、偏光方向の変換の際に位相差
板を用いず、しかも、3次元的な構成を必要とせずに2
次元的な構成で偏光方向の変換を行なうことができるの
で、得られた偏光変換光の色の変化やシステムの大型化
を伴わない。
2319号公報のものと「直線偏光の偏光方向を入射面
に対して45度傾けさせて、2回反射を行うことによっ
て偏光変換を行なう」という原理自体は同じものである
が、偏光分離の時点で分離する直線偏光の方向を、図1
5(A)に示すように、紙面に対して45度傾いた直線
偏光に分離しており、従って、「直線偏光の偏光方向を
入射面に対して45度傾けたミラーに入射させる」ため
にミラーを3次元的に傾けて配置する必要が無く、主光
線も2次元的に紙面上に表示できるようになる。すなわ
ち、光学系としてシンプルでわかりやすいものになる
上、2次元的な構成にすることができるので、光学系自
体のサイズも縮小できる。また、2次元的な構成なの
で、複数個並べてアレイ状にすることができ、さらなる
小型化,低コスト化が望める。
45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した直線偏光に
分離する偏光分離光学素子と、2つに分離された直線偏
光の偏光方向を揃えるためにどちらか一方の直線偏光を
全反射させて、その長軸方向がもう一方の直線偏光の偏
光方向と平行な楕円偏光に変換させる全反射手段とを有
し、自然光を同一の偏光方向を持つ略直線偏光に変換す
る機能を有するものである。
面に対して45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した
直線偏光に分離する偏光分離光学素子と、2つに分離さ
れた直線偏光の偏光方向を揃えるためにどちらか一方の
直線偏光を全反射させて、その長軸方向がもう一方の直
線偏光の偏光方向と平行な楕円偏光に変換させる全反射
手段と、さらに、この楕円偏光を完全な直線偏光に変換
させる位相板とを有し、自然光を同一の偏光方向を持つ
直線偏光に変換する機能を有するものである。
一方をプリズム等で内部全反射させ、その際、直線偏光
の偏光方向が入射面に対して45度傾くようにすること
で、その長軸方向が偏光分離光学素子で分離したもう一
方の直線偏光の偏光方向と平行な楕円偏光に変換され
る。屈折率n1の媒質からn2(n1>n2)の媒質に入射
角度θ1で入射した光は、θ1が、
のとき、p偏光,s偏光間には、
(δp;p偏光の位相とび,δs;s偏光の位相とび)
が生じる。これにより、反射後の偏光は楕円偏光になる
が、δが90°を超えないよう媒質や入射角度を選択す
れば、楕円の長軸方向は偏光分離光学素子で分離したも
う一方の直線偏光の偏光方向と平行になる。例えば、入
射面に対して45度傾いて偏光している直線偏光光が、
屈折率n1=1.52のガラスの内部から外部の空気層
(n2=1.0)に向かって入射角度45°で入射したと
き、臨界角は41.1°であることから、この入射光は
全反射する。このとき反射光において、p偏光成分とs
偏光成分との間にδ=40.3°の位相差が生じるの
で、楕円率0.37の楕円偏光となるが、位相差は90
°に満たないため、その長軸方向がもう一方の直線偏光
の偏光方向と平行な楕円偏光に変換されることになる。
射面に対して45度傾いた2つの直交する直線偏光のう
ち、一方を全反射させてその長軸方向がもう一方の直線
偏光の偏光方向と平行な楕円偏光に変換することによ
り、分離した2つの偏光光の偏光方向をほぼ揃えること
ができる。
り変換されて得られた楕円偏光を、さらに適当な位相板
に通過させることで完全な直線偏光に変換することがで
き、より変換の効率を上げることができる。従って、簡
単な構成で自然光を偏光方向の揃った光に変換すること
ができ、偏光ビームスプリッターや膜蒸着を行った偏光
分離手段を用いないので安価であり、しかも、3次元的
な構成とならずに2次元的な構成で偏光方向の変換を行
うことができるので、システムの大型化を伴わない。
て添付された図面を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明による偏光変換光学系の一実施例を説明するため
の光学系構成と光路とを概念的に示す図で、図中、1は
偏光分離光学素子、2は第1のミラー、3は第2のミラ
ーである。図7は、本発明における偏光分離光学素子ま
たは偏光分離光学要素の分離光の特性を概念的に示す図
である。偏光分離光学素子1に入射した自然光は、図7
に示すように、入射面に対して45度傾いた偏光方向を
持ち、かつ、互いに直交した直線偏光に分離される。図
1に示す光学系では、分離された2つの直交する直線偏
光のうち、偏光分離光学素子1で反射した光は第1のミ
ラー2及び第2のミラー3によって2回反射して、これ
によって、偏光方向が90度回転し、偏光分離光学素子
1を透過した偏光方向の光に、その偏光方向が揃えられ
る。このような構成とすることにより、自然光を同一方
向の偏光方向を持つ直線偏光に変換することができる。
施例を説明するための素子構成と光路とを概念的に示す
図で、図中、10は偏光変換素子、11は偏光分離光学
要素、12は第1の蒸着ミラー、13は第2の蒸着ミラ
ー、14は第1のガラス部、15は第2のガラス部であ
る。本実施例の偏光変換素子は、第1のガラス部14と
第2のガラス部15の主に2つのガラス部からなってい
る。第1のガラス部14には、図2に示すように、第1
の蒸着ミラー12,及び第2の蒸着ミラー13が設けら
れている。また、第1のガラス部14と第2のガラス部
15の間には、偏光分離光学要素11が挟み込まれてい
る。第1のガラス部14における第2の蒸着ミラー13
が蒸着されている面は、偏光分離光学要素11で反射
し、第1の蒸着ミラー12で反射してきた光が、偏光分
離光学要素11を透過した光と平行となるようにその反
射角度が設定されている。
る平行光束は、偏光分離光学要素11に入射し、入射面
に対して偏光方向が45度傾いた偏光方向を持つ互いに
直交した直線偏光に分離される。分離された2つの直交
する直線偏光のうち反射された光はガラス上に蒸着され
た第1の蒸着ミラー12及び第2の蒸着ミラー13によ
って更に2回反射され、これによって、偏光方向が90
度回転し、偏光分離光学要素11を透過した偏光方向の
光と偏光方向が揃えられる。従って、入射した自然光を
同一方向の偏光方向を持つ直線偏光の平行光に変換する
ことができる。
実施例を説明するための構成図で、図中、10は偏光変
換素子、20は偏光変換素子アレイである。本実施例の
偏光変換素子アレイは、図3に示すごとくに、図2に示
した偏光変換素子10をアレイ状に配列したものであ
る。このような構成とすることによって、薄型化による
コストダウンや出射光の強度ムラの改善、及び光学系の
縮小化を図ることができる。
射させる光束を集光するために配置するレンズアレイを
説明するための図で、図中、20は偏光変換素子アレ
イ、30はレンズアレイである。図3に示した偏光変換
素子アレイ20の入射側には、例えば、図4に示すごと
くのフライアイレンズのようなレンズアレイ30を配置
し、光束を集光することによって、偏光変換素子アレイ
20の蒸着ミラー部分で入射光が反射するときに損失光
が生じないようにすることが望ましい。このような光学
系を用いることによって、従来の液晶プロジェクターよ
りも光の利用効率を向上させることができる上、偏光変
換素子の薄型化によるコストダウンや偏光変換素子の出
射光の強度ムラの改善及び光学系の縮小化が図れる。
実施例を説明するための概略構成図で、本発明の偏光変
換素子アレイを用いた液晶プロジェクター光学系を示す
ものである。本実施例の液晶プロジェクター光学系は、
自然光を発するランプ27及びリフレクタ28からなる
光源26と、コンデンサレンズ21と、入射側フライア
イレンズ22及び出射側フライアイレンズ23と、光源
26からの自然光をある1つの偏光方向の直線偏光に変
換する本発明による偏光変換素子アレイ20と、液晶パ
ネル24と、その像をスクリーンに投影する投影光学系
25からなる。
の実施例を説明するための光学系構成と光路とを概念的
に示す図で、図中、1′は偏光分離光学素子、4はプリ
ズムである。偏光分離光学素子1′に入射した自然光
は、図7に示す例と同様に、入射面に対して偏光方向が
45度傾いた互いに直交した直線偏光に分離される。図
6に示す光学系では、分離された直線偏光のうち、偏光
分離光学素子1′で反射した直線偏光は、プリズム4に
よって全反射され、これによって、その長軸方向が偏光
分離光学素子1′を透過したもう一方の直線偏光の偏光
方向と平行な楕円偏光となり、ほぼ偏光方向が揃えられ
る。従って、上述したような構成の光学系により、自然
光を同一の偏光方向を持つ略直線偏光に変換することが
できる。
実施例を説明するための素子構成と光路とを概念的に示
す図で、図中、11′は偏光分離光学要素、40は偏光
変換素子、41は第1のガラス部、41rは全反射面、
42は第2のガラス部である。本実施例の偏光変換素子
は、第1のガラス部41と第2のガラス部42の2つの
ガラス部から主になっている。第1のガラス部41と第
2のガラス部42の間には、偏光分離光学要素11′が
挟み込まれている。第1のガラス部41は、偏光分離光
学要素11′で反射された光が全反射面41rで全反射
するように、ガラスの材質(屈折率)、及び全反射面4
1rへの光の入射角度が設定されており、さらに、全反
射面41rにおける反射光が偏光分離光学要素11′を
透過した光と再び同じ進行方向になるように、全反射面
41rと偏光分離光学要素11′が平行な位置関係に設
定されている。
る平行光束は、偏光分離光学要素11′に入射し、入射
面に対して45度に傾いた偏光方向を持つ互いに直交し
た直線偏光に分離される。これらの直線偏光のうち、偏
光分離光学要素11′で反射した光は、第1のガラス部
41の全反射面41rによって全反射され、これによっ
て、その長軸方向がもう一方の直線偏光の偏光方向と平
行な楕円偏光となり、偏光分離光学要素11′を透過し
た直線偏光にほぼ偏光方向が揃えられる。従って、上述
したような構成の光学素子により、自然光を同一の偏光
方向を持つ略直線偏光に変換することができる。
の他の実施例を説明するための構成図で、図中、40は
偏光変換素子、50は偏光変換素子アレイである。本実
施例の偏光変換素子アレイは、図8に示す偏光変換素子
40をアレイ状に配列したものである。このような構成
とすることによって、薄型化によるコストダウンや出射
光の強度ムラの改善、及び光学系の縮小化を図ることが
できる。
更に他の実施例を説明するたるの光学系構成と光路とを
概念的に示す図で、図中、6は位相板で、その他、図6
と同様の作用をする部分には、図6と同じ符号が付して
ある。偏光分離光学素子1′に入射した自然光は、入射
面に対して45度傾いた偏光方向を持つ互いに直交した
直線偏光に分離される。これらの直線偏光のうち、偏光
分離光学素子1′で反射した光は、プリズム4によって
全反射され、これによって、その長軸方向がもう一方の
直線偏光の偏光方向と平行な楕円偏光となり、位相板6
を通過する。位相板6は、入射してきた楕円偏光が、そ
の長軸方向を偏光方向とする直線偏光に変換されるよう
に位相差、及び配設方向が設定されており、従って、位
相板6を通過した楕円偏光は完全な直線偏光となり、偏
光分離光学素子1′を通過した直線偏光にその偏光方向
が揃えられる。従って、上述したような光学素子によ
り、自然光を同一の偏光方向を持つ直線偏光に変換する
ことができる。
に他の実施例を説明するための素子構成と光路とを概念
的に示す図で、図中、6′は位相板、60は偏光変換素
子で、その他、図8と同様の作用をする部分には、図8
と同じ符号が付してある。本実施例の偏光変換素子は、
第1のガラス部41と第2のガラス部42の2つのガラ
ス部から主になっている。第1のガラス部41と第2の
ガラス部42の間には、偏光分離光学要素11′が挟み
込まれている。第1のガラス部41は、偏光分離光学要
素11′で反射された光が全反射面41rで全反射する
ように、ガラスの材質(屈折率)、及び全反射面41r
の光の入射角度が設定されており、さらに、全反射面4
1rにおける反射光が偏光分離光学要素11′を透過し
た光と再び同じ進行方向になるように、全反射面41r
と偏光分離光学要素11′とが平行な位置関係に設定さ
れている。
る平行光束は、偏光分離光学要素11′に入射し、入射
面に対して45度傾いた偏光方向を持つ互いに直交した
直線偏光に分離される。これらの直線偏光のうち、偏光
分離光学要素11′で反射した光は、第1のガラス部4
1の全反射面41rによって全反射され、これによっ
て、その長軸方向がもう一方の直線偏光の偏光方向と平
行な楕円偏光となり、位相板6′を通過する。位相板
6′は、入射してきた楕円偏光が、その長軸方向を偏光
方向とする直線偏光に変換されるように位相差、及び配
設方向が設定されており、従って、位相板6′を通過し
た楕円偏光は完全な直線偏光となり、偏光分離光学要素
11′を透過した直線偏光の偏光方向にその偏光方向が
揃えられる。従って、上述したような構成により、自然
光を同一の偏光方向を持つ直線偏光に変換することがで
きる。
イの更に他の実施例を説明するための構成図で、図中、
60は偏光変換素子、70は偏光変換素子アレイであ
る。本実施例の偏光変換素子アレイは、図11に示す偏
光変換素子60をアレイ状に配列したものである。この
ような構成とすることによって、薄型化によるコストダ
ウンや出射光の強度ムラの改善、及び光学系の縮小化を
図ることができる。
他の実施例を説明するための概略構成図で、本発明の偏
光変換素子アレイを用いた液晶プロジェクター光学系の
他の例を示すものである。本実施例の液晶プロジェクタ
ー光学系は、自然光を発するランプ27及びリフレクタ
28からなる光源26と、コンデンサレンズ21と、入
射側フライアレイレンズ22及び出射側フライアレイレ
ンズ23と、光源26からの自然光をある1つの偏光方
向の直線偏光に変換する図10に示す偏光変換素子アレ
イ50または、図12に示す偏光変換素子アレイ70
と、液晶パネル24と、その像をスクリーンに投影する
投影光学系25からなる。
入射させる光束を集光するレンズアレイを配置した構成
を示す図で、図中、30′はレンズアレイである。図1
2または図14に示した偏光変換素子アレイ50(7
0)の入射側には、例えば、図14に示すごとくのフラ
イアレイレンズのようなレンズアレイ30を配置し、光
束を集光することによって、偏光変換素子アレイ50
(70)の全反射面部分で入射光が反射するときに損失
光が生じないようにすることが望ましい。このような光
学系を用いることによって、従来の液晶プロジェクター
よりも光の利用効率を向上させることができる上、偏光
変換素子の薄型化によるコストダウンや偏光変換素子の
出射光の強度ムラや改善、及び光学系の縮小化が図れ
る。
度をもって単一の偏光方向の直線偏光の光に変換するこ
とができ、かつ、シンプルな構成で小型化が可能である
偏光変換光学系が得られる。
偏光に分離し、一方を全反射させることにより、偏光方
向が揃った直線偏光と楕円偏光を得ることができ、従来
損失光としていた一方の分離光を利用できるため、高い
光利用効率をもった偏光変換光学系が得られる。
て、位相板を配することにより、全反射させることによ
り得られた楕円偏光をさらに直線偏光に変換することが
でき、高偏光度の偏光変換光学系が得られる。
か1の効果に加えて、偏光変換光学系をシンプルな構成
で小型化するための偏光分離光学素子の具体的な構成が
与えられる。
率と変換精度をもって単一の偏光方向の光に変換するこ
とができ、かつ、シンプルな構成で小型化が可能である
偏光変換素子が得られる。
偏光に分離し、一方を全反射させることにより、偏光方
向が揃った直線偏光と楕円偏光を得ることができ、従来
損失光としていた一方の分離光を利用できるため、高い
光利用効率をもった偏光変換素子が得られる。
て、位相板を配することにより、全反射させることによ
り得られた楕円偏光をさらに直線偏光に変換することが
でき、高偏光度の偏光変換素子が得られる。
か1の効果に加えて、偏光変換素子をシンプルな構成で
小型化するための偏光分離光学要素の具体的な構成が与
えられる。
率と変換精度をもって偏光方向が揃った光に変換するこ
とができ、シンプルな構成で小型かつ薄型の低コストな
偏光変換素子アレイが得られる。
でき、明るい画像を投影できる投射型表示装置が得られ
る。
するための光学系構成と光路とを概念的に示す図であ
る。
るための素子構成と光路とを概念的に示す図である。
するための構成図である。
を集光するために配置するレンズアレイを説明するため
の図である。
するための概略構成図である。
明するための光学系構成と光路とを概念的に示す図であ
る。
離光学要素の分離光の特性を説明するための図である。
するための素子構成と光路とを概念的に示す図である。
を説明するための構成図である。
例を説明するための光学系構成と光路とを概念的に示す
図である。
を説明するための素子構成と光路とを概念的に示す図で
ある。
実施例を説明するための構成図である。
説明するための概略構成図で、本発明の偏光変換素子ア
レイを用いた液晶プロジェクター光学系の他の例を示す
ものである。
束を集光するレンズアレイを配置した構成を示す図であ
る。
説明するための図である。
屈折率がn1であるフィルム、1b…延伸方向の屈折率
がn2であるフィルム、2…第1のミラー、3…第2の
ミラー、4…プリズム、6,6′…位相板、10…偏光
変換素子、11,11′…偏光分離光学要素、12…第
1の蒸着ミラー、13…第2の蒸着ミラー、14…第1
のガラス部、15…第2のガラス部、20…偏光変換素
子アレイ、21…コンデンサレンズ、22…入射側フラ
イアイレンズ、23…出射側フライアイレンズ、24…
液晶パネル、25…投影光学系、26…光源、27…ラ
ンプ、28…リフレクタ、30,30′…レンズアレ
イ、40…偏光変換素子、41…第1のガラス部、41
r…全反射面、42…第2のガラス部、50…偏光変換
素子アレイ、60…偏光変換素子、70…偏光変換素子
アレイ、O…延伸方向。
Claims (10)
- 【請求項1】 偏光分離面を有し、自然光を該自然光の
主光線進行方向と、該主光線進行方向と前記偏光分離面
との交点における該偏光分離面の法線とを含む面に対
し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した直線偏
光に分離する偏光分離光学素子と、前記2つに分離され
た直線偏光のいずれか一方を2回反射させて偏光方向を
90度回転させる偏光回転手段を有することを特徴とし
た偏光変換光学系。 - 【請求項2】 偏光分離面を有し、自然光を該自然光の
主光線進行方向と、該主光線進行方向と前記偏光分離面
との交点における該偏光分離面の法線とを含む面に対
し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した直線偏
光に分離する偏光分離光学素子と、前記2つに分離され
た直線偏光のいずれか一方を全反射することにより、前
記いずれか一方の直線偏光を、前記分離された他方の直
線偏光の偏光方向に平行な楕円長軸をもつ楕円偏光に変
換させる全反射手段を有することを特徴とした偏光変換
光学系。 - 【請求項3】 前記全反射手段を出射した楕円偏光を直
線偏光に変換する位相板を有することを特徴とする請求
項2記載の偏光変換光学系。 - 【請求項4】 前記偏光分離光学素子として、屈折率異
方性を有する複数の延伸ポリマーフィルムをすべての前
記延伸ポリマーフィルムの延伸方向が一致するように積
層してなるポリマーフィルム積層体であって、隣接する
該延伸ポリマーフィルムにおける延伸方向の屈折率が互
いに異なリ、かつ、該延伸ポリマーフィルムの面方向で
該延伸方向に直交する方向の屈折率が互いに同一となる
ように前記複数の延伸ポリマーフィルムを配置したポリ
マーフィルム積層体を用いることを特徴とする請求項1
ないし3いずれか1記載の偏光変換光学系。 - 【請求項5】 偏光分離面を有し、自然光を該自然光の
主光線進行方向と、該主光線進行方向と前記偏光分離面
との交点における該偏光分離面の法線とを含む面に対
し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した直線偏
光に分離する偏光分離光学要素と、前記2つに分離され
た直線偏光のいずれか一方を2回反射させて偏光方向を
90度回転させる偏光回転要素を有することを特徴とし
た偏光変換光学素子。 - 【請求項6】 偏光分離面を有し、自然光を該自然光の
主光線進行方向と、該主光線進行方向と前記偏光分離面
との交点における該偏光分離面の法線とを含む面に対
し、45度傾いた偏光方向を持つ2つの直交した直線偏
光に分離する偏光分離光学要素と、前記2つに分離され
た直線偏光のいずれか一方を全反射することにより、前
記いずれか一方の直線偏光を、前記分離された他方の直
線偏光の偏光方向に平行な楕円長軸をもつ楕円偏光に変
換させる全反射要素を有することを特徴とした偏光変換
素子。 - 【請求項7】 前記全反射要素を出射した楕円偏光を直
線偏光に変換する位相板を有することを特徴とする請求
項6記載の偏光変換素子。 - 【請求項8】 前記偏光分離光学要素として、屈折率異
方性を有する複数の延伸ポリマーフィルムをすべての前
記延伸ポリマーフィルムの延伸方向が一致するように積
層してなるポリマーフィルム積層体であって、隣接する
該延伸ポリマーフィルムにおける延伸方向の屈折率が互
いに異なリ、かつ、該延伸ポリマーフィルムの面方向で
該延伸方向に直交する方向の屈折率が互いに同一となる
ように前記複数の延伸ポリマーフィルムを配置したポリ
マーフィルム積層体を用いることを特徴とする請求項5
ないし7いずれか1記載の偏光変換素子。 - 【請求項9】 請求項5ないし8いずれか1記載の偏光
変換素子を複数アレイ状に配列してなることを特徴とす
る偏光変換素子アレイ。 - 【請求項10】 請求項1ないし4いずれか1記載の偏
光変換光学系,または請求項5ないし8いずれか1記載
の偏光変換素子,または請求項9記載の偏光変換素子ア
レイのいずれかと、光源と、光を変調する透過型ライト
バルブと、投射光学手段とを有することを特徴とする投
射型表示装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31689397A JP3392333B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-11-18 | 偏光変換光学系及び偏光変換素子及び偏光変換素子アレイ及びこれらのいずれかを用いた投射型表示装置 |
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AU64183/98A AU6418398A (en) | 1997-03-25 | 1998-03-18 | A polarized-light converting optical system, a polarized-light converting elemental device, polarized-light converting elemental device array and projection-type display device using any one of those components |
US09/045,306 US6038054A (en) | 1997-03-25 | 1998-03-20 | Polarized-light converting elemental device having cholesteric crystal layer |
MYPI98001278A MY120730A (en) | 1997-03-25 | 1998-03-24 | A polarized- light converting optical system, a polarized- light converting elemental device, a polarized- light converting elemental device array and a projection- type display device using any one of those components |
US09/481,759 US6290358B1 (en) | 1997-03-25 | 2000-01-11 | Polarized-light converting optical system, a polarized-light converting elemental device, a polarized-light converting elemental device array and a projection-type display device using any one of those components |
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---|---|---|---|
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JP9-101279 | 1997-04-18 | ||
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---|---|
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JP3392333B2 JP3392333B2 (ja) | 2003-03-31 |
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JP31689397A Expired - Fee Related JP3392333B2 (ja) | 1997-03-25 | 1997-11-18 | 偏光変換光学系及び偏光変換素子及び偏光変換素子アレイ及びこれらのいずれかを用いた投射型表示装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047374A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Kogaku Giken:Kk | 偏光分離素子 |
WO2023058587A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光源装置、及び投写型映像表示装置 |
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1997
- 1997-11-18 JP JP31689397A patent/JP3392333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2023058587A1 (ja) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光源装置、及び投写型映像表示装置 |
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