JPH11272238A - Ｌｃｄコントローラ及びｌｃｄパネルの階調表示方法 - Google Patents
Ｌｃｄコントローラ及びｌｃｄパネルの階調表示方法Info
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- JPH11272238A JPH11272238A JP7234098A JP7234098A JPH11272238A JP H11272238 A JPH11272238 A JP H11272238A JP 7234098 A JP7234098 A JP 7234098A JP 7234098 A JP7234098 A JP 7234098A JP H11272238 A JPH11272238 A JP H11272238A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路構成を簡単にすることで消費電力を低減
し、かつ表示品質を向上させたＬＣＤコントローラ及び
ＬＣＤパネルの階調表示方法を提供する。 【解決手段】 複数の階調レジスタの中からＲＧＢの色
データに対応する１つを選択し、表示ピクセルの位置を
示すパターン識別信号に基づき、複数の間引きパターン
の中から１つを選択し、選択された間引きパターンに基
づき、選択された階調レジスタに格納されたデータの中
から、１フレーム毎にインクリメントされるフレーム関
数の値に対応する所定の１ビットのデータを選択し、そ
の１ビットのデータを表示データとしてＬＣＤパネルに
出力する、カラーＳＴＮのＬＣＤパネルに画像を表示さ
せるためのＬＣＤコントローラにおいて、階調レジスタ
を階調レベル数だけ備え、ＲＧＢの各色で共通に使用す
る。また、フレーム関数をＲＧＢ毎に独立して保持し、
それぞれの初期値を異なった値に設定する。
し、かつ表示品質を向上させたＬＣＤコントローラ及び
ＬＣＤパネルの階調表示方法を提供する。 【解決手段】 複数の階調レジスタの中からＲＧＢの色
データに対応する１つを選択し、表示ピクセルの位置を
示すパターン識別信号に基づき、複数の間引きパターン
の中から１つを選択し、選択された間引きパターンに基
づき、選択された階調レジスタに格納されたデータの中
から、１フレーム毎にインクリメントされるフレーム関
数の値に対応する所定の１ビットのデータを選択し、そ
の１ビットのデータを表示データとしてＬＣＤパネルに
出力する、カラーＳＴＮのＬＣＤパネルに画像を表示さ
せるためのＬＣＤコントローラにおいて、階調レジスタ
を階調レベル数だけ備え、ＲＧＢの各色で共通に使用す
る。また、フレーム関数をＲＧＢ毎に独立して保持し、
それぞれの初期値を異なった値に設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＬＣＤに画像を表示
させるＬＣＤコントローラに関し、特にカラーＳＴＮ
（または、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルの駆動に好適なＬ
ＣＤコントローラに関するものである。
させるＬＣＤコントローラに関し、特にカラーＳＴＮ
（または、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルの駆動に好適なＬ
ＣＤコントローラに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カラーＳＴＮ（または、ＤＳＴＮ）のＬ
ＣＤパネルに画像を表示させるＬＣＤコントローラとし
ては、例えば、図４に示すような構成が知られている。
ＣＤパネルに画像を表示させるＬＣＤコントローラとし
ては、例えば、図４に示すような構成が知られている。
【０００３】図４はＬＣＤコントローラの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【０００４】図４において、ＬＣＤコントローラは、画
像メモリから画像信号を引き出す画像メモリインタフェ
ース１と、画像メモリインタフェース１を介して引き出
された画像信号からＲＧＢの各色データを生成する色デ
ータ決定部２と、色データ決定部２から出力された色デ
ータに基づいてＬＣＤパネルの表示データを出力する間
引き制御部３と、表示データにしたがってＬＣＤパネル
に画像を表示させるためのタイミング信号を発生するＬ
ＣＤ表示制御信号出力部４と、ＬＣＤパネル上の表示ピ
クセルの位置を示すパターン認識信号を出力するパター
ン認識部５とによって構成されている。
像メモリから画像信号を引き出す画像メモリインタフェ
ース１と、画像メモリインタフェース１を介して引き出
された画像信号からＲＧＢの各色データを生成する色デ
ータ決定部２と、色データ決定部２から出力された色デ
ータに基づいてＬＣＤパネルの表示データを出力する間
引き制御部３と、表示データにしたがってＬＣＤパネル
に画像を表示させるためのタイミング信号を発生するＬ
ＣＤ表示制御信号出力部４と、ＬＣＤパネル上の表示ピ
クセルの位置を示すパターン認識信号を出力するパター
ン認識部５とによって構成されている。
【０００５】間引き制御部３は、階調表示を行うための
表示データを出力する装置であり、各色データに対応す
る階調データが格納された複数の階調レジスタを備えて
いる。
表示データを出力する装置であり、各色データに対応す
る階調データが格納された複数の階調レジスタを備えて
いる。
【０００６】このような構成において、原理的にＯＮま
たはＯＦＦの２値表示しかとれないカラーＳＴＮ（また
は、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルに階調表示させるために
は、例えば、図５に示すように４つのピクセルを新たに
１つのピクセルと考え、フレーム毎に点灯ピクセル（図
５の斜線部）の数を変えることによって階調を実現する
方法がある（４階調表示の場合）。以下では、４階調表
示を例にして図４に示したＬＣＤコントローラによる従
来の階調表示方法について図６〜図１０を用いて説明す
る。
たはＯＦＦの２値表示しかとれないカラーＳＴＮ（また
は、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルに階調表示させるために
は、例えば、図５に示すように４つのピクセルを新たに
１つのピクセルと考え、フレーム毎に点灯ピクセル（図
５の斜線部）の数を変えることによって階調を実現する
方法がある（４階調表示の場合）。以下では、４階調表
示を例にして図４に示したＬＣＤコントローラによる従
来の階調表示方法について図６〜図１０を用いて説明す
る。
【０００７】図６はＬＣＤパネルの階調表示方法の処理
手順を示すフローチャートである。図６において、ま
ず、間引き制御部３は、色データ決定部２から出力され
たＲ（赤）Ｇ（緑）Ｂ（青）の各色データに対応する階
調レジスタを選択する（ステップＳ１）。
手順を示すフローチャートである。図６において、ま
ず、間引き制御部３は、色データ決定部２から出力され
たＲ（赤）Ｇ（緑）Ｂ（青）の各色データに対応する階
調レジスタを選択する（ステップＳ１）。
【０００８】階調レジスタは色データに対応してそれぞ
れ設けられ、４階調表示の場合、図７に示すように色デ
ータが２ビット必要になり、４個（２2個）の階調レジ
スタの中から色データに対応する１つの階調レジスタを
選択する。なお、従来のＬＣＤコントローラでは、ＲＧ
Ｂの各色に対応する階調レジスタをそれぞれ独立に備え
ている（２2×３個）。
れ設けられ、４階調表示の場合、図７に示すように色デ
ータが２ビット必要になり、４個（２2個）の階調レジ
スタの中から色データに対応する１つの階調レジスタを
選択する。なお、従来のＬＣＤコントローラでは、ＲＧ
Ｂの各色に対応する階調レジスタをそれぞれ独立に備え
ている（２2×３個）。
【０００９】次に、間引き制御部３は、パターン認識部
５から出力されるＬＣＤパネル上の位置を示すパターン
認識信号に基づき、所定の間引きパターンを選択する
（ステップＳ２）。
５から出力されるＬＣＤパネル上の位置を示すパターン
認識信号に基づき、所定の間引きパターンを選択する
（ステップＳ２）。
【００１０】パターン認識部５から出力されるパターン
認識信号は、表示ピクセルの位置を示す信号（ピクセル
値＝（Ｈ、Ｖ））であり、例えば、図８に示すように、
ＶＧＡサイズが（６４０×４８０）の場合、画面の左上
の値を（０、０）とすると、画面の右方向に向かって
（１、０）…（６３９、０）となり、画面の下方向に向
かって（０、１）…（０、６３９）となる。
認識信号は、表示ピクセルの位置を示す信号（ピクセル
値＝（Ｈ、Ｖ））であり、例えば、図８に示すように、
ＶＧＡサイズが（６４０×４８０）の場合、画面の左上
の値を（０、０）とすると、画面の右方向に向かって
（１、０）…（６３９、０）となり、画面の下方向に向
かって（０、１）…（０、６３９）となる。
【００１１】このとき、間引き制御部３は、上記Ｈ、Ｖ
の値のそれぞれ下位１ビットのデータから、図９に示す
ように２つの間引きパターン（Ａ、Ｂ）のいずれか一方
を選択する。
の値のそれぞれ下位１ビットのデータから、図９に示す
ように２つの間引きパターン（Ａ、Ｂ）のいずれか一方
を選択する。
【００１２】次に、間引き制御部３は、ステップＳ２で
選択した間引きパターンに基づき、ステップＳ１で選択
した階調レジスタの階調データの中から、フレーム関数
の値に対応する所定の１ビットのデータを選択する（ス
テップＳ３）。
選択した間引きパターンに基づき、ステップＳ１で選択
した階調レジスタの階調データの中から、フレーム関数
の値に対応する所定の１ビットのデータを選択する（ス
テップＳ３）。
【００１３】ここで、フレーム関数はＬＣＤパネルの画
面一枚分（１フレーム）を描くたびにインクリメントさ
れる関数である。また、間引きパターンは設計者が予め
任意に設定するものであり、階調レジスタを４ビットと
すると、例えば、図１０に示すような２つのパターンが
設定される。
面一枚分（１フレーム）を描くたびにインクリメントさ
れる関数である。また、間引きパターンは設計者が予め
任意に設定するものであり、階調レジスタを４ビットと
すると、例えば、図１０に示すような２つのパターンが
設定される。
【００１４】図１０（ａ）に示すように間引きパターン
がＡの場合、例えば、フレーム関数が０であるならば階
調レジスタのビット０が選択され、フレーム関数が３で
あるならば階調レジスタのビット３が選択される。
がＡの場合、例えば、フレーム関数が０であるならば階
調レジスタのビット０が選択され、フレーム関数が３で
あるならば階調レジスタのビット３が選択される。
【００１５】同様に、図１０（ｂ）に示すように間引き
パターンがＢの場合、例えば、フレーム関数が０である
ならば階調レジスタのビット１が選択され、フレーム関
数が３であるならば階調レジスタのビット０が選択され
る。
パターンがＢの場合、例えば、フレーム関数が０である
ならば階調レジスタのビット１が選択され、フレーム関
数が３であるならば階調レジスタのビット０が選択され
る。
【００１６】ステップＳ３で選択された階調レジスタの
データ（１ビット分）は、そのままＲＧＢの各色の表示
データとしてＬＣＤパネルに出力される。
データ（１ビット分）は、そのままＲＧＢの各色の表示
データとしてＬＣＤパネルに出力される。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】近年のＬＣＤパネルで
は、中間色やビットマップデータ等からなる多種多彩な
画像を表示させる要求が高まり、２値表示であるカラー
ＳＴＮ（または、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルに対しても
多階調の表示が要求されている。
は、中間色やビットマップデータ等からなる多種多彩な
画像を表示させる要求が高まり、２値表示であるカラー
ＳＴＮ（または、ＤＳＴＮ）のＬＣＤパネルに対しても
多階調の表示が要求されている。
【００１８】上記したような従来のＬＣＤコントローラ
では、間引きパターンが２つしかなく、４階調でしか表
示できないため、これらの要求に応えることができなく
なっている。そこで、間引きパターンを増大させる必要
がある。
では、間引きパターンが２つしかなく、４階調でしか表
示できないため、これらの要求に応えることができなく
なっている。そこで、間引きパターンを増大させる必要
がある。
【００１９】その際、表示の品質、表示可能色の数を重
視し、大規模なＬＣＤコントローラを設計するだけの工
数、または製品仕様であれば、図７に示すように階調レ
ジスタをＲＧＢの各色に対してそれぞれ専用に設けるこ
とが好ましい。しかしながら、この場合、間引き制御部
が備える階調レジスタの数が増大して回路規模が大きく
なるため、消費電力が増大する問題が発生する。また、
回路規模が大きくなるとコストも増加してしまう。
視し、大規模なＬＣＤコントローラを設計するだけの工
数、または製品仕様であれば、図７に示すように階調レ
ジスタをＲＧＢの各色に対してそれぞれ専用に設けるこ
とが好ましい。しかしながら、この場合、間引き制御部
が備える階調レジスタの数が増大して回路規模が大きく
なるため、消費電力が増大する問題が発生する。また、
回路規模が大きくなるとコストも増加してしまう。
【００２０】したがって、低コストが要求されると共に
主電源を電池に頼る近年の携帯端末あるいは携帯機器等
に、このようなコストが高く消費電力が大きいＬＣＤコ
ントローラを用いることは商品価値を下げる要因となっ
てしまう。
主電源を電池に頼る近年の携帯端末あるいは携帯機器等
に、このようなコストが高く消費電力が大きいＬＣＤコ
ントローラを用いることは商品価値を下げる要因となっ
てしまう。
【００２１】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、回路構
成を簡単にすることで消費電力及びコストを低減し、か
つ表示品質を向上させたＬＣＤコントローラを提供する
ことを目的とする。
る問題点を解決するためになされたものであり、回路構
成を簡単にすることで消費電力及びコストを低減し、か
つ表示品質を向上させたＬＣＤコントローラを提供する
ことを目的とする。
【００２２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のＬＣＤコントローラは、ＬＣＤパネルに階調表
示させるための階調データが格納された複数の階調レジ
スタの中から、赤、緑、青の色データに対応する１つを
選択し、前記ＬＣＤパネル上の表示ピクセルの位置を示
す水平方向及び垂直方向の２つの位置データからなるパ
ターン認識信号に基づき、予め設定された複数の所定の
間引きパターンの中から１つを選択し、該選択された間
引きパターンに基づき、該選択された階調レジスタに格
納された階調データの中から、ＬＣＤパネルの画面一枚
分を描く度にインクリメントされるフレーム関数の値に
対応する所定の１ビットのデータを選択し、該１ビット
のデータを表示データとして前記ＬＣＤパネルに出力す
る、カラーＳＴＮ、またはカラーＤＳＴＮのＬＣＤパネ
ルに画像を表示させるためのＬＣＤコントローラにおい
て、前記階調レジスタを階調レベル数だけ備え、前記
赤、緑、青の各色で共通に使用されることを特徴とす
る。
本発明のＬＣＤコントローラは、ＬＣＤパネルに階調表
示させるための階調データが格納された複数の階調レジ
スタの中から、赤、緑、青の色データに対応する１つを
選択し、前記ＬＣＤパネル上の表示ピクセルの位置を示
す水平方向及び垂直方向の２つの位置データからなるパ
ターン認識信号に基づき、予め設定された複数の所定の
間引きパターンの中から１つを選択し、該選択された間
引きパターンに基づき、該選択された階調レジスタに格
納された階調データの中から、ＬＣＤパネルの画面一枚
分を描く度にインクリメントされるフレーム関数の値に
対応する所定の１ビットのデータを選択し、該１ビット
のデータを表示データとして前記ＬＣＤパネルに出力す
る、カラーＳＴＮ、またはカラーＤＳＴＮのＬＣＤパネ
ルに画像を表示させるためのＬＣＤコントローラにおい
て、前記階調レジスタを階調レベル数だけ備え、前記
赤、緑、青の各色で共通に使用されることを特徴とす
る。
【００２３】このとき、前記フレーム関数が前記赤、
緑、青毎に独立して保持され、それぞれの初期値が前記
赤、緑、青で異なった値に設定されてもよく、前記間引
きパターンが４つ保持され、前記パターン認識信号の水
平方向及び垂直方向の値のそれぞれ下位２ビットのデー
タから所定の１つが選択されてもよい。
緑、青毎に独立して保持され、それぞれの初期値が前記
赤、緑、青で異なった値に設定されてもよく、前記間引
きパターンが４つ保持され、前記パターン認識信号の水
平方向及び垂直方向の値のそれぞれ下位２ビットのデー
タから所定の１つが選択されてもよい。
【００２４】また、本発明のＬＣＤパネルの階調表示方
法は、ＬＣＤパネルに階調表示させるための階調データ
が格納された複数の階調レジスタの中から、赤、緑、青
の色データに対応する１つを選択し、前記ＬＣＤパネル
上の表示ピクセルの位置を示す水平方向及び垂直方向の
２つの位置データからなるパターン認識信号に基づき、
予め設定された複数の所定の間引きパターンの中から１
つを選択し、該選択された間引きパターンに基づき、該
選択された階調レジスタに格納された階調データの中か
ら、ＬＣＤパネルの画面一枚分を描く度にインクリメン
トされるフレーム関数の値に対応する所定の１ビットの
データを選択し、該１ビットのデータを表示データとし
て前記ＬＣＤパネルに出力する、カラーＳＴＮ、または
カラーＤＳＴＮのＬＣＤパネルに画像を表示させるため
のＬＣＤパネルの階調表示方法において、前記階調レジ
スタを階調レベル数だけ備え、前記赤、緑、青の各色で
共通に使用することを特徴とする。
法は、ＬＣＤパネルに階調表示させるための階調データ
が格納された複数の階調レジスタの中から、赤、緑、青
の色データに対応する１つを選択し、前記ＬＣＤパネル
上の表示ピクセルの位置を示す水平方向及び垂直方向の
２つの位置データからなるパターン認識信号に基づき、
予め設定された複数の所定の間引きパターンの中から１
つを選択し、該選択された間引きパターンに基づき、該
選択された階調レジスタに格納された階調データの中か
ら、ＬＣＤパネルの画面一枚分を描く度にインクリメン
トされるフレーム関数の値に対応する所定の１ビットの
データを選択し、該１ビットのデータを表示データとし
て前記ＬＣＤパネルに出力する、カラーＳＴＮ、または
カラーＤＳＴＮのＬＣＤパネルに画像を表示させるため
のＬＣＤパネルの階調表示方法において、前記階調レジ
スタを階調レベル数だけ備え、前記赤、緑、青の各色で
共通に使用することを特徴とする。
【００２５】このとき、前記フレーム関数を前記赤、
緑、青毎に独立して保持し、それぞれの初期値を前記
赤、緑、青で異なった値に設定してもよく、前記間引き
パターンを４つ保持し、前記パターン認識信号の水平方
向及び垂直方向の値のそれぞれ下位２ビットのデータか
ら所定の１つを選択してもよい。
緑、青毎に独立して保持し、それぞれの初期値を前記
赤、緑、青で異なった値に設定してもよく、前記間引き
パターンを４つ保持し、前記パターン認識信号の水平方
向及び垂直方向の値のそれぞれ下位２ビットのデータか
ら所定の１つを選択してもよい。
【００２６】上記のように構成されたＬＣＤコントロー
ラ及びＬＣＤパネルの階調表示方法では、階調レジスタ
を階調レベル数だけ備え、赤、緑、青の各色で共通に使
用することで、階調レジスタの数を減らすことができ
る。
ラ及びＬＣＤパネルの階調表示方法では、階調レジスタ
を階調レベル数だけ備え、赤、緑、青の各色で共通に使
用することで、階調レジスタの数を減らすことができ
る。
【００２７】また、フレーム関数を赤、緑、青毎に独立
して保持し、それぞれの初期値を赤、緑、青で異なった
値に設定することで、赤、緑、青の各色データがそれぞ
れ同じ値であっても、階調レジスタの異なるビットがそ
れぞれ選択されるため、同じピクセルで同時に発光、消
灯することが防止される。
して保持し、それぞれの初期値を赤、緑、青で異なった
値に設定することで、赤、緑、青の各色データがそれぞ
れ同じ値であっても、階調レジスタの異なるビットがそ
れぞれ選択されるため、同じピクセルで同時に発光、消
灯することが防止される。
【００２８】さらに、間引きパターンを４つ保持し、パ
ターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれぞれ
下位２ビットのデータから所定の１つを選択すること
で、階調レベルを１６に増やすことができる。
ターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれぞれ
下位２ビットのデータから所定の１つを選択すること
で、階調レベルを１６に増やすことができる。
【００２９】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００３０】本発明のＬＣＤコントローラは、間引き制
御部が有する階調レジスタの数、及び階調表示に必要な
間引きパターンの構成が従来のＬＣＤコントローラと異
なっている。その他の構成及び動作は従来と同様である
ため、その説明は省略する。
御部が有する階調レジスタの数、及び階調表示に必要な
間引きパターンの構成が従来のＬＣＤコントローラと異
なっている。その他の構成及び動作は従来と同様である
ため、その説明は省略する。
【００３１】なお、以下ではＬＣＤパネルを１６階調表
示する場合を例にして、図６で示したフローチャートを
参照し、本発明のＬＣＤコントローラの階調表示方法に
ついて説明する。
示する場合を例にして、図６で示したフローチャートを
参照し、本発明のＬＣＤコントローラの階調表示方法に
ついて説明する。
【００３２】本発明のＬＣＤコントローラの階調表示方
法では、まず、従来と同様に、間引き制御部によって色
データ決定部から出力されたＲＧＢの各色データに対応
する階調レジスタを選択する（ステップＳ１）。
法では、まず、従来と同様に、間引き制御部によって色
データ決定部から出力されたＲＧＢの各色データに対応
する階調レジスタを選択する（ステップＳ１）。
【００３３】ここで、１６階調表示するためには、図１
に示すように色データのビット数を４ビットにする必要
があり、１６個（２4個）の階調レジスタの中から色デ
ータに対応する１つの階調レジスタを選択する。なお、
本発明では階調レジスタをＲＧＢの各色で共通に使用す
る。このようにすることで、階調レジスタの数を減らす
ことができるため、回路規模及び消費電力の増大が防止
される。
に示すように色データのビット数を４ビットにする必要
があり、１６個（２4個）の階調レジスタの中から色デ
ータに対応する１つの階調レジスタを選択する。なお、
本発明では階調レジスタをＲＧＢの各色で共通に使用す
る。このようにすることで、階調レジスタの数を減らす
ことができるため、回路規模及び消費電力の増大が防止
される。
【００３４】次に、間引き制御部はパターン認識部から
出力されるパターン認識信号に基づいて所定の間引きパ
ターンを選択する（ステップＳ２）。
出力されるパターン認識信号に基づいて所定の間引きパ
ターンを選択する（ステップＳ２）。
【００３５】本発明では、上記Ｈ、Ｖの値のそれぞれ下
位２ビットのデータに基づき、図２に示すように４つの
間引きパターン（Ａ〜Ｄ）の中から１つの間引きパター
ンを選択する。
位２ビットのデータに基づき、図２に示すように４つの
間引きパターン（Ａ〜Ｄ）の中から１つの間引きパター
ンを選択する。
【００３６】続いて、ステップＳ２で選択した間引きパ
ターンに基づき、ステップＳ１で選択した階調レジスタ
に格納された階調データの中から、フレーム関数の値に
対応する所定の１ビットのデータを選択する（ステップ
Ｓ３）。
ターンに基づき、ステップＳ１で選択した階調レジスタ
に格納された階調データの中から、フレーム関数の値に
対応する所定の１ビットのデータを選択する（ステップ
Ｓ３）。
【００３７】本発明では、１６階調表示するために、階
調レジスタのビット数を１６ビットにして、例えば、図
３に示すように４つのパターンを設定する。
調レジスタのビット数を１６ビットにして、例えば、図
３に示すように４つのパターンを設定する。
【００３８】図３（ａ）に示すように間引きパターンが
Ａの場合、例えば、フレーム関数が０であるならば階調
レジスタのビット０が選択され、フレーム関数が１０で
あるならば階調レジスタのビット１０が選択される。
Ａの場合、例えば、フレーム関数が０であるならば階調
レジスタのビット０が選択され、フレーム関数が１０で
あるならば階調レジスタのビット１０が選択される。
【００３９】また、図３（ｂ）に示すように間引きパタ
ーンがＢの場合、例えば、フレーム関数が０であるなら
ば階調レジスタのビット４が選択され、フレーム関数が
１０であるならば階調レジスタのビット１４が選択され
る。
ーンがＢの場合、例えば、フレーム関数が０であるなら
ば階調レジスタのビット４が選択され、フレーム関数が
１０であるならば階調レジスタのビット１４が選択され
る。
【００４０】また、図３（ｃ）に示すように間引きパタ
ーンがＣの場合、例えば、フレーム関数が０であるなら
ば階調レジスタのビット８が選択され、フレーム関数が
１０であるならば階調レジスタのビット２が選択され
る。
ーンがＣの場合、例えば、フレーム関数が０であるなら
ば階調レジスタのビット８が選択され、フレーム関数が
１０であるならば階調レジスタのビット２が選択され
る。
【００４１】同様に、図３（ｄ）に示すように間引きパ
ターンがＤの場合、例えば、フレーム関数が０であるな
らば階調レジスタのビット１２が選択され、フレーム関
数が１０であるならば階調レジスタのビット６が選択さ
れる。
ターンがＤの場合、例えば、フレーム関数が０であるな
らば階調レジスタのビット１２が選択され、フレーム関
数が１０であるならば階調レジスタのビット６が選択さ
れる。
【００４２】最後に、間引き制御部はステップＳ３で選
択したビットのデータをＲＧＢの各色の表示データとし
てＬＣＤパネルに出力する。
択したビットのデータをＲＧＢの各色の表示データとし
てＬＣＤパネルに出力する。
【００４３】したがって、本発明の階調表示方法によれ
ば、階調レベルを１６に増やすことができるため、より
高品質の画像を表示することができる。
ば、階調レベルを１６に増やすことができるため、より
高品質の画像を表示することができる。
【００４４】ところで、上記したような本発明のＬＣＤ
パネルの階調表示方法では、ＲＧＢの各色データがそれ
ぞれ同じ値であった場合に同じ階調レジスタが選択さ
れ、かつ同じビットのデータが選択される。この場合、
ＬＣＤパネルの同じピクセルが同時に発光／消灯するた
め、画像がちらつく問題が発生する。
パネルの階調表示方法では、ＲＧＢの各色データがそれ
ぞれ同じ値であった場合に同じ階調レジスタが選択さ
れ、かつ同じビットのデータが選択される。この場合、
ＬＣＤパネルの同じピクセルが同時に発光／消灯するた
め、画像がちらつく問題が発生する。
【００４５】そこで、本発明では、ＲＧＢの各色毎に独
立したフレーム関数を保持させ、各フレーム関数の初期
値をずらしておく。このようにすることで、ＲＧＢの各
色データがそれぞれ同じ値であっても、階調レジスタの
異なったビットがそれぞれ選択される。したがって、同
じピクセルで同時に発光／消灯することが防止され、画
像のちらつきが軽減される。
立したフレーム関数を保持させ、各フレーム関数の初期
値をずらしておく。このようにすることで、ＲＧＢの各
色データがそれぞれ同じ値であっても、階調レジスタの
異なったビットがそれぞれ選択される。したがって、同
じピクセルで同時に発光／消灯することが防止され、画
像のちらつきが軽減される。
【００４６】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【００４７】階調レジスタを階調レベル数だけ備え、
赤、緑、青の各色で共通に使用することで、階調レジス
タの数を減らすことができるため、回路規模や消費電力
の増大を防止することができる。
赤、緑、青の各色で共通に使用することで、階調レジス
タの数を減らすことができるため、回路規模や消費電力
の増大を防止することができる。
【００４８】また、フレーム関数を赤、緑、青毎に独立
して保持し、それぞれの初期値を赤、緑、青で異なった
値に設定することで、赤、緑、青の各色データがそれぞ
れ同じ値であっても、階調レジスタの異なるビットがそ
れぞれ選択されるため、同じピクセルで同時に発光、消
灯することが防止され、画像のちらつきが軽減される。
して保持し、それぞれの初期値を赤、緑、青で異なった
値に設定することで、赤、緑、青の各色データがそれぞ
れ同じ値であっても、階調レジスタの異なるビットがそ
れぞれ選択されるため、同じピクセルで同時に発光、消
灯することが防止され、画像のちらつきが軽減される。
【００４９】さらに、間引きパターンを４つ保持し、パ
ターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれぞれ
下位２ビットのデータから所定の１つを選択すること
で、階調レベルを１６に増やすことができるため、より
高品質の画像を表示することができる。
ターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれぞれ
下位２ビットのデータから所定の１つを選択すること
で、階調レベルを１６に増やすことができるため、より
高品質の画像を表示することができる。
【図１】図６に示したステップＳ１の処理で用いる本発
明の色データと選択される階調レジスタの関係を示す表
である。
明の色データと選択される階調レジスタの関係を示す表
である。
【図２】図６に示したステップＳ２の処理で用いる本発
明のパターン認識信号と選択される間引きパターンの関
係を示す表である。
明のパターン認識信号と選択される間引きパターンの関
係を示す表である。
【図３】図６に示したステップＳ３の処理で用いる本発
明のフレーム関数の値と選択される階調レジスタのビッ
トの関係を示す表である。
明のフレーム関数の値と選択される階調レジスタのビッ
トの関係を示す表である。
【図４】ＬＣＤコントローラの構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図５】ＬＣＤパネルに階調表示させるための原理を示
す模式図である。
す模式図である。
【図６】ＬＣＤパネルの階調表示方法の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図７】図６に示したステップＳ１の処理で用いる従来
の色データと選択される階調レジスタの関係を示す表で
ある。
の色データと選択される階調レジスタの関係を示す表で
ある。
【図８】ＬＣＤパネル上の表示ピクセルの位置に対して
付与されるパターン認識信号の値を示す模式図である。
付与されるパターン認識信号の値を示す模式図である。
【図９】図６に示したステップＳ２の処理で用いる従来
のパターン認識信号と選択される間引きパターンの関係
を示す表である。
のパターン認識信号と選択される間引きパターンの関係
を示す表である。
【図１０】図６に示したステップＳ３の処理で用いる従
来のフレーム関数の値と選択される階調レジスタのビッ
トの関係を示す表である。
来のフレーム関数の値と選択される階調レジスタのビッ
トの関係を示す表である。
１ 画像メモリインタフェース ２ 色データ決定部 ３ 間引き制御部 ４ ＬＣＤ表示制御信号出力部 ５ パターン認識部
Claims (6)
- 【請求項１】 ＬＣＤパネルに階調表示させるための階
調データが格納された複数の階調レジスタの中から、
赤、緑、青の色データに対応する１つを選択し、 前記ＬＣＤパネル上の表示ピクセルの位置を示す水平方
向及び垂直方向の２つの位置データからなるパターン認
識信号に基づき、予め設定された複数の所定の間引きパ
ターンの中から１つを選択し、 該選択された間引きパターンに基づき、該選択された階
調レジスタに格納された階調データの中から、ＬＣＤパ
ネルの画面一枚分を描く度にインクリメントされるフレ
ーム関数の値に対応する所定の１ビットのデータを選択
し、 該１ビットのデータを表示データとして前記ＬＣＤパネ
ルに出力する、 カラーＳＴＮ、またはカラーＤＳＴＮのＬＣＤパネルに
画像を表示させるためのＬＣＤコントローラにおいて、 前記階調レジスタを階調レベル数だけ備え、前記赤、
緑、青の各色で共通に使用されることを特徴とするＬＣ
Ｄコントローラ。 - 【請求項２】 前記フレーム関数が前記赤、緑、青毎に
独立して保持され、それぞれの初期値が前記赤、緑、青
で異なった値に設定されることを特徴とする請求項１記
載のＬＣＤコントローラ。 - 【請求項３】 前記間引きパターンが４つ保持され、前
記パターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれ
ぞれ下位２ビットのデータから所定の１つが選択される
請求項１または２記載のＬＣＤコントローラ。 - 【請求項４】 ＬＣＤパネルに階調表示させるための階
調データが格納された複数の階調レジスタの中から、
赤、緑、青の色データに対応する１つを選択し、 前記ＬＣＤパネル上の表示ピクセルの位置を示す水平方
向及び垂直方向の２つの位置データからなるパターン認
識信号に基づき、予め設定された複数の所定の間引きパ
ターンの中から１つを選択し、 該選択された間引きパターンに基づき、該選択された階
調レジスタに格納された階調データの中から、ＬＣＤパ
ネルの画面一枚分を描く度にインクリメントされるフレ
ーム関数の値に対応する所定の１ビットのデータを選択
し、 該１ビットのデータを表示データとして前記ＬＣＤパネ
ルに出力する、 カラーＳＴＮ、またはカラーＤＳＴＮのＬＣＤパネルに
画像を表示させるためのＬＣＤパネルの階調表示方法に
おいて、 前記階調レジスタを階調レベル数だけ備え、前記赤、
緑、青の各色で共通に使用することを特徴とするＬＣＤ
パネルの階調表示方法。 - 【請求項５】 前記フレーム関数を前記赤、緑、青毎に
独立して保持し、それぞれの初期値を前記赤、緑、青で
異なった値に設定することを特徴とする請求項４記載の
ＬＣＤパネルの階調表示方法。 - 【請求項６】 前記間引きパターンを４つ保持し、前記
パターン認識信号の水平方向及び垂直方向の値のそれぞ
れ下位２ビットのデータから所定の１つを選択する請求
項４または５記載のＬＣＤパネルの階調表示方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234098A JPH11272238A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | Ｌｃｄコントローラ及びｌｃｄパネルの階調表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234098A JPH11272238A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | Ｌｃｄコントローラ及びｌｃｄパネルの階調表示方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11272238A true JPH11272238A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13486481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7234098A Pending JPH11272238A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | Ｌｃｄコントローラ及びｌｃｄパネルの階調表示方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11272238A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486281B1 (ko) * | 2002-11-16 | 2005-04-29 | 삼성전자주식회사 | 소비전력을 줄이는 에스티엔(Ｓｕｐｅｒ ＴｖｉｓｔＮｅｍａｔｉｃ) 액정 표시 장치 구동 회로 |
| JP2007178509A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置の駆動方法、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP7234098A patent/JPH11272238A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100486281B1 (ko) * | 2002-11-16 | 2005-04-29 | 삼성전자주식회사 | 소비전력을 줄이는 에스티엔(Ｓｕｐｅｒ ＴｖｉｓｔＮｅｍａｔｉｃ) 액정 표시 장치 구동 회로 |
| US7133018B2 (en) | 2002-11-16 | 2006-11-07 | Samsung Electronics, Co.,Ltd. | Super twist nematic liquid crystal display driver for reducing power consumption |
| JP2007178509A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Seiko Epson Corp | 電気光学装置の駆動方法、表示ドライバ、電気光学装置及び電子機器 |
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