JPH11271755A - 液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜 - Google Patents
液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜Info
- Publication number
- JPH11271755A JPH11271755A JP7749198A JP7749198A JPH11271755A JP H11271755 A JPH11271755 A JP H11271755A JP 7749198 A JP7749198 A JP 7749198A JP 7749198 A JP7749198 A JP 7749198A JP H11271755 A JPH11271755 A JP H11271755A
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- Japan
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- light
- light shield
- shield film
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 白基調の背景色の液晶ディスプレイにおいて
視認性を向上させる。 【解決手段】 白基調の背景色の液晶ディスプレイにお
いて、液晶ディスプレイのカラー画素13、14、15
間に設けられる遮光膜20が白色系であり、その明度を
8以上、彩度を3以下としたものである。
視認性を向上させる。 【解決手段】 白基調の背景色の液晶ディスプレイにお
いて、液晶ディスプレイのカラー画素13、14、15
間に設けられる遮光膜20が白色系であり、その明度を
8以上、彩度を3以下としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶デイスプレイ用
カラーフイルタの遮光膜に関する。
カラーフイルタの遮光膜に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターは液晶ディスプレイ装
置等においてカラー表示を行うために広く用いられてい
る。図2はカラーフィルターを説明する断面図である。
カラーフィルタの基板11には、透明で平滑であり、さ
らに、熱膨張が小さいことが要求されるため、一般には
ガラス基板が用いられている。
置等においてカラー表示を行うために広く用いられてい
る。図2はカラーフィルターを説明する断面図である。
カラーフィルタの基板11には、透明で平滑であり、さ
らに、熱膨張が小さいことが要求されるため、一般には
ガラス基板が用いられている。
【0003】このガラス基板上には、液晶駆動用のTF
T(Thin Film Transistor)を外光から保護するための
ブラックマトリックス12と呼ばれる遮光膜が、赤着色
層13、緑着色層14、青着色層15の各画素の間に設
けられており、着色層上には、透明保護膜16、液晶駆
動用の透明電極膜17が設けられている。液晶デイスプ
レイ用カラーフイルタの遮光膜は、コントラストの向上
を図るため、一般には反射率の低い全属薄膜や黒色顔料
を分散した放射線硬化型または熱硬化型の樹脂が用いら
れている。その成膜方法としては、スパッタリングや真
空蒸着などの真空成膜法が広く用いられている。また、
微細なマトリックス状のパターンを形成するためには、
通常、フォトリソグラフィーの手法によりフォトレジス
トのパターンを形成した後、このレジストパターンをエ
ッチングマスクとして金属薄膜のエッチングを行う。こ
の工程により、フォトレジストの微細パターンと一致す
る金属薄膜の微細パターンを形成することができる。
T(Thin Film Transistor)を外光から保護するための
ブラックマトリックス12と呼ばれる遮光膜が、赤着色
層13、緑着色層14、青着色層15の各画素の間に設
けられており、着色層上には、透明保護膜16、液晶駆
動用の透明電極膜17が設けられている。液晶デイスプ
レイ用カラーフイルタの遮光膜は、コントラストの向上
を図るため、一般には反射率の低い全属薄膜や黒色顔料
を分散した放射線硬化型または熱硬化型の樹脂が用いら
れている。その成膜方法としては、スパッタリングや真
空蒸着などの真空成膜法が広く用いられている。また、
微細なマトリックス状のパターンを形成するためには、
通常、フォトリソグラフィーの手法によりフォトレジス
トのパターンを形成した後、このレジストパターンをエ
ッチングマスクとして金属薄膜のエッチングを行う。こ
の工程により、フォトレジストの微細パターンと一致す
る金属薄膜の微細パターンを形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パーソナル
コンピューター等で使用するディスプレイの背景色とし
て、最近、黒基調から白基調のものが多く用いられるよ
うになってきている。このような白色背景を基本とする
オペレーティングシステムのディスプレイに従来の反射
率の低い全属薄膜や黒色顔料を分散した放射線硬化型ま
たは熱硬化型の樹脂により作成した遮光膜を用いた場
合、白色背景部分に黒色のマトリックス状の格子が見え
てしまい視認性が劣るという問題がある。
コンピューター等で使用するディスプレイの背景色とし
て、最近、黒基調から白基調のものが多く用いられるよ
うになってきている。このような白色背景を基本とする
オペレーティングシステムのディスプレイに従来の反射
率の低い全属薄膜や黒色顔料を分散した放射線硬化型ま
たは熱硬化型の樹脂により作成した遮光膜を用いた場
合、白色背景部分に黒色のマトリックス状の格子が見え
てしまい視認性が劣るという問題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、白基調の背景色の液晶ディスプレイにおいて視認性
を向上させた液晶ディスプレイ用カラーフィルタの遮光
膜を提供することを目的とする。
で、白基調の背景色の液晶ディスプレイにおいて視認性
を向上させた液晶ディスプレイ用カラーフィルタの遮光
膜を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、白基調の背景
色の液晶ディスプレイにおいて、液晶ディスプレイのカ
ラー画素間に設けられる遮光膜が白色系であることを特
徴とする。また、本発明は、遮光膜表面における反射が
拡散反射であることを特徴としている。また、本発明
は、遮光膜の色がJIS Z 8721で規定される明
度が8以上、彩度が3以下であることを特徴としてい
る。
色の液晶ディスプレイにおいて、液晶ディスプレイのカ
ラー画素間に設けられる遮光膜が白色系であることを特
徴とする。また、本発明は、遮光膜表面における反射が
拡散反射であることを特徴としている。また、本発明
は、遮光膜の色がJIS Z 8721で規定される明
度が8以上、彩度が3以下であることを特徴としてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の液晶ディスブレイ用カラー
フィルタの遮光膜を説明するための断面図図である。図
1において、ガラス基板11上に遮光膜20が赤着色層
13、緑着色層14、青着色層15の各画素の間に設け
られており、着色層上には透明保護膜16、液晶駆動用
の透明電極膜17が設けられているのは図3の場合と同
様である。
て説明する。図1は本発明の液晶ディスブレイ用カラー
フィルタの遮光膜を説明するための断面図図である。図
1において、ガラス基板11上に遮光膜20が赤着色層
13、緑着色層14、青着色層15の各画素の間に設け
られており、着色層上には透明保護膜16、液晶駆動用
の透明電極膜17が設けられているのは図3の場合と同
様である。
【0008】本発明においては、遮光膜20は、例えば
酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料を分散した放射線硬
化型または熱硬化型の樹脂から構成されており、そのた
め白基調の背景色のディスプレイであっても遮光膜20
がマトリックス状の格子として見えることはなく、視認
性を向上させることができる。なお、遮光膜は液晶駆動
用のTFTを外光から保護するため外光を反射するが、
正反射光が目に入ると視認性を低下させるので、遮光膜
表面における反射は、拡散反射となるようにする。
酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料を分散した放射線硬
化型または熱硬化型の樹脂から構成されており、そのた
め白基調の背景色のディスプレイであっても遮光膜20
がマトリックス状の格子として見えることはなく、視認
性を向上させることができる。なお、遮光膜は液晶駆動
用のTFTを外光から保護するため外光を反射するが、
正反射光が目に入ると視認性を低下させるので、遮光膜
表面における反射は、拡散反射となるようにする。
【0009】また、遮光膜の白色の程度は必ずしも完全
な白である必要はない。本発明の白色の程度としては、
いろいろなテストの結果、遮光膜の色がJIS Z 8
721で規定される明度が8以上、彩度が3以下であれ
ば視認性に問題がないことが判明した。次に、実施例を
挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
な白である必要はない。本発明の白色の程度としては、
いろいろなテストの結果、遮光膜の色がJIS Z 8
721で規定される明度が8以上、彩度が3以下であれ
ば視認性に問題がないことが判明した。次に、実施例を
挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下
の実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】 (l)白色顔料分散液の調整 TTO−51 A23重量部 (ルチル型酸化チタン顔料、石原産業(株)製) Disperbyk ll1 2重量部 (高分子分散材、ビックケミー・ジヤパン(株)製) エチレングリコールモノブチルエーテル 75重量部 上記成分を混合し、サンドミルで十分に分散した。
【0011】 (2)白色遮光層用組成物の調整 (1)で作製した白色顔料分散液 61重量部 ベンジルメタクリレート・スチレン・メタクリル酸共重合物 3重量部 (重量比1/1/1、分子量約3万) ジペンタエリストールヘキサアクリレート 4重量部 2一ベンジルー2−ジメチルアミノ−l− (4−モルフオリノフェニル)−ブタノンー1 1.6重量部 4、4’−ジエチルアミノベンゾフェノン 0.3重量部 2、4ジエチルチオキサントン 0.1重量部 エチレングリコールモノブチルエーテル 30重量部 上記成分を十分に混合して白色遮光層用組成物を得た。
【0012】(3)遮光膜の形成 ガラス基板上に(2)で作製した白色遮光層用組成物を
スピンコーターで塗布し、100℃で30分乾燥させ膜
厚約2μmの遮光層を形成した。
スピンコーターで塗布し、100℃で30分乾燥させ膜
厚約2μmの遮光層を形成した。
【0013】(4)露光及び現像 (3)で作製した白色遮光層に対して窒素気流下、超高
圧水銀灯で遮光層をパターン露光した後、1%炭酸ナト
リウム水溶液で現像した。
圧水銀灯で遮光層をパターン露光した後、1%炭酸ナト
リウム水溶液で現像した。
【0014】(5)明度および彩度の測定 (4)で作製した白色遮光層の明度は9以上、彩度は1
以下であった。
以下であった。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶デイ
スブレイ用カラーフィルタの遮光膜において、遮光部分
を白色系とすることによって、白基調の背景色を基本と
するオペレーテイングシステムにおいて視認性を向上さ
せることができる。
スブレイ用カラーフィルタの遮光膜において、遮光部分
を白色系とすることによって、白基調の背景色を基本と
するオペレーテイングシステムにおいて視認性を向上さ
せることができる。
【図1】 本発明の液晶ディスブレイ用カラーフィルタ
の遮光膜を説明するための断面図である。
の遮光膜を説明するための断面図である。
【図2】 従来のカラーフィルターを説明する断面図で
ある。
ある。
11…ガラス基板、13…赤着色層、14…緑着色層、
15…青着色層、16…透明保護膜、17…透明電極
膜、20…遮光膜。
15…青着色層、16…透明保護膜、17…透明電極
膜、20…遮光膜。
Claims (3)
- 【請求項1】 白基調の背景色の液晶ディスプレイにお
いて、液晶ディスプレイのカラー画素間に設けられる遮
光膜が白色系であることを特徴とする液晶デイスプレイ
用カラーフイルタの遮光膜。 - 【請求項2】 遮光膜表面における反射が拡散反射であ
ることを特徴とする請求項1記載の液晶デイスプレイ用
カラーフイルタの遮光膜。 - 【請求項3】 遮光膜の色がJIS Z 8721で規
定される明度が8以上、彩度が3以下であることを特徴
とする液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7749198A JPH11271755A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7749198A JPH11271755A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11271755A true JPH11271755A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13635469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7749198A Pending JPH11271755A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 液晶デイスプレイ用カラーフイルタの遮光膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11271755A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7419272B2 (en) * | 2005-12-08 | 2008-09-02 | 3M Innovative Properties Company | Day and night film |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP7749198A patent/JPH11271755A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7419272B2 (en) * | 2005-12-08 | 2008-09-02 | 3M Innovative Properties Company | Day and night film |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070928 |