JP2002296412A - カラーフィルタ及びカラー液晶表示装置 - Google Patents

カラーフィルタ及びカラー液晶表示装置

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JP2002296412A
JP2002296412A JP2001102003A JP2001102003A JP2002296412A JP 2002296412 A JP2002296412 A JP 2002296412A JP 2001102003 A JP2001102003 A JP 2001102003A JP 2001102003 A JP2001102003 A JP 2001102003A JP 2002296412 A JP2002296412 A JP 2002296412A
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blue
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雄一 井ノ上
Seiji Tanuma
清治 田沼
Yuichi Inoue
Masakazu Shibazaki
正和 柴崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタ及びカラー液晶表示装置に関
し、色再現範囲の改善と高輝度化を両立する。 【解決手段】 青、緑、及び、赤の3種類のフィルタを
構成するベース樹脂自体の透過スペクトルが、少なくと
も1種類のフィルタにおいて他のフィルタと異なるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーフィルタ及び
カラー液晶表示装置に関するもので、特に、カラー液晶
表示装置における色再現範囲の改善と高輝度化を両立す
るためのカラーフィルタの材料及びバックライトに用い
る蛍光体材料に特徴のあるカラーフィルタ及びカラー液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の情報処理端末等の画像表示
手段としてカラー液晶表示装置が用いられており、現
在、この様なカラー液晶表示装置は、MVA方式、IP
S方式等を用いることによって、視野角及び解像度の面
でCRTと同等以上の画質が得られるようになってきて
いる。
【0003】しかし、最近、カラー液晶表示装置におけ
る色再現範囲をCRT並に拡げる要求が高まっており、
そのため、RGBの色座標を現在のCRTにほぼ対応す
るEBU(ヨーロッパ放送連合)規格の色座標、或い
は、それより優れたNTSC規格に近づける検討がなさ
れており、顔料種の変更、顔料のサイズの微小化、顔料
分散性の向上が検討されており、これと同時に、蛍光体
の改善も検討されている。
【0004】この様なカラー液晶表示装置においては、
R(赤)、G(緑)、B(青)の3色カラーフィルタと
赤、緑、及び、青の波長領域において発光ピークを有す
るバックライトが用いられており、このカラーフィルタ
とバックライトの組合せによって色再現範囲及び表示輝
度が決定される。
【0005】この様なカラーフィルタにおいてはRGB
毎に顔料を含んでおり、この顔料の特性によって色範囲
が決定され、一方、バックライトにおいては、RGB毎
に対応する蛍光体の発光波長によってバックライトの発
光スペクトルが決定されているので、ここで、図12乃
至図19を参照して、従来のバックライト型カラー液晶
表示装置を説明する。
【0006】図12(a)参照 図12(a)は、従来のサイドライト型液晶表示装置の
概念的構成図であり、液晶パネル21、液晶パネル21
にバックライトを供給する導光板22、液晶パネル21
と導光板22との間に設けられて、導光板22からの光
の指向性を制御する配光シート23、導光板22から背
面側に放出された光を表面側に反射する反射板24、及
び、導光板22の側端部に配置されて導光板22に光を
供給する冷陰極管等のランプ26から構成される。な
お、導光板22の背面には光を表面側に導く拡散反射パ
ターン層25が設けられている。
【0007】図12(b)参照 図12(b)は、従来の直下ライト型液晶表示装置の概
念的構成図であり、液晶パネル21、液晶パネル21に
背面側からバックライトを供給するランプ26、液晶パ
ネル21とランプ26との間に設けられて、ランプ26
からの光の配光性を制御する配光シート23、及び、ラ
ンプ26を囲みランプ26からの光を表面側に反射する
反射板27から構成される。
【0008】図13参照 図13は、上記の液晶パネル21の概略的部分断面図で
あり、TFT等のアクティブ素子(図示を省略)を形成
したTFT基板31上に配向制御膜32を形成するとと
もに、CF基板41上には青色フィルタ43、緑色フィ
ルタ44、及び、赤色フィルタ45からなるカラーフィ
ルタ42が設けられるとともに、カラーフィルタ42上
にはITOからなる透明共通電極46を介して配向制御
膜47が設けられている。
【0009】このTFT基板31とCF基板41をシー
ル部材及びビーズ(いずれも図示を省略)を介して所定
のセルギャップdに調整し、このギャップに液晶33を
注入することによって液晶パネル21の基本構成が完成
する。この様な液晶パネル21においては、シール部材
近傍におけるセルギャップが大きくなり、セル厚ムラが
発生する。
【0010】図14参照 図14は、上述のバックライト型カラー液晶表示装置に
用いられている従来のバックライトの発光スペクトルで
あり、R(λR ≒610nm),G(λG ≒545n
m),B(λB ≒430nm)においてそれぞれ発光ピ
ークを有している。
【0011】この様な従来のバックライトに用いる蛍光
体としては、例えば、 青色蛍光体:NP107(日亜化学製商品名)−BaMg2 Al1627:Eu 緑色蛍光体:NP220(日亜化学製商品名)−LaPO4 :Ce,Tb 赤色蛍光体:NP340(日亜化学製商品名)−Y2 3 :Eu を、重量比で、B:G:R=26:29:45の比率で
混合した蛍光体が用いられている。
【0012】この蛍光体における改善としては、例え
ば、凸版印刷においては、 青色蛍光体:Sr3 (PO4 3 Cl:Eu,(Sr,
Ca,Ba)5 (PO4 3 Cl:Eu,BaMg2
1627:Eu 緑色蛍光体:LaPO4 :Ce,Tb 赤色蛍光体:Y2 3 :Eu を用いることが提案されており、特に、青色蛍光体とし
ては、上記の3種類の蛍光体を配合調整することで色再
現範囲を拡大することが提案されている(信学技法,E
ID99,p.112,2000−01参照)。
【0013】一方、カラーフィルタについても各種の改
善が試みられているので、図15乃至図19を参照して
説明する。 図15参照 図15は、従来のカラーフィルタの光透過特性の一例を
示す図であり、バックライトのピーク発光波長に対して
必ずしも理想的な透過特性とは言えないものである。
【0014】特に、青色フィルタにおいては、緑色のピ
ーク発光波長λG (≒545nm)に対する透過率T
(λG )がT(λG )≒8%あり、全体の色相が緑色側
に引きずられるという問題があり、一方、赤色フィルタ
においては、400nm近傍の青色範囲において1%程
度の透過率を有し、全体の色相が青色側に引きずられる
という問題がある。
【0015】この様な、従来のカラーフィルタにおいて
は、顔料として、青色フィルタの場合は、例えば、PB
(Pigment Blue)15:6、緑色フィルタ
としては、PG36+PY150、赤色フィルタとして
は、PR177+PY83が用いられている。
【0016】図16参照 図16は、赤色フィルタに用いるPR177,PY83
の光透過特性図であり、PR177の500nm以下の
波長における光透過率の高さが、色再現性を低下させる
問題となる。なお、PY83は黄色顔料であり、赤色フ
ィルタにおける短波側の不所望な光透過率Tを低減させ
るために加えるものであり、緑色フィルタの場合も同様
である。
【0017】また、青色フィルタにおいては、色座標を
EBU規格に近づけるために、即ち、(x,y)座標の
内、y座標をEBU規格のy=0.06に近づけるため
に、二度塗りにより青色フィルタの膜厚を厚くすること
が試みられているが、そうすると、全体の光透過性が低
下して暗くなるという問題がある。
【0018】図17(a)参照 図17(a)は、EBU規格によるB座標近傍の拡大図
であり、膜厚の増大とともに、y値が低下し、1.5μ
m→3.0μmでy=0.125→0.075へと変化
し、EBU規格に近づくことが理解される。
【0019】図17(b)参照 図17(b)は、明るさの指標となるY値の膜厚依存性
を示す図であり、膜厚が厚くなるにしたがって、即ち、
y値が低下するにしたがって、Tmax は60%未満とな
り、Y値も低下して4以下となり、高輝度表示ができな
くなる。
【0020】この様な欠点を改善するために、青色フィ
ルタに青色顔料PB15:6に対して、V(バイオレッ
ト)顔料を加えることが試みられている。例えば、 青色フィルタ2 :(PB15:6):(PV23)=9
5:5(重量比) 青色フィルタ3 :(PB15:6):(PV23)=8
4:16(重量比) の様な青色フィルタも用いられている。
【0021】図18(a)参照 図18(a)から明らかなように、この様な、V顔料の
添加によって従来より薄い膜厚でy=0.06が達成さ
れていることが理解される。
【0022】図18(b)参照 また、図18(b)から明らかなように、この様な、V
顔料の添加によって従来より、同じy値におけるY値が
大きいこと、即ち、明るくなることも理解され、Y値は
1〜1.5程度大きくなっている。
【0023】一方、従来の赤色フィルタにおいては、純
色を示すCIE色度におけるSP軌跡からはなれてお
り、この場合も、膜厚を厚くすることによってSP軌跡
に近づけることはできるものの、そうすると、やはり、
明るさの低下が問題となる。
【0024】図19(a)参照 図19(a)は、色座標におけるR座標近傍の拡大図で
あり、膜厚の増大とともに、R座標がSP軌跡に近づく
ことが理解される。 図19(b)参照 図19(b)は、各膜厚におけるY値とNTSC比との
相関を示す図であり、R座標がSP軌跡に近づくにつれ
て、したがって、NTSC比が大きくなるにつれて、Y
値が低下し、暗くなることが理解される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来における
蛍光体或いはカラーフィルタにおける改善は、必ずしも
十分ではなく、特に、14インチ以上の大画面のカラー
液晶表示装置用としては不十分であった。例えば、青色
フィルタにバイオレット顔料を加えても、Tmax は70
%台後半どまりであり、Y値は5.5%程度にすぎな
い。
【0026】したがって、本発明は、色再現範囲の改善
と高輝度化を両立することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 上述の課題を解決するために、本発明は、カラーフィル
タにおいて、青、緑、及び、赤の3種類のフィルタを構
成するベース樹脂自体の透過スペクトルが、少なくとも
1種類のフィルタにおいて他のフィルタと異なっている
ことを特徴とする。
【0028】この様に、ベース樹脂自体の透過スペクト
ルを考慮することによって、フィルタの膜厚或いは着色
剤の混入量を増大させることなく、着色剤だけでは抑え
きれない不所望な波長領域における透過率を低減するこ
とができ、それによって、色再現性を高めるとともに、
輝度の低下を抑制することができる。
【0029】また、赤色フィルタに含まれる光重合開始
剤による光吸収端が、青色フィルタ及び緑色フィルタに
含まれる光重合開始剤による光吸収端より長波長側に位
置することが望ましく、それによって、フィルタの膜厚
或いは着色剤の混入量を増大させることなく、着色剤だ
けでは抑えきれない不所望な波長領域における透過率を
低減することができる。例えば、図1のRの透過曲線に
示すように、青色波長領域における透過率を非常に小さ
くすることができる。
【0030】また、本発明は、青、緑、及び、赤の3種
類のカラーフィルタと、青色、緑色、及び、赤色の3波
長域に発光ピークを有するバックライトを備えたカラー
液晶表示装置において、青色フィルタのバックライトの
500nm〜600nmの緑色領域における発光ピーク
の波長λG における透過率T(λG )が、 T(λG )<2.0% であり、且つ、350nm〜500nmの青色領域にお
ける最大透過率Tmax が、 Tmax >80% であることを特徴とする。
【0031】この様な、緑色領域における透過率T(λ
G )と青色領域における最大透過率Tmax の組合せによ
り、14インチ型以上の大画面TVに必要な表示輝度で
ある250cd/m2 を達成することができる。
【0032】この場合、青色フィルタに含有する着色剤
としては、顔料に比べて各種の選択が可能な染料のみを
用いることが望ましく、従来の顔料を用いた青色フィル
タでは実現されていない青色領域における高透過性及び
緑色領域における低透過性を実現することができる。例
えば、図1のBの透過曲線に示すように、500nm〜
600nmの緑色領域における発光ピークの波長λG
おける透過率T(λG )を2.0%未満にすることがで
きる。
【0033】また、着色剤として染料を用いた場合に
は、染料の拡散による汚染等を防止するために、少なく
とも染料を着色剤として用いた青色フィルタ上に、有機
系の保護膜を設けることが望ましい。
【0034】この場合、青色フィルタ上のみに、有機系
の保護膜を設けるとともに、青色画素に対応する液晶層
の厚さを、緑色画素及び赤色画素に対応する液晶層の厚
さより薄くすることが望ましく、それによって、セル厚
の変動によって白色度が変動し易い垂直配向(VA)型
液晶表示装置におけるセル厚マージンを拡大することが
できる。
【0035】また、本発明は、青、緑、及び、赤の3種
類のカラーフィルタと、青色、緑色、及び、赤色の3波
長域に発光ピークを有するバックライトを備えたカラー
液晶表示装置において、バックライトの青色蛍光体とし
て、Sr5 (PO4 3 Cl:Eu、或いは、Sr
5 (PO4 3 Cl:Euを主成分としBaMg2 Al
1627との混合物のいずれかを用いるとともに、青色フ
ィルタの400nmにおける透過率が45%以下である
ことを特徴とする。
【0036】この様な青色蛍光体を用いることによっ
て、青色領域の発光ピーク位置をずらすことなく、ピー
ク発光量を高めることができ、色再現範囲及び色座標を
ほぼ維持しつつ、輝度を向上することができる。
【0037】この場合、バックライトの赤色蛍光体とし
て、Y(PV)O4 :Eu、或いは、Y(PV)O4
Euを主成分としY2 3 :Euとの混合物のいずれか
を用いるとともに、前記赤色フィルタの600nmにお
ける透過率を70%以上とすることによって、さらに、
色再現範囲及び色座標をほぼ維持しつつ、輝度を向上す
ることができる。
【0038】また、この様な高輝度のカラー液晶表示装
置は、光シャッターを備えた液晶プロジェクタに好適で
ある。
【0039】
【発明の実施の形態】ここで、本発明の第1の実施の形
態のカラーフィルタの製造工程を概念的に説明する。ま
ず、使用するベース樹脂となるポリマーとしては、アク
リル酸、メタアクリル酸、アクリル酸エステル系、メタ
アクリル酸エステル系、ポリアクリル酸系、ノボラック
型フェノールエポキシ樹脂系、ノボラック型クレゾール
エポキシ樹脂系、多官能ポリエステルアクリレート系、
ポリイミド系、多官能ポリオールアクリレート系、ポリ
ビニルアルコール系、多官能ウレタンアクリレート系、
及び、これらの混合系が挙げられる。
【0040】これらのポリマーの内、短波長光を吸収す
るのは、エポキシ樹脂系或いはポリイミド系の樹脂であ
るので、ベース樹脂によって不所望な波長域をカットす
るのであれば、赤色フィルタ及び緑色フィルタとしては
エポキシ樹脂系或いはポリイミド系の樹脂を用いること
が望ましい。また、青色フィルタとしては、逆に短波長
光を比較的吸収しない、アクリル系樹脂を用いることが
望ましい。
【0041】次に、架橋剤としては、光重合性を有する
多官能架橋剤を用い、例えば、多官能性アルコール、多
官能性アクリレート、或いは、エポキシ基含有多官能性
化合物等を用いる。
【0042】次に、光重合開始剤としては、RG(赤,
緑)用としては、400nm付近まで吸収端を有するも
のを用い、一方、B(青)用としては、〜350nmよ
りも短波長側に吸収端を有するものを用いることが望ま
しく、例えば、 RG用:ベンジル(Pfaltz&Bauer製:32
0−450nm)、イソプロピルチオキサントンQua
ntacure ITX(Aceto Chemica
l製商品名:250−400nm)、2−メチルチオキ
サントンQuantacure MTX((ceto
Chemical製商品名:250−400nm) B用:イソプロピルベンゾインエーテルVicure3
0(StaufferChemical製商品名:24
0−270nm)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オンDarocure1173
(EM Chemical製商品名:200−300n
m) が挙げられる。なお、括弧内の波長は、光透過スペクト
ルにおける、(透過率が立ち上がる波長)−(減衰が終
わる波長)を意味する。
【0043】さらに、使用する顔料は、 B用:PB15:6+PV23 G用:PG36+PY150 R用:PR177+PY83 を用いる。
【0044】次に、この様なポリマ或いは光重合開始剤
の選択による効果が最も顕著な赤色フィルタについて、
具体例を説明すると、 ポリマ:メタアクリル樹脂 20−30wt% 架橋剤:多官能性アクリレート 20−30wt% 顔料:PR177+PY83 20−30wt% 光重合開始剤:ケトン系 15wt% を混合し、光重合反応さて赤色フィルタを作製する。因
に、従来の赤色フィルタは、上記の材料組成の内、光重
合開始剤を10wt%のアセトフェノン系に置き換えた
ものであり、その他の組成は同じである。
【0045】図2参照 図2は、本発明の赤色フィルタの光透過特性の説明図で
あり、比較のための赤色フィルタ、緑色フィルタ、及
び、青色フィルタは従来のフィルタを用いて比較したも
のである。図から明らかなように、450nm以下の短
波長側における透過率が飛躍的に低下して、ほぼゼロに
近くなっている。
【0046】これは、従来の赤色フィルタと比較して、
450nm以下の短波長側に吸収性を有する光重合開始
剤を用いたためであり、光重合開始剤はフィルタ中に殆
どそのままの形で残るので、フィルタの光吸収特性を補
強することができる。
【0047】図3(a)参照 図3(a)は、色座標におけるR座標近傍の拡大図であ
り、従来よりもSP軌跡にかなり近づいていることが理
解され、膜厚の増加とともに、R座標のNTSC規格値
に近づき、色度特性に優れたフィルタが実現されること
が理解される。
【0048】図3(b)参照 図3(b)は、各膜厚におけるY値とNTSC比との相
関を示すであり、同じNTSC比において、従来よりも
Y値が大きくなり、それによって、色再現範囲が広くな
るので、作製マージンが大きくなることが理解される。
なお、膜厚としては1〜3μmの場合について示してい
るが、フィルタの作製マージンを考える、2μm以下が
望ましい。
【0049】次に、本発明の第2の実施の形態の青色フ
ィルタの製造方法を説明する。この本発明の第2の実施
の形態においては、青色フィルタの着色剤として顔料の
代わりに染料を用いたものであり、ポリマ(ポリイミ
ド)に対して染料〔Blue5p(日本化薬製)〕を3
0wt%溶解させたのち、CF基板上に均一に塗布し、
次いで、レジストを用いてパターニングしたのち、ポリ
マのポストベークを、例えば、200℃において1時間
行うことによって青色フィルタを作製する。
【0050】図4(a)参照 図4(a)から明らかなように、着色剤として染料を用
いることによって、λ G =545nmにおける透過率T
(λG )は、PVを23wt%添加した青色フィルタ1
とほぼ同程度の透過率となり、y=0.06では、2%
以下の透過率となる。なお、この場合の液晶表示装置は
TN方式の液晶表示装置としている。
【0051】図4(b)参照 また、図4(b)から明らかなように、青色領域におけ
る透過率Tmax は、80%以上になり、従来の青色フィ
ルタと比べて15%程度透過率が改善されていることが
理解される。
【0052】図4(c)参照 したがって、Y値としては、y=0.06で約7%とな
り、従来に比べて1.5程度の改善が見られた。
【0053】したがって、この様な青色フィルタを、従
来の緑色フィルタ、赤色フィルタ、或いは、上記の第1
の実施の形態の赤色フィルタを組合せ、従来の発光スペ
クトルのバックライトと組み合わせることによって、2
50cd/m2 の表示輝度が得られ、14インチ以上の
大画面の液晶表示装置に必要な輝度が得られる。
【0054】次に、上記の第2の実施の形態の青色フィ
ルタを用いたVA方式のカラー液晶表示装置に関する本
発明の第3の実施の形態を説明する。 図5参照 図5は、本発明の第3の実施の形態のカラー液晶表示装
置の概略的部分断面図であり、ガラス製のCF基板11
上に設けたカラーフィルタ12上にアクリル系の保護膜
16(PC−403:JSR製商品名)を、例えば、
0.5μmの厚さに設け、次いで、選択エッチングによ
って、上記の第2の実施の形態の青色フィルタ13上に
のみアクリル系の保護膜16が残存するようにしたもの
であり、赤色画素及び緑色画素に比べて青色画素のセル
厚、即ち、液晶層厚dB を約0.5μm小さくなるよう
にしたものである。
【0055】図6(a)及び(b)参照 図6(a)は、液晶層厚dのバラツキによるW(白)座
標のx値(Wx )の変動特性を示す図であり、図6
(b)は、液晶層厚dのバラツキによるW座標のy値
(Wy )の変動特性を示す図である。TN方式の液晶表
示装置においても、VA方式の液晶表示装置において
も、液晶層厚dによってW座標のx値及びy値は変化す
るものの、VA方式の液晶表示装置における変動が大き
いことが理解される。なお、このような液晶層厚dのバ
ラツキ、即ち、セル厚ムラはシール近傍で大きくなるも
のである。
【0056】図7参照 図7は、TN方式の液晶表示装置(Δn・d=0.42
μm)の白状態におけるR,G,Bの透過率のセル厚依
存性の説明図であり、図に示すように、R,G,Bの間
にあまり差は見られない。
【0057】図8参照 図8は、VA方式の液晶表示装置(Δn・d=0.33
μm)の白状態におけるR,G,Bの透過率のセル厚依
存性の説明図であり、白状態における液晶分子の配向状
態により、図に示すように、Bの画素の透過率だけが、
セル厚が4〜5μmで大きく低下しており、VA方式の
液晶表示装置においては、Bの画素が他の画素よりセル
厚変動の影響を受けやすいことが理解される。
【0058】図9(a)及び(b)参照 図9(a)は、VA方式の液晶表示装置におけるx座標
のバラツキのセル厚依存性の説明図であり、まず、R,
G,Bを一定のギャップにし、B画素のギャップのみを
−0.2〜−1.0μmの間で変動させたものであり、
図9(b)はy値について示したものである。
【0059】x座標の場合もy座標の場合も、B画素の
ギャップが小さくなるに連れて、セル厚の変動に伴うx
値及びy値の変動が小さくなり、青色フィルタ13上に
保護膜16を設ける効果が明らかである。
【0060】この様に、本発明の第3の実施の形態にお
いては、高性能の青色フィルタ13を用いるとともに、
青色フィルタ13上にのみ保護膜16を設け、セル厚を
他の画素より狭くしているので、EBU規格を満たす色
再現範囲で高輝度のカラー液晶表示装置におけるセル厚
ムラによる白色度ムラを改善することができる。
【0061】また、この様な保護膜は、着色剤として染
料を用いたことによる染料の拡散等による信頼性の低下
を抑制することができ、50℃において500時間の経
過実験によっても問題は発生しなかった。
【0062】次に、カラー液晶表示装置のバックライト
に使用する青色蛍光体に関する、本発明の第4の実施の
形態を説明する。この本発明の第4の実施の形態におい
ては、従来の青色蛍光体として用いられているNP10
7(日亜化学製商品名:BaMg2 Al1627:Eu)
の代わりに、NP103(日亜化学製商品名:Sr
5 (PO4 3 Cl:Eu)を用いたものであり、それ
とともに、表1に示すように、青色蛍光体:緑色蛍光
体:赤色蛍光体の重量比を若干変えたものである。な
お、緑色蛍光体としては、従来と同様に、NP220
(日亜化学製商品名:LaPO4 :Ce,Eu)を用
い、赤色蛍光体としても、従来と同様に、NP340
(日亜化学製商品名:Y2 3 :Eu)を用いた。
【0063】
【表1】
【0064】表1に示すように、B座標のy値が若干小
さくなるとともに、x値が大きくなり、いずれの座標も
EBU規格におけるB座標(0.15,0.06)に近
づいていることが確認され、また、輝度も向上している
ことが確認された。
【0065】次に、上記の青色蛍光体に加えて、赤色蛍
光体を替えた本発明の第5の実施の形態を説明する。こ
の本発明の第5の実施の形態においては、上記の表1に
示すように、青色蛍光体としてNP103(日亜化学製
商品名:Sr5 (PO4 3 Cl:Eu)を用いるとと
もに、赤色蛍光体としても、従来の赤色蛍光体として用
いられているNP340(日亜化学製商品名:Y
2 3 :Eu)の代わりに、NP310(日亜化学製商
品名:Y(PV)O4 :Eu)を用いたものである。上
記の表1に示すように、R座標のx値及びy値が若干小
さくなるとともに、輝度が向上していることが確認され
た。
【0066】図10参照 図10は、本発明の第5の実施の形態のバックライトの
発光スペクトルであり、従来に比べて、青色領域におけ
る発光強度が高くなるとともに、赤色領域における発光
ピーク波長が長波長側にシフトしている。
【0067】図11参照 図11は、従来のカラーフィルタと、本発明の第5の実
施の形態の蛍光体を用いたバックライトを組み合わせた
場合のRGBW座標であり、従来のバックライトと同様
のRGBW座標を保っており、したがって、従来と同様
の色再現範囲・色座標を維持しつつ、輝度を向上するこ
とができる。
【0068】この第4及び第5の実施の形態において
は、従来のカラーフィルタを用いているが、上記の第1
の実施の形態及び第2の実施の形態のフィルタを用いる
ことにより、高輝度を保った状態で、色再現範囲・色座
標をよりEBU規格に近づけることができる。
【0069】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は上記の各実施の形態に記載した構成及び
条件に限られるものではなく、各種の変更が可能であ
る。例えば、上記の第1の実施の形態においては、光重
合開始剤のみを考慮しているが、一般論で述べたよう
に、ベース樹脂層を構成するポリマとして、メタアクリ
ル樹脂の代わりに、短波長光を吸収するエポキシ樹脂系
或いはポリイミド系の樹脂を用いることによって、さら
に、短波長側の透過率を低くすることができる。
【0070】また、上記の第1の実施の形態において
は、改善の効果が現れやすい赤色フィルタについて具体
的に説明しているが、青色フィルタ及び緑色フィルタに
おいても、光重合開始剤或いはポリマの光吸収性を考慮
することは言うまでもないことである。
【0071】また、上記の第2の実施の形態において
は、青色染料としBlue5P(日本化薬製商品名)を
用いているが、これは単なる一例であり、他の青色染料
を用いても良いことは言うまでもない。
【0072】また、上記の第4の実施の形態において
は、青色蛍光体として、NP103(日亜化学製商品
名:Sr5 (PO4 3 Cl:Eu)のみを用いている
が、NP103(日亜化学製商品名)を主成分としてい
るならば、他の青色蛍光体、例えば、NP107(日亜
化学製商品名:BaMg2 Al1627:Eu)を混ぜて
使用しても良いものである。
【0073】また、上記の第5の実施の形態において
は、赤色蛍光体として、NP310(日亜化学製商品
名:Y(PV)O4 :Eu)を用いていているが、NP
310(日亜化学製商品名)を主成分としているなら
ば、他の赤色蛍光体、例えば、NP340(日亜化学製
商品名:Y2 3 :Eu)を混ぜて使用しても良いもの
である。
【0074】また、上記の各実施の形態においては、パ
ーソナルコンピュータ等の情報嬉々端末の画像表示装置
用を前提に説明しているが、この様な用途に限られるも
のではなく、液晶テレビ、或いは、光シャッタを備えた
液晶プロジェクタに用いるカラー液晶表示装置にも適用
されるものである。
【0075】ここで、再び、本発明の詳細な特徴を説明
する。 (付記1) 青、緑、及び、赤の3種類のフィルタを構
成するベース樹脂自体の透過スペクトルが、前記少なく
とも1種類のフィルタにおいて他のフィルタと異なって
いることを特徴とするカラーフィルタ。 (付記2) 上記赤色フィルタを構成するベース樹脂自
体の透過スペクトルが、前記赤色フィルタの主透過帯域
波長より短波長側で他の波長領域よりも高い吸収性を示
すことを特徴とする付記1記載のカラーフィルタ。 (付記3) 赤色フィルタに含まれる光重合開始剤によ
る光吸収端が、青色フィルタ及び緑色フィルタに含まれ
る光重合開始剤による光吸収端より長波長側に位置する
ことを特徴とするカラーフィルタ。 (付記4) 前記赤色フィルタに含まれる光重合開始剤
の混入量が、他のカラーフィルタにおける光重合開始剤
の混入量より大きいことを特徴とする付記3記載のカラ
ーフィルタ。 (付記5) 上記カラーフィルタを構成するベース樹脂
自体の透過スペクトルが、前記各カラーフィルタの主透
過帯域波長より短波長側で他の波長領域よりも高い吸収
性を示すことを特徴とする付記3または4に記載のカラ
ーフィルタ。 (付記6) 青、緑、及び、赤の3種類のカラーフィル
タと、青色、緑色、及び、赤色の3波長域に発光ピーク
を有するバックライトを備えたカラー液晶表示装置にお
いて、前記青色フィルタの前記バックライトの500n
m〜600nmの緑色領域における発光ピークの波長λ
G における透過率T(λG )が、 T(λG )<2.0% で、且つ、350nm〜500nmの青色領域における
最大透過率Tmax が、 Tmax >80% であることを特徴とするカラー液晶表示装置。 (付記7) 上記青色フィルタに含有される着色剤は、
染料のみであることを特徴とする付記4記載のカラー液
晶表示装置。 (付記8) 少なくとも上記青色フィルタ上に、有機系
の保護膜を設けたことを特徴とする付記7記載のカラー
液晶表示装置。 (付記9) 上記青色フィルタ上のみに、有機系の保護
膜を設けるとともに、青色画素に対応する液晶層の厚さ
が、緑色画素及び赤色画素に対応する液晶層の厚さより
薄いことを特徴とする付記7記載のカラー液晶表示装
置。 (付記10) 上記液晶層を構成する液晶分子が、電圧
無印加時に基板に対して垂直に近い配向をなす、垂直配
向型であることを特徴とする付記9記載のカラー液晶表
示装置。 (付記11) 青、緑、及び、赤の3種類のカラーフィ
ルタと、青色、緑色、及び、赤色の3波長域に発光ピー
クを有するバックライトを備えたカラー液晶表示装置に
おいて、前記バックライトの青色蛍光体として、Sr5
(PO4 3 Cl:Eu、或いは、Sr5 (PO4 3
Cl:Euを主成分としBaMg2 Al 1627との混合
物のいずれかを用いるとともに、前記青色フィルタの4
00nmにおける透過率が45%以下であることを特徴
とするカラー液晶表示装置。 (付記12) 上記バックライトの赤色蛍光体として、
Y(PV)O4 :Eu、或いは、Y(PV)O4 :Eu
を主成分としY2 3 :Euとの混合物のいずれかを用
いるとともに、前記赤色フィルタの600nmにおける
透過率が70%以上であることを特徴とするカラー液晶
表示装置。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、カラーフィルタにおけ
る青色着色剤の種類、ベース樹脂の光吸収特性、或い
は、光重合開始剤の光吸収特性を考慮するとともに、バ
ックライトに用いる青色蛍光体及び赤色蛍光体を考慮し
ているので、EBU規格の色再現範囲・色座標を獲得す
るとともに、高輝度を達成しているので、CRT並の色
再現範囲を有する大画面の高表示品質のカラー液晶表示
装置の実用化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の赤色フィルタの光
透過特性の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の赤色フィルタのR
座標及びY値の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の青色フィルタの光
透過特性の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のカラー液晶表示装
置の概略的部分断面図である。
【図6】液晶層厚dのバラツキによるW座標の変動特性
の説明図である。
【図7】TN方式の液晶表示装置におけるR,G,Bの
透過率のセル厚依存性の説明図である。
【図8】VA方式の液晶表示装置におけるR,G,Bの
透過率のセル厚依存性の説明図である。
【図9】VA方式の液晶表示装置における座標バラツキ
の説明図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態のカラー液晶表示
装置に用いるバックライトの発光スペクトルの説明図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるRGBW
座標の説明図である。
【図12】従来のバックライト型液晶表示装置の説明図
である。
【図13】従来の液晶パネルの概略的部分断面図であ
る。
【図14】従来のバックライトの発光スペクトルの説明
図である。
【図15】従来のカラーフィルタの光透過特性の説明図
である。
【図16】従来の赤色フィルタに用いる顔料の光透過特
性の説明図である。
【図17】従来の青色フィルタの特性の説明図である。
【図18】従来の改良型青色フィルタの特性の説明図で
ある。
【図19】従来の赤色フィルタのR座標及びY値の説明
図である。
【符号の説明】
11 CF基板 12 カラーフィルタ 13 青色フィルタ 14 緑色フィルタ 15 赤色フィルタ 16 保護膜 17 透明共通電極 18 配向制御膜 19 TFT基板 20 配向制御膜 21 液晶パネル 22 導光板 23 配光シート 24 反射板 25 拡散反射パターン層 26 ランプ 27 反射板 31 TFT基板 32 配向制御膜 33 液晶 41 CF基板 42 カラーフィルタ 43 青色フィルタ 44 緑色フィルタ 45 赤色フィルタ 46 透明共通電極 47 配向制御膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井ノ上 雄一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 柴崎 正和 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA02 BA24 BA45 BA47 BB02 BB37 BB42 2H091 FA02Y FA42Z FB02 KA10 LA16 5C094 AA08 AA10 BA03 BA43 CA19 CA24 ED03 JA01 JA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青、緑、及び、赤の3種類のフィルタを
    構成するベース樹脂自体の透過スペクトルが、前記少な
    くとも1種類のフィルタにおいて他のフィルタと異なっ
    ていることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 赤色フィルタに含まれる光重合開始剤に
    よる光吸収端が、青色フィルタ及び緑色フィルタに含ま
    れる光重合開始剤による光吸収端より長波長側に位置す
    ることを特徴とするカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 青、緑、及び、赤の3種類のカラーフィ
    ルタと、青色、緑色、及び、赤色の3波長域に発光ピー
    クを有するバックライトを備えたカラー液晶表示装置に
    おいて、前記青色フィルタの前記バックライトの500
    nm〜600nmの緑色領域における発光ピークの波長
    λG における透過率T(λG )が、 T(λG )<2.0% で、且つ、350nm〜500nmの青色領域における
    最大透過率Tmax が、 Tmax >80% であることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 上記青色フィルタに含有される着色剤
    は、染料のみであることを特徴とする請求項3記載のカ
    ラー液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 青、緑、及び、赤の3種類のカラーフィ
    ルタと、青色、緑色、及び、赤色の3波長域に発光ピー
    クを有するバックライトを備えたカラー液晶表示装置に
    おいて、前記バックライトの青色蛍光体として、Sr5
    (PO4 3Cl:Eu、或いは、Sr5 (PO4 3
    Cl:Euを主成分としBaMg2 Al1627との混合
    物のいずれかを用いるとともに、前記青色フィルタの4
    00nmにおける透過率が45%以下であることを特徴
    とするカラー液晶表示装置。
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