JP2000187231A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000187231A
JP2000187231A JP10366547A JP36654798A JP2000187231A JP 2000187231 A JP2000187231 A JP 2000187231A JP 10366547 A JP10366547 A JP 10366547A JP 36654798 A JP36654798 A JP 36654798A JP 2000187231 A JP2000187231 A JP 2000187231A
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Yuka Uchiumi
夕香 内海
Katsumi Kondo
克己 近藤
Tsunenori Yamamoto
恒典 山本
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】横電界方式のカラー液晶表示装置の画素ピッチ
に基づく駆動電圧増大の抑制、並びに、青画素の透過率
の減少。 【解決手段】横電界方式の液晶表示装置において、液晶
表示素子の一絵素のピッチWpによらず、画素を所定の
幅に構成し、青のカラーフィルタが形成された青画素の
表示面積Wdbが、緑および赤のカラーフィルタが形成
された赤画素および緑画素Wdのそれよりも広い液晶表
示素子が、xy座標において昼光条件であるC光源(0.
3101,0.3162)のx座標よりも小さい分光透過率特性を
有し、かつ、前記光源の発光特性は前記x座標よりも大
きい暖色系の色度を有し、白表示の際、液晶表示素子の
透過光色度がほぼ白色となるよう構成した液晶表示装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にほぼ平行に
電界を生じさせる液晶表示装置に係わり、特に、大画面
液晶表示装置の駆動電圧上昇を抑制した液晶表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶に印加する電界方向が基板面にほぼ
平行な方式として櫛歯電極対を用いた横電界(以下、横
電界方式と称する)の液晶表示装置が、特公昭63−2
1907号、USP4345249号、WO91/10
936号、特開平6−222397号および特開平6−
160878号等により提案されている。しかしなが
ら、これらの従来技術においては、開口率低下を生じる
ピッチに対する解決手段については、一切言及されてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】横電界方式では、基板
面にほぼ平行に電界を印加するため、表示画素部に液晶
を駆動するための不透明な電極を有する。液晶層に効果
的に電界を印加するためには、この電極幅と液晶層の厚
みは密接な関係があり、電極の幅を液晶層の厚みの1.
5倍以上とする必要があることが分かっている。
【0004】一方、液晶表示装置においては、画面サイ
ズ、画素数から一絵素のサイズが決定されるため、前記
電極幅を保持して画素を形成すると、電極と電極との距
離(電極間距離)、即ち、液晶が駆動する表示領域の幅
と、一画素内の表示領域の数(画素内分割数)には、図
18において細線72で示すように、開口率が低下する
ピッチが存在する。
【0005】なお、ここで画素とは一色のカラーフィル
タで構成される最小単位を指し、絵素とは使用される各
色の画素を含む表示の最小単位を指す。
【0006】横電界方式においては、表示画素部に不透
明な電極を有するので、従来の透明電極を用いた電界を
基板表面にほぼ垂直に印加する、縦電界方式に比べ開口
率の低下が大きく、明状態での明るさが低下すると云う
問題がある。
【0007】しかし、開口率を補償しようとして電極幅
を細くすれば、液晶層に印加される実効的な電界が低下
し、また、一画素の分割数を少なくして電極間距離大き
くとり補償しようとすると、液晶の駆動電圧が増大し通
常のドライバでの駆動ができないと云う問題が生ずる。
【0008】これを解決するため高耐圧ドライバを用い
ると、コストアップとなるので好ましくない。つまり、
横電界方式の液晶表示装置では、その原理上、画素ピッ
チ、画面サイズを任意に設定しにくいと云う問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、横電界方式の液晶表示装
置特有の課題である開口率低下につながる画素ピッチに
おいて、開口率低下を抑制し、かつ、良好な画質を与え
る横電界方式の液晶表示装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0011】〔1〕 一対の基板と、該基板間に挟持さ
れた液晶層とを有し、前記一対の基板の一方の基板に
は、該基板に対して平行な電界を印加できる複数の線状
電極を備えた液晶表示素子と、該液晶表示素子の一方の
面に設けられた光源を有する液晶表示装置において、前
記複数の線状電極で形成された表示領域の幅が所定の幅
(液晶表示素子の画面サイズと画素数とで決定される一
絵素のピッチによらず)となるように構成し、前記表示
領域が青、緑および赤のカラーフィルタを有し、青のカ
ラーフィルタが形成された青画素の表示面積は、緑また
は赤のカラーフィルタが形成された赤画素または緑画素
の表示面積よりも広く形成され、前記液晶表示素子は、
xy座標において昼光条件であるC光源(0.310
1、0.3162)のx座標よりも小さい分光透過率特
性を有し、かつ、前記光源は、前記C光源のx座標より
も大きい暖色系の色度の発光特性を有し、白表示の際の
前記光源が、前記液晶表示素子の透過光の色度がほぼ白
色となるよう構成した液晶表示装置にある。
【0012】〔2〕 前記複数の線状電極で形成された
表示領域の幅が所定の値となるように構成し、前記表示
領域が青、緑および赤のカラーフィルタを有し、前記青
のカラーフィルタの分光透過率のピークが前記緑のカラ
ーフィルタの分光透過率ピークよりも高くなるよう形成
され、青のカラーフィルタが形成された青画素の表示面
積は、緑または赤のカラーフィルタが形成された表示面
積よりも広く形成され、前記液晶表示素子は、xy座標
において昼光条件であるC光源(0.3101、0.31
62)のx座標よりも小さい分光透過率特性を有し、か
つ、前記光源は、前記C光源のx座標よりも大きい暖色
系の色度の発光特性を有し、白表示の際の前記光源が、
前記液晶表示素子の透過光の色度がほぼ白色となるよう
構成した液晶表示装置にある。
【0013】〔3〕 前記青画素,緑画素および赤画素
の少なくとも一つが、2個以上に分割されている前記の
液晶表示装置にある。
【0014】〔4〕 前記青画素,緑画素および赤画素
から構成される一絵素は、2つの青画素、1つの緑画素
または1つの赤画素から構成されている前記の液晶表示
装置にある。
【0015】〔5〕 前記緑画素または赤画素内におけ
る分割数が4個の場合、前記青画素の分割数を6個また
は8個とし、前記緑画素または赤画素内における前記分
割数が2個の場合、前記青画素の分割数を4個とする前
記〔3〕に記載の液晶表示装置にある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明では、具体的には図1に示
すように、一画素内の電極間距離ldを、用いる液晶材
料、電極40の幅から決まる最適値として、一画素の幅
Wdを決定する。なお、緑および赤画素の幅をWdとす
る。
【0017】一方、画面サイズと画素数から、一絵素
〔青(B)+緑(G)+赤(R)〕Wpが決定されるの
で、青画素の幅WdbをWd+(Wp−3×Wd)とする
ことにより、所望の画面サイズ、画素数の液晶表示装置
を得ることができる。ただし、Wd、Wp、Wdbに
は、ブラックマトリクス22の幅も含まれている。
【0018】また、一画素内の電極間距離ldは、用い
る液晶材料、電極40の幅で決まる最適値とし、一画素
の幅Wdを決定する。Wdb=(Wp−3×Wd)が成り
立つ画面サイズ、画素数を有する液晶表示装置では、青
画素の幅Wdb=Wdとし、一絵素を青画素2、緑画素
1、赤画素1の合計4画素から構成してもよい。
【0019】また、図11に示すように、一画素内に形
成する電極間に形成される表示領域17が2つで構成さ
れるように、一つの画素を2個以上に分割することで、
所望の画面サイズ、画素数を有する液晶表示装置として
もよい。このとき、青画素の幅Wdbは、分割した画素
の幅をWs、一つの画素がn個の分割した画素から成
り、(Ws×n)+〔Wp−3×(n×Ws)〕のように構
成してもよい。
【0020】以上の構成により、横電界方式液晶表示装
置において、図18の太線73で示すように、開口率が
低下するピッチにおいても、開口率低下を抑制すること
ができる。これにより、良好なホワイトバランスで大画
面、高精細な横電界方式液晶表示装置を達成することが
できる。なお、本構成では、面積を広くする画素を青画
素に限ったが、これは以下に述べる理由による。
【0021】横電界方式液晶表示装置における有効な表
示モードは複屈折モードであるため、透過率Tは一般
に、次式〔1〕で表せる。
【0022】
【数1】 T=T0・sin22θ・sin2〔(π・deff・Δn)/λ〕 …〔1〕 ここで、T0は係数で主として液晶表示素子に使用され
る偏光板の透過率で決まる数値、θは液晶層の実効的な
光軸と偏光透過軸の成す角度、deffは液晶層の実効的な
厚さ、Δnは液晶の屈折率異方性、λは光の波長を表
す。
【0023】また、ここで液晶層の実効的な暑さdeffと
液晶の屈折率異方性Δnの積、即ち、deff・Δnをリタ
デーションと云う。
【0024】なお、ここでの液晶層の厚さdeffは、液晶
層全体の厚さではなく、電圧が印加されたとき、実際に
配向方向を変える液晶層の厚さだけを指す。何故なら、
液晶層の界面近傍の液晶分子は、界面でのアンカリング
により、電圧が印加されてもその配向方向を変えないか
らである。
【0025】従って、基板によって挟持された液晶層全
体の厚さをdLCとすると、この厚さdLCとdeffの間に
は、常にdeff<dLCの関係があり、その差は液晶表示素
子に用いる液晶材料と、液晶層と接する界面、例えば配
向膜の材料によっても異なり、概ね20〜40μm程度
と見積もることができる。
【0026】上記の式〔1〕から明らかなように、液晶
表示素子の透過率は、ある特定の波長(ピーク波長)に
おいて最大値をとり、このピーク波長はリタデーショ
ン、即ち、液晶層の厚みdeffと液晶の屈折率異方性Δn
の値に依存する。従って、ピーク波長近傍を主波長とす
る色を帯びた表示となる。
【0027】零次のリタデーションで、ピーク波長を視
感度最大波長である555nmとする、即ち、(π×d
Δn/555)=π/2、となる条件を満たすことが一
つの解である。但し、この場合図14に示すように、ピ
ーク波長(555nm)の短波長側では急激に透過率が
減少し、長波長側では緩やかに減少するため、白を表示
すると黄色みを帯びる。つまり、青画素における透過率
が他の画素に比べ低くなってしまうのである。
【0028】本構成によれば、横電界方式の液晶表示装
置の透過率に特有な短波長領域の透過率低下、即ち、青
の透過率低下を改善でき、良好なホワイトバランスを容
易に達成することができる。
【0029】また、色彩の心理的作用として、後退・収
縮色である青は、同一面積であっても緑や赤よりも小さ
く見えてしまう。このことは、例えば、青のラインを表
示させると細く見えたりする等、観察者に違和感を与え
る要因となる。本構成によれば、後退・収縮色の影響を
減じることができ、心理的にも良好な画質となる効果が
期待できる。
【0030】また、本構成において、青の透過率減少の
補償以上に青画素面積を大とした場合には、液晶表示素
子は寒色系の色調を有することになる。この場合には、
暖色系の色度を有する光源を用いればよい。
【0031】ここで暖色系とは、標準のC光源の「白」
に対して、黄色やオレンジ色等の赤みを感じさせる色相
のものを指す。一方、寒色系とは、標準のC光源の
「白」に対して、青みを感じさせる色相のものを指す。
【0032】C光源のxy色度座標(0.3101,0.
3161)に対して、x座標の値が小さくなると青みが
増して行き、x座標の値が大きくなると赤みが増して行
くので、概ねx座標が0.3以下であれば寒色系、0.3
2以上であれば暖色系と分類できる。
【0033】なお、y座標の値が大きくなって行くと緑
の色調を帯びるようになるが、一般に、青色の領域では
僅かの色度図上の差が検出されるのに対し、緑色の領域
ではかなりの距離がないと、その差は認識されにくい。
このことから、y座標の値に関しては、寒色系の液晶表
示素子に対しても、暖色系のバックライトに対しても、
概ね0.35以下であればよい。つまり、液晶表示装置
としたときの色度座標が、x座標0.31±0.01、y
座標0.33±0.02の範囲にあれば、ホワイトバラン
スが良好なものと云うことができる。
【0034】暖色系の光源は短波長側の透過率が低く、
寒色系の液晶表示素子は長波長側の透過率が低いので、
これらを組み合わせることにより、可視光領域の光をほ
ぼ均一に透過させるようにして、液晶表示装置としての
表示を標準のC光源の「白」に近づけることができる。
【0035】本構成により、消費電力低減の効果が期待
でき、以下にその理由を説明する。暖色系の蛍光管は寒
色系の蛍光管に比べ、同じ輝度を得るのに低消費電力で
よい。一般に、色温度6000Kの蛍光管の消費電力を
100とすると、同じ輝度を得るために必要な消費電力
は、8000Kでは105%、10000Kでは110
%、4000Kでは逆に95%となる。
【0036】例えば、黄色みを帯びた色度図上でx座標
の値が0.32付近にある液晶表示素子には、少なくと
も標準の光であるC光源(白色)の色温度6770Kよ
りも色温度が高い蛍光管を用いる。そして、さらに色を
補償するには、10000K以上の蛍光管を光源とする
ことが望ましい。
【0037】例えば、横電界方式液晶表示装置の光源と
して、8700Kの蛍光管では20Wの消費電力が必要
なとき、色温度10000Kの蛍光管を用いると、必要
な消費電力は20.6Wとなる。一方、6000Kの蛍
光管では18.7W、4000Kでは17.9Wの消費電
力でよい。
【0038】一方、暖色系の光源においては、同じ消費
電力で高い輝度を得ることが可能となる。この関係は消
費電力の場合と同様、20Wの消費電力で8700Kの
蛍光管を用いた場合の輝度に対し、色温度10000K
の蛍光管を用いると輝度は約3%低下し、6000Kの
蛍光管を用いれば約6.5%、4000Kでは10%強
の輝度向上が期待できる。従って、本発明の構成によ
り、良好な表示品質である液晶表示装置を達成できる。
【0039】暖色系の光源は、蛍光体の種類と混合比と
を変えることで得られる。狭帯域発光体型蛍光管の場
合、450〜490nmに発光ピークを有する3Ca
3(PO4)2・Ca(F,Cl)2:Sb3+,Sr10(PO4)6
Cl2:Eu2+,(Sr,Ca)10(PO4)612:Eu
2+,(Sr,Ca)10(PO4)6Cl2・nB23:Eu
2+,(Ba,Ca,Mg)10(PO4)6Cl2:Eu2+,S
227:Sn2+,Ba227:Ti4+,2SrO・
0.84P25・0.16B23:Eu2+,MgWO4
BaAl813:Eu2+,BaMg2Al1627:Eu
2+,BaMg2Al1627:Eu2+Mn2+,SrMgA
1017:Eu2+Mn2+,SrMgAl1017:Eu
2+、等の蛍光体と、540〜550nmに発光ピークを
有するLaPO4:Ce3+,Tb3+,LaO3・0.2S
iO2・0.9P25:Ce3+,Tb3+,Y2SiO 5:C
3+,Tb3+,CeMgAl1119:Tb3+,GdMg
510:Ce3+,Tb3+,等の蛍光体と、610nm
付近に発光ピークを有する、(Sr,Mg)3(PO4)2
Sn2+,CaSiO3:Pb2+,Mn2+,Y23:Eu3
+,Y(P,V)O4:Eu3+等の蛍光体を混合して作られ
る。
【0040】これらの混合比を変えることで、各発光領
域における発光ピークの相対強度を制御し、種々の色温
度を有する蛍光管が実現可能である。色温度が低い暖色
系の蛍光管を得るためには、610nm付近に発光ピー
クを有する蛍光体の混合比率を増大すればよい。
【0041】電界方向に対する、偏光板の偏光透過軸の
成す角φP、界面近傍での液晶分子長軸(光学軸)方向
の成す角φLCの定義を図2に示す。
【0042】偏光板および液晶界面はそれぞれ上下に一
対あるので、必要に応じてφP1、φP2、φLC1、φLC2
表記する。
【0043】図3(a),(b)は、横電界方式液晶表
示素子の1画素内での液晶の動作を示す模式側断面図
を、そして、図3(c),(d)はその正面模式図であ
る。
【0044】電圧無印加時の素子側断面図を図3(a)
に、その時の正面図を図3(c)に示す。透明な一対の
基板の内側に線状の電極1,3,4が形成され、その上
に配向制御膜5が塗布形成後、配向処理されている。そ
の間には液晶組成物が挟持されている。
【0045】液晶分子6は、電界無印加時には45度<
|φLC|≦90度となるように配向されている。ここで
は、上下界面上での液晶分子が平行、即ち、φLC1=φ
LC2を例に説明する。液晶組成物の誘電率異方性は正を
想定している。
【0046】電界9を印加すると、図3(b),(d)
に示すように電界方向に液晶分子6がその向きを変え
る。偏光板8を偏光板透過軸11の方向に配置すること
で、電界印加によって光透過率を変化させることが可能
となる。なお、液晶組成物の誘電率異方性は負であって
も問題ない。その場合には初期配向状態を0度<|φLC
|<45度となるように配向させる。
【0047】基板として厚みが0.7mmのガラス基板
を2枚用い、これらの一方の基板上に薄膜トランジスタ
を形成し、さらにその表面に絶縁膜、および配向膜を形
成する。薄膜トランジスタを形成した基板と相対向する
基板上に、図7に示すカラーフィルタ24を設ける。本
実施例では薄膜トランジスタを形成する基板とカラーフ
ィルタを形成する基板とを相対向させたが、同一基板上
に形成してもよい。
【0048】また、本実施例では、配向膜としてポリイ
ミドを用い、液晶を配向させるためのラビング処理を行
う。他方の基板上にも同様に配向膜を形成し、ラビング
処理する。なお、偏光照射により液晶配向能を付与させ
ることができる配向膜を用いることもできる。
【0049】上下界面上でのラビング方向は互いにほぼ
平行で、かつ、印加電界方向との成す角度を75度(φ
LC1=φLC2=75度)とする。これら両基板間に誘電率
異方性が正でその値が12.0であり、屈折率異方性が
0.079(589nm、20℃)のネマティック液晶
組成物を封入する。セルギャップdは球形のポリマービ
ーズを基板間に分散して挟持し、液晶を封入した状態で
3.8μm、Δn・dは0.3μmである。
【0050】2枚の偏光板で一対の基板を挟み、一方の
偏光板の吸収軸をφP1=75度に設定し、他方をφP2
−15度とする。
【0051】図1は、本実施例における液晶表示装置の
一絵素の概略を示す模式断面図である。青画素の表示面
積は、緑画素および赤画素よりも広く形成した。画面サ
イズ、画素数によらず、電極間距離を駆動電圧、開口率
の点から最適値を保持させるためである。これにより、
駆動電圧の増大を抑制できる。
【0052】また、これにより、例えば、本実施例の一
絵素の明るさ効果を示す図15の実線71(青画素の表
示領域17を大きくした場合)で示す透過率特性を得る
ことができる。3つの各画素の表示面積が等しい場合に
は、図15の破線70となる。このように、短波長領域
の透過率を増大することができる。
【0053】図17に本発明の効果の一例を示す。3画
素の面積が等しい場合の液晶表示素子の色度座標70’
では、C光源座標よりも赤みを帯びている。青画素の面
積を大とすることにより、青の透過率減少を解消でき、
例えば、色度座標71’(青画素の表示領域17を大き
くした場合の白表示の色度座標)となる。
【0054】上記では青の透過率が強くなった例を示し
たが、光源を暖色系光源80とすることで、実際に得ら
れる色度座標90となり、ほぼC光源に近い。従って、
良好なホワイトバランスであることが分かる。
【0055】図8に本発明の液晶表示装置の光源部の一
例を示す。光源30、導光体32、拡散板33、プリズ
ムシート34から構成されるエッジライト型バックライ
トユニットで構成される。
【0056】この構成により、良好な画質を有する液晶
表示装置を達成できる。なお、横電界方式液晶表示装置
においては、視野角が広いと云う特長を有するので、プ
リズムシートを用いない構成には、この特長をより効果
的とすることができる。
【0057】
【実施例】〔実施例 1〕図1は、横電界方式液晶表示
素子において、側面と上方から見た一絵素を示す模式図
である。なお、アクティブ素子、走査配線、信号配線、
共通電極等は省略した。第一基板51と第二基板52に
より液晶層50が挟持されている。
【0058】また、図4の単位画素内での電極構造に示
すように、第一基板51には複数の走査電極12と、そ
れらとマトリクス状に交差する複数の信号電極3と、そ
れらの交点に対応して形成された複数の薄膜トランジス
タ14と、それらの複数の薄膜トランジスタに接続さ
れ、信号電極3の配線方向と同一方向に延びた液晶を駆
動するための駆動電極部を有する画素電極4とを有して
いる。
【0059】さらに、画素電極4の複数の駆動電極部の
それぞれの間と、該画素電極4の駆動電極部と対応した
信号電極3との間に、画素電極4並びに信号電極3の配
線方向と同一方向(図4の縦方向)に延びた共通電極1
が形成されている。なお、図1の線状電極40は、上記
画素電極4と共通電極1の駆動電極部を表示したもので
ある。
【0060】また、前記第二基板52には、カラー表示
を行うためのカラーフィルタ24が形成されている。カ
ラーフィルタ24は青画素(B)の面積が、緑画素
(G)、赤画素(R)よりも広く(本実施例ではその幅
WdbがWdの1.5倍)形成されている。
【0061】図4は、本実施例における青画素内での電
極構造を示す図であり、図5は、本実施例における緑画
素、および、赤画素内での電極構造を示す図である。
【0062】なお、図4,5共に横電界方式液晶表示素
子の単位画素部分の基板面に垂直な方向から見た正面図
と、該正面図のX−X’側断面図およびY−Y’側断面
図を示した。
【0063】薄膜トランジスタ14は、画素電極(ソー
ス電極)4、信号電極(ドレイン電極)3、走査電極
(ゲート電極)12、および、アモルファスシリコン1
3で構成されている。
【0064】ここで、共通電極1と走査電極12、およ
び、信号電極3と画素電極4は、それぞれ同一の金属層
をパターン化して形成した。また、容量16は、2本の
共通電極1の間を結合する領域において、画素電極4と
共通電極1で絶縁保護膜2を介して形成されている。
【0065】次に、図4により各電極幅について説明す
ると、複数画素にまたがるように形成された走査電極1
2,信号電極3,共通電極1の走査電極部の配線方向
(図4中、横方向)の幅は、それぞれ10μm、8μ
m、8μmである。
【0066】一方、一画素単位で独立に形成した画素電
極4、および、共通電極1の長手方向(図4中、縦方
向)に延びた部分(液晶の駆動電極)の幅は、それぞれ
6μmである。上記の画素電極4と共通電極1によって
電圧が印加される表示領域17は、11.8μmであ
る。
【0067】このように青画素は図4に示した電極構造
を、また、緑画素および赤画素が図5に示した電極構造
を有すると、共通電極1と画素電極4によって電圧が印
加される表示領域17の、青,緑,赤の一絵素における
合計表示面積比は6:4:4となる。
【0068】図1のブラックマトリクス22は、例え
ば、本発明の他の一実施例におけるカラーフィルタ24
の構成を示す図7のように、対向する第二基板52側に
カラーフィルタ24と共に設ける。なお、図1では、保
護膜の表示を省略したが、カラーフィルタ24と配向膜
(表示省略)の間に形成してもよい。
【0069】また、本実施例ではカラーフィルタの色度
座標は、青が(0.136、0.165)、緑が(0.2
98、0.565)、赤が(0.588、0.337)で
ある。
【0070】次に、図6は液晶表示装置の駆動回路の一
例で、アクティブマトリクス型液晶表示素子23には駆
動LSIが接続され、その電極群を付設したTFT(薄
膜トランジスタ)基板上に垂直走査回路20、映像信号
回路21、共通電極駆動回路26が接続されている。
【0071】そして、電源回路(図示省略)およびコン
トローラ19から走査信号電圧、映像信号電圧、タイミ
ング信号が供給され、アクティブマトリクス駆動による
表示動作が行われる。
【0072】本実施例により、一絵素のピッチが0.2
97mmである対角15.0インチ、耐圧が5Vのドラ
イバを用いてXGAの横電界方式液晶表示装置を得るこ
とができる。これは表示領域17の幅を11.8μmと
することで、駆動電圧の増大を防止できたためである。
このように形成した液晶表示装置の分解構成斜視図の一
例を図13に示す。
【0073】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.283、0.335)であり、バックライトには5
800Kである蛍光管を用いた。これにより液晶表示装
置としたときの色度座標は(0.309、0.327)と
なり、良好なホワイトバランスを達成できた。また、青
画素の後退・収縮感も抑制することができた。
【0074】〔実施例 2〕実施例1と構成が異なる点
は、図11に示すように画素を分割構成したことにあ
る。これにより、画面サイズ、画素数から決定される画
素ピッチに対する自由度を増大することができる。
【0075】次に、本実施例における電極幅について説
明する。走査電極12、信号電極3、共通電極1の走査
電極部の配線方向(図11中、横方向)の幅は、それぞ
れ10μm、8μm、4μmであり、信号電極3、画素
電極4、および、共通電極1の幅(図11中、縦方向)
は、それぞれ6μm、6μm、6μmである。
【0076】従って、画素電極4と共通電極1によって
電圧が印加される表示領域17は、11.5μmであ
る。また、本実施例では共通電極1をITO(Indium
Tin Oxide)で形成し、該共通電極1上も表示に寄与
する領域となる。
【0077】本実施例では、緑画素および赤画素を二つ
に分割(図11参照)し、青画素は三つに分割形成し
た。これにより、青画素,緑画素および赤画素の一絵素
における合計表示面積比は6:4:4となる。
【0078】本実施例により、駆動電圧の上昇を抑制
し、一絵素のピッチ(図1のWp)が0.288mmで
ある対角18.0インチ、SXGAの横電界方式液晶表
示装置を得ることができた。
【0079】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.279、0.332)であり、バックライトには色
温度4703Kの蛍光管を用いた。これにより液晶表示
装置としたときの色度座標は(0.310、0.333)
となり、ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を得
た。また、本実施例における液晶表示装置の光源部に必
要な消費電力は20Wであった。
【0080】〔実施例 3〕実施例1と異なる点は青画
素を図12に示す構造、緑画素および赤画素を図5に示
す構造とした点である。電極幅は実施例1と同じで、駆
動電圧の上昇を抑制できた。青,緑および赤の一絵素に
おける合計表示面積比は、ほぼ8:4:4である。
【0081】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.250、0.302)であり、バックライトには色
温度4300Kの蛍光管を用いた。これにより液晶表示
装置としたときの色度座標は(0.305、0.318)
となり、ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を得
た。また、本実施例における液晶表示装置の光源部に必
要な消費電力は19.5Wであった。
【0082】〔比較例 1〕実施例1と異なる構成は、
青、緑および赤の各画素が同一の構成を有する点にあ
る。各電極幅は実施例1と同様であるが、表示領域17
の幅は14.5μmである。従って、駆動電圧が増大し
たため、耐圧15Vのドライバを使用した。
【0083】また、本比較例による液晶表示素子の色度
座標は(0.319、0.370)であり、若干オレンジ
色の色調を示した。よって、バックライトには色温度1
1000Kである寒色系の蛍光管を用いた。従って、本
液晶表示装置の光源部に必要な消費電力は22Wと本発
明のものよりも高くなった。
【0084】〔実施例 4〕実施例1と異なる点は、液
晶層の厚みが3.6μmであり、Δn・dが0.28μm
である点と、画素電極構造が青画素は図9、緑画素およ
び赤画素は図10に示す構成とした点である。電極幅、
表示領域の幅は実施例1と同様にしたので、駆動電圧の
増大は抑制できる。
【0085】これにより、青,緑および赤の一絵素にお
ける合計表示面積比はほぼ6:4:4となる。
【0086】また、Δn・dを実施例1よりも低減した
ことにより、本構成の液晶表示装置においては、分光透
過率特性のピーク波長が短波長領域に存在し、青の透過
率減少を補償する構成となっている。従って、液晶表示
素子本来の分光透過率を改善できるので、より色温度が
低い蛍光管を用いることができので低消費電力化を図る
ことができる。
【0087】一方、分光透過率特性のピーク波長を青の
領域に近づけることができるので、液晶表示素子のギャ
ップ変動によって、最も透過率変動が激しい青の透過光
変動を抑制できる効果がある。
【0088】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.268、0.332)であり、バックライトには色
温度4907Kである蛍光管を用いた。これにより液晶
表示装置としたときの色度座標は(0.308、0.32
8)となり、ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を
得た。また、本実施例における液晶表示装置の光源部に
必要な消費電力は約21Wであった。
【0089】〔実施例 5〕実施例1と異なる点は、液
晶層の厚みが3.1μmであり、Δn・dが0.24μm
である点にある。但し、電極幅、表示領域の幅は実施例
1と同様としたので、駆動電圧の増大は抑制できる。
【0090】これにより、青,緑および赤の一絵素にお
ける合計表示面積比はほぼ6:4:4となる。
【0091】本実施例の構成においては、ピーク波長を
青の領域に存在させることができ、ギャップ変動に伴う
青の透過率変動の抑制効果が大きく、色ムラ等の発生が
少ない、より良好な画質を有する液晶表示装置を得るこ
とができる。また、色温度が低い蛍光管を用いることが
できるので、低消費電力化の効果も大きい。
【0092】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.259、0.307)であり、バックライトには色
温度4300Kの蛍光管を用いた。これにより液晶表示
装置としたときの色度座標は(0.308、0.320)
となり、ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を得
た。また、本実施例における液晶表示装置の光源部に必
要な消費電力は19.5Wであった。
【0093】〔実施例 6〕本実施例においては、カラ
ーフィルタおよびTFTを形成する画素共に、青画素が
2個、緑画素が1個、赤画素が1個設け、一絵素が4つ
の画素で構成されるように形成した。
【0094】このときの青画素1個の画素構成は緑画
素、赤画素と同一であり、図4に示す画素構成とした。
本実施例においては各画素の容量を等しく構成できるた
め、TFTに対する負荷が少なくてすみ、各電極幅、表
示領域の幅は実施例1と同様にしたので、駆動電圧の増
大を抑制できた。
【0095】液晶層の厚みは4μmとし、Δn・dは
0.316とした。本実施例による液晶表示素子の色度
座標は(0.286、0.348)であり、バックライト
には色温度4907Kの蛍光管を用いた。これにより液
晶表示装置としたときの色度座標は(0.311、0.3
46)で、良好なホワイトバランスと、表示の面内均一
性に優れた液晶表示装置を得た。
【0096】通常の構成であれば、本実施例のリタデー
ションでは、青の透過率減少が大きく、色温度の低い蛍
光管と組み合わせることはできないが、本発明の画素構
成とすることで、青の透過率減少を補償し、かつ、寒色
系の色調とした液晶表示素子が得られる。本実施例にお
ける液晶表示装置の光源部に必要な消費電力は21Wで
あった。
【0097】〔実施例 7〕実施例6と異なる点は、液
晶層の厚みを3.3μmとし、Δn・dを0.26μmし
た点である。即ち、リタデーション低減の効果を得ら
れ、ギャップ変動に対する許容度を上げることができ、
より良好な画質を有する液晶表示装置を得ることができ
る。色温度が低い蛍光管による低消費電力の効果も期待
できる。
【0098】本実施例による液晶表示素子の色度座標は
(0.268、0.319)であり、バックライトには色
温度4703Kの蛍光管を用いた。これにより液晶表示
装置としたときの色度座標は(0.307、0.325)
となり、ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を得
た。また、本実施例における液晶表示装置の光源部に必
要な消費電力を22Wとした。これにより、色温度11
000Kの蛍光管よりも輝度が10%向上した。
【0099】〔実施例 8〕実施例1と異なる点は、カ
ラーフィルタの色度座標を、青が(0.149、0.17
8)、緑が(0.298、0.565)、赤が(0.63
0、0.333)とした点である。即ち、青の色純度を
若干下げて透過率を増大させ、赤の透過率を若干下げて
色純度を高くした。
【0100】これにより、液晶素子の色度座標は(0.
256、0.322)であり、バックライトには430
0Kの蛍光管を用いた。これにより、液晶表示装置とし
たときの色度座標は(0.309、0.333)となり、
ホワイトバランスの良好な液晶表示装置を得られた。ま
た、その光源部に必要な消費電力は19.5Wであっ
た。各電極幅、表示領域幅は実施例1と同様としたの
で、駆動電圧の増大を抑制できる。
【0101】図16の実線71(Δn・d=0.30μ
m,青画素の表示面積が大の場合)から、本実施例によ
る液晶素子の分光透過率特性において、カラーフィルタ
の分光透過率、並びに、画素面積の効果により、青画素
部の透過率減少を解消できることが分かる。なお、破線
70は、青,緑,赤の各画素の表示面積が等しいときの
分光特性である。
【0102】前記の実施例1〜8と比較例1における液
晶表示素子(パネル)の色度座標、用いたバックライト
の色温度、および、液晶表示装置の色度座標と、該液晶
表示装置のホワイトバランスと消費電力との関係を纏め
て表1に示す。
【0103】
【表1】
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、横電界方式液晶表示装
置における開口率が著しく低下する画素ピッチ範囲にお
いて、青画素の表示面積を緑画素および赤画素の表示面
積よりも大きくすることで、開口率低下が抑制でき、駆
動電圧の増大も抑制できる。
【0105】さらに、青画素部の透過率減少を解消で
き、バックライトとして色温度がC光源の色温度よりも
低い蛍光管の使用が可能となり、かつ、良好な色バラン
スを有する大画面液晶表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横電界方式の液晶表示素子の一絵素を
示す模式構成図である。
【図2】横電界方式の液晶表示素子の配向膜ラビング方
向と偏光板軸方向との関係の説明図である。
【図3】横電界方式の液晶表示素子の動作説明の模式図
である。
【図4】本発明の一実施例における単位画素内の電極構
造の模式図である。
【図5】本発明の一実施例における単位画素内の電極構
造の模式図である。
【図6】アクティブマトリクス方式の液晶表示装置の駆
動回路の一例を示す回路図である。
【図7】本発明の一実施例におけるカラーフィルタの構
成を示す模式図である。
【図8】横電界方式の液晶表示装置の構成を示す模式断
面図である。
【図9】本発明の一実施例における単位画素内での電極
構造を示す模式図である。
【図10】本発明の一実施例における単位画素内での電
極構造を示す模式図である。
【図11】本発明の一実施例における単位画素内での電
極構造を示す模式図である。
【図12】本発明の一実施例における単位画素内での電
極構造を示す模式図である。
【図13】本発明の一実施例における横電界方式の液晶
表示装置の構成を示す分解模式斜視図である。
【図14】横電界方式の液晶表示素子における分光透過
率の基本特性を示すグラフである。
【図15】本発明の一実施例における透過率の短波長領
域の増大効果を示すグラフである。
【図16】本発明の一実施例における透過率の短波長領
域の増大効果を示すグラフである。
【図17】本発明の一実施例における効果を表す図であ
る。
【図18】横電界方式液晶表示装置におけるピッチと開
口率の関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1…共通電極、2…ゲート絶縁膜、3…信号電極、4…
画素電極、5…配向膜、6…液晶分子、7…基板、8…
偏光板、9…電界、10…ラビング方向、11…偏光透
過軸、12…走査電極、13…アモルファスシリコン、
14…薄膜トランジスタ、16…容量、17…表示領
域、19…コントロール回路、20…垂直走査回路、2
1…映像信号回路、22…ブラックマトリクス、23…
アクティブマトリクス型液晶表示素子、24…カラーフ
ィルタ、25…保護膜兼平坦化膜、26…共通電極駆動
回路、27…絶縁膜、28…液晶素子、30…光源、3
1…ライトカバー、32…導光体、33…拡散板、34
…プリズムシート、35…バックライトユニット、40
…線状電極、50…液晶層、51…第一基板、52…第
二基板、60…シールドケース、61…液晶表示窓、6
2…液晶表示素子、63…反射板、64…インバータ回
路基板、65…下側ケース、70…青,緑,赤画素の表
示領域が等しい場合の分光特性、70’…青,緑および
赤の画素の表示領域が等しい場合の白表示の色度座標、
71…Δn・d=0.30μmの液晶表示素子の青画素
の表示領域を大とした場合の分光特性、71’…青の素
の表示領域が大きい場合の白表示の色度座標、72…従
来のピッチと開口率の関係、73…本発明のピッチと開
口率の関係、80…色温度4703Kの光源の色度座
標、90…Δn・d=0.30μmで青画素の表示面積
が大の液晶表示素子と色温度4703Kの光源を用いた
液晶表示装置の白表示の色度座標。
フロントページの続き (72)発明者 山本 恒典 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2H091 FA02Y FA21Z FA23Z FA32Z FA35Y FA42Z FD24 GA03 GA06 GA08 GA13 HA09 KA02 LA15 LA20 2H092 GA14 JA24 JB23 JB32 NA01 NA07 PA02 PA06 PA08 PA09 PA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、該基板間に挟持された液
    晶層とを有し、前記一対の基板の一方の基板には、該基
    板に対して平行な電界を印加できる複数の線状電極を備
    えた液晶表示素子と、該液晶表示素子の一方の面に設け
    られた光源を有する液晶表示装置において、 前記複数の線状電極で形成された表示領域の幅が所定の
    幅となるように構成し、 前記表示領域が青、緑および赤のカラーフィルタを有
    し、青のカラーフィルタが形成された青画素の表示面積
    は、緑または赤のカラーフィルタが形成された赤画素ま
    たは緑画素の表示面積よりも広く形成され、 前記液晶表示素子は、xy座標において昼光条件である
    C光源(0.3101、0.3162)のx座標よりも小
    さい分光透過率特性を有し、かつ、前記光源は、前記C
    光源のx座標よりも大きい暖色系の色度の発光特性を有
    し、 白表示の際の前記光源が、前記液晶表示素子の透過光の
    色度がほぼ白色となるよう構成したことを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板と、該基板間に挟持された液
    晶層とを有し、前記一対の基板の一方の基板には、該基
    板に対して平行な電界を印加できる複数の線状電極を備
    えた液晶表示素子と、該液晶表示素子の一方の面に設け
    られた光源を有する液晶表示装置において、 前記複数の線状電極で形成された表示領域の幅が所定の
    値となるように構成し、 前記表示領域が青、緑および赤のカラーフィルタを有
    し、前記青のカラーフィルタの分光透過率のピークが前
    記緑のカラーフィルタの分光透過率ピークよりも高くな
    るよう形成され、青のカラーフィルタが形成された青画
    素の表示面積は、緑または赤のカラーフィルタが形成さ
    れた表示面積よりも広く形成され、 前記液晶表示素子は、xy座標において昼光条件である
    C光源(0.3101、0.3162)のx座標よりも小
    さい分光透過率特性を有し、かつ、前記光源は、前記C
    光源のx座標よりも大きい暖色系の色度の発光特性を有
    し、 白表示の際の前記光源が、前記液晶表示素子の透過光の
    色度がほぼ白色となるよう構成したことを特徴とする液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記青画素,緑画素および赤画素の少な
    くとも一つが、2個以上に分割されている請求項1また
    は2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記青画素,緑画素および赤画素から構
    成される一絵素は、2つの青画素、1つの緑画素および
    1つの赤画素から構成されている請求項1または2に記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記緑画素または赤画素内における分割
    数が4個の場合、前記青画素の分割数を6個または8個
    とし、前記緑画素または赤画素内における前記分割数が
    2個の場合、前記青画素の分割数を4個とする請求項3
    に記載の液晶表示装置。
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