JP2002277870A - 液晶表示装置、表示装置 - Google Patents

液晶表示装置、表示装置

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JP2002277870A
JP2002277870A JP2001061120A JP2001061120A JP2002277870A JP 2002277870 A JP2002277870 A JP 2002277870A JP 2001061120 A JP2001061120 A JP 2001061120A JP 2001061120 A JP2001061120 A JP 2001061120A JP 2002277870 A JP2002277870 A JP 2002277870A
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color filter
liquid crystal
filter layer
crystal display
fluorescent tube
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JP2001061120A
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English (en)
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Akihiro Horibe
晃啓 堀部
Masaru Suzuki
優 鈴木
Takashi Fujita
崇 藤田
Naoya Kushida
直也 櫛田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高NTSC比を実現しつつ、十分な輝度を確
保することができるカラー液晶表示装置を得る。 【解決手段】 光源としての冷陰極蛍光管と、冷陰極蛍
光管からの光の透過を制御して、画像を表示する液晶表
示パネルとを有している液晶表示装置である。液晶表示
パネルは、赤、緑、そして青のカラーフィルタ層を有す
るカラーフィルタ基板と、TFTアレイ基板と、TFT
アレイ基板とカラーフィルタ基板との間に封入された液
晶材料とを有している。冷陰極蛍光管は3波長蛍光管で
あり、その緑の蛍光体としてZn2SiO4:Mnを利用
している。冷陰極蛍光管と前記カラーフィルタ層とは、
冷陰極蛍光管から前記カラーフィルタ層を通って出射し
た光の色再現領域が、NTSC比85%以上であるよう
に最適化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置及び液
晶表示装置に関するものであり、特に、光源からの光を
カラーフィルタ層を通して出射することによりカラー表
示を行う、表示装置及び液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータやテレビ等に使用さ
れる中・大型のディスプレイから、カーナビゲーション
や携帯電話に使用される小型のディスプレイに至るま
で、幅広い分野において液晶表示装置が利用されてい
る。液晶表示装置は、バックライト・ユニットと、液晶
表示パネルとを有している。液晶表示装置は、バックラ
イト・ユニットからの光を、液晶表示パネルがその透過
を制御することにより、画像の表示を行う。その中で、
表示特性の優秀さから、TFT(Thin Film Transisto
r)やMIM(Metal Insulator Metal)といったアクテ
ィブ素子を用いたアクティブ・マトリックス液晶表示装
置が注目を集めている。アクティブ・マトリックス液晶
表示装置は、通常、マトリックス状に配置されたアクテ
ィブ素子としてのTFTを有するTFTアレイ基板と、
TFTアレイ基板に対向する対向基板とを有し、その2
つの基板の間に液晶が封入されている。
【0003】液晶表示装置は複数の画素から構成される
表示領域を有し、各画素が表示電極とTFTを有する。
この表示電極によって液晶に電界を印加することによ
り、光の透過率を変化させて画像表示を行う。カラー液
晶表示装置においては、カラー表示を行うためのカラー
フィルタ層が、通常、対向基板に設けられる。カラーフ
ィルタ層は、赤(R)緑(G)青(B)の三色の層から
構成され、それらカラーフィルタ層の間にブラックマト
リックス層が形成されている。各カラーフィルタ層は所
定の波長範囲の光のみを透過することにより、所望の色
を表示する。各画素のそれぞれは、RGBいずれかの色
表示を行い、表示画面全体が、所望のカラー画像を表示
することができる。
【0004】液晶表示装置を含むカラー表示装置におい
ては、表示品位の観点から、2つの点が重要であること
が知られている。一つは表示装置の輝度であり、もう一
つは色の再現性の範囲である。高品位の表示を行うに
は、輝度が大きく、さらに、色の再現性の範囲が広いこ
とが必要とされる。特に、色の再現性の範囲において
は、その色再現性を、出きる限り、NTSC(National
Television system Committee)のカラーTV方式の三
原色想定色度座標に近づけることが求められている。つ
まり、NTSC比を100%に近づけることが理想とさ
れていた。ここで、NTSC比とは、色度座標系におけ
る、NTSCの色再現領域が形成する三角形の面積に対
する、表示装置の実現する色再現領域の三角形の面積の
比である。
【0005】しかし、従来の液晶表示装置においては、
NTSC比100%の色再現性を実現することは不可能
と考えられていた。これは、色再現性の範囲を広くする
ためには、カラーフィルタを非常に厚くするか、カラー
フィルタ層に含まれる感光性顔料の濃度を非常に大きく
しなければならなかったからである。カラーフィルタ層
の膜厚を大きくすることは、2つの問題を起こす。一つ
は、カラーフィルタ層の膜厚を大きくする(もしくは顔
料の濃度を大きくする)ことにより、光の透過率が大き
く減少し、十分な輝度を確保することができないという
問題があった。このため、一般に使用されている液晶表
示装置においては、輝度を確保するために、ノート型P
Cに使用されるLCDのNTSC比が40%程度、据え
置き型の液晶表示モニタのNTSC比は、およそ70%
が限界であった。
【0006】又、従来の蛍光管とカラーフィルタ層にお
いて、NTSC比を100%にするためには、実験の結
果、カラーフィルタ層の厚みが約8μm必要であった。
これは、実用的に製造できるカラーフィルタ層の限界を
超えるものである。もちろん顔料の濃度を大きくすれば
厚みを小さくできるが、カラーフィルタ層の基材(アク
リル等)の硬化させるために、顔料の濃度にも一定の制
限が存在する。又、ランプへの供給エネルギーを大きく
すればランプの輝度を上げることができるが、発熱や電
極の耐性の問題などにより、供給できるエネルギーにも
制限がある。従って、高NTSC比を実現し、かつ十分
な輝度を確保するためには、より発光効率の大きい蛍光
管が必要であると考えられていた。
【0007】図10は、従来のバックライト・ユニット
における、冷陰極蛍光管からの放射エネルギー・スペク
トルと、カラーフィルタ層の分光透過率を示すグラフで
ある。図のグラフは、NTSC比70%の従来の液晶表
示装置に相当する。図10において、X軸は光の波長で
ある。左のY軸は、ランプの放射エネルギー・スペクト
ルに対応し、その単位は任意単位である。右のY軸は、
カラーフィルタ層の透過率を示している。図の100
1、1002、及び1003は、それぞれ、青のカラー
フィルタ層の分光透過率、緑のカラーフィルタ層の分光
透過率、そして赤のカラーフィルタ層の分光透過率であ
る。
【0008】従来の液晶表示装置においては、バックラ
イト・ユニットの光源として、3波長蛍光管が使用され
ている。この蛍光管は、RGBに相当する光を発光する
3種類の蛍光体をその内面に塗布されている。バックラ
イト・ユニットは、この蛍光体を発光させることによ
り、光源(ランプ)からの光を得ている。従来の蛍光体
として広く利用されているものは以下の通りである。青
の蛍光体がBaMg2Al1627:Eu、緑の蛍光体が
LaPO4:Ce,Tb、赤の蛍光体がY23:Euな
どである。
【0009】図10は、3つの蛍光体、BaMg2Al
1627:Eu、LaPO4:Ce,Tb、Y23:Eu
の放射エネルギー・スペクトルを示している。図10に
おいて、1004、1005及ぶ1006は、それぞ
れ、青の蛍光体の放射エネルギー・スペクトル、緑の蛍
光体の放射エネルギー・スペクトル、そして赤の蛍光体
の放射エネルギー・スペクトルである。青の蛍光体は、
450nm付近にスペクトルの最大ピークを有してい
る。405及び435nm付近のピークは、蛍光管内に
封入されたHgの発光である。緑の蛍光体は、545n
m付近に最大ピークを有しており、さらに、490nm
付近、590nm付近、及び620nm付近にサブ・ピ
ークを有している。尚、580nm付近にはHgの発光
も認められる。赤の蛍光体は、610nm付近にメイン
ピークを有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、特に、従
来の緑の蛍光体の放射エネルギー・スペクトルに注目し
た。緑の蛍光体は、最大ピークのほかに、2つのサブピ
ークを有している。そして、短波長側のサブピークは、
青のカラーフィルタ層と緑のカラーフィルタ層の分光透
過率曲線が重なる波長領域のほぼ中心に位置している。
又、長波長側のサブピークは、緑のカラーフィルタ層と
赤のカラーフィルタ層の分光透過率曲線が重なる波長領
域のほぼ中心に位置している。これらサブピークのそれ
ぞれ光は、青カラーフィルタ層と緑カラーフィルタ層の
双方、又は、緑カラーフィルタ層と赤カラーフィルタ層
の双方から強く出射されるため、液晶表示装置の色純度
を阻害する大きな要因であると認識される。
【0011】従って、上記のサブピークを有さず、輝度
の大きな緑の蛍光体を使用することができれば、高NT
SC比、高輝度の液晶表示装置を得ることができると考
えられる。しかし、従来の緑の蛍光体よりも発光効率が
高く、上記のサブピークに相当する発光をしない蛍光体
は、これまで見出されていない。そこで、発明者らは、
さらに、カラーフィルタ層の透過率と膜厚(あるいは感
光性材料の量)との関係に着目した。カラーフィルタ層
の透過率は、その厚さに対して指数的に減少する。つま
り、Xの厚さのカラーフィルタの透過率がY%の時、2
Xの厚さのカラーフィルタ層の透過率は、Y2となる。
従って、カラーフィルタ層の厚みを大きくすることによ
って、輝度の減少率はますます大きくなる。以上のこと
は、感光性材料の濃度もしくは量についても当てはま
る。
【0012】図11は、従来のカラーフィルタ層と光源
としての冷陰極蛍光管において、カラーフィルタ層の厚
さを大きくすることによりNTSC比を大きくした場合
に、カラーフィルタ層を透過した光の輝度が減少する様
子を示したグラフである。図11において、Y軸は輝度
比をあらわし、単位は任意単位である。X軸は色再現領
域のNTSC比を示している。この図から理解されるよ
うに、NTSC比が増加するに従い輝度が減少してお
り、特に、NTSC比が約85%以上においては、その
輝度の減少率が大きく増加し、急激に輝度が減少するこ
とが分かる。
【0013】つまり、冷陰極管としての発光効率は小さ
くとも、カラーフィルタ層の厚さを従来の厚さよりも十
分に薄くできるのであれば、同じNTSC比を有する従
来の液晶表示装置よりも、カラーフィルタ層を透過する
光の輝度は、大きくすることができることを、発明者ら
は見出した。従って、本発明の一つの目的は、高NTS
C比を実現しつつ、十分な輝度を確保することができる
カラー表示装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】発明者らは、従来不可能
とされていた、高NTSC比、特に、NTSC比が約1
00%であり、かつ十分な輝度を確保できる液晶表示装
置を実現するために、鋭意研究を重ねた結果、以下の点
を見出した。高NTSC比において、表示装置の十分な
輝度を確保するためには、蛍光管自体の発光効率を高く
することに代えて、蛍光管の放射エネルギー・スペクト
ル分布、発光効率、そしてカラーフィルタ層の透過特性
の要素をバランスさせることが、極めて重要である。つ
まり、従来の蛍光管と比較してその発光効率は劣る蛍光
管であっても、表示装置のNTSC比が高い領域におい
ては、従来の液晶表示装置よりも大きな輝度を得ること
ができることを、発明者らは初めて見出した。
【0015】本発明における第1の態様は、光源として
の蛍光管と、蛍光管からの光の透過を制御して、画像を
表示する液晶表示パネルとを有している液晶表示装置で
ある。液晶表示パネルは、赤、緑、そして青のカラーフ
ィルタ層を有するカラーフィルタ基板と、カラーフィル
タ基板に対向する対向基板と、前記対向基板と前記カラ
ーフィルタ基板との間に封入された液晶材料とを有てい
る。蛍光管は、緑の蛍光体として、LaPO4:Ce,
Tbと比較して80%以下の発光効率を有する蛍光体を
有している。蛍光体の放射エネルギー・スペクトルの最
大ピークは、緑のカラーフィルタ層の分光透過領域内に
含まれている。さらに、蛍光体の放射エネルギー・スペ
クトルは、青と緑とのカラーフィルタ層の分光透過領域
が重なる波長領域内に、最大ピークと異なるサブピーク
を実質的に有していない。蛍光管と前記カラーフィルタ
層とは、蛍光管から前記カラーフィルタ層を通って出射
した光の色再現領域が、NTSC比85%以上である関
係を有する
【0016】蛍光体の放射エネルギー・スペクトルは、
緑のカラーフィルタ層と赤のカラーフィルタ層との分光
透過領域が重なる波長領域内に、最大ピークと異なるサ
ブピークを実質的に有していないことが好ましい。又、
緑の蛍光体の放射エネルギー・スペクトルの最大ピーク
の波長は、緑のカラーフィルタ層の最大透過率の90%
以上の透過率を有する波長領域内に含まれていることが
好ましい。あるいは、緑のカラーフィルタ層の光の最大
透過率は55%以上であり、青のカラーフィルタ層の光
の最大透過率は40%以上であることが好ましい。
【0017】本発明における第2の態様は、バックライ
ト・ユニットと、バックライト・ユニットからの光の透
過を制御して画像を表示する液晶表示パネルと、を有す
る液晶表示装置である。液晶表示パネルは、赤、緑、そ
して青のカラーフィルタ層を有するカラーフィルタ基板
と、カラーフィルタ基板に対向する対向基板と、対向基
板と前記カラーフィルタ基板との間に封入された液晶材
料とを有ている。バックライト・ユニットは複数の冷陰
極管を有しており、この複数の冷陰極管は、液晶表示パ
ネルの背面に配置され、Zn2SiO4:Mn、又は、3
(Ba,Mg,Eu,Mn)0.8Al23を、緑の蛍
光体として有する。この液晶表示装置は、さらに、複数
の冷陰極管と液晶表示パネルとの間に配置され、冷陰極
管からの光を拡散する拡散板を有する。
【0018】好ましくは、複数の冷陰極管とカラーフィ
ルタ層とは、複数の冷陰極管からカラーフィルタ層を通
って出射した光の色再現領域が、NTSC比85%以上
である関係を有する。
【0019】本発明における第3の態様は、3波長蛍光
管と、3波長蛍光管からの光の透過を制御する光学素子
と、赤、緑、そして青のカラーフィルタ層を有する基板
とを有している、表示装置である。3波長蛍光管は、
青、緑、そして、赤の光をそれぞれ放射する3種類の蛍
光体を有し、その発光効率が、BaMg2Al1627
Eu、LaPO4:Ce,Tb、Y23:Euを蛍光体
として有する3波長蛍光管の90%以下である。さら
に、青と緑のカラーフィルタ層の分光透過率曲線が交差
する波長における、3波長蛍光管の放射エネルギーは、
青の蛍光体の放射エネルギーの最大ピークの50%以下
である。3波長蛍光管とカラーフィルタ層とは、3波長
蛍光管からカラーフィルタ層を通って出射した光の色再
現領域が、NTSC比85%以上である関係を有する。
【0020】本発明における第4の態様は、Zn2Si
4:Mn、又は、3(Ba,Mg,Eu,Mn)0.
8Al23を、緑の蛍光体として有する蛍光管と、蛍光
管からの光の透過を制御する光学素子と、赤、緑、そし
て青のカラーフィルタ層を有する基板と、を有する表示
装置である。蛍光管とカラーフィルタ層とは、蛍光管か
らカラーフィルタ層を通って出射した光の色再現領域
が、NTSC比85%以上である関係を有する
【0021】好ましくは、カラーフィルタ層通って出射
した光の色再現領域が、NTSC比100%以上であ
る。好ましくは、緑の蛍光体の放射エネルギー・スペク
トルの最大ピークの波長は、緑のカラーフィルタ層の最
大透過率の90%以上の透過率を有する波長領域内に含
まる。、あるいは、緑のカラーフィルタ層の光の最大透
過率は55%以上であり、青のカラーフィルタ層の光の
最大透過率は40%以上であることが好ましい。表示装
置は、液晶表示装置とすることも可能である。この液晶
表示装置は、第1の透明基板と、第2の透明基板と、第
1及び第2の透明基板との間に封入された液晶材料を前
記光学素子として有する液晶表示パネルを有する。この
液晶表示パネルは、カラーフィルタ層と、マトリックス
状に配置された透明電極であって、液晶材料に電界を印
加する複数の画素電極とを有する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態として、液晶表示装置を例に説明する。本実施形態
は、高NTSC比の液晶表示装置において、従来の蛍光
体と比較して発光効率の小さい蛍光体を利用する。発光
効率が小さいランプであっても、高NTSC比の液晶表
示装置においては、従来のものよりも高輝度の液晶表示
装置を得ることができる。ここで発光効率とは、特定量
の電力(例えば1W)を供給した場合の、発光輝度であ
る。輝度の単位としては、光束の単位であるルーメン
(lm)が使用される。
【0023】図1は本発明の一実施形態である液晶表示
装置の斜視図である。各構成部品は分離した状態で示さ
れている。液晶表示装置101は、ベゼル102、液晶
表示パネル103及びバックライト・ユニット104か
らなり、バックライトユニット104は直下型面状光源
装置である。液晶表示パネル103が、バックライト・
ユニット104の光出射面から出射された光の透過量を
制御することにより、画像が表示される。
【0024】バックライト・ユニット104は、フロン
トフレーム105とリアフレーム106とを有し、これ
らの間に拡散板107が設置されている。リアフレーム
106内であって、拡散板107の裏面と対向する位置
に、光源としての複数の冷陰極蛍光管108が設置され
ている。冷陰極蛍光管108は、液晶表示パネル103
の背面に設置される。光源から発せられた光は、拡散板
107を通ってほぼ一様に拡散し、拡散板107の光出
射面から出射される。拡散板107は、フロントフレー
ム105とリアフレーム106との間に挟まれ、保持さ
れている。拡散板107はアクリルなどの樹脂で形成さ
れ、光源からの光の輝度を一様にする機能を有する。
【0025】複数の冷陰極蛍光管108は、両端がラン
プ保持部材109に固定されている。複数の冷陰極管が
使用されることにより、輝度を向上させる。ランプ保持
部材109はリアフレーム106の内面にネジによって
固定されている。リアフレーム106の内面には光反射
シートが張られており、冷陰極蛍光管108からの光を
有効に液晶パネル側に反射する。またリアフレームの底
面部の裏面には、冷陰極蛍光管108に接続される回路
基板110が設けられている。回路基板110は、DC
−DCコンバータやインバータ回路等の電源回路を含
む。
【0026】液晶表示パネル103はシール剤によって
固定された2つの透明基板を有し、基板の間には液晶材
料が封入されている。一つの基板はスイッチング素子が
マトリックス状に配置されたアレイ基板であり、もう一
方は、赤(R)緑(G)青(B)のカラーフィルタ層を
有するカラーフィルタ基板である。液晶表示パネル10
3は、スイッチング素子を有していないタイプのものも
ある。液晶表示パネル103は、フロントフレーム10
5に、弾性を有する両面テープによって固定されてい
る。アレイ基板の2つの側縁にTCP(tape carrier pa
ckage)111が、ACF(Anisotropic Conductive Fil
m)によって接続されている。通常、信号線用の複数の
ソース・ドライバICが、TFTアレイの1つの側に設
けられ、ゲート電圧を制御するゲート線用の複数のゲー
ト・ドライバICが、他の側に設けられる。TCP11
1は、配線が形成されたフィルム112と、フィルム1
12上に配置されたドライバIC113とを有してい
る。尚、ドライバICをアレイ基板上に直接設置するこ
とも可能である。
【0027】バックライト・ユニットとしては、上記の
直下型バックライト・ユニットの他に、サイドライト型
バックライト・ユニットがある。サイドライト型バック
ライト・ユニットは、一般に、導光板、反射シート、拡
散シート、集光機能を有するプリズム・シート、そして
光源としての冷陰極管を有している。冷陰極管は導光板
の側面に面して配置される。反射シートは、導光板の背
面に設置され、導光板の背面から出射した光を反射す
る。導光板のの上に通常、拡散シートが配置され、導光
板から出射した光を拡散し、均一化する。プリズム・シ
ートは拡散シートの上に配置され、入射した光を視野角
内に集光するように出射する。光源を出た光は導光板の
側面から導光板内に入射し、導光板内を伝播し、そして
導光板の上面から、拡散シートとプリズム・シートを介
して、液晶表示パネルに向かって出射する。
【0028】各画素は、ドライバIC113から入力さ
れるゲート電圧と、表示信号電圧に基づき、選択された
画素の液晶に、所定強度の電界を印加する。ソース・ド
ライバICから入力される電圧が、TFTのソース/ド
レインを介して表示電極に送られ、表示電極が液晶に電
界を印加する。この電圧を変えることにより液晶への印
加電圧を変化させることができ、液晶材料層における、
バックライト・ユニットからの光の透過率を制御する。
各画素は、RGBいずれかの色表示を行うので、画面全
体として、所望のカラー画像を表示することができる。
【0029】図2はTFT液晶表示パネル3の表示領域
の一部で、4つの画素を含む領域を示したものである。
図は、カラー・フィルタ基板201とTFTアレイ基板
202を有しており、これら基板はスペーサによって約
5μmの間隙をおいて配置され、この間隙に液晶材料が
封入される。カラー・フィルタ基板201は、透過光の
偏光を行う偏光板203、ガラス基板204、赤
(R)、青(B)、緑(G)の3色のカラー・フィルタ
層を備える。又、液晶に電界をかける表示電極としての
ITO(インジウム・スズ酸化物)透明電極薄膜層20
5を有している。カラーフィルタ層は、TFTアレイ基
板202上に形成することも可能である。
【0030】TFTアレイ基板202は、ITO透明表
示電極206、スイッチング素子としての薄膜トランジ
スタ(TFT)207、表示信号を伝送するデータ線2
08、ゲート電圧を制御するゲート線209、補助容量
210、ガラス基板211、透過光の偏向を行う偏向板
212を有している。両基板の内面には、液晶の配向を
行う配向膜が設けられている。尚、本形態はTN(Twis
ted Nematic)方式を説明しているが、1枚の基板上に
共通電極と表示電極とを有するIPS(In Plane Switc
hig)方式に本発明を適用することももちろん可能であ
る。
【0031】カラー・フィルタ層は、アクリルの基材に
顔料を分散させたものである。カラーフィルタ層として
は、このほかに、基材としてポリイミドやエポキシを利
用したり、感光性材料として顔料のほかに染料を使用す
るものなどがある。顔料の例としては、キクナリドン顔
料(赤)、ジスアゾイエロー(黄)、フタロシアニング
リーン(緑)、ジオキサンバイオレット、フタロシアニ
ンブルー等が知られており、これらを混合することによ
り、所望の色のカラーフィルタ層を得る。又、カラーフ
ィルタ層の製造方法としては、顔料分散法、染色法、電
着法など様々なものが知られている。これらは、既に広
く知られた技術であり、本明細書においては説明を省略
する。
【0032】本実施形態においては、従来の緑の蛍光体
に比較して発光効率が低いため、これまで表示装置の光
源として使用されることのなかった緑の蛍光体を利用す
る。発光効率の小さい蛍光体は、通常の使用において
は、液晶表示装置には不向きの蛍光体である。特に、液
晶表示装置は、カラー液晶表示装置において、光源から
の光の透過率が3〜6%程度と極めて小さいため、光源
の輝度は極めて重要な要素であるからである。
【0033】図3は、本発明において使用される緑の蛍
光体の一例である、Zn2SiO4:Mnの放射エネルギ
ー・スペクトルを示すグラフである。図3において、3
01はZn2SiO4:Mnの放射エネルギー・スペクト
ルであり、302は従来の蛍光体であるLaPO4:C
e,Tbの放射エネルギー・スペクトルである。図3
は、同じエネルギーを蛍光体に与えた場合の、放射エネ
ルギー・エネルギーの比を示している。X軸は光の波長
をあらわしている。Y軸はエネルギー比であり、単位は
任意単位である。Zn2SiO4:Mnは約530nmに
最大ピークを有しており、他の波長にはサブピークを有
していない。約405、435、545、580nmに
見られるピークは、冷陰極蛍光管に封入されているHg
の発光である。蛍光体の放射エネルギー・スペクトル
は、緑色のカラーフィルタ層の分光透過波長領域内にメ
インピークを有し、このほかにサブピークを有していな
いことが好ましい。尚、蛍光管は熱陰極管を使用するこ
とも可能である。しかし、発熱の問題を考慮すると、冷
陰極管が好ましい。又、蛍光管内に封入される気体とし
ては、HgのほかにAr、Ne等がある。LaPO4
Ce,Tbの放射エネルギー・スペクトルについては既
に説明を行っているので、ここでは説明を省略する。
【0034】図3から理解されるように、Zn2Si
4:Mnの発光効率は、LaPO4:Ce,Tbの発光
効率よりも小さく、それは、LaPO4:Ce,Tbの
発光効率のおよそ72%である。これは、同じ型の冷陰
極蛍光管に同量の蛍光体を塗布し、同じエネルギーの電
力を供給して、発光輝度を比較することにより得られ
る。蛍光体の発光効率は、大きけれ大きいほど良いが、
LaPO4:Ce,Tbと比較して80%以下の発光効
率を有する蛍光体であっても、カラーフィルタ層との間
で最適化を行うことにより、高NTSC比において、従
来液晶表示装置よりも輝度が大きく、十分な輝度を有す
る液晶表示装置を得ることができる。ただし、発光効率
は、LaPO4:Ce,Tbと比較して、好ましくは、
50%以上であり、約60%以上であることがさらに好
ましい。緑の蛍光体としては、Zn2SiO4:Mnの他
に、3(Ba,Mg,Eu,Mn)0.8Al23など
を利用することができる。
【0035】図4は、青と赤の蛍光体としては従来の、
BaMg2Al16O27:Eu、と、Y2O3:Euとを使
用し、緑の蛍光体として、Zn2SiO4:Mnを使用し
た冷陰極蛍光管と、緑の蛍光体としてLaPO4:C
e,Tbを使用した、従来の冷陰極管の発光スペクトル
を比較するグラフである。図4において、401は本形
態の冷陰極蛍光管の発光スペクトルであり、402が従
来の冷陰極蛍光管の発光スペクトルである。座標軸につ
いては、図3と同様である。尚、冷陰極蛍光管の発光ス
ペクトルは、各蛍光体の組成比を変えることによって、
ある程度変更することが可能である。
【0036】ランプとしての発光効率は、3つの蛍光体
の総合によって決まる。冷陰極蛍光管の発光効率は、従
来の蛍光体を有する冷陰極蛍光管と比較して、90%以
下のものであっても、カラーフィルタ層との間で最適化
を行うことにより、高NTSC比において、従来液晶表
示装置よりも輝度が大きく、十分な輝度を有する液晶表
示装置を得ることができる。ただし、発光効率は、従来
の冷陰極蛍光管と比較して、約75%以上であることが
好ましい。
【0037】図5は、緑の蛍光体の発行スペクトルとカ
ラーフィルタ層の透過率スペクトルとの関係を示す図で
ある。図5においては、X軸は光の波長である。左のY
軸は発光スペクトルのエネルギー比を示し、その単位は
任意単位である。右のY軸はカラーフィルタ層の透過率
である。このカラーフィルタ層は、本実施形態の冷陰極
蛍光管を使用して、NTSC比100%を実現するカラ
ーフィルタ層の透過率である。図において、501はZ
2SiO4:Mnの発光スペクトル、502はLaPO
4:Ce,Tbの発光スペクトルである。503、50
4、505は、それぞれ、青、緑、赤のカラーフィルタ
層の分光透過率である。
【0038】青のカラーフィルタ層503は、約465
nmに透過率のピークを有し、その透過率は約50%で
ある。又、透過率が約25%において、短波長側の波長
は約430、長波長側の波長は約490nmであり、半
値幅は約60nmである。緑のカラーフィルタ層504
は、約525nmに透過率のピークを有し、その透過率
は約70%である。又、透過率が約35%において、短
波長側の波長は約490nm、長波長側の波長は約57
0nmであり、半値幅は約80nmである。赤のカラー
フィルタ層505は、約580nmから長波長側の光を
透過する。700nmよりも長波長の領域は示されてい
ない。カラーフィルタ層の透過率スペクトルは、材料の
選択や各色の顔料の組成比の変更によって、小さい範囲
で変更することが可能である。
【0039】図5から理解されるように、本形態の緑蛍
光体の発光スペクトルは、緑のカラーフィルタ層504
の透過率ピークにほぼ一致する位置に最大ピークを有
し、それ以外のサブピークを有していない。緑の蛍光体
の最大ピーク波長は、緑のカラーフィルタ層の最大透過
率の90%以上の透過率を有する波長領域内に含まれて
いることが好ましい。青と緑のカラーフィルタ層の透過
率スペクトルが重なる波長領域と、赤と緑のカラーフィ
ルタ層の透過率スペクトルが重なる波長領域とに、サブ
ピークを有していないこと、あるいは、それらの領域に
大きなサブピークを有していないこと、は重要である。
【0040】特に、青と緑のカラーフィルタ層の透過率
スペクトルが重なる波長領域に大きなサブピークを有し
ていなことは重要である。一つには、青と緑のカラーフ
ィルタ層の分光透過率曲線が交差する点、すなわち、分
光透過率曲線が重なる領域内の最大透過率(2つのカラ
ーフィルタ層の透過率が同じ点)が大きいからである。
従来の緑の蛍光体においては、この最大透過率波長とサ
ブピークの波長がほぼ一致し、大きなエネルギー放射が
あったため、高NTSC比実現の大きな阻害要因となっ
ていた。従って、この透過率が最大の波長において、サ
ブピークの有無にかかわらず、緑蛍光体の放射エネルギ
ーが、青の蛍光体の最大ピークの20%以下が好まし
い。
【0041】図6は、本実施形態の冷陰極蛍光管と従来
の冷陰極蛍光管の発光スペクトルと、カラーフィルタ層
の分光透過率との関係を示す図である。このカラーフィ
ルタ層は、本実施形態の冷陰極蛍光管を使用して、NT
SC比100%を実現するカラーフィルタ層の透過率で
ある。青と緑のカラーフィルタ層の透過率スペクトルが
重なる波長領域に、発光スペクトルのサブピークがな
い。青と緑のカラーフィルタ層の分光透過率曲線が交差
する点における、蛍光管の放射エネルギーは、サブピー
クの有無にかかわらず、好ましくは、青の蛍光体の最大
ピークの50%以下であり、さらに好ましくは、40%
以下である。赤と緑のカラーフィルタ層の透過率スペク
トルが重なる波長領域には、赤の蛍光体のサブピークが
見られる。しかし、ピーク値が小さいこと、又、カラー
フィルタ層の透過率が約10%と小さいことから、高N
TSC比の実現に、大きく影響することがない。
【0042】図7は、カラーフィルタ層の分光透過率を
示している。図7において、各グラフは、透過率の大き
い順に、本形態の冷陰極蛍光管を使用しNTSC比を7
0%にした場合の分光透過率(New 070)、従来の冷陰
極管を使用しNTSC比を70%にした場合の分光透過
率(Current 070)、本形態の冷陰極蛍光管を使用しN
TSC比を100%にした場合の分光透過率(New 10
0)、従来の冷陰極管を使用しNTSC比を100%に
した場合の分光透過率(Current 100)である。各分光
透過率は、青(B)、緑(G)、赤(R)のカラーフィ
ルタ層を有している。従来の冷陰極蛍光管を使用した場
合には、NTSC比100%を実現するために、カラー
フィルタ層の透過率が大きく減少していることが認めら
れる。特に、青色カラーフィルタ層の最大透過率は30
%程度まで減少し、緑のカラーフィルタ層の最大透過率
は約50%に低下している。
【0043】一方、本形態の表示装置において、NTS
C比70%のカラーフィルタ層の透過率と、NTSC比
100%の透過率とを比較すると、その透過率の減少量
が小さい。NTSC比100%を実現するために、青の
カラーフィルタ層の最大透過率は約50%、緑のカラー
フィルタ層の最大透過率は約70%である。これは、本
形態の表示装置は、高NTSC比において、カラーフィ
ルタ層の透過率を大きく犠牲にすることがない範囲で、
冷陰極蛍光管とカラーフィルタ層とが組み合わされてい
ることを示している。カラーフィルタ層の透過率が急激
に減少する前に、NTSC比を100%まで上げること
ができていることが、その理由である。液晶表示装置と
しての十分な輝度を確保するためには、高NTSC比、
特に、NTSC比85%以上において、緑のカラーフィ
ルタ層の最大透過率が55%以上であることが望まし
い。又、青のカラーフィルタ層の最大透過率が40%以
上であることが好ましい。より透過率を小さくするに
は、カラーフィルタ層の膜厚を大きくしなければなら
ず、量産性の観点において問題が生ずるからである。
【0044】図8は、従来の液晶表示装置と、本実施形
態の液晶表示装置との間において、NTSC比に対する
輝度変化を説明するグラフである。X軸はNTSC比を
示しており、Y軸は輝度比を示している。図8におい
て、801は従来の液晶表示装置の輝度を示し、802
は本形態の液晶表示装置の輝度を示している。Y軸の単
位は任意単位である。NTSC比が小さい領域、例え
ば、NTSC比70%においては、従来の液晶表示装置
が、本実施形態より大きい輝度を実現している。しか
し、高NTSC比の領域、つまりNTSC比85%以上
の領域においては、本実施形態の液晶表示装置の方が、
従来の液晶表示装置よりも、その輝度が大きいことが認
識される。つまり、本実施形態の冷陰極蛍光管の輝度
が、従来の冷陰極蛍光管より小さいために、低NTSC
比においては、本形態の液晶表示装置の輝度が従来の液
晶表示装置より小さい。しかし、高NTSC比において
は、従来の液晶表示装置に比較して、カラーフィルタ層
の厚さが十分小さい(もしくは感光性材料の量が少な
い)ので、カラーフィルタ層における透過率を大きく減
少させることなく、高NTSC比を実現することができ
る。
【0045】図9は、色再現領域を示す色度座標であ
る。図9において、901はNTSC色再現領域、90
2は従来のNTSC比70%の液晶表示装置の色再現領
域、そして、903は本実施形態における液晶表示装置
の色再現領域である。色度座標いおいて、面積が大きい
ほど、色の再現性の範囲が広いことを意味する。図から
理解されるように、本実施形態の色再現領域903は、
NTSC比100%以上を実現している。本形態の液晶
表示装置は、緑の色純度と青の色純度が、従来の液晶表
示装置と比較して、改善されていることが認められる。
又、本実施形態の液晶表示装置は、十分な輝度を確保す
ることができる。このように、本実施形態は、従来は不
可能とされていた高NTSC比、高輝度の液晶表示装置
を実現することを可能としている。
【0046】本発明の範囲が上記実施形態に限定される
ものではないことは、言うまでもない。当業者にとっ
て、上記実施形態における要素を、本発明の範囲内にお
いて、変更、入替することは容易である。例えば、本実
施形態は液晶表示装置について説明したが、本発明の適
用は、液晶表示装置に限られない。カラーフィルタと、
光源としての蛍光管を有する他のカラー表示装置に、本
発明を適用することも可能である。又、液晶表示装置
は、アクティブ・マトリックス・タイプに限らず、ST
N(Super Twisted Nematic)タイプなどにも適用可能
である。青と赤の蛍光体としては、言及した蛍光体材料
以外の蛍光体を使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における液晶表示装置の構造を説
明する、分解斜視図である。
【図2】 本実施形態における液晶表示装置の液晶表示
パネルの構造を説明する、分解斜視図である。
【図3】 本実施形態における緑蛍光体の発光スペクト
ルと、従来の緑蛍光体の発光スペクトルとを比較する図
である。
【図4】 本実施形態における冷陰極管の発光スペクト
ルと、従来の冷陰極管の発光スペクトルとを比較する図
である。
【図5】 本実施形態における緑蛍光体の発光スペクト
ルと、従来の緑蛍光体の発光スペクトルと、本実施形態
におけるカラーフィルタ層の分光透過率とを示す、図で
ある。
【図6】 本実施形態における冷陰極管の発光スペクト
ルと、カラーフィルタ層の分光透過率とを示す、図であ
る。
【図7】 本実施形態におけるカラーフィルタ層の分光
透過率と、従来の液晶表示装置におけるカラーフィルタ
層の分光透過率とを比較する図である。
【図8】 従来の液晶表示装置と、本実施形態の液晶表
示装置との間において、NTSC比に対する輝度変化を
説明する、図である。
【図9】 色再現領域を示す色度座標である。
【図10】 従来液晶表示装置における、冷陰極管の発
光スペクトルとカラーフィルタ層の分光透過率を示す図
である。
【図11】 従来の液晶表示装置における、NTSC比
と輝度との関係を示す、図である。
【符号の説明】
101 液晶表示装置、102 ベゼル、103 液晶
表示パネル、104 バックライト・ユニット、105
フロントフレーム、106リアフレーム、107 拡
散板、、108 冷陰極蛍光管、109 ランプ保持部
材、201 カラー・フィルタ基板、202 TFTア
レイ基板、203 偏光板、204 ガラス基板、20
5 透明電極薄膜層、207 TFT、208データ
線、209 ゲート線、210 補助容量、211 ガ
ラス基板、212 偏向板、301 Zn2SiO4:M
nの放射エネルギー・スペクトル、302 LaP
4:Ce,Tbの放射エネルギー・スペクトル、40
1 本形態の冷陰極蛍光管の発光スペクトル、402
従来の冷陰極蛍光管の発光スペクトル、501 Zn2
SiO4:Mnの発光スペクトル、502 LaPO4
Ce,Tbの発光スペクトル、503 青のカラーフィ
ルタ層の分光透過率、504緑のカラーフィルタ層の分
光透過率、505 赤のカラーフィルタ層の分光透過
率、801 従来の液晶表示装置の輝度、802 本形
態の液晶表示装置の輝度、901 NTSC色再現領
域、902 従来のNTSC比70%の液晶表示装置の
色再現領域、903 本実施形態の色再現領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀部 晃啓 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 鈴木 優 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 藤田 崇 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 櫛田 直也 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2H048 BA45 BA47 BB02 BB08 BB42 2H091 FA02Y FA42Z FB06 LA15 5C094 AA08 BA03 BA43 CA19 CA24 EA04 EA07 ED03 JA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源としての蛍光管と、前記蛍光管からの
    光の透過を制御して、画像を表示する液晶表示パネルと
    を有し、 前記液晶表示パネルは、赤、緑、そして青のカラーフィ
    ルタ層を有するカラーフィルタ基板と、前記カラーフィ
    ルタ基板に対向する対向基板と、前記対向基板と前記カ
    ラーフィルタ基板との間に封入された液晶材料とを有
    し、 前記蛍光管は、緑の蛍光体として、LaPO4:Ce,
    Tbと比較して80%以下の発光効率を有する蛍光体を
    有し、 前記蛍光体の放射エネルギー・スペクトルの最大ピーク
    は、前記緑のカラーフィルタ層の分光透過領域内に含ま
    れ、 前記蛍光体の放射エネルギー・スペクトルは、前記青と
    緑とのカラーフィルタ層の分光透過領域が重なる波長領
    域内に、前記最大ピークと異なるサブピークを実質的に
    有しておらず、 前記蛍光管と前記カラーフィルタ層とは、前記蛍光管か
    ら前記カラーフィルタ層を通って出射した光の色再現領
    域が、NTSC比85%以上である関係を有する、液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】前記蛍光体の放射エネルギー・スペクトル
    は、前記緑のカラーフィルタ層と前記赤のカラーフィル
    タ層との分光透過領域が重なる波長領域内に、前記最大
    ピークと異なるサブピークを実質的に有していない、請
    求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記緑の蛍光体の放射エネルギー・スペク
    トルの最大ピークの波長は、前記緑のカラーフィルタ層
    の最大透過率の90%以上の透過率を有する波長領域内
    に含まれている、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記緑のカラーフィルタ層の光の最大透過
    率は55%以上であり、前記青のカラーフィルタ層の光
    の最大透過率は40%以上である、請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】バックライト・ユニットと、前記バックラ
    イト・ユニットからの光の透過を制御して画像を表示す
    る液晶表示パネルと、を有する液晶表示装置において、 前記液晶表示パネルは、 赤、緑、そして青のカラーフィルタ層を有するカラーフ
    ィルタ基板と、 前記カラーフィルタ基板に対向する対向基板と、 前記対向基板と前記カラーフィルタ基板との間に封入さ
    れた液晶材料とを有し、 前記バックライト・ユニットは、 前記液晶表示パネルの背面に配置され、Zn2SiO4
    Mn、又は、3(Ba,Mg,Eu,Mn)0.8Al
    23を、緑の蛍光体として有する複数の冷陰極管と、 前記複数の冷陰極管と前記液晶表示パネルとの間に配置
    され、前記複数の冷陰極管からの光を拡散する拡散板
    と、を有する、 液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記複数の冷陰極管と前記カラーフィルタ
    層とは、前記複数の冷陰極管から前記カラーフィルタ層
    を通って出射した光の色再現領域が、NTSC比85%
    以上である関係を有する、請求項5に記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】青、緑、そして、赤の光をそれぞれ放射す
    る、3種類の蛍光体を有する3波長蛍光管であって、そ
    の発光効率が、BaMg2Al1627:Eu、LaP
    4:Ce,Tb、Y23:Euを蛍光体として有する
    3波長蛍光管の90%以下の3波長蛍光管と、 前記3波長蛍光管からの光の透過を制御する光学素子
    と、 赤、緑、そして青のカラーフィルタ層を有する基板と、
    を有し、 前記青と緑のカラーフィルタ層の分光透過率曲線が交差
    する波長における、前記3波長蛍光管の放射エネルギー
    は、前記青の蛍光体の放射エネルギーの最大ピークの5
    0%以下であり、 前記3波長蛍光管と前記カラーフィルタ層とは、前記3
    波長蛍光管から前記カラーフィルタ層を通って出射した
    光の色再現領域が、NTSC比85%以上である関係を
    有する、表示装置。
  8. 【請求項8】Zn2SiO4:Mn、又は、3(Ba,M
    g,Eu,Mn)0.8Al23を、緑の蛍光体として
    有する蛍光管と、 前記蛍光管からの光の透過を制御する光学素子と、 赤、緑、そして青のカラーフィルタ層を有する基板と、
    を有し、 前記蛍光管と前記カラーフィルタ層とは、前記蛍光管か
    ら前記カラーフィルタ層を通って出射した光の色再現領
    域が、NTSC比85%以上である関係を有する、表示
    装置。
  9. 【請求項9】前記カラーフィルタ層通って出射した光の
    色再現領域が、NTSC比100%以上である、請求項
    8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】前記緑の蛍光体の放射エネルギー・スペ
    クトルの最大ピークの波長は、前記緑のカラーフィルタ
    層の最大透過率の90%以上の透過率を有する波長領域
    内に含まれている、請求項8に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】前記緑のカラーフィルタ層の光の最大透
    過率は55%以上であり、前記青のカラーフィルタ層の
    光の最大透過率は40%以上である、請求項8に記載の
    表示装置。
  12. 【請求項12】前記表示装置は、第1の透明基板と、第
    2の透明基板と、前記第1及び第2の透明基板との間に
    封入された液晶材料を前記光学素子として有する液晶表
    示パネルを有し、前記液晶表示パネルは、前記カラーフ
    ィルタ層と、マトリックス状に配置された透明電極であ
    って、前記液晶材料に電界を印加する複数の画素電極と
    を有する、 請求項8に記載の表示装置。
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