JPH11271545A - Y分岐光導波路 - Google Patents
Y分岐光導波路Info
- Publication number
- JPH11271545A JPH11271545A JP7046598A JP7046598A JPH11271545A JP H11271545 A JPH11271545 A JP H11271545A JP 7046598 A JP7046598 A JP 7046598A JP 7046598 A JP7046598 A JP 7046598A JP H11271545 A JPH11271545 A JP H11271545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- branch
- waveguide
- outside
- optical waveguide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設計値どおりの分岐比が得られるY分岐光導
波路を提供する。 【解決手段】 分岐側の導波路コア34,35の外側に
光の導波しないように独立したコアパターン36を設け
ることにより、分岐側の導波路コア34,35にかかる
内側と外側との応力差を緩和することができる。このた
め、分岐側の導波路コア34,35が変形することがな
く、設計値どおりの分岐比を得ることができる。また、
導波路コア32を伝搬する光がコアパターン36に結合
することもない。
波路を提供する。 【解決手段】 分岐側の導波路コア34,35の外側に
光の導波しないように独立したコアパターン36を設け
ることにより、分岐側の導波路コア34,35にかかる
内側と外側との応力差を緩和することができる。このた
め、分岐側の導波路コア34,35が変形することがな
く、設計値どおりの分岐比を得ることができる。また、
導波路コア32を伝搬する光がコアパターン36に結合
することもない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光部品に
関し、特に1入力2出力の機能を有するY分岐光導波路
の構造に関する。
関し、特に1入力2出力の機能を有するY分岐光導波路
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のY分岐光導波路の平面図で
ある。
ある。
【0003】直線状の導波路コア11がY分岐部12で
2本の導波路コア13,14に分割されている。この分
割により入力光を2つに分割して出力することができ
る。
2本の導波路コア13,14に分割されている。この分
割により入力光を2つに分割して出力することができ
る。
【0004】図3は図2に示したY分岐光導波路のA−
A線断面図である。
A線断面図である。
【0005】基板21上に導波路コア13,14が形成
され、導波路コア13,14の周囲がクラッドガラス2
4で覆われている。導波路コア13,14の屈折率は、
基板21及びクラッドガラス24よりもわずかに高い。
また、基板21の屈折率とクラッドガラス24の屈折率
は等しい。
され、導波路コア13,14の周囲がクラッドガラス2
4で覆われている。導波路コア13,14の屈折率は、
基板21及びクラッドガラス24よりもわずかに高い。
また、基板21の屈折率とクラッドガラス24の屈折率
は等しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッドガ
ラスは、火炎堆積法により多孔質ガラスを導波路コア上
に堆積した後、熱処理を施して透明ガラス化することで
形成される。透明ガラス化する過程において、多孔質ガ
ラスの体積収縮により導波路コアに応力が加わる。この
応力により、分岐側の導波路コアに変形が生じ、分岐比
が設計値からずれてしまうという問題があった。
ラスは、火炎堆積法により多孔質ガラスを導波路コア上
に堆積した後、熱処理を施して透明ガラス化することで
形成される。透明ガラス化する過程において、多孔質ガ
ラスの体積収縮により導波路コアに応力が加わる。この
応力により、分岐側の導波路コアに変形が生じ、分岐比
が設計値からずれてしまうという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、設計値どおりの分岐比が得られるY分岐光導波路を
提供することにある。
し、設計値どおりの分岐比が得られるY分岐光導波路を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、1本の直線状の導波路コアを伝搬してきた
光を2方向に分岐するY分岐光導波路において、分岐側
の導波路コアの外側に光が導波しないように独立したコ
アパターンを設けたものである。
に本発明は、1本の直線状の導波路コアを伝搬してきた
光を2方向に分岐するY分岐光導波路において、分岐側
の導波路コアの外側に光が導波しないように独立したコ
アパターンを設けたものである。
【0009】上記構成に加え本発明のY分岐光導波路の
分岐側の導波路コアの外側に独立して設けられたコアパ
ターンは導波路コアから10μm以上離れているのが好
ましい。
分岐側の導波路コアの外側に独立して設けられたコアパ
ターンは導波路コアから10μm以上離れているのが好
ましい。
【0010】分岐側の導波路コアは、間隔が3〜4μm
程度であるのに対し、分岐側の導波路の外側には500
〜600μm程度の空間がある。従って分岐側の導波路
コアの内側に生じる応力と、導波路コアの外側から加わ
る応力との間に差が生じ、その結果、導波路コアに変形
が生じる。
程度であるのに対し、分岐側の導波路の外側には500
〜600μm程度の空間がある。従って分岐側の導波路
コアの内側に生じる応力と、導波路コアの外側から加わ
る応力との間に差が生じ、その結果、導波路コアに変形
が生じる。
【0011】そこで、導波路コアの外側に光が導波しな
いように独立したコアパターンを設けることにより、分
岐側の導波路コアにかかる内側と外側との応力差を緩和
することができる。
いように独立したコアパターンを設けることにより、分
岐側の導波路コアにかかる内側と外側との応力差を緩和
することができる。
【0012】独立したコアパターンは、導波路コアの外
側10μm程度の位置に形成される。分岐側の導波路コ
アの間隔と同程度の間隔を設けることにより、分岐側の
導波路コアにかかる内側と外側との応力差を緩和するこ
とができる。また、導波路コアと独立したコアパターン
との間隔が狭いと、導波路コアを伝搬する光が独立した
コアパターンに結合してしまうので、10μm以上離す
必要がある。
側10μm程度の位置に形成される。分岐側の導波路コ
アの間隔と同程度の間隔を設けることにより、分岐側の
導波路コアにかかる内側と外側との応力差を緩和するこ
とができる。また、導波路コアと独立したコアパターン
との間隔が狭いと、導波路コアを伝搬する光が独立した
コアパターンに結合してしまうので、10μm以上離す
必要がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0014】図1は本発明のY分岐光導波路の一実施の
形態を示す平面図である。
形態を示す平面図である。
【0015】石英基板31の上に、直線状の導波路コア
32と、導波路コア32に接続されたY分岐部33と、
Y分岐部33に接続された分岐側の導波路コア34,3
5と、独立したコアパターン36とが形成されている。
コアパターン36は、導波路コア34,35の外側に独
立した状態で形成され、その間隔は少なくとも10μm
である。コアパターン36のサイズは、幅20μmであ
り、長さ50μmである。このコアパターン36が導波
路コア34,35の外側にそれぞれ20μm間隔で4個
配置されている。
32と、導波路コア32に接続されたY分岐部33と、
Y分岐部33に接続された分岐側の導波路コア34,3
5と、独立したコアパターン36とが形成されている。
コアパターン36は、導波路コア34,35の外側に独
立した状態で形成され、その間隔は少なくとも10μm
である。コアパターン36のサイズは、幅20μmであ
り、長さ50μmである。このコアパターン36が導波
路コア34,35の外側にそれぞれ20μm間隔で4個
配置されている。
【0016】Y分岐光導波路は、このような構造を有す
るため、導波路コアを伝搬する光が独立したコアパター
ン36に結合することはなく、分岐比も設計値どおりと
なっていた。
るため、導波路コアを伝搬する光が独立したコアパター
ン36に結合することはなく、分岐比も設計値どおりと
なっていた。
【0017】本実施の形態では、コアパターン36の数
が4個の場合で説明したが、6個であっても同様の効果
が得られる。また、石英基板31の代わりにSi基板を
用いてもよい。但し、Si基板上に石英系ガラスを形成
した後、Y分岐光導波路を形成する必要がある。
が4個の場合で説明したが、6個であっても同様の効果
が得られる。また、石英基板31の代わりにSi基板を
用いてもよい。但し、Si基板上に石英系ガラスを形成
した後、Y分岐光導波路を形成する必要がある。
【0018】以上において本発明によれば、分岐側の導
波路コアは変形することがなく、設計値どおりの分岐比
を得ることができる。また、導波路コアを伝搬する光が
独立したコアパターンに結合することがない。
波路コアは変形することがなく、設計値どおりの分岐比
を得ることができる。また、導波路コアを伝搬する光が
独立したコアパターンに結合することがない。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0020】分岐側の導波路コアの外側に光が導波しな
いように独立したコアパターンを設けることにより、設
計値どおりの分岐比が得られるY分岐光導波路の提供を
実現することができる。
いように独立したコアパターンを設けることにより、設
計値どおりの分岐比が得られるY分岐光導波路の提供を
実現することができる。
【図1】本発明のY分岐光導波路の一実施の形態を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】従来のY分岐光導波路の平面図である。
【図3】図2に示したY分岐光導波路のA−A線断面図
である。
である。
31 石英基板 32,34,35 導波路コア 36 コアパターン
Claims (2)
- 【請求項1】 1本の直線状の導波路コアを伝搬してき
た光を2方向に分岐するY分岐光導波路において、分岐
側の導波路コアの外側に光が導波しないように独立した
コアパターンを設けたことを特徴とするY分岐光導波
路。 - 【請求項2】 分岐側の導波路コアの外側に独立して設
けられたコアパターンは導波路コアから10μm以上離
れている請求項1に記載のY分岐光導波路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046598A JPH11271545A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | Y分岐光導波路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046598A JPH11271545A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | Y分岐光導波路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11271545A true JPH11271545A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13432310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7046598A Pending JPH11271545A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | Y分岐光導波路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11271545A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7335875B2 (en) | 2004-05-27 | 2008-02-26 | Omron Corporation | Optical branching unit, and method of manufacturing the same |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP7046598A patent/JPH11271545A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7335875B2 (en) | 2004-05-27 | 2008-02-26 | Omron Corporation | Optical branching unit, and method of manufacturing the same |
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