JPH11270527A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JPH11270527A
JPH11270527A JP10089316A JP8931698A JPH11270527A JP H11270527 A JPH11270527 A JP H11270527A JP 10089316 A JP10089316 A JP 10089316A JP 8931698 A JP8931698 A JP 8931698A JP H11270527 A JPH11270527 A JP H11270527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pulley
gear
rotating body
driving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10089316A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Kaburagi
桂太郎 鏑木
Yoichi Konno
洋一 金野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP10089316A priority Critical patent/JPH11270527A/ja
Priority to US09/265,038 priority patent/US6125712A/en
Publication of JPH11270527A publication Critical patent/JPH11270527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/10Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
    • F16D1/108Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially having retaining means rotating with the coupling and acting by interengaging parts, i.e. positive coupling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/40Clamping arrangements where clamping parts are received in recesses of elements to be connected
    • F16B2200/406Clamping parts being collars, bushings or wedges
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S474/00Endless belt power transmission systems or components
    • Y10S474/903Particular connection between hub and shaft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/16Joints and connections with adjunctive protector, broken parts retainer, repair, assembly or disassembly feature
    • Y10T403/1616Position or guide means
    • Y10T403/1624Related to joint component
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/60Biased catch or latch
    • Y10T403/606Leaf spring
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/19679Spur

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Pulleys (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プーリー等の回転体を有する駆動装置におい
て、部品点数及び作業工程を削減すること。 【解決手段】 プーリー13が軸支される軸18には、
その軸の伸張方向と垂直な方向に突部18cが設けられ
ている。そして、プーリー13の凹状の溝13eにはモ
ータ11の駆動力を伝達するベルト14が掛けられてい
る。プーリー13は弾性力を持つベルト14によって、
突部18cが軸18から突出している方向とは逆の方向
に張力を受けているため、軸18からの脱落を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の駆動装置は、プーリ
ー等の回転体の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク再生装置等の
トレイを排出または収納可能に駆動するローディング用
の歯車列に用いられるプーリーを取付ける場合は、図8
に示すように樹脂成形されたシャーシ1に金属製のシャ
フト2が圧入またはビス等で固定され(図中(a))、
次に、プーリー3の中心に設けられた軸受け部4にシャ
ーシ1に固定されたシャフト2が挿入される(b)。そ
の後、シャフト2の頭部に設けられた凹部5にワッシャ
6が挿入されることでシャフト2に対してプーリー3は
回動可能に軸着される(c)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動装置を組み
立てる際の作業工程は、シャーシ1にシャフト2を圧入
またはビス等で固定し、シャフト2にプーリー3を取付
け、シャフト2にワッシャ6を挿入する3工程から成
り、部品点数もシャフト2、プーリー3、ワッシャ6と
3点必要であった。また、シャフト2の凹部5に挿入す
るワッシャ6は、プーリー3がシャフト2から容易に離
脱しないようにするため、シャフト2の凹部5の外径よ
りもワッシャ6の内径が小さく形成されているため、シ
ャフト2の凹部5にワッシャ6を挿入する際に、挿入治
具等を用いる必要があり、作業工程が多く、複雑なもの
であった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
であり、その目的は、プーリー等の回転体を有する駆動
装置において、部品点数及び作業工程を削減することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、軸受け部を有する回転体と、軸受け部と係合すると
ともに、伸張方向に対して略垂直な方向へ突出している
突部を有する軸を備え、回転体が回転駆動される駆動装
置において、突部の突出方向への回転体の移動を制限す
る制限部材を備えて構成する。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の駆動装置において、制限部材は回転体に掛けら
れている帯状部材で構成する。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の駆動装置において、制限部材は回転体と噛み合
う歯車で構成する。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3に記載の駆動装置において、軸は、突部の略反対
側に位置する側は軸の先端に向かうほど細くなるように
構成する。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の駆動装置において、軸の先端部は、突部の略反
対側に位置する側は軸の先端に向かうほど細くなるよう
に形成されるとともに、軸の基端部は円柱形状とされて
おり、基端部は回転体を軸支するように構成する。
【0010】
【作用】本発明は、軸受け部を有する回転体と、軸受け
部と係合するとともに、伸張方向に対して略垂直な方向
へ突出している突部を有する軸を備え、回転体が回転駆
動される駆動装置において、突部の突出方向への回転体
の移動を制限する制限部材を備えたので、回転体の軸受
け部を軸に挿入することにより軸の伸張方向への回転体
の移動が制限される。また、制限部材は、回転体に掛け
られている帯状部材で構成するか、或いは回転体と噛み
合う歯車で構成することで、回転体が傾いて離脱するこ
とがない。また、軸の先端部は、突部の略反対側に位置
する側は軸の先端に向かうほど細くなるように形成され
るとともに、軸の基端部は円柱形状とされており、基端
部は回転体を軸支するように構成したので、回転体の軸
受け部を軸に挿入するにあたり突部を有していても、装
着は容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による駆動
装置の一部構造を図1に示し、以下図に基づいて本発明
の駆動装置の構成を説明する。図1(a)は例えばコン
パクトディスク再生装置のトレイを排出または収納可能
に駆動するローディング機構等に採用される駆動装置の
上面図であり、図1(b)はその駆動装置の側面図であ
る。図1に示すように、本発明の第1実施形態による駆
動装置に用いられる樹脂成形されたシャーシ10には、
モーター11が配置されると共に、プーリー13、中継
用歯車15及び図示しないトレイに一体的に設けられて
いるラックギアと噛み合い、駆動力を伝達するローディ
ング用歯車16等が配置されている。モーター11のシ
ャフトには、モーター11の回転をプーリー13に伝達
する小プーリー12が固着され、回転体としてのプーリ
ー13と小プーリー12がプーリー13のスライドや傾
き等の移動を制限する制限部材である帯状のベルト14
で連結されている。また、ベルト14は弾性を有するゴ
ム等により、環状に形成されている。
【0012】プーリー13は、シャーシ10に一体成形
された軸18に回転可能に軸着され、軸18にはプーリ
ー13の離脱を防止するための突部18cが小プーリー
12が存在する側とは反対側に突出して形成されてい
る。プーリー13の軸受け部13aの外周縁部には、図
3に示すようにプーリー13の中心軸と同軸にプーリー
用歯車13bが形成され、プーリー用歯車13bと噛み
合うように中継用歯車15に形成された中継用外歯車1
5aが配置され、プーリー13の回転を中継用歯車15
に伝達する。中継用歯車15には、中継用歯車15の中
心軸と同軸に中継用外歯車15aよりも径が小さい中継
用内歯車15bが形成され、この中継用内歯車15bと
ローディング用歯車16に設けられたローディング用外
歯車16aが噛み合うようにローディング用歯車16が
配置されている。また、ローディング用歯車16には、
ローディング用歯車16の中心軸と同軸にローデイング
用内歯車16bが設けられ、ローデイング用内歯車16
bと噛み合うように、図示せぬ直線状に図1の左右方向
に延在するラックギアが配置されている。このラックギ
アは記録媒体であるコンパクトディスク(CD)を搭載
するトレイに一体的に設けられている。
【0013】従って、モーター11の回転は、小プーリ
ー12とベルト14を介してプーリー13に減速、伝達
され、更にプーリー13のプーリー用歯車13bの回転
が中継用歯車15及びローディング用歯車16に減速、
伝達される。そして、ローディング用歯車16のローデ
イング用内歯車16bが直線状に延在するラックギアと
噛み合うことによりローデイング用内歯車16bの回転
移動がラックギアの直線移動に変換され、ラックギアを
図1の左右方向に移動させてトレイがディスクプレーヤ
内外を移動し、コンパクトディスクのローディング・ア
ンローデイングを行う。
【0014】次に、本発明の実施形態の駆動装置に用い
られる軸18及び回転体としてのプーリー13の構成各
々を図2、図3を用いて説明する。また、プーリー13
をシャーシ10に取付ける工程を図4を用いて説明す
る。図2において本発明の実施形態の駆動装置に用いら
れるプラスチック等の合成樹脂により成形されたシャー
シ10には、プーリー13の軸受け部13aと係合する
軸18が一体成形されている。図2(a)は軸18の上
面図であり、(b)はシャーシ10に一体成形された軸
18を含むシャーシ10の一部側面図である。また、図
3(a)はプーリー13の断面図であり、(b)はプー
リー13の底面図を示している。
【0015】シャーシ10に一体成形された軸18は、
図2(b)に示すようにプーリー13が載置されるシャ
ーシ10の表面より所定長だけ突出した円柱部18a
(図中斜線部)と、この円柱部18aから先端にかけて
円柱が先細りとなるように、シャーシ10の表面に対し
て垂直な面18hと、垂直な面18hと反対側の面を斜
めに成形した傾斜部18bと、軸18の先端付近のシャ
ーシ10の表面に対して垂直な面18h、即ち、軸18
の伸張方向(図2の図面上方向)に対して垂直な方向
で、且つ小プーリー12が存在する側と反対側に突出し
て設けられた半円錐台状の突部18cとで構成されてい
る。傾斜部18bと突部18cの形状は、プーリー13
を軸18の斜め上方、即ち図2の矢印A方向から挿入す
るため、後述するプーリー13の内径13cより若干小
さい直径、後述する最外周径18dと同一の径を有する
円柱に内接するように設計されている。このように,軸
18の先端部に傾斜部18bを設けたことにより、プー
リー13を軸18に挿入するときにプーリー13の軸受
け部13aは傾斜部18bに案内され、挿入がしやす
い。また、軸18の基端部(シャーシ10側端部)に円
柱形状の円柱部18aを設けたことにより、軸18に挿
入されたプーリー13が円柱部18aに軸支されて、安
定して回転できる。半円錐台状の突部18cと斜めの傾
斜部18bを含む軸頭部の最外周径18dは、軸18の
軸径18eより若干小さく形成されている。また、プー
リー13が載置されるシャーシ10の表面から半円錐台
状の底部18fまでの長さ18gは、プーリー13の軸
受け部13aの厚み13dよりも若干大きく形成されて
いる。そのため、軸18にプーリー13が軸着されても
プーリー13の上下動を制御しつつ、半円錐台状の底部
18fがプーリー13の回転の抵抗になりにくくなって
いる。
【0016】プーリー13は、図3(a)に示すよう
に、外周縁部にモーター11の小プーリー12とベルト
14を介して連結するための凹状の溝13eが形成され
た円盤部13fと、円盤部13fと同軸上に形成された
軸受け部13aと、軸受け部13aの外周縁部に設けら
れたプーリー用歯車13b(図3(b))とで構成さ
れ、プーリー13の軸受け部13aの内径13cは、軸
18の軸径18eより若干大きく形成されている。ま
た、プーリー13の軸受け部13aの厚み13dは、後
述するようにプーリー13が完全に軸18に軸着された
際に、軸18の突部18cが軸受け部13aの上面に突
出し、半円錐台状の底部18fが軸受け部13aの上面
に近接して配置されているため、プーリー13が載置さ
れるシャーシ10の表面から半円錐台状の底部18fま
での長さ18gより若干小さく形成されている。
【0017】図4は、シャーシ10に一体成形された軸
18に対してプーリー13を軸着する時の組立て工程を
示したもので、以下に組立て手順を説明する。先ず、図
4(a)に示すようにプーリー13を軸18の軸方向
(図面上方向)に対して若干傾け、図4矢印A方向から
傾斜部18bの斜面に沿って挿入する。上述したよう
に、軸頭部の最外周径18dは、軸径18eより若干小
さく形成されており、シャーシ10に対して垂直な面1
8hと反対側の面に斜めに成形した傾斜部18bが形成
されているので、プーリー13の軸受け部13aは、軸
18の途中まで容易に挿入される。しかし、プーリー1
3の軸受け部13aの底部が軸18の円柱部18aに到
達すると、これ以上の挿入に抵抗を受ける。これは、軸
18の円柱部18aに対してプーリー13の軸受け部1
3aが斜めに挿入されるためである。また、軸18は、
合成樹脂部材でシャーシ10と一体成形されており、弾
性を有している。
【0018】そこで、斜めに挿入したプーリー13を軸
18の弾性力に抗して、シャーシ10に対して水平方向
に戻すことにより、突部18cを含む軸18の先端に至
る部分は軸受け部13aの中で撓曲され、軸18の円柱
部18aとプーリー13の軸受け部13aが略同軸に配
置されるので、更にプーリー13を挿入することにより
プーリー13の軸受け部13aは、図4(b)に示すよ
うに軸18の円柱部18aに軸着される。尚、図4
(b)のプーリー13の挿入時には、軸18は撓曲され
るが、軸18にプーリー13の挿入後、プーリー13に
ベルト14が架けられたときに受けるテンションでは軸
18は、撓まないように材料及び形状等が設定されてい
る。
【0019】次に、更にプーリー13を深く挿入するこ
とで、図4(c)に示すように、軸18の突部18cが
軸受け部13aから外れ、軸受け部13aの上面に突出
し、軸18の撓曲が解除され、プーリー13が軸18に
完全に軸着される。軸18は、軸18の突部18cを軸
受け部13aの上面に突出させることで応力を失い、軸
18の円柱部18aから先端に至る部分は、シャーシ1
0に対して垂直となり、突部18cの半円錐台状の底部
18fはシャーシ10に対して水平に戻される。この状
態になると、軸18の伸張方向(図面上方向)へのプー
リー13の移動が突部18cにより制限され、プーリー
13の軸18からの離脱が防止される。
【0020】プーリー13が軸18に完全に軸着された
後、プーリー13の凹状の溝13eにベルト14が掛け
られ、モーター11の小プーリー12と連結される。プ
ーリー13は、モーター11の小プーリー12とベルト
14で連結されることにより、小プーリー12が存在す
る方向である、図4(c)の図中矢印αの方向に張力を
受ける。このベルト14により、プーリー13は、矢印
β方向へのスライドや矢印γ方向への傾きといった移動
が制限される。プーリー13の矢印β方向へのスライド
や矢印γ方向への傾きが発生すると、上記説明した組み
立て手順の逆の動作により、プーリー13が軸18から
抜けやすくなるが、そのようなプーリー13の移動がベ
ルト14により制限されるため、プーリー13の軸18
からの離脱が防止される。従って、プーリー13の軸受
け部13aは、軸18の円柱部18aに完全に軸着さ
れ、軸18の軸径18eに対して回動可能なクリアラン
スを含め若干大きく形成されているので安定した回転を
中継用歯車15に伝達することが可能となる。
【0021】次に、本発明の第2実施形態による駆動装
置を図5に示し、以下図に基づいて本発明の駆動装置の
構成を説明する。尚、図1と同一要件については同一符
号を付し、その説明は適宜省略する。図5(a)は駆動
装置の上面図であり、(b)は駆動装置の側面図であ
る。モーター11のシャフトには、モーター11の回転
を伝達する駆動歯車19が固着され、駆動歯車19の外
周縁部に設けられた駆動用外歯車19aと、伝達歯車2
0の外周縁部に設けられた伝達用外歯車20aとが噛み
合うように配置されている。伝達歯車20は、シャーシ
10に一体成形された軸18に回転可能に軸着され、軸
18には伝達歯車20の離脱を防止するための突部18
cが駆動歯車19が存在する側に突出して形成されてい
る。
【0022】伝達歯車20には、伝達歯車20の中心軸
と同軸に伝達用外歯車20aよりも径が小さい伝達用内
歯車20bが形成され、伝達用内歯車20bと噛み合う
ように中継用歯車15の外周縁部に形成された中継用外
歯車15aが配置され、伝達歯車20の回転を中継用歯
車15に伝達する。中継用歯車15には、中継用歯車1
5の中心軸と同軸に中継用外歯車15aよりも小さい径
の中継用内歯車15bが形成されており、中継用内歯車
15bとローディング用外歯車16aが噛み合い、ロー
デイング用内歯車16bとラックギアが互いに噛み合う
ように配置されている。従って、モーター11の回転
は、駆動歯車19を介して伝達歯車20に伝達され、伝
達歯車20の伝達用内歯車20bの回転が中継用歯車1
5及びローディング用歯車16に減速、伝達される。
【0023】本発明の第2実施形態による駆動装置が第
1実施形態と異にする点は、モーター11の回転を歯車
の噛み合わせにより伝達歯車20に伝達する点である。
説明を判り易くするため、図5のモーター11と駆動歯
車19及び軸18と伝達歯車20の一部構成を示す図6
を用いて以下に説明する。シャーシ10と一体成形され
た軸18に伝達歯車20を挿入する工程は、第1実施形
態で説明した工程と同一であり説明を省略する。図6に
示すように、外周縁部に伝達用外歯車20aを形成した
伝達歯車20は、軸18に軸着され、モーター11に固
着された駆動歯車19の駆動用外歯車19aと噛合部3
0にて噛み合っている。
【0024】軸18の突部18cは、駆動歯車19側
に、突部18cの半円錐台状の底部18fが軸受け部1
3aの上面に近接して配置されている。軸18の突部1
8cが駆動歯車19側に形成されており、伝達歯車20
が図6の矢印B方向へのスライドや矢印C方向への傾
き、即ち、伝達歯車20が軸18から抜けやすい方向へ
の傾きが、駆動歯車19の駆動用外歯車19aと当接す
ることにより制限される。また、突部18cの半円錐台
状の底部18fが軸受け部13aの上面に近接して配置
されていることでも、伝達歯車20の離脱は防止され
る。
【0025】尚、本発明の実施形態の駆動装置におい
て、プーリー等を軸着する軸は、合成樹脂により成形さ
れたシャーシと一体成形されたものと説明したが、シャ
ーシと一体に成形されることに限定されず、軸を単体で
形成し、例えばシャーシ10にビス等により固定する方
法であっても同様の効果を得ることができる。また、第
1の実施の形態でのプーリー等の傾きを制限する制限部
材は、リングのように端部の無い無端帯に限定されず、
端部を有する帯状部材で構成しても同様の効果を得るこ
とができる。更に、帯状部材は金属製の鎖で構成しても
よい。
【0026】また、軸の形状は、図2に示した形態に限
定されない。例えば、図7に示すように種々の形態の軸
を単体で形成するか、シャーシ10と一体成形して構成
することが可能である。例えば、図7(a)は、図2に
示した軸18の変形であり、円柱部18aから先端にか
けて円柱が先細りとなるように円柱部18aと垂直な面
と反対側の面を斜めに成形した斜削部18iが図2に示
した傾斜部18bと多少異なる形状で形成した。このよ
うに形成することにより、図2の傾斜部18bのような
円錐状に比べて、設計及び製造が容易となる。また、
(b)に示す切削部18jは、一方の面を斜めに切り欠
いた四角柱で形成したものであり、プーリー13等を挿
入するときの案内部となる傾斜部分は残しつつも、両サ
イドを削ったことにより軸の製造コストを抑えることが
できる。(c)は、上述した(a)の軸18に対して円
柱部18aに至るU字状の切り込み部18kを入れ、プ
ーリー13等の挿入時には突部18cを含む軸18の先
端に至る部分が軸受け部13aの中で容易に撓曲される
形状に形成することで、プーリー13等の挿入時に抵抗
力が小さくて済み、容易に作業が行える。
【0027】
【発明の効果】本発明の駆動装置は、伸張方向に対して
略垂直な方向へ突出している突部を有する軸に挿入され
た回転体は、制限部材により突部の突出方向への移動を
制限されているので、回転体が傾いたり、離脱すること
がない。また、軸の先端部は、突部の略反対側に位置す
る側は軸の先端に向かうほど細くなるように形成される
とともに、軸の基端部は円柱形状とされており、基端部
は回転体を軸支するように構成されているので、回転体
を軸に装着する際に軸に突部が有っても、回転体の挿入
が容易であり、回転体を軸に装着した後は、円柱部分が
回転体を軸支するため回転体の回転がより安定して行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の駆動装置の構造図。
【図2】本発明の第1実施形態の駆動装置に用いられる
シャーシに一体成形された軸を含むシャーシの構造図。
【図3】本発明の第1実施形態の駆動装置に用いられる
プーリーの断面図。
【図4】本発明の実施形態の駆動装置に用いられるシャ
ーシに一体成形された軸に対してプーリーを軸着する時
の組立て工程図。
【図5】本発明の第2実施形態の駆動装置の構造図。
【図6】本発明の第2実施形態の駆動装置に用いられる
ローディング用モーターと駆動歯車及び軸と伝達歯車の
構造図。
【図7】本発明の実施形態の駆動装置に用いられる軸の
種々の形態図。
【図8】従来例における軸に対してプーリーを軸着する
時の組立て工程図。
【符号の説明】
10・・シャーシ 11・・モーター 12・・小プーリー 13・・プーリー 13a・・プーリー用軸受け部 13b・・プーリー用歯車 13c・・内径 13d・・厚み 13e・・凹状の溝 13f・・円盤部 14・・ベルト 15・・中継用歯車 15a・・中継用外歯車 15b・・中継用内歯車 16・・ローディング用歯車 16a・・ローディング用外歯車 16b・・ローディング用内歯車 18・・軸 18a・・円柱部 18b・・傾斜部 18c・・突部 18d・・最外周径 18e・・軸径 18f・・底部 18g・・長さ 18h・・垂直な面 18i・・斜削部 18j・・切削部 18k・・切り込み部 19・・駆動歯車 19a・・駆動用外歯車 20・・伝達歯車 20a・・伝達用外歯車 20b・・伝達用内歯車 30・・噛合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受け部を有する回転体と、 前記軸受け部と係合するとともに、伸張方向に対して略
    垂直な方向へ突出している突部を有する軸を備え、 前記回転体が回転駆動される駆動装置において、 前記突部の突出方向への前記回転体の移動を制限する制
    限部材を備えことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記制限部材は前記回転体に掛けられて
    いる帯状部材であることを特徴とする請求項1に記載の
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制限部材は前記回転体と噛み合う歯
    車であることを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記軸は、前記突部の略反対側に位置す
    る側は軸の先端に向かうほど細くなるように形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至3に記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記軸の先端部は、前記突部の略反対側
    に位置する側は軸の先端に向かうほど細くなるように形
    成されるとともに、前記軸の基端部は円柱形状とされて
    おり、前記基端部は前記回転体を軸支することを特徴と
    する請求項4に記載の駆動装置。
JP10089316A 1998-03-18 1998-03-18 駆動装置 Pending JPH11270527A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089316A JPH11270527A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 駆動装置
US09/265,038 US6125712A (en) 1998-03-18 1999-03-09 Driving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089316A JPH11270527A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11270527A true JPH11270527A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13967267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10089316A Pending JPH11270527A (ja) 1998-03-18 1998-03-18 駆動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6125712A (ja)
JP (1) JPH11270527A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198489A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Nidec Pigeon Corp 動力伝達回転体の軸受構造
WO2013084272A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 パナソニック株式会社 回転体の組付構造

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0947718A3 (en) * 1998-03-31 2000-04-19 Honeywell Inc. Shaft to actuator hub adapter
JP4299603B2 (ja) * 2003-07-10 2009-07-22 バンドー化学株式会社 伝動平ベルト用のアイドラ装置
JP3680083B2 (ja) * 2003-09-26 2005-08-10 バンドー化学株式会社 伝動ベルト用プーリ及びベルト伝動装置
JP3641482B1 (ja) * 2004-05-27 2005-04-20 バンドー化学株式会社 ベルト伝動システム
US20080098655A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-01 Jeffrey Valentage Integrated bracket for mounting pulley
US20100119295A1 (en) * 2008-11-11 2010-05-13 Gm Global Technology Operations, Inc. Snap-Lock Engagement Pulley
TWI399497B (zh) * 2009-03-02 2013-06-21 Gen Plastic Ind Co Ltd Quick release gear set
JP5510425B2 (ja) * 2011-09-30 2014-06-04 コニカミノルタ株式会社 動力伝達体の取り付け構造およびトナー搬送装置
WO2014062374A1 (en) * 2012-10-18 2014-04-24 Borgwarner Inc. Fluted sprocket/cog bore for reduced machining cycle times and reduced tool wear
JP5865871B2 (ja) * 2013-06-19 2016-02-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 駆動装置
US9677312B2 (en) * 2014-01-06 2017-06-13 Axiom Group Inc. Window regulator guide rail

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US389663A (en) * 1888-09-18 muedock
US1364249A (en) * 1918-10-21 1921-01-04 Leon Ferenbach Silk Co Inc Spool-holder
AU572816B2 (en) * 1982-12-23 1988-05-19 F F Seeley Nominees Pty Ltd Pulley mounting means
US4869455A (en) * 1988-10-11 1989-09-26 Ncr Corporation Motor and gear mounting bracket

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198489A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Nidec Pigeon Corp 動力伝達回転体の軸受構造
WO2013084272A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 パナソニック株式会社 回転体の組付構造
JPWO2013084272A1 (ja) * 2011-12-09 2015-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 回転体の組付構造

Also Published As

Publication number Publication date
US6125712A (en) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11270527A (ja) 駆動装置
JPH10283703A (ja) ディスククランパ及び前記ディスククランパを備えたディスク駆動装置
JP2008176850A (ja) チャッキング装置を備えたモータおよびディスク駆動装置
US20070138881A1 (en) Motor attached with torque transmission member
JPH05205376A (ja) ディスククランピング装置
JPH07240085A (ja) ディスクローディング装置
US20010022771A1 (en) Pickup feed mechanism
JP2743042B2 (ja) テープローディング装置及び記録または再生装置
KR100468743B1 (ko) 모터 어셈블리
JP2003305631A (ja) 治具盤
JP3810304B2 (ja) 回転軸支持装置を用いたディスク選択式ディスク装置
JP2588726Y2 (ja) ディスク再生装置
JP2008151290A (ja) ボールジョイント及びこのボールジョイントを用いたレーダ装置
KR200369857Y1 (ko) 광픽업 이송장치용 스텝핑 모터
JP2000348448A (ja) 移動体駆動装置およびピックアップ駆動装置
JP3049877B2 (ja) ディスク再生装置のモータ側圧付加装置
KR20070058872A (ko) 리어와이퍼 구동장치
KR910006361Y1 (ko) 테이프 구동장치의 릴 받침 지지기구
JP4752225B2 (ja) ギア機構及び電子機器
JP3085219U (ja) テープデッキのブレーキ駆動装置及びそれを備えたテープデッキ
JPH05205377A (ja) 光ディスク装置
JP3134479B2 (ja) リール駆動装置
JPH02253030A (ja) 駆動力伝達装置
KR0140000B1 (ko) 광학기기용 턴테이블의 자동압입장치
JPH08273241A (ja) ビデオカセットプレーヤー

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530