JPH11269461A - 改良された機械移植用育苗用培土 - Google Patents
改良された機械移植用育苗用培土Info
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- JPH11269461A JPH11269461A JP10077114A JP7711498A JPH11269461A JP H11269461 A JPH11269461 A JP H11269461A JP 10077114 A JP10077114 A JP 10077114A JP 7711498 A JP7711498 A JP 7711498A JP H11269461 A JPH11269461 A JP H11269461A
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Abstract
苗を機械移植するための育苗用培土を提供すること。 【解決手段】 培土に、スルホン酸塩含有アクリル系単
量体1〜20モル%、モノカルボン酸塩含有アクリル系
単量体6〜12モル%およびアクリルアミドの共重合体
であって分子量1000万以上の水溶性三元共重合体の
0.15〜5重量%を混合してなる機械移植用育苗用培
土。 【効果】 発芽・育成を阻害せず、形成された根鉢部は
機械移植に十分耐える強度を持ち、移植後の苗の活着を
妨げない。
Description
含有アクリル系単量体、モノカルボン酸塩含有アクリル
系単量体およびアクリルアミドの三元共重合体を結合剤
として混合してなる機械移植用育苗用培土に関するもの
である。
するため、一般に市販されている育苗用トレイに培土を
詰め、播種・発芽・育苗した後、育苗用トレイから土付
苗を取り出し、これを機械移植する方法が用いられてい
る。機械移植は土付苗の根鉢部または土付苗の茎や葉部
分を保持することで行われているが、たまねぎやアスパ
ラガスのように主根のみで側根を持たないかまたは少な
い植物や、栽培条件によって根鉢の形成が不十分な幼苗
を移植するような場合は育苗用トレイから土付苗を取り
出す際に、根鉢部の土が崩れてしまったりまたは苗の根
と培土とが分離して、安定した移植が困難であった。
ピートモスなどの繊維状有機素材を添加したり、あるい
は特開平5−7427号公報では寒天ゲル、澱粉のよう
な天然高分子材料あるいはべントナイトを土壌の結合剤
として用いる方法が提案されているが、得られる根鉢部
の強度にバラツキを生じたりまた強度自体も満足できる
のもではなかった。
の結合剤として種々の合成高分子を使用する試みが種々
なされている。特開昭62−236416号公報や特公
平7−108151号公報には非イオン性のポリエチレ
ンオキサイドが開示されているが、取り扱い時の作業性
が悪く、得られるポリエチレンオキサイドの粘着性で土
壌を繋ぎとめて固結させているため根鉢部の強度も満足
できるものは得られていない。
平1−199522号公報には、アクリルアミドの単独
重合体またはアクリルアミドと共重合可能なアニオン性
(カルボン酸(塩)およびスルホン酸(塩)含有)単量
体、非イオン性単量体およびカチオン性(3級および4
級窒素含有)単量体などとの共重合体など、土木工事な
どで発生する汚濁水から土などの懸濁粒子を凝集分離さ
せるための高分子凝固剤として用いられるアクリルアミ
ド重合体およびその共重合体が羅列されている。
られている非イオン性単量体との共重合体はポリエチレ
ンオキサイドの場合と同じく、根鉢部の強度不十分であ
り、カチオン性単量体との共重合体を用いた培土は発芽
率を低下させまた根鉢部の強度も不十分であり使用でき
るものは得られていない。特開平1−199522号公
報にはこれら重合体の水溶液を土壌と混合、乾燥、加熱
し架橋させて用いるものであり、根鉢部形成には使用出
来ない。
公平3−49525号公報、特開平3−210124号
公報、特開平1−199522号公報や特開平2−21
1808号公報には、とくに好ましい結合剤としてアク
リルアミドとカルボン酸(塩)を含有しているアニオン
性の単量体であるアクリル酸(塩)との共重合体が示さ
れている。
重合体に含有されている、弱酸であるカルボン酸(塩)
は多価金属イオンなどと水不溶性の塩を作って架橋し、
培土を硬化させることはよく知られている。このような
架橋構造を生じていることは、特開平3−210124
号公報に開示されている、アクリル酸(塩)を10モル
%以上含有するアクリルアミド共重合体を結合剤として
用いた培土はゴム状の弾性を示す様になることからも推
測される。アクリル酸(塩)を15モル%以上含有する
アクリルアミド共重合体を用いた場合、移植後の新根
(発生)率が低下するのは根鉢部が水不溶性、撥水性と
なり、ゴム状の弾性を示す様になることに関係している
と推定される。また、このことが灌水に井戸水を用いて
いる地方では、場所により、時期によって水のpHや多
価金属イオン含有量が変化するため、同一の使用条件で
使用しても、培土の根鉢部の性質を変動させ、トラブル
を発生させる原因となっていると考えられる。
−199522号公報、特開平2−211808号公
報、特開平3−93892号公報や特開平8−1729
00号公報には結合剤としてアクリルアミドとスルホン
酸(塩)を含有しているアニオン性のアクリル系単量体
との共重合体が示されている。
ルアミドと共重合可能な単量体の一例としてスルホン酸
(塩)含有している単量体が列記されているだけであ
り、特開平1−199522号公報および特開平3−9
3892号公報は架橋物に関するものである。特開平2
−211808号公報はアニオン性重合体とカチオン性
重合体とを併用して架橋させる系に関するものであり、
根鉢形成には使用出来ないだけでなく、ここで提案され
ているアニオン性の水溶性高分子とカチオン性の水溶性
高分子を粉末状で土壌と混合して得られた培土の発芽率
は90%以下と低く実用上問題がある。
造後の保存安定性と使用時の作業性を改善するためスル
ホン酸(塩)含有している単量体の1つである2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)また
は、不飽和ジカルボン酸(塩)およびこれらの混合物と
アクリルアミドとを共重合して得られる水溶性アクリル
アミド共重合体を結合剤として提案しているが前述のア
クリル酸(塩)を共重合して得られる水溶性アクリルア
ミド共重合体の問題点は依然として解決されない。
において、その場所が異なると発芽率が低下したり、移
植直前の根鉢部が柔らかすぎて良好な機械移植が出来な
かったり、移植後も根鉢部が固化しているため移植苗の
発根が阻害されたり、あるいは収穫後のたまねぎの根に
強固に付着している培土塊が、たまねぎの形状を劣化さ
せたり傷発生の原因となったりして品質ひいては価格を
低下させるなど、これまで機械移植によってたまねぎの
栽培を行う際に生じてた問題点を解決した育苗用培土を
提供することにある。
行った結果、スルホン酸塩含有アクリル系単量体とモノ
カルボン酸塩含有アクリル系単量体およびアクリルアミ
ドとを特定の割合で共重合して得られる水溶性の三元共
重合体は、スルホン酸塩を含有するアクリル系単量体と
アクリルアミドとの二元共重合体またはモノカルボン酸
塩を含有するアクリル系単量体とアクリルアミドからの
二元共重合体よりも優れた性質を持つことを見出だし本
発明を完成した。
含有アクリル系単量体1〜20モル%、モノカルボン酸
塩含有アクリル系単量体6〜12モル%およびアクリル
アミドの共重合体であって分子量1000万以上の水溶
性三元共重合体の0.15〜5重量%を混合してなる機
械移植用育苗用培土である。さらに、本発明は上記機械
移植用育苗用培土を含んでなるたまねぎ、長葱またはア
スパラガスの育苗用培土である。
ル系単量体としては、市販品の2−アクリルアミドアル
キルスルホン酸塩が用いられ、その共重合に対するモル
比は1〜20モル%、好ましくは1〜12モル%であ
る。共重合に対するモル比が1モル%未満では育苗時の
根鉢形成が不十分であり、20モル%を越えると発芽率
に悪影響が現れるだけでなくコスト高にもなり利点はな
い。
として、好ましいものはアクリル酸塩であり、その共重
合に対するモル比は6モル〜12モル%が好ましい。5
モル%以下であると、得られる三元共重合物を用いた培
土根鉢部の強度が不足し、6モル〜12モル%の間で
は、乾燥状態でも育苗用トレイから根鉢部の剥離取り出
しが容易であり、かつ高い根鉢強度を発現する。15モ
ル%を越えると、形成された根鉢部分が育苗用トレイの
壁に強固に接着して抜き出しが困難となると共に、加水
して抜き取り出来る様にすると、得られる根鉢部分がゴ
ム弾性を示すようになり、移植後の苗の発根に影響する
恐れが大きくなることから、共重合比はゴム弾性の影響
がほとんど現れない12モル%以下とすることが好まし
い。
としてはナトリュウムやカリュウムなどのアルカリ金
属、アンモニュウム塩や有機アミン塩が用いられるが、
コストの点からアルカリ金属塩が好ましい。その他の水
溶性の単量体を共重合することは何ら問題ないが、3級
窒素や4級窒素を含有するアクリル酸エステルやアクリ
ルアミド誘導体など水溶性のカチオン性の官能基を有す
る単量体を共重合すると得られる培土に発芽率の低下や
根鉢部の強度低下などの悪影響が現れるので好ましくな
い。
万以上である。800万以下では十分な根鉢強度が得ら
れないだけでなく、十分な根鉢強度が得られるところま
で結合剤量を増やすと、発芽障害が起こるため好ましく
ない。本発明の三元共重合体は、アクリルアミドやその
共重合の製造に一般に用いられる方法によって製造され
る。好ましい方法は、窒素置換されたイオン交換水を溶
媒としこれに所定の割合で単量体を加えて溶解し、ラジ
カル開始触媒を用いて、断熱的に重合する方法である。
微粒子の形で混合され、培土中で結合剤として作用する
ものである。本発明でいう圧縮破壊強度は、育苗用培土
を結合して截頭円錐形に形成された根鉢部(上面直径1
5mm、底面直径12.5mm、高さ24mm、下から高さ1
2mmの部分の断面表面積1.49mm)に圧縮力を加えた
際に、根鉢部が破壊する時の強度である。
圧縮破壊強度は400g以上であることが好ましい。圧
縮破壊強度が400g以上であれば、移植時の取扱上問
題は生じないのに対し300g以下の場合は取扱時に根
鉢部が破損することがあるからである。圧縮破壊強度の
上限には限定がないが、あまり大きくすることの利点は
なく、結合剤の使用量を減らして、圧縮破壊強度の上限
を5kg以下、好ましくは3kg以下にする事が発芽率およ
びコスト低減の点から好ましい。
部分の強度は移植後の加水によって、乾燥時の40%以
下に低下するため移植した苗の活着率に悪影響を与え
ず、新根率を低下させない。培土への三元共重合体の添
加量は0.1〜5重量%であり、好ましくは0.15〜
2重量%である。0.1重量%未満では生成する根鉢部
の強度が不足し、5重量%を越えると発芽障害が起こ
り、必要以上に根鉢部の強度が高くなって移植後の新し
い根の発生を阻害する様になるので好ましくない。
定されるのもではなく、一般に用いられるものでよく山
土、畑土、鹿沼土などの天然土に無機成分としてゼオラ
イト、ベントナイト、パーライト、バーミキュライト、
クレーなどを、また有機成分として、ピートモス、パー
ク堆肥や木粉、モミガラなどを配合したものが用いられ
る。
後、100℃以下に冷却し、結合剤、作物成育に必要な
窒素、リン酸およびカリなどの肥料成分やpH調節剤や
水分調整用の水を添加し混合する。結合剤を高温で加熱
すると不溶化し、根鉢部分の強度バラツキの原因となる
ので、培土に結合剤を混合した後は110℃以上の温度
に曝されない様にすることが好ましい。
いが、育苗用培土した苗を機械移植する作物、例えば野
菜、花き、苗木、稲などに使用できる。とくに玉葱やア
スパラガスなどの様に、主根のみで側根のない作物、主
根が多くて側根の少ない作物や根鉢が未だ形成されてい
ない稚苗などを機械移植する際に適している。
ボン酸塩系単量体とアクリルアミドとを特定の割合で共
重合して得られる水溶性の三元共重合体は、スルホン酸
塩系単量体とアクリルアミドから得られる二元共重合体
またはカルボン酸塩系単量体とアクリルアミドから得ら
れる二元共重合体に比べて、それを結合剤として用いた
培土の根鉢部の強度が二元共重合体より高くなるため、
同一の根鉢部の強度を得るための結合剤の必要添加量を
少なくすることができ、その結果として発芽率を改善で
きるようになる。あわせて、加水によって移植後の根鉢
部の強度が40%以上低下するため、発根率が低下しな
い。
るが、本発明はこれ等の実施例に限定されるものではな
い。 (1)アクリルアミド三元共重合体の製造 単量体として、アクリルアミド(AA),2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリュウム
(AMPSNa),アクリル酸ナトリュウム(AAN
a)およびイタコン酸ナトリュウム(IANa)を用
い、一般に用いられている方法に従って製造した。
AMPSNa0.01モル及びIANa0.09モルの溶液をジ
ュワー瓶に入れ、窒素置換したのち30℃で亜硫酸水素
ナトリウムおよび過硫酸カリウムを単量体の合計量に対
し、それぞれ0.5 重量%加えて断熱的に重合した。得ら
れたゲルを細断し、120 ℃以下で乾燥したのち粉砕し、
篩分けして微粒子部分を集め、直ちに密封保存した。分
子量はウベローデ粘度計を用い1Nの食塩水中で測定し
た極限粘度から求めた。このようにして得られるアクリ
ルアミド三元共重合体を実施例1の共重合体として用い
た。実施例2〜16および比較例1〜15に用いた共重
合体は用いる単量体のモル比を変えたほかは実施例1の
共重合体と同様な製造法により製造した。
土壌にピートモスなどの有機系素材を混合し、肥料成分
の添加した培土に(1)で製造した微粒子状のアクリル
アミド三元共重合体を混合して機械移植用培土を調整し
た。この培土を1つの大きさが直径16mm、深さ25mm
のポット448個からなる育苗トレイに詰め、圧縮した
後、たまねぎの種子(フラヌイ53)を播種し、同一の
培土で覆土した。ハウス内の育苗床に育苗トレーの底面
が良く密着する様に圧着設置した後、トレイ1枚当り9
00gの灌水を行ない、10日間シルバーポリトウで覆
って発芽させたのちシルバーポリトウを取り去り、適時
に灌水を行って育苗した。播種後45日目から灌水を1
0日間止めた後、育苗トレイ内の根のみを残して育苗床
から育苗トレイをはがし、トレイの底部から金属棒でつ
きあげて根鉢部が形成されている苗を得た。
とおりである。 発芽率:播種後15日目に448穴×3枚のトレイの発
芽数を求め比率を計算した。 吸水性:灌水を止めて乾燥させて含水率を105%程度
にした培土に、灌水し、給水状態を観察し、その吸水性
から、A:(水が培土表面にたまることなく、ただちに
吸収される)B:(初期のみ吸収する)およびC:(表
面が水をはじき盛り上がる)と表現した。
れた14×7=98個の根鉢部が形成されている苗を8
0mmの高さから根鉢部の底を下にして、板の上に自然落
下させ、壊れた個数を求めた。壊れた個数によって、A
(壊れた数0〜4個),B(壊れた数5〜9個)、C
(壊れた数10〜19個)、D(壊れた数20〜49
個)またはE(壊れた数50以上)で表示する。
て居る苗を培土の際から切断した後、はがして得られた
14×7=98個の截頭円錐形の根鉢部(上面直径15
mm、底面直径12.5mm、高さ24mm)を底面を下にし
て、(株)イマダのDPS−5/MV−100AC型卓
上式圧縮試験機で圧縮破壊時の強度を測定し、その平均
値を圧縮破壊強度とした。また圧縮破壊強度0.34kg
以下では、機械移植する際に根鉢部が破損し正常な移植
が出来ないことから、圧縮破壊強度0.35kg以上のサ
ンプル数を拾いだしその比率を合格%として表示する。
じ移植作業と同時に灌水を行い、植え付け時の欠株数お
よび斜め株数を調査し移植不良株の割合を求め、その割
合から、A(不良率10%未満)、B(不良率10〜1
5%未満)、C(不良率15〜25%未満)またはD
(不良率25%以上)で示した。 活着性(新根数):植え付け後7日目に任意に10本の
苗を掘り起こし、新たに生じている根の数を数えその平
均値で表示した。
られた分子量1500万から1700万のアクリルアミ
ド共重合体の添加量を変えて機械移植用培土を作成し、
発芽率および根鉢部の特性および活着性(新根数)を評
価した。結果を表1に示す。
7〕 AMPSNa4モル%およびAANa6モル%を共重合
して得られた分子量の異なるアクリルアミド共重合体の
分子量および添加量を変えて機械移植用培土を作成し、
発芽率および根鉢部の落下強度を評価した。結果を表2
に示す。
9〕 AMPSNa4モル%およびAANa6モル%を共重合
して得られた分子量1800万のアクリルアミド共重合
体の添加量をかえて機械移植用培土を作成し、発芽率、
根鉢部の特性および機械移植性について評価した。結果
を表3に示す。
PSNaとAANaまたはAMPSNaとIANaとか
ら得られる分子量1000万以上のアクリルアミド共重
合体の添加量を変えて機械移植用培土を作成し、発芽率
および根鉢部の特性および活着性(新根数)を評価し
た。結果を表4に示す。
系単量体、モノカルボン酸(塩)を含有するアクリルア
ミド系単量体およびアクリルアミドを共重合して得られ
る三元共重合体を結合剤として用いた育苗用培土におい
ては、乾燥時でも、育苗用容器の容器壁から培土塊を剥
離させ易く、また形成された根鉢部の強度はより高いた
め抜き取り時に破損することがなく、安定した機械移植
を行うことができる。また根鉢部は親水性であり、移植
後の灌水によって根鉢部を結合している力が低下し容易
に崩壊するようになるため、移植後の苗の発根を阻害す
ることがない。
Claims (3)
- 【請求項1】 培土に、スルホン酸塩含有アクリル系単
量体1〜20モル%、モノカルボン酸塩含有アクリル系
単量体6〜12モル%およびアクリルアミドの共重合体
であって分子量1000万以上の水溶性三元共重合体の
0.15〜5重量%を混合してなる機械移植用育苗用培
土。 - 【請求項2】 スルホン酸塩含有アクリル系単量体が2
−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸
塩であり、モノカルボン酸塩含有アクリル系単量体がア
クリル酸塩であることを特徴とする請求項1記載の機械
移植用育苗用培土。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の機械移植用育苗用
培土を含んでなるたまねぎ、長葱またはアスパラガスの
育苗用培土。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10077114A JP2876002B1 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 改良された機械移植用育苗用培土 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10077114A JP2876002B1 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 改良された機械移植用育苗用培土 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2876002B1 JP2876002B1 (ja) | 1999-03-31 |
JPH11269461A true JPH11269461A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13624770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10077114A Expired - Lifetime JP2876002B1 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 改良された機械移植用育苗用培土 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876002B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000136383A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 含水土壌の改良剤および改良方法 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP10077114A patent/JP2876002B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000136383A (ja) * | 1998-11-04 | 2000-05-16 | Nippon Shokubai Co Ltd | 含水土壌の改良剤および改良方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2876002B1 (ja) | 1999-03-31 |
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