JPH11269308A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH11269308A JPH11269308A JP10075584A JP7558498A JPH11269308A JP H11269308 A JPH11269308 A JP H11269308A JP 10075584 A JP10075584 A JP 10075584A JP 7558498 A JP7558498 A JP 7558498A JP H11269308 A JPH11269308 A JP H11269308A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- weight
- resin
- parts
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
ト操縦安定性に優れた空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 空気入りタイヤのトレッド部において、
該トレッド部のゴムが、原料ゴム100重量部中に、S
BRを50重量部以上含有し、原料ゴム100重量部に
対して、水酸化アルミニウムを5〜40重量部含有し、
軟化剤を20重量部以上含有し、該軟化剤重量部のうち
5〜55重量部が35℃〜150℃の軟化点を有する特
定の樹脂系軟化剤であり、かつ特定のジチオリン酸化合
物系加硫促進剤又はベンゾチアゾール化合物系加硫促進
剤を原料ゴム100重量部に対して、0.2〜10.0
重量部を含有するゴム組成物からなるトレッド部を有す
る。
Description
し、詳しくは走行初期から中期、末期までタイヤのウエ
ット操縦安定性(以下、単に操縦性という)に優れた空
気入りタイヤに関する。
寿命化に伴って、走行中期、末期に至るまで、操縦性に
優れたタイヤが求められている。特に、乗用車タイヤに
おいては、バイアスタイヤからラジアルタイヤへ変化
し、ラジアルタイヤでも偏平率を82から70、さらに
65へと変化させるに伴って、高度に優れた操縦性が強
く要請されている。
用の各種ゴム配合剤が検討されているが加硫促進剤に着
目すれば、特開昭58−87138公報では、特定の加
硫促進剤と特定の老化防止剤を配合したゴム組成物が耐
熱硬化性を改良し、タイヤ走行末期の外観を改善するこ
とが開示されているがタイヤの運動性能等については全
く検討されていない。また、特開昭56−139542
公報では、特定の加硫促進剤を用いたゴム組成物がゴム
練りにおける燒け(スコーチ性)を改良することを開示
しているが、タイヤの性能に関しては記載もなく、示唆
もない。また、無機充填剤に着目すれば、特開平10−
53003公報では、アルミナを用いたゴム組成物がそ
のタイヤの初期の操縦性を向上させることが開示されて
いるが、走行中期以降まで、この操縦性を維持すること
はできない。
に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、走行初期か
ら中期、末期までタイヤの操縦性に優れた空気入りタイ
ヤを提供することにある。
ゴムに配合されるポリマーや各種配合剤に着目し、鋭意
検討の結果、下記の手段によって、課題が解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
は、空気入りタイヤのトレッド部において、該トレッド
部のゴムが、原料ゴム100重量部中に、SBRを50
重量部以上含有し、原料ゴム100重量部に対して、水
酸化アルミニウムを5〜40重量部含有し、軟化剤を2
0重量部以上含有し、該軟化剤重量部のうち5〜55重
量部が35℃〜150℃の軟化点を有する、クマロン樹
脂、フェノール・テルペン系樹脂及び石油系炭化水素樹
脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂系軟
化剤であり、かつ下記一般式(I) で表されるジチオリン
酸金属塩、O,O’−ジアルキルジチオリン酸ジスルフ
ィド及びO,O’−ジアルキルジチオリン酸テトラスル
フィドからなる群より選択される少なくとも1種のジチ
オリン酸化合物系加硫促進剤を原料ゴム100重量部に
対して、0.2〜10.0重量部を含有するゴム組成物
からなるトレッド部を有することを特徴とする。
炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜10のアリー
ル基を表す。このアルキル基は直鎖状、分枝鎖状、環状
のいずれでもよい。M1 はZn原子、Sb原子、Fe原
子又はCu原子を表し、nは結合する金属の原子価の数
を表す。) (2)前記(1)項に記載の一般式(I) で表されるジチ
オリン酸金属塩は下記一般式(II)で表されるジチオリ
ン酸化合物系加硫促進剤であることが好ましい。
し、nは結合する金属の原子価の数を表す。) (3)本発明の空気入りタイヤは、空気入りタイヤのト
レッド部において、該トレッド部のゴムが、原料ゴム1
00重量部中に、SBRを50重量部以上含有し、原料
ゴム100重量部に対して、水酸化アルミニウムを5〜
40重量部含有し、軟化剤を20重量部以上含有し、該
軟化剤重量部のうち5〜55重量部が35℃〜150℃
の軟化点を有する、クマロン樹脂、フェノール・テルペ
ン系樹脂及び石油系炭化水素樹脂からなる群より選択さ
れる少なくとも1種の樹脂系軟化剤であり、かつ下記一
般式(III)、(IV)、(V) 及び(VI)で表される各化合物か
らなる群より選択される少なくとも1種のベンゾチアゾ
ール化合物系加硫促進剤を原料ゴム100重量部に対し
て、0.2〜10.0重量部を含有するゴム組成物から
なるトレッド部を有することを特徴とする。
水素原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜1
0のアリール基を表す。但し、R3 及びR4 が同時に水
素原子である場合を除く。R5 は炭素数1〜8のアルキ
ル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表し、R6
は水素原子又は−N(R7 )R8 で表されるアミノ基を
表し、R7 及びR8 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素
数2〜4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表す。但
し、R7 及びR8 が同時に水素原子である場合を除く。
R9 及びR10はそれぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル
基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表す。XはZ
n原子、Cu原子又は>N−R13で表されるアミノ基を
表し、R13は炭素数2〜4のアルキル基又はシクロヘキ
シル基を表す。R11及びR12はR9 と同義である。) (4)前記(3)項に記載の一般式(III) で表されるベ
ンゾチアゾール化合物系加硫促進剤のR3 及びR4 はそ
れぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基又はフェ
ニル基である(但し、R3 及びR4 が同時に水素原子で
ある場合を除く)ことが好ましい。
で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進剤は、ビ
ス−(4−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサルファイ
ド、ビス−(5−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサル
ファイド、メルカプト−4−メチルベンゾチアゾール及
びメルカプト−5−メチルベンゾチアゾールからなる群
より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
(V) 及び(VI)で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫
促進剤のアルコキシ基の芳香族単環での位置は4位又は
6位であることが好ましく、中でも4位であることがよ
り好ましい。
(V) 及び(VI)で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫
促進剤のアルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基及びブ
トキシ基からなる群より選ばれる基であることが好まし
く、中でもエトキシ基であることがより好ましい。
樹脂系軟化剤の軟化点は70〜130℃であることが好
ましい。
樹脂系軟化剤のクマロン樹脂は軟化点が70〜130℃
のクマロン・インデン樹脂であることが好ましい。
の樹脂系軟化剤のフェノール・テルペン系樹脂はフェノ
ール・アセチレン樹脂又はフェノール・ホルムアルデヒ
ド樹脂であることが好ましい。
の樹脂系軟化剤の石油系炭化水素樹脂は脂肪族系環状炭
化水素樹脂又は芳香族系炭化水素樹脂であることが好ま
しい。
のゴム組成物は、原料ゴム100重量%中に、SBRの
スチレン単位が20重量%以上を含有するようにSBR
が配合されることが好ましい。
2)項に記載のゴム組成物は、原料ゴム100重量部中
に、スチレン含有率が30重量%以上のSBRを含有す
ることが好ましい。
ニウムと特定の樹脂系軟化剤と特定の加硫促進剤とを三
者併用することに大きな特徴がある。
示される加硫促進剤により、タイヤ走行中期以降に熱履
歴によるゴムの硬化が抑制され、ゴムが軟かく保たれ、
(2)本発明に係る特定の樹脂系軟化剤によりタイヤ走
行末期に熱履歴によるゴムの硬化がさらに抑制され、ゴ
ムが軟らかく保たれ、一方(3)水酸化アルミニウムの
タイヤ操縦性向上効果はゴムが軟かい程、大きくなる。
に記述したように、通常ゴムが熱老化し、硬化する、タ
イヤ走行中期以降、末期に、前記特定の樹脂系軟化剤及
び特定の加硫促進剤により軟かく保たれたゴムに水酸化
アルミニウムが存在すると、単に水酸化アルミニウムを
使用した場合や単に前記特定の樹脂系軟化剤のみを使用
した場合や単に前記特定の加硫促進剤のみを使用した場
合に比べて、タイヤの操縦性は著しく良好となる。すな
わち、水酸化アルミニウムと特定の樹脂系軟化剤と特定
の加硫促進剤の三者併用によって、相乗的に優れた操縦
性が発現するという新知見を得るに至り、本発明の空気
入りタイヤが得られたものである。
ッド部のゴム(本発明に係る各種配合剤を含有するゴ
ム)は、トレッド部が一層の場合のゴムに適用されても
よいし、またトレッド部がラジアル方向外側に配置され
たキャップゴムとラジアル方向内側に配置されたベース
ゴムの二層から構成される場合、上記トレッド部ゴム
は、ベースゴムに適用されることがより好ましく、キャ
ップゴムとベースゴムの両ゴム又はベースゴムに適用さ
れることがさらに好ましい。
部中に、SBR(スチレンブタジエンゴム)を50重量
部以上、好ましくは70重量部以上含有することが必要
である。SBRの配合量が50重量部未満では操縦性、
乗り心地性が劣るので好ましくない。このSBRについ
ては、SBRに含まれるスチレン単位が原料ゴム100
重量%中に、20重量%以上含有するようにSBRを配
合することが好ましい。例えばSBRを50重量部と他
の原料ゴムの天然ゴム50重量部を配合する場合、この
SBRのスチレン含有率は40重量%以上であることを
意味する。
100重量部中に、スチレン含有率が30重量%以上の
SBRを含有することが好ましい。例えばスチレン含有
率が35重量%のSBRを10重量部、スチレン含有率
が23.5重量%のSBRを40重量部と他の原料ゴム
の天然ゴム50重量部を配合する場合、全原料ゴム10
0重量%中のスチレン単位は20重量%未満となるがこ
ういう配合でもよいことを示す。
条件を満たすものであれば制限されないが、市販の乳化
重合SBR、溶液重合SBR等を用いることができる。
のSBRのほか、他のSBR、天然ゴム、合成ゴム、例
えばイソプレンゴム,ブタジエンゴム,ブチルゴム(ハ
ロゲン化ブチルゴムを含む)、エチレン−プロピレンゴ
ム等を挙げることができる。
(OH)3 〕は原料ゴム100重量部に対して、5〜4
0重量部、好ましくは10〜30重量部で使用される。
使用量が5重量部未満ではタイヤの操縦性向上効果が小
さくなり、また40重量部を越えると耐摩耗性が低下す
るので好ましくない。また水酸化アルミニウムの平均粒
径は0.01〜10μmが好ましく、0.01〜2μm
がより好ましい。粒径が0.01μm未満では混練作業
性が悪化し、また10μmを越えると、トレッドゴムの
耐破壊特性、特に耐摩耗性が悪化し、好ましくない。
料ゴム100重量部に対して、20重量部以上含まれ
る。該軟化剤重量部のうち5〜55重量部、効果の点か
ら好ましくは10〜55重量部が35℃〜150℃、効
果の点から好ましくは70〜130℃の軟化点を有す
る、クマロン樹脂、フェノール・テルペン系樹脂及び石
油系炭化水素樹脂からなる群より選択される少なくとも
1種の樹脂系軟化剤である。この樹脂系軟化剤の量が5
重量部未満では十分な効果が得られず、55重量部を越
えると、作業性、耐摩耗性の低下をひきおこすので好ま
しくない。
では他部材への移行の点から、軟化点が150℃を越え
ると混練作業性の悪化、分散性の悪化の点から好ましく
ない。
インデン樹脂;クマロン樹脂、ナフテン系油、フェノー
ル樹脂、ロジンの混合樹脂等を挙げることができる。中
でも、効果の点からクマロン・インデン樹脂が好まし
い。
えばフェノール・アセチレン樹脂、フェノール・ホルム
アルデヒド樹脂、テルペン・フェノール樹脂、ポリテル
ペン樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂等を挙げる
ことができる。中でも、効果の点から、フェノール・ア
セチレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂が好
ましい。
ポリテルペン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂(例えば日石
ネオポリマー80(商品名、日本石油社製))、脂肪族
系炭化水素樹脂(例えばタッキロール1000(商品
名、住友化学社製))、脂肪族系環状炭化水素樹脂(例
えばジシクロペンタジエン)、脂肪族・芳香族系石油樹
脂(例えばハイレッツG100X(商品名、三井石油化
学社製))、水素添加炭化水素樹脂(例えばエスコレッ
ツ5300(商品名、エクソン化学社製))、炭化水素
系粘着化樹脂(例えばPiccotac resins
A(商品名、ハーキュリーズ ジャパン社製))、脂
肪族・脂環族系石油樹脂(例えばエスコレッツ1401
(商品名、エクソン化学社製))、ロジン誘導体、テル
ペン系樹脂等を挙げることができる。中でも効果の点か
ら、脂肪族系環状炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂
が好ましい。
リン酸化合物系加硫促進剤は前記一般式(I) で表される
ジチオリン酸金属塩、O,O’−ジアルキルジチオリン
酸ジスルフィド及びO,O’−ジアルキルジチオリン酸
テトラスルフィドからなる群より選択される少なくとも
1種である。
金属塩のR1 及びR2 はそれぞれ独立に、炭素数1〜8
のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基であり、
このアルキル基は直鎖状、分枝鎖状、環状のいずれでも
よい。M1 はZn原子、Sb原子、Fe原子又はCu原
子であり、nは結合する金属の原子価の数である。中で
も、R1 及びR2 は、炭素数3〜4のアルキル基が好ま
しい。炭素数が2以下のアルキル基を有するジチオリン
酸金属塩はゴムへの溶解性が低下する傾向があり、炭素
数が5以上では効果のさらなる向上が得られず、経済的
な観点からもこれ以上の炭素数の増大は必ずしも効果的
ではない。また、金属としては、Zn原子又はSb原子
が好ましい。つまり、前記式(II)に示すようなジチ
オリン酸金属塩が好ましい。
しては、例えばO,O’−ジプロピルジチオリン酸亜
鉛、O,O’−ジイソプロピルジチオリン酸亜鉛、O,
O’−ジ−n−ブチルジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジ
−sec−ブチルジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジ−t
−ブチルジチオリン酸亜鉛、O,O’−ジフェニルジチ
オリン酸亜鉛、O,O’−ジシクロヘキシルジチオリン
酸亜鉛、O,O’−ジプロピルジチオリン酸アンチモ
ン、O,O’−ジイソプロピルジチオリン酸アンチモ
ン、O,O’−ジ−n−ブチルジチオリン酸アンチモ
ン、O,O’−ジ−sec−ブチルジチオリン酸アンチ
モン、O,O’−ジ−t−ブチルジチオリン酸アンチモ
ン、O,O’−ジフェニルジチオリン酸アンチモン、
O,O’−ジシクロヘキシルジチオリン酸アンチモン等
が挙げられ、中でも、O,O’−ジイソプロピルジチオ
リン酸亜鉛、O,O’−ジ−n−ブチルジチオリン酸亜
鉛、O,O’−ジイソプロピルジチオリン酸アンチモ
ン、O,O’−ジ−n−ブチルジチオリン酸アンチモン
が好ましい。これらの加硫促進剤は単独で、又は2種以
上の混合物で用いることができる。
フィド又はO,O’−ジアルキルジチオリン酸テトラス
ルフィドのとしては、例えばO,O’−ジブチルジチオ
リン酸ジスルフィド、O,O’−ジイソプロピルジチオ
リン酸ジスルフィド、O,O’−ジプロピルジチオリン
酸ジスルフィド、O,O’−ジエチルジチオリン酸ジス
ルフィド、O,O’−ジメチルジチオリン酸ジスルフィ
ド、O,O’−ビス(2−エチルヘキシル)ジチオリン
酸ジスルフィド、O,O’−ビス(4−メチルペンチ
ル)ジチオリン酸ジスルフィド、O,O’−ジオクタデ
シルジチオリン酸ジスルフィド、O,O’−ジブチルジ
チオリン酸テトラスルフィド、O,O’−ジイソプロピ
ルジチオリン酸テトラスルフィド、O,O’−ジプロピ
ルジチオリン酸テトラスルフィド、O,O’−ジエチル
ジチオリン酸テトラスルフィド、O,O’−ジメチルジ
チオリン酸テトラスルフィド、O,O’−ビス(2−エ
チルヘキシル)ジチオリン酸テトラスルフィド、O,
O’−ビス(4−メチルペンチル)ジチオリン酸テトラ
スルフィド、O,O’−ジオクタデシルジチオリン酸テ
トラスルフィド等が挙げられる。中でも効果の点から、
O,O’−ジブチルジチオリン酸テトラスルフィド、
O,O’−ジイソプロピルジチオリン酸テトラスルフィ
ド、O,O’−ビス(2−エチルヘキシル)ジチオリン
酸テトラスルフィドが好ましい。
剤は原料ゴム100重量部に対して0.2〜10.0重
量部、好ましくは0.5〜5.0重量部含むことが必要
である。0.2重量部未満では走行後の操縦性及び乗り
心地性向上効果が低く、10.0重量部を越えて配合し
ても、効果のさらなる向上は認められず、経済的な観点
からもこれ以上の増量は効果的ではない。
ゾチアゾール化合物系加硫促進剤は前記一般式(III)、
(IV)、(V) 及び(VI)で表される各化合物からなる群より
選択される少なくとも1種である。
で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進剤のR3
及びR4 は同時に水素原子である場合を除き、それぞれ
独立に、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素
数6〜10のアリール基であり、好ましくは、水素原
子、炭素原子数1〜6のアルキル基又は炭素原子数6〜
10のアリール基であり、それぞれ水素原子、メチル
基、エチル基又はフェニル基であることがより好まし
い。
−メルカプト−4−メチルベンゾチアゾール、2−メル
カプト−4−エチルベンゾチアゾール、2−メルカプト
−5−メチルベンゾチアゾール、2−メルカプト−5−
エチルベンゾチアゾール、2−メルカプト−6−メチル
ベンゾチアゾール、2−メルカプト−6−エチルベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−4,5−ジメチルベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−4,5−ジエチルベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−4−フェニルベンゾチア
ゾール、2−メルカプト−5−フェニルベンゾチアゾー
ル、2−メルカプト−6−フェニルベンゾチアゾール、
ビス−(4−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサルファ
イド、ビス−(4−エチルベンゾチアゾリル−2)ジサ
ルファイド、ビス−(5−メチルベンゾチアゾリル−
2)ジサルファイド、ビス−(5−エチルベンゾチアゾ
リル−2)ジサルファイド、ビス−(6−メチルベンゾ
チアゾリル−2)ジサルファイド、ビス−(6−エチル
ベンゾチアゾリル−2)ジサルファイド、ビス−(4,
5−ジメチルベンゾチアゾリル−2)ジサルファイド、
ビス−(4,5−ジエチルベンゾチアゾリル−2)ジサ
ルファイド、ビス−(4−フェニルベンゾチアゾリル−
2)ジサルファイド、ビス−(5−フェニルベンゾチア
ゾリル−2)ジサルファイド、ビス−(6−フェニルベ
ンゾチアゾリル−2)ジサルファイド等が挙げられる。
中でもビス−(4−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサ
ルファイド、ビス−(5−メチルベンゾチアゾリル−
2)ジサルファイド、メルカプト−4−メチルベンゾチ
アゾール及びメルカプト−5−メチルベンゾチアゾール
が好ましい。これらの加硫促進剤は単独で、又は2種以
上の混合物で用いることができる。
されないが、例えば特開昭49−93361公報等を用
いて容易に製造することができる。
(V)又は(VI)で表されるベンゾチアゾール化合物
系加硫促進剤はアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾ
チアゾール化合物であり、単独又は二種以上の混合物で
用いられる。
アルケニル基又はシクロアルキル基を表し、R6 は水素
原子又は−N(R7 )R8 で表されるアミノ基を表し、
R7及びR8 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数2〜
4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表す(ただし、
R7 及びR8 が同時に水素原子である場合を除く)。R
9 及びR10はそれぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル
基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表す。XはZ
n原子、Cu原子又は>N−R13で表されるアミノ基を
表し、R13は炭素数2〜4のアルキル基又はシクロヘキ
シル基を表す。R 11及びR12はR9 と同義である。
−OR5 、−OR9 、−OR10、−OR11及び−OR12
の各基はそれぞれ独立にメトキシ基、エトキシ基又はブ
トキシ基であることが効果の点から好ましく、さらにエ
トキシ基がより好ましい。
ル化合物系加硫促進剤としては、例えば、4−メトキシ
−2−メルカプトベンゾチアゾール、5−メトキシ−2
−メルカプトベンゾチアゾール、6−メトキシ−2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、7−メトキシ−2−メルカ
プトベンゾチアゾール、4−エトキシ−2−メルカプト
ベンゾチアゾール、5−エトキシ−2−メルカプトベン
ゾチアゾール、6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール、7−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、4−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、5−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、
6−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、7−
ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、N−te
rt−ブチル−4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミド、N−tert−ブチル−5−メトキシ
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−ter
t−ブチル−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド、N−tert−ブチル−7−メトキシ−
2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert
−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド、N−tert−ブチル−5−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−
ブチル−6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェ
ンアミド、N−tert−ブチル−7−エトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブ
チル−4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェン
アミド、N−tert−ブチル−5−ブトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチ
ル−6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N−tert−ブチル−7−ブトキシ−2−ベン
ゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−4−メト
キシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エ
チル−5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェン
アミド、N−エチル−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、N−エチル−7−メトキシ−2
−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−4
−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、
N−エチル−5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド、N−エチル−6−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−7−エトキ
シ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチ
ル−4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N−エチル−5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミド、N−エチル−6−ブトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−7−
ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N
−シクロヘキシル−4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−5−メトキ
シ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シク
ロヘキシル−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド、N−シクロヘキシル−7−メトキシ−2
−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキ
シル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェン
アミド、N−シクロヘキシル−5−エトキシ−2−ベン
ゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−
6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−シクロヘキシル−7−エトキシ−2−ベンゾチ
アゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−4−
ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N
−シクロヘキシル−5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−6−ブトキ
シ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シク
ロヘキシル−7−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−4−メトキ
シ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−
ジシクロヘキシル−5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−6−
メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、
N,N−ジシクロヘキシル−7−メトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシ
ル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N,N−ジシクロヘキシル−5−エトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロ
ヘキシル−6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−7−エトキシ
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジ
シクロヘキシル−4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−5−ブ
トキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,
N−ジシクロヘキシル−6−ブトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−
7−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、等が挙げられる。
化合物系加硫促進剤としては、例えばジ−4−メトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−5−メトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−6−メトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−7−メトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−4−エトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−5−エトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−6−エトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−7−エトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−4−ブトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−5−ブトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−6−ブトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、ジ−7−ブトキシ
−2−ベンゾチアジルジスルフィド、等が挙げられる。
ル化合物系加硫促進剤としては、例えば、4−メトキシ
−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、5−メトキ
シ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、6−メト
キシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、7−メ
トキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、4−
エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、5
−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、
6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛
塩、7−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜
鉛塩、4−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール
亜鉛塩、5−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル亜鉛塩、6−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾ
ール亜鉛塩、7−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチア
ゾール亜鉛塩、4−メトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、5−メトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、6−メトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、7−メトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、4−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、5−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、7−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、4−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、5−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、6−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、7−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール銅塩、N−エチル−(4−メトキシ−2−ベン
ゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(5−
メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、
N−エチル−(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)
スルフェンイミド、N−エチル−(7−メトキシ−2−
ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル
(4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−t−ブチル(5−メトキシ−2−ベンゾチア
ゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(6−メト
キシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−
t−ブチル(7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−シクロヘキシル(4−メトキシ−
2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロ
ヘキシル(5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−シクロヘキシル(6−メトキシ−2
−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘ
キシル(7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフ
ェンイミド、N−エチル−(4−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(5−エ
トキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N
−エチル−(6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−エチル−(7−エトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル
(4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−t−ブチル(5−エトキシ−2−ベンゾチア
ゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(6−エト
キシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−
t−ブチル(7−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−シクロヘキシル(4−エトキシ−
2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロ
ヘキシル(5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−シクロヘキシル(6−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘ
キシル(7−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフ
ェンイミド、N−エチル−(4−ブトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(5−ブ
トキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N
−エチル−(6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−エチル−(7−ブトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル
(4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−t−ブチル(5−ブトキシ−2−ベンゾチア
ゾリル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(6−ブト
キシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−
t−ブチル(7−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−シクロヘキシル(4−ブトキシ−
2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロ
ヘキシル(5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−シクロヘキシル(6−ブトキシ−2
−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘ
キシル(7−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフ
ェンイミド、等が挙げられる。
剤の中で、一般式(IV)、(V)及び(VI)に含ま
れるアルコキシ基の芳香族単環での位置が4位又は6位
であることが好ましく、4位であることがさらに好まし
い。さらに付記すれば、芳香族単環の4位又は6位にア
ルコキシ基を有するベンゾチアゾール化合物が原材料の
入手の容易さ、合成の容易さの点で好ましい。また芳香
族単環の4位又は6位にアルコキシ基を有するベンゾチ
アゾリルスルフェンアミド、ベンゾチアジルジスルフィ
ド、及びベンゾチアゾリルスルフェンイミドもスコーチ
性の点で好ましい。さらに、芳香族単環の4位にアルコ
キシ基を有する化合物がゴム組成物の熱老化中の硬化を
抑制するので、より好ましい。
されないが、例えば特開昭49−93361公報等を用
いて容易に製造することができる。
物系加硫促進剤の配合量はゴム原料100重量部に対し
て0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜5.0重量
部であり、配合量が0.2重量部未満では十分な効果が
得られず、10重量部を越えると、それ以上の効果が得
られないのみならず、スコーチ性などの作業性が低下す
る。
は、この他に汎用加硫促進剤である2−メルカプトベン
ゾチアジルジスルフィド、N−t−ブチルベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、N−シクロヘキシルベンゾチア
ゾリルスルフェンアミドのようなチアゾール類加硫促進
剤やテトラ(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィドのようなチウラ
ム類加硫促進剤を適宜配合できる。
て前記必須成分と共に通常用いられる、カーボンブラッ
ク、シリカ、酸化亜鉛、ステアリン酸、老化防止剤、W
AX、シランカップリング剤、加硫剤等の成分を本発明
の効果を損なわない範囲において適宜配合することがで
きる。
使用量は、原料ゴム100重量部に対して0.1〜5重
量部、好ましくは1〜2重量部である。0.1重量部未
満では加硫ゴムの破壊強度、耐摩耗性が低下し、5重量
部を越えるとゴム弾性が損なわれる。
ロール、インターナルミキサー、バンバリーミキサー等
の混練機を用いて混練りすることによって得られ、成形
加工後、加硫を行い、タイヤトレッド等に用いられる。
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本実施例
に限定されるものではない。
は下記の方法によった。テストコースにて、FF4ドア
セダンを用いて、ウエットアスファルト路面にて、実車
走行を行い、駆動性、制動性、ハンドル応答性、操舵時
のコントロール性をテストドライバーが総合評価して、
走行前のタイヤ(新品タイヤ)操縦性の評価とした。さ
らに、同一のタイヤを一般市場を2万km及び4万km
走行させ、それぞれ走行中期操縦性及び走行末期操縦性
の評価とした。
3、比較例2、3、4及び5のそれぞれ走行前タイヤ、
走行中期タイヤ、走行末期タイヤ、並びに比較例1の走
行中期タイヤ、走行末期タイヤはいずれも比較例1の走
行前のタイヤをコントロールとして、コントロールとの
差を±の数値で示した。+の数値が大きい程、性能が優
れていることを示す。ここで、±0とはテストドライバ
ーがコントロールタイヤ対比の性能差を検知できないこ
と、+1とはテストドライバーがコントロールタイヤ対
比で有意に性能差を検知できる程度に性能が優れている
こと、+2とはテストドライバーが明確に性能差を感知
できる程度に性能が優れていること、+3とはテストド
ライバーが非常に明確に性能差を感知できる程度に性能
が優れていること、+4とは一般ドライバーが明確に性
能差を感知できる程度に性能が優れていること、を示
す。また、−の数値が大きいほど、性能が劣っているこ
とを示す。−1、−2、−3、−4の劣っている程度は
上記+の数値に対応して「優れている」を「劣ってい
る」と読み代えたものとする。
1に示す配合処方に従って、混練配合を行い、このトレ
ッドゴム配合物を用いて、195/60R14サイズの
タイヤを試作し、タイヤの性能を測定した。結果を表1
に示す。
成ゴム(株)製) 2)SBR 0120 (スチレン含有率35重量%、37.5%油
展、日本合成ゴム(株)製) 3)カーボンブラック:ISAF、シースト7H(東海カーボ
ン(株)製) 4)TMDQ:2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン重合物 5)IPPD:N−イソプロピル−N’−フェニル−p
−フェニレンジアミン 6)ジシクロペンタジエン樹脂:LX1055(商品
名、Neville Chemical(株)製、軟化
点105℃) 7)ハイジライト43M(商品名、昭和電工(株)製、
平均粒径0.6μm) 8)MBTS:ビス−(ベンゾチアゾリル−2)ジサル
ファイド 9)DPG:ジフェニルグアニジン 10)MMBTS:ビス−(4−メチルベンゾチアゾリル
−2)ジサルファイド 11)TBBS:N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド 12) DIPDPZn:O,O’−ジイソプロピルジチオ
リン酸亜鉛 13)原料ゴム中の重量% 表1に示されるように、本発明の空気入りタイヤは、走
行前の操縦性に対して、走行中期、末期まで操縦性を高
度に維持することができる。
に係る樹脂系軟化剤及び本発明に係る加硫促進剤をいず
れも使用しない場合(比較例1)、水酸化アルミニウム
及び樹脂系軟化剤を使用せず、本発明に係るベンゾチア
ゾール化合物系加硫促進剤のみを使用する場合(比較例
2)、水酸化アルミニウム及び樹脂系軟化剤を使用せ
ず、本発明に係るジチオリン酸化合物系加硫促進剤のみ
を使用する場合(比較例3)、本発明に係る樹脂系軟化
剤及び本発明に係る加硫促進剤を使用せず、水酸化アル
ミニウムのみを使用する場合(比較例4)水酸化アルミ
ニウムを使用せず、本発明に係る樹脂系軟化剤及びジチ
オリン酸化合物系加硫促進剤を使用する場合(比較例
5)はいずれもタイヤの走行中期、末期の操縦性が悪化
する。一方、本発明に係る水酸化アルミニウム、樹脂系
軟化剤及び加硫促進剤を三者併用する場合(実施例1、
2)はタイヤの走行初期から走行中期、末期まで操縦性
が高度に維持されていることがわかる。
な構成としたので、走行初期から中期、末期まで操縦性
を高度に維持するという優れた効果を奏する。
Claims (13)
- 【請求項1】 空気入りタイヤのトレッド部において、 該トレッド部のゴムが、原料ゴム100重量部中に、S
BRを50重量部以上含有し、原料ゴム100重量部に
対して、水酸化アルミニウムを5〜40重量部含有し、
軟化剤を20重量部以上含有し、該軟化剤重量部のうち
5〜55重量部が35℃〜150℃の軟化点を有する、
クマロン樹脂、フェノール・テルペン系樹脂及び石油系
炭化水素樹脂からなる群より選択される少なくとも1種
の樹脂系軟化剤であり、かつ下記一般式(I) で表される
ジチオリン酸金属塩、O,O’−ジアルキルジチオリン
酸ジスルフィド及びO,O’−ジアルキルジチオリン酸
テトラスルフィドからなる群より選択される少なくとも
1種のジチオリン酸化合物系加硫促進剤を原料ゴム10
0重量部に対して、0.2〜10.0重量部を含有する
ゴム組成物からなるトレッド部を有することを特徴とす
る空気入りタイヤ。 【化1】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立に、炭素数1〜8
のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基を表す。
このアルキル基は直鎖状、分枝鎖状、環状のいずれでも
よい。M1 はZn原子、Sb原子、Fe原子又はCu原
子を表し、nは結合する金属の原子価の数を表す。) - 【請求項2】 前記一般式(I) で表されるジチオリン酸
金属塩が下記一般式(II)で表されるジチオリン酸化合
物系加硫促進剤であることを特徴とする請求項1記載の
空気入りタイヤ。 【化2】 (式中、M2 はZn原子又はSb原子を表し、nは結合
する金属の原子価の数を表す。) - 【請求項3】 空気入りタイヤのトレッド部において、 該トレッド部のゴムが、原料ゴム100重量部中に、S
BRを50重量部以上含有し、原料ゴム100重量部に
対して、水酸化アルミニウムを5〜40重量部含有し、
軟化剤を20重量部以上含有し、該軟化剤重量部のうち
5〜55重量部が35℃〜150℃の軟化点を有する、
クマロン樹脂、フェノール・テルペン系樹脂及び石油系
炭化水素樹脂からなる群より選択される少なくとも1種
の樹脂系軟化剤であり、かつ下記一般式(III)、(IV)、
(V) 及び(VI)で表される各化合物からなる群より選択さ
れる少なくとも1種のベンゾチアゾール化合物系加硫促
進剤を原料ゴム100重量部に対して、0.2〜10.
0重量部を含有するゴム組成物からなるトレッド部を有
することを特徴とする空気入りタイヤ。 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立に、水素原子、炭
素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール
基を表す。但し、R3 及びR4 が同時に水素原子である
場合を除く。R5 は炭素数1〜8のアルキル基、アルケ
ニル基又はシクロアルキル基を表し、R6 は水素原子又
は−N(R7 )R8 で表されるアミノ基を表し、R7 及
びR8 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数2〜4のア
ルキル基又はシクロヘキシル基を表す。但し、R7 及び
R8 が同時に水素原子である場合を除く。R9 及びR10
はそれぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル基、アルケニ
ル基又はシクロアルキル基を表す。XはZn原子、Cu
原子又は>N−R13で表されるアミノ基を表し、R13は
炭素数2〜4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表
す。R11及びR12はR9 と同義である。) - 【請求項4】 前記請求項3に記載の一般式(III) で表
されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進剤のR3 及び
R4 がそれぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基
又はフェニル基である(但し、R3 及びR4 が同時に水
素原子である場合を除く)ことを特徴とする請求項3記
載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記請求項3に記載の一般式(III) で表
されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進剤が、ビス−
(4−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサルファイド、
ビス−(5−メチルベンゾチアゾリル−2)ジサルファ
イド、メルカプト−4−メチルベンゾチアゾール及びメ
ルカプト−5−メチルベンゾチアゾールからなる群より
選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求
項3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 前記請求項3に記載の一般式(IV)、(V)
及び(VI)で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進
剤のアルコキシ基の芳香族単環での位置が4位又は6位
であることを特徴とする請求項3記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項7】 前記請求項3に記載の一般式(IV)、(V)
及び(VI)で表されるベンゾチアゾール化合物系加硫促進
剤のアルコキシ基がメトキシ基、エトキシ基及びブトキ
シ基からなる群より選ばれる基であることを特徴とする
請求項3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項8】 前記樹脂系軟化剤の軟化点が70〜13
0℃であることを特徴とする請求項1又は3記載の空気
入りタイヤ。 - 【請求項9】 前記樹脂系軟化剤のクマロン樹脂が軟化
点70〜130℃のクマロン・インデン樹脂であること
を特徴とする請求項1又は3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項10】 前記樹脂系軟化剤のフェノール・テル
ペン系樹脂がフェノール・アセチレン樹脂又はフェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂であることを特徴とする請求
項1又は3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項11】 前記樹脂系軟化剤の石油系炭化水素樹
脂が脂肪族系環状炭化水素樹脂又は芳香族系炭化水素樹
脂であることを特徴とする請求項1又は3記載の空気入
りタイヤ。 - 【請求項12】 前記ゴム組成物は、原料ゴム100重
量%中に、SBRのスチレン単位が20重量%以上を含
有するようにSBRが配合されることを特徴とする請求
項1又は3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項13】 前記ゴム組成物は、原料ゴム100重
量部中に、スチレン含有率が30重量%以上のSBRを
含有することを特徴とする請求項1、3又は12記載の
空気入りタイヤ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07558498A JP4567819B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 空気入りタイヤ |
EP02022629A EP1277795B1 (en) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Pneumatic tire |
EP98304958A EP0890605B1 (en) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Pneumatic tire |
DE69813682T DE69813682T2 (de) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Luftreifen |
ES02022629T ES2283494T3 (es) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Neumatico. |
ES98304958T ES2192743T3 (es) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Neumatico. |
DE69837498T DE69837498T2 (de) | 1997-07-11 | 1998-06-24 | Luftreifen |
US09/107,431 US6186204B1 (en) | 1997-07-11 | 1998-06-30 | Pneumatic tire with tread formed with a rubber compound containing a rubber component, a softener and a benzothiazole compound type vulcanization accelerator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07558498A JP4567819B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269308A true JPH11269308A (ja) | 1999-10-05 |
JP4567819B2 JP4567819B2 (ja) | 2010-10-20 |
Family
ID=13580400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07558498A Expired - Fee Related JP4567819B2 (ja) | 1997-07-11 | 1998-03-24 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4567819B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001172295A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-06-26 | Degussa Huels Ag | 有機ケイ素化合物、その製法およびその使用、ゴム混合物、その製法および成形物 |
JP2002226629A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
JP2007277307A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ |
US7371791B2 (en) | 2005-11-29 | 2008-05-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire using the same |
JP2008174664A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2010522800A (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-08 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | 樹脂を含むタイヤトレッド |
WO2018062933A3 (ko) * | 2016-09-30 | 2018-07-12 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 프로세스 오일 대체 수지를 포함하는 타이어 트레드용 조성물 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP07558498A patent/JP4567819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001172295A (ja) * | 1999-10-21 | 2001-06-26 | Degussa Huels Ag | 有機ケイ素化合物、その製法およびその使用、ゴム混合物、その製法および成形物 |
JP4686019B2 (ja) * | 1999-10-21 | 2011-05-18 | エボニック デグサ ゲーエムベーハー | 有機ケイ素化合物、その製法およびその使用、ゴム混合物、その製法および成形物 |
JP2002226629A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム組成物および空気入りタイヤ |
US7371791B2 (en) | 2005-11-29 | 2008-05-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire using the same |
JP2007277307A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ |
JP2008174664A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ |
JP2010522800A (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-08 | ソシエテ ドゥ テクノロジー ミシュラン | 樹脂を含むタイヤトレッド |
WO2018062933A3 (ko) * | 2016-09-30 | 2018-07-12 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 프로세스 오일 대체 수지를 포함하는 타이어 트레드용 조성물 |
US11028255B2 (en) | 2016-09-30 | 2021-06-08 | Kolon Industries, Inc. | Composition for tire tread comprising resin alternative to process oil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4567819B2 (ja) | 2010-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6186204B1 (en) | Pneumatic tire with tread formed with a rubber compound containing a rubber component, a softener and a benzothiazole compound type vulcanization accelerator | |
EP0945482B1 (en) | Rubber composition for tire tread and pneumatic tire using same | |
JP2007154130A (ja) | タイヤ用ゴム組成物及びその製造方法 | |
JPH08259735A (ja) | シリカ強化ゴム配合物及びそのトレッドを有するタイヤ | |
SK17182002A3 (sk) | Kaučukové kompozície a spôsob zvýšenia hodnoty vulkanizačného čísla Mooney | |
JP3548386B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4295385B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH1129657A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH11269308A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4227240B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH1149891A (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
JP2000154203A (ja) | ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP2013185105A (ja) | ゴム組成物および架橋ゴム組成物 | |
US20190345314A1 (en) | Tread for a tire | |
JPH1129658A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP0948029A2 (en) | High pressure discharge lamp | |
JP4487527B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ | |
JP2022501469A (ja) | エポキシ樹脂、アミン硬化剤およびイミダゾールをベースとするゴム組成物 | |
JP2000198883A (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
JP5051938B2 (ja) | タイヤトレッド用ゴム組成物 | |
US6197890B1 (en) | Rubber composition containing SBR rubber, softener and a bis benzothiazolyl disulfide vulcanization accelerator | |
JP2012116813A (ja) | チオ硫酸化合物又はその塩及びそれを含むゴム組成物 | |
JP2013507472A (ja) | チアゾリンを含むゴム組成物 | |
JP5310609B2 (ja) | 加硫ゴムが有する粘弾性特性を改善させるためのs−(5−アミノペンチル)チオ硫酸またはその金属塩の使用 | |
JP2011184614A (ja) | 加硫ゴム及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070410 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070730 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071204 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |