JPH11269126A - エステル合成 - Google Patents

エステル合成

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JPH11269126A
JPH11269126A JP11013659A JP1365999A JPH11269126A JP H11269126 A JPH11269126 A JP H11269126A JP 11013659 A JP11013659 A JP 11013659A JP 1365999 A JP1365999 A JP 1365999A JP H11269126 A JPH11269126 A JP H11269126A
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olefin
reactant
acid
catalyst
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JP11013659A
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Simon F T Froom
フレデリック トーマス フルーム サイモン
Stephen Robert Hodge
ロバート ホッジ スティーブン
Bhushan Sharma
シャルマ ブーシャン
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BP Chemicals Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/04Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides onto unsaturated carbon-to-carbon bonds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低級オレフィンおよび飽和低級脂肪族モノカ
ルボン酸から低級脂肪族エステルを製造する方法を提供
する。 【解決手段】 付加反応において、低級オレフィンおよ
び飽和低級脂肪族モノカルボン酸を蒸気相中でヘテロポ
リ酸触媒と接触させることにより低級脂肪族エステルを
製造する方法において、該反応体のオレフィンおよび該
酸、並びに再循環される供給物を、該ヘテロポリ酸触媒
と接触させる前に、アルデヒド不純物が実質的にないよ
うにすることを特徴とする。アセトアルデヒドは触媒毒
であり、これを供給物から除去すると、ヘテロポリ酸の
寿命および活性が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、オレフィンを低級カルボ
ン酸と酸触媒の存在下で反応させることにより、エステ
ルを合成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィンは低級脂肪族カルボン酸と反
応して対応するエステルを形成することは良く知られて
いる。かかる方法の一つは英国公開公報(GB−A−)
1259390に記載されており、ここではエチレン性
不飽和化合物を、カルボン酸とモリブデン若しくはタン
グステンの遊離のヘテロポリ酸とを含む液体媒体と接触
させる。この工程は均質工程であり、ここでヘテロポリ
酸は担持されていない。エステルを製造する別の方法が
特開平5−294894に記載され、ここで低級脂肪酸
は低級オレフィンでエステル化されて低級脂肪酸エステ
ルを形成する。この文献で、反応は気相中で、担体に支
持された金属、例えばLi、Cu、MgまたはK、のヘ
テロポリ酸の少なくとも1種からなる触媒の存在下で実
施される。使用されるヘテロポリ酸はリンタングステン
酸であり、そして記載された担体はシリカである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法の問題の一つ
は、反応への供給物に存在する不純物は、新しい供給物
であろうと工程からの再循環流であろうと、酸触媒を失
活化する傾向があることである。特に、供給物流中にア
セトアルデヒドのようなアルデヒドが100ppm以上
で存在すると、ヘテロポリ酸に有害である。
【0004】工程の効率は、かかる不純物が実質的にな
い気体の供給原料を使用することにより著しく改良でき
ることが見いだされた。
【0005】
【問題点を解決するための手段】従って本発明は、付加
反応において、低級オレフィンおよび飽和低級脂肪族モ
ノカルボン酸を含む反応体を蒸気相中でヘテロポリ酸触
媒と接触させることにより低級脂肪族エステルを製造す
る方法において、該反応体を、該ヘテロポリ酸触媒と接
触させる前に、アルデヒド不純物が実質的にないように
することを特徴とする方法である。
【0006】“アルデヒド不純物が実質的にない”の表
現は、本願および本明細書全体では、反応体が(a)反
応器への供給物流(低級オレフィンおよび飽和低級脂肪
族モノカルボン酸、並びに任意に水を含み、任意に供給
物流に再循環されるエーテルまたはアルコールを含んで
もよい)、および(b)反応器入口へ供給物流が入る前
に90ppm未満、好ましくは60ppm未満、そして
より好ましくは55ppm未満のアルデヒド不純物を含
むことを意味する。
【0007】アルデヒド不純物は特に酸触媒に有害であ
り、失活化を引き起こす。かかる不純物の特定の例はア
セトアルデヒドである。かかる不純物は反応への新しい
供給物中に存在するか、あるいは反応中に反応器内で副
生物として形成され得、ジエチルエーテルのような軽い
生成物と共に反応器へ再循環される傾向があり、迅速に
チェックしないと、前に特定した許容レベルをはるかに
越えるレベルに蓄積する傾向がある。
【0008】アルデヒド不純物は、反応によって“コー
ク”または二量体化により望まない樹脂化物を形成する
ことにより、ヘテロポリ酸触媒の失活化を引き起こし、
それらは次に触媒の孔を閉塞する傾向があると思われて
いる。これはかかる失活化の機構の一つであると思われ
ているが、それは決して唯一の機構ではない。反応への
供給物流は、該供給物流を、 a.蒸留、 b.水酸化ナトリウムのような塩基の溶液との反応、 c.ホウ水素ナトリウムのようなホウ水素化物との反
応、 d.酸性または塩基性の樹脂との反応、および e.例えば酸または水による抽出、 から選ばれた技法に付すことによって、アルデヒド不純
物がないようにされる。
【0009】これらの中で、蒸留は特に再循環されるエ
ーテル副生物に含まれるあらゆるアルデヒドを除去する
ために、最も容易で最も便利な方法である。かかる蒸留
は加圧カラム中で行うのが適当である。
【0010】塩基またはホウ水素化物との反応もまた、
蒸留カラムまたは別個の容器内で適切に実施し得る。樹
脂を使用する場合、液相または気相であり得る供給物流
を、酸性または塩基性樹脂と接触させるのが適当であ
る。
【0011】反応において、使用するオレフィン反応体
はエチレン、プロピレンまたはそれらの混合物が適当で
ある。オレフィン混合物を使用する場合、得られる生成
物は不可避的にエステルの混合物となるであろう。使用
するオレフィン混合物は、精製所生成物から出るオレフ
ィンまたは化学品等級のオレフィンであるのが適当であ
り、それはオレフィンに混合された幾分のアルカンを含
む。
【0012】飽和低級脂肪族モノカルボン酸反応体はC
1−C4カルボン酸が適当であり、そして酢酸が好まし
い。
【0013】反応は、連続的に配置された複数の反応器
内で実施され得、従って第1の反応器から出る気体生成
物は、供給物(反応体)として第2の反応器に供給さ
れ、そして第2の反応器から出る気体生成物は、供給ガ
スとして第3の反応器に供給され、そして引き続く反応
器についても同様であり、そして反応体のモノカルボン
酸のアリコートは第2および引き続く反応器への供給ガ
スに導入されて、第2および引き続く反応器の各々への
供給ガス中のオレフィン対モノカルボン酸の比率を所定
の範囲に維持する。
【0014】第1の反応器に供給される気体反応体中の
オレフィン対低級モノカルボン酸のモル比は1:1ない
し18:1の範囲であるのが適当であり、好ましいのは
10:1ないし14:1の範囲である。反応中、気体の
反応体が触媒床内のヘテロポリ酸と接触するようになる
と、少なくとも該酸のいくらかは使い尽くされて、発熱
反応でエステルを形成し、そしてオレフィン対モノカル
ボン酸のモル比が出発比の12:1から、最後の反応器
からの退出ガスの約30:1へとかなり増加する。反応
を連続的に配置された複数の反応器内で実施した場合、
第1の反応器からの退出ガスは第2の反応器への供給
(反応体)ガスとして供給され、そして第2の反応器か
らの退出ガスは第3の反応器への供給ガスとして供給さ
れ、そして以下同様である。かかる一連の反応器を使用
した場合、第2および引き続く反応器への供給ガス中の
オレフィン対モノカルボン酸のモル比は、該酸がエステ
ルの形成中に使い尽くされるために、非常に増大する。
このオレフィン対モノカルボン酸のモル比は、モノカル
ボン酸の別のアリコートを供給ガスに、該供給ガスが第
2および引き続く反応器の各々に入る前に注入すること
により、所望の範囲にされる。エチレンおよび酢酸から
酢酸エチルを製造する場合、第1の反応器に供給される
気体状反応体中のエチレン対酢酸のモル比の範囲は、
1:1ないし18:1の範囲であるのが適当であり、好
ましいのは10:1ないし14:1の範囲であり、そし
て第2および引き続く反応器への供給ガスのモル比は1
0:1ないし16:1が適当である。第2および引き続
く反応器への供給ガスへのモノカルボン酸のアリコート
の更なる添加は、オレフィン対酸のモル比をこの10:
1ないし16:1の範囲内にするのに充分でなければな
らない。
【0015】前に述べた連続的に配置された複数の反応
器はそれぞれ、供給(反応体)ガスおよび生成物ガス
が、各反応器の頂部に入ってから生成物ガスが各反応器
の底部を出るまで、各反応器内の実質的に軸方向経路を
横切るような、軸方向モードで配置することができ、触
媒は供給ガスの入口点と生成物ガスの出口点との間の中
程のどこかに位置する。しかしながら、反応器は、供給
(反応体)ガスと生成物ガスの流路が各反応器内で実質
的に軸方向である場合は、連続的に設置する必要はな
い。それらは一連の半径方向流反応器として設置するこ
とができる。かかる半径方向流設置においては、供給
(反応体)ガスは反応器の頂上から入り、その中間に下
降しそして次に該反応器内の触媒上を半径方向に外に向
かって通過するであろう。簡潔に言えば、一連の反応器
の各半径方向流反応器は実質的に管形状であり、該反応
器の平面図は一組の3個の実質的に同心円の管の外観を
有し、そして供給ガスは頂上から最も内側の管に入りそ
して実質的に半径方向に外側に流れて触媒床を収容する
真ん中の環状管に入り、そして次に、触媒床上で付加反
応が行われて、酢酸エチルと未反応供給ガスとを含む生
成物ガスのガス流が発生した後に、触媒床を含む環状体
から出た該ガス流は更に半径方向に流れて該同心円管状
反応器の最も外側の管に入り、第2のかかる半径方向流
反応器に供給ガスとして供給され、そして同様に第2の
反応器から出た生成物ガスは一連の反応器の第3の反応
器への供給ガスとして使用され、以下同様である。反応
体酸は、(a)第1反応器から出るガス流に導入され
て、該ガス生成物流中に所望の反応体濃度を維持して該
生成物流を第2の反応器への供給ガスとして使用できる
ようにし、そして(b)第2の反応器から出るガス流に
導入されて、該ガス流は第3の反応器に供給ガスとして
供給され、そして同様に一連の反応器に沿った引き続く
反応器のそれぞれに同様に導入される。このように、工
程は一連のかかる半径方向流反応器を設置することによ
り操業できる。半径方向流反応器の特徴の一つは、かか
る反応器の圧力下降が、供給ガスおよび生成物ガスが各
反応器内で実質的に軸方向経路を横切るモードで操業さ
れるように設置された連続的な反応器と比較して、ずっ
と少ないことである。更に、触媒床上の反応体(供給)
ガスの速度は比較的より低いので、消耗による触媒の損
傷の危険性は最小になる。半径方向流反応器を使用した
場合、触媒床が、該触媒床が位置する環状体内で、沈下
または収縮する可能性があり、沈下した触媒床の上方に
空隙が生じ、該空隙を通って反応体ガスが、触媒との望
ましい接触をすることなく通過し得る。この予想外の出
来事の危険性は、実際の床の上方に配置するスクリーン
の背後に、例えばある容量の触媒を貯蔵して、触媒床自
体が沈下または収縮するにつれて、触媒の別のアリコー
トが該スクリーンの背後から放出されて触媒の上方の空
隙を満たし、それにより触媒との望ましい接触の損失を
最小にすることにより、防ぎ得る。
【0016】複数個の反応器は一組の独立した個々の反
応器である必要はない。反応を、長さ方向に沿って間隔
をおいて連続して設置された複数個の触媒床を持つ一つ
の長い反応器内で実施し、そして酸を第1の床からの退
出ガスに注入して、第2およびその後の床内でオレフィ
ン対モノカルボン酸の比の範囲を所定の範囲に維持する
ならば、本発明の方法は同等に有効に作動するであろ
う。典型的な付加反応において、連続的に設置した約4
個の反応器を使用するのが望ましいが、モノカルボン酸
を第2のおよび引き続く触媒床または反応器への供給ガ
スに注入することによる有利な効果に悪影響を及ぼさず
に、これを減少または増加させることができる。
【0017】付加反応は、断熱的条件下で作動する一つ
またはそれ以上の反応器内で実施するのが適当である。
付加反応は発熱性であるため、第2の反応器および引き
続く反応器への供給ガスを冷却して、反応温度を所望の
範囲内に維持するのが必要であろう。この冷却、従って
断熱条件は、必要な場合は、一連の複数個の触媒床を使
用した単一の反応器を使用したか、或いは一連の別個の
反応器を使用したかによって、(a)反応器内の複数の
触媒床の間に、または(b)各反応器の間に、中間冷却
段階を挿入することによって、達成し得る。冷却段階
は、 a.一つまたはそれ以上の熱交換管を使用するか、また
は b.i.追加のモノカルボン酸反応体、および/または ii. 水を第2および引き続く反応器への供給ガスに注入
する、ことによって、達成するのが適当である。
【0018】どのように設置した反応器を使用しても、
本発明の方法は、反応混合物の成分として水を添加する
ことにより、更に改良される。反応混合物に添加される
水は、蒸気の形体で存在するのが適当であり、工程でエ
ステルとアルコールとの混合物を発生することができ
る。反応混合物に水が、反応体の酸、オレフィンおよび
水の合計モルを基準にして、1−10モル%、好ましく
は3ないし7モル%、例えば5ないし6.5モル%の量
で存在すると、触媒の安定性が高められ、それにより工
程の効率が高められることが見いだされた。更に、水の
存在はまた、例えばオリゴマーおよび他の未知物のよう
な、ジエチルエーテルおよびエタノールを除く望ましく
ない副生物への工程の選択性を減少させる。水の添加
は、上記のように第2の反応器および引き続く反応器へ
の供給ガスの冷却を補うのに使用し得る。
【0019】反応体混合物を、同時供給物として例えば
ジエチルエーテルのようなジエーテルのある量と共に投
与することによっても、望ましくない副生物の形成を低
減できることが更に見いだされた。ジエーテル同時供給
物の量は、オレフィン、脂肪族カルボン酸、水およびジ
エチルエーテルの合計を基準にして、0.1ないし6モ
ル%の範囲、好ましくは0.1ないし3モル%の範囲、
が適当である。ジエーテル同時供給物は、反応体オレフ
ィンから発生した反応からの副生物ジエーテルに相当し
得る。オレフィンの混合物、例えばエチレンとプロピレ
ンとの混合物、を使用した場合、ジエーテルは非対称ジ
エーテルであることができる。従ってジエーテル同時供
給物は反応の副生物であることができ、該副生物は反応
混合物に再循環される。
【0020】触媒との関係で本願で用いられそして明細
書全体で用いられる“ヘテロポリ酸”の用語は、遊離酸
およびその部分塩を含むことを意味する。従って、本発
明のエステル化触媒を調製するのに使用されるヘテロポ
リ酸は、特に遊離酸および配位型の部分酸塩が含まれ、
該部分酸塩で陰イオンは複合高分子量物質である。典型
的には、該陰イオンには2−18個の酸素結合多価金属
原子が含まれ、それは周辺原子と呼ばれる。これらの周
辺原子は1個またはそれ以上の中心原子を対称的に取り
囲む。該周辺原子は通常、1個またはそれ以上のモリブ
デン、タングステン、バナジウム、ニオブ、タンタル、
およびその他の金属である。中心原子は通常、ケイ素ま
たはリンであるが、元素の周期律表の第I−VIII族の非
常に多様な原子のいずれか一つであることができる。こ
れらには、例えば第二銅イオン;二価のベリリウム、亜
鉛、コバルトまたはニッケルの各イオン;三価のホウ
素、アルミニウム、ガリウム、鉄、セリウム、ヒ素、ア
ンチモン、リン、ビスマス、クロムまたはロジウムの各
イオン;四価のケイ素、ゲルマニウム、錫、チタン、ジ
ルコニウム、バナジウム、イオウ、テルル、マンガン、
ニッケル、白金、トリウム、ハフニウム、セリウムの各
イオンおよびその他の稀土類イオン;五価のリン、ヒ
素、バナジウム、アンチモンの各イオン;六価のテルル
イオン;および七価のヨウ素イオンが含まれる。かかる
ヘテロポリ酸はまた、“ポリオキソアニオン”、“ポリ
オキソメタレート”または“金属酸化物クラスター”と
して知られる。よく知られた陰イオンの幾つかの構造
は、この分野の初めの研究者にちなんで命名され、例え
ばケギン(Keggin)、ウエルズ−ダウソン(We
lls−Dawson)およびアンダーソン−エヴァン
ス−ペルロフ(Anderson−Evans−Per
loff)構造として知られている。
【0021】ヘテロポリ酸は通常、例えば700−85
00の範囲の高分子量を有し、そして二量複合体を含
む。それらは、水または他の酸素添加された溶媒のよう
な極性溶媒に、それらが遊離酸およびいくつかの塩であ
る場合に特に、比較的高い溶解性を有し、そしてそれら
の溶解性は、適当な対イオンを選ぶことにより調節でき
る。本発明で触媒として使用し得るヘテロポリ酸の特定
例には: リン−12−タングステン酸 − H[PW1240]xHO リン−12−モリブデン酸 − H[PMo1240]xHO ケイ−12−タングステン酸 − H[SiW1240]xHO ケイ−12−モリブデン酸 − H[SiMo1240]xHO ケイタングステン酸セシウム水素 − CsH[SiW1240]xHO が含まれる。
【0022】ヘテロポリ酸触媒は、遊離酸として使用さ
れてもあるいはその部分酸塩として使用されても、支持
(担持)されているのが適当であり、ケイ酸質支持体に
支持されているのが好ましい。ケイ酸質支持体は粒体、
ビーズ、塊状体、球体、押出物またはペレットの形体で
あるのが適当である。
【0023】使用されるケイ酸質支持体は、無定形、非
孔質合成シリカから誘導することができ、特にヒューム
ドシリカ、例えばSiClの火炎加水分解によって製
造されたもの、であることができる。かかるケイ酸質支
持体の特定例には、AEROSIL(商標)200のペ
レット化により製造されたSupport350(両方
ともDegussa製)が含まれる。このペレット化手
順は、米国特許第5,086,031(特に例を参照)
に記載された方法により実施するのが適当であり、参考
として本願に含める。かかるペレット化法または押出し
成形法は蒸気処理工程を含まず、支持体の多孔性は、非
孔質シリカのペレット化または押出し成形工程中に形成
された間隙から導かれる。シリカ支持体はペレット、粒
体、ビーズまたは平均粒子直径が2ないし10mm、好
ましくは4ないし6mmの球体の形体であるのが適当で
ある。ケイ酸質支持体は、0.3−1.2ml/g、好
ましくは0.6−1.0ml/g、の範囲の孔容積を有
するのが適当である。該支持体は、少なくとも2Kg
力、適当には少なくとも5Kg力、好ましくは少なくと
も6Kg力、そして更に好ましくは少なくとも7Kg力
の圧潰強さを有するのが適当である。引用した圧潰強さ
は、一組の50個のビーズ/球体/粒体の各々につい
て、平行なプレートの間の粒子を潰すのに必要な最低の
力を測定するCHATTILLONテスター上で測定し
た圧潰強さの平均に基づく。該支持体の嵩密度は少なく
とも380g/l、好ましくは少なくとも440g/
l、が適当である。
【0024】上記支持体は10ないし500オングスト
ローム、好ましくは30ないし100オングストローム
の平均孔半径(使用前)を有するのが適当である。
【0025】最適の性能を達成するために、ケイ酸質支
持体は系の触媒活性に悪影響を及ぼすかもしれない外か
らの金属または元素を含まないのが適当である。ケイ酸
質支持体は少なくとも99重量%の純度を有するのが適
当であり、即ち不純物は1重量%未満、好ましくは0.
60重量%未満、そして更に好ましくは0.30重量%
未満である。
【0026】その他のシリカ(無水珪酸)支持体は、G
race57および1371等級のシリカである。特
に、Grace57等級シリカは、約0.4g/mlの
嵩密度と250−350m/gの範囲の表面積を有す
る。Graceシリカ等級No.1371は、約0.3
9g/mlの平均嵩密度と、約500−550m/g
の表面積と、約1.15ml/gの平均孔容積と、約
0.1−3.5mmの範囲の平均粒径とを有する。これ
らの支持体はそのままで、または0.5−2mmの範囲
の平均粒径に破砕しそしてヘテロポリ酸触媒用の支持体
として使用する前に篩にかけた後に、使用できる。
【0027】含浸した支持体は、好ましくはケイタング
ステン酸であるヘテロポリ酸を、例えば蒸留水に溶解
し、そして次に該支持体を、このようにして形成された
水溶液に加えることにより調製するのが適当である。該
支持体を該酸溶液中に、定期的に手で撹拌しながら数時
間の継続時間浸漬したままにし、その後、過剰の酸を除
去するためにブフナー漏斗を使用して濾過するのが適当
である。
【0028】このようにして形成された湿った触媒を次
に高温のオーブンに数時間入れるか、或いは例えば窒素
または空気のような加熱ガスを湿った触媒の上に流すこ
とにより乾燥し、その後デシケータ中で周囲温度に冷や
す。触媒の装填g/リットルは、乾燥した触媒の重量か
ら使用された支持体の重量を差し引くことにより決定し
た。
【0029】或いは、初期湿潤度法を用いて支持体に触
媒を含浸させ、そして例えば窒素または空気のような加
熱ガス流を湿った触媒の上に流すことにより、乾燥して
もよい。
【0030】この支持触媒(重量で測定)を次に本発明
の方法に使用できる。反応に使用するために支持体上に
付着/含浸したヘテロポリ酸の量は、ヘテロポリ酸と支
持体との合計重量を基準にして10ないし60重量%の
範囲にあるのが適当であり、好ましくは20ないし50
重量%、更に好ましくは20ないし35重量%(約10
0ないし215g/リットルに相当する)の範囲にあ
る。
【0031】反応は、蒸気相中で適当には、前に述べた
ように反応体酸、その場で形成されたアルコール、生成
物エステルおよび水を含む反応器内容物の露点より上で
実施される。露点とは、空気中で所定のサンプルの蒸気
の凝縮が起こる温度である。あらゆる蒸気のサンプルの
露点はその組成によるであろう。支持されたヘテロポリ
酸触媒は、各反応器内の固定床として使用するのが適当
であり、パックされたカラムの形体であり得る。反応体
オレフィンおよび酸の蒸気を、触媒上を適当には100
から5000/時間、好ましくは300ないし2000
/時間の範囲のGHSVで通過させる。
【0032】反応は、150−200℃の範囲の温度で
実施するのが適当であり、その範囲内で反応体ガスの入
口温度は160−180℃であるのが適当であり、そし
て各反応器から出るガスの温度は170−200℃であ
るのが適当である。触媒の温度は、触媒が失活化するに
つれて、例えば第1の反応器への供給物の温度を増加さ
せることにより、ゆっくりと傾斜上昇させ、これにより
生産性を維持する。反応圧は、オレフィンと酸反応体と
の相対的モル比および使用した水の量に依存して、少な
くとも400KPa、好ましくは500−3000KP
a、更に好ましくは約1000KPaであるのが適当で
ある。
【0033】反応生成物は例えば分別蒸留により回収す
る。生成したエステルは、単一のエステルでもエステル
混合物としてでも、対応するアルコールまたはアルコー
ル混合物に、比較的高収率で且つ高純度で加水分解し得
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法は、エチレンおよび酢酸か
ら酢酸エチルを、随意に形成されたエタノールまたはジ
エチルエーテルを再循環しながら、付加反応により製造
するのに特に適する。
【0035】本発明を、下記の例および比較テストを参
照して更に例示する。
【0036】
【実施例】全ての例中、使用した反応条件および達成さ
れた結果を以下に表にする。これらの表中、下記の略号
を使用した。 HOS 流れについての時間 Bed(T/M/B) 床(頂部/中間部/底部) HAC 酢酸 C エチレン HO 水 EtAc 酢酸エチル EtOH エタノール DEE ジエチルエーテル GHSV ガスの時間当たりの空間速度 g/Lcat/h 触媒1リットル、1時間当たりのグラム STP 標準温度および圧力 STY 空間時間収量
【0037】例1 触媒の調製 :シリカペレット(Grace57等級、表
面積310m/g、嵩密度0.4g/ml、孔容積
1.03ml/g、5−8mm、9.3kg、W R
Grace製)をケイタングステン酸[HSiW12
40]の溶液(26重量%水溶液32kg)中に浸漬
して、シリカ支持体にケイタングステン酸触媒を含浸さ
せた。この持続時間の後に、過剰の触媒溶液を排出し
た。得られた触媒含浸支持体のペレットを、次に温かい
窒素流を用いて乾燥して、装填140g/リットルの触
媒を得た。
【0038】触媒の試験:断熱操業を真似るように設計
された三つの反応器を、中間冷却器と連続的に設置し
た。供給流を第1の蒸発器内で加熱し、そして第1の反
応器の頂部を176℃、1000Kpaの圧力で通過さ
せた。第1反応器からの退出ガスを冷却しそして172
℃で第2の反応器を通過させ、そして第2の反応器から
の退出ガスを冷却しそして168℃で第3の反応器に供
給した。第3の反応器からの退出ガスを冷却し、そして
蒸気−液体分離器に30℃で流入させた。該分離器から
の蒸気流を圧縮し、そして蒸発器に再循環させた。該分
離器からの液体流を大気圧に減圧し、そしてサンプルを
ガスクロマトグラフィーで分析した。
【0039】第1の反応器への供給物は、エチレン(3
385g/時間)、酢酸(616g/時間)、水(15
2g/時間)、エタノール(40g/時間)、ジエチル
エーテル(40g/時間)および酢酸エチル(92g/
時間)並びに量を以下の表に記載したアセトアルデヒド
から成る。三つの反応器に、前に特定したケイタングス
テン酸触媒をそれぞれ329g、414gおよび487
g充填した。
【0040】達成したSTYを表に、g(酢酸エチル)
/リットル(触媒)/時間として定義する。アセトアル
デヒド含量を、オン−ラインガスクロマトグラフィーで
分析した。
【0041】
【表1】
【0042】CT1およびCT2からの結果は、アセト
アルデヒドを示された量で添加して完全な再循環を真似
ると、触媒の失活化速度は許容できないほど高くなるこ
とを示す。これは、付加反応への供給物流からアルデヒ
ドを除去する必要があることを示す。
【0043】例2 例1に記載したような分離器からの液体流は典型的には
約90ppmのアセトアルデヒドを含む。これは蒸留に
より工程から除去することができる。
【0044】酢酸、酢酸エチル、水、エタノールおよび
重い副生物は、ex−分離器流から、二つのカラムを使
用して分離される。軽い物質を含む第2カラムからの上
部生成物を、10の理論的段階を含むアセトアルデヒド
蒸留カラムに供給する。このカラムに存在する成分が揮
発性であるため、このカラムを加圧下で(1ゲージバー
ル)、そして38:1のモル還流比で運転することが必
要である。このように、アセトアルデヒド除去カラムは
10の理論的段階を有し、これらの条件下で、98重量
%のアセトアルデヒドを系から、このカラムからの上部
流れとして追い出すことが可能であり、該上部流れはま
た少量のジエチルエーテルを含んでいた。エーテルの損
失は、この流れ中で9重量%と見積もられた。アセトア
ルデヒド除去カラムからの底部流は67重量%のジエチ
ルエーテルおよび残りの軽質最終生成物(Light
Ends)不純物を含んでいた。
【0045】このアセトアルデヒド除去カラムからの流
れの組成は以下の表2の通りであった。
【0046】
【表2】
【0047】このアセトアルデヒド除去カラムの温度プ
ロフィールは以下の表3に示す通りであった。
【0048】
【表3】
【0049】メチルペンタンのようないくつかの軽質最
終生成物の蓄積を避けるために、70.5kg/時間の
パージを底部流から、該底部流れが反応器に戻される前
に取り出した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン ロバート ホッジ イギリス国、エイチユー17 8ダブリュー エイチ、イースト ヨークシャー、ベバリ ー、セージ クロース 12 (72)発明者 ブーシャン シャルマ イギリス国、ジーユー21 3ビーワイ、サ リー、ウォッキング、フェンウィック ク ロース 36

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加反応において、低級オレフィンおよ
    び飽和低級脂肪族モノカルボン酸を含む反応体を蒸気相
    中でヘテロポリ酸触媒と接触させることにより低級脂肪
    族エステルを製造する方法において、該反応体を、該ヘ
    テロポリ酸触媒と接触させる前に、アルデヒド不純物が
    実質的にないようにすることを特徴とする上記の方法。
  2. 【請求項2】 上記の反応体(a)が、低級オレフィ
    ン、飽和低級脂肪族モノカルボン酸および任意に水を含
    む供給物流であり、該供給物流は任意に、工程から該供
    給物流に再循環されるエーテルまたはアルコールを含ん
    でもよく、そして(b)該供給物流が反応器入口へ入る
    前に、90ppm未満のアルデヒド不純物を含む、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記の反応体が、オレフィン、飽和低級
    脂肪族モノカルボン酸および任意に水を含む供給物流で
    あり、該供給物流は任意に、工程から該供給物流に再循
    環されるエーテルまたはアルコールを含んでもよく、そ
    して該供給物流は反応器入口へ入る前に、60ppm未
    満のアルデヒド不純物を含む、請求項1または2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 上記の反応体が、上記供給物流を、 a.蒸留、 b.塩基の溶液との反応、 c.ホウ水素化物との反応、 d.酸性または塩基性の樹脂との反応、および e.抽出、 から選ばれた技法に付すことによって、アルデヒド不純
    物がないようにされる、請求項1ないし3のいずれか1
    項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記の反応体が、液相または気相である
    上記供給物流を酸性または塩基性の樹脂と接触させるこ
    とによって、アルデヒド不純物がないようにされる、請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記のオレフィン反応体がエチレン、プ
    ロピレンまたはそれらの混合物である、請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記のオレフィン反応体が、精製所生成
    物から出るオレフィン混合物または化学品等級のオレフ
    ィンであり、それはまた、それと混合されたいくつかの
    アルカンを含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 上記の飽和低級脂肪族モノカルボン酸反
    応体がC1−C4カルボン酸である、請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記の飽和低級脂肪族モノカルボン酸反
    応体が酢酸である、請求項1ないし8のいずれか1項に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の反応器へ供給される反応体中の
    オレフィン対低級モノカルボン酸のモル比が1:1ない
    し18:1の範囲である、請求項1ないし9のいずれか
    1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 第2および引き続く反応器へ供給され
    る反応体中のオレフィン対低級モノカルボン酸のモル比
    が10:1ないし16:1の範囲である、請求項1ない
    し10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記の反応体が、低級オレフィン、飽
    和脂肪族モノカルボン酸、および、反応体酸、オレフィ
    ンおよび水の合計モルを基準にして1−10モル%の水
    を含む、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 上記のヘテロポリ酸触媒が、遊離のヘ
    テロポリ酸またはその部分塩である、請求項1ないし1
    2のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記のヘテロポリ酸触媒が、遊離のヘ
    テロポリ酸として使用されても或いはその部分酸塩とし
    て使用されても、支持されている、請求項1ないし13
    のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記のヘテロポリ酸触媒用の支持体が
    ケイ酸質支持体である、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 シリカ支持体が、2ないし10mmの
    平均粒子直径、0.3−1.2ml/gの範囲の孔容
    積、10ないし500オングストロームの平均孔半径
    (使用前)、および少なくとも2Kg力の圧潰強さを有
    する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 付加反応が150−200℃の範囲の
    温度および少なくとも400KPaの反応圧で実施され
    る、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 エチレンを酢酸と蒸気相中で、ケイ酸
    質支持体に支持されたヘテロポリ酸触媒の存在下で反応
    させて、酢酸エチルを形成する、請求項1ないし17の
    いずれか1項に記載の方法。
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