JPH11268705A - 包装用吸引バケット - Google Patents

包装用吸引バケット

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JPH11268705A
JPH11268705A JP7568098A JP7568098A JPH11268705A JP H11268705 A JPH11268705 A JP H11268705A JP 7568098 A JP7568098 A JP 7568098A JP 7568098 A JP7568098 A JP 7568098A JP H11268705 A JPH11268705 A JP H11268705A
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JP
Japan
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suction
wall member
film
packaging
bucket
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JP7568098A
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English (en)
Inventor
Kazuo Saiki
一男 斎木
Hisashi Fujii
久 藤井
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Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装用吸引バケットにおいて底面に吸引口を設
けることなく良好なフィルム吸引作用を得る。 【解決手段】収容室13内に吸着させたフィルム3に物
品を載置した状態でこのフィルム3の周辺を物品に対し
折り込んで包装するための包装用吸引バケットにおい
て、底部材11と、この底部材11上に配設した壁部材
15a,15b,16a,16bと、この底部材11と
壁部材15a,15b,16a,16bとにより囲まれ
た収容室13とを設けている。前記収容室13の底面1
1aの周囲隅部には吸引凹部23を形成している。収容
室13内のエアは、この吸引凹部23と吸引口25と壁
部材15a,15b,16a,16b内の空洞室24と
を通じて吸引される。そのため、この底面11aとフイ
ルム3との間に吸引作用が働く。なお、底部材11の底
面11aに吸引口25がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、収容室内に吸着
させたストレッチフィルムに物品を載置した状態でこの
ストレッチフィルムの周辺を物品に対し折り込んで包装
する包装機に用いられる包装用吸引バケットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特公平2ー23405号公報に示す包装
装置においては、同公報の図面(特に第18〜21図)
に示すように、上下両側に開口を設けた容器胴部90
と、この容器胴部90の下側開口の下面に対して開閉可
能に取り付けられた吸着保持体99とを備え、この容器
胴部90と閉鎖状態の吸着保持体99とにより包装室9
1が形成される。まず、吸着保持体99に設けた吸気孔
107からの吸引作用により、フィルムfが包装室91
の内周面に張り沿わされて袋状に成形される。次に、袋
状をなすフィルムfの上に品物Wが載せられた後、フィ
ルムfが折込み装置により品物Wの上面に沿って四方か
ら折り込まれる。その後、吸着保持体99が下方に開
き、包装済みの品物Wが包装室91から排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、閉鎖
状態で底部材になる吸着保持体99に吸気孔107を設
けているが、機能上この底部材(底面)に吸気孔107
(吸引口)を設けることを避けたい場合がある。また、
この底部材に吸気孔107を設けた場合には、落下物
(例えば品物Wの残滓等)により吸気孔107が塞がれ
てフィルムfに対する吸着力が不足するおそれがある。
【0004】本発明は、底面に吸引口を設けることな
く、良好なフィルム吸引作用を得ることを目的にしてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜6に示す一実施形態、図7〜9に示す他の実施形
態)の符号を援用して本発明を説明する。
【0006】請求項1の発明にかかる包装用吸引バケッ
トは下記のように構成されている。この包装用吸引バケ
ット(1)は、収容室(13)内に吸着させたフィルム
(3)に物品(2)を載置した状態でこのフィルム
(3)の周辺を物品(2)に対し折り込んで包装するた
めのものである。底部材(11)と、壁部材(12)
と、この底部材(11)と壁部材(12)とにより囲ま
れた収容室(13)とが設けられている。前記収容室
(13)の底面(11a)の周囲隅部に吸引凹部(2
3)を形成し、この吸引凹部(23)が収容室(13)
に対して吸引作用を及ぼす。
【0007】請求項2の発明においては、請求項1の発
明に記載した吸引凹部(23)が、底面(11a)の周
囲隅部のほぼ全体にわたり形成されている。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
包装用吸引バケットを図1〜6を参照して説明する。
【0009】<図2〜6に示す包装用吸引バケット1を
利用した包装機の概略>この包装機においては、図1
(a)〜図1(f)に示す包装作用を経て、物品2がス
トレッチフィルム3(以下単にフィルムという)により
包装される。
【0010】* 図1(a)に示す状態 フィルム3がフィルム巻取ロール4から引き出され、固
定把持機構5に把持されて停止している。
【0011】前記包装用吸引バケット1は最下動位置で
停止している。この包装用吸引バケット1の上方で、フ
ィルム折込機構6が非折込状態にあり、包装用吸引バケ
ット1の上方が開放されている。
【0012】前記フィルム折込機構6の上方にあるフィ
ルム供給経路で、前記固定把持機構5に対し可動把持機
構7が離間している。なお、この可動把持機構7が固定
把持機構5に対し接近離間してフィルム3を引き出す水
平方向を前後方向Xとし、この前後方向Xにあって、フ
ィルム3の引出し方向上流側を前側とするとともに、フ
ィルム3の引出し方向下流側を後側とする。また、図2
に示すようにこの前後方向Xに対し直交する水平方向を
左右方向Yとする。
【0013】前記フィルム供給経路で、固定把持機構5
の若干後方に位置する前側フィルム保持機構8と、前記
包装用吸引バケット1の上方の左右両側に位置する左右
両フィルム保持機構9とが、それぞれ保持解除状態にあ
る。
【0014】前記フィルム供給経路付近で、前記固定把
持機構5と前側フィルム保持機構8との間の下方に位置
するカッター10が、非切断状態にある。 * 図1(b)に示す状態 前記可動把持機構7(後側フィルム保持機構)が、前記
固定把持機構5に接近してフィルム3を把持した後、再
び固定把持機構5に対し離間して、このフィルム3をフ
ィルム供給経路へ引き出す。次に、前記前側フィルム保
持機構8及び左右両フィルム保持機構9が保持状態にな
り、供給されたフィルム3の前後左右縁部が保持され
る。
【0015】* 図1(c)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最下動位置から上昇する
と、供給されたフィルム3がその中央部でこの包装用吸
引バケット1により持ち上げられて伸張される。包装用
吸引バケット1が最上動位置へ上昇すると、包装用吸引
バケット1内に吸引力が働き、フィルム3が包装用吸引
バケット1内に貼り付く。
【0016】* 図1(d)に示す状態 図1(c)に示す状態で、物品2を包装用吸引バケット
1内でフィルム3上に載置する。
【0017】* 図1(e)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最上動位置から最下動位置
まで下降する最中は、包装用吸引バケット1内の吸引作
用が継続され、包装用吸引バケット1内で物品2が載せ
られたフィルム3が下方へ引き込まれる。包装用吸引バ
ケット1が最下動位置になると、カッター10が切断状
態になり、固定把持機構5から引き出されているフィル
ム3が前側フィルム保持機構8の前方で切断される。
【0018】* 図1(f)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最下動位置まで下降する
と、前記フィルム折込機構6が折込状態になって閉じら
れ、包装用吸引バケット1内で物品2上にフィルム3の
前後左右縁部(周辺)が折り込まれる。この折込み動作
に同期して、前記可動把持機構7(後側フィルム保持機
構)、前側フィルム保持機構8及び左右両フィルム保持
機構9が、それぞれ、適宜タイミングで保持解除状態に
なって、物品2上でフィルム3の重合部分がその自己粘
着性により止着されるとともに、包装用吸引バケット1
内の吸引力が適宜タイミングで解除される。
【0019】* 図示しないが、図1(f)に示す状態
で、前記包装用吸引バケット1が傾動するとともに、排
出部材が包装用吸引バケット1の底部から突出すると、
包装済みの物品2がこの排出部材により包装用吸引バケ
ット1内から排出される。
【0020】<図2〜6に示す前記包装用吸引バケット
1の詳細構成>この包装用吸引バケット1は、底部材1
1と、この底部材11上に配設された壁部材12と、こ
の底部材11上の底面11aと壁部材12の内周面12
aとにより囲まれて上方へ開放された収容室13と、こ
の収容室13に対して作用する吸引手段14とを備えて
いる。前記壁部材12は、前後方向Xで相対変位する固
定壁部材15と可動壁部材16とを備えている。前記底
部材11の下側にはこれらを相対変位させる駆動手段1
7を備えている。
【0021】* 前記固定壁部材15等 この固定壁部材15は、平面視コ字形状をなし、前側壁
部材15aと左右両側壁部材15bとを備えている。こ
の前側壁部材15a及び左右両側壁部材15bは、それ
ぞれ角パイプからなり、互いに連通するように接続され
ている。左右両側壁部材15bの後端は連結開口20で
開放されている。
【0022】また、この前側壁部材15aの下面におけ
る左右方向Yの中央部には、吸引管26aが前側壁部材
15aの内部(後記する空洞室24)に連通するように
接続されている。この吸引管26aの接続部分を除く前
側壁部材15aの下面において、その前側に左右の前座
18aが取着されている。左右両側壁部材15bの下面
における左右方向Y外側に左右両座18bが取着されて
いる。左右の前座18a及び左右両座18bはそれぞれ
左右両側でL字状に互いに連続している。この固定壁部
材15は、底面11aの前縁部上と左縁部上と右縁部上
とにわたり、左右の前座18a及び左右両座18bとと
もに固着されている。なお、この固定壁部材15に接続
された吸引管26aは、底部材11の前縁部に形成され
た切欠き部(図示せず)に挿着されている。
【0023】* 前記可動壁部材16等 底面11aの左右両縁部においては、前記左右両側壁部
材15bの下面に取着された左右両座18bの後端から
底面11aの後縁部までの間に左右両シール座19が左
右両座18bに連続して前後方向Xへ延びるように取着
されている。
【0024】この可動壁部材16は、平面視コ字形状を
なし、底面11a上で左右両シール座19間に位置する
後側壁部材16aと、左右両シール座19上に対し前後
方向Xへ摺動可能に載せられた左右両側壁部材16bと
を備えている。この後側壁部材16a及び左右両側壁部
材16bは、それぞれ角パイプからなり、互いに連通す
るように接続されている。左右両側壁部材16bの前端
は連結開口21で開放されている。前記固定壁部材15
の左右両側壁部材15bの後端部内面形状がこの可動壁
部材16の左右両側壁部材16bの前端部外面形状にほ
ぼ一致し、左右両側壁部材15bの後端部内に左右両側
壁部材16bの前端部が重合して挿嵌され、それらの連
結開口20,21で固定壁部材15内と可動壁部材16
内とが互いに連通している。左右両側壁部材15bの後
端部内面と左右両側壁部材16bの前端部外面とが互い
に摺接するとともに、可動壁部材16の左右両側壁部材
16bの下面が左右両シール座19上を摺動しながら、
可動壁部材16が固定壁部材15に対し前後方向Xへ移
動し得る。この左右両シール座19は、左右両側壁部材
16bにおけるそれぞれの下面において、その左右方向
Y外側で摺接する。また、可動壁部材16の後側壁部材
16aの下面における後側には左右両シール座19間で
後シール座22が取着されている。可動壁部材16の移
動時、この後シール座22は、左右両端で左右両シール
座19に摺接するとともに、下面で底部材11の底面1
1aに摺接する。
【0025】* 前記吸引手段14 前記底部材11の底面11aと壁部材12の内周面12
aとが交差する周囲隅部において収容室13の外側で、
吸引凹部23が形成されている。すなわち、この吸引凹
部23は、前記固定壁部材15で前側壁部材15a及び
左右両側壁部材15bの下面全体のうち前記吸引管26
aの接続部分を除いて、左右の前座18a及び左右両座
18bが取着されていない下面、前記可動壁部材16で
後側壁部材16aの下面全体のうち後シール座22が取
着されていない下面、前記可動壁部材16で左右両側壁
部材16bの下面全体のうち底部材11上の左右両シー
ル座19が接触していない下面と、これらの下面の下方
で対向する底部材11上の底面11aと、前記各座18
a,18b及び各シール座19,22との間で、それぞ
れ、区画され、底部材11の底面11aの周囲隅部で前
記吸引管26aの配設部位を除いた部分において連通し
た状態で、収容室13側へ開放されて収容室13に連通
されている。
【0026】前記固定壁部材15の前側壁部材15a及
び左右両側壁部材15b並びに前記可動壁部材16の後
側壁部材16a及び左右両側壁部材16bにおいてそれ
らの内部空間は、空洞室24になっている。前記吸引凹
部23に面する各壁部材15a,15b,16a,16
bの下面には複数の吸引口25が左右方向Yまたは前後
方向Xへ並設されている。この各吸引口25は空洞室2
4と吸引凹部23とを連通している。固定壁部材15の
左右両壁部材15bと可動壁部材16の左右両壁部材1
6bとが互いに挿嵌された状態で、固定壁部材15及び
可動壁部材16の左側壁部材15b,16bにおいて、
各吸引口25は左右方向Yで互いにほぼ一致した位置に
形成されている。固定壁部材15及び可動壁部材16の
右側壁部材15b,16bにおいても、各吸引口25は
同様な関係にある。互いに挿嵌された左側壁部材15b
と左側壁部材16bとの間で重合する部分において、左
側壁部材15bの各吸引口25と左側壁部材16bの各
吸引口25とのうち、少なくとも一箇所で互いに連通す
るように、各吸引口25が適宜間隔で形成されている。
互いに挿嵌された右側壁部材15bと右側壁部材16b
との間で重合する部分においても、各吸引口25は同様
な関係にある。
【0027】前述したように固定壁部材15に接続され
た吸引管26aは、前側壁部材15a内の空洞室24に
連通されている。この吸引管26aには吸引ホース26
bにより吸引源27(ブロアや真空ポンプなど)が接続
されている。
【0028】前記吸引源27により壁部材12(固定壁
部材15及び可動壁部材16)の空洞室24内のエアが
吸引管26a及び吸引ホース26bを通じて吸引される
と、その吸引力は各吸引口25を通じて吸引凹部23に
働き、さらにこの吸引凹部23を通じて収容室13に働
く。そのため、この壁部材12上で伸張されたフイルム
3は、収容室13内の底面11a及び壁部材12の内周
面12aに貼り付く。
【0029】* 前記駆動手段17 前記底部材11の下側において左右方向Yの両側で雄ね
じ棒28が前後方向Xへ延びるように支持されている。
この左右両雄ねじ棒28に雌ねじ体29が螺合されてい
る。この左右両雌ねじ体29に係止された連動体30が
前記可動壁部材16の後側壁部材16aの左右両端部に
係止されている。底部材11の下側には駆動モータ31
が取り付けられ、その出力軸31aの回転がタイミング
ベルト32により前記左右両雄ねじ棒28に伝達されて
左右両雄ねじ棒28が同期的に回転する。
【0030】前記底部材11の下側にはポテンショメー
タ33が取り付けられ、左右両雄ねじ棒28のうち一方
の雄ねじ棒28の回転が両ギヤ34a,34bによりこ
のポテンショメータ33の入力軸33aに伝達される。
このポテンショメータ33により可動壁部材16の現在
位置が検出され、その検出位置信号に基づき、駆動モー
タ31が駆動制御されて可動壁部材16が設定位置まで
変位する。
【0031】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記*
の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 収容室13にあって底部材11の底面11aの周囲
隅部に吸引凹部23を形成し、この吸引凹部23からフ
イルム3が吸引される。そのため、この底面11aとフ
イルム3との間に吸引作用が働く。従って、フイルム3
を底面11aに密着させるように、フイルム3に対して
充分な吸着力が得られる。
【0032】* この吸引凹部23は底面11aの周囲
隅部のほぼ全体にわたって形成されている。そのため、
一層強い吸着力が得られるとともに、仮に異物等が吸引
凹部23の一部を塞いだとしても、フイルム3の吸着に
対する悪影響がない。
【0033】* 図6に示すように、フイルム3が吸引
凹部23にくい込むような状態となり、フイルム3に対
して充分に吸着力が得られる。 * 底部材11の底面11aに吸引口25がないので、
吸引口25を塞ぐような大きさの落下物(例えば物品2
の残滓等)があっても、この異物が吸引口25を塞ぐこ
とがなく、良好な吸引作用が得られる。
【0034】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * 前記実施形態では、吸引管26aを固定壁部材15
の前側壁部材15aの下面に接続したが、固定壁部材1
5の外周側面、例えば、この前側壁部材15aの前側側
面に吸引管26aを接続すれば、固定壁部材15の下面
全体における前側に連続した前座18aを設けることが
できる。この場合、吸引凹部23は底部材11の底面1
1aの周囲隅部全体にわたって形成することができる。
【0035】* 前記実施形態では、壁部材12におけ
る可動壁部材16の変位により収容室13の容積が可変
であったが、本発明の構成を採用する場合にこれは関係
なく、壁部材12は固定壁部材だけで構成してもよい。
【0036】* 前記実施形態では、底部材11と、壁
部材12(固定壁部材15及び可動壁部材16)と、こ
の底部材11や壁部材12とは別体の座(左右の前座1
8a、左右両座18b、左右両シール座19、後シール
座22)とを採用した。この座を利用せず、例えば図7
(a)及び図8(a)(b)に示すように底部材11に
あって壁部材12の下面との間で吸引凹部23を区画す
る段差状の座部を一体形成したり、例えば図7(b)
(c)(d)に示すように壁部材12にあって底部材1
1の底面11aとの間で吸引凹部23を区画する凹みを
形成して座部を一体形成する。ちなみに、前記実施形態
において、請求項で言う「壁部材」とは、壁部材自体の
みではなく、壁部材と座とを合わせたものを指す。
【0037】* 前記実施形態では、壁部材12(固定
壁部材15及び可動壁部材16)に角パイプを採用した
が、壁部材12の断面形状について特に限定はない。 * 前記実施形態では、底部材11と壁部材12(固定
壁部材15及び可動壁部材16)と座(左右の前座18
a、左右両座18b、左右両シール座19、後シール座
22)とにより区画して吸引凹部23を形成し、この壁
部材12内に空洞室24を形成した。この構成に代え
て、例えば図7(e)及び図8(c)(d)(e)に示
すように底部材11の底面11aの周囲隅部に凹みを一
体形成して吸引凹部23を形成したり、例えば図8
(a)(b)(c)(d)に示すように底部材11に空
洞室24を設けるとともにこの空洞室24を吸引凹部2
3に連通する吸引口25を設ける。また、例えば図8
(e)(f)に示すように底部材11と壁部材12とに
区別がなくそれらが一体であれば、適宜位置に空洞室2
4を設ける。要は、吸引凹部23が収容室13に対し吸
引作用を及ぼすように構成されていればよい。
【0038】* 前記実施形態では、空洞室24に対し
て吸引源27を作用させ、吸引口25及び吸引凹部23
を通じて収容室13を負圧としたが、空洞室24は必ず
しも包装用吸引バケット1を構成する部材に設ける必要
はない。また、図8(f)に示すように空洞室24に代
えて、各吸引口25間を連絡する管24aを採用した
り、空洞室24自体を設けず、各吸引口25をそれぞれ
吸引機器27に接続してもよい。要は吸引口25が吸引
凹部23に配設されていればよい。
【0039】* 前記実施形態では、吸引凹部23を底
面11aの周囲隅部のほぼ全周にわたり形成したが、例
えば固定壁部材15においては、吸引凹部23を各吸引
口25の形成位置と対応して底面11aの周方向に沿っ
て適宜長さで形成してもよい。すなわち、吸引凹部23
を底面11aの周囲隅部に断続して形成し、その各吸引
凹部23に各吸引口25を連通する。
【0040】* 図9に示すように、底部材11の底面
11aの周囲隅部において、各吸引口25を底面11a
の周縁に接触して隣接するように底面11aの周方向に
沿って断続して形成する。この場合には、この各吸引口
25自体が吸引凹部になってその機能を果たす。
【0041】〔他の技術的思想〕実施形態から把握でき
る技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1または請求項2において、吸引口25
は壁部材12内または底部材11内に設けた空洞室24
に連通して形成され、吸引凹部23はこの吸引口25及
び収容室13に連通して形成されている。従って、壁部
材12内または底部材11内を空洞室24として有効利
用して吸引凹部23に吸引力を働かせることができる。
【0042】(ロ) 請求項1または請求項2におい
て、壁部材12内に空洞室24を設け、吸引口25はこ
の空洞室24に連通して形成され、吸引凹部23はこの
吸引口25及び収容室13に連通して形成され、この空
洞室24に吸引源27を接続した。従って、壁部材12
内を空洞室24として有効利用して吸引凹部23に吸引
力を働かせることができる。
【0043】(ハ) 請求項1または請求項2または上
記(イ)または上記(ロ)において、収容室13は底部
材11の底面11aと壁部材12の内周面12aとによ
り囲まれ、吸引凹部23はこの底面11aと内周面12
aとが交差する周囲隅部で収容室13の外側に形成され
て収容室13に連通している。従って、吸引凹部23か
らの吸引力を底部材11の底面11aに働かせ易くな
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる包装用吸引バケ
ット(1)によれば、収容室(13)において底部材
(11)の底面(11a)に吸引口(25)がない場合
であっても、吸引凹部(23)の機能により、底部材
(11)の底面(11a)にフイルム(3)を密着させ
ることができる。
【0045】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、一層強い吸着力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る包装用吸引バケットを利用
した包装機において包装作用を示す説明図である。
【図2】 (a)は本実施形態に係る包装用吸引バケッ
トにおいて収容室間隔を狭くした状態を示す平面図であ
り、(b)は同じく収容室間隔を広くした状態を示す平
面図である。
【図3】 (a)は図2(a)のAーA線矢視図であ
り、(b)は図2(a)のBーB線断面図である。
【図4】 (a)は図2(a)のCーC線断面図であ
り、(b)は図2(a)のDーD線矢視図である。
【図5】 図2(a)のEーE線断面図である。
【図6】 本実施形態に係る包装用吸引バケットの部分
拡大断面図である。
【図7】 (a)〜(e)は他の実施形態を示す部分拡
大断面図である。
【図8】 (a)〜(f)は他の実施形態を示す部分拡
大断面図である。
【図9】 (a)は他の実施形態を示す部分拡大断面図
であり、(b)は(a)のFーF線矢視図である。
【符号の説明】
1…包装用吸引バケット、2…物品、3…フィルム、1
1…底部材、11a…底面、12…壁部材、13…収容
室、23…吸引凹部、25…吸引口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容室内に吸着させたフィルムに物品を
    載置した状態でこのフィルムの周辺を物品に対し折り込
    んで包装するための包装用吸引バケットにおいて、 底部材と、壁部材と、この底部材と壁部材とにより囲ま
    れた収容室とを設け、前記収容室の底面の周囲隅部に吸
    引凹部を形成し、この吸引凹部が収容室に対して吸引作
    用を及ぼすことを特徴とする包装用吸引バケット。
  2. 【請求項2】 吸引凹部は、底面の周囲隅部のほぼ全体
    にわたり形成されていることを特徴とする包装用吸引バ
    ケット。
JP7568098A 1998-03-24 1998-03-24 包装用吸引バケット Pending JPH11268705A (ja)

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