JPH11268704A - 包装用吸引バケット - Google Patents

包装用吸引バケット

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JPH11268704A
JPH11268704A JP7567998A JP7567998A JPH11268704A JP H11268704 A JPH11268704 A JP H11268704A JP 7567998 A JP7567998 A JP 7567998A JP 7567998 A JP7567998 A JP 7567998A JP H11268704 A JPH11268704 A JP H11268704A
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JP
Japan
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wall member
packaging
film
suction
article
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Application number
JP7567998A
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English (en)
Inventor
Kazuo Saiki
一男 斎木
Hisashi Fujii
久 藤井
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Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装用吸引バケットにおいて、良好な包装状態
を得るとともに、フィルムの使用量を低減する。 【解決手段】収容室13内に吸着させたフィルムに物品
を載置した状態でこのフィルムの周辺を物品に対し折り
込んで包装するための包装用吸引バケットにおいて、底
部材11と、この底部材11上に配設した壁部材12
と、この底部材11と壁部材12とにより囲まれた収容
室13と、この収容室13に対して作用する吸引口25
とを設けている。前記壁部材12は、収容室13の容積
を変更するように相対変位する固定壁部材15と可動壁
部材16とを備えている。この固定壁部材15と可動壁
部材16とは、予め設定された変位位置へ相対移動可能
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、収容室内に吸着
させたストレッチフィルムに物品を載置した状態でこの
ストレッチフィルムの周辺を物品に対し折り込んで包装
する包装機に用いられる包装用吸引バケットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特公平2ー23405号公報に示す包装
装置においては、同公報の図面(特に第18〜21図)
に示すように、上下両側に開口を設けた容器胴部90
と、この容器胴部90の下側開口の下面に対して開閉可
能に取り付けられた吸着保持体99とを備え、この容器
胴部90と閉鎖状態の吸着保持体99とにより包装室9
1が形成される。まず、吸着保持体99に設けた吸気孔
107からの吸引作用により、フィルムfが包装室91
の内周面に張り沿わされて袋状に成形される。次に、袋
状をなすフィルムfの上に品物Wが載せられた後、フィ
ルムfが折込み装置により品物Wの上面に沿って四方か
ら折り込まれる。その後、吸着保持体99が下方に開
き、包装済みの品物Wが包装室91から排出される。
【0003】前記包装室91内にはその中央に向けて前
進する包装空間可変部材としての寄せ板110が設けら
れている。包装動作前にこの寄せ板110を移動させる
と、品物Wに応じて包装室91の有効包装広さを調整す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記寄せ板110は、
作動された場合、包装室91内に突出した状態で停止す
る。その突出状態で、包装室91内に吸着作用が及ぶ
と、この寄せ板110が邪魔になって吸着保持体99に
フィルムfが確実に吸着されないおそれがある。そのた
め、品物Wを収納する有効包装室(寄せ板110により
区画される包装室91の一部)において、フィルムfが
良好に成形されず、品物Wの載置に支障を来して、フィ
ルムfが良好に折り込まれない等の問題が生じる。ま
た、吸着保持体99による吸着力も不十分となり、容器
胴部90及び吸着保持体99が下降する際にフィルムf
を確実に牽引することができない。
【0005】また、品物Wに対して寄せ板110を移動
させても、包装室91自体の広さが変化しないので、品
物Wの包装に要する面積よりも広いフィルムfを吸引し
なければならず、フィルムfの使用量が増加する。
【0006】さらに、フィルムfにおいては、品物Wの
包装に要する部分以外の部分も吸引されて伸張されるの
で、包装後の包装状態が良くない。本発明は、良好な包
装状態を得るとともに、フィルムの使用量を低減するこ
とを目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜6)の符号を援用して本発明を説明する。請求項1
の発明にかかる包装用吸引バケットは下記のように構成
されている。
【0008】この包装用吸引バケット(1)は、収容室
(13)内に吸着させたフィルム(3)に物品(2)を
載置した状態でこのフィルム(3)の周辺を物品(2)
に対し折り込んで包装するためのものである。底部材
(11)と、壁部材(12)と、この底部材(11)と
壁部材(12)とにより囲まれた収容室(13)と、こ
の収容室(13)に対して作用する吸引口(25)とが
設けられている。前記壁部材(12)は、収容室(1
3)の容積を変更するように相対変位する複数の壁部材
(15,16)を備えている。
【0009】請求項2の発明においては、請求項1の発
明に記載した複数の壁部材(15,16)が、予め設定
された変位位置へ相対移動可能になっている。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
包装用吸引バケットを図1〜6を参照して説明する。
【0011】<図2〜6に示す包装用吸引バケット1を
利用した包装機の概略>この包装機においては、図1
(a)〜図1(f)に示す包装作用を経て、物品2がス
トレッチフィルム3(以下単にフィルムという)により
包装される。
【0012】* 図1(a)に示す状態 フィルム3がフィルム巻取ロール4から引き出され、固
定把持機構5に把持されて停止している。
【0013】前記包装用吸引バケット1は最下動位置で
停止している。この包装用吸引バケット1の上方で、フ
ィルム折込機構6が非折込状態にあり、包装用吸引バケ
ット1の上方が開放されている。
【0014】前記フィルム折込機構6の上方にあるフィ
ルム供給経路で、前記固定把持機構5に対し可動把持機
構7が離間している。なお、この可動把持機構7が固定
把持機構5に対し接近離間してフィルム3を引き出す水
平方向を前後方向Xとし、この前後方向Xにあって、フ
ィルム3の引出し方向上流側を前側とするとともに、フ
ィルム3の引出し方向下流側を後側とする。また、図2
に示すようにこの前後方向Xに対し直交する水平方向を
左右方向Yとする。
【0015】前記フィルム供給経路で、固定把持機構5
の若干後方に位置する前側フィルム保持機構8と、前記
包装用吸引バケット1の上方の左右両側に位置する左右
両フィルム保持機構9とが、それぞれ保持解除状態にあ
る。
【0016】前記フィルム供給経路付近で、前記固定把
持機構5と前側フィルム保持機構8との間の下方に位置
するカッター10が、非切断状態にある。 * 図1(b)に示す状態 前記可動把持機構7(後側フィルム保持機構)が、前記
固定把持機構5に接近してフィルム3を把持した後、再
び固定把持機構5に対し離間して、このフィルム3をフ
ィルム供給経路へ引き出す。次に、前記前側フィルム保
持機構8及び左右両フィルム保持機構9が保持状態にな
り、供給されたフィルム3の前後左右縁部が保持され
る。
【0017】* 図1(c)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最下動位置から上昇する
と、供給されたフィルム3がその中央部でこの包装用吸
引バケット1により持ち上げられて伸張される。包装用
吸引バケット1が最上動位置へ上昇すると、包装用吸引
バケット1内に吸引力が働き、フィルム3が包装用吸引
バケット1内に貼り付く。
【0018】* 図1(d)に示す状態 図1(c)に示す状態で、物品2を包装用吸引バケット
1内でフィルム3上に載置する。
【0019】* 図1(e)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最上動位置から最下動位置
まで下降する最中は、包装用吸引バケット1内の吸引作
用が継続され、包装用吸引バケット1内で物品2が載せ
られたフィルム3が下方へ引き込まれる。包装用吸引バ
ケット1が最下動位置になると、カッター10が切断状
態になり、固定把持機構5から引き出されているフィル
ム3が前側フィルム保持機構8の前方で切断される。
【0020】* 図1(f)に示す状態 前記包装用吸引バケット1が最下動位置まで下降する
と、前記フィルム折込機構6が折込状態になって閉じら
れ、包装用吸引バケット1内で物品2上にフィルム3の
前後左右縁部(周辺)が折り込まれる。この折込み動作
に同期して、前記可動把持機構7(後側フィルム保持機
構)、前側フィルム保持機構8及び左右両フィルム保持
機構9が、それぞれ、適宜タイミングで保持解除状態に
なって、物品2上でフィルム3の重合部分がその自己粘
着性により止着されるとともに、包装用吸引バケット1
内の吸引力が適宜タイミングで解除される。
【0021】* 図示しないが、図1(f)に示す状態
で、前記包装用吸引バケット1が傾動するとともに、排
出部材が包装用吸引バケット1の底部から突出すると、
包装済みの物品2がこの排出部材により包装用吸引バケ
ット1内から排出される。
【0022】<図2〜6に示す前記包装用吸引バケット
1の詳細構成>この包装用吸引バケット1は、底部材1
1と、この底部材11上に配設された壁部材12と、こ
の底部材11上の底面11aと壁部材12の内周面12
aとにより囲まれて上方へ開放された収容室13と、こ
の収容室13に対して作用する吸引手段14とを備えて
いる。前記壁部材12は、前後方向Xで相対変位する固
定壁部材15と可動壁部材16とを備えている。この固
定壁部材15と可動壁部材16とは、互いに相対変位し
ても収容室13を囲むように連続している。前記底部材
11の下側にはこれらを相対変位させる駆動手段17を
備えている。
【0023】* 前記固定壁部材15等 この固定壁部材15は、平面視コ字形状をなし、前側壁
部材15aと左右両側壁部材15bとを備えている。こ
の前側壁部材15a及び左右両側壁部材15bは、それ
ぞれ角パイプからなり、互いに連通するように接続され
ている。左右両側壁部材15bの後端は連結開口20で
開放されている。
【0024】また、この前側壁部材15aの下面におけ
る左右方向Yの中央部には、吸引管26aが前側壁部材
15aの内部(後記する空洞室24)に連通するように
接続されている。この吸引管26aの接続部分を除く前
側壁部材15aの下面において、その前側に左右の前座
18aが取着されている。左右両側壁部材15bの下面
における左右方向Y外側に左右両座18bが取着されて
いる。左右の前座18a及び左右両座18bはそれぞれ
左右両側でL字状に互いに連続している。この固定壁部
材15は、底面11aの前縁部上と左縁部上と右縁部上
とにわたり、左右の前座18a及び左右両座18bとと
もに固着されている。なお、この固定壁部材15に接続
された吸引管26aは、底部材11の前縁部に形成され
た切欠き部(図示せず)に挿着されている。
【0025】* 前記可動壁部材16等 底面11aの左右両縁部おいては、前記左右両側壁部材
15bの下面に取着された左右両座18bの後端から底
面11aの後縁部までの間に左右両シール座19が左右
両座18bに連続して前後方向Xへ延びるように取着さ
れている。
【0026】この可動壁部材16は、平面視コ字形状を
なし、底面11a上で左右両シール座19間に位置する
後側壁部材16aと、左右両シール座19上に対し前後
方向Xへ摺動可能に載せられた左右両側壁部材16bと
を備えている。この後側壁部材16a及び左右両側壁部
材16bは、それぞれ角パイプからなり、互いに連通す
るように接続されている。左右両側壁部材16bの前端
は連結開口21で開放されている。前記固定壁部材15
の左右両側壁部材15bの後端部内面形状がこの可動壁
部材16の左右両側壁部材16bの前端部外面形状にほ
ぼ一致し、左右両側壁部材15bの後端部内に左右両側
壁部材16bの前端部が重合して挿嵌され、それらの連
結開口20,21で固定壁部材15内と可動壁部材16
内とが互いに連通している。左右両側壁部材15bの後
端部内面と左右両側壁部材16bの前端部外面とが互い
に摺接するとともに、可動壁部材16の左右両側壁部材
16bの下面が左右両シール座19上を摺動しながら、
可動壁部材16が固定壁部材15に対し前後方向Xへ移
動し得る。この左右両シール座19は、左右両側壁部材
16bにおけるそれぞれの下面において、その左右方向
Y外側で摺接する。また、可動壁部材16の後側壁部材
16aの下面における後側には左右両シール座19間で
後シール座22が取着されている。可動壁部材16の移
動時、この後シール座22は、左右両端で左右両シール
座19に摺接するとともに、下面で底部材11の底面1
1aに摺接する。
【0027】* 前記吸引手段14 前記底部材11の底面11aと前記壁部材12(固定壁
部材15及び可動壁部材16)の内周面12aとが交差
する周囲隅部において収容室13の外側で、固定壁部材
15並びに左右の前座18a及び左右両座18bと、可
動壁部材16並びに左右両シール座19及び後シール座
22とにより、吸引凹部23が前記吸引管26aの接続
部分を除いて連続して形成されている。
【0028】前記固定壁部材15の前側壁部材15a及
び左右両側壁部材15b並びに前記可動壁部材16の後
側壁部材16a及び左右両側壁部材16bにおいてそれ
らの内部空間は、空洞室24になっている。前記吸引凹
部23に面する各壁部材15a,15b,16a,16
bの下面には複数の吸引口25が左右方向Yまたは前後
方向Xへ並設されている。この各吸引口25は空洞室2
4と吸引凹部23とを連通している。
【0029】前述したように固定壁部材15に接続され
た吸引管26aは、前側壁部材15a内の空洞室24に
連通されている。この吸引管26aには吸引ホース26
bにより吸引源27(ブロアや真空ポンプなど)が接続
されている。この吸引源27により、収容室13内のエ
アは、吸引凹部23と各吸引口25と壁部材12(固定
壁部材15及び可動壁部材16)内の空洞室24と吸引
管26aと吸引ホース26bとを通じて吸引される。
【0030】* 前記駆動手段17 前記底部材11の下側において左右方向Yの両側で雄ね
じ棒28が前後方向Xへ延びるように支持されている。
この左右両雄ねじ棒28に雌ねじ体29が螺合されてい
る。この左右両雌ねじ体29に係止された連動体30が
前記可動壁部材16の後側壁部材16aの左右両端部に
係止されている。底部材11の下側には駆動モータ31
が取り付けられ、その出力軸31aの回転がタイミング
ベルト32により前記左右両雄ねじ棒28に伝達されて
左右両雄ねじ棒28が同期的に回転する。
【0031】底部材11の下側にはポテンショメータ3
3が取り付けられ、左右両雄ねじ棒28のうち一方の雄
ねじ棒28の回転が両ギヤ34a,34bによりこのポ
テンショメータ33(位置検出手段)の入力軸33aに
伝達される。このポテンショメータ33は、可動壁部材
16の位置を検出し、その位置信号をコントローラ35
に出力する。前記固定壁部材15の前側壁部材15aと
可動壁部材16の後側壁部材16aとの間の収容室間隔
W(収容室13における両壁部材15a,16a間の寸
法)の値は、包装する物品ごとに、物品名あるいは対応
する物品コードとともに、入力操作部36(操作パネ
ル)により、コントローラ35内の記憶部35aに記憶
される。コントローラ35内の演算部35bは、ポテン
ショメータ33からの位置信号を実際の寸法値に演算し
て、前記収容室間隔Wの現在値を得る。入力操作部36
で物品名あるいは対応する物品コードを入力すると、コ
ントローラ35内の制御部35cは、前記収容室間隔W
について記憶された寸法値と現在値とが一致するまで駆
動モータ31を駆動制御する。また、入力操作部36に
は駆動スイッチ37があり、この駆動スイッチ37を操
作すると、駆動モータ31を任意に駆動させることもで
きる。この時、前記収容室間隔Wの現在値が表示部38
に表示される。
【0032】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記*
の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。 * 物品2に応じて包装用吸引バケット1における収容
室13の容積を変更する際には、壁部材12において可
動壁部材16を固定壁部材15に対し変位させるように
した。そのため、フイルム3において物品2の包装に必
要な部分のみを収容室13内に吸着することができる。
従って、フイルム3の使用量が低減されるとともに、良
好な包装状態が得られる。
【0033】* フイルム3を収容室13内で吸引する
時にその吸引を妨げるものが収容室13内にない。その
ため、フイルム3を収容室13内の底面11a及び壁部
材12の内周面12aに良好に吸着することができて、
収容室13に対して物品2の載置が確実に行え、フイル
ム3を折り込む際には物品2がフイルム折込機構6に当
接することがなく、物品2を損傷することがなくなる。
従って、フイルム3が良好に折り込まれ、良好な包装状
態が得られる。
【0034】* 壁部材12において固定壁部材15と
可動壁部材16とは変位しても閉じた状態にあるように
連結されている。そのため、フイルム3を収容室13内
に吸着させる際、収容室13が閉空間となり、フイルム
3が収容室13内の底面11a及び壁部材12の内周面
12aに確実に吸着される。従って、上記効果と同様
に、収容室13に対して物品2の載置が確実に行え、フ
イルム3が良好に折り込まれ、良好な包装状態が得られ
る。
【0035】* 各吸引口25は収容室13にのみ作用
するように配置されているため、フイルム3を収容室1
3内の底面11a及び壁部材12の内周面12aに良好
に吸着できる。従って、上記効果と同様に、収容室13
に対して物品2の載置が確実に行え、フイルム3が良好
に折り込まれ、良好な包装状態が得られる。
【0036】* 壁部材12において可動壁部材16は
固定壁部材15に対して予め設定された変位位置へ相対
移動可能になっている。従って、可動壁部材16の位置
を容易かつ正確に変更することができる。また、変更し
た際に変位位置の再現性も得られる。
【0037】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記*のように構成してもよい。 * 前記実施形態では、座(左右の前座18a、左右両
座18b、左右両シール座19、後シール座22)を設
け、吸引口25を壁部材12(固定壁部材15及び可動
壁部材16)の下面に形成したが、本発明の趣旨におい
てはこのような座は関係ない。従って、固定壁部材15
及び可動壁部材16に座を用いない構成として、可動壁
部材16を底部材11の底面11aに対して直接摺動さ
せるようにし、吸引口25を壁部材12の内周面12a
に形成する。この場合、フィルム3に対する吸着作用を
考慮して、この内周面12aの最下部(底部材11の底
面11aに近い部分)に吸引口25を形成する。
【0038】また、この場合、吸引口25を底部材11
の底面11aに形成してもよい。この場合、可動壁部材
16が固定壁部材15に近接する際、可動壁部材16の
外方に位置するために収容室13と連通しない吸引口2
5は、例えば可動壁部材16の外方に閉鎖部材を付設し
て閉鎖する。あるいは、可動壁部材16が固定壁部材1
5に最も近接した際に収容室13に残る底部材11の底
面11aにのみ吸引口25を形成する。
【0039】* 前記実施形態では、底部材11が移動
不能であって可動壁部材16の摺動範囲と対応する大き
さになっている。この構成に代えて、固定壁部材15及
び可動壁部材16にそれぞれ所定の大きさの底部材を一
体に形成し、可動壁部材16が摺動する際、それらの底
部材が互いに摺動するようにする。
【0040】* 前記実施形態では固定壁部材15及び
可動壁部材16を平面視コ字形状に形成したが、この形
状に限定されない。前記実施形態においては、可動壁部
材16が固定壁部材15に対し摺動する際にそれらの重
合部分のみが直線状であればよく、その他の部分、例え
ば固定壁部材15の前側壁部材15a及び可動壁部材1
6の後側壁部材16aにあって平面視の形状は任意であ
る。
【0041】さらに、固定壁部材15と可動壁部材16
とが重合する構成に代えて、可動壁部材16の端部を伸
縮部材(例えば蛇腹状部材や屏風状部材など)により形
成し、この伸縮部材の端部を固定壁部材15に連結し、
収容室13がこの伸縮部材を含む可動壁部材16及び固
定壁部材15により形成されるようにすれば、固定壁部
材15及び可動壁部材16の形状に限定はない。
【0042】* 前記実施形態では、壁部材12を二つ
の壁部材(固定壁部材15及び可動壁部材16)により
構成し、固定壁部材15に対し可動壁部材16を変位可
能にした。この構成に代えて、二つの壁部材をそれぞれ
共に変位可能にする。例えば、両壁部材を互いに接近離
間させる。
【0043】* 前記実施形態では、可動壁部材16が
一方向(前後方向X)へ変位したが、これに加えて、こ
の方向と直交する方向(左右方向Y)へ変位する可動壁
部材を採用して二方向(前後方向X及び左右方向Y)へ
変位させる。例えば、固定壁部材15の前側壁部材15
a及び可動壁部材16の後側壁部材16aをそれぞれ左
右方向Yで分割し、固定壁部材15において分割した前
側壁部材間及び可動壁部材16において分割した後側壁
部材間でそれぞれ互いに挿嵌して相対変位させる。
【0044】* 前記実施形態では、可動壁部材16の
変位に駆動モータ31を利用したが、この構成に代え
て、両雄ねじ棒28を回転させるハンドルなどを採用し
て、手動で可動壁部材16を変位させる。また、駆動モ
ータ31や両雄ねじ棒28などの駆動手段17を採用せ
ず、可動壁部材16を把持して手動により変位させる。
【0045】* 前記実施形態では、可動壁部材16を
変位させる際、ポテンショメータ33を利用してその位
置を検出した。この位置検出手段を利用せず、駆動モー
タ31としてステッピングモータを採用し、このステッ
ピングモータに供給するパルス信号のパルス数を変更し
て、所望の位置へ可動壁部材16を変位させる。
【0046】〔他の技術的思想〕実施形態から把握でき
る技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 請求項1または請求項2において、複数の壁部
材は、底部材11に対し相対移動不能にした固定壁部材
15と、底部材11に対し相対移動可能にした可動壁部
材16とを備え、この固定壁部材15に対し可動壁部材
16が相対変位する。従って、固定壁部材15と可動壁
部材16とからなる簡単な構造の壁部材12により、そ
れらを相対変位させることができる。
【0047】(ロ) 上記(イ)において、固定壁部材
15と可動壁部材16とは互いに重合して摺動可能に挿
嵌されている。従って、固定壁部材15に対する可動壁
部材16の変位を確実に行うことができる。
【0048】(ハ) 請求項1または請求項2または上
記(イ)または上記(ロ)において、複数の壁部材(固
定壁部材15及び可動壁部材16)を相対変位させる駆
動手段17を備えている。従って、それらの相対変位を
容易に行うことができる。
【0049】(ニ) 請求項1または請求項2または上
記(イ)または上記(ロ)または上記(ハ)において、
複数の壁部材(固定壁部材15及び可動壁部材16)の
相対変位位置を検出する検出手段(ポテンショメータ3
3)を備えている。従って、複数の壁部材(固定壁部材
15及び可動壁部材16)の相対変位位置を容易かつ正
確に変更することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる包装用吸引バケ
ット(1)によれば、壁部材(12)は、収容室(1
3)の容積を変更するように相対変位する複数の壁部材
(15,16)を備えたので、フイルム(3)の使用量
が低減するとともに、良好な包装状態を得ることができ
る。
【0051】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、複数の壁部材(15,16)の相対変位
位置を容易かつ正確に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る包装用吸引バケットを利用
した包装機において包装作用を示す説明図である。
【図2】 (a)は本実施形態に係る包装用吸引バケッ
トにおいて収容室間隔を狭くした状態を示す平面図であ
り、(b)は同じく収容室間隔を広くした状態を示す平
面図である。
【図3】 (a)は図2(a)のAーA線矢視図であ
り、(b)は図2(a)のBーB線断面図である。
【図4】 (a)は図2(a)のCーC線断面図であ
り、(b)は図2(a)のDーD線矢視図である。
【図5】 図2(a)のEーE線断面図である。
【図6】 本実施形態に係る包装用吸引バケットの部分
拡大断面図である。
【符号の説明】
1…包装用吸引バケット、2…物品、3…フィルム、1
1…底部材、12…壁部材、13…収容室、15…固定
壁部材、16…可動壁部材、25…吸引口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容室内に吸着させたフィルムに物品を
    載置した状態でこのフィルムの周辺を物品に対し折り込
    んで包装するための包装用吸引バケットにおいて、 底部材と、壁部材と、この底部材と壁部材とにより囲ま
    れた収容室と、この収容室に対して作用する吸引口とを
    設け、 前記壁部材は、収容室の容積を変更するように相対変位
    する複数の壁部材を備えたことを特徴とする包装用吸引
    バケット。
  2. 【請求項2】 複数の壁部材は、予め設定された変位位
    置へ相対移動可能になっていることを特徴とする請求項
    1に記載の包装用吸引バケット。
JP7567998A 1998-03-24 1998-03-24 包装用吸引バケット Pending JPH11268704A (ja)

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