JPH11268574A - 灰皿蓋及び灰皿 - Google Patents

灰皿蓋及び灰皿

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JPH11268574A
JPH11268574A JP7416898A JP7416898A JPH11268574A JP H11268574 A JPH11268574 A JP H11268574A JP 7416898 A JP7416898 A JP 7416898A JP 7416898 A JP7416898 A JP 7416898A JP H11268574 A JPH11268574 A JP H11268574A
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JP
Japan
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surface material
molding
molded
ashtray
mold
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JP7416898A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yamada
田 智 博 山
Tomonari Takenaka
中 智 成 竹
Hiromitsu Asai
井 寛 光 浅
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灰皿や灰皿蓋を近年生産量が増大して低価格
化したポリフェニレンサルファイド(PPS)で成形す
ると共に、その成形後にプライマー処理を施すことなく
二次加工の表面加飾が行えるようにする。 【解決手段】 灰皿蓋(1) の蓋基材(4) を難燃性に優れ
たPPSで成形し、その表面を、塗装性や印刷性に優れ
たABS樹脂の表面材(5) で覆うように成形したので、
プライマー処理を施すことなく、加飾のための模様や図
柄等を直接印刷あるいは塗装することができる。この場
合において、ABS樹脂で表面材(5) を成形した後、P
PSで蓋基材(4) を成形する2回射出成形により成形し
たので、両者が強固に熱溶着され、また、その後生ずる
蓋基材(4) の成形収縮や、金型内で加圧されている表面
材(5) の冷却に伴う収縮量は小さいので、表面材(5) が
蓋基材(4) の表面から剥離することもなく、製品不良が
少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコの吸殻を入
れる灰皿と灰皿蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や電車の車内、あるいは航空機の
機内等に設置する灰皿は、タバコの吸殻を入れる容器の
開口部に灰皿蓋が装着されたものと、装着されないもの
とがある。
【0003】 前者は、例えば自動車用内装部品のセン
ターコンソールやドアトリム、あるいは電車の座席アー
ムレスト等に形成した縦穴内に設置される容器の開口部
に灰皿蓋をバネ付き蝶番で開閉自在に装着したものなど
がある。
【0004】 また、後者は、自動車用内装部品のイン
ストルメントパネルに形成した横穴内に設置される引き
出し式のトレー形容器で成るものと、タクシーなどの座
席シート背面に形成した凹部内に設置される引き倒し式
のポケット形容器で成るものがある。
【0005】 なお、タバコの吸殻を入れる容器は、火
災防止のために金属板で成形し、また、灰皿蓋も、その
本体を金属板で成形するのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の自動
車用部品は、車体の軽量化、部品の耐久性及び機能性の
向上、形状の自由性、コストダウンといったメリットか
ら、プラスチック化が急速に進行し、それに伴って、プ
ラスチック部品への加飾要求も著しく増大し、しかも、
その要求はかなり高いレベルのものとなっている。
【0007】 特に、内装部品に関しては、インストル
メントパネル、コンソールボックス、ドアトリム、ステ
アリングホイールや、把手類に至るまで、プラスチック
成形品が使用されており、それらの成形品には、単なる
着色のレベルを超えた高級感ある加飾を施すことが要求
されている。
【0008】 このような内装部品のプラスチック化
と、レベルの高い加飾化の要求に鑑み、本出願人は、灰
皿や灰皿蓋もプラスチック化して、その表面にインスト
ルメントパネルや、コンソールボックス、ドアトリムと
同等程度の高級感ある加飾を施すことを試みた。
【0009】 しかし、灰皿や灰皿蓋の成形材料となり
得る難燃性プラスチックには、熱硬化性のものと、熱可
塑性のものとがあるが、前者は廃プラスチックとしての
再生利用が困難であり、環境保全の点から好ましくな
い。また、後者には、自動車のエンジンルーム内部品
や、機能部品、駆動系部品等に使用されるポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)や、ポリエーテルケトン
(PEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等
の特殊エンジニアリングプラスチックがあるが、これら
は、印刷インキや塗料の付着性が悪いので、二次加工に
より表面加飾を施す内装部品に使用する場合は、その部
品成形後に、印刷インキや塗料の付着性を改善向上させ
てインキ皮膜や塗膜の界面破壊を防止するためのプライ
マー処理を施さなければならず、その分だけ加工コスト
が嵩むという問題があった。
【0010】 そこで本発明は、灰皿および灰皿蓋を近
年生産量が増大して低価格化したポリフェニレンサルフ
ァイド(PPS)で成形すると共に、その成形後にプラ
イマー処理を施すことなく二次加工の表面加飾が行える
ようにして、意匠性に優れたプラスチック製の灰皿及び
灰皿蓋を安価で提供することを技術的課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、タバコの吸殻を入れる容器の開口部に開
閉自在に装着される灰皿蓋において、前記開口部を密閉
する蓋基材と、その表面を覆う加飾用の表面材とで形成
されると共に、前記表面材をファーストモールドとして
ABS樹脂で成形した後、前記蓋基材をセカンドモール
ドとしてポリフェニレンサルファイドで成形する2回射
出成形によって、前記表面材が前記蓋基材の表面に熱溶
着されていることを特徴とする。
【0012】 本発明による灰皿蓋は、タバコの吸殻を
入れる容器の開口部を密閉する蓋基材が、不活性雰囲気
中において1000℃の高温でもポリマーの一部が残存
する極めて高い耐熱性を有した難燃性プラスチックのポ
リフェニレンサルファイド(以下単に「PPS」と言
う)で成形されているので、火災発生のおそれがなく、
安全性が高い。
【0013】 また、灰皿蓋の表面は、PPSで成形さ
れた蓋基材の表面を覆う表面材で形成され、当該表面材
は、耐溶剤性に優れ、他樹脂との相溶性が良く、塗装性
や印刷性に優れたABS樹脂(アクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレンポリマー)により成形されているの
で、その表面に、プライマー処理を施すことなく、加飾
のための模様や図柄等を直接印刷あるいは塗装すること
ができる。
【0014】 そして、この灰皿蓋は、表面にプライマ
ー処理を施す加工が不要であると同時に、蓋基材と表面
材が、2回射出成形の成形過程で互いに熱溶着して一体
成形されるため、その蓋基材と表面材を後加工により接
着して張り付ける面倒もないので、加工コストが嵩ま
ず、生産性も非常に良い。
【0015】 さらに、ABS樹脂で表面材を成形した
後、ABS樹脂に比べて射出成形温度が高く、線膨張係
数が著しく小さいPPSで蓋基材を成形する2回射出成
形によれば、先に成形した表面材が高温の蓋基材に接し
て、その接触面で互いに溶融した状態で蓋基材の表面に
対して強固に熱溶着される。
【0016】 また、その後生ずる蓋基材の成形収縮は
著しく小さく、線膨張係数もABS樹脂の1/10〜1
/50程度であり、ABS樹脂で先に形成された表面材
は加圧注入されたPPSにより金型内で熱膨張が抑えら
れているので冷却に伴う収縮量は小さく、したがって、
表面材が蓋基材の表面から剥離することもなく、製品不
良が少ない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
よって具体的に説明する。図1は本発明に係る灰皿蓋を
示す図、図2(a)〜(d)はその成形工程図、図3は
本発明に係る灰皿を示す図、図4はその成形装置を示す
図、図5は本発明に係る他の灰皿を示す図である。
【0018】 図1に示す灰皿蓋1は、自動車用内装部
品として、ドアトリムに形成された縦穴2内に設置され
る灰皿容器3の開口部3aにバネ付き蝶番3bで開閉自
在に装着されるもので、前記開口部3aを密閉する蓋基
材4と、その表面を覆う加飾用の表面材5とで形成され
ている。前記蓋基材4は、不活性雰囲気中において10
00℃の高温でもポリマーの一部が残存する極めて高い
耐熱性を有した難燃性プラスチックのPPSで成形され
ているので、灰皿容器3内に火のついた吸殻を入れても
火災発生のおそれがなく、安全性が高い。また、前記表
面材5は、耐溶剤性に優れ、他樹脂との相溶性が良く、
塗装性や印刷性に優れたABS樹脂(アクリロニトリル
・ブタジエン・スチレンポリマー)により成形されてい
るので、成形後は、その表面に、プライマー処理を施す
ことなく、加飾のための模様や図柄等を直接印刷あるい
は塗装することができる。なお、この灰皿蓋1は、前記
表面材5をファーストモールドとして成形した後、前記
蓋基材4をセカンドモールドとして成形する2回射出成
形によって、前記表面材5が前記蓋基材4の表面に熱溶
着されている。
【0019】 この灰皿蓋1の成形方法を図2に基づい
て説明する。図2に示す射出成形装置20は、180°
ずつ回転するロータ21の両端に表面材成形金型22,
22が形成されて、前記ロータ21の回転により、第一
次射出位置P1 と第二次射出位置P2 で停止するように
成されている。そして、第一次射出位置P1 には、表面
材成形金型22と型締めされるファーストモールド成形
金型23と、当該各金型22,23を型締めした状態で
その間に形成されるキャビティ24内にABS樹脂を射
出して表面材5を成形する第一次射出装置25が配設さ
れている。また、第二次射出位置P2 には、第一次射出
位置P1 で表面材5がファーストモールドされた表面材
成形金型22と型締めされるセカンドモールド成形金型
26と、当該各金型22,26を型締めした状態で、表
面材5及びセカンドモールド成形金型26の間に形成さ
れるキャビティ27内にPPSを射出して蓋基材4を成
形する第二次射出装置28が配設されている。
【0020】 この射出成形装置20を用いて、2回射
出成形によりプラスチック成形品1を成形する場合、ま
ず、第一次射出工程で、表面材5を成形し、次いで、第
二次射出工程で、表面材5に重ねて蓋基材4を成形し
て、表面材5を蓋基材4に熱溶着させ、双方を一体化さ
せる。この第一次射出工程は、図2(a)に示すよう
に、第一次射出位置P1 で表面材成形金型22とファー
ストモールド成形金型23を型締めして、各金型22,
23間に形成されるキャビティ24内に、図2(b)に
示すように、第一次射出装置25により例えば茶色のA
BS樹脂を射出して表面材5を射出成形する。そして、
図2(c)に示すように型開きして、表面材成形金型2
2から表面材5を取り外さずに、図2(d)に示すよう
にロータ21を180°回転させ、図2(a)に示すよ
うに、当該金型22をセカンドモールド成形金型26と
対向する第二次射出位置P2 まで回転させる。
【0021】 次に、第二次射出工程は、図2(a)に
示すように、第二次射出位置P2 で、前記表面材成形金
型22にセカンドモールド成形金型26を型締めし、図
2(b)に示すように、表面材5とセカンドモールド成
形金型26との間に形成されるキャビティ27内に、第
二次射出装置28によりPPSを射出して表面材5の上
にセカンドモールドとなる蓋基材4を射出成形する。即
ち、第一次射出工程が終了してある程度冷却され、既に
収縮しているABS樹脂の表面材5と、セカンドモール
ド成形金型26との間のキャビティ27内に、ABS樹
脂に比べて100℃程度射出成形温度が高いPPSが高
圧で充填される。したがって、表面材5は、注入された
高温のPPSによって加圧/加熱されて、熱膨張が抑え
られた状態でその接触面で互いに溶融し、PPSで形成
される蓋基材4の表面に対して強固に熱溶着されて一体
化される。また、その後生ずる蓋基材4の成形収縮は著
しく小さく、PPSの線膨張係数はABS樹脂の1/1
0〜1/50程度であり、さらにABS樹脂で先に形成
された表面材5はキャビティ27内で加圧されて熱膨張
が抑えられているので冷却に伴う収縮量は小さく、した
がって、表面材5が蓋基材4の表面から剥離することも
なく、製品不良が少ない。その後、図2(c)に示すよ
うに型開きして、蓋基材4と表面材5が一体化して成形
された灰皿蓋1を取り出す。
【0022】 なお、この方法によれば、灰皿蓋1の成
形終了までに第一次射出工程と第二次射出工程の2回の
射出工程が必要となる。しかし、本例のように一対の表
面材成形金型22,22を交互に用いれば、一方の表面
材成形金型22を用いて第一次射出工程が終了したもの
について第二次射出工程で射出成形している間に、他方
の表面材成形金型22を用いて同時に第一次射出工程の
射出成形を行うことができる。また、この場合に、通常
の射出成形に比して一回分の樹脂注入量が少ない分だけ
各工程時間を短縮することができるので、射出工程数が
増えても1個当たりのサイクルタイムを短縮することが
できる。したがって単位時間あたりの成形個数を増やし
て生産効率を向上させることができるというメリットが
ある。
【0023】 そして最後に、灰皿蓋1の表面材5に例
えば木目模様の加飾を施す。この場合、まず、茶色のA
BS樹脂で成形された表面材5の上に、直接、黒色(濃
茶色)のインクで木目模様を印刷した透明の転写フィル
ムを液圧転写法により張り付け、そのインク6を表面雑
5に転写することにより加飾を行う。ここで、表面材5
は、耐溶剤性に優れ、他樹脂との相溶性が良く、塗装性
や印刷性に優れたABS樹脂により成形されているの
で、その表面に、プライマー処理を施すことなく、転写
フィルムに印刷されたインク6をそのまま付着させるこ
とができる。したがって、灰皿蓋1の全部をPPSで成
形する場合に比して、プライマー処理を施さなくて済む
分、工程数及びその設備を減らすことができるというメ
リットがある。また、ABS樹脂を予め茶色に着色して
おくことにより、木目模様のベースとなる茶色の塗料を
塗装する必要もなくなり、やはり、工程数を減らすこと
ができる。
【0024】 なお、本発明は、灰皿容器3に装着され
る灰皿蓋1に限らず、図3に示すように、自動車用内装
部品のインストルメントパネル31に形成した横穴32
内に設置される引き出し式の灰皿30にも適用すること
ができる。この灰皿30は、タバコの吸殻を入れる容器
が引き出し式のトレー形容器33で形成され、当該トレ
ー形容器33の前面を覆う加飾用の表面材34をファー
ストモールドとしてABS樹脂で成形した後、前記トレ
ー形容器33をセカンドモールドとしてPPSで成形す
る2回射出成形によって、前記表面材34が前記トレー
形容器33の前面に熱溶着されている。
【0025】 図4はこの成形装置20を示し、その成
形手順は、図2と同様に、第一次射出位置P1 で表面材
成形金型22とファーストモールド成形金型23を型締
めしてABS樹脂を射出して表面材34を成形する。次
いで、第二次射出位置P2 で表面材34を入れたままの
表面材成形金型22とセカンドモールド成形金型26を
型締めし、表面材34とセカンドモールド成形金型26
との間に形成されるキャビティ27内に、第二次射出装
置28によりPPSを射出して表面材34の上にセカン
ドモールドとなるトレー型容器33を射出成形すればよ
い。
【0026】 さらに、図5に示すように、タクシーな
どの座席シート41の背面に形成した凹部42内に設置
される引き倒し式の灰皿40にも適用し得る。この灰皿
40は、タバコの吸殻を入れる容器が引き倒し式のポケ
ット形容器43で形成され、当該ポケット形容器43の
前面を覆う加飾用の表面材44をファーストモールドと
してABS樹脂で成形した後、前記ポケット形容器43
をセカンドモールドとしてPPSで成形する2回射出成
形によって、前記表面材44が前記ポケット形容器43
の前面に熱溶着されている。
【0027】 そして、これら灰皿30,40は、いず
れも、耐熱性に優れたPPSで成形された容器33,4
3の前面が、加飾性に優れたABS樹脂で成形された表
面材34,44で覆われているので、その成形後にプラ
イマー処理を施すことなく二次加工の表面加飾を行うこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、灰
皿蓋を蓋基材と表面材とで形成し、灰皿を容器と表面材
とで形成している。そして、灰皿内に面する蓋基材や容
器を耐熱性に優れたPPSで成形し、加飾が施される表
面材を塗装性や印刷性に優れたABS樹脂で成形してい
るので、成形後にプライマー処理を施すことなく二次加
工の表面加飾を行うことができるという大変優れた効果
を有する。
【0029】 また、蓋基材と表面材、あるいは、容器
と表面材が、2回射出成形の成形過程で互いに熱溶着し
て一体化され、これらを後加工により接着して張り付け
る面倒もないので、加工コストが嵩まず、生産性も非常
に良い。しかも、まずABS樹脂で表面材を成形した後
に、PPSで蓋基材を成形することにより、ABS樹脂
で先に成形された表面材は加圧注入されたPPSにより
金型内で熱膨張が抑えられて冷却に伴う収縮量は小さ
く、また、PPSはABS樹脂に比して線膨張係数が小
さいので、双方の収縮量の差はほとんどなく、したがっ
て、表面材が蓋基材の表面から剥離することもなく、製
品不良が少ないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る灰皿蓋を示す図。
【図2】 (a)〜(d)はその成形工程図。
【図3】 本発明に係る灰皿を示す図。
【図4】 その成形装置を示す説明図。
【図5】 本発明に係る他の灰皿を示す図。
【符号の説明】
1・・・灰皿蓋 3・・・灰皿容器 4・・・蓋基材 5,34,44・・・表面材 30,40・・・灰皿 33・・・トレー形容器 43・・・ポケット形容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 22:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タバコの吸殻を入れる容器(3)の開口
    部(3a)に開閉自在に装着される灰皿蓋において、前記
    開口部(3a)を密閉する蓋基材(4)と、その表面を覆
    う加飾用の表面材(5)とで形成されると共に、前記表
    面材(5)をファーストモールドとしてABS樹脂で成
    形した後、前記蓋基材(4)をセカンドモールドとして
    ポリフェニレンサルファイドで成形する2回射出成形に
    よって、前記表面材(5)が前記蓋基材(4)の表面に
    熱溶着されていることを特徴とする灰皿蓋。
  2. 【請求項2】 タバコの吸殻を入れる容器が引き出し式
    のトレー形容器(33)で成る灰皿において、前記トレー
    形容器(33)の前面を覆う加飾用の表面材(34)をファ
    ーストモールドとしてABS樹脂で成形した後、前記ト
    レー形容器(33)をセカンドモールドとしてポリフェニ
    レンサルファイドで成形する2回射出成形によって、前
    記表面材(34)が前記トレー形容器(33)の前面に熱溶
    着されていることを特徴とする灰皿。
  3. 【請求項3】 タバコの吸殻を入れる容器が引き倒し式
    のポケット形容器(43)で成る灰皿において、前記ポケ
    ット形容器(43)の前面を覆う加飾用の表面材(44)を
    ファーストモールドとしてABS樹脂で成形した後、前
    記ポケット形容器(43)をセカンドモールドとしてポリ
    フェニレンサルファイドで成形する2回射出成形によっ
    て、前記表面材(44)が前記ポケット形容器(43)の前
    面に熱溶着されていることを特徴とする灰皿。
JP7416898A 1998-03-23 1998-03-23 灰皿蓋及び灰皿 Pending JPH11268574A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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