JP3754627B2 - メッキ調自動車外装品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッキ調の金属色を表出する自動車外装品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車にはバンパやサイドミラーなど外装品の他に、空力抵抗を考慮したフロントアンダスポイラ、リアアンダスポイラ、サイドシル等のいわゆるエアロパーツと呼ばれる外装品が装着される場合がある。近年これらの自動車外装品は樹脂により形成されるものが多く、比較的大型の外装品である場合には樹脂ボードを成形して作られる。
一方、近年では他人との差別化の傾向が強くなり、メッキが多用されていたころの自動車を模したクラッシックタイプの自動車の需要も増加しており、このクラッシックタイプの自動車に装着される自動車外装品では、樹脂ボードを成形した後に、この樹脂成形品に実際にメッキが施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、樹脂成形品にメッキを施すには、環境保全の観点からメッキ液の処理設備を備えたところで行わなければならず、比較的多くの需要がなければ樹脂成形品にメッキを施すことができず、少量の樹脂成形品にメッキを施すと、製品単価を押し上げる不具合があった。また近年では、環境汚染防止のため、メッキ液等の漏出を阻止する社会的要請もあり、このような社会的要請に対応する必要もある。
本発明の目的は、メッキ工程を施すことなく光輝色を得ることができる、メッキ調自動車外装品及びその製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、金属色コート層が樹脂ボード又は成形体の成形時に発生した金属層の亀裂を殆ど目立たせず、見栄えを損わない、メッキ調自動車外装品及びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1〜図3に示すように、樹脂フィルム11をボード本体17に積層してなる樹脂ボード18を所定の形状に成形することにより形成された自動車外装品であって、樹脂フィルム11が、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12と、フィルム基材層12の裏面に蒸着法により積層接着された金属層13と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層14と、金属色コーティング層14の表面に積層接着されたホットメルト層16とを備え、樹脂フィルム11がホットメルト層16を介してボード本体17に積層されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品である。
この請求項1に記載されたメッキ調自動車外装品では、樹脂ボード18の成形時にフィルム基材層12と金属層13の伸びの相違により、伸びの小さい金属層13に亀裂が生じる場合があるけれども、この金属層13のフィルム基材層12とは反対側の面には、金属層13より伸びが大きくかつ金属層13と同一色系である金属色コーティング層14が積層接着されているため、上記金属層13に発生した亀裂は金属色コーティング層14の存在により外部から殆ど目立たず、自動車外装品23の見栄えを損うことはない。
【0005】
請求項2に係る発明は、図4に示すように、樹脂フィルム11とともに所定の形状に成形することにより成形体53が形成され、かつ成形体53に樹脂フィルム11が積層された自動車外装品であって、樹脂フィルム11が、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12と、フィルム基材層12の裏面に蒸着法により積層接着された金属層13と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層14と、金属色コーティング層14の表面に積層接着されたホットメルト層16とを備え、樹脂フィルム11がホットメルト層16を介して成形体53に積層されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品である。
この請求項2に記載されたメッキ調自動車外装品では、成形体53の成形時にフィルム基材層12と金属層13の伸びの相違により、伸びの小さい金属層13に亀裂が生じる場合があるけれども、この金属層13のフィルム基材層12とは反対側の面には、金属層13より伸びが大きくかつ金属層13と同一色系である金属色コーティング層14が積層接着されているため、上記金属層13に発生した亀裂は金属色コーティング層14の存在により外部から殆ど目立たず、自動車外装品51の見栄えを損うことはない。
【0006】
請求項3に係る発明は、図2に示すように、請求項1又は2記載のメッキ調自動車外装品23のうち、フィルム基材層12の表面に、耐候性を有する透明な塗料又はインクをコーティングすることにより透明コーティング層が積層接着されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品である。
この請求項3に記載されたメッキ調自動車外装品では、表面に露出する層が硬く耐候性を有する透明コーティング層であるため、自動車外装品23の表面の損傷を防止できる。
【0007】
請求項4に係る発明は、図1〜図3に示すように、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12の裏面に金属層13を蒸着法にて積層接着する工程と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層14を積層接着する工程と、金属色コーティング層14の表面にホットメルト層16を積層接着して樹脂フィルムを作製する工程と、樹脂フィルムをホットメルト層16を介してボード本体17に積層接着して樹脂ボードを作製する工程と、樹脂ボード18を真空成形法により所定の形状に成形する工程とを含むメッキ調自動車外装品の製造方法である。
この請求項4に記載されたメッキ調自動車外装品の製造方法では、樹脂ボード18の成形時に発生した金属層13の亀裂が金属色コーティング層14の存在により殆ど目立たず、見栄えを損わない請求項3記載の自動車外装品23を得ることができる。
【0008】
請求項5に係る発明は、図4に示すように、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12の裏面に金属層13を蒸着法にて積層接着する工程と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層14を積層接着する工程と、金属色コーティング層14の表面にホットメルト層16を積層接着して樹脂フィルムを作製する工程と、樹脂フィルム11を射出成形機の金型54に挿入する工程と、金型54に樹脂を流込むことにより成形体53を所定の形状に射出成形すると同時に樹脂フィルム11にホットメルト層16を介して積層接着する工程とを含むメッキ調自動車外装品の製造方法である。
この請求項5に記載されたメッキ調自動車外装品の製造方法では、成形体53の成形時に発生した金属層13の亀裂が金属色コーティング層14の存在により殆ど目立たず、見栄えを損わない請求項4記載の自動車外装品51を得ることができる。
【0009】
請求項6に係る発明は、図5及び図6に示すように、第1自動車外装品71より小さく形成されかつ請求項4記載の方法で製造された樹脂ボード18を真空成形法により所定の形状に成形することにより第2自動車外装品72を作製する工程と、第2自動車外装品72を第1自動車外装品71に組合せて第2自動車外装品72を第1自動車外装品71に部分的に取付ける工程とを含むメッキ調自動車外装品の製造方法である。
この請求項6に記載されたメッキ調自動車外装品の製造方法では、従来から設けられている第1自動車外装品71に上記第2自動車外装品72を添着させることにより、その従来から設けられている第1自動車外装品71の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上させることができる。また第1自動車外装品71が請求項1ないし3いずれか記載の自動車外装品であれば、第1自動車外装品71が所定の金属色を表出し、第2自動車外装品72が別の金属色を表出するので、その見栄えを更に向上できる。
【0010】
請求項7に係る発明は、図7及び図8に示すように、第1自動車外装品81より小さく形成されかつ請求項5記載の方法で製造された樹脂フィルム11を射出成形機の金型に挿入する工程と、金型に樹脂を流込むことにより成形体53を所定の形状に射出成形すると同時に樹脂フィルム11をホットメルト層16を介して成形体53に積層接着することにより第2自動車外装品82を作製する工程と、第2自動車外装品82を第1自動車外装品81に組合せて第2自動車外装品82を第1自動車外装品81に部分的に取付ける工程とを含むメッキ調自動車外装品の製造方法である。
この請求項7に記載されたメッキ調自動車外装品の製造方法では、従来から設けられている第1自動車外装品81に上記第2自動車外装品82を添着させることにより、その従来から設けられている第1自動車外装品81の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上させることができる。また第1自動車外装品81が請求項1ないし3いずれか記載の自動車外装品であれば、第1自動車外装品81が所定の金属色を表出し、第2自動車外装品82が別の金属色を表出するので、その見栄えを更に向上できる。
【0011】
請求項8に係る発明は、請求項4ないし7いずれかに係る発明であって、更に図2に示すように、フィルム基材層12の表面に耐候性を有する透明な塗料又はインクをコーティングして透明コーティング層を積層接着する工程を更に含むことを特徴とする。
この請求項8に記載されたメッキ調自動車外装品の製造方法では、硬く耐候性を有する透明コーティング層が表面に露出することにより表面の損傷を防止できる請求項4ないし7いずれか記載の自動車外装品23を得ることができる。
【0012】
請求項9に係る発明は、図1に示すように、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12と、フィルム基材層12の裏面に蒸着法により積層接着された金属層13と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層14と、金属色コーティング層14の表面に積層接着されたホットメルト層16とを備えた樹脂フィルムである。
請求項10に係る発明は、図1に示すように、請求項9記載の樹脂フィルム11と、この樹脂フィルム11にホットメルト層16を介して積層接着されたボード本体17とを備えた樹脂ボードである。
この請求項9又は10に記載された樹脂フィルム又は樹脂ボードでは、メッキを施さなくても金属層13の金属色が透明なフィルム基材層12を通して表出する。
【0013】
請求項11に係る発明は、図1に示すように、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12の裏面に金属層13を蒸着法にて積層接着する工程と、金属層13の表面にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層14を積層接着する工程と、金属色コーティング層14の表面にホットメルト層16を積層接着する工程とを含む樹脂フィルムの製造方法である。
請求項12に係る発明は、図1に示すように、請求項11記載の方法で製造された樹脂フィルム11をホットメルト層16を介してボード本体17に積層接着する工程を含む樹脂ボードの製造方法である。
この請求項11又は12に記載された樹脂フィルム又は樹脂ボードの製造方法では、メッキを施さなくても金属層13の金属色が透明なフィルム基材層12を通して表出する請求項9又は10記載の樹脂フィルム又は樹脂ボードを得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、樹脂フィルム11は、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層12と、フィルム基材層12の裏面(下面)に蒸着法により積層接着された金属層13と、金属層13の表面(下面)にこの金属層13と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層14と、金属色コーティング層14の表面(下面)に積層接着されたホットメルト層16とを備える。
【0015】
フィルム基材層12は厚さが50〜100μm、好ましくは75〜100μmの透明なアクリル又は成形性に適したポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)等の透明な樹脂により形成される。また金属層13はアルミニウム、チタン又はこれらを含む合金等を蒸着することにより厚さが100〜1000Å、好ましくは500〜700Åとなるように形成される。また金属色コーティング層14は金属層13と同一色系のウレタン塗料やポリエステル−アクリルインク等を1回又は複数回塗布し又は吹付けることにより形成され、その金属色コーティング層14の最終的な厚さは10〜50μm、好ましくは15〜20μmの範囲に形成される。更にホットメルト層16は主成分が熱可塑性樹脂からなり、その厚さは30〜35μm、好ましくは30〜32μmの範囲に形成される。
【0016】
このように構成された樹脂フィルム11の製造手順を図1に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、先ずフィルム基材層12を用意する。このフィルム基材層12は透明な樹脂(アクリル又は成形性に適したPET)である。次いでフィルム基材層12の下面に金属を真空蒸着することにより金属層13を形成する(図1(b))。金属の蒸着は物理的蒸着法により行われる。物理的蒸着法であれば真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法又はプラズマ法のいずれの方法を用いてもよいが、長尺状のフィルム基材層12を用いる場合には連続的な蒸着が可能な真空蒸着法が好ましい。ここで蒸着する金属はアルミニウム、チタン又はこれらを含む合金であることが好ましい。これらの金属は従来のメッキと同様の金属色を表出させるからである。但し、蒸着する金属はこれらに限定されるものではなく、フェロモリブデン、マンガン、錫等の金属又はその他の合金でもよい。例えば銅と亜鉛の合金である真ちゅうでは金メッキに近似した色合いを表出させることができ、アルミニウムと銅の合金ではクロムメッキのような色合いを表出させることができる。なお、フィルム基材層12として、成形性に適したPETを使用すれば、強度に優れかつ安価に製造可能となる。
【0017】
次に金属層12の下面に、上記金属層12と同一色系のウレタン塗料又はポリエステル−アクリルインクを塗布し又は吹付けて乾燥することにより、金属色コーティング層14を形成する(図1(c))。更に金属色コーティング層14の下面に、グラビア印刷法やロールコーティング法等の手段により塗布して乾燥することにより、ホットメルト層16を形成する(図1(d))。このようにして樹脂フィルム11が得られる。
【0018】
一方、上記樹脂フィルム11と、この樹脂フィルム11に上記ホットメルト層16を介して積層接着されたボード本体17とにより樹脂ボード18が形成される(図1(e))。このボード本体17はABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂),ポリカーボネート,ポリフェニレンエーテル又はポリフェニレンオキシドのいずれかであり、その厚さは1〜5mmのもの、好ましくは1〜4mm、更に好ましくは1〜2mmのものが使用される。
【0019】
このように構成された樹脂ボード18の製造方法を図1(e)に基づいて説明する。
樹脂フィルム11と同一面積を有するボード本体17の上面に、樹脂フィルム11のホットメルト層16が下側になるように樹脂フィルム11を載せ、この状態で熱圧着することにより樹脂ボード18が得られる。具体的には、ボード本体17上面にホットメルト層16が接するように樹脂フィルム11を載せた状態で、ボード本体17及び樹脂フィルム11に100〜140℃の雰囲気中で0.5〜1MPaの圧力をかけて熱圧着する。
【0020】
次に上記樹脂ボード18を用いたメッキ調自動車外装品の製造方法を図2及び図3に基づいて説明する。
図3に示すように、いわゆるスポーツカータイプの自動車19には、バンパ21やサイドミラー22などの外装品の他に、空力抵抗を考慮したフロントアンダスポイラ23、サイドシル24、リアアンダスポイラ(図示せず)等の外装品が装着される。これらの外装品21〜24は上述した樹脂ボード18を成形することにより作られ、図2に示すように、所定の形状を有する金型26に樹脂ボード18を添着させることにより成形される。この実施の形態における金型26はフロントアンダスポイラ23を成形するためのものであり、金型26にはそのフロントアンダスポイラ23の内側形状に相応した湾曲凸部26aが形成される。この金型26は成形装置27に装着され、成形装置27は、金型26を収容する凹部28aが形成された収容体28と、その収容体28の凹部28a周縁に設けられ樹脂ボード18を把持するクランプ29と、その収容体28の内部で金型26を上下動可能に構成された昇降装置31と、収容体28内部のエアを吸引可能に構成された真空タンク32とを備える。
【0021】
フロントアンダスポイラ23を製造するために、先ず樹脂ボード18を用意する。この樹脂ボード18は収容体28の凹部28a周縁に設けられたクランプ29が把持可能に所定の形状に切断される。次にこの樹脂ボード18をヒータ33により加熱する。樹脂ボード18の加熱は130〜180℃の温度で、1m3当り60〜90秒程度の時間で行うことがよい。加熱した樹脂ボード18をフィルム基材層12が成形後に表側(凸面側)に露出するように上側にし、その周囲を成形装置27のクランプ29に把持させて水平に維持させる。そして昇降装置31により金型26を上昇させるとともにバルブ34を開いて収容体28内部と真空タンク32を連通させ、金型26の湾曲凸部26aにその樹脂ボード18が添着するように大気圧で成形する。このようにして成形した後にバルブ34を閉じて収容体28内部を大気圧するとともに、昇降装置31により金型26を下降させる。その後、金型26から成形品36を取出し、周囲の余剰部分を切断除去し、更に成形品36の表面に透明の塗料37又はインクをコーティングし乾燥することにより、フィルム基材層12に透明コーティング層を積層接着して、フロントアンダスポイラ23が得られる。
【0022】
また上記透明コーティング層を形成する塗料37又はインクとしては、透明のウレタン系樹脂又はアクリル系樹脂が用いられる。上記透明コーティング層の厚さは5〜50μm、好ましくは7〜25μmに調整される。なお、透明コーティング層をウレタン系樹脂又はアクリル系樹脂にて形成した場合には、その鉛筆硬度はB〜HBである。また透明コーティング層をアクリル系樹脂にて形成すると、耐候性に優れるという利点がある。
【0023】
このようにして得られた自動車外装品であるフロントアンダスポイラ23は、金属層13が有する金属色を表面から視認でき、メッキを施したものと殆ど変わらない外観を呈する。このため、図3に示すように自動車19にそのフロントアンダスポイラ23を取付けると、メッキを多用したクラッシックタイプの外観を呈し、その見栄えを向上できる。また上記フロントアンダスポイラ23にはメッキが施されていないため、メッキを施した従来品と比較して、環境衛生上好ましい。
【0024】
更に成形時にフィルム基材層12と金属層13の伸びの相違により、伸びの小さい金属層13に亀裂が生じる場合があるけれども、この金属層13のフィルム基材層12とは反対側の面には、金属層13より伸びが大きくかつ金属層13と同一色系である金属色コーティング層14が積層接着されているため、上記金属層13に発生した亀裂は金属色コーティング層14の存在により外部から殆ど目立たない。この結果、フロントスアンダポイラ23の見栄えを損うことはない。
【0025】
図4は本発明の第2の実施の形態を示す。
この実施の形態では、自動車外装品であるフロントアンダスポイラ51が、上記第1の実施の形態の樹脂フィルム11と、射出成形機により所定の形状に成形されるとともに樹脂フィルム11にホットメルト層16を介して積層接着される成形体53とを備える。上記射出成形機の金型54は、フロントアンダスポイラ51の表面(凸面)を形成するための湾曲凹部56aを有する固定型56と、この湾曲凹部56aに挿入してフロントアンダスポイラ51の裏面(凹面)を形成するための湾曲凸部57aを有する移動可能な可動型57とを備える。また可動型57には、固定型56の湾曲凹部56aに可動型57の湾曲凸部57aを挿入したときに形成されるキャビティ54aに樹脂を流込むための通孔57bが形成される。
【0026】
次に上記フロントアンダスポイラ51の製造方法を説明する。
先ず、図4(a)に示すように、可動型57の湾曲凸部57aを固定型56の湾曲凹部56aから離脱させた状態で、ホットメルト層16を固定型56の湾曲凹部56aに対向するように樹脂フィルム11を固定型56と可動型57の間に挿入する。次いで図4(b)に示すように、樹脂フィルム11を固定型56の湾曲凹部56aに添着させた後に、可動型57の湾曲凸部57aを固定型56の湾曲凹部56aに挿入する。次にこの状態で通孔57bからキャビティ54aに溶融した樹脂を流込んで冷却し、成形体53を所定の形状に射出成形する。このとき成形体53は樹脂フィルム11にホットメルト層16を介して積層接着される。更に可動型57を固定型56から離して成形体53を取出し、周囲の余剰部分を切断除去した後に、成形体53の表面に透明の塗料又はインクをコーティングし乾燥することにより、フィルム基材層12に透明コーティング層を積層接着する。このようにしてフロントアンダスポイラ51が得られる。
この方法で製造されたフロントアンダスポイラ51は、樹脂フィルム11に平らな樹脂ボードを積層接着する工程を省けるので、第1の実施の形態より製造工数を低減できる。
【0027】
図5及び図6は本発明の第3の実施の形態を示す。
この実施の形態では、第1自動車外装品71が従来の方法で製造された例えば黒色塗装されたフロントアンダスポイラであり、第2自動車外装品72が上記フロントアンダスポイラ71の中央に添着されるフロント装飾パネルである。このフロント装飾パネル72はフロントアンダスポイラ72より小さく形成され、かつ第1の実施の形態の樹脂ボード18を真空成形法により所定の形状に成形することにより作製される。またフロント装飾パネル72はフロントアンダスポイラ71に組合せて、フロントアンダスポイラ71に部分的に取付けられる。即ち、フロント装飾パネル72はフロントアンダスポイラ71に、図示しない両面粘着テープ又は爪等の係止手段を用いて添着される。なお、図5の符号37はフロント装飾パネル72の表面にコーティングされる透明の塗料である。
【0028】
このように第2自動車外装品72が第1自動車外装品であるフロントアンダスポイラ71の一部に更に添着される部品的なフロント装飾パネルであれば、従来から設けられているフロントアンダスポイラ71(例えば、黒色)にフロント装飾パネル72(金属色:例えば、メッキ調の銀色)を添着させることにより、その従来から設けられているフロントアンダスポイラ71の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上させることができる。ここで、第1自動車外装品71は第1の実施の形態のフロントアンダスポイラであってもよい。この場合、フロントアンダスポイラが所定の金属色(例えば、メッキ調の銀色)を表出し、フロント装飾パネルが別の金属色(例えば、メッキ調の金色)を表出するように構成すれば、その見栄えを更に向上できる。
【0029】
図7及び図8は本発明の第4の実施の形態を示す。
この実施の形態では、第1自動車外装品81が従来の方法で製造された例えば黒色塗装されたサイドシルであり、第2自動車外装品82が上記サイドシル81に添着されるサイド装飾パネルである。このサイド装飾パネル82はサイドシル82より小さく形成され、かつ第2の実施の形態と同様の射出成形法により作製される。即ち、サイド装飾パネル82は、樹脂フィルム11を射出成形機の金型に挿した後に、この金型に樹脂を流込むことにより成形体53を所定の形状に射出成形し、同時に樹脂フィルム11をホットメルト層16を介して成形体53に積層接着することにより作製される。またサイド装飾パネル82はサイドシル81に組合せて、サイドシル81に部分的に取付けられる。即ち、サイド装飾パネル82はサイドシル81に、図示しない両面粘着テープ又は爪等の係止手段を用いて添着される。なお、図7の符号37はサイド装飾パネル82の表面にコーティングされる透明の塗料である。
このように第2自動車外装品82が第1自動車外装品であるサイドシル81の一部に更に添着される部品的なサイド装飾パネルであれば、従来から設けられているサイドシル81(例えば、黒色)にサイド装飾パネル82(金属色:例えば、メッキ調の銀色)を添着させることにより、その従来から設けられているサイドシル81の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上させることができる。ここで、第1自動車外装品81は第2の実施の形態の射出成形法により成形されたサイドシルであってもよい。この場合、サイドシルが所定の金属色(例えば、メッキ調の銀色)を表出し、サイド装飾パネルが別の金属色(例えば、メッキ調の金色)を表出するように構成すれば、その見栄えを更に向上できる。
【0030】
なお、上記第1〜第3の実施の形態では、自動車外装品としてフロントアンダスポイラやサイドシルを挙げたが、自動車外装品はバンパ、サイドミラーのカバー、リアアンダスポイラ等であってもよい。
また、フィルム基材層の表面(上面)には、予め厚さが50〜130μmのアクリル樹脂フィルム又はPETフィルム等の透明な樹脂により形成されたフィルム保護層を剥離可能に積層接着しておいてもよい。このときフィルム基材層上面は離型処理される。これによりフィルム基材層の表面が金属層の蒸着時や自動車外装品の成形時にフィルム保護層により保護される。上記フィルム保護層は金属層の蒸着後又は自動車外装品の成形後に剥がされる。
更に、フィルム基材層の表面(上面)には、フィルム保護層ではなく、予め透明コーティング層を積層接着しておいてもよい。この場合、樹脂フィルム、樹脂ボード又は自動車外装品の各製造工程においてフィルム基材層を透明コーティング層にて保護することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、フィルム基材層と金属層と金属色コーティング層とホットメルト層とを備える樹脂フィルムを、ホットメルト層を介してボード本体に積層したので、樹脂ボードの成形時にフィルム基材層と金属層の伸びの相違により、伸びの小さい金属層に亀裂が生じても、金属層より伸びが大きくかつ金属層と同一色系である金属色コーティング層の存在により、上記金属層に発生した亀裂は外部から殆ど目立たない。この結果、自動車外装品の見栄えを損うことはない。
また樹脂フィルムがフィルム基材層と金属層と金属色コーティング層とホットメルト層とを備えた樹脂フィルムを、ホットメルト層を介して成形体に積層すれば、成形体の成形時にフィルム基材層と金属層の伸びの相違により、伸びの小さい金属層に亀裂が生じても、金属層より伸びが大きくかつ金属層と同一色系である金属色コーティング層の存在により、上記金属層に発生した亀裂は外部から殆ど目立たない。この結果、自動車外装品の見栄えを損うことはない。
また自動車外装品のうち、フィルム基材層の表面に、耐候性を有する透明な塗料又はインクをコーティングすることにより透明コーティング層を積層接着すれば、自動車外装品の表面の損傷を防止できる。
【0032】
またフィルム基材層の裏面に金属層を蒸着法にて積層接着し、金属層の表面にこの金属層と同一色系の塗料等をコーティングすることにより金属色コーティング層を積層接着し、金属色コーティング層の表面にホットメルト層を積層接着して樹脂フィルムを作製し、樹脂フィルムをホットメルト層を介してボード本体に積層接着して樹脂ボードを作製し、更に樹脂ボードを真空成形法により所定の形状に成形すれば、樹脂ボードの成形時に発生した金属層の亀裂が金属色コーティング層の存在により殆ど目立たず、見栄えを損わない上記自動車外装品を得ることができる。
またフィルム基材層の裏面に金属層を蒸着法にて積層接着し、金属層の表面にこの金属層と同一色系の塗料等をコーティングすることにより金属色コーティング層を積層接着し、金属色コーティング層の表面にホットメルト層を積層接着して樹脂フィルムを作製し、樹脂フィルムを射出成形機の金型に挿入し、更にこの金型に樹脂を流込むことにより成形体を所定の形状に射出成形すると同時に樹脂フィルムにホットメルト層を介して積層接着すれば、成形体の成形時に発生した金属層の亀裂が金属色コーティング層の存在により殆ど目立たず、見栄えを損わない上記自動車外装品を得ることができる。
【0033】
また第1自動車外装品より小さく形成されか樹脂ボードを真空成形法により所定の形状に成形することにより第2自動車外装品を作製し、第2自動車外装品を第1自動車外装品に組合せて第2自動車外装品を第1自動車外装品に部分的に取付ければ、従来から設けられている第1自動車外装品の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上できるとともに、第1自動車外装品が本発明の自動車外装品であれば、第1自動車外装品が所定の金属色を表出し、第2自動車外装品が別の金属色を表出するので、その見栄えを更に向上できる。
更に第1自動車外装品より小さく形成されかつ本発明の方法で製造された樹脂フィルムを射出成形機の金型に挿入し、この金型に樹脂を流込むことにより成形体を所定の形状に射出成形すると同時に樹脂フィルムをホットメルト層を介して成形体に積層接着することにより第2自動車外装品を作製し、第2自動車外装品を第1自動車外装品に組合せて第2自動車外装品を第1自動車外装品に部分的に取付ければ、従来から設けられている第1自動車外装品の一部が金属色を表出し、その見栄えを向上できるとともに、第1自動車外装品が本発明の自動車外装品であれば、第1自動車外装品が所定の金属色を表出し、第2自動車外装品が別の金属色を表出するので、その見栄えを更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の樹脂ボードの製造工程を示す断面図。
【図2】その樹脂ボードを成形して自動車外装品を得る工程を示す図。
【図3】その外装品が装着された自動車の斜視図。
【図4】本発明第2実施形態の自動車外装品の成形工程を示す図。
【図5】本発明第3実施形態の自動車外装品をフロントアンダスポイラ中央に添着する直前の状態を示す分解斜視図。
【図6】その自動車外装品をフロントアンダスポイラ中央に添着した状態を示す図5のA−A線断面図。
【図7】本発明第4実施形態の自動車外装品をサイドシルに添着する直前の状態を示す分解斜視図。
【図8】その自動車外装品をサイドシルに添着した状態を示す図7のB−B線断面図。
【符号の説明】
11 樹脂フィルム
12 フィルム基材層
13 金属層
14 金属色コーティング層
16 ホットメルト層
17 ボード本体
18 樹脂ボード
21 バンパ(自動車外装品)
22 サイドミラー(自動車外装品)
23,51 フロントアンダスポイラ(自動車外装品)
24 サイドシル(自動車外装品)
53 成形体
54 金型
71 フロントアンダスポイラ(第1自動車外装品)
72 フロント装飾パネル(第2自動車外装品)
81 サイドシル(第1自動車外装品)
82 サイド装飾パネル(第2自動車外装品)

Claims (12)

  1. 樹脂フィルム(11)をボード本体(17)に積層してなる樹脂ボード(18)を所定の形状に成形することにより形成された自動車外装品であって、
    前記樹脂フィルム(11)が、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)と、前記フィルム基材層(12)の裏面に蒸着法により積層接着された金属層(13)と、前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層(14)と、前記金属色コーティング層(14)の表面に積層接着されたホットメルト層(16)とを備え、
    前記樹脂フィルム(11)が前記ホットメルト層(16)を介して前記ボード本体(17)に積層されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品。
  2. 樹脂フィルム(11)とともに所定の形状に成形することにより成形体(53)が形成され、かつ前記成形体(53)に前記樹脂フィルム(11)が積層された自動車外装品であって、
    前記樹脂フィルム(11)が、透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)と、前記フィルム基材層(12)の裏面に蒸着法により積層接着された金属層(13)と、前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層(14)と、前記金属色コーティング層(14)の表面に積層接着されたホットメルト層(16)とを備え、
    前記樹脂フィルム(11)が前記ホットメルト層(16)を介して前記成形体(53)に積層されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品。
  3. 請求項1又は2記載のメッキ調自動車外装品(23,51)のうち、フィルム基材層(12)の表面に、耐候性を有する透明な塗料又はインクをコーティングすることにより透明コーティング層が積層接着されたことを特徴とするメッキ調自動車外装品。
  4. 透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)の裏面に金属層(13)を蒸着法にて積層接着する工程と、
    前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層(14)を積層接着する工程と、
    前記金属色コーティング層(14)の表面にホットメルト層(16)を積層接着して樹脂フィルムを作製する工程と、
    前記樹脂フィルムを前記ホットメルト層(16)を介してボード本体(17)に積層接着して樹脂ボードを作製する工程と、
    前記樹脂ボード(18)を真空成形法により所定の形状に成形する工程と
    を含むメッキ調自動車外装品の製造方法。
  5. 透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)の裏面に金属層(13)を蒸着法にて積層接着する工程と、
    前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層(14)を積層接着する工程と、
    前記金属色コーティング層(14)の表面にホットメルト層(16)を積層接着して樹脂フィルムを作製する工程と、
    前記樹脂フィルム(11)を射出成形機の金型(54)に挿入する工程と、
    前記金型(54)に樹脂を流込むことにより成形体(53)を所定の形状に射出成形すると同時に前記樹脂フィルム(11)にホットメルト層(16)を介して積層接着する工程と
    を含むメッキ調自動車外装品の製造方法。
  6. 第1自動車外装品(71)より小さく形成されかつ請求項4記載の方法で製造された樹脂ボード(18)を真空成形法により所定の形状に成形することにより第2自動車外装品(72)を作製する工程と、
    前記第2自動車外装品(72)を前記第1自動車外装品(71)に組合せて前記第2自動車外装品(72)を前記第1自動車外装品(71)に部分的に取付ける工程と
    を含むメッキ調自動車外装品の製造方法。
  7. 第1自動車外装品(81)より小さく形成されかつ請求項5記載の方法で製造された樹脂フィルム(11)を射出成形機の金型に挿入する工程と、
    前記金型に樹脂を流込むことにより成形体(53)を所定の形状に射出成形すると同時に前記樹脂フィルム(11)をホットメルト層(16)を介して前記成形体(53)に積層接着することにより第2自動車外装品(82)を作製する工程と、
    前記第2自動車外装品(82)を前記第1自動車外装品(81)に組合せて前記第2自動車外装品(82)を前記第1自動車外装品(81)に部分的に取付ける工程と
    を含むメッキ調自動車外装品の製造方法。
  8. フィルム基材層(12)の表面に耐候性を有する透明な塗料又はインクをコーティングして透明コーティング層を積層接着する工程を更に含む請求項4ないし7いずれか記載のメッキ調自動車外装品の製造方法。
  9. 透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)と、
    前記フィルム基材層(12)の裏面に蒸着法により積層接着された金属層(13)と、前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより積層接着された金属色コーティング層(14)と、
    前記金属色コーティング層(14)の表面に積層接着されたホットメルト層(16)と
    を備えた樹脂フィルム。
  10. 請求項9記載の樹脂フィルム(11)と、この樹脂フィルム(11)にホットメルト層(16)を介して積層接着されたボード本体(17)とを備えた樹脂ボード。
  11. 透明な樹脂により形成されたフィルム基材層(12)の裏面に金属層(13)を蒸着法にて積層接着する工程と、
    前記金属層(13)の表面にこの金属層(13)と同一色系の塗料又はインクをコーティングすることにより金属色コーティング層(14)を積層接着する工程と、
    前記金属色コーティング層(14)の表面にホットメルト層(16)を積層接着する工程と
    を含む樹脂フィルムの製造方法。
  12. 請求項11記載の方法で製造された樹脂フィルム(11)をホットメルト層(16)を介してボード本体(17)に積層接着する工程を含む樹脂ボードの製造方法。
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