JPH11268035A - 混練造粒機 - Google Patents
混練造粒機Info
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- JPH11268035A JPH11268035A JP7751298A JP7751298A JPH11268035A JP H11268035 A JPH11268035 A JP H11268035A JP 7751298 A JP7751298 A JP 7751298A JP 7751298 A JP7751298 A JP 7751298A JP H11268035 A JPH11268035 A JP H11268035A
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- Japan
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- outer peripheral
- central shaft
- shaft portion
- center shaft
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 螺旋状のガイド溝12をそれぞれの外面に形
成した一対の混練ロール11を有し、混練ロール11間
に供給された樹脂組成物Aを混練しながら搬送するよう
に形成した混練搬送手段10と、混練ロール11と接し
て設けられ、混練搬送手段10で混練された樹脂組成物
Aをペレット状に造粒しながら混練搬送手段10から取
り出すように形成した造粒手段15と、を備える混練造
粒機であって、混練ロール11の表面が磨り減り、ガイ
ド溝12が浅くなって補修する場合に、資源の有効利用
性が優れた補修が可能な、混練造粒機を提供する。 【解決手段】 混練ロール11に、回転可能な中軸部2
5と、中軸部25に挿嵌して中軸部25に係止すると共
に、その外面に螺旋状のガイド溝12を形成した外周部
20とを有し、外周部20を着脱可能に形成している。
成した一対の混練ロール11を有し、混練ロール11間
に供給された樹脂組成物Aを混練しながら搬送するよう
に形成した混練搬送手段10と、混練ロール11と接し
て設けられ、混練搬送手段10で混練された樹脂組成物
Aをペレット状に造粒しながら混練搬送手段10から取
り出すように形成した造粒手段15と、を備える混練造
粒機であって、混練ロール11の表面が磨り減り、ガイ
ド溝12が浅くなって補修する場合に、資源の有効利用
性が優れた補修が可能な、混練造粒機を提供する。 【解決手段】 混練ロール11に、回転可能な中軸部2
5と、中軸部25に挿嵌して中軸部25に係止すると共
に、その外面に螺旋状のガイド溝12を形成した外周部
20とを有し、外周部20を着脱可能に形成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂組成物を混練
・造粒して、ペレット状の成形材料を製造する混練造粒
機に関するものである。
・造粒して、ペレット状の成形材料を製造する混練造粒
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂成形材料や、メラミン樹
脂成形材料等の樹脂成形材料を用いた成形品が、電気絶
縁材料等の用途に広く用いられている。これらの樹脂成
形材料は、例えば、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
に、ガラス繊維等の無機充填材や、木粉等の有機充填材
等を配合して、均一に混合・混練したものである。なお
樹脂成形材料は、各種形状の成形品を製造可能とするた
めに、粉体状やペレット状に加工して一般に供給されて
いる。
脂成形材料等の樹脂成形材料を用いた成形品が、電気絶
縁材料等の用途に広く用いられている。これらの樹脂成
形材料は、例えば、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
に、ガラス繊維等の無機充填材や、木粉等の有機充填材
等を配合して、均一に混合・混練したものである。なお
樹脂成形材料は、各種形状の成形品を製造可能とするた
めに、粉体状やペレット状に加工して一般に供給されて
いる。
【0003】このペレット状の樹脂成形材料を製造する
方法としては、例えば、特開平9−38963号に記載
されたような、樹脂組成物を一対の混練ロールで混練し
ながら、その混練した樹脂組成物を、穴を通して押し出
した後、適度な長さに裁断する方法で、ペレット状に造
粒して製造されており、この具体的方法としては、例え
ば図1(a)に示すような、相互に逆向きの螺旋状のガ
イド溝12をそれぞれの外面に形成した一対の混練ロー
ル11,11を有する混練搬送手段10と、その外面が
一方の混練ロール11と接して設けられ、その壁面を貫
通する貫通穴17を形成した円筒状の成形ドラム16及
びその成形ドラム16の内面と接して相対的に移動可能
に配設されたカッター18を有する造粒手段15と、を
備える混練造粒機を用いる。
方法としては、例えば、特開平9−38963号に記載
されたような、樹脂組成物を一対の混練ロールで混練し
ながら、その混練した樹脂組成物を、穴を通して押し出
した後、適度な長さに裁断する方法で、ペレット状に造
粒して製造されており、この具体的方法としては、例え
ば図1(a)に示すような、相互に逆向きの螺旋状のガ
イド溝12をそれぞれの外面に形成した一対の混練ロー
ル11,11を有する混練搬送手段10と、その外面が
一方の混練ロール11と接して設けられ、その壁面を貫
通する貫通穴17を形成した円筒状の成形ドラム16及
びその成形ドラム16の内面と接して相対的に移動可能
に配設されたカッター18を有する造粒手段15と、を
備える混練造粒機を用いる。
【0004】そして、混練ロール11,11間に供給さ
れた樹脂組成物Aを、混練ロール11,11の回転によ
る圧縮・剪断の力によって混練しながら、ガイド溝12
による搬送作用で、混練ロール11,11の一方の端部
側から他方の端部側へと搬送し、次いで、成形ドラム1
6の部分まで搬送された樹脂組成物Aを、貫通穴17を
通して成形ドラム16の内側に押し出した後、カッター
18で適度な長さに裁断することにより、ペレット状に
造粒しながら混練搬送手段10から取り出す方法で、ペ
レット状の樹脂成形材料Bは製造されている。
れた樹脂組成物Aを、混練ロール11,11の回転によ
る圧縮・剪断の力によって混練しながら、ガイド溝12
による搬送作用で、混練ロール11,11の一方の端部
側から他方の端部側へと搬送し、次いで、成形ドラム1
6の部分まで搬送された樹脂組成物Aを、貫通穴17を
通して成形ドラム16の内側に押し出した後、カッター
18で適度な長さに裁断することにより、ペレット状に
造粒しながら混練搬送手段10から取り出す方法で、ペ
レット状の樹脂成形材料Bは製造されている。
【0005】しかし、上記のような混練造粒機を用いて
ペレット状の樹脂成形材料Bを繰り返し製造すると、混
練ロール11,11の表面が次第に磨り減り、ガイド溝
12が浅くなって、樹脂組成物Aが搬送されにくくな
り、樹脂成形材料Bの生産性が低下するという問題があ
った。そのため、ガイド溝12の深さに応じて混練ロー
ル11,11を交換することが行われているが、混練ロ
ール11,11全体を交換しているため、資源の有効利
用の点で無駄が多いという問題や、その交換のために時
間が長くかかるという問題があった。
ペレット状の樹脂成形材料Bを繰り返し製造すると、混
練ロール11,11の表面が次第に磨り減り、ガイド溝
12が浅くなって、樹脂組成物Aが搬送されにくくな
り、樹脂成形材料Bの生産性が低下するという問題があ
った。そのため、ガイド溝12の深さに応じて混練ロー
ル11,11を交換することが行われているが、混練ロ
ール11,11全体を交換しているため、資源の有効利
用の点で無駄が多いという問題や、その交換のために時
間が長くかかるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、相互に逆向きの螺旋状のガイド溝をそれぞれの外
面に形成した一対の混練ロールを有し、その混練ロール
間に供給された樹脂組成物を混練しながら、混練ロール
の一方の端部側から他方の端部側へと搬送するように形
成した混練搬送手段と、上記混練ロールと接して設けら
れ、混練搬送手段で混練された樹脂組成物をペレット状
に造粒しながら混練搬送手段から取り出すように形成し
た造粒手段と、を備える混練造粒機であって、混練ロー
ルの表面が磨り減り、ガイド溝が浅くなって補修する場
合に、資源の有効利用性が優れた補修が可能な、混練造
粒機を提供することにある。
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、相互に逆向きの螺旋状のガイド溝をそれぞれの外
面に形成した一対の混練ロールを有し、その混練ロール
間に供給された樹脂組成物を混練しながら、混練ロール
の一方の端部側から他方の端部側へと搬送するように形
成した混練搬送手段と、上記混練ロールと接して設けら
れ、混練搬送手段で混練された樹脂組成物をペレット状
に造粒しながら混練搬送手段から取り出すように形成し
た造粒手段と、を備える混練造粒機であって、混練ロー
ルの表面が磨り減り、ガイド溝が浅くなって補修する場
合に、資源の有効利用性が優れた補修が可能な、混練造
粒機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
混練造粒機は、相互に逆向きの螺旋状のガイド溝をそれ
ぞれの外面に形成した一対の混練ロールを有し、その混
練ロール間に供給された樹脂組成物を混練しながら、混
練ロールの一方の端部側から他方の端部側へと搬送する
ように形成した混練搬送手段と、上記混練ロールと接し
て設けられ、混練搬送手段で混練された樹脂組成物をペ
レット状に造粒しながら混練搬送手段から取り出すよう
に形成した造粒手段と、を備える混練造粒機において、
混練ロールに、回転可能な中軸部と、その中軸部に挿嵌
して中軸部に係止すると共に、その外面に螺旋状のガイ
ド溝を形成した外周部と、を有し、外周部を着脱可能に
形成していることを特徴とする。
混練造粒機は、相互に逆向きの螺旋状のガイド溝をそれ
ぞれの外面に形成した一対の混練ロールを有し、その混
練ロール間に供給された樹脂組成物を混練しながら、混
練ロールの一方の端部側から他方の端部側へと搬送する
ように形成した混練搬送手段と、上記混練ロールと接し
て設けられ、混練搬送手段で混練された樹脂組成物をペ
レット状に造粒しながら混練搬送手段から取り出すよう
に形成した造粒手段と、を備える混練造粒機において、
混練ロールに、回転可能な中軸部と、その中軸部に挿嵌
して中軸部に係止すると共に、その外面に螺旋状のガイ
ド溝を形成した外周部と、を有し、外周部を着脱可能に
形成していることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る混練造粒機は、請
求項1記載の混練造粒機において、中軸部に挿嵌して中
軸部に係止すると共に、その外周に螺旋状のガイド溝を
形成した複数の外周片が、中軸部の軸方向に連設される
ことにより、外周部が形成されている。
求項1記載の混練造粒機において、中軸部に挿嵌して中
軸部に係止すると共に、その外周に螺旋状のガイド溝を
形成した複数の外周片が、中軸部の軸方向に連設される
ことにより、外周部が形成されている。
【0009】本発明の請求項3に係る混練造粒機は、請
求項1又は請求項2記載の混練造粒機において、外周片
が、その隣接する外周片と螺合することにより、複数の
外周片が連設されている。
求項1又は請求項2記載の混練造粒機において、外周片
が、その隣接する外周片と螺合することにより、複数の
外周片が連設されている。
【0010】本発明の請求項4に係る混練造粒機は、請
求項1又は請求項2記載の混練造粒機において、外周片
の端面に凸部及び凹部を有し、その凸部が隣接する外周
片の凹部と嵌合することにより、複数の外周片が連設さ
れている。
求項1又は請求項2記載の混練造粒機において、外周片
の端面に凸部及び凹部を有し、その凸部が隣接する外周
片の凹部と嵌合することにより、複数の外周片が連設さ
れている。
【0011】本発明の請求項5に係る混練造粒機は、請
求項1から請求項4のいずれかに記載の混練造粒機にお
いて、外周部を中軸部に係止する方法が、中軸部の軸方
向と直交する方向に突出して固設された受け部を中軸部
の端部に設け、その受け部に外周部を係止する方法であ
る。
求項1から請求項4のいずれかに記載の混練造粒機にお
いて、外周部を中軸部に係止する方法が、中軸部の軸方
向と直交する方向に突出して固設された受け部を中軸部
の端部に設け、その受け部に外周部を係止する方法であ
る。
【0012】本発明によると、混練を繰り返し行なって
混練ロールの表面が磨り減り、ガイド溝が浅くなった場
合には、外周部を中軸部から脱離させて新しい外周部と
交換すれば良いため、混練ロール全体を交換しなくても
補修でき、資源の有効利用性が優れた補修が可能とな
る。
混練ロールの表面が磨り減り、ガイド溝が浅くなった場
合には、外周部を中軸部から脱離させて新しい外周部と
交換すれば良いため、混練ロール全体を交換しなくても
補修でき、資源の有効利用性が優れた補修が可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る混練造粒機を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る混練造粒機の第
一の実施の形態を説明する図であり、(a)は斜視図、
(b)は断面図である。図2は本発明に係る混練造粒機
の第二の実施の形態を説明する断面図である。図3は本
発明に係る混練造粒機の第三の実施の形態を説明する図
であり、(a)は断面図、(b)は中軸部から外周部を
多少脱離したときの、要部を示す断面図、(c)は外周
部の側面図である。また、図4は本発明に係る混練造粒
機の第四の実施の形態を説明する図であり、(a)は断
面図、(b)は外周片の正面図である。図5は本発明に
係る混練造粒機の第五の実施の形態を説明する図であ
り、(a)は断面図、(b)は外周片の正面図である。
基づいて説明する。図1は本発明に係る混練造粒機の第
一の実施の形態を説明する図であり、(a)は斜視図、
(b)は断面図である。図2は本発明に係る混練造粒機
の第二の実施の形態を説明する断面図である。図3は本
発明に係る混練造粒機の第三の実施の形態を説明する図
であり、(a)は断面図、(b)は中軸部から外周部を
多少脱離したときの、要部を示す断面図、(c)は外周
部の側面図である。また、図4は本発明に係る混練造粒
機の第四の実施の形態を説明する図であり、(a)は断
面図、(b)は外周片の正面図である。図5は本発明に
係る混練造粒機の第五の実施の形態を説明する図であ
り、(a)は断面図、(b)は外周片の正面図である。
【0014】本発明に係る混練造粒機の第一の実施の形
態は、図1(a)に示すように、相互に逆向きの螺旋状
のガイド溝12をそれぞれの外面に形成した、回転可能
な一対の混練ロール11,11を有する混練搬送手段1
0と、その外面が混練ロール11,11の一方と接して
設けられ、回転可能な円筒状の成形ドラム16及びその
成形ドラム16の内面と接して固定されたカッター18
を有する造粒手段15と、を備える混練造粒機である。
態は、図1(a)に示すように、相互に逆向きの螺旋状
のガイド溝12をそれぞれの外面に形成した、回転可能
な一対の混練ロール11,11を有する混練搬送手段1
0と、その外面が混練ロール11,11の一方と接して
設けられ、回転可能な円筒状の成形ドラム16及びその
成形ドラム16の内面と接して固定されたカッター18
を有する造粒手段15と、を備える混練造粒機である。
【0015】なお、混練ロール11,11は、図の矢印
のように、外周の上端が内側に回り込むような向きで、
相互に逆向きに回転するようになっている。また、成形
ドラム16は、成形ドラム16が接する混練ロール11
と逆向きの方向に、同じ回転速度で回転するようになっ
ている。また、成形ドラム16には、その壁面を貫通す
る貫通穴17が多数形成されており、カッター18は、
成形ドラム16と独立して固定されることにより、成形
ドラム16の内面及び貫通穴17の内側端面と相対的に
移動可能になっている。
のように、外周の上端が内側に回り込むような向きで、
相互に逆向きに回転するようになっている。また、成形
ドラム16は、成形ドラム16が接する混練ロール11
と逆向きの方向に、同じ回転速度で回転するようになっ
ている。また、成形ドラム16には、その壁面を貫通す
る貫通穴17が多数形成されており、カッター18は、
成形ドラム16と独立して固定されることにより、成形
ドラム16の内面及び貫通穴17の内側端面と相対的に
移動可能になっている。
【0016】そして、材料供給機19から混練ロール1
1,11の間に供給された樹脂組成物Aを、混練ロール
11,11の回転による圧縮・剪断の力によって混練し
ながら、ガイド溝12による搬送作用で、混練ロール1
1,11の成形ドラム16と接していない端部側から、
成形ドラム16と接している端部側へと搬送し、次い
で、成形ドラム16の部分まで搬送された樹脂組成物A
を、貫通穴17を通して成形ドラム16の内側に押し出
した後、カッター18で適度な長さに裁断することによ
り、ペレット状に造粒しながら混練搬送手段10から取
り出す方法で、ペレット状の樹脂成形材料Bを製造する
ようになっている。
1,11の間に供給された樹脂組成物Aを、混練ロール
11,11の回転による圧縮・剪断の力によって混練し
ながら、ガイド溝12による搬送作用で、混練ロール1
1,11の成形ドラム16と接していない端部側から、
成形ドラム16と接している端部側へと搬送し、次い
で、成形ドラム16の部分まで搬送された樹脂組成物A
を、貫通穴17を通して成形ドラム16の内側に押し出
した後、カッター18で適度な長さに裁断することによ
り、ペレット状に造粒しながら混練搬送手段10から取
り出す方法で、ペレット状の樹脂成形材料Bを製造する
ようになっている。
【0017】なお、図1(b)に示すように、混練ロー
ル11は、回転可能な中軸部25と、その中軸部25に
挿嵌して中軸部25に係止すると共に、その外面に螺旋
状のガイド溝12を形成した外周部20と、を有して形
成されており、上記中軸部25の端部には、中軸部25
の軸方向と直交する方向に突出して固設された受け部2
6が設けられている。そして、その受け部26に外周部
20を螺合することにより、外周部20を中軸部25に
係止可能に形成されていると共に、外周部20を中軸部
25から着脱可能に形成されている。
ル11は、回転可能な中軸部25と、その中軸部25に
挿嵌して中軸部25に係止すると共に、その外面に螺旋
状のガイド溝12を形成した外周部20と、を有して形
成されており、上記中軸部25の端部には、中軸部25
の軸方向と直交する方向に突出して固設された受け部2
6が設けられている。そして、その受け部26に外周部
20を螺合することにより、外周部20を中軸部25に
係止可能に形成されていると共に、外周部20を中軸部
25から着脱可能に形成されている。
【0018】そのため、混練を繰り返し行なって混練ロ
ール11の表面が磨り減り、ガイド溝12が浅くなっ
て、樹脂成形材料Bの生産性が低下した場合には、外周
部20を中軸部25から脱離させて新しい外周部20と
交換すれば、生産性が優れた樹脂成形材料Bの生産が再
度可能となるため、混練ロール11全体を交換しなくて
も補修でき、資源の有効利用性が優れた補修が可能にな
っている。更に、混練ロール11の一方の端部を解放状
態にして作業をすれば、外周部20を交換可能なため、
生産性が優れた補修が可能になっている。
ール11の表面が磨り減り、ガイド溝12が浅くなっ
て、樹脂成形材料Bの生産性が低下した場合には、外周
部20を中軸部25から脱離させて新しい外周部20と
交換すれば、生産性が優れた樹脂成形材料Bの生産が再
度可能となるため、混練ロール11全体を交換しなくて
も補修でき、資源の有効利用性が優れた補修が可能にな
っている。更に、混練ロール11の一方の端部を解放状
態にして作業をすれば、外周部20を交換可能なため、
生産性が優れた補修が可能になっている。
【0019】なお、受け部26と外周部20が螺合する
部分のネジの方向は、混練するために混練ロール11を
回転させた際に、ネジが締まる方向に形成しておくと、
係止状態が強固に保て好ましい。
部分のネジの方向は、混練するために混練ロール11を
回転させた際に、ネジが締まる方向に形成しておくと、
係止状態が強固に保て好ましい。
【0020】なお、外周部20を中軸部25に係止する
方法は、上記受け部26に外周部20を螺合する方法に
限定するものではなく、例えば、図2に示すように、外
周部20と中軸部25とを、混練ロール11の端面部分
で溶接する(図で27は溶接部を示す)ことにより、受
け部(26)を設けることなしに係止する方法でも良
く、図3(a)又は(b)又は(c)に示すように、外
周部20の受け部26側の端面に、凸部20aを形成す
ると共に、中軸部25の軸方向と直交する方向に突出し
て中軸部25の端部に固設した受け部26の外周部20
側の端面に、凹部26bを形成しておき、その凹部26
bと凸部20aとを嵌合することにより、係止する方法
でも良い。
方法は、上記受け部26に外周部20を螺合する方法に
限定するものではなく、例えば、図2に示すように、外
周部20と中軸部25とを、混練ロール11の端面部分
で溶接する(図で27は溶接部を示す)ことにより、受
け部(26)を設けることなしに係止する方法でも良
く、図3(a)又は(b)又は(c)に示すように、外
周部20の受け部26側の端面に、凸部20aを形成す
ると共に、中軸部25の軸方向と直交する方向に突出し
て中軸部25の端部に固設した受け部26の外周部20
側の端面に、凹部26bを形成しておき、その凹部26
bと凸部20aとを嵌合することにより、係止する方法
でも良い。
【0021】なお、中軸部25に上記のような受け部2
6を設け、その受け部26に螺合する方法や嵌合する方
法で外周部20を係止すると、外周部20を中軸部25
から脱離するときの作業性が優れ好ましい。
6を設け、その受け部26に螺合する方法や嵌合する方
法で外周部20を係止すると、外周部20を中軸部25
から脱離するときの作業性が優れ好ましい。
【0022】なお、中軸部25と受け部26の間に、O
リング等の弾性材を挟んで係止すると、混練時にクッシ
ョンとなって、外周部20と中軸部25が分離すること
が起こりにくくなり好ましい。
リング等の弾性材を挟んで係止すると、混練時にクッシ
ョンとなって、外周部20と中軸部25が分離すること
が起こりにくくなり好ましい。
【0023】なお、図4(a)に示すように、中軸部2
5に挿嵌して中軸部25に係止すると共に、その外周に
螺旋状のガイド溝12を形成した複数の外周片201・
・が中軸部25の軸方向に連設されることにより、外周
部20が形成されていると、表面が磨り減りガイド溝1
2が浅くなった外周片201のみを交換すると、生産性
が優れた混練が可能となるため、特に資源の有効利用性
が優れた補修が可能となり好ましい。なお、幅やガイド
溝12の間隔等を同じ大きさで形成した、同じ形状の外
周片201・・が中軸部25の軸方向に連設されること
により、外周部20が形成されていると、補修のために
準備しておく外周片201の数を減らすことができ好ま
しい。
5に挿嵌して中軸部25に係止すると共に、その外周に
螺旋状のガイド溝12を形成した複数の外周片201・
・が中軸部25の軸方向に連設されることにより、外周
部20が形成されていると、表面が磨り減りガイド溝1
2が浅くなった外周片201のみを交換すると、生産性
が優れた混練が可能となるため、特に資源の有効利用性
が優れた補修が可能となり好ましい。なお、幅やガイド
溝12の間隔等を同じ大きさで形成した、同じ形状の外
周片201・・が中軸部25の軸方向に連設されること
により、外周部20が形成されていると、補修のために
準備しておく外周片201の数を減らすことができ好ま
しい。
【0024】なお、外周片201・・が、中軸部25の
軸方向に連設される方法としては、図4(b)に示すよ
うに、外周片201の一方の端面に凸部20aを有する
と共に、他方の端面に凹部20bを有し、その凸部20
aが隣接する外周片201の凹部20bと嵌合すること
により、複数の外周片201・・が連設されるようにな
っている。そのため、外周部20を中軸部25から脱離
するときの作業性や、複数の外周片201・・を分割す
るときの作業性が優れている。なおこの場合も、各外周
片201・・の間に、Oリング等の弾性材を挟んで嵌合
すると、混練時に外周片201・・が分離することが起
こりにくくなり好ましい。
軸方向に連設される方法としては、図4(b)に示すよ
うに、外周片201の一方の端面に凸部20aを有する
と共に、他方の端面に凹部20bを有し、その凸部20
aが隣接する外周片201の凹部20bと嵌合すること
により、複数の外周片201・・が連設されるようにな
っている。そのため、外周部20を中軸部25から脱離
するときの作業性や、複数の外周片201・・を分割す
るときの作業性が優れている。なおこの場合も、各外周
片201・・の間に、Oリング等の弾性材を挟んで嵌合
すると、混練時に外周片201・・が分離することが起
こりにくくなり好ましい。
【0025】なお、図5に示すように、外周片201
が、その隣接する外周片201と螺合することにより、
複数の外周片201・・が連設されて外周部20が形成
されていても良い。この場合も、外周部20を中軸部2
5から脱離するときの作業性や、複数の外周片201・
・を分割するときの作業性が優れ好ましい。
が、その隣接する外周片201と螺合することにより、
複数の外周片201・・が連設されて外周部20が形成
されていても良い。この場合も、外周部20を中軸部2
5から脱離するときの作業性や、複数の外周片201・
・を分割するときの作業性が優れ好ましい。
【0026】なお、上記の実施の形態は、造粒手段15
に、混練ロール11と接して設けられ、その壁面を貫通
する貫通穴17を形成した円筒状の成形ドラム16と、
その成形ドラム16の壁面と接して相対的に移動可能に
配設され、貫通穴17から突出した樹脂組成物Aを切断
可能に形成したカッター18と、を備える実施の形態を
説明したが、造粒手段15は、混練搬送手段10で混練
された樹脂組成物Aをペレット状に造粒しながら混練搬
送手段10から取り出すように形成したものであれば特
に限定するものではなく、例えば、図示しないが、内面
が混練ロールの一方と接して設けられた円筒状の成形ド
ラム及びその成形ドラムの外面と接して固定されたカッ
ターを有するものでも良く、特開昭52−117359
号に記載されたような、掻き取り歯を有する掻き取りロ
ールと、掻き取った樹脂組成物を丸める回転ロール及び
丸め板を備え、混練ロール表面の樹脂組成物を、掻き取
り歯で掻き取った後、回転ロール及び丸め板の間でペレ
ット状に造粒するものでも良い。
に、混練ロール11と接して設けられ、その壁面を貫通
する貫通穴17を形成した円筒状の成形ドラム16と、
その成形ドラム16の壁面と接して相対的に移動可能に
配設され、貫通穴17から突出した樹脂組成物Aを切断
可能に形成したカッター18と、を備える実施の形態を
説明したが、造粒手段15は、混練搬送手段10で混練
された樹脂組成物Aをペレット状に造粒しながら混練搬
送手段10から取り出すように形成したものであれば特
に限定するものではなく、例えば、図示しないが、内面
が混練ロールの一方と接して設けられた円筒状の成形ド
ラム及びその成形ドラムの外面と接して固定されたカッ
ターを有するものでも良く、特開昭52−117359
号に記載されたような、掻き取り歯を有する掻き取りロ
ールと、掻き取った樹脂組成物を丸める回転ロール及び
丸め板を備え、混練ロール表面の樹脂組成物を、掻き取
り歯で掻き取った後、回転ロール及び丸め板の間でペレ
ット状に造粒するものでも良い。
【0027】なお、本発明で用いる樹脂組成物Aとして
は、熱硬化性樹脂組成物であれば特に限定するものでは
なく、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂に、必要に応じて硬化剤や、ガラス繊
維、ガラス粉、マイカ、タルク等の無機充填材や、木
粉、パルプ粉等の有機充填材等を配合して、混合したも
の、及びこの混合したものを予備混練したものが挙げら
れる。
は、熱硬化性樹脂組成物であれば特に限定するものでは
なく、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等
の熱硬化性樹脂に、必要に応じて硬化剤や、ガラス繊
維、ガラス粉、マイカ、タルク等の無機充填材や、木
粉、パルプ粉等の有機充填材等を配合して、混合したも
の、及びこの混合したものを予備混練したものが挙げら
れる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る混練造粒機は、混練ロール
に、回転可能な中軸部と、その中軸部に挿嵌して中軸部
に係止すると共に、その外面に螺旋状のガイド溝を形成
した外周部と、を有し、外周部を着脱可能に形成してい
るため、ガイド溝が浅くなって補修する場合に、資源の
有効利用性が優れた補修が可能となる。
に、回転可能な中軸部と、その中軸部に挿嵌して中軸部
に係止すると共に、その外面に螺旋状のガイド溝を形成
した外周部と、を有し、外周部を着脱可能に形成してい
るため、ガイド溝が浅くなって補修する場合に、資源の
有効利用性が優れた補修が可能となる。
【図1】本発明に係る混練造粒機の第一の実施の形態を
説明する図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図で
ある。
説明する図であり、(a)は斜視図、(b)は断面図で
ある。
【図2】本発明に係る混練造粒機の第二の実施の形態を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図3】本発明に係る混練造粒機の第三の実施の形態を
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は中軸部か
ら外周部を多少脱離したときの、要部を示す断面図、
(c)は外周部の側面図である。
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は中軸部か
ら外周部を多少脱離したときの、要部を示す断面図、
(c)は外周部の側面図である。
【図4】本発明に係る混練造粒機の第四の実施の形態を
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は外周片の
正面図である。
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は外周片の
正面図である。
【図5】本発明に係る混練造粒機の第五の実施の形態を
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は外周片の
正面図である。
説明する図であり、(a)は断面図、(b)は外周片の
正面図である。
10 混練搬送手段 11 混練ロール 12 ガイド溝 15 造粒手段 16 成形ドラム 17 貫通穴 18 カッター 19 材料供給機 20 外周部 201 外周片 20a 凸部 20b 凹部 25 中軸部 26 受け部 26b 凹部 27 溶接部 A 樹脂組成物 B 樹脂成形材料
Claims (5)
- 【請求項1】 相互に逆向きの螺旋状のガイド溝をそれ
ぞれの外面に形成した一対の混練ロールを有し、その混
練ロール間に供給された樹脂組成物を混練しながら、混
練ロールの一方の端部側から他方の端部側へと搬送する
ように形成した混練搬送手段と、上記混練ロールと接し
て設けられ、混練搬送手段で混練された樹脂組成物をペ
レット状に造粒しながら混練搬送手段から取り出すよう
に形成した造粒手段と、を備える混練造粒機において、
混練ロールに、回転可能な中軸部と、その中軸部に挿嵌
して中軸部に係止すると共に、その外面に螺旋状のガイ
ド溝を形成した外周部と、を有し、外周部を着脱可能に
形成していることを特徴とする混練造粒機。 - 【請求項2】 中軸部に挿嵌して中軸部に係止すると共
に、その外周に螺旋状のガイド溝を形成した複数の外周
片が、中軸部の軸方向に連設されることにより、外周部
が形成されていることを特徴とする請求項1記載の混練
造粒機。 - 【請求項3】 外周片が、その隣接する外周片と螺合す
ることにより、複数の外周片が連設されていることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の混練造粒機。 - 【請求項4】 外周片の端面に凸部及び凹部を有し、そ
の凸部が隣接する外周片の凹部と嵌合することにより、
複数の外周片が連設されていることを特徴とする請求項
1又は請求項2記載の混練造粒機。 - 【請求項5】 外周部を中軸部に係止する方法が、中軸
部の軸方向と直交する方向に突出して固設された受け部
を中軸部の端部に設け、その受け部に外周部を係止する
方法であることを特徴とする請求項1から請求項4のい
ずれかに記載の混練造粒機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7751298A JPH11268035A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 混練造粒機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7751298A JPH11268035A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 混練造粒機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11268035A true JPH11268035A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13636029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7751298A Pending JPH11268035A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 混練造粒機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11268035A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017500192A (ja) * | 2013-11-29 | 2017-01-05 | アルフレッド ケルヒャー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | Co2スノーからco2ペレットを生成するための装置及び清浄器 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP7751298A patent/JPH11268035A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017500192A (ja) * | 2013-11-29 | 2017-01-05 | アルフレッド ケルヒャー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー | Co2スノーからco2ペレットを生成するための装置及び清浄器 |
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