JPH11267323A - 遊技用の電気制御装置 - Google Patents

遊技用の電気制御装置

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JPH11267323A
JPH11267323A JP9284598A JP9284598A JPH11267323A JP H11267323 A JPH11267323 A JP H11267323A JP 9284598 A JP9284598 A JP 9284598A JP 9284598 A JP9284598 A JP 9284598A JP H11267323 A JPH11267323 A JP H11267323A
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Naoki Miyahara
直樹 宮原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板を収容保護する保護ケースの裏側
に、電磁波遮断用のシールド板を指先き操作で手早く簡
単に着脱できるようにする。 【解決手段】 電気制御装置Eは、透明樹脂成形された
皿状部材12と透明樹脂成形されたカバー状部材13と
の間に回路基板を組付け、同基板の表裏面を透視可能に
する。また、回路基板への電磁波を遮断するためのシー
ルド板30が、皿状部材12の裏面側に対して、双方1
2,30に形成された係合支持手段32,33を利用する
ことにより、指先き操作で着脱または開閉可能に取着さ
れる。これにより、シールド板30を取外すだけで、収
容保護された回路基板の裏面を容易に透視し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技用の電気制
御装置に係り、更に詳しくは、例えばパチンコゲームを
展開し得る遊技機にあって、同機の所定部位に着脱可能
に装備されて電気的な制御処理を司る電気制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばパチンコ遊技機の代表例の一つで
あるパチンコ機やアレンジボール機では、機内にセット
される遊技盤に、遊技部品としての各種の入賞器具や入
球器具が配置される一方、電子制御部品としての図柄表
示装置や電動式入賞装置、その他に検出スイッチ,電磁
ソレノイド,ランプ類等が配置され、該遊技盤内で展開
されるパチンコゲームに合わせた効果音や装飾光を含む
電子制御ゲームを現出し得るようになっている。そして
これら各電気的部品類は、夫々の電子制御ゲームに適し
た純正な制御基板を保護ケース内に収容した電子制御装
置(一般にメイン基盤または遊技用基盤ともいう)に集約
的に結線されて、主としてゲーム中に発生および成立さ
れる設定条件時や特別遊技状態時等において、夫々の可
動条件に従って作動制御されるようになっている。
【0003】前記電気制御装置では、前記保護ケースが
互いに分離される皿状部材およびカバー状部材から構成
され、これら皿状部材とカバー状部材内に前記回路基板
が内蔵セットされて単一で取扱い得る箱型単位のユニッ
ト状に構成され、遊技機の各種構成部品とは区分けされ
ている。そして実施にあたっては、遊技機の製造ライン
の最終工程部で装着される場合や、遊技機と予め分離状
態で移送されて遊技店内での遊技機の設置後、または交
換後に装着される場合の前提において、前枠裏側におけ
る機構セット盤の所定部位に設置されて各種の電気部分
と結線されるようになっている。また電気制御装置で
は、前記保護ケースが合成樹脂製の成形部材であること
により、前記回路基板に対する電磁波遮蔽対策等を図る
必要があることから、ブリキ素材またはトタン素材等の
導電性材により成形されたシールド板が併用されて、前
記保護ケースの内部に組付けられた型式のものが実施さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機に使用される電気制御装置にあっては、適正な制御
内容(ソフトプログラム内容)で正常に使用することを前
提とした不正改造・変更防止対策のため、前記皿状部材
およびカバー状部材を透明樹脂で成形して、保護ケース
内に内蔵された前記回路基板における表面側の電子部品
や裏面側の回路パターンを外部から容易に透視可能とす
ることが義務付けられ、回路基板の脱着交換,電子部品
の不正改造交換等を発見し得るようになっている。しか
るに前記シールド板は不透明素材で形成され、しかも前
記保護ケース内において前記皿状部材と回路基板との間
で該回路基板の裏面に接近して位置するようになってい
る。従って、これら回路基板および遮蔽防護部材を内蔵
した電気制御装置においては、前記保護ケース全体を透
明部材で形成したとしても、回路基板の裏面の回路パタ
ーンを視認することが不可能であった。すなわち、保護
ケースに内蔵された回路基板の回路パターン検査を行な
う場合には、皿状部材からカバー状部材を取外して該保
護ケースを開放せざるを得ず、この際には該皿状部材と
カバー状部材との組付け整合部分に貼付された封印証紙
を剥がさなければならない弊害があった。また、前記封
印証紙を剥がして保護ケースを開放したとしても、回路
基板を皿状部材に固定するためのビス等を取外さなけれ
ばならず、該回路基板の回路パターンの検査作業は極め
て面倒かつ煩雑で時間が掛かるものとなっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく新規に提案されたものであって、例えばパチンコ
遊技機の裏側所定部位に対して着脱可能に装備される電
気的な回路基板のための透明な保護ケースの裏側に、電
磁波遮断用のシールド板を指先き操作で手早く簡単に着
脱できるようにした遊技用の電気制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため本発明は、対象とする遊技機裏側
の所定位置に対して着脱可能に装備されてゲームを展開
し得る電気的な遊技部品を制御する電気制御装置にあっ
て、前記電気制御装置は、透明樹脂成形された皿状部材
と、透明樹脂成形されて皿状部材に着脱可能に組合わせ
セットされるカバー状部材との間に、前記遊技部品の制
御に必要な回路および部品を設けた回路基板を組付け
て、同基板の表裏面を皿状部材とカバー状部材から透視
可能にする一方、前記皿状部材の裏面側に対して、回路
基板への電磁波を遮断するためのシールド板を、双方に
形成された係合支持手段を介して指先き操作により着脱
または開閉が可能に取着し得るようにしたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】回路基板は、透明樹脂成形された皿状部材と透
明樹脂成形されたカバー状部材との間に収容状態で組付
け保持され、該回路基板への電磁波を遮断するためのシ
ールド板が、前記皿状部材の裏面側に取付けられる。こ
のシールド板は、該シールド板と前記皿状部材に形成さ
れた支持部および係合部とを利用して着脱および回動可
能に取着する形態や、また凹孔支持部と係合部を利用し
て係脱可能に取着する形態等があり、何れの形態におい
ても工具を必要とするビス等を一切使用せずに指先き操
作により簡単かつ容易に着脱し得る。これにより、回路
基板の表面側の電子部品は、前記カバー状部材を介して
容易に透視されると共に、該回路基板の裏面側の回路パ
ターンは、前記シールド板を皿状部材から指先き操作で
取外せば、該皿状部材を介して容易に透視することが可
能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る遊技用の電気
制御装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら、以下詳細に説明する。
【0009】先ず電子制御装置の説明に先立ち、図1を
もとにして、実施例のパチンコ遊技機につき要約説明す
る。すなわち実施例のパチンコ遊技機Pは、基本的な主
要構成として、外枠Aに対して開閉および着脱が可能に
組付けられた前枠Bと、この前枠Bの裏側に固定された
収容保持枠Cに対して開閉および着脱が可能に組付けら
れた機構セット盤Dと、前枠Bの前側から収容保持枠C
内に着脱交換可能に収容セットされる遊技盤(図示しな
い)等を備えており、これら主要構成体の各部に各種の
装置,器具並びに部材等が装着されている。なお図示し
ないが、前枠Bの前面側には、ガラス扉および上球受け
皿が開閉可能に取着されると共に、下球受け皿および発
射装置等が設置されており、また上端部に装飾を兼ねた
照明具等が配設されている。
【0010】前記機構セット盤Dは、機種別(ゲーム内
容別)やサイズ別に区分される全てのパチンコ遊技機P
に共用し得るように形成され、その基本的な構成とし
て、図示しない前記遊技盤の裏側部位に形成した窓口に
保護カバー1が開閉可能にセットされ、該遊技盤で遊技
に供された後に区分通出されるアウト球とセーフ球の排
出路およびセーフ球処理装置2、遊技盤での遊技結果に
基いて払い出される賞球に係る貯留容器3,賞球排出装
置4および賞球排出路5等が、所要位置に成形または組
付けセットされている。また、前記窓口の下部領域は各
種電気的部品用の搭載部とされて、該窓口の下方に収容
室6,7が形成されている。なお右上隅部には、ターミ
ナル基盤8がセットされている。
【0011】前述したパチンコ遊技機Pに実施される本
実施例の電気制御装置Eは、前記遊技盤側における各種
電気的部品・手段に係る入出力制御等を図る電子的な回
路基板10を、図2および図5に示すような保護ケース
11に収容保護してケース単位で取扱い得るようになっ
ている。この保護ケース11は、前記機構セット盤Dに
対して装着セットされる皿状部材12と、この皿状部材
12に対して着脱可能に組付けられるカバー状部材13
とから構成され、両者共に透明な合成樹脂材により一体
成形されて、前記回路基板10を皿状部材12内に敷設
状態で収容すると共に前記カバー状部材13で覆蓋保護
するようになっている。なお、前記皿状部材12の四隅
近傍にはボス14が一体的に立設されると共に一側端部
には鉤状のフック15が形成され、また回路基板10の
四隅近傍には前記ボス14に整合する透孔10aが穿設
してある。これにより回路基板10は、その一側端部を
前記フック15に係止させると共に各透孔10aを前記
ボス14に嵌合させて皿状部材12にセットし、この状
態で前記カバー状部材13を該皿状部材12に整合させ
ることにより、該カバー状部材13の押付片16が回路
基板10の他側端部を保持するようになり、該回路基板
10はカダ付きのない状態で保護ケース11内に収容保
持される。
【0012】また本実施例の電気制御装置Eでは、前記
回路基板10の不正改造や交換,変更等の不正行為の防
止策として、保護ケース11の不正な開放を阻止すると
共に開放の履歴を残し得る不正開放防止部材20が装備
されている。この不正開放防止部材20は、図1,図5
および図9に示すように、カバー状部材13の下端縁部
13aに一体的に成形配置した上部半体22と、皿状部
材12の下端縁部12aに一体的に成形配置した下部半
体23とからなる合計4個の結合ボス部21と、これら
上部半体22と下部半体23との間にねじ込んで皿状部
材12とカバー状部材13とを固定する締付け専用のビ
ス24とから構成されている。すなわち、皿状部材12
にカバー状部材13を組付けセットすると、各上部半体
22と各下部半体23とが好適に整合当接すると共に、
何れか1個の結合ボス部21に前記ビス24をねじ込め
ば該皿状部材12とカバー状部材13とが結合され、ま
た一般工具を使用しても皿状部材12とカバー状部材1
3との分離が不可能となる。これにより、前記保護ケー
ス11を開放して収容保護された前記回路基板10を露
出させるには、前記ビス24で連結された結合ボス部2
1をカバー状部材13および皿状部材12から切断しな
ければ、皿状部材12からカバー状部材13を開放する
ことはできない。しかるに、結合ボス部21を切断すれ
ばカバー状部材13を開放することは可能ではあるが、
不正開放の形跡がはっきり残って不正の有無を容易に確
認し得るものである。なお、結合ボス部21が4個形成
されているので、合計3回までの開放の履歴を残し得
る。
【0013】前述した保護ケース11は、図1および図
2に示すように、前記収容室6,7を覆蓋する蓋部材2
5,26の外面に形成される設置部27に装着され、機
構セット盤Dの下部に搭載セットされる。すなわち前記
設置部27に対する電気制御装置Eの取着手段として
は、図1および図2に示すように、前記皿状部材12の
左右両側端部に一体成形されたフランジ17に配設した
出没式の係止具28と、前記第1蓋部材25および第2
蓋部材26の表面に成形した係止筒部(図示せず)を利用
するようになっている。具体的には、第1蓋部材25の
所定位置に成形した1つの係止筒部に、皿状部材12の
左側端部のフランジ17に配設した係止具28を係着す
ると共に、第2蓋部材26の所要位置に成形した2つの
係止筒部に、該皿状部材12の右側端部のフランジ1
7,17に配設した係止具28,28を夫々係着すること
で、電気制御装置Eが設置部27に着脱可能に取着され
る。
【0014】ところで、本実施例の電気制御装置Eで
は、保護ケース11内に収容保護した前記回路基板10
に対する電磁波の遮蔽対策として、金属表面をもつ材料
または導電材を配合した樹脂材料により形成されるシー
ルド板30を、該保護ケース11の裏面31に対して指
先き操作により着脱または開閉が可能に取着するように
なっている。そこで、回路基板10に対する電磁波遮蔽
対策例につき、各実施形態毎に説明する。
【0015】
【第1実施形態例】図2〜図7は、本実施例の電気制御
装置Eに採用される電磁波遮蔽対策の第1実施形態例を
示しており、前記回路基板10の主要面域に適応する形
状,サイズに形成された前記シールド板30を、皿状部
材12の裏面31に対して着脱または開閉が可能な形態
となっている。すなわち、皿状部材12およびシールド
板30の夫々の一側部には、互いに着脱および回動が可
能に連結し得る支持部(係合支持手段)32が形成され、
該皿状部材12およびシールド板30の夫々の他側部に
は、互いに係脱可能に係合し得る係合部(係合支持手段)
33が形成されている。前記支持部32は、図2および
図6等に示すように、皿状部材12の一側部の上方およ
び下方において水平に延出した支持片34,34に立設
された支持軸35,35と、シールド板30の一側部の
上方および下方において該支持軸35,35に対応した
位置で突出片36を巻回成形して形成された支持孔3
7,37とから構成される。また前記係合部33は、図
2および図7等に示すように、皿状部材12の他側部の
上下略中央部において後方へ突出して弾性変形可能な係
合フック38と、シールド板30の他側部の上下略中央
部において側方に延出した係合片39とから構成されて
いる。
【0016】前述のように構成された第1実施形態例の
電磁波遮蔽対策では、皿状部材12の支持軸35,35
に対してシールド板30の各支持孔37,37を上方か
ら整合させると共にスライド係合させることにより(図
6(a)参照)、該シールド板30は皿状部材12に対し
て回動可能に連結される(図6(b)参照)。また、シール
ド板30を回動させて皿状部材12の裏面31へ閉成さ
せると(図7(a)参照)、前記係合フック38の弾性変形
下に該係合フック38と前記係合片39とが係合され
(図7(b)参照)、該シールド板30は皿状部材12に閉
成された状態で保持される。このシールド板30が皿状
部材12に閉成された状態では、図4に示すように、保
護ケース11に収容保護された回路基板10の裏面と所
要間隔で位置するようになり、該回路基板10に対する
電磁波の遮蔽が好適に図られる。なお、前記係合フック
38を側方へ適宜弾性変形させて係合片39との係合を
解除させれば、シールド板30を回動させて皿状部材1
2から開放し得ると共に、更にシールド板30を上方へ
引き上げれば支持軸35,35と支持孔37,37との係
合が解除され、該シールド板30を皿状部材12から取
外すことができる。
【0017】また、シールド板30の前記係合片39に
は、回動操作を容易に行ない得るように指先掛止部40
が形成されており、また皿状部材12の対応位置には、
該指先操作部40との干渉を回避するための凹部41が
形成されている。なお、皿状部材12の裏面31は全面
的に凹設されており、前記シールド板30が該裏面31
に閉成された際には、皿状部材12から外方へ突出しな
いようになっている(図4参照)。
【0018】前述した第1実施形態例の電磁波遮蔽対策
を採用した電気制御装置Eでは、前記回路基板10を保
護ケース11に収容保護すると共に不正開放防止部材2
0を利用して皿状部材12とカバー状部材13との不正
開放防止を図った後に、前記シールド板30を皿状部材
12に取着することで、ケース毎の単一部材として構成
される。そして前述したように、皿状部材12の各フラ
ンジ17に係着した係止具28を利用して機構セット盤
Dの設置部27に取着した後に、遊技盤等に配設された
各電気的部品類からの電線コードが集約的に結線されて
実施に供される。なお、当該パチンコ遊技機Pが遊技に
供されている際に発生する外部からの電磁波に対して
は、前記シールド板30が回路基板10の裏面を全面的
に遮蔽するため、該回路基板10は電磁波から遮蔽され
て好適に保護される。
【0019】また、ホール内に設置された遊技機Pに対
する官憲の立合い検査等において、保護ケース11内に
収容保護された回路基板10の裏面側の回路パターンを
確認する必要があるときには、電気制御装置Eを設置部
27から取外した後、前記シールド板30を皿状部材1
2から開放するだけで該回路基板10の裏面側を容易に
透視し得る。しかも、第1実施形態例の電磁波遮蔽対策
を施した電気制御装置Eでは、保護ケース11の開放や
回路基板10の取外し等の面倒かつ煩雑な作業が全く必
要ないうえに、前記シールド板30の開閉,着脱操作も
工具等を使用することなく簡単に行ない得るから、簡
単,容易でかつ短時間で所定の検査を行なうことが可能
となる。
【0020】
【第2実施形態例】図8〜図11は、本実施例の電気制
御装置Eに採用される電磁波遮蔽対策の第2実施形態例
を示しており、前記回路基板10の主要面域に適応する
形状,サイズに形成された前記シールド板30を、皿状
部材12の裏面31に対して上下の向きに係脱可能な形
態となっている。すなわち、皿状部材12の左右両側部
における上方および下方に凹孔支持部(係合支持手段)4
5が形成され、またシールド板30の左右両側部におけ
る上方および下方には、各凹孔支持部45に係合し得る
L字形の係合部(係合支持手段)46が形成されている。
前記凹孔支持部45は、図10に示すように、前記係合
部46が通過可能な挿通部47と、該挿通部47の奥側
下方に延在する凹孔48とから形成されている。また前
記係合部46は、シールド板30の側端部から裏面側へ
曲折成形されると共に、更に下方へ延出して前記凹孔支
持部45の凹孔48に係合する係合片49を有してい
る。
【0021】前述のように構成された第2実施形態例の
電磁波遮蔽対策では、皿状部材12における各凹孔支持
部45の凹孔48に対してシールド板30における各係
合部46の係合片49を、後方から整合させて(図10
(a)参照)、下方へスライドさせて係合することにより
(図10(b)参照)、該シールド板30は皿状部材12に
対して略密着的に取着される。このシールド板30が皿
状部材12に取着された状態では、保護ケース11に収
容保護された回路基板10の裏面と所要間隔で位置する
ようになり、該回路基板10に対する電磁波の遮蔽が好
適に図られる。
【0022】また、シールド板30の前記上縁部略中央
には、図11に示すように、該シールド板30の上方へ
の引き上げ操作を容易に行ない得るように指先掛止部5
0が形成されており、また皿状部材12の対応位置に
は、該指先操作部50との干渉を回避するための凹部5
1が形成されている。すなわち、皿状部材12の各凹孔
支持部45の凹孔48にシールド板30における各係合
部46の係合片49が係合している状態で、指先掛止部
50に手指を引掛けて引き上げれば、凹孔48と係合片
49との係合が解除されてシールド板30を皿状部材1
2から容易に取外し得る。前記指先操作部50は、シー
ルド板30を皿状部材12の裏面31に整合させた状態
では該皿状部材12の上方に突出しているが(図11
(a)参照)、前記凹孔48に対して係合片49が完全に
係合した際には、前記皿状部材12内へ退避する(図1
1(b)参照)。なお、皿状部材12の裏面31は全面的
に凹設されており、前記シールド板30が該裏面31に
閉成された際には、皿状部材12から外方へ突出しな
い。
【0023】前述した第2実施形態例の電磁波遮蔽対策
を採用した電気制御装置Eでは、前記回路基板10を保
護ケース11に収容保護すると共に不正開放防止部材2
0を利用して皿状部材12とカバー状部材13との不正
開放防止を図った後に、前記シールド板30を皿状部材
12に取着することで、ケース毎の単一部材として構成
される。そして前述したように、皿状部材12の各フラ
ンジ17に係着した係止具28を利用して機構セット盤
Dの設置部27に取着した後に、遊技盤等に配設された
各電気的部品類からの電線コードが集約的に結線されて
実施に供される。なお、当該パチンコ遊技機Pの遊技に
供されている際に発生する外部からの電磁波に対して
は、前記シールド板30が回路基板10の裏面を全面的
に遮蔽するため、該回路基板10は電磁波から遮蔽され
て好適に保護される。
【0024】また、ホール内に設置された遊技機Pに対
する官憲の立合い検査等において、保護ケース11内に
収容保護された回路基板10の裏面側の回路パターンを
確認する必要があるときには、電気制御装置Eを設置部
27から取外した後、前記シールド板30を皿状部材1
2から取外すだけで該回路基板10の裏面側を容易に透
視し得る。しかも、第2実施形態例の電磁波遮蔽対策を
施した電気制御装置Eでは、保護ケース11の開放や回
路基板10の取外し等の面倒かつ煩雑な作業が全く必要
がないうえに、前記シールド板30の開閉,着脱操作も
工具等を使用せずに簡単に行ない得るから、簡単,容易
でかつ短時間で所定の検査を行なうことが可能となる。
【0025】前述した第1実施形態例では、皿状部材に
対してシールド板を一側部に設けた支持部を中心として
開閉可能な形態としたが、皿状部材およびシールド板の
上端または下端に支持部を設け、皿状部材に対してシー
ルド板を上端または下端部の支持部を中心として開閉可
能とする構成を採用し得る。また第2実施形態例では、
皿状部材に対してシールド板を上下の向きに係脱可能な
形態としたが、皿状部材に対してシールド板を左右の向
きに係合可能な構成とすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る遊技
用の電気制御装置によれば、皿状部材とカバー状部材と
の間に収容した回路基板への電磁波を遮断するシールド
板を、該皿状部材と該シールド板の双方に形成された係
合支持手段を利用することで、皿状部材の裏面側に対し
て指先き操作で着脱または開放可能に取着し得るように
した。従って、皿状部材とカバー状部材が透明樹脂材で
成形されることを前提として、これら皿状部材とカバー
状部材の内部に組付け保持された前記回路基板の表面側
の電子部品を外部から容易に透視し得ることは勿論、該
回路基板の裏側面の回路パターンも、前記シールド板を
指先き操作で取外すだけで容易に透視することが可能と
なる。すなわちシールド板は、皿状部材の裏面側に取着
されるので該皿状部材とカバー状部材を開放することな
く、しかもシールド材の取付け,取外し作業に一切の工
具も必要とせずに脱着し得るから、回路基板の回路パタ
ーンの検査作業等が極めて簡単,容易でかつ短時間に行
ない得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を概略で示す背面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態例に係る電気制御装置を
シールド板の装着前状態で示す概略斜視図である。
【図3】第1実施形態例の電気制御装置の要部拡大背面
図である。
【図4】第1実施形態例の電気制御装置の要部拡大横断
面図である。
【図5】第1実施形態例の電気制御装置を分解状態で示
す側面図である。
【図6】第1実施形態例の支持部の連結前状態と連結状
態とを示す要部拡大斜視図である。
【図7】第1実施形態例の係合部の係合前状態と係合状
態とを示す要部拡材斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態例に係る電気制御装置を
シールド板の装着前状態で示す概略斜視図である。
【図9】第2実施形態例の電気制御装置の要部拡大背面
図である。
【図10】第2実施形態例の凹孔支持部と係合部との係
合前状態と係合状態とを示す要部拡大斜視図である。
【図11】第2実施形態例の皿状部材の凹部とシールド
板の指先掛止部との係合状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 回路基板 12 皿状部材 13 カバー状部材 30 シールド板 32 支持部(係合支持手段) 33 係合部(係合支持手段) 45 凹孔支持部(係合支持手段) 46 係合部(係合支持手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする遊技機裏側の所定位置に対し
    て着脱可能に装備されてゲームを展開し得る電気的な遊
    技部品を制御する電気制御装置にあって、 前記電気制御装置は、透明樹脂成形された皿状部材(12)
    と、透明樹脂成形されて皿状部材(12)に着脱可能に組合
    わせセットされるカバー状部材(13)との間に、前記遊技
    部品の制御に必要な回路および部品を設けた回路基板(1
    0)を組付けて、同基板(10)の表裏面を皿状部材(12)とカ
    バー状部材(13)から透視可能にする一方、 前記皿状部材(12)の裏面側に対して、回路基板(10)への
    電磁波を遮断するためのシールド板(30)を、双方(12,3
    0)に形成された係合支持手段(32,33/45,46)を介して指
    先き操作により着脱または開閉が可能に取着し得るよう
    にしたことを特徴とする遊技用の電気制御装置。
  2. 【請求項2】 前記シールド板(30)は、金属表面をもつ
    材料または導電材を配合した樹脂材料により、前記回路
    基板(10)の主要面域に適応する形状,サイズに形成され
    て、前記皿状部材(12)の裏面側に対して着脱または開閉
    が可能に取着し得るようにした請求項1記載の遊技用の
    電気制御装置。
  3. 【請求項3】 前記係合支持手段は、前記皿状部材(12)
    およびシールド板(30)の夫々の一側部に形成されて互い
    に着脱および回動が可能に連結し得る支持部(32)と、皿
    状部材(12)およびシールド板(30)の夫々の他側部に形成
    されて互いに係脱可能に係合し得る係合部(33)とから構
    成される請求項1記載の遊技用の電気制御装置。
  4. 【請求項4】 前記係合支持手段は、前記皿状部材(12)
    と前記シールド板(30)との整合面側の所要位置に夫々形
    成された凹孔支持部(45)と係合部(46)とで構成されて、
    対応位置同志の凹孔支持部(45)および係合部(46)が前後
    または上下あるいは左右の所要の向きで係脱可能とされ
    る請求項1記載の遊技用の電気制御装置。
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