JPH11266756A - 釣り用リールの表示装置 - Google Patents

釣り用リールの表示装置

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Publication number
JPH11266756A
JPH11266756A JP7435998A JP7435998A JPH11266756A JP H11266756 A JPH11266756 A JP H11266756A JP 7435998 A JP7435998 A JP 7435998A JP 7435998 A JP7435998 A JP 7435998A JP H11266756 A JPH11266756 A JP H11266756A
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JP
Japan
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lighting
reel
fishing reel
unit
display
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Application number
JP7435998A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Katayama
仁志 片山
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Publication of JPH11266756A publication Critical patent/JPH11266756A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源の消耗を抑えかつリール操作を中断する
ことなく液晶表示部を照明できるようにする。 【解決手段】 釣り用リールの表示装置は、仕掛けの水
深データを含む表示データを表示するためにリール本体
に装着された装置であって、水深表示部5と、操作キー
部6と、バックライト35と、リール制御部30と、ボ
タン電池22とを備えている。ここでは、操作キー部6
により点灯モードを設定すると、リール制御部30によ
りリールの動作中やリールの操作中にバックライト35
が所定時間点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、特に、
仕掛けの水深データを含む表示データを表示するために
リール本体に装着された釣り用リールの表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】釣り用リールにおいて、カウンターと呼
ばれる仕掛けの水深を表示する表示部がリール本体に装
着されたものが知られている。この種の表示部として、
液晶ディスプレイが装着されたものがある。液晶ディス
プレイは、電力消費が少なく小型の電池で駆動可能であ
るため、この種の表示装置として最適である。しかし、
液晶ディスプレイは、自身で発光しないため、夜間や暗
い場所では見にくいという問題がある。たとえば、夜間
のイカ釣りのときには船に灯火がともるので明るいが、
夜間の鯛釣りでは、灯火を消して釣るため棚位置等をリ
ールから判別しにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、釣り用リール
の液晶ディスプレイにバックライトを設け、液晶ディス
プレイを必要な時に明るくすることが考えられる。釣り
用リールの液晶ディスプレイにバックライトを設けた場
合、液晶ディスプレイを常時点灯すると電池の消耗が速
くなる。手巻きのリールでは、電源として小型のボタン
電池を使用することが多いので、電池の消耗がとくに速
くなる。また、点灯用のボタンを設け、ボタンを押して
いる時間だけ点灯させると、ボタンを押す動作によって
リールの操作を中断しなければならない。
【0004】本発明の課題は、液晶表示部を備えた釣り
用リールの表示装置において、電源の消耗を抑えかつリ
ール操作を中断することなく液晶表示部を照明できるよ
うにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リー
ルの表示装置は、仕掛けの水深データを含む表示データ
を表示するためにリール本体に装着された装置であっ
て、液晶表示部と、照明手段と、点灯モード設定手段
と、点灯制御手段と、電源手段とを備えている。照明手
段は、液晶表示部を照明するための手段である。点灯モ
ード設定手段は、照明手段を点灯させるための点灯モー
ドを設定・解除するための手段である。点灯制御手段
は、点灯モードが設定されたとき照明手段を所定の点灯
条件で点灯させる手段である。電源手段は、液晶表示
部、照明手段及び点灯制御手段に電力を供給する手段で
ある。
【0006】この表示装置では、つりを行う前に予め点
灯モード設定手段により点灯モードを設定すると、所定
の点灯条件で照明手段が点灯される。この所定の点灯条
件とは、点灯モードに入るとたとえば所定時間毎に定め
られた時間だけ照明手段を点灯させる、リールが動作し
たときやリールを操作したときに点灯させる等の種々の
条件が考えられる。ここでは、所定の点灯条件を満たし
たときだけ照明手段が自動的に点灯するので、常時点灯
させる場合に比べて電源の消耗を抑えることができ、か
つ点灯の都度点灯操作を行う必要がないので、点灯のた
めにリール操作を中断する必要がない。
【0007】発明2に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1に記載の装置において、照明手段は、液晶表示部
を背面側から照明する。この場合には、液晶表示部の裏
面から照明されるので、液晶表示部のコントラストが向
上する。発明3に係る釣り用リールの表示装置は、発明
1又は2に記載の装置において、点灯制御手段は、点灯
モード中に釣り用リールが操作されたとき、照明手段を
所定時間点灯させる。この場合には、釣り用リールが操
作されると自動的に点灯するので、魚の取り込みなどが
容易になる。
【0008】発明4に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1から3のいずれかに記載の装置において、点灯制
御手段は、点灯モード中に釣り用リールが動作したと
き、照明手段を所定時間点灯させる。この場合には、釣
り用リールを操作していなくてもスプールが回転するな
どしてリールが動作すれば直ちに点灯するので、釣り糸
を繰り出すときに夜間でも棚に仕掛けを確実に配置でき
る。また、仕掛けを棚に配置した後は、当たりによりス
プールが回転すれば点灯するので、釣り人の注意を喚起
できる。
【0009】発明5に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1から3のいずれかに記載の装置において、点灯制
御手段は、表示データが所定値又は所定範囲に達したと
き、前記照明手段を所定時間点灯させる。この場合に
は、水深データの数値の読み取りが必要になる棚位置
や、魚や仕掛けの取り込みのための釣り糸長さの変化に
注意しなければならない船縁において点灯することで、
省電力効果とともに釣り人の注意を喚起する効果があ
る。
【0010】発明6に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1から5のいずれかに記載の装置において、電源手
段の電圧を検出する電圧検出手段をさらに備え、点灯制
御手段は、検出電圧が所定電圧以下の場合、点灯モード
であっても照明手段の点灯を禁止する。この場合には、
電圧が低下すると点灯モード中であっても点灯しないの
で、電源が所定電圧以下に消耗しても液晶表示部や点灯
制御手段等の照明手段以外の各部が動作不能に陥りにく
い。
【0011】発明7に係る釣り用リールの表示装置は、
発明1から6のいずれかに記載の装置において、液晶表
示部周囲の照度を検出する照度検出手段をさらに備え、
点灯制御手段は、検出照度が所定照度以上の場合、点灯
モードであっても照明手段の点灯を禁止する。この場合
には、点灯モード中であってもまわりが明るいときには
点灯しないので、電源の消耗をより抑えることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の一実施形態を
採用した両軸受リールは、糸繰り出し長さにより水深を
表示する手巻のリールである。両軸受リールは、釣り竿
に装着可能なリール本体1と、リール本体1の側方に配
置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2の
リール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラ
グ3と、リール本体1の上部に固定されたカウンタケー
ス4とを主に備えている。
【0013】リール本体1は、左右1対の側板7a,7
bとそれらを連結する複数の連結部7c(図2)とから
なるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カ
バー8a,8bと、フレーム7の前下部を覆う前カバー
9(図2)と、釣り竿に装着するための竿取付脚17と
を有している。ハンドル2側(図1の右側)の側カバー
8bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されて
いる。
【0014】リール本体1のフレーム7内には、図1に
示すようにハンドル2に連結されたスプール10が回転
自在に支持されている。スプール10の内部には、図2
に示すようにスプール軸12が貫通している。また、リ
ール本体1の後部(図1下部)には、ハンドル2とスプ
ール10との駆動伝達をオンオフするクラッチの操作レ
バー11が配置されている。このクラッチをオンする
と、自重による仕掛けの糸繰り出し中に、糸繰り出し動
作を停止できる。
【0015】また、リール本体1の内部には、スプール
10に連動して動作するレベルワインド機構13やハン
ドル2の回転をスプール10に伝達する伝達機構(図示
せず)等が設けられている。前カバー9は、図3に示す
ように、カウンタケース4の下方で側カバー8a,8b
間を覆うように配置されている。前カバー9は、カンウ
タケース4との間に電池収納用のカバー開口20を有し
ている。このカバー開口20に電池保持部21が嵌め込
まれる。
【0016】電池保持部21は、薄型円板状のボタン電
池(たとえばリチウム電池、型番CR2032)22を
保持する電池ホルダ23と、カバー開口20に嵌め込ま
れる電池ケース蓋24とを有している。電池ホルダ23
は、たとえばポリアセタール樹脂等の弾性を有する合成
樹脂製の平面視コ字状の部材である。電池ホルダ23
は、ボタン電池22の対向する側面を挟持する対向配置
された1対の保持爪部23aと、両保持爪部23aを連
結する連結部23bとを有している。連結部23bに
は、ボタン電池22の外周部に当接する当接部23cが
形成されている。この当接部23cは他の部分より薄肉
になっており、電池ホルダ23を爪等を利用して引っ張
り出しやすくなっている。
【0017】電池ケース蓋24はガラス繊維強化ポリア
ミド樹脂等の硬質合成樹脂製の部材である。電池ケース
蓋24は、前カバー9の形状に連続する曲面24aを前
部に有し、内部に電池ホルダ23の連結部23bを収納
可能な収納空間を有している。また、電池ケース蓋24
には、前カバー9との間でリール本体1の内部に連通す
る糸通し開口25が形成されている。
【0018】カウンタケース4は、合成樹脂製の部材で
あり、リール本体1の上部及び上前部を覆うようにリー
ル本体1に固定されている。カウンタケース4は、図2
に示すように、上側のケース本体4aと、ケース本体4
aの底部を覆うケース蓋部4bとを有している。ケース
本体4aは、底部が開いており、その開口部分にケース
蓋部4bが装着されている。カウンタケース4の内部
は、外部に対して水密に封止されている。
【0019】ケース蓋部4bの下面には、電池ホルダ2
3に保持されたボタン電池22を収納する電池ケース2
6が形成されている。電池ケース26は、カウンタケー
ス4の水深表示部5の水深表示面と実質的に平行な面内
で電池ホルダ23をスライド自在に支持する。電池ケー
ス26は、前面にボタン電池22を装着するための矩形
状の装着用開口26a(図3)を有し、内部に装着用開
口26aに連通する直方体形状の装着用空間26bを有
している。
【0020】装着用開口26aは、電池ケース蓋24に
よりカバーされる。電池ケース蓋24は、図3に示すよ
うに2本のビス28により電池ケース26に固定され
る。装着用開口26aの周囲の電池ケース蓋24との当
接部には、電池ケース26内の装着用空間26bを水密
に封止するための矩形リング状のパッキン27が装着さ
れている。なお、電池ケース26内には、ボタン電池2
2の正極及び負極にそれぞれ電気的に接続される正極端
子及び負極端子(図示せず)が設けられている。
【0021】ここで、電池ホルダ23に保持されたボタ
ン電池22は、装着用空間26bに装着されると水深表
示部5の表示面と実質的に平行に配置される。このよう
にボタン電池22を水深表示部5の表示面と実質的に平
行に配置すると、電池ケース26の装着用開口26aの
面積及び周長が小さくなり開口26aの封止が容易にな
る。また、カウンタケース4の下部の空間を、後述する
レベルワインド機構13の移動を妨げることなく有効利
用できる。
【0022】カウンタケース4には、図4に拡大して示
すように、仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からと
の2つの基準で表示するための液晶ディスプレイからな
る水深表示部5と、水深表示部5の図1右側に配置され
た3つのボタンからなる操作キー部6とが設けられてい
る。水深表示部5は、水深表示領域5aと、水深表示領
域5aの図4下方に配置された2つの設定表示領域5
b,5cと、水深表示領域5aの図4左方に配置された
モード表示領域5dとを有している。水深表示領域5a
には、「上からモード」の時には水面からの仕掛けの水
深が、「底からモード」のときには底から仕掛けまでの
距離がそれぞれ表示される。左側の設定表示領域5bに
は「上からモード」の時には水面からの棚位置が、「底
からモード」のときには底からの棚位置がそれぞれ表示
される。右側の設定表示領域5cには底位置が設定され
ると底の水深が表示される。両設定表示領域5b,5c
の間にはボタン電池22が所定電圧以下に消耗すると点
灯する電池インジケータ5eが配置されている。
【0023】操作キー部6は、上下に並べて配置された
オンキー6a、棚メモキー6b、底メモキー6cとの3
つのボタンを有している。オンキー6aは、水深表示部
5の表示をオンオフするボタンである。棚メモキー6b
は、仕掛けが棚位置に到達したときにそのときの水深を
棚位置として設定するために使用される。底メモキー6
cは仕掛けが底に到達したときにそのときの水深を底と
して設定するために使用される。
【0024】カウンタケース4の内部には、図2に示す
ように、リール制御部30が配置されている。リール制
御部30は、CPU,RAM,ROM,I/Oインター
フェイス等を含むマイクロコンピュータを備えており、
制御プログラムに従って表示制御等の各種の制御動作を
実行する。リール制御部30には、図5に示すように、
操作キー部6の各キーとスプールセンサ31とスプール
カウンタ32とハンドルセンサ33と電圧検出部34と
が接続されている。また、リール制御部30には、水深
表示部5とバックライト35とアラーム36と記憶部3
7と他の入出力部とが接続されている。さらに、リール
制御部30にはボタン電池22から電力が供給される。
この電力は、リール制御部30を介して水深表示部5や
バックライト35にも供給される。
【0025】スプールセンサ31は、スプール10に連
動して回転する回転体の回転方向に並設された2つのリ
ードスイッチからなり、スプールの回転位置及び回転方
向を検出可能である。スプールカウンタ32は、スプー
ルセンサ31からのパルスを計数するカウンタであり、
スプール10が糸繰り出し方向に回転すると計数値が増
加する。ハンドルセンサ33は、ハンドル2の回転軸の
回転を検出するものである。ここでは、スプールセンサ
31によりリール動作の有無を検出し、ハンドルセンサ
33によりリール操作の有無を検出する。電圧検出部3
4は、ボタン電池22に接続されており、ボタン電池2
2の電圧を検出する。バックライト35は、水深表示部
5の裏面に配置されており、水深表示部5を背面側から
照明する。記憶部37は、たとえばEEPROM等の不
揮発メモリからなり、糸長(MAP(X))とスプール
カウンタ32の計数値(X)との関係や棚位置等の各種
の設定データが記憶される。
【0026】このように構成された両軸受リールでは、
釣り糸を繰り出す時には、クラッチを操作レバー11に
よりオフし、スプール10を自由に回転させ、釣り糸に
装着された仕掛けの自重により釣り糸を繰り出す。釣り
糸が繰り出されると水深表示部5の水深表示が繰り出し
量に応じて増加する。また、釣り糸が繰り出されると、
スプール10の回転が歯車機構を介してレベルワインド
機構13に伝達され、釣り糸がスプール10に沿って往
復動する。仕掛けが棚に到達すると、操作レバーにより
クラッチをオンして釣り糸の繰り出しを停止する。この
ようなリールの動作中において夜間の暗い場所では、点
灯モードを設定すれば、リールの動作や操作に応じてバ
ックライトが点灯する。
【0027】魚の当たりがあると、ハンドル2を操作し
て釣り糸を巻き上げる。釣り糸が巻上げられると水深表
示部5の水深表示が巻き上げ量に応じて減少する。この
巻き上げ時にも、スプール10の回転が歯車機構を介し
てレベルワインド機構13に伝達され、釣り糸がスプー
ル10にほぼ均一に巻き取られる。一方、ボタン電池2
2が消耗すると、その旨が水深表示部5に表示される。
釣り人は、ボタン電池22が消耗したことを知ると、2
本のビス28を回して電池ケース蓋24を外す。続い
て、電池ホルダ23を、電池ケース26から当接部23
cに爪を引っ掛けて外方に取り出し、古いボタン電池2
2を取り外し新しいボタン電池22を電池ホルダ23に
取り付ける。新しいボタン電池を電池ホルダ23に取り
付けると、その電池ホルダ23を電池ケース26に装着
し、電池ケース蓋24をビス28により電池ケース26
に締結する。これにより電池の交換作業が終了する。な
お、リール制御部30には、バックアップ用のコンデン
サーが装着されており、この電池交換時に電源が供給さ
れなくても、適宜の間表示や記憶された各種のデータが
消えることはない。
【0028】ここでは、ボタン電池22を保持した電池
ホルダ23を電池ケース26から取り出すだけでボタン
電池22を取り出すことができるので、ボタン電池22
を簡単に取り出すことができる。また、ボタン電池22
の装着の際もボタン電池22を電池ホルダ23に保持し
た状態で電池ホルダ23を電池ケース26に装着すれば
簡単にボタン電池22を装着できる。このため、電池の
交換を迅速かつ容易に行えるようになる。
【0029】また、電池ケース26がカウンタケース4
の下部に設けられているので、電池ケース26が電力を
使用する水深表示部5やリール制御部30に近い位置に
配置され、電気配線が容易になる。次に、リール制御部
30の制御動作について図6〜図8に示す制御フローチ
ャートに従って説明する。
【0030】ボタン電池22が装着されるとステップS
1で初期設定がなされる。この初期設定では、表示モー
ドが上からモードに設定され、点灯モードがリセットさ
れる。ステップS2では、表示処理を行う。この表示処
理では、水深表示部5に対する表示制御を行う。ステッ
プS3では、操作キー部6のいずれかが操作されたか否
か、つまりキー入力があったか否かを判断する。キー入
力がないと判断するとステップS4に移行する。ステッ
プS4では、スプール10が回転しているか否かを判断
する。この判断はスプールセンサ31の出力により行
う。スプール10が回転していない場合には、ステップ
S5に移行する。ステップS5ではハンドル2が回転し
ているか否かを判断する。この判断はハンドルセンサ3
3の出力により判断する。ハンドル2が回転していない
場合にはステップS6に移行する。ステップS6ではボ
タン電池22の電圧が所定電圧Vt(たとえば、規定電
圧の80%の電圧)以下を判断する。この判断は電圧検
出部34の出力により行う。電圧が所定電圧Vt以下で
はない場合にはステップS7に移行する。ステップS7
では、他の処理が指定されたか否かを判断する。他の処
理が指定されるとステップS7からステップS19に移
行し、釣り糸とスプール回転数との関係を学習する等の
その他の処理を行う。他の処理が指定されていない場合
にはステップS2の表示処理に戻る。
【0031】キー入力がなされるとステップS3からス
テップS10に移行する。ステップS10では、点灯モ
ードが設定されているか否かを判断する。点灯モードが
設定されているときにはステップS11に移行する。ス
テップS11では、バックライト35を所定時間点灯す
る。点灯処理を終了するとステップS12に移行する。
また点灯モードではないときにもステップS12に移行
する。ステップS12では、後述するキー入力処理を実
行する。
【0032】スプール10が回転するとステップS4か
らステップS13に移行する。ステップS13では、点
灯モードが設定されているか否かを判断する。点灯モー
ドが設定されているときにはステップS14に移行す
る。ステップS14では、バックライト35を所定時間
点灯する。点灯処理を終了するとステップS15に移行
する。また点灯モードではないときにもステップS15
に移行する。ステップS15では、後述する各動作モー
ド処理を実行する。
【0033】ハンドル2が回転するとステップS5から
ステップS16に移行する。ステップS16では、点灯
モードが設定されているか否かを判断する。点灯モード
が設定されているときにはステップS17に移行する。
ステップS17では、バックライト35を所定時間点灯
する。点灯処理を終了するとステップS6に移行する。
また点灯モードではないときにもステップS6に移行す
る。
【0034】電圧が所定電圧Vt以下の場合にはステッ
プS6からステップS18に移行する。ステップS18
では、点灯モードの設定の有無に係わらずバックライト
35を消灯するとともに水深表示部5の電池インジケー
タ5eをオンする。これにより、ボタン電池22が消耗
したときにリール制御部30や水深表示部5が動作不能
に陥りにくい。
【0035】ステップS12のキー入力処理では、図7
のステップS21で点灯モードを設定するための入力が
なされたか否かを判断する。点灯モードを設定する場合
には、棚メモキー6bと底メモキー6cとを同時に押せ
ばよい。ステップS21では、両キー6b,6cが同時
に押されたか否かを判断する。ステップS22では、オ
ンキー6aが単独で押されたか否かを判断する。ステッ
プS23では、棚メモキー6bが単独で押されたか否か
を判断する。ステップS24では、底メモキー6cが単
独で押されたか否かを判断する。ステップS25では、
各キー6a〜6cの3秒以上の操作等の他のキー入力を
判断する。他のキー入力があるとステップS38に移行
して押されたキーに応じた処理を行う。
【0036】点灯モード入力がなされるとステップS2
1からステップS30に移行する。ステップS30で
は、点灯モードがすでに設定されているか否かを判断す
る。点灯モードが設定されているときにはステップS3
1に移行して点灯モードをリセットする。点灯モードが
まだ設定されていないときにはステップS32に移行し
点灯モードがセットされる。この点灯モードがセットさ
れると、前述したように所定の点灯条件でバックライト
35が点灯する。
【0037】オンキー6aが押されるとステップS22
からステップS33に移行する。ステップS33では、
水深表示部5がオンしているか否かを判断する。水深表
示部5がオフしているときにはステップS34に移行し
て水深表示部5をオンする。水深表示部5がすでにオン
しているときにはステップS35に移行し、水深表示部
5をオフする。
【0038】棚メモキー6bが押されるとステップS2
3からステップS36に移行する。ステップS36で
は、そのときの水深を棚位置にセットする。底メモキー
6cが操作されるとステップS25からステップS37
に移行する。ステップS37では、そのときの水深を底
位置にセットする。ステップS15の各動作モード処理
では、図8のステップS51でスプール10が糸繰り出
し方向に回転しているか否かを判断する。この判断はス
プールセンサ31の出力により行う。スプール10が糸
繰り出し方向に回転している場合にはステップS52に
移行し計数値Xを増加する。ステップS53では、計数
値Xに基づき記憶部37に格納されたマップデータMA
P(X)から糸長LXを求める。この糸長LXがステッ
プS2の表示処理で仕掛けの水深として水深表示領域5
aに表示される。ステップS54では、仕掛けが棚に到
達したか否かを判断する。この判断は、棚位置が設定さ
れている場合に仕掛けの水深(糸長LX)と棚位置とを
比較して行う。仕掛けが棚に到達していない場合にはス
テップS55に移行する。ステップS55では、他のモ
ードか否かが判断される。他のモードではない場合には
処理を終了してメインルーチンに戻る。
【0039】棚位置に到達するとステップS53からス
テップS56に移行する。ステップS56では、点灯モ
ードが設定されているか否かを判断する。点灯モードが
設定されているときにはステップS57に移行する。ス
テップS57では、バックライト35を所定時間点灯す
る。点灯処理を終了するとステップS58に移行する。
また点灯モードではないときにもステップS58に移行
する。ステップS58では、アラーム36により仕掛け
が棚に到達したことを報知する。
【0040】他のモードの時にはステップS55からス
テップS59に移行し他のモードを実行する。スプール
10が糸巻き取り方向に回転しているときにはステップ
S51からステップS60に移行する。ステップS60
では、スプールカウンタ32の計数値Xを減じる。ステ
ップS61では、計数値Xに基づき記憶部37に格納さ
れたマップデータMAP(X)から糸長LXを求める。
この糸長LXがステップS2の表示処理で仕掛けの水深
として水深表示領域5aに表示される。ステップS62
では、仕掛けが船縁に到達したか否かを判断する。この
判断は仕掛けの水深がたとえば水面に到達したか否かに
より判断する。船縁に到達していないときにはメインル
ーチンに戻る。
【0041】船縁に到達するとステップS62からステ
ップS63に移行する。ステップS63では、点灯モー
ドが設定されているか否かを判断する。点灯モードが設
定されているときにはステップS64に移行する。ステ
ップS64では、バックライト35を所定時間点灯す
る。点灯処理を終了するとステップS65に移行する。
また点灯モードではないときにもステップS65に移行
する。ステップS65では、アラーム36により仕掛け
が船縁に到達したことを報知する。
【0042】ここでは、点灯モードに設定すれば、リー
ルが動作したときやリールを操作したときにバックライ
ト35が点灯するので暗い場所での釣りにおいても水深
表示部5を視認でき、棚位置等を確実に確認できる。ま
た、必要な時にだけ点灯し常に点灯しないのでボタン電
池22の消耗を抑えることができる。さらに操作中に自
動的に点灯するので、点灯操作のためにリール操作を中
断する必要がない。
【0043】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、リールの操作や動作に応じ
て所定時間点灯するように構成したが、本発明はこれに
限定されるものではない。たとえば、カウンタケース4
の表面に太陽電池からなる照度検出手段を設け、点灯モ
ードが設定された状態で照度検出手段が所定以下の照度
を検出するとバックライト35を点灯するように構成し
てもよい。また、点灯モードが設定されるとバックライ
ト35を所定時間間隔で点灯するように構成してもよ
い。
【0044】(b) 前記実施形態では、手巻の両軸受
リールを例に説明したが電動リール等の水深表示部を照
明する全ての釣り用リールの表示装置に本発明を適用で
きる。 (c) 前記実施形態では電源がボタン電池の場合を例
に説明したが、電源の種類はボタン電池に限定されるも
のではなく、乾電池等の一次電池や充電池等の二次電池
などでもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、所定の点灯条件を満た
したときだけ照明手段が自動的に点灯するので、常時点
灯させる場合に比べて電源の消耗を抑えることができ、
かつ点灯の都度点灯操作を行う必要がないので、点灯の
ためにリール操作を中断する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
平面図。
【図2】その縦断面図。
【図3】電池交換時の分解斜視図。
【図4】カウンタケースの平面拡大図。
【図5】制御構成を示すブロック図。
【図6】メインルーチンを示すフローチャート。
【図7】キー入力サブルーチンを示すフローチャート。
【図8】各動作モードサブルーチンを示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 リール本体 4 カウンタケース 5 水深表示部 10 スプール 22 ボタン電池 23 電池ホルダ 30 リール制御部 34 電圧検出部 35 バックライト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕掛けの水深データを含む表示データを表
    示するためにリール本体に装着された釣り用リールの表
    示装置であって、 液晶表示部と、 前記液晶表示部を照明するための照明手段と、 前記照明手段を点灯させるための点灯モードを設定・解
    除するための点灯モード設定手段と、 前記点灯モードが設定されたとき前記照明手段を所定の
    点灯条件で点灯させる点灯制御手段と、 前記液晶表示部、照明手段及び点灯制御手段に電力を供
    給する電源手段と、を備えた釣り用リールの表示装置。
  2. 【請求項2】前記照明手段は、前記液晶表示部を背面側
    から照明する、請求項1に記載の釣り用リールの表示装
    置。
  3. 【請求項3】前記点灯制御手段は、点灯モード中に前記
    釣り用リールが操作されたとき、前記照明手段を所定時
    間点灯させる、請求項1又は2に記載の釣り用リールの
    表示装置。
  4. 【請求項4】前記点灯制御手段は、点灯モード中に前記
    釣り用リールが動作したとき、前記照明手段を所定時間
    点灯させる、請求項1から3のいすれかに記載の釣り用
    リールの表示装置。
  5. 【請求項5】前記点灯制御手段は、前記表示データが所
    定値又は所定範囲に達したとき、前記照明手段を所定時
    間点灯させる、請求項1から3のいずれかに記載の釣り
    用リールの表示装置。
  6. 【請求項6】前記電源手段の電圧を検出する電圧検出手
    段をさらに備え、 前記点灯制御手段は、前記検出電圧が所定電圧以下の場
    合、前記点灯モードであっても前記照明手段の点灯を禁
    止する、請求項1から5のいずれかに記載の釣り用リー
    ルの表示装置。
  7. 【請求項7】前記液晶表示部周囲の照度を検出する照度
    検出手段をさらに備え、 前記点灯制御手段は、前記検出照度が所定照度以上の場
    合、前記点灯モードであっても前記照明手段の点灯を禁
    止する、請求項1から6のいずれかに記載の釣り用リー
    ルの表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105636A (ja) * 2010-10-26 2012-06-07 Globeride Inc 魚釣用電動リール

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JP2012105636A (ja) * 2010-10-26 2012-06-07 Globeride Inc 魚釣用電動リール

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