JPH11266339A - 画像読取装置および光源制御方法 - Google Patents

画像読取装置および光源制御方法

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JPH11266339A
JPH11266339A JP10082433A JP8243398A JPH11266339A JP H11266339 A JPH11266339 A JP H11266339A JP 10082433 A JP10082433 A JP 10082433A JP 8243398 A JP8243398 A JP 8243398A JP H11266339 A JPH11266339 A JP H11266339A
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JP
Japan
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time
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JP10082433A
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English (en)
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Shunei Wada
俊英 和田
Kiyoshi Kaneko
潔 兼子
Akihiko Nakaya
明彦 仲谷
Tadashi Yamamoto
忠 山本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDの温度変動を抑制し、高品位な読み取
り画像を得ることができる画像読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿読取装置では、電源投入時、LED
をできるだけ早く使用状態の温度に上げる必要があるた
め、通常使用する通電デューティより多量の通電(予
熱)を行う。そして、予熱時間を決定する際、CPU5
02がHALTから立ち上がった直後では、中断タイマ
は15分にセットされているので、変換テーブルにより
予熱時間には100秒が設定される。予熱を40秒以上
行った場合、保熱あるいは読み取り中であった場合、L
EDは程々に加熱されたとして予熱を終了した時点から
の中断時間に応じた予熱時間を変換テーブルから求め
る。また、予熱が40秒以下だった場合、更に予熱の必
要有りとして中断タイマの初期値に10分をセットし、
その時点から計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源の光量を安定化
させる画像読取装置および光源制御方法に関する。ま
た、本発明は光源の長寿命化および省電力化を図ること
ができる画像読取装置および光源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像を入力するための画像読取装
置の需要が高まっている。画像読取装置には、原稿台を
有し厚い本からも取り込めるフラットベッド型画像読取
装置や、写真フィルムから画像を直接読み込めるフィル
ム読取装置など多岐にわたるものが知られている。
【0003】その中で装置の小型化を追求した画像読取
装置の光源には、光の三原色であるレッド、グリーン、
ブルーの各色を発光する発光ダイオード(LED)が用
いられることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像読
取装置に用いられるLEDは装置を小型化して消費電力
を低減させる長所を有する反面、発光させるための電力
供給によりLED自体が発熱し、それによって光量が変
化し、その状態で原稿の読み取りあるいは原稿の読み取
り基準となる白基準の読み取りを行うと、読み取り品位
が低下してしまうという問題があった。
【0005】この問題を回避するべく、電源投入時にL
EDをできるだけ早く使用状態の温度に上げるために、
通常の読み取りを行う時の電力より多量の通電を行い
(以下、予熱という)、電源投入後に画像読取装置を使
用していないときには原稿読取時のLEDの通電デュー
ティとほぼ同量の電力でLEDの温度を維持するための
通電を行う(以下、保熱という)必要がある。ここで、
通電デューティとは原稿の読み取り動作中の時間(=
A)に対し、原稿読み取りのためにLEDを点灯してい
る時間(=B)の割合B/Aである。具体的には同じス
ピードで往復移動するキャリアの一方向移動でLEDを
点灯して原稿を読み込み、LEDを消灯して逆方向移動
によりキャリアを戻す場合、通電デューティは原稿読み
込み時の点灯における電力量の50%となる。
【0006】従来では、画像読取装置の制御を開始した
時点から、例えば予熱時間60秒で保熱に移行し、電源
が遮断されるまでその状態を維持するというような予熱
保熱制御を一律に行っていた。
【0007】しかしながら、このような制御では、例え
ば画像読取装置の電源遮断後、すぐに電源が再投入され
た場合、電源遮断まで保熱制御によって既に読み取り時
のLEDの通電デューティとほぼ同量の電力でLEDの
温度を維持していた状態にあるにもかかわらず、さらに
多量の通電による予熱を行うので、LEDの温度は通常
の使用域よりも高温になってしまっていた。
【0008】また、原稿を読み込むための光源、受光セ
ンサおよび制御回路を含んだユニット(以下、スキャナ
ユニットという)と、印字を行う印字ヘッドとを画像読
取装置内の定められた位置に交換可能に装着できる画像
読取装置である場合、画像読取装置自体が印字装置とし
ても使用でき、原稿送りと印字装置の紙送り機構が共通
する製品では、取り外したスキャナヘッドが時間をおか
ずに再装着された場合、やはり多量の通電による予熱が
行われるので、LEDの温度は通常の使用域よりも高温
になってしまっていた。
【0009】このような状態で読み取りを行うと、光量
の変化により読み取り画像の明るさ、レッド、グリー
ン、ブルーの各色のバランスが崩れ、原稿と読み取り画
像の色が異なる結果となる。また、白基準の読み取りを
行うと、実際に原稿を読み取る時と異なる温度での基準
データとなるので、このときも原稿と読み取り画像の明
るさやレッド、グリーン、ブルーの各色のバランスが崩
れ、原稿と読み取り画像の色が異なる結果となる。
【0010】また、従来では、同じスピードで往復移動
するキャリアの一方向移動でLEDを点灯して原稿を読
み込み、LEDを消灯して逆方向移動によりキャリアを
戻すような動作条件で実際にLEDの上昇温度を測定
し、測定した上昇温度が飽和温度となるような通電値を
保熱時に設定していた。
【0011】今日、画像読取装置の解像度は高くなる傾
向にあり、解像度90dpi,180dpiあるいは3
60dpiであったものが、720dpi,1440d
piを必要とする場合が起きてきた。画像読取装置とこ
れを制御する制御機器(例えば、パーソナルコンピュー
タ)との接続には、コストや制御機器側に標準で備わっ
ているという理由からパラレルポート(通称、セントロ
ニクスポート、あるいはプリンタポート)を用いている
場合が多いが、解像度が高くなるにつれてパラレルポー
トのスピードがボトルネックとなり(解像度が2倍にな
るとデータ量は4倍になる)、データ転送のための待ち
時間(原稿の読み取り動作中の時間(=A))が増える
傾向にある。
【0012】この対策として、パラレルポートの仕様に
は従来のコンパチブル転送(転送速度約10〜20Kb
yte/秒)の他に、ECPモード(約500Kbyt
e/秒)や、ECPモードのソフトエミュレーションモ
ード(約200Kbyte/秒)等があり、制御機器側
と画像読取装置側とが対応している同じ組合せで選択す
るようになっている。
【0013】しかしながら、制御機器側の動作スピード
や動作中のアプリケーションによって転送スピードを一
律に定めることはできず、実際に画像読取装置と制御機
器が繋がった状態でしか測定できない。いずれにしても
通電デューティは低下する傾向にあり、保熱温度は低め
でよいにもかかわらず、従来のように保熱時の電力がひ
とつしか設定されていない場合では保熱時の供給電力は
必要以上になっている場合が多く、特に電池駆動を行う
携帯型読取装置では無駄に電力が消費され、深刻な問題
であった。
【0014】そこで、本発明はLEDの温度変動を抑制
し、高品位な読み取り画像を得ることができる画像読取
装置および光源制御方法を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明は無駄な電力消費を抑えると
共に、省電力化によりLEDを長寿命化できる画像読取
装置および光源制御方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像読取装置は、光源により照射された画像を読み取
る画像読取装置において、前記光源に供給される電力を
複数有し、該複数の電力の中から予熱時の電力を設定す
る電力設定手段と、該設定された電力が供給される予熱
時間を、それ以前に前記光源に供給された電力の状況に
基づいて設定する予熱時間設定手段とを備えたことを特
徴とする。
【0017】請求項2に記載の画像読取装置では、請求
項1に係る画像読取装置において前記光源は発光ダイオ
ードであり、前記電力設定手段は、前記発光ダイオード
を予熱する第1の電力、読み取り時の第2の電力、前記
発光ダイオードを保熱する第3の電力および値0である
第4の電力に応じた設定値を有し、前記予熱時間設定手
段は、前記発光ダイオードへの電力供給を中断した時点
からの中断時間を計測する中断タイマを有し、再度第1
の電力を供給する以前の状態が該第1の電力を所定時間
以下供給した状態であった場合、前記中断タイマで計測
された中断時間に所定値を加えた値に基づき、前記再度
第1の電力を供給する予熱時間を設定し、前記再度第1
の電力を供給する以前の状態がそれ以外の状態であった
場合、前記中断タイマで計測された中断時間に基づき、
該再度第1の電力を供給する予熱時間を設定することを
特徴とする。
【0018】請求項3に記載の画像読取装置は、電力を
供給して光源を発光させ、該光源により照射された画像
を読み取る画像読取装置において、前記画像を読み取る
ための一連の動作を行う第1時間を計測する第1時間計
測手段と、該計測された第1時間内で読み取り時の第1
の電力が前記光源に供給される第2時間を計測する第2
時間計測手段と、前記読み取り時を除く前記第1時間内
で前記光源に供給される第2電力を、前記第1時間と前
記第2時間の比に基づいて設定する第2電力設定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の画像読取装置では、請求
項1または請求項3に係る画像読取装置において前記光
源は発光ダイオードであることを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の画像読取装置は、請求項
1または請求項3に係る画像読取装置において前記光
源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源および
前記センサを制御する制御回路からスキャナユニットを
構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される部位に
前記スキャナユニットが交換可能に装着されることを特
徴とする。
【0021】請求項6に記載の画像読取装置では、請求
項5に係る画像読取装置において前記プリントヘッドは
インクジェット方式であることを特徴とする。
【0022】請求項7に記載の画像読取装置は、光源に
より照射された画像を読み取る画像読取装置において、
前記光源の保熱を行う場合に、前記光源の点灯電力また
は点灯時間に基づいて保熱電力を設定する保熱電力設定
手段を備えたことを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の画像読取装置では、請求
項7に係る画像読取装置において前記光源は発光ダイオ
ードであることを特徴とする。
【0024】請求項9に記載の画像読取装置は、請求項
7または請求項8に係る画像読取装置において前記光
源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源および
前記センサを制御する制御回路からスキャナユニットを
構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される部位に
前記スキャナユニットが交換可能に装着されることを特
徴とする。
【0025】請求項10に記載の画像読取装置では、請
求項9に係る画像読取装置において前記プリントヘッド
はインクジェット方式であることを特徴とする。
【0026】請求項11に記載の画像読取装置は、光源
により照射された画像を読み取る画像読取装置におい
て、前記光源の保熱を行う場合に、前記画像の読取時間
に基づいて保熱電力を設定する保熱電力設定手段を備え
たことを特徴とする。
【0027】請求項12に記載の画像読取装置は、請求
項10に係る画像読取装置において前記光源は発光ダイ
オードであることを特徴とする。
【0028】請求項13に記載の画像読取装置は、請求
項11または12に係る画像読取装置において前記光
源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源および
前記センサを制御する制御回路からスキャナユニットを
構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される部位に
前記スキャナユニットが交換可能に装着されることを特
徴とする。
【0029】請求項14に記載の画像読取装置では、請
求項13に係る画像読取装置において前記プリントヘッ
ドはインクジェット方式であることを特徴とする。
【0030】請求項15に記載の画像読取装置は、光源
により照射された画像を読み取る画像読取装置におい
て、前記光源の予熱を行う場合に、前記光源の過去の予
熱状況または保熱状況に基づいて今回の予熱時間を設定
する予熱時間設定手段を備えたことを特徴とする。
【0031】請求項16に記載の画像読取装置では、請
求項15に係る画像読取装置において前記予熱時間設定
手段は、前記光源の過去の予熱時間または保熱時間に基
づいて今回の予熱時間を設定することを特徴とする。
【0032】請求項17に記載の画像読取装置では、請
求項15または請求項16に係る画像読取装置において
前記予熱時間設定手段は、さらに前記光源への電力供給
中断時間に基づいて今回の予熱時間を設定することを特
徴とする。
【0033】請求項18に記載の画像読取装置では、請
求項15乃至17のいずれかに係る画像読取装置におい
て前記予熱時間設定手段は、さらに前記光源の点灯時間
に基づいて今回の予熱時間を設定することを特徴とす
る。
【0034】請求項19に記載の画像読取装置では、請
求項15乃至18のいずれかに係る画像読取装置におい
て前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする。
【0035】請求項20に記載の画像読取装置は、請求
項15乃至19のいずれかに係る画像読取装置において
前記光源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源
および前記センサを制御する制御回路からスキャナユニ
ットを構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される
部位に前記スキャナユニットが交換可能に装着されるこ
とを特徴とする。
【0036】請求項21に記載の画像読取装置では、請
求項20に係る画像読取装置において前記プリントヘッ
ドはインクジェット方式であることを特徴とする。
【0037】請求項22に記載の画像読取装置は、光源
により照射された画像を読み取る画像読取装置におい
て、前記光源の予熱を行う場合に、過去の画像読取状況
に基づいて今回の予熱時間を設定する予熱時間設定手段
を備えたことを特徴とする。
【0038】請求項23に記載の画像読取装置では、請
求項24に係る画像読取装置において前記予熱時間設定
手段は、過去の画像読取時間に基づいて今回の予熱時間
を設定することを特徴とする。
【0039】請求項24に記載の画像読取装置では、請
求項22または23に係る画像読取装置において前記光
源は発光ダイオードであることを特徴とする。
【0040】請求項25に記載の画像読取装置は、請求
項22乃至25のいずれかに係る画像読取装置において
前記光源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源
および前記センサを制御する制御回路からスキャナユニ
ットを構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される
部位に前記スキャナユニットが交換可能に装着されるこ
とを特徴とする。
【0041】請求項26に記載の画像読取装置では、請
求項25に係る画像読取装置において前記プリントヘッ
ドはインクジェット方式であることを特徴とする。
【0042】請求項27に記載の光源制御方法は、光源
により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御す
る光源制御方法において、前記光源に供給される複数の
電力の中から予熱時の電力を設定し、該設定された電力
が供給される予熱時間を、それ以前に前記光源に供給さ
れた電力の状況に基づいて設定することを特徴とする。
【0043】請求項28に記載の光源制御方法は、電力
を供給して光源を発光させ、該光源により照射された画
像を読み取る際に前記光源を制御する光源制御方法にお
いて、前記画像を読み取るための一連の動作を行う第1
時間を計測し、該計測された第1時間内で読み取り時の
第1の電力が前記光源に供給される第2時間を計測し、
前記読み取り時を除く前記第1時間内で前記光源に供給
される第2電力を、前記第1時間と前記第2時間の比に
基づいて設定することを特徴とする。
【0044】請求項29に記載の光源制御方法は、光源
により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御す
る光源制御方法において、前記光源の保熱を行う場合
に、前記光源の点灯電力または点灯時間に基づいて保熱
電力を設定することを特徴とする。
【0045】請求項30に記載の光源制御方法は、光源
により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御す
る光源制御方法において、前記光源の保熱を行う場合
に、前記画像の読取時間に基づいて保熱電力を設定する
ことを特徴とする。
【0046】請求項31に記載の光源制御方法は、光源
により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御す
る光源制御方法において、前記光源の予熱を行う場合
に、前記光源の以前の予熱状況または保熱状況に基づい
て今回の予熱時間を設定することを特徴とする。
【0047】請求項32に記載の光源制御方法は、光源
により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御す
る光源制御方法において、前記光源の予熱を行う場合
に、以前の画像読取状況に基づいて今回の予熱時間を設
定することを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の画像読取装置および光源
制御方法の実施の形態について説明する。
【0049】[第1の実施の形態]図1は第1の実施形
態における画像読取装置の構成を示す斜視図である。図
2は側方から視た画像読取装置の構成を示す図である。
キャリア2は印字ヘッド(プリントヘッド)1、スキャ
ナヘッド300を着脱自在に保持し、フレーム25に両
端部が固定され互いに並行に配置されたガイドシャフト
4およびガイドレール7に摺動自在に支持され、シート
(印字用紙、原稿、白基準シート)18の搬送方向と直
交かつシート18の面と並行な方向に摺動する。
【0050】キャリア2は、キャリアモータ6に接続さ
れたギア列(図示せず)を介して回転駆動される駆動プ
ーリ30と回転自在に支持されたアイドルプーリ15と
の間に巻掛けられたベルト5の一部位に結合されてお
り、キャリアモータ6を駆動することによりベルト5が
駆動されるとともにキャリア2は上記方向に往復移動す
る。
【0051】16はホームポジションセンサであり、キ
ャリア2の通過を検出することによりキャリア2の位置
を検出する。3はフレキシブルケーブルであり、印字ヘ
ッド1、スキャナヘッド300に図示しない制御基板か
ら電気信号を伝える。
【0052】つづいて、シート(印字用紙、原稿、白基
準シート)18を搬送する構成について説明する。図に
おいて、19は自動給紙部であり、複数枚セットされた
印字用紙、原稿などのシート18を1枚ずつ分離して紙
送りローラ14まで搬送する。
【0053】フレーム25に回転可能に支持された紙送
りローラ14にはLFギア31が固定されており、紙送
りモータ20に接続されたギア列(図示せず)を介して
回転駆動される。紙送りローラ14にはピンチローラ2
1が下方よりピンチローラホルダ22を介してピンチロ
ーラバネ23によって圧接されており、紙送りローラ1
6とピンチローラ21の間に挟まれたシート18を、紙
送りモータ20の駆動によって搬送する。
【0054】11はシート18を排出するための排紙ロ
ーラであり、アイドルギア列29を介して紙送りローラ
14から駆動力が伝達され、紙送りローラ14と同期し
て回転する。排紙ローラ11には拍車8が圧接されてお
り、排紙ローラ11との間にシート18を挟み込んで搬
送する。
【0055】17はペーパセンサであり、紙送りローラ
14の直前でシート18の有無を検出する。10は排紙
センサであり、排紙ローラ11近傍のシート18の有無
を検出する。
【0056】記録装置としての機能では、キャリア2の
往復移動に同期して印字ヘッド1が記録信号に応じてイ
ンクを図2の下向きに吐出することにより、印字用紙1
8に一行記録が行われる。印字ヘッド1は、微細な液体
吐出口(オリフィス)、液路、この液路の一部に設けら
れたエネルギ作用部、およびこのエネルギ作用部にある
液体に作用させる液滴形成エネルギを発生するエネルギ
発生部を備える。
【0057】このようなエネルギを発生させる手段とし
ては、ピエゾ素子などの電機機械変換体を用いた記録方
法、レーザ等の電磁波を照射して発熱させ、発熱による
作用で液的を吐出させる記録方法、あるいは発熱抵抗を
有する発熱素子などの電機熱変換体によって液体を加熱
して液体を吐出させる記録方法などが知られている。
【0058】これらの中でも熱エネルギによって液体を
吐出させるインクジェット記録方法に用いられる印字ヘ
ッドでは、記録用の液体を吐出して吐出用液滴を形成す
るための液体吐出口を高密度に配列させることができる
ので、高解像度の記録が可能である。また、電気熱変換
体をエネルギ発生源として用いた印字ヘッドは、コンパ
クト化も容易であり、かつ最近の半導体分野における技
術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加
工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易
であり、製造コストも安価であることから有利である。
【0059】印字ヘッド1の移動により一行記録を行う
と、シート18は紙送りモータ20により搬送方向に一
行分搬送され、次行の記録が行われる。この印字装置に
は積載したシート18を1枚ずつ分離して給紙するため
の自動給紙部19が設けられている。
【0060】また、スキャナヘッド300をキャリア2
に装着すると、後述するCPU502はスキャナドライ
バ部513を介して印字ヘッド/スキャナヘッド認識信
号を読み取り、スキャナモードに入る。そして、印字用
紙と同様に原稿あるいは白基準シートを自動給紙部19
および紙送りモータ20により所定の位置まで搬送し、
キャリアモータ6を駆動しながらスキャナドライバ部5
13を介してスキャナヘッド300により画像信号を読
み取る。
【0061】一行分の読み取りが終了すると、紙送りモ
ータ20により原稿は一行分搬送され、次行の読み取り
が行われる。このような動作を原稿が終了するまで行
う。白基準シートの場合、白基準データを取得した後、
白基準シートは排紙される。
【0062】キャリア2の移動範囲の一端には、乾燥か
ら印字ヘッド1の液体吐出口を保護するキャップ13が
あり、キャリア1がホームポジションに位置すると、紙
送りモータ20に接続された動力伝達機構(図示せず)
によりキャップ13を印字ヘッド1へ押し付ける。ま
た、液体吐出口を清掃するためのインク吸引動作もここ
で行われる。
【0063】印字ヘッド1の液体吐出口のある面を清掃
するためのブレード12がキャップ13側に有り、キャ
リア2に接続されたリンク機構(図示せず)の動作によ
り液体吐出口面をしごく。その動作により吐出口面のノ
ズルの近傍に付着したゴミなどの異物が取り除かれ、常
に正常な記録が行われる(ワイピング動作)。キャリア
2にスキャナヘッド300を搭載した時、キャップ動
作、ワイピング動作によってスキャナヘッドと接触しな
いように、スキャナヘッド300のキャップ、ブレード
側の面は印字ヘッドよりも離れた位置にある。
【0064】つぎに、画像読取装置の電気的構成につい
て説明する。図3は画像読取装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。図において、501は主制御を行うロ
ジックコントローラである。502はCPU、503は
テキストデータや画像データの展開領域や作業用領域な
どに割り当てられたRAM、504はプログラムやフォ
ントデータなどの固定データを格納したROMである。
【0065】505はCPU502の実行サイクルを作
り出したり、印字部による記録動作の際に必要なタイミ
ングを作り出すタイマ、506はCPU502と周辺装
置とを結ぶインターフェイス部である。
【0066】507は印字部およびスキャナ部のパワー
コントローラである。508は印字ヘッド、スキャナヘ
ッドの有無、種類、印字ヘッドの温度を検出するセンサ
の出力値、印字ヘッド1内のインクの有無を検出するセ
ンサの出力値等の印字ヘッドの情報を検出するヘッド検
出部である。
【0067】509は印字ヘッドの記録データを蓄える
ラインバッファ、510は印字ヘッドに記録信号や電力
などを送出するヘッドドライバ、511a、bはそれぞ
れキャリアモータ6、紙送りモータ20を駆動するため
に必要な信号や電力などを送出するモータドライバ、5
12はホームポジションセンサ16、ペーパーセンサ1
7、排紙センサ10等のセンサ出力を検出するセンサ検
出部である。513は印字ヘッドの代わりにスキャナヘ
ッドが搭載された際のスキャナドライバである。
【0068】また、ヘッド検出部508、ヘッドドライ
バ510およびスキャナドライバ513と、印字ヘッド
1あるいはスキャナヘッド300との間におけるデータ
信号のやりとりは、共通のフレキシブルケーブル3を使
用して行われる。
【0069】514は電源スイッチやヘッド交換を行う
ためのヘッド交換スイッチを含む操作部である。515
は状態を表示する表示部、516は例えばFDD、HD
D、RAMカードなどの外部記憶装置、517は例えば
他の情報処理装置と通信を行ったり、外部の制御機器か
らの印字あるいは原稿読み取りコマンドを受け取るため
の外部インターフェイス(セントロニクスポートやRS
232C等)である。
【0070】519は電源であり、ロジックコントロー
ラ501に常に電力を供給し、CPU502はインター
フェイス部506を通じて操作部514や外部インター
フェイス517からの入力信号を監視する。また、パワ
ーコントローラ部507への電力供給は、インターフェ
イス部506を通じてCPU502で制御されるスイッ
チ518によって制御される。電源519はAC電源や
電池などにより電力を供給する。
【0071】図4はスキャナヘッド300の外観を示す
斜視図である。図5はスキャナヘッド300の構成を示
す断面図である。図において、306は原稿面315の
照明用LEDであり、照明用LEDにはカラーで読み取
りを行うためにレッド、グリーン、ブルーの3色のLE
Dが配置されている。LED306から発せられたLE
D光307はLED開口部311を通って原稿面315
を照らし、原稿面315の画像光308はセンサ開口部
312に設けられたフィールドレンズ304を通過して
ミラー303により光路を直角に曲げられ、結像用レン
ズ301を通過し、センサ302上に結像する。本実施
形態では、センサ302には128画素のリニアイメー
ジセンサが用いられている。
【0072】LED306およびセンサ302の配線は
電気的に接続された配線基板305により外部に引き出
されている。配線基板305のヘッド端子部309には
電極が形成されており、キャリア2に設けられた電極と
の圧接により接触し、信号を本体側制御回路に導く。
【0073】スキャナヘッド300は印字ヘッドカート
リッジとほぼ同じ外観形状を有しており、位置決め穴3
10、位置決め切り欠き部313を基準として、外装の
一部である爪部314のラッチによって印字ヘッド1と
同様にキャリア2に装着される。また、キャリア2から
スキャナヘッド300を外す場合、ヘッド着脱操作部3
00aを持ち上げると、爪部314のラッチが外れて簡
単に取り外しできる。
【0074】スキャナヘッド300をキャリア2に装着
すると、CPU502はスキャナドライバ部513を介
して配線基板305の印字ヘッド/スキャナヘッド認識
信号を読み取ってスキャナモードに入る。
【0075】外部インターフェイス517を通じて原稿
読み取り信号が入力されると、CPU502は記録用紙
と同様に読み取り原稿を自動給紙部19や紙送りモータ
20の駆動により所定の位置まで搬送し、スキャナヘッ
ド300内のLED306を点灯した後、キャリアモー
タ6を駆動しながらスキャナドライバ部513を介して
画像信号を読み取る。
【0076】ここで、スキャナヘッド300の原稿読み
取りモードに応じてキャリアモータ6の駆動スピードは
変更可能である。原稿読み取りモードは読み取り解像度
と各読み取り値の階調との組み合わせで決定される。印
字装置は主走査方向360dpiの分解能を有し、副走
査方向ではスキャナヘッド300のセンサ302の解像
度360dpiで64階調の出力が得られるので、例え
ば主走査方向360dpi、副走査方向360dpiで
64階調での読み取りモード、主走査方向90dpi、
副走査方向90dpiで2階調での読み取りモード、あ
るいは主走査方向の解像度を200dpiとした読み取
りモード、ファクシミリ(FAX)との整合性を考慮し
たモードがある。
【0077】主走査方向360dpi、副走査方向36
0dpiで64階調の読み取りモードのように、データ
量の多いモードでは、データ処理や転送に時間がかかる
ので、キャリア駆動スピードを遅くし、主走査方向90
dpi、副走査方向90dpiで2階調の読み取りモー
ドではキャリア駆動スピードを早くできる。カラー原稿
を読み取るためには、上記動作を3色のLEDの各色毎
に3回繰り返す。
【0078】そして、一行の読み取りが終了すると、紙
送りモータ20により原稿が一行分搬送され、次行の読
み取りが行われる。このような動作を原稿が終了するま
で行う。
【0079】スキャナヘッド300をキャリア2に取り
付けた時の待機位置は、印字ヘッド1を取り付けた時の
待機位置と同じである必要はなく、スキャナヘッド30
0の読み取り面300bが印字ヘッド1のメンテナンス
を行う回復部(ブレード12やキャップ13)を避ける
ようになっていればよく、待機位置を回復部側に移動し
て生じた可動区間をキャリア2の走行安定性を増すため
の空走区間として使用してもよい。
【0080】本実施形態で使用する白基準シートは反射
濃度0.1以下の基準の反射率を持つシートである。セ
ンサ302の各画素毎の感度や受光量のばらつきを補正
するために、白基準シートは原稿と同じ条件で読み込ま
れる。センサ毎の白基準信号とセンサが受光していない
時の信号(黒基準信号)との間を、所望の階調数で分割
する。このように、白基準シートはセンサ画素毎のばら
つきを吸収した階調を得るために必要な部材である。
【0081】そして、印字用紙、原稿と同様に、印字装
置に給紙した後、図2に示す状態で停止させ、CPU5
02はスキャナヘッド300を搭載したキャリア2を白
基準シート上まで移動した後、LED306を点灯し、
センサ302からの信号を読み取って画像信号の基準と
する。白基準データを取得した後、白基準シートは排紙
される。
【0082】図6はスキャナヘッドの電気的構成を示す
ブロック図である。スキャナヘッド300がキャリッジ
2に取り付けられると、スキャナヘッド300のヘッド
端子部309はキャリッジ2に配線されるフレキシブル
ケーブル3に形成された図示しない端子部に圧接され、
パワーコントローラ507と結合される。
【0083】パワーコントローラ507はスキャナドラ
イバ513を介して、またスキャナヘッド300はI/
Oポート601を介してデータやコマンドを双方向に通
信する。
【0084】LEDで照らされた原稿の画像光308は
光電変換特性を持つセンサ302により画像データとし
て検出される。センサ302によって検出された信号は
増幅器604によりアナログ/デジタル変換器603で
扱われる最適なレベルまで増幅された後、アナログ/デ
ジタル変換器603に入力される。アナログ/デジタル
変換器603で変換されたデジタルデータに対し、画像
処理LSI602によってシェーディング補正、2値化
等の補正やその他の画像処理が施された後、デジタルデ
ータはフレキシブルケーブル3を経由してパワーコント
ローラ507に転送される。
【0085】また、白基準シートを読み取ることで得ら
れたセンサ302の各画素毎の白基準データは、画像処
理LSI602内のレジスタに記憶され、各処理に使用
される。
【0086】図7は画像読取装置の外観を示す斜視図で
ある。図において、701は画像読取装置本体であり、
内部に画像読取装置を収納する。702は印字用紙、原
稿、白基準シートなどのシート18の排出口である。7
03はカバーであり、カバー703を開けて印字ヘッド
とスキャナヘッドを交換する。
【0087】704は操作部514に含まれる電源スイ
ッチである。CPU502は電源スイッチ704の入力
を監視し、電源スイッチ704が入力されると、インタ
ーフェイス部506を通じてパワーコントローラ部50
7の電源スイッチ518をオンにする。
【0088】515は画像読取装置の状況を表示する表
示部であり、705は印字用紙、原稿、白基準シート1
8の給紙口である。給紙された印字用紙、原稿、白基準
シート18は自動給紙部19に導かれる。706は印字
ヘッド1とスキャナヘッド300を交換する時に入力さ
れるヘッド交換スイッチであり、押されることによりキ
ャリア2は印字ヘッド1とスキャナヘッド300が交換
しやすい位置に移動する。
【0089】上記構成を有する画像読取装置の予熱およ
び保熱制御動作について説明する。図8はハードパワー
オン時の制御処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理プログラムはROM504に格納されており、電
源519にAC電源や電池から電力が供給された直後の
ハードパワーオン状態でCPU502によって実行され
る。
【0090】ハードパワーオンシーケンスを開始する
と、まず各種初期設定を行う(ステップS802)。タ
イマ505に設定された中断タイマに15分をセットす
る(ステップS803)。
【0091】この後、電源スイッチ704の入力あるい
は外部インターフェイス517から起動コマンドの入力
があるまで、CPU502はホルト(HALT)状態に
入る。
【0092】図9はソフトパワーオン時の予熱および保
熱制御処理手順を示すフローチャートである。この処理
プログラムはROM504に格納されており、CPU5
02によって実行される。
【0093】始めに、ソフトパワーオン時の処理につい
て説明する。電源スイッチ704の入力あるいは外部イ
ンターフェイス517からの起動コマンドにより、CP
U502はパワーコントローラ507の電源スイッチ5
18をオンにする(ソフトパワーオン)と、予熱を開始
する(ステップS102)。予熱処理については後述す
る。この後、保熱を行う(ステップS103)。保熱処
理についても後述する。
【0094】保熱を開始してから所定時間、読み取りコ
マンドの入力がない場合、パワーセーブのために光源の
LED306への通電を値0にして予熱および保熱無し
状態に移行する(ステップS104)。
【0095】中断タイマを一旦クリアした後、スタート
させる(ステップS105、S106)。中断タイマの
値は後述する予熱処理の中で使用される。
【0096】白基準要求の入力の有無を判別し(ステッ
プS107)、白基準要求の入力が有る場合、ステップ
S102の処理に戻り、白基準要求の入力が無い場合、
読み取り要求の入力の有無を判別する(ステップS10
8)。読み取り要求の入力が有る場合、現在、予保熱無
し状態であるので、再度、ステップS102に戻って予
熱処理を行う。一方、読み取り要求の入力が無い場合、
ステップS107の処理に戻る。
【0097】つづいて、ソフトパワーオフ時の処理につ
いて説明する。図10はソフトパワーオフ時の予熱およ
び保熱制御処理手順を示すフローチャートである。この
処理プログラムはROM504に格納されており、CP
U502によって実行される。電源スイッチ704の押
下、あるいは外部インターフェイス517を通じてパワ
ーオフコマンドが入力されると、ソフトパワーオフ時の
処理が開始される。
【0098】始めに、予熱中であるか否かを判別する
(ステップS109)。予熱中である場合、予熱を終了
し(ステップS110)、予熱を40秒以上行ったか否
かを判別する(ステップS111)。
【0099】予熱を40秒以上行っていない場合、中断
タイマに10分をセットし(ステップS112)、予熱
を40秒以上行っている場合、中断タイマをクリアする
(ステップS113)。
【0100】そして、中断タイマをスタートさせる(ス
テップS114)。ここで、ステップS113で中断タ
イマがクリアされている場合、値0からカウントを開始
し、ステップS112で中断タイマが10分にセットさ
れている場合、10分からカウントを開始する。タイマ
の分解能は1秒程度である。
【0101】一方、ステップS109で予熱中でない場
合、保熱中あるいは読み取り中であるか否かを判別す
る。保熱中あるいは読み取り中でない場合、ステップS
119の処理に移行する。一方、保熱中あるいは読み取
り中である場合、保熱あるいは読み取りを終了する(ス
テップS116)。中断タイマをクリアし(ステップS
117)、中断タイマをスタートさせる(ステップS1
18)。
【0102】電源スイッチ704の入力、あるいは外部
インターフェイス517からの起動コマンドの入力があ
るか否かを監視する(ステップS119)。入力が無い
場合、中断タイマをカウントする(ステップS12
0)。
【0103】ステップS119の処理を最初に通過して
から15分経過したか否かを判別する(ステップS12
1)。つまり、電源スイッチ704が押されてパワーオ
フ状態になっても、CPU502は15分まで状態監視
を続ける。15分が経過していない場合、ステップS1
19の処理に戻る。一方、15分が経過した場合、中断
タイマに15分をセットし(ステップS122)、CP
U502はHALT状態に入る。一方、ステップS11
9で電源スイッチ704の入力、あるいは外部インター
フェイス517からの起動コマンドの入力がある場合、
図9に示すソフトパワーオン時の処理に移行し、予熱を
開始する。
【0104】このような予熱および保熱制御処理では、
光源に与える電力として、LEDを予熱するための第1
の電力、読み取りを行うための第2の電力、LEDの状
態を保持するための第3の電力、および値0である第4
の電力の4種類の電力設定値が存在する。
【0105】また、LEDの制御を中断した時点からス
タートする中断タイマを有し、LEDを予熱するための
第1の電力をLEDに付与する時点より以前の状態が、
第1の電力をLEDに付与する所定時間(本実施形態で
は60秒)のうち所定時間(本実施形態では40秒)未
満であった場合、再度第1の電力を付与する迄の中断時
間をカウントした中断タイマの値に所定の定数を加えた
値に基づき、変換テーブルにより再度第1の電力を付与
する時間(予熱時間)を決定する。図11は中断時間に
対応する予熱時間の変換テーブルを示す図である。本実
施形態では上記の場合、中断タイマに10分を予めセッ
トし、そこからカウントを始める。したがって、図11
の変換テーブルにより再度第1の電力を付与する時間は
67秒以上となる。
【0106】一方、所定時間(40秒)以上であった場
合、中断タイマの値に基づき変換テーブルで再度第1の
電力を付与する時間を決定する。
【0107】ここで、予熱および保熱について説明す
る。本実施形態では光源にLEDが使用されている。L
EDは画像読取装置の小型化や消費電力の点でメリット
がある反面、発光させるための電力供給によりLED自
体が発熱し、それによって光量が変化する。その状態で
原稿の読み取りあるいは原稿の読み取り基準となる白基
準の読み取りを行うと、読み取り品位が悪化してしまう
という問題があり、これを回避するために、電源投入
時、LEDをできるだけ早く使用状態の温度に上げる必
要がある。
【0108】このため、通常使用する通電デューティよ
り多量の通電(これを予熱といい、第1の電力を使用す
る)を行う。また、電源投入後で画像読取装置を使用し
ていない時、原稿読み取り時のLEDの通電デューティ
とほぼ同量の電力でLEDの温度を維持するための通電
(これを保熱といい、第3の電力を使用する)を行う。
【0109】図12は予熱処理手順を示すフローチャー
トである。予熱処理を開始すると、中断タイマの値から
図11に示す中断時間と予熱時間の変換テーブルより予
熱時間を求める(ステップS902)。
【0110】例えば、CPU502がHALTから立ち
上がった直後、中断タイマは15分にセットされている
ので、変換テーブルにより予熱時間には100秒が設定
される。また、ステップS119の処理から予熱に移行
した場合、予熱を40秒以上行った場合、保熱あるいは
読み取り中であった場合、LEDは程々に加熱されたと
して予熱を終了した時点からの中断時間に対する予熱時
間を変換テーブルから求める。また、予熱が40秒以下
だった場合、更に予熱の必要有りとして中断タイマの初
期値に10分をセットし、そこからカウントする。つま
り、次回の予熱は67秒以上行うことになる。予熱およ
び保熱無し状態の場合、中断タイマはステップS106
の処理から動作してステップS902の処理までの時間
に基づき、図11の変換テーブルにより予熱時間を求め
る。このような過去の予熱状況や保熱状況あるいは読取
状況などのデータは、ロジックコントローラ501内の
RAM503に蓄積するように構成してもよい。
【0111】そして、予熱を開始する(ステップS90
3)。予熱時間が40秒経過したかあるいは終了したか
否かを判別する(ステップS904)。予熱時間が40
秒経過あるいは終了していない場合、ステップS904
の処理を繰り返す。ここで、40秒は実験値であり、4
0秒予熱を行った場合、LEDの温度は程々に加熱さ
れ、読み取りを行っても許容できる範囲内の結果となる
時間である。
【0112】そして、白基準要求の入力があるか否かを
判別し(ステップS905)、さらに読み取り要求の入
力があるか否かを判別する(ステップS906)。全て
要求が無い場合、予熱時間終了を判別し(ステップS9
07)、予熱時間が終了していない場合、ステップS9
05の処理に戻り、予熱時間か終了している場合、予熱
を終了し(ステップS908)、予熱処理を終了する。
【0113】一方、ステップS905で白基準要求の入
力がある場合、予熱を終了し(ステップS911)、白
基準データを取得し(ステップS912)、予熱動作を
終了する。また一方、ステップS906で読み取り要求
の入力がある場合、予熱を終了し(ステップS90
9)、読み取りを行い(ステップS910)、予熱処理
を終了する。
【0114】図13は保熱処理手順を示すフローチャー
トである。まず、保熱を開始する(ステップS91
4)。その後、白基準、読み取りの各要求が有るか否か
を判別し(ステップS915、S916)、全て無い場
合、保熱時間終了を判別する(ステップS917)。本
実施形態では、連続した保熱は10分までに設定されて
いる。
【0115】保熱時間が終了していない場合、ステップ
S915の処理に戻り、保熱時間が終了している場合、
保熱を終了し(ステップS918)、保熱処理を終了す
る。
【0116】一方、ステップS915で白基準要求の入
力がある場合、保熱を終了し(ステップS919)、白
基準データを取得し(ステップS920)、ステップS
S914の処理に戻って再び保熱を行う。また一方、ス
テップS916で読み取り要求の入力がある場合、保熱
を終了し(ステップSS921)、読み取りを行い(ス
テップS922)、ステップS914の処理に戻って再
び保熱を行う。
【0117】図14および図15はヘッド交換時の動作
処理手順を示すフローチャートである。この処理プログ
ラムはROM504に格納されており、CPU502に
よって実行される。図7のヘッド交換スイッチ706が
押されると、この処理動作が開始される。
【0118】まず、予熱中であるか否かを判別する(ス
テップS1001)。予熱中である場合、予熱を終了し
(ステップS1002)、予熱を40秒以上行ったか否
かを判別する(ステップS1003)。予熱を40秒以
上行っていない場合、中断タイマに10分をセットする
(ステップS1004)。一方、予熱を40秒以上行っ
た場合、中断タイマをクリアする(ステップS100
6)。
【0119】中断タイマをスタートする(ステップS1
005)。ステップS1006の処理からである場合、
値0からカウントし始め、ステップS1004の処理か
らである場合、10分経過後からカウントを始める。分
解能は1秒程度である。
【0120】一方、ステップS1001で予熱中でない
場合、保熱中あるいは読み取り中であるか否かを判別す
る(ステップS1007)。保熱中あるいは読み取り中
でない場合、ステップS1011の処理に移行する。
【0121】保熱中あるいは読み取り中である場合、保
熱あるいは読み取りを終了する(ステップS100
8)。中断タイマをクリアし(ステップS1009)、
中断タイマをスタートさせる(ステップS1010)。
【0122】そして、再びヘッド交換スイッチ706が
押されたか否かを判別し(ステップS1011)、押さ
れていない場合、そのまま中断タイマをカウントする
(ステップS1012)。この後、電源スイッチ704
が押されたか、あるいは外部インターフェイス517か
らパワーオフコマンドの入力があるか否かを判別する
(ステップS1013)。電源スイッチ704が押され
ず、パワーオフコマンドが入力されない場合、ステップ
S1011の処理に戻る。
【0123】一方、電源スイッチ704が押されたかパ
ワーオフコマンドが入力された場合、パワーオフし(ス
テップS1014)、図10のステップS119からス
テップS122までの処理と同様の処理を行う(ステッ
プS1016〜S1019)。すなわち、電源スイッチ
704の入力されるか、あるいは外部インターフェイス
517からの起動コマンドが入力されるか否かを監視す
る。
【0124】また一方、ステップS1011でヘッド交
換スイッチ706が押されている場合、ヘッドがスキャ
ナヘッド300であるか否かを判別し(ステップS10
15)、スキャナヘッド300でない場合、そのまま終
了し、スキャナヘッド300である場合、図9に示すソ
フトパワーオン処理に移行し、予熱動作に入る。
【0125】[第2の実施形態]第2の実施形態におけ
る画像読取装置は前記第1の実施形態と同一の機械的構
成および電気的構成を有するので、その説明を省略す
る。また、その予熱および保熱制御処理において前記第
1の実施形態と同一のステップ処理については同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0126】第2の実施形態の画像読取装置では、図8
に示したハードパワーオン時の制御処理におけるステッ
プS802の処理で各種初期設定を行う際、保熱電力量
を決定する通電デューティのデフォルト値はROM50
4からRAM503に転送される。このデフォルト値は
制御機器側で使用する画像読み取りソフトウェアのデフ
ォルト読み取り設定のデューティ値に設定される。
【0127】また、第2の実施形態では、図13に示し
た保熱動作処理におけるステップS914の処理で保熱
を開始するが、初期設定ではRAM503に記憶されて
いる通電デューティを用いて保熱電力が決定される。こ
の値は、ハードパワーオン直後にROM504から転送
されたデフォルト値であり、読み取り動作を行った後で
は後述する処理で計算され、RAM503に保持された
値である。その他のステップ処理は前記第1の実施形態
と同じである。
【0128】図16は保熱電力決定処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理は図15のステップS91
0および図13のステップS922の読み取り動作にお
ける先頭1行目で実行される。
【0129】まず、1ラインの読み取りを行う(ステッ
プS1101)。読み取られたデータは図6に示す処理
の流れを経てRAM503に転送される。ここで、1ラ
インとは、読み取り要求がモノクロである場合、設定さ
れた読み取り範囲でのキャリアの1往復分(本実施形態
ではグリーンLEDを点灯)であり、読み取り要求がカ
ラーである場合、同じ箇所をレッド、グリーン、ブルー
の3色で各々1往復する、計3往復分である。
【0130】このとき、キャリア2の動作を開始した時
点から時間1の計測を開始し、LEDを点灯している時
間2を計測する。モノクロである場合、グリーンLED
の点灯時間、カラーである場合、レッド、グリーン、ブ
ルー各色の点灯時間を計測する。
【0131】ステップS1101で読み取られたデータ
をRAM503から外部インターフェース517を介し
て制御機器側に転送する(ステップS1102)。そし
て、各時間を決定する(ステップS1103)。時間1
はステップS1101の処理開始からステップS110
2の処理終了までの1ライン読み取り処理時間であり、
時間2はステップS1101でLEDを点灯している時
間である。
【0132】時間1、時間2に基づいて点灯(通電)デ
ューティを計算する(ステップS1104)。ここで、
点灯デューティ=時間2/時間1である。この値はRA
M503に保持される。
【0133】そして、保熱電力を決定する(ステップS
1105)。現在、設定されている読み取りモードでの
読み取り時のLED点灯電力に、ステップS1104で
計算された点灯デューティを掛けた値を保熱電力とす
る。この後、処理を終了し、読み取り時に保熱が必要な
とき、計算された保熱電力で保熱が行われる。
【0134】[第3の実施形態]図17は第3の実施形
態における画像読取装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の画像読取装置は前記第1および第2の
実施形態と同様に印字装置としても使用可能である。
【0135】画像読取装置では、文字あるいは画像等の
記録あるいは印字(以下、記録という)が行われる記録
データは、ホストコンピュータ2011からインタフェ
ース(I/F)2010を通じてホストコンピュータ2
011および演算制御部2008の制御を受けながら転
送される。
【0136】コントローラ2005は記録データを受け
ると、記録ヘッド2001で記録すべきデータに加工す
る。さらに、コントローラ2005は、演算制御部20
08の制御を受けつつ記録ヘッド2001に、ヘッド接
続線2003およびヘッド接続部2002を通じて記録
データを送り込み、文字あるいは画像等を記録紙に記録
する。
【0137】図18は読み取りあるいは印字が行われる
機構部の構成を示す図である。図において、2015は
円筒体からなるプラテンであり、記録紙を添接し、演算
制御部2008、コントローラ2005、モータドライ
バ2006に制御される駆動機構(図示せず)により回
転して記録紙を送るとともに、記録紙を支持する記録台
となる。
【0138】プラテン2015の円周側面に近接するキ
ャリッジ2013は、プラテン2015の軸方向に沿っ
て移動自在に配置されている。キャリッジ2013は、
記録時に記録ヘッド2001を、画像読み取り時に画像
読み取り部(スキャナユニット)2016を搭載し、そ
れらを記録紙や画像読み取り用の原稿面に沿って搬送す
る。キャリッジ2013の移動は、演算制御部200
8、コントローラ2005、モータドライバ2007に
よって制御されるキャリッジ駆動機構部(図示せず)に
より行われる。
【0139】また、センサ2009によって記録紙ある
いは画像読み取り用の原稿が紙置き台(図示せず)にセ
ットされているか否か、さらにキャリッジ2013がス
タートポジションにあるか否か等を検出する。
【0140】読み取り装置として動作する場合、スキャ
ナユニット2016は、記録時に記録ヘッド2001が
移動する動きと同様の動きで原稿を走査する。スキャナ
ユニット2016の中にある光源2017は原稿を照射
し、光電変換特性を有するセンサ2018が文字あるい
は画像等の反射光を検出する。
【0141】センサ2018で検出された信号を増幅器
2019によりアナログ/デジタル(A/D)変換器2
020で扱う最適なレベルまで増幅し、A/D変換器2
020に入力する。ここで、デジタルデータに変換され
たデータは、画像処理IC2021でシェーディング補
正、2値化等の補正あるいは画像処理され、画像データ
としてホストコンピュータ2011に転送される。
【0142】この転送は、記録時の記録データの流れと
逆の経路を通って行われる。つまり、画像処理IC20
21からヘッド接続部2002、ヘッド接続線200
3、コントローラ2005およびインタフェース201
0を通じてホストコンピュータ2011に画像データが
送り込まれる。このとき、コントローラ2005は画像
処理IC2021から受けた画像データをインタフェー
ス2010で送りやすい形式、あるいはホストコンピュ
ータ2011が扱い易い形式にして演算制御部2008
の制御を受けながら転送する。
【0143】前述したように、読み取り時において機構
部は記録時とほぼ同様の動きで動作する。つまり、画像
読み取り用の原稿をプラテン2015に添接し、記録時
と同様にプラテン2015が駆動機構(図示せず)によ
り回転して原稿を送るとともに原稿を支持する原稿台と
なる。
【0144】キャリッジ2013はスキャナユニット2
016を搭載し、画像読み取り用の原稿面に沿って搬送
して画像を読み取る。キャリッジ2013の移動は記録
時と同様にキャリッジ駆動機構部(図示せず)により行
われる。また、センサ2009も同様に動作する。
【0145】つぎに、基本データの取得および黒基準デ
ータ調整方法について説明する。基本データとは、光源
2017、レンズ等の光学系、センサ2018等による
特性の不均一性を補正する(不均一補正)ための基準デ
ータであり、本実施形態での基準データは、白基準デー
タ、黒基準データ、増幅器ゲイン値である。
【0146】センサ2018が基準とする白色基準シー
ト(図示せず)を読み取ったとき、A/D変換器202
0の入力許容範囲の飽和しないレベルまでセンサ201
8の出力を可変増幅器2019で増幅する。そのときの
ゲイン(利得)の値を増幅器のゲイン値として設定し、
光源を消灯した状態でのセンサ出力(黒基準波形203
4)を黒基準データとする。図21は黒基準波形を示す
タイミングチャートである。このように、A/D変換器
2020の分解能のダイナミックレンジを最大に利用す
るように構成してS/N比を改善する。そして、原稿を
読み取ったときの基準データを用いて不均一補正を行
い、原稿の読み取りデータを算出する。
【0147】図19は白基準シートを読み取った際のセ
ンサ出力波形を示すタイミングチャートである。センサ
2018は、白基準シートが光源2017によって照射
され、反射してきた反射光を入射し、入射してきた光量
を電圧に変換してその出力波形(白基準シート読み取り
波形)2030を出力する。この出力波形2030は、
A/D変換器2020の入力許容範囲のレベル(REF
(+)〜REF(−))よりも小さいレベルで出力され
るので、可変増幅器2019でA/D変換器2020の
入力許容範囲の入力波形(センサ出力を増幅した波形)
2032まで増幅し、最適なゲイン値によりA/D変換
器2020の入力許容範囲の最大値から最小値のレベル
(REF(+)〜REF(−))までを最大限利用する
ようにする。図20はセンサ出力を増幅した出力波形を
示すタイミングチャートである。
【0148】出力波形2030のうちオプティカルブラ
ック(OB)2033は、センサ2018の一部を光学
的に遮蔽した画素の出力であり、この電圧レベルを増幅
基準レベルとして増幅器2019は増幅するように、O
B2033の電圧レベルをクランプ回路2023で可変
増幅器2019の増幅時の増幅基準レベル2035に固
定する。
【0149】黒基準データは、前述したように光源20
17を消灯して暗くした状態でのセンサ出力から得られ
るが、このとき、可変増幅器2019のゲイン値には白
基準取得時の値が用いられる。センサの画素間の暗出力
におけるばらつき、可変増幅器2019自体のオフセッ
ト2036のばらつき等により、センサ出力波形はA/
D変換器2020の入力許容範囲の最小値REF(−)
よりも大きな値になることがある。図22はA/D変換
器2020の入力許容範囲の最小値REF(−)よりも
大きな値になったセンサ出力波形を示すタイミングチャ
ートである。
【0150】このような場合、D/Aコンバータ202
5で可変増幅器2019にオフセットを打ち消すような
電圧レベルを与えるように制御する。図23はD/Aコ
ンバータ2025で可変増幅器2019にオフセットを
打ち消すような電圧レベルを出力した際のセンサ出力波
形を示すタイミングチャートである。これにより、A/
Dコンバータの入力許容範囲のダイナミックレンジを最
大限利用できるようにする。
【0151】つづいて、上記調整手順について説明す
る。まず、従来の基準データ取得手順として、基準シー
トの白色の部分を読み取り、A/D変換器2020の入
力許容範囲の最大まで可変増幅器2019で増幅し、白
基準データを取得するとともにゲイン値も取得し、この
ゲイン値で光源2017を消灯して黒基準データを取得
する。ここで、画像処理IC2021は、読み取りデー
タの飽和レベル未満の検索、可変増幅器2019のゲイ
ン可変動作、基準データのメモリ2022への格納等を
行う。
【0152】一方、黒基準レベル制御する場合、白基準
シートの反射光量を読み取り、A/D変換器2020の
入力許容範囲を最大限利用できる範囲まで可変増幅器2
019のゲイン値を可変させて増幅する。
【0153】このときのゲイン値をGaとし、ゲイン値
Gaに設定した状態で光源を消灯して読み取りデータを
取得し、黒基準データBaとする。図23(A)に黒基
準データBaを示す。この黒基準データBaを所定のし
きい値Taと比較し、しきい値Taよりも大きい場合、
D/Aコンバータ2025を画像処理IC2021によ
り制御して黒基準データがA/D変換器2020のダイ
ナミックレンジをほぼ最大限利用できるような値になる
オフセット値OFa(固定値)を減少する方向に与え
る。固定値であるオフセット値OFaをオフセット調整
に用いることで、制御を複雑にすることなく調整でき
る。
【0154】このオフセット値OFaを与えた状態で、
再度同様に白基準シートに対して、反射光量を読み取
り、A/D変換器2020の入力許容範囲をほぼ最大範
囲まで可変増幅器2019のゲイン値を可変させて増幅
し、読み取りデータを白基準データとして取得する。そ
して、このときのゲイン値をGtとし、ゲイン値Gtで
光源を消灯して読み取りデータを取得して黒基準データ
Btを取得する。図23(B)に黒基準データBtを示
す。画像処理IC2021内のメモリ2022に白基準
データWt、黒基準データBt、ゲイン値Gtを格納す
る。
【0155】このような制御を行うことで装置間におけ
る読み取り画像のダイナミックレンジの差を少なくする
ことができ、部品におけるばらつきに対してもソフトウ
ェア的な調整で吸収することができる。この制御の結
果、基準データ取得時に行った諸々の設定は原稿読み取
り時にも使用されることは言うまでもない。
【0156】尚、前記第3の実施形態では、増幅器20
19に対してD/Aコンバータ2025からオフセット
を打ち消すレベルを与える構成であったが、A/D変換
器2020の入力許容範囲レベル(REF(+)〜RE
F(−))をオフセットのレベル分だけ調整できるよう
なA/Dコンバータ2020を用いてA/D変換器20
20のダイナミックレンジを最大限利用する構成にして
もよい。
【0157】また、上記実施形態では、光源としてLE
Dを用いた場合を示したが、その他の発光素子や蛍光灯
等にも同様に適用できる。
【0158】さらに、本発明は複数の機器から構成され
るシステムに適用してもよいし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。また、本発明はシステムあるいは
装置にプログラムを供給することによって達成される場
合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本
発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプ
ログラムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に
読み出すことによってそのシステムあるいは装置が本発
明の効果を享受することが可能となる。記憶媒体として
はROMに限らず、例えばフロッピーディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カードなどを用いることができる。
【0159】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の画像読取装置
によれば、光源により照射された画像を読み取る際、電
力設定手段により前記光源に供給される複数の電力の中
から予熱時の電力を設定し、予熱時間設定手段により該
設定された電力が供給される予熱時間を、それ以前に前
記光源に供給された電力の状況に基づいて設定するの
で、光源(LED)の温度変動を抑制し、高品位な読み
取り画像を得ることができる。このように、光源(LE
D)の温度管理を適切に行って過度の予熱を防止し、光
量変動を抑えることができる。尚、請求項27に記載の
光源制御方法においても同様の効果を得ることができ
る。
【0160】請求項2に記載の画像読取装置によれば、
前記光源は発光ダイオードであり、前記電力設定手段
は、前記発光ダイオードを予熱する第1の電力、読み取
り時の第2の電力、前記発光ダイオードを保熱する第3
の電力および値0である第4の電力に応じた設定値を有
し、前記予熱時間設定手段は、前記発光ダイオードへの
電力供給を中断した時点からの中断時間を計測する中断
タイマを有し、再度第1の電力を供給する以前の状態が
該第1の電力を所定時間以下供給した状態であった場
合、前記中断タイマで計測された中断時間に所定値を加
えた値に基づき、前記再度第1の電力を供給する予熱時
間を設定し、前記再度第1の電力を供給する以前の状態
がそれ以外の状態であった場合、前記中断タイマで計測
された中断時間に基づき、該再度第1の電力を供給する
予熱時間を設定するので、予熱時に供給された電力量お
よひその後の中断時間に基づいて再度LEDを予熱する
際の予熱時間を求めることでLEDの温度変動をより一
層抑えることができる。
【0161】請求項3に記載の画像読取装置によれば、
電力を供給して光源を発光させ、該光源により照射され
た画像を読み取る際、第1時間計測手段により前記画像
を読み取るための一連の動作を行う第1時間を計測し、
第2時間計測手段により該計測された第1時間内で読み
取り時の第1の電力が前記光源に供給される第2時間を
計測し、前記読み取り時を除く前記第1時間内で前記光
源に供給される第2電力を、第2電力設定手段により前
記第1時間と前記第2時間の比に基づいて設定するの
で、無駄な電力消費を抑えると共に、省電力化により光
源を長寿命化できる。また、電池を電源とする携帯型画
像読取装置では、長時間電池を使用できる。尚、請求項
28に記載の光源制御方法においても同様の効果を得る
ことができる。
【0162】請求項4に記載の画像読取装置によれば、
前記光源は発光ダイオードであるので、発光ダイオード
の温度変動を抑制できる。
【0163】請求項5に記載の画像読取装置によれば、
前記光源、前記画像を読み取るセンサ、および前記光源
および前記センサを制御する制御回路からスキャナユニ
ットを構成し、印刷を行うプリントヘッドが搭載される
部位に前記スキャナユニットが交換可能に装着されるの
で、プリントヘッドとスキャナヘッドが交換可能に搭載
される印字装置に適用できる。
【0164】請求項6に記載の画像読取装置によれば、
前記プリントヘッドはインクジェット方式であるので、
インクジェット方式の印字装置に適用できる。
【0165】請求項7に記載の画像読取装置によれば、
光源により照射された画像を読み取る画像読取装置にお
いて、前記光源の保熱を行う場合に、前記光源の点灯電
力または点灯時間に基づいて保熱電力を設定する保熱電
力設定手段を備えたので、点灯電力または点灯時間に基
づいて適切な保熱電力を設定でき、無駄な電力消費を抑
えるとともに、省電力化により光源を長寿命化できる。
尚、請求項29に記載の光源制御方法においても同様の
効果を得ることができる。
【0166】請求項11に記載の画像読取装置によれ
ば、光源により照射された画像を読み取る画像読取装置
において、前記光源の保熱を行う場合に、前記画像の読
取時間に基づいて保熱電力を設定する保熱電力設定手段
を備えたので、読取時間に基づいて適切な保熱電力を設
定でき、無駄な電力消費を抑えるとともに、省電力化に
より光源を長寿命化できる。尚、請求項30に記載の光
源制御方法においても同様の効果を得ることができる。
【0167】請求項15に記載の画像読取装置によれ
ば、光源により照射された画像を読み取る画像読取装置
において、前記光源の予熱を行う場合に、前記光源の過
去の予熱状況または保熱状況に基づいて今回の予熱時間
を設定する予熱時間設定手段を備えたので、以前の予熱
状況または保熱状況に基づいて適切な予熱時間を設定で
き、光源の温度変動を抑制し、高品位な読み取り画像を
得ることができる。また、光源の温度管理を適切に行っ
て、過度の予熱を防止し、光量変動を抑えることができ
る。尚、請求項31に記載の光源制御方法においても同
様の効果を得ることができる。
【0168】請求項22に記載の画像読取装置によれ
ば、光源により照射された画像を読み取る画像読取装置
において、前記光源の予熱を行う場合に、過去の画像読
取状況に基づいて今回の予熱時間を設定する予熱時間設
定手段を備えたので、以前の画像読取状況に基づいて適
切な予熱時間を設定でき、光源の温度変動を抑制し、高
品位な読み取り画像を得ることができる。また、光源の
温度管理を適切に行って、過度の予熱を防止し、光量変
動を抑えることができる。尚、請求項32に記載の光源
制御方法においても同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像読取装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】側方から視た画像読取装置の構成を示す図であ
る。
【図3】画像読取装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】スキャナヘッド300の外観を示す斜視図であ
る。
【図5】スキャナヘッド300の構成を示す断面図であ
る。
【図6】スキャナヘッドの電気的構成を示すブロック図
である。
【図7】画像読取装置の外観を示す斜視図である。
【図8】ハードパワーオン時の制御処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】ソフトパワーオン時の予熱および保熱制御処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】ソフトパワーオフ時の予熱および保熱制御処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】中断時間に対応する予熱時間の変換テーブル
を示す図である。
【図12】予熱処理手順を示すフローチャートである。
【図13】保熱処理手順を示すフローチャートである。
【図14】ヘッド交換時の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】図14につづくヘッド交換時の動作処理手順
を示すフローチャートである。
【図16】保熱電力決定処理手順を示すフローチャート
である。
【図17】第3の実施形態における画像読取装置の構成
を示すブロック図である。
【図18】読み取りあるいは印字が行われる機構部の構
成を示す図である。
【図19】白基準シートを読み取った際のセンサ出力波
形を示すタイミングチャートである。
【図20】センサ出力を増幅した出力波形を示すタイミ
ングチャートである。
【図21】黒基準波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図22】A/D変換器2020の入力許容範囲の最小
値REF(−)よりも大きな値になったセンサ出力波形
を示すタイミングチャートである。
【図23】D/Aコンバータ2025で可変増幅器20
19にオフセットを打ち消すような電圧レベルを出力し
た際のセンサ出力波形を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
2 キャリア 18 シート 300 スキャナヘッド 302 センサ 306 LED 502 CPU 503 RAM 504 ROM 505 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 忠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源により照射された画像を読み取る画
    像読取装置において、 前記光源に供給される電力を複数有し、該複数の電力の
    中から予熱時の電力を設定する電力設定手段と、 該設定された電力が供給される予熱時間を、それ以前に
    前記光源に供給された電力の状況に基づいて設定する予
    熱時間設定手段とを備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光源は発光ダイオードであり、 前記電力設定手段は、 前記発光ダイオードを予熱する第1の電力、読み取り時
    の第2の電力、前記発光ダイオードを保熱する第3の電
    力および値0である第4の電力に応じた設定値を有し、 前記予熱時間設定手段は、 前記発光ダイオードへの電力供給を中断した時点からの
    中断時間を計測する中断タイマを有し、 再度第1の電力を供給する以前の状態が該第1の電力を
    所定時間以下供給した状態であった場合、前記中断タイ
    マで計測された中断時間に所定値を加えた値に基づき、
    前記再度第1の電力を供給する予熱時間を設定し、 前記再度第1の電力を供給する以前の状態がそれ以外の
    状態であった場合、前記中断タイマで計測された中断時
    間に基づき、該再度第1の電力を供給する予熱時間を設
    定することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 電力を供給して光源を発光させ、該光源
    により照射された画像を読み取る画像読取装置におい
    て、 前記画像を読み取るための一連の動作を行う第1時間を
    計測する第1時間計測手段と、 該計測された第1時間内で読み取り時の第1の電力が前
    記光源に供給される第2時間を計測する第2時間計測手
    段と、 前記読み取り時を除く前記第1時間内で前記光源に供給
    される第2電力を、前記第1時間と前記第2時間の比に
    基づいて設定する第2電力設定手段とを備えたことを特
    徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記光源は発光ダイオードであることを
    特徴とする請求項1または請求項3記載の画像読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光源、前記画像を読み取るセンサ、
    および前記光源および前記センサを制御する制御回路か
    らスキャナユニットを構成し、 印刷を行うプリントヘッドが搭載される部位に前記スキ
    ャナユニットが交換可能に装着されることを特徴とする
    請求項1または請求項3記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドはインクジェット方
    式であることを特徴とする請求項5記載の画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 光源により照射された画像を読み取る画
    像読取装置において、前記光源の保熱を行う場合に、前
    記光源の点灯電力または点灯時間に基づいて保熱電力を
    設定する保熱電力設定手段を備えたことを特徴とする画
    像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記光源は発光ダイオードであることを
    特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記光源、前記画像を読み取るセンサ、
    および前記光源および前記センサを制御する制御回路か
    らスキャナユニットを構成し、印刷を行うプリントヘッ
    ドが搭載される部位に前記スキャナユニットが交換可能
    に装着されることを特徴とする請求項7または請求項8
    記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドはインクジェット
    方式であることを特徴とする請求項9記載の画像読取装
    置。
  11. 【請求項11】 光源により照射された画像を読み取る
    画像読取装置において、前記光源の保熱を行う場合に、
    前記画像の読取時間に基づいて保熱電力を設定する保熱
    電力設定手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記光源は発光ダイオードであること
    を特徴とする請求項11記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記光源、前記画像を読み取るセン
    サ、および前記光源および前記センサを制御する制御回
    路からスキャナユニットを構成し、印刷を行うプリント
    ヘッドが搭載される部位に前記スキャナユニットが交換
    可能に装着されることを特徴とする請求項11または1
    2記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 前記プリントヘッドはインクジェット
    方式であることを特徴とする請求項13記載の画像読取
    装置。
  15. 【請求項15】 光源により照射された画像を読み取る
    画像読取装置において、前記光源の予熱を行う場合に、
    前記光源の過去の予熱状況または保熱状況に基づいて今
    回の予熱時間を設定する予熱時間設定手段を備えたこと
    を特徴とする画像読取装置。
  16. 【請求項16】 前記予熱時間設定手段は、前記光源の
    過去の予熱時間または保熱時間に基づいて今回の予熱時
    間を設定することを特徴とする請求項15記載の画像読
    取装置。
  17. 【請求項17】 前記予熱時間設定手段は、さらに前記
    光源への電力供給中断時間に基づいて今回の予熱時間を
    設定することを特徴とする請求項15または請求項16
    記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】 前記予熱時間設定手段は、さらに前記
    光源の点灯時間に基づいて今回の予熱時間を設定するこ
    とを特徴とする請求項15乃至17のいずれか記載の画
    像読取装置。
  19. 【請求項19】 前記光源は発光ダイオードであること
    を特徴とする請求項15乃至18のいずれか記載の画像
    読取装置。
  20. 【請求項20】 前記光源、前記画像を読み取るセン
    サ、および前記光源および前記センサを制御する制御回
    路からスキャナユニットを構成し、印刷を行うプリント
    ヘッドが搭載される部位に前記スキャナユニットが交換
    可能に装着されることを特徴とする請求項15乃至19
    のいずれか記載の画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記プリントヘッドはインクジェット
    方式であることを特徴とする請求項20記載の画像読取
    装置。
  22. 【請求項22】 光源により照射された画像を読み取る
    画像読取装置において、前記光源の予熱を行う場合に、
    過去の画像読取状況に基づいて今回の予熱時間を設定す
    る予熱時間設定手段を備えたことを特徴とする画像読取
    装置。
  23. 【請求項23】 前記予熱時間設定手段は、過去の画像
    読取時間に基づいて今回の予熱時間を設定することを特
    徴とする請求項22記載の画像読取装置。
  24. 【請求項24】 前記光源は発光ダイオードであること
    を特徴とする請求項22または23記載の画像読取装
    置。
  25. 【請求項25】 前記光源、前記画像を読み取るセン
    サ、および前記光源および前記センサを制御する制御回
    路からスキャナユニットを構成し、印刷を行うプリント
    ヘッドが搭載される部位に前記スキャナユニットが交換
    可能に装着されることを特徴とする請求項22乃至25
    のいずれか記載の画像読取装置。
  26. 【請求項26】 前記プリントヘッドはインクジェット
    方式であることを特徴とする請求項25記載の画像読取
    装置。
  27. 【請求項27】 光源により照射された画像を読み取る
    際に前記光源を制御する光源制御方法において、 前記光源に供給される複数の電力の中から予熱時の電力
    を設定し、 該設定された電力が供給される予熱時間を、それ以前に
    前記光源に供給された電力の状況に基づいて設定するこ
    とを特徴とする光源制御方法。
  28. 【請求項28】 電力を供給して光源を発光させ、該光
    源により照射された画像を読み取る際に前記光源を制御
    する光源制御方法において、 前記画像を読み取るための一連の動作を行う第1時間を
    計測し、 該計測された第1時間内で読み取り時の第1の電力が前
    記光源に供給される第2時間を計測し、 前記読み取り時を除く前記第1時間内で前記光源に供給
    される第2電力を、前記第1時間と前記第2時間の比に
    基づいて設定することを特徴とする光源制御方法。
  29. 【請求項29】 光源により照射された画像を読み取る
    際に前記光源を制御する光源制御方法において、前記光
    源の保熱を行う場合に、前記光源の点灯電力または点灯
    時間に基づいて保熱電力を設定することを特徴とする光
    源制御方法。
  30. 【請求項30】 光源により照射された画像を読み取る
    際に前記光源を制御する光源制御方法において、前記光
    源の保熱を行う場合に、前記画像の読取時間に基づいて
    保熱電力を設定することを特徴とする光源制御方法。
  31. 【請求項31】 光源により照射された画像を読み取る
    際に前記光源を制御する光源制御方法において、前記光
    源の予熱を行う場合に、前記光源の以前の予熱状況また
    は保熱状況に基づいて今回の予熱時間を設定することを
    特徴とする光源制御方法。
  32. 【請求項32】 光源により照射された画像を読み取る
    際に前記光源を制御する光源制御方法において、前記光
    源の予熱を行う場合に、以前の画像読取状況に基づいて
    今回の予熱時間を設定することを特徴とする光源制御方
    法。
JP10082433A 1998-03-16 1998-03-16 画像読取装置および光源制御方法 Pending JPH11266339A (ja)

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