JPH09233270A - プリンタのイメージスキャナ用駆動電源およびそのイメージスキャナ用駆動電源を備えたプリンタ - Google Patents

プリンタのイメージスキャナ用駆動電源およびそのイメージスキャナ用駆動電源を備えたプリンタ

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JPH09233270A
JPH09233270A JP8130356A JP13035696A JPH09233270A JP H09233270 A JPH09233270 A JP H09233270A JP 8130356 A JP8130356 A JP 8130356A JP 13035696 A JP13035696 A JP 13035696A JP H09233270 A JPH09233270 A JP H09233270A
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JP
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image scanner
power supply
printer
voltage
drive power
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JP8130356A
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Inventor
Tsutomu Abe
勤 阿部
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッド用駆動電源を電圧降下させてイメ
ージスキャナ用駆動電源として使用することのできるプ
リンタのイメージスキャナ用駆動電源を提供すること。 【解決手段】 記録手段としての記録ヘッド5と、画像
読取り手段としてのイメージスキャナ9とが搭載されて
いるプリンタの前記イメージスキャナ9への駆動電源を
供給するプリンタのイメージスキャナ用駆動電源であっ
て、前記記録ヘッド用駆動電源の電圧を降下させて前記
イメージスキャナ9へ供給するDC−DCコンバータ2
9を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録ヘッドと、原稿
画像の読取りを行なうイメージスキャナとを備えたプリ
ンタのイメージスキャナ用駆動電源およびそのイメージ
スキャナ用駆動電源を備えたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送ローラおよびこれに圧接
される圧接ローラとの間に所定の記録媒体を挟持してプ
ラテンと記録ヘッドの1種であるサーマルヘッドとの間
に搬送し、その後、サーマルヘッドを記録媒体に対して
所定の圧接力で圧接させ、この状態で、キャリッジを移
動させるとともに、リボンカセットのインクリボンを巻
取りながら、所望の印字信号に基づいてサーマルヘッド
に形成された発熱素子に通電し、この発熱素子を加熱し
てインクリボンのインクを溶融して用紙に転写すること
により、前記記録媒体に所望の印字を行なう熱転写プリ
ンタが多く用いられている。
【0003】そして、近年、キャリッジにイメージスキ
ャナを取付け、キャリッジとプラテンとの間に所定の原
稿を搬送した状態で、前記キャリッジを移動させながら
イメージスキャナを走査させることにより前記原稿のイ
メージデータを読取り、このイメージデータに基づいて
所定の記録媒体に印刷を行なうようにした熱転写プリン
タが提案された。
【0004】このイメージスキャナを搭載したプリンタ
は、図5に示すように形成されている。すなわち、熱転
写プリンタのフレーム1の左右の側板間には平板状のプ
ラテン2並びにこのプラテン2と平行なキャリッジシャ
フト3が架設されている。そして、このキャリッジシャ
フト3には、キャリッジ4がこのキャリッジシャフト3
に沿って往復動自在に取付けられており、このキャリッ
ジ4の先端部には、前記プラテン2に対向するようにサ
ーマルヘッド5が接離動作自在に取付けられている。ま
た、前記キャリッジ4の上面には、図示しないインクリ
ボンを収納し、このインクリボンを前記サーマルヘッド
5とプラテン2との間に案内するリボンカセット6が着
脱自在に装着されるようになされており、前記キャリッ
ジ4の上面には、前記リボンカセット6のインクリボン
を巻取るための巻取りボビン7およびインクリボンを送
り出す送出しボビン8がそれぞれ配設されている。
【0005】また、図5および図6に示すように、前記
キャリッジ4の一側(図示例において左側)には、プラ
スチック等の合成樹脂により長方形状の箱型に形成され
たケース9aを有するイメージスキャナ9が配設されて
おり、図7に示すように、前記イメージスキャナ9のケ
ース9aの前記プラテン2に対向する面には、開口部1
0が形成されている。また、前記イメージスキャナ9の
ケース9aの内部であって前記開口部10の両側には、
ランプ等からなる2つの発光部材11,11が前記開口
部10に指向するように配設されており、前記イメージ
スキャナ9のケース9aの内部には、前記発光部材11
から原稿に対して照射した光の反射光を受光し所定のイ
メージを読取るイメージセンサユニット12が配設され
ている。
【0006】また、前記キャリッジ4は、前記フレーム
1の左右側板の下側近傍に配設された駆動プーリ14と
従動プーリ15間に走行自在に巻回されたキャリッジ駆
動ベルト16に連結されている。前記駆動プーリ14は
キャリッジ駆動モータ13の出力軸と接続されており、
前記キャリッジ駆動モータ13が正逆回転することによ
り、前記キャリッジ駆動用ベルト16とともにキャリッ
ジ4も往復移動するようになされている。
【0007】さらに、前記熱転写プリンタのフレーム1
の左右の側板間には、図8に示すように、ローラシャフ
ト17が架設されており、このローラシャフト17には
読取り原稿や所定の記録媒体を所定速度で搬送する搬送
ローラ18が前記ローラシャフト17と一体に回転する
ように配設されている。また、このローラシャフト17
の近傍にはローラシャフト17を回転駆動させるための
搬送モータ(図示せず)が配設されており、ギア群を介
してローラシャフト17と連結するようになされてい
る。そして前記搬送ローラ18の下方には、この搬送ロ
ーラ18に圧接される複数の圧接ローラ19が回転自在
に配設されている。さらに、前記フレーム1の後方に
は、図示しない給紙装置が配置されるようになされてお
り、この給紙装置には、例えば、所定の原稿や通常の印
刷用紙等の記録媒体が収納されるようになされている。
そして、前記搬送ローラ18を回転駆動させることによ
り、前記給紙装置から前記搬送ローラ18とこの圧接ロ
ーラ19との間に供給される原稿および記録媒体をサー
マルヘッド5とプラテン2との間に搬送するようになさ
れている。さらに、前記プラテン2の上方には、印字後
の記録媒体を案内する排紙ローラ20が配設されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のプリン
タにあっては、前記サーマルヘッド5を駆動させるため
に26〜36V、キャリッジ4の駆動用モータ13ある
いは搬送用モータを駆動させるために24V、その他の
ロジック回路を駆動させるために5Vの直流電源が必要
であるほか、新設された前記イメージスキャナ9を駆動
させるために12Vの直流電源が必要となり、電気的な
接続が複雑になるとともに、コストアップの原因となる
という問題点を有している。
【0009】また、イメージスキャナ9の前記発熱部材
11として用いたランプは、イメージスキャナ9の駆動
時に、その発熱による温度上昇のためイメージスキャナ
9のケース9aを変形させることがあった。
【0010】例えば、イメージスキャナ9でデータを読
取った際に、読取りデータの処理を行なうコンピュータ
が他の処理でビジー状態にあるため、読取りデータを送
信できない場合、プリンタは、読取りデータが未処理の
うちはイメージスキャナ9の前記発熱部材11として用
いた前記ランプを点灯させたまま待機状態とするように
構成されている。しかし、この待機状態が長時間に亘る
と上記の様な問題が発生することがあった。読取りデー
タをプリンタに送信できない場合に、ランプの点灯用の
電源を切ることも考えられるが、電源を一度切ってしま
えば、再びランプを起動させるのに時間がかかるし、ラ
ンプ自体の寿命に影響が及ぶことが考えられる。
【0011】本発明は、記録ヘッドを駆動させる際には
イメージスキャナは駆動されず、イメージスキャナを駆
動する際には記録ヘッドは駆動されないという点に着目
してなされたもので、記録ヘッド用駆動電源を電圧降下
させてイメージスキャナ用駆動電源として使用すること
ができるプリンタのイメージスキャナ用駆動電源と、前
記イメージスキャナ用駆動電源の出力電圧を制御するこ
とのできるプリンタを提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に記載のプリンタのイメージスキャナ
用駆動電源は、記録手段としての記録ヘッドと、画像読
取り手段としてのイメージスキャナとが搭載されている
プリンタの前記イメージスキャナへの駆動電源を供給す
るプリンタのイメージスキャナ用駆動電源であって、前
記記録ヘッド用駆動電源の電圧を降下させて前記イメー
ジスキャナへ供給するDC−DCコンバータを有するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明に係るプリンタのイメージスキャナ
用駆動電源によれば、イメージスキャナを駆動させるた
めの駆動電源を別設する必要がなく、しかも、イメージ
スキャナを駆動する時には常に駆動されていないサーマ
ルヘッド用の電源を使用するようにしたため、イメージ
スキャナの読込みデータに駆動ノイズが拾われることも
なく、良好なスキャンを行なうことができ、供給される
電源の電圧が必要な電圧よりも高電圧であることによる
発熱の畏れを除去することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、記録手段
としての記録ヘッドと、画像読取り手段としてのイメー
ジスキャナとが搭載されているプリンタの前記イメージ
スキャナへの駆動電源を供給するプリンタのイメージス
キャナ用駆動電源であって、前記記録ヘッド用駆動電源
の電圧を降下させるDC−DCコンバータと、このDC
−DCコンバータの出力電圧を降下させて前記イメージ
スキャナへ供給する三端子レギュレータとを有すること
を特徴とする。
【0015】本発明に係るプリンタのイメージスキャナ
用駆動電源によれば、前記請求項1のプリンタのイメー
ジスキャナ用駆動電源の作用に加えて、更に、DC−D
Cコンバータのスイッチングノイズも三端子レギュレー
タを介することにより確実に除去することができる。
【0016】また、請求項3に記載のイメージスキャナ
用駆動電源を備えたプリンタは、記録手段としての記録
ヘッドと、画像読取り手段としてのイメージスキャナ
と、前記イメージスキャナへ駆動電源を供給するプリン
タのイメージスキャナ用駆動電源と、前記イメージスキ
ャナへ供給する駆動電源の電圧を検出する電圧検出部
と、前記イメージデータのデータ送信待機時間をカウン
トし、このカウントされた前記データ送信待機時間をし
めすカウント値が所定値を越えた場合にイメージスキャ
ナへ供給する駆動電源の電圧を低下させるように制御す
る電圧制御手段とを有することを特徴とし、請求項4に
記載のプリンタは、請求項3に記載のプリンタであっ
て、前記イメージスキャナ用駆動電源は請求項1または
請求項2のいずれかの記載のイメージスキャナ用駆動電
源であることを特徴とする。
【0017】これらのプリンタによれば、前記イメージ
スキャナのデータ送信待機時間が所定時間を越えた場合
に、前記イメージスキャナに供給される駆動電源の電圧
を低下させることによって、イメージスキャナの発熱部
材の温度上昇を確実に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1から図4を参照して本
発明の実施形態を説明する。
【0019】図1は本発明のプリンタのイメージスキャ
ナ用駆動電源の第1実施形態を示すものであり、図5か
ら図8に示す熱転写プリンタに搭載される。
【0020】本実施形態においては、従来から用いられ
ている共通電源30により、サーマルヘッド5へ26〜
36V、キャリッジ駆動用モータ13へ24Vおよびロ
ジック用として5Vの直流電圧を供給するようにしてい
る。さらに、本実施形態においてはサーマルヘッド5へ
駆動電圧を供給する記録ヘッド用駆動電源にDC−DC
コンバータ29を接続して、イメージスキャナ9へ12
Vの直流電圧を供給するイメージスキャナ用駆動電源を
形成させている。このDC−DCコンバータ29は、記
録ヘッド用駆動電源から出力される26〜36Vの直流
電圧を降下させて12Vの直流電圧として出力するよう
に形成されている。なお、DC−DCコンバータ29の
出力側に強力なフィルタを設けることにより、当該DC
−DCコンバータ29のスイッチング動作がノイズとし
てピックアップされるのを防止するようにするとよい。
【0021】ここで、前記イメージスキャナ9を駆動さ
せるための電源として、前記共通電源30のキャリッジ
用駆動電源を用いない理由は、前記キャリッジ4は、イ
メージスキャナ9を駆動する際にも駆動する必要があ
り、キャリッジ用駆動電源をイメージスキャナ9の駆動
電源として使用することは、イメージスキャナ9の読み
込みデータにキャリッジ駆動用モータ13の駆動ノイズ
が拾われてしまい、良好なデータが得られない可能性が
大きいからである。
【0022】また、図2は前記プリンタを動作させるた
めの制御系の概略構成を示すものである。
【0023】前記熱転写プリンタはCPU21によって
制御されており、このCPU21には、使用される記録
媒体の種類毎にそれに適した記録条件等が記憶されたR
OM22、各種データ等を記憶するRAM23を備えて
いる。
【0024】前記CPU21には、インターフェースを
介してコンピュータ等の入力装置から記録データが送ら
れる。また、イメージスキャナ9で読み取られた画像デ
ータも一旦コンピュータ等に送出され、このCPU21
にインターフェースを介して送られてくる。
【0025】また、前記CPU21からは、サーマルヘ
ッド駆動回路24に記録パターンの情報が送られ、この
記録情報に応じてサーマルヘッド5が駆動される。更
に、CPU21からは、イメージスキャナ駆動回路2
5、サーマルヘッド5の記録媒体への圧接・離間を行な
うヘッドアップ・ダウン機構の駆動回路26、キャリッ
ジ4の移動を制御するキャリッジ駆動回路27および記
録媒体を搬送するための搬送モータを制御する搬送モー
タ制御回路28等へ制御信号がそれぞれ送られるように
なっている。
【0026】次に、本実施形態の作用について印字動作
とともに説明する。
【0027】まず、前記熱転写プリンタのイメージスキ
ャナ9により原稿の読取りをおこなうため、前記原稿を
給紙装置に収納しておく。
【0028】そして、CPU21から搬送モータ駆動回
路28へ制御信号を送ることにより、前記搬送モータを
駆動して前記搬送ローラ18を回転駆動させることによ
り、前記給紙装置から搬送ローラ18と圧接ローラ19
との間に供給される原稿をサーマルヘッド5とプラテン
2との間に搬送する。
【0029】前記原稿が正しく搬送されたことを確認し
たら、イメージスキャナ9を駆動して原稿の読み取り動
作に移行する。
【0030】つまり、CPU21からの制御信号により
キャリッジ駆動モータ13を駆動してキャリッジ4を移
動させてイメージスキャナ9を原稿に対して横方向(以
下、走査方向という)に走査させながら、各発光部材1
1から原稿に光を照射するとともに、この原稿からの反
射光をイメージセンサユニット12の検出素子により受
光して原稿の走査方向のイメージデータを読み取り、C
PU21のRAM23に記憶させ、このイメージデータ
をインターフェースを介してコンピュータに送信する。
【0031】その際、前記イメージスキャナ9の駆動の
ための電源は、前記イメージスキャナ9の駆動時に常に
駆動されない前記サーマルヘッド5の駆動電源に接続さ
れたDC−DCコンバータ29により、前記サーマルヘ
ッド5を駆動するために供給される26〜36Vの電源
を12Vに電圧降下させて、前記イメージスキャナ9を
駆動させるための電源として使用する。
【0032】こうすることにより、前述した共通電源3
0から出力される3つの電源電圧の他に、前記イメージ
スキャナ9を駆動させるための12Vの電源を特別に設
ける必要がないので、回路を複雑にすることなく、コス
トアップも抑えることができる。
【0033】その後、搬送ローラ18を駆動して原稿を
前記走査方向と交差する方向へ所定量搬送し、再度、キ
ャリッジ4を移動させながら、イメージスキャナ9によ
り原稿のイメージデータを読取り、再び前記RAM23
に記憶させる。
【0034】そして、このような動作を繰り返して行な
い、原稿全体のイメージデータをすべて読み取り、記憶
装置としてのRAM23に記憶させ、インターフェース
を介してコンピュータに送信し、原稿を排出することに
より、原稿のイメージデータの読み取り動作を終了す
る。
【0035】次に、印字媒体を前記給紙装置にセット
し、CPU21からの制御信号により前記搬送モータを
駆動して搬送ローラ18を回転駆動させることにより、
給紙装置から搬送ローラ18と前記圧接ローラ19との
間に供給される印字媒体をサーマルヘッド5とプラテン
2との間に搬送する。
【0036】その後、前記サーマルヘッド5をプラテン
2に圧接させた状態で、キャリッジ駆動モータ13を駆
動してキャリッジ4を移動させるとともに、巻取りボビ
ン7を回転駆動してインクリボンを巻取りながら、前記
RAM23に記憶された原稿のイメージデータに基づい
てサーマルヘッド5の発熱素子を選択的に発熱させるこ
とにより、前記ROM22に記憶された記録条件に従っ
て、所定の印字媒体に対して所望の印字を行なう。
【0037】図3は、本発明のプリンタのイメージスキ
ャナ用駆動電源の第2実施形態を示しており、本実施形
態においては、前述の第1実施形態の前記DC−DCコ
ンバータ29の出力側に、更に三端子レギュレータ31
を連設させた構成とされている。以下、前述の第1実施
形態と異なる点のみ説明する。
【0038】本実施形態において、前記イメージスキャ
ナ9の駆動のための電源は、前記イメージスキャナ9の
駆動時には常に駆動されない前記サーマルヘッド5の駆
動電源に接続されたDC−DCコンバータ29により、
前記サーマルヘッド5を駆動するために供給される26
〜36Vの電源を一旦約15V程度に降下させる。そし
て、その降下させた電圧をさらに三端子レギュレータ3
1により12Vの直流電圧まで降下させるとともに、D
C−DCコンバータ29のスイッチングノイズを確実に
除去して、前記イメージスキャナ9を駆動させるための
電源として使用する。
【0039】この三端子レギュレータ31としては、前
記サーマルヘッド5を駆動するために供給される26〜
36Vの電源を、直接、12Vに降下させるには発熱し
て使用不可能であるが、5V以下の電圧を降下させるに
は十分耐用でき、しかも廉価なものが市販されており、
簡単に適用することができ、使用に際する安全も担保さ
れている。
【0040】このように本実施形態によれば、前述した
共通電源30から出力される3つの電源電圧の他に、前
記イメージスキャナ9を駆動させるための12Vの電源
を別に設ける必要がないので、回路を複雑にすることな
く、コストアップも抑えることができるとともに、DC
−DCコンバータ29のスイッチングノイズも確実に除
くことができる。
【0041】また、図4は、本発明のイメージスキャナ
用駆動電源を備えたプリンタの実施形態を示しており、
このプリンタは前述の第1実施形態の前記DC−DCコ
ンバータ29の出力側に、このDC−DCコンバータ2
9から出力されるイメージスキャナ用の駆動電源の電圧
を検出する電圧検出部32が配設されている。
【0042】さらに、本実施形態のイメージスキャナ用
駆動電源を備えたプリンタには、前記イメージデータの
データ送信待機時間をカウントし、このカウント値T1
が所定値T2を越えた場合に、前記イメージスキャナ9
へ供給する駆動電源の電圧を低下させる制御信号を前記
電圧検出部32に対して送信する電圧制御手段33が配
設されており、この電圧制御手段33は前記CPU21
とも接続されている。
【0043】次に、本実施形態の作用について説明す
る。なお、第1実施形態と同様である部分については説
明を省略する。
【0044】本実施形態において、前記イメージスキャ
ナ9の駆動のための電源は、前記イメージスキャナ9の
駆動時に常に駆動されない前記サーマルヘッド5の駆動
電源に接続されたDC−DCコンバータ29により、前
記サーマルヘッド5を駆動するために供給される26〜
36Vの電源を12Vに電圧降下させて、前記イメージ
スキャナ9を駆動させるための電源として使用する。
【0045】そして、イメージスキャナ9を駆動させる
ことにより読取ったイメージデータをCPU21のRA
M23に記憶させ、このイメージデータをインターフェ
ースを介してコンピュータに送信する。
【0046】その際、コンピュータが他の情報処理等で
ビジー状態である等の理由により読取ったイメージデー
タの処理を行なえない場合には、前記各発光部材11は
発光した状態で待機させられる。
【0047】ここで、前記電圧制御手段33は、前記コ
ンピュータの都合等でそのコンピュータに接続できず読
取ったイメージデータを送信することができなかった時
点からイメージスキャナ9の待機時間をカウントし、そ
のカウント値T1が所定値T2を越える場合には、前記
イメージスキャナ9へ供給する駆動電源の電圧を低下さ
せるように制御する制御信号を前記電圧検出部32に対
して送信する。前記所定値T2は予め前記CPU21の
ROM22に記憶させておくことはいうまでもない。
【0048】そして、前記制御信号を受けた電圧検出部
32は、その電圧検出回路を切換え、前記DC−DCコ
ンバータ29から前記イメージスキャナ9へ供給する駆
動電源の電圧を低下させて出力するように制御する。
【0049】そして、コンピュータとの接続が可能とな
って、読取ったイメージデータを送信したら、再び、前
記イメージスキャナ9を駆動させるための電源を通常の
駆動時の12Vにすべく、前記電圧検出回路を切換える
ようにする。
【0050】例えば、本実施形態においては、前記DC
−DCコンバータ29は、通常のイメージスキャナの駆
動時には、前記サーマルヘッド5を駆動するために供給
される26〜36Vの電源を12Vに電圧降下させてい
るが、前述のように構成したことで、データ送信の待機
状態が続く場合に、前記イメージスキャナ9を駆動させ
るための電源は通常の駆動時の約半分である6Vまで電
圧をさらに降下させて供給することが可能となる。よっ
て、イメージデータの送信待機中に、イメージスキャナ
の発熱部材の温度上昇を防止し、さらにはその発熱のた
めにイメージスキャナのケースが変形することを防止す
ることができる。
【0051】なお、本発明は、前述した3つの実施形態
に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が
可能である。例えば、前述の電圧値はプリンタの構成・
機能により変更するものであり、DC−DCコンバータ
により降下させる電圧値も同様である。また、前記三端
子レギュレータも、降下させる電圧値に応じて適当なも
のを使用すればよい。
【0052】さらに、前記の各実施形態では熱転写プリ
ンタを用いた場合をもって説明したが、シリアル式ドッ
トプリンタであればよく、例えば、インクジェット式プ
リンタ、ワイヤドット式プリンタ等にも同様に適用する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプリンタの
イメージスキャナ用駆動電源は構成され、作用するもの
であるから、記録ヘッド用駆動電源を電圧降下させてイ
メージスキャナ用駆動電源として使用することができ、
イメージスキャナを駆動させるための12Vの電源を特
別に設ける必要がないので、回路を複雑にすることな
く、コストアップも抑えることができ、良好なイメージ
スキャナの読み取りを行なうことができるとともに、イ
メージデータをプリンタに送信できない場合の発熱を抑
え、プリンタ自体の耐久性を向上させることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタのイメージスキャナ用駆動電
源の第1実施形態を示すブロック図
【図2】プリンタを駆動させるための制御系の概略構成
を示すブロック図
【図3】本発明のプリンタのイメージスキャナ用駆動電
源の第2実施形態を示すブロック図
【図4】本発明のプリンタのイメージスキャナ用駆動電
源を搭載したプリンタの実施形態を示すブロック図
【図5】従来のプリンタのイメージスキャナを搭載した
プリンタの一例を示す平面図
【図6】図5のプリンタのキャリッジ部分の平面図
【図7】図5のプリンタのイメージスキャナ部分の平面
【図8】図5のプリンタの左側面図
【符号の説明】
5 サーマルヘッド 9 イメージスキャナ 29 DC−DCコンバータ 30 共通電源 31 三端子レギュレータ 32 電圧検出部 33 電圧制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段としての記録ヘッドと、画像読
    取り手段としてのイメージスキャナとが搭載されている
    プリンタの前記イメージスキャナへの駆動電源を供給す
    るプリンタのイメージスキャナ用駆動電源であって、前
    記記録ヘッド用駆動電源の電圧を降下させて前記イメー
    ジスキャナへ供給するDC−DCコンバータを有するこ
    とを特徴とするプリンタのイメージスキャナ用駆動電
    源。
  2. 【請求項2】 記録手段としての記録ヘッドと、画像読
    取り手段としてのイメージスキャナとが搭載されている
    プリンタの前記イメージスキャナへの駆動電源を供給す
    るプリンタのイメージスキャナ用駆動電源であって、前
    記記録ヘッド用駆動電源の電圧を降下させるDC−DC
    コンバータと、このDC−DCコンバータの出力電圧を
    降下させて前記イメージスキャナへ供給する三端子レギ
    ュレータとを有することを特徴とするプリンタのイメー
    ジスキャナ用駆動電源。
  3. 【請求項3】 記録手段としての記録ヘッドと、画像読
    取り手段としてのイメージスキャナと、前記イメージス
    キャナへ駆動電源を供給するプリンタのイメージスキャ
    ナ用駆動電源と、前記イメージスキャナへ供給する駆動
    電源の電圧を検出する電圧検出部と、前記イメージデー
    タのデータ送信待機時間をカウントし、このカウントさ
    れた前記データ送信待機時間をしめすカウント値が所定
    値を越えた場合にイメージスキャナへ供給する駆動電源
    の電圧を低下させるように制御する電圧制御手段とを有
    することを特徴とするイメージスキャナ用駆動電源を備
    えたプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記イメージスキャナ用駆動電源は、請
    求項1または請求項2のいずれかの記載のイメージスキ
    ャナ用駆動電源であることを特徴とする請求項3に記載
    のプリンタ。
JP8130356A 1995-12-22 1996-05-24 プリンタのイメージスキャナ用駆動電源およびそのイメージスキャナ用駆動電源を備えたプリンタ Pending JPH09233270A (ja)

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