JPH11266174A - 送受信回路、半導体集積回路装置、および通信用無線機 - Google Patents
送受信回路、半導体集積回路装置、および通信用無線機Info
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- JPH11266174A JPH11266174A JP10302143A JP30214398A JPH11266174A JP H11266174 A JPH11266174 A JP H11266174A JP 10302143 A JP10302143 A JP 10302143A JP 30214398 A JP30214398 A JP 30214398A JP H11266174 A JPH11266174 A JP H11266174A
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Abstract
信用増幅器の雑音指数を悪化させることのない送受信回
路、および該送受信回路を有する半導体集積回路装置・
通信用無線機を提供する。 【解決手段】 アンテナ部と、送信信号を増幅する送信
用増幅器を有する送信回路部と、受信信号を増幅する受
信用増幅器とその後段に接続されるミキサとを有する受
信回路部と、送信信号を送信回路部からアンテナ部に出
力する第1の接続状態と、受信信号をアンテナ部から受
信回路部に出力する第2の接続状態との切り換えを行う
アンテナ切り換えスイッチ部とを有する送受信回路にお
いて、前記受信回路部の受信用増幅器とミキサとの間
に、前記第1の接続状態においてOFFされるスイッチ
素子を設ける。
Description
信用の周波数と受信用の周波数に同一周波数を使用する
通信用無線機に適した送受信回路、および該送受信回路
を有する半導体集積回路装置、通信用無線機等に関す
る。
等において小型・軽量化および低価格化が進み、その利
用者が急増している。これら通信用無線機においては、
送信/受信の切り換えのために、スイッチやデュプレク
サなどの送受信切り換え素子が使用されている。そして
無線機の小型・軽量化のために、使用される送受信切り
換え素子にはスイッチが主として用いられている。スイ
ッチには、FETを使用したもの、ダイオードを使用し
たもの等があるが、低電圧動作、高効率、低雑音特性お
よび高分離度特性を有するガリウム砒素型FETが広く
使用されている。
する要求がますます高まりつつあり、送信用増幅器等か
らなる送信回路部、受信用増幅器等からなる受信回路
部、送受信の切り換えを行うアンテナ切り換えスイッチ
部などからなる送受信回路をそのまま半導体基板上に集
積回路化しようとする試みも盛んである。
図4を参照しながら説明する。
部51、アンテナ切り換えスイッチ部52、送信回路部
53、受信回路部54から構成されている。アンテナ部
51はアンテナ55を有してなる。アンテナ切り換えス
イッチ部52は受信側スルーFET56、スルーFET
56の後段に挿入されるシャントFET57、送信側ス
ルーFET58を有してなる。送信回路部53は送信用
増幅器59を有してなる。受信回路部54は受信用増幅
器60、ダウンコンバータミキサ61を有してなる。必
要に応じてアンテナ切り換えスイッチ部52の送信側ス
ルーFETの前段に送信側シャントFET64を挿入す
る場合もある。なお、図においては要部以外の構成要素
については省略している。
おいて、アンテナ切り換えスイッチ部52の各スルーF
ET56、58に印加する駆動電圧をコントロールする
ことにより、送信信号を送信回路部53からアンテナ部
51に出力する第1の接続状態と、受信信号をアンテナ
部51から受信回路部54に出力する第2の接続状態と
の切り換えを行っている。
信時(第1の接続状態)におけるアンテナ切り換えスイ
ッチ部52の送信側端子62から受信側増幅器60の出
力端子63までのアイソレーションの向上が重要な課題
となる。ここで言うアイソレーションとは、送信時に、
送信用増幅器59からアンテナ55に正しく出力される
信号と送信用増幅器59から受信回路部54側に漏れだ
して流れる信号との比であって、アイソレーションが高
いと言うことは送信用増幅器59から受信回路部54側
に流れる信号が少ないことを意味する。理想的には全て
の送信信号がアンテナ55側に流れることが望ましい
が、実際には、送信用増幅器59から受信回路部54側
に漏れだして流れる信号が若干程度存在する。
回路部54側に流れる信号が多い)場合、ダウンコンバ
ータミキサ61やIF段以降の回路(図示していない)
に送信信号が流れ込みこれらの回路に悪影響を及ぼす。
このため送信側端子62から増幅器60の出力端子63
までのアイソレーションを高める必要があり、アンテナ
切り換えスイッチ部52の受信側スルーFET56を多
段化したり、図4に示すようにスルーFET56の後段
にシャントFET57を挿入することによってアイソレ
ーションの向上が図られている。
FET56を多段化したりスルーFET56の後段にシ
ャントFET57を挿入することは、アイソレーション
の向上を実現できる一方で、受信用増幅器(ローノイズ
アンプ)60の前段に多くの素子を介在させることにな
るので、受信時(第2の接続状態)における受信信号の
ロスも増大することになり、受信用増幅器60の雑音指
数を劣化させることになる。
ョンを維持しつつ、かつ受信用増幅器の雑音指数を劣化
させることのない送受信回路、および該送受信回路を有
する半導体集積回路装置、通信用無線機を提供すること
にある。
めに、本発明の請求項1記載の送受信回路は、アンテナ
部と、 送信信号を増幅する送信用増幅器を有する送信
回路部と、受信信号を増幅する受信用増幅器を有する受
信回路部と、送信信号を送信回路部からアンテナ部に出
力する第1の接続状態と受信信号をアンテナ部から受信
回路部に出力する第2の接続状態との切り換えを行うア
ンテナ切り換えスイッチ部と、を有する送受信回路にお
いて、前記受信回路部の受信用増幅器の後段に、前記第
1の接続状態においてOFFされるスイッチ素子が設け
られている。
は、アンテナ部と、送信信号を増幅する送信用増幅器を
有する送信回路部と、受信信号を増幅する受信用増幅器
とその後段に接続されるダウンコンバータ素子とを有す
る受信回路部と、送信信号を送信回路部からアンテナ部
に出力する第1の接続状態と受信信号をアンテナ部から
受信回路部に出力する第2の接続状態との切り換えを行
うアンテナ切り換えスイッチ部と、を有する送受信回路
において、前記受信回路部の受信用増幅器とダウンコン
バータ素子との間に、前記第1の接続状態においてOF
Fされるスイッチ素子が設けられている。
特定的には受信用増幅器とその後段に接続されるダウン
コンバータ素子との間に、第1の接続状態においてOF
Fされるスイッチ素子を挿入することにより、受信用増
幅器の前段に介在していた受信側スルーFETの段数を
減らしたりシャントFETを取り除いても、高いアイソ
レーションを実現することができる。また、本発明のス
イッチ素子は受信用増幅器の後段に挿入されているの
で、第2の接続状態において受信用増幅器に入力される
受信信号のロスが減り雑音指数の向上を図ることができ
る。なお、ダウンコンバータ素子としては通常、ミキサ
が使用される。
は、請求項1ないし請求項3に記載のスイッチ素子とし
て、アンテナ切り換えスイッチ部の切り換えと同一のタ
イミングに連動してON/OFFを行うものを用いる。
せ、同一のタイミングでON/OFFさせることによ
り、両スイッチに印加する駆動電圧を共通化することが
可能となる。
る送信用増幅器、受信用増幅器、ダウンコンバータ素
子、スイッチ素子、アンテナ切り換えスイッチ部等の各
素子を、たとえばGaAs半導体基板などの半導体基板
上に集積回路化することにより、送受信回路の小型化、
低消費電力化を図ることができる。
通信用無線機を構成することにより、高いアイソレーシ
ョンを有し、かつ受信用増幅器の雑音指数の良い通信用
無線機を得られる。
施例について、図を参照して説明する。
2、アンテナ切り換えスイッチ部3、送信回路部4、受
信回路部5とから構成されている。アンテナ部2はアン
テナ6を有してなる。アンテナ切り換えスイッチ部3は
受信側スルーFET7、送信側スルーFET8を有して
なる。送信回路部4は送信用増幅器9を有してなる。受
信回路部5は受信用増幅器10、増幅器10の後段に設
けられるダウンコンバータミキサ11、および受信用増
幅器10とダウンコンバータミキサ11との間に設けら
れるスイッチ素子12を有してなる。なお、送受信回路
1を構成するアンテナ切り換えスイッチ部3、送信回路
部4、受信回路部5は、いずれもGaAs半導体基板上
に集積回路化されて形成されている。
いて、アンテナ切り換えスイッチ部3の各スルーFET
7、8に印加する駆動電圧をコントロールすることによ
り、送信信号を送信回路部4からアンテナ部2に出力す
る第1の接続状態と、受信信号をアンテナ部2から受信
回路部5に出力する第2の接続状態との切り換えを行っ
ている。
テナ切り換えスイッチ部3だけではなく、スイッチ素子
12によっても、受信回路部5を流れる信号のON/O
FFが制御されている。すなわち、アンテナ切り換えス
イッチ部3が前述の第1の接続状態にあるときには、ス
イッチ素子12はOFFされる。このように、第1の接
続状態時にスイッチ素子12がOFFされるので、送信
時に送信用増幅器9から受信回路部5側に漏れ出す送信
信号がミキサ11以降の後段に流入することを防止で
き、高いアイソレーションを実現できる。また、スイッ
チ素子12によってアイソレーションを高めた分だけ、
受信側増幅器10の前段に介在していた受信側スルーF
ET7の段数を減らしたりシャントFETを削減したり
することができる。この結果、受信側増幅器10の前段
に介在する素子の点数が減るので、受信信号のロスが減
り、受信側増幅器10の雑音指数の向上を図ることがで
きる。
2としては、アイソレーション特性の高いスイッチ素子
であれば各種の素子が使用可能であるが、半導体基板上
へ形成する素子の製造プロセスの共通化の観点からFE
T、とりわけスルーFETを使用することが望ましい。
スルーFETを用いる場合、図1に示したような1段構
成としてもよいし、場合によっては図2に示す変形例の
ように、FETを直列に複数個接続して多段構成として
も構わない。また図3に示す変形例のように、スルーF
ETの代わりにシャントFETをスイッチ素子として使
用しても同様の効果が得られる。スルーFETと同様、
シャントFETを多段化しても構わない。また、スルー
FETとシャントFETとを組み合わせてスイッチ素子
12を構成しても構わない。さらにスイッチ素子12
は、1入力1出力(SPST)タイプのスイッチ素子だ
けでなく、複数入力複数出力(nPnT)タイプのスイ
ッチ素子を用いても構わない。
限定されることなく、その趣旨の範囲内で種々に変形す
ることが可能である。例えば、必要に応じてアンテナ切
り換えスイッチ部3の送信側スルーFET8の前段に送
信側シャントFET13を挿入しても良い。この場合、
送信側端子から信号切り換え用スイッチの出力端子まで
のアイソレーションを更に向上させることができる。ま
た、スイッチ素子12のON/OFFのタイミングを、
アンテナ切り換えスイッチ部のそれと同一のタイミング
に連動させるようにしても良い。このように動作させる
ことにより、両スイッチに印加する駆動電圧を共通化す
ることが可能になる。
信回路は以下の優れた効果を有する。
定的には受信用増幅器とダウンコンバータ素子との間に
スイッチ素子を挿入することで、アンテナ切り換えスイ
ッチ部の受信側スルーFETを多段にしたりシャントF
ETを挿入しなくても、送信側端子から信号切り換え用
スイッチの出力端子までのアイソレーションを十分に向
上できる。これにより、受信用増幅器の前段に介在する
素子数を減らすことができるので、受信信号のロスを減
らすことができ受信用増幅器の雑音指数の劣化を抑制す
ることができる。
ミングを、アンテナ切り換えスイッチ部のそれと連動さ
せることにより、両スイッチに印加する駆動電圧を共通
化することが可能になる。
はグランドを必要とするため、グランド領域の確保、グ
ランドの形成位置、グランドに至る配線等の点から設計
上の制約を伴っていたが、本発明によりアイソレーショ
ンを向上させるために必ずしもシャントFETを用いる
必要がなくなるので、設計上の自由度を高められるとと
もに、必要とされる半導体基板のチップ面積を縮小する
ことができる。
上に集積回路化することにより、送受信回路の小型化・
低消費電力化を図ることができる。また、本発明の送受
信回路を用いて通信用無線機を構成することにより、高
いアイソレーションを有し、かつ受信用増幅器の雑音指
数の良い通信用無線機を得られる。
図である。
示す部分概略構成図である。
示す部分概略構成図である。
る。
ンプ) 11、61 ・・・ ダウンコンバータミキサ 12 ・・・ スイッチ素子 13、57 ・・・ シャントFET 62 ・・・ 送信側端子 63 ・・・ 受信側増幅器60の出力端子 64 ・・・ 受信側シャントFET
Claims (8)
- 【請求項1】 アンテナ部と、 送信信号を増幅する送信用増幅器を有する送信回路部
と、 受信信号を増幅する受信用増幅器を有する受信回路部
と、 送信信号を送信回路部からアンテナ部に出力する第1の
接続状態と、受信信号をアンテナ部から受信回路部に出
力する第2の接続状態との切り換えを行うアンテナ切り
換えスイッチ部と、を有する送受信回路において、 前記受信回路部の受信用増幅器の後段に、前記第1の接
続状態においてOFFされるスイッチ素子が設けられて
いることを特徴とする送受信回路。 - 【請求項2】 アンテナ部と、 送信信号を増幅する送信用増幅器を有する送信回路部
と、 受信信号を増幅する受信用増幅器とその後段に接続され
るダウンコンバータ素子とを有する受信回路部と、 送信信号を送信回路部からアンテナ部に出力する第1の
接続状態と、受信信号をアンテナ部から受信回路部に出
力する第2の接続状態との切り換えを行うアンテナ切り
換えスイッチ部と、を有する送受信回路において、 前記受信回路部の受信用増幅器とダウンコンバータ素子
との間に、前記第1の接続状態においてOFFされるス
イッチ素子が設けられていることを特徴とする送受信回
路。 - 【請求項3】 前記ダウンコンバータ素子が、ミキサで
あることを特徴とする請求項2に記載の送受信回路。 - 【請求項4】 前記スイッチ素子は、アンテナ切り換え
スイッチ部の切り換えと同一のタイミングに連動してO
N/OFFを行うものであることを特徴とする請求項1
ないし請求項3に記載の送受信回路。 - 【請求項5】 半導体基板と、 半導体基板上に形成され、送信信号を増幅する送信用増
幅器と、 同じく半導体基板上に形成され、受信信号を増幅する受
信用増幅器とその後段に接続されるダウンコンバータ素
子と、 同じく半導体基板上に形成され、送信信号を送信用増幅
器からアンテナ部に出力する第1の接続状態と、受信信
号をアンテナ部から受信用増幅器に出力する第2の接続
状態との切り換えを行うアンテナ切り換えスイッチと、 同じく半導体基板上に形成され、受信用増幅器とダウン
コンバータ素子との間に設けられ、前記第1の接続状態
においてOFFされるスイッチ素子と、を有することを
特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項6】 前記スイッチ素子は、アンテナ切り換え
スイッチの切り換えと同一のタイミングに連動してON
/OFFを行うものであることを特徴とする請求項3に
記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項7】 アンテナと、送信信号を増幅する送信用
増幅器と、 受信信号を増幅する受信用増幅器とその後段に接続され
るダウンコンバータ素子と、 送信信号を送信用増幅器からアンテナに出力する第1の
接続状態と、受信信号をアンテナから受信用増幅器に出
力する第2の接続状態との切り換えを行うアンテナ切り
換えスイッチと、 受信用増幅器とダウンコンバータ素子との間に設けら
れ、前記第1の接続状態においてOFFされるスイッチ
素子と、を有することを特徴とする通信用無線機。 - 【請求項8】 前記スイッチ素子は、アンテナ切り換え
スイッチの切り換えと同一のタイミングに連動してON
/OFFを行うものであることを特徴とする請求項5に
記載の通信用無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30214398A JP3846066B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-10-23 | 送受信回路、半導体集積回路装置、および通信用無線機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP591798 | 1998-01-14 | ||
JP10-5917 | 1998-01-14 | ||
JP30214398A JP3846066B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-10-23 | 送受信回路、半導体集積回路装置、および通信用無線機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11266174A true JPH11266174A (ja) | 1999-09-28 |
JP3846066B2 JP3846066B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=26339953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30214398A Expired - Fee Related JP3846066B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-10-23 | 送受信回路、半導体集積回路装置、および通信用無線機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3846066B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP30214398A patent/JP3846066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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