JPH11266019A - 相補型トランジスタ - Google Patents

相補型トランジスタ

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JPH11266019A
JPH11266019A JP10067097A JP6709798A JPH11266019A JP H11266019 A JPH11266019 A JP H11266019A JP 10067097 A JP10067097 A JP 10067097A JP 6709798 A JP6709798 A JP 6709798A JP H11266019 A JPH11266019 A JP H11266019A
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transistor
region
gate electrode
insulating film
substrate
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JP10067097A
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Osamu Nishio
修 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造及び製造工程が複雑にならず、基板浮遊
効果も抑制され、更に小面積のSOI構造の相補型トラ
ンジスタを提供することを課題とする。 【解決手段】 基板上に形成された絶縁膜、該絶縁膜上
に形成されたチャネル領域3、該チャネル領域3に隣接
するように形成されたN型ソース・ドレイン領域2及び
P型ソース・ドレイン領域4とからなる活性領域、該チ
ャネル領域3上かつ活性領域内にゲート絶縁膜を介して
形成されたゲート電極1、該ゲート電極1に接続され活
性領域を越えて延出するように形成された少なくとも3
本の引き出し部5とからなることにより、チャネル領域
3及びゲート電極1を共有したNMOSトランジスタと
PMOSトランジスタが形成されてなることを特徴とす
る相補型トランジスタ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相補型トランジス
タに関する。更に詳しくは、本発明は、SOI構造(Se
miconductor On Insulator:絶縁膜上に半導体膜を形成
した構造)のNMOSトランジスタとPMOSトランジ
スタからなる相補型トランジスタにおいて、両トランジ
スタがチャネル領域及びゲート電極を共有する構造の相
補型トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの微細化及び高集積化が進
み、より小さい面積でより高い性能の得られるトランジ
スタが検討されている。この内、相補型トランジスタ
(以下、CMOSトランジスタともいう)は、動作時の
消費電力が小さく、しかも高い性能が得られることか
ら、今後の微細化プロセスを用いたVLSIにおいて
は、CMOSトランジスタを用いたロジックが中心とな
ると考えられる。
【0003】その中において、特に、SIMOX(sepa
ration by implanted oxygen)構造のトランジスタは、
最近検討が行われるようになった新しいトランジスタで
ある。SIMOX構造のトランジスタは、SOI構造の
半導体装置の1種である。一般的なSOI構造が絶縁膜
の上に多結晶又は単結晶のシリコン等の半導体層をあと
から積層又は貼付することによって作られるのに対し、
SIMOX構造は、例えばシリコン基板に酸素をイオン
注入して深さ0.1〜0.2μm程度の部分に酸素を含
んだ層を作り、その後基板を熱処理することにより酸素
の含まれた層をSiO2 に変化させることによって作ら
れる。このため、シリコン基板の表面の0.05〜0.
1μm程度の薄いシリコン層(半導体層:ここにトラン
ジスタが形成される)は元の基板と同じ結晶性を保って
おり、品質の良いシリコン層を得られるのが特長であ
る。
【0004】SIMOX構造のトランジスタは、従来の
Si基板上のトランジスタに比べて、ウエルの形成が不
要でチャネル領域のみを形成可能なこと、各トランジス
タの領域を小さな面積の絶縁物領域で取り囲み素子分離
を行えること等の利点がある。そのため、製造工程が単
純で、しかも微細化が可能である。また、従来のシリコ
ン基板上のCMOSトランジスタでは避けられなかった
寄生バイポーラ素子等が形成されないことから、CMO
Sトランジスタに不可避なラッチアップ現象が原理的に
発生しない等の利点もある。更に、チャネル領域が薄い
ことから、動作時に余分な空乏層ができず、低消費電極
でしかも高速動作が可能である。以上のような特長か
ら、SIMOX構造のトランジスタは今後のLSIに使
用されるトランジスタとして、有力な候補の1つであ
る。
【0005】ところが、SIMOX構造のトランジスタ
に特有な現象として、電源電位が高くなると発生する基
板浮遊効果がある。基板浮遊効果が発生すると、トラン
ジスタの動作が不安定となり、回路に用いることができ
ない。そのため、基板浮遊効果が発生しない電位の範囲
でしかトランジスタを用いることができない。基板浮遊
効果はSOI構造のトランジスタに特有の現象であり、
特にNMOSトランジスタにおいて顕著である。この現
象を図17(a)に示すNMOSトランジスタを例にと
って説明する。
【0006】NMOSトランジスタは、N+ 型のソース
領域101及びドレイン領域102の間のP型領域10
3と、このP型領域103上にゲート絶縁膜104を介
して形成されたゲート電極105とを有している。NM
OSトランジスタは、ゲート電極105から電位を作用
させて電子の流れることのできる層(チャネル)を形成
してソース・ドレイン間に電流を流す。ここで、電子は
図17(a)の矢印のようにソース領域101からドレ
イン領域102に向かって流れる。また、電子は負の電
荷を持っているため、電流は逆にドレイン領域102か
らソース領域101へと流れる。このようにNMOSト
ランジスタにおいては主として電流の担い手は電子であ
るが、実際には基板内部に発生する電界によって、若干
量の正孔が生じている。この正孔は、ソース・ドレイン
領域間のチャネルを流れるのではなく、基板内部の電界
に従ってP型領域103内を移動する。通常の基板上に
形成されたトランジスタであれば、P型領域はコンタク
トを通じて、例えばGND等のラインに接続されている
(それによってP型領域の電位を固定している)ため、
発生した正孔は最終的にはそのラインを通して排出さ
れ、トランジスタの動作に影響を及ぼさない。
【0007】ところが、SOI構造のトランジスタの場
合、P型領域103は絶縁膜によって囲まれており、電
位を固定するためのコンタクト、すなわち電子や正孔の
出入口となる箇所が存在しない。そのため、P型領域1
03内に生じた正孔はP型領域内部にとどまり続けるこ
とになる。もちろん、P型領域内部又はソース・ドレイ
ン領域との境界付近において電子との再結合によって消
滅する正孔もあるが、消滅する正孔よりも発生する正孔
の方が多い場合にはP型領域内の正孔が増えることにな
る(図17(a)の参照番号106は増加した正孔を意
味する)。
【0008】P型領域103に正孔が増えることは、P
型領域103の電位を上昇させることになるが、これは
トランジスタの基板電位が変化することに相当する。そ
のため、ソース・ドレイン領域間を流れる電流量が変化
する。この際のドレイン電位に対してドレイン電流をプ
ロットすると、曲線にキンクと呼ばれるくびれが見られ
る(図17(b)参照)。
【0009】ドレイン電位が低い場合(基板電位が0V
に相当する)は、正孔の発生が少ないためトランジスタ
は通常の動作を行うが、ドレイン電位が上昇するに従っ
て正孔の発生量が多くなる。そのため、基板電位が上昇
したのと同じ効果が生じて、ドレイン電流が増加し、そ
の境目において電流量の変化が著しくなるためキンクが
発生する。
【0010】SOI構造のトランジスタの中でも、特に
SIMOX構造のトランジスタにおいては、絶縁膜上の
半導体層が0.05〜0.1μmと薄く、しかもP型領
域が微細化されているため、基板浮遊効果がより顕著に
発生する。例えば、ドレイン電位が1〜2V程度でもキ
ンクが生じる。キンクが発生するとトランジスタの動作
が不安定となり回路内で用いるには不適切であるため、
トラジスタとして用いることが可能なのはキンクが発生
しない電位まで(電源電位が1〜2V程度)でなければ
ならず、このことがSIMOX構造のトランジスタの欠
点であった。従って、SIMOX構造のトランジスタの
利用可能範囲を拡張するために、基板浮遊効果を抑制す
ることは、大きな課題である。
【0011】基板浮遊効果を抑制するための対策として
は、(1)基板に電位を与えるためのコンタクトを設け
る、(2)チャネル領域内の余分なキャリアを排出しや
すくするために、ソース・ドレイン領域にシリコン以外
の半導体材料を用いる等の構造上の工夫をする、(3)
チャネル領域内の余分なキャリアが消滅するようにトラ
ップとして作用する物質を導入する等の方法が知られて
いる。しかしながら、これらの方法を用いれば、レイア
ウトが複雑化して面積が増大する、また、製造工程が複
雑になりコストが増大する等の課題があった。
【0012】一方、相補型トランジスタの面積を縮小す
るための技術として、NMOSトランジスタ及びPMO
Sトランジスタを縦に積み重ねる方法がある(特開平3
−77363号参照)。この方法によれば、NMOSト
ランジスタ又はPMOSトランジスタのいずれか一方
を、従来通りの方法で基板上に形成し、もう一方のトラ
ンジスタをポリシリコン等を用いた薄膜トランジスタと
して積み重ねることにより相補型トランジスタが形成さ
れている。この方法では、ゲート電極を共有できるた
め、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとが
ゲート電極を背中合わせにして一体化した構造が形成さ
れる。すなわち、基板上に形成されるトランジスタは通
常のトランジスタであるが、その上に形成されるトラン
ジスタはゲート電極が下側にある構造となる。
【0013】この構造の場合、トランジスタを縦に積み
重ねているため、レイアウト及び製造工程の両方が複雑
化するという問題があった。更に、NMOSトランジス
タとPMOSトランジスタのいずれか一方が、ポリシリ
コン等からなるチャネル領域を有するトランジスタとな
るため、基板(シリコン単結晶基板)中に形成されたト
ランジスタに比べて電気特性(電流量等)が悪いという
問題があった。
【0014】上記半導体装置の改良として、トランジス
タを積み重ねずに、平面的にチャネル領域を共有した相
補型トランジスタが、特開平4−94275号公報に記
載されている。この公報に記載された相補型トランジス
タの概略図を図18に示す。図18に示すように、ソー
ス・ドレイン領域(107及び108)及びチャネル領
域の構成が十字型で、ゲート電極109の大きさは、そ
の共有部分のチャネル領域より大きくしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図18において、NM
OSトランジスタに注目すると、チャネル長はL、チャ
ネル幅はWに相当する。この時、実際のゲート電極10
9の大きさはL×WGであり、必ずWよりも幅が広くな
ければならない。また、PMOSトランジスタに注目し
ても同様のことが言える。この幅の広いゲート電極10
9は、この構造を用いる限り、その四隅にマージンが不
可欠である。
【0016】もし、ゲート電極109の四隅のマージン
を小さくすると、ゲート電極形成時のアラインメントの
ずれによって、N+ 領域とP+ 領域とが短絡してトラン
ジスタとして動作しなくなる可能性がある。このため、
上記構造を更に縮小して微細なトランジスタを形成しよ
うとする場合、マージンが不足するという不都合が生じ
ていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者等は、鋭
意検討の結果、下記の構造を有する相補型トランジスタ
であれば、構造及び製造工程が複雑にならず、基板浮遊
効果も抑制され、更に小面積のSOI構造の相補型トラ
ンジスタを提供できることを見いだし本発明に至った。
【0018】かくして本発明によれば、基板上に形成さ
れた絶縁膜、該絶縁膜上に形成されたチャネル領域、該
チャネル領域に隣接するように形成されたN型ソース・
ドレイン領域及びP型ソース・ドレイン領域とからなる
活性領域、ゲート絶縁膜を介して少なくともチャネル領
域を覆うようにかつ活性領域内に形成されたゲート電
極、該ゲート電極に接続され活性領域を越えて延出する
ように形成された少なくとも3本の引き出し部とからな
り、チャネル領域及びゲート電極が共有されたNMOS
トランジスタとPMOSトランジスタとからなることを
特徴とする相補型トランジスタが提供される。
【0019】
【発明の実施の態様】まず、本発明に使用することがで
きる基板は、特に限定されず、公知の基板をいずれも使
用することができる。例えば、シリコン基板等が挙げら
れる。更に、基板上には絶縁膜が形成され、更に絶縁膜
上にNMOSトランジスタとPMOSトランジスタが形
成されてCMOSトランジスタとなる。なお、この構造
のトランジスタは、SOI構造のトランジスタと称され
る。
【0020】絶縁膜の形成方法は、公知の方法をいずれ
も使用することができる。例えば、基板上に絶縁膜を形
成した後、エピタキシャル法、CVD法等により絶縁膜
上にトランジスタ形成用の活性層を形成する方法や、基
板の所望の深さに窒素又は酸素等の不純物を注入し、熱
処理することにより絶縁膜を形成する方法等が挙げられ
る。なお、後者の方法では、絶縁膜の形成と同時に、絶
縁膜上にトランジスタ形成用の活性層も形成することが
できる。なお、後者の方法を利用したCMOSトランジ
スタは、SIMOX構造のトランジスタと称される。
【0021】ここで、絶縁膜には、シリコン基板を使用
する場合、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜等が挙げら
れる。また、活性層は、所望に応じて、不純物を注入す
ることにより、P型又はN型の導電性を有していてもよ
い。P型の導電性を与える不純物としては、ホウ素等が
挙げられ、N型の導電性を与える不純物としては、リ
ン、砒素等が挙げられる。
【0022】次に、活性層上のチャネル領域の形成を所
望する領域上にゲート電極が形成される。本発明におい
て、ゲート電極は、該チャネル領域上を覆うように、か
つ、N型ソース・ドレイン領域及びP型ソース・ドレイ
ン領域の形成を所望する領域内にゲート絶縁膜を介して
形成される。更に、ゲート電極は、該ゲート電極に接続
され活性領域を越えて延出するように形成された少なく
とも3本の引き出し部を有している。ここで、ゲート電
極と引き出し部とは別々に形成してもよいが、同時に形
成することが好ましい。なお、ゲート電極及び引き出し
部は、シリコン、シリサイド、金属、合金等の材料から
構成される。
【0023】次いで、ゲート電極及び引き出し部をマス
クとして、活性層に不純物を注入することにより、N型
ソース・ドレイン領域及びP型ソース・ドレイン領域を
形成することができる(この領域を活性領域と称す
る)。なお、P型の導電性を与える不純物としては、ホ
ウ素等が挙げられ、N型の導電性を与える不純物として
は、リン、砒素等が挙げられる。更に、N型ソース・ド
レイン領域及びP型ソース・ドレイン領域は、NMOS
トランジスタとPMOSトランジスが交差するように配
置されていてもよく、平行になるように配置されていて
もよい。上記方法により本発明のCMOSトランジスタ
を形成することができる。
【0024】以下に、本発明を実施の態様により更に詳
細に説明する。 実施の態様1 図1(a)及び(b)に示した、本発明によるCMOS
トランジスタにおいては、NMOSトランジスタとPM
OSトランジスタのチャネル領域3及びゲート電極1と
が共有化された構造となっている。ここで、図1(b)
は、図1(a)においてゲート電極1を取り去った図で
あり、実施の態様1では、CMOSトランジスタ領域
は、略正方形の平面形状を有しているる。
【0025】ソース・ドレイン領域2間のNMOSトラ
ンジスタのP型のチャネル領域3に、PMOSトランジ
スタのソース・ドレイン領域4が接しており、それらソ
ース・ドレイン領域4は当然コンタクトを通して接続が
存在する。また、ゲート電極1には4方向から引き出し
部5が設けられている。更に、CMOSトランジスタ
は、絶縁層6により分離されている。
【0026】図1(a)において、NMOSトランジス
タのチャネル長はL、チャネル幅はW(PMOSトラン
ジスタはこの逆)であり、ゲート電極の形状からそのま
まトランジスタのチャネル長及びチャネル幅を決定する
ことができる。また、図1(a)の構造の場合、ゲート
電極と引き出し部から構成される十字型を利用してトラ
ンジスタを自己整合で形成するため、ゲート電極形成時
のアラインメントのずれによるトランジスタ性能の変動
が小さく、微細なトランジスタを形成しようとする場合
にも問題が生じない。
【0027】ここで、図1(a)の構造では、コンタク
トを介した接続から基板内部の過剰な正孔を排出するこ
とができるため、上記の基板浮遊効果が発生しない。従
って、SIMOX構造のトランジスタの欠点であった電
気特性におけるキンクが生じないため、幅広い電位で安
定した動作を得ることができる。また、PMOSトラン
ジスタとしての動作中には同様にして基板領域に電子が
発生すると考えられるが、本発明においては、その場合
についてもNMOSのソース・ドレイン領域に相当する
N型領域がチャネル領域に接しているため、過剰な電子
が排出され、PMOSトランジスタについても同様に安
定した動作が得られる。
【0028】また、図1(a)及び(b)のCMOSト
ランジスタは、ゲート電極及びその下部にあるチャネル
領域が1つである。更に、チャネル領域を四方から取り
囲むようにP型及びN型ソース・ドレイン領域が配置さ
れている。図1(a)及び(b)では、チャネル領域は
低濃度のP型領域とし、ゲート電極の材料としてはN型
ポリシリコンを用いているが、これに限らず、チャネル
領域として低濃度のN型領域を用い、ゲート電極の材料
としてP型ポリシリコンを用いることも可能である。ま
た、SIMOX構造の場合、チャネル部分の厚さが非常
に薄い(0.05μm〜0.1μm)ため、チャネル領
域には不純物を注入してもしなくてもよい。
【0029】この素子においては、ゲート電極の電位が
高い場合には、図2の断面(図1のX−X断面を示す)
のように、図1(a)の右上及び左下のN型領域の間
に、電子の流れる領域(チャネル領域)が形成される。
一方、ゲート電極の電位が低い場合には、図3の断面
(図1のY−Y断面を示す)のように、図1の左上及び
右下のP型領域の間に正孔の流れる領域(チャネル領
域)が形成される。なお、図中、7はゲート絶縁膜、8
は絶縁膜、9はシリコン基板を示す。
【0030】なお、チャネル領域としてP型領域を用い
た場合、図1(a)の左上から右下にかけてはP+ 領域
−P領域−P+ 領域が並び、このままでは電流が常時流
れるようにも考えられる。しかし、ゲート電極の材料と
して、N+ 型の導電型を有するポリシリコンを用いれ
ば、チャネル領域とゲート電極との仕事関数の関係か
ら、ノーマリオフ(ゲートがソースと同電位の場合には
電流が流れない)トランジスタとすることができる。な
お、チャネル領域としてN型領域を用い、ゲート電極と
してP+ ポリシリコンを用いた場合も前記と同じよう
に、ノーマリオフトランジスタとすることができる。
【0031】従って、図1(a)のCMOSでは、右上
から左下にかけて斜めにNMOSトランジスタがあり、
左上から右下にかけて斜めにPMOSトランジスタがあ
ると考えることができる。この図1(a)のCMOSで
は、図4に示した電気特性のグラフの通り、ゲート電極
の電位の高低によってNMOSトランジスタ又はPMO
Sトランジスタの一方のみが導通状態となり、ゲート電
極の電位が高から低、低から高へ変化している途中の過
程を除いて、両方のトランジスタが同時に導通状態とな
ることはない。なお、図4では、電源電圧を2.5Vと
した場合の結果を示しており、ゲート電極の電位が0V
の場合はPMOSトランジスタのみに電流が流れ、ゲー
ト電極の電位が2.5Vの場合はNMOSトランジスタ
のみに電流が流れる。
【0032】このように、ゲート及びチャネル領域をN
MOSトランジスタとPMOSトランジスタとで共通と
することによってアライメントマージンが不要な小さな
面積でCMOSトランジスタが実現できる。次に、CM
OSトランジスタの動作を考えるために、CMOSトラ
ンジスタによる最も簡単な回路であるインバータについ
て考察する。インバータの回路図は図5に示すように、
PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとからな
る。
【0033】両トランジスタのゲート電極1には同じ信
号(すなわち電位が高いか又は低い)が入力され、その
結果として両者のドレイン領域10及び11に接続され
た端子から反転した信号が出力される。ゲート電極の電
位が高い〔通常はVdd(電源電位)と同じ〕場合に
は、図5の下側のNMOSトランジスタが導通状態にあ
り、上側のPMOSトランジスタは導通状態にないた
め、ドレイン領域10及び11に接続された端子は、N
MOSトランジスタのソース領域12に接続された端子
と同じくGND電位となる。
【0034】逆に、ゲート電極の電圧が低い(通常はG
ND電位と同じ)場合には、図5の上側のPMOSトラ
ンジスタが導通状態にあり、下側のNMOSトランジス
タが導通状態にないため、ドレイン領域10及び11に
接続された端子は、PMOSトランジスタのソース領域
13に接続された端子と同じくVdd電位となる。この
ように、本実施の態様のCMOSトランジスタを使用し
たインバータ回路においては、入力電位が、低電位から
高電位へ変化したり、高電位から低電位へ変化しつつあ
る過渡的な状態を除いて、必ずPMOSトランジスタ及
びNMOSトランジスタの一方のみが導通状態で、他方
は非導通状態となる。
【0035】更に、実施の態様1の構造においては、ゲ
ート電極に電位を与えるための配線を、上下左右の四方
に取り出すことができる。そのため、実施の態様1の構
造を多数用いた回路を設計(レイアウト)する際に、自
由度の高い配置・配線を行うことができる。従って、こ
の面からもLSI全体の面積を縮小することが可能とな
る。
【0036】実施の態様1のCMOSトランジスタを利
用して、インバータを構成した例を図6に示す。ここで
は左上のP+ 領域がPMOSトランジスタのソース領域
13としてVddラインにコンタクト14を介して接続
されている。また、左下のN + 領域がNMOSトランジ
スタのソース領域としてGNDラインにコンタクト14
を介して接続されている。更に、右上のN+ 領域及び右
下のP+ 領域は、それぞれNMOSトランジスタ及びP
MOSトランジスタのドレイン領域(10及び11)と
してコンタクト14を介して接続され、出力端子(OU
TPUT)を形成している。このインバータでは、NM
OSトランジスタ及びPMOSトランジスタは点対称で
ある。なお、両トランジスタのソース領域及びドレイン
領域は交換可能であるため、この例以外の接続方法も可
能であり、また、ゲート電極への端子の接続について
も、図6の左側からの他に上側、下側、右側からも可能
である。なお、図6中、15は配線を示す。
【0037】実施の態様2 ゲート電極の右側の引き出し部をカットし、NMOSト
ランジスタ及びPMOSトランジスタのドレイン領域が
直接接続する構造となっていること以外は実施の態様1
と同様にしたインバーターを図7に示す。この実施の態
様では、実施の態様1に比べて出力端子(OUTPU
T)に必要な領域が少なくてすむ。但し、N+ 領域とP
+ 領域とを接続しただけではPN接合が形成されて、両
者の間に整流性が生じてしまう。
【0038】これを防ぐため、例えば、自己整合シリサ
イドプロセスを利用して、金属又はシリサイド等の電気
抵抗を低くするための材料をN+ 及びP+ 領域上に載せ
た場合を図8に示す。図8に示すように、NMOSトラ
ンジスタ及びPMOSトランジスタのドレイン領域を直
接電気的に接続することができるため、片方のドレイン
領域から出力端子を引き出すことができる。この場合、
設計の自由度が更に向上し、占有面積も更に減少させる
ことができる。
【0039】実施の態様3 さらに、図1(a)と比較して、NMOSトランジスタ
及びPMOSトランジスタのドレイン領域を交換した例
を図9に示す。この図では、上側にPMOSトランジス
タ、下側にNMOSトランジスタが形成されており、厳
密にはチャネル領域及びゲート電極を共有していること
にはならない。しかしながら、動作時においては、ゲー
ト電極下全体がチャネル領域となるため、実際にP+
域又はN + 領域がゲート電極と接している幅よりも広い
領域に電流を流すことができる。また、基板浮遊効果の
抑制についても実施の態様1と同じである。
【0040】比較例1 特開平4−94275号公報に記載されたCMOSトラ
ンジスタを利用して、インバータを構成した例を図19
に示す。図19と図6を比較すれば明らかなように、本
発明のCMOSトランジスタによれば、占有面積を小さ
くすることができる。図中、110はコンタクト、11
1は配線を示す。
【0041】実施の態様4 図10の2入力NAND回路を本発明のCMOSトラン
ジスタでレイアウトした概略平面図を図11に示す。以
下に、図11の2入力NAND回路の概略平面図を例に
とって説明する。図11のNAND回路は、実施の態様
1の2個のCMOSトランジスタを接続することにより
形成されている。
【0042】図10では、2個のNMOSトランジスタ
が直列となっていることから、2個のCMOSトランジ
スタのソース領域(N+ 領域、28及び29)を対向す
るように配置し配線32で接続する。28及び29以外
の2つのN+ 領域(ドレイン領域、27及び30)につ
いては、一方(30)をGNDラインに接続し、他方
(27)を出力端子(OUTPUT)に接続する。
【0043】図10では、2個のPMOSトランジスタ
が並列となっていることから、2個のCMOSトランジ
スタのソース領域(P+ 領域、23及び25)をVdd
ラインに配線32で接続する。23及び25以外の2つ
のP+ 領域(ドレイン領域、24及び26)について
は、共にドレイン領域27及び出力端子(OUTPU
T)に接続する。
【0044】図11から判るように、配線32は交差し
ておらず、更に、CMOSトランジスタの占める面積に
比べて、配線の占める面積を小さくすることができる。
従って、実施の態様4の配置は、効率のよい配置といえ
る。なお、INPUT1及びINPUT2は、いずれも
左側からゲート電極21及び22に接続しているが、I
NPUT1については下方及び右側から、INPUT2
については上方及び右側からも接続することができる。
従って、周囲の状況に応じてフレキシブルに配線でき、
配置効率を向上させることが可能となる。
【0045】実施の態様5 図12の2入力NOR回路を本発明のCMOSトランジ
スタでレイアウトした概略平面図を図13に示す。以下
に、図13の2入力NOR回路の概略平面図を例にとっ
て説明する。図13のNOR回路は、実施の態様1の2
個のCMOSトランジスタを接続することにより形成さ
れている。
【0046】図12では、2個のPMOSトランジスタ
が直列となっていることから、2個のCMOSトランジ
スタのドレイン領域(P+ 領域、44及び45)を対向
するように配置し配線52で接続する。44及び45以
外の2つのP+ 領域(ソース領域、43及び46)につ
いては、一方(43)をVddラインに接続し、他方
(46)を出力端子(OUTPUT)に接続する。
【0047】図12では、2個のNMOSトランジスタ
が並列となっていることから、2個のCMOSトランジ
スタのドレイン領域(N+ 領域、48及び50)を配線
52でGNDラインに接続する。48及び50以外の2
つのN+ 領域(ソース領域、47及び49)について
は、共にソース領域46及び出力端子(OUTPUT)
に接続する。図13中、41及び42はゲート電極、5
1はコンタクトを示している。
【0048】図13から判るように、配線52は交差し
ておらず、更に、CMOSトランジスタの占める面積に
比べて、配線の占める面積を小さくすることができる。
従って、実施の態様4の配置は、効率のよい配置といえ
る。なお、INPUT1及びINPUT2は、いずれも
左側からゲート電極41及び42に接続しているが、I
NPUT1については下方及び右側から、INPUT2
については上方及び右側からも接続することができる。
従って、周囲の状況に応じてフレキシブルに配線でき、
配置効率を向上させることが可能となる。
【0049】更に、図11と図13とを比較すると、図
11のN+ 領域とP+ 領域とを交換し、GNDラインを
Vddラインに、VddラインをGNDラインに変更す
れば図11の構成から図13の構成を得ることができ
る。従って、CMOSトランジスタの配置や配線をほと
んど変更することなく、NAND及びNORという対照
的な関係にある論理回路を形成することが可能である。
【0050】比較例2 図10の2入力NAND回路を従来の構造のNMOSト
ランジスタ及びPMOSトランジスタでレイアウトする
と図20に示したようになる。この図より、トランジス
タ自体が占める面積より、配線の占める面積が多いこと
が判る。更に、INPUT及びOUTPUTの配線を中
心に、交差が生じており、複雑な配線の形成方法が必要
である。なお、図20は、概略図であり、実際にはトラ
ンジスタの大きさが異なる場合、配置が異なる場合があ
り得るが、基本的には前記説明と同じと考えられる。
【0051】実施の態様6 図14の3入力NAND回路を本発明のCMOSトラン
ジスタでレイアウトした概略平面図を図15に示す。以
下に、図15の3入力NAND回路の概略平面図を例に
とって説明する。図15のNAND回路は、実施例1の
3個のCMOSトランジスタを接続することにより形成
されている。
【0052】図14では、3個のNMOSトランジスタ
が直列となっていることから、3個のCMOSトランジ
スタのN+ 領域であるドレイン領域81と82、ソース
領域83と84とをそれぞれ対向するように配置し配線
92で接続する。81〜84以外の2つのN+ 領域(ソ
ース領域80及びドレイン領域85)については、一方
(85)をGNDラインに接続し、他方(80)を出力
端子(OUTPUT)に接続する。
【0053】図14では、3個のPMOSトランジスタ
が並列となっていることから、3個のCMOSトランジ
スタのソース領域(P+ 領域、74、76及び78)を
Vddラインに接続し、ドレイン領域(P+ 領域、7
5、77及び79)をソース領域80及び出力端子(O
UTPUT)に接続する。図中、71〜73はゲート電
極、91はコンタクト、92は配線を示している。
【0054】実施の態様7 図16は、図15の3入力NAND回路の変形例であ
り、CMOSトランジスタをL字型に配置している。な
お、図の参照番号は図15と同一内容を示している。実
施の態様6及び7から判るように、CMOSトランジス
タを3個用いても、周囲の状況に応じて、最も効率的な
配置及び配線を選択することができる。なお、ここでは
NAND回路について記載しているが、NAND回路及
びNOR回路の対称関係に基づいて、CMOSトランジ
スタが3個のNOR回路も容易にレイアウトすることが
できる。また、更に、これ以上の個数のCMOSトラン
ジスタを有するNAND回路及びNOR回路についても
上記方法を適用して実現することができる。また、NA
ND回路とNOR回路を組み合わせたることにより、任
意の論理回路を形成することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構造及び製造工程を複雑にすることなく、基板浮遊効果
が発生せず、しかも小面積のSOI構造のCMOSトラ
ンジスタを得ることができる。本発明のCMOSトラン
ジスタを使用すれば、インバータ回路を始めとするCM
OS論理回路において、素子数を減少させて、LSI動
作の安定性の増大と面積の縮小を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のCMOSトランジスタの
概略平面図であり、図1(b)は図1(a)のCMOS
トランジスタからゲート電極を取り除いた概略平面図で
ある。
【図2】図1(a)のCMOSトランジスタのX−X断
面図である。
【図3】図1(a)のCMOSトランジスタのY−Y断
面図である。
【図4】図1(a)のCMOSトランジスタの電気特性
を示すグラフである。
【図5】実施の態様1のインバータ回路の概略回路図で
ある。
【図6】実施の態様1のインバータ回路の概略平面図で
ある。
【図7】実施の態様2のインバータ回路の概略平面図で
ある。
【図8】実施の態様2のインバータ回路の概略平面図で
ある。
【図9】実施の態様3のインバータ回路の概略平面図で
ある。
【図10】実施の態様4のインバータ回路の概略回路図
である。
【図11】実施の態様4のインバータ回路の概略平面図
である。
【図12】実施の態様5のインバータ回路の概略回路図
である。
【図13】実施の態様5のインバータ回路の概略平面図
である。
【図14】実施の態様6及び7のインバータ回路の概略
回路図である。
【図15】実施の態様6のインバータ回路の概略平面図
である。
【図16】実施の態様7のインバータ回路の概略平面図
である。
【図17】従来のSIMOX構造のトランジスタの課題
の概略説明図である。
【図18】従来のCMOSトランジスタの概略平面図で
ある。
【図19】図18のCMOSトランジスタを利用したイ
ンバータ回路の概略平面図である。
【図20】従来の2入力NANDの概略平面図である。
【符号の説明】
1、21、22、41、42、71、72、73、10
5、109 ゲート電極 2、4、107、108 ソース・ドレイン領域 3 チャネル領域 5 引き出し部 6 絶縁層 7、104 ゲート絶縁膜 8 絶縁膜 9 シリコン基板 10、11、24、26、27、30、44、45、4
8、50、75、77、79、81、82、85、10
2 ドレイン領域 12、13、23、25、28、29、43、46、4
7、49、74、76、78、80、83、84、10
1 ソース領域 14、31、51、91、110 コンタクト 15、32、52、92、111 配線 103 P型領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された絶縁膜、該絶縁膜上
    に形成されたチャネル領域、該チャネル領域に隣接する
    ように形成されたN型ソース・ドレイン領域及びP型ソ
    ース・ドレイン領域とからなる活性領域、ゲート絶縁膜
    を介して少なくともチャネル領域を覆うようにかつ活性
    領域内に形成されたゲート電極、該ゲート電極に接続さ
    れ活性領域を越えて延出するように形成された少なくと
    も3本の引き出し部とからなり、チャネル領域及びゲー
    ト電極が共有されたNMOSトランジスタとPMOSト
    ランジスタとからなることを特徴とする相補型トランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 相補型トランジスタが、インバータ回路
    に用いられる請求項1の相補型トランジスタ。
  3. 【請求項3】 相補型トランジスタが、2個以上用いら
    れ、かつ、NAND回路、NOR回路又はそれらを組み
    合わせた回路に用いられる請求項1の相補型トランジス
    タ。
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