JPH11265774A - 固定体と往復回転体間の配線部材 - Google Patents
固定体と往復回転体間の配線部材Info
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- JPH11265774A JPH11265774A JP6907698A JP6907698A JPH11265774A JP H11265774 A JPH11265774 A JP H11265774A JP 6907698 A JP6907698 A JP 6907698A JP 6907698 A JP6907698 A JP 6907698A JP H11265774 A JPH11265774 A JP H11265774A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 往復回転回数の多い箇所や、往復回転角の大
きい箇所にも使用可能で、しかも部品点数を少なくで
き、小径化でき、接続箇所を少なくでき、コストを安く
できる固定体と往復回転体間の配線部材を提供する。 【解決手段】 フラットケーブル1の中間部を2回折り
曲げることにより、当該折り曲げ部2から一端側へ延び
るフラットケーブル1Aと他端側へ延びるフラットケー
ブル1Bを幅方向にずらして幅方向に重ならないように
する。折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケーブ
ル1Aを折り曲げ部2のまわりに巻回し、この巻回部3
の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の往復回転を吸収
する。
きい箇所にも使用可能で、しかも部品点数を少なくで
き、小径化でき、接続箇所を少なくでき、コストを安く
できる固定体と往復回転体間の配線部材を提供する。 【解決手段】 フラットケーブル1の中間部を2回折り
曲げることにより、当該折り曲げ部2から一端側へ延び
るフラットケーブル1Aと他端側へ延びるフラットケー
ブル1Bを幅方向にずらして幅方向に重ならないように
する。折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケーブ
ル1Aを折り曲げ部2のまわりに巻回し、この巻回部3
の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の往復回転を吸収
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定体と往復回転
体との間で電力や信号を伝送するのに用いる配線部材に
関するものである。
体との間で電力や信号を伝送するのに用いる配線部材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体(固定体)とドア又はハン
ドル(往復回転体)間、建物の固定構造物とドア間、ノ
ートパソコンの本体とディスプレイ間、扇風機の支持台
と首振りヘッド間など、固定体と往復回転体間で電力や
信号を伝送する必要のある箇所は多い。従来、固定体と
往復回転体間の配線には、可撓性のある電線や、フ
ラットケーブルをゼンマイ状に巻いて、その内端を軸側
の往復回転ケースに、外端を外側の固定ケースに取り付
けた回転コネクタ(通称SRC)等が使用されている。
ドル(往復回転体)間、建物の固定構造物とドア間、ノ
ートパソコンの本体とディスプレイ間、扇風機の支持台
と首振りヘッド間など、固定体と往復回転体間で電力や
信号を伝送する必要のある箇所は多い。従来、固定体と
往復回転体間の配線には、可撓性のある電線や、フ
ラットケーブルをゼンマイ状に巻いて、その内端を軸側
の往復回転ケースに、外端を外側の固定ケースに取り付
けた回転コネクタ(通称SRC)等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電線の可撓性
だけで往復回転を吸収する構造は、電線が繰り返し曲げ
により疲労するおそれがあるので、往復回転回数の多い
箇所や、往復回転角の大きい箇所には使用できない。一
方、回転コネクタは往復回転回数の多い箇所や、往復回
転角の大きい箇所に適しているが、部品点数が多い、小
径化が困難で狭い箇所に使用できない、フラットケーブ
ルの内端と外端にコネクタ等の接続部を設ける必要があ
るため導体の接続箇所が多くなる、コストが高い、等の
問題がある。
だけで往復回転を吸収する構造は、電線が繰り返し曲げ
により疲労するおそれがあるので、往復回転回数の多い
箇所や、往復回転角の大きい箇所には使用できない。一
方、回転コネクタは往復回転回数の多い箇所や、往復回
転角の大きい箇所に適しているが、部品点数が多い、小
径化が困難で狭い箇所に使用できない、フラットケーブ
ルの内端と外端にコネクタ等の接続部を設ける必要があ
るため導体の接続箇所が多くなる、コストが高い、等の
問題がある。
【0004】本発明の目的は、以上のような問題を解決
する固定体と往復回転体間の配線部材を提供することに
ある。
する固定体と往復回転体間の配線部材を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固定体と往
復回転体間の配線部材の一つの構成は、フラットケーブ
ルの中間部を複数回折り曲げることにより、当該折り曲
げ部から一端側へ延びるフラットケーブルと他端側へ延
びるフラットケーブルを幅方向にずらして幅方向に重な
らないようにし、前記折り曲げ部から一端側へ延びるフ
ラットケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルのう
ちの少なくとも一方を前記折り曲げ部のまわりに巻回
し、この巻回部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の
往復回転を吸収するようにしたことを特徴とするもので
ある。
復回転体間の配線部材の一つの構成は、フラットケーブ
ルの中間部を複数回折り曲げることにより、当該折り曲
げ部から一端側へ延びるフラットケーブルと他端側へ延
びるフラットケーブルを幅方向にずらして幅方向に重な
らないようにし、前記折り曲げ部から一端側へ延びるフ
ラットケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルのう
ちの少なくとも一方を前記折り曲げ部のまわりに巻回
し、この巻回部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の
往復回転を吸収するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0006】この構成の配線部材は、フラットケーブル
の折り曲げ部を筒体内に位置させ、前記折り曲げ部から
延びるフラットケーブルを前記筒体に形成したスリット
を通して筒体外に引き出し、フラットケーブルの巻回部
を筒体のまわりに位置させるようにすることが好まし
い。
の折り曲げ部を筒体内に位置させ、前記折り曲げ部から
延びるフラットケーブルを前記筒体に形成したスリット
を通して筒体外に引き出し、フラットケーブルの巻回部
を筒体のまわりに位置させるようにすることが好まし
い。
【0007】また本発明に係る固定体と往復回転体間の
配線部材のもう一つの構成は、フラットケーブルの中間
部をらせん状に巻くことにより、当該らせん巻き部から
一端側へ延びるフラットケーブルと他端側へ延びるフラ
ットケーブルを幅方向にずらして幅方向に重ならないよ
うにし、前記らせん巻き部から一端側へ延びるフラット
ケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルのうちの少
なくとも一方を前記らせん巻き部のまわりに巻回し、こ
の巻回部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の往復回
転を吸収するようにしたことを特徴とするものである。
配線部材のもう一つの構成は、フラットケーブルの中間
部をらせん状に巻くことにより、当該らせん巻き部から
一端側へ延びるフラットケーブルと他端側へ延びるフラ
ットケーブルを幅方向にずらして幅方向に重ならないよ
うにし、前記らせん巻き部から一端側へ延びるフラット
ケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルのうちの少
なくとも一方を前記らせん巻き部のまわりに巻回し、こ
の巻回部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転体の往復回
転を吸収するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】この構成の配線部材は、フラットケーブル
のらせん巻き部を筒体内に位置させ、前記らせん巻き部
から延びるフラットケーブルを前記筒体に形成したスリ
ットを通して筒体外に引き出し、フラットケーブルの巻
回部を筒体のまわりに位置させるようにすることが好ま
しい。
のらせん巻き部を筒体内に位置させ、前記らせん巻き部
から延びるフラットケーブルを前記筒体に形成したスリ
ットを通して筒体外に引き出し、フラットケーブルの巻
回部を筒体のまわりに位置させるようにすることが好ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1及び図2は本発明の一実施形態を示
す。図において1はフラットケーブルである。フラット
ケーブル1は例えば複数本の導体を平行に配列し、その
両面をラミネートフィルム等の絶縁テープで覆って一体
化した構造のものである。
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1及び図2は本発明の一実施形態を示
す。図において1はフラットケーブルである。フラット
ケーブル1は例えば複数本の導体を平行に配列し、その
両面をラミネートフィルム等の絶縁テープで覆って一体
化した構造のものである。
【0010】図1はフラットケーブル1の中間部を2回
同じ方向に折り曲げることにより、当該折り曲げ部2か
ら一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ延び
るフラットケーブル1Bを幅方向にずらして幅方向に重
ならないようにした状態を示している。フラットケーブ
ル1の折り曲げ角度は図示のように1回につき45°に
することが好ましいが、それ以外の角度で折り曲げても
よい。また折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケ
ーブル1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1Bは平
行にすることが好ましいが、配線の都合等により非平行
にすることもできる。要するに折り曲げ部2から一端側
へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ延びるフラッ
トケーブル1Bが幅方向に重なり合わなければよい。
同じ方向に折り曲げることにより、当該折り曲げ部2か
ら一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ延び
るフラットケーブル1Bを幅方向にずらして幅方向に重
ならないようにした状態を示している。フラットケーブ
ル1の折り曲げ角度は図示のように1回につき45°に
することが好ましいが、それ以外の角度で折り曲げても
よい。また折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケ
ーブル1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1Bは平
行にすることが好ましいが、配線の都合等により非平行
にすることもできる。要するに折り曲げ部2から一端側
へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ延びるフラッ
トケーブル1Bが幅方向に重なり合わなければよい。
【0011】図2は上記のように折り曲げたフラットケ
ーブル1の、一端側のフラットケーブル1Aを折り曲げ
部2のまわりにゼンマイ状に巻回して構成した固定体と
往復回転体間の配線部材を示している。
ーブル1の、一端側のフラットケーブル1Aを折り曲げ
部2のまわりにゼンマイ状に巻回して構成した固定体と
往復回転体間の配線部材を示している。
【0012】この配線部材は、ゼンマイ状巻回部3の中
心軸線を往復回転体の回転中心軸線上又はその付近に位
置させ、一端側のフラットケーブル1Aの端部を往復回
転体(例えばドア)側の機器に接続し、他端側のフラッ
トケーブル1Bの端部を固定体(例えば車体)側の機器
に接続して使用する(接続の仕方はこの逆でもよい)。
このようにすれば、巻回部3の巻き締まりと巻き弛みが
可能な範囲で往復回転体の往復回転を無理なく吸収する
ことができる。また固定体側の機器と往復回転体側の機
器を、途中に導体接続部を設けることなく電気的に接続
することが可能である。
心軸線を往復回転体の回転中心軸線上又はその付近に位
置させ、一端側のフラットケーブル1Aの端部を往復回
転体(例えばドア)側の機器に接続し、他端側のフラッ
トケーブル1Bの端部を固定体(例えば車体)側の機器
に接続して使用する(接続の仕方はこの逆でもよい)。
このようにすれば、巻回部3の巻き締まりと巻き弛みが
可能な範囲で往復回転体の往復回転を無理なく吸収する
ことができる。また固定体側の機器と往復回転体側の機
器を、途中に導体接続部を設けることなく電気的に接続
することが可能である。
【0013】なおこの実施形態の場合は、折り曲げ部2
を回転中心軸等に接着剤などで固定して用いてもよい。
また往復回転体の往復回転にともない、一端側のフラッ
トケーブル1Aが巻回部3から多少引き出されたり、戻
されたりする状態になってもよい。フラットケーブルが
巻回部から引き出されたり、戻されたりする場合はゼン
マイ状巻回部の中心軸線は固定しないで用いることもで
きる。
を回転中心軸等に接着剤などで固定して用いてもよい。
また往復回転体の往復回転にともない、一端側のフラッ
トケーブル1Aが巻回部3から多少引き出されたり、戻
されたりする状態になってもよい。フラットケーブルが
巻回部から引き出されたり、戻されたりする場合はゼン
マイ状巻回部の中心軸線は固定しないで用いることもで
きる。
【0014】〔実施形態2〕図3は本発明の他の実施形
態を示す。この実施形態は、図2のような配線部材を、
中心部材となる筒体4と組み合わせた例である。すなわ
ち、フラットケーブルの折り曲げ部2を筒体4内に位置
させ、折り曲げ部2から延びるフラットケーブル1A、
1Bを筒体4に形成したスリット5を通して筒体4外に
引き出し、フラットケーブルの巻回部3を筒体4のまわ
りに位置させたものである。なお折り曲げ部2(又はそ
の付近のフラットケーブル)は接着剤等で筒体4の内周
面(又は外周面)に固定しておくことが好ましい。
態を示す。この実施形態は、図2のような配線部材を、
中心部材となる筒体4と組み合わせた例である。すなわ
ち、フラットケーブルの折り曲げ部2を筒体4内に位置
させ、折り曲げ部2から延びるフラットケーブル1A、
1Bを筒体4に形成したスリット5を通して筒体4外に
引き出し、フラットケーブルの巻回部3を筒体4のまわ
りに位置させたものである。なお折り曲げ部2(又はそ
の付近のフラットケーブル)は接着剤等で筒体4の内周
面(又は外周面)に固定しておくことが好ましい。
【0015】この配線部材は、筒体4を往復回転体の回
転中心軸線上又はその付近に位置するように固定体(又
は往復回転体)に取り付け、一端側のフラットケーブル
1Aの端部を往復回転体(又は固定体)側の機器に、他
端側のフラットケーブル1Bの端部を固定体(往復回転
体)側の機器に接続して使用するものである。これによ
り往復回転体の往復回転を無理なく吸収できる。また筒
体4を固定体又は往復回転体に支持させることができる
ため、フラットケーブル1A、1Bの位置が安定し、ス
ムーズな動作を確保することができる。
転中心軸線上又はその付近に位置するように固定体(又
は往復回転体)に取り付け、一端側のフラットケーブル
1Aの端部を往復回転体(又は固定体)側の機器に、他
端側のフラットケーブル1Bの端部を固定体(往復回転
体)側の機器に接続して使用するものである。これによ
り往復回転体の往復回転を無理なく吸収できる。また筒
体4を固定体又は往復回転体に支持させることができる
ため、フラットケーブル1A、1Bの位置が安定し、ス
ムーズな動作を確保することができる。
【0016】またこの配線部材は、往復回転体の往復回
転にともない、一端側のフラットケーブル1Aが巻回部
3から多少引き出されたり、戻されたりする場合は、筒
体4を固定体(又は往復回転体)に取り付けないで用い
ることもできる。
転にともない、一端側のフラットケーブル1Aが巻回部
3から多少引き出されたり、戻されたりする場合は、筒
体4を固定体(又は往復回転体)に取り付けないで用い
ることもできる。
【0017】なおこの実施形態では、フラットケーブル
の折り曲げ部2を筒体4内に位置させたが、折り曲げ部
2を筒体4外に位置させ、接着剤等で筒体4に固定する
構造にすることもできる。この場合は筒体にスリットを
形成する必要はない。
の折り曲げ部2を筒体4内に位置させたが、折り曲げ部
2を筒体4外に位置させ、接着剤等で筒体4に固定する
構造にすることもできる。この場合は筒体にスリットを
形成する必要はない。
【0018】〔実施形態3〕図4及び図5は本発明のさ
らに他の実施形態を示す。図4はフラットケーブル1の
中間部を2回互いに反対方向に折り曲げることにより、
当該折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケーブル
1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1Bを幅方向に
ずらして幅方向に重ならないようにした状態を示してい
る。フラットケーブル1の折り曲げ角度等は図1の場合
と同じである。
らに他の実施形態を示す。図4はフラットケーブル1の
中間部を2回互いに反対方向に折り曲げることにより、
当該折り曲げ部2から一端側へ延びるフラットケーブル
1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1Bを幅方向に
ずらして幅方向に重ならないようにした状態を示してい
る。フラットケーブル1の折り曲げ角度等は図1の場合
と同じである。
【0019】図5は上記のように折り曲げたフラットケ
ーブル1の一端側のフラットケーブル1Aを折り曲げ部
2のまわりにゼンマイ状に巻回して、巻回部3を形成し
た固定体と往復回転体間の配線部材を示している。この
配線部材の使用の仕方、利点等は実施形態1と同じであ
るので、説明を省略する。
ーブル1の一端側のフラットケーブル1Aを折り曲げ部
2のまわりにゼンマイ状に巻回して、巻回部3を形成し
た固定体と往復回転体間の配線部材を示している。この
配線部材の使用の仕方、利点等は実施形態1と同じであ
るので、説明を省略する。
【0020】〔実施形態4〕図6は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この実施形態は、図5のような配線部
材を、中心部材となる筒体4と組み合わせた例である。
すなわち、フラットケーブルの折り曲げ部2を筒体4内
に位置させ、折り曲げ部2付近のフラットケーブル1
A、1Bを筒体4に形成したスリット5を通して筒体4
外に引き出し、フラットケーブルの巻回部3を筒体4の
まわりに位置させたものである。この場合は、折り曲げ
部2からフラットケーブル1A、1Bが互いに反対方向
に延びているので、筒体4のスリット5は2箇所に形成
する必要がある。上記以外の構成、使用の仕方、利点等
は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。
実施形態を示す。この実施形態は、図5のような配線部
材を、中心部材となる筒体4と組み合わせた例である。
すなわち、フラットケーブルの折り曲げ部2を筒体4内
に位置させ、折り曲げ部2付近のフラットケーブル1
A、1Bを筒体4に形成したスリット5を通して筒体4
外に引き出し、フラットケーブルの巻回部3を筒体4の
まわりに位置させたものである。この場合は、折り曲げ
部2からフラットケーブル1A、1Bが互いに反対方向
に延びているので、筒体4のスリット5は2箇所に形成
する必要がある。上記以外の構成、使用の仕方、利点等
は実施形態2と同じであるので、説明を省略する。
【0021】〔実施形態5〕図7及び図8は本発明のさ
らに他の実施形態を示す。図7はフラットケーブル1の
中間部をらせん状に巻くことにより、当該らせん巻き部
6から一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ
延びるフラットケーブル1Bを幅方向にずらして幅方向
に重ならないようにした状態を示している。図示の例で
はらせん巻き部6のターン数は1回としたが、らせん巻
き部6のターン数は任意である。この場合も、らせん巻
き部6から一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端
側へ延びるフラットケーブル1Bは平行にすることが好
ましいが、配線の都合等により非平行にすることもでき
る。要するにらせん巻き部6から一端側へ延びるフラッ
トケーブル1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1B
が幅方向に重なり合わなければよい。
らに他の実施形態を示す。図7はフラットケーブル1の
中間部をらせん状に巻くことにより、当該らせん巻き部
6から一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端側へ
延びるフラットケーブル1Bを幅方向にずらして幅方向
に重ならないようにした状態を示している。図示の例で
はらせん巻き部6のターン数は1回としたが、らせん巻
き部6のターン数は任意である。この場合も、らせん巻
き部6から一端側へ延びるフラットケーブル1Aと他端
側へ延びるフラットケーブル1Bは平行にすることが好
ましいが、配線の都合等により非平行にすることもでき
る。要するにらせん巻き部6から一端側へ延びるフラッ
トケーブル1Aと他端側へ延びるフラットケーブル1B
が幅方向に重なり合わなければよい。
【0022】図8は上記のように形成したフラットケー
ブル1のらせん巻き部6を筒体4内に位置させ、らせん
巻き部6から延びるフラットケーブル1A、1Bを筒体
4に形成したスリット5を通して筒体4外に引き出し、
一端側のフラットケーブル1Aを筒体4のまわりにゼン
マイ状に巻回して巻回部3を形成したものである。らせ
ん巻き部6の形状は、らせん巻き部6付近のフラットケ
ーブル1A、1Bを筒体4に接着剤等で固定することに
より保持することができる。この場合も筒体4にスリッ
ト5を2箇所形成する必要があることは実施形態5と同
じである。
ブル1のらせん巻き部6を筒体4内に位置させ、らせん
巻き部6から延びるフラットケーブル1A、1Bを筒体
4に形成したスリット5を通して筒体4外に引き出し、
一端側のフラットケーブル1Aを筒体4のまわりにゼン
マイ状に巻回して巻回部3を形成したものである。らせ
ん巻き部6の形状は、らせん巻き部6付近のフラットケ
ーブル1A、1Bを筒体4に接着剤等で固定することに
より保持することができる。この場合も筒体4にスリッ
ト5を2箇所形成する必要があることは実施形態5と同
じである。
【0023】この実施形態は、フラットケーブルの中間
部を折り曲げずにらせん状に巻いているだけなので、導
体が無理に屈曲されることがなく信頼性の点で有利であ
り、またフラットケーブルとして光ファイバを含むもの
を使用することも可能である。上記以外の構成、使用の
仕方、利点等は実施形態2と同じであるので、説明を省
略する。
部を折り曲げずにらせん状に巻いているだけなので、導
体が無理に屈曲されることがなく信頼性の点で有利であ
り、またフラットケーブルとして光ファイバを含むもの
を使用することも可能である。上記以外の構成、使用の
仕方、利点等は実施形態2と同じであるので、説明を省
略する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る固定体
と往復回転体間の配線部材は、フラットケーブルの巻回
部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転を吸収するので、
往復回転回数が多い箇所や、往復回転角が大きい箇所に
も使用可能であり、また構造的にシンプルであるので、
部品点数を少なくでき、小径化でき、導体の接続箇所を
少なくでき、コストを安くできるという利点がある。
と往復回転体間の配線部材は、フラットケーブルの巻回
部の巻き締まりと巻き弛みで往復回転を吸収するので、
往復回転回数が多い箇所や、往復回転角が大きい箇所に
も使用可能であり、また構造的にシンプルであるので、
部品点数を少なくでき、小径化でき、導体の接続箇所を
少なくでき、コストを安くできるという利点がある。
【図1】 本発明で用いるフラットケーブルの折り曲げ
部の一例を示す正面図。
部の一例を示す正面図。
【図2】 図1のフラットケーブルで構成した本発明の
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は底面図。
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は底面図。
【図3】 図1のフラットケーブルで構成した本発明の
配線部材の他の実施形態を示す、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図。
配線部材の他の実施形態を示す、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図。
【図4】 本発明で用いるフラットケーブルの折り曲げ
部の他の例を示す正面図。
部の他の例を示す正面図。
【図5】 図4のフラットケーブルで構成した本発明の
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は底面図。
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は底面図。
【図6】 図4のフラットケーブルで構成した本発明の
配線部材の他の実施形態を示す、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図。
配線部材の他の実施形態を示す、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図。
【図7】 本発明で用いるフラットケーブルのらせん巻
き部の一例を示す正面図。
き部の一例を示す正面図。
【図8】 図7のフラットケーブルで構成した本発明の
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図。
配線部材の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)
は正面図。
1:フラットケーブル 1A:一端側へ延びるフラットケーブル 1B:他端側へ延びるフラットケーブル 2:折り曲げ部 3:巻回部 4:筒体 5:スリット 6:らせん巻き部
Claims (4)
- 【請求項1】フラットケーブルの中間部を複数回折り曲
げることにより、当該折り曲げ部から一端側へ延びるフ
ラットケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルを幅
方向にずらして幅方向に重ならないようにし、前記折り
曲げ部から一端側へ延びるフラットケーブルと他端側へ
延びるフラットケーブルのうちの少なくとも一方を前記
折り曲げ部のまわりに巻回し、この巻回部の巻き締まり
と巻き弛みで往復回転体の往復回転を吸収するようにし
たことを特徴とする固定体と往復回転体間の配線部材。 - 【請求項2】フラットケーブルの折り曲げ部を筒体内に
位置させ、前記折り曲げ部から延びるフラットケーブル
を前記筒体に形成したスリットを通して筒体外に引き出
し、フラットケーブルの巻回部を筒体のまわりに位置さ
せたことを特徴とする請求項1記載の固定体と往復回転
体間の配線部材。 - 【請求項3】フラットケーブルの中間部をらせん状に巻
くことにより、当該らせん巻き部から一端側へ延びるフ
ラットケーブルと他端側へ延びるフラットケーブルを幅
方向にずらして幅方向に重ならないようにし、前記らせ
ん巻き部から一端側へ延びるフラットケーブルと他端側
へ延びるフラットケーブルのうちの少なくとも一方を前
記らせん巻き部のまわりに巻回し、この巻回部の巻き締
まりと巻き弛みで往復回転体の往復回転を吸収するよう
にしたことを特徴とする固定体と往復回転体間の配線部
材。 - 【請求項4】フラットケーブルのらせん巻き部を筒体内
に位置させ、前記らせん巻き部から延びるフラットケー
ブルを前記筒体に形成したスリットを通して筒体外に引
き出し、フラットケーブルの巻回部を筒体のまわりに位
置させたことを特徴とする請求項3記載の固定体と往復
回転体間の配線部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907698A JPH11265774A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 固定体と往復回転体間の配線部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6907698A JPH11265774A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 固定体と往復回転体間の配線部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11265774A true JPH11265774A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13392140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6907698A Pending JPH11265774A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 固定体と往復回転体間の配線部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11265774A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329215A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Sony Corp | 駆動装置,カメラ装置 |
JP2008123926A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Nidec Sankyo Corp | 媒体搬送方向変換装置及び媒体処理装置並びにフラットケーブルの接続構造 |
JP2011210617A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 回転コネクタ装置 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6907698A patent/JPH11265774A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102859810A (zh) * | 2010-03-30 | 2013-01-02 | 古河电气工业株式会社 | 旋转连接器装置 |
EP2555343A1 (en) * | 2010-03-30 | 2013-02-06 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Rotating connector device |
EP2555343A4 (en) * | 2010-03-30 | 2014-09-24 | Furukawa Electric Co Ltd | ROTARY CONNECTOR DEVICE |
CN102859810B (zh) * | 2010-03-30 | 2015-06-24 | 古河电气工业株式会社 | 旋转连接器装置 |
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