JPH076636Y2 - 往復回転部品への電気配線 - Google Patents

往復回転部品への電気配線

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JPH076636Y2
JPH076636Y2 JP4963993U JP4963993U JPH076636Y2 JP H076636 Y2 JPH076636 Y2 JP H076636Y2 JP 4963993 U JP4963993 U JP 4963993U JP 4963993 U JP4963993 U JP 4963993U JP H076636 Y2 JPH076636 Y2 JP H076636Y2
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cable
reciprocating rotary
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electric wiring
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政明 須崎
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばソナーの送受波
器のような往復回転する部分を備えた装置の固定部から
往復回転部品への電気配線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海底の障害物検知や魚群探知には、超音
波を発射し、その反射波を受けて、往復時間から物体や
物体との距離を検出するソナーが用いられている。ソナ
ーには例えば図5に示すような送受波器が備えられてい
る。
【0003】この送受波器は、複数の振動子2を円弧状
に配列したセンサをシャフト4に取り付けたものであ
る。各振動子2のリード線3はケーブル7にまとめら
れ、固定部である軸受け8に留められてソナーの本体部
(不図示)に導かれている。振動子2は、シャフト4に
連結したモータ6の往復回転により、ドーム状のケース
1内部で音波を送受波しながら首振り動作する。
【0004】ところがこの送受波器の可動部分である振
動子2と固定部間の結線には幾つかの問題がある。振動
子2が矢印のように回転するとケーブル7も一緒に回転
するが、ケーブル7の駆動源6側は軸受け8に固定され
ているために、振動子2の首振りごとにひねられ、ねじ
りが加わり断線するおそれがある。そこで軸受け8と振
動子2との間隔を広げ、ケーブル7の単位長さ当たりの
ひねり角を小さくして断線防止をはかっているが、使用
できるケーブル7は断線しにくいものに限られていた。
ソナーのような微弱な信号を扱う装置では、ケーブル7
にノイズ遮蔽の優れたシールドケーブルを使用すること
が望ましいが、シールドケーブルは断線し易く使用でき
ない。そのため、ノイズの混入を完全に防止することが
できず、性能向上の障害となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の課題を
解決するためなされたもので、信頼性が高く、ノイズ混
入の少ない往復回転部品への電気配線を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案の電気配線を、実施例に対応する図
面を用いて説明する。
【0007】本考案の往復回転部品への電気配線は、図
1に示すように、固定部9から複数の超音波振動子2で
構成された往復回転部品へ結線されるもので、前記往復
回転部品を支承して往復回転運動を伝え、かつ中空の内
部を経て前記往復回転部品から前記固定部9側へ複数の
リード線3を導くシャフト4と、図2に示すように該シ
ャフト4の前記固定部9側の端部に設けて前記複数のリ
ード線3の接続を行うコネクタ13と、前記シャフト4
の前記固定部9側の端部に軸を同じくして前記シャフト
に連結されたケーブル支え14と、一端を前記コネクタ
13に接続され、途中を前記ケーブル支え14に回転の
軸に直交して取付られ、他端を前記ケーブル支え14を
中心軸として渦巻状に配置された複数のリード線3から
成るケーブル7と、該ケーブル7の渦巻状の最外部を前
記固定部9に取り付ける固定具9aとで構成されてい
る。
【0008】ケーブル7には、複数のシールドケーブル
を平行に配列したフラットケーブルを使用することが好
ましい。また、図3および図4に示すように渦巻状の部
分11に沿って滑性シート16を配置することが好まし
い。
【0009】
【作用】本考案の電気配線がされた装置は、以下のよう
に動作する。回転部10が矢印A方向に回転すると、ケ
ーブル7の渦巻部分11が巻き取られる。回転部10が
矢印B方向に回転すると、渦巻部分11が解放されてゆ
るみ、もとの状態に戻る。従ってケーブル7にねじりが
加わることはない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を詳細に説明する。図
1に本考案を適用する往復回転部品への電気配線の一実
施例を示す。同図には本考案の電気配線を用いたソナー
の送受波器の該略図が示してある。
【0011】この送受波器は、モータ6によって駆動さ
れる回転部10と、それ以外の固定部9とで構成され
る。回転部10は、正逆転可能なモータ6が連結した中
空シャフト4の一端部に複数の振動子2を円弧状に配列
したものである。振動子2はドーム状のケース1に収容
されている。各振動子2のリード線3は、シャフト4の
内部を経て固定部9側に導かれ、シャフト4の他方の端
部に設けたコネクタ13に接続される(図2参照)。コ
ネクタ13の取付け板15にはケーブル支え14がシャ
フト4と同軸に連結されている。コネクタ13のもう一
端側からはリード線3に対応するフラットケーブル7が
立ち上がり、ケーブル支え14に直交して取付けられて
いる。フラットケーブル7は例えば約80本のシールドケ
ーブルを40本ずつ2層に重ねた可撓性のものである。図
3に示すように、フラットケーブル7はケーブル支えを
中心として広がる渦巻状に形成され、ケーブル支え14
およびフラットケーブル7の立ち上げ部を取り囲むケー
ブル台9に載置される。フラットケーブル7は、渦巻部
分11の最外周がケーブル台9に固定具9aで固定さ
れ、ソナーの本体部(不図示)に導かれている。
【0012】この装置は以下のように作動する。モータ
6が往復回転すると、振動子2はケース1内部で音波を
送受波しながら340 度の首振り動作を行なう。シャフト
4が矢印A方向に回転すると、フラットケーブル7の渦
巻部分11がケーブル支え14に巻き取られる。モータ
6が逆転し、シャフト4が矢印B方向に回転すると渦巻
部分11の巻きがゆるみ、ケーブル支え14から広がる
ように変位する。
【0013】このようにシャフト4がいずれの方向に回
転した場合でも、ケーブル7は渦巻部分11の曲率が多
少変化するのみで、断線を引き起こすねじり力を受ける
ことはない。そのため、ケーブル7としてノイズ遮蔽性
に優れたシールドケーブルを使用できる。また、図4に
示すようにケーブル7の渦巻部分11に沿ってテフロン
シート16のような滑性シートを配置すれば、ケーブル
7同士の摩擦が低減され、円滑な動きが確保される。テ
フロンシート16と渦巻部分11は一定長ごとにタイラ
ップなどの固定バンド17で固定してそれらの曲率半径
の差を緩和させておく。
【0014】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように本考案の往
復回転部品への電気配線は、往復回転部品と固定部を結
線するケーブルの断線を回避し、装置の信頼性を向上す
ることができる。また、結線にノイズ遮蔽性の高いシー
ルドケーブルを使用できるため、装置の能力や精度の向
上に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用する往復回転部品への電気配線の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案を適用するその要部拡大縦断面図であ
る。
【図3】本考案を適用するその要部拡大平面図である。
【図4】本考案を適用する図3に示したケーブルの拡大
斜視図である。
【図5】従来の結線を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はケース、2は振動子、3はリード線、4はシャフ
ト、6はモータ、7はケーブル、8は軸受け、9は固定
部、9aは固定具、10は回転部、11は渦巻部分、1
3はコネクタ、14はケーブル支え、15は取付け板、
16はテフロンシート、17は固定バンドである。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部から複数の超音波振動子で構成さ
    れた往復回転部品へ結線される電気配線において、前記
    往復回転部品を支承して往復回転運動を伝え、かつ中空
    の内部を経て前記往復回転部品から前記固定部側へ複数
    のリード線を導くシャフトと、該シャフトの前記固定部
    側の端部に設けて前記複数のリード線の接続を行うコネ
    クタと、前記シャフトの前記固定部側の端部に軸を同じ
    くして前記シャフトに連結されたケーブル支えと、一端
    を前記コネクタに接続され、途中を前記ケーブル支えに
    回転の軸に直交して取付られ、他端を前記ケーブル支え
    を中心軸として渦巻状に配置された複数のリード線から
    成るケーブルと、該ケーブルの渦巻状の最外部を前記固
    定部に取り付ける固定具とで構成されたことを特徴とす
    る往復回転部品への電気配線。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のケーブルが複数のシー
    ルドケーブルを平行に配列したフラットケーブルである
    ことを特徴とする往復回転部品への電気配線。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のケーブルの渦
    巻状の部分に沿って滑性シートが配置されていることを
    特徴とする往復回転部品への電気配線。
JP4963993U 1993-09-13 1993-09-13 往復回転部品への電気配線 Expired - Fee Related JPH076636Y2 (ja)

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JPH0636274U JPH0636274U (ja) 1994-05-13
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