JPH11265498A - 運行記録装置 - Google Patents

運行記録装置

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JPH11265498A
JPH11265498A JP8246598A JP8246598A JPH11265498A JP H11265498 A JPH11265498 A JP H11265498A JP 8246598 A JP8246598 A JP 8246598A JP 8246598 A JP8246598 A JP 8246598A JP H11265498 A JPH11265498 A JP H11265498A
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JP
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tii
transmitter
detecting
recording
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JP8246598A
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English (en)
Inventor
Eiji Watanabe
栄児 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】GPSを使用せずに正確な位置を検出するとと
もに、正確な時刻と渋滞情報等運行時の道路状況を記録
することができる運行記録装置を提供すること。 【解決手段】受信する周波数を設定する入力装置103
と、信号を受信するアンテナ101と、受信した信号を
復調するチューナー102と、復調した信号に含まれる
TII を検出するTII 検出手段104とを含むDAB受信
機110と、複数の送信機情報を記憶するメモリ116
と、3つ以上の送信機から送られたTII と前記メモリか
らの送信機情報とにより現在の位置を求める位置算出手
段111と、前記位置算出手段で求めた位置情報を記録
する記録手段114とを具備し、DAB受信機のTII を
利用することにより移動体の正確な位置情報を含む運行
状況を記録することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルオーデ
ィオ放送(以下、DABという)受信機などが受信でき
る送信機識別情報(以下、TII (Transmitter Identific
ationInformation)という)から得られた位置情報によ
り、車両などの移動体が時間の変化とともにどこを移動
したかを記録する運行記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車載用運行記録装置とし
ては、特開平6−119591号等に記載されたものが
知られている。以下、図6を参照して、そのような従来
の運行記録装置について説明する。図6は自動車に搭載
した従来の運行記録装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0003】図6において、1は時刻情報を発生する時
計回路、2は3以上の衛星から同期されて発射された電
波を受信して位置を測定する位置測定手段であるGPS
受信部、3は前記時刻情報にGPS受信部2の測定結果
である位置情報を対応させて記録媒体であるフロッピー
ディスクまたはICカードに書き込む記録回路、4は速
度検出回路、5は距離検出回路、6は方位検出回路、7
はフロッピディスクドライブ(FDD)、8は入力装置
インターフェース、9は入力装置、10はICカード書
込器、11は車両、12はGPSアンテナである。
【0004】次に、上記従来の車載用運行記録装置の動
作の概要を説明する。まず、GPS受信部2はGPSア
ンテナ12を介し、3以上の衛星から同期されて発射さ
れた電波を受信して自車の位置を測定する。記録回路3
はGPS受信部2で測定した測定結果である位置情報を
時計回路1からの時刻情報に対応してフロッピーディス
クまたはICカードなどの記録媒体に書き込むようにす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の車
載用運行記録装置においては、車両など移動体の位置情
報を検出するためにはGPSが必要であり、GPS衛星
からの電波を受信するためにGPSアンテナ12及びG
PS受信部2を装備しなければならない。すなわち、従
来の車載用運行記録装置はこのような設備を付加しなけ
ればならず、コストの面で問題があった。
【0006】本発明は、GPSを使用せずに、GPSを
使用した場合と同様に正確な位置を検出することがで
き、さらに運行記録のための正確な時刻と、渋滞情報
等、運行時の道路状況を記録することができる運行記録
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における運行記録
装置は、DAB受信機により得られた複数のTII から位
置情報を求め、その位置情報を含む運行状況を記録する
ようにしたものである。本発明は、GPSを用いずにD
AB受信機のTII を利用することにより自移動体の位置
を検出して、その位置情報を含む運行状況を記録するこ
とができる運行記録装置が得られる。
【0008】また、本発明における運行記録装置は、D
AB受信機により得られた複数のTII から位置情報とと
もに時間情報や渋滞情報を求め、それらの各情報を含む
運行状況を記録するようにしたものである。
【0009】本発明は、GPSを用いずにDAB受信機
のTII を利用することにより自移動体の位置とともに正
確な時間や渋滞情報を検出して、それら各情報を含む運
行状況を記録することができる運行記録装置が得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信する周波数を設定する入力装置と、信号を受信
するアンテナと、受信した信号を復調するチューナー
と、復調した信号に含まれるTII を検出するTII 検出手
段とを含むDAB受信機と、複数の送信機情報を記憶す
るメモリと、3つ以上の送信機から送られたTII と前記
メモリからの送信機情報とにより現在の位置を求める位
置算出手段と、前記位置算出手段で求めた位置情報を記
録する記録手段とを具備し、DAB受信機において検出
したTII に基づき運行状況を記録するようにしたもので
あり、GPSのような他の位置情報を得るための装置を
必要とせず、DAB受信機のTII を利用することにより
構成簡単に移動体の位置情報を含む運行状況を記録する
ことができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、現在時
刻を生成する時計を具備し、前記位置算出手段で求めた
位置情報を現在時刻とともに記録するようにしたもので
あり、位置情報を時計から生成された時刻に対応して記
録することができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、受信す
る周波数を設定する入力装置と、信号を受信するアンテ
ナと、受信した信号を復調するチューナーと、復調した
信号に含まれるTII を検出するTII 検出手段と、復調し
た信号から時刻情報を検出する時刻情報検出手段とを含
むDAB受信機と、複数の送信機情報を記憶するメモリ
と、3つ以上の送信機から送られたTII と前記メモリか
らの送信機情報とにより現在の位置を求める位置算出手
段と、前記位置算出手段で求めた位置情報を前記時刻情
報検出手段から得られた時刻とともに記録する記録手段
とを具備し、DAB受信機において検出したTII に基づ
き運行状況を記録するようにしたものであり、位置情報
をDAB受信機のTII から得られた正確な時刻に対応し
て記録することができるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、復調し
た信号から現在の位置に関連する渋滞情報を検出する渋
滞情報検出手段を具備し、前記記録手段は前記位置算出
手段で求めた位置情報と前記渋滞情報検出手段からの渋
滞情報とを時刻とともに記録するようにしたものであ
り、各時刻における渋滞情報等の道路状況を記録するこ
とができる運行記録を可能にするという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、移動体
の移動距離を検出する移動距離検出手段と、進行方向の
方位を検出する方位検出手段と、前記検出された方位情
報と前記検出された移動距離とにより前記位置算出手段
から出力された位置情報の位置を補正する位置補正手段
とを具備し、前記記録手段は前記位置算出手段で求めた
位置情報を前記時刻情報検出手段から得られた時刻と補
正された位置情報と検出された移動距離とともに記録す
るようにしたものであり、位置算出手段から得られた位
置を補正することにより、さらに正確な移動体の位置を
記録することができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1に記載の運行記録装置を搭載するようにしたものであ
り、GPSのような他の位置情報を得るための装置を必
要とせず、DAB受信機のTII を利用することにより構
成簡単に移動体の位置情報を含む運行状況を記録する運
行記録装置を移動体に搭載することができるという作用
を有する。
【0016】以下、添付図面、図1乃至図5に基づき、
本発明の実施の形態1乃至4を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、図1及び図5を参照して、本発
明の実施の形態1における運行記録装置について説明す
る。図1は本発明の実施の形態1における運行記録装置
の構成を示すブロック図、図5は複数の送信機に対する
受信位置範囲を示す模式図であり、(A)は受信位置範
囲を示す模式図、(B)は各送信機の送信出力リストで
ある。
【0017】まず、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における運行記録装置の構成を説明する。図1にお
いて、101はDAB放送を受信する受信アンテナ、1
02は受信した信号を復調するチューナ、103は設定
する周波数の信号を入力する入力装置、104は復調し
た信号から送信機識別情報(TII )を検出するTII 検出
手段、107はチューナ103で復調した信号から音声
信号を復調するMPEGデコーダ、108は音声信号に
復調したディジタル信号をアナログ信号に変換するD/
Aコンバータ、109は音声を出力するスピーカ、11
0はDAB受信機、111は受信したTII から移動体の
位置を算出する位置算出手段、116は各送信機の電界
強度を記憶するメモリ、120は現在の時刻を示す時
計、114は一定時間ごとに位置算出手段111からの
位置情報とその時刻とを記録する記録手段である。
【0018】次に、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における運行記録装置の動作を説明する。アンテナ
101により入力装置103に入力した周波数の信号を
受信し、送信機識別情報(TII )が含まれている3つ以
上の信号をチューナ102で復調する。復調した信号は
MPEGデコーダ107により音声信号に復調し、D/
Aコンバータ108を介してアナログ信号に変換され
る。変換したスアナログ信号はピーカ109を通し音声
信号として出力され、DAB放送を聞くことができる。
放送を聞きながら、TII 検出手段104により、チュー
ナ102で復調した信号の中から送信機識別情報(TII
)を検出し、受信した3つ以上のTII から、それら信
号を送信した送信機のID、緯度、経度が直接得られ、
かつその送信機から受信した信号の電界強度が得られ
る。
【0019】ここで、図5を参照して、移動体の位置と
3つの送信機との位置関係と、受信信号の電界強度とに
ついて説明する。図5の(A)において、601、60
2及び603はそれぞれ送信機1(ID=01)、送信
機2(ID=02)及び送信機3(ID=03)、61
1はTII から得られた送信機1に対する受信位置範囲、
612はTII から得られた送信機2に対する受信位置範
囲、613はTII から得られた送信機3に対する受信位
置範囲、610は自移動体の各送信機1、2、3に対す
る受信位置範囲である。
【0020】メモリ116には図5の(B)に示すよう
に各送信機に対する電界強度が記憶されており、位置算
出手段111はそこに記憶されている電界強度の中から
受信している送信機の電界強度を求め、その電界強度と
受信した送信機からの送信出力とにより、移動体の現在
位置に対する各送信機1、2、3からの距離(最小半径
r1N、r2N、r3N及び最大半径r1W、r2W、
r3W)をそれぞれ求める。そして求めた各送信機1、
2、3からの距離から、それらの交点を求めることによ
り、受信している移動体の位置を算出して位置情報を出
力する。記録手段114は、現在の時刻を示す時計12
0が作り出す一定時間毎に、その時刻に対応して、位置
算出手段111から出力された位置情報と時刻とを記録
することにより運行記録を行うことができる。
【0021】(実施の形態2)次に、図2及び図5を参
照して、本発明の実施の形態2における運行記録装置に
ついて説明する。図2は本発明の実施の形態2における
運行記録装置の構成を示すブロック図である。まず、図
2を参照して、本実施の形態2における運行記録装置の
構成を説明する。図2において、受信アンテナ101、
チューナ102、入力装置103、TII 検出手段10
4、MPEGデコーダ107、D/Aコンバータ10
8、スピーカ109、DAB受信機110、位置算出手
段111、記録手段114、メモリ116は上記実施の
形態1で説明したものと同様であるから、更に詳細な説
明は省略する。本実施の形態では、上記の他、実施の形
態1で使用した時計120の代わりに、復調信号の中か
ら時刻情報を検出する時刻情報検出手段106を備えた
ことを特徴とする。
【0022】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態2における運行記録装置の動作を説明する。アンテナ
101により入力装置103に入力した周波数の信号を
受信し、送信機識別情報(TII )が含まれている3つ以
上の信号をチューナ102で復調する。復調した信号は
MPEGデコーダ107により音声信号に復調し、D/
Aコンバータ108を介してアナログ信号に変換され
る。変換したスアナログ信号はピーカ109を通し音声
信号として出力され、DAB放送を聞くことができる。
放送を聞きながら、TII 検出手段104により、チュー
ナ102で復調した信号の中から送信機識別情報(TII
)を検出し、受信した3つ以上のTII から、それら信
号を送信した送信機のID、緯度、経度が直接得られ、
かつその送信機から受信した信号の電界強度が得られ
る。
【0023】ここで、図5を参照して、移動体の位置と
3つの送信機との位置関係と、受信信号の電界強度とに
ついて説明する。図5の(A)において、601、60
2及び603はそれぞれ送信機1(ID=01)、送信
機2(ID=02)及び送信機3(ID=03)、61
1はTII から得られた送信機1に対する受信位置範囲、
612はTII から得られた送信機2に対する受信位置範
囲、613はTII から得られた送信機3に対する受信位
置範囲、610は自移動体の各送信機1、2、3に対す
る受信位置範囲である。
【0024】メモリ116には図5の(B)に示すよう
に各送信機に対する電界強度が記憶されており、位置算
出手段111はそこに記憶されている電界強度の中から
受信している送信機の電界強度を求め、その電界強度と
受信した送信機からの送信出力とにより、移動体の現在
位置に対する各送信機1、2、3からの距離(最小半径
r1N、r2N、r3N及び最大半径r1W、r2W、
r3W)をそれぞれ求める。そして求めた各送信機1、
2、3からの距離から、それらの交点を求めることによ
り、受信している移動体の位置を算出して位置情報を出
力する。
【0025】一方、時刻情報検出手段106はチューナ
102で復調した受信信号から時刻情報を検出して現在
の時刻を出力する。記録手段114は、位置算出手段1
11から出力された位置情報と時刻情報検出手段106
から得られた現在時刻とを記録することにより運行記録
を行うことができる。
【0026】(実施の形態3)次に、図3及び図5を参
照して、本発明の実施の形態3における運行記録装置に
ついて説明する。図3は本発明の実施の形態3における
運行記録装置の構成を示すブロック図である。まず、図
3を参照して、本実施の形態3における運行記録装置の
構成を説明する。図3において、受信アンテナ101、
チューナ102、入力装置103、TII 検出手段10
4、MPEGデコーダ107、D/Aコンバータ10
8、スピーカ109、DAB受信機110、位置算出手
段111、記録手段114、メモリ116、時計120
は上記実施の形態1で説明したものと同様であるから、
更に詳細な説明は省略する。本実施の形態では、上記の
他、復調信号の中から現在位置に対する渋滞情報を検出
する渋滞情報検出手段105を備えたことを特徴とす
る。
【0027】次に、図3を参照して、本発明の実施の形
態3における運行記録装置の動作を説明する。アンテナ
101により入力装置103に入力した周波数の信号を
受信し、送信機識別情報(TII )が含まれている3つ以
上の信号をチューナ102で復調する。復調した信号は
MPEGデコーダ107により音声信号に復調し、D/
Aコンバータ108を介してアナログ信号に変換され
る。変換したスアナログ信号はピーカ109を通し音声
信号として出力され、DAB放送を聞くことができる。
放送を聞きながら、TII 検出手段104により、チュー
ナ102で復調した信号の中から送信機識別情報(TII
)を検出し、受信した3つ以上のTII から、それら信
号を送信した送信機のID、緯度、経度が直接得られ、
かつその送信機から受信した信号の電界強度が得られ
る。
【0028】ここで、図5を参照して、移動体の位置と
3つの送信機との位置関係と、受信信号の電界強度とに
ついて説明する。図5の(A)において、601、60
2及び603はそれぞれ送信機1(ID=01)、送信
機2(ID=02)及び送信機3(ID=03)、61
1はTII から得られた送信機1に対する受信位置範囲、
612はTII から得られた送信機2に対する受信位置範
囲、613はTII から得られた送信機3に対する受信位
置範囲、610は自移動体の各送信機1、2、3に対す
る受信位置範囲である。
【0029】メモリ116には図5の(B)に示すよう
に各送信機に対する電界強度が記憶されており、位置算
出手段111はそこに記憶されている電界強度の中から
受信している送信機の電界強度を求め、その電界強度と
受信した送信機からの送信出力とにより、移動体の現在
位置に対する各送信機1、2、3からの距離(最小半径
r1N、r2N、r3N及び最大半径r1W、r2W、
r3W)をそれぞれ求める。そして求めた各送信機1、
2、3からの距離から、それらの交点を求めることによ
り、受信している移動体の位置を算出して位置情報を出
力する。
【0030】一方、渋滞情報検出手段105は、チュー
ナ102で復調した信号から現在位置に関連する渋滞情
報を検出して現在の渋滞情報を出力する。記録手段11
4は現在の時刻を示す時計120が作り出す一定時間毎
に、その時刻に対応して、位置算出手段111から出力
された位置情報と渋滞情報検出手段105から出力され
た渋滞情報と時計120からの時刻とを記録することに
より運行記録を行うことができる。
【0031】(実施の形態4)次に、図4及び図5を参
照して、本発明の実施の形態4における運行記録装置に
ついて説明する。図4は本発明の実施の形態4における
運行記録装置の構成を示すブロック図である。まず、図
4を参照して、本実施の形態4における運行記録装置の
構成を説明する。図4において、受信アンテナ101、
チューナ102、入力装置103、TII 検出手段10
4、MPEGデコーダ107、D/Aコンバータ10
8、スピーカ109、DAB受信機110、位置算出手
段111、記録手段114、メモリ116は上記実施の
形態1で説明したものと同様であるから、更に詳細な説
明は省略する。
【0032】本実施の形態では、上記の他、復調信号の
中から現在位置に対する渋滞情報を検出する渋滞情報検
出手段105、復調信号の中から時刻情報を検出する時
刻情報検出手段106、進行方向の方位を検出する方位
検出手段112、移動体の移動距離を検出する移動距離
検出手段115、方位検出手段112及び移動距離検出
手段115からの方位及び移動距離を参照して位置算出
手段111から得られた位置を補正する位置補正手段1
13を備えたことを特徴とする。
【0033】次に、図3を参照して、本発明の実施の形
態3における運行記録装置の動作を説明する。アンテナ
101により入力装置103に入力した周波数の信号を
受信し、送信機識別情報(TII )が含まれている3つ以
上の信号をチューナ102で復調する。復調した信号は
MPEGデコーダ107により音声信号に復調し、D/
Aコンバータ108を介してアナログ信号に変換され
る。変換したスアナログ信号はピーカ109を通し音声
信号として出力され、DAB放送を聞くことができる。
放送を聞きながら、TII 検出手段104により、チュー
ナ102で復調した信号の中から送信機識別情報(TII
)を検出し、受信した3つ以上のTII から、それら信
号を送信した送信機のID、緯度、経度が直接得られ、
かつその送信機から受信した信号の電界強度が得られ
る。
【0034】ここで、図5を参照して、移動体の位置と
3つの送信機との位置関係と、受信信号の電界強度とに
ついて説明する。図5の(A)において、601、60
2及び603はそれぞれ送信機1(ID=01)、送信
機2(ID=02)及び送信機3(ID=03)、61
1はTII から得られた送信機1に対する受信位置範囲、
612はTII から得られた送信機2に対する受信位置範
囲、613はTII から得られた送信機3に対する受信位
置範囲、610は自移動体の各送信機1、2、3に対す
る受信位置範囲である。
【0035】メモリ116には図5の(B)に示すよう
に各送信機に対する電界強度が記憶されており、位置算
出手段111はそこに記憶されている電界強度の中から
受信している送信機の電界強度を求め、その電界強度と
受信した送信機からの送信出力とにより、移動体の現在
位置に対する各送信機1、2、3からの距離(最小半径
r1N、r2N、r3N及び最大半径r1W、r2W、
r3W)をそれぞれ求める。そして求めた各送信機1、
2、3からの距離から、それらの交点を求めることによ
り、受信している移動体の位置を算出して位置情報を出
力する。
【0036】一方、時刻情報検出手段106はチューナ
102で復調した信号から時刻情報を検出して現在時刻
を出力し、移動距離検出手段115は移動体の移動距離
を検出して出力する。また、方位検出手段112は自移
動体の進行方向の方位を検出することにより位置算出手
段111から得られた位置からの小さな移動を検出し、
位置補正手段113は位置算出手段111から得られた
位置情報を補正する補正値を算出する。記録手段114
は、求めた位置情報(補正値を含む)を時刻情報検出手
段から得られた時刻と補正された位置情報と移動距離と
ともに記録することにより運行記録を行うことができ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成し、特にD
AB受信機から得られた各送信機からの位置情報(送信
機のID、緯度、経度等)により自移動体の位置を算出
するようにしたことにより、GPSのような他の位置情
報を得るための装置を必要とせずに運行状況を記録する
ことができるため、簡単且つ低コストの運行記録装置を
提供することができる。
【0038】また、本発明は、特に時計を設けたことに
より、位置情報を時計から生成された時刻に対応して記
録することができる簡単且つ低コストの運行記録装置を
提供することができる。
【0039】また、本発明は、特に復調信号の中から時
刻情報を検出する時刻情報検出手段を設けたことによ
り、位置情報を正確な時刻に対応して記録することがで
きる簡単且つ低コストの運行記録装置を提供することが
できる。
【0040】また、本発明は、特に復調信号の中から現
在位置に対する渋滞情報を検出する渋滞情報検出手段を
設けたことにより、各時刻における渋滞情報等の道路状
況を記録することができる簡単且つ低コストの運行記録
装置を提供することができる。
【0041】また、本発明は、特に位置算出手段から得
られた位置を補正する位置補正手段を設けたことによ
り、さらに正確な自移動体の位置を記録することができ
る簡単且つ低コストの運行記録装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における運行記録装置の
構成を示すブロック図、
【図2】本発明の実施の形態2における運行記録装置の
構成を示すブロック図、
【図3】本発明の実施の形態3における運行記録装置の
構成を示すブロック図、
【図4】本発明の実施の形態4における運行記録装置の
構成を示すブロック図、
【図5】複数の送信機に対する受信位置範囲を示す模式
図であり、(A)は受信位置範囲を示す模式図、(B)
は各送信機の送信出力リスト、
【図6】従来の運行記録装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101 受信アンテナ 102 チューナ 103 入力装置 104 TII 検出手段 105 渋滞情報検出手段 106 時刻情報検出手段 107 MPEGデコーダ 108 D/Aコンバータ 109 スピーカ 110 DAB受信機 111 位置算出手段 112 方位検出手段 113 位置補正手段 114 記録手段 115 移動距離検出手段 116 メモリ 120 時計 601 送信機1 602 送信機2 603 送信機3 610 自移動体の送信機1、2、3に対する受信位置
範囲 611 TII から得られた送信機1に対する受信位置範
囲 612 TII から得られた送信機2に対する受信位置範
囲 613 TII から得られた送信機3に対する受信位置範
囲 1 時計回路 2 GPS受信部 3 記録回路 4 速度検出回路 5 距離検出回路 6 方位検出回路 7 フロッピディスクドライブ(FDD) 8 入力装置インターフェース 9 入力装置 10 ICカード書込器 11 車両 12 GPSアンテナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信する周波数を設定する入力装置と、信
    号を受信するアンテナと、受信した信号を復調するチュ
    ーナーと、復調した信号に含まれるTII を検出するTII
    検出手段とを含むDAB受信機と、複数の送信機情報を
    記憶するメモリと、3つ以上の送信機から送られたTII
    と前記メモリからの送信機情報とにより現在の位置を求
    める位置算出手段と、前記位置算出手段で求めた位置情
    報を記録する記録手段とを具備し、DAB受信機におい
    て検出したTII に基づき運行状況を記録するようにした
    ことを特徴とする運行記録装置。
  2. 【請求項2】現在時刻を生成する時計を具備し、前記位
    置算出手段で求めた位置情報を現在時刻とともに記録す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の運行記録
    装置。
  3. 【請求項3】受信する周波数を設定する入力装置と、信
    号を受信するアンテナと、受信した信号を復調するチュ
    ーナーと、復調した信号に含まれるTII を検出するTII
    検出手段と、復調した信号から時刻情報を検出する時刻
    情報検出手段とを含むDAB受信機と、複数の送信機情
    報を記憶するメモリと、3つ以上の送信機から送られた
    TII と前記メモリからの送信機情報とにより現在の位置
    を求める位置算出手段と、前記位置算出手段で求めた位
    置情報を前記時刻情報検出手段から得られた時刻ととも
    に記録する記録手段とを具備し、DAB受信機において
    検出したTII に基づき運行状況を記録するようにしたこ
    とを特徴とする運行記録装置。
  4. 【請求項4】復調した信号から現在の位置に関連する渋
    滞情報を検出する渋滞情報検出手段を具備し、前記記録
    手段は前記位置算出手段で求めた位置情報と前記渋滞情
    報検出手段からの渋滞情報とを時刻とともに記録するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1、2または3記載の
    運行記録装置。
  5. 【請求項5】移動体の移動距離を検出する移動距離検出
    手段と、進行方向の方位を検出する方位検出手段と、前
    記検出された方位情報と前記検出された移動距離とによ
    り前記位置算出手段から出力された位置情報の位置を補
    正する位置補正手段とを具備し、前記記録手段は前記位
    置算出手段で求めた位置情報を前記時刻情報検出手段か
    ら得られた時刻と補正された位置情報と検出された移動
    距離とともに記録するようにしたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載の運行記録装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の運行記録装置を搭載した
    ことを特徴とする移動体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100841449B1 (ko) 2007-11-23 2008-06-25 (주)웨이브다임 디지털 오디오방송을 이용한 위치 추적 방법
KR100949615B1 (ko) * 2001-11-08 2010-03-26 더 로섬 코퍼레이션 디지털 텔레비전 방송 신호를 이용한 위치 결정에 바탕한 내버게이션 서비스

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