JPH11265431A - Pcカード - Google Patents
PcカードInfo
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- JPH11265431A JPH11265431A JP10082999A JP8299998A JPH11265431A JP H11265431 A JPH11265431 A JP H11265431A JP 10082999 A JP10082999 A JP 10082999A JP 8299998 A JP8299998 A JP 8299998A JP H11265431 A JPH11265431 A JP H11265431A
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- JP
- Japan
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- card
- projection
- connector
- ground electrode
- frame
- Prior art date
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- Granted
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/648—Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding
- H01R13/658—High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
- H01R13/6581—Shield structure
- H01R13/6582—Shield structure with resilient means for engaging mating connector
- H01R13/6583—Shield structure with resilient means for engaging mating connector with separate conductive resilient members between mating shield members
Abstract
(57)【要約】
【課題】 16ビット用のカードスロットと32ビット
用のカードスロットとの両方に兼用できるPCカードを
構成する。 【解決手段】 PCカード1は、そのコネクタ取付口2
Aにカード側コネクタ12が取付けられ、その上側には
枠状体3の連結梁に取付枠が取付けられたグランド電極
のばね性突起16が伸長している。また、ばね性突起1
6の突部16Aは、枠状体3の板体3Dに穿設された突
起収容孔9から上側に突出する。PCカード1を16ビ
ット用のカードスロットに挿入すると、各ばね性突起1
6はカードスロット側の挿入穴によって下側に変形され
る。これにより、PCカード1は、16ビットと32ビ
ットの両方のカードスロットに装着できる。
用のカードスロットとの両方に兼用できるPCカードを
構成する。 【解決手段】 PCカード1は、そのコネクタ取付口2
Aにカード側コネクタ12が取付けられ、その上側には
枠状体3の連結梁に取付枠が取付けられたグランド電極
のばね性突起16が伸長している。また、ばね性突起1
6の突部16Aは、枠状体3の板体3Dに穿設された突
起収容孔9から上側に突出する。PCカード1を16ビ
ット用のカードスロットに挿入すると、各ばね性突起1
6はカードスロット側の挿入穴によって下側に変形され
る。これにより、PCカード1は、16ビットと32ビ
ットの両方のカードスロットに装着できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータの機能を拡張するために、パーソナルコン
ピュータのカードスロットに装着されるPCカードに関
する。
コンピュータの機能を拡張するために、パーソナルコン
ピュータのカードスロットに装着されるPCカードに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータは、演
算機能、記憶機能等を備えたコンピュータ本体と、該コ
ンピュータ本体に信号を入力するキーボードと、前記コ
ンピュータ本体内のメモリを記憶するフロッピィディス
ク等からなる記憶装置と、プログラム、演算結果等を表
示するディスプレイとから大略構成されている。
算機能、記憶機能等を備えたコンピュータ本体と、該コ
ンピュータ本体に信号を入力するキーボードと、前記コ
ンピュータ本体内のメモリを記憶するフロッピィディス
ク等からなる記憶装置と、プログラム、演算結果等を表
示するディスプレイとから大略構成されている。
【0003】また、パーソナルコンピュータには、コン
ピュータ本体に内蔵したメモリの拡張、モデムの増設等
を行うため、PCカードを後から付加的に装着できるカ
ードスロットが設けられている。さらに、このPCカー
ドの大きさ、形状は、PCカードスタンダードやJEI
DA(日本電子機械工業)の規格によって規定されてい
る。
ピュータ本体に内蔵したメモリの拡張、モデムの増設等
を行うため、PCカードを後から付加的に装着できるカ
ードスロットが設けられている。さらに、このPCカー
ドの大きさ、形状は、PCカードスタンダードやJEI
DA(日本電子機械工業)の規格によって規定されてい
る。
【0004】一方、パーソナルコンピュータは、その処
理速度を高めるため、演算処理の情報量が16ビットか
ら32ビットに移りつつあり、PCカードの形状も、1
6ビット用のPCカードと32ビット用のPCカードと
に区別されている。また、パーソナルコンピュータ側の
カードスロットも同様に、16ビット用のカードスロッ
トと32ビット用のカードスロットに大別される。
理速度を高めるため、演算処理の情報量が16ビットか
ら32ビットに移りつつあり、PCカードの形状も、1
6ビット用のPCカードと32ビット用のPCカードと
に区別されている。また、パーソナルコンピュータ側の
カードスロットも同様に、16ビット用のカードスロッ
トと32ビット用のカードスロットに大別される。
【0005】しかも、パーソナルコンピュータでは、低
消費電力化のため、コンピュータ本体内の駆動電圧は
5.0Vから3.3Vに変更され、通常16ビット用の
PCカードは駆動電圧が5.0Vであるのに対し、32
ビット用のPCカードは3.3Vに設定されている。ま
た、駆動電圧を5.0Vから3.3Vに下げることによ
り、PCカードとコンピュータ本体との信号の送信、受
信を確実にするため、32ビット用のPCカードとカー
ドスロットには、グランド接続を強化するため、複数個
の突起が形成されたグランド電極が設けられている。
消費電力化のため、コンピュータ本体内の駆動電圧は
5.0Vから3.3Vに変更され、通常16ビット用の
PCカードは駆動電圧が5.0Vであるのに対し、32
ビット用のPCカードは3.3Vに設定されている。ま
た、駆動電圧を5.0Vから3.3Vに下げることによ
り、PCカードとコンピュータ本体との信号の送信、受
信を確実にするため、32ビット用のPCカードとカー
ドスロットには、グランド接続を強化するため、複数個
の突起が形成されたグランド電極が設けられている。
【0006】また、PCカードの挿入方向左側には、P
Cカードの表裏の差し間違いを防止すると共に、16ビ
ット用のPCカードか、32ビット用のPCカードかを
区別するためのカード側キー溝が形成されている。そし
て、このカード側キー溝は、16ビット用のPCカード
の方が32ビット用のPCカードよりも広い幅寸法に形
成されている。
Cカードの表裏の差し間違いを防止すると共に、16ビ
ット用のPCカードか、32ビット用のPCカードかを
区別するためのカード側キー溝が形成されている。そし
て、このカード側キー溝は、16ビット用のPCカード
の方が32ビット用のPCカードよりも広い幅寸法に形
成されている。
【0007】これにより、16ビット用のPCカード
は、16ビット用のカードスロットに装着できるだけで
なく、32ビット用のカードスロットにも装着すること
ができる。一方、32ビット用のPCカードは、32ビ
ット用のカードスロットに装着できるものの、16ビッ
ト用のカードスロットには装着できないようにしてい
た。この結果、32ビット用のPCカードのカードスロ
ットに設けたグランド電極の各突起が、この突起を受承
する部分のない16ビット用のカードスロットに装着さ
れるのを防止し、グランド電極とガードスロットのカー
ド挿入穴等の保護を図っていた。
は、16ビット用のカードスロットに装着できるだけで
なく、32ビット用のカードスロットにも装着すること
ができる。一方、32ビット用のPCカードは、32ビ
ット用のカードスロットに装着できるものの、16ビッ
ト用のカードスロットには装着できないようにしてい
た。この結果、32ビット用のPCカードのカードスロ
ットに設けたグランド電極の各突起が、この突起を受承
する部分のない16ビット用のカードスロットに装着さ
れるのを防止し、グランド電極とガードスロットのカー
ド挿入穴等の保護を図っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるPCカードでは、それぞれのカード側キー
溝の溝幅寸法を異なるように形成することにより、16
ビット用か32ビット用かを識別すると共に、前述した
如く、32ビット用のPCカードは16ビット用のカー
ドスロットに装着できないようにしている。
来技術によるPCカードでは、それぞれのカード側キー
溝の溝幅寸法を異なるように形成することにより、16
ビット用か32ビット用かを識別すると共に、前述した
如く、32ビット用のPCカードは16ビット用のカー
ドスロットに装着できないようにしている。
【0009】一方、ユーザ側から16ビット用と32ビ
ット用とを兼用にしたPCカードの要望があり、この要
望に対応するためには、パーソナルコンピュータ側のカ
ードスロットの形状に関係なく、16ビット用のカード
スロットと32ビット用のカードスロットの両方に着脱
可能なPCカードを提供する必要がある。
ット用とを兼用にしたPCカードの要望があり、この要
望に対応するためには、パーソナルコンピュータ側のカ
ードスロットの形状に関係なく、16ビット用のカード
スロットと32ビット用のカードスロットの両方に着脱
可能なPCカードを提供する必要がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は高ビット用と低ビット用とを兼
用にしたPCカードを、高ビット用および低ビット用の
両方のカードスロットに対して着脱を可能としたPCカ
ードを提供することを目的としている。
されたもので、本発明は高ビット用と低ビット用とを兼
用にしたPCカードを、高ビット用および低ビット用の
両方のカードスロットに対して着脱を可能としたPCカ
ードを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用するPCカードは、回路基板を収
容する枠状体を上パネル、下パネルによって施蓋するこ
とにより形成され、一の端面がコネクタ取付口として開
口したケーシングと、前記回路基板に接続される多数本
の端子ピンを有すると共にパーソナルコンピュータ側の
端子ピンが挿入される多数個のピン穴を有する矩形状体
からなり、前記ケーシングのコネクタ取付口に位置して
前記ケーシングに取付けられたコネクタと、前記回路基
板のグランドをパーソナルコンピュータ側に接続するグ
ランド電極とから構成したことにある。
ために、本発明が採用するPCカードは、回路基板を収
容する枠状体を上パネル、下パネルによって施蓋するこ
とにより形成され、一の端面がコネクタ取付口として開
口したケーシングと、前記回路基板に接続される多数本
の端子ピンを有すると共にパーソナルコンピュータ側の
端子ピンが挿入される多数個のピン穴を有する矩形状体
からなり、前記ケーシングのコネクタ取付口に位置して
前記ケーシングに取付けられたコネクタと、前記回路基
板のグランドをパーソナルコンピュータ側に接続するグ
ランド電極とから構成したことにある。
【0012】そして、請求項1が採用する手段の特徴
は、ケーシングの枠状体を、左,右方向に離間した状態
で前,後方向に延びる左,右の支柱と、該各支柱をコネ
クタ取付口の近傍位置で連結する連結梁とから構成し、
グランド電極を、前記枠状体の連結梁に沿って延び該連
結梁に係止めされる取付枠と、該取付枠からコネクタの
上,下方向の一方の平面に向けて伸長して形成され、パ
ーソナルコンピュータ側のカードスロットに挿入すると
きにばね性を与える複数個のばね性突起とから構成した
ことにある。
は、ケーシングの枠状体を、左,右方向に離間した状態
で前,後方向に延びる左,右の支柱と、該各支柱をコネ
クタ取付口の近傍位置で連結する連結梁とから構成し、
グランド電極を、前記枠状体の連結梁に沿って延び該連
結梁に係止めされる取付枠と、該取付枠からコネクタの
上,下方向の一方の平面に向けて伸長して形成され、パ
ーソナルコンピュータ側のカードスロットに挿入すると
きにばね性を与える複数個のばね性突起とから構成した
ことにある。
【0013】このような構成とすることにより、グラン
ド電極を受承する部分のない低ビット用のカードスロッ
トに挿入するとき、カードスロットの挿入穴にグランド
電極のばね性突起が接触し、該ばね性突起はケーシング
内に向けて変形される。しかも、カードスロットから引
き抜いたときには、ばね性突起は復帰するから、グラン
ド電極を受承する部分を有する高ビット用のカードスロ
ットに対しても装着することができ、PCカードは低ビ
ット用、高ビット用の両方に兼用して使用することがで
きる。
ド電極を受承する部分のない低ビット用のカードスロッ
トに挿入するとき、カードスロットの挿入穴にグランド
電極のばね性突起が接触し、該ばね性突起はケーシング
内に向けて変形される。しかも、カードスロットから引
き抜いたときには、ばね性突起は復帰するから、グラン
ド電極を受承する部分を有する高ビット用のカードスロ
ットに対しても装着することができ、PCカードは低ビ
ット用、高ビット用の両方に兼用して使用することがで
きる。
【0014】また、グランド電極はその取付枠を枠状体
の連結梁に係止めしているから、PCカードの組立て時
にグランド電極と回路基板側のグランドに接続するとき
の半田付け等の接続作業を容易に行うことができる。
の連結梁に係止めしているから、PCカードの組立て時
にグランド電極と回路基板側のグランドに接続するとき
の半田付け等の接続作業を容易に行うことができる。
【0015】請求項2の発明では、ケーシングの枠状体
に、連結梁よりもコネクタ取付口側で、かつコネクタの
一方の平面側に位置して各支柱間に板体を設け、該板体
にはグランド電極の各ばね性突起が収容される突起収容
孔を穿設する構成としたことにある。
に、連結梁よりもコネクタ取付口側で、かつコネクタの
一方の平面側に位置して各支柱間に板体を設け、該板体
にはグランド電極の各ばね性突起が収容される突起収容
孔を穿設する構成としたことにある。
【0016】このように構成することにより、グランド
電極のばね性突起は、枠状体の板体に穿設した突起収容
孔から突出させているから、該ばね性突起に外部から不
慮の横方向の力が加わったときでも突起収容孔によって
ばね性突起の損傷を防止し、該各ばね性突起の寿命を延
ばすことができる。
電極のばね性突起は、枠状体の板体に穿設した突起収容
孔から突出させているから、該ばね性突起に外部から不
慮の横方向の力が加わったときでも突起収容孔によって
ばね性突起の損傷を防止し、該各ばね性突起の寿命を延
ばすことができる。
【0017】請求項3の発明では、ケーシングを形成す
る上,下のパネルのうち一方側のパネルには、グランド
電極の各ばね性突起が収容される突起収容孔を穿設する
構成としたことにある。
る上,下のパネルのうち一方側のパネルには、グランド
電極の各ばね性突起が収容される突起収容孔を穿設する
構成としたことにある。
【0018】このように構成することにより、グランド
電極のばね性突起は、一方側のパネルの突起収容孔から
突出させているから、該ばね性突起に外部から不慮の横
方向の力が加わったときでも突起収容孔によってばね性
突起の損傷を防止し、該各ばね性突起の寿命を延ばすこ
とができる。
電極のばね性突起は、一方側のパネルの突起収容孔から
突出させているから、該ばね性突起に外部から不慮の横
方向の力が加わったときでも突起収容孔によってばね性
突起の損傷を防止し、該各ばね性突起の寿命を延ばすこ
とができる。
【0019】請求項4の発明では、グランド電極の各ば
ね性突起を、取付枠から延びる部位の途中を折曲げて板
ばねとして形成したことにある。
ね性突起を、取付枠から延びる部位の途中を折曲げて板
ばねとして形成したことにある。
【0020】このように構成することにより、各ばね性
突起は板ばね構造となっているから、PCカードを低ビ
ット用のカードスロットに挿入するとき、カードスロッ
トの挿入穴にグランド電極のばね性突起が接触し、該ば
ね性突起は変形し、PCカードをカードスロットから抜
き取ったときには、ばね性突起はその板ばね構造によっ
て復帰する。
突起は板ばね構造となっているから、PCカードを低ビ
ット用のカードスロットに挿入するとき、カードスロッ
トの挿入穴にグランド電極のばね性突起が接触し、該ば
ね性突起は変形し、PCカードをカードスロットから抜
き取ったときには、ばね性突起はその板ばね構造によっ
て復帰する。
【0021】請求項5の発明では、グランド電極の各ば
ね性突起のうち、少なくともケーシングから突出する部
分の横断面を湾曲状に形成したことにある。
ね性突起のうち、少なくともケーシングから突出する部
分の横断面を湾曲状に形成したことにある。
【0022】このように構成することにより、ばね性突
起が突起収容孔内を変位するとき、該ばね性突起の端部
が突起収容孔に引っかかるのを防止できる。
起が突起収容孔内を変位するとき、該ばね性突起の端部
が突起収容孔に引っかかるのを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。ま
ず、図1ないし図11に基づいて、第1の実施の形態を
説明する。
を、図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。ま
ず、図1ないし図11に基づいて、第1の実施の形態を
説明する。
【0024】1は本実施の形態による16ビットと32
ビットの両方に対応し得るPCカード、2は該PCカー
ド1の外形をなし薄板状に形成されたケーシングで、該
ケーシング2は、上,下位置が開口した薄形の枠状体3
と、該枠状体3の上側開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部
4Aを有する上パネル4と、前記枠状体3の下側開口を
施蓋し、同じく矩形状の膨らみ部5Aを有する下パネル
5とから構成され、内部に基板収容空間6を形成してい
る。
ビットの両方に対応し得るPCカード、2は該PCカー
ド1の外形をなし薄板状に形成されたケーシングで、該
ケーシング2は、上,下位置が開口した薄形の枠状体3
と、該枠状体3の上側開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部
4Aを有する上パネル4と、前記枠状体3の下側開口を
施蓋し、同じく矩形状の膨らみ部5Aを有する下パネル
5とから構成され、内部に基板収容空間6を形成してい
る。
【0025】また、ケーシング2の基板収容空間6内に
は回路基板7が収容され、該回路基板7上に実装された
電子部品8は、駆動電圧3.3Vを用いる32ビットに
対応するのみでなく、駆動電圧5.0Vを用いる16ビ
ットの両方に対応するように設定された回路が構成され
ている。
は回路基板7が収容され、該回路基板7上に実装された
電子部品8は、駆動電圧3.3Vを用いる32ビットに
対応するのみでなく、駆動電圧5.0Vを用いる16ビ
ットの両方に対応するように設定された回路が構成され
ている。
【0026】なお、駆動電圧3.3Vを用いる32ビッ
トに対応する回路と、駆動電圧5.0Vを用いる16ビ
ットに対応する回路は、切換スイッチ(図示せず)等の
手段によって、PCカードが装着されるパーソナルコン
ピュータに合わせて切換えられるようになっている。
トに対応する回路と、駆動電圧5.0Vを用いる16ビ
ットに対応する回路は、切換スイッチ(図示せず)等の
手段によって、PCカードが装着されるパーソナルコン
ピュータに合わせて切換えられるようになっている。
【0027】ここで、ケーシング2の一の端面はコネク
タ取付口2Aとして開口し、該コネクタ取付口2Aには
後述のカード側コネクタ12が取付けられる。なお、図
1中の矢印AはPCカード1の挿入方向を示している。
タ取付口2Aとして開口し、該コネクタ取付口2Aには
後述のカード側コネクタ12が取付けられる。なお、図
1中の矢印AはPCカード1の挿入方向を示している。
【0028】また、枠状体3は、図2、図3に示す如
く、樹脂材料によって長方形に形成され、左,右方向に
離間した状態で前,後方向に延びる左,右の支柱3A
と、該各支柱3Aをコネクタ取付口2Aの近傍位置で連
結する角柱状の連結梁3Bと、各支柱3Aの後側を連結
する連結部3Cと、前記連結梁3Bよりもコネクタ取付
口2A側で、かつカード側コネクタ12の上面に位置し
て前記各支柱3A間に形成された板体3Dとから構成さ
れ、該板体3Dには後述する複数個(例えば8個)の突
起収容孔9が形成され、板体3Dの下面にはカード側コ
ネクタ12の上面が当接している(図4参照)。
く、樹脂材料によって長方形に形成され、左,右方向に
離間した状態で前,後方向に延びる左,右の支柱3A
と、該各支柱3Aをコネクタ取付口2Aの近傍位置で連
結する角柱状の連結梁3Bと、各支柱3Aの後側を連結
する連結部3Cと、前記連結梁3Bよりもコネクタ取付
口2A側で、かつカード側コネクタ12の上面に位置し
て前記各支柱3A間に形成された板体3Dとから構成さ
れ、該板体3Dには後述する複数個(例えば8個)の突
起収容孔9が形成され、板体3Dの下面にはカード側コ
ネクタ12の上面が当接している(図4参照)。
【0029】9,9,…は枠状体3の板体3Dに穿設さ
れた複数個の突起収容孔で、該各突起収容孔9は矩形状
に形成され、該各突起収容孔9を通してグランド電極1
3のばね性突起16が突出する。
れた複数個の突起収容孔で、該各突起収容孔9は矩形状
に形成され、該各突起収容孔9を通してグランド電極1
3のばね性突起16が突出する。
【0030】10はPCカード1の挿入方向左側に形成
されたカード側キー溝で、該カード側キー溝10はケー
シング2の枠状体3のうち、コネクタ取付口2A近傍の
側壁の挿入方向左側に位置して、枠状体3の上面を切欠
くことにより形成されている。そして、カード側キー溝
10は、規格によって規定された16ビット用のPCカ
ードのカード側キー溝と同じ溝幅寸法d1 に形成されて
いる。
されたカード側キー溝で、該カード側キー溝10はケー
シング2の枠状体3のうち、コネクタ取付口2A近傍の
側壁の挿入方向左側に位置して、枠状体3の上面を切欠
くことにより形成されている。そして、カード側キー溝
10は、規格によって規定された16ビット用のPCカ
ードのカード側キー溝と同じ溝幅寸法d1 に形成されて
いる。
【0031】11はPCカード1の挿入方向右側に形成
されたガイド溝部で、該ガイド溝部11はケーシング2
の枠状体3のうちコネクタ取付口2Aの近傍で、挿入方
向右側に位置して枠状体3の側壁を溝加工することによ
り形成されている。そして、ガイド溝部11は規格によ
って決められた溝幅寸法d0 に形成されている。
されたガイド溝部で、該ガイド溝部11はケーシング2
の枠状体3のうちコネクタ取付口2Aの近傍で、挿入方
向右側に位置して枠状体3の側壁を溝加工することによ
り形成されている。そして、ガイド溝部11は規格によ
って決められた溝幅寸法d0 に形成されている。
【0032】12はケーシング2のコネクタ取付口2A
に設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード側コ
ネクタ12は、絶縁樹脂材料によって長尺に形成された
矩形状体12Aと、該矩形状体12Aの前面から後面に
向け、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が形成
されたピン穴12Bと、基端側が該各ピン穴12Bの奥
部に位置し、先端側が矩形状体12Aの後面から突出し
て回路基板7に接続された端子ピン12Cとから構成さ
れている。
に設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード側コ
ネクタ12は、絶縁樹脂材料によって長尺に形成された
矩形状体12Aと、該矩形状体12Aの前面から後面に
向け、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が形成
されたピン穴12Bと、基端側が該各ピン穴12Bの奥
部に位置し、先端側が矩形状体12Aの後面から突出し
て回路基板7に接続された端子ピン12Cとから構成さ
れている。
【0033】13は導電性の金属板によって形成された
グランド電極で、該グランド電極13は、図4ないし図
7に示すように、枠状体3の連結梁3Bに沿って延び該
連結梁3Bに係止めされる断面略コ字状に形成された取
付枠14と、該取付枠14から回路基板7側のグランド
に向けて延びる複数本(例えば8本)のグランド端子1
5と(図4参照)、前記取付枠14からカード側コネク
タ12の上面に向けて伸長して形成されたばね性突起1
6とから構成され、該各ばね性突起16は、取付枠14
から延びる部位の先端側を折曲げて略へ字状に形成さ
れ、その折曲部分が突部16Aとなり、先端部16Bは
自由端となってカード側コネクタ12の上面に延びてい
る。そして、ばね性突起16が外力によって上側から押
圧されると、ばね性突起16の先端部16Bはカード側
コネクタ12の上面によって受承される(図4参照)。
グランド電極で、該グランド電極13は、図4ないし図
7に示すように、枠状体3の連結梁3Bに沿って延び該
連結梁3Bに係止めされる断面略コ字状に形成された取
付枠14と、該取付枠14から回路基板7側のグランド
に向けて延びる複数本(例えば8本)のグランド端子1
5と(図4参照)、前記取付枠14からカード側コネク
タ12の上面に向けて伸長して形成されたばね性突起1
6とから構成され、該各ばね性突起16は、取付枠14
から延びる部位の先端側を折曲げて略へ字状に形成さ
れ、その折曲部分が突部16Aとなり、先端部16Bは
自由端となってカード側コネクタ12の上面に延びてい
る。そして、ばね性突起16が外力によって上側から押
圧されると、ばね性突起16の先端部16Bはカード側
コネクタ12の上面によって受承される(図4参照)。
【0034】また、各ばね性突起16は、図6、図7に
示すように、突部16A近傍の横断面を円弧状に形成し
ているから、ばね性突起16を形成するときに発生する
バリ等を、ばね性突起16の内側に向けることができ
る。これにより、該ばね性突起16のうち突起収容孔9
から突出する突部16A近傍の端部が突起収容孔9に引
っかかるのを防止している。
示すように、突部16A近傍の横断面を円弧状に形成し
ているから、ばね性突起16を形成するときに発生する
バリ等を、ばね性突起16の内側に向けることができ
る。これにより、該ばね性突起16のうち突起収容孔9
から突出する突部16A近傍の端部が突起収容孔9に引
っかかるのを防止している。
【0035】なお、グランド端子15は、特別に形成し
なくてもよく、取付枠14を回路基板7側のグランドに
直接半田付けしてもよい。
なくてもよく、取付枠14を回路基板7側のグランドに
直接半田付けしてもよい。
【0036】本実施の形態によるPCカード1は、上述
する如くの構成を有するもので、次に図8、図10を参
照しつつ、従来から使用されている32ビット用のカー
ドスロットについて説明する。
する如くの構成を有するもので、次に図8、図10を参
照しつつ、従来から使用されている32ビット用のカー
ドスロットについて説明する。
【0037】21は32ビット用カードスロットで、該
32ビット用カードスロット21は、PCカード1の外
形寸法よりも若干大きい形状を有するカード挿入穴22
Aが形成されたハウジング22と、該ハウジング22の
カード挿入穴22Aの奥部に設けられたスロット側コネ
クタ23とから大略構成されている。
32ビット用カードスロット21は、PCカード1の外
形寸法よりも若干大きい形状を有するカード挿入穴22
Aが形成されたハウジング22と、該ハウジング22の
カード挿入穴22Aの奥部に設けられたスロット側コネ
クタ23とから大略構成されている。
【0038】ここで、スロット側コネクタ23は、樹脂
材料によって長尺に形成され、カード挿入穴22Aと挿
通して前記カード側コネクタ12が挿入されるコネクタ
挿入穴23Bを有する矩形状体23Aと、該矩形状体2
3Aに形成されたコネクタ挿入穴23Bの奥部に位置
し、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が突出形
成された接続ピン23Cとから構成されている。また、
スロット側コネクタ23のコネクタ挿入穴23B内にカ
ード側コネクタ12が挿入されると、各接続ピン23C
はピン穴12Bの奥部に位置した端子ピン12Cに接続
される。
材料によって長尺に形成され、カード挿入穴22Aと挿
通して前記カード側コネクタ12が挿入されるコネクタ
挿入穴23Bを有する矩形状体23Aと、該矩形状体2
3Aに形成されたコネクタ挿入穴23Bの奥部に位置
し、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が突出形
成された接続ピン23Cとから構成されている。また、
スロット側コネクタ23のコネクタ挿入穴23B内にカ
ード側コネクタ12が挿入されると、各接続ピン23C
はピン穴12Bの奥部に位置した端子ピン12Cに接続
される。
【0039】24はコネクタ挿入穴23Bの上側に形成
された受承用グランド電極で、該受承用グランド電極2
4は、図10に示すように、下側に向けてばね性を与え
た複数個(例えば、8個)の接触片24Aからなり、該
受承用グランド電極24の各接触片24Aは、32ビッ
ト用のPCカード1をカード挿入穴22A内に挿入した
とき、グランド電極13の各ばね性突起16に当接す
る。
された受承用グランド電極で、該受承用グランド電極2
4は、図10に示すように、下側に向けてばね性を与え
た複数個(例えば、8個)の接触片24Aからなり、該
受承用グランド電極24の各接触片24Aは、32ビッ
ト用のPCカード1をカード挿入穴22A内に挿入した
とき、グランド電極13の各ばね性突起16に当接す
る。
【0040】25はPCカードの挿入方向左側に形成さ
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝25は、
図8に示すように、スロット側コネクタ23の矩形状体
23Aのうちコネクタ挿入穴23Bの近傍で、挿入方向
左側に位置して矩形状体23Aの側壁を挿入方向に溝加
工することにより形成されている。そして、スロット側
キー溝25は、規格によって規定された32ビット用の
PCカードのカード側キー溝に対応した広い溝幅寸法d
2 ′に形成されている。
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝25は、
図8に示すように、スロット側コネクタ23の矩形状体
23Aのうちコネクタ挿入穴23Bの近傍で、挿入方向
左側に位置して矩形状体23Aの側壁を挿入方向に溝加
工することにより形成されている。そして、スロット側
キー溝25は、規格によって規定された32ビット用の
PCカードのカード側キー溝に対応した広い溝幅寸法d
2 ′に形成されている。
【0041】26はPCカードの挿入方向右側に形成さ
れたガイド突起で、該ガイド突起26は、図8に示すよ
うに、スロット側コネクタ23の矩形状体23Aのうち
コネクタ挿入穴23Bの近傍で、挿入方向右側に位置し
て矩形状体23Aの側壁を挿入方向に溝加工することに
より形成されている。また、ガイド突起26は、PCカ
ード1のガイド溝部11の溝幅寸法d0 よりも若干薄い
厚さ寸法d0 ′に形成されている。
れたガイド突起で、該ガイド突起26は、図8に示すよ
うに、スロット側コネクタ23の矩形状体23Aのうち
コネクタ挿入穴23Bの近傍で、挿入方向右側に位置し
て矩形状体23Aの側壁を挿入方向に溝加工することに
より形成されている。また、ガイド突起26は、PCカ
ード1のガイド溝部11の溝幅寸法d0 よりも若干薄い
厚さ寸法d0 ′に形成されている。
【0042】さらに、図9を参照しつつ、従来から使用
されている16ビット用のカードスロットについて説明
する。
されている16ビット用のカードスロットについて説明
する。
【0043】31は16ビット用カードスロットで、該
16ビット用カードスロット31は、PCカード1の外
形寸法よりも若干大きい形状を有するカード挿入穴32
Aが形成されたハウジング32と、該ハウジング32の
カード挿入穴32Aの奥部に設けられたスロット側コネ
クタ33とから大略構成されている。
16ビット用カードスロット31は、PCカード1の外
形寸法よりも若干大きい形状を有するカード挿入穴32
Aが形成されたハウジング32と、該ハウジング32の
カード挿入穴32Aの奥部に設けられたスロット側コネ
クタ33とから大略構成されている。
【0044】ここで、前記スロット側コネクタ33は、
樹脂材料によって長尺に形成され、カード挿入穴32A
と挿通してカード側コネクタ12が挿入されるコネクタ
挿入穴33Bを有する矩形状体33Aと、該矩形状体3
3Aに形成されたコネクタ挿入穴33Bの奥部に位置
し、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が突出形
成された接続ピン33Cとから構成されている。また、
スロット側コネクタ33は、そのコネクタ挿入穴33B
内にPCカード1のカード側コネクタ12を挿入する
と、各接続ピン33Cの先端はピン穴12Bの奥部に位
置した端子ピン12Cに接続される。
樹脂材料によって長尺に形成され、カード挿入穴32A
と挿通してカード側コネクタ12が挿入されるコネクタ
挿入穴33Bを有する矩形状体33Aと、該矩形状体3
3Aに形成されたコネクタ挿入穴33Bの奥部に位置
し、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が突出形
成された接続ピン33Cとから構成されている。また、
スロット側コネクタ33は、そのコネクタ挿入穴33B
内にPCカード1のカード側コネクタ12を挿入する
と、各接続ピン33Cの先端はピン穴12Bの奥部に位
置した端子ピン12Cに接続される。
【0045】34はPCカードの挿入方向左側に形成さ
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝34は、
スロット側コネクタ33の矩形状体33Aのうちコネク
タ挿入穴33Bの近傍で、挿入方向左側に位置して矩形
状体33Aの側壁を挿入方向に溝加工することにより形
成されている。そして、スロット側キー溝34は、規格
によって規定された16ビット用のPCカードのカード
側キー溝に対応した溝幅寸法d1 ′に形成されている。
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝34は、
スロット側コネクタ33の矩形状体33Aのうちコネク
タ挿入穴33Bの近傍で、挿入方向左側に位置して矩形
状体33Aの側壁を挿入方向に溝加工することにより形
成されている。そして、スロット側キー溝34は、規格
によって規定された16ビット用のPCカードのカード
側キー溝に対応した溝幅寸法d1 ′に形成されている。
【0046】35はPCカードの挿入方向右側に形成さ
れたガイド突起で、該ガイド突起35は、スロット側コ
ネクタ33の矩形状体33Aのうちコネクタ挿入穴33
Bの近傍で、挿入方向右側に位置して矩形状体33Aの
側壁を挿入方向に溝加工することにより形成されてい
る。また、ガイド突起35は、PCカード1のガイド溝
部11の溝幅寸法d0 よりも若干幅の薄い厚さ寸法d0
′に形成されている。
れたガイド突起で、該ガイド突起35は、スロット側コ
ネクタ33の矩形状体33Aのうちコネクタ挿入穴33
Bの近傍で、挿入方向右側に位置して矩形状体33Aの
側壁を挿入方向に溝加工することにより形成されてい
る。また、ガイド突起35は、PCカード1のガイド溝
部11の溝幅寸法d0 よりも若干幅の薄い厚さ寸法d0
′に形成されている。
【0047】本実施の形態によるPCカード1は、上述
の如き構成を有するもので、該PCカード1を前述した
32ビット用カードスロット21に装着する場合につい
て、図10を参照しつつ述べる。ここで、カード側コネ
クタ12をスロット側コネクタ23に挿入するとき、カ
ード側キー溝10はスロット側キー溝25に案内され、
ガイド溝部11はガイド突起26に案内される。
の如き構成を有するもので、該PCカード1を前述した
32ビット用カードスロット21に装着する場合につい
て、図10を参照しつつ述べる。ここで、カード側コネ
クタ12をスロット側コネクタ23に挿入するとき、カ
ード側キー溝10はスロット側キー溝25に案内され、
ガイド溝部11はガイド突起26に案内される。
【0048】そして、グランド電極13に形成した各ば
ね性突起16は、32ビット用カードスロット21側の
受承用グランド電極24の接触片24Aに接続した状態
となる。しかも、ばね性突起16はばね性を与えている
から、接触片24Aのばね力と合わせて、電気的な接続
強度を高め、接触を良好にする。
ね性突起16は、32ビット用カードスロット21側の
受承用グランド電極24の接触片24Aに接続した状態
となる。しかも、ばね性突起16はばね性を与えている
から、接触片24Aのばね力と合わせて、電気的な接続
強度を高め、接触を良好にする。
【0049】次に、図11を参照しつつ、PCカード1
を16ビット用カードスロット31に装着する場合につ
いて述べる。まず、PCカード1を、16ビット用カー
ドスロット31のスロット側コネクタ33に挿入すると
き、カード側キー溝10はスロット側キー溝34に案内
され、ガイド溝部11はガイド突起35に案内される。
を16ビット用カードスロット31に装着する場合につ
いて述べる。まず、PCカード1を、16ビット用カー
ドスロット31のスロット側コネクタ33に挿入すると
き、カード側キー溝10はスロット側キー溝34に案内
され、ガイド溝部11はガイド突起35に案内される。
【0050】そして、PCカード1のカード側コネクタ
12を、スロット側コネクタ33のコネクタ挿入穴33
B内に挿入するとき、前記グランド電極13に形成した
各ばね性突起16は、突部16Aがコネクタ挿入穴33
Bによって押圧されることにより、その先端部16Bは
カード側コネクタ12の上面で受承される。これによ
り、PCカード1は16ビット用カードスロット31を
損傷することなく装着することができる。
12を、スロット側コネクタ33のコネクタ挿入穴33
B内に挿入するとき、前記グランド電極13に形成した
各ばね性突起16は、突部16Aがコネクタ挿入穴33
Bによって押圧されることにより、その先端部16Bは
カード側コネクタ12の上面で受承される。これによ
り、PCカード1は16ビット用カードスロット31を
損傷することなく装着することができる。
【0051】そして、PCカード1は、16ビット用カ
ードスロット31のカード挿入口32A、スロット側コ
ネクタ33のコネクタ挿入穴33B等を傷付けることな
く、16ビット用カードスロット31に装着することが
でき、しかもPCカード1を抜取った後は、各ばね性突
起16はばね力により復帰するから、前述した如く、通
常の32ビット用カードスロット21にも装着可能とな
る。
ードスロット31のカード挿入口32A、スロット側コ
ネクタ33のコネクタ挿入穴33B等を傷付けることな
く、16ビット用カードスロット31に装着することが
でき、しかもPCカード1を抜取った後は、各ばね性突
起16はばね力により復帰するから、前述した如く、通
常の32ビット用カードスロット21にも装着可能とな
る。
【0052】この結果、PCカード1は、32ビット用
カードスロット21と16ビット用カードスロット31
との両方に着脱可能に装着でき、32ビット用と16ビ
ット用との両方に兼用することができる。そして、当該
PCカード1は、その使用範囲を広げることができる。
カードスロット21と16ビット用カードスロット31
との両方に着脱可能に装着でき、32ビット用と16ビ
ット用との両方に兼用することができる。そして、当該
PCカード1は、その使用範囲を広げることができる。
【0053】また、各ばね性突起16の突部16Aは、
ケーシング2の突起収容孔9から上側に向けて突出さ
れ、先端部16Bはカード側コネクタ12上に伸長させ
ているから、PCカード1を16ビット用カードスロッ
ト31に対して装着すると、図11に示すように、ばね
性突起16の先端部16Bはカード側コネクタ12の上
面によって受承されるから、ばね性突起16がカード側
コネクタ12の端子ピン12Cに接触するのを防止し、
PCカード1の信頼性を高めることができる。
ケーシング2の突起収容孔9から上側に向けて突出さ
れ、先端部16Bはカード側コネクタ12上に伸長させ
ているから、PCカード1を16ビット用カードスロッ
ト31に対して装着すると、図11に示すように、ばね
性突起16の先端部16Bはカード側コネクタ12の上
面によって受承されるから、ばね性突起16がカード側
コネクタ12の端子ピン12Cに接触するのを防止し、
PCカード1の信頼性を高めることができる。
【0054】また、PCカード1を16ビット用カード
スロット31から抜き取ったとき、ばね性突起16はば
ね力により復帰する。しかも、各ばね性突起16の突起
16Aは、図7のように、その横断面を円弧状に形成し
ているから、ばね性突起16が変位するとき、その端部
が突起収容孔9に引っかかるのを防止できる。
スロット31から抜き取ったとき、ばね性突起16はば
ね力により復帰する。しかも、各ばね性突起16の突起
16Aは、図7のように、その横断面を円弧状に形成し
ているから、ばね性突起16が変位するとき、その端部
が突起収容孔9に引っかかるのを防止できる。
【0055】さらに、各突起収容孔9はそれぞればね性
突起16の廻りを囲んでいるから、ばね性突起16に横
方向から外力が加わったときでも、ばね性突起16が屈
曲して損傷するのを防止でき、各ばね性突起16の寿命
を延ばすことができる。
突起16の廻りを囲んでいるから、ばね性突起16に横
方向から外力が加わったときでも、ばね性突起16が屈
曲して損傷するのを防止でき、各ばね性突起16の寿命
を延ばすことができる。
【0056】一方、PCカード1を組立てる時には、図
4に示すように、グランド電極13は取付枠14を枠状
体3の連結梁3Bに係止めした状態で組付けているか
ら、グランド電極13の各グランド端子15を回路基板
7に半田付けするときの作業が簡単にでき、組立て作業
の効率を向上させることができる。
4に示すように、グランド電極13は取付枠14を枠状
体3の連結梁3Bに係止めした状態で組付けているか
ら、グランド電極13の各グランド端子15を回路基板
7に半田付けするときの作業が簡単にでき、組立て作業
の効率を向上させることができる。
【0057】次に、図12に基づいて第2の実施の形態
を説明する。なお、本実施の形態では、前述した第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
を説明する。なお、本実施の形態では、前述した第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0058】ここで、本実施の形態によるPCカード4
1の特徴は、ケーシング2を形成する上パネル42に、
グランド電極13の各ばね性突起16が収容される突起
収容孔43を穿設したことにある。
1の特徴は、ケーシング2を形成する上パネル42に、
グランド電極13の各ばね性突起16が収容される突起
収容孔43を穿設したことにある。
【0059】然るに、本実施の形態によるPCカード4
1においても、前述した第1の実施の形態によるPCカ
ード1と同様の作用効果を得ることができ、当該PCカ
ード41は、16ビットのカードスロット、32ビット
用のカードスロットの両方に装着することができる。
1においても、前述した第1の実施の形態によるPCカ
ード1と同様の作用効果を得ることができ、当該PCカ
ード41は、16ビットのカードスロット、32ビット
用のカードスロットの両方に装着することができる。
【0060】なお、実施の形態では、ばね性突起16の
横断面を円弧状に形成したが、これに替えて、ばね性突
起の端部を内側に折曲げて、ばね性突起の横断面を湾曲
させてもよい。さらに、ばね性突起16の横断面はフラ
ットな平板状でもよい。
横断面を円弧状に形成したが、これに替えて、ばね性突
起の端部を内側に折曲げて、ばね性突起の横断面を湾曲
させてもよい。さらに、ばね性突起16の横断面はフラ
ットな平板状でもよい。
【0061】また、実施の形態では、PCカードとして
32ビット,16ビットの規格のものについて述べた
が、例えば64ビット、128ビットの規格のPCカー
ドを、16ビット用のカードコネクタに使用する場合
等、実施の形態による規格に限るものではない。
32ビット,16ビットの規格のものについて述べた
が、例えば64ビット、128ビットの規格のPCカー
ドを、16ビット用のカードコネクタに使用する場合
等、実施の形態による規格に限るものではない。
【0062】さらに、駆動電圧が3.3Vで16ビット
という特殊なカードスロットを備えたパーソナルコンピ
ュータが存在するが、このようなパーソナルコンピュー
タでも同様な効果を発揮することができる。
という特殊なカードスロットを備えたパーソナルコンピ
ュータが存在するが、このようなパーソナルコンピュー
タでも同様な効果を発揮することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、ケーシングの枠状体を、左,右の支柱と、該各
支柱をコネクタ取付口の近傍位置で連結する連結梁とか
ら構成し、グランド電極を、前記枠状体の連結梁に沿っ
て延び該連結梁に係止めされる取付枠と、該取付枠から
前記コネクタの上,下方向の一方の平面に向けて伸長し
て形成された複数個のばね性突起とから構成したから、
例えばPCカードをグランド電極を受承する部分のない
低ビット用のカードスロットに装着するとき、ばね性突
起をケーシング側に変位させ、PCカードをカードスロ
ットルに装着することができる。
よれば、ケーシングの枠状体を、左,右の支柱と、該各
支柱をコネクタ取付口の近傍位置で連結する連結梁とか
ら構成し、グランド電極を、前記枠状体の連結梁に沿っ
て延び該連結梁に係止めされる取付枠と、該取付枠から
前記コネクタの上,下方向の一方の平面に向けて伸長し
て形成された複数個のばね性突起とから構成したから、
例えばPCカードをグランド電極を受承する部分のない
低ビット用のカードスロットに装着するとき、ばね性突
起をケーシング側に変位させ、PCカードをカードスロ
ットルに装着することができる。
【0064】また、カードスロットからPCカードを引
き抜いたときにはばね性突起は復帰するから、このPC
カードはグランド電極を受承する電極を有する高ビット
用のカードスロットに対しても、グランド電極を受承す
る電極のない低いビット用のカードスロットルに対して
も兼用して使用することができ、当該PCカードの使用
範囲を広げることができる。
き抜いたときにはばね性突起は復帰するから、このPC
カードはグランド電極を受承する電極を有する高ビット
用のカードスロットに対しても、グランド電極を受承す
る電極のない低いビット用のカードスロットルに対して
も兼用して使用することができ、当該PCカードの使用
範囲を広げることができる。
【0065】さらに、グランド電極はその取付枠を枠状
体の連結梁に係止めした状態で取付けているから、PC
カードの組立て時にグランド電極と回路基板側のグラン
ドに接続するときの半田付け等の接続作業を容易に行う
ことができ、組立時の作業効率を高めることができる。
体の連結梁に係止めした状態で取付けているから、PC
カードの組立て時にグランド電極と回路基板側のグラン
ドに接続するときの半田付け等の接続作業を容易に行う
ことができ、組立時の作業効率を高めることができる。
【0066】請求項2の発明では、ケーシングの枠状体
に、連結梁よりもコネクタ取付口側で、かつコネクタの
一方の平面側に位置して各支柱の間に板体を設け、該板
体にはグランド電極の各ばね性突起が収容される突起収
容孔を穿設したから、グランド電極のばね性突起は、枠
状体の板体に穿設した突起収容孔から突出させることが
でき、ばね性突起に外部から不慮の横方向の力が加わっ
たときでも突起収容孔によってばね性突起の損傷を防止
し、該各ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
に、連結梁よりもコネクタ取付口側で、かつコネクタの
一方の平面側に位置して各支柱の間に板体を設け、該板
体にはグランド電極の各ばね性突起が収容される突起収
容孔を穿設したから、グランド電極のばね性突起は、枠
状体の板体に穿設した突起収容孔から突出させることが
でき、ばね性突起に外部から不慮の横方向の力が加わっ
たときでも突起収容孔によってばね性突起の損傷を防止
し、該各ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
【0067】請求項3の発明では、ケーシングを形成す
る上,下のパネルのうち一方側のパネルには、前記グラ
ンド電極の各ばね性突起が収容される突起収容孔を穿設
したから、ばね性突起は一方側のパネルに形成した突起
収容孔から突出させているから、ばね性突起に外部から
不慮の横方向の力が加わったとしても、突起収容孔によ
ってばね性突起の損傷を防止でき、該各ばね性突起の寿
命を延ばし、信頼性を高めることができる。
る上,下のパネルのうち一方側のパネルには、前記グラ
ンド電極の各ばね性突起が収容される突起収容孔を穿設
したから、ばね性突起は一方側のパネルに形成した突起
収容孔から突出させているから、ばね性突起に外部から
不慮の横方向の力が加わったとしても、突起収容孔によ
ってばね性突起の損傷を防止でき、該各ばね性突起の寿
命を延ばし、信頼性を高めることができる。
【0068】請求項4の発明では、グランド電極の各ば
ね性突起を、取付枠から延びる部位の途中を折曲げて板
ばねとして形成したから、PCカードを低ビット用のカ
ードスロットに挿入するとき、カードスロットの挿入穴
にグランド電極のばね性突起の突部が接触し、当該PC
カードはばね性突起は変形した状態でカードスロットに
装着することができる。
ね性突起を、取付枠から延びる部位の途中を折曲げて板
ばねとして形成したから、PCカードを低ビット用のカ
ードスロットに挿入するとき、カードスロットの挿入穴
にグランド電極のばね性突起の突部が接触し、当該PC
カードはばね性突起は変形した状態でカードスロットに
装着することができる。
【0069】請求項5の発明では、各ばね性突起のう
ち、少なくともパネルの突起収容孔から突出する部分の
横断面を湾曲状に形成したから、ばね性突起が突起収容
孔内を変位するときに端部が突起収容孔に引っかかるの
を防止し、ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
ち、少なくともパネルの突起収容孔から突出する部分の
横断面を湾曲状に形成したから、ばね性突起が突起収容
孔内を変位するときに端部が突起収容孔に引っかかるの
を防止し、ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
【図1】第1の実施の形態によるPCカードを示す斜視
図である。
図である。
【図2】第1の実施の形態によるPCカードを構成する
枠状体、上パネル、下パネル、カード側コネクタ、グラ
ンド電極を示す分解斜視図である。
枠状体、上パネル、下パネル、カード側コネクタ、グラ
ンド電極を示す分解斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に用いられる枠状体を示す平
面図である。
面図である。
【図4】PCカードの挿入側を図1中の矢示IV−IV方向
からみた部分縦断面図である。
からみた部分縦断面図である。
【図5】第1の実施の形態によるPCカードに用いられ
るグランド電極を示す斜視図である。
るグランド電極を示す斜視図である。
【図6】グランド電極のばね性突起を拡大して示す斜視
図である。
図である。
【図7】ばね性突起を図6中の矢示VII −VII 方向から
みた縦断面図である。
みた縦断面図である。
【図8】32ビット用カードスロットを挿入側からみた
正面図である。
正面図である。
【図9】16ビット用カードスロットを挿入側からみた
正面図である。
正面図である。
【図10】32ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態
を示す部分縦断面図である。
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態
を示す部分縦断面図である。
【図11】16ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態
を示す部分縦断面図である。
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態
を示す部分縦断面図である。
【図12】第2の実施の形態によるPCカードを示す斜
視図である。
視図である。
1,41 PCカード 2 ケーシング 2A コネクタ取付口 3 枠状体 3A 支柱 3B 連結梁 3D 板体 4,42 上パネル 5 下パネル 7 回路基板 9,43 突起収容孔 12 カード側コネクタ 12A 矩形状体 12B ピン穴 12C 端子ピン 13 グランド電極 14 取付枠 16 ばね性突起 16A 突部 16B 先端部(自由端) 21 32ビット用カードスロット 31 16ビット用カードスロット
Claims (5)
- 【請求項1】 回路基板を収容する枠状体を上パネル、
下パネルによって施蓋することにより形成され、一の端
面がコネクタ取付口として開口したケーシングと、 前記回路基板に接続される多数本の端子ピンを有すると
共にパーソナルコンピュータ側の端子ピンが挿入される
多数個のピン穴を有する矩形状体からなり、前記ケーシ
ングのコネクタ取付口に位置して前記ケーシングに取付
けられたコネクタと、 前記回路基板のグランドをパーソナルコンピュータ側に
接続するグランド電極とからなるPCカードにおいて、 前記ケーシングの枠状体は、左,右方向に離間した状態
で前,後方向に延びる左,右の支柱と、該各支柱をコネ
クタ取付口の近傍位置で連結する連結梁とから構成し、 前記グランド電極は、前記枠状体の連結梁に沿って延び
該連結梁に係止めされる取付枠と、該取付枠から前記コ
ネクタの上,下方向の一方の平面に向けて伸長して形成
され、前記パーソナルコンピュータ側のカードスロット
に挿入するときにばね性を与える複数個のばね性突起と
から構成したことを特徴とするPCカード。 - 【請求項2】 前記ケーシングの枠状体には、前記連結
梁よりもコネクタ取付口側で、かつ前記コネクタの一方
の平面側に位置して各支柱間に板体を設け、該板体には
前記グランド電極の各ばね性突起が収容される突起収容
孔を穿設する構成としてなる請求項1記載のPCカー
ド。 - 【請求項3】 前記ケーシングを形成する上,下のパネ
ルのうち一方側のパネルには、前記グランド電極の各ば
ね性突起が収容される突起収容孔を穿設する構成として
なる請求項1記載のPCカード。 - 【請求項4】 前記グランド電極の各ばね性突起は、取
付枠から延びる部位の途中を折曲げて板ばねとして形成
してなる請求項1,2または3記載のPCカード。 - 【請求項5】 前記グランド電極の各ばね性突起のう
ち、少なくとも前記ケーシングから突出する部分の横断
面を湾曲状に形成してなる請求項1,2,3または4記
載のPCカード。
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