JPH10255928A - Ｉｃカード用コネクタ - Google Patents
Ｉｃカード用コネクタInfo
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- JPH10255928A JPH10255928A JP9081903A JP8190397A JPH10255928A JP H10255928 A JPH10255928 A JP H10255928A JP 9081903 A JP9081903 A JP 9081903A JP 8190397 A JP8190397 A JP 8190397A JP H10255928 A JPH10255928 A JP H10255928A
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- connector
- connector housing
- printed wiring
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 ＩＣカード用コネクタが搭載されるプリント
配線基板の表面に電子素子類を搭載でき、しかも複数段
に積み重ねた状態でもプリント配線基板に搭載して用い
ることができるＩＣカード用コネクタを得る。 【解決手段】 カード挿入口３の両側に対応したコネク
タハウジング５の下面に一体的に成形されてプリント配
線基板６に固定されかつ同コネクタハウジング５の厚み
よりも大きな高さの一対の脚部５ｂを設け、空間を形成
する。また凸部と溝の係合により位置関係が決定され、
入力・出力用コンタクトピン１２，１３の前記外部接続
部１２ｂ，１３ｂは前記コネクタハウジング５の前端部
側に配置する。
配線基板の表面に電子素子類を搭載でき、しかも複数段
に積み重ねた状態でもプリント配線基板に搭載して用い
ることができるＩＣカード用コネクタを得る。 【解決手段】 カード挿入口３の両側に対応したコネク
タハウジング５の下面に一体的に成形されてプリント配
線基板６に固定されかつ同コネクタハウジング５の厚み
よりも大きな高さの一対の脚部５ｂを設け、空間を形成
する。また凸部と溝の係合により位置関係が決定され、
入力・出力用コンタクトピン１２，１３の前記外部接続
部１２ｂ，１３ｂは前記コネクタハウジング５の前端部
側に配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＩＣカード用コネク
タに関し、特に、複数台を積み重ねて用いるのに適した
ＩＣカード用コネクタに関する。
タに関し、特に、複数台を積み重ねて用いるのに適した
ＩＣカード用コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、例えばＣＡＴＶやＣＳ−ＴＶのチ
ューナにＩＤを判別する為の”スマートカード”と称呼
される小型のＩＣカードが用いられるが、このＩＣカー
ドは、プリント配線基板に搭載されるＩＣカード用コネ
クタのカード挿入口に挿入された状態で、チューナ等と
の間の個人情報データの授受を行う。
ューナにＩＤを判別する為の”スマートカード”と称呼
される小型のＩＣカードが用いられるが、このＩＣカー
ドは、プリント配線基板に搭載されるＩＣカード用コネ
クタのカード挿入口に挿入された状態で、チューナ等と
の間の個人情報データの授受を行う。
【０００３】図３及び図４はこのようなＩＣカードに用
いるＩＣカード用コネクタＡを示し、このＩＣカード用
コネクタＡは、電子機器の内部に組み込まれるプリント
配線基板Ｂに搭載して用いられるものであって、入口ｄ
１ からＩＣカードＣを手で挿入できるカード挿入口Ｄ
を内部に形成された絶縁樹脂製のコネクタハウジングＥ
を備え、このコネクタハウジングＥの挿入方向両側下面
に固定されるボードクリップＦ１ ，Ｆ２ により、同
コネクタハウジングＥはプリント配線基板Ｂの表面に固
定される。そして、前記コネクタハウジングＥの上面は
金属板からなるコネクタカバーＧで覆われるけれども、
同コネクタハウジングＥの内部にはＩＣカードＣの下面
中央に位置した面状コンタクトｃに接触できる複数対の
入力・出力用コンタクトピンＨ，Ｉが配置され、これら
の入力・出力用コンタクトピンＨ，Ｉを介してプリント
配線基板Ｂに搭載された電子素子と前記ＩＣカードＣと
の間のデータの授受が行われる。
いるＩＣカード用コネクタＡを示し、このＩＣカード用
コネクタＡは、電子機器の内部に組み込まれるプリント
配線基板Ｂに搭載して用いられるものであって、入口ｄ
１ からＩＣカードＣを手で挿入できるカード挿入口Ｄ
を内部に形成された絶縁樹脂製のコネクタハウジングＥ
を備え、このコネクタハウジングＥの挿入方向両側下面
に固定されるボードクリップＦ１ ，Ｆ２ により、同
コネクタハウジングＥはプリント配線基板Ｂの表面に固
定される。そして、前記コネクタハウジングＥの上面は
金属板からなるコネクタカバーＧで覆われるけれども、
同コネクタハウジングＥの内部にはＩＣカードＣの下面
中央に位置した面状コンタクトｃに接触できる複数対の
入力・出力用コンタクトピンＨ，Ｉが配置され、これら
の入力・出力用コンタクトピンＨ，Ｉを介してプリント
配線基板Ｂに搭載された電子素子と前記ＩＣカードＣと
の間のデータの授受が行われる。
【０００４】即ち、これらの入力・出力用コンタクトピ
ンＨ，Ｉは薄い金属板を略”Ｌ”字状に曲げ加工したも
のであって、入力用（出力用）コンタクトピンＨの接触
辺部ｈ１ はコネクタハウジングＥの中央部に形成する
第１取付リセスＪ１ に保持された状態でカード挿入口
Ｄに近接して位置され、また、出力用（入力用）コンタ
クトピンＩの接触辺部ｉ１ は、同様にコネクタハウジ
ングＥの中央部に形成する第２取付リセスＪ２ に保持
された状態で近接して位置される。また、前記カード挿
入口Ｄの入口ｄ１ 側からコネクタハウジングＥに圧入
される入力用（出力用）コンタクトピンＨの外部接続部
ｈ２ は、接触辺部ｈ１に対して略直角に折り曲げられ
てコネクタハウジングＥの前端部側からコネクタハウジ
ングＥの下面に突出され、プリント配線基板Ｂの導体に
ハンダ付けされる。そして、前記コネクタハウジングＥ
の後端部側からコネクタハウジングＥの下面に突出され
る出力用（入力用）コンタクトピンＩの外部接続部ｉ２
は、これもプリント配線基板Ｂの導体にハンダ付けさ
れることになる。
ンＨ，Ｉは薄い金属板を略”Ｌ”字状に曲げ加工したも
のであって、入力用（出力用）コンタクトピンＨの接触
辺部ｈ１ はコネクタハウジングＥの中央部に形成する
第１取付リセスＪ１ に保持された状態でカード挿入口
Ｄに近接して位置され、また、出力用（入力用）コンタ
クトピンＩの接触辺部ｉ１ は、同様にコネクタハウジ
ングＥの中央部に形成する第２取付リセスＪ２ に保持
された状態で近接して位置される。また、前記カード挿
入口Ｄの入口ｄ１ 側からコネクタハウジングＥに圧入
される入力用（出力用）コンタクトピンＨの外部接続部
ｈ２ は、接触辺部ｈ１に対して略直角に折り曲げられ
てコネクタハウジングＥの前端部側からコネクタハウジ
ングＥの下面に突出され、プリント配線基板Ｂの導体に
ハンダ付けされる。そして、前記コネクタハウジングＥ
の後端部側からコネクタハウジングＥの下面に突出され
る出力用（入力用）コンタクトピンＩの外部接続部ｉ２
は、これもプリント配線基板Ｂの導体にハンダ付けさ
れることになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のＩＣ
カード用コネクタＡは、前述したようにボードクリップ
Ｆ１ ，Ｆ２ で直接にプリント配線基板Ｂに固定して
用いる構造であるから、ＩＣカード用コネクタＡに対応
するプリント配線基板Ｂの表面には何等の電子素子を搭
載することができなくなり、プリント配線基板Ｂ上での
電子素子の実装密度が小さく、プリント配線基板Ｂの面
積が大きくなり、コンパクトさを要求される電子機器が
大きくなる問題があった。
カード用コネクタＡは、前述したようにボードクリップ
Ｆ１ ，Ｆ２ で直接にプリント配線基板Ｂに固定して
用いる構造であるから、ＩＣカード用コネクタＡに対応
するプリント配線基板Ｂの表面には何等の電子素子を搭
載することができなくなり、プリント配線基板Ｂ上での
電子素子の実装密度が小さく、プリント配線基板Ｂの面
積が大きくなり、コンパクトさを要求される電子機器が
大きくなる問題があった。
【０００６】また、ＩＣカードＣが用いられる電子機器
においては、複数スロット、つまりＩＣカード用コネク
タＡを２段重ねして用いることが要請される場合がある
けれども、なるべく薄型に製作される従来のＩＣカード
用コネクタＡの構造では、このような複数スロットを実
現することは難しい。つまり、このような目的のＩＣカ
ード用コネクタＡでは、エジェクト機構は省略されるの
が普通であるから、ＩＣカードＣは指先で摘んでカード
挿入口Ｄに着脱されることになるから、併設される一方
のＩＣカード用コネクタＡのカード挿入口Ｄに既に他の
ＩＣカードＣが装着されていると、同ＩＣカードＣがじ
ゃまになって、新たなＩＣカードＣを他方のＩＣカード
用コネクタＡのカード挿入口Ｄに装着する指先のための
空間がなくなる。また、前述したように、入力用（出力
用）入力・出力用コンタクトピンＨの外部接続部ｈ２
はコネクタハウジングＥの前端部側からコネクタハウジ
ングＥの下面に突出されているので、上段に位置された
ＩＣカード用コネクタＡの入力用（出力用）入力・出力
用コンタクトピンＨの外部接続部が下段のＩＣカード用
コネクタＡのカード挿入口Ｄを貫通することになり、下
段のＩＣカード用コネクタＡのカード挿入口ＤにＩＣカ
ードＣを挿入できなくなる。本発明の目的は、以上の述
べたような従来のＩＣカード用コネクタの問題に鑑み、
ＩＣカード用コネクタが搭載されるプリント配線基板の
表面に電子素子類を搭載でき、しかも複数段に積み重ね
た状態でもプリント配線基板に搭載して用いることがで
きるＩＣカード用コネクタを得るにある。
においては、複数スロット、つまりＩＣカード用コネク
タＡを２段重ねして用いることが要請される場合がある
けれども、なるべく薄型に製作される従来のＩＣカード
用コネクタＡの構造では、このような複数スロットを実
現することは難しい。つまり、このような目的のＩＣカ
ード用コネクタＡでは、エジェクト機構は省略されるの
が普通であるから、ＩＣカードＣは指先で摘んでカード
挿入口Ｄに着脱されることになるから、併設される一方
のＩＣカード用コネクタＡのカード挿入口Ｄに既に他の
ＩＣカードＣが装着されていると、同ＩＣカードＣがじ
ゃまになって、新たなＩＣカードＣを他方のＩＣカード
用コネクタＡのカード挿入口Ｄに装着する指先のための
空間がなくなる。また、前述したように、入力用（出力
用）入力・出力用コンタクトピンＨの外部接続部ｈ２
はコネクタハウジングＥの前端部側からコネクタハウジ
ングＥの下面に突出されているので、上段に位置された
ＩＣカード用コネクタＡの入力用（出力用）入力・出力
用コンタクトピンＨの外部接続部が下段のＩＣカード用
コネクタＡのカード挿入口Ｄを貫通することになり、下
段のＩＣカード用コネクタＡのカード挿入口ＤにＩＣカ
ードＣを挿入できなくなる。本発明の目的は、以上の述
べたような従来のＩＣカード用コネクタの問題に鑑み、
ＩＣカード用コネクタが搭載されるプリント配線基板の
表面に電子素子類を搭載でき、しかも複数段に積み重ね
た状態でもプリント配線基板に搭載して用いることがで
きるＩＣカード用コネクタを得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば、下面の略中央に面状コンタクトを有するＩＣカー
ドを挿入できるカード挿入口を形成された絶縁樹脂製の
コネクタハウジングと、同カード挿入口の内部に突出さ
れて前記面状コンタクトに接触できる弾力的な接触辺部
及び前記コネクタハウジングの下面から外部に突出され
て前記コネクタハウジングが固定されるプリント配線基
板にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の入力・出
力用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コネクタに
おいて、前記カード挿入口の両側に対応した前記コネク
タハウジングの下面に一体的に成形されて前記プリント
配線基板に固定されかつ同コネクタハウジングの厚みよ
りも大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力・出力用
コンタクトピンの前記外部接続部は前記コネクタハウジ
ングの前端部側に配置されてなるＩＣカード用コネクタ
により達成される。
れば、下面の略中央に面状コンタクトを有するＩＣカー
ドを挿入できるカード挿入口を形成された絶縁樹脂製の
コネクタハウジングと、同カード挿入口の内部に突出さ
れて前記面状コンタクトに接触できる弾力的な接触辺部
及び前記コネクタハウジングの下面から外部に突出され
て前記コネクタハウジングが固定されるプリント配線基
板にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の入力・出
力用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コネクタに
おいて、前記カード挿入口の両側に対応した前記コネク
タハウジングの下面に一体的に成形されて前記プリント
配線基板に固定されかつ同コネクタハウジングの厚みよ
りも大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力・出力用
コンタクトピンの前記外部接続部は前記コネクタハウジ
ングの前端部側に配置されてなるＩＣカード用コネクタ
により達成される。
【０００８】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、 １）下面の略中央に面状コンタクトを有するＩＣカード
を挿入できるカード挿入口を形成された絶縁樹脂製のコ
ネクタハウジングと、同カード挿入口の内部に突出され
て前記面状コンタクトに接触できる弾力的な接触辺部及
び前記コネクタハウジングの下面から外部に突出されて
前記コネクタハウジングが固定されるプリント配線基板
にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の入力・出力
用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コネクタにお
いて、前記カード挿入口の両側に対応した前記コネクタ
ハウジングの下面に一体的に成形されて前記プリント配
線基板に固定されかつ同コネクタハウジングの厚みより
も大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力・出力用コ
ンタクトピンの前記外部接続部は前記コネクタハウジン
グの後端部側に配置されてなる構造、 ２）上下に積み重ねた状態で前記プリント配線基板に固
定して用いられる２台の前記ＩＣカード用コネクタであ
って、前記プリント配線基板に直接に取り付けられる下
側ＩＣカード用コネクタは、前記コネクタハウジングの
前端部側で前記プリント配線基板にハンダ付けされる前
記単尺の外部接続部を有し、同下側ＩＣカード用コネク
タに固定される上側ＩＣカード用コネクタは、前記コネ
クタハウジングの後端部側で下側ＩＣカード用コネクタ
のコネクタハウジングの内部を通って前記プリント配線
基板にハンダ付けされる長尺の外部接続部を備える構
造、 ３）前記カード挿入口の両側に対応した前記コネクタハ
ウジングの上面に突起された一対の凸部と、前記脚部の
下面に形成されて対応する前記凸部に係合できる係合溝
とを備える構造が説明される。
おいては、 １）下面の略中央に面状コンタクトを有するＩＣカード
を挿入できるカード挿入口を形成された絶縁樹脂製のコ
ネクタハウジングと、同カード挿入口の内部に突出され
て前記面状コンタクトに接触できる弾力的な接触辺部及
び前記コネクタハウジングの下面から外部に突出されて
前記コネクタハウジングが固定されるプリント配線基板
にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の入力・出力
用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コネクタにお
いて、前記カード挿入口の両側に対応した前記コネクタ
ハウジングの下面に一体的に成形されて前記プリント配
線基板に固定されかつ同コネクタハウジングの厚みより
も大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力・出力用コ
ンタクトピンの前記外部接続部は前記コネクタハウジン
グの後端部側に配置されてなる構造、 ２）上下に積み重ねた状態で前記プリント配線基板に固
定して用いられる２台の前記ＩＣカード用コネクタであ
って、前記プリント配線基板に直接に取り付けられる下
側ＩＣカード用コネクタは、前記コネクタハウジングの
前端部側で前記プリント配線基板にハンダ付けされる前
記単尺の外部接続部を有し、同下側ＩＣカード用コネク
タに固定される上側ＩＣカード用コネクタは、前記コネ
クタハウジングの後端部側で下側ＩＣカード用コネクタ
のコネクタハウジングの内部を通って前記プリント配線
基板にハンダ付けされる長尺の外部接続部を備える構
造、 ３）前記カード挿入口の両側に対応した前記コネクタハ
ウジングの上面に突起された一対の凸部と、前記脚部の
下面に形成されて対応する前記凸部に係合できる係合溝
とを備える構造が説明される。
【０００９】
【実施例】以下、図１及び図２について本発明の実施例
の詳細を説明する。図示実施例のＩＣカード用コネクタ
１Ａ，１Ｂは、２段に積み重ねられた状態でプリント配
線基板２に搭載して用いられるものであって、これらの
ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂは、入口３ａからＩＣ
カードＣ１ ，Ｃ２ を手で挿入できるカード挿入口３
を内部に形成された絶縁樹脂製のコネクタハウジング５
をそれぞれ備え、これらのコネクタハウジング５の挿入
方向両側下面にはコネクタハウジング５の厚みＬ１ よ
りも大きな高さＬ２ の脚部５ａ，５ｂを一体成形して
ある。
の詳細を説明する。図示実施例のＩＣカード用コネクタ
１Ａ，１Ｂは、２段に積み重ねられた状態でプリント配
線基板２に搭載して用いられるものであって、これらの
ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂは、入口３ａからＩＣ
カードＣ１ ，Ｃ２ を手で挿入できるカード挿入口３
を内部に形成された絶縁樹脂製のコネクタハウジング５
をそれぞれ備え、これらのコネクタハウジング５の挿入
方向両側下面にはコネクタハウジング５の厚みＬ１ よ
りも大きな高さＬ２ の脚部５ａ，５ｂを一体成形して
ある。
【００１０】したがって、下側のＩＣカード用コネクタ
１Ｂの下面とプリント配線基板６の表面との間には高さ
Ｌ２ の空間が形成されるから、下側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａ，１Ｂの直下の同プリント配線基板６の表面
に電子素子７を搭載して、プリント配線基板６の表面の
実装密度を向上できる。そして、上側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａの脚部５ａ，５ｂの存在により、下側カード
挿入口３と上側カード挿入口３とに装着されるＩＣカー
ドＣ１ ，Ｃ２ の間には、指先が入る空間Ｙが形成さ
れるので、これらのカード挿入口３にＩＣカードＣ
１ ，Ｃ２ を自由に着脱できる。また、これらのＩＣ
カード用コネクタ１Ａ，１Ｂは各脚部５ａ，５ｂの下面
に固定されるボードクリップ８により、下側のＩＣカー
ド用コネクタ１Ｂはプリント配線基板６の表面に、上側
のＩＣカード用コネクタ１Ａは下側のＩＣカード用コネ
クタ１Ｂにそれぞれ固定される。
１Ｂの下面とプリント配線基板６の表面との間には高さ
Ｌ２ の空間が形成されるから、下側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａ，１Ｂの直下の同プリント配線基板６の表面
に電子素子７を搭載して、プリント配線基板６の表面の
実装密度を向上できる。そして、上側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａの脚部５ａ，５ｂの存在により、下側カード
挿入口３と上側カード挿入口３とに装着されるＩＣカー
ドＣ１ ，Ｃ２ の間には、指先が入る空間Ｙが形成さ
れるので、これらのカード挿入口３にＩＣカードＣ
１ ，Ｃ２ を自由に着脱できる。また、これらのＩＣ
カード用コネクタ１Ａ，１Ｂは各脚部５ａ，５ｂの下面
に固定されるボードクリップ８により、下側のＩＣカー
ド用コネクタ１Ｂはプリント配線基板６の表面に、上側
のＩＣカード用コネクタ１Ａは下側のＩＣカード用コネ
クタ１Ｂにそれぞれ固定される。
【００１１】前記各コネクタハウジング５の両側上面に
は位置決め用凸部９ａ，９ｂが突出され、前記脚部５
ａ，５ｂの下面にはこれらの凸部９ａ，９ｂが落ち込む
ことができる係合溝１０ａ，１０ｂが形成されるから、
下側のＩＣカード用コネクタ１Ｂ上に上側のＩＣカード
用コネクタ１Ａを積み重ねて固定する場合、凸部９ａ，
９ｂと係合溝１０ａ，１０ｂとの係合により下側のＩＣ
カード用コネクタ１Ｂに上側のＩＣカード用コネクタ１
Ａを確実に位置決めできる。
は位置決め用凸部９ａ，９ｂが突出され、前記脚部５
ａ，５ｂの下面にはこれらの凸部９ａ，９ｂが落ち込む
ことができる係合溝１０ａ，１０ｂが形成されるから、
下側のＩＣカード用コネクタ１Ｂ上に上側のＩＣカード
用コネクタ１Ａを積み重ねて固定する場合、凸部９ａ，
９ｂと係合溝１０ａ，１０ｂとの係合により下側のＩＣ
カード用コネクタ１Ｂに上側のＩＣカード用コネクタ１
Ａを確実に位置決めできる。
【００１２】そして、前記各コネクタハウジング５の上
面は金属板からなるコネクタカバー１１で覆われるけれ
ども、同各コネクタハウジング５の内部にはＩＣカード
Ｃ １ ，Ｃ２ の下面中央に位置したＩＣカードＣ
１ ，Ｃ２ の面状コンタクトｃに接触できる複数対の
入力・出力用コンタクトピン１２，１３が配置され、こ
れらの入力・出力用コンタクトピン１２，１３を介して
プリント配線基板６に搭載された電子素子７と前記ＩＣ
カードＣ１ ，Ｃ２ との間のデータの授受が行われる
のは従来と同様である。
面は金属板からなるコネクタカバー１１で覆われるけれ
ども、同各コネクタハウジング５の内部にはＩＣカード
Ｃ １ ，Ｃ２ の下面中央に位置したＩＣカードＣ
１ ，Ｃ２ の面状コンタクトｃに接触できる複数対の
入力・出力用コンタクトピン１２，１３が配置され、こ
れらの入力・出力用コンタクトピン１２，１３を介して
プリント配線基板６に搭載された電子素子７と前記ＩＣ
カードＣ１ ，Ｃ２ との間のデータの授受が行われる
のは従来と同様である。
【００１３】即ち、これらの入力・出力用コンタクトピ
ン１２，１３は薄い金属板を略”Ｌ”字状に曲げ加工し
たものであるが、下側のＩＣカード用コネクタ１Ｂの入
力・出力用コンタクトピン１２（入力用）の接触辺部１
２ａはコネクタハウジング５の中央部に形成する第１取
付リセス１４に保持された状態、入力・出力用コンタク
トピン１３（出力用）の接触辺部１３ａは、第２取付リ
セス１５に保持される。また、前記カード挿入口３の入
口３ａ側から共にコネクタハウジング５に圧入される入
力・出力用コンタクトピン１２，１３の外部接続部１２
ｂ，１３ｂは、接触辺部１２ａ，１３ａに対して略直角
に折り曲げられてコネクタハウジング５の前端部側から
コネクタハウジング５の下面に突出され、プリント配線
基板６の導体にハンダ付けされる。
ン１２，１３は薄い金属板を略”Ｌ”字状に曲げ加工し
たものであるが、下側のＩＣカード用コネクタ１Ｂの入
力・出力用コンタクトピン１２（入力用）の接触辺部１
２ａはコネクタハウジング５の中央部に形成する第１取
付リセス１４に保持された状態、入力・出力用コンタク
トピン１３（出力用）の接触辺部１３ａは、第２取付リ
セス１５に保持される。また、前記カード挿入口３の入
口３ａ側から共にコネクタハウジング５に圧入される入
力・出力用コンタクトピン１２，１３の外部接続部１２
ｂ，１３ｂは、接触辺部１２ａ，１３ａに対して略直角
に折り曲げられてコネクタハウジング５の前端部側から
コネクタハウジング５の下面に突出され、プリント配線
基板６の導体にハンダ付けされる。
【００１４】下側のＩＣカード用コネクタ１Ｂ上に固定
される上側のＩＣカード用コネクタ１Ａの入力・出力用
コンタクトピン１２（入力用）の接触辺部１２ａはコネ
クタハウジング５の中央部に形成する第２取付リセス１
５に保持された状態、同ＩＣカード用コネクタ１Ａの入
力・出力用コンタクトピン１３（出力用）の接触辺部１
３ａは、第１取付リセス１４に保持される。また、上側
のＩＣカード用コネクタ１Ａの入力・出力用コンタクト
ピン１２，１３の外部接続部１２ｂ，１３ｂは、前記カ
ード挿入口３の入口３ａとは反対側から共にコネクタハ
ウジング５に圧入されるが、接触辺部ｈ１ に対して略
直角に折り曲げられてコネクタハウジング５の後端部側
からコネクタハウジング５の下面に突出され、下側のＩ
Ｃカード用コネクタ１Ｂのカード挿入口３を通ってプリ
ント配線基板６の導体にハンダ付けされることになる。
される上側のＩＣカード用コネクタ１Ａの入力・出力用
コンタクトピン１２（入力用）の接触辺部１２ａはコネ
クタハウジング５の中央部に形成する第２取付リセス１
５に保持された状態、同ＩＣカード用コネクタ１Ａの入
力・出力用コンタクトピン１３（出力用）の接触辺部１
３ａは、第１取付リセス１４に保持される。また、上側
のＩＣカード用コネクタ１Ａの入力・出力用コンタクト
ピン１２，１３の外部接続部１２ｂ，１３ｂは、前記カ
ード挿入口３の入口３ａとは反対側から共にコネクタハ
ウジング５に圧入されるが、接触辺部ｈ１ に対して略
直角に折り曲げられてコネクタハウジング５の後端部側
からコネクタハウジング５の下面に突出され、下側のＩ
Ｃカード用コネクタ１Ｂのカード挿入口３を通ってプリ
ント配線基板６の導体にハンダ付けされることになる。
【００１５】図示実施例によるＩＣカード用コネクタ１
Ａ，１Ｂは、以上のような構造であるから、両ＩＣカー
ド用コネクタ１Ａ，１Ｂを単独でプリント配線基板６に
固定して用いる場合、ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂ
の直下のプリント配線基板６の表面に電子素子７を搭載
できる構造となるから、ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１
Ｂが搭載されるプリント配線基板６の表面を充分に活用
して、プリント配線基板６の実装密度を向上できる。
Ａ，１Ｂは、以上のような構造であるから、両ＩＣカー
ド用コネクタ１Ａ，１Ｂを単独でプリント配線基板６に
固定して用いる場合、ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂ
の直下のプリント配線基板６の表面に電子素子７を搭載
できる構造となるから、ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１
Ｂが搭載されるプリント配線基板６の表面を充分に活用
して、プリント配線基板６の実装密度を向上できる。
【００１６】また、両ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂ
を複数段に積み重ねた状態で、プリント配線基板６に複
数のＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂを併設できるが、
この場合にあっては、各ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１
Ｂの間に位置する脚部５ａ，５ｂによりカード挿入口３
間の間隔が維持されるため、各カード挿入口３にＩＣカ
ードＣ１ ，Ｃ２ を指先で自由に挿脱できる。
を複数段に積み重ねた状態で、プリント配線基板６に複
数のＩＣカード用コネクタ１Ａ，１Ｂを併設できるが、
この場合にあっては、各ＩＣカード用コネクタ１Ａ，１
Ｂの間に位置する脚部５ａ，５ｂによりカード挿入口３
間の間隔が維持されるため、各カード挿入口３にＩＣカ
ードＣ１ ，Ｃ２ を指先で自由に挿脱できる。
【００１７】この組み合わせ使用の場合、下側のＩＣカ
ード用コネクタ１Ｂの凸部９ａ，９ｂに上側の脚部５
ａ，５ｂの係合溝１０ａ，１０ｂを係合するだけで、下
側のＩＣカード用コネクタ１Ｂと上側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａの位置関係が決定するから、組立工程が容易
になる。
ード用コネクタ１Ｂの凸部９ａ，９ｂに上側の脚部５
ａ，５ｂの係合溝１０ａ，１０ｂを係合するだけで、下
側のＩＣカード用コネクタ１Ｂと上側のＩＣカード用コ
ネクタ１Ａの位置関係が決定するから、組立工程が容易
になる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１及び請求項２記載の発明によれば、ＩＣカード用コネ
クタが搭載されるプリント配線基板の表面を充分に活用
して、プリント配線基板の実装密度を向上できる。ま
た、請求項３記載の発明によると、プリント配線基板の
実装密度を向上できるばかりでなく、従来では不可能で
あった複数段に積み重ねた使用が可能になる。そして、
請求項４記載の発明によれば、ＩＣカード用コネクタを
複数段に積み重ねて使用する場合のＩＣカード用コネク
タ相互間の位置決めが容易になる効果がある。
１及び請求項２記載の発明によれば、ＩＣカード用コネ
クタが搭載されるプリント配線基板の表面を充分に活用
して、プリント配線基板の実装密度を向上できる。ま
た、請求項３記載の発明によると、プリント配線基板の
実装密度を向上できるばかりでなく、従来では不可能で
あった複数段に積み重ねた使用が可能になる。そして、
請求項４記載の発明によれば、ＩＣカード用コネクタを
複数段に積み重ねて使用する場合のＩＣカード用コネク
タ相互間の位置決めが容易になる効果がある。
【図１】本発明によるＩＣカード用コネクタの表面図で
ある。
ある。
【図２】図１の２−２線に沿う同ＩＣカード用コネクタ
の断面図である。
の断面図である。
【図３】従来のＩＣカード用コネクタの正面図である。
【図４】図３の４−４線に沿う同ＩＣカード用コネクタ
の断面図である。
の断面図である。
Ｃ１ ，Ｃ２ ＩＣカード ｃ 面状コンタクト １Ａ，１Ｂ ＩＣカード用コネクタ ３ カード挿入口 ５ コネクタハウジング ５ａ，５ｂ 脚部 ６ プリント配線基板 ７ 電子素子 ９ａ，９ｂ 凸部 １０ａ，１０ｂ 係合溝 １２，１３ 入力・出力用コンタクトピン １２ａ，１３ａ 接触辺部 １２ｂ，１３ｂ 外部接続部
Claims (4)
- 【請求項１】 下面の略中央に面状コンタクトを有する
ＩＣカードを挿入できるカード挿入口を形成された絶縁
樹脂製のコネクタハウジングと、同カード挿入口の内部
に突出されて前記面状コンタクトに接触できる弾力的な
接触辺部及び前記コネクタハウジングの下面から外部に
突出されて前記コネクタハウジングが固定されるプリン
ト配線基板にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の
入力・出力用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コ
ネクタにおいて、前記カード挿入口の両側に対応した前
記コネクタハウジングの下面に一体的に成形されて前記
プリント配線基板に固定されかつ同コネクタハウジング
の厚みよりも大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力
・出力用コンタクトピンの前記外部接続部は前記コネク
タハウジングの前端部側に配置されてなることを特徴と
するＩＣカード用コネクタ。 - 【請求項２】 下面の略中央に面状コンタクトを有する
ＩＣカードを挿入できるカード挿入口を形成された絶縁
樹脂製のコネクタハウジングと、同カード挿入口の内部
に突出されて前記面状コンタクトに接触できる弾力的な
接触辺部及び前記コネクタハウジングの下面から外部に
突出されて前記コネクタハウジングが固定されるプリン
ト配線基板にハンダ接続される外部接続部をもつ複数の
入力・出力用コンタクトピンとを備えるＩＣカード用コ
ネクタにおいて、前記カード挿入口の両側に対応した前
記コネクタハウジングの下面に一体的に成形されて前記
プリント配線基板に固定されかつ同コネクタハウジング
の厚みよりも大きな高さの一対の脚部を有し、前記入力
・出力用コンタクトピンの前記外部接続部は前記コネク
タハウジングの後端部側に配置されてなることを特徴と
するＩＣカード用コネクタ。 - 【請求項３】 上下に積み重ねた状態で前記プリント配
線基板に固定して用いられる２台の前記ＩＣカード用コ
ネクタであって、前記プリント配線基板に直接に取り付
けられる下側ＩＣカード用コネクタは、前記コネクタハ
ウジングの前端部側で前記プリント配線基板にハンダ付
けされる前記単尺の外部接続部を有し、同下側ＩＣカー
ド用コネクタに固定される上側ＩＣカード用コネクタ
は、前記コネクタハウジングの後端部側で下側ＩＣカー
ド用コネクタのコネクタハウジングの内部を通って前記
プリント配線基板にハンダ付けされる長尺の外部接続部
を備えることを特徴とするＩＣカード用コネクタ。 - 【請求項４】 前記カード挿入口の両側に対応した前記
コネクタハウジングの上面に突起された一対の凸部と、
前記脚部の下面に形成されて対応する前記凸部に係合で
きる係合溝とを備える請求項１または請求項２記載のＩ
Ｃカード用コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9081903A JPH10255928A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | Ｉｃカード用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9081903A JPH10255928A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | Ｉｃカード用コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10255928A true JPH10255928A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13759411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9081903A Pending JPH10255928A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | Ｉｃカード用コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10255928A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001097334A1 (fr) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Connecteur de carte, plaque de montage comprenant ledit connecteur, et dispositif electronique comprenant le connecteur et la plaque de montage |
| JP2007242567A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 回路基板構造及び電気接続箱 |
| KR100900099B1 (ko) | 2006-05-10 | 2009-06-01 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 커넥터 |
| JP2014082074A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Smk Corp | カードコネクタ |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9081903A patent/JPH10255928A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001097334A1 (fr) * | 2000-06-12 | 2001-12-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Connecteur de carte, plaque de montage comprenant ledit connecteur, et dispositif electronique comprenant le connecteur et la plaque de montage |
| JP2007242567A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 回路基板構造及び電気接続箱 |
| KR100900099B1 (ko) | 2006-05-10 | 2009-06-01 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 커넥터 |
| JP2014082074A (ja) * | 2012-10-16 | 2014-05-08 | Smk Corp | カードコネクタ |
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