JP3118215B2 - Pcカード - Google Patents

Pcカード

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JP3118215B2
JP3118215B2 JP09364146A JP36414697A JP3118215B2 JP 3118215 B2 JP3118215 B2 JP 3118215B2 JP 09364146 A JP09364146 A JP 09364146A JP 36414697 A JP36414697 A JP 36414697A JP 3118215 B2 JP3118215 B2 JP 3118215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパーソナル
コンピュータの機能を拡張するために、パーソナルコン
ピュータのカードスロットに装着されるPCカードに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータは、演
算機能、記憶機能等を備えたコンピュータ本体と、該コ
ンピュータ本体に信号を入力するキーボードと、前記コ
ンピュータ本体内のメモリを記憶するフロッピィディス
ク等からなる記憶装置と、プログラム、演算結果等を表
示するディスプレイとから大略構成されている。
【0003】また、パーソナルコンピュータには、コン
ピュータ本体に内蔵したメモリの拡張、モデムの増設等
を行うため、PCカードを後から付加的に装着できるカ
ードスロットが設けられている。さらに、このPCカー
ドの大きさ、形状は、PCカードスタンダードやJEI
DA(日本電子機械工業)の規格によって規定されてい
る。
【0004】一方、パーソナルコンピュータは、その処
理速度を高めるため、演算処理の情報量が16ビットか
ら32ビットに移りつつあり、PCカードの形状も、1
6ビット用のPCカードと32ビット用のPCカードと
に区別されている。また、パーソナルコンピュータ側の
カードスロットも同様に、16ビット用のカードスロッ
トと32ビット用のカードスロットに大別される。
【0005】しかも、パーソナルコンピュータでは、低
消費電力化のため、コンピュータ本体内の駆動電圧は
5.0Vから3.3Vに変更されている。このため、通
常16ビット用のPCカードは駆動電圧が5.0Vであ
るのに対し、32ビット用のPCカードは3.3Vに設
定されている。また、駆動電圧を5.0Vから3.3V
に下げることにより、PCカードとコンピュータ本体と
の信号の送信、受信を確実にするため、32ビット用の
PCカードとカードスロットには、グランド接続を強化
するためのグランド電極が設けられている。
【0006】そこで、図13ないし図22に基づいて、
従来技術によるPCカードとカードスロットについて述
べる。
【0007】まず、16ビット用のPCカードとカード
スロットを、図13ないし図17を参照しつつ説明す
る。
【0008】1は16ビットに適用されるPCカード
(以下、16ビット用PCカード1という)、2は該1
6ビット用PCカード1の外形をなし薄板状に形成され
たケーシングで、該ケーシング2は、上,下位置が開口
した薄形をした枠状体3と、該枠状体3の上,下位置の
開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部4Aを有するパネル
4,4とから構成され、内部に基板収容空間5を形成し
ている。また、該ケーシング2の一の端面がコネクタ取
付口2Aとして開口し、該コネクタ取付口2Aには後述
のカード側コネクタ10が取付けられる。なお、図13
中の矢印AはPCカード1の挿入方向を示している。
【0009】6はケーシング2内に形成された基板収容
空間5に収容された回路基板で、該回路基板6上には、
メモリまたはモデム、I/Oインターフェース等を構成
する電子部品7が実装されている。
【0010】8はPCカード1の挿入方向左側に形成さ
れたカード側キー溝で、該カード側キー溝8は、PCカ
ード1の表裏の差し間違いを防止するため、後述する3
2ビット用PCカード16とを区別するため等に設けら
れるものである。ここで、カード側キー溝8は、ケーシ
ング2の枠状体3のうち、コネクタ取付口2A近傍の側
壁の挿入方向左側に位置して、枠状体3の上面を切欠く
ことにより形成されている。そして、カード側キー溝8
は、32ビット用PCカード16のカード側キー溝21
よりも広い溝幅寸法d1 に形成されている。
【0011】9はガイド溝部で、該ガイド溝部9はケー
シング2のコネクタ取付口2Aの近傍で、挿入方向右側
に位置して枠状体3の側壁を挿入方向に溝加工すること
により形成されている。そして、ガイド溝部9は、16
ビット用カードスロット11のガイド突起15に沿って
16ビット用PCカード1を案内するもので、溝幅寸法
はd0 となっている。
【0012】10はケーシング2のコネクタ取付口2A
に設けられたカード側コネクタで、該カード側コネクタ
10はケーシング2を構成する枠状体3の開口部分を閉
塞している。また、前記カード側コネクタ10は、図1
4と図16に示す如く、樹脂材料によって形成された長
尺な矩形状体10Aと、該矩形状体10Aの前面から後
面に向け、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が
形成されたピン穴10Bと、基端側が該各ピン穴10B
の奥部に位置し、先端側が回路基板6に接続された端子
ピン10Cとから構成されている。
【0013】さらに、図15に示すように、11は16
ビット用カードスロットで、該16ビット用カードスロ
ット11は、16ビット用PCカード1の外形寸法より
も若干大きい形状を有するカード挿入穴12Aが形成さ
れたハウジング12と、該ハウジング12のカード挿入
穴12Aの奥部に位置して設けられたスロット側コネク
タ13とから大略構成されている。
【0014】ここで、前記スロット側コネクタ13は、
図16に示すように、樹脂材料によって長尺に形成さ
れ、カード挿入穴12Aと挿通して前記カード側コネク
タ10が挿入されるコネクタ挿入穴13Bを有する矩形
状体13Aと、該矩形状体13Aに形成されたコネクタ
挿入穴13Bの奥部に位置し、縦に2個、横に34個の
配置で合計68個が突出形成された接続ピン13Cとか
ら構成されている。
【0015】スロット側コネクタ13は、そのコネクタ
挿入穴13B内に16ビット用PCカード1のカード側
コネクタ10を挿入すると、各接続ピン13Cの先端は
ピン穴10Bの奥部に位置した端子ピン10Cに接続さ
れる。
【0016】14はPCカードの挿入方向左側に形成さ
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝14は、
図15に示すように、スロット側コネクタ13の矩形状
体13Aのうちコネクタ挿入穴13Bの近傍で、挿入方
向左側に位置して矩形状体13Aの側壁を挿入方向に溝
加工することにより形成されている。そして、スロット
側キー溝14は、16ビット用PCカード1の枠状体3
の厚さ寸法からカード側キー溝8の溝幅寸法d1 を引い
た寸法よりも若干広めの溝幅寸法d1 ′に形成されてい
る。
【0017】15はPCカードの挿入方向右側に形成さ
れたガイド突起で、該ガイド突起15は、図15に示す
ように、スロット側コネクタ13の矩形状体13Aのう
ちコネクタ挿入穴13Bの近傍で、挿入方向右側に位置
して矩形状体13Aの側壁を挿入方向に溝加工すること
により形成されている。そして、ガイド突起15は、1
6ビット用PCカード1のガイド溝部9の溝幅寸法d0
よりも若干幅の薄い厚さ寸法d0 ′に形成されている。
【0018】このように構成される16ビット用PCカ
ード1と16ビット用カードスロット11は、PCカー
ド1をカードスロット11に装着すべく、PCカード1
をスロット側コネクタ13に挿入するとき、カード側キ
ー溝8はスロット側キー溝14に案内され、ガイド溝部
9はガイド突起15に案内され、PCカード1のカード
側コネクタ10はカードスロット11のコネクタ挿入穴
13B内に挿入される。そして、16ビット用PCカー
ド1は、図17に示すように、カード側コネクタ10が
カードスロット11のスロット側コネクタ13に接続
し、16ビット用カードスロット11に装着される。
【0019】次に、32ビット用のPCカードとカード
スロットを、図18ないし図22により説明する。
【0020】16は32ビットに適用されるPCカード
(以下、32ビット用PCカード16という)を示し、
該32ビット用PCカード16は、前述した16ビット
用PCカード1とほぼ同様に構成され、回路基板6を内
部に収容する後述のケーシング17と、該ケーシング1
7のコネクタ取付口17Aに設けられたカード側コネク
タ23と、該カード側コネクタ23上に取付けられたグ
ランド電極24とから大略構成されている。
【0021】17は32ビット用PCカード16に用い
られるケーシングで、該ケーシング17は、上,下位置
が開口した薄形をした枠状体18と、該枠状体18の
上,下位置の開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部19Aを
有するパネル19,19とから構成され、内部には基板
収容空間20が形成されている。また、該ケーシング1
7の一の端面がコネクタ取付口17Aとなり、前記各パ
ネル19のうち、上側に位置したパネル19のコネクタ
取付口17A側には、横方向に延びる電極板収容溝19
Bが切欠いて形成されている。なお、図18中の矢印A
はPCカード16の挿入方向を示している。
【0022】21はPCカード16の挿入方向左側に形
成されたカード側キー溝で、該カード側キー溝21は、
PCカード16の表裏の差し間違いを防止するため、1
6ビット用PCカード1とを区別するため等に設けられ
るものである。ここで、カード側キー溝21は、ケーシ
ング17の枠状体18のうち、コネクタ取付口17A近
傍の側壁の挿入方向左側に位置して、枠状体18の上面
を切欠くことにより形成されている。そして、該カード
側キー溝21は、16ビット用PCカード1のカード側
キー溝8よりも狭い溝幅寸法d2 となっている。
【0023】22はガイド溝部で、該ガイド溝部22は
ケーシング17のコネクタ取付口17Aの近傍で、挿入
方向右側に位置して枠状体18の側壁を挿入方向に溝加
工することにより形成されている。そして、ガイド溝部
22は、後述するカードスロット25のガイド突起30
に沿って32ビット用PCカード16を案内するもの
で、その溝幅寸法はd0 となっている。
【0024】23はケーシング17のコネクタ取付口1
7Aに設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード
側コネクタ23はケーシング17を構成する枠状体18
の開口部分を閉塞している。また、前記カード側コネク
タ23は、図19と図21に示すように、樹脂材料によ
って長尺に形成された矩形状体23Aと、該矩形状体2
3Aの前面から後面に向け、縦に2個、横に34個の配
置で合計68個が形成されたピン穴23Bと、基端側が
該各ピン穴23Bの奥部に位置し、先端側が矩形状体2
3Aの後面から突出して回路基板6に接続された端子ピ
ン23Cとから構成されている。
【0025】24はカード側コネクタ23の上側の平面
上に取付けられるグランド電極で、該グランド電極24
は、導電性の金属板によって形成され、矩形状体23A
の上側の平面に沿って延びる平板状の電極板24Aと、
該電極板24Aに設けられ、外電極板24Aから回路基
板6側(カード側コネクタ23の後側)に向けて延びる
複数本(例えば、8本)のグランド端子24Bと、前記
電極板24A上に設けられた複数個(例えば、8個)の
突起24Cとから構成されている。なお、前記各突起2
4Cはカードスロット25側の受承用グランド電極28
との間で電気的接続を強化するものである。
【0026】また、グランド電極24は、受承用グラン
ド電極28を通して、32ビット用PCカード16に内
蔵した回路基板6とパーソナルコンピュータ側のグラン
ドとを接続し、グランド接続を強化している。これによ
り、グランド電極24は、パーソナルコンピュータとP
Cカード16との間の信号の送信、受信を確実にするも
のである。
【0027】さらに、図20に示すように、25は32
ビット用カードスロットで、該32ビット用カードスロ
ット25は、32ビット用PCカード16の外形寸法よ
りも若干大きい形状を有するカード挿入穴26Aが形成
されたハウジング26と、該ハウジング26のカード挿
入穴26Aの奥部に位置して設けられたスロット側コネ
クタ27とから大略構成されている。
【0028】ここで、前記スロット側コネクタ27は、
図21に示すように、樹脂材料によって長尺に形成さ
れ、カード挿入穴26Aを挿通して前記カード側コネク
タ23が挿入されるコネクタ挿入穴27Bを有する矩形
状体27Aと、該矩形状体27Aに形成されたコネクタ
挿入穴27Bの奥部に位置し、縦に2個、横に34個の
配置で合計68個が突出形成された接続ピン27Cとか
ら構成されている。また、スロット側コネクタ27のコ
ネクタ挿入穴27B内にカード側コネクタ23が挿入さ
れると、各接続ピン27Cはピン穴23Bの奥部に位置
した端子ピン23Cに接続される。
【0029】28はコネクタ挿入穴27Bの上側に形成
された受承用グランド電極で、該受承用グランド電極2
8は、図20ないし図22に示すように、下側に向けて
ばね性を与えた複数個(例えば、8個)の接触片28A
からなり、該受承用グランド電極28の各接触片28A
は、32ビット用PCカード16をカード挿入穴26A
内に挿入したとき、グランド電極24の各突起24Cに
当接する。
【0030】29はPCカードの挿入方向左側に形成さ
れたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝29は、
図20に示すように、スロット側コネクタ27の矩形状
体27Aのうちコネクタ挿入穴27Bの近傍で、挿入方
向左側に位置して矩形状体27Aの側壁を挿入方向に溝
加工することにより形成されている。そして、スロット
側キー溝29は、32ビット用PCカード16の枠状体
18の厚さ寸法からカード側キー溝21の溝幅寸法d2
を引いた寸法よりも若干広めの溝幅寸法d2 ′に形成さ
れている。
【0031】30はPCカードの挿入方向右側に形成さ
れたガイド突起で、該ガイド突起30は、図20に示す
ように、スロット側コネクタ27の矩形状体27Aのう
ちコネクタ挿入穴27Bの近傍で、挿入方向右側に位置
して矩形状体27Aの側壁を挿入方向に溝加工すること
により形成されている。そして、ガイド突起30は、3
2ビット用PCカード16のガイド溝部22の溝幅寸法
d0 よりも若干薄い厚さ寸法d0 ′に形成されている。
【0032】このように構成される32ビット用PCカ
ード16と32ビット用カードスロット25は、PCカ
ード16をカードスロット25に装着すべく、PCカー
ド16をスロット側コネクタ27に挿入するとき、カー
ド側キー溝21はスロット側キー溝29に案内され、ガ
イド溝部22はガイド突起30に案内され、PCカード
16のカード側コネクタ23はスロット側コネクタ27
に挿入される。そして、32ビット用PCカード16
は、図22に示すように、カード側コネクタ23はスロ
ット側コネクタ27に接続されると共に、グランド電極
24の各突起24Cが受承用グランド電極28の各接触
片28Aに接続される。
【0033】ここで、16ビット用PCカード1と32
ビット用PCカード16との形状を比較すると、16ビ
ット用PCカード1のカード側キー溝8は32ビット用
PCカード16のカード側キー溝21よりも広く形成さ
れている。このため、16ビット用PCカード1は、3
2ビット用カードスロット25に装着することができる
ものの、32ビット用PCカード16は16ビット用カ
ードスロット11のスロット側キー溝14に引っかか
り、16ビット用カードスロット11には装着できない
ようにしている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による16ビット用PCカード1のカード側キー
溝8と32ビット用PCカード16のカード側キー溝2
1とでは、その溝幅寸法を異なるように形成しているか
ら、16ビット用か32ビット用かを識別すると共に、
前述した如く、32ビット用PCカード16は、16ビ
ット用カードスロット11に装着できないようにしてい
る。
【0035】一方、ユーザ側から16ビット用と32ビ
ット用とを兼用にしたPCカードの要望があり、この要
望に対応するためには、パーソナルコンピュータ側のカ
ードスロットの形状に関係なく、16ビット用カードス
ロット11と32ビット用カードスロット25の両方に
着脱可能なPCカードを提供する必要がある。
【0036】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は高ビット用と低ビット用とを兼
用にしたPCカードを、高ビット用および低ビット用の
両方のカードスロットに対して着脱を可能としたPCカ
ードを提供することを目的としている。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明が採用するPCカ
ードは、回路基板を収容する枠状体を上パネル、下パネ
ルによって施蓋することにより形成され、一の端面がコ
ネクタ取付口として開口したケーシングと、前記回路基
板に接続される多数本の端子ピンを有すると共にパーソ
ナルコンピュータ側の端子ピンが挿入される多数個のピ
ン穴を有する矩形状体からなり、前記ケーシングのコネ
クタ取付口に位置して前記ケーシングに取付けられたコ
ネクタと、該コネクタの上下方向の一方の平面上に位置
して前記コネクタに取付けられ、前記回路基板のグラン
ドをパーソナルコンピュータ側に接続するグランド電極
とから構成したことにある。
【0038】そして、請求項1が採用する手段の特徴
は、ケーシングを形成する上,下のパネルうち一方側の
パネルには、コネクタ取付口の上側に位置した部位に突
起収容孔を穿設し、グランド電極を、コネクタの一方の
平面に沿って延びる平板状の電極板を有し、該電極板に
は前記パネルの各突起収容孔から突出し、パーソナルコ
ンピュータ側のカードスロットに挿入するときにばね性
を与える複数個のばね性突起を設ける構成としたことに
ある。
【0039】このような構成とすることにより、グラン
ド電極を受承する部分のないコネクタを有する低ビット
用のカードスロットに挿入するとき、カードスロットの
挿入穴にグランド電極のばね性突起が接触し、該ばね性
突起はケーシング内に向けて変形される。しかも、カー
ドスロットから引き抜いたときには、ばね性突起は復帰
するから、グランド電極を受承する部分を有する高ビッ
ト用のカードスロットに対しても装着することも可能と
なり、PCカードは低ビット用、高ビット用の両方に兼
用して使用することができる。
【0040】また、ばね性突起は上パネルの突起収容孔
から突出させているから、ばね性突起に外部から不慮の
横方向の力が加わったときでも突起収容孔によってばね
性突起の損傷を防止し、該各ばね性突起の寿命を延ばす
ことができる。
【0041】請求項2の発明では、グランド電極の電極
板には、回路基板と反対側の一辺を除く三辺を切込むこ
とにより複数個の切込み部を形成し、各ばね性突起を、
一辺を支持端とし各切込み部に囲まれた舌片の途中を折
曲げてなる板ばねとして形成している。
【0042】このように構成することにより、各ばね性
突起は板ばね構造となっているから、PCカードを低ビ
ット用のカードスロットに挿入するとき、カードスロッ
トの挿入穴にグランド電極のばね性突起が接触し、該ば
ね性突起は変形し、PCカードをカードスロットから抜
き取ったときには、ばね性突起はその板ばね構造によっ
て復帰する。
【0043】請求項3の発明では、各ばね性突起のう
ち、少なくともパネルの突起収容孔から突出する部分の
横断面を湾曲状に形成したことにある。
【0044】このように構成することにより、ばね性突
起が突起収容孔内を変位するとき、該ばね性突起の端部
が突起収容孔に引っかかるのを防止できる。
【0045】請求項4の発明では、ケーシングの枠状体
には、各ばね性突起の自由端を受承する受承部を形成し
たことにある。
【0046】このように構成することにより、このPC
カードをグランド電極を低ビット用のカードスロットに
挿入するとき、カードスロットの挿入穴にグランド電極
の各ばね性突起が接触して押圧され、ばね性突起の自由
端がケーシング内に向けて変位する。このとき、該各ば
ね性突起の自由端は枠状体の受承部に受承され、各ばね
性突起の自由端がコネクタの端子ピンに接触するのを防
止する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。な
お、本実施の形態では前述した従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0048】31は本実施の形態による16ビットと3
2ビットの両方に対応し得るPCカード、32は該PC
カード31の外形をなし薄板状に形成されたケーシング
で、該ケーシング32は、上,下が開口した薄形の枠状
体33と、該枠状体33の上側開口を施蓋し、矩形状の
膨らみ部34Aを有する上パネル34と、前記枠状体3
3の下側開口を施蓋し、同じく矩形状の膨らみ部35A
を有する下パネル35とから構成され、内部に基板収容
空間36を形成している。
【0049】また、ケーシング32の基板収容空間36
内には回路基板6が収容され、該回路基板6上に実装さ
れた電子部品7は、駆動電圧3.3Vを用いる32ビッ
トに対応するのみでなく、駆動電圧5.0Vを用いる1
6ビットの両方に対応するように設定された電子部品7
が実装され、回路が構成されている。
【0050】ここで、ケーシング32の一の端面はコネ
クタ取付口32Aとして開口し、該コネクタ取付口32
Aには後述のカード側コネクタ41が取付けられる。な
お、図1中の矢印AはPCカード31の挿入方向を示し
ている。
【0051】また、枠状体33は、図2に示す如く、コ
字状の枠部33Aと、該枠部33Aの先端側を連結する
梁部33Bとから形成され、該梁部33Bには後述する
突起受承部37,37,…が形成されている。
【0052】37,37,…は後述するグランド電極4
2のばね性突起43を受承する突起受承部で、該各突起
受承部37は、枠状体33の梁部33Bに所定間隔を離
間して8個の凹陥部として形成している。また、枠状体
33を樹脂材料によって形成した場合には、各突起受承
部37は枠状体33と一体形成することができる。
【0053】38,38,…は上パネル34のうちコネ
クタ取付口32A側に位置した部位に穿設された複数個
の突起収容孔で、該各突起収容孔38は矩形状に形成さ
れ、該各突起収容孔38を通してグランド電極42のば
ね性突起43が突出する。
【0054】39はPCカード31の挿入方向左側に形
成されたカード側キー溝で、該カード側キー溝39はケ
ーシング32の枠状体33のうち、コネクタ取付口32
A近傍の側壁の挿入方向左側に位置して、枠状体33の
上面を切欠くことにより形成されている。そして、カー
ド側キー溝39は、16ビット用PCカード1のカード
側キー溝8と同じ溝幅寸法d1 に形成されている。
【0055】40はPCカード31の挿入方向右側に形
成されたガイド溝部で、該ガイド溝部40はケーシング
32の枠状体33のうちコネクタ取付口32Aの近傍
で、挿入方向右側に位置して枠状体33の側壁を溝加工
することにより形成されている。そして、ガイド溝部4
0は、32ビット用PCカード16のガイド溝部22と
同じ溝幅寸法d0 に形成されている。
【0056】41はケーシング32のコネクタ取付口3
2Aに設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード
側コネクタ41は、樹脂材料によって長尺に形成された
矩形状体41Aと、該矩形状体41Aの前面から後面に
向け、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が形成
されたピン穴41Bと、基端側が該各ピン穴41Bの奥
部に位置し、先端側が矩形状体41Aの後面から突出し
て回路基板6に接続された端子ピン41Cとから構成さ
れている。
【0057】42はカード側コネクタ41の上面に取付
けられるグランド電極で、該グランド電極42は、図4
ないし図7に示すように、導電性の金属板によって形成
され、カード側コネクタ41の上面に沿って延びる平板
状の電極板42Aと、該電極板42Aに設けられ、該電
極板42Aから回路基板6側のグランドに向けて延びる
複数本(例えば、8本)のグランド端子42Bと、前記
電極板42Aに形成され、グランド端子42Bと反対側
の一辺、即ち回路基板6と反対側の一辺を除く三辺を切
込むことにより形成された複数個(例えば、8個)の切
込み部42Cと、該切込み部42Cによって支持端が挿
入方向前側に位置し、自由端が挿入方向後側に向けて延
びる複数個(例えば8個)の舌片42Dと、前記電極板
42Aに対して鋭角をもって左右に形成された取付片4
2Eとから構成され、前記各舌片42Dは長さ方向を折
曲げることにより後述するばね性突起43として形成さ
れている。
【0058】また、各取付片42Eは、図5に示すよう
に、電極板42Aに対して鋭角に形成し、かつばね性を
持っているため、PCカード31を組立てるとき、グラ
ンド電極42をカード側コネクタ41の矩形状体41A
に左右方向のずれがなく精度よく容易に取付けることが
できる。
【0059】43,43,…はグランド電極42の電極
板42A上に形成した例えば8個の板状のばね性突起
で、該各ばね性突起43は、図3に示すように、前記グ
ランド電極42の電極板42Aに形成した舌片42Dの
途中を折曲げて略へ字状に形成され、その折曲部分が突
部43Aとなり、該突部43Aは、上パネル34に形成
した突起収容孔38から上側に突出される。
【0060】また、各舌片42Dの先端、即ちばね性突
起43の先端43Bは自由端となり、常時は上パネル3
4の下側に付勢され(図3参照)、ばね性突起43が外
力によって上側から押圧されると、ばね性突起43の先
端43Bは梁部33Bの突起受承部37に受承される
(図11参照)。
【0061】さらに、各ばね性突起43は、図6、図7
に示すように、突部43A近傍の横断面を円弧状に形成
しているから、電極板42Aに切込み部42Cを形成す
るときに発生するバリ等を、ばね性突起43の内側に向
けることができ、該ばね性突起43のうち突起収容孔3
8から突出する突部43A近傍の端部が突起収容孔38
に引っかかるのを防止している。
【0062】このように、各ばね性突起43は、板状の
舌片42Dを折曲することによって上側に山がくるよう
に形成しているから、ばね性突起43は、突部43Aが
上側から押圧を受けることにより、先端43Bがケーシ
ング32内に向けて変形する構造となり、ばね性を与え
ている。
【0063】本実施の形態によるPCカード31は、上
述の如き構成を有するもので、該PCカード31を32
ビット用カードスロット25に装着する場合について、
図8、図9を参照しつつ述べる。ここで、カード側コネ
クタ41をスロット側コネクタ27に挿入するとき、カ
ード側キー溝39はスロット側キー溝29に案内され、
ガイド溝部40はガイド突起30に案内される。
【0064】また、グランド電極42に形成した各ばね
性突起43は、図8に示すように、32ビット用カード
スロット25側の受承用グランド電極28の接触片28
Aに接続した状態となる。しかも、ばね性突起43はば
ね性を与えているから、接触片28Aのばね力と合わせ
て、電気的な接続強度を高め、接触を良好にする。
【0065】次に、図10、図11に示すように、PC
カード31を16ビット用カードスロット11に装着す
る場合について述べる。即ち、PCカード31を、16
ビット用カードスロット11のスロット側コネクタ13
に挿入するとき、カード側キー溝39はスロット側キー
溝14に案内され、ガイド溝部40はガイド突起15に
案内される。
【0066】さらに、PCカード31のカード側コネク
タ41を、スロット側コネクタ13のコネクタ挿入穴1
3B内に挿入するとき、前記グランド電極42に形成し
た各ばね性突起43は、図11に示すように、突部43
Aがコネクタ挿入穴13Bによって押圧されることによ
り、その先端43Bはケーシング32内に向けて変位
し、突起受承部37に受承される。これにより、PCカ
ード31は16ビット用カードスロット11を損傷する
ことなく装着することができる。
【0067】そして、PCカード31は、16ビット用
カードスロット11のカード挿入穴12A、スロット側
コネクタ13のコネクタ挿入穴13B等を傷付けること
なく、16ビット用カードスロット11に装着すること
ができ、しかもPCカード31を抜取った後は、各ばね
性突起43はばね力により復帰するから、前述した如
く、通常の32ビット用カードスロット25にも装着可
能となる。
【0068】この結果、PCカード31は、16ビット
用カードスロット11と32ビット用カードスロット2
5の両方に着脱可能にでき、16ビット用と32ビット
用との両方に兼用することができる。そして、当該PC
カード31は、その使用範囲を広げることができる。
【0069】また、各ばね性突起43の突部43Aは、
上パネル34の突起収容孔38から上側に向けて突出さ
せ、先端43Bは突起受承部37上に伸長させているか
ら、PCカード31を16ビット用カードスロット11
に対して装着すると、図11に示すように、ばね性突起
43の先端43Bは突起受承部37によって受承される
から、該先端43Bがカード側コネクタ41の端子ピン
41Cに接触するのを防止し、PCカード31の信頼性
を高めることができる。
【0070】また、PCカード31をカードスロット1
1から抜き取ったとき、ばね性突起43はばね力により
復帰し、先端43Bが上パネル34の下側に付勢され、
外部に先端43Bがめくれ上がるのを規制している。さ
らに、各ばね性突起43の先端43Bはその横断面を円
弧状に形成されているから、ばね性突起43が変位する
とき、その端部が突起収容孔38に引っかかるのを防止
できる。
【0071】さらに、各突起収容孔38はそれぞればね
性突起43の廻りを囲んでいる、外力がばね性突起43
に加わったときでも、ばね性突起43が屈曲して損傷す
るのを防止でき、各ばね性突起43の寿命を延ばすこと
ができる。
【0072】一方、PCカード31を組立てる時には、
図2に示すように、グランド電極42は各取付片42E
によってカード側コネクタ41の矩形状体41Aに対し
て挟持するように組付けるから、グランド電極42の各
グランド端子42Bを回路基板6に半田付けするときの
作業を容易に行うことができ、組立て作業の効率を向上
することができる。
【0073】なお、実施の形態では、ばね性突起43を
略ヘ字状の突部43Aとして形成するものとして述べた
が、本発明はこれに替えて、図12に示す変形例のよう
に、各切込み部に囲まれた舌片を円弧状に湾曲させるこ
とにより、円弧部分が突部43A′となり先端43B′
が突起受承部37上に延びるばね性突起43′として形
成してもよい。
【0074】また、実施の形態では、グランド電極42
の電極板42Aから回路基板6に向けて延びるグランド
端子42Bを、例えば8本から構成した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、グランド端子は、1
本、2〜7本、9本以上でもよく、回路基板6の配線に
対応させればよい。
【0075】また、実施の形態では、ばね性突起43の
横断面を円弧状に形成したが、これに替えて、ばね性突
起の端部を内側に折曲げて、ばね性突起の横断面を湾曲
させてもよい。さらに、ばね性突起43の横断面はフラ
ットな平板状でもよい。
【0076】また、実施の形態では、PCカードとして
32ビット,16ビットの規格のものについて述べた
が、例えば64ビット、128ビットの規格のPCカー
ドを、16ビット用のカードコネクタに使用する場合
等、実施の形態による規格に限るものではない。
【0077】さらに、駆動電圧が3.3Vで16ビット
という特殊なカードスロットを備えたパーソナルコンピ
ュータが存在するが、このようなパーソナルコンピュー
タでも同様な効果を発揮することができる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、コネクタ取付口の上側に位置したケーシングを
形成する上,下パネルのうち一方側のパネルには突起収
容孔を穿設し、グランド電極には該各突起収容孔から突
出されるばね性突起を形成したから、例えばPCカード
をグランド電極を受承する部分のない低ビット用のカー
ドスロットに装着するときには、ばね性突起をケーシン
グ側に変位させ、PCカードをカードスロットルに装着
することができる。
【0079】また、カードスロットからPCカードを引
き抜いたときにはばね性突起は復帰するから、このPC
カードはグランド電極を受承する電極を有する高ビット
用のカードスロットに対しても、グランド電極を受承す
る電極のない低いビット用のカードスロットルに対して
も兼用して使用することができ、当該PCカードの使用
範囲を広げることができる。
【0080】しかも、ばね性突起は一方側のパネルに形
成した突起収容孔から突出させているから、ばね性突起
に外部から不慮の横方向の力が加わったとしても、突起
収容孔によってばね性突起の損傷を防止でき、該各ばね
性突起の寿命を延ばし、信頼性を高めることができる。
【0081】請求項2の発明では、グランド電極の電極
板には回路基板と反対側の一辺を除く三辺を切込むこと
により複数個の切込み部を形成し、各ばね性突起を一辺
を支持端とし切込み部に囲まれた舌片の途中を折曲げて
なる板ばねとして形成したから、各ばね性突起は板ばね
構造を有して形成され、PCカードを低ビット用のカー
ドスロットに挿入するとき、カードスロットの挿入穴に
グランド電極のばね性突起の突部が接触し、該ばね性突
起は変形した状態でカードスロットに装着される。
【0082】請求項3の発明では、各ばね性突起のう
ち、少なくともパネルの突起収容孔から突出する部分の
横断面を湾曲状に形成したから、ばね性突起が突起収容
孔内を変位するときに端部が突起収容孔に引っかかるの
を防止し、ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
【0083】請求項4の発明では、各ばね性突起が変形
したとき該ばね性突起の自由端が受承される受承部を、
ケーシングの枠状体に形成したから、このPCカードを
低ビット用のカードスロットに挿入したとき、各ばね性
突起の自由端は枠状体の受承部にそれぞれ受承され、各
ばね性突起の自由端がコネクタの端子ピンに接触するの
を確実に防止でき、電気的な信頼を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるPCカードを示す斜
視図である。
【図2】実施の形態によるPCカードを構成する枠状
体、上パネル、下パネル、カード側コネクタ、グランド
電極を示す分解斜視図である。
【図3】実施の形態によるPCカードの挿入側を示す部
分縦断面図である。
【図4】実施の形態によるPCカードに用いられるグラ
ンド電極を示す平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた側面図であ
る。
【図6】図5中のばね性突起を拡大して示す斜視図であ
る。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向からみたばね性突
起の縦断面図である。
【図8】32ビット用カードスロットのスロット側コネ
クタに、実施の形態によるPCカードを挿入する前の状
態を示す部分縦断面図である。
【図9】32ビット用カードスロットのスロット側コネ
クタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態を
示す部分縦断面図である。
【図10】16ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入する前の
状態を示す部分縦断面図である。
【図11】16ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、実施の形態によるPCカードを挿入した状態
を示す部分縦断面図である。
【図12】変形例によるPCカードの挿入側を示す部分
縦断面図である。
【図13】従来技術による16ビット用PCカードを示
す斜視図である。
【図14】16ビット用PCカードをコネクタ取付口側
からみた正面図である。
【図15】16ビット用カードスロットを挿入側からみ
た正面図である。
【図16】16ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、従来技術による16ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
【図17】16ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、従来技術による16ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
【図18】従来技術による32ビット用PCカードを示
す斜視図である。
【図19】32ビット用PCカードをコネクタ取付口側
からみた正面図である。
【図20】32ビット用カードスロットを挿入側からみ
た正面図である。
【図21】32ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、従来技術による32ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
【図22】32ビット用カードスロットのスロット側コ
ネクタに、従来技術による32ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
6 回路基板 11 16ビット用カードスロット 25 32ビット用カードスロット 31 PCカード 32 ケーシング 32A コネクタ取付口 33 枠状体 34 上パネル 35 下パネル 37 突起受承部 38 突起収容孔 41 カード側コネクタ 41A 矩形状体 41C 端子ピン 42 グランド電極 42A 電極板 42B グランド端子 42C 切込み部 42D 舌片 43,43′ ばね性突起 43A,43A′ 突部 43B,43B′ 先端(自由端)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 清木 泰 (56)参考文献 特開 平9−58163(JP,A) 米国特許5307242(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06K 17/00 G06K 19/00 - 19/077

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板を収容する枠状体を上パネル、
    下パネルによって施蓋することにより形成され、一の端
    面がコネクタ取付口として開口したケーシングと、 前記回路基板に接続される多数本の端子ピンを有すると
    共にパーソナルコンピュータ側の端子ピンが挿入される
    多数個のピン穴を有する矩形状体からなり、前記ケーシ
    ングのコネクタ取付口に位置して前記ケーシングに取付
    けられたコネクタと、 該コネクタの上下方向の一方の平面上に位置して該コネ
    クタに取付けられ、前記回路基板のグランドをパーソナ
    ルコンピュータ側に接続するグランド電極とからなるP
    Cカードにおいて、 前記ケーシングを形成する上,下のパネルうち一方側の
    パネルには、前記コネクタ取付口に位置した部位に突起
    収容孔を穿設し、 前記グランド電極は、前記コネクタの一方の平面に沿っ
    て延びる平板状の電極板を有し、該電極板には前記パネ
    ルの各突起収容孔から突出し、パーソナルコンピュータ
    側のカードスロットに挿入するときにばね性を与える複
    数個のばね性突起を設ける構成としたことを特徴とする
    PCカード。
  2. 【請求項2】 前記グランド電極の電極板には、前記回
    路基板と反対側の一辺を除く三辺を切込むことにより複
    数個の切込み部を形成し、前記各ばね性突起は、前記一
    辺を支持端とし各切込み部に囲まれた舌片の途中を折曲
    げてなる板ばねとして形成してなる請求項1記載のPC
    カード。
  3. 【請求項3】 前記各ばね性突起のうち、少なくとも前
    記パネルの突起収容孔から突出する部分の横断面を湾曲
    状に形成してなる請求項1または2記載のPCカード。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングの枠状体には、各ばね性
    突起の自由端を受承する受承部を形成してなる請求項
    1,2または3記載のPCカード。
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