JP3154404B2 - Pcカード - Google Patents
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Description
コンピュータの機能を拡張するために、パーソナルコン
ピュータのカードスロットに装着されるPCカードに関
する。
算機能、記憶機能等を備えたコンピュータ本体と、該コ
ンピュータ本体に信号を入力するキーボードと、前記コ
ンピュータ本体内のメモリを記憶するフロッピィディス
ク等からなる記憶装置と、プログラム、演算結果等を表
示するディスプレイとから大略構成されている。
ピュータ本体に内蔵したメモリの拡張、モデムの増設等
を行うため、PCカードを後から付加的に装着できるカ
ードスロットが設けられている。さらに、このPCカー
ドの大きさ、形状は、PCカードスタンダードやJEI
DA(日本電子機械工業)の規格によって規定されてい
る。
理速度を高めるため、演算処理の情報量が16ビットか
ら32ビットに移りつつあり、PCカードの形状も、1
6ビット用のPCカードと32ビット用のPCカードと
に区別されている。また、パーソナルコンピュータ側の
カードスロットも同様に、16ビット用のカードスロッ
トと32ビット用のカードスロットに大別される。
消費電力化のため、コンピュータ本体内の駆動電圧は
5.0Vから3.3Vに変更されている。このため、通
常16ビット用のPCカードは駆動電圧が5.0Vであ
るのに対し、32ビット用のPCカードは3.3Vに設
定されている。また、駆動電圧を5.0Vから3.3V
に下げることにより、PCカードとコンピュータ本体と
の信号の送信、受信を確実にするため、32ビット用の
PCカードとカードスロットには、グランド接続を強化
するためのグランド電極が設けられている。
来技術によるPCカードとカードスロットについて述べ
る。
スロットを、図9ないし図13を参照しつつ説明する。
(以下、16ビット用PCカード1という)、2は該1
6ビット用PCカード1の外形をなし薄板状に形成され
たケーシングで、該ケーシング2は、上,下位置が開口
した略コ字状の薄形をした枠状体3と、該枠状体3の
上,下位置の開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部4Aを有
するパネル4,4とから構成され、内部に基板収容空間
5を形成している。また、該ケーシング2の一の端面が
コネクタ取付口2Aとして開口し、該コネクタ取付口2
Aには後述のカード側コネクタ10が取付けられる。
空間5に収容された回路基板で、該回路基板6上には、
メモリまたはモデム、I/Oインターフェースを構成す
る電子部品7が実装されている。
カード側キー溝で、該カード側キー溝8は、PCカード
の表裏の差し間違いを防止するため、後述する32ビッ
ト用PCカード16とを区別するため等に設けられるも
のである。ここで、カード側キー溝8は、ケーシング2
の枠状体3のうち、コネクタ取付口2A近傍の側壁の挿
入方向左側に位置して、枠状体3の上面を切欠くことに
より形成されている。そして、カード側キー溝8は、3
2ビット用PCカード16のカード側キー溝21よりも
広い溝幅寸法d1 に形成されている。
シング2のコネクタ取付口2Aの近傍で、挿入方向右側
に位置して枠状体3の側壁を挿入方向に溝加工すること
により形成されている。そして、ガイド溝部9は、16
ビット用カードスロット11のガイド突起15に沿って
16ビット用PCカード1を案内するもので、溝幅寸法
はd0 となっている。
に設けられたカード側コネクタで、該カード側コネクタ
10はケーシング2を構成する枠状体3の開口部分を閉
塞している。また、前記カード側コネクタ10は、図1
0と図12に示す如く、樹脂材料によって形成された長
尺な矩形状体10Aと、該矩形状体10Aの前面から後
面に向け、縦に2個、横に34個の配置で合計68個が
形成されたピン穴10Bと、基端側が該各ピン穴10B
の奥部に位置し、先端側が回路基板6に接続された端子
ピン10Cとから構成されている。
ビット用カードスロットで、該16ビット用カードスロ
ット11は、16ビット用PCカード1の外形寸法より
も若干大きい形状を有するカード挿入穴12Aが形成さ
れたハウジング12と、該ハウジング12のカード挿入
穴12Aの奥部に位置して設けられたスロット側コネク
タ13とから大略構成されている。
図12に示すように、樹脂材料によって長尺に形成さ
れ、カード挿入穴12Aと挿通して前記カード側コネク
タ10が挿入されるコネクタ挿入穴13Bを有する矩形
状体13Aと、該矩形状体13Aに形成されたコネクタ
挿入穴13Bの奥部に位置し、縦に2個、横に34個の
配置で合計68個が突出形成された接続ピン13Cとか
ら構成されている。
挿入穴13B内に16ビット用PCカード1のカード側
コネクタ10を挿入すると、各接続ピン13Cの先端は
ピン穴10Bの奥部に位置した端子ピン10Cに接続さ
れる。
成されたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝14
は、図11に示すように、スロット側コネクタ13の矩
形状体13Aのうちコネクタ挿入穴13Bの近傍で、挿
入方向左側に位置して矩形状体13Aの側壁を挿入方向
に溝加工することにより形成されている。そして、スロ
ット側キー溝14は、16ビット用PCカード1の枠状
体3の厚さ寸法からカード側キー溝8の溝幅寸法d1 を
引いた寸法よりも若干広めの溝幅寸法d1 ′に形成され
ている。
成されたガイド突起で、該ガイド突起15は、図11に
示すように、スロット側コネクタ13の矩形状体13A
のうちコネクタ挿入穴13Bの近傍で、挿入方向右側に
位置して矩形状体13Aの側壁を挿入方向に溝加工する
ことにより形成されている。そして、ガイド突起15
は、16ビット用PCカード1のガイド溝部9の溝幅寸
法d0 よりも若干幅の薄い厚さ寸法d0 ′に形成されて
いる。
ード1と16ビット用カードスロット11は、PCカー
ド1をカードスロット11に装着すべく、PCカード1
をスロット側コネクタ13に挿入するとき、カード側キ
ー溝8はスロット側キー溝14に案内され、ガイド溝部
9はガイド突起15に案内され、PCカード1のカード
側コネクタ10はカードスロット11のコネクタ挿入穴
13B内に挿入される。そして、16ビット用PCカー
ド1は、図13に示すように、カード側コネクタ10が
カードスロット11のスロット側コネクタ13に接続
し、16ビット用カードスロット11に装着される。
スロットを、図14ないし図19により説明する。
(以下、32ビット用PCカード16という)を示し、
該32ビット用PCカード16は、前述した16ビット
用PCカード1とほぼ同様に構成され、回路基板6を内
部に収容する後述のケーシング17と、該ケーシング1
7のコネクタ取付口17Aに設けられたカード側コネク
タ23と、該カード側コネクタ23上に添設されたグラ
ンド電極24とから大略構成されている。
られるケーシングで、該ケーシング17は、上,下位置
が開口した略コ字状の薄形をした枠状体18と、該枠状
体18の上,下位置の開口を施蓋し、矩形状の膨らみ部
19Aを有するパネル19,19とから構成され、内部
には基板収容空間20が形成されている。また、該ケー
シング17の一の端面がコネクタ取付口17Aとなり、
前記各パネル19のうち、上側に位置したパネル19の
コネクタ取付口17A側には、横方向に延びる電極板収
容溝19Bが切欠いて形成されている。
れたカード側キー溝で、該カード側キー溝21は、PC
カードの表裏の差し間違いを防止するため、16ビット
用PCカード1とを区別するため等に設けられるもので
ある。ここで、カード側キー溝21は、ケーシング17
の枠状体18のうち、コネクタ取付口17A近傍の側壁
の挿入方向左側に位置して、枠状体18の上面を切欠く
ことにより形成されている。そして、該カード側キー溝
21は、16ビット用PCカード1のカード側キー溝8
よりも狭い溝幅寸法d2 となっている。
ケーシング17のコネクタ取付口17Aの近傍で、挿入
方向右側に位置して枠状体18の側壁を挿入方向に溝加
工することにより形成されている。そして、ガイド溝部
22は、後述するカードスロット25のガイド突起30
に沿って32ビット用PCカード16を案内するもの
で、その溝幅寸法はd0 となっている。
7Aに設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード
側コネクタ23はケーシング17を構成する枠状体18
の開口部分を閉塞している。また、前記カード側コネク
タ23は、図16と図18に示すように、樹脂材料によ
って長尺に形成された矩形状体23Aと、該矩形状体2
3Aの前面から後面に向け、縦に2個、横に34個の配
置で合計68個が形成されたピン穴23Bと、基端側が
該各ピン穴23Bの奥部に位置し、先端側が矩形状体2
3Aの後面から突出して回路基板6に接続された端子ピ
ン23Cとから構成されている。
であってカード側コネクタ23の長手方向に添設された
グランド電極で、該グランド電極24は、図15に示す
ように、導電性の金属板によって形成され、矩形状体2
3Aの一の平面上に固定された平板状の電極板24A
と、該電極板24Aから回路基板6側(カード側コネク
タ23の後側)に向けて延びる複数本(例えば、8本)
のグランド端子24Bと、前記電極板24A上に設けら
れた複数個(例えば、8個)の突起24Cとから構成さ
れている。なお、前記各突起24Cはカードスロット2
5側の受承用グランド電極28との間で電気的接続を強
化するものである。
ド電極28を通して、32ビット用PCカード16に内
蔵した回路基板6とパーソナルコンピュータの本体側の
グランドとを接続し、グランド接続を強化している。こ
れにより、グランド電極24は、パーソナルコンピュー
タとPCカード16との間の信号の送信、受信を確実に
するものである。
ビット用カードスロットで、該32ビット用カードスロ
ット25は、32ビット用PCカード16の外形寸法よ
りも若干大きい形状を有するカード挿入穴26Aが形成
されたハウジング26と、該ハウジング26のカード挿
入穴26Aの奥部に位置して設けられたスロット側コネ
クタ27とから大略構成されている。
図18に示すように、樹脂材料によって長尺に形成さ
れ、カード挿入穴26Aと挿通して前記カード側コネク
タ23が挿入されるコネクタ挿入穴27Bを有する矩形
状体27Aと、該矩形状体27Aに形成されたコネクタ
挿入穴27Bの奥部に位置し、縦に2個、横に34個の
配置で合計68個が突出形成された接続ピン27Cとか
ら構成されている。また、スロット側コネクタ27のコ
ネクタ挿入穴27B内にカード側コネクタ23が挿入さ
れると、各接続ピン27Cはピン穴23Bの奥部に位置
した端子ピン23Cに接続される。
された受承用グランド電極で、該受承用グランド電極2
8は、図17ないし図19に示すように、下側に向けて
ばね性を与えた複数個(例えば、8個)の接触片28A
からなり、該受承用グランド電極28の各接触片28A
は、32ビット用PCカード16をカード挿入穴26A
内に挿入したとき、グランド電極24の各突起24Cに
当接する。
成されたスロット側キー溝で、該スロット側キー溝29
は、図17に示すように、スロット側コネクタ27の矩
形状体27Aのうちコネクタ挿入穴27Bの近傍で、挿
入方向左側に位置して矩形状体27Aの側壁を挿入方向
に溝加工することにより形成されている。そして、スロ
ット側キー溝29は、32ビット用PCカード16の枠
状体18の厚さ寸法からカード側キー溝21の溝幅寸法
d2 を引いた寸法よりも若干広めの溝幅寸法d2 ′に形
成されている。
成されたガイド突起で、該ガイド突起30は、図17に
示すように、スロット側コネクタ27の矩形状体27A
のうちコネクタ挿入穴27Bの近傍で、挿入方向右側に
位置して矩形状体27Aの側壁を挿入方向に溝加工する
ことにより形成されている。そして、ガイド突起30
は、32ビット用PCカード16のガイド溝部22の溝
幅寸法d0 よりも若干薄い厚さ寸法d0 ′に形成されて
いる。
ード16と32ビット用カードスロット25は、PCカ
ード16をカードスロット25に装着すべく、PCカー
ド16をスロット側コネクタ27に挿入するとき、カー
ド側キー溝21はスロット側キー溝29に案内され、ガ
イド溝部22はガイド突起30に案内され、PCカード
16のカード側コネクタ23はスロット側コネクタ27
に挿入される。そして、32ビット用PCカード16
は、図19に示すように、カード側コネクタ23はスロ
ット側コネクタ27に接続されると共に、グランド電極
24の各突起24Cが受承用グランド電極28の各接触
片28Aに接続される。
ビット用PCカード16との形状を比較すると、16ビ
ット用PCカード1のカード側キー溝8は32ビット用
PCカード16のカード側キー溝21よりも広く形成さ
れている。このため、16ビット用PCカード1は、3
2ビット用カードスロット25に装着することができる
ものの、32ビット用PCカード16は16ビット用カ
ードスロット11のスロット側キー溝14に引っかか
り、16ビット用カードスロット11には装着できない
ようにしている。
来技術による16ビット用PCカード1のカード側キー
溝8と32ビット用PCカード16のカード側キー溝2
1とでは、その溝幅寸法を異なるように形成しているか
ら、16ビット用か32ビット用かを識別すると共に、
前述した如く、32ビット用PCカード16は、16ビ
ット用カードスロット11に装着できないようにしてい
る。
ット用とを兼用にしたPCカードの要望があり、この要
望に対応するためには、パーソナルコンピュータ側のカ
ードスロットの形状に関係なく、即ち、16ビット用の
カードスロットと32ビット用のカードスロットの両方
に着脱可能なPCカードを提供する必要がある。
されたもので、本発明は高ビット用と低ビット用とを兼
用にしたPCカードを、高ビット用および低ビット用の
両方のカードスロットに対して着脱を可能としたPCカ
ードを提供することを目的としている。
ために、本発明が採用するPCカードは、薄形をした枠
状体を含み、内部に回路基板を収容する収容空間が形成
され、一の端面がコネクタ取付口として開口したケーシ
ングと、前記回路基板に接続される多数本の端子ピンを
有すると共にパーソナルコンピュータ側の端子ピンが挿
入される多数個のピン穴を有する矩形状体からなり、前
記ケーシングのコネクタ取付口に位置して取付けられた
コネクタと、前記回路基板のグランドに接続すべく該コ
ネクタの一の平面上に位置して、該コネクタの長手方向
に添設されたグランド電極とから構成している。
は、グランド電極を、コネクタの一の平面上に固定され
た平板状の電極板と、該電極板から回路基板に向けて延
びる1本または複数本のグランド端子と、パーソナルコ
ンピュータ側のカードスロットに挿入するときにばね性
を与えるために前記電極板上に設けられた複数個のばね
性突起とから構成したことにある。
電極を受承する部分のないコネクタを有する低ビット用
のカードスロットに挿入するとき、ガードスロットの挿
入穴にグランド電極のばね性突起が接触して潰れ、装着
することができる。しかも、カードスロットから引き抜
いたときには、ばね性突起は復帰するから、グランド電
極を受承する部分を有する高ビット用のカードスロット
に対しても装着することができる。
板に挿入方向に対して平行な複数個の切込み部を形成
し、各ばね性突起を、該各切込み部間に位置した舌片の
途中を折曲げることにより板ばね構造として構成したこ
とにある。
用のカードスロットに挿入するとき、板ばね構造を有す
るばね性突起は、カードスロットの挿入穴等に接触して
潰れるから、低ビット用のカードスロットであっても挿
入することができる。
板には該電極板の端部から挿入方向に対して平行な複数
個の切込み部を形成し、各ばね性突起を、該各切込み部
間に位置した舌片の途中を折曲げることにより板ばね状
に形成し、該舌片の先端を前記ケーシングの収容空間に
向け伸長させる構成としたことにある。
用のカードスロットに挿入するとき、板ばね構造を有す
るばね性突起は、カードスロットの挿入穴等に接触して
潰れるから、低ビット用のカードスロットであっても挿
入することができる。
間に向けて伸長させることにより、該先端がカードスロ
ットの挿入穴等に引っかかったり、めくれ上がるのを抑
え、ばね性突起の寿命を延ばすことができる。
を、図1ないし図8を参照しつつ詳細に説明する。な
お、本実施の形態では前述した従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
2ビットの両方に対応し得るPCカード(以下、32ビ
ット用PCカード31という)、32は該PCカード3
1の外形をなし薄板状に形成されたケーシングで、該ケ
ーシング32は、上,下位置が開口した略コ字状の薄形
をした枠状体33と、該枠状体33の上,下位置の開口
を施蓋し、矩形状の膨らみ部34Aを有するパネル3
4,34とから構成され、内部に基板収容空間35を形
成している。
ネクタ取付口32Aとして開口し、該コネクタ取付口3
2Aにはカード側コネクタ38が取付けられる。さら
に、前記各パネル34のうち、上側に位置したパネル3
4のコネクタ取付口32A側には、横方向に延びる電極
板収容溝34Bが切欠いて形成されている。なお、ケー
シング32の基板収容空間35内に収容された回路基板
6に実装された電子部品7は、駆動電圧3.3Vを用い
る32ビットに対応するのみでなく、駆動電圧5.0V
を用いる16ビットにも対応し得るように設計されてい
る。
れたカード側キー溝で、該カード側キー溝36はケーシ
ング32の枠状体33のうち、コネクタ取付口32A近
傍の側壁の挿入方向左側に位置して、枠状体33の上面
を切欠くことにより形成されている。そして、カード側
キー溝部36は、16ビット用PCカード1のカード側
キー溝8と同じ溝幅寸法d1 に形成されている。
れたガイド溝部で、該ガイド溝部37はケーシング32
の枠状体33のうちコネクタ取付口32Aの近傍で、挿
入方向右側に位置して枠状体33の側壁を溝加工するこ
とにより形成されている。そして、ガイド溝部37は、
32ビット用PCカード16のガイド溝部22と同じ溝
幅寸法d0 に形成されている。
2Aに設けられた長尺なカード側コネクタで、該カード
側コネクタ38は、図3と図5に示すように、樹脂材料
によって長尺に形成された矩形状体38Aと、該矩形状
体38Aの前面から後面に向け、縦に2個、横に34個
の配置で合計68個が形成されたピン穴38Bと、基端
側が該各ピン穴38Bの奥部に位置し、先端側が矩形状
体38Aの後面から突出して回路基板6に接続された端
子ピン38Cとから構成されている。
てカード側コネクタ38の長手方向に添設されたグラン
ド電極で、該グランド電極39は、図2に示すように、
導電性の金属板によって形成され、矩形状体38Aの一
の平面上に固定された平板状の電極板39Aと、該電極
板39Aから回路基板6側のグランドに向けて延びる複
数本(例えば、8本)のグランド端子39Bと、該各グ
ランド端子39B間に位置し、挿入方向に対して後側の
端面から前側に向けて切欠いた切込み部39Cと、該各
切込み部39C間に位置し、前記電極板39Aから後側
に向けて延びる複数個(例えば8個)の舌片39Dとか
ら構成され、該各舌片39Dは折曲げることにより後述
するばね性突起40を形成している。
板39A上に形成した例えば8個のばね性突起で、該各
ばね性突起40は、図3に示すように、前記グランド電
極39の電極板39Aに形成した舌片39Dの途中を折
曲げて略へ字状に形成され、その折曲部分が突部40A
となる。また、各舌片39Dの先端、即ちばね性突起4
0の先端40Bは自由端となり、パネル34の電極板収
容溝34Bを経由してケーシング32の基板収容空間3
5に向け伸長している。
状の舌片39Dを折曲することによって上側に山がくる
ように形成しているから、突部40Aは上側からの押圧
により変形する板ばね構造となり、ばね性を与えてい
る。
ド31は、上述の如き構成を有するもので、該PCカー
ド31を32ビット用カードスロット25に装着すべ
く、カード側コネクタ38をスロット側コネクタ27に
挿入するとき、カード側キー溝36はスロット側キー溝
29に案内され、ガイド溝部37はガイド突起30に案
内される。
性突起40は、図4に示すように、32ビット用カード
スロット25側の受承用グランド電極28の接触片28
Aに接続した状態となる。しかも、ばね性突起40はば
ね性を与えているから、接触片28Aのばね力と合わせ
て、電気的な接続強度を高め、接触を良好にする。
Cカード31を16ビット用カードスロット11に装着
する場合について述べる。即ち、PCカード31を、1
6ビット用カードスロット11のスロット側コネクタ1
3に挿入するとき、カード側キー溝36はスロット側キ
ー溝14に案内され、ガイド溝部37はガイド突起15
に案内される。
タ38を、スロット側コネクタ13のコネクタ挿入穴1
3B内に挿入するとき、前記グランド電極39に形成し
た各ばね性突起40は、図6に示すように、コネクタ挿
入穴13Bによって潰される。これにより、PCカード
31は16ビット用カードスロット11を損傷するのを
防止できる。
31は、16ビット用カードスロット11のカード挿入
口11A、スロット側コネクタ13のコネクタ挿入穴1
3B等を傷付けることなく、装着することができる。し
かも、PCカード31を抜取った後は、各ばね性突起4
0は弾性力により復帰するから、前述した如く、通常の
32ビット用カードスロット25にも装着可能となる。
ド31は、32ビット用カードスロット25と16ビッ
ト用カードスロット11のいずれにも装着することがで
き、該PCカード31の使用範囲を広げることができ
る。
は、パネル34の電極板収容溝34Bを経由してケーシ
ング32の基板収容空間35に向けて伸長させているか
ら、16ビット用カードスロット11に対して装着した
ときでも、ばね性突起40はコネクタ挿入穴13Bによ
って潰され、該ばね性突起40の先端40Bは挿入方向
に対してカード側コネクタ38の後方に伸びるだけであ
るから、電極板収容溝34Bは、該先端40Bがパネル
34の外側に飛出すのを規制している。これにより、P
Cカード31をカードスロット11から抜取るとき、ば
ね性突起40の先端40Bは、カード挿入穴12A等に
引っかかり、めくれ上がるのを抑えることができ、該ば
ね性突起40は寿命を延ばすことができる。
略ヘ字状に形成するものとして述べたが、本発明はこれ
に替えて、図7に示す第1の変形例のように、各切込み
部間に位置した舌部を円弧状に湾曲させることにより、
ばね性突起40′を形成してもよい。
各切込み部間に位置した舌片39Dを略コ字状に切り起
こしてばね性突起40″としてもよく。ばね性突起の形
状は、カードスロットに挿入するときにばね性を与える
構造であればよい。
先端40Bを自由端とし、ケーシング32の基板収容空
間35に向けて伸長するようにしたが、本発明はこれに
限らず、先端40Bを回路基板6に固定してもよく、こ
の先端40Bを回路基板6のグランドに接続した場合に
は、グランド電極39のグランド端子39Bは省略する
ことができる。
の電極板39Aから回路基板6に向けて延びるグランド
端子39Bを、例えば8本から構成した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、グランド端子は、1
本、2〜7本、9本以上でもよく、回路基板6の配線に
対応させればよい。
32ビットの規格のものについて述べたが、例えば64
ビット、128ビットの規格のPCカードを、16ビッ
ト用のカードコネクタに使用する場合等、実施の形態に
よる規格に限るものではない。
という特殊なカードスロットを備えたパーソナルコンピ
ュータが存在するが、このようなパーソナルコンピュー
タでも同様な効果を発揮することができる。
よれば、PCカードのコネクタに添設されたグランド電
極を、コネクタに固定された平板状の電極板と、該電極
板から回路基板に向けて延びる1本または複数本のグラ
ンド端子と、パーソナルコンピュータ側のカードスロッ
トに挿入するときにばね性を与えるため、前記電極板上
に設けられた複数個のばね性突起とから構成したから、
前記各ばね性突起は、PCカードを、例えばグランド電
極を受承する部分のない低ビット用のカードスロットに
装着するときには、グランド電極の各ばね性突起が潰れ
て装着することができる。
引き抜いたときには、突出方向に弾性力を有するばね性
突起は復帰するから、このPCカードをグランド電極を
受承する電極を有する高ビット用のカードスロットに対
しても装着することができ、当該PCカードの使用範囲
を広げることができる。
板には挿入方向に対して平行な複数個の切込み部を形成
し、各ばね性突起を該各切込み部間に位置した舌片の途
中を折曲げて板ばね構造としたから、該PCカードを、
グランド電極を受承する部分のない低ビット用のカード
スロットに挿入する場合には、板ばね構造となったばね
性突起は、カード挿入穴に接触して潰れることにより、
カードスロット側の損傷を防止して装着することができ
る。
板には該電極板の端面から挿入方向に対して平行な複数
個の切込み部を形成し、各ばね性突起を該各切込み部間
に位置した舌片の途中を折曲げて板ばね状に形成し、該
舌片の先端をケーシングの収容空間に向けて伸長させる
構成としたから、該PCカードを、グランド電極を受承
する部分のない低ビット用のカードスロットに挿入する
場合には、板ばね構造となったばね性突起は、カード挿
入穴に接触して潰れることにより、カードスロット側の
損傷を防止して装着することができる。
間に伸長しているから、PCカードをカードスロットか
ら引抜くときに、舌片(ばね性突起)の先端がカード挿
入穴に引っかかり、めくれ上がるのを抑え、ばね性突起
の寿命を延ばすことができる。
ードを示す斜視図である。
いられるカード側コネクタとグランド電極を示す平面図
である。
クタに、実施の形態による32ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
クタに、実施の形態による32ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
クタに、実施の形態による32ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
クタに、実施の形態による32ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
挿入側を示す部分縦断面図である。
挿入側を示す部分縦断面図である。
斜視図である。
からみた正面図である。
た正面図である。
ネクタに、従来技術による16ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
ネクタに、従来技術による16ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
す斜視図である。
電極を示す平面図である。
からみた正面図である。
た正面図である。
ネクタに、従来技術による32ビット用PCカードを挿
入する前の状態を示す部分縦断面図である。
ネクタに、従来技術による32ビット用PCカードを挿
入した状態を示す部分縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 薄形をした枠状体を含み、内部に回路基
板を収容する収容空間が形成され、一の端面がコネクタ
取付口として開口したケーシングと、前記回路基板に接
続される多数本の端子ピンを有すると共にパーソナルコ
ンピュータ側の端子ピンが挿入される多数個のピン穴を
有する矩形状体からなり、前記ケーシングのコネクタ取
付口に位置して取付けられたコネクタと、前記回路基板
のグランドに接続すべく該コネクタの一の平面上に位置
して、該コネクタの長手方向に添設されたグランド電極
とからなるPCカードにおいて、 前記グランド電極は、前記コネクタの一の平面上に固定
された平板状の電極板と、該電極板から回路基板に向け
て延びる1本または複数本のグランド端子と、パーソナ
ルコンピュータ側のカードスロットに挿入するときにば
ね性を与えるために前記電極板上に設けられた複数個の
ばね性突起とから構成したことを特徴とするPCカー
ド。 - 【請求項2】 前記グランド電極の電極板には挿入方向
に対して平行な複数個の切込み部を形成し、前記各ばね
性突起は、該各切込み部間に位置した舌片の途中を折曲
げることにより板ばね構造として構成してなる請求項1
記載のPCカード。 - 【請求項3】 前記グランド電極の電極板には、該電極
板の端部から挿入方向に対して平行な複数個の切込み部
を形成し、前記各ばね性突起は、該各切込み部間に位置
した舌片の途中を折曲げることにより板ばね状に形成
し、該舌片の先端を前記ケーシングの収容空間に向け伸
長させる構成としてなる請求項1記載のPCカード。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34214997A JP3154404B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | Pcカード |
SG1998004869A SG72891A1 (en) | 1997-11-27 | 1998-11-19 | Pc card switchably compatible with 16-bit and 32-bit modes |
DE69835068T DE69835068D1 (de) | 1997-11-27 | 1998-11-23 | Umschaltbare kompatible PC-Karte mit 16bit und 32bit modi |
EP98122247A EP0919933B1 (en) | 1997-11-27 | 1998-11-23 | PC card switchable compatible with 16-bit and 32-bit modes |
US09/198,898 US6290513B1 (en) | 1997-11-27 | 1998-11-24 | PC card switchably compatible with 16-bit and 32-bit modes |
TW087119717A TW406243B (en) | 1997-11-27 | 1998-11-27 | PC card switchably compatible with 16-bit and 32-bit modes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34214997A JP3154404B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | Pcカード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11161764A JPH11161764A (ja) | 1999-06-18 |
JP3154404B2 true JP3154404B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=18351513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34214997A Expired - Fee Related JP3154404B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | Pcカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154404B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP34214997A patent/JP3154404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11161764A (ja) | 1999-06-18 |
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