JPH11264427A - ウェアインジケータ用ハーネスの支持装置 - Google Patents

ウェアインジケータ用ハーネスの支持装置

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JPH11264427A
JPH11264427A JP6825098A JP6825098A JPH11264427A JP H11264427 A JPH11264427 A JP H11264427A JP 6825098 A JP6825098 A JP 6825098A JP 6825098 A JP6825098 A JP 6825098A JP H11264427 A JPH11264427 A JP H11264427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業が容易で、部品の共用化を図る事が
でき、ブレーキシューアッセンブリの耐久性も確保し、
且つハーネス8の破断防止を確実に図れる構造を実現す
る。 【解決手段】 ウェブ4の内周縁部にクランプ13を、
このクランプ13を構成する係止部14によりこの内周
縁部を弾性的に挟持する事により結合する。そして、上
記クランプ13の保持部15に、ウェアインジケータ7
に付属のハーネス8を挿通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係るウェアインジ
ケータ用ハーネスの支持装置は、自動車の制動に用いる
ドラムブレーキに組み込み、制動の繰り返しによるライ
ニングの摩耗を検知する為のウェアインジケータのハー
ネスが損傷するのを防止する為、このハーネスを支持す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、自動車の制動に用いられるド
ラムブレーキの要部を示している。制動時には、図示し
ない車輪と共に回転するドラム1の内周面に、ブレーキ
シューアッセンブリ2を構成するライニング3の外周面
を押し付け、これら両周面同士の間に作用する摩擦力に
より、必要とする制動力を得る。上記ブレーキシューア
ッセンブリ2は、外周縁を円弧形としたウェブ4と、こ
のウェブ4の外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当て
て結合した円弧形のリム5とを備え、このリム5の外周
面に上記ライニング3を添設している。制動時にこの様
なブレーキシューアッセンブリ2は、懸架装置に支持さ
れて回転しないバッキングプレート6に支持固定した、
図示しないホイルシリンダにより、このバッキングプレ
ート6の直径方向外方に変位させられて、上記両周面同
士を摩擦係合させる。
【0003】上記ライニング3は制動の繰り返しにより
次第に摩耗するので、或る程度摩耗が進んだ場合に上記
ブレーキシューアッセンブリ2の交換を促す警報を発す
る必要がある。この為従来から、このブレーキシューア
ッセンブリ2のリム5にウェアインジケータ7を支持固
定し、このウェアインジケータ7の検出部を上記ライニ
ング3の摩耗許容限度面に位置させる事が行なわれてい
る。この様なウェアインジケータ7の検出部は、上記ラ
イニング3の摩耗に伴って上記ドラム1の内周面と擦れ
合って破断する為、このライニング3が摩耗許容限度面
迄摩耗した事を電気的に検出できる。上記検出部が破断
した事は、上記ウェアインジケータ7に付属のハーネス
8により図示しない検出回路に送って、ダッシュボード
部分等に設けた警報器により、上記ブレーキシューアッ
センブリ2の交換を促す警報を発する。
【0004】従来は上記ウェアインジケータ7を、上記
リム5のうち、上記ウェブ4よりもバッキングプレート
6寄り部分に支持固定すると共に、ハーネス8をこのバ
ッキングプレート6に、クランプ10aにより支持して
いた。この理由は、このハーネス8が上記ドラム1の内
面に固定されてこのドラム1と共に回転するハブ9と干
渉する事を防止する為である。即ち、上記ウェアインジ
ケータ7を、図14に示す様に、上記リム5のうち、上
記ウェブ4よりもバッキングプレート6から遠い側部分
に支持固定すると、同図に実線及び鎖線で示す様にハー
ネス8が変位した場合に、このハーネス8が上記ハブ9
と干渉して、断線する可能性を生じる為である。
【0005】ハーネス8を支持する為の構造としては、
この他にも、図15〜16に示す様に、ウェブ4の両面
のうち、バッキングプレート6と反対側の面にクランプ
10b、10cを支持し、このクランプ10b、10c
に上記ハーネス8を保持する構造が考えられる。尚、図
15に示したクランプ10bは、上記ウェブ4の片面
に、溶接或は接着により固定している。これに対して、
図16に示したクランプ10cは、ゴム等の弾性材によ
り造り、上記ウェブ4に形成した取付孔11に係止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示した、従来
から現実に行なっている構造は、組み付け作業性が悪
く、ウェアインジケータ付ドラムブレーキのコストを高
くする原因となっている。即ち、図13に示した構造を
組み立てるには、先ずハーネス8をクランプ10aによ
り、バッキングプレート6に支持する。次いで、ブレー
キシューアッセンブリ2をこのバッキングプレート6に
組み付けてから、最後にウェアインジケータ7をリム5
に組み付ける。この様にウェアインジケータ7をリム5
に組み付ける作業は、上記バッキングプレート6とウェ
ブ4とにより挟まれた狭い空間で行わなければならず、
非常に面倒な作業となる。
【0007】図14に示した構造は、この様な面倒はな
くなる代わりに、ハーネス8が破断する可能性がある
為、採用できない。又、図15〜16に示した構造は、
組み付け作業性の改善とハーネス8の破断防止とを両立
させられる反面、新たに次の様な問題を生じる。先ず、
図15に示した構造は、ブレーキシューアッセンブリ2
に左右勝手違いが生じ、部品の共用化が図れなくなって
コスト増加に結び付く。即ち、ドラムブレーキには左右
1対のブレーキシューアッセンブリ2を組み込むが、一
般的に左右のブレーキシューアッセンブリ2は、同じ構
造のものを表裏裏返して使用する。図15に示した構造
を採用した場合には、同じ構造のものを表裏裏返して使
用できなくなって、部品製作、部品管理、組み付け作業
が何れも面倒になり、コスト増加の原因となる。これに
対して図16に示した構造の場合には、取付孔11に対
するクランプ10cの差し込み方向を変える事により、
同じ構造のブレーキシューアッセンブリ2を表裏裏返し
て使用できる為、図15に示した構造の様な問題を生じ
ない代わりに、ブレーキシューアッセンブリ2の剛性確
保が難しくなる。即ち、上記取付孔11を形成する分、
ウェブ4の曲げ剛性が低下すると共に応力集中が生じ易
くなり、ブレーキシューアッセンブリ2の耐久性確保の
面から好ましくない。又、図15〜16に示した何れの
構造の場合も、ハーネス8をウェブ4の側面に支持して
いる為、走行時の振動によりこのハーネス8が大きく振
れた場合には、このハーネス8と上記ウェブ4の内周縁
とが干渉し、このハーネス8が破断する可能性を否定し
切れない。本発明は、この様な事情に鑑みて、組み付け
作業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能に
し、ウェブの曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性
を確保できて、しかもハーネスの破断防止を確実に行な
えるウェアインジケータ用ハーネスの支持装置を実現す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のウェアインジケ
ータ用ハーネスの支持装置は、外周縁を円弧形としたウ
ェブと、このウェブの外周縁に内周面の幅方向中央部を
突き当てて結合した円弧形のリムと、このリムの外周面
に添設したライニングとを備えたブレーキシューアッセ
ンブリのリムに支持固定し、その検出部を上記ライニン
グの摩耗許容限度面に位置させたウェアインジケータに
付属のハーネスを上記ウェブの一部に支持するものであ
る。この様な本発明のウェアインジケータ用ハーネスの
支持装置は、上記ウェブに対して上記ハーネスを保持す
る為の弾性材製のクランプを有する。そして、このクラ
ンプは、上記ウェブの内周縁部を両面から弾性的に挟持
する二又の係止部と、この係止部に結合支持された状態
で設けられて上記ハーネスを保持する保持部とを備え
る。
【0009】
【作用】上述の様に構成する本発明のウェアインジケー
タ用ハーネスの支持装置によれば、組み付け作業が容易
で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウェブ
の曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確保でき
て、しかもハーネスの破断防止を確実に行なえる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜6は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。ウェアインジケータ7を装着す
るブレーキシューアッセンブリ2は、外周縁を円弧形と
したウェブ4と、このウェブ4の外周縁に内周面の幅方
向中央部を突き当てて結合した円弧形のリム5と、この
リム5の外周面に添設したライニング3とを備える。こ
の様なブレーキシューアッセンブリ2のリム5の一部
で、ドラムブレーキへの組み付け状態で上記ウェブ4に
関してバッキングプレート6とは反対側に位置する部分
に、円筒状のプローブケース12を支持固定している。
上記ウェアインジケータ7は、このプローブケース12
内に保持固定した状態で、その検出部を上記ライニング
3の摩耗許容限度面に位置させる。この様なウェアイン
ジケータ7に付属のハーネス8は、弾性材製のクランプ
13により、上記ウェブ4の一部に支持している。尚、
上記リム5には、上記ウェブ4を境として反対側2個所
位置に、上記プローブケース12を支持固定する為の取
付孔を設けている。従って、上記ブレーキシューアッセ
ンブリ2には、左右の勝手違いは生じない。
【0011】このクランプ13は、ばね鋼板等の弾性金
属板を曲げ形成する事により、或は合成樹脂等の弾性材
を射出成形する事により、全体を一体に形成したもの
で、係止部14と保持部15とを有する。このうちの係
止部14は、上記クランプ13自身を上記ウェブ4の内
周縁部に係止固定する為のもので、このウェブ4の内周
縁部を両面から弾性的に挟持自在とする為、二又に形成
している。即ち、上記係止部14は、基部16と、この
基部16の両端部からほぼ同じ方向に折れ曲がった1対
の挟持部17、17と、これら両挟持部17、17の先
端縁から上記基部16に向け、鋭角に折れ曲がった係止
縁部18、18とから成る。一方、上記保持部15は、
上記基部16の片面で上記両挟持部17、17と反対側
面に形成している。この保持部15は、C字形に形成し
たもので、その内側に上記ハーネス8を挿通自在として
いる。
【0012】上述の様なクランプ13を係止する為に、
上記ウェブ4の一部内周寄り部分の表裏両面の互いに整
合する位置には、係止溝19、19を形成している。こ
れら各係止溝19、19は、たがねの如き先端部が尖っ
た工具を上記ウェブ4の両側面に突き当ててこの突き当
て部分を塑性変形させる事により形成している。この様
な各係止溝19、19はそれぞれ、内周縁寄りが上記ウ
ェブ4の両側面に対しほぼ直角で、反対側がこれら両側
面に対し傾斜した、断面略V字形である。この様な両係
止溝19、19の底部同士の間隔D19(図4)は、自由
状態に於ける上記1対の係止縁部18、18の先端縁同
士の間隔D18(図5)よりも少し大きく(D19>D18
している。又、上記各係止溝19、19の長さL19(図
2)は、上記係止部14の幅W14(図6)と同じか、こ
の幅W14よりも僅かに大きく(L19≧W14)している。
例えば、上記ウェブ4の厚さT4 を8mmとした場合に、
上記両係止溝19、19の底部同士の間隔D19を5mm、
これら各係止溝19の長さL19を10mm、自由状態に於
ける上記1対の係止縁部18、18の先端縁同士の間隔
18を4mmとする。
【0013】前述した様なクランプ13は上述したウェ
ブ4の一部内周縁部分に、このウェブ4の一部を上記係
止部14により弾性的に挟持する事により係止する。こ
の状態で上記各係止縁部18、18の先端縁は、上記各
係止溝19、19に係合する。上記1対の係止縁部1
8、18同士の間隔は、上記1対の挟持部17、17の
先端縁に向う程大きくなるので、上記各係止縁部18、
18の先端縁と上記各係止溝19、19とを係合させる
作業は、上記クランプ13を上記ウェブ4の一部内周縁
部分に押し付けるのみで、容易に行なえる。即ち、上記
クランプ13を上記ウェブ4の一部内周縁部分に押し付
ければ、上記1対の係止縁部18、18同士の間隔が弾
性的に広がりつつ、これら両係止縁部18、18が上記
ウェブ4の奥にまで進入する。そして、これら両係止縁
部18、18の先端縁と上記各係止溝19、19とが整
合した状態で、これら両係止縁部18、18の先端縁と
上記各係止溝19、19とが係合し、上記ウェブ4に対
して上記クランプ13を非分離に結合する。
【0014】前記ハーネス8は、上述の様にしてウェブ
4の一部内周縁部分に結合したクランプ13の保持部1
5に挿通する。この挿通作業は、この保持部15の不連
続部の幅を弾性的に広げつつ行なう。尚、この様に保持
部15にハーネス8を挿通する作業と、上記クランプ1
3をウェブ4に結合する作業との前後は問わない。
【0015】上述の様に構成する本発明のウェアインジ
ケータ用ハーネスの支持装置によれば、組み付け作業が
容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウ
ェブ4の曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確
保できて、しかもハーネス8の破断防止を確実に行なえ
る。
【0016】先ず、本発明の構造によれば、ウェアイン
ジケータ7を、リム5のうちで上記ウェブ4よりもバッ
キングプレート6から遠い側部分に支持固定できる。従
って、上記ウェアインジケータ7を上記リム5に装着す
る作業を広い空間で行なう事ができる。言い換えれば、
前述の図13に示した従来構造の様に、ウェブ4とバッ
キングプレート6とに挟まれた狭い空間内で上記ウェア
インジケータ7の装着作業を行なう必要がない。従っ
て、このウェアインジケータ7の組み付け作業を容易に
行なえる。
【0017】又、上記ウェブ4の内周縁部に対して弾性
材製のクランプ13を装着する方向、並びにこのクラン
プ13に対して上記ハーネス8を挿通する方向は、上記
ウェブ4の表裏方向(図1、3、4の上下方向)に関し
て特に限定されない。この為、ブレーキシューアッセン
ブリ2に関して左右の勝手違いが生じる事はない。従っ
て、部品の共用化によるコスト低減を図れる。
【0018】又、上記ウェブ4には、上記クランプ13
を装着する為の孔を形成する必要がない。即ち、このク
ランプ13を結合する為に上記ウェブ4には、表裏1対
の係止溝19、19を、このウェブ4の一部を塑性変形
させる事で形成しているのみである。この為、このウェ
ブ4の断面積が減少する事はなく、このウェブ4の曲げ
剛性が低下したり応力集中が発生し易くなる事もなく、
十分な耐久性確保を図れる。
【0019】更に、上記ハーネス8を上記ウェブ4の内
周縁部に保持する為、走行時又は制動時の振動によりこ
のハーネス8が振れた場合でも、このハーネス8とウェ
ブ4の内周縁とが擦れ合う事はない。従って、このハー
ネス8の破断防止を確実に図れる。
【0020】次に、図7〜9は、本発明の実施の形態の
第2例を示している。本例の構造を構成するクランプ1
3aの場合には、係止部14aの内側に弾性片20を設
け、ウェブ4に対するこのクランプ13aの結合部のが
たつき防止効果の向上を図っている。即ち、上記係止部
14aを構成する基部16の一端縁から折り返された弾
性片20を上記係止部14aの内側に設け、上記係止部
14aを上記ウェブ4の内周縁部に係止した状態で、上
記弾性片20がこのウェブ4の内周縁を弾性的に押圧す
る様にしている。この押圧により、上記係止部14aの
両端部に設けた1対の係止縁部18、18の先端縁と上
記ウェブ4の表裏両面に形成した係止溝19、19の底
部との当接圧が向上し、上記ウェブ4に対する上記クラ
ンプ13aの結合部のがたつき防止が図られる。従っ
て、ハーネス支持の安定性が向上する。
【0021】又、本例の場合には、上記弾性片20を設
けた事に伴って、ハーネス8を保持する為の保持部15
aの形状を、上述した第1例の場合とは異ならせてい
る。即ち、本例の場合には、上記基部16の他端縁から
円弧状に折り返した弾性変形部の先端縁をこの基部16
の他端縁部に近接させて、上記保持部15aとしてい
る。ハーネスをこの保持部15aに挿通する際には、上
記弾性変形部の先端縁と基部16の他端縁部との間の隙
間の間隔を弾性的に広げ、この隙間から上記保持部15
a内にハーネスを挿入する。その他の構成及び作用は、
前述した第1例の場合と同様である。
【0022】次に、図10〜11は、本発明の実施の形
態の第3例を示している。本例の場合には、クランプ1
3bの係止部14bを構成する1対の挟持部17a、1
7aをクランク型に形成し、これら両挟持部17a、1
7a同士の間隔を、基部16寄り部分で狭く、係止縁部
18、18寄り部分で広くしている。又、基部16寄り
部分に於ける上記両挟持部17a、17a同士の間隔
を、ウェブ4の厚さとほぼ同じとしている。この様な本
例の場合には、上記両挟持部17a、17aのうちで上
記基部16寄り部分が、上記ウェブ4の内周縁寄り部分
をがたつきなく挟持する。従って、ハーネス支持の安定
性が向上する。その他の構成及び作用は、前述した第1
例の場合と同様である。
【0023】次に、図12は、本発明の実施の形態の第
4例を示している。本例の場合には、クランプ13cの
係止部14cを構成する1対の挟持部17a、17bの
うち、一方の挟持部17aの形状を上述した第3例の場
合と同様にし、他方の挟持部17bを単なる平板状に形
成している。これに合わせて、ウェブ4の内周縁寄り部
分には、片面にのみ係止溝19を形成している。この様
な本例の場合も、上述した第3例の場合と同様に、ウェ
ブ4の内周縁部にハーネスを安定して支持できる。保持
部15aに対してハーネスを挿通する方向は、表裏方向
に関して特に限定されない為、ブレーキシューアッセン
ブリに関して左右の勝手違いが生じる事がない事は、上
述した各例の場合と同様である。
【0024】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は、組み付け作
業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能に
し、ウェブの曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性
を確保できて、しかもハーネスの破断防止を確実に行な
えるウェアインジケータ用ハーネスの支持装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す要部断面
図。
【図2】ブレーキシューアッセンブリのみを取り出して
示す正面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3のB部拡大図。
【図5】クランプを図3〜4と同方向から見た図。
【図6】同じく図5の上方から見た図。
【図7】本発明の実施の形態の第2例に使用するクラン
プを示す、図5と同様の図。
【図8】同じく図7の上方から見た図。
【図9】クランプをブレーキシューアッセンブリに装着
した状態を示す、図1と同様の図。
【図10】本発明の実施の形態の第3例に使用するクラ
ンプをウェブに装着した状態で示す、図5と同様の図。
【図11】クランプのみを取り出して図10の上方から
見た図。
【図12】本発明の実施の形態の第4例に使用するクラ
ンプをウェブに装着した状態で示す、図5と同様の図。
【図13】従来構造の1例を示す要部断面図。
【図14】先に考えた構造の第1例を示す要部断面図。
【図15】同第2例を示す要部断面図。
【図16】同第3例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 ドラム 2 ブレーキシューアッセンブリ 3 ライニング 4 ウェブ 5 リム 6 バッキングプレート 7 ウェアインジケータ 8 ハーネス 9 ハブ 10a、10b、10c クランプ 11 取付孔 12 プローブケース 13、13a、13b、13c クランプ 14、14a、14b、14c 係止部 15、15a 保持部 16 基部 17、17a、17b 挟持部 18 係止縁部 19 係止溝 20 弾性片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周縁を円弧形としたウェブと、このウ
    ェブの外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当てて結合
    した円弧形のリムと、このリムの外周面に添設したライ
    ニングとを備えたブレーキシューアッセンブリのリムに
    支持固定し、その検出部を上記ライニングの摩耗許容限
    度面に位置させたウェアインジケータに付属のハーネス
    を上記ウェブの一部に支持するウェアインジケータ用ハ
    ーネスの支持装置であって、上記ウェブに対して上記ハ
    ーネスを保持する為の弾性材製のクランプを有し、この
    クランプは、上記ウェブの内周縁部を両面から弾性的に
    挟持する二又の係止部と、この係止部に結合支持された
    状態で設けられて上記ハーネスを保持する保持部とを備
    える、ウェアインジケータ用ハーネスの支持装置。
  2. 【請求項2】 ウェブの少なくとも片面に係止溝を形成
    しており、この係止溝と係止部の両端縁のうち少なくと
    も一方の端縁とを係合させる事により、上記ウェブとク
    ランプとの結合強度を向上させている、請求項1に記載
    したウェアインジケータ用ハーネスの支持装置。
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