JP3147527B2 - ブレーキパッド摩耗検出器の取付構造 - Google Patents
ブレーキパッド摩耗検出器の取付構造Info
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- JP3147527B2 JP3147527B2 JP24967392A JP24967392A JP3147527B2 JP 3147527 B2 JP3147527 B2 JP 3147527B2 JP 24967392 A JP24967392 A JP 24967392A JP 24967392 A JP24967392 A JP 24967392A JP 3147527 B2 JP3147527 B2 JP 3147527B2
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- JP
- Japan
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- probe
- hole
- back plate
- brake pad
- mounting structure
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D66/00—Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
- F16D66/02—Apparatus for indicating wear
- F16D66/021—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
- F16D66/022—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
- F16D66/023—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness directly sensing the position of braking members
- F16D66/024—Sensors mounted on braking members adapted to contact the brake disc or drum, e.g. wire loops severed on contact
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキパッド摩耗検
出器のパッド裏板に対する取付構造に関する。
出器のパッド裏板に対する取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキパッドにおける摩擦材(ライニ
ング)の摩耗検出法の1つに、検出器(以下プローブと
呼ぶ)を用いる電気的な検出法がある。この方法では、
プローブを摩擦材の摩耗限界位置に挿入して保持する。
その保持は、摩擦材を取付けた裏板で行うが、この裏板
に対するプローブ取付けは、作業が容易で必要な時期に
自由に取外せるものが望ましいことから、例えば、実公
平2−401013号に示されるような取付構造が提案
されている。
ング)の摩耗検出法の1つに、検出器(以下プローブと
呼ぶ)を用いる電気的な検出法がある。この方法では、
プローブを摩擦材の摩耗限界位置に挿入して保持する。
その保持は、摩擦材を取付けた裏板で行うが、この裏板
に対するプローブ取付けは、作業が容易で必要な時期に
自由に取外せるものが望ましいことから、例えば、実公
平2−401013号に示されるような取付構造が提案
されている。
【0003】その構造では、パッドの裏板に非円形の貫
通孔を設ける。そしてその貫通孔に、図6に示すような
プローブ、即ち、孔を通り抜け不能な頭部15aと、孔
に通す胴部15bと、孔を突き抜ける部分の胴部外周に
設ける溝部15cを持つプローブ15を図5に示すよう
に裏板2の裏面側から挿入する。また、このプローブの
胴部15bを貫通孔4に非円形嵌合する形状にして孔面
で回り止めし、さらに、貫通孔をくぐり抜けた溝部15
cにクリップ16を係止させて抜け止めする。
通孔を設ける。そしてその貫通孔に、図6に示すような
プローブ、即ち、孔を通り抜け不能な頭部15aと、孔
に通す胴部15bと、孔を突き抜ける部分の胴部外周に
設ける溝部15cを持つプローブ15を図5に示すよう
に裏板2の裏面側から挿入する。また、このプローブの
胴部15bを貫通孔4に非円形嵌合する形状にして孔面
で回り止めし、さらに、貫通孔をくぐり抜けた溝部15
cにクリップ16を係止させて抜け止めする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の取付構
造では、パッドが安全を見込んで設定される検出位置を
越えてフル摩耗した場合、プローブの胴部端が擦り減っ
てスナップリング受け面が消失する。また、消失には至
らなくても受け面側の強度が摩耗により次第に低下して
いく。
造では、パッドが安全を見込んで設定される検出位置を
越えてフル摩耗した場合、プローブの胴部端が擦り減っ
てスナップリング受け面が消失する。また、消失には至
らなくても受け面側の強度が摩耗により次第に低下して
いく。
【0005】従って、このようなケースでは裏板からの
プローブ脱落が懸念され、脱落によりプローブ、ハーネ
スがホイール、ロータに巻き込まれるなどの事態が想定
される。
プローブ脱落が懸念され、脱落によりプローブ、ハーネ
スがホイール、ロータに巻き込まれるなどの事態が想定
される。
【0006】また、プローブを裏板の裏面から挿入して
いるので、裏板厚みの寸法公差とプローブ頭部から溝部
までの寸法公差がプローブ位置の変動因子となり、検出
位置がバラツキ易いのも問題であった。
いるので、裏板厚みの寸法公差とプローブ頭部から溝部
までの寸法公差がプローブ位置の変動因子となり、検出
位置がバラツキ易いのも問題であった。
【0007】本発明の課題は、かかる2つの問題点を無
くして摩耗検出の信頼性を高めることにある。
くして摩耗検出の信頼性を高めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においてはプローブ頭部をプローブの検出端
側に設けてこのプローブを摩擦材取付面側からプローブ
頭部と裏板の摩擦材取付面との間に緩衝材を介して裏板
の貫通孔に挿入する。また、貫通孔のプローブ挿入口部
に座溝を、プローブ胴部にその座溝に対応する膨出部を
各々設けて膨出部を座溝に納める構造となす。
め、本発明においてはプローブ頭部をプローブの検出端
側に設けてこのプローブを摩擦材取付面側からプローブ
頭部と裏板の摩擦材取付面との間に緩衝材を介して裏板
の貫通孔に挿入する。また、貫通孔のプローブ挿入口部
に座溝を、プローブ胴部にその座溝に対応する膨出部を
各々設けて膨出部を座溝に納める構造となす。
【0009】
【作用】上記の構造では、裏板の前面がプローブの位置
基準となるので、検出位置のバラツキがプローブの頭部
厚み及び緩衝材の厚みによるもののみとなり、検出位置
が安定する。
基準となるので、検出位置のバラツキがプローブの頭部
厚み及び緩衝材の厚みによるもののみとなり、検出位置
が安定する。
【0010】また、パッドのフル摩耗によりプローブ頭
部が消失しても、胴部の膨出部が座溝に係止しているの
で、プローブの脱落も回避される。さらに、緩衝材を裏
板の摩擦材取付面側に設けたので、プローブがロータに
接触したときにプローブの保護効果が生じる。
部が消失しても、胴部の膨出部が座溝に係止しているの
で、プローブの脱落も回避される。さらに、緩衝材を裏
板の摩擦材取付面側に設けたので、プローブがロータに
接触したときにプローブの保護効果が生じる。
【0011】
【実施例】図1及び図2に、本発明の取付構造の一具体
例を示す。図の1はブレーキパッドであり、このパッド
の裏板2に、摩擦材3の接合領域を避けて貫通孔4を設
けてある。この貫通孔4は、裏板の前面側を入口として
その入口部に座溝4aを付加した形状にしてある。5
は、検出端側に貫通孔4を通り抜け不能な頭部5aを設
けたプローブである。このプローブの胴部5bの外周に
は、貫通孔をくぐり抜ける溝部5cと、座溝4aに納ま
る膨出部5dを設けてある。このプローブ5に緩衝材7
を嵌めてプローブを裏板2の前面側(摩擦材取付面側)
から図1の鎖線で示すように貫通孔4に挿入し、溝部5
cに抜け止め用のクリップ6を取付けてこのクリップを
裏板2の裏面に係止させる。緩衝材7は、プローブがロ
ータに接触した時の局圧、振動による衝撃等によってプ
ローブが破壊しないようにするためのものであって、図
3(a)に示す耐熱性パッキンや図3(b)に示すウェ
ビングワッシャ等、耐熱性材料が好ましい。
例を示す。図の1はブレーキパッドであり、このパッド
の裏板2に、摩擦材3の接合領域を避けて貫通孔4を設
けてある。この貫通孔4は、裏板の前面側を入口として
その入口部に座溝4aを付加した形状にしてある。5
は、検出端側に貫通孔4を通り抜け不能な頭部5aを設
けたプローブである。このプローブの胴部5bの外周に
は、貫通孔をくぐり抜ける溝部5cと、座溝4aに納ま
る膨出部5dを設けてある。このプローブ5に緩衝材7
を嵌めてプローブを裏板2の前面側(摩擦材取付面側)
から図1の鎖線で示すように貫通孔4に挿入し、溝部5
cに抜け止め用のクリップ6を取付けてこのクリップを
裏板2の裏面に係止させる。緩衝材7は、プローブがロ
ータに接触した時の局圧、振動による衝撃等によってプ
ローブが破壊しないようにするためのものであって、図
3(a)に示す耐熱性パッキンや図3(b)に示すウェ
ビングワッシャ等、耐熱性材料が好ましい。
【0012】クリップ6は、図2に示すように、C字ク
リップの2個を折返し部6aを介して連設したようなも
のであり、プローブへの装着時に折返し部6aが弾性変
形し、そこに生じる復元力でプローブ頭部が裏板前面に
圧接してプローブの定置安定性が保たれる。
リップの2個を折返し部6aを介して連設したようなも
のであり、プローブへの装着時に折返し部6aが弾性変
形し、そこに生じる復元力でプローブ頭部が裏板前面に
圧接してプローブの定置安定性が保たれる。
【0013】図4は、座溝4aを外拡がりのテーパ溝と
して膨出部5dもこれに対応する形にしたものである。
このような座溝は、面取りに用いられるサイジング加工
法を用いて貫通孔4の打抜き加工後の順送工程で簡単に
付すことができ、切削加工する座溝に比べてコスト面で
有利である。
して膨出部5dもこれに対応する形にしたものである。
このような座溝は、面取りに用いられるサイジング加工
法を用いて貫通孔4の打抜き加工後の順送工程で簡単に
付すことができ、切削加工する座溝に比べてコスト面で
有利である。
【0014】なお、貫通孔4とプローブの胴部5bは、
従来通り非円形嵌合する形状にしてプローブの回り止め
効果が得られるようにしておくのが望ましい。
従来通り非円形嵌合する形状にしてプローブの回り止め
効果が得られるようにしておくのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、検出端
側に頭部を設けたプローブを裏板の摩擦材接合面側から
貫通孔に挿入する構造にしたので、検出位置のバラツキ
が減少して摩耗限界の検出精度が良くなる。
側に頭部を設けたプローブを裏板の摩擦材接合面側から
貫通孔に挿入する構造にしたので、検出位置のバラツキ
が減少して摩耗限界の検出精度が良くなる。
【0016】また、貫通孔の入口部に座溝を付けてその
溝にプローブ胴部に付した膨出部を納める構造にしたの
で、パッドがフル摩耗してもプローブの保持機能が維持
され、検出原理の簡単なプローブを用いても検出システ
ムの信頼性が確保される。
溝にプローブ胴部に付した膨出部を納める構造にしたの
で、パッドがフル摩耗してもプローブの保持機能が維持
され、検出原理の簡単なプローブを用いても検出システ
ムの信頼性が確保される。
【0017】さらに、摩擦材取付面側でプローブとパッ
ド裏板間に緩衝材を介在したので、プローブの破壊防止
にもつながる。
ド裏板間に緩衝材を介在したので、プローブの破壊防止
にもつながる。
【図1】本発明の取付け構造の一例を示す図
【図2】プローブとクリップの全体を表わす斜視図
【図3】緩衝材の好ましい例を示す斜視図
【図4】座溝の変形例を示す図
【図5】従来の取付構造の一例を示す平面図
【図6】図4のプローブの斜視図
1 ブレーキパッド 2 裏板 3 摩擦材 4 貫通孔 4a 座溝 5、15 プローブ 5a、15a 頭部 5b、15b 胴部 5c、15c 溝部 5d 膨出部 6、16 クリップ 6a 折返し部 7 緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキパッドの裏板に貫通孔を設け、
その孔に、孔を通り抜け不能な頭部を有するプローブを
挿入し、そのプローブを貫通孔の出口側端面に係止する
クリップで抜け止めして裏板に固定するブレーキパッド
摩耗検出器の取付構造において、前記頭部をプローブの
検出端側に設けてプローブを摩擦材取付面側から前記貫
通孔に挿入し、その挿入終点でプローブの頭部と裏板の
摩擦材取付面との間に緩衝材を挾み、さらに、貫通孔の
プローブ挿入口部に座溝を設けてその座溝にプローブ胴
部に対応して設けた膨出部を納めることを特徴とするブ
レーキパッド摩耗検出器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24967392A JP3147527B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ブレーキパッド摩耗検出器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24967392A JP3147527B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ブレーキパッド摩耗検出器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101727A JPH06101727A (ja) | 1994-04-12 |
JP3147527B2 true JP3147527B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17196507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24967392A Expired - Fee Related JP3147527B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ブレーキパッド摩耗検出器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3147527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150145987A (ko) * | 2014-06-20 | 2015-12-31 | 주식회사 만도 | 브레이크 마찰 패드의 마모감지장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111795094A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-10-20 | 嘉兴学院 | 一种汽车刹车片磨损传感器 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24967392A patent/JP3147527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150145987A (ko) * | 2014-06-20 | 2015-12-31 | 주식회사 만도 | 브레이크 마찰 패드의 마모감지장치 |
KR101977714B1 (ko) | 2014-06-20 | 2019-05-13 | 주식회사 만도 | 브레이크 마찰 패드의 마모감지장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06101727A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |