JPH11264127A - 桟橋式構造物およびその構築方法 - Google Patents

桟橋式構造物およびその構築方法

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JPH11264127A
JPH11264127A JP6739598A JP6739598A JPH11264127A JP H11264127 A JPH11264127 A JP H11264127A JP 6739598 A JP6739598 A JP 6739598A JP 6739598 A JP6739598 A JP 6739598A JP H11264127 A JPH11264127 A JP H11264127A
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JP
Japan
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pier
frame
frame structure
type structure
pile
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JP6739598A
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English (en)
Inventor
Kazuto Kusunoki
和人 楠
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬・施工が容易であり、なおかつ、動揺を
充分抑制することができるとともに、コスト的にも有利
であるような桟橋構造物およびその構築方法を提供す
る。 【解決手段】 桟橋構造物1の設置対象位置の水面上
に、フローティングモジュール3を配置するとともに、
フローティングモジュール3の下方にフレーム構造体2
3,…を配置しておき、フローティングモジュール3側
からフレーム構造体23に設けられた貫通孔を通じて鋼
管杭2,…を延伸していき、その下端部を地盤G中に打
設するとともに、フレーム構造体23を鋼管杭2,…を
ガイドとして海中に降下させ、海中において鋼管杭2と
結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水底の地盤中にそ
の下端部が打設された複数の杭と、これら杭の上端部に
より支持された上部構造とを備えてなる桟橋式構造物お
よびその構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の構造物としては、図13に示す
ようなものが知られている。図13に示す桟橋式構造物
1は、海底の地盤Gに打設された鋼管杭2,…と、鋼管
杭2,…により支持されて海面S上に位置するように設
けられたフローティングモジュール(上部構造)3とに
より概略構成されている。図14は、フローティングモ
ジュール3の構造を示す図である。図中に示すように、
フローティングモジュール3は、鋼管杭2,…の上端部
2aに連結された梁5,…と、梁5,…によって支持さ
れたスラブ6とを備えた構成とされている。
【0003】このような桟橋式構造物1を構築するに
は、あらかじめ、図14に示したようなフローティング
モジュール3をあらかじめ工場等において製作してお
き、これを図15(a)に示すように現場にまで曳航す
る。この際、フローティングモジュール3には、打設す
べき鋼管杭2,…を搭載しておく。次に、このフローテ
ィングモジュール3を、(b)に示すように、所定の位
置に据え付け、さらに、(c)に示すように、フローテ
ィングモジュール3から図示しない海底の地盤に向けて
鋼管杭2を打設するとともに、図示しない昇降ジャッキ
を用いてフローティングモジュール3を上昇させる。そ
の後、(d)に示すように、このフローティングモジュ
ール3を、既に同様の手順により設置が完了されたフロ
ーティングモジュール3’,…に対して連結することに
より、フローティングモジュール3の設置が完了され
る。さらに、同様の手順により他のフローティングモジ
ュール3を既設のフローティングモジュール3,…に順
次連結していくことによって、桟橋式構造物1が構築さ
れていくこととなる。
【0004】上述の桟橋式構造物1の構築方法は、ロー
コストで海上に人工地盤を建設することを可能とする工
法であるが、このようにして形成された桟橋式構造物1
は、海底に打ち込まれた複数の鋼管杭2,…がそれぞれ
別個にフローティングモジュール3を支持する構造とな
っているため、水深が深くなると、波、海流、地震等に
よる影響を受けやすくなり、図16中において二点鎖線
で示すようにフローティングモジュール3や鋼管杭2,
…に動揺が生じるという問題点がある。
【0005】このような問題点に対処するために、例え
ば、図17に示すように、鋼管杭2,…に加えて斜杭
8,…を打ち増すことによって、構造物の動揺を抑制し
ようとする工法が知られているが、この場合、斜杭8,
…を海中に斜めに打設するために、斜杭8の長さが鋼管
杭2,…に比べて長くなり、適用可能な水深には限度が
あった。
【0006】そこで、更なる大水深化に対処するべく、
以下に示すような工法が提案されている。すなわち、図
18に示すように、フローティングモジュール3の下方
に、立体ブレース10を設け、この立体ブレース10に
より鋼管杭2,…同士を結合することにより桟橋式構造
物1’を形成するというものである。
【0007】この立体ブレース10は、図19に示すよ
うに、フローティングモジュール3に対して固定された
円筒状の柱12と、柱12を図示しない別の柱12と連
結するための梁13,…およびブレース14,…とを備
えた構成とされている。そして、鋼管杭2は、円筒状の
柱12の内部に挿通されて、さや式に収められた構成と
されている。
【0008】このような立体ブレース10を有する桟橋
式構造物1’の構築方法は図20に示すとおりである。
まず、図20(a)に示すように、工場等においてフロ
ーティングモジュール3を製作するとともに、(b)に
示すように、フローティングモジュール3の下方に立体
ブレース10を固定したものを、台船16に搭載して施
工現場にまで輸送する。そして、(c)に示すように、
フローティングモジュール3を台船16から下ろして、
海面上に配置するとともに、鋼管杭2,…および図示し
ない昇降ジャッキを艤装し、設置対象位置にまで曳航す
る。
【0009】その後、(d)に示すように、フローティ
ングモジュール3を所定の位置に据え付け、その一方、
鋼管杭2,…を図示しない昇降ジャッキで降下させ、立
体ブレース10の柱12(図19参照)の内部に挿通し
て、その下端を図示しない海底面に到達させる。そし
て、(e)に示すように、フローティングモジュール3
を図示しない昇降ジャッキを用いて鋼管杭2から反力を
とることによりジャッキアップし、海面から上昇させ
る。また、これと同時に鋼管杭2,…を海底の地盤に打
設し、鋼管杭2とフローティングモジュール3とを固定
する。さらに、(f)に示すように、フローティングモ
ジュール3と既設のフローティングモジュール3’との
間に補間部材17を設置することによって、桟橋式構造
物1’が構築されることとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この工
法(桟橋式構造物1’の構築方法)によれば、上述のよ
うに、あらかじめフローティングモジュール3に立体ブ
レース10を固定しておかなければならず、これらを結
合したものは、大型かつ大重量のものとなるために、運
搬が困難であり、また、施工性も良好でない。
【0011】また、この工法においては、立体ブレース
10をフローティングモジュール3の下部にセットして
海面上を曳航するために、立体ブレース10の高さを水
深以上に大きくすることはできない。また、フローティ
ングモジュール3を立体ブレース10からジャッキアッ
プした後、フローティングモジュール3と立体ブレース
10との間にブレースを後設置した場合は、ブレースの
見付面に波があたり、大きな横力を受けることとなるた
め、海面上のフローティングモジュール3と海面下の立
体ブレース10間には、ブレースを設置することができ
ない。一方、桟橋式構造物1’は、大水深の位置に設置
されるものであるために、外力として働く波の波高も大
きなものとなり、ブレース未設置間の距離が大きくなっ
た場合には、動揺対策が不十分となることが懸念され
る。
【0012】さらに、フローティングモジュール3の支
持構造は、柱12中に鋼管杭2が挿通された二重構造と
なっているために、一般の構造に比較して二倍の量の鋼
材が必要であり、コスト的に問題がある。
【0013】そこで、本発明においては、上記事情に鑑
み、運搬・施工が容易であり、なおかつ、動揺を充分抑
制することができるとともに、コスト的にも有利である
ような桟橋構造物およびその構築方法を提供することを
課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するために以下の手段を採用した。請求項1
記載の桟橋式構造物は、水底の地盤中にその下端部が打
設された複数の杭と、該杭の上端部により支持された上
部構造とを備えてなる桟橋式構造物であって、前記杭同
士は、前記上部構造と独立した構造とされたフレーム構
造体を介して、少なくとも水平方向の相対移動が互いに
規制されていることを特徴とする。
【0015】このように、この桟橋式構造物において
は、杭同士を連結するフレーム構造体を上部構造と別個
に製作、運搬することができる。
【0016】請求項2記載の桟橋式構造物は、請求項1
記載の桟橋式構造物であって、前記フレーム構造体は、
前記上部構造の下方に設けられて水平面内に延在するよ
うに形成されていることを特徴とする。
【0017】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物においては、フレーム構造体がかさばることが
無く、フレーム構造体を上部構造の下方にセットして、
容易に搬送することができる。
【0018】請求項3記載の桟橋式構造物は、請求項1
または2記載の桟橋式構造物であって、前記フレーム構
造体は、上下方向に貫通する貫通孔を備えた構成とさ
れ、該貫通孔に対して前記杭が挿通されていることを特
徴とする。
【0019】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物においては、杭をガイドとして、フレーム構造
体を上下方向に移動させることができる。
【0020】請求項4記載の桟橋式構造物は、請求項1
から3のいずれかに記載の桟橋式構造物であって、前記
杭には、前記フレーム構造体の上方への移動を規制する
とともに、下方への移動を許容するフレーム係合部が設
けられ、かつ、該フレーム係合部を介して前記杭と前記
フレーム構造体とが係合する構成とされ、該フレーム構
造体には、該フレーム構造体と該フレーム構造体との上
方側との間に架設された引張材を介して上向きの力が付
与されていることを特徴とする。
【0021】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物においては、杭をあらかじめセットしておき、
その後に、フレーム構造体を杭に沿って降下させること
により、フレーム構造体と杭とを係合させることができ
る。また、引張材は、引張方向の力のみに耐えうるもの
を使用すればよく、ワイヤー等の細い部材を使用するこ
とができる。
【0022】請求項5記載の桟橋式構造物は、請求項4
記載の桟橋式構造物であって、前記フレーム構造体が上
下に渡って複数層設けられ、上下に隣接配置された各フ
レーム構造体は、前記引張材を介して互いに結合される
とともに、最上層に位置する前記フレーム構造体は、前
記上部構造側から支持されていることを特徴とする。
【0023】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物においては、フレーム構造体を杭の下部から上
部に渡って立体的に配置することができる。
【0024】請求項6記載の桟橋式構造物の構築方法
は、水底の地盤中にその下端部が打設された複数の杭
と、該杭の上端部により支持された上部構造とを備えて
なる桟橋式構造物を構築するための桟橋式構造物の構築
方法であって、該桟橋構造物の設置対象位置の水面上
に、前記上部構造を配置するとともに、該上部構造の下
方にフレーム構造体を配置しておき、該上部構造側から
前記フレーム構造体に設けられた貫通孔を通じて前記杭
を延伸していき、その下端部を前記地盤中に打設すると
ともに、前記フレーム構造体を前記杭をガイドとして水
中に降下させ、該水中において前記杭と結合することを
特徴とする。
【0025】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物の構築方法においては、杭同士を結合してその
安定化を図るための構造をあらかじめ上部構造に対して
接合しておく必要がない。
【0026】請求項7記載の桟橋式構造物の構築方法
は、請求項6記載の桟橋式構造物の構築方法であって、
前記杭には、前記フレーム構造体の上方への相対移動を
規制するとともに、下方への相対移動を許容するフレー
ム係合部をあらかじめ設けておき、前記フレーム構造体
と前記杭とを結合するにあたっては、前記フレーム構造
体を前記フレーム係合部に対して当接させるとともに、
前記フレーム構造体に対して前記上部構造側から上向き
の力を付与することを特徴とする。
【0027】このような構成とされるために、この桟橋
式構造物の構築方法によれば、水中においてフレーム構
造体と杭とを容易に結合することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態に
おいて、上記の従来技術と同一の構成については、同一
の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0029】図1に示すように、桟橋式構造物21は、
上記の従来の技術における桟橋式構造物1と同様に、海
底の地盤G中に打設された複数の鋼管杭2,…と、鋼管
杭2,…の上端部2aにより支持されたフローティング
モジュール(上部構造)3とを備えた構成とされてい
る。
【0030】この桟橋式構造物21が従来の桟橋式構造
物1と異なる点は、鋼管杭2,…同士を水平方向に結合
するフレーム構造体23,…を有している点、および鋼
管杭2の下部2bにフレーム構造体23,…を係合させ
るためのフレーム係合部24が設けられている点にあ
る。
【0031】図中に示すように、フレーム構造体23,
…は、フローティングモジュール3の下方に設けられ
て、水平面内に延在するように形成されており、なおか
つ、鋼管杭2,…に沿って上下方向に複数層設けられて
いる。
【0032】これらフレーム構造体23,…のうち最上
層に位置するフレーム構造体23aは、フローティング
モジュール3から斜め方向に延在するように架設された
ワイヤーロープ(引張材)25,…によって支持された
構成とされており、また、最下層に位置するフレーム構
造体23bは、海底の地盤Gの上面に位置して、鋼管杭
2のフレーム係合部24に対して係合する構成とされて
いる。
【0033】また、上下に隣接して位置するフレーム構
造体23同士の間にも同様に、ワイヤーロープ(引張
材)25,…が架設されており、これらワイヤーロープ
25,…には、緊張力が与えられている。
【0034】図2は、フレーム構造体23の構造を示す
図である。図中に示すように、フレーム構造体23は、
格子状に組まれた梁材27,…を有する構成とされ、さ
らに、梁材27,…によって囲まれた開口部28内にお
いては、斜材29,29が対角線上に位置するように設
けられている。また、梁材27,…および斜材29,…
の接合部31,…には、上下方向に貫通する貫通孔3
3,…が設けられており、鋼管杭2,…は、これら貫通
孔33,…に挿通されている。このとき、鋼管杭2は、
フレーム構造体23と剛接合されず、このため、フレー
ム構造体23は、鋼管杭2,…をガイドとして、上下方
向に移動可能となっている。
【0035】また、図3は、最下層に位置するフレーム
構造体23bと鋼管杭2の下部2bとが係合する部分の
構造を示した図である。図中に示すように、フレーム構
造体23bの貫通孔33の内周面33aには、逆戻り防
止ラッチ34,…が設けられている。この逆戻り防止ラ
ッチ34は、鋼管杭2の下部2bに設けられたフレーム
係合部24のラッチ受け36と図中に示すように係合し
ており、これにより、フレーム構造体23bは、鋼管杭
2に対して下方への相対移動が可能とされるとともに、
上方への相対移動が規制された構成とされている。
【0036】以上が本実施の形態における桟橋式構造物
21の主要な構成であるが、次に、桟橋式構造物21を
海中に構築するための方法についてを説明する。上記の
従来の桟橋式構造物1と同様に、この桟橋式構造物21
においても、まず、フローティングモジュール3が工場
製作され、現場に曳航される。そして、図4に示すよう
に、フローティングモジュール3を現場における所定位
置に据え付ける。このとき、フローティングモジュール
3の下方には、フレーム構造体23,…を複数、上下方
向に重ねた状態でセットしておく。また、鋼管杭2を、
その少なくとも下部2bがフレーム構造体23,…の貫
通孔33(図2参照)に挿通された状態となるように、
なおかつ、その下部2bに設けられたフレーム係合部2
4が、最下層に位置するフレーム構造体23bの下方に
位置するように、フローティングモジュール3に対して
据え付けておく。さらに、フローティングモジュール3
上には、鋼管杭2を延長する際に用いる鋼管38,…を
搭載しておく。
【0037】次に、図5に示すように、鋼管杭2を、そ
の下部2bを下方に移動させるとともに、その上端に新
たに鋼管38を継ぎ足すことによって下方に延伸してい
き、海底の地盤Gに到達させる。また、この際、図中に
示すように、フレーム構造体23を、鋼管杭2をガイド
として、下側に位置するものから順次降下させていく。
またフレーム構造体23を降下させる際には、フレーム
構造体23に対してワイヤーロープ25をセットしてお
く。
【0038】そして、図6に示すように、鋼管杭2の下
端2cを、フレーム係合部24が海底の地盤Gの表面に
位置するような状態で、地盤Gに対して打設し、また、
最下層のフレーム構造体23bをフレーム係合部24の
位置まで降下させて、フレーム係合部24に対して定着
させる。
【0039】さらに、図7に示すように、図示しないジ
ャッキを用い、鋼管杭2から反力をとることによって、
フローティングモジュール3を所定の高さにまで持ち上
げ、鋼管杭2に対して固定する。そして、フローティン
グモジュール3と最上層のフレーム構造体23aとの間
に位置するワイヤーロープ25a,…を、フローティン
グモジュール3側から引張ると、フレーム構造体23,
…は、最上層のフレーム構造体23aから順次持ち上げ
られていき、また、ワイヤーロープ25,…に対しても
上部に位置するものから順次緊張力が作用していくこと
となる。一方、最下層のフレーム構造体23bは、フレ
ーム係合部24によって上方への位置の移動が規制され
ているため、フローテイングモジュール3側からワイヤ
ーロープ25aを引張っていくことにより、最終的に
は、フローティングモジュール3と最下層のフレーム構
造体23bとの間に位置するすべてのワイヤロープ2
5,…に対して緊張力が作用するとともに、すべてのフ
レーム構造体23,…の位置が固定され、これにより、
図1に示したような桟橋式構造物21が完成する。
【0040】上述の桟橋式構造物21においては、フレ
ーム構造体23,…が、フローティングモジュール3と
独立の構造となっているため、従来とは異なり、鋼管杭
2,…同士を固定して構造物に生じる動揺を抑制するに
あたって、大規模な剛構造をフローティングモジュール
3の下方に設置しておく必要が無く、フローティングモ
ジュール3の製作・運搬を容易に行うことができ、施工
性が優れている。
【0041】また、フレーム構造体23,…は、水平面
内に延在するように形成されているために、図4に示し
たようにフレーム構造体23をフローティングモジュー
ル3にセットすれば、これらがかさばることが無く、し
たがって、これらフレーム構造体23,…をフローティ
ングモジュール3の下方にセットした状態で、容易に搬
送することができる。
【0042】また、フレーム構造体23,…は、上下方
向に貫通する貫通孔33、…を備えた構成とされ、これ
ら貫通孔33,…に対して鋼管杭2,…が挿通されてい
ることから、鋼管杭2,…をガイドとして、フレーム構
造体23,…を上下方向に移動させることができる。こ
れにより、フレーム構造体23,…を、海底面からフロ
ーティングモジュール3の下方にまでの任意の位置に配
置することができ、鋼管杭2,…に沿って容易に立体的
な構造を実現して優れた動揺対策効果を得ることができ
る。
【0043】さらに、この桟橋式構造物21において
は、鋼管杭2,…の下部2bにフレーム係合部24が設
けられるとともに、フレーム係合部24に対して、フレ
ーム構造体23bが上方への移動を規制された状態で係
合しており、なおかつ、フレーム構造体23bには、ワ
イヤーロープ25により上向きの力が付与されている。
このような従来に比較して簡易な構造によって鋼管杭
2,…同士の相対位置の移動を規制することができるた
め、コスト的に有利である。また、この際、ワイヤーロ
ープ25,…などの細い部材が使用できるため、従来の
構造に比べて水中における流体抵抗を減ずることがで
き、これにより、桟橋式構造物21に対する波、海流等
の影響を低減して、動揺対策効果をさらに向上させるこ
とができる。
【0044】また、この桟橋式構造物21においては、
フレーム構造体23,…が上下に渡って複数層設けら
れ、各フレーム構造体23は、ワイヤーロープ25を介
して互いに結合されるとともに、最上層に位置するフレ
ーム構造体23aが、フローティングモジュール3から
支持された構成とされているために、鋼管杭2,…およ
びフレーム構造体23,…からなる立体的構造により、
優れた動揺対策効果を得ることができる。またこの場
合、従来のような、さや管方式が不要であるために、使
用すべき鋼材の量を低減することができ、コストダウン
を図ることができる。
【0045】また、上述の桟橋式構造物21の構築方法
は、桟橋式構造物21の設置対象位置の水面上に、フロ
ーティングモジュール3を配置するとともに、その下方
にフレーム構造体23,…を配置しておき、フレーム構
造体23,…に設けられた貫通孔33,…を通じて鋼管
杭2,…を延伸していき、その下端2c,…を地盤G中
に打設するとともに、フレーム構造体23,…を鋼管杭
2,…をガイドとして水中に降下させて鋼管杭2,…と
結合する構成とされている。従って、従来とは異なり、
鋼管杭2,…同士を結合してその安定化を図るための構
造をあらかじめフローティングモジュール3に対して結
合しておく必要がなく、従来に比較して、フローティン
グモジュール3の製作および運搬の容易化を図って、そ
の施工性を向上させることができる。
【0046】また、上述の桟橋式構造物21の構築方法
は、鋼管杭2,…に、フレーム構造体23bの上方への
相対移動を規制するとともに、下方への相対移動を許容
するフレーム係合部24をあらかじめ設けておき、フレ
ーム構造体23bと鋼管杭2,…とを結合するにあたっ
ては、フレーム構造体23bをフレーム係合部24に対
して当接させるとともに、フレーム構造体23bに対し
てワイヤーロープ25,…を用いてフローティングモジ
ュール3側から上向きの力を付与する構成とされてい
る。したがって、水中においてフレーム構造体23bと
鋼管杭2,…とを容易に結合することができる。また、
この場合、作業を全て海面上において行うことができる
ために、施工上の安全性が高い。
【0047】以上において本発明の一実施の形態を説明
したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでは
なく、施工上、性能上の要求等に応じて、他の実施の形
態を採用することもできる。
【0048】例えば、桟橋式構造物の設置すべき位置の
水深が比較的浅い場合には、 図8に示すような形態を
採用することもできる。図8に示す桟橋式構造物41
は、設置対象位置の水深が浅いため、上記実施の形態の
桟橋式構造物21とは異なり、フレーム構造体23が一
組のみ設けられた構成とされている。この桟橋式構造物
41を構築する際の手順は、桟橋式構造物21を構築す
る際の手順とほぼ同様であり、まず、図9に示すよう
に、フローティングモジュール3を、その下方にフレー
ム構造体23をセットした状態で、現場における所定位
置に据え付けておく。このとき、鋼管杭2は、その少な
くとも下部2bがフレーム構造体23の貫通孔33に挿
通された状態となるように、なおかつ、フレーム係合部
24が、フレーム構造体23の下方に位置するように、
フローティングモジュール3に対して据え付けられる。
次に、図10に示すように、鋼管杭2を、降下させて海
底の地盤Gに到達させ、さらに、フレーム構造体23
を、鋼管杭2をガイドとして降下させる。そして、図1
1に示すように、鋼管杭2の下端2cを、フレーム係合
部24が海底の地盤Gの表面に位置するような状態とな
るように地盤Gに対して打設し、また、フレーム構造体
23をフレーム係合部24の位置まで降下させて、フレ
ーム係合部24に対して定着させる。その後、図12に
示すように、図示しないジャッキを用い、鋼管杭2,…
から反力をとることによって、フローティングモジュー
ル3を所定の高さにまで持ち上げ、鋼管杭2に対して固
定する。そして、フローティングモジュール3側からワ
イヤーロープ25,…を引張ると、フレーム構造体23
の位置が固定される一方、ワイヤーロープ25,…には
緊張力が作用し、これにより、図8に示したような桟橋
式構造物41を実現することができる。
【0049】また、これとは別に、上記実施の形態にお
いては、フレーム構造体23同士の間、または、フレー
ム構造体23とフローティングモジュール3との間に
は、ワイヤーロープ25,…が架設された構成とされて
いるが、その代わりに引張力に抵抗しうる部材であれば
他のいかなる部材を使用するようにしてもよく、また、
その形状も、ワイヤー状、バー状等いかなる形状であっ
てもよい。また、この場合、ワイヤーロープ25,…に
代えて水、海水に対して耐久性を有する新素材繊維を用
いるようにすれば、長寿命対策を図ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る桟
橋式構造物においては、フレーム構造体が、上部構造と
独立の構造となっているため、従来とは異なり、杭同士
を固定して構造物に生じる動揺を抑制するにあたって、
大規模な剛構造を上部構造の下方に設置しておく必要が
無く、したがって、上部構造の製作・運搬を容易に行う
ことができ、施工性が優れている。
【0051】請求項2に係る桟橋式構造物においては、
フレーム構造体が水平面内に延在する形状とされている
ために、フレーム構造体を上部構造に対してかさばらな
いようにセットすることができ、これにより、上部構造
をフレーム構造体を下方にセットした状態で容易に搬送
することができる。
【0052】請求項3に係る桟橋式構造物においては、
フレーム構造体が上下方向に貫通する貫通孔を備えた構
成とされるとともに、この貫通孔に対して杭が挿通され
ていることから、杭をガイドとして、フレーム構造体を
上下方向に移動させて、水底面から上部構造の下方にま
での任意の位置に配置することができ、これにより、杭
に沿って容易に立体的な構造を実現して優れた動揺対策
効果を得ることができる。
【0053】請求項4に係る桟橋式構造物においては、
杭にフレーム係合部が設けられるとともに、このフレー
ム係合部に対して、フレーム構造体が上方への移動を規
制された状態で係合しており、なおかつ、フレーム構造
体には、引張材により上向きの力が付与されるため、従
来に比較して簡易な構造により杭同士の相対位置の移動
を規制することができ、コスト的に有利である。また、
この際、引張材としてワイヤー状のものやバー状のもの
を用いることによって、従来の構造に比べて水中におけ
る流体抵抗を減ずることができ、これにより、波、海流
等の影響を低減して、動揺対策効果をさらに向上させる
ことができる。
【0054】請求項5に係る桟橋式構造物においては、
フレーム構造体が上下に渡って複数層設けられ、各フレ
ーム構造体は、引張材を介して互いに結合されるととも
に、最上層に位置するフレーム構造体が上部構造から支
持された構成とされているために、杭およびフレーム構
造体からなる立体的構造により、優れた動揺対策効果を
得ることができ、請求項1ないし4の発明を良好に実現
することができる。またこの場合、従来のような、さや
管方式が不要であるために、使用すべき鋼材の量を低減
することができ、これによりコストダウンを図ることが
できる。
【0055】請求項6に係る桟橋式構造物の構築方法に
おいては、桟橋式構造物の設置対象位置の水面上に、上
部構造を配置するとともに、その下方にフレーム構造体
を配置しておき、フレーム構造体に設けられた貫通孔を
通じて杭を延伸していき、杭の下端を地盤中に打設する
とともに、フレーム構造体を杭をガイドとして水中に降
下させて杭と結合する構成とされている。従って、従来
とは異なり、杭同士を結合してその安定化を図るための
構造をあらかじめ上部構造に対して結合しておく必要が
なく、従来に比較して、上部構造の製作および運搬の容
易化を図って、その施工性を向上させることができる。
【0056】請求項7に係る桟橋式構造物の構築方法
は、杭に、フレーム構造体の上方への相対移動を規制す
るとともに、下方への相対移動を許容するフレーム係合
部をあらかじめ設けておき、フレーム構造体と杭とを結
合するにあたっては、フレーム構造体をフレーム係合部
に対して当接させるとともに、フレーム構造体に対して
上部構造側から上向きの力を付与する構成とされてい
る。したがって、水中においてフレーム構造体と鋼管杭
とを容易に結合することができる。また、この場合、作
業を全て海面上において行うことができるために、施工
上の安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す桟橋式
構造物の立側面図である。
【図2】 図1に示した桟橋式構造物における上部構造
およびフレーム構造体の斜視図である。
【図3】 図1に示した桟橋式構造物において鋼管杭に
設けられたフレーム係合部の近傍の状況を示す立断面図
である。
【図4】 図1に示した桟橋式構造物の構築方法を示す
図であって、フローティングモジュール(上部構造)に
対して鋼管杭およびフレーム構造体をセットした際の状
況を示す立側面図である。
【図5】 同、鋼管杭をフローティングモジュール側か
ら延伸し海底の地盤に到達させた際の状況を示す立側面
図である。
【図6】 同、鋼管杭の下端を海底の地盤に打設すると
ともに、最下層のフレーム構造体を鋼管杭に設けられた
フレーム係合部に対して係合させた際の状況を示す立側
面図である。
【図7】 同、フローティングモジュールを海面上にジ
ャッキアップした際の状況を示す立側面図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態を示すための桟橋式
構造物の立側面図である。
【図9】 図8に示した桟橋式構造物の構築方法を示す
図であって、フローティングモジュール(上部構造)に
対して鋼管杭およびフレーム構造体をセットした際の状
況を示す立側面図である。
【図10】 同、鋼管杭をフローティングモジュール側
から延伸し海底の地盤に到達させた際の状況を示す立側
面図である。
【図11】 同、鋼管杭の下端を海底の地盤に打設する
とともに、最下層のフレーム構造体を鋼管杭に設けられ
たフレーム係合部に対して係合させた際の状況を示す立
側面図である。
【図12】 同、フローティングモジュールを海面上に
ジャッキアップした際の状況を示す立側面図である。
【図13】 本発明の従来の技術を示す桟橋式構造物の
立側面図である。
【図14】 図13において示した桟橋式構造物におい
て用いられるフローティングモジュールの構造を示す斜
視図である。
【図15】 図13に示した桟橋式構造物を構築する際
の手順を示す工程図であって、(a)は、現場にフロー
ティングモジュールを曳航する際の状況を示す図、
(b)は、フローティングモジュールを現場における所
定位置に据え付けた際の状況を示す図、(c)は、鋼管
杭を下方に降下させるとともにフローティングモジュー
ルをジャッキアップした際の状況を示す図、(d)は、
(a)から(c)の手順により設置されたフローティン
グモジュールを既設のフローティングモジュールに連結
する際の状況を示す図である。
【図16】 図13に示した桟橋式構造物に生じる動揺
を状況を示すための立側面図である。
【図17】 斜杭が打設されることによって動揺対策が
施された桟橋式構造物の構造を示すための立側面図であ
る。
【図18】 立体ブレースが鋼管杭間に設けられること
によって動揺対策が施された桟橋式構造物の構造を示す
ための立側面図である。
【図19】 図18に示した桟橋式構造物において用い
られる立体ブレースの構造を示すための斜視図である。
【図20】 図18に示した桟橋式構造物を構築する際
の手順を示す工程図であって、(a)は、工場において
フローティングモジュールを製作する際の状況を示す
図、(b)は、現場にフローティングモジュールを曳航
する際の状況を示す図、(c)は、フローティングモジ
ュールに鋼管杭を艤装した際の状況を示す図、(d)
は、フローティングモジュールを現場における所定位置
に据え付けた際の状況を示す図、(e)は、鋼管杭を下
方に降下させるとともにフローティングモジュールをジ
ャッキアップした際の状況を示す図、(f)は、(a)
から(e)の手順により設置されたフローティングモジ
ュールと既設のフローティングモジュールとの間に補間
部材を設置する際の状況を示す図である。
【符号の説明】
2 鋼管杭 2a 上端部 2c 下端 3 フローティングモジュール(上部構造) 21,41 桟橋式構造物 23 フレーム構造体 23a 最上層のフレーム構造体 24 フレーム係合部 25 ワイヤーロープ(引張材) 33 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底の地盤中にその下端部が打設された
    複数の杭と、該杭の上端部により支持された上部構造と
    を備えてなる桟橋式構造物であって、 前記杭同士は、前記上部構造と独立した構造とされたフ
    レーム構造体を介して、少なくとも水平方向の相対移動
    が互いに規制されていることを特徴とする桟橋式構造
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の桟橋式構造物であって、 前記フレーム構造体は、前記上部構造の下方に設けられ
    て水平面内に延在するように形成されていることを特徴
    とする桟橋式構造物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の桟橋式構造物で
    あって、 前記フレーム構造体は、上下方向に貫通する貫通孔を備
    えた構成とされ、 該貫通孔に対して前記杭が挿通されていることを特徴と
    する桟橋式構造物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の桟橋
    式構造物であって、 前記杭には、前記フレーム構造体の上方への移動を規制
    するとともに、下方への移動を許容するフレーム係合部
    が設けられ、かつ、該フレーム係合部を介して前記杭と
    前記フレーム構造体とが係合する構成とされ、 該フレーム構造体には、該フレーム構造体と該フレーム
    構造体との上方側との間に架設された引張材を介して上
    向きの力が付与されていることを特徴とする桟橋式構造
    物。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の桟橋式構造物であって、 前記フレーム構造体が上下に渡って複数層設けられ、 上下に隣接配置された各フレーム構造体は、前記引張材
    を介して互いに結合されるとともに、最上層に位置する
    前記フレーム構造体は、前記上部構造側から支持されて
    いることを特徴とする桟橋式構造物。
  6. 【請求項6】 水底の地盤中にその下端部が打設された
    複数の杭と、該杭の上端部により支持された上部構造と
    を備えてなる桟橋式構造物を構築するための桟橋式構造
    物の構築方法であって、 該桟橋構造物の設置対象位置の水面上に、前記上部構造
    を配置するとともに、該上部構造の下方にフレーム構造
    体を配置しておき、 該上部構造側から前記フレーム構造体に設けられた貫通
    孔を通じて前記杭を延伸していき、その下端部を前記地
    盤中に打設するとともに、前記フレーム構造体を前記杭
    をガイドとして水中に降下させ、該水中において前記杭
    と結合することを特徴とする桟橋式構造物の構築方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の桟橋式構造物の構築方法
    であって、前記杭には、前記フレーム構造体の上方への
    相対移動を規制するとともに、下方への相対移動を許容
    するフレーム係合部をあらかじめ設けておき、 前記フレーム構造体と前記杭とを結合するにあたって
    は、前記フレーム構造体を前記フレーム係合部に対して
    当接させるとともに、前記フレーム構造体に対して前記
    上部構造側から上向きの力を付与することを特徴とする
    桟橋式構造物の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102182161A (zh) * 2011-03-20 2011-09-14 胡洪新 封堵堤坝决口的装置
JP2013119754A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Penta Ocean Construction Co Ltd 桟橋構造体の構築方法
JP2013204399A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 杭式海洋構造物の施工方法及び杭式海洋構造物
JP2015052212A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 株式会社高知丸高 桟橋構築方法および鋼管杭施工方法
JP2018115514A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 五洋建設株式会社 杭支持構造物の構築方法及びそれに使用する補強部材

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